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【個】『烏兎ヶ池神社』【場】

147斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/08/04(日) 00:38:57
>>146

鳥舟学文、その名前を脳に刻み込む
その度に僕のスタンド『ロスト・アイデンティティ』が僅かに震えた。

「それは光栄だな」
「では『鳥舟さん』と。」

縁が有るのは良い事だ、この出会いが幸運を引き寄せることを祈ろう。
それで両親が助かればなお良い。

鳥舟さんが持ってきた箱にはお守りが僕のポーチに負けず劣らず、多々乗せられている
時代や客層を反映したのか、最近ではアクセサリ型のも珍しくなくなった。

「やあ、色々ありますね、こっちはアクセサリ?」
「当然の事だけど、やっぱり僕より若かったり女の子とかも買って行くのかな」

迷うフリをしながら通常の紫色の物を手にとった
神秘と気品を表す色、これがいいだろう。
買えない値段でもない、有難い事だ。

「――ところで」

一瞬それを聞くか、聞くまいか迷った
少なくとも、それはその人の傷のように見えたし、人間生きていれば傷など幾らでも出来る。

そしてそれを他人が開くのは善ではない、と斑鳩は考えている。
彼女と友好を築いたのだし、初対面なのだからなおさら失礼な事だ。

「鳥舟さんの事なのですけど、『信仰』に疑いをお持ちですか?」

だが、言葉に出てしまった

それを問う斑鳩の表情は、逆光のせいか影になっていてよく見えず
その言葉には何処か氷のような冷ややかさがある物だった。

「巫女さんに何を、と言う話ですけど、むしろ神職には多いと聞きました。」

(一瞬、一瞬だが、彼女、鳥舟さん……『何か』が表情に出たな。)
(枝のささくれのような引っかかりだが、……我ながら恩を仇で返しているな。)

「『信じられないが故に信仰する』という人もいるとか……」
「どうなんです?」

8月というのは蝉の声がうるさい
逆に、それ以外の音は妙に静かだ。


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