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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

581『赤に 紅に 朱に 丹に舞え』:2017/07/23(日) 18:33:19
>>580

「成程、ジャングルね……了解、っと」  パサッ……。

「…………アリーナに『興味』ね。成程、冒険心がある 『夢』がある 『美』しさを見つける目を持ってる。
それが悪いとは言わないよ。貴方見たいな年ごろは何だって興味がある多感な時期さ。だろ?
大人の階段を上がろうと無理に背伸びしてみたり、普通は人がしない事にチャレンジしてみたり、さ。
私も、そう言う年頃があったさ。ただね……今となっちゃ、それは私にとって『麻疹(はしか)』さ」

 朗らかで、親しみやすい空気は何時しか薄れていた。
雑誌は投げ捨てられ、周囲には圧迫感が生じていく。

 ズズ   ズズズ……ッ。

 彼女の、横の地中より血の様に深紅の色合いした何かの頭部が生える。『スタンド』だ

「人は誰しも、上辺で明るい言葉を宣う。煌びやか夢を呟く。
けど、腹ん中では下水よりどっぷりと 肥溜めより吐き気のする色の感情を抱えてる奴だってザラさ。
それを、許さないなんて言わない。常に自分に、他人に正直で生きる奴なんてこそ、無理なんだから。
だがな、それでも……私にとって『嘘』は『煉獄』だ。それが善行や偽善や偽悪や悪行なんて関係ねぇ。
『嘘』は等しく 私にとっての『悪血』だ。建前と本音 夢と現実 美しさと邪悪。
私は、正真正銘の屑って奴らと何度も血で血を洗う戦いに費やし……今となっちゃ、この手は血まみれだ」

  全てのヴィジョンが姿を現す。真っ赤な、『鮮血』のように丹に輝く
両腕に二つの腕輪のようなものを嵌めた人型のスタンドが。

 「それでも、私は闘う。どんなに否定した所で、私は闘うからこそ輝ける。
嘘を喰らい続ける獣として、『鮮血の猟犬』と悪評を負っても、闘い続けた果てに
私は、どんな者に詰られても不動なる証をアリーナの栄光を 勝者として一位の座を得て見せる。
 あんたを倒せば、上位ランカーに上り詰めるのは 僅かだ。

  私の目的は、『栄光』 ただシンプル(貪欲)に ただレッド(闘士)の有りの侭に

        『シンプリ―・レッド』  中位ランカー ベリル・ストック

 アリーナにようこそ 『アルカラ(ニュー・フェイス)』

 さっき抱負は、私に本気を出させる事と言ったな?  ――あめー事吐いてんじゃねぇ。

私は  常に  『敵』と対峙したと認識した瞬間から   『本気』だ」


     ズオォォン    パァァァアアッッ!!!

 瞬間、アルカラ(明日美)とベリルは決して自分の意思で動かない座ったまま
五十メートル程、両者はその空間を慣性の動きもないまま開いた。

 最初に開いたドアや壁にもぶつからない、既に部屋としての概念が成り立ってない。
気づけばカメラを動かしていたスタッフも煙のように消えた。そして、黒い天幕が取り払われ……。

          カッッッッ!!


?『レディィィィィィスッッ  &‼!‼ ファッキン玉無しガイ共!!!
今宵、今日始まります選手、第一の名は 『鮮血の猟犬』『虚言の裁断者』『深紅の拳士』!!

 その無慈悲なる宣告と断罪の振る舞いは、今日もアリーナの床を対戦相手の血で濡らすのか!!??

 べリィィィィィィィイイイイルゥゥッッッ   ストォォォッッックッッ!!!!!』

                 ウオォォオオオオォォォッッッ!!!


   キャー――――!!!!

 
             ワァァァアアアアアアアア!!!!!


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