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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2
130
:
『きらきら星を追え!』
:2016/06/30(木) 10:59:04
>>129
小人であろうと母は強し、と言ったところだろうか。
美味しいフキの佃煮を作って待ってるわよ。と、貴方達を自然公園の
大樹の上に飛び乗ったまま貴方達が牧場の中へ入り扉を閉めるまで小人の母は見送った。
小石川の言葉に、ラポポは少し決まり悪そうに、ロポポは素直に首を縦に振る。
「うん、母ちゃんが心配するのも分かってるよ。巨人にも、そうお願いされちゃったら
仕方がないな! おいらもこれからは、もうちょっと母ちゃんに胸張って心配かけず
出掛けられるように成長して見せるよ」
「うん、有難うね巨人。私も、泣き虫を治してお兄ちゃんに負けないぐらい
しっかりものになって、お母さん見たいに立派になるわ」
「いや、ロポポが母ちゃん見たいにはなって欲しくないけど」
二人は貴方と約束した。彼らは貴方のお願いをきっと忘れる事はない。
『砂漠』への扉を開く。だが、『小人居住区』と違い扉を開けたが直ぐに
部屋の中には入れず、もう一つの扉が貴方の目に映った。
「あぁ、御免ね巨人。説明してなかったけど『砂漠』って言うのはデリケートで
巨人がぐるっと周囲を見て回るのを大人しくする程に出来た奴じゃないんだよ」
「うん、そうなの。だから此処を開いたら直ぐに扉を閉めて欲しいの……
ほらっ。あそこにも書いてる」
ラポポとロポポは、そう言ってもう一つの砂漠の為に設置されたドアの真ん中に
人間用に書かれたらしい掲げられた文字を同時に指した。
『注意:こちらから小さな物と人の為の砂漠です。
勝手に人の足で砂漠内を踏み荒らさないで下さい。
ドアは開放したままにしないで下さい。
長時間ドアの前で眺める場合は、夜は厚着を、昼の場合はこまめな水分をお願いします。』
……等の、注意書きかなされていた。
貴方が、扉を開き直ぐドアを閉じて部屋の中に入る。
一面に見えるのは部屋の隅から隅までドア周辺の部分を除いて一面に
敷かれた砂と小石。少し離れた付近にはオアシスらしき小さな木々と水が
置かれており。また少し離れた場所にはミニチュアのラクダらしき生き物など
ちょっとした小人達が砂漠で宿泊する為のテントらしきものも見える。
この部屋に関しては居住区や牧場と違い。空気は完全に乾燥しており
天井にある光源も普通のよりも明らかに強い光源を出している。
部屋自体の広さは普通の人間で部屋の隅から隅まで徒歩2分かかる程度の広さ。
人間には大した事なくも小人には十分大きい広さだ。
そして、他にも目を惹く光景があった。
ブゥゥゥゥン……ッ ニョワー……ッ
貴方から四メートル程度の離れた場所で、人の腕程の長さの砂が縦に小刻みに揺れてる。
『砂竜巻』だ。そして、その中から頂点にかけて小さな影が踊るようにして竜巻の上を
浮遊してるのが見えた……。
「……あ、あれっお父さんじゃない!?」
「はは、まさかそんな……い、いやっあれ父ちゃんだ!
何でまた竜巻に呑まれてるんだ。助けないとっ!」
ラポポとロポポは父親らしき竜巻の呑まれた小人を
助けようと肩から立ち上がる。だが、あの砂の竜巻に二人掛かりで挑んでも
ミイラ取りがミイラになる可能性が高い……だが、貴方が普通に徒歩で砂漠を
進んで小人を助けても。砂漠は小人達専用の場所らしい……砂漠の足跡を後で
何とか掃いて証拠を消しても、造り主が気づけば良い顔をしないのは確かだろう。
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