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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

128『きらきら星を追え!』:2016/06/28(火) 23:24:54
>>127(お気になさらず)


 「……」

ラポポとロポポの母親は、怒鳴り声を上げていたが。貴方が
謝罪と、そして真摯な対応と言葉を心掛けると口を噤む。
 吊り上がっていた眉は未だ完全には下がらずも、次に口開いた時に
貴方へ向ける表情と声は落ち着いていた。

 「……まぁまぁ、巨人さんがそう畏まる必要ありませんのに。
貴方は、私が今まで出会った巨人や他の方たちの中で、随分礼儀がありますのね」

 そう、貴方を彼女は称賛する。

「……ロポポっ、ラポポ。けど、ソレはソレ! コレはコレ! よっ。
貴方達には『お仕置き』を命じますよ!」

 「うぇぇ!? そりゃないよ母ちゃん! おいら……」

「――その方の為に、私達の工場をちゃんと! 案内して上げなさいっ」

 「へ?」

「礼儀正しい巨人さんに頼まれたんですもの。ならば小人の誇りにかけて
しっかりと、最後までちゃんと遣り遂げなさいっ。いいわね! ロポポもよっ」

「うんっ! 有難う、お母さんっ。……そう言えば、お父さんは……?」

「あの人なら、『砂漠』で採取をしてると思うわ。夜には帰ってくるわよ」

 
 そのような会話をして、ラポポ達の母親は貴方への案内を命じた。
きっと、このしっかり者の母親の子供たち二人は。貴方の為に工場内を
出来る限り、これから案内してくれる。それは確信に近いものだった。

 「よしっ、有難う巨人! 母さんも許してくれたし、これから何処に向かう?
『砂漠』では、父ちゃんが色々珍しい石を探してるだろうし……うちの父ちゃん
少し抜けてる所があるけど、物知りなんだ。
 『通路』へ向かうなら、おいら達がしっかり案内するよっ」

 ラポポは力強く胸を張りつつ貴方に告げる…通路側に行けば工場の
核心へと、また近づける気がする。少々寄り道をして事前に直接確認する
前に聞き込みをしたいのなら。彼らの父親のいる『砂漠』へ向かうのも
一つの手なのかも知れない……。


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