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【ミ】『Victim島』

193矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド:2019/03/22(金) 19:54:20
>>190
  
「そうそう。あいつら数にモノ言わせてやりたい放題なんだよな。
 安いモンが売れて、売れてるから沢山作れて、沢山作れるから安くなるんだよな。
 実際俺も、ずるいと思うぜ。……で、ウイスキーは無いのね」
  
『スズリさん』の言葉に適当に相槌を打ちながら、俺は思う。
漢字良し。学校良し。酒、無し。──子供か?
  
ま、そっちのなぞなぞは別に本題じゃ無いんだろうし、
俺は『夢の主』への想像を切り上げて、『アリス』に応える事にする。
  
「おう。早速の手掛かり、幸先いいな。この調子で行こうぜ」
  
<<この調子で行こうぜ>>
  
これでも俺は真剣にやっていて、別にふざけてるつもりは一切なくて、
単純に、別々のこと言うのがスゲーむずいんだ。俺これ向いてないかもしんない。
  
だから俺は要らん事を言わないように口を噤んで、
『スズリさん』との折衝は『アリス』に任せる事にする。
『アリス』の物言いは俺が見る限りこの夢の世界観にいい具合に馴染んでいて、
任せておけばまあ上手いように話を付けてくれるんじゃないかって思えたからだ。
俺にはああいう真似はできない。今の俺には、とても。
  
こういう気分をなんて言うんだ?
情けない、に近い気がするけど、どうにもしっくり来ないんだ。
だけど決して気持ちの良いものではなくて、だから俺は尚のこと要らん事を言わないように口を噤む。
  
俺は、半歩下がって二人を見ている。

194小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/22(金) 20:00:57
>>189

> 今、あんたが手元に引き寄せたそれだって【魔法】でしょ

「……ん?」

真顔で首を傾げる。
 何時、私は『水槽』を動かしただろう? 座り込んだ一抹君の
足元に直に手で置いたと思ったが、気づかない内に動かしてたのだろうか。
または今も頭上で周囲を監視してる『水槽』に気付いてたが故の発言だろうか。
 それと彼女はスタンドの声が届かないのだし。私は彼女に背を向けてるから
怒鳴られる謂われは余り無いと思うのだが。もしかすれば、一抹君と反対方向を
向いてるのが、たまたま着替えてる彼女の真正面だったのかも知れないし、話しかけた時に
彼女のほうに向きなおっていたのかも。
とりあえず、これについては今後考えないでおこう。私の機微な配慮が至ってないのだ。

>>191
一抹君の話にも耳を傾けつつ、黙考する。兄と思われる事はこそばゆくもあるのだろう。
 今の時点だと懸念する部分が多く点在している。まず、私達の服飾は遠目でも
『現実』の者だと判明する。私は緊急時は自ら囮になる覚悟だから構わないが
一抹君だけでも、この夢舞台の服飾を手に入れるべきだろう。

それに、敵が夢の空間に適応した姿で現れるなら……この世界に似つかわしい
幻獣などで現れたり、それを使役しても不思議でない。

それと、彼女『アスナ』だ……。

(『勇者』か……親友『ヤジ』ならば、これを聞いてどう思うのかな)

「……最初にも言いましたがね。我々は此処より遠い遠い異邦から
来た次第でして。こちら風に言いますと、賢者と称して良い方の術で
『ウルトラ星見ボーイズ』が暗躍する場所まで転移させて頂いたんですよ。
それで、彼等は『魔法』と異なる『悪霊』を宿してます……私達も」

説明しつつ、鞄の中の水筒の受け皿部分で『黄金色の小川』の液体を掬う。
……この小川は、単なる水と同じ成分なのだろうか? 気に掛かるが今は良い。

飲み口部分に溜まった黄金色の液体を『アスナ』へ差し出しつつ
『リヴィング・イン・モーメント』を一匹その中に発現させる。

「手で液体の中心に触れてみて下さい。
見えない小さな固い魚のような感触を覚えるでしょう?
一抹君や私にも、はっきりとブリキの小さな魚が見えてます。そして、この魚は
彼の側にある『水槽』のように、液体を包み込む力をもってます。
私の力は、些細なものですがね。私達が追う存在は貴方には見えない剣か
それ以上に危険な力を持ち合わせている」

彼女は『スタンド使い』でない。どんな強力無比な『魔法』が扱えようと
スタンドが使えるか否かで生死は雲泥の差を末路に刻むであろう。

本当の『勇者』であり『蛮勇』を好まざるのなら、敵の脅威を知るなら
一抹君の同行にも承諾を容易に進めるだろう。

それと、叶うなら水筒にも小川の液体を補充させておく。
マスカットジュースは、最初の出発時点で大きく消費してしまったから。

195『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/23(土) 23:04:18
【一抹・小林組】

>>191>>194(一抹・小林)

『アスナ』の旅への同行を頼み込む『一抹』。
そして『水筒』に小川の水を汲み、そしてその蓋に『金魚』を発現する『小林』。


      「ちょ、何なの?あんた達?
       さっきからどーにもイミフな事ばっかり言ってるし、
       指を突っ込んで、って。何もないじゃない」

小林に促され、『水筒』の蓋に指を突っ込む『アスナ』。
『金魚』が見えている様子もないが、『金魚』に触れた様子もない。
(『金魚』は非実体化スタンドであるため、触れさせる事は不可能)


「よく分からないけれど、着いてくるなら勝手にすれば…?
 私はどっちみち『コタ町』に行って、武器や防具の新調、
 それに『魔物』の情報収集をしなきゃだけど」

「『タケール』とその友達だっけ。
 とりあえず、よろしくお願いね」


『アスナ』は二人に挨拶をすると、
ゆっくりと『コタ町』の方向へと歩き始める…。

196『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/23(土) 23:05:40
【夢見ヶ崎・矢貫組】

>>192>>193

「ふむ…『アリス』氏は中々に面妖な喋り方をするな…。
 異国の言葉には慣れていない故、しばらくお待ちを…」

トン トン

『夢見ヶ崎』の子供のような抑揚の口調に戸惑っているのか、
脳内でその言葉をゆっくりと解き、紡ぐ『スズリ』。
(そして、その『スズリ』の横で『スタンド会話』を続けていく…)


「成程、とどのつまり『イオン国』の『客人』は、
 貴殿達の『敵』である可能性が非常に高いのだな…。
 成程、成程…大体把握できた也。

 ――是非ッ!貴殿らに同行して頂きたいッ!
 ならば夜明けと共に『イオン国』へと出発したいのだが構わないだろうか?
 『馬』はこちらで用意しておくが馬術の経験はあるか?」

197『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/23(土) 23:08:22
×「『タケール』とその友達のだっけ。
  とりあえず、よろしくお願いね」

⇒「『タケール』とその友達の『イチマッツ』だっけ。
  とりあえず、よろしくお願いね」

198夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/24(日) 00:06:06
>>196

「はッ!!わたくしからはイロンございません!!
 スズリさま、どうぞヨロシクおねがいいたします!!」

とりあえず話はまとまったようだ。
コレはコレでいい。
しかし、またベツの問題が浮上した。

(――――『ウマ』…………)

《ヤッさん、ウマにのったケーケンってある??アリスはない。どーしよ??》

これは困った。
ウマなんか乗れるワケがない。
走ってウマについていくなんてゼッタイ無理だし……。
だからって、ウチらのスピードに合わせてたら到着が遅れる。
どうにかウマいアイディアはないものか……。

「スズリさま――ウマをヨウイしてくださるコトはタイヘンありがたいのですが……」

「もしカノウであれば、『バシャ』をテハイしてはいただけないでしょうか??」

「これまでワレワレは、みずからのアシでタビをつづけてきたもので……」

おずおずとスズリに提案する。
この前、初めて馬車というモノを見た。
見たっていっても『テレビ』でだけど。
その中には、一頭だけで引いてる馬車もあった。
そんな風なヤツを準備してもらえればスゲー助かると思う。

《――――ってなカンジでどうかな??》

199一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/24(日) 02:26:05
>>195
『水槽』の中を泳ぐ金魚が見えなかったらしい。
これなら安心して『インダルジェンス』を発現できる。
アスナの後をついて行きながらスタンドを発現。

「はい! よろしくお願いします!」

【この人、脳天気なだけですよ。
 もう少し普通は警戒すると思いません?】

小林さんとスタンド会話を試みる。
一言目が陰口で申し訳なく思う。

【勝手に彼女と話を進めてすいません。
 そこそこ話が通じる方で助かりました】

【異世界の知識を知ったかぶると痛い目を見そうです。
 町での誤魔化しが難しくなる前に彼女にスタンドを
 使っちゃいましょうか?】

実際、彼女が私達をどう思ってるか分からない。
サクッと不信感を消しておきたい。

【当面の問題は貨幣と衣住食ですね。
 こういった世界だと彼女の言う魔物を討伐して
 お金を稼げると思います】

【町で『マスミ』の相方の情報も探りましょう
 情報は酒場に行けば見つかるかもしれません】

この夢が日本製のファンタジーに近い異世界であれば、
『お約束』が守られている確率は高い。
森を出るまでに魔物と遭遇したり盗賊が出たり…

「運悪く危険な『魔物』とか盗賊が出ないと良いですね」

悪人と言えど盗賊も不殺の対象だろう。
出るなら不殺の対象外であろう魔物が良い。
町に到着するまでに何事も起きない事を願う。

200小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/24(日) 16:22:18
>>195

(また失敗したかな……いや、ある程度の信用はあるだろう。
そうでなくては背を向いて先頭を歩くような事はしないだろうし
これを糧にして前に進んでいこう……これを糧にして)

受動的でなく、能動的に『アスナ』の指に『リヴィング・イン・モーメント』を
触れさせようとしたが、どうやら透けたようだ。

些細な失敗だが、大事の前の小事を疎かにしてはいけない。注意深さを
忘れないようにしつつ、一抹君の側に置いたソフトボール大の『水槽』を
引き寄せつつ提げた鞄の中に挟み込むように仕舞いながら質問する。

「あの、『マスミ』と言うのは一体どんな姿形なんです?
国王から受けた依頼の詳細な内容を、出来れば情報共有したいと思いまして。
『魔物』と言いましたが。形態はどのような……例えば
バジリスクのような感じか、巨大なスライム状か」

「……ドラゴン とか」

(……ドラゴンか)

「――遠い昔の話だが あの竜は美しかった」

>>199

同じくスタンド会話で返答する。最初の陰口に関しては曖昧な微笑を
勇者さんの死角から、彼に向けるのみにした。

>【町での誤魔化しが難しくなる前に
>彼女にスタンドを使っちゃいましょうか?】

【いえ 止めておきましょう。気づかれるリスクが少ないとは言え
彼女は、この『夢舞台』の中心である方である可能性が高い。
余り無理強いにスタンドの影響は良し悪し抜きで与えたくないですし】

一抹君の刃のスタンド 『インダルジェンス』がどのような能力かは
把握してないが。感情に作用すると言う事は、この夢と言う魂が露呈してる
場所では精神の不安定さは夢舞台に繋がりかねない。敵と確定する者以外
例え魔物であっても余り使用はして欲しくないと言うのが心情だ。

>【運悪く危険な『魔物』とか盗賊が出ないと良いですね】

【そう言うと 俗にフラグが立つと、私の親友なら返します。
まぁ、勇者さんも居ますからね。私達の頭上に監視塔も立ててますから
地中からの奇襲でもない限りは、猶予をもって迎撃出来ると思いますよ】

スタンド会話で返答しつつ、軽く頭上に目を遣る。
 あのビー玉サイズの『リヴィング・イン・モーメント』が今の私達の
命の保障を少しでも高める鷹の目だ。

(ガド子さんは、我々スタンド使いは。夢の中で優位に立てると言ってたが
その真の意味合いは何処にあるのだろう……『ウルトラ星見ボーイズ』にも
条件が当て嵌まるなら。既に入り込んでいる敵はどれだけ盤面を整えてるのか)


「……町、か。
あの、因みに通行手形とか必要だったりします?」

こう言う中世の世界観だと、小規模な村はともかく。ある程度の大きさなら
出入口の門を守る衛兵が居ても可笑しくない。

(……止む得ない時は、一抹君の能力に頼らざるを得ないが。
それ以外の、この世界に適応する方法があれば良いのだが)

201矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド:2019/03/25(月) 19:57:47
>>196
  
「おう」
    「早くイオンの奴らをぶっ飛ばしたいぜ」
  
俺は雰囲気だけでも乗ってみようとそんなことを口にしてみたけれど、多分悲惨な棒読みになっていたんじゃないかと思う。
とりあえず、こう、『イオン』と敵対してるってポーズが伝わればもうそれでいいや。
結構、世話になってるんだけど、まあ。いいや。
  
それにしても早いに越したことがないってのはワリと本音で、
『星見ボーイズ』の連中、俺らが来たらビックリすると思うんだよな。
さっき殺したはずの奴らがなんでか復活して、他人の夢ん中までリベンジしに来るんだぜ?
勿論『ボーイズ』を夢に放り込んでる黒幕みてーな奴が何某か察知できたとしても、
大した準備はできないんじゃないかと俺は踏んでるんだ。
  
ましてや、夢の世界で一方的に分からん殺しを決めてくる連中だ。
やり返される想定、無いんじゃねえかな。
俺たちの方が、『奇襲』を仕掛ける側なんじゃねえかな。
  
だから。
  
「うん。夜が明けたらすぐ行こうぜ。
 馬は、ホラ」
  
<<馬って軽車両だっけ?
 免許要らないんだろうけど、俺は乗ったことないし乗れないよ>>
  
<<普通免許もオートマ限定だし、無理無理。
 馬車がいいよ。そうしよう>>
  
俺は馬に乗れないことを恥ずかしいことだとは思わないので、
いっそ開き直るくらい堂々とそう言った。
  
そもそも、『馬乗れる?』ってスズリさんが聞いてくる時点で、
この世界にも乗れる奴と乗れない奴がいるってハナシなわけだろ。
全員が全員、当たり前みたく馬乗れる世界だったら、そんな質問出ないだろ。
『お箸使えますか?』って聞いてくる店員がいたら、スプーンやフォークの備えがあるもんだもんな。
そういう細やかな接客が、地域密着の商売を生かしてきたんだもんな。
  
だから、『乗れない奴』用のなんかが、あるに決まってんだよ。
例えばそれは、『アリス』のいう『馬車』みたいなモンなんだろう。

202『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/25(月) 23:41:51
【一抹・小林組】

>>199>>200(一抹・小林)
無防備な『アスナ』に対し『インダルジェンス』の『鎮火』を提案する『一抹』と、
(『夢の世界』での影響を考えてか)それを制する『小林』。
また宙に浮かべた『水槽』で監視を続けているが特に異常はない…。

  カツ カツ カツ
           

「何やら『得体』の知れない『魔法』を使うらしいわ。
 その姿形は人間と違わない、とは聞いてるけど」

              「ッて」

『アスナ』が足を止め、
『小林』達に振り向き、にィと笑った。

「手形?フツーは必要だけど、
 私はなんたって国の『勇者』よ?
 あんた達は知らないかもしれないけど『勇者』っていうのは『英雄』なの。
 それなりに『厚遇』なの。門番なんて顔パスに決まってるでしょ? 行くわよ」


『アスナ』の口ぶりから察するにどうやら『資金』や『衣食住』の心配は不要のようだ。
とりあえず、アスナに続いて『町』へ向かうべきだろう。
(*特に質問がなければ場面転換です)

203『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/25(月) 23:42:58
【夢見ヶ崎・矢貫組】

>>198>>202(夢見ヶ崎・矢貫)

   
     「ふむ、馬の心得はなしと。
      承知致した」


馬から降りた『スズリ』が何やら考え込む仕草をする。
そしてしばらくの間。数軒先の寂れた雰囲気の『八百屋』を指さす。


「『馬車』と『従者』は某の方で手配しておく。
 だが少々、時間を頂く故。夜明けまで此方の『ヤオーヤ』で休まれい。
 手配が出来次第、某の方から声をかける」

「――必ずや、『イオン』を討とうぞ」

(*スズリに特に質問がなければ次のレスで場面転換です)

204夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/26(火) 00:15:01
>>203

「モチロンでございます!!
 『イオンだとう』はワレらにとってのヒガンでもありますゆえ……。
 スズリさまとトモに、ゼンリョクでたちむかうカクゴです!!」

なんか、いつのまにか『イオンぶっつぶす』っつーナガレになってんな。
サイショは、ハナシをしにいくとかいってなかったっけ??
まぁ、コレはコレでイイや。
こっちのほうが、ウチらにとってもありがたいし。
『ガーッ!!』といって『バーッ!!』とやって『ジャジャンッ!!』とかえろう。

「それでは、オコトバにあまえて。
 キュウソクもタタカイのうちですからな」

「――わたくしのタマシイにかけてチカイましょう!!
 かならずやショウリし、『ショーテン』にヘイワをとりもどすと!!」

その場の勢いとノリに任せて、なんとなく誓いを立ててみた。
特に意味はなく、雰囲気を盛り上げたかっただけだ。
話が終わったら『ドクター』を解除し、スズリの言った通り『ヤオーヤ』に向かうことにする。
コトバのヒビキがにてるし、『ヤドヤ』みたいなもんか??
キレイなヘヤをたのむぞ!!

205一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/26(火) 01:36:44
>>202
この異世界は人類全体を脅かす脅威が存在しないようだ。
優遇ぶりを見るに人類側に余裕がある。

「おおっ! 流石はアスナさん!
 さっき見た魔法以外にも沢山の魔法を使えるんですよね!」

「町で『マスミ』の魔法について詳しく聞きましょう!」

【夢世界だから細かい事は関係無し。
 筋書き通りに進むって感じですね】

【夢の主は彼女だったりするかもしれませんね。
 筋書きに干渉すると面倒ですし好き勝手にさせてみましょう】

夢は記憶の整理される過程で生まれる作品だ。
であれば、脇役の出過ぎた真似を嫌うはず。
適度に持ち上げつつ守れば良い。

「そうか。あの化粧を見た人が魔物と勘違いしても…
 私の聞いた噂だと『マスミ』には仲間が一匹いるとか」

【『マスミ』はスタンド使いで確定。
 ああいった人間のスタンドは碌なものじゃないと思います】

【予言めいた事を言うと外れるのが最近の流行りですよ。
 連携の糸口を掴むついでに魔物をスタンドで手懐けようかな、と】

私達と同じく互いの欠点を補うタッグを連中も組むはずだ。
こちらは物語の流れに乗れたがアリスさん&矢貫さんタッグは
上手くやれているだろうか。
ただ、これだけは確信している

【今頃、矢貫さんは悟りの境地に至ってますよ、きっと。
 最後にファミレスで見せた決意は格好良かったなぁ】

人が立ち上がり前進する意思は美しいものだ。
自分には無いものだからこそ羨ましい。

【帰ったら親友さんに話してあげるといいですよ。
 トンチキな話すぎて笑われちゃいますね】

206矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド 』:2019/03/26(火) 20:10:38
>>203
  
「サンキュースズリさん。
 絶対に明日を国民の休日にしような」
  
あまりにすんなり話が進むもんで俺としては文句無いんだけど、
でもほら、ここまでスムーズに行くんなら、俺オートマ限定の話しなくて良かったよな。
みっともないと思われたかな。いや、だってMT車乗ることなくない?
  
「──『八百屋』だよなアレ。
 なんでそこだけ発音がおかしいんだよ……怖いだろ。他は流暢に話せてたじゃん」
  
ホントに『八百屋』で一泊すんの?
というか、他人の夢ん中で寝るってどうなんだろうな。変な感じするよな。
  
そもそも、『俺ら』、雑魚寝させられたりしないよな。
こう、部屋とかきっちり分かれてなかったら、俺玄関とかキッチンとかで寝るよ。
最近そういうのうるさいんだってホント。マズイだろ。
  
それは、マジで、ダメだ。

207小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/26(火) 22:26:45
>>202

(上手く物事が進んでいる。これが、夢の『優位』かな。思えば
夢の主だろう人物との最短接触からの同行。
こちらにとっては良い事はあれど今の所は特に悪い事態は無い)

『マスミ』と言うのは一応人型の存在のようだ。だからと言って
警戒に高低の差は生まれない。相手はスタンド使いなのだから

「……因みに、国王からは犠牲者の状態など。そういった
詳細は聞いておいてで?」

『アスナ』にもう少し掘り下げて聞いてみる。これから聞き込み
する段階かも知れないし、その犠牲者の変死体で能力の見当が
付くでもないが、入手出来る情報は聞いておく。

>>205

「町に着いたら、まずは服装を変えないといけませんね。
『勇者』の従者や護衛としても、今の恰好は如何ともし難いものですし」

【町に到着したら、私のスタンドは索敵に向いてますが。人混みとなると
警戒する部分がどうしても疎かになります。勇者さんの周囲は特に気を
配っておきますが、いざとなれば庇えるようにしておきましょう】

町となれば、通行人も多く どうしても死角が出来る。
奇襲する場所としては、森林などよりもある種効率に長けている。

(そう言えば……どの程度時間が経過したかな。余りに時間が
経過すると、スタンドも解除されるから気を付けたい)

二時間程度経ちそうなら、新たに『リヴィング・イン・モーメント』の
ビー玉サイズを水筒の水で発現し、上空のを解除して入れ替わりで高所から監視。

ソフトボールサイズの、ガラスジャム入り『水槽』は新しい
『リヴィング・イン・モーメント』を出して『水槽』の維持。古いほうは解除させる。
これは何時でも失敗して良いように、地面に置いて行う。

208『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/28(木) 00:14:37
【一抹・小林組】

>>207(小林)

「『魔物』が潜伏している『洞窟』の近くに『村』があるの。
 人口『100人』にも満たない小さな『集落』なんだけど、
 先日、偵察に行った兵の話では『無人』となっていたらしいわ。
 方法は分からないけれど、まあ殺されたと考えて良いでしょうね」

           ギリッ


依然警戒を怠らない『小林』だが敵の気配は微塵も感じられない。
『水槽』はまだ持続するだろうが『精神力』は磨り減り続ける。
此処は一度解除してもいいかもしれない。


>>205(一抹)

「流石、ねぇ」


少しでも情報を引き出す為にアスナを煽てる『一抹』だが、
肝心の『アスナ』は素っ気ない態度で、
二人の方を振り向かず、町へと歩き続ける。


「――兵の話では、その『集落』の『跡地』に一人、
 薄汚い衣服を纏った『浮浪者』みたいな男がいたみたいよ。
 村民達の『亡骸』は見当たらなかったけれども、
 周囲は血まみれで、男の衣服にも血がベッタシ。
 武器を持った様子はなかったけれど、どんな『魔法』を使ったのかしらね」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

歩き始めて、およそ一時間。
小林・一抹・アスナの3人は『コタの町』に到着した。
数m程の高さの『石垣』に囲まれた町の入り口には槍を構えた『衛兵』が立っていたが、
歩いてきた『アスナ』の姿を見ると敬礼をし、道を開けた。
(どうやら『勇者』としての知名度があるというのは本当らしい)


町はそれなりに栄えている様子で
『RPG』にある『宿屋』『武具屋』『酒場』など、一通りの施設は揃っていそうだ。
また中世風の服装の町民達が、現代の『洋服』を纏った小林と一抹に奇異の目線を向けている。


         「到着ッと」

         「私は『武器と防具』の店行って、
          装備を新調するけどあんた達はどうするの?
          ――てか、あんた達。通貨持ってるの?
          リイキ王からたんまり『軍資金』を戴いてるけど要る?」

209『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/28(木) 00:17:14
【夢見ヶ崎・一抹組】

>>204>>206(夢見ヶ崎・矢貫)
『スズリ』と別れ、案内された『ヤオーヤ』へと入る『夢見ヶ崎』と『矢貫』。
1階には『食品』を並べる為の平台や冷ケースが配置されており、
ケースの中にはありとあらゆる『青果物』がぎっしりと詰められていた(今はそら豆が旬らしい)
そうして2階で仮眠をとった後に(部屋は別々)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

夜明け前、2人は『ヤオーヤ』の主人に起こされると準備を済ませ、
『ショーテン町』の大通りへと出ると、
既に馬に跨った『スズリ』が居り、
その横には『馬車』と繋がった真っ黒な雄々しい馬が用意されていた。


           「矢貫氏、アリス氏」

           「紹介しよう、彼が『馬車馬』の≪ミチノエキ≫。
            少々気性は荒いが馬車を引かせたら『ショーテン』で、
            彼の右に出れる馬は存在しない。」  ≪ブルルルゥゥ・・・!≫


 「まずは某が単騎で先行し、
  そしてその後ろを≪ミチノエキ≫と『従者』の『イカリ』が続き、
  貴殿らを『イオン城』までご案内する
      
           ギイィィ

馬車の扉が一人でに開く。
『乗ってくれ』という事だろう。

210一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/28(木) 02:35:12
>>208
集落の跡地に居た浮浪者も『ウル星ボーイズ』の一員だろう。
誰一人として逃さずに全滅させたのだろうか?

「その浮浪者は『マスミ』の協力者だと思います。
 生き残りが居たら私の魔法が多少は役立つかもしれません」

「死体が見当たらないのは魔法で操作して『マスミ』と
 一緒に居るからだったり…?」

【小林さんのスタンドは持続力を温存してください
 私のスタンドは近接型の割に持続力が高いようですけど】

【単独行動は『フラグ』ですから彼女について行きますか?
 防具屋で服を買えるかと言われたら微妙ですが】

おそらく連中は夢の主を探しているはずだ。
洞窟に潜伏して待ち構えているのはおかしい。
やはりアスナさんが夢の主なのだろうか?

「連中の魔法は私達以外の目に見えません。
 護衛の為について行ってよろしいでしょうか?」

本当について行くかは小林さんの返答次第だ。
許可が出れば彼女について行く。
小林さんから止められた場合は服屋に行こう。

「と、歳上と言えど人のお金を使うのは恥ずかしい…
 服と武器を買える程度の金貨を分けていただけますか?」

「小林さんは盾とか持った方が良さそうです。
 私は遠距離攻撃の手段として弓矢が欲しいかな。
 敵を引き寄せるのに鎖も用意したいですね」

下手に過剰な装備を用意すると邪魔になりそうだ。
弓がスタンドの力に耐えられるか怪しいのでボウガン購入も考えよう。

211夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/28(木) 14:47:25
>>209

「ヤッさんヤッさん、ヘヤはベツベツっぽいよ。
 おなじだったら、さすがにヤベーもんな〜〜〜。
 『ナニが』とはいわんけど!!」

『アレ』とか『ソレ』とかイロイロと。
ようするに『フクザツなジジョー』があるってコトだな!!
まぁ、そんなコトはきにせず、あしたにそなえてさっさとねるコトにしよう。

「――――おはようございます、スズリさま」

「ほうほう、かなりのメイバとオミウケいたしました。
 『ミチノエキ』よ――ドウチュウよろしくたのみましたぞ」

スズリとミチノエキに挨拶してから、馬車に乗り込む。
それから『ドクター』を発現し、念のためにスタンドの手でスタンドの耳を塞いでおく。
その状態で『超嗅覚』に意識を集中し、ヤッさんに渡したハンカチを探知できるか試す。
馬の匂いとかで分からないかもしれない。
ついでに『スタンド会話』もしておこう。

《これから『ホンバン』がはじまるワケだけどさ、なんか『サクセン』かんがえとく??
 いくらフイウチっつったって、ナニもナシってのもナンだし》

《ムコウについたら、まずアリスが『さぐり』をいれるよ。
 ジョーキョーにもよるけどさ。
 いきなり『ターゲット』がでてきたりしたら、そんなヒマないかもしれないし》

《あとは…………『フォーメーション』っていうか、『キホンのウゴキ』でもきめよっか??
 アリスとヤッさんのスタンドは『おなじタイプ』だから、『トクイなキョリ』はイッショだよね。
 じゃあ、だいたいいつもチカバにいればイイかな。おたがいフォローしあえるし》

《スピードは『ドクター』のほうがハヤイけど、パワーはヤッさんのほうがツヨイんだよね。
 ん??そういえばナマエってきいたっけ??『ヤッさんのスタンド』のナマエ。
 しってたほうがベンリだし、おしえといてよ》

《そんでナンのハナシしてたんだっけ。『スキなクレープのハナシ』じゃねーしな……。 
 あ!!『サクセン』か。
 アリスが『ターゲット』のジャマするからさ、ヤッさんはガツン!!とかましてやってよ》

《――――そんなカンジでどう??》

212矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/03/28(木) 22:32:53
>>209
 
「いや『アリス』、頼むぜ。
 俺が『そういうの』マジで意識してたみたいな感じになって、
 結果こう、その、アレがダメな感じになっちゃうだろ」
 
    「これも向こうの二人とか、馬場とかにも内緒な」
 
そんな会話を繰り広げつつ、俺は唯一の懸念である部屋問題が解決したことに胸を撫で下ろす。
そう。『唯一の懸念』だったんだ。
 
だからちょっとした『仮眠』だったにも関わらず、
俺はここ最近じゃ考えられないくらい良質の睡眠を経て目を覚ました。
枕が変わって寝られない、なんてことも全くなくて、普段家で寝るよりずっとずっとよく眠れた。
 
だって起きても、会社行かなくていいんだろ。

朝起きれるか不安でスヌーズ利かせたスマホのアラームとは別に目覚まし時計三つも置かなくていいし、
週にいっぺんの資源ゴミの日逃して部屋がビールの空き缶だらけにならなくていいし、
満員電車に乗らなくていいし痴漢に間違われるか不安にならなくていいし、
家出たのがギリギリだった日に限って電車が遅れて『マジで遅延?寝坊じゃね?』って周りに思われないか気にしなくていいし、
上司に頭下げなくていいし先輩に頭下げなくていいし客に頭下げなくていいし後輩にナメられなくていいし、
昼までにクリーニング屋行かないと会社に着てく服なくなるって焦らなくていいし、
大して仲良くもなかった同級生の結婚式に出なくていいしその度惨めな気分にならなくていいし、
親からの電話に『バタバタしてて』って返さなくていいし実家に帰らなくていいし。

ただ、寝ていいんだろ。
起きたらちょっとスタンド使う変な奴らとっちめるだけだろ。
ぐっすり眠れるに、決まってるよな。
 
 
「いい朝だな。アリス、スズリさん」
 
  「馬もスゲーよ。かっけーな。
   『ミチノエキ』?イカした名前だよな。いいと思うぜ」
 
何年かぶりの安眠を手にして万全の俺は、上機嫌で挨拶をこなしていく。
今ならホラ、アレもできるぜ。『スタンド喋り』。
 
<<連中がシラ切って、ごちゃごちゃトークでなんとかするって場面だったら、
 悪いけど最初は『アリス』、頼むよ。こっちの連中と上手くやるの、得意だろ>>
 
どんなシチュエーションから始まんのか分からんから、基本的にはノリと勢いでケースバイケースなんだろうけど。
まあ、『即バトル』と『それ以外』くらいに分けとくぶんにはいいだろ。多分。
 
<<で、『いざヤる』ってなったら、そうだな。
 一発目、不意討ちできっちり入るなら、『アリス』が先行してくれていいと思うぜ>>
 
   <<たださ>>

<<お互い身構えてよーいどんで、奇襲でも不意討ちでもないぞっつって決まるか分からんってなったらさ>>


      <<俺、出るよ>>

寝すぎてハイになってるわけじゃないと思いたいけど、自分の事だもんな。
そんなの自分で分かるもんでもないもんな。
 
<<『アリスの』は『当てて効く』奴で、『俺の』は『出す』奴だろ。
 当てなくて良い分、俺ののがちょっと『長い』と思うんだよな>>
 
俺はできる限り伝わるように言葉を選びながら話してるつもりになってはいるが、
どうしたってこんな話題自体が初めてだ。通じなかったら、こう、後で謝ればいいだろ。

<<ただ、俺のは当てても当てるだけだけど、『アリスの』は『次が続く』だろ。
 キレイに入って、耳でも目でもアレしてやりゃあ、そっから畳み掛けれるから>>
 
それに『俺の』の『パワー』ってのも知れてるしな。自販機とか持ち上がんないし。
それならいっそ、攻め手の切れなさを買いたいんだよ。
 
<<『アリス』の一発は、キレイに入れて貰いたいんだよな。
 そこまでのお膳立ては、俺が前出てなんとかするよ>>
 
     <<俺と、俺の『コレ』が>>
 
俺は本当に心から俺が正しいと思える作戦を立案しただけで、
つまりこれは完全に客観的な戦術に基づくもので、
俺は俺が生き返るために最適だと思う意見を述べているだけのはずだ。

   <<ああ、『コレ』は>>
 
だから俺の個人的な主義主張だのわがままだの、
子供前に立たせちゃダメだろそれやったら終わりだぞやられるなら俺からだろってのは関係ないんだ。
 
<<『ノーバディ・アンダースタンド』>>
 
         <<って>>
 
    <<呼ぼうと思ってる>>
 
 
本当にまったく、関係ないんだ。

213小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/28(木) 23:43:42
>>208

衛兵に挨拶しつつ町へ入る。案の定物珍しい不審な目だが
想定してたよりは穏やかな反応だった。

>私は『武器と防具』の店行って、
>装備を新調するけどあんた達はどうするの?

「付いていきますよ。我々も盾ぐらいは持っておかないと
流石に身を守るのに無防備ですし……そう言えば勇者さんは
魔法と剣以外で得意な武器などあるので?」

やる事は幾らでもある。この服装では流石に道中目立つので
マントなり羽織るべきだし、水槽を解除するにしても
ジャムガラス入りのは、鍋か何かを買って一旦入れておくべきだ。

>リイキ王からたんまり『軍資金』を戴いてるけど要る?


「そうですね。討伐の報酬を先行して受け取ると言う形で
出来れば貸してくださればと……有難うございます」

『軍資金』は借りる事にしよう。一旦 頭上と武器の為に
発現しておいたスタンドは解除する事にするが、それは鍋なり
液体を入れる容器を買ってからにする。

214『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/31(日) 20:57:58
【一抹・小林組】

>>210>>213(一抹・小林)


    「そぉねえ。店長、
     ちょっとこっちの2人に武器と防具を見繕ってくれない?
     それと、えっと…『鍋』だっけ?」

  ガシャンツ   ガシャン!


『アスナ』の呼びかけに応じた
屈強な体躯の武具屋の店主がにいと笑って、
店の奥から『一抹』と『小林』がリクエストした武具を持ってきた。

(盾:木製の『ノートパソコン』サイズの物。取り回しにはそこまで苦労しそうにないが、
   耐久度はおそらく見た目相応。

 クロスボウ:台座部分は木製で弓を弾く機構を『真鍮製』。『弓』は鉄製で貰えた数は『3』。
       小学生である一抹では取り回しに苦労しそう。
 
 鍋:深めの鉄製のフライパン。

 鎖:なかった                                   )


「剣と魔法以外ねえ。私も人並みには鍛えているけれど、
 体術はどうにも苦手でねぇ。本ッ当にヘーボン。
 んーッ!中々、良い剣じゃあないの。これいくらするのかしら…」


展示された刀の剣先を眺めながら、
小林と一抹の問いかけに答える『アスナ』。


「お金はテキトーに分けるから、早く選びなさいよー。
 そっちの店主に言えば大抵のものは揃えてくれるだろうから。
 準備終わり次第、ちゃっちゃと向かうわよー」

215『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/31(日) 20:58:52
【夢見ヶ崎・矢貫】

>>211(夢見ヶ崎)

『ドクター・ブラインド』を発現し『超嗅覚』で、
『矢貫』に渡した『ハンカチ』に匂いを探ってみる。
『ハンカチ』に匂いは『それとなく』分かるが、
周囲の匂い、特に『ミチノエキ』の獣の匂いが紛れて、中々に難儀する。
やはり『ガド子の店』で試したように探知にはかなりの『集中力』を要するようだ。


>>212(矢貫)

此処でならばとりえあず沼のような現実世界の事を考えなくていい、
仮眠を取ったお陰なのか、『矢貫』の精神は風のない日の水面の様に穏やかだった。


>>211>>212(夢見ヶ崎・矢貫)


    「では、よろしくお願い候。
     『イオン城』まではおよそ半日程で到着する予定だ。
     最も何もなければ、の話ではあるがな。参るッ!」

            ≪ヒイイイ――ン!≫

            カパラ カパラ カパラ カパラ カパラ




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ガタン   ガタン  ガタン  ガタン

漆黒の馬に乗った『スズリ』の先導で『イオン城』へと向かい始め、
およそ1時間程の時が経った…。
夢見ヶ崎と矢貫を乗せた『馬車』は現在、
緩やかな山を越えて平坦な道に差し掛かった所だ。
馬車の揺れには若干の不快感を覚えるかもしれないが、外の風景は平和そのものだ。

『夢見ヶ崎』は『ドクター・ブラインド』のヴィジョンを維持する為に、
合間合間に一度、スタンドを解除して再発現…と繰り返している(かもしれない)。
今の所、その『超四感』には何も引っかからない――


カパラ カパラ カパラ             ブルォッ  ヴヴヴヴヴ…


いや、微かに聴こえた。
かなり先ではあるが、前方の方向から複数の『蹄鉄』が地面を踏み歩く音、
そしてその複数の『蹄鉄音』に混じり、何か獣の『呻き声』のような音が聴こえる。

216夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/31(日) 22:06:46
>>215

「――――このブンだと、まだケッコーかかるカンジだな〜〜〜。
 どうせなら『トランプ』とかもってくりゃよかった。
 『たべものシリトリ』でもする??
 えーと…………『テンプラ』!!」

馬車の中で暇を持て余し、返事を待たず勝手に『シリトリ』を始める。
もちろん当初の目的も忘れていない。
適当に休憩を挟みつつ、『ドクター』で周囲をそれとなく見張り続ける。

「――おん??」

不意に聞こえた『蹄鉄』の音と『獣』の鳴き声。
普通に考えれば『別の馬』だろう。
『複数』ということは、一頭ではなさそうだ。

「ヤッさんヤッさん、なんかマエから『ウマ』がきてるみたいだよ。
 いや、『ウマ』かどうかわかんないけど『たぶんウマ』ってコト。
 で、カズは『フクスウ』だな」

「まだトオイみたいだけど、いちおうチューイしといたほうがイイかも。
 『イチオー』ね」

ひとまずヤッさんに話しておく。
それから、危なくないように用心しながら馬車から顔を出す。
念のために『イカリ』と『スズリ』にも伝えておこう。

「あの!!ゼンポウから、ナントウか『ウマらしきモノ』がきているようですわ!!
 まだキョリがあるようですが、すこしずつちかづいております!!
 わたくしの『ジンツウリキ』で、『タンチ』いたしました!!
 わたくしの『チカラ』をおつたえするイミでも、おしらせいたしますわ!!」

『ミチノエキ』と馬車の音に消されないように声量を上げる。
その間、『ドクター』は耳を塞いでおこう。
同時に『超嗅覚』に意識を集中し、前方から来る『動物の種類』を確認したい。
近くに『ミチノエキ』の匂いがあるから、かなり厳しいだろうとは思ってる。
でもまぁ試して損はないので、やるだけやってみよう。

217一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/31(日) 22:26:54
>>214
夢とは言えど本物のボウガンだ。
鎧を貫通するらしい威力に期待と興奮が混じる。
ようやく『インダルジェンス』の精密性を活かせる。

「ふふっ、ほぼ無音の遠距離射撃だァ!
 威力と射程はどのぐらいです?」

「長めの鞭と荷袋はありますか?
 投げナイフと木の盾も有ればください!」

典型的な武具屋の店主に注文をする。
『インダルジェンス』は解除してしまおう。

「子供用の革鎧なんか置いてないかな?」

視界を遮る兜は洞窟では邪魔になる。
刃物は『慈悲の刃』があるし、邪魔になる物は要らない。
荷袋が有ればランドセルを捨てたいぐらいだ。

「アスナ様は洞窟の中を照らす魔法を使えます?
 水で消えない光源が有ると便利ですから」

高威力の遠距離攻撃担当がいるだけで安心感がある。
前衛としての責任感に押し潰されずに済みそうだ。

「これだけ有れば良いかな」

あとは、リコーダーとランドセルを処分するだけだ。
こんな物体を買い取って貰えるだろうか?

