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【場】『 歓楽街 ―星見横丁― 』

1 『星見町案内板』 :2016/01/25(月) 00:01:26
星見駅南口に降り立てば、星々よりも眩しいネオンの群れ。
パチンコ店やゲームセンター、紳士の社交場も少なくないが、
裏小路には上品なラウンジや、静かな小料理屋も散見出来る。

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                 ミ三ミz、
        ┌──┐         ミ三ミz、                   【鵺鳴川】
        │    │          ┌─┐ ミ三ミz、                 ││
        │    │    ┌──┘┌┘    ミ三三三三三三三三三【T名高速】三三
        └┐┌┘┌─┘    ┌┘                《          ││
  ┌───┘└┐│      ┌┘                   》     ☆  ││
  └──┐    └┘  ┌─┘┌┐    十         《           ││
        │        ┌┘┌─┘│                 》       ┌┘│
      ┌┘ 【H湖】 │★│┌─┘     【H城】  .///《////    │┌┘
      └─┐      │┌┘│         △       【商店街】      |│
━━━━┓└┐    └┘┌┘               ////《///.┏━━┿┿━━┓
        ┗┓└┐┌──┘    ┏━━━━━━━【星見駅】┛    ││    ┗
          ┗━┿┿━━━━━┛           .: : : :.》.: : :.   ┌┘│
             [_  _]                   【歓楽街】    │┌┘
───────┘└─────┐            .: : : :.》.: :.:   ││
                      └───┐◇      .《.      ││
                【遠州灘】            └───┐  .》       ││      ┌
                                └────┐││┌──┘
                                          └┘└┘
★:『天文台』
☆:『星見スカイモール』
◇:『アリーナ(倉庫街)』
△:『清月館』
十:『アポロン・クリニックモール』
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945 ダイアナ『オンリー・ガール』 :2020/10/13(火) 00:50:14
>>944

『椅子』に座ったまま、シーグラスを受け取った。
日の光に透かしてみる。
そこで、見た目や質感から石ではない事に気付く。

「…………『ガラス』?
 『石』じゃないわ、これ。
 ガラスならガラスって言っておかないと、
 『クレーム』がついて訴えられても知らないわよ。
 『ビジネス』なら注意しないと」

「――でも、『キレイ』だからいいわ」

「同じハンカチは、あと『七枚』持ってるの。
 だから、一つぐらいあげたって構わないのよ」

         フフン

「だけど、おかしな冗談を言うのは止めなさいよね。
 『飼い主』だなんてバカバカしい。
 『人身売買』は犯罪だって事ぐらい、
 幼稚園児でも知ってるわ」

『交換』に関しては問題ないようだ。
とはいえ、この謎の相手の事情は全く知らない。
そのため、『飼い主』うんぬんは、
タチの悪い冗談だと思って聞き流していた。

「でも、この辺りは『治安』が良くないから、
 気を付けた方がいいわよ。
 もしかしたら『児童誘拐』なんて事もあるかもしれないし」

「わたしは平気だけど」

          フンッ

何しろ、『悪の首領』や『危険な刺客』がいるのだ。
そいつらは別として、小さな子供を狙う犯罪者もいるだろう。
もし出てきたら、軽くやっつけてやるつもりでいた。

946 ナイ『ベター・ビリーブ・イット』 :2020/10/13(火) 01:01:45
>>945

「ガラスは石ではないのか?」


石とガラスの違いがわからないらしい。
そもそもシーグラスがガラスであるということがわかっていなかった。
子供なので仕方ない。
むしろ目の前の幼稚園児が賢過ぎた。


「金持ちということか」


ともあれ、シルクのハンカチとシーグラスが『交換』される。
傍から見ればまさにおままごとだろう。
通行人のお姉さんが微笑ましそうにクスクスと漏らしながら通り過ぎて行った。


「ううむ。よくわからんが……ようちえんじは賢いのう。
 ようちえんに通っておるからか。
 じゃが、わしより小さいではないか。
 賢いとちあんが悪いのも平気なのか?」

