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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

161『きらきら星を追え!』:2016/07/18(月) 23:35:25
>>160続き

『……話が戻る事になるが。私はこの工場の管理人となった。随分と昔になる。
 私は、最初こそ生まれてきた小人……君の肩にいる子達と話したりする事でも
満ち足りていた……だが、私は結局の所、死因が何であれ人恋しかったんだろう。
 私は、私の事を見れる小人以外の誰かと会いたいと願った。そしてソレを口にした。
……彼らは、私の願いに答えてくれたよ。長くなるし、そこまで細かく言う事ではないから
簡潔に言うがね。
 ある日、その希望を叶え来てくれた人間は、私と言う存在に驚きつつも……元から
頭の回る人だったんだ。この工場と、そして私を取り巻く小人達の力を把握出来る人だった。
 だから、それで現実の世界と強固な繋がりを作らないかと提案した。
アレは、私のゴースト人生の中でも、かなり衝撃的な出来事だったろうな。
あれやこれやと、気づけば私は小人達の力で不思議な金平糖を作る工場の工場長と言う
立場になっていた……と、これが真相だよ。
 招かれる人間は、小人が見えると言う資格がない以外で工場に来るのは困難だろうからね。
結果的に、スタンド使い。そう言う事になる……私がスタンド使いと言う単語を知ったのも
小人達が人間を招いてくれたからこそ知った事だ。
 彼らはまぁ、この工場と言う存在自体に関心もっていたり、私と言う存在が危険がどうかと
言うのに懸念を抱いてたり様々だが……私としては、小人達が常に幸せでいてくれさえいれば
何も望まないよ……彼らは私の大事な星(リトルスター)なんだから』
 
 言い切る彼女の顔は。多少正直に話してる事で恥じらいに近い感情が見えつつも
嘘や何か白を切る様子はなかった。彼女の小人達に対する感情が真実だと
悟ったからか、ラポポも軽く照れた様子でそっぽを向いてるし、ロポポも頬を軽くピンクに
染めて笑顔を浮かべていた……。

 ――――――――――――――――――――――――

『整備中』の通路を入っていくと、その空間は随分と歪と化していた。
 通路部分は湾曲となり、部屋と言える部屋らしき扉がない。
前方への道が段々と全てに曲線の線と線と言う部分らしきものが
なくなっていくと言う、見るだけで段々気分が変になってくる状態になっている。

『……此処は、まだ作られてないんだ。【想い』が多分、不完全なんだろう』

『それでも、この先を進まなくちゃいけない。気分が悪くなったら
私の背中だけをじっと見続けなさい』

 ゴーストは、そう言葉を掛けて先導して歩いていく。
道と言うものが形成しえない中で、貴方は彼女と共に前へ進んでいく。
 これから何処に行くのか? その外にもまだ聞きたい事があれば
彼女は歩きがてら目的の地に着くまで良識の範囲で答えてくれるだろう……。


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