218 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/04/01(月) 09:40:14
>>214-217

出された武器をじっくり見て、顔を上げて武器屋へ口開く。

「木製でなく、素材は良くなくても構わないので鉄製の
バックラー……円形の盾はありますか?
他に必要なものは刺突武器(スティレット)一本。
片腕のみに、腕当てと手甲。
火酒を数本、ささえ(昔の水筒の呼称)を私と彼の分で二つ。
それと、無ければ無くて構いませんが。チャクラム……手の平サイズで
造られた投擲武器があれば欲しいのですが」

「それと、私と彼にブーツとマントを」

盾が全部木製なら、鉄のフライパン一本のみ購入するべきだろう。
相手のスタンドのパワーが高ければ。どちらにしろ嵩張る盾より
幾らか使い道のあるフライパンが一本あれば良い。
 ある程度動けるようにして、相手の攻撃に対処するなら側面のみの
防御で私は構わないから、片腕のみの装具で良い。

道中、他の者に不審の目を向けられない為にも。足先と上半身の大半は
隠せる服飾にするべきだろう。暗器は無ければ仕方がないので
アルコール度数の高い酒のみで我慢しておく。

>アスナ様は洞窟の中を照らす魔法を使えます?

「あぁ、そう言えば。勇者さんが使おうとしてた『光矢』って
どう言う呪文なんです? 他の出来る呪文も僭越でなければ
ご教授して頂きたいですね」

一抹君のお陰で、以前聞きたかったが放置してた事が再び話題に
出て来たので尋ねる。

>>217

「私が考えるに、相手のス……魔法がどのようなものか解りませんが
機動力を大事にして戦いたいので。鎧を着ると、どうしても其処が
削られますから、余り重いものは止めとくべきですよ」

スタンドと言いかけるが、この世界に余り相応しくないので言い換えて
一抹君に警告はしておく。特に、彼のスタンドは近接特化故に
彼自体の動きが削られる事は極力なくしたほうが良い。

「私も荷袋を一つ購入するべきかも知れませんね……それと
リコーダーは良ければ預かっておきますよ」

先端が削られたリコーダー。私か彼 どちらか荷物を失う可能性もある
緊急時戻る事は無理なのだし、持っておこう。

219一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/04/01(月) 19:15:05
>>214
>>218
「小学…子供の私には重すぎますね
 革鎧は要らないです」

子供の自分にはボウガンを持つので精一杯だ。
洞窟到達までに疲れ切ってしまう。

「笛さんですか? どうぞ!
 刺すも斬るも良し。護身用にお使いください」

竹槍コーダーを小林さんに渡す。
もしもの時は投げ返して貰うのもアリだろう。

220矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド 』:2019/04/02(火) 20:40:52
>>215
  
本当にぐっすり眠れて最高だよ。
これ、俺生き返らなくていいんじゃないか?
なんでわざわざ戦って生き返ろうとしてるんだっけな……。
  
まあなんにしても、結構移動に時間かかるみたいでしんどいよな、なんて俺は思う。
てっきり駅前なんかにあるもんだとおもってたから、尚更だ。
考えてみれば、移動中に暇を持て余すってのも随分久し振りな感覚かも知れない。
スマホとか、色々、あるからさ。
  
「『裸婦画』」
  
暇に任せて、俺は出し抜けに一言呟いた。
俺、ゲージュツとかダメだからさ。
裸の女の絵、他にどういう風に見たらいいか分かんねえんだよな。
  
そんな風にふざけてたら、まあ案の定というか、トラブルの予兆があるらしくて。
『アリス』が俺に警告を寄越してくれるんだ。
俺は敵が『迎え撃ってくる』って可能性はあまり大きくないと踏んでいて、
そもそもが昨晩決まったばかりの俺たちの行軍だ。
向こうがまともな編成組んで出てこれる時間的な余裕はないんじゃないか、と、
まあ、俺は期待しているわけだ。
  
「『ガド子』も酷ぇよ、もっと敵の近くに出してくれりゃあ手っ取り早かったのにな」
  
敢えてそんなことを口に出しつつ、俺は『アリス』と、馬車周辺を気に掛けとく。
耳とか鼻とかに集中してる間、近くが疎かになっちゃ困るもんな。
そういや俺は『アイツ』のこと、『馬場』って呼んでたっけか。まあ今は仕方ないよな。
  
「なんにせよ、俺は基本、『出たトコ』で行くつもりだぜ」
  
「絶対の確証なんて、どうしたって手に入らないわけだし」
  
「素人がやる気出して空回りってのもアレだから」
  
ら。
  
「『ラーメン』」

状況がはっきりするまで、シリトリでもして待つよ。

221『三界輪廻と終わる世界』:2019/04/07(日) 22:34:56
>>217>>218【一抹・小林】

>>217(一松)

(鞭:なし 投げナイフ:なし 木の鎧:なし 荷袋:なし)

 
「この辺に『化け物』が現れたっていうだろ。
    だから『兵士』さんたちに武器を供給してな。
    悪イけど、どうにも品ぞろえが悪くなっちまってんだ」


武具屋の店主が一抹の視線に顔を合わせ、申し訳なさそうにする。
だが『ボウガン』だけでも『充分』すぎる程だ。
ランドセルに仕舞っていた『リコーダー』を小林に手渡す。

>>218(小林)

「おっと悪いけれど、未成年に『酒』は売れないねェ。
 あんたの分だけなら見繕えるからちょいと待ちな。
 それに『鉄の盾』もあいにく『在庫切れ』だぁ。
 『戦争』のせいでどうにも需要があってなぁぁ」


(チャクラム:なし 鉄の盾:なし 水筒:あり
 刺突武器:レイピアが一振り。威力は高そうだが取り扱いにかなり難儀しそう)


店主から『鉄の鍋』それに『酒』とそれが入った『水筒』。
そして『一抹』のと合わせた『ロープ』を店主から受け取った。


>>217-218


         「洞窟を照らす魔法?
          そりゃあ勿論使えるけれど、
          魔力を消費するしそこまで多用は――」


     ≪カァーン!≫          ≪カァァ―――ン!!≫

         ≪カァァ―――!!!!!≫


不意にけたたましい『鐘』の音が響く。
その方向は町の中心部からだ…


「てか、その必要はなさそうね。行くわよ」

222『三界輪廻と終わる世界』:2019/04/07(日) 22:36:28
>>216>>220【夢見ヶ崎・矢貫】

『超嗅覚』を用いて敵の正体を感知しようとする『夢見ヶ崎』、
そして『言葉遊び』しつつもこれからの『展開』に備える『矢貫』


        ドゴ  ドゴ  ドゴ  ドゴ  ドゴ

          ドゴ  ドゴ  ドゴ ドゴ  ドゴッ!


「矢貫殿ォ――ッ!アリス殿ォ――ッ!
 『イオン軍』がッ!彼奴等ッ!先手をオォォォ――ッ!
 『奇襲』とは不覚ッ!それにあのァ―――――ッ!
 まさか『トップバリュー』があああぁぁぁぁぁ!!!」


『超四感』で一刻も早く敵の正体を探る事に努める『夢見ヶ崎』だったが、その必要はなかった。
先行する『スズリ』が狼狽えつつも状況を伝えている。


 ドゴ  ドゴ ドドドドドドドドドドドド ドドドド ォォ――ッ!

      ブロ  ブロロロロロロロロォォォォ――――ッ!!


             「あの『桃色の甲冑』はッ!」


先行する『スズリ』の50m程先、
『桃色の甲冑』に身を包んだ5人程で構成された『騎馬隊』。
(その手には『長剣』が握られている)
そしてその『騎馬隊』の中央には――


「それに何だッ!
 あの『鉄の牛』はぁぁ―――っ!!」


    ブロロロロロロロロ ブオオンッ!  ブオォォォン!


フロント部分に何かしらのペイントが施された『4t』の『デコトラ』ッ!
騎馬隊は『デコトラ』を囲うような陣形を取りながら、此方へと真っすぐに向かっている(スB)。
このまま、まっすぐ行ったら確実に『潰される』。
馬車から脱出するにせよ、回避させるにせよ
馬を手繰る『行者』に何かしらの指示を出す必要があるッ!

223小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/04/07(日) 23:19:13
>店主から『鉄の鍋』それに『酒』とそれが入った『水筒』

両手に取っ手のある鉄の鍋
アルコール度数が高い酒が入った皮袋を
一本のみ入手したと言う事で宜しいでしょうか?

>刺突武器:レイピアが一振り。威力は高そうだが取り扱いにかなり難儀しそう

これはウィキペディアなどで記される全長1.2m前後のものでしょうか?

>『一抹』のと合わせた『ロープ』を店主から受け取った

多分誤字だとは思いますが、ローブと考えて良いですか?

224夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/04/07(日) 23:38:05
>>220
>>222

「『ラーメン』ってコトは、ツギは『ン』ではじまるタベモノだな!!
 『ン』〜〜〜??ないぞ〜〜〜??アリスのまけか??」

「いや、なんかあるな!!『ン』……『ン』……『ン』……」

うんうん唸っていた時、外からスズリの叫びが聞こえてきた。
どうやら案の定『トラブった』ようだ。
さすがにコレはナンかしないとダメそうだな!!

           「ふッ」

    「ふざけんなァァァァァ――――――ッ!!!!」

とりあえず驚こう。
どんなパニック映画でも、まずコレがキホンだ。
ゼツミョウなヒメイをあげられるコトも、メイジョユウのジョーケンだからな!!

「ジョーキョーをセイリしようか。マエからテキがきてる。
 カズは『ヘイタイ5』で『トラック1』」

「で――――ここでどうするか??
 『そのばにとまる』。コレはダメだな。
 『あえてつっこむ』。いや、ないない。
 『ひきかえす』。コレもやめといたほうがイイな」

「『ヨコにどける』ってのが『イチバンぶなん』なんじゃないかとおもうんだけど、
 ソレってどうよ??
 モンダイは『つまんない』ってトコだな。
 まぁ、ここで『オワリ』になるよりは、なんぼかマシだけど」

        「いや、まてよ」

「『そのばにとまる』ってのは、いがいに『アリ』かも??
 アイツラをひきつけてから『ナナメまえ』につっぱしって、
 そのまますれちがうってのは??
 ウマはともかく、トラックはコマワリきかなそうだし」

       「――――どう??」

まだ多少の距離があるらしいので、ヤッさんに相談する。
しかし、敵の動きは速い。
スピードでいえば、こっちもほとんど同じくらいだろうが油断はできない。

「ヤッさんになんかアイディアがあるんだったら、ソッチでもイイよ。
 まぁ『ジカン』とか、あんまなさそうだしさぁ」

「だから、サイシューテキに『ウチらがどうするか』はヤッさんにまかせる。
 ヤッさんのほうから『イカリ』ちゃんにシジだしてよ」

相談を持ちかけたものの、最終判断はヤッさんに一任する。
何せ『時間』がないのだ。
その間、向こうから姿を見られないように注意しながら、
馬車から軽く顔を覗かせて、トラックの運転席を見る。
この悪趣味なトラックを運転してる『どっかのクソ』のツラでも確認しておく。
もしかすると、コイツが『ターゲット第一号』の可能性もある。

「『コウゲキされてる』ってコトはさぁ」

「コレって『キシューしっぱい』っておもってイイんかなぁ」

「それとも、ただ『テキのバシャ』がきてるからでてきただけか??」

「『ウチらのソンザイ』をしってるってコトは――――サスガにねーよな」

「『タブン』だけど」

225『三界輪廻と終わる世界』:2019/04/08(月) 01:17:25
>>223
>両手に取っ手のある鉄の鍋
アルコール度数が高い酒が入った皮袋を
一本のみ入手したと言う事で宜しいでしょうか?
その認識で構いません。

>刺突武器:レイピアが一振り。威力は高そうだが取り扱いにかなり難儀しそう
これはウィキペディアなどで記される全長1.2m前後のものでしょうか?
その認識で構いません。

>『一抹』のと合わせた『ロープ』を店主から受け取った
多分誤字だとは思いますが、ローブと考えて良いですか?
『ローブ』の誤字です。申し訳ありません。

226一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/04/08(月) 06:28:27
>>221
現地に赴くまでもないようだ。
スタンドを発現して矢を設置しておく。

「いや、これが有るだけでも助かります。
 気を使わせたようですみません」

「既に異常が見える程度に暴れているようです。
 小林さん、異変の偵察をお願いします」

設置を終えたらスタンドは解除。
残りの矢はポケットに入れておこう。

(町なら洞窟に比べて即席武器を用意できるかな。
 問題は敵本体が見える場所に居るわけがないって事ぐらいで)

クロスボウを抱えてアスナさんの後を追う。
抱えて走るのがつらいようであれば、スタンドにクロスボウを持たせる。

227夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/04/08(月) 14:34:22
>>224

「あ――――『すれちがう』ってのは『ウシロをとる』ってコトね。
 トラックだと『バック』があるから、『ヨコをとる』でもイイけど」

「で、ココが『ポイント』なんだけど、ヤツらがちかづいてきたトキに、
 『ドクター』で『ウマ』を1つ『まっくら』にするから。
 そこからテキの『フォーメーション』をくずせるハズ」

「『フイウチ』じゃなけりゃ『ヤッさんがマエにでる』ってハナシはおぼえてるよ。
 でも、イマのジョーキョーだと、
 『アリスがサキにしかける』ほうがイイんじゃないかな〜〜〜って」

「スピードは、にたようなモンだし。
 それに、ウマは『ナニされたか』しゃべんないでしょ」

「ヤッさんの『シキモノ』でどうにかできそうだけど、
 ソレじっさいにみてないから、まだよくわかってないんだよね。
 だからまぁ、『ヤッさんがサキにでる』っていうなら、まかすよ」

228小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/04/08(月) 23:13:26
>>225(回答感謝)

>>223
(レイピア…十分か)

具合を確かめつつ、ベルトへ剣を挟む。剣術は素人の域を
超えるものでないが、私達の強みはそれでは無い。

提げてる鞄のショルダーベルトの留め金を一旦外し
鉄鍋の取っ手に通して付け直す。こうする事で余計な手荷物は減らす。
歩く際に少々バランスは悪いが背に腹は変えられない。

> ≪カァーン!≫          ≪カァァ―――ン!!≫

「……鐘の音」

(敵襲、と考えるのが自然か」

酒の入った皮袋と、一旦解除しておいたマスカットジャム+ジュース+ガラス破片
その2つを『リヴィング・イン・モーメント』で『水槽』化。ローブを纏った後に
自分の腰の両方へと設置させ、何時でも動かせるようにしておく。

>>226
「一抹君、敵が突然現れたら君は後方に。私が死角となる場所を告げます」

「それと、ローブもどうぞ。邪魔になる場合は預かっておきますけどね」

鞄の中の水筒を取り出し、汲んだ川の水より三体目のリヴィング・イン・モーメント
ビー玉サイズの『水槽』を再び発現させ30m自身の頭上へ上昇。
周囲の状況がどんなものか大雑把で構わないので探る。町中に入る前には
無かった明らかな異常が見えた場合は注視しよう。
 更にビー玉サイズ四体目の『水槽』も胸元のポケットに忍ばせておく。

ローブを一抹が着ない場合、自分が鞄の中に入れておく。

229小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/04/08(月) 23:18:12
順番として、勇者アスナ・一抹君。最後尾に私の順番で
鐘の鳴る場所まで行きます。それとポンナイフはズボンポケットに
差し込む形にしておきます

230一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/04/08(月) 23:52:58
>>221
>>228
「これも使い時が有るかもしれません。
 いただいておきます!」

クロスボウはスタンドに持たせてローブを着る。
ランドセルも邪魔ならスタンドに渡し、着替え終えたら背負い直す。

「両手は塞がるけど蹴り飛ばせば大丈夫かな。
 いざとなればクロスボウ以外は落としても大丈夫ですよ!」

231夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/04/13(土) 00:09:28
メール欄

232矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/04/13(土) 22:10:07
>>222
>>224
>>227

シリトリが終わったところで状況が動いたみたいで、まあ、
とにかくこれ以上退屈するってことも無さそうだな、なんて。
俺が『スズリ』さんの声を聞いてまず思ったのは、そんな呑気な事だった。

「先手取られて無いし奇襲でもないよ、スズリさん」
 
いや、奇襲だとしたらまず『間諜』ってのは何してるんだよ。こういう時に頑張ってくれよ、頼むよ。
なんにせよ危機的な状況なのは分かるんだけど、ほら、全力でトップバリューとか言われると、
なんかもう笑えてきちゃってちょっとマジになれない部分ってあるよな。

「こっちも兵出して、向こうも兵出して、あいこだろ。
 ピンクってトップバリューのブランドカラーだっけ」
 
だから俺はイマイチ真剣味の無い返しをしながら、真正面から突撃してくる一団を眺めてみる。
例えば『トラック』とか。アレが俺やった奴なら話早いんだけどな。
伊藤くんだか佐藤くんだかが乗っててくれるといいんだけどな。

「『アリス』さあ、アレ、牛に見えるか?
 俺には鉄かどうかもぱっと見じゃ分かんねえんだけど、
 鉄の馬とか鉄の牛とか、そういうお約束って誰が言い始めたんだろうな」
 
それでアレか、このままだとまた轢き殺されちまうから、
トラック避けなきゃいけないんだよな。
 
俺正面から向かってくる車の速さとか目算じゃ全然分かんないけど、
馬と並走してるくらいだから、実は大して速度出てなかったりしてな。
その方が厄介な気もするけど。器用に曲がって来られたら嫌だよな。
 
「基本的には『引きつけてかわす』でいいと思うぜ。
 馬乗ってるのが『スタンド』と関係ない一般兵だったらってハナシにはなるけど、
 馬を潰してくれるんならそっちは任すよ」
 
騎兵も全員『スタンド使い』で6対2だってんなら、もう事前の打ち合わせもクソも無いしな。
やる気出してくれるんならもう任せちまおうかなって思う。

「あとはまあ、『ミチノエキ』と『イカリ』さんに上手くやってもらおうぜ。
 俺馬のことは全然知らないから、半分ぐらいそこ頼みだけど」
 
まあ、『出たトコ』で行くって言っちまったばっかだし。
 
「『イカリ』さんさあ」
 
流れ流され人任せって感じで、こう、アレだ。

「馬車のスピード落として、んで、あの『鉄の?牛?』をこう、ギリギリまで引きつけてやって」

落ち着く。
 
「上手いこと避けられるタイミングでいい具合に避けてよ」
 
みんな頼んだぜ。 
 
 
そういや俺とアリスって、横並びに座ってんだっけ。
なんかそんな気がするから多分そうなんだろうと思って、一応イカリさんに一言俺は足しておく。
 
「そんで避ける時、アリスが外側になる方でさ、頼むよ」
 
最近のクルマよく出来てるから、ギリギリ追いすがられて横っ腹にぶつけられるんなら、
まあ俺の側のがいいだろ。俺のヤツ、パワーあるしな。俺くらい。

233『三界輪廻と終わる世界』:2019/05/01(水) 22:43:40
>>226(一抹)
『インダルジェンス』を発現し、『ボウガン』をセットする。
本来は『全体重』を掛けて『弦』を引き絞る『レバー式』だが、
ヴィジョンのパワーを利用し、『1秒』ほどでセットを完了する。

『矢』をポケットに入れようとするが、
『リコーダー』ほどもある『矢』は、到底ポケットには収まらない。
掴んで持っていくか、ランドセルに『収納』するしかないだろう。

>>227(小林)
『鞄』の留め金に『鉄鍋』をぶら下げ、ベルトへ剣を挟もうとする。

     「おおっと、ソイツは危ないよ!

      鞘は用意できないが、とりあえずこれを」

店主は引き出しを漁り、薄手の『腸皮』を寄こしてきた。
ヴィジュアルは禍々しいが、この『皮』に刀身を収めれば安全だ。

      バシャ バシャ

『リヴィング・イン・モーメント(A)』が酒の入った『水槽』を、
『リヴィング・イン・モーメント(B)』がマスカットジュース+αの『水槽』を、
『リヴィング・イン・モーメント(C)』は川の水の入った『水槽』を発現し、
『A』、『B』を追従させ、『C』を上空へと浮上させる。
ビー玉サイズの『D』の水槽はポケットに入れた。

>一抹&小林

      カァンッ
            カァンカァン――――!!

『警鐘』が鳴り響き、外からは人々が逃げ出すような騒音が響く。
上空の『リヴィング・イン・モーメント(C)』の視覚を使い、
『小林』は慌ただしい街中の様子をハッキリと確認できる。

人々は町の中心部にある『トーチカ』にも似た『砦』に避難している。
中には倒れ伏した子供や老人を担いで、逃げ込んでいる者もいる。

                      カース
     「まさか、『マスミ』の『呪術』!?

      『国王』から噂は聞いていたけれど、
      ――――急いで向かいましょう、心配しないで。

      『毒消し』や『呪い破り』は、準備してあるわよ。
      『バシリスク』の毒霧だろーと、私の敵じゃあないわッ!」

『我道アスナ』は軽いウィンクをかまし、余裕を見せる。
ともあれ、二人もまた『我道アスナ』を追って、道具屋から出ていった。

234『三界輪廻と終わる世界』:2019/05/01(水) 22:44:15
>>224(夢見ヶ崎)
突撃する『騎兵隊』を前に、
次なる行動を『矢貫』に一任する。

二人の座席を自動車に例えるなら、
『運転席』に『夢見ヶ崎』が、『助手席』に『矢貫』が座っている。


>>232(矢貫)

   ヒヒィィ―――z____ンンッッ

     「心得たッ!

      ゆけぃ、『イカリ』!
      『ミチノエキ』を駆れェいいいい!!」

『矢貫』の指示通り、『イカリ』は真っすぐに『ミチノエキ』を駆って、
『デコトラ』へと突っ込んでいく。遅れて『スズリ』の号令が響いた。

>夢見ヶ崎&矢貫


    バカラッ
           バカラッ!!


   騎   騎            
     トラ   騎    z-―――― ―  馬車
   騎   騎     /         ス
     ス   馬車 ←′


『馬車』は『騎兵隊』の突撃をすり抜け、その『横面』に近づける。
本来であれば在り得ない『テクニック』であるが、これも『夢』が成せる技か。
何にせよ、絶好の『位置取り』に成功した『馬車』に加え、


       「TooooooYyyyyyyy!!!!」


                ザラシュッ!!!


加速を付けた『スズリ』が突撃槍をがむしゃらに突き出し、
強烈な『チャージタックル』が『騎兵』目掛けて放たれた。
その一撃は『騎兵』のボディを貫き、もんどりうって『騎兵』は落馬する。

      「卑劣にも『ショーカイ』に働きかけ、
       『ヨーカイメダル』や『スウィッチ』の仕入を独占した恨みッ!」

      「この場で雪辱を晴らしてくれる!

       我が名は『スズリ・ハロマック・デ・ラ・カソーカ』!
       姫君より与えられし名は『鎧戸のスズリ』なりッ!」

『スズリ』の名乗りが響き渡り、既に『馬車』は『デコトラ』の至近だ。
両者どちらの『スタンド能力』であっても、問題なく『届く』距離だ。

235一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/05/02(木) 01:25:07
>>233
ランドセルのかぶせと収納部に生じる隙間に矢を突っ込む。
途中ですれ違う市民の声に耳を傾ける。
逃げて来た者の中に『ウル星』の能力を見た人がいるかもしれない。

「化粧を落としたマスミが避難民に紛れてたりして…
 わざわざ騒ぎになるように現れたのは不気味です」

小林さんの偵察結果を待ちながら避難民にも警戒。
集落を壊滅させたからには広範囲に影響を及ぼす筈だ。

「アスナさぁぁん! 何処に向かってるんですか!!」

夢の主らしき彼女に置いて行かれては困る。
スタンドを先行させながらアスナを追う。

236夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/02(木) 03:58:06
>>234

「ほっほ〜〜〜う!!やるねえ〜〜〜!!イマのスゲーかっこよくない??
 コレがおわったらデートしてあげてもイイよ。
 な!!『ミチノエキ』!!」

「――――あ、『イカリちゃん』とイッショでもイイよ」

こんな光景は夢の中でしか見られないだろう。
文字通り未体験の世界を前にして、サングラスの奥の瞳が輝く。
これが夢じゃなかったら、ちょっと違った反応をしたかもしれない。
なにせ、人が人を槍でブッ刺しているのだから。
夢の中だから、ショッキングな場面に出くわしても落ち着いてるってのはある。

「で、ココからがウチらの『みせば』なワケだ」

手近な馬に対して『ドクター』の爪で切り付ける(パス精DBB)。
それ自体が攻撃ではないので、『切り傷』は僅かなものでいい。
そして、同時に『視覚移植』を行う。

「――――ゴメンね」

            ブラックアウト
これによって、馬を『盲 目 化』させる。
突如として何も見えなくなった馬は、おそらく暴れ出すだろう。
そうなれば、まともに乗っていることは難しくなる。
馬から転落した兵士を、『スズリ』が潰してくれるのが理想的な形だ。
『ドクター』でやってもいいが、後を考えると『スズリ』がやってくれた方が助かる。
また、乗っている人間が落ちても馬は残っている。
その馬が暴れ続けて陣形を掻き乱してくれたら、さらに良し。

「ゲンジツテキにかんがえると、『ウマ』より『トラック』のほうがヤベーよな。
 でも、まずは『ウマ』をかたづけるのがサキだよね。
 『トラック』をどうするかは、ショージキまだナニもかんがえてないッスけど」

もし余裕があって、近くに別の馬がいるなら、そちらにも切りかかるつもりだ。
その際に『超聴覚』を移植してやろう。
馬は自分の耳を塞ぐことは出来ない。
そして、近くにはトラックがいる。
エンジン音も、普通より遥かに大きく聞こえるはずだ。
それによって馬を霍乱し、陣形を崩させたい。
余裕がなければ、次に攻撃できそうな馬に狙いを定めるだけにしておく。

「ヤッさん、ナンかアイディアとかある??」

237夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/02(木) 19:15:44
>>236

「『スズリさま』!!わたくしも『ジンツウリキ』でエンゴいたします!!」

『視覚移植』を行う前に、一言『スズリ』に声を掛けておこう。
誰がやったかハッキリさせといた方がいいし、『後片付け』もして欲しい。
ところで、『あばれたウマ』がコッチにつっこんでくるってカノウセイもあるな。
そのばあいのコトは、とくにかんがえてないぞ。
まぁ『イカリちゃん』あたりが、『ウマいコト』よけてくれるんじゃない??

238小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/02(木) 22:23:29
>>233

武器屋の店主に一礼の仕草と声を書けつつ皮の鞘に入れた
レイピアを改めてベルトに挟むようにして店を出る。

(・・・警鐘によって民衆の大半が何か起きてるか理解出来ず
パニックが伝染して一箇所に集まってる形だな)

普通なら何かが襲ってきたと考えるべきだ。リヴィング・イン・モーメント
上空の『C』を自分の移動と追従するよう移動させつつ周囲で襲撃と
思しき光景がないか観察してみる。

(或いは…『警鐘』で一箇所に全員を集めるのが狙いかも知れない)

既にウルトラ星見ボーイズが町に潜伏してるなら、何か異常が起きた
際の避難マニュアルを熟知しているだろう。特筆した異常が見えないなら
『警鐘』の方角に注視を向けてみよう。

「町民は、中心区内のバンカー(掩体壕)を目指してるようですね」


「然し、こうも騒がしと何か迫っていても感知し辛い…」

鐘の音、人々の怒鳴り声に悲鳴。余り思い出したくない
出来事を想起しそうになる。 燃え溶ける建物 割れる空

「・・・誰か突然襲い掛かるようでも、行き成り魔法で
致命傷を与えようとはしないでくださいね」

勇者さんに告げておく。最初に出会いがしら火球で消し炭に
されかけたのは記憶に未だ新しい。スタンド能力が人を操作
するものでないとも限らない。搦め手に弱そうな雰囲気が
見え隠れするので、激情を極力抑えて欲しいと願う。

239夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/06(月) 16:31:31
メール欄

240『三界輪廻と終わる世界』:2019/05/07(火) 00:27:42
>>235(一抹)
ランドセルに『鉄矢』を収納した。

逃げ惑う群衆の流れに逆行するように、
『一抹』は『我道アスナ』の背を追っていく。

>>236(小林)
上空に飛ばした『リヴィング・イン・モーメントC』。
俯瞰する視界によって、『敵影』を発見した。


    ォ  ォ  オ  オ . . .


深紫色の『濃霧』を纏った何かが、『門』を突破している。
二人を通した門番は倒れ伏している。その様子は確認できない。

>「・・・誰か突然襲い掛かるようでも、
> 行き成り魔法で致命傷を与えようとはしないでくださいね」

    「フフフッ、『致命傷』ってのはね、
      殺っちゃった後で、初めてそー呼ぶのよ」

昂った『我道アスナ』から、答えになってない答えが返ってきた。

>一抹&小林

     ド
        ド   『街門』から中心街へと続く、
            石畳が舗装された『メインストリート』には、
      ド     人っ子一人いない。二人の『眼前』に――――

        ド
                     “ヴァサァァ!”

    『Gyyyyyyyy...』          “ヴァササッ”

                 『GWaaaAAAAァァ!!!』


大振りの羽根を振るう、『キリン』並に巨大な『雌鶏』だ。
その臀部から伸びた『蛇尾』、嘴から洩れる『濃霧』からは『悪臭』が漂う。

     「あれは、『バシリスク』ッ!

      ちょっと二人とも、堪えなさいッ!」


       バチィィ――――z____ンッッ!!


二人のケツが思いっきり引っぱたかれる。
しばらくして、『悪臭』が消えたことを二人は実感した。

     「『呪い破り』の『アミュレット』よ。
      これで『毒除け』になるわッ、 後は始末するだけッ!」

無論、二人の警戒対象は『バシリスク』だけではない。
その背に騎乗した『二人』。『バシリスク』の纏った『濃霧』により、
その姿はハッキリとは見えないが……。

       .キャノン・フレイム
     「【 汚 物 焼 却 】ゥゥ――――!!」

        ゴォォォ――――z______

『我道アスナ』が両掌を翳した時、その中心から空気が渦巻き、
強烈な『火炎』が赤い鳳となって、『バシリスク』目掛けて一直接に特攻する。

         【商店や宿屋、屋台が広がっている】   

                                小 
       バシ   ――――  20m  ――――   ア
                                抹

         【商店や宿屋、屋台が広がっている】      ※道幅は6mほど

241『三界輪廻と終わる世界』:2019/05/07(火) 00:29:48
>>236-237(夢見ヶ崎)

     シュゥ―――ッッ

                 ザシュッ!!

馬車から『ドクター・ブラインド』を飛ばし、
その鋭利な『爪』にて『騎馬』を切りつける。

その狙いは『裂傷』ではなく、『ドクター・ブラインド』のスタンド能力。

     ブルルルルウウゥゥ!!!

               ブロォォォォッ!!!

『感覚移植』によって、騎馬の『聴覚』が強化される。
元々、自然界には存在しない『エンジン音』と並走すれば、
『ストレス』となるのは必然。それを『超聴覚』で受容すれば――――

     バカラッ!
                  バカラッ!!

         「グァ、  に!?」

                       ――――ドサァァ〜〜〜〜ッッ

         「やりましたな! アリス殿!」

『暴れ馬』となった騎馬を制御できず、『落馬』する騎士が二名。
『ドクター・ブラインド』が返す刀で『盲目』を移植し、馬をおびえさせたのだ。

>「ヤッさん、ナンかアイディアとかある??」

『絶好』の機会であった。
故に、残る『トラック』の打開策を問おうと、『夢見ヶ崎』は知恵を乞う。
――――だが、『矢貫』は何も語らない。この好機に、動き一つ見せない。

>ALL


『陣形』は完全に乱れ、トラックから見て『右翼』ががら空きとなる。
だが、トラックは速度を落とし、残る二騎を先行させる。


        ブロオオオン!

                   ――――ブロロロロロロッッ!!!


そして、先行した二騎を、思いっきり、


          ドッバァァァ―――z____ァァンン!!!


『アクセル』を踏み込み、『轢き飛ばした』。
身を乗り出した『夢見ヶ崎』には、その様子がハッキリと見えた。
無論、騎馬を轢殺する轟音は、『矢貫』の耳にも入る。

    ギャギャギャギャギャッッ!!!



そして、ブレーキを踏んだ『トラック』が急停車し、一人の男が転がり降りる。
手にした『ダガーナイフ』は妖しい紋様が輝けど、『装飾』は見当たらない。
遠くから見えるナイフの切っ先が、二人の乗る馬車へと向けられる。

                          ピタァ...

瞬間、急ブレーキの慣性さえ感じないまま、『馬車』が停止した。
先頭を務めていた『スズリ』もまた、微動だにしない。

      「ぬぅ、何奴か!?」

         【シャッター街となった虚しい商店街】 

                          騎(倒)
                   騎(倒)   トラ 
       騎(倒)   騎(倒)            騎(倒)

     ス   馬車               

         【シャッター街となった虚しい商店街】 

※トラックとの距離、20m(道幅6m)

242一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/05/07(火) 04:42:38
>>240
ヒリヒリと痛む尻を擦りながら『雌鳥』を睨む。
名前的に石化のイメージが強い生物だ。

「半グレ公害サークルと家畜風情がァ…!」

あの様に目立つ現れ方をしたのだ。
飛び道具対策の一つや二つはしてあるだろう。
孤立状態のアスナに駆け寄りながら『雌鳥』にボウガンを向ける。

「小林さんは隠れるか、隙を作ってください
 あの巨体相手に近接スタンド使い以外が出ては不味い」

無駄撃ちを避けるべく『ウル星』が魔法にどう対処するか観察。
連中が私に気付いてない場合は見える範囲で『雌鳥』の急所を
ボウガンで狙い撃つ(精A)
狙うのは首筋、または飛行に使う翼を射る。
こちらが撃つ前にアスナを狙って『濃霧』から何か投擲されるようであれば、
ボウガンの矢で弾き落とす。

「あの巨大な鶏モドキの弱点とかありませんか?
 毒霧以外に厄介な能力があるなら教えて下さい」

夢世界のコカトリスについてアスナに訊ねる。
商店や屋台に投擲に使える物が置いて有るか見ておく。
屋根が後進国のように布を使ったテントらしき物なら使い道があるかもしれない。

243矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド 』:2019/05/07(火) 22:39:01
>>241
  
「いやごめんマジでホントにスゲーボーッとしてた。上手いこと動けなかった。
 これ多分敵のスタンドだと思う。かなりの強敵かも。
 マジで、マジでごめん」
  
言い訳は得意な俺のはずだったんだけど、ちょっともう、何も思いつかないよな。
ええっと、ほんとゴメンて。
  
「でもほら、まあ、アリスの活躍でもう一網打尽って感じだし、
 俺、適当にやってても大丈夫なんじゃないかな」
 
俺が何度も何度も転職してきた理由を、これでちょっとは分かってもらえたと思うんだけど、どうかな。
ごちゃごちゃしてきて、面倒になると、もう、仕切り直したくなっちゃうんだよ。
  
「適当に、『あれ』とやろうぜ。
 荷台から仲間が出てこないか見ててくれよな」
  
俺にしたってトラック相手に時間稼ぐ程度はやれるつもりでいたけど、
ぶっ壊す算段があったわけでなし。
降りてきてくれるってんなら願ったりだ、なんて俺は思う。
  
「適当にっていうと、聞こえがアレでナニだよな。
 ちゃんとやるよ、ちゃんと」
  
なるべく投げやりにそう言いながら俺は『馬車』を降り、トラックを降りた『ナイフ男』へと歩みを進める。
進めたいと、思う。
  
ちゃんと動けるか?『ナイフ』を向ける動作がトリガーで、『動き』をどうこうしてくる感じじゃねえだろな。
好き勝手にセルフでもできるってタイプなら、さっきの『トラック』の制動の方に効かして俺らの馬車を轢けたろうから、
なんかしらのカラクリがあるんだろうとは思うけど。
  
「ちゃんと、打ち合わせ通りにやるよ。
 俺が前出て相手してるから、美味しいトコでアリスがかましてくれよ。
 もしミスったら、フォローはよろしくな」
  
特に静止されなければ、そのまま『ナイフ男』へと一直線だ。
騎兵を遮蔽物にするような真似はしない。
その辺はアリスがちゃんとやってくれるだろ。
勿論騎兵やら馬やらが改めて襲いかかってくるなら『スタンド』で相応の対処をする腹積もりだけど、
別にトドメ刺すのもな、馬かわいそうだしな。

244小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/07(火) 22:42:44
>>240

「バシリ……『バチィィ――――z____ンッ』ッ!
…有難う御座いますね」

臀部の疼くような痛みは無視して姿を現した警鐘の存在を見る。
キリンサイズの巨大な魔鶏か。この夢の世界の怪物か?
 乗っているのはウルトラ星見ボーイズの可能性は高いと思えるが。

(上空から観察し、安全な迂回ルートで背後に回り襲撃も考えたいが……
勇者さんの性格を考えると、私を考慮せず大火力の魔法が心配だな)


>>242

>小林さんは隠れるか、隙を作ってください

「隠れるのは無しでしょう。此処で退散させるか仕留めなければ
安全圏など何処にもありませんよ」

「それに」  「此処は『射程圏内』ですしね」

   ヒュッ・・・!

