したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

143『きらきら星を追え!』:2016/07/08(金) 22:34:48
>>142続き

 ゴホンッと咳払いしつつコックの小人は説明を続ける。

「我々はグルメの探求者。この部屋では古今東西のグルメを作り
そして完成された品を我々が食べて、その食べた『想い』を金平糖に注ぐのです。
 因みに、これは中々の曲者で。例えば、普通の主婦の小人が作ったカレーライスを
居住区内で食べて、そこで金平糖を注ぐとなれば『家庭的な味』として巨人である
貴方がたにも味わって頂けるかと思いますっ。『想い』はとても取り扱いが難しいもの!
環境や、その他の要因で直ぐ変わってしまいます! ですが我々はグルメの探求者!
 自然の風味である芝生味や木の根っこ味、それに食べ過ぎるといけないジャンクフード
などではない、最高の! 職人による職人が手掛けた『グルメ』の『想い』を
金平糖へ込める為に、日夜我らグルメの小人は料理の腕を磨いてると言うわけです。
 無論、失敗した料理や残った料理は何処かに捨てるなんて行儀の悪い事はしません。
料理の残りは他の場所にいる仲間に届けますし。失敗料理は失敗料理としての味の金平糖として
役立ちますからねっ。我らはグルメの小人、グルメは誇りなのでありますっ」

 鼻高々に演説をした小人。これで、おおかたの『不思議な金平糖』の工程は理解出来た。
だが……まだ謎はある。
 この、殆ど人間くさい『小人達』が、一体どのような能力によって形成されてるのか?
また、この工場自体は本当に現実に存在しうるものなのか? 肝心のゴーストの正体も残ってる。

 「……とっ、これはすみませんっ。このように長々と自慢話に付き合わせてしまい。
宜しければ、ここで他の料理も味見しますか? お時間があるのなら。
 むろん他に見たいものがあるのなら引き留めはいたしませんっ! 我らはグルメの小人!
 何時でも、貴方様を歓迎いたしますっ!」

『歓迎いたしますっ!』

 グルメの小人達は、すっかり貴方を歓迎に値する賓客として扱ってる。
このまま長居して、他の貴方の気になる疑問について尋ねれば快く答えてくれるだろう。
 とは言うものの、グルメ専門の彼らが貴方の疑問を氷解する答えを持ってるかは未知だ。
ラポポとロポポは、貴方が首を切った時も帽子の鍔をもって驚きは少ししたものの
砂漠での父親を助けた時の挙動を目撃した事や、有菜といた金平糖工場での手や目を動かしてた
事からも、そこまでショックを受けてはいない。また貴方の肩に気づけば足を揺らし座ってる。

「巨人はどうする? おいらは、ゴースト探しをこのまま手伝うぜっ。
『魔法』部屋は、おいら達が巨人のいる側で役立つ品々を作ってる所だから
興味があれば行こうよ。知り合いも一人いるしね」

 「私は、まだ行ってない右斜めの部屋をちょっと見たいかな……、
あっ、別に後回していいよ? ちょっと、どう言う場所が気になるだけだから……」

ラポポは『魔法』部屋の説明を軽くした上で次の行動への手伝いを示し。
ロポポは未だ探索してない右斜めの部屋に消極的に行く事を希望した。

 どちらかを選ぶのは貴方の自由であり、それ以外の行動を選ぶのも有りだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板