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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

419『〇〇〇をしよう!』:2017/04/05(水) 17:32:50
>>417(常原)

 アリゼ「一々声がでかいなっ、てめぇはっ!! こちとら、この家屋に
忍び込むのが目的だったって言うのに。あぁ、ったく滅茶苦茶だよ!!!」

 ?女「っ、ぉ、お静かにお静かに……雨だし周囲は無人だけど。家の中に
人がいたら、筒抜けですって……っ!」

 常原の謝罪に、同じぐらいには大きな怒鳴り声を彼女は返す。
銀髪の女性は、泣きそうな声で制する。
そうだ、思い返せば此処は敵?の本拠地だ。だいぶ大騒ぎを起こしているが
玄関の戸が開いたり、襲撃される気配は今のところ家屋からは無い。
 無人なのだろうか……? 

>>418(小石川)

>そう受け取ってもよろしいですか?
 ?「……あぁ」

男は、片方の目だけを薄く開き。小石川の問いかけに簡潔に肯定する。
 本当に寡黙な男だ。敵意は今のところ全員に抱いてないようだが、横脇で
僅かに浮遊して佇む背丈と同じ大きさの鋼のスタンドは、同じ材質の鋼すらも
一刀両断に分かれてしまうだろうと言う、無言の説得力を秘めていた。
 もし、この男が本気でそのスタンドを振りかざせば。この場にいる全員すべて
無事にすみはしない……貴方はそんな予感も抱けた。

>>417-418(ALL)

 ザーーーアアアアアァァ!!!

雨は豪雨だ。
 ベティ「どうどう、お馬さん ってね。ひとまずさぁ アリゼ。
あんたの、その万能のスタンドで扉を開いてくれよ。ねぇ?」

アリゼ「……ちっ、何が悲しくて。私が『アリーナの犬』に命令
されなくちゃいけないんだよ」

 アリーナの犬。そう呼ばれ、少しだけ褐色の女性は硬直して
そして鋭い笑みと目線で話を続ける。

ベティ「……ふーん? 自信ないのかい、十数件の窃盗に
通じてる、コソ泥猫ちゃんがさぁ」

 雨の所為だけではない、またもや重い空気が包んでくる。

 アリゼ「窒息させてやろうか、この真っ赤なワン公。
……ちっ、いいよ。やってやる、だけど邪魔だけはするなよ?
 私の目的は、この実体化スタンドが徘徊してる拠点にあるかも知れない『お宝』さ。
今まで何の兆候もない場所で、複数の実体化したスタンドを扱う奴が出た。
 供与者の可能性より、スタンドを発現するアイテムなどの事故って可能性が高い。
それを入手すれば高額でブラックマーケットって売られるしね」

 隠し通して突入するのも面倒だと、この状況を体験して判断したのか
饒舌にアリゼは今の面子に自分の目的を明かす。
今の時点での全員の目的は。

 ベティ→アリーナからの調査
 アルキス→上記と同じく調査?
 アリゼ→スタンド使いの犯罪者。
 あるかも知れないスタンドアイテムの奪取
 鋼の男→不明
 銀髪の気弱な女性→不明
 学生二人→巻き込まれ

……と、言う具合だ。

 アリゼ「……『ピンク・クリーム69』」

小さく息をついてから、アリゼは、そのスライム状のピンクなスタンドを
鍵穴へと伸ばした。錠前にピンクの粘液状のものが埋め込まれた後。
 僅かな時間と共に、その差し込まれた部分が固くなっていくのが分かる。

 ……カチッ。   ギィ   ィィ……。

 「……で? 誰が先に行く?」

 開錠され、扉は軋んで開く。屋内は電灯がついてないようで薄暗い。

誰ともなしに、そう声を上げた。


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