『リヴィング・イン・モーメント(B)』がマスカットジュース+αの『水槽』
ソレを、勇者さんの魔法による炎の波状攻撃と合わせ上空へと投げる。
上空で町を観察してるC水槽と同じ高度まで達したら、バシリスクへ
騎乗する敵影二人の真上まで移動させる(スC)

(少しでも濃霧が魔法で晴れれば、敵の姿を視認出来るが・・・)

勇者君と一抹君に後方に陣取りつつ、スタンドCで上空から自分達と周囲の警戒。
Bにバシリスク及び騎乗してる者達を注視させつつ何時でも動けるようにしておく。

245夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/08(水) 20:55:33
>>241
>>243

「ミケランジェロの『ダビデ』みてーにフドウだったぜ、ヤッさん」

「あなた、きっと働きすぎなのよ。
 この仕事が終わったら、休暇を取ってバカンスに行かない?
 私の叔父が、リゾートホテルのオーナーなの。
 眺めのいいツインの部屋と、取って置きのワインを用意してくれるわ」

「――――なんてセリフが、こないだみた『スパイえいが』にあって……。
 ちょうどイマみたいなシーンだったな〜〜〜」

ヤッさんに続いて馬車から降りる。
その時、地面の砂か土を『ドクター』の両手に握っておく。
もし倒れている兵士が起き上がってきたら、投げつけてやろう。
全身を鎧兜で覆われていても、視界は確保しているだろうし。
その隙間に入るようにぶつけてやる。

「よし、まかせろ!!」

それから、ヤッさんの二メートルくらい後ろからついていく。
何か仕掛けてきたらフォローするし、仕掛けてこなくても援護するつもりだ。
この状況で仕掛けてこない事は、多分ありえないだろうけど。

(いまのところ、『キョウツウテン』は『ウマ』と『2』)

トラックで轢いたのは『馬』で、その数は『二頭』だ。
もしかすると、止まったのは馬車を引く『ミチノエキ』と『スズリ』の馬ではないだろうか。
その辺りに何かしらあるのかもしれないし、ないかもしれない。

「アイツひとりならラッキーだけど。
 『ワンオンツー』でボコボコにしてリングにたてなくしてやる」

「お前に試合に出られると困る人間がいるもんでな。
 悪いが、この場で退場してもらうぜ」

「――――ってセリフが、こないだみた『ボクシングえいが』にあってさぁ〜〜〜」

馬に移植した『超聴覚』は解除して、『ドクター』に戻しておこう。
兵士が乗っていなければ、馬は脅威にはならない。
『ダガーの男』を最優先で警戒し、残りの兵士達の動きは『超聴覚』を使って気を配る。
甲冑を身に着けていれば、動く時はどうしたって金属的な音がするだろう。
『視覚』の方は勝手に解除されてしまうので、そっちは放っておく。

246『三界輪廻と終わる世界』:2019/05/08(水) 22:38:07
>>242(一抹)

      バシュッ!

『騎乗者』が『一抹』達に気付いているか、判断する術はない。
故に、『インダルジェンス』の手ずから『クロスボウ』を構え、
『バシリスク』の首筋を狙って放つ。

    「『呪い破り』を貼れば、『毒霧』も吐けないわよ。
     でもね、首や心臓を刺した方が、よっぽど早いわ!」

自信に満ちた『我道アスナ』の回答から、彼女の冒険観が垣間見える。
手近な露店に『重量物』は見当たらない。精々、果物の実くらいだ。
露店は布地と木材で構成され、現実の『夜店』で使われるものに近い。
場所によっては『敷布』を敷き、その上に品物を並べている。

>>244(小林)

       フヨフヨフヨフヨ...

『リヴィング・イン・モーメント(B)』を上空へ移動させるが、
『30m』上空まで移動させるには、もう少し時間がかかりそうだ。(現在:10m)

高度『30m』の『リヴィング(C)』の視覚からは、細かな動きは見えない。

>一抹&小林

        ブワァァァァ〜〜〜〜〜ッッ

『バシリスク』の吐いた『毒霧』が濃度を増し、
『我道アスナ』の放った『火の鳥』とぶつかり合い――――

       バシュゥゥゥ〜〜〜〜〜ッッ!!!

――――打ち消し合った。
そして、その間隙を狙うように、『一抹』の放った『鉄矢』が喉を、

    ガ     一瞬、錆びた『鎌刃』が『バシリスク』の前を横切り、
     ギ     放たれた『鉄矢』を弾き飛ばした。
     ッ!!
                                   ザ
      「なぁ〜〜〜るぅ〜〜〜〜〜ッッ          パ  ザ。
                                   ラ   ハ
         アンタらも『準備』してきたってわけェ?」    ッ   ラ/
                                       ・

      「あ、ア、 ア 丁 了 ァ゙ .。 ―!!」

      「ナ、是!?  コュ |こ  し ) るぅぅ!???」

『バシリスク』は接近し、霧越しに『騎乗者』の姿が見える。
まつ毛の濃い、ファーコートを着た『ギャル』に、
その後ろで定まらぬ両目をギョロギョロさせた『浮浪者』だ。

――――二人を『殺害』した『ウルトラ星見ボーイズ』の構成員であることに、違いない。

                セブンズ ヘ ル
      「流石は【 七 牙 災 禍 】に数えられし魔獣ね!
      だったら、『接近戦』でぶったぎってやるわッ!」

            ダッ!!
                       シュバァ!

言うが早いか、『我道アスナ』は新調した『細剣』を抜き放ち、
一足飛びで『バシリスク』へと駆け、袈裟懸けに斬り掛かる。

      「買ったばかりの『フルーレ』の斬れ味、
       .アンタのペットで試してやるわ!」


           ザラシュゥゥ―――― 




                       ジュワッ .  。  。




.

247『三界輪廻と終わる世界』:2019/05/08(水) 22:38:50
>>246

         ガギィンッ!!


『バシリスク』から飛び降りた『浮浪者』が、
手にした『両手剣』を翳し、『我道アスナ』の一撃を受ける。
『両手剣』はその場でぶち砕け、ボロボロと崩れていく。

   ボ    それは『我道アスナ』が振るった『フルーレ』も同様だ。
   ロ    新品の『細剣』はスプレーで染めたように『錆』が群がり、
    ォ.   . たった一瞬で『風化』するように崩れ落ちたのだ。
    .・
                               i /
        「身の丈|こ  合わナよ ェ 武器 夕 ・ ・ ・」

        「ウッソォ!
         カジノのバカ勝ちで買った最高級品なのよ!?」

驚く『我道アスナ』だが、『勇者』は決して留まらない。
銀髪を彩る『髪飾り』を引き抜き、それは一瞬で『ナイフ』となる。

        「お望みだったらアンタが先に――――」

       ゴフッ!

瞬間、『我道アスナ』の背筋が痙攣し、その場に蹲る。

       グルルルルルゥゥ〜〜〜〜〜ッッ
                             ゴロゴロゴロゴロ

        「あ゙ ぁ  ア゙ ア゙ ァ ァ!!!!!」

獣のような呻き声を上げ、『我道アスナ』はその場に倒れこむ。
美しい『銀髪』は水気を失い、沐浴で雪いだ柔肌は土気色に染まる。
背を屈曲させて表情を見ることは敵わないが、――――『一抹』は悟る。
かつて、自身を襲った『症状』と、明らかに『同一』であると……。

                                       ゴ
   ゴ
      ゴ   「ちょッ ろぉぉぉ〜〜〜〜ッッ
             『美人局』よりカンタンじゃあン」
                                  ゴ
        「ケヒッ 化ッ  ぶ、ぶ、無様ァ 、ギィ」      ゴ

                          ゴ

薄い『霧』が空間を支配する中、二人の来訪者は下卑た笑みを浮かべた。
苦悶の表情を浮かべる『我道アスナ』、その距離は『8m』。

┌─────────────────────┐
│ カンバラ マスミ      イノセンス ・ フェイデッド     ...│
│『 神 原 真 純 』 → 『 色 褪 せ た 潔 白 』    .│
└─────────────────────┘

┌──────────────────┐
│ マダラメ ルンバ       グレート・ディベート    .│
│『 班 目 倫 巴 』 → 『 誇 大 口 論 』  ......│
└──────────────────┘

248『三界輪廻と終わる世界』:2019/05/08(水) 22:39:39
>>243(矢貫)
ひたすら謝罪を繰り返しながら、馬車を降りる。
一歩、二歩、と足を進めるが、『停止』する気配はない。

地べたに倒れた『騎士』達は起き上がっては来ない。

>>244(夢見ヶ崎)
地面は『石畳』であり、砂は握り込めなかった。
馬に宿した『超聴覚』を解除し、自身に宿した。

      「ゥ、 グゥ」
                     「話ガ   、 違ゥ……」
      「ィ ィ ヅカ 様……」

『騎士』達は『味方』に背後から襲われ、完全に『戦意』を喪失している。

>矢貫&夢見ヶ崎

        バダンッ

運転席のドアを乱暴に締めた男は、
傍で倒れ伏した『騎士』の『首筋』目掛けて、

      ドスッ!
              「クソがッ」
                          グヂチィッ

手にした『ダガーナイフ』を突き刺し、更に刃を抉らせる。
『断末魔』を上げる間もなく、『騎士』はビクリと痙攣し、動かなくなった。
おびただしい『鮮血』が石畳の上を広がっていく。

      「や、め……」
                     「テメェら、高そうな鎧兜着て、
        | ! /            高そうな馬に乗って、エラそうに見下ろしやがって……」
        ト
         ス /         「そのイケイケな人生、一発でひっくり返るんだよォ!」
             ・

二人目の『騎士』に罵声を浴びせ、逆手に掴んだ『ダガーナイフ』を振り落とす。
抵抗する間もなく、『騎士』は絶命する。――――血走った目が、二人をにらむ。
ヨレヨレのジャージを着た男。……『矢貫』は、この男を知っている。

      「『矢貫』ィ、つったよなァ」

      「テメェ、俺のこと、見下してたモンなァ〜〜〜ッッ
        .テメェが上手くやらねェから、俺もクビになってよォォ〜〜〜〜ッッ」

      「マジで許せねェ、ぶっ殺してやる、って思ってたら、
       テメェを『生贄』に紹介されるなんて、マジにラッキーだったよ」

      「しかも、殺しの『おかわり』付きなんてなァァァ〜〜〜〜ッッ!!」

 ニイヅカ ヒデオ                          . .      . . .
『 新塚  英夫 』、『矢貫』の勤める派遣会社に登録されていたキャストだった。
しかし、出退勤時刻の改ざん、服装規定の違反、品並べ中の不手際、
電子工場への『カメラ付きスマートフォン』の隠し持ちによって『出禁』となり、
当然ながらキャスト登録も抹消された。二度と関わることのないはずだった。

      「『タカさん』を残してきて良かったぜ。
       テメェと『スズリ』を殺して、ついでに女も殺してやる」

      「テメェらの未来と、クソみてぇな人生がぶつかって、
       当たり負けでぶち壊れる様、愉しみだよなァァ〜〜〜ッッ」

                   「ぬ、ぅぅ! 敵とは言え、『騎士』をッ
                    このような愚弄を、黙ってはおけぬわァ!」

      ザパラッ
                ザパラッ

激怒した『スズリ』は『槍』を手にし、馬を駆って猛然と突き進む。

      「『ドン・ジャーラ』ッ!  我が名誉と共に駆けよ!」

         【シャッター街となった虚しい商店街】 

                          騎(死)
                   騎(倒)   トラ 
       騎(倒)   騎(倒)       新   騎(死)
              ス
         馬車  夢  矢

         【シャッター街となった虚しい商店街】

249一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/05/09(木) 02:34:47
>>246-247
ランドセルから縄跳びを取り出しスタンドに投げ渡す。
アスナに縄跳びが届く距離まで駆け寄り、鞭の要領で
彼女の足に縄跳びを巻きつけ引っ張る(パス精:BCA)

「ちょ、チョロすぎィィ!? 何してるんですかァァ!!」

実験台になってくれたのは助かるが死なれては不味い。
アスナを回収した後はスタンドに抱えさせて二人組と得体の知れない『霧』から離れよう。

(バシリスクの毒霧に別の『何か』が紛れている?)

矢を弾き落とした鎌はマスミの持ち物だろうか?
一足先に降りた浮浪者のスタンドも未だに姿が見えない。
浮浪者が手にしていた両手剣の残骸もチラリと見ておく。

「ホームレスさんは何言ってるか分からないし、
 戦闘前に罵倒の一つも言えないとはつらい…」

「こんなの殺して楽しい? マスミさん」

追撃に来るようならボウガンを後方に放り投げ、空いた手で縄跳びの
持ち手をヌンチャクのように振り回し脚部を攻撃。
下手に攻撃すると能力によるカウンターを受けそうだが仕方ない。

「小林さぁぁん! 大き目の布を用意できそうならお願いしまーす!」

大き目な布で風を起こして『霧』を吹き飛ばすのが狙いだ。
だが、今はアスナを逃さなければならない。

250夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/09(木) 19:02:59
>>248

『人は見かけによらない』という言い回しがある。
しかし、大抵の場合は『見かけによる人間』の方が多いだろう。
目の前に現れた『コイツ』も、そのパターンに入る人間のようだ。

「あぁ、『タノシミ』だね――――」

「アンタのこきたないカオがズタズタにきりきざまれて、
 ナカマでもみわけがつかないツラに『セーケー』されるのがさぁ」

とかなんとかやってたら、『スズリ』が飛び出していった。
これまでのやり取りでも何となく分かっていたが、熱くなりやすい性格らしい。
未知のスタンド使い相手に正面から突っ込んでいくのは危険だ。
スタンドを持たない人間なら尚更だろう。
しかし、あの様子では今さら止められそうにない。

「――ヤッさん、ココは『のっかる』のがよさそうだよ」

考えられる手は二つ。
三人がかりの『同時攻撃』か、立て続けに攻める『波状攻撃』か。
既に『スズリ』が動いてしまった以上、選べるのは後者しかない。

「さきに『スズリ』さまがとびだしてしまわれたので、ソレにつづくべきだとかんがえます。
 『スズリ』さま、『ヤッさん』、『アリス』のジュンバンでしかけましょう。
 どうやらおナカマもいないようですし、イマなら『ワンオンスリー』ですわ」

自分から見て、右斜め前に走り出す心積もりをしておく。
ヤッさんが正面から行くとして、『スズリ』が左からなら自分は右から行くことにしたい。
相手の出方次第だが、できるだけ方向を散らして仕掛けた方がいいんじゃないかと思う。
歩きながら『グレープフルーツジュース』を取り出し、外したキャップをポケットに入れる。
口の部分を手で塞ぐように握っておき、動いた時に中身が零れないようにする。

251矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/05/09(木) 23:37:17
>>245
>>248
>>250
 
「俺、映画もダメなんだよな。終わりまでじっとしてらんないっつーのかな。
 テレビでやってんのを飯食いながら見るくらいなら、なんとかって感じ」

『アリス』の言葉に背中越しに返しながら、俺は尚も『ナイフ男』へと歩みを進める。

いや、『ナイフ男』なんて呼ぶ必要ももうないか。
だってそう、俺は『コイツ』を、目の間で『ダガーナイフ』を握る『ジャージの男』を、
『知っている』から。
 

「『新塚さん』さあ」
 

だから、俺はそうやって『新塚』の名を呼ぶことができた。
 
 
「俺たち別に『友達』じゃないんだし、『呼び捨て』は良くないだろ」
 
 
俺にとってはコイツは特に思い入れのあるキャストってわけでもなくて、
だから今になるまでハッキリ思い出せなかったって部分もあって、
コイツの素行のおかげで派遣先にも自分トコの上司にも大目玉喰らって、
あっちにもこっちにも頭下げ続ける日々が何日も何日も続いて、
『タイムカード忍者』だの『盗撮出禁』だのってあだ名で後輩に裏で馬鹿にされて、
 
 
そんなこともあったけど、別に、いつものことだからな。
 
 
      「あと」
 
 
いつものことだから、いつも通りでいられるもんな。
 
 
     「人を殺しちゃダメだろ」
 
 
「いいトシしてジャージでソト出んのもみっともないし、
 『タカさん』も連れてきた方が良かったし」
 
誰だそいつ。もうひとりの方?

「俺もスズリさんも殺せないし、『アリス』はついでじゃないし、殺せないし。
 ぶち壊せないし、愉しめないだろ」
 
 
適当に並べ立てつつ、ただ、『新塚』へと俺は足を進める。
 
 
「せっかくそんなに喋れて、しかも殺したはずの相手が生き返ってんの見て、
 『おかわり』だなんて思えるくらい前向きで行動力もあるのに、何もできないんだもんな」
 
 
いつも通りに、ドン底のクズを見下しながら。
 
 
    「かわいそうにな」
  
 
一方的に正論を言える気分の良さを、コイツにも分けてやりたいくらいだよ。
ああ、スッキリした。
こっからは、俺が殺された分の恨みを晴らしたりしても良いんだよな。
 
 
なんて俺がスッキリしてる間に『スズリさん』が激昂して特攻しやがって、
もうどうにもならねえから『アリス』の案に乗るっきゃない感じになってるわけで。
 
「じゃあ、『スズリさん』が先行して、俺が続いて、後ろ任せたから。
 俺いま大口叩いたばっかりだから、マジで死んだりしないでくれよな」
 
大体『スズリさん』が勝手すぎるよな。俺『スズリさんも殺せないし』とか言っちゃったじゃん。
マジで頼むよ。なんで『八百屋』だけカタコトだったのかの謎も解けてねえし、なんなんだよ。
さっき馬車がなんかピタッて変な感じになったの覚えてないのかよ。
突っ込んでったらやられちまうに決まってんじゃん。俺、もう知らないよ。
なんなら先に『新塚』の攻撃喰らって、敵の能力のヒントでも引き出してくれりゃいいよ。
 
もう、勝手にやられちまえばいいよ。

252矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/05/09(木) 23:57:18

>>248 (追記)
 
馬を駆る『スズリ』の後を追うように全力で駆け出し、傍らに『スタンド』を発現する。
『スズリ』と『新塚』が接触する直前のタイミングを狙い、左右の掌でそれぞれ『地面』を払い『能力』を行使する。
 
『払った』箇所を短辺に、『新島』の足元へ潜るように『幅15cm、長さ5m』の『ノンスリップテープ』を発現。
『表面』が『滑り止め加工』され、『裏面』の『シート』を剥がすと『接着面』が現れるこの『敷き物』を、
地面を払う動きそのままに『スタンド』の『両掌』で上から抑え付けながら、思い切り手前へと滑らせるように『引っ張る』。
 
接着面のシートは剥がしていないため『ノンスリップテープ』の裏面は地面の上を滑ることができるが、
『新島の足』へは表面の『滑り止め加工』が作用するため強力なグリップ力が生まれるだろう。
 
出来損ないの『テーブルクロス引き』の要領で『新島』の『足を引っ張って』、
転倒させるなりバランスを崩させるなり、『スズリ』への十全な攻撃が叶わぬよう努めたい。
 
 
 
参考:ttps://www.monotaro.com/g/00392216/

253 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/10(金) 19:17:41
>>246-247(レス遅れ失礼しました)


(考察しよう。『ホームレス』 『マスミ』
『鎌』 『両手剣』 『錆』・・・)

始めに感じる『違和感』だが、ホームレスは何故勇者アスナさんを
迎撃する時に、私にも使用した拳銃を使用しなかったのか? 
 夢世界が崩壊されるのが、あちらも困ると言う単純な理由かも知れないが
相手の目的は私達二人と、この世界の夢の主である仮想標的であるアスナさん
であるなら、世界観に少々見合わずも殺傷性が単調に高い武器を使用する筈だが。

(後、疑問点は合わさって崩壊した両者の武器。鉄分の崩壊? 急速な
酸化還元反応反応にも見えるし、アスナさんの中毒と思える症状の原因も未知だ。
スタンドと思えたものは、鎌と両手剣のみ……もしくは濃霧か)

>>249

>大き目の布を用意できそうならお願いしまーす!

「わかりましたよ……っ」

(露店の敷き布で良いか。だが、通じるだろうか?)

一抹君の意図は読めた。然し、単なる人力で起こす強風で払える程に
単純な能力なのか懸念がある。
『リヴィング・イン・モーメント(B)』を『ホームレス』の頭上まで
全速移動。十メートルの高度で構わない、時を無駄使いしたくない

「一つ、御二方にお聞きしたいんですがね!」

目的である大きい布のある夜店のほうまで駆けつつ、星見ボーイズに注意を
惹かせる為にも声を張って問いかける。

「何故に夢の中でこうも手を込んで殺人を行おうと!?
周囲に露見されるリスクが皆無としても一般人を襲う必要など無いでしょう!」

「政府御用達のヒットマンにでもなれば、一生安泰でしょうに!」

254『三界輪廻と終わる世界』:2019/05/10(金) 22:16:06
>>250(夢見ヶ崎)
激高する『スズリ』に乗じ、『波状攻撃』を試みる。
『矢貫』が前進する過程から、『左側(北東)』方向へ移動する。

(※移動する場合、上方向を北とした『方角』による指定を推奨します。)

>>251(矢貫)

         ダッ!
                       ズアッ!

『スズリ』の突撃を追うように駆け、
『ノーバディ・アンダースタンド』を発現する。

>夢見ヶ崎&矢貫

>「アンタのこきたないカオがズタズタにきりきざまれて、
> ナカマでもみわけがつかないツラに『セーケー』されるのがさぁ」

      「るせェぞ……」

> 「せっかくそんなに喋れて、しかも殺したはずの相手が生き返ってんの見て、
> 『おかわり』だなんて思えるくらい前向きで行動力もあるのに、何もできないんだもんな」

>    「かわいそうにな」    ブ
                     チ/
                     ・

      「――――うるせェぞ、ゾンビ共ッ!」

   ガ    逆ギレした『新塚』は、トラックのドアを八つ当たりで蹴り飛ばした。
    ァ    窓の開放されたドアは揺れ、べっこりと凹みが出来る。
    ン
    ッ/  そして、その絶好の『隙』に加えッ
    ・

          ズルルゥ―――
                         「ぐぁ、に!?」

『ノーバディ・アンダースタンド』が『新塚』の足裏に発現した、
『ノンスリップテープ』が思いっきり引っ張られる。
片足立ちとなっていた『新塚』はタタラを踏み、

         「『矢貫』殿、援護に感謝ッ!」

その絶好の機会を、『鎧戸のスズリ』は逃さない。  . . . . . . .
『ダガーナイフ』を突き付けるよりも早く、『突撃槍』を地面に突き立て、

         「『騎馬』のみが止まることなど、とっくにお見通しなりッ!」

             ドバァァァ――――z______ンンッ!!

『ドン・ジャーラ』の背から滑り降り、突き立てた『突撃槍』を主軸とし、
『飯塚』目掛け、思いっきり『ドロップキック』をぶちかます。

         「う、おおおおお!!!!!!」   ド
                               パ    ド
         「ひ、ひィィ〜〜〜〜ッッ」       ラ/   パ
                               ・     ラ/
戦況を見かねた『騎士』達は、                   ・
起き上がると馬に乗って逃げ出した。      
『新塚』も思いっきり仰け反っているが、『回避』が間に合うはずがない。
具足を纏った蹴り足が、『新塚』の胸骨をぶち砕こうと伸びる――――

         【シャッター街となった虚しい商店街】 

                          騎(死) 
                 ←騎       トラ
     ←騎      ←騎   夢      新   騎(死)
                          ス  ド→
         馬車            矢

         【シャッター街となった虚しい商店街】

255『三界輪廻と終わる世界』:2019/05/10(金) 22:17:14
>>249(一抹)
『縄跳び』の長さは『2m弱』。
ハッキリ言って、『インダルジェンス』で抱えた方が早い。

>「こんなの殺して楽しい? マスミさん」

    「楽しいとかじゃねェんだよ。
     .『夢』の世界を拡充するには、必要なわけ」

『小林』に『布』の手配を指示する。

>>253(小林)
敵の『スタンド能力』を考察する。

>「政府御用達のヒットマンにでもなれば、一生安泰でしょうに!」

    「あー、うざっ」

               「てめぇがやれば?」

『小林』の疑問は『マスミ』に斬って捨てられる。

       バサッ

近くの露店から『1m角』ほどの『敷布』を手にする。
そして、『班目(ホームレス)』の頭上へと、
『リヴィング・イン・モーメント(B)』を移動させる。

>一抹&小林
『鎌』や『両手剣』を探すも、道の何処にも落ちていない。

       「んC、  な       i /
          ・     ん   ナこ ・ ・.」

が、頭上に移動させる前に、『ホームレス』に発見される。
『水槽』を纏わせた『リヴィング・イン・モーメント』は、どうしても目立つ。

   i /     「あ、が、あ、ぁ、んで……?
  ク       『アミュレット』も、も、持ってきだお、に……」
   ノレ
         「バッカじゃね? そんなのスタンドに効くかよ。
   ノレ       ――――おい、『ルンバ』。さっさとコイツ、『殺そう』か」
   ル
   ・      「一分以内に殺ったら、ヤらせてやるよ」
 .・

『腹部』から異音を発し、『我道アスナ』は脂汗を流しながら蹲る。
その惨状を見た『一抹』は、反射的に『呼吸』を止めていた。
……至近距離での『吸い込み』はマズい。

         「心得、たァ。 ぇ、は、ノよ ぁ」

         「お、おごぢ、で――――」

              スゥゥ―――
                         スゥゥ――――

『ルンバ』はニヤリと笑い、唇を窄めてはフーフーと掠れた息を吹く。
奇怪ともいえる行動だが、その真意はすぐに解った。

             ズラァァァッ!!!

『ルンバ』の二の腕から長大な『フランベルジュ』が飛び出し、
無抵抗で倒れ伏した『我道アスナ』へと突き出される。

        「夢 がらッぁ」
                     「さ、ま、しで、やるぜぇ!!」

         【商店や宿屋、屋台が広がっている】   
                   小

       バシ  ア 抹
          班

         【商店や宿屋、屋台が広がっている】      ※道幅は6mほど

256矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/05/10(金) 22:56:31
>>254
 
おかしいな。
 
 
  「ゼッ」
 
             「ハッ」
 
 
あんな勝手な奴、援護するつもり無かったんだけど。
 
 
 「馬ッ」  「鹿」「ゼッ」「野郎!」
 
    「無茶ッ」  「ハッ」
  
 
        「すんなよなッ」
 
 
俺は自分で自分の行動の意味がまるで分からないまま、
それでも思い切り駆け出してしまった足を簡単に止めることもできず、
急な運動で切れ切れになる息の合間に、なんとかそれだけは言ってやろうと思った。
 
 
大体、全力で走るのなんていつ以来だ?
信号の点滅する横断歩道でも、列車のドアが閉まりかける駅のホームでも、
もう、俺はずっと走ったりしていないんじゃないかと思う。
 
必死になるのがみっともないとか、余裕ぶるのがかっこいいとか、
そんな風に考えるようになったのは、そういやいつからだ?
 
 
今回くらいは、やってみてもいいよな?
一回死んで、生き返ろうってんだから、必死になってもいいんだよな?
みっともなく、ないよな?
なあ。
 
 
「俺、戦っていいんだろ?」
 
 
誰にともなく短く呟いて、俺は東側へ一歩、駆ける勢いそのままに移動したい。
『スズリさん』の影に隠れて『飯塚』だか『新塚』だかが見えなくならないように。
『アリス』と上手く位置取って、相手を挟めるように。
視線と射線を、通すために。
 
さっきの『ノンスリップテープ』は即座に解除。
俺はちょうど『新塚』の『目線』の高さで、『スタンド』の手を小さく払い、
同時に反対の腕を思い切り前方へ振り抜く。
払った箇所を『端辺』に、『新塚』の『顔面スレスレ』まで伸びる長さの、『木製スノコ』を発現し、
それを『殴りつける』ことで、『飯塚』の頭部、とりわけ『目元』への打撃を狙うつもりだ。
 
『敷き物』の『発現』は『一瞬』だ。
『距離』がどれだけあろうが関係なく、『眼の前』に『それ』を出せるから。
だから俺の『払う動き』で『奇跡的』に何かを『察した』ところで、
 
「『反射神経』が追いつかない、だろ」
 
俺は性格に問題があるんだろうな。時々、無性にこういうことが言いたくなるんだよ。
アリスもそう思わない?言ってやれ言ってやれ。
 
 
「こいつ、要らねえ動きが多すぎてイチイチ『嘘くせえ』よな。
 変な仕込みされるとイラッとするから、アリス、頼むよ。
 妙なことされそうになったら、俺を助けてくれよな」
 
 
『波状攻撃』っていうなら、どうだろう、わりと上手く行ってるんじゃないかと思う。
それだけに嫌な具合に不気味なんだよな。
スズリさんとか、俺がなんかされたら、こう、ホラ、任せたぜ。
 
 
 
参考:ttps://hinoki-ya.com/feature/sunoko_size
(サイズは小刻みに多種あるので、実際の距離を目測して合うものを出した、と処理して頂けると有り難いです。
 図で言う『奥行き』は、20cmのものを想定しています)

257一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/05/11(土) 00:46:32
>>255
【ほら、立派な仕事に就いてるみたいじゃないですか。
 好きな事をして生きてくみたいな流行りのアレですよ!】

どれだけの範囲にマスミのスタンドが作用しているのか分からないが
霧の近くで活動するのは危険だ。
アスナと『ルンバ』の間に滑り込みスタンドで『フランベルジュ』の
刀身を殴り狙いを逸らす(パス精:BCA)
ボウガンが邪魔なら後方に放り投げる。
金属に作用するスタンドかもしれないし、カウンター型の能力かもしれない。
前者だと思うが急速な『酸化』の仕組みが分からない。

【ルンバ! 国内累計出荷300万台突破おめでとうございます!】

余程の怪力でもない限りは近接型スタンドに殴られた『フランベルジュ』を
瞬時に持ち上げ直すのは無理だろう。
本当に怪力だと困るので『ルンバ』を蹴り飛ばして安全確保。
殴打の瞬間に『慈悲の刃』を突き出しても良かったが『錆』
だらけにされたくない。

(『フランベルジュ』を発現する際に呼吸が荒かったな。
 それに毒で苦しみもしない)

弾かれたボウガンの矢は錆びてるだろうか。
全体を見てる小林さんなら分かるかもしれないが…

258夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/11(土) 04:50:27
>>254

『ナイフ男』こと『新塚』から返ってきたのは、特に意外でもない言葉だった。
それに対して言い返そうという気も起こらない。
ただ『アホらしい』と感じた。

「しかたないか。
 『ゾンビ』と『いきてるニンゲン』じゃハナシがつうじるワケないし」

どっちが『ゾンビ』で、どっちが『いきてるニンゲン』か。
目の前の光景を見ていれば、それは自ずと明らかだ。
この『新塚』ってヤツは、どう見たって『死んでる』から。

「そんなフウに『イキイキしてる』ヤッさんって、なかなかカッコいいとおもうよ」

「こんどデートしてあげてもイイかな」

「『よてい』があいてればね」

現時点で、『新塚』はヤッさんと『スズリ』に対応してる。
今のところ、アリスは『フリー』だ。
デートするコイビトはいないし、テキにもマークされてない。

「コイツはナンだか――――」

「――――ヤバいニオイがするぜ」

さっき、『新塚』は『ヒト二人』を手に掛けた。
そうなると、次に止まるのは『ウマ』ではなく『ヒト』の可能性が高い。
考えが合っていれば、おそらく『スズリ』は止められるだろう。

「このアリスに、まかしときなって」

「だから、ソッチはまかしたよ」

距離的に、ヤッさんの方が二人に近い。
何より、自分の役目は『第三の矢』だ。
状況に流されて、当初の目的を見失うわけにはいかない。

(――で、また『2』なんだけど??)

『ヒト二人分』だとしたら、止められるのは『二人』なんだろうか。
ただ、その場合でも一人は残る。
一人でも動ければ、攻撃を続けることに支障はないはずだ。

「あぁ〜〜〜『ソレ』ね。
 アリスもおんなじコトかんがえてた」

「『ウソくせー』ってキモチわかるな〜〜〜。
 シンヨウできないっていうか??
 そんなカオしてるもん」

「あと――――『イラつく』ってトコもナットクした」

そのまま歩いて東方向へ進む。
『新塚』との間が残り五メートルになるまで、慎重に距離を詰めていく。
同時に、『グレープフルーツジュース』を『ドクター』の両手に上から掛ける。
爪の先端から、『ジュース』が滴り落ちるような状態にしておきたい。
まだ使い道があるので、最低でも『ジュース』は三分の二くらいの量は残しておこう。

259夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/11(土) 05:00:47
>>258

正確に言うと『ドクター』の方から『ジュース』に干渉するという形で行う。

260 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/11(土) 19:40:44
>>255

「……やれやれ」

「貴方がたに憎悪ないし、一度殺された事に対して何も想い抱きませんが。
一抹君も、倒れ伏す彼女も。守り抜くと決めてるんですよ」

「――L I M」

 『リヴィング・イン・モーメント(B)』を『ホームレス(ルンバ)』の
顔面目掛け飛来(ス精CC)
 一抹君のスタンドと発現した『フランベルジュ』で拮抗してる間に
その目元に届く瞬間マスカットジュース+ジャム+ガラス破片入り水槽を
解除させ視界を奪う。運が良ければガラスの破片が目に入り視力を不能にするだろう。
『アスミ』が先程と同じ武器を再発現させ妨害するのがスタンド(C)で
確認され次第、顔にぶつける事は断念し。上半身に当てる事だけを念頭に入れる。
ある程度、ガラスの破片が突き刺されば怯み。一抹君や勇者さんに対しての
攻撃の手が緩む可能性に賭ける。

 バサッ バサッ!

その間に敷布を片手で大きく振り、交戦中の彼等のほうへ風を送る。

(効果があれば良いが・・・)

261『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/11(土) 22:10:19
>>256(矢貫)

      シュバッ

『ノーバディ・アンダースタンド』の振るった掌が、
空中に『スノコ』を敷設する。

     「なんだ、こりゃあ――――」

             シュコッ!

>>258(夢見ヶ崎)

『新塚』から『5m』の位置へと陣取った。

       バチャチャ

『ドクター・ブラインド』の両手に『ジュース』を滴らせる。
だが、能動的な『干渉』でない限り、スタンドはジュースを透過する。
『手甲』に乗せるように『ジュース』の飛沫を載せ続けるのは、神経を使う。

>ALL

         ガ スッ!

『ノーバディ・アンダースタンド』の『二打目』が、
スノコを押し放って『新塚』の額を掠めさせた。

    「オオオオォォォ―――!!!」

          ドバァァァ――――z____ンン!!!

そして、『スズリ』のドロップキックが、
『鉄板』をぶち抜くような轟音を響かせる。

         ダァンッ!!!

                「ハァ……   ハァ……」

                「手応えが、『鉄』であったか……」

ドロップキックのまま、屈んで着地する『スズリ』。
その時、『矢貫』と『夢見ヶ崎』には、ハッキリと見えた。
『トラック』のドアが大きく開かれ、その内側にヒビが入っている。
――――あの一瞬で『ドア』を開き、盾にすることで『ドロップキック』を防いだのだ。

ドロップキックの瞬間、『スノコ』は押し退けられた。
恐らく、開いた『ドア』がドロップキックで押し出され、
その勢いが乗った『ドア』に弾かれたのだろう。

     シャカシャカシャァァ――――z_____

            「ざっけんじゃあねェぞ!!!」

トラックの陰から、額を腫らした『新塚』が飛び出した。
異様なスピードで走る姿、身のこなしの軽やかさは不自然だ。
だが、『宝石』の飾られた『ダガーナイフ』を鈍く輝かせ、
『夢見ヶ崎』へ目掛けて、そのナイフを振りかざす。

            「クソくたばれやブス!」

     ブオオォォンン!!

夢見ヶ崎との距離は『3m』。
ナイフを振りかざすスピードは、異様に早い。


         【シャッター街となった虚しい商店街】 

                        新 騎(死)
                            トラ
                      夢      ス  騎(死)
                                  ド
         馬車            矢

         【シャッター街となった虚しい商店街】

262『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/11(土) 22:13:47
>>257(一抹)
>【ほら、立派な仕事に就いてるみたいじゃないですか。
> 好きな事をして生きてくみたいな流行りのアレですよ!】

>【ルンバ! 国内累計出荷300万台突破おめでとうございます!】

           バシュッ

軽口をた叩きながら『インダルジェンス』を放ち、
『ルンバ』の右腕を裂き出でる『フランベルジュ』を弾き反らす。

>>260(小林)
『リヴィング・イン・モーメント(B)』は、
『ルンバ』の顔面目掛けて飛来し、『水槽』を解除する。

      バシュゥゥッ!!

水槽内の『マスカットジュース』が撒き散らされる。
『ガラス片』も、だ。上手いこと行けば、視力を奪えるだろう。

>ALL

    ボ  弾き飛ばした『フランベルジュ』の刃は、
    ロ  容易く崩れ落ちる。咄嗟の防御ということもあり、
     ロ  『ルンバ』の態勢を崩すには及ばない。
    :

       「グレェェェェェェトオオオオオオオ!!!!」

       「ディィイイイイイ ベベベエエエエエドオオオッッ!!」
 
      ドスッ
                 ドボォッ!

『ルンバ』の挙動に『予兆』はなかった。
『一抹』が刃を弾いた前後、『左肩』と『右臀部』が疼く。
瞬間、『ルンバ』と同じ『鈍刃』が、その二ヵ所を貫いた。
『襲撃者』の姿はない。――――これは、『内側』から生まれている。

       そして、追撃するように『小林』の飛沫が――――

     「バレてんだよ、クソガキッ!」

     ブォ
      オ    『バシリスク』の口が開かれ、              ブビリッ
     オ      強烈な『濃霧』がブレスとなって炸裂する。
       オォ
      ォォ   『ダメージ』はないが、『飛沫』はかき消され、
    ォ       ジュースでズブ濡れになった『我道アスナ』だけが、
   /        地面に蹲ったまま、地面に向けて嗚咽を吐く。
     ̄/
   /       『小林』は至近にいた『リヴィング・イン・モーメント(B)』から、
  .|           『バシリスク』の口内が見えた。――――喉奥が微かに光っている。
  ./           .恐らくは、貯蔵された『毒液』だろう。これを『霧』にして吹きかけるのだ。

    「た、助かったわ。こ、こばや、ぢ」
    「天下の、ダ、ダークフレアが、」
        . . .. .
    「お、おぼ、らぢ、なんで……」

魔術は打ち消され、武装は破壊され、
異世界では未知の『病毒』に襲われても尚、
マスカットフレーバーで『異臭』を隠した『我道アスナ』は、
精一杯の強がりを『小林』に返し――――

                i l                ,
   「が、ご、」     お        i |      、   ,
           / ナ゙         ホ    .<ビチャッ>“
              え       ダ     ゚   ゛
            ぇ          l /       ,    。
             え        夕      ・<ビヂヂッ>゙
           ぇ           ァ          ,、
            え          ァ/     <ブビ!>
          ぇ            ・         ・; :
                                  `、.

