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【ミ】『撃的』
515
:
『最悪の相性』
:2021/05/08(土) 22:44:59
>>514
(氷山)
> 思い返してみると、明智さんは『本来ならここじゃあ闘えないスタンド』なんて言ってましたけど
> この威力・・・・『銀貨の射出』だけでも生半可なスタンド使いじゃあ相手にならないはず
『氷山』の想像通り、おかしな話だ。
事実、『捕具』を発現しなければ、『エド・サンズ』単身で『銀貨』を防御できなかっただろう。
. . . . .
――――そう、最初の一撃のみ、『エド・サンズ』に放たれた『銀貨』を。
残りの二度は、『氷山』目掛けて放たれた。
>「・・・・・やけに やけに『タダヒト』さんに敵意を向けてますね
> 何か、彼に勝たないといけない理由でもあるんですか?
「そうか。――――お前は知らないんだな。
知らずに、お前はやったんだ……そうだな……」
『明智』が放つ言葉の色が変わる。
その双眸に宿っていた勝気な光が、曇りを帯びている。
> 『ヨシッ!』
ズギャァァアアア!
『エド・サンズ』は『鎖帷子』を手にし、『金網』へと押し付ける。
その理由は、『銀貨』による射撃を警戒してのことだろうか。
そして、そのままでいる『明智』ではない。彼の方が、現状では機動力に優れている。
『明智』は北進し、『エド・サンズ』の体当たりを避けるように移動する。
ゴッ!
『エド・サンズ』の体当たりが命中するが、『金網』は衝撃を吸収し、
ブチ破るには至らない。――――『金網』は床に固定されている。
この一撃であっても、『数発』はぶちかまさなければ『金網』は倒れない。
(※
>>473
の俯瞰図下部、
>>478
の三行目参照)
「そんなに倒したかったら、こっちをやっとくんだったなッ!」
『明智』が触れた『金網』は僅かに網目の破れがある。
その『金網』に思いっきり蹴りを叩き込み、
ガッ
――――ドバァッ!!
『金網』が半回転し、『氷山』目掛けて倒れ込んだ。
『明智』の蹴りが『エド・サンズ』を上回っていたわけではない。
>>506-507
では『一見』すると解らなかったが、
『金網』を床に固定する『アンカーボルト』が存在していない。
『明智』はこの『金網』を蘇らせ、網籠から脱出した。
それを解除によって戻した結果、『アンカーボルト』が浮いたまま、
隣の金網同士に挟ませる形で固定されていたのだ。
「ぶっつぶれろッ!」
グアアアァァァァ――――
『エド・サンズ』はタックルの直後。その両手には『鎖帷子』がある。
そして、背後にいる『氷山』に対し、『エド・サンズ』はすぐには視線が届かない。
――――この状況、『捕具』の発現による『回避』はほぼ不可能だ。
≪あ、あの『金網』で『氷山』選手を圧し潰すゥゥ――――≫
≪狙ったような『一撃』、ここまで予測していたとは!≫
≪これは『口先』だけでも『相性』だけでもありませんッ!
『明智』選手、この『環境』を完璧に利用しきっています!!≫
スチャッ
「話を聞く時間はねェだろ。
お前に出来るのは、『銀貨』のお恵みを受け取るだけだよ!」
そして、『明智』の指には『銀貨』が摘ままれている。
『氷山』の両手が塞がった時、金網越しの一撃を放つのは明白だ。
――――完全に狙われた一撃。
【アリーナ俯瞰図】 北
∴∴∴∴■■ ■■∴∴∴4
∴∴∴■□__扉__□■∴∴∴
∴∴■□/□□□□□\□■∴∴
∴■□ |□□□□□□□| □■∴
∴■□ |□□□□□□□| □■∴
∴■□ |□□□□□□□| □■∴
∴■□ |□□□□□□\明□■∴
∴■□ |□□□□□氷工| □■∴
∴■□ |□□□□□□□| □■∴
∴∴■□\□□□□□/□■∴∴
∴∴∴■□ ̄ ̄扉 ̄ ̄□■∴∴∴
∴∴∴∴■■ ■■∴∴∴∴
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