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【場】『 歓楽街 ―星見横丁― 』

757日下部『アット・セブンティーン』:2020/03/22(日) 08:57:33
>>756

「? 律儀なんだねライカさんは。まあ、事情は聞かないけど〜」

"『俺』の名前ではない"
"『奴』の名前でもない"

意味はよく分からないが、何かの『線』を踏み越えないようにしているらしい。
殺人は出来ない、『警察に守られているから』……その言葉からもそれは分かる。

大事な線を超えない。彼は怒れる存在だが、狂いきった存在ではない。

「んん、あれだね。『道徳』とか『他人の気持ち』を思いやるより」 
「ずっと、『自分の楽』の方がずーっと『わかりやすい』からね〜」
「わかりやすいことしかわからないんだよ、あんまり頭が良くないとさぁ〜」

        ニコォ…

「でもそれで人を襲ったら、返り討ちにされるのは当然だよねぇ。話してくれてありがとう」

誰のせいでもない『不幸』はいくらでもある。
それが自分の足を捉える事も……いくらでもある。
あるいは、最初から捕われていた、という事も。

理解する事は難しい。理解したとしても、『自分の楽』は大事なことだ。
目に見え、触れられ、己が確実に感じる『それら』が、重要なのだ。

「ん……この音? これはねえ……んふ、お返しに答えるよ。よいしょ」

       ゴロ…

「ホラ、お腹見て〜。別に見せたら減るものじゃないし〜」

大型犬のように、仰向けになった。それほど呑気な状態でもないが。
……白いセーター……だったのかは定かではない。『赤い』からだ。

      『……ズ』

「今ねえ、私は『治ってる』ところなの」
「私は特別、『生きる才能』があるから。だから、早く治るんだよね〜」

その布地が、律動的に蠢いているのは……その下に隠された『肉』の動き。
服を捲ればより分かりやすい。『傷の再生』……人体にはあり得ない速度。

そして、ライカには見える。血に混じる無数の『ベニクラゲ』の幻像が。

「それがコンクリートと擦れちゃってたんだね、うるさくてごめんごめん」

『アット・セブンティーン』と、名付けられた。『スタンド能力』……その発露だった。


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