全身に回った『毒素』を排出すべく、その場で『嘔吐』した。
鮮血の混じった黄土色のビーフシチューが石畳の地面に広がり、
人気の消えた街中に、生々しさを残したアルカリ臭が充満する。
皮肉にも、『我道アスナ』が授けた『呪い破り』の効果が、『悪臭』の不快感を打ち消していた。

┌─────────────────────────
│   そして、不意を打たれた『鈍刃』の痛みによって、

│       『一抹』の口が、僅かに開き――――
└─────────────────────────

263『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/11(土) 22:14:04

┌──────────────────┐
│既に二人は『劣勢』に立たされていた。    │
└──────────────────┘

        オ    ォ
                   オ
                        「くっさァァ〜〜〜ッッ」
           オ
                        「きったねェんだよ、ブス!」

『バシリスク』に騎乗した『マスミ』が、
這いつくばる『我道アスナ』に唾を吐き捨て、

                    ――――ビチャッ

     「おい、止せ」

                「―――― せぇな わかったよ」
                         . . . . .
左手を翳した『ルンバ』が、それを受け止める。
既に『バシリスク』の放出した『濃霧』が、周囲に蔓延している。
『小林』が布を振り回したところで、到底消し飛ばせるモノではない。


       スゥゥ...
                    グラァッ

『一抹』の肉体を蝕む、『毒霧』の浸透。
『頭痛』、『眼痛』、胃液の競り上がる感覚、
――――あの時に体験した『症状』と同じだ。

┌────────────────────────────┐
│用意した『武器』は効かず、『毒霧』への対策は見つからない。    │
└────────────────────────────┘

     「お、ろ、ろ ・ ・ ・」

          「折角の、ドラゴンステーキが、メシマズでござ・・・る・・・」

   ビシッ
          既に『害毒』の侵攻した『我道アスナ』、              ビシシッ
          銀の『毛髪』が抜け落ち、焦点の合わぬ目をさまよわせ、
          美しい貌には飛び出した眼球、剣山で刺したような『湿疹』が現れ―――

その惨状を見下ろした『マスミ』が、醜悪な笑みを浮かべた。

     「つーか、ありえねぇだろ」

     「『夢の世界』で勇者ごっこして、何をマジになってんだか」

     「とっくに気付いてるンだろ、クソババア」

┌─────────────────┐
│この絶対的な『窮地』の中――――  .....│
└─────────────────┘

                    バリリリリリ  リリリィィ――――

『天』が割れ砕け、異様な音が響き渡る。
これは『スタンド能力』ではない。……世界の終焉だ。
『我道アスナ』が倒れれば、『ウルトラ星見ボーイズ』の目的が達成される。

┌───────────────────┐
│                カ レ         ......│
│逆転の鍵を握るのが、『小林』であると、   ..│
│果たして誰が気付いていようか――――  ....│
└───────────────────┘

264<削除>:<削除>
<削除>

265夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/12(日) 00:45:09
>>261

『ホーセキ』なんてあったか??
カソクしたのは、アレとカンケイがあるらしいぞ。
まぁイマは、そんなコトよりコレだ。

「かかってこいや、ボケナス!!」

まず、横に跳ぶことで回避を試みる。
避けられなかったとしても、狙いをズラすことで受けるダメージを減らしたい。
跳ぶ方向は南東。
ヤッさんに近付く形にすることで、『新塚』に攻撃しやすい距離を作っておく。
回避の動きと同時に、『ドクター』の両手を振るって爪の先から水滴を飛ばす。
狙いは『新塚』の両目。
命中させることで、次の行動に出るための時間を稼ぐ。

「さっきから『ギャアギャア』うるせえんだよ」

「――――だまってろ!!」

水滴飛ばしが成功してもしなくても、『ドクター』だけを動かして『新塚』を爪で切り裂く。
当てることができたら、『超聴覚』を移植する。
当たらなかったらヤッさんが何かしてくれることを期待しとこう。

266矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/05/12(日) 01:18:48
>>258
>>261
 
「――はッ」
 
切れた息に紛れるように、俺は小さく吹き出してみる。
『アリス』の台詞が、面白いジョークだと思ったからだ。

若い女が、俺を見て『カッコいい』なんて言うはずが無いからな。
『デート』って、あの、ああいうアレだろ?
これがジョークでなけりゃ、空気読んだ世辞の類じゃねえのかな。
こいつそういう気の遣い方、できる感じの奴なんだよな。
 
「あれ」

   「惜しいな、もったいない」
 
『ドロップキック』『ドア』『スノコ』と、順番に俺の目に飛び込んでくる。
反応されて避けられた、ってんじゃなけりゃあ、まずは、いいよ。
今は、いいよ。それはいいよ。
 
よくないのは、この『新塚』が『アリス』を狙ってるってトコだろ。
ナイフの装飾が増えてて?動きが早くなって?さっき馬車止めたのはなんだって?
考える暇、ねえんだろ。『アリス』を狙われんのは、困るんだよ。
 
 
『アリス』へ高速で迫る『新塚』を目で追いながら、
困った俺はむしろ暢気なくらいにしょうもない事を考えてたんだ。
 
いや、俺さ、ずっと考えてたんだよ。
 
俺もみんなみたくさ、かっこいいこととか、洒落たこととか、印象に残ること言ってみたくて。
でも俺そんなの咄嗟に思い付かないから、準備してたんだよ。
 
こうさ、『アリスとハカセ、優しい人でないと修復能力には目覚めない、とか話してたよな』
『やっぱ人間性とスタンドって関係あんのかね』みたいな話から入ってさ。
 
『でもさ』『俺の人間性が薄っぺらだからっつってさ』
 
『薄っぺらなモンしか出せないとは、限らねえよな』──なんて上手いこと言いながらさ。
 
 
例えば今みたいに。
俺の『スタンド』に『地面』を『払わせて』、
今まさにアリスへ肉薄しようとする『新塚』の足元まで伸びるように、
『高さ10cm』の『木製スノコ』を発現したり、しながらさ。

俺の『能力』を地面に行使した時は、『敷き物』上の対象を『持ち上げる』ように作用するから。
単純に『足場』が『10cm』、瞬時にせり上がった『新塚』は果たしてさ、
あんな高速で走りながら、マトモに体勢を保てんのかな。
スピードついてる分、派手にこけたりしないかな。
そうでなくたって、少なくとも『ナイフ』の『狙い』が『10cm分』、上に逸れることにはなるんだよな。
 
分厚い『敷き物』を出した俺に、アリスは例えば、
『イガイとアツいヤツなんだな』みたいな、気の利いたことを言ってくれるわけだ。

そういう事を、俺は、ずっと考えてたのに。
結局、俺の口から出たのは。
 
 
「『アリス』ッ!危ねえッ!」
 
 
かっこつける余裕、ねーんだって。
俺は咄嗟に叫びながら、そう、地面を払ってスノコを出すのに集中するよ。
 
こっちはさっきから、もう、必死なんだよ。

267一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/05/12(日) 03:42:33
>>262-263
真っ当な小学生なら崩れ落ちるような状況だ。
実質的に2vs1の現状を覆すのは難しい。
どう足掻いても自分一人の力じゃ無理だろう。

(だが、見えてきたぞ。この二人組の性質が…
 ルンバという浮浪者。狂人のフリして判断能力を隠している)

最初にボウガンの矢を叩き落とした鎌は錆びていたが
アスナを迎撃した時の大剣は錆びていなかった。
さらに砕け散ると同時にアスナは毒に倒れた。
おそらくマスミの毒は鉄に影響を及ぼすのだろう。

(毒霧の真っ只中に立ってる癖に平気な顔をしている。
 何かしらの耐性を得ているのだろう)

今さっき、マスミがアスナに唾を吐いた瞬間だけ素に戻り
遮った感じがする。
唾なんぞ遮る必要も無いし、遮るほど慈悲の心を持つ男でもない。
マスミの体液自体に遮る必要が生じるほどの価値が存在する。

(さてはルンバ自身は武器を発現するだけでのスタンド使いで
 マスミのスタンドが鉄を媒体に毒を生成するスタンドか?
 鉄を酸化させて爆発的に増殖する毒の性質を持つスタンド…)

正直、怪しい仮説だが小林さんも似たような説に辿り着くだろう。
だからこそ実験だ。『ルンバ』にスタンドを向かわせる。
武器の発現は一瞬なので即座に対応してくる筈だ。
それを真剣白刃取りする(パス精:BCA)
へし折らないように注意はするが勝手に崩れ落ちそうだ。

【小林さん! 鉄と錆の関係は何となく察しがついてますね?
 武器屋で渡したアレの出番です! 吹けないけど刺せる!】

敵には何を言ってるか分からないだろう。
しかし、小林さんには意味が分かる。竹槍コーダーは金属製品ではない。
小林さんの邪魔を『ルンバ』がするようなら押さえ込む。
マスミ本人の戦闘力は低いはずだし、バシリスクが羽ばたけば毒霧は霧散する。
どちらにせよ試してもらうしかない。

268小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/12(日) 21:36:31
>>262-263

「臘祭(ろうさい)の夜の 巷(ちまた)に堕(お)ちて
 心臓はも 条網(じょうもう)に絡(から)み」  パシャッ  パシャ・・・

「脂(あぶら)ぎる 胸乳(むなぢ)も露(あら)わ
 よすがなき われは戯女(たわれめ)」 ガチャ  カランッ カラン・・・

ショルダーバッグ及び繋げてた鉄の鍋を外し地面に放置。重しとなり、敵『アスミ』
スタンドの『餌』になり得るものは必要ない。
>>221で購入した『酒』、それを頭上から上半身全体へとまんべんなく振りかける。
全身が酒気で満ちる。それで良い、『清める』事が先決だ。使い終えた
皮袋は空気を入れるようにしつつ胸元に挟めておく。

「せつなきに 泣きも得せずて
 この日頃 闇(やみ)を孕(はら)めり」 スチャ・・・

「遐(とお)き空 線条(せんじょう)に鳴る
 海峡岸 冬の暁風(ぎょうふう)」  カチ・・・

一抹君から渡された『リコーダー』はズボンのポケットに差しこんでいる
ボンナイフに近い場所のベルトへ挟み込み。
矢貫さんから借りた『ライター』は片手に携行しておく。
 残る空いた手に、泉の水を汲んだ現実世界の水筒容器を蓋が開けた
状態で持っておく。

『リヴィング・イン・モーメント(D)』ポケットに忍ばせた
ビー玉サイズを自分の額に設置。自身の両目は塞ぎDの視覚を要に。
『感染経路』に成りうる部分は徹底的にリスクを減らす。これから先
視界はスタンドに頼り、口呼吸は極力減らし、可能ならば濃霧内では
鼻呼吸すらせず息を止めるか、呼吸しなくてはいけない場合は酒が
入っていた革袋内で呼吸する。

(……残る私の手札。
『リヴィング・イン・モーメント(A)』火酒入り、腰元
『リヴィング・イン・モーメント(C)』上空からの監視
『リヴィング・イン・モーメント(D)』本体の視覚代替
Bは解除した為、約30秒の再発現は不可能……残る発現可能数は『二つ』
更に敵の能力の媒介となる可能性の『レイピア』が一振り。
アルコール消毒したが、それでも皮の鞘越しに影響を受ける確率は少なくない)

スタンドD音声『・・・貴方がた。とても良いコンビだ
能力のシナジーが恐ろしく噛み合っている・・・』

能力の考察は一抹君とほぼ同様と思って良い。一人は『鉄武器』の生成
もう一人は『鉄を養分とする毒素の空間展開』
『ルンバ』が平然としているのは『マスミ』から抗体を得る方法があるだろうが
それが体液の交換かは断定出来ない。

スタンドD音声『然し一縷の勝機は見出した……』 コォォォォ・・・

スタンドD音声『――いざ』 ダンッ!

『マスミ&バシリスク』の元へ走る。深呼吸を行い、肺に酸素を蓄えた状態で
距離を詰め、相手を倒す間合いへと。

妨害される可能性が高い『ルンバ』は一抹君に任せる。生きる有毒装置と
言って過言でない『マスミ』を倒せば一抹君と死に体の勇者さんの蘇生の
足掛かりとなるだろう。

アルコール消毒を施しマスミのスタンドによるであろう毒素に満ちた空間を
突き抜けつつ肉薄する。スタンドの視界に意識を集中し、バシリスクが
迎撃するであろう『毒噴射』が発動した場合は、ステンレスのポットに
新たな『リヴィング・イン・モーメント』を発現しつつ。口の中へと
投げ込めるように気を張っておく。

269『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/12(日) 23:00:12
>>264(夢見ヶ崎)

     ダ     『夢見ヶ崎』は横っ飛びに飛ぶ。
      ッ/   そのまま、『新塚』の両目目掛け、
      ・       『ジュース』の目潰しを――――

>>265(矢貫)

   シ
    ュ     『ノーバディ・アンダースタンド』が、
   バ/     地面を払って『スノコ』を敷設する。
    ・      『新塚』の足裏を取り、その身が競り上がる。

>ALL
      i /   「俺は、安全地帯でギャーギャー騒ぐ女に、
    ノ \     .つくづくムカっぱらが立ってたんだよォォ〜〜〜ッッ」
      ォ
       オ  「だからまずは、テメェーから『轢き殺し』てやる」
     ォ

そう、その身が競り上がる。
『10cm』どころではない。『夢見ヶ崎』の身長である『160cm』に達し――――

       ヒヒィィ――ンン!!
                        ドパラッ!
     「コイツらから奪った、
      この『名馬』でなぁぁ〜〜〜ッ」         ドパラッ!

ヨレヨレのジャージは『甲冑』に代わり、ダガーナイフは『長剣』となる。
そして、『飯塚』の股下では、栗毛の『騎馬』が雄叫びを上げ、
スノコはまたがれ、助走なしの『トップスピード』で『夢見ヶ崎』に迫る。

          ドガァッ!!
                          ―――ドサァ

辛うじて、身を翻していたのが幸いだった。
直撃は避けるも、『騎馬』の強烈な体当たりが掠め、『夢見ヶ崎』は吹っ飛んで倒れる。
まるで『トヨタ車』が突っ込んできたような衝撃だ。直撃すれば、骨の二、三本では済まない。

         シュ     「やってやったぜ、クソアマが。
          ゥ
          .ン                     ホ コ テ ン
       .・          タラタラすっとれぇ『歩行者天国』のテメェらを、
                俺の『乗り物』だけが、一方的に『蹂躙』できる」

                「貴様ァ、婦女子に手を上げるかァ!」     ド
                                            パ  ド
『突撃槍』を構えた『スズリ』が駆け、得物を突き放つ。            ラ   パ
そのスピードは遅い。騎士の甲冑は『歩兵』には向いていない。          ラ/
だが、倒れた『夢見ヶ崎』を庇うため、敢えて『囮』になっている。          ・

     ス    『甲冑』や『騎馬』が霧散し、『新塚』は宙に取り残される。
     ウ    自由落下を終えた途端、『スズリ』の槍が彼を襲うだろう。
     ゥ    だが、それでも十分に『間に合う』のは、先程見せた『駿足』から明らかだ。
     :

『騎馬』の高さに『爪』は届かず、生身の駿足は『ドクター・ブラインド』に匹敵する。
四つ足の騎馬は生半端な『敷物』では止まらず、馬力は敷物を容易く『押し退ける』。
『新塚』はチンケな小物だ。――――だが、それを敢えて『単独』で差し向けたのは……。

    「『グッドナイト・キッス』」

                クソ
    「テメェの人生も、『俺』以下にしてやるよ!」 
                         . . . .
――――『弱さ』を『武器』に変えた者は、恐ろしいからに他ならない。
『新塚』の手にした『ダガーナイフ』が怪しく煌めいた。

┌──────────────────┐
│ ニイヅカ ヒデオ     グッドナイト ・ キッス     .│
│『 新 塚 英 夫 』→『 別 れ の 接 吻 』    .│
└──────────────────┘

         【シャッター街となった虚しい商店街】

                           騎(死)
                            トラ
                      新 ←ス       . 騎(死)
                               夢          .ド
         馬車            矢

         【シャッター街となった虚しい商店街】

270『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/12(日) 23:00:34
【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その3
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1534589466/340-400
---------------------------------------------------------------

「ぬほおおおお!!!
 いやはやぁ〜〜〜、完全なる『無双』でフルボッコ!
 これが水瀬留美子の実力でござるゥゥ〜〜〜ッッ」

「さぁーて、ガドちんからドロップしたお年玉で
 サラッと『すしざんまい』で豪遊してレアガチャを回しまく」

    「おーっ、お疲れ」

                         「お疲れー、さっきの試合見てたろ?」

「(ふんぬ、『土遁の術』ッ!)」

  ジャ       「(『ブラックボトム・ストンプ』、地中に潜ったでござる。
    ポ       はてさてー、さっきの完全無欠の試合をみてぇー、
  .・         .もしやファン急上昇バズりまくりのラクリマ・クリスティーでござるかぁー!?

            さぁ、褒め殺せ! マシュマロ完食の準備は万全ですぞぉぉ〜〜〜ッッ)」


    「ああ、とんだ『塩試合』だろ」

                         「だよなぁー、ありゃあないって」

    「『我道』はまだしも」
                         「『水瀬』だろ、あの汚ェオタク女」

    「いきなり生理がどうこう言いだして」

                         「スタンドの力押しで暴れるだけでなぁ」

    「最後の死体蹴りとか最低だろ」

                         「だから根暗はステージに立たせるなよ」

    「解るぅー、陰キャは姿慎めよな」

                         「唐突にイジメ体験語り出すの、なんだったわけ」

    「勘違いしたイジメられっ子って、
     自分を完全な『被害者』だと思ってるんだろ。

     だからブレーキが利かないのをかっこいいと思ってて、
     ああいう腐った態度を取るわけよ。根底がクズだから」

                         「ああー、だからイジメられるわけね」

        \どっ/     \ぶははっ/

    「若いってだけで憎たらしいんじゃね?」

                         「ついにアリーナにも『お局様』かぁー」

    「イヤだイヤだ、焼肉食ってこうぜ」

                           ザッ  ザッ  ザッ . . .

   ・      「(ぅ、ぅぅ……)」

   ・      「(なんで、拙者がこんな目に……)」

   ・      「((拙者は一生懸命闘っただけなのに……)」

    i /    「あの、あのコスプレオタク女のせいでェェ〜〜〜ッッ」
   サ
    バ    「若い娘をボコボコにして実力の差を叩き込んだだけで、
     ッ     『お局様』扱いされるなんて、これじゃあ職場と変わらんでござるぅぅ」

   「こんな思いをするなら、『草』や『花』に生まれたかった……。

    欲を言うなら、決して老いず人の心を持った『ハーフエルフ』になって、
    大賢者に匹敵する魔力と異次元騎士に匹敵するソードアーツを習得して
    S級ランクの冒険者、いや『ユの付く自由業』に成り上がって大陸全土を旅して
    交際経験ゼロから始める異世界生活はスマートボインのバン・バイン!なスタイルで悩殺して
    『ノーゲーム・ノーライフ』の半生を過ごした拙者としては、チートスキルは盛り盛りのメガ増しで

                                      イコノクラスト
     『三十路越え(オーバーロード)』の『喪女戦記』を『 ぶ ち 壊 』して
    『日帰り』どころか『永住』して『離職転生』でござる!」

   ┌─────────────────────────
   │もう我慢はしたくない、
   │私の中に濁流の様に渦巻くコールタールよりも―――
   └─────────────────────────   グルルル...

271『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/12(日) 23:01:00
>>267(一抹)
『仮説』を基に『小林』へと呼びかけた。
『インダルジェンス』を放ち、『ルンバ』を襲撃する。

     ガギィンッ!!

『ルンバ』が指先を弾き、鳴らない『指パッチン』を示す。
膝皿から突き出す『方天画戟』を利用し、『膝蹴り』をかましてくるが、
『インダルジェンス』へガードする。

             グルルルルルゥゥ...
                           ゴボッ

『毒』は既に『一抹』を侵食している故に、
『ルンバ』は積極的に『一抹』を攻める必要はない。
数え切れぬ肉体の不調が『一抹』を襲う。――――『長く』はない。

>>268(小林)
『覚悟』を決めたように、『小林』は謎の詩を詠唱する。
怪訝そうに見ていた『マスミ』だが、『火酒』を頭から被り、
『ライター』を取り出したのを見るに、その表情が蒼褪める。

>一抹&小林

     「ハァ、マジか……?
      おい、『ルンバ』! テメェのスタンドで」

                            「ぁ りゃあ  『本気』ダ。
                             オレでハ  ムリ  ダ」

     「あ゙ぁ゙!?  イカれてンのか。コイツ――――」

『呼吸』を止め、両目を閉じ、『ライター』を手にしたまま、
『小林』は全力疾走で『マスミ』の懐へと駆ける。
ヴィジョンによる『視界』がある。移動は問題ない。

     「お望み通り、ぶち殺してやるよッ!」

              『GWaaaAAAAァァ!!!』

『マスミ』が騎乗する『バシリスク』が雄叫びを上げ、思いっきり蹴り出す。
ナイフのような『鉤爪』が、『小林』目掛けて襲い掛かる。

         【商店や宿屋、屋台が広がっている】

                   ル抹
             バシ 小
                 ア

         【商店や宿屋、屋台が広がっている】      ※道幅は6mほど

272夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/12(日) 23:55:26
>>269

・自分の現在のダメージは、どの程度?
・『ドクター・ブラインド』の位置と状態は本体と同じ?
・『新塚』の現在の高度は?
・『スズリ』の槍は、『新塚』が地面に着くタイミングで当たるような軌道で繰り出されているのか?
・夢見ヶ崎から見て、三人までの距離は何m程だろうか?
・『新塚』の『長剣』は『ダガー』に戻っている?
・『ダガー』の『装飾』は先程に変化はないと考えていいだろうか?

273『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/13(月) 00:00:29
>>272(回答)
>・自分の現在のダメージは、どの程度?
地面に打ち付けた『背中』の痺れ。

>・『ドクター・ブラインド』の位置と状態は本体と同じ?
本体と同じ。

>・『新塚』の現在の高度は?
およそ30cmほど。

>・『スズリ』の槍は、『新塚』が地面に着くタイミングで当たるような軌道で繰り出されているのか?
おおよそにはなるがその通り。

>・夢見ヶ崎から見て、三人までの距離は何m程だろうか?
1〜2mほど。

>・『新塚』の『長剣』は『ダガー』に戻っている?
戻っている。

>・『ダガー』の『装飾』は先程に変化はないと考えていいだろうか?
柄部に2つの『宝石』が装飾されている。

274<削除>:<削除>
<削除>

275<削除>:<削除>
<削除>

276夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/13(月) 02:36:41
>>273
回答感謝

>>269

「ッ――――――!!!!」

凄まじい勢いで吹っ飛ばされ、その衝撃に思わず息が詰まった。
まともに受けていたらと思うとゾッとする程だ。
しかし、今はそんな事を考えている時間もない。

ところで『トヨタ』ってダレだっけ??
たしか、おむかいのオジサンだったようなきがする。
いや、ウチのちかくのパンやのゴシュジンか??

『新塚』は、現在空中にいる。
しかし、すぐに着地するだろう。
そして、着地してしまえば、また恐るべきスピードとパワーで攻めてくるのは明らかだ。

短い時間の間に色々と考えるが、やはりコレしか浮かばない。
このクソが着地する前に一撃を食らわす。
ソレしかない。

ココで一撃も当てられなければ、またヤツのペースになる。
そうなったら、ジリジリと追い込まれて敗北するだろう。
今このタイミングで攻撃しなければ、次のチャンスまで果てしなく遠く思える。

だが、ヤツも空中が危ないコトは理解しているはず。
このまま突っ込んでいって通じるのかが不安だ。
小細工すべきかもしれない。

「『スズリ』さまッ!!『せ』をかがめてくださいッ!!」

『スズリ』に叫んで、『ドクター』を起き上がらせる。
その際に、ポケットに入れていたキャップを片手に握っておく。
本体は倒れたままで、スタンドの操作に全神経を傾ける。
背を屈めるという指示が通じたら、『スズリ』の背を踏み台にして『新塚』に飛び掛かる。
そして、指弾の要領でキャップを弾き飛ばし、『新塚』の目を狙い打つ。

キャップを握った時の感覚で、指弾が難しいと判断したら投擲に切り替える。
それから続けざまに、残った腕の爪で『新塚』を切り裂く。
狙いは先程と同じく『聴覚移植』。
もし指示が間に合わなかった場合は、そのまま突っ込んで一連の行動を行う。
その場合も狙いは同様。

277一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/05/13(月) 07:20:37
>>270-271
肉を突き破り芽生える金属と『錆』はマスミのスタンドに由来するもの。
この『ルンバ』本人は純近接型のスタンド使いでしかない。
『ルンバ』が鉄を提供し、『マスミ』のスタンドが糧とする。
実際は違う可能性もあるが近い関係だと思う。

【こ、小林さぁぁん!? そこまでやっちゃうんですかァァ!!
 いや、真っ当な頭した人がスタンドに目覚めるわけないだろうッ!】

【浮浪者! お前、ファッション狂人だな?
 唾を遮った時だけ素に戻ったのを見たぞ…
 さてはマスミより頭が回るなッ!】

『錆』の餌になるであろう『方天画戟』を掴み略奪(パス精:BCA)
掴んだ時点で砕け散るだろうが残っては面倒だ。
奪った『方天画戟』は即座に破棄。
逃げるようなら掴みかかり、武器は逸らすか掴んで無力化したい。

(そう長くは足止めしてられない。症状も悪化する一方だ。
 手数に優れた小林さんが雌鳥相手にどれだけ立ち回れるか…!)

迷わず駆け出した様子を見るに『弱点』と思わしき部分を見つけたのだろう。
それを信じて浮浪者の足止めに専念しよう。

278夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/13(月) 14:24:12
>>276

行動を起こす前に、さりげなく『右のウィンク』を行う。
今の状況で見てもらえるかどうかはビミョーなところだ。
ただ、『サイン』を決めたからには一応やっとかないと。
『サイン』っていっても『今日予定空いてるよ』ってイミじゃない。
ヤッさんが覚えてくれてたらイイけど。

279小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/13(月) 22:23:44
>>270-271

額にある第三の目(リヴィング・イン・モーメントD)が襲い掛かる
致命の一撃を映し出す。当然ながら防御する力も迎撃の手も無い。

D『そうだ 私も貴方も打つ手は限られている
・・・
だから これは回避出来る』 ダンッ

上空の目(リヴィング・イン・モーメントC)も降下しつつ戦況を映している。
バシリスクの蹴りの予備動作も見て取れる。だから、これは横っ飛びに躱せる!

D『受けて見なさい』  バシュゥ――ンッ!

回避後、すかさず敵『マスミ』に向かって水筒を手から外し『ポンナイフ』を投げる。
出来うる限り、頭部を狙い。バシリスクに騎乗し天頂より見下す毒の女王に
一矢報いらんと振りかぶって投擲を行う。その後『A』を手に携行する
無論これは『見せ札』だ。『切り札』は次の一手だ

(まだか・・・)

時間は一刻の猶予もない。命の砂が彼 彼女が尽きるのも後僅かだろう。
然し焦燥にかられ自棄になった行動をとれば、それこそ命運尽きる。
Living In The Moment(今この瞬間を生きる)
精一杯の知を振り絞り、次の瞬間に生を得る為にも。

280矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/05/13(月) 22:47:38
>>269
 
足場崩して打点逸らそうって俺の狙いをことごとく跳ね除けてくれる『馬』の出現に、
やっぱり俺はそれなりに驚きつつも、一方でまあ、俺の『スノコ』を『狙ってかわした』わけじゃないってんなら、
それはそれで今後のやりようもあるんじゃないかって思ったし、
それにしたって『甲冑』だの『長剣』だの、殺した相手の持ち物奪って再現すんのか、
殺す必要あんのか、他に条件があったりストックがあったりすんのかって辺りも気になって、
気にしてる間に、『アリス』が馬に撥ねられて吹っ飛んで、
地面に、激突して、それで、それを見て、俺は、
 
 
 
発現済みの『敷き物』は全て解除。
その場で『ノーバディ・アンダースタンド』の左右の腕を振るい、
左手で『地面』を、右手で『膝丈の中空』をそれぞれ『払う』。
 
『地面』からは『テフロンシート』を発現。
幅900mm、長さ2700mmの『低摩擦性の敷き物』を『新塚』の足元へ発現し、
着地と同時に地を蹴るであろうその足を『滑らせる』。
力が強いほど、速度が早いほど、派手に滑らせ虚を衝く狙いだ。
 
同時に『中空』に発現するのは、先ほど『トラックのドア』で防がれたものと同様の『スノコ』。
『新塚』の『ゼロ距離』に発現させるそれを『殴りつける』ことで、脚部へのダメージを狙いたい。
木材で思い切り膝を殴られるダメージを、身動きの取れない空中で、
あるいは着地直後の地面に滑る中で、確実に一撃与え、機動力を損ないたい。
 
『矢貫』へと相手の攻撃の矛先が向いても、基本的に行動は中断しない。
一連の動作が『夢見ヶ崎』あるいは『スズリ』の行動を著しく阻害する場合、
それを認識できた時点で行動は中断したい。
 
 
 
それを見て俺は、『スタンド』を振り立てて『新塚』へと襲い掛かる俺を、
他人事のように居心地悪く、思うことしかできなかったんだ。

281『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/14(火) 22:43:06
>>276(夢見ヶ崎)
>「『スズリ』さまッ!!『せ』をかがめてくださいッ!!」

     「ぬぅ、何をッ!?」

『スズリ』は背を可能な限り屈めようとするが、
『甲冑』に固められた背筋を曲げるのは、簡単なことではない。

>>277(矢貫)

        シュバァッ!

『新塚』の着地点に『テフロンシート』を敷設する。

>ALL

   ズ    「ぐ、ぁッ!」
   ル
    ゥ    『フッ素樹脂』の潤滑性は『氷』に匹敵する。
   (       『着地』と共に『グッドナイト・キッス』を振り回そうとしたが、
    .)    『新塚』はバランスを崩し、思いっきり前のめりに倒れこみ、

                                パシュッ!
             スコォッ!
                           ゴスッ!

まず、『ドクター・ブラインド』が跳躍し、『ペットボトルのフタ』を放った。
だが、2〜3グラムの軽い物体だ。どこに当たってもダメージはない。

そして、『矢貫』の打ち込んだ『スノコ』が、『新塚』の下腹部に突き刺さる。
『スノコ』を介した殴打では、向こうが『突っ込んで』こない限り、
それほどのパワーは伝わらない。普通に『殴った方』がよっぽど痛い。
              . .
――――が、当たった位置が災いした。『新塚』はその場に倒れこむ。
『脚部』を狙った『矢貫』の想定ではない、『新塚』の動きが災いしたのだろう。

      「お、ぉ、ご、ごぉ……」

           「てめ、ェ、もう、ソーブ、いげなぐ、 なるだろ  が……」

      「――――立て、せめてもの『騎士』の情けだ」

『スズリ』は倒れた『新塚』には追い打ちを掛けず、槍を構えなおす。

      ズ
       ァ     「テメェ、ら、後悔させてやる――――」
        ッ

倒れ伏したまま、『新塚』の身体から『馬』が競り上がる。
『西』を向いた『馬』はそのまま駆けていくだろう。

282『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/14(火) 22:43:44
>>277(一抹)
『方天画戟』を掴もうとする、

         グラァ……

だが、『一抹』の意識が揺らぐ。
肉体に巡る『害毒』に対し、『一抹』は何の対策もしなかった。
既にスタンドの『操作』に支障が出る程、意識が混濁している。

      ガボッ
                 ボドドッ

反射的に漏れた『吐しゃ物』は、血でどす黒く染まって――――

           ガゴォッ!!

『方天画戟』越しの強烈な『膝蹴り』が、『一抹』の腹部を貫いた。

>>279(小林)

          ガスゥッ!

『バシリスク』の『鉤爪』が、小林の右半身を引き裂いた。
薄い胸板は切り裂かれ、夥しい『血液』が噴出する。

『リヴィング・イン・モーメント(C)』は>>246の時点で、『高度30m』に位置する。
そこから『小林』は、『リヴィング・イン・モーメント(C)』を全く動かしていない。
言うまでもないが、『高度30m』とは、ビルやマンションの『10階層』に等しい。
『バシリスク』の蹴りの予備動作が見えるはずもない。

     「破れかぶれが実るわけねェだろ!」

     「一生地べたを這いつくばってろ、ゴミクズがッ!」

『ファンタジー』に裏打ちされた痛烈な一撃、『出血』だけではない。
全身に走る『悪寒』、強烈な『吐き気』、脳裏を擦り削るような『頭痛』、
『臓器』の一つ一つが悲鳴を上げ、パンパンにむくんだ肌におぞましい『湿疹』が浮かぶ。

>ALL

    ズ   「ああ、俺ハ」
    ア
     ァ   「何も出来やしない、唯の『落伍者』ダ」

『一抹』の『臓腑』に突き刺さる『方天画戟』が、崩れ落ちる。
『ルンバ』は両目を瞑るような下手クソの『ウインク』を見せ、
右掌から錆の浮いた『処刑刀』を突き生やす。

                  _
      「何ヲ  やっ ( も  『矢敗』すル」
             . . .  ..
      「こんな、『ッ ヶ ・  ・ば』みたイ ナ」

      「入  生 をォ   送って  ギ」 「タ」

霞む『一抹』の目に映るのは、鮮血を吹き出す『小林』の姿。
最後の希望は断たれ、握った『短刀』も振るわぬまま、
その生涯を『夢』の中で終える。――――その『夢』を叶えぬままに……。

      「サラバ、」

      「『ウルトラ星見ボーイズ』の、礎となれ……」


               ズ        i /
                     ノ \
                          ア

                   ァ
                             ア  ーz /
                                 ノ  ・

283『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/14(火) 22:46:01
>ALL

┌──────────────────────────┐
│『バシリスク』の巨体が大きく揺らいだ。             .....│
│『高度30m』からでも、斬り飛ばされた『鉤爪』と――――     .│
└──────────────────────────┘

    ド
          ド
               『G W WWWWAAAァァ〜〜〜ッッ!!』   ド
                                                  ド
      ド                                       ド

          ┌─────────────────────────────┐
          │――――体液に汚れた『勇者』が、その身を跳ね上げ、       ......│
          │『陽炎』のように揺らぐ『炎剣』を振るったのは、ハッキリと見えた。    │
          └─────────────────────────────┘

        バーン ・ ブレイド                            | i l
      「『 万 物 焚 斬 』――――」                     ト
                                            ォ
       全魔力を注いだ、最後の一撃――――」            オ
                                            ン/
片足を失った『バシリスク』は倒れ、『マスミ』は地べたに転げ落ちる。   ・
長い巻き髪を『吐しゃ物』に浸し、それに気付いた『マスミ』は絶叫した。

      「ぎ、ぎゃぁぁぁ!!!!!」        ゴ
                                 ス
      「ゲロブタ女が、やりやがったなぁ!」   ッ/
                                  ・

我を忘れた『マスミ』のトーキックが、『勇者』の下腹部を抉る。
だが、――――既に『小林』の姿は見えていない。
手にした『ナイフ』の重みが、『小林』を駆り立てる……。

『マスミ』との距離、残り『3m』。

┌───────────────────────────────┐
│『タンパク質』の凝固する『80℃』以上で、爆発的に繁殖する『古細菌』。  ..│
│『細胞』を破裂させる『高濃度塩度』でも生存する『バクテリア群』―――― │
└───────────────────────────────┘

      「クソッ、クソがッ!」

      「こんな、カス共に、ナメられてたまるかよ!」

        ┌─────────────────────────────┐
        │中でも『NASA』が発表した、『GFAJ-1』と呼ばれる『微生物』は、     │
        │これらの『極限環境微生物』の中でも、特異な性質を持っていた。    │
        └─────────────────────────────┘

      「ここを、アタシらの『城』にするんだよッ
       テメェは、さっさと席を開けろォォ――――!!」

       ┌──────────────────────────────────┐
       │『DNA』を構成する『リン酸』が不足した環境下において、              ......│
       │生物に有毒な『ヒ素』を吸収し、増殖するという規格外の特性である――――   .│
       └──────────────────────────────────┘

284 小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/14(火) 23:31:36
>>268
メ欄 Cをバシリスクへ

で。この時点からリヴィング・イン・モーメントC上空のを
バシリスクの口まで降下を始めてますが、それでも行動の結果は
変わらないでしょうか?

285『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/14(火) 23:37:08
>>284
レス内で真意を明かされていないメール欄を行動に反映させることはありません。
また、メール欄内で「見える」、「傍から解る」行動を記載することはできません。

286 小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/14(火) 23:50:47
>>285
(回答感謝、もう2点質問)

・斬り飛ばされた『鉤爪』の予想落下地点は小林から大体何m?

・倒れた『バシリスク』の嘴は開いている?

287夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/14(火) 23:58:58
>>281

・倒れた『新塚』の体勢はうつ伏せ?
・それぞれの位置に変化はない?
・『ドクター・ブラインド』の位置は変わってない?

288『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/15(水) 00:02:43
>>286(小林)
>・斬り飛ばされた『鉤爪』の予想落下地点は小林から大体何m?
4〜5m。

>・倒れた『バシリスク』の嘴は開いている?
今は閉じている。

>>287(夢見ヶ崎)
>・倒れた『新塚』の体勢はうつ伏せ?
うつ伏せ。

>・それぞれの位置に変化はない?
変化はない。

>・『ドクター・ブラインド』の位置は変わってない?
変わっていない。その場での跳躍となった。

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290<削除>:<削除>
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291<削除>:<削除>
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292夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/15(水) 06:42:14
>>288
回答感謝

>>281

あぁ〜〜〜、『ヨロイ』か。
ソレわすれてたぞ。
だって、『ヨロイ』なんかフツーみかけないじゃん!!
イマまでのジンセイで『ヨロイ』きてあるいてるヤツなんてみたコトあるか??
そりゃあ、あるさ!!
イマまさに、めのマエにたってるモンな!!

「イカリさまぁぁぁぁぁッ!!ソチラにいきそうですわぁぁぁぁぁ――――ッ!!
 もし、そのオトコがちかづいてきたら、キケンですのであたらないようにかわしてくださいませッ!!」

『イカリ』にむかってさけぶ。
なんかわからんが、『ニシ』って『アッチ』だよな??
『アッチ』にあるモンっつったら、『バシャ』くらいしかないし。
ヤバそうだから、もし『ヤツがちかづいてきたら』よけてほしい。

そして、『ドクター』をはしらせる。
ウマにのってるからとどかないってんなら、『ウマ』をねらってやる。
ウマがはしりだすまえに、『ウマ』を爪で切り裂く。
イチバンねらいやすいであろう、『ウマのアシ』をねらう。
蹴られないように、『ウマ』の横から接近して足を切る。

切ったらすぐバックステップして、『ウマ』から距離をとる。
ウマが方向を変えて蹴りを出してきたり、『長剣』で攻撃してきても当たらない距離までバックステップする。
もし『長剣』を振ってきたら、その振り方に応じて回避する。
横か斜めに振ってきたら、バックステップしながら姿勢を下げて避ける。
縦に振ってきたら、斜め後ろに跳ぶことで距離を離しつつ軸をずらして避ける。

もし、『ウマ』がジャンプしたら、それに合わせて『ドクター』を跳躍させて切る。
垂直に跳ぶのではなく、ウマとすれ違う形で跳ぶと同時に切る。
普通に切っても届かなければ、届くように腕を伸ばす。
この時に『長剣』を振ってきたら、当たらないように体を捻って可能な限り回避を試みる。
だが、大きなダメージにならない限りは攻撃の方を優先する。
『ウマ』を切ったら、跳躍の勢いを殺さないまま地面を転がって『ウマ』のアシや『長剣』が届かない距離まで離れる。
それからすぐに起き上がって、『新塚』のいる方向に向き直る。

切りつける時に『聴覚』を『移植』する。
まぁ、イミあるかどうかわかんないけど。
本体にしか効き目がないんなら、全く無意味な行為になる。
でも、それいがいにおもいつかないし、やっとくしかねえだろ!!
もし成功したなら、『ドクター』から『聴覚』が消える。
失敗したかどうかは、ソレで判断できる。
そのコトを、ちゃんと『確認』する。

「はぁ??『フロ』くらいマイニチはいれよ??
 あぁぁぁ〜〜〜、そっかそっか――――だから『こきたない』んだ。ナットクナットク」

『ソープ』⇒『石鹸』⇒『風呂』と解釈した。
それとも『銭湯』とかか??
なんにちもフロにはいってないようなヤツとイッショのフロにはいるなんて、かんがえたくもない。
たとえ、コイツがオンナだったとしてもオコトワリだ。
ケイエイにエイキョウしそうだし、メイワクなキャクがいると、セントウのヒトもタイヘンだな〜〜〜。

「ヤッさん、ゴメン。イマさっき、スゲーアホなコトしてた。
 もしコレがジブンだったら、しぬほどハズカシいな!!」

まぁ、ジブンなんだけどな!!
イマのは、『ジンセイでハズカシかったエピソードトップ5』にはいるくらいハズカシいぞ!!
こんなコトさせやがって、ゼッタイゆるさん!!
そのしかえしに、コイツを『もっとハズカシいめ』にあわせてやろう。
そして、『アリスのハズカシいエピソード』がめだたないようにしてやる!!

