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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2
608
:
夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』
:2017/08/01(火) 20:32:47
>>606
スタンド使いとしての戦闘経験を持たない人間ゆえの無謀な行動。
その『ツケ』は、すぐさま払われる事となる。
それは、ほんの一瞬の出来事だった――。
ド グ シ ャ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ! ! !
「――ッ!!!」
ダ ァ ン ッ ! ! !
ド サ ッ ! ! !
「うッ!!!
ぐッ……!!
あッ……!!」
瞬間的に意識が飛ぶ程の一撃を受けて、風に舞う木の葉のように容易く吹き飛ばされる。
その勢いのまま地面に激突し、強かに身体が叩き付けられた。
唇を強く噛み締めて、容赦なく襲い掛かる痛みに耐えながら、緩慢な動作で立ち上がる。
沈黙の時が流れた。
長いようで短い無音の時。
やがて、それは静かに終わりを告げる。
「――確かに痛い。だけど、『それだけ』」
負傷した右腕を押さえながら、ぽつりと呟く。
喉から――いや、胸の奥から搾り出すような低い声。
その顔は俯いており、表情を窺い知ることはできない。
不意に、明日美が頭を上げた。
強光から目を守るサングラスは弾き飛ばされ、眩い照明の群れに裸眼が晒されている
両の瞼は閉じられることなく、はっきりと開かれており、瞬きすらしていない。
光を遮断していない今の状態では、視力は殆どない。
認識できる事といえば、せいぜい『今が昼か夜か』という程度だ。
木も、湖も、金網も、先程まで見えていたものは一つたりとも見えていない。
夜陰を思わせる深い色を湛えた黒目がちの大きな瞳。
その瞳の奥に、ベリルの姿が映し出されている。
しかし、それも今の明日美には見ることは叶わない。
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