「――――ところで、イマのところ『サクセン』はヘンコウなしでイイよね??」

ヤッさんが前に出て、スキができたらアリスが攻撃するってヤツね。
さっきはアリスのせいでシッパイしたんだけど。
コレをバネにして、あしたもガンバろう。

んで、本体は立ち上がる。
今すぐコッチに突っ込んでこないなら、たぶんおそらくソレくらいは可能だと思う。
もし『今すぐコッチに突っ込んでくるなら』、空いている手で地面を強く押して、その反動で転がって回避したい。
さっきのコトを考えたら無傷ではすまないだろうが、直撃するよりはマシだ。
あと、もし『聴覚移植』が成功していたら、息を吸い込んでおく。
次の瞬間に大声を出すための準備としてだ。
『聴覚移植』が失敗していたら、息を吸い込むという行為はナシで。

293小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/16(木) 20:08:08
>>282-283(レス遅れ失礼しました)

白薔薇(しろばら)の 造花の花弁(かべん)
凍(い)てつきて 心もあらず

中原中也の詩集、『むなしさ』の一節。私は彼の作品を気に入っていている。
文章は良いものだ。何処か別の世界を感じさせ、空つぽな私の心と言う洞な
器にも満たすものを一時的に感じさせてくれるから。
・・・私は幼少期のとある出来事で『感情』は半死半生のモノとなった。
一般の精神病質とは異なる。罪悪感や良心は持ち合わせているつもりだし
行動に対し責任を伴おうとも思っている。ただ、何処か自分の振る舞いが
他人事のように思えるし、激しい怒りや喜び、悲しみも楽しさと言うのも
殆ど感じ得ない。子供の頃は確かにあった輝きは今はブリキのようだ。

切り裂かれた胸板。程ばしる血液 悪寒 吐き気 頭痛。体中に走る
病症に反し感情は冷めている。あぁ 失敗したなぁと溜息混じりの声を胸で発する。
未だ昔と呼称するには及ばない、つい最近にも似た事があった。

>破れかぶれが実るわけねェだろ!

一時の激情に駆られて永遠にチャンスを逃す。
それが許されるのはジュブナイルの世界だけだ。

>一生地べたを這いつくばってろ、ゴミクズがッ!

宝玉の輝きの前で横たわっていろ・・・・・・詩人君ッ!

                
                   ……タケル

温泉 怪盗団 矢のアクセサリー 
 濃霧 勇者 夢・・・過去と現実の出来事が入り交える。

私は、子供の頃。確かに竜を見た 割れる空を見た。
そして『死んだ』 あの時、確かに夢や希望の火を胸に埋めていた
私は死んだのだ。それは、もう二度と戻っては来ない

……ああ 疲れた 酷く 疲れた。 冷える……このまま眠れば
冷たさも熱さも感じる事なく休めるのだろうか

      ――『陽炎』   『炎剣』
吐瀉物に紛れつつも 命の焔燃やし 懸命に魂の刃振るう乙女・・・

天井に 朱(あか)きいろいで
戸の隙(すき)を 洩(も)れ入(い)る光   中原中也『朝の歌』

・・・私は

・・・私   は
  ・・
――俺はッ

294小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/16(木) 20:11:37

>>268メ欄 Cをバシリスクへ。
この時点からバシリスク向けて降下させてる『リヴィング・イン・モーメントC』の
操作を一時的に解除して自然落下に任せる。そのほうが降下速度が速い
更に、落下が地面に近づいたら。操作権を戻し倒れ伏すバシリスクの口まで移動させる。

>>279メ欄 E F 二重水槽化。
この時点でスタンドE F。二重に水槽化させた約ゴルフボール大水槽を自分のほうへ
移動させる(ス精CC)

――カチッ  ボォ

手元に握り込んでいたライターの火を点ける。そして『リヴィング・イン・モーメントA』
『火酒入り水槽』の表面に、上半身に振りかけた酒を塗りつけ着火し・・・

  ブンッ――!  パシャッ  ボォォォ――!!

・・・3m遠方で、決死の行動を奮った勇者を蹴る『マスミ』の上半身目がけ
水槽を投擲させ、命中する直前でスタンドを解除を行い火の波で包み込ませるっ!
 尚、投擲する程に体に力が無いようならスタンドのスペックのみで飛来させ
上記と同じ行動をとらせる。これは、命中する いや命中させねばならない。
酒が自分にも掛かっている自分が延焼する心配はない。『多量な出血』を帯びてる今
その血が延焼を防いでくれる! 水槽とて、火が付いたからと言って直ぐに全体が
数秒で破壊される事は無い。マスミに届く範囲までは火も点く

   ハァ・・・ハァッ!

追撃する余力は無い。頭部が火に包まれれば数秒足らずで意識を失う事を考え
バシリスクに体力の許す限り接近させ肉の鞘に包まれたレイピアを引き抜くと
全体重をかけ、その首へ突き刺す。

『リヴィング・イン・モーメントD』も、額にもう必要ない。全身に病理が走り
マスミの能力が解除される瀬戸際な今、降下させ絶命するだろうバシリスクの
嘴を足でこじ開けてでも中に侵入させる。そして自分の両目を開き・・・

 「――っルンバああああああああああああああああっっ!!!!」

 「――俺がお前の相手だ!!!!!」

・・・『ルンバ』へ『宣戦布告』

死力を尽くし時間を稼いでくれた一抹君。
全てを振り絞り活路を切り開いたアスナ(勇者)さん。
どんな感謝も どんな言葉でも足りえない。だから、ここから先は私が
私が皆の為に全てを懸けよう。

(ようやく・・・思い出せた。
これが 『義憤』が これが『怒り』か)

295矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/05/17(金) 00:35:24
>>281
 
「あ、いや」
       「悪い」
 
     「そんなつもりじゃ」
 
目論見に反していい具合に急所にヒットしちまった結果を目にして、
俺は反射的に謝罪の言葉を口にした。
別に謝意はなかったんだけど、まあ、ダメージが想像できる感じだったからな。
 
わざとじゃないんだよ、本当に。
こう、もう夢中になって攻撃してたから、その辺気ィ使う余裕なかったんだよ。
 
なんて、謝ってから思う。
俺みたいな仕事してると、まあ色んな連中と出くわすことになるんだけど、
そん中にも特にどうしようもない連中ってのがいて、なんつーのかな、
『謝ったら負け』とか、『頭下げたら終わり』とか思ってんじゃねーかなってくらい退かない奴ら。
 
あれなんなんだろうな。
俺なんかは、適当に謝って解決するんならいくらでも頭下げちまうけど。
プライドって奴か?難儀だよな。
 
俺はすぐに謝っちまう方なんだけど、まあ難儀なことに、
俺の『こいつ』はそうでもないみたいで。
だから仕方ないから俺は、
 
 
    ・・・・・・・・・・・
   「頭下げたら終わりだよ」
 
 
短く呟き、俺は自分の頭の高さを『スタンド』で『払って』、『新塚』の頭上まで延びるよう、
中空に1m×2mの『ステンレスラインマット』を敷設する。
発現と同時、払った手をそのままに『マット』に触れ、行使するのは『裏返し』の能力だ。
 
俺の『敷き物』は、空中に敷けば人が抑える力でその場に固定されて、
『表面』に掛かる力に対して『ちょいと強くなる』仕組みになってて、それを『裏返す』から。
 
人並みの力で固定された鉄板に向かって、自分の能力で競り上がって挟まれる『新塚』は、
まあ多分、万全ってワケにはいかねーだろ。
 
だから。
 
「俺が前出て、タイミング、いくらでも作るから。
 今度は上手く『ドクター』で合わせてくれよ。
 頼りないかも知んねえけど、『俺の』は、一応」
 
今度とか、明日とか、そういうのを取り戻す戦いだったんだよな。
俺はこれまでの人生で下手こいて、
その度に『あの時ああすれは良かった』とか『今度はちゃんとやる』なんて思い続けて。
 
そんな『あの時』と『今度』が、積もり積もって重なって、
 
今。
 
 
「こういうことができるから」
  
 
手元を払って、俺は先と同様のサイズの『ステンレスラインマット』を発現する。
設置済みの『スノコ』のみ解除し、『テフロンシート』はそのまま残そう。
『馬』が滑って転んでくれりゃ最高だけど、あいつら四つ足だから、どうだろな。
少なくとも、いきなりトップスピードで駆け出したりはしないと信じたいトコだけど。
 
なんにせよ、騎手が潰れて、足元がツルツルになってる『馬』の『後ろ足』を狙って、
俺は発現した『ステンレス板』を『スタンド』の両手で掴み、地面と平行にフルスイングして叩き付ける。
 
遠心力を思い切り乗せてやれば、まあ普通に殴るよりは強いし、
馬ってどうなんだろうな、足一本殴られながら、スケートリンクを走れんのかな。
 
例えばそう、『アリス』が一撃決めるくらいの隙は、できていいんじゃねえのかな。

296一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/05/17(金) 06:05:47
>>282-283
状況は変わらず絶望的だ。何をやっても上手くいかない。
近接メタを張られ護らねばならない女は死を待つばかり。
だが、これは諦める理由にならない。

【俺は捨て子、あんたは家無き者。奇妙な親近感がある…】
【この『インダルジェンス』で『甘やかして』やりたい気分になってきたぞ…!】

『方天画戟』に臓器を刺された挙句、猛毒を受けて吐き気と朦朧とする意識。
しかし、スタンドが動かせずとも出来る事がある。アスナが吐瀉物を
吐き出したように血反吐と吐瀉物を毒素諸共に勢い良く『ルンバ』へ噴き出す。

【わたしの容姿を見ろォ! こんな人間の失敗作でも生きてるんだ!
 一人で私を押さえ込んでるのに自分を卑下するな!】

敵である『ルンバ』に叱咤激励をしながら転がって処刑刀を回避。
若しくはランドセルを盾に攻撃を凌ぐ。
『ルンバ』の全体的スペックは人間並。それに加えて発現武器は
即座に砕け散る耐久力。
この戦いを生き延びて存在価値を証明してやる。それはそうと…

【あぁん? なぁにが破れかぶれだ? てめぇみたいにふんぞり返った軍師気取りの地蔵が偉そうに言えたものかァ?】

【それに比べて『ルンバ』は居場所を勝ち取ろうと真っ向から戦ってるじゃねぇか! グダグダ騒ぐしか能が無い女風情がよォォ! 】

【居場所は作るものなんだよ! 人様の新築一戸建てパクろうって恥ってもんがねぇのか!】

【何が地べたを這いずってろだァ? ご自慢の髪が吐瀉物和えのペペロンチーノと化したテメェはどうなんだよォォ? 化粧は汚え! 言葉遣いも汚え! 汚ったねぇぇなァ!!】

意図的にマスミを煽りた押して怒りを自分に向ける。
あの女は『ルンバ』に比べてオツムが緩い。
ここまで小馬鹿にされて平常心を保てる筈がない。

(今だ、小林さん! 貴方を侮ったマスミに目に物を見せてやるんだ!)

自分にヘイトが向いている内に小林さんが披露する秘策を見やる。
絶対にマスミ風情なんぞに負けてなるものか。

297夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/17(金) 21:14:57
>>292
攻撃を仕掛ける際に、もし『狙える』と判断できた場合は、『馬』より『新塚本体』を狙う。

298『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/17(金) 22:57:15
>>295(矢貫)
左手を払い、『ステンレスラインマット』を発現する。
『スノコ』は解除し、二枚目の『ステンレスラインマット』の発現を試みる。

>>292(夢見ヶ崎)
『イカリ』に叫ぶが、動く気配はない。
『騎馬』は動けない。――――それは既に体感している。

>ALL

       グググッ
                 「ぐぇ はッ」
                              ギチチチィィ

『矢貫』の発現した一枚目の『ステンレスラインマット』が、
うつ伏せになった『新塚』の背中を抑え、身動きを止める。
『馬』は既に発現を完了しており、『圧し潰す』形にはならなかったが、
その動きを止めたままだ。――――間髪入れず、『ドクター・ブラインド』が斬り掛かる。

          シュガッ!
                     「が、ナメ!」

腹部を圧迫され、まったく言えてないが、
『ドクター・ブラインド』の爪撃を、『グッドナイト・キッス』の刃身で防ぐ。
そのハンドスピードは『ドクター・ブラインド』に匹敵、いや、
          ,
      *.・  +
        ボォ ,*":
                        バスゥッ!!

その爪が『斬り飛ばされた』。
左手の爪全てが横薙ぎに切り裂かれ、宙を舞い上がった。
たった一度の『接触』で、だ。『夢見ヶ崎』の爪が割れ、鮮血が滲む。

今の一撃で、『夢見ヶ崎』は『三つ』のことを学んだ。
一つ、『馬』の発現や『刃』の接触時、二つの『宝石』が淡く輝いた。
一つ、その爪が『馬』を掠めた時、優れた『触覚』がその仔細を伝える。
『馬』の感触や質感は『ヴィジョン』に近い。『意思』や『感覚』を持たないと理解できる。
――――どちらも『接近戦』を挑まなければ、解らなかったことだ。

        「とっておぎを、ぐぅ、つがうじか ねェ!」

『二枚目』の『ステンレスラインマット』を発現し、
『ノーバディ・アンダースタンド』が、思いっきり振り回した。

                 ガ ギィッ!!

――――『馬』の後ろ足から異音が聞こえる。
もう一撃当てれば、へし折れるだろう。

             ズ ア ァ――――――z____ ッ!! 

『グッドナイト・キッス』の宝石が淡く光り、馬に騎乗した『騎士』が現れる。
『ステンレスラインマット』の傍を沿うように、『矢貫』へ真正面から突っ込んでくる。
『矢貫』との距離は『2m』。――――最早、避けようがない。

              「ぬぅおおお!!」

        ドガァンッ!!

傍にいた『スズリ』が咄嗟に槍を振り回し、
『騎士』を妨害しようとするが、容易く弾かれてしまう。

         【シャッター街となった虚しい商店街】

                           騎(死)
                            トラ
                      新 ス        . 騎(死)
                         ド騎   夢          .ド(馬の方)
         馬車            矢

         【シャッター街となった虚しい商店街】

299『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/17(金) 22:58:02
>>294(小林)
スタンドは自然落下しない。
『リヴィング・イン・モーメント(C)』を下降させていく。

   シュボッ!!

被った『火酒』に着火し、『小林』は炎上する。
神経の冷える感覚。『小林』の視界が紅く染まる。
『血液』の喪失、浸食する『害毒』、もう時間はない。

      バッシャァァ―――z____ンンッ!!

      「グッ、ァァァ――――z_____!!!!」

『小林』の投擲した『二重水槽』から火酒が飛散し、『マスミ』も燃え上がる。
だが、『マスミ』は燃える衣服を、
                      バリリィィ!!
                                   ――――バサッ

      「トチ狂いやがって……」

      「テメェの、負けだ―――」

上裸となった『マスミ』、その肌が露わとなる。
浅黒く変色したピアス跡、根性焼きで生まれたカサブタ、
そして、僅かに毛の生えた、爪痕の残る『胸板』の薄さ。
                   . . . .
      「『ウルトラ星見ボーイズ』、
       ――――テメェらは、その礎になれ……」

      「――――『ルンバ』、残り5秒!」

『小林』はレイピアを引き抜いた。
――――その切っ先を向けるは、果たして……。

>>296(一抹)

>【俺は捨て子、あんたは家無き者。奇妙な親近感がある…】

       ブバッ!
                ――――ブォンッ!!

口内に押し寄せる『血反吐』を『ルンバ』目掛けて吹き付ける。
『ルンバ』は身を翻して避けるが、その隙を突いて『処刑刀』を避ける。

>【あぁん? なぁにが破れかぶれだ? てめぇみた  <ゴボッ>

続いて『挑発』を仕掛けようとするも、意識の揺らぎがそれを阻む。
最も、既に死に体の『一抹』だ。その挑発に心が動かされることはないだろう。
――――そう、『取って付けた』ように小馬鹿にした言動では、

                 ボスッ!

『一抹』の胸板を割くように『大バサミ』の双刃が突き出した。
――――それでは『付け焼刃』に過ぎないのだ。

>      「――――『ルンバ』、残り5秒!」

       「嗚呼 亜   糸冬 わ ら  セ」
                                「ょ ぉ ぅ 」

            ベロォ ・ ・ ・

『ルンバ』は左手甲を、――――『マスミ』の唾を舐める。

300夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/17(金) 23:10:51
>>298

・馬に『移植』はできないと考えていいのか?
・馬を攻撃してダメージを負わせることは可能だと考えていいのか?
・左手の爪がどんな状態か正確に知りたい。

301『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/17(金) 23:14:46
>>300
>・馬に『移植』はできないと考えていいのか?
>・馬を攻撃してダメージを負わせることは可能だと考えていいのか?
不明。『意思』や『感覚』を持たないと理解できる。

>・左手の爪がどんな状態か正確に知りたい。
横薙ぎに割った『ラムネ瓶』のように、ブッたぎられている。
『夢見ヶ崎』の左手はダメージフィードバックにより、
爪がズダズダにひび割れ、鮮血が滴り落ちている。

302夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/17(金) 23:18:06
>>298

・夢見ヶ崎から見て、各々との間の距離は?
・刀身で防いだというのは、ダガーを楯のように構えて防いだ?
・『ドクター』の体勢は今どうなっている?

303小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/17(金) 23:21:04
>>294
すいません。水筒の中のは以前、泉で汲んだ水ですので
二重水槽にしているのは、ソレです。火酒入り水槽は普通に
ソフトボールサイズのリヴィング・イン・モーメント一体のみです。

・現在の自分とマスミとの距離は?

304夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/17(金) 23:22:37

・矢貫に攻撃された馬は、姿勢を崩している様子はない?
・『ドクター』の左手の爪は全く残っていない?(その状態で全く切り傷を付けられそうにない?)
・『新塚』の今の体勢は?

305『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/17(金) 23:25:07
>>302(夢見ヶ崎)
>>304(夢見ヶ崎)
>・夢見ヶ崎から見て、各々との間の距離は?
スズリ、矢貫とは1〜2m。
新塚、騎士とは3〜4m

>・刀身で防いだというのは、ダガーを楯のように構えて防いだ?
その通り。

>・『ドクター』の体勢は今どうなっている?
腕を振るった直後。

>・矢貫に攻撃された馬は、姿勢を崩している様子はない?
ない。

>・『ドクター』の左手の爪は全く残っていない?(その状態で全く切り傷を付けられそうにない?)
破壊されており、傷付けられそうにない。

>・『新塚』の今の体勢は?
馬の上でうつ伏せ。

>>303(小林)
>すいません。水筒の中のは以前、泉で汲んだ水ですので
>二重水槽にしているのは、ソレです。火酒入り水槽は普通に
>ソフトボールサイズのリヴィング・イン・モーメント一体のみです。
了解。行動に変更なし。

>・現在の自分とマスミとの距離は?
至近。2m。

306夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/17(金) 23:28:39
>>305

・『ドクター』は今どこにいる?地上?空中?
・楯のように構えたというのは正確には横向き?縦向き?

307夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/17(金) 23:35:40

・『ドクター』から見て各々との間の距離は?

308『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/18(土) 00:02:24
>>306-307(夢見ヶ崎)
>・『ドクター』は今どこにいる?地上?空中?
地上。

>・楯のように構えたというのは正確には横向き?縦向き?
横向き。

>・『ドクター』から見て各々との間の距離は?
騎士、新塚とは至近。夢見ヶ崎から4mほど。
矢貫とは3mほど。スズリとは2mほど。

309一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/05/18(土) 00:09:26
>>299
こうなれば全ては小林さん次第だ。
多少は毒素を出そうと動けはしまい。

【私の全てを…託し…】

小林さんがマスミを倒せたとしても実体化した毒素であれば間に合わない。
万が一にも小林さんがマスミを仕留めて動けるようならスタンドで大鋏を
止める。
だが、しかし事が上手く行くとは思えない。

(これが最後だ。無意味かもしれないし、この行動が徒労に終わるかもしれない。
 それでも動け! インダルジェンスッ! 自分を『甘やかして』どうする!
 近接パワー型は自分だけッ! 人様に命を預けてどうする!)

さらに血を吐き出し毒素を体外に排出する事で悪足掻きを始める。
大鋏をスタンドに掴ませて『ルンバ』を私に向かって引き寄せたい。
狙いは左手の甲だ。そこに食らいつきマスミの『唾』を舐め取る。

(そう、マスミの唾を遮った理由は分かっていた。
 どれだけ時間が経ったか知らないが二人の会話からして『免疫』の持続力は一分が限界)

(自分が半死半生と近づいて来た今、この時にしかチャンスはないッ!)

寝てばかりで小林さんを働かせすぎた。
死力を振り絞って左手甲に噛みついて『免疫』を得よう。

310夢見ヶ崎『ドクター・ブラインド』:2019/05/18(土) 01:02:02

・『新塚』が向いている方向は西?

311『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/18(土) 01:07:16
>>310
南。

312夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/18(土) 01:13:59

・『一枚目のステンレスラインマット』および『二枚目のステンレスラインマット』は、
マップ上で見た場合、現在『矢』から『新』まで直線的に伸びていると考えていいだろうか?

313『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/18(土) 01:16:31
>>312
伸びている。

314夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/18(土) 01:20:00

・『一枚目のステンレスラインマット』および『二枚目のステンレスラインマット』の高さを知りたい。

315『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/18(土) 01:22:12
>>314
一枚目は140-160cmほど。
二枚目は50-70cmほど。

316『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/18(土) 01:26:55
>夢見ヶ崎PL
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317夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/18(土) 04:48:16
>>299

『左腕の爪』が失われた。
『爪』は『ドクター』の『命』と呼べる武器だ。
それが失われた事は甚大極まる損害に他ならない。

だが、『右腕の爪』が残っている。
よって、即座に左手を引き戻すと同時に右腕を構える。
そして、『ダガーを握っている手』を狙って切り掛かる。

『最初は』そのように考えた。
だが――すぐに『却下』した。
敵のハンドスピードを考慮すれば、先程と同様の手段で凌がれる事は目に見えている。

即座に左腕を引き戻して右腕を構える。
そこまでは当初の考えと同じだ。
しかし、ここからは違う。





『二枚目のステンレスラインマット』を足場にして、『ドクター』を『北東』に思い切り跳躍させる。
右腕を構えたまま跳躍し、『新塚』の『側面』に回り込む。
跳躍の際に頭を下げる事で、『一枚目のステンレスラインマット』に当たる事を避ける。

そして構えた右腕を繰り出し、『新塚』を切り裂く。
右腕で狙うには少々難儀する位置だが、『ドクター』の持つ高い『精密性』で補う。
空中で体勢を変えるなりすれば、どうとでもなる筈だ。

当然、先程と同様の『ダガー』による防御には最大限の警戒を払う。
むしろ、それが『狙い』だ。
こちらから仕掛ける事で『ダガーによる防御』を誘い、『ダガーを持つ手』を切り裂く。

無論、それを悟られる訳にはいかない。
よって、実際に『切り裂きに掛かる直前』までは、『ダミーの軌道』で右腕を動かす。
『ダミーの軌道』とは、『先程と同様にダガーによって防がれるであろう軌道』だ。

敵が『ダミーの軌道』に対応した角度で『ダガーの防御』を行った直後に、『本命の軌道』に変える。
『本命の軌道』とは、『ダガーを握る手を切り裂く軌道』だ。
これが命中した場合、『聴覚移植』を行うと同時に深く息を吸い込む。

『スピード』は同等である事は分かっているが、『精密性』はどうか。
『ドクター』の精密性なら、途中で軌道変更する事は十分に可能である筈だ。
敵が『ドクター』と同等か、それ以上の『精密性』を持っていない可能性に賭ける。





なお、敵が『軌道変化』にも対応した場合は、すぐさま攻撃を中断して右腕を引き戻す。
仮に、残る『右腕の爪』が破壊された場合、『ドクター』は『戦闘不能』も同然の状態に陥る事になる。
眼前の敵が『一人目』である事を考慮しても、その事態だけは絶対に回避する必要がある。

攻撃の後に関しては、仮に『新塚自身』が攻撃してきた場合、『馬の横腹』を『ドクター』で蹴って、その反動で回避
する。
『長剣』での攻撃であった場合、空中で仰け反るなり体勢を変えるなりして避ける。
位置的に『馬』の蹴りは届かないと見るが、万が一を考えて注意は払う。

『騎士』の出現は見えているし、矢貫に向けって突撃するだろうという事も理解しているが、自分は『新塚』を攻撃
する事に徹する。
ここまで食らい付いた以上、今この場で攻撃を止めて援助に向かう事はしない。
それこそ、自分を信頼してくれた矢貫を最も裏切る行為になると考えているからだ。

318小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/18(土) 20:23:49
>>303

「なにゆえに こころかくは羞(は)じらう
秋 風白き日の山かげなりき」 タンッ!

『レイピア』で狙うは『マスミ』だ。頭部は・・・回避される可能性はある。
その胸部、心臓の部分めがけ肉鞘を纏った状態で助走をつけ勢いよく突き刺す。
皮の鞘を保った状態ならば、相手の腐食の影響を減らし強度を保った状態を維持出来る。

C『ウオォ――ッ!』

頭上から降下するリヴィング・イン・モーメントにはスタンド音声で咆哮させ
少しでも相手の意識を逸らすのに役立たせる。

319矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/05/20(月) 22:36:16
>>298
 
「やってくれるぜ」
 
「『騎士付き』で、出せるってのかよ」
 
思わず口に出しながら、俺は目の前の光景を整理する。
一枚目の『ステンレス』は『新塚』の頭を下げっぱなしにしてくれてて、まあこれはいい。
馬が走るってなったら、どうしたってその馬力で『上下運動』が発生するだろうから、
なんにしても、いきなり全力で走れるってことはないだろ。多分、さ。

だから俺は、『テフロンシート』の方を解除する。
上限一杯で、なんか消さなきゃ『次』が出せないんだよ。
  
目の前に迫る『騎士』を見て、俺は思う。
どうにも認めたくない事に、『パワー』を取っても『スピード』を取っても、
この『新塚』の奴は俺より随分と格上なんだと、改めて思う。
対応力もあって、いや、こいつマジで強いんじゃないか。これどうすんだよな。
 
そんな『格上』の相手に対して、それでも俺が我を通そうってなったら、
多分必要なのは、『アイデア』とか『工夫』とか、あとなんだ、『芸』とか。
そういうトコで勝負するほか、無いんじゃないか、なんて、そんなことを考えて。
 
 
「『こういう使い方』は、初めてだよ──なッ!」
 
 
突撃する『騎士』を避けるため、俺は『南西』側へ全力で飛び退きつつ、『スタンド』の右手を払う。
払った箇所を端辺として、『俺自身と重なるように』、その『空間』へ『木製スノコ』を発現する。
 
空間に設置した俺の『敷き物』は、狙った箇所に他の物体があった場合、
それを人並みの『パワー』と『スピード』で、押しのけながら発現される。
そいつを『飛び退く動作』と合わせることで、瞬時に発現させる『スノコ』に『押される』ことで、
回避の距離と速度を稼ごうっていう、そういう狙いなんだよな。
 
避け切れなくても直撃を避けられれば御の字で、当たる部分は結局ガードするんだけど。
『新塚』が空中に放り出された時の事を思い出して、単に『時間』なのか、ほかの『なんか』なのか、
なんにしたって、いつまでもずっと馬出せてるわけじゃないって部分に、期待もしてたりするんだぜ。
 
 
そんな具合にやられかけてる俺に、『アリス』の様子を気に掛ける余裕なんて当然無くて。
ヤバいのか、なんかアテがあんのかってのも正直分からないんだけど。
 
それでもあいつは、たとえヤバくっても悲鳴を上げてのた打ち回ったりはしないんだろうし、
みっともなく命乞いをしたりもしないんだろうし、諦めたりも、しないんだと思うから。
 

少なくとも俺の中では、あいつはそういう奴ってことになってるから。
多分、『新塚』と切り結ぶ一瞬で、何かに気づいてくれてるんだろうから。
その辺が『反撃』の糸口に、なってくれると思うから。
 
だから俺は、相手の『とっておき』を引き出してやった俺のことを、少しだけ褒めてやっても良いと思ったんだよ。

320『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/20(月) 23:46:20
>>309(一抹)

    ガシッ
         ――――ググググググ・・・

胸板を裂く『大鋏』を『インダルジェンス』の両手で掴み、
その動きを止める。――――その力は『ヴィジョン』のパワーに匹敵する。

    バキャッ

握力を加えると、『大鋏』の刃は容易く圧し折れる。
その手を『ルンバ』へと伸ばすが、逆に細い手首を掴まれる。

多少スタンドや物事の理屈を知っていても、『一抹』は『小学生』に過ぎない。
その腕力は弱々しく、ましてや『害毒』に蝕まれた今は、尚のことだ。

     「取って付けた、『力』を振るウ ナ」

    バオッ

             ボギャアッ!!

『一抹』の顔面に『ルンバ』の裏拳が放たれる。
鼻筋をへし折られ、栓を抜いたように粘っこい鼻血が噴き出る。
血や体液で染まった石畳の上を、ボロボロの矮躯が転げていく。

>>318(小林)

       ダッ
            ――――――シュラッ

レイピアを引き抜き、『小林』は駆ける。

>ALL

         「グッ、ゥ」                              オ
                                              ォ
           「ああああああ!!!!!!!」 
                                            オ
『小林』に呼応するかのように、『マスミ』は咆哮する。
その『虚勢』を皮切りとし、右腕をズダズダに突き破って『刃』が現れる。    ォ

         「こんな『付け焼刃』でも」                     オ

            「『切り札』はあるんだよッ!!」            ォ
                                               オ
発現される『パイク』は『レイピア』よりも間合いが長い。
突進する『小林』目掛けて、カウンターが突き出される。            オ

         「元の世界には戻れねェんだ――――」          オ
                                            \
            「アタシらは、この夢の世界に城を築くッ!」        ./
                                             \

321『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/20(月) 23:49:53
ぼくはおおきくなったら、おとうさんのようなコックさんになりたいです。
ぼくのおうちはおとうさんのレストランがあって、おとうさんのハンバーグや
シチューをたべると、みんなおいしいとわらって、うれしいといいます。
ぼくもおとうさんのりょうりはだいすきです。おかあさんもだいすきです。
おかあさんはおくすりをつくるしごとをしてます。だからたいへんです。
けれどおくすりもハンバーグもいっしょです。たべるとげんきになります。
げんきになるとうれしくてたのしいから、ぼくもひとをげんきにしたいです。
-------------------------------------------------------------
S県H市内の小学校で起きた集団食中毒について、
S県警は同クラスの少年M君の関与を確認し、児童相談所へ通告した。

×日の給食を食べた生徒の内、10人が体調不良を訴え、
数人が下痢などの症状で市内の病院へ搬送された。
当初は集団食中毒として初動捜査が行われたが、
給食当番であったM君のランドセルから『ヒ素化合物』が発見され、
事情を確認したところ、本件への関与を認めた。

動機は明らかとなっていないが、M君には味覚障害があり、
給食の時間を楽しめなかったと、複数の教諭から確認されている。
-------------------------------------------------------------
      「あの子が何を考えてるかなんて、私には解らないわよ!」
 ガ
 シ    「無責任なこと言うんじゃないよ! お前は母親だろ!」
 ャ
 ン/  「だから何よ!? 貴方の方が家にいたじゃない!」             ド
  ・                            . . . . .                 ォ
      「いいかげんにしろよ! あいつがああなって生まれたのは!」      ン/
                                                  ・
      「結婚して何年も経って、今更言うの!? なんで、ねぇなんで!?
 バ     アンタだって金が欲しくて、年増のババアと結婚したんでしょ!」
  ァ
 ン/  「なんで、ねぇなんで!? 私言ったよね、こども作れるかどうかって!?
  ・     わたしの貯金でお店も新しくしたのに!? 今更いうの!? なんで!?」   バ
                                                       ァ
      「ああ! 店が傾かなきゃ、お前と結婚しなかったよ!                ン/
       お前の薬局で盗んだクスリでやったんだろ! テメェのせいだろうが!?」    ・

      「なんで今いうのっていってるの!? どうなの、なんでなのォォ〜〜〜〜ッッ!!」
-------------------------------------------------------------

父親の『技術』も母親の『誇り』も受け継げず、
なれの果ては『前科者』。――――無論、家庭は崩壊した。

私は料理が出来なかった。大好きな男の子がいた。
彼の為に『お弁当』を作って、元気になってもらいたかった。

ただそれだけだった。中学校からは『弁当制』になるから。
ただ、ただそれだけだったのに。

だから今の内、『弱って』もらおうと思ったのに。

『味』が悪くても、『元気』になれば好きになってくれる、はずだったのに。

だから今の内、『弱らせて』おこうと思ったのに。

322『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/20(月) 23:51:36
>ALL

      ド
                     ド

            ド
                         ド

互いの得物が、互いの肉体を抉っていた。
『パイク』の尖端は『小林』の『側頭』を抉り、
その頭蓋骨の一部を砕き、耳貝を削り飛ばした。

そして、『小林』のレイピアは―――――

                       「で、めェ……」

                             ブスッ

      .__ i /
        /         魂を込めた一閃が、『マスミ』の『心臓』を突き刺した。
       /  シ         .『鮮血』が拭き上がり、深紅のシャワーが『小林』と『アスナ』、
           ャ      そして、殴り飛ばされた『一抹』へと降り注ぐ。
       ア         
                       「こんな、モヤシに……」
         ア
      ァ                                ズズズズズズズ・・・
    ァ / /
     ・  ・         肉体を蝕む『不調』が治る。――――無論、疲労や激痛は収まらない。
                  だが、『害毒』が消えたことを、二人は体感できる。

        「マスミ、『一分』は稼ぐ」

                         「早く逃げろ。このことを『タカさん』に伝えろ」

        「そのバシリスクを起こせ。お前の『ヒ素化合』で何とかなる」

全身の『裂傷』から血を滲ませながら、『ルンバ』が歯噛みした。
溢れ出る『血液』を留めようと、『マスミ』が心臓を抑えて膝を突く。

         【商店や宿屋、屋台が広がっている】

                   ル
             バシ 小抹
                マ ア

         【商店や宿屋、屋台が広がっている】      ※道幅は6mほど

323『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/20(月) 23:54:14
>>317(夢見ヶ崎)

     ブワッ!

『ステンレスラインマット』を足場とし、
跳躍した『ドクターブラインド』は『新塚』の側面を襲撃する。
フェイントを仕掛けながら、その爪を振り下ろし――――

       ――――ズババッ!!

『ドクター・ブラインド』の、四本の指が『切り落とされる』。
フェイントが間に合わない。振るった腕の軌道から離れたはずの『爪指』に、
見えない『刃』の感触が走ったが最後、一瞬で斬り飛ばされたのだ。

       「はぁ、ぁ、『まに』、あったぜ――――」

『馬』を解除した『新塚』が落下する。

>>319(矢貫)

     ドパラッ!
                ドパラッ!

眼前に飛び込む『騎士』に対し、『矢貫』は『スノコ』を発現する。
自らを押し退けるように『スノコ』が飛び出し、その身を僅かに弾く。

        ドガッ

               ドオオオォォォ――――z____ンンッ!!

息が詰まるような衝撃と共に、『矢貫』が轢き飛ばされる。
『スノコ』の押し退けによって『直撃』は免れたが、
突進に弾き飛ばされ、石畳の上を転がっていく。

>ALL

           シュゥゥンン ・ ・ ・

『シャッター』を大きく凹ませた『騎士』は、その場で霧散する。
両手から血液を流し、『夢見ヶ崎』は激痛の余りに声を出せなかった。
石畳を転げた『矢貫』は、左肩の鈍痛を覚える。――――しばらくは動かせない。

  ズ
  ア       「クッソッ、   ああ、ちくしょう!!!」
   ッ

『新塚』がブチ切れる。
馬とマットに挟まれてみっともない呻き声を上げていた『新塚』は、
己を抑えつけた『ステンレスラインマット』の縁を掴んでから、馬を解除し、
『マット』を支点にして地面へと着地する。

          「あああああああ!!!!!!  クソッ、『駒』がッ!」

          「『駒』が!!!!! あああああ!!!!!!」

錯乱気味にキレ始めた『新塚』が『スズリ』に食って掛かる。
咄嗟のキレ方に、思わず『スズリ』も槍を構えなおす。

          「おい、クソ!!!テメェだよクソ!!! 馬から降りたテメェ!!」

          「テメェなんで!!!馬から降りるんだよ!!いじめか!!!」

既に『新塚』も『グッドナイト・キッス』を構え直しており、
長い『柄』が隠れるように、ダガーナイフを握り直していた。

          「『騎馬』を封じると解っていて、『馬』から降りるのは当たり前な……」

          「テメェが馬から降りたら『駒』にならねぇだろ!!!!」

『新塚』は目の敵にした『矢貫』も、ブチ切れた『夢見ヶ崎』にも重症を負わせた。
それにも関わらず、『馬』から降りた『スズリ』に対し、理不尽な怒りをぶつけている。

          「おれは、俺は『ウルトラ星見ボーイズ』だぞ……」

          「『タカさん』のメンツに掛けても、テメェは許さねぇ――――」

『新塚』が『グッドナイト・キッス』を逆手に構え、小さく構える。
その両目は、ギラギラと『スズリ』を睨み付けている。

         【シャッター街となった虚しい商店街】

                           騎(死)
                            トラ
                      新 ス        . 騎(死)
                         ド    夢          .ド(馬の方)
         馬車               矢

         【シャッター街となった虚しい商店街】

324一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/05/21(火) 03:08:35
>>320-322
長かった。本当に、本当に待ち侘びた時が来た。
危うく死ぬ寸前だった身体を動かし立ち上がろう。
相当な出血をしたから激しい動きは絶対に不可能だ。

「あ゛ズざぁん…アス…ナさん…!」
【小林さん!? う、嘘…死んでないよね…?
 私が役立たずだから死んじゃった?】

声を振り絞ってアスナに呼びかけ意識の有無を確認。
小林さんにもスタンドで呼びかけるが返事は期待できない。
正面を抉られたわけじゃないが傷は深い。

(お、落ち着けよ…あれは即死するような傷じゃない…
 だがッ! だが、あんな状態でスタンドを使えるかどうか)

歯噛みするルンバを睨み『裂傷』に気がつく。
あのような怪我を負わせた覚えは欠片もない。

(本で『酸化鉄』には『ヒ素』が吸着しやすいと書かれていた気がする。
 それと奴の武器が接触した鉄が錆びる理由は分からないが
 マスミの血はルンバの身体に傷を作った)

降り注いだマスミの血液を自分に生える鉄に塗ってみる。
ルンバにだけ悪影響が現れるのか、奴の生む鉄にも作用するのか。
増殖する事なく錆びるようならスタンドの両手にマスミの血液を塗る。

「てっきりマスミが得体の知れない細菌を増やしてると思ってたよ。
 実際は逆かな? 寧ろ、マスミが毒となるのは私達だけじゃないのか」

足元を破壊して瓦礫を投げようかと思ったが違う解決策が見えてきた。
ルンバが武器を投げるなり近寄って来るなら武器を掴む。
小林さんにスタンドを操作する余裕があれば…

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329小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/21(火) 12:46:11
・いま現在マスミの『パイク』は発現されてる? 

・マスミ及びバシリスクそしてルンバと自分の大まかな距離

・リヴィング・イン・モーメントC(上空偵察)は現在自分の頭上付近
 リヴィング・イン・モーメントD(額の位置)はそのまま額
 リヴィング・イン・モーメントE・F(水筒二重水槽)は>>294
自分の腰付近に移動させるロールだったので、現在も腰元で
浮遊してると考えて良いでしょうか?

・現時点での自分の状態。マスミが心臓を手で出血を抑えてると描写されてるので
恐らく自分はレイピアを握りしめ、重傷具合からして頭部から胸の出血に加えて全身
血まみれで立ち尽くしてる、及びまともに武器を振るえる状態でないと解釈して良い?

330『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/21(火) 20:31:33
>>329(小林)
>・いま現在マスミの『パイク』は発現されてる? 

ボロボロに朽ちて破壊された。

>・マスミ及びバシリスクそしてルンバと自分の大まかな距離

マスミとバシリスクは至近。
小林とルンバまで2〜3m。

>・リヴィング・イン・モーメントC(上空偵察)は現在自分の頭上付近
> リヴィング・イン・モーメントD(額の位置)はそのまま額
> リヴィング・イン・モーメントE・F(水筒二重水槽)は>>294
>自分の腰付近に移動させるロールだったので、現在も腰元で
>浮遊してると考えて良いでしょうか?

その通り。

>・現時点での自分の状態。マスミが心臓を手で出血を抑えてると描写されてるので
>恐らく自分はレイピアを握りしめ、重傷具合からして頭部から胸の出血に加えて全身
>血まみれで立ち尽くしてる、及びまともに武器を振るえる状態でないと解釈して良い?

その通り。

331夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/21(火) 21:55:42
>>328

332矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド 』:2019/05/21(火) 22:05:27
>>323
質問です。
矢貫は夢見ヶ崎が受けたダメージを、どのまで認識できていますか?

333『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/21(火) 22:10:49
>>332
>質問です。
>矢貫は夢見ヶ崎が受けたダメージを、どのまで認識できていますか?

視界を遮る物体はないため、
『夢見ヶ崎』を一目見れば、ケガの程度は解る。

(GMレスを待つ必要なく、夢見ヶ崎の外見を確認できる。)

334夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/23(木) 23:18:50
>>323

左手の爪が全て切断されたのは、ダガーそのもののパワーか切れ味によるものだと考えていた。
だが、違ったらしい。
これは明らかに能力だ。
能力によって左手の爪と右手の指が奪われた。
右手の指が損失した事に対するショックは、先程と比べると大きくなかった
指が何本残っていようと、『移植』は『一回につき一つ』だからだ。

認識を改める。
この男に接近戦を挑む事自体が間違っていた。
接近戦において、この男は無類の強さを誇ると考えるべきだ。

夢見ヶ崎本体は北東方向に走って移動する。
トラックのある方向だ。
運転席のある側。
騎馬あるいは『新塚』本人による馬の突撃の際、トラックを盾にするのが第一の目的。
右手の怪我が、放置していたら動きの低下に関わりそうなら止血する。
ジュースを脇に挟んで頭に巻いてるスカーフを外して、患部に巻き付ける。
放置していても動きの低下に関わらないと判断できれば放っておく。

それに伴って、『ドクター』も移動させる。
方向は東だが、最終的には本体と合流させる。
もし攻撃してきたら回避に集中し、攻撃は決してしない。

あの男のナイフの握り方は、宝石を隠すためだろう。
光るタイミングで何かが来るのが分かるからだ。
そして、逆手というのは振り下ろす時の握り方だ。
本当にスズリを狙っているなら、スズリに接近してナイフを振り下ろす。
そのように考えられる。
宝石があるであろう箇所に注意を払う。
今は隠れているが、何かの拍子で見えるかもしれない。
それが光ったら何かが来る。

「ヤッさん――――」

「いま、わたしはみえないヤイバにきられた」

「わたしがきられるまえに、ホウセキがひかった。
 そのホウセキがひかるまえに、わたしはナイフとセッショクした」

「ナイフとセッショクして、ホウセキがひかって、みえないヤイバがでる」

「そういうジュンバンなんじゃないかとおもう」

「それとも、タンジュンにひかったらナンカでるのかもしれない」

「あと、ひかってからウマがでる。これは、もうわかってるとおもうけど」

「なんかおもいついたらおしえて」

「それと、アイツが『アリス』をムシしたら『クラクション』ならすから。
 ほんのちょっとでもスキをつくれるように」

あの男はスズリに注意を向けている。
常識的に考えれば、残る二人への注意は、スズリに割いている分だけ削がれる。
そこを突く。
あの男も無敵ではない。
実際、大きくないとはいえダメージは食らっている。
仮に化け物が相手だったとしても、痛みを感じる相手なら『倒せる』。

       「――――『アリス』がんばるから」

        「しんじられないくらいイタイけど」

   「パパとママにもらったダイジなカラダをキズモノにされたけど」

             「がんばるから」

        「コレおわったら――――ないてもいいよね」

ヤッさんの近くを通り過ぎる時に、ヤッさんに伝える。
敵に聞かれないように、注意深く声を潜めて。
言いながら、目から透明な雫が溢れてた。
でも、これは涙じゃない。
だって、まだ終わってないんだから。

「イカリさま――――バシャからおりてください」

「それから、ミチノエキとバシャをはなしてもらいたいのですが」

イカリに言葉を投げる。
分からないことが多いが、思いつくことはやっておく。
トラックに近づけたら、エンジンがかかっているか確かめ、
空いている運転席からクラクションの位置を目視確認する。
もしエンジンがかかったままで、なおかつ敵がこちらに注意を向けていなければ、
『ドクター』でエンジンを切る。

335小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/24(金) 20:11:15
>>320-322

 迫 る  『パイク』  吹き飛ぶ頭部の欠片 熱? 冷たさのような迸り

肉に喰い込む鉄の冷たき感触  舞い散るは紅蓮の飛沫  
 もう少し もう少し深く刺せば一人の命の火は消せれども 嗚呼 何故こんなにも
何故こんなにも体は重くて 息をするのも億劫でして

「……樹脂の香(か)  に 
朝は   悩まし」ゴフッ  ペチャ

「うしな  いし・・・さまざま  の  ゆ め」ズシャッ・・・  カラン

口から一筋の血が吐き出て、何とか握りしめていたレイピアは手から零れ落ちる。
精一杯握りしめようと片手で刀身を握ろうとしても逆に刃で手の皮膚が裂け血が噴き出る。
両膝から段々力が抜けると共に『バシリスク』へ倒れ込む。
可能ならば、倒れ込んだ拍子にバシリスクの嘴に手が挟まれる形になるように行い
額に位置するリヴィング・イン・モーメントDをバシリスクの口へ入れる。

C『・・・タカ? それがリーダーの名前 か』 キュルキュルキュルキュル
 ブレーン
C『頭脳は・・・そちら、か。そうだ……最初に邂逅した時から
ずっと感じていた・・・貴方は……危険だな。同行者が
居なくなれば、また拳銃を出すかな?』

C『……一抹君。彼から目を離すな』

『ルンバ』へリヴィング・イン・モーメントCで語り掛けつつ
リヴィング・イン・モーメントE・F(水筒で発現させた二重水槽』を飛来させる。
マスミは既にルンバのスタンドを発現出来ないと思うが。それでも妨害されないよう
一メートル程頭上を飛び越えさせ、ルンバの頭上真上へ到達させるように(ス精CC)

336矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド 』:2019/05/24(金) 20:27:46
矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド 』

>>333 (回答に感謝)
いや、『見りゃわかるだろ』ってことだよな。
そりゃそうだ。本当に、そうだ。だから。
  
>>323
  
俺は俺に嘘をついた。
  
『アリスの様子を気にかける余裕なんて無い』なんて言ったけど、あれは嘘だ。
  
だってそうだろ?
隣で子供が酷い目に遭ってるんだ。
本当なら、気合いでも覚悟でもなんでも使って一瞬目線をくれてやるくらいはできるはずだし、
なんなら俺が『騎馬』の直撃を逃れた今の『コレ』を、『アリス』にでも『新塚』にでも使ってやりゃあ、
少なくとも、『アリス』がこんな目に遭う事は無かった筈だ。
  
その結果として俺が口から内臓を吐き出す羽目になったところで、俺はその時の事を一生誇れただろう。
だからこれはそういう意味では、一生にあるかないかくらいのチャンスだったのに。俺は。
  
まったく。酷い嘘だ。
  
  
  「『革命』じゃあ、ねえんだよ」
  
  
そんな俺が今更言えることなんてそう多くもなくて、左肩に走る痛みを堪えながらなんとか呟いてみる。
俺がこれまで一番痛い思いしたのは土踏まずとふくらはぎが同時に攣った時で、その時と比べれば、
いや、今のが痛いかもしれない。もう、どっちもすげえ痛い。
   
  
「ああいう、大それたのじゃなくてよ」
  
    「ほんと短い、1ターンとかの話なんだけど」
  
  
誰に向かってってつもりもないまま、俺は独り言のように口にする。
そうやって気を紛らせながら考えるのは、『新塚』の『能力』のことだ。
  
繰り返す『駒』のフレーズ、ナイフの柄の宝石、最初無かったそれが、出てきて、光って。
素早く動く、見えない斬撃、馬出る、騎士なる、騎士出す、出して、すぐ消える。
それが実際の現象で。
  

  「11とかでさ、やるんだよ。強さと弱さが、引っ繰り返んだ」
  
  
全部が借り物だとすれば、『壊した乗り物を乗っ取る』『殺した運転者に成りかわる』あたりがクサいけど、
馬車止めたりしてっからな。
『殺す』と『丸ごと奪え』て、そうでなくても、
例えば『動き』や『速度』だけ『盗んで』くるとか、その辺りか。
  
  
  「決めてなかったろ?」
  
    「『ローカルルール』だよ」
  
  
見えない斬撃が謎で、『スズリさん』の『槍撃』を『騎手』のそれとしてパクったってんならギリで繋がるけど、怪しいな。
なんにしても、絞り切れねえし情報が読み切れねえ。
あともうちょいだと、思ってんだけど。
  
足りない情報は動いて掴むしか無くて、
俺は辛うじて動く右手で膝の高さを『払って』、『新塚』との距離スレスレの長さの『木製スノコ』を発現する。
その『スノコ』を『スタンド』で『蹴っ飛ばして』、思い切り『新塚』にぶつけてやるつもりだ。
カンフーアクションとかで、机蹴っ飛ばしてぶつけたりしない?ああいう感じがいいな。
  
  
  「終わったら、戻って四人で『大貧民』だろうが」
  
    「お望み通り泣かしてやるよ」
  
『トラック』か『馬車』からなんらかの供給を受けてるってんなら、多分『アリス』の動きが『キく』。
駄目でも時間だけは稼いで、なんでも試して攻略してやるよ。
  
  
  「弱い札が、ひっくり返って逆転するって『あのルール』、入れといてくれれば」
  
  「それなら俺、負ける気しないから」
  
  
俺の地元じゃ、『イレブンバック』って呼んでた。
  
こっから、逆転すんだよ。
ひっくり返しは俺の十八番だ。

337夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/25(土) 01:36:51
>>334
敵がこちらに注意を向けていてもエンジンは切る。

338『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/26(日) 19:36:40
>>324(一抹)
塗った『血』は『付け焼刃』に影響を及ぼさない。
すぐに『付け焼刃』は崩壊し、掌に血の感触だけが残った。

『アスナ』に呼び掛けるが、返事はない。
世界が崩壊していない以上、意識はあるのだろう。

『一抹』は自らの至らなさを悔やんだ。
勇んで用意した武器は何の役にも立たず、
語った知識は何一つ『成功』に結び付かない。
毒に身悶えしている間に、状況は既に動いていた。

闘いに向かない『リヴィング・イン・モーメント』を駆使し、
『小林』は『解毒』という役割を果たした。――――その身に『致命傷』を負って。
そして、『マスミ』から死体蹴りを受け、ボロ雑巾となった『アスナ』は、
グシャグシャの鼻筋から、粘っこい鼻血を垂らしながら、呻き声を上げている。

『小林』にスタンドを操作する『余裕』はない。
ルンバは武器を投げない。近寄っては来ない。都合よく動かない。
動くのは『一抹』だ。『成功』は自らの手でしか引き寄せられない。

――――まだ一度も抜いていない、『慈悲の刃』。
まるで『出番』を求めるかのように、僅かに震えた。

>>335(小林)

  グラァ・・・

『小林』は倒れこむ。
『衝撃』が脳を揺らし、一言も話せない。
だが、『最期』の力を振り絞り、その手を伸ばし――――

      スゥゥ――――

『バシリスク』の喉へ『リヴィング・イン・モーメント(D)』を忍ばせる。
それが精一杯だった。――――他は何も出来ない。

>ALL

      「『ウルトラ星見ボーイズ』は終わらない」

      「『タカさん』が咲かせた『仇花』を、
       我々は決して枯らしてはならない――――」

『ルンバ』の『裂傷』は、彼の語る『付け焼刃』の発現時に生まれた傷だ。
二人の身に浴びた『鮮血』、微かな声が聴こえる。

  グ   ≪Cuuuuuuuuuuu...≫
  グ
   :        ≪RlRlRlRlyyyyyyyyy...≫

身を起こした『マスミ』。
その『胸部』には鈍く輝く『鉱石』が鱗のように張り付いている。
出血は完全に止まっている。

     「『鶏冠石』、クソッ、『ルンバ』!
      戻ったら、一発ヤらせてやるからな!」

『バシリスク』に駆け寄る『マスミ』。
それに一瞥もくれることなく、『ルンバ』は息を吸った。

     「……『詩吟』は終わったようだな。
      どうする? 『満身創痍』じゃあないか」

     「――――お前達を殺す必要は、正直ないんだ。
      そこに倒れた『勇者』を殺せば、目的は達成できる」

倒れ伏した『アスナ』と『小林』を見下ろし、『ルンバ』は静かに語り始める。
言葉通り、『小林』の体力は少ない。――――直に、意識を失うだろう。

     「頭を垂れろ。流れる『血』は一人でいい。
      この『夢の世界』を拡充し、『タカさん』を『夢見の王』にする」

     「それが我々の目的。お前達の反撃は『計算違い』だが、
      誤差に過ぎなかったよ。――――虚無を抱いて敗北を認めろ」

     「我々は『夢の世界』で生き直す。
      ――――お前達はちっぽけな『元の世界』に帰るんだな」

『小林』は『手足』も動かせぬ中、言葉だけが明瞭に聞こえる。
全身から血液を喪失し、息も絶え絶えな『一抹』だけが、四肢を振るえる。

339『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/05/26(日) 19:37:16
>>328(夢見ヶ崎)
涙を堪えて『ドクター・ブラインド』を呼び戻す。
その一方、『イカリ』へと『馬車』から降りるように指示する。

     シィン……

       ドクドクドクドクドクドクドクドク...

先程(>>298)と同様、『イカリ』も『ミチノエキ』も動けない。
爪先から滲み出る『鮮血』が、『五指』から噴き出る『血液』が、
『夢見ヶ崎』に激痛と、体力の喪失を伝えていく。

両手を負傷している以上、『止血』の作業もすぐには終わらない。
何とかポケットからハンカチを取り出した。

>>329(矢貫)

        シュカッ!

倒れたまま状態を起こし、『木製スノコ』を発現する。

>ALL

     「『痴れ者』に一切の容赦はないッ」

     「歓迎すべき『来訪者』達へ、よくもッ!」

『突撃槍』を突き出す『スズリ』。
最高のタイミングで『ノーバディ・アンダースタンド』の蹴りが、
スノコを押し出して『新塚』の膝を、


   ス  「こっちはチンコに喰らってンだよ」
   カ
   ッ  「そう何度も喰らってたまるかァ!」

『ナイフ』を逆手に構えたまま、
『新塚』は刃面の反射によって、『矢貫』を見ていた。
突き出された『スノコ』から僅かに下がって打点をズラし、
突っ込んできた『スズリ』目掛けて、『ナイフ』を振り落とす。

   ザ    「が、あああァァァァァ〜〜〜〜ッッ!!!!」
   シ
   ュ/   「う、ぐぅ、これ、しき――――」
   ・

『グッドナイト・キッス』は『重装鎧』を『貫通』し、
『スズリ』の左腕を深々と突き刺し、鮮血を噴出させる。

     「『タカさん』の言ってた通りだぜッ」

     「『夢の世界』ってのは、『魂』のパワーが分割される。
       だから、どんなに強ェ『魔法』や『モンスター』も、
       スタンドパワーには一切敵わねェって――――」

まるでバターを切るように『鎧』を切り抜いて、
『新塚』は血に染まる『グッドナイト・キッス』を構え直す。

     「『矢貫』、それと女ァ!
       テメェらもう終わりだよ。コイツの鎧は『コケ脅し』だろォ?」

       さっきは不愉快な不意打ちで『二頭』も倒されたがなァ、
       お前らのスタンドも、到底『グッドナイト・キッス』に及ばねェ!
       テメェらに『馬』が止められるか!? 『騎士』を倒せるか!?」

『新塚』の咆哮が寂れたアーケード街に響き渡る。

         ビシシッ
                ――――ビキィッ

『空』が割れる。まるで『液晶画面』を叩き割ったかのように、
『アーケード』の天井ごと、空に亀裂が走る。

『スズリ』が殺害されれば、『夢の世界』は終わる――――

         【シャッター街となった虚しい商店街】

                           騎(死)
                            トラ
                      新 ス      ド夢 騎(死)
                                    .ド(馬の方)
         馬車               矢

         【シャッター街となった虚しい商店街】

340一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/05/26(日) 23:34:08
>>338
ランドセルに残る2つの矢を取り出しスタンドに投げ渡す。
もし、取れないほど消耗してる場合はスタンドに探り取らせる。
指と指の間に2つの矢を挟みマスミの両足を狙って投擲(パス精:BCA)
ルンバが武器を投擲してくるなら空いた手で掴む。

「急ぐ必要が無い。じゃ、足なんか必要無いってことだ」

矢が足を貫通するにしてもマスミの歩行は困難だろう。
怪我を塞ぐ時間と激痛に耐えて歩く時間を稼げる。
満身創痍の小林さんとアスナを狙う余裕も失う。

「スタンド一体に一能力。私のスタンド能力を見せてなかったな。
 あんた達の『付け焼き刃』が言葉通りの意味なら…」

腐食の能力が実在する鉄だけを対象とするなら?
『付け焼き刃』の対となる『本物』とは何か?
これだけは『付け焼き刃』と言えない物を知っている。

「小林さん…あなたを『過去』なんぞにさせやしない…!」

激痛を堪えてルンバに向かって走り出し、現れるであろう大剣に
『慈悲の刃』を突き出す(切れ味:B)
今の自分が『付け焼き刃』でないと言えるものは『慈悲の刃』だけ。
これだけしかない。これだけが『自前』の物だ。

「『過去』が自分なんだ。積み上げてきた現実を捨てて来たな?
 自分を認められない人間が幸せになれるわけないだろォ!」

自分たちは二人の命を背負わねば帰れないのだ。
あちらの事情は分からないが逃げ出した連中に負けるのだけは我慢ならない。

341小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/05/28(火) 17:06:14
>>338

ルンバの言葉にも、マスミの行動にも手出しは出来ない。

倒れ伏した者には何も返す資格は無い。この舞台での
勇者は『一抹』君だ。私では無い

C『一抹君・・・私は もう・・・動けない
出来うる事は【今は】・・・もう 無い』

C『此処で 君を見守る・・・どうなろうと
私は貴方の選択に幸運を祈っている』

まだ・・・今では 無い。最後の・・・残された札。

『マスミ』 『バシリスク』 両者と決着をつけるには。

(意識は……持続 させる。させて 見せる いや……させなければならない)
コオオオオ…

リヴィング・イン・モーメントC E・Fで戦況の様子を静観する。

342夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/30(木) 04:40:19
>>339

まず『止血』を行う。
『止血』するのは『右手』だ。
本体の左手でハンカチを持ち、それを患部に被せて上から押さえる。
それから、『ドクター』の手で素早くハンカチを右手に結び付ける。
こうすることで、迅速な『止血』を行いたい。

もし『止血に時間が掛かる』と判断できた場合は、止血は後回しにする。
何故なら、今は『それ以上に優先してやるべき事』があるからだ。

今の状況は『クソ』だ。
全員が負傷しているにも関わらず、あの『社会のゴミ野郎』は未だに全くの無傷で、
余裕ぶっこいて得意気に能書き垂れてやがる。
何よりも――もはや『タイムリミット』が近い。
『ウチらが奴とやりあっていられる時間』が、もう『ほぼ残されていない』事が感覚で理解できる。
『クソ』が『クソ以下』になる前に、大がかりな『抜本的解決』を図らねばならない。

「『ヤッさん』――」

止血作業と平行して、『相棒』に小声で声を掛ける。
そして、まず視線を『トラック』に向けてから、『新塚』を経由して『馬車』へ移す。
それが『サイン』だ。

「今から『突っ込む』から」

「悪いけど『フォロー』お願い」

短く言い残して、スタンドと共に出来うる限りの速度で『トラックの運転席』に乗り込む。
運転席のドアは閉めずに『開けたまま』にする。
押し寄せてくる痛みは、唇を強く噛み締めて堪える。
乗り込むと同時に、間髪入れずに『ドクター』の左手で『トラックのエンジン』を掛けて、『ギア』を『バック』に入れる。
『既にエンジンが掛かっている状態』なら『最高』だ。
『エンジン』を掛けたり『ギアチェンジ』をする程度なら、非力な『ドクター』のパワーでも十分だと思うが、
もし足りないなら仕方なく本体の左手で行う。

あの男は、運転席から『転がり降りた』。
そうやって急いで降りてきた理由は、一瞬でも早く『馬車』の動きを止めたかったからだろう。
そんな男が、律儀に『エンジン』を切ったりするか?
仮に『エンジン』を切っていたとしても、ご丁寧に『イグニッションキー』を抜いて自分のポケットに入れておくだろうか?
おそらく――『キー』は『刺さったまま』だと予想する。

(アイツは何をした?まず『馬車』を止めた。そして『騎士』を殺した。
 『可能性』は、その二つ以外『あり得ない』)

おそらく『騎士殺し』は、『とっておき』を使うために必要な行為だったのだろう。
この場合の『とっておき』とは、『本体の騎士化および騎士発現』と考えられる。
『こいつらから奪った名馬』という発言から、それが読み取れる。
また、奴が『鎧と剣』を一度しか発現していない理由も、そこにあると解釈できるのだ。
つまり、『鎧と剣』は『とっておき』の一部なのではないだろうか?
そして、『とっておき』には『回数制限』が存在すると考えられる。
奴が殺した『騎士』は『二人』だった。
だから、『とっておき』を『二回』使えた。
そう考えれば筋は通る。
『スズリ』が『馬』から降りた事にキレているという事実も、根拠の一つだ。
おそらく、『馬に乗っているスズリ』を殺せば『とっておきのストック』が一つ増えた。
それが出来なくなったために、奴はキレている。
もし『仲間の騎士』が逃げていなかったら、そいつらを『生け贄』に利用しただろう。
奴が口にした『駒がない』という言葉は、『とっておきのストックを増やせなくなった』という意味だと解釈する。

(『騎士殺し』が『とっておき』を使うための準備だったとすると、残る『可能性』は、たった一つ。『馬車』しかない)

現在、『馬車』は動きを止められている。
それは『スピードを失った状態』だと言い換えられる。
そして、奴は『高速』で動いて攻撃を仕掛ける事が出来る。
この二つを結び付けるものがあるとすれば、それは『スピード』だ。
『馬車』の『スピード』を失わせ、その『スピード』を自分の物としているという解釈は、決して無理のある理屈ではない。

『馬』について考えられる事は、もう一つある。
確実な根拠はないが、『騎士付きの馬』と『ただの馬』は別物なのではないか?
そもそも、この『馬』という点が、推理をややこしいものに仕立て上げている原因のように思われる。
この世界で『機動力の高い乗り物』と言えば『馬』しかないのだから、当然と言えば当然なのだろうが……。
おそらく、これが『騎士付きの馬』と『別の乗り物』だったら、もっと分かりやすかっただろう。
つまり、『騎士付きの馬』は『騎士』が出所で、『ただの馬』は『馬車』が出所ではないかという事だ。
『別々』だとすれば、『鎧と剣』は出さずに『馬』だけ発現している理由にもなる。

(――『馬車』だ……。『馬車』がアイツの『力の源』なのは間違いないんだ……!
 今の状況から抜け出すためには、あの『馬車』を『ブチ壊す』以外ないッ!)

343夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/30(木) 04:42:40
>>342

「『スズリ』様ッ!!一刻も早く『ヤッさん』の側へ行って下さい!!急いでッ!!」

『馬車』だけでなく『乗っている人間』さえも動けないというのであれば、『こうする』までだ。
運転席から身を乗り出して、後方の様子を視認する。
その直後――『アクセル』を思いっきり『踏み込む』!
『ハンドルの操作』は『ドクター』で行う。
少なくとも、本体がやるよりは正確な運転になるはずだ。

「『ブヒブヒブヒブヒ』うるせえんだよ!!『ケツ拭いた後の紙』以下の価値もねえ小汚い『ブタ野郎』がッ!!
 『ミンチ』になって永遠に黙れやボケナス!!!!」

『トラックの軌道』は、『新塚』を経由して『馬車』へ至るルート。
しかし、『新塚』を轢く気など毛頭ない。
本当の狙いは、『新塚』の後ろで停止させられている『馬車』だ。
口汚い罵り言葉は、それを隠すための『口実』。
『新塚』を轢き殺すつもりだと見せかけて、その先で固まっている『馬車』に『トラック』を激突させて『破壊』する!

『馬車』を止めたように、突っ込んでくる『トラック』を止めるという可能性はあるだろう。
だが、アイツが同時に止められるのは『一つだけ』だと予想できる。
何故なら、奴は『スズリ』を止めなかったからだ。
『トラック』から降りた時、奴は真っ先に『馬車』を止めた。
だが、奴は『スズリ』を止めなかった。
その時すぐ近くにいたにも関わらず、彼を止めなかったのは何故か?
ただナイフを向けるだけなのだから、大した手間など掛からないし、同時に止めてしまった方が効率的だ。
そのための時間は幾らでもあった。
騎士達を殺す事を優先したように見えるが、殺した後だって止められたはずだ。
『スズリ』を止めなかった理由は、『出来なかったから』である可能性が高い。

しかし、『馬車』の停止を解除して『トラック』を止めるという可能性はある。
その事態を回避するため、『トラック』が『馬車』に激突する直前のタイミングで『急ブレーキ』を掛ける。
運転席から飛び降りても大きな怪我を負わない程度までスピードが落ちた時点で、開けっ放しのドアから受身を取って『転がり降りる』。

当然、『スズリ』を轢いたら『デッドエンド』なのは分かっている。
だから、可能な限り『スズリ』を轢かない軌道になるようにハンドルを切る。
そうはいっても、『スズリ』と『新塚』は近い位置にいる訳だから、完全に『スズリ』を避けきるのは難しいと思う。
その『フォロー』は『相棒』に任せた。
陳腐な表現だが――彼を『信じる』。

「……ゴメン」

突っ込む先に『イカリ』がいる事は分かっている。
彼を死なせてしまうつもりは全くないので、間違っても直接『イカリ』にブチ当たるような激突の仕方は避ける。
彼は『夢の世界の産物』であり、この夢の『持ち主』でもない。
たとえそうだとしても、彼には死んで欲しくない。
だが、この『抜き差しならない状況下』においては、『馬車の破壊』が何よりも最優先事項。
傷付けてしまう可能性は『覚悟』する。





それと――これは『絶対に考えたくない事』だが、
万が一『イグニッションキー』が刺さっていないとか近くに見当たらないというような事であれば、
『トラック』の利用を放棄して全速力で『馬車』の方向へ走る。
最短距離で向かいたい所だが、『新塚』に接近する事は絶対にせず、
『新塚』から最低5メートルは距離を取って、迂回するようにして駆け抜ける。
スタンドを射程限界である5メートルまで先行させ、『馬車』に到着次第、
『馬車』に『ドクター』の『蹴りのラッシュ』を浴びせる腹積もりだ。
『新塚』のナイフは『スズリ』の鎧を容易に貫いた。
『スタンド体』が、『夢世界の産物』を一方的に破壊できるというのであれば、『ドクター』にも同じ事が可能なはずだ。
本来ならばパワー不足の『ドクター』でも、『馬車の破壊』が出来る可能性がある。

344夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/05/30(木) 15:06:20
>>343

345矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/06/03(月) 23:00:19
>>339

「あれ」
 
  「両目でスズリさん睨んでたように見えたけど」
 
  「器用にやるよな」
 
眼球もスゲェスピードで動くの?かっけえな。
俺は誰かを睨みながら他所見できないから、羨ましいよ。

手元で左腕を振るって、『90cm*180cm』の『ステンレスラインマット』を発現し、
 
「『ストレート』に目ェ、慣れて来たかよ」
 
地面と並行に、円を描くよう回転を加えて『新塚』目掛け投げ付ける。
威力やダメージを期待してって事は無くて、単に『ちょっと下がって躱して反撃する』みてーなナメた真似されると腹立つから、
範囲を広げて邪魔してやろうってだけなんだ。

高さは腰と胸の間辺り、飛び越すにも潜るにも難儀する辺りでどうかな。
 
「『アリス』がああ言ってるから、スズリさん、俺の方寄ってくんないかな。
 痛いのわかるけど、頑張ってくれよ」
 
轢かれちゃ困るしな。気張ってくれよ。
 
「で、ええと」
 
『トラック』が『馬車』にたどり着くまで、どれだけかかる?
5秒か、10秒か、そのくらい?それまで『新塚』相手に時間稼げる自信、ちょっと無いよな。
 
「『ナイフ』で『鎧』裂けんなら、どうかな。
 『スノコ』で脚、折れないもんかね。どう思う?『新塚さん』さあ」
 
物は試しだろ。
こっちの世界のあれやそれやに対して、『スタンド』が有利取れるっつうんなら。
 
俺は膝の高さを『払って』、『木製スノコ』を発現し、
『ミチノエキ』の後ろ足目掛け、蹴り飛ばしてみるわけだ。

346『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/06/04(火) 01:19:27
>>340(一抹)
ランドセルから矢を引き抜き、
『インダルジェンス』がダーツのように投げ放つ。


     ドスッ
             「ぐァ、あ!」


放たれた矢は『マスミ』の足甲を貫いた。
嗚咽を漏らしながら、『マスミ』はその場に跪く。

>>341(小林)
『一抹』の投げた『矢』が『マスミ』を縫い留める。
『リヴィング・イン・モーメント』越しに確認するも、
その視界がぼやける。――――意識が持ちそうにない。

>ALL

>「『過去』が自分なんだ。積み上げてきた現実を捨てて来たな?
> 自分を認められない人間が幸せになれるわけないだろォ!」

   ズ    「だから」
   ア                  . . . . .
    ァ/       「だからなってやるんだよォ!」
    ・

『ルンバ』は激昂し、――――空の手を振るった。
『付け焼刃』が現れない。その間隙を縫うように、発現された『慈悲の刃』が、

      ザシュッ!!

                     『ルンバ』の右頬を、切り裂いた。

     ゾ
        ゾ    瞬間、浮浪者じみた醜相が波打った。
     ゾ       まるで『蟲群』が蠢くように、無精髭が乱れ崩れ、
        ゾ
     ゾ
        ゾ    『A A  AWAAAAAAHHHHAAAA――――ッッ!!!』
     ゾ
        ゾ            . . .
     ゾ       浮き上がる『人面瘡』は、この世ならぬ『絶叫』を上げる。
        ゾ    ルンバの頬を食い破るように、『人面瘡』が暴れ乱れる。

      「なんだ、なんだこの『力』は――――ッッ!!」

          「クソッ、『悪霊』が、鎮まれ、鎮まれェェ―――――ッッ!!」

『人面瘡』の暴走に『ルンバ』は恐慌し、自分の頬を何度も平手で叩く。
『小林』も『一抹』も察する。これは何かの『スタンド能力』でも『夢』の産物でもない。

             『GWUUUUUUUFYYYYYYYYYYY――――ッッ!!』

もっとおぞましい、全く『異種』の力であると……。

347『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/06/04(火) 01:20:39
>>342-344(夢見ヶ崎)
『ドクター・ブラインド』の手で『止血』を終えた。
『トラック』の運転席へと乗り込む。『キー』は挿さっている。

    ボボボッ
               ガチャッ

    ピィー

 ピィー  『エンジン』を始動させ、『ギア』をバックに入れる。
      電子音が響き、後方の様子を『バックミラー』で確認する。

    ピィー

>>345(矢貫)

  シュ、  畳大の『ステンレスラインマット』を発現し、
    /   . それを振り回し、『新塚』目掛けて投げ付けようと、
  ッ/
                 ズキッ

先程(>>323)負傷した『左肩』が痛む。
多少の痛みがあっても、腕を払って『敷物』を出すことは出来る。
だが、『20kg』近いステンレス材を投げるのは、いくらなんでも『やりすぎ』だ。

       ビクッ
                 「うおッ」

『片腕』の力では、到底投げても『新塚』には届かないが、
その大振りな動作が『新塚』の追撃を止める。

>ALL

>「『スズリ』様ッ!!一刻も早く『ヤッさん』の側へ行って下さい!!急いでッ!!」

    ピィー

      「――――『鉄馬』をッ

       アリス殿、その暴れ馬を御せるとは!?」

『トラック』に乗った『夢見ヶ崎』を見た『スズリ』は、その意図を理解したようだ。
『突撃槍』を手にしたまま、『矢貫』の方へと走っていく。

追撃を止めた『新塚』、その手に握る『グッドナイト・キッス』は、
『スズリ』の血に濡れることなく、鈍色の刃を晒している。

(※>>261にもある通り、能動的な干渉でなければ、『液体』を透過する。)

>「『ブヒブヒブヒブヒ』うるせえんだよ!!『ケツ拭いた後の紙』以下の価値もねえ小汚い『ブタ野郎』がッ!!
> 『ミンチ』になって永遠に黙れやボケナス!!!!」

    ピィー

          「そうか、――――そうかよッ!」    ピィー

『アリス』の挑発と共に始動する『トラック』。
『運転手』と『エンジン』という二つの急所を晒す、正面からの突撃とは異なり、

                                        ス ト リ ー ト
荷台を盾にする『バック突撃』が生み出す『殺傷力』は、『歩行者天国』が証明している。

    ピィー

        「わざわざ持って来た甲斐があったぜッ!」

                      ――――― ピタァ...

『バックギア』を示す電子音が鳴り響く中、『車体』は決して下がらない。
『タイヤ』が停止している。身体に力を込めた『夢見ヶ崎』だが、急停止による『衝撃』が来ない。
『グッドナイト・キッス』による『騎乗物の停止』。『騎士』や『馬車』で体験したスタンド能力が、
――――『トラック』にも作用している。そして、『バックミラー』越しに『夢見ヶ崎』は。

     ゴ    『グッドナイト・キッス』の刃に、
       ゴ  『夢見ヶ崎』の乗るトラックが反射する。  . . . .
   ゴ      その車体にしがみつく『亡者』の群れが、刃にだけ映り込んでいる。
      ゴ

『矢貫』は『ミチノエキ』に攻撃を仕掛けようとするが、
――――流石に『遠すぎる』。対応する『スノコ』があったとしても、重すぎて『パワー』が乗らない。
そして、『トラック』が稼働した今、『新塚』は『トラック』に狙いを定めている。

   パカラッ       ――――『ミチノエキ』が動いた。
              今まで微動だにせず、出来なかったにも関わらず、
      パカラッ    先程の『夢見ヶ崎』の声を覚えていたかのように、
              真正面へと走り始める。


         【シャッター街となった虚しい商店街】

□□□□□□□□□□□□□□□□□□騎(死)□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□新□.トラ.□□□□騎(死)□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ド.
□□□□←馬車□□□□□□□□ス□□矢□□□□□□□

         【シャッター街となった虚しい商店街】

348『追記』:2019/06/04(火) 02:05:40
1マスおよそ1m

349小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/06/04(火) 23:37:01
>>346

>>341メ欄 Dを毒液の蓄えた場所まで

これにより『バシリスク』の毒液の蓄えた場所までリヴィング・イン・モーメントDを残る力を振り絞り移動
ビー玉サイズ水槽を解除し、ソフトボールサイズへと水槽は発現。この再発現は一瞬で済む
そのまま気道を防ぎ窒息死を試みる。私の意識が途切れるよりも呼吸が出来ず死亡する時間のほうが早い

C『い・・・ち・・・ま・・・・・・く・・・
・・・さい・・・ご・・・の・・・・・・すい・・・そう』

C『・・・・・・――【毒】は・・・あ・・・る
つかう・・・か・・・は・・・君・・・し・・・だ』

リヴィング・イン・モーメントE・Fは

>>279で発現した『水槽』
『マスミがスタンド能力を展開してた空間』にて携行していた水筒から発現した『水槽』だ。

リヴィング・イン・モーメントE・Fは『マスミの疾患を生じさせる能力の射程圏内で発現した水槽』だ。
そして、私の能力は水槽内の液体は、外的な要因がない限り、水槽が形成された時点での状態を保つ

私は、もう動けないが。一抹君へ声を届かせる事は・・・出来る!

C『き・・・み・・・の選択・・・・・・に・・・しゅく・・・ふ』

350一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/06/05(水) 00:26:44
>>346
「攻撃と判定されないようだな。『慈悲の刃』の無痛斬撃は…」

人間は『過去』を想う生き物だ。
あの頃は良かった、何でもできる気がしたという陶酔感に浸り
『思い出』を栄光の偶像にして崇め奉ってしまう。
生き直したいって事は良かった頃に戻りたいということでもある。
自分も道を踏み外せばルンバのようになっていたかもしれないが…

「身の程を知れ。あると思うか? 全てが都合良くチャラになる
 夢のような話が。お前たちの計画は最初から失敗してたんだ」

ルンバの右頬に浮かぶ奇怪な『人面瘡』を睨みつける。
目の前の男に取り憑く存在がスタンドだとか、夢の産物とは思えない。
もっと邪悪な存在のように思える。

「『過去』を省みることのない人間は動物以下の存在だが、
 『思い出』だけの人間は過去に囚われた明日無き亡霊でしかない。
 お前がどっちか。すぐに分かるだろう」

錯乱するルンバ目掛け残る全ての力を振り絞り『慈悲の刃』の刺突ラッシュを浴びせる(パス精:BCA)
おそらく他の傷口からも現れるであろう『人面瘡』ごと滅多刺しにしてやる。
こいつは野放しにしてはならない。ここで摘み取る。

「ドォォミドミドミドミドミドミドミドミドミドミドミドミドミドミドミドミドミドミドミ…」

「ドミネ・クオ・ヴァティス(何処へ行くつもりだ?)」

「お前に『未来』など無い。地獄行きだ」

私は生き続ける。過去に囚われる亡霊ではない。今を生きる。

>>349
「ははっ、いや、本物のお兄ちゃんみたいだ。
 祝福か。義父母の他に祝われる日が来るなんて…」

小林さんが最後に発現した『水槽』を手に取る。
流石に距離が離れている場合は拾いに行けない。
敵も待ってくれるわけじゃない。

「ルンバの最後だけは見届けてくださいね」

近くに有る場合はルンバの右頬に『水槽』を投擲。
免疫を有する奴には目くらまし程度にしかならないだろう。
あの『悪霊』呼ばわりされる『人面瘡』は別かもしれないが。

351夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/06/08(土) 17:07:35
>>347

(――――『コイツら』は……!?いや、待てよォ?)

『トラック』に取り付いた『亡者ども』が、野郎の『ナイフ』に映ってる。
それを見て、何となくだが理解した。
こういうのは、『理論的』に考えようとするとドツボにハマっちまう。
むしろ、『抽象的なイメージ』で捉えた方がスッと頭に入ってきて理解しやすい。
自分のもそうだが、『スタンド』というのは『そういう部分』が大きいからだ。

「ハッ、なるほどなァ。そういう『仕組み』って訳だ。遅まきながら、『アリス』は『ピン』と来ちまったぜ」

今更だが、こいつの能力の『根幹を成す部分』が分かった。
こいつの能力は、『歩行者天国に突っ込んでくるトラック』なのだ。
他の人間が乗り物に乗る事を封じた上で、自分だけが車に乗って、歩いている人間を虐殺する。
どこだかで、そんな『事件』の話を聞いた覚えがある。
要するに、その『イメージ』を『スタンド化』したようなものだ。

そう――――『トラック』。
あの『ナイフ』自体が、『歩行者を轢き殺すトラック』なのだ。
まず基本的な事から言うと、『ナイフの表面に映した乗り物から速度を奪う能力』だろう。
そうする事によって、『自分だけが乗り物に乗っていると』いう状況を作り、一方的な『虐殺ショー』を可能にする。
『ナイフを向ける』という行為は、『ナイフに映す』という行為だと考えて間違いない。

そして、『トラックで轢き殺した人間』を自分の手駒として発現する。
この場合の『トラックで轢き殺す』というのは、『ナイフで殺す』という意味だ。
何故なら、あの『ナイフ』そのものが『虐殺トラック』の『象徴』なのだから。
そして、『ただの歩行者』を『轢き殺しても』手駒には出来ず、『乗り物に乗っている人間』を『轢き殺す』必要がある。
『歩行者』は『乗り物』を持っていないからだ。

もっと直感的に、分かりやすく説明しよう。
『乗り物に乗っている人間』を殺せば『乗り物』を奪えて、『殺人トラック』が『殺人トラック集団』になる。
『イメージ的』には大体こんな感じだ。
そういえば、どこかの大通りで『サバイバルナイフ』を振り回した『脳味噌の代わりにスポンジが詰まったサイコ野郎』の話も聞いた事がある。
奴のスタンドは、『トラック事件』と『ナイフ事件』を『合わせてみました』って所だろう。

「『社会から脱落した人間未満の不良品の見本』にはお似合いの代物って感じ」

「仕方ないね。どれだけ品質管理を徹底しても『不良品』は出てくるものだから」

『生まれつき目が見えない人間』とかさ。
そういうのを『不良品』とは私は思わないけど、『世間的』というか『生物学的』というか『客観的』には似たようなものでしょ。
でも、『不良品』だって『改善の余地』がある。
『生まれつき目が見えない人間』が『見えるようになる』事があるように。
だけど、中には『どうしても改善できない不良品』もいるんだよね。

「――――たとえば、こういうのとか」

今の状況において最も重要なのは、『私の体が動くかどうか』だ。
まず、『自分の体が動くかどうか』確認する。
もし『動けない』なら、今の時点で出来る事は何もないだろう。
いざ動けるようになった時に、スムーズに行動に移れる心構えくらいはしておく。
『まだ体が動く』なら、出来る事は幾らでもある。

この次に奴が取るであろう行動は予想している。
真っ先に考えられるのは、『トラックを私ごとフリーズさせてくる』事。
もちろん、『今の時点で既にフリーズさせていなければ』の話だが。
今まで固まっていた『ミチノエキ』が動いた事実が、『車を停止させようとしている』か、あるいは『既に停止させている』事の裏付けになる。
『ミチノエキ』に掛けていた能力を解除したから、彼(または彼女?)は動けたと考えるのが、最も妥当な解釈だ。

普通、せっかく掛けた能力を消す事はしない。
何かしら、『よほどの理由』でもなければ。
考えられるのは、『馬に掛けた能力を一旦解除してから改めて車に能力を使用するため』という理由だ。
『一度に止められるのは一つだけ』だから、『新しく止める』ためには、『既に止めている分』を解除する必要がある。
要約すると、そういう理屈が成り立つのだ。

この仮説が正しければ、まず『馬が動いてから』、次に『トラックが止まる』のが筋というものだろう。
それなら納得できる。
しかし実際の順番は『逆』で、車が発進できなかった方が『先』で、その『後』に馬が動き出している。
馬が動いた原因が『停止の解除』であるなら、トラックが発進できなかった時点では、まだ『馬に対する能力』は掛かっていた訳だ。
この点を考えると、『単に乗り物だけが使用できない現象』と『運転手を含めた完全停止』は別物である可能性も出てくる。

352夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/06/08(土) 17:14:05
>>351

我ながら随分と『思考の寄り道』をしてしまったが、行動の選択に戻ろう。
もし『体が動く』なら、すぐに運転席から飛び降りる。
『運転手ごと停止』させられるのを防ぐためでもあり、たとえ『動けた』としても、狭い車内では逃げ場がないからだ。
元々すぐ飛び出せるように運転席のドアは開けたままだったし、狙いは違ったが体に力を込めている状態にある。
今『体が動く』とすれば、間髪入れずに脱出する事は難しくないだろう。

本体の脱出と平行して、今後のために『やっておくべき事』が『二つ』ある。
一つ目は、『給油口のロック』を外す事だ。
大抵の場合、運転席の近くに該当するレバーがあって、それを操作する事で『アンロック』出来る筈だ。
『無免許』だし車を運転した経験はないが、見た事はある。
車内に残した『ドクター』を使って、素早く外す。

二つ目の『ToDo』は、『ドクター』で『イグニッションキー』を抜き取って、そのまま『スタンドの左手』の中に隠し持っておく事だ。
この『キー』が『夢世界の産物』でなければ(奴の言葉を信じるなら、そう考えられる)、一回くらいは『通常のナイフ攻撃』に耐えられるかもしれない。
それほど期待している訳じゃない。
『利用できそうな物なら利用した方が得だ』ってだけで。
『何か変な力』でも働いているせいで『キー』が抜けないとかいう事であれば諦めるが。

車からの脱出が成功したら、即座に車の陰(東方向)に向かって走り込み、『ToDo』を終え次第『ドクター』も追従する。
私が奴の立場なら、運転席から飛び出してきた所をナイフで切るか突くかしようと考える。
だから、車を盾にして攻撃を防ぐ狙いなのだが、問題は『トラックのスピード』を得た奴との距離だ。
『イグニッションキー』を抜き取っておくのは、万一しくじった時のための『保険』でもある。
車の陰に入るのが間に合いそうにない場合は、『ドクター』が隠し持った『イグニッションキー』を『ささやかな盾』にして、刃を防ぐか最低でも逸らしてダメージを最小限に抑えるつもりだ。

行動の最中、『音』には気を配っておく。
たとえ脇目も振らずに全力疾走していたとしても、『超人的聴覚』で敵の動きや攻撃のタイミングは掴める筈だ。
そして、その『能力』を奴は知らない。
『見ていないのを見て』楽に殺すチャンスだと考える可能性はある。
そこに『付け入る隙』が生じれば、ギリギリで回避する事も不可能ではないかもしれない。

不安要素は、奴が『トラック』を発現出来るようになると思われる点だ。
『馬』と『トラック』では、『サイズ』が圧倒的に違う。
それは、『回避の難しさ』が一気に上がる事を意味する。
自分自身で『奪い先』を潰す筈がないので、『スタンドトラック』で『トラック』めがけて突っ込んでくる可能性は低い。
また、『スタンド馬』が『鳴いた』ように、おそらく『スタンドトラック』も『無音』ではないと思われるので、その『音』を回避動作の参考にしたい。

「イカリ様ぁぁぁぁぁ――――ッ!!!!さっきまで、どのような状態だったか『説明』して下さいッ!!!!」

さいしょにカオあわしたときから、コイツぜんぜんシャベってないんだよな。
どうでもいいコトかもしれんけど、ソレがきになってきになって、さいきんヨルもねむれない。
ナンなんだよマジで??すげー『シャイ』なのか??それとも『シャベったらシンゾーがとまるビョーキ』かナンカかよ??
サイテーでも『ウン』とか『スン』とかいってくれないと、まぎらわしくてスイリにシショーきたすだろ!!
だからって『スン』とかいわれてもこまるけどな!!

353夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/06/08(土) 17:15:02
>>352

まぁ、この『バトルフィールド』から出ていってくれるのは良いとしよう。
どんな能力にも『射程距離』がある。
おそらく、『このエリア』から出れば『ミチノエキおよびイカリ』は『射程外』になるだろう。
いても邪魔になるだけだから、さっさといなくなってくれると助かる。
ミチノエキを『馬刺』にしなくて済むし。

「スズリ様、あなたは『ヤッさん』の側にいて下さい。あなたは御自分が考えていらっしゃる以上に、この世界にとって『価値ある人間』なのです」

「――つまり、その……戦争が終わった後で『世界を立て直すために不可欠な人材』だという意味ですが」

「それと――――『呼べる』なら『ドン・ジャーラ』を、あなたの近くに控えさせておいて下さい」

今は、スズリには『ヤッさん』の近くにいてもらおう。
相棒に負担を掛けるのは申し訳ないが、『ドクター』でスズリを守り切るのは無理がある。
そもそも『ドクター』は『能力を掛けなければ始まらない』スタンドだ。
だが、奴に対して『能力を掛ける』のは『不可能』に近い。
『二度の差し合い』を経験しているが、スペック上の差はないはずなのに、掠り傷すら与えられていないからだ。

この事実は、『敵に対する直接的な攻撃や細工を続けていては倒せない』という意味だと受け取った。
すなわち、『敵の能力自体』を潰さねばならないのだ。
今のように『相手が100%有利な状況』で戦っていては、勝ちの目は万に一つもない。
『土俵そのもの』を引っくり返す必要がある。
それが『トラック』だとすれば――――『考え』は一つある。

(『持ってきて良かった』って事は、『馬車』が消えて『トラック』もなくなれば、コイツには『奪い先』がなくなる)

「『神様が犯した最大のミス』を知ってるか?」

「――――『お前を生まれさせた事』さ」

『見えない斬撃』とか、まだ謎はある。
だが、元々『クイズ』じゃあない。
一から十まで何もかも分かってなきゃいけない理由なんかないからな。
至近距離じゃなきゃ撃てない、連続使用は出来ない、現時点で防御にしか使ってきてない、普通にナイフで切り掛かってきた時には出さない。
注意しておくのは、そんな所だ。

繰り返しになるが、もし『体が動かない』場合はどうしようもないので、動けるようになった時の心構えをしておく。
それと同時に可能な範囲の視認は常に怠らず、特に『ナイフ』から目を離さずに注視する。
『刃に映る像』と、視認出来るなら『装飾』を観察し続け、『変化』が生じないかどうかを見続ける。
同時に『音』による状況把握も行い、視認出来ない範囲は『超人的聴覚』でカバーする。
動けるようになったら、基本的に『動けた場合』と同じ行動を取るつもりでいる。

354夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/06/08(土) 17:38:51
>>352
×車の陰(東方向)
○車の陰(マップの『ラ』の右隣)

355矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/06/08(土) 22:16:01
>>347 
 
「(前レスへのリアクション。動揺/疑意/メタ)」
 
・上記セリフの補足。メタ有り/判定疑問/一人称のみ/メタ有り。
 
・メタネタ/ジョーク有り/補足/レス容量厳しければカット
 
「(敵NPCへのセリフ/対GMレス兼ねるメタ/最大5行)」
 
・本レス開始。状況把握/整理。最大5行
・上記把握状況に対してロール地の文/最大10行/セリフ有り
 
「(味方PCの行動へのリアクション/必須/上記ロールと混ぜる有り)」
 
・上記セリフ補強する地の文/リズム重視/最大5行/レス容量厳しければカット
 
「(敵NPCへ呼びかけ。上記ロール/味方PCへのリアクションと絡め/最大7行)」
 
・本行動。成功率重視/妨害/1レス保たせる/リソース割かずに済む奴
・行動意図/根拠補強。最大3行/比喩混ぜれれば良し。
 
「(レス容量余裕あればセリフ)」
 
・容量次第で演出のみの地の文。
 
「(味方PCでへの呼びかけ/フリーズ食らってるか確認したい/ロールに違和感なく)」
 
・引きの地の文/次レス以降に繋がるイメージ

356矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/06/08(土) 22:16:52
>>355
すみません。編集中の草稿の方を投下してしまいました。無視してください。
 
>>347
 
「いや」
 
   「あのさあ」
 
俺の出す『敷物』は『空間』に『人並みの力』で『上下方向』に『対して』『固定』『される』『の』『で』。やめた。
別に俺がよいこらどっこい持ち上げる必要はなくて、浮いてる『コレ』をぶつけるだけなんだけど、
まあ、なんか肩が痛いしできないんだよな。こまったなあ。
 
『新塚』の動きを止められれば別に狙いは果たせてんだし、『やりすぎ』だの何だの言わなくて良くない?
気分わりいよな。どうかな。これ、ずっとこの調子で来るの?
あと、こないだ公園でスノコ10m投げる動画撮ったからチャンネル登録とGood評価宜しくな。収益化目指してんだ。
これも実際は上下固定されてっから、放物線描かずに直線で飛ぶしもっと届くわ。言ってること、分かるか?
 
 
    「なんか言えよ」
 
 
    「テメーのママゴトの、オモチャじゃねーんだって」
 
 
今度の新しいオモチャは『アリス』の乗った『トラック』か?
イカリさんの例に倣うなら、『アリス』自身からまるっと止められちまってて、
『トラック』の『馬力』を『新塚』が奪ってるっつー最悪のアレなのかね。
 
事ここに至っては流石の俺も楽観的に構えるってわけには行かなくて、
なんにしたって『最悪』を想定せざるを得ないんだけど、しかしどうだろう。
 
俺にとっての『最悪』ってのは、『新塚がトラックの馬力を手にして』、『アリスの動きが止められて』、
それが本当に心からの『最悪』かっていうと、現状どうにもピンと来ない部分があって、多分それは。
 
 
  「『社会』がどうとか」
 
     「『不良品』だとか」
 
    「子供が言うことじゃねえんだよ」
  
ガキが殺されて、復讐しないと生き返れなくて、相手を口汚く罵って、これが既に最悪なんだよ。
今の、これが、とっくに悪夢なんだよ。
だから。
  
 
      「『新塚さん』さあ」
  
「お前みたいなどうしようもない『大人』がいるから、こんなことになっちまうんだよ」
 
   「お前とか、俺とかがちゃんとしないと」
  
 
    「子供が子供らしくできないだろうが」
  
  
言いながら、既存の『敷物』は『全解除』。
俺は自由に動く腕で『新塚』寄りの『地面』を『払って』、
『2m×4m』の『テフロンシート』を、『新塚』の足元に潜る形で発現する。
 
スケートリンクの上で、トラックの速度を、二本足でマトモに制御できるかね。
そうでなくたって、素の速度でだって難儀する最悪の足場が『コレ』だ。 
 
「足元掬ったり、足引っ張ったり」
  
「そういうのは、汚い大人同士でやりゃいいだろ」
 
だから。
 
 
「だからアリスはせめて、子供らしくしてくれよ」
 
 
もしアイツがちゃんと動けるなら、きっと気の利いた返しをしてくれるんじゃないかっって。
事ここに至って、俺は、楽観的に構えているわけだ。

357『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/06/09(日) 00:04:01
>>351-354(夢見ヶ崎)

     ピタァ

何かに押さえ付けられるように、『夢見ヶ崎』は動けない。
だが、『ドクター・ブラインド』の操作に支障はない。

    グイッ

『ドクター・ブラインド』がレバーを引いて『給油口』を開くが、
稼働中の車体から『イグニッションキー』は抜き取れない。

既に『アクセル』を踏んだ状態で、『夢見ヶ崎』の肉体は固まっている。
そして、自身の『スタンド』によって『本体』を移動させることは出来ない。

一般的に『給油口』にはネジ式の『キャップ』がハメられている。
このトラックも例外ではないだろう。

>「イカリ様ぁぁぁぁぁ――――ッ!!!!
> さっきまで、どのような状態だったか『説明』して下さいッ!!!!」

イカリは何も話さない。

(※他者への指示や質問を含めた『台詞』が明らかに『過多』のため、
  GMレスに反映させる『台詞』はここまでとします。)

>>356(矢貫)

       ブワッ

全ての『敷物』を解除し、足元に『テフロンシート』を広げた。
『新塚』の足裏にも『テフロンシート』が接触し、
動き出そうとした『新塚』が思わずつんのめった。

ギリギリ『新塚』の足元までは伸びる。
目の前の『トラック』のタイヤを避けるようには、『敷物』を配置出来ない。


>ALL

>「『社会から脱落した人間未満の不良品の見本』にはお似合いの代物って感じ」

>「仕方ないね。どれだけ品質管理を徹底しても『不良品』は出てくるものだから」
                . .
    「俺は、――――俺達は、『不良品』だよ」

      「だがなァ、テメェらは出来損ないに、やられるんだ」

        「そのボロいトラックが、テメェの『棺桶』だろぉがァ!」

つんのめった『新塚』がトラックの荷台を掴む。
箱型の荷台だ。――――『新塚』が立ち上がり、

>      「『新塚さん』さあ」

>「お前みたいなどうしようもない『大人』がいるから、こんなことになっちまうんだよ」

     ズ   「やかましいぜ、『矢貫』ィ!」
     ア
     ァ      「俺達みてェな『派遣』を使えるからって、
     .:       弁が立つつもりでいるのかよ、クソッタレがァ!」

         「テメェも、俺も、代わりゃあしねェだろ―――がよォ―――!!」

体勢を直そうと『新塚』が身を捩らせ、『矢貫』目掛けて咆哮する。
醜い罵り合い。『夢』の幻想さえ掻き消える『罵倒』の飛び交い。
熾烈な足の引っ張り合いの中、『スズリ』が駆ける。

  パ     「『矢貫』殿ッ  『アリス』殿はお任せあれッ」
   ァ
  ン/    「怪物の腹から、『姫』を救い出して見せましょうッ」
  ・
                                      キャストオフ
『鎧』が無意味と解った今、『スズリ』の纏った鎧が、兜を残して『 霧 散 』する。
身を軽くした『スズリ』が敷かれた『テフロンシート』を飛び越える。

『運転席』で身動きが取れない中、
『夢見ヶ崎』、そして『矢貫』の目が、『グッドナイト・キッス』の柄を見る。
『宝石』は一つ。先程よりも減っている。――――それを隠そうとしていたのだ。

         【シャッター街となった虚しい商店街】

□□□□□□□□□□□□□□□□□□騎(死)□□□□□
□□□□□□□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□■新.トラ.□□□□騎(死)□
□□□□□□□□□□□□□□□■ス□□□□□□□□ド.
□□□□←馬車□□□□□□□□□■■矢□□□□□□□

         【シャッター街となった虚しい商店街】

358『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/06/09(日) 00:04:29
  「――――『目覚めた』ようだな」

 グ        遠くからサイレンの音が響く。俺達を探す『パトカー』の警笛だ。
 ズ  ズ    逃げ込んだ先、駐車場のトラックにいた一人の男。
 ズ  ズ    自らを『孵化』と呼ぶ男の『呪術』めいた行為に従い、
 :   :    俺達は『  』を手にし、――――何ががぬめり込んできた。

        「お前の能力は、『付け焼刃』を生み出す。

         『ぬるま湯』を用意し、それを浴びた『生物』は、
         振るう『凶器』を『付け焼刃』に変え、瞬く間に『摩壊』させる……」

『付け焼刃』、それは俺にピッタリの『言葉』だった。
手に職は付かず、『夢』と称して文芸や音楽に浅く広く手を伸ばし、
しまいには『ブロガー』、『Youtuber』崩れの、何者でもない者になった。

        「『取って付けた』ような挑発、
         身に付いていない芸当の披露もまた、『付け焼刃』となる」

        「君自身からも『発現』できるだろう。……上手く使うといい」

だから、『夢』の世界では『無敵』だろうと、踏んでいた。
そりゃあそうだ。『夢』で得た武具や魔術など、『夢見人』にとっても『借り物』だ。
それを振るえば容易く肉体を割いて生まれる『付け焼刃』の餌食となる。

        「『生煮え』の『苦汁』を飲ませてやりたまえ――――」

スタンドの名は『グレート・ディベート』。
『魂』を希釈する『突貫工事』で造られた『夢世界』にとって、お誂え向きのスタンドパワーだ。
もし、このスタンドが『夢世界』で『敗北』するような時が来るのであれば。

>「『過去』が自分なんだ。積み上げてきた現実を捨てて来たな?
> 自分を認められない人間が幸せになれるわけないだろォ!」

   ズ    「だから」
   ア                  . . . . .
    ァ/       「だからなってやるんだよォ!」
    ・

 マ ジ
『本気』になってしまった時に違いない。         .
                                   .
                                     .
                                   .
                                      ド
                                       ミ
                                      ド
                                       ミ
                                      ド
                                       ミ
                                      ド
                                       ミ
                                     .
                                   .
                                     .
                                   .

359『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/06/09(日) 00:04:53
>>350-351(一抹&小林)

   ┌─────────────────┐
   │『慈悲』の刃は『苦痛』を伴わない。   ...│
   └─────────────────┘

      i /
     サ   シ
           ャ         「ドミドミドミドミドミドミドミドミ
          シ
           ャ         .ドミドミドミドミドミドミドミドミ
        シ
         ャ           .ドミドミドミドミドミドミドミドミ
     シ
      ャ              .ドミドミドミドミドミドミドミドミィィィ――――ッッ!!」
    ア
   /    ..        ┌─────────────────────┐
   〉     .        │即ち、『反射』による『回避行動』が働かない。   .│
  ./              └─────────────────────┘

『ルンバ』は激痛による『悲鳴』を上げることさえ出来ない。
何が起こったかも『理解』が追い付かない。
その間に『外科手術』の如く『人面瘡』は切り刻まれ――――

  ズ
  グ   「ぅ、ぐ、ああああああ!!!!!」
   ッ/
   ・

醜い悲鳴を上げながら、『マスミ』が立ち上がる。
引き抜いたばかりの血を滴らせた『鉄矢』を掴み、
倒れ伏した『バシリスク』目掛け、思いっきり投げ放つ。

      ド     「致死量寸前の『アルシン』ッ!
      ス
      ッ/    目覚めやがれェェ―――― バシリスクゥゥ――――ッッ!!
       ・      手足斬られたくれェで、バケモノが死んでンじゃねェェ――――ッッ!!」

『瀕死』の『バシリスク』が立ち上がる。
両の翼を羽ばたかせ、失った足を庇うように、よろめきながら

        .『グルァァァァ――――  ≪ガボッ≫!」

咆哮を上げ、またしてもその身が崩れ落ちる。
『バシリスク』に飲み込ませた『リヴィング・イン・モーメント』。
その喉奥に『湖』のように貯めこまれていた『毒液』から『水槽』を生み出し、
『立体』となった『毒液』によって、『バシリスク』は気道を塞がれ、

     ズ
      ズ    「バ、バカな……。『バシリスク』だぜ……」
     ゥ
     ン/     「『毒』の代名詞が、こんな……。
     ・        カスみてェな、オタマジャクシに……」

『マスミ』は膝から崩れ落ちる。『戦意』の喪失は明らかだった。

  ボ   『ル、ゥ、ァァ ァ ア ア ア゙ ァァ――――ッッ!!!』
  シ
   ュ   「ドミネ・クオ・ヴァティス(何処へ行くつもりだ?)」
  ウ
  ゥ   「お前に『未来』など無い。地獄行きだ」
  :

ズダズダに切り裂かれた『頬』からどす黒い蒸気が立ち昇り、
苦悶を帯びた表情を見せる『黒煙』が空へと吸い込まれていく。

             グラァ...

『ルンバ』は酷い貌を隠すように、前のめりに倒れ込み、
――――その意識を失った。

神原真純『イノセンス・フェイデッド』 ⇒ 『戦意喪失』『再起不能』
班目倫巴『グレート・ディベート』    .⇒ 『解呪完了』『再起不能』

360一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/06/09(日) 02:33:18
>>358-359
「お前たちの考えた計画。それ自体が間違ってたんだよ。
 妬み奪うだけの人間が何かを生み出せると思うな」

「『苦痛』さえ与えてやるものか…」

最後の最後で油断して『実験』を行う時間を私に与えた。
お陰で概念寄りのカウンター能力だと確信を得られた。

「まるで『生まれる』寸前みたいだったな。あの『人面瘡』は…」

あれが『孵化』していたらと考えると背筋が寒くなる。
スタンドや夢の産物と違う『例外』めいた気配を本能で感じた。
故に躊躇なく刺突ラッシュを叩き込んでやったが…

「も、もう限界だァァ〜! 戦後処理が残ってるゥゥ…」

泣き言を漏らしつつも小林さんの元に歩み寄り、制服を切り刻んで
即席の包帯にしたら傷の止血を試みる。
最も傷が深い彼は最大の功労者だ。出来るだけの処置を施す。

「『タカ』とやらは呼ぶな。『死体蹴り』は嫌いだから」

最低限の脅しでマスミを牽制する。向かって来るつもりなら
容赦なく首を刎ねてやるつもりだ。
自分自身の仇とも言える相手だが心折れたスタンド使いは
死んだも同然。見張るだけでいい。

「カバ子さん? ガド子さんだっけ? 戦いは終わりましたよ〜!
 まだ生きてるのが居ますけど心折れてますよ〜〜!」

おそらく見ているであろうガド子さんを呼ぶ。
ここから先は夢の専門家に任せるしかない。

361小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/06/09(日) 10:38:05
>>358-359

いちはやく天使は翼を薔薇色の、子供の脣に近づけて、
ためらいもせず空色の翼に載せて
魂を、摘まれた子供の魂を、至上の国へと運び去る
ゆるやかなその羽搏きよ……揺籃に、残れるははや五体のみ、なお美しさ漂えど
息ずくけはいさらになく、生命(いのち)絶えたる亡骸(なきがら)よ  ――ランボオ詩集より

『・・・この・・・子(マスミ)を・・・命を奪うの・・・は・・・待って・・・くれ』

私を殺す機会は何時でもマスミにはあった。任務や目的を優先して後回しにしていたのであろう
配慮や情けあっての事情で無い事は伺えても、一抹君には真っ先に嘆願する。

『わた・・・し・・・は数舜で・・・も 見逃された・・・だか・・・ら 
対価わ し・・・はらわね・・・ば』

『そし て』

『き・・・ききききき・・・きみ・・・は・・・【誇り】・・・だ
わわわ わた・・・し は伝えた ひ・・・よく・・・やった・・・よ』

もし未だ余力あるならば頭とて撫でたりて称えたくとも われ何ぞりて
こう夢幻中にてにて夢心地でありますんで かくもろくに動けず霧は目にぞかかりて

(気になるのは・・・『タカ』・・・の動向か)

満身創痍だ。だが、出てくる可能性はある・・・武器は残り『二つ』

E・F水槽とバシリスクの気道にあるD水槽。

『タカ・・・は・・・今何処にいるんだ?』

誰ともなしに疑問を呟く。マスミがそれに答える気力があるか不明だが……。

362一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/06/10(月) 00:37:30
>>358-361
「これぐらい心が折れてるなら『インダルジェンス』も程良く効くでしょう。
 あの『人面瘡』と夢世界に侵入する方法を吐かせてみますか」

とてもじゃないが向かって来る気概の持ち主とは思えない。
やけっぱちで突っかかって来ようが手足を押さえる程度にしてやる。
ルンバ亡き今、マスミが『付け焼き刃』を発現するのは無理だし、
同じ対処法で潰せる。

「二人一組のままなら矢貫さん&アリスさんタッグが対処してる筈です。
『人面瘡』の消滅を感知して向かって来てたりする可能性が…」

出血と全身の疲労感からして長くは戦えないのが分かる。
矢貫さん達の増援に向かうのも悪くないが治療無しでは不可能。
大人しくガド子さんを待とう。

363夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/06/11(火) 21:42:12
>>357

最初は『ゼロ』だった。
そして『二つ』になり、今は『一つ』になった。
『宝石』の数が『能力を掛けている数』なのは、何となく分かる。
『スズリの馬』を止めなかったから一つしか止められないという考えは間違ってた。
アイツは二つまで止められる。
スズリを止めなかったのは、その方が都合が良かったか、それとも出来なかったか、何か理由があったんだろう。

さっきまでは『トラック』と『馬車』を止めていて、『馬車』がいなくなって『トラック』だけになったから、『宝石』が一つになったというのが妥当だとは思う。
でも、それだと『馬車』を解除する必要がない。
『トラック』と『馬車』を止めていたなら、そのまま止め続けていればいいだけ。
なぜ解除したのかが分からない。
考えられるとしたら、他の何かを止めるための下準備とか。

もしかすると、『アリス』の動きを止めるために必要だったのかもしれない。
『既に止まっているトラック』に乗り込んでも、『アリス』の動きは止まらなかった。
だって、エンジンを掛けたりギアチェンジが出来たから。
『トラックに乗り込んだアリス』を止めるためには、一旦『トラックの停止』を解除して、改めて『停止し直す』必要があったのかもしれない。
『停止の解除』が一括でしか出来ないとすれば、その間に『馬車』が動けた理由にもなる。
可能性としては『リトル・マーメイド』だ。
いわなくてもわかるとおもうけど、『ありえる』ってコト。

「うるせえ」

その一言で切り捨てる。
言い合ってるのも疲れたし、挑発するのはコレくらいにしとこう。
チョコレートたべたくなってきた。

「『ヤッさん』、あんま『エイガ』とかみないでしょ??
 『アリス』はイロイロみるのスキなんだ〜〜〜。
 『スパイ』も『ボクシング』も『ちょっとカゲキなの』も」

「『Bloody Hell(邦題:悪夢の中の悪夢)』ってしってる??
 1982ねんコウカイのイギリスのカルトムービー。
 『スゲーきたないコトバ』がイッパイでてくるのがトクチョー」

「『あらそいあうオトコとオンナがソーゼツなクチゲンカをくりひろげるシーン』があってさ。
 だいたい、『さっきみたいなカンジ』で。こんど、みせてあげるよ」

「『ヤッさん』は『ソファー』と『クッション』をジュンビしといて。
 『アリス』は『ポテチ』と『コーラ』をヨウイしとく。
 『タンサン』がダメなら『オレンジジュース』でもいいけど」

体は動けなくても、出来る事がないワケじゃない。
何かしようとしているらしいスズリを待つ間、『給油口のロック』を解除できるレバーの位置を目で確かめる。
多分『ガソリンマーク』が付いてると思うので、それを目印にして運転席の周囲を探す。
最近はドアロックと連動しているタイプもあるらしいので、レバーがない可能性も『リトル・マーメイド』だけど。

それと、車内に『アレ』がないか同じく目で探したい。
大抵の場合は、『助手席の足下』に装備されているはずだ。
『アレ』の車載は『義務』だから、まだ使ってなければ必ずあると思う。

これは多分ムダだろうけど、『ドクター』が動かせないかどうかも試してみる。
本体の『アリス』が動けないから無理だとは思うが、念のためだ。

(だけど、アイツは本当に『トラック』を出せるのか?というより――)

『トラック』を出せたとして、『動いているトラック』を出せるのかどうかは疑問がある。
アイツは『馬』を『三回』出した。
最初の二回は『騎馬』で、最後の一回は『ミチノエキ』だろう。
『騎馬』は走らせたのに、『ミチノエキ』は棒立ちにさせたまま動かそうともしなかった。
いくら頭がつっかえてたからといっても、攻撃的な男にしては使い方が消極的すぎる気がする。
『動かさなかった』んじゃなく、『動かせなかった』なら分かる。
そう考えると、『停止させている乗り物』は『停止している状態』でしか発現できないのかもしれない。

(『ヤッさん』、この『トラック』は『アリス』にまかせろ!!)

(――――っていいたいトコロだけど、アイツにきかれたらイヤだから、まだだまってよう)

364矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/06/11(火) 22:47:33
>>357
 
 
    「なんか言えよ」
 
 
俺は繰り返す。
 
 
「俺の弁が立つかどうかじゃなくて、いい加減、一個くらい」
 
 
        「なんか、面白いこと言えよ」
 
 
 
俺はまた嘘をついた。
あの時俺は『新塚』を見て、『よく喋れて行動力のある奴』だなんて言っちまったんだけど、
 
あれは嘘だ。
 
こいつは『それっぽい悪態』を繰り返すだけで気の利いた言葉を返しては来ないし、
あるのは『行動力』じゃあなくて『素早いので何度も動ける』ってだけのことだった。
 
まったく、本当に嫌な気分だよな。
自分がどんどん嘘つきになっていくってのは。
 
 
   「お前、つまんねえんだよ」
 
 
吐き捨てて、『アリス』の事を想う。
 
動けないっつってもトラックの中にいりゃあ今すぐどうこうされるってことは無いんじゃないかと期待してるし、
トラックをどうにかできるっつーなら『馬』出した時みてえにトラック出して来るくらいだろうけど、
それやるにしたってトラック同士ぶつけるくらいなら俺か『スズリさん』を狙おうってもんだろ。
 
だから、『アリス』のフォローは考えなくて良くて。一個楽になったな。
 
 
「むしろ『ご両親』にも一言物申さなきゃなんなくなっただろ」
  
「子供に与える娯楽の『ゾーニング』くらい、大人がしてやれよな……」
 
 
括弧の中、どうやって発音してんの?
 
 
「『アリス』さあ、それ、絶対ロクでもない映画だぜ。
 あと俺は、『土曜』か『祝日前の日曜』しか付き合えないから」
 
『休みに映画』なんて文化が俺ん中にはまるっきり無いもんだから、楽しみじゃないかって言ったらこれも嘘だ。
ただ俺、遊んだ次の日、『休むだけの休み』を挟まないと辛いんだって。
これは、分かってくれなくていいけど。
 
 
『テフロンシート』を維持したまま俺は東の方向へ大きく一度飛び退く。
俺に向かって『トラック』を出された時に、対応できる距離が欲しいからな。
 
飛び退くと同時、俺は小さく腕を払って『60センチ×60センチ』の『大理石タイル』を発現し、
『新塚』の顔面を狙って空間を滑るように投げ付ける。
真四角に切り取られた石を投げ付ける、まあ『投石』だよな。
  
 
「でも一応さ、最低限の感謝は『新塚さん』にしてんだぜ」
 
 
避けるか防ぐかするなら同じものを『膝元』狙って投げ付ける。
滑る足場で掴まり立ちしてる奴が、上下の攻撃を器用に捌けるもんかね。
『スズリさん』にちょっかい出されるのも嫌だし、そりゃ牽制はしとくよな。
 
 
「『休みの予定を立てるのが楽しい』なんて思えるのも、そう、いつぶりかってくらい久々なんだ」
 
 
こっちは弾数無制限の投げ放題なんだ。当然向こうは勝負仕掛けて来るんだよな?
『トラック』差し向けてくるようなら、勿論『投石』は中断して、『それ』に対応するよ。
 
 
「お前がつまんないから、休みが楽しみなんだよ」
 
 
本当に、助かるよな。

365『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/06/12(水) 00:37:12
>>360(一抹)
>「も、もう限界だァァ〜! 戦後処理が残ってるゥゥ…」

泣き言を漏らしたが、『付け焼刃』は現れない。
『ルンバ』のスタンド能力は、完全に『解除』されたようだ。

>「カバ子さん? ガド子さんだっけ? 戦いは終わりましたよ〜!
> まだ生きてるのが居ますけど心折れてますよ〜〜!」

    シィーン...

『ガド子』を呼ぶが、応答はない。
そもそも、この世界を『俯瞰』出来るのであれば、
何らかの干渉をしてもおかしくないが……。

>>361(小林)

>『タカ・・・は・・・今何処にいるんだ?』

   「あ、アホか……。

    この世界にいなきゃ、
    もう一つの夢世界に、決まってるだろ」

『マスミ』が切って捨てる。

>一抹&小林

       ・

       ・

       ・

『ガド子』は現れない。
途方に暮れた二人は、無意識に『空』を見上げる。


     ビキキッ
              ビシシッ


まるで圧し潰されるように『亀裂』が広がり、


        ガボッ


『亀裂』が『陥没』し、何かが飛び出した。


     「『カバ子』? 『ガド子』?

      ――――ああ、この娘のことか」

     「ところで、『カバ子』と『ガド子』、
      私は彼女を、どっちで呼べばいいのかな?」

まるで『玉座』のように豪奢な設えをした『電気椅子』。
それに腰掛けた痩躯の男。波打つ長髪に油の乗ったヒゲの持ち主。
遥か上空で『電気椅子』に座したまま『浮遊』し、二人を見下ろしている。

     「『正解』は知っているが、『正確』にしたいんだ。
       君達と『意思』の疎通をするには、どうすればいいのかな?」

     「私はどっちで呼べば、君達と話の続きが出来るのかな?」

『スタンド会話』。
距離を無視して二人の『精神』に直接響き、
朗々とした声調にて二人に問い掛ける。

     「――――た、『タカさん』……!」

『マスミ』が驚きの声を上げる。
彼女からしても、ここにいるのは『想定外』ということだろう。

366『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/06/12(水) 00:41:55
>>363(夢見ヶ崎)
>これは多分ムダだろうけど、『ドクター』が動かせないかどうかも試してみる。

>>357の時点で『ドクター・ブラインド』を操作している。
そして、その段階で『給油口』のロックは既に解除している。

だが、『給油口』には『キャップ』がハマっている為、
『ガソリン』を利用するには、それを手で外す必要があるだろう。
(※給油口は運転席側の後輪付近に位置する。)

     ガサッ

『アレ』を探すため、『ドクター・ブラインド』を屈ませる。
それは『助手席』の足元に設置されている。容易く抜き取った。

>>364(矢貫)

    バッ

東側へ大きく飛び退きながら、掌を払った。
薄手の『大理石タイル』を発現し、『手裏剣』のように放つ。

   「コイツ、ちょこまか出しやがって」

身を捩った『新塚』は『グッドナイト・キッス』の柄にて、
『大理石タイル』を殴りつけようとするが、その足元は覚束ない。

    ザシュッ

      「ギャアアアアッッ!!」

『大理石タイル』が『新塚』の右瞼から右耳を切り裂き、
カットジャブをマトモに喰らったボクサーのような『出血』を起こす。

>矢貫&夢見ヶ崎

夥しい『出血』により、『新塚』の右顔面が真っ赤に染まる。
『新塚』は身を捩らせ、そのまま地面へと倒れ込む。

      ゴロロ――z___

『新塚』はトラックの陰に身体を屈める。
粘性の汗、鮮血の香、荒い息遣い、不快な信号の数々を捉え、
『ドクター・ブラインド』は付近にいる『新塚』の存在を感じ取る。

      「『アリス』殿、此方へッ!」

『騎馬』の固定を察している『スズリ』は、
『夢見ヶ崎』が自力で動けないと理解している。
よって、彼は『運転席』のドアを開け、
『夢見ヶ崎』を引きずり出そうと、手を伸ばすが――――

        ブロロロロロロォォォ――――z____ッッ!!

      「ヒィ、ヒィィ、フゥー、フゥゥー」

      「ざ、ざ、け、ざけやがってッ」

          「俺は、お前らのオモチャじゃねェんだよ!」

       ブァササッ!!

          「ぐぁッ!  おのれ、『怪物』めェェ――――!!」

突如、バックで発進した『トラック』が、『スズリ』を振り飛ばす。
『魂の分割』によって『鎧』の強度こそ減じていたはずだが、
トラックに振り飛ばされた『スズリ』に大きな負傷はない。
『生物』には効果がないのか、あるいは『夢の主』という『スズリ』の特性か。

                          . . .
      「『グッドナイト・キッス』、テメェの『固定』を解除するゥゥ!!
       ほんの一瞬、コンマ程度ッ  そしてようこそ俺のナイフにィィ〜〜〜ッッ」

『夢見ヶ崎』が『アクセル』を踏み込んだままの『トラック』に対し、
瞬間的にスタンド能力を『解除』し、強制的に『再発進』させたのだ。

故に、ほんの一瞬、『夢見ヶ崎』の身体は動く。だが、それも時間の問題だ。
瞬く間に『グッドナイト・キッス』のスタンド能力が、『再稼働』するだろう。
運転席から逃げる間も、ハンドルを切り直す余裕もない。

      「面白ェことォ!?  顔面蒼白にしてやるよッ クソ共がッ!」

度重なる挑発によって頭に血の昇った『新塚』は、
『矢貫』の予想通り、『勝負』を仕掛けてきている。
その方法は不明だが、確実に言えることが一つだけある。

>「そのボロいトラックが、テメェの『棺桶』だろぉがァ!」

『新塚』は今、『馬車』を捨てて『トラック』に固執している。

         【シャッター街となった虚しい商店街】

□□□□□□□□□□□□□□□□□□騎(死)□□□□□
□□□□□□□□□□□□□■■□新□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□■←.トラ.□□□□騎(死)□
□□□□□□□□□□□□□□□■□ス□□□□□□□ド.
□□□□□□□□□□□□□□□□■■□矢□□□□□□

         【シャッター街となった虚しい商店街】

367一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/06/12(水) 01:49:10
>>365
『ウル星』の者達は人型ヴィジョンを持たない法則でもあるのだろうか?
珍妙なヴィジョンだとしても侮れないのがスタンドだ。
この距離からでも何をされるか分からない。

【私達にはガド子と名乗りましたよ】

勝てる見込みは無いが戦意は残っている。
遠過ぎて殴るにも殴れない状況だが。

【スタンド使い二人とバシリスクの次は『発明家』っぽい人か。
 一夜の間に次から次へとよくも…】

マスミが戦意を取り戻しでもしたら面倒だ。
とっと片付けるべきなのだろうが下手な真似をして刺激するのはやめよう。
マスミが飛び掛って来るならスタンドで殴り飛ばす程度はしておく。

【こちらを殺しに来る前に色々と教えてくれませんか?
 ルンバに寄生してた『呪い』とか夢世界の仕組みが興味深いので。
 人間の精神に由来する力って面白いですよね?】

意外とお喋りかもしれないので話を振ってみる。
敵とは言えど邪険にするのも可愛そうだ。
それに『タカ』個人についても色々知りたい。

368小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/06/12(水) 07:26:19
>>365
>『カバ子』? 『ガド子』? ――――ああ、この娘のことか
・この『この娘のこと』と言うのは、ガド子を『勇者アスナ』と誤解して
呟いてるニュアンスと捉えて宜しいでしょうか?

・『勇者』はまだ覚醒して行動は出来なさそう?

・『タカ』と私たち(一抹・小林)の距離は、凡そ30m以上は
引き離されてると解釈したほうが良い?

369小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/06/12(水) 18:36:08
質問に追記

・いま現在は他の『リヴィング・イン・モーメント』を再発現出来る
30秒程度は過ぎてる?

・現在は手当てもされたのでスタンドの操作
身体面では走るのは無理だと思うが立ったり歩いたり可能か?

370『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/06/13(木) 21:12:39
>>368-369
>>『カバ子』? 『ガド子』? ――――ああ、この娘のことか
>・この『この娘のこと』と言うのは、ガド子を『勇者アスナ』と誤解して
>呟いてるニュアンスと捉えて宜しいでしょうか?

不明。

>・『勇者』はまだ覚醒して行動は出来なさそう?

気絶中。叩き起こせば動ける。

>・『タカ』と私たち(一抹・小林)の距離は、凡そ30m以上は
>引き離されてると解釈したほうが良い?

30m以上は離れている。

>・いま現在は他の『リヴィング・イン・モーメント』を再発現出来る
>30秒程度は過ぎてる?

過ぎている。

>・現在は手当てもされたのでスタンドの操作
>身体面では走るのは無理だと思うが立ったり歩いたり可能か?

できる。

371小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/06/15(土) 09:56:18
>>365

アレ・・・が 『タカ』・・・か。

現状を整理する。一抹君の手当てもあり何とか息は吹き返した。震える体に鞭打ち
体を起こし立つ。『リヴィング・イン・モーメントC』で『マスミ』の動向は観察しておく。

(距離・・・30m以上は離れてる。能力射程圏外・・・相手の能力は未知数だが
広範囲に声を届けさせてるのは其の一部か?)

『勇者』は未だ眠っている。少し刺激を与えれば覚醒しそうだが、この状況下だと
理解出来ずパニックに陥り、近くにいるマスミにも攻撃を加えそうだ。

「『ルンバ』・・・は、死んだ。最後まで貴方の事を案じていましたよ
……起因は『私』だ。もう一人もこちらの『保護下』に置いてる」ハァー ハァー

一抹君は護る。
ルンバの死を、マスミの能力の防護を破ったと言う意味合いなら私が原因だ。
彼がルンバを死に至らしめた直接の要因だとしてもソレは知らない。全て私に
ヘイトを注目させるようにする。 マスミには一瞬だけ目を向けて余計な事を
口挟まない意志を込めて見つめ、直ぐに『タカ』へ顔を向ける。

「……単刀直入に告げましょう。何が望みですか」

真意がまだ読み込めない。最初の発言(タカ子について)の意図も
夢世界を城にすると言う目的に細やかな構築についても。
 言葉遊びで相手の意識を逸らせる程に態勢の準備は出来ていない。
相手の簡潔な要求だけ聞こう。

372矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/06/15(土) 23:48:20
>>366
 
  「え?」
  
 
       「ああ」
 
 
俺は一度大きく目を見開いて見せ、それから何度か瞬きを繰り返す。

 
「ひょっとして」

   「『面』『白い』と、『顔面』『蒼白』を掛けたのか?」
 
 
  「凄いな。びっくりした」
  
 
俺の目論見通り、神経逆撫でてやったお陰で勝負を急いでくれるみたいだけど、
ああ、いや、これも嘘だな。別にそんな狙いがあったわけじゃなくて。
単にこいつに腹が立っているだけで。
 
 
勿論それは、俺が悪いんだけど。
 

でもさ。 
 
『スタンド能力』なんてモンを使えるようになったと思ったらいきなり殺されちまって。
見ず知らずのガキどもとつるんでリベンジしないと生き返れないっつって。
夢の世界に飛び込んで自分を殺した相手と戦うってなったら。
 
ちょっとくらい、面白いことがあるんじゃないかって、
俺みたいな奴にも、特別な体験をできる機会があるんじゃないかって、思うだろ。
 
素早く動く下衆がナイフ振り回しながら馬飛ばして来るなんて、思わないだろ。
本当に、マジで、ずっとそれだけなんて、思わないだろ。
自分に誇れる大冒険があるんじゃないかって、期待しちゃうだろ。
 
 
ああ、もう、畜生。
だから結局の所、そう。
 
 
  「見る目の無かった、俺が悪いんだけど」
 
 
既存の『敷物』は『全解除』。
改めて『地面』を『払って』、俺の前方から『新塚』までの間を埋めるように、
『テフロンシート』を再発現する。

こいつが今んとこ一番信用できるし、『トラック』出されてもスリップしれくりゃまあ何とかなるだろ。
 
面倒なのは『乗り物』の出処があの『ナイフ』そのものからってケースで、
ナイフ放り投げて空中からトラック出されたりすると嫌なんだよな。
 
そん時は投擲と発現の動き見て単純に回避プラス自分向きにスノコ発現して突き飛ばされる奴やるよ。
いや、なんか馬のひとつも避けられなかったけど、一瞬で人間に突き飛ばされるくらいの移動ができるから、
まあ、その、そんな悪くないと思ってるんだよね。
 
 
「『アリス』さあ、『トラック』、止められないかな」
  
 
アクセルから脚離すんでもギアをパーキングかニュートラルに入れるんでも、
キー回してエンジン切っちゃうでもいいんだけど、できるかな。
 
 
「『玉』減ってるから、ストック制なんだろ。切らせりゃ勝てんじゃねえのかな。
 『馬車』がもうないってんなら、後はこの『トラック』だけだろ」
 
  
     「できそうなら、頼むよ」
 
 
見る目の無い俺の言うことだ。
あんまり、アテにしないでくれよな。

373夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/06/16(日) 00:34:22
>>366

「『ソレ』みるのがイヤなら、かわりに『リトル・マーメイド』みせるけど??」

ドッチがイイ??
ドッチもイヤっていったらリョウホウみせよう。
スナックとドリンクをふやさないとな!!

「おたがいに『マダマダしらないコト』がたくさんあるってコトだよね〜〜〜」

「あたらしいコトがわかって、『アリス』はまたひとつかしこくなった!!」

「まさか『ヤッさん』のシュミが『さいほう』だったなんて!!」

タブン、いわなくてもわかるとおもうけど――――。
イヤ、やっぱいわない。
こういうのをジブンでいうコトほど、ハズカシいコトはないし!!

「でも『ヤッさん』――――『アリス』の『パパ』と『ママ』のコトは、やめといたほうがイイとおもうよ」

「なんていうか……『マズイこと』があるっていうか、『タイヘンなコト』になるっていうか……」

「――――『リユウ』ききたい??」

ききたい??
ききたい????
ききたい??????

「――――ねえ、羨ましいんでしょ?」

「『棺桶』なんて、アンタみたいな『ド底辺』には勿体ない代物だもんねぇ?」

「『炎天下の路上に放置されて腐ったスイカ』みたいに惨めな姿でも晒してれば?」

「でも、アンタは『それ以下』よ」

「だって、アンタの死体なんて『ハエ』も寄りつきたくないでしょうし」

動ける時間は『一瞬』しかない。
逆に言えば、『一瞬なら動ける』という事でもある。
その僅かな時間の間に、『アクセルペダル』から『足を抜き』、『ハンドル』を握ったまま『両肘を曲げる』。
こうする事で、『ハンドルに身を伏せたような体勢』になれるだろう。
もし同時に出来ないなら、『アクセルから足を抜く』方を優先する。

再び動けなくなった後、まず手に入れた『アレ』を『アリス』の左ポケットに突っ込む。
それから、『アリス』の頭に巻いている『リボン結びのスカーフ』を『ドクター』で解く。
『アリス』の停止が『ドクター』の動きに影響を及ぼさないなら可能なはずだ。

そして、『スカーフ』を持たせた『ドクター』を、身を屈めた低姿勢で『トラック』の『給油口』まで移動させる。
足下が見えてしまうのは仕方ない。
『超人的』な『聴覚』と『嗅覚』を駆使して敵の動きを逐一把握し、敵が接近する気配を察知した場合は、一時的に『トラックの下』に身を隠す。

『給油口』まで辿り着いたら、半開きになっているであろうカバーを開き、その下にあるキャップを外す。
その中に『スカーフ』を突っ込んで、『燃料』をタップリと染み込ませる。
その『燃料の染み込んだスカーフ』を、『給油口』から地面に向かって『垂れ下がる』ような形で『設置』する。
『給油口に突っ込む動作』で染み込ませ、『給油口から引っ張り出す動作』で設置すれば、流れるようにスムーズな実行が可能なはずだ。

一連の作業を終え次第、『ドクター』は『アリス』の下まで戻したい。
もし途中で『新塚』が『こちら側(運転席側の車体側面)』に来る気配を察したら、一旦『トラックの下』に身を隠す。

「スズリ様!!どうか『アリス』をお救い下さいませッ!!また『鉄の牛』が走り出してしまう前に!!!!」

振り飛ばされたスズリに向かって叫ぶ。
せっかく掛けた能力を消してまで彼の行動を妨害したという事は、『引っ張り出せる』と証明したようなもの。
だが、スズリの手を借りる気はない。
彼に叫ぶのは、あくまで『スズリに助けてもらおうとしている』と思わせておきたいからだ。

>>372

この車はエンジンが掛かっていなかった。
だって、『アリス』が掛けたんだから。
でも、その前から『宝石』は『二つ』だった。
エンジンを切るだけでは不安があった。
ギアチェンジも同じ。
そもそも、エンジンを切ると『バレて』しまう。

(ゴメン、『ヤッさん』。きこえてるけど、きいてないフリするから)

『相棒』の声は確かに聞こえている。
が、あえて答えない。
答えると、『意図』がバレる恐れがある。
位置的に、『ドクター』の動きは『相棒』に見える。
それが意思疎通の代わりになることを期待したい。

374『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/06/17(月) 21:31:04
>>372(矢貫)
全ての敷物を『解除』する。
そして、『テフロンシート』を『再発現』する。

      スシャァ―――ッ

人力では動かせない『トラック』や『騎士』の死体を避け、
『新塚』の足元を覆うように『テフロンシート』を敷き詰めた。

>>373(夢見ヶ崎)

     スッ

ほんの一瞬、『夢見ヶ崎』は束縛から解き放たれる。
その瞬間、アクセルから足を抜くことに成功する。
次の『解除』が起きても、『急発進』は出来ないだろう。

『ドクター・ブラインド』は『スカーフ』を引き抜いた。
一連の動きは、『トラック』が壁となって『新塚』からは見えない。

>矢貫&夢見ヶ崎

>「スズリ様!!どうか『アリス』をお救い下さいませッ!!また『鉄の牛』が走り出してしまう前に!!!!」

               モガッ
 
      「ぬっ、あぁ!」

   モガッ

威勢の良い返事を発した『スズリ』だが、
『急発進』によって振り落とされた衝撃で、満足に動けない。


      バキッ
             バキキィッ!!

破壊音を捉え、『夢見ヶ崎』の左目が『助手席』を見た。
『助手席』のドアに張り付いた、血まみれの『新塚』が、
逆手に持った『グッドナイト・キッス』の柄底を、
思いっきり『窓ガラス』に叩き付けている。

  ガンッ!


    ガンッ!    「クソッ、がッ! 開け!」


       ガンッ!    「長ェんだよ、テメェの! 話!」

           ガンッ!


『夢見ヶ崎』と『運転席』の窓ガラス越しに見た『矢貫』は、
振り落とした『一撃』が、『二つ』の亀裂を生むのが見えた。

『ドクター・ブラインド』の『爪』や『指』を断った、見えない斬撃。
ちょこまかと動いては『矢貫』の気勢を削いだ『多重行動』。
真っ赤に輝く『宝石』が一つ。

流血に片眼を塞がれた『新塚』は、鬼気迫る表情で『窓ガラス』を殴り続ける。

―――――『ドクター・ブラインド』の鋭敏な『聴覚』は、
『窓ガラス』から響く『音』に、細やかな『破砕音』が混じるのを聞き取る。
この『窓ガラス』がぶち破れるまで、――――残り『10秒』だ。

      スゥゥ

『ドクター・ブラインド』はトラックから降りた。
『給油口』へと走り、スカーフに『ガソリン』を吸わせ、
『ドクター・ブラインド』を引き戻すまで、『7〜8秒』。

一方、『テフロンシート』を敷き終えただけの『矢貫』は、
『窓ガラス』に張り付いた『新塚』を視認し、多少の余裕はある。
『12〜3秒』。『新塚』が破壊を始めた瞬間から、行動を開始できる。

375『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/06/17(月) 21:31:51
>>374
         【シャッター街となった虚しい商店街】

□□□□□□□□□□□□□□□■■■騎(死)□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□新■■□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□ ト.ラ■■■□□騎(死)□
□□□□□□□□□□□□□□□□□ス■■■□□□□ド.
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□矢□□□□□□

         【シャッター街となった虚しい商店街】

376『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/06/17(月) 21:32:18
>>367(一抹)
『一抹』の予想に反し、『マスミ』は動かない。
諦めたわけでも、隙を伺っているわけでもない。
唯、静かに『男』を見上げている。

>【こちらを殺しに来る前に色々と教えてくれませんか?
> ルンバに寄生してた『呪い』とか夢世界の仕組みが興味深いので。
> 人間の精神に由来する力って面白いですよね?】

   「面白い? 『呪い』や『夢世界』が?

    ……そうか、君はそう思っているのか」

意外そうに『男』は言葉を返した。

   「『力』を手にして、まだ間もないからかな。
    それとも、君と違って『椅子』だからかな。

    この『力』を手にしても、私は心を震わせなかった。
    小さい頃から、日曜日の『特撮』も楽しみじゃなかったから、
    生来の気質だったのかな……。いや、それとも……」

   「――――それとも、目覚めた『力』のせいで、
    私はアイロニカルな『渇望』を覚えてしまったのか……?」

『一抹』の発言から一線を画すように、『男』は穏やかにも断言した。


>>371(小林)
広範囲に声を届けているのは、『スタンド会話』によるものだ。
その気になれば『小林』にも出来るだろう。

>「『ルンバ』・・・は、死んだ。最後まで貴方の事を案じていましたよ
>……起因は『私』だ。もう一人もこちらの『保護下』に置いてる」

   「『ルンバ』の『解呪』は、非常に残念だよ。
     我が『ウルトラ星見ボーイズ』の同胞として、
     ……一人の友人に、もう会えないのだと思うと」

悲しそうに『男』は呟いた。

   「……なんだか悲しくなってきたよ。
    君達が悪いわけじゃあない。やむを得ぬ『衝突』だ。

    『新塚』には拭いきれない『逆恨み』が、
    『マスミ』にはコンプレックスから来る『衝動』が、
    『ルンバ』には仲間を見捨てられぬ『情』があった……」

   「だから、偶然にも出会ってしまった君達を、
    なんとしてでも『排除』すべく、闘いを挑んだ」

『男』の左目“だけ”から、涙が零れ落ちる。
……右目からは流れない。これは『義眼』だ。


>小林&一抹

>「……単刀直入に告げましょう。何が望みですか」

    「何が望みか……。望まぬことなら……。
     まずもって言うならば、君達と『争う』気はない」

二人に加え、『夢見ヶ崎』と『矢貫』を『殺害』したにも関わらず、
『男』は平然とした表情で言ってのけた。

    「『マスミ』か『ルンバ』に聞かなかったかな?

      私の目的は『夢』に住み続けることだ。
      『夢』というのは『世界』と『自己』の狭間」

    「『夢』とは『記憶』を整理する現象だと、耳にした覚えはあるかな?
      だが、『魂』や『精神』という概念を知った君達には、
      機能的な『幻覚』のままに過ぎないと、納得は出来るかな?」

『男』は高々と片手を上げる。
その瞬間、肘掛けや背凭れから伸びる『拘束帯』が巻き付き、
一瞬で『男』を締め上げる。――――瞬間、発光。

    「『夢』とは、『魂』を『再構築』する為の『仮想儀礼』」

    「希釈された『魂』を仮初の『世界』へと変じさせ、
     架空の『自己』を移ろわせ、無軌道な『物語』を辿る」

    「毎夜、それを経て『魂』は生まれ変わる。
     もし、この世に『魂』を司るスタンドがあるのなら、
     それはやはり『夢』や『眠り』によって、働きかけるだろう」

『発光』が止み、『男』の姿が明らかとなる。
『男』の身体には『回路』が走り、『電極』が突き出す。

      スゥゥゥ――――z______

『男』の腰掛けた『電気椅子』がゆっくりと降下していく。

377一抹 貞世『インダルジェンス』:2019/06/18(火) 03:54:02
>>376
警戒を緩めることなく小林さんを庇うようにスタンドを
伴い立ち塞がる。
彼の姿からして夢や眠りに干渉する術として脳の電気信号など
を操作できそうだ。

【私はスタンドを剥き出しの精神的外傷と解釈しているのですが
 解釈の仕方は人それぞれ。
 夢知識が豊富な貴方の理論はインド神話の輪廻転生みたいだ】

【それとは別に何故、『ウル星』は夢見人を殺すのか。
 夢の『拡充』と貴方を『夢見の王』にするのが目的だったようですが】

唐突に涙を流すタカにギョッとするも疑問が浮かび上がる。
涙を流すほど大切なルンバに『呪い』を付与した理由が分からない。
あれは明らかにルンバ本人に従うでもなく暴走していた。

【ルンバは何者かになりたかったみたいです。
 自分を何も成し得なかった落伍者と嘲り、夢世界で
 人生をやり直すと】

【『付け焼き刃』という言葉を何度も何度も…】

死んでしまったかは分からないが奴の死に涙を流す仲間
がいることは細やかな救いとなるだろう。
今の自分にはそんな友が居るだろうか?
自分はルンバに偉そうな口を叩ける生き方をしてきたのか?

「私も『音仙』と宗像さんに出会わなかったら『ウル星』の
 一員になってたかもな、ルンバ」

この距離では独り言はタカに伝わるまい。
奴は夢世界で姿形も生まれ変わりたかったのかもしれない。
これはちっぽけな感傷だ。特に意味の無い…

【あの『呪い』って何だったんですか?
 ルンバが取り乱し苦しみ始めたから切除しましたよ】

スタンドの産物でもなく、夢世界の物でもない。
マスミには付与されてないようだが。

【ガド子曰く、『ウル星』を倒さないと私達は現実に帰れない。
 私はルンバを無痛斬撃で仕留めた。けど、小林さんは…】

【マスミは私自身の仇。ですが小林さんを現実に帰してくれるなら
 水に流しましょう】

タカのスタンドが夢世界に於いて圧倒的な優位性を持つなら勝ち目は無い。
どうにか切り抜けねばならない。

378夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/06/18(火) 20:56:31
>>374

今、『スズリ』は動けていない。
『それ』が良い。
今すぐ駆けつけられたら『邪魔』になっていたからだ。

「いッ――――」

「いやァァァァァァァァ――――――ッ!?!?」

窓ガラスに張り付く『新塚』の顔を見て、『スラッシャームービーのヒロイン』ばりに叫んだ。
動きを止められた『アリス』に出来るのは『喋る事』だけ。
それによって、ヤツの注意を『アリス』に向けられたなら悪くない。

外した『給油口のキャップ』に『聴覚』を移植し、『射程外』に出ない程度に遠くまで投げ捨てておく。
それから『ドクター』を全速力で『アリス』の下まで戻す。
その途中で、『ヤッさん』に向かって『合図』を送る。
左手で『マル』を作り、『マルの中央』に右手の指を突っ込む『サイン』。
それが『合図』だ。

『ドクター』が帰ってきた時点で、残り時間は『2秒』程度。
『ドクター』の左手で、『アリス』のポケットから『小物』を取り出し、隠し持つ。
そして、『ドクター』を『アリス』の前に配置する。
砕けて飛び散るであろう『ガラスの破片』を防ぐために。
その際――――『ドクター』の『頭』は『下げておく』。

一時的に動けるようになった時、『アリス』は『ハンドルに身を伏せている』はず。
そして、『運転席の窓』から『助手席の窓』は、車内を経由して『直線上』に存在している。
『ヤッさん』が今いる位置から、数メートル横に移動すれば、『攻撃可能』になる。
まだ動けていない『スズリ』は、『射線上』にはいない。
『障害物』は――――ない。

さらに、『運転席のドア』は開いている。
『攻撃』は、より『しやすい』はずだ。

「ゴメンなさいゴメンなさいッ!!
 世の中の厳しさを知らないガキの癖に生意気なクチ聞いてゴメンなさい!!
 『アリス』は悪い子でした!!良い子になるから許して下さい!!お願いしますッ!!」

死の恐怖に怯えきった表情で『口だけの謝罪』をして、ヤツの注意を引き続ける。

379小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/06/18(火) 22:57:31
>>376

小鳥らの うたはきこえず
  空は今日 はなだ色らし、
倦(う)んじてし 人のこころを
  諫(いさ)めする なにものもなし

(嗚呼 不思議だ。頭は砕け 胸切り裂かれ 
直ぐにでも倒れそうなのに 今ほど生きていると感じた事やなし)

何が真実かなど誰にもわからない。私が遠い遠い記憶の底にある
竜を見た事も 一度死した事も 世迷い事だと一笑されれば終わるように。
彼(タカ)の話も、ガド子の事前の説明も。どれが正義がなど疑う余地はない
きっと、誰の言葉も真実であり、その意志は崇高なのだ。それが漆黒であろうと
白銀であろうとも、何者にとっても掛け替えのない折れぬ刃なのだ。

今の切り札を整理しよう。
『バシリスク』は死体。既に『容器』としての役割を成す。
これで窒息させた要因のを『A』とし、更に『B』も発現。
『毒液水槽』を二つ創造し、バシリスクの嘴を開いて自分の腰へ移動。

(マスミにも…注意を、払わねば)

地面に屈み、マスカットジュースと入り混じった『ガラス破片』が
転がっている筈。血液は、不幸か幸か私の体から搾り取れる。
破片を拾うがてら、レイピアも手に握って杖替わりにしておこう。
『血液+ガラス破片』入りの、ビー玉より少し大き目程度の『水槽』を作り・・・。

スッ
「これを・・・飲むんだ。・・・拒否は受け付けない」

「能力を発動しても『解除』する。一抹君や、倒れ伏す彼女に
何かしても『解除』する・・・吐き出そうとしても解ります。いいですね?」

『マスミ』に、その『水槽』を口内に含むように命じる。
目に見えないサイズならばともかく、小指程度の大きさの鋭いガラスの破片なら
食道に入れば大きく傷つける。重傷を負ってるマスミが、これ以上何かする
可能性は低かったが、相手のリーダーがいるならば別だ。保険は欠かせない

毒液水槽A・B
保険の水槽C
監視水槽D(元はC 今は自分の頭上で視界外の死角監視)
水筒で発現した水槽E・F

>>377

全ての行動を完了し終えたら、一抹君の隣に立つ。

「……これが、最後になるかも知れないから……ね」

「…………私はね、一抹君。誰もがある心と言うのが希薄なんだ。
精神病質とかとは違う。ただね、私いま上にいる彼と奇しくも似てる。
心と言うものが乏しいと言う意味合いで……私は一度幼少期の或る体験で
極端な喜怒哀楽を認知出来ないんだ。『逆恨み』も『衝動』も『渇望』も
私には良く分からない。空っぽだったよ……ただ」

ニコッ

「……君と、短いけれど旅出来て本当に良かった。褪せていた何かを
見いだせた。亡くしたものを取り戻せたんよ……だから」

「――何があろうとも君だけは」

手元に握るレイピアへの力を込め直す。視線は強く降り立つ『タカ』へ向ける

380小林『リヴィング・イン・モーメント』:2019/06/20(木) 21:47:03
『タカ』の降下が、こちらに到達するまで猶予があるなら
ルンバとマスミ交戦時に投げ捨てた自身の鞄を再度身に着けたい

381『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/07/18(木) 22:35:51
>>377(一抹)
>>379(小林)

     ビシッ
               ビシシッ


     「もう、『終わり』だ――――」

          ヴォンッ!

『電気椅子』が着地し、素肌に『電子回路』を焼き付けた『男』は、
右手を緩やかに振るい、その手中に握られた『炎刃』が空を切る。

                 バーン ・ ブレイド
    「ウソ、あれは……『 万 物 焚 斬 』――――」

地に倒れ伏した『アスナ』、『マスミ』を除き、
『一抹』、『小林』は、『回避』を選べなかった。
空を薙ぐ一閃は、あまりにも速く、長大であった。

           ブシュッ
                      ブスススス……

     「いや、言い間違えたな」

     「君達は、『ゲームオーバー』だ……」


       ブ  ワ
             ア
               ァ
                 ・.

両断された意識の片隅で、『男』の呟きが聴こえる。
何かを言い残すことさえ出来ず、視界は急速に暗濁していく。


一抹 貞世『インダルジェンス』
小林『リヴィング・イン・モーメント』 → 『      』

382『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/07/18(木) 22:49:20
>>378(夢見ヶ崎)

    バンッ
            ガァンッ!!

窓ガラスに亀裂が広がる中、『夢見ヶ崎』は絶叫した。
その足元では、『給油口』を外した『ドクター・ブラインド』がいる。

         スゥ

『矢貫』に合図を送る。
――――『矢貫』は何もしない。
先程まで挑発を繰り返していた『矢貫』は、
まるで全てを成し遂げたかのように、佇んだままだ。

『矢貫』が数メートル横に移動すれば、『攻撃可能』だろう。
ガラスが割れた瞬間であれば、絶好の機会となる。
だが、『矢貫』は何もしない。

        シュボッ

     「何をボーッとしているのだッ!

     『矢貫』殿ッ  絶好のチャンスであろう!」

                   チッ

それは恐らく『偶然』だったのだろう。
痺れを切らした『スズリ』が、突撃槍の石突で地面を叩く。
元々、『炎の加護』でも宿していたのか、迸った『火花』は、

          ,
      シボッ ( .
         ・´
                ―――――『ガソリンタンク』に飛び込み、


          チュドォォォォ――――z________ンンッ


       「あ゙ ぁ゙   ぁ   ぢいいいいい!!!!!!!」

       「あ、あ゙ 、い、いで、ぇ、よぉぉ!!」

爆心地にいた『夢見ヶ崎』は、一瞬で黒焦げになった。
余波で吹き飛ばされた『矢貫』は、着ていたパーカーに引火し、
『スズリ』はもんどりうって転倒した。

       「やげ、ぢんぢ、まうよぉぉ!!!」

       「ええ、ぐぅぅ、   ああぁ、ダガ ざぁぁぁ〜〜〜〜ンンッ!!!」

そして、『新塚』は火達磨になりながらのたうち回り、
燃えたガソリンを飲みながら絶叫を重ね、


          ・   ・   ・   シュゥゥゥ――――


その『意識』を失った。
他の三人も同じだったが……。

夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』
矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』→ 『      』

383『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/07/18(木) 22:56:41














                     『そして、四人は悪夢から目覚める』












.

384『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/07/18(木) 23:16:00


―――――卑劣な犯行を繰り返す、詐欺集団が逮捕されました。

S県警の発表によりますと、H市内で押し買いなどの詐欺行為を繰り返した、
犯罪グループの男性三名が逮捕されました。いずれも詐欺の容疑です。

逮捕されたのは『新塚英夫(27)』、『班目倫巴(33)』、『神原真純(23)』の三名。
いずれも無職。S市星見町に在住していた模様です。

容疑者達は鑑定士を自称しながら一人暮らしの老人宅を訪問し、
「終活の一環で、お宅の宝物を財産整理してみないか」、と功名な売り文句を並べ、
換金性の高い着物や宝飾品を高額で買い取るとの口約束を交わした一方で、
実際には二束三文での買取となるよう、虚偽の契約書を別に用意していました。

偽装された契約書を盾にされた押し買いの被害者は十数人以上、
被害総額は二千万円以上とみられます。購入品はフリマアプリで売買されていました。

三人はいずれも動機、手口、購入品の在りかを黙秘しています。
また、首謀者と見られる容疑者一名の行方が解らないままであり、
警察は広域手配を視野に入れ、捜査を続ける方針です。


.

385『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/07/18(木) 23:26:27
>ALL
四人はそれぞれの寝床から起き上がり、
細部は曖昧ながらも、確かに覚えていた『夢』を反芻する。

テレビで、ラジオで流れる『ニュース』からは、
聞き覚えのある『名前』が報道されている。

その逮捕に、四人の『冒険』が貢献したのかは解らない。
だが、『夢』の世界から彼らを引きずり出したのは、
紛れもなく四人の功績だろう。

―――――その証拠に、『タカさん』と呼ばれていた男は、
未だに消息が明らかになっていない。

彼は何処へ消えたのか。言うまでもないだろう。
今日もまた、誰かの夢の中に、彼は息を潜めている。



『ウルトラ星見ボーイズ』 → 『残存』

386『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/07/18(木) 23:29:36
一抹 貞世『インダルジェンス』
小林『リヴィング・イン・モーメント』
夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』
矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』  →  『無傷』

神原真純『イノセンス・フェイデッド』
班目倫巴『グレート・ディベート』
新塚英夫『グッドナイト・キッス』   → 『逮捕』、『(社会的に)再起不能』

松坂尊氏『アウェイク』         → 『消息不明』

硯&水瀬  →   よく寝れた。

387『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/07/18(木) 23:30:30

 マダラメ ルンバ           グレート・ディベート
『 班 目 倫 巴 』のスタンド、『 誇 大 口 論 』

『ぬるま湯』と共に発現する『湯煙』のスタンド。

湯煙に触れた『凶器』を『付け焼刃』に変える。
『付け焼刃』を振るった時、その『精度』は大きく下がり、
一度でも命中すれば、ボロボロに『朽ちて』、破壊される。

また、『取って付けた』ような『言動』や、
身に付いていない『知識』や『技能』をひけらかした時、
肉体の『内側』から現れる『付け焼刃』が、表現者自身を『切り裂く』。

これは本体にとって有用であり、自身が『意図』して使った場合、
肉体から発現される『刃』自体が『武器』となる。

尚、『夢』で得た『武器』や『技能』は当然ながら、
使用者に身に付いておらず、『付け焼刃』として認識される。
――――最も、それは『気迫』が籠らなければ、の話だが。

『グレート・ディベート』
破壊力:B スピード:B  射程距離:D
持続力:E 精密動作性:D 成長性:E

The Great Debate-Dream Theater
ttps://www.youtube.com/watch?v=4z6vpiXQJNA

388『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/07/18(木) 23:32:51
 カンバラ マスミ           イノセンス ・ フェイデッド
『 神 原 真 純 』のスタンド、『 色 褪 せ た 潔 白 』。

ある種の生物は『必須元素』の摂取が困難な状況下において、
近似する『毒物』の吸収によって、それを代替する傾向を持つ。
『GFAJ-1』と呼ばれる『細菌』は、『DNA』内の『リン化合物』でさえ、
生物にとって有毒な『ヒ素』の吸収によって『代替』する。

本体の『DNA』と一体化して発現する、『微生物』のヴィジョン。
あらゆる『毒物』を分解し、『ヒ素化合物』へと再結合する。
スタンド能力によって形成された『ヒ素』は『即効性』が高く、
『生物』が吸い込めば、即座に『中毒症状』を引き起こす。

本体の『DNA』との融合によって、他者にこの特性を『移植』させることで、
『バシリスク』を従え、『班目倫巴』に『ヒ素』への耐性を付けていた。
故に、本体の『DNA』は『解毒剤』と成り得る。

『イノセンス・フェイデッド』
破壊力:なし スピード:なし 射程距離:C
持続力:A 精密動作性:なし 成長性:E

Innocence Faded-Dream Theater
ttps://www.youtube.com/watch?v=Pzzht1UEHKo

389『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/07/18(木) 23:36:10
 ニイヅカ ヒデオ          グッドナイト ・ キッス
『 新 塚 英 夫 』のスタンド、『 別 れ の 接 吻 』

重装騎士の『安楽死』に用いられた、
『ミゼリコルデ』を象る『ダガーナイフ』のヴィジョン。

その切っ先を突き付けた『騎兵』は例外なく『停止』し、
手ずからの『介錯』をした『騎兵』から『スピード』を簒奪する。
奪い取った『スピード』は『宝石』を象り、『柄部』に装飾される。

ヴィジョンを握った本体の『スピード』や『手数』に発揮され、
『切り返し』や『引き抜き』さえも『見えない刃』として追撃が起きる。

また、一瞬であれば『突撃』によって、
『本体』もろとも移動する『重装突撃』の再現を可能とする。
『手数』を増やしての『一斉突撃』は『轢殺』にも匹敵するが、
『急停止』などで『失速』すれば、『宝石』は破壊される。

本体の運転する『トラック』は、本来であれば『夢世界』には持ち込めないが、
前オーナーがの『轢殺事故』によって『罪科』に穢れており、特別に持ち込めた。

『トラック』による『轢殺』の再現は、『一路一帯』を蹂躙する『突破力』を秘めていたが、
この世界にいる誰も『トラック』を運転できなかったため、あえなく『お蔵入り』となった。

『グッドナイト・キッス』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E
持続力:E 精密動作性:C 成長性:E

Goodnight Kiss - Dream Theater
ttps://www.youtube.com/watch?v=XbRZ_3kHia8

390『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2019/07/18(木) 23:41:51

  タカ サン         アウェイク
『????』のスタンド、『 覚 醒 』。

電極や回路が剥き出しになった『電気椅子』のヴィジョン。
本体が座したまま『浮遊』する他、触れた『椅子』と一体化して発現も可能。

『電流』を浴びた人間に『洗脳』を施す。
『洗脳』された人間の表層には『電子回路』が走り、
身体の各部には『電極』が突き出す、異様な外見となる。

『洗脳』でありながら、『魅了』や『掌握』には全く適さず、
その真意は『  』を焼き付けることにある。

『アウェイク』
破壊力:C スピード:C 射程距離:D
持続力:A 精密動作性:D 成長性:E

391『三界輪廻と終わる世界』Feat.『悪霊の名は――――』:2020/06/30(火) 23:54:48
 カンバラ マスミ           イノセンス ・ フェイデッド
『 神 原 真 純 』のスタンド、『 色 褪 せ た 潔 白 』。

ある種の生物は『必須元素』の摂取が困難な状況下において、
近似する『毒物』の吸収によって、それを代替する傾向を持つ。
『GFAJ-1』と呼ばれる『細菌』は、『DNA』内の『リン化合物』でさえ、
生物にとって有毒な『ヒ素』の吸収によって『代替』する。

本体の『DNA』と一体化して発現する、『微生物』のヴィジョン。
あらゆる『毒物』を分解し、『ヒ素化合物』へと再結合する。
スタンド能力によって形成された『ヒ素』は『即効性』が高く、
『生物』が吸い込めば、即座に『中毒症状』を引き起こす。

本体の『DNA』との融合によって、他者にこの特性を『移植』させることで、
『バシリスク』を従え、『班目倫巴』に『ヒ素』への耐性を付けていた。
故に、本体の『DNA』は『解毒剤』と成り得る。

『イノセンス・フェイデッド』
破壊力:なし スピード:なし 射程距離:C
持続力:A 精密動作性:なし 成長性:E

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