947 ダイアナ『オンリー・ガール』 :2020/10/13(火) 01:22:18
>>946

「このぐらい『常識』よ。
 役に立つから、あなたも覚えときなさい」

「そうよ、わたしは『名門』の幼稚園に通ってるの。
 『バレエ』も習ってるわ。
 フフ、才能があるって言われてるのよ」

            オンリー・ガール
「だって、わたしには『唯一無二』があるもの。
 だから、どんなヤツが来てもへっちゃらよ」

          スゥッ

そう言って、『椅子』から立ち上がる。
同時に、『半透明の椅子』が『半透明の人型』に『変形』した。
空間が歪んで人の形を成したような、
奇妙なヴィジョンだった。

「『オンリー・ガール』はとっても強いから、
 どんな相手でも絶対負けないわ。
 もちろん、わたしも賢いし。フフッ」

「この前、『危ないヤツら』に出会ったけど、その時も……。
 軽く…………。
 軽く…………『かわせた』し…………」

それまで饒舌だったが、やや口ごもる。
あれは、さすがに『勝てた』とは言えない。
だからといって『負けた』と口にするのは、もっとイヤだった。

「『サオ』と『アキハ』っていうヤツらよ。
 そいつらは、わたしをくすぐったり湖に突き落としたの。
 あなたも気を付けなさい」

『冤罪』だが、それをダイアナは知らない。
あの二人は『ブラックリスト入り』。
いずれ倒すべき相手だと認識しているのだ。

948 ナイ『ベター・ビリーブ・イット』 :2020/10/13(火) 01:40:25
>>947

「バレェ……?
 ぬわっ、なんじゃなんじゃ」


バレエという聞き慣れない単語に首を傾げたが、次の瞬間、
いきなり変形した『椅子』に驚く。


「オバケ……?
 なにか妙な子じゃなと思っておったが、
 おぬしまさか、あやかしの類か?」

「アキハ……そういえばユーレイと一緒にいた女子がそんな名前だった気がするのう。
 あやつらとケンカしておるのか?
 オバケの縄張り争い?」


名前だけでは思い出せなかったかもしれないが、
『半透明の人型(オンリーガール)』が刺激となって、幽霊繋がりで記憶が蘇った。


「う、うむ。
 そういえばアキハはわしの家に来ようとして警邏に追われておったな。
 気を付けた方がよさそうじゃ」

949 ダイアナ『オンリー・ガール』 :2020/10/13(火) 02:07:46
>>948

「あなたの方がよっぽど妙でしょ。
 さっきから変な事ばかり言ってて、まるで常識がないし……」

「誰が『お化け』ですって?わたしは『ダイアナ』よ。
 全く、『飼い主』だの『お化け』だの……。
 ホントにおかしな子ね」

「――あいつを知ってるのね!
 そうよ、そいつも『スタンド』を持ってたわ」

思わず説教しそうになったが、
『アキハ』を知っているとなれば別だ。
敵を知り己を知れば百戦あやうからず。
『敵の情報』は多いに越した事はないのだ。

「『警邏』?『警察』って事?
 ふぅ、あなたと話してると通訳になった気分ね……」

「でも、警察に追われてただなんて……。
 もう言い逃れは出来ないわね!」

警察にまで追われているとなれば、
かなりの『大物』なのだろう。
やはり、やっつけなければいけない。
ダイアナは『決意』を新たにするのだった。

950 ナイ『ベター・ビリーブ・イット』 :2020/10/13(火) 02:22:21
>>949

「うむ……わしは学校に行っておらんからな……
 もちろんようちえんにも行ったことはない。
 常識知らずと言われれば否定は出来んかもしれん」

「ここの言葉もテレビで覚えたからの……あと爺」


おかしな子と言われ、素直に認める。
自分が変である事に自覚が無いわけではないらしく、引け目もあるようだ。


「すたんど。うーむ、アキハのシュゴレーとかいう……
 エドサンズサンもそういえばそんな事を言っておったかもしれん。
 とはいえ、すまぬが道端で出会いちと話をしただけで、
 特に何を知っておるというわけではないんじゃ」

「そうか……アキハは悪いやつじゃったか……
 お嬢ちゃんは幼く見えるが……ようちえんじじゃから幼いのか?
 すたんどとかいうのもいるようじゃし、戦うというのならば応援するぞ」

「とはいえわしに何ができるわけではないが……」

951 ダイアナ『オンリー・ガール』 :2020/10/13(火) 02:38:37
>>950

「学校に行ってないの?
 道理で変な事ばかり言ってると思ったわ」

「でも、学校に行った事がないんじゃ仕方ないわね。
 それは、あなたの責任じゃないから、
 気にしなくてもいいわよ」

上から目線の言い方だが、一応は気を遣ったらしい。
この年頃の子供が学校に行ってないとなると、
不審に思うのが普通の感覚だ。
しかし、ませているとはいえ所詮は『五歳』なので、
そこまでは頭が回らなかった。

「まぁ、いいわ。
 そう簡単に何か分かるとは思ってなかったし」

「そう、『スタンド』。これは『スタンド』っていうの。
 応援?でも、『スタンド使い』じゃないと…………」

そこで気付いた。
『サンズサン』が見えたという事は、
この子も『スタンド使い』だと。
実体化している『オンリー・ガール』は誰にでも見えるので、
気付くのが遅れた。

「あなたも『スタンド使い』だったのね!
 わたしは『道具屋』っていう人にもらったのよ。
 あなたは?」

952 ナイ『ベター・ビリーブ・イット』 :2020/10/13(火) 02:52:23
>>951

「わしも?
 わしは別にオバケは憑いておらんが……。
 そういえば爺が死んで、ふらふらしておった時に、
 どっかの店に入って、それから『交換』が出来るようになったんじゃったか」


『ベター・ビリーブ・イット』はヴィジョンが無い。
そのため、今までオバケと認識していたスタンドと繋がらなかったのだろう。


「こういう、今まで『交換』したものを何回でも『交換』できるっていう特技なんじゃが」


置いてあった石ころを摘まむと、一瞬にして石がクッキーに置換される。

953 ダイアナ『オンリー・ガール』 :2020/10/13(火) 03:08:23
>>952

「――――えッ!?」

「『石ころ』が『クッキー』に変わる様子を、
驚愕の眼差しで見つめる。
ヴィジョンがない事も相まって、
余計と不思議に見えたのだろう。
しばらく『クッキー』を眺めていたが、やがて気を取り直す。

「ふ……ふぅん。な、なかなかスゴい『能力』じゃない。
 フフン、誉めてあげるわ」

「わたしの『オンリー・ガール』は『隠れる』のが得意なの。
 たとえば、こんな風にね」

         ドシュッ

『半透明のスタンド』が動く。
『テディベア』に飛び込み、同化するように消えた。
人間以上の素早さだ。

「こんな事だって出来るのよ。フフフッ」

        ズギュンッ

テディベアの胴体から、『半透明の腕』が飛び出す。
貫通しているように見えるが、穴は開いていない。
『能力』を見せたのは、自慢したかったからと、
驚かされて終わるのはイヤだったからだ。

954 ナイ『ベター・ビリーブ・イット』 :2020/10/13(火) 03:17:43
>>953

「おお……オバケっぽいのう」


感心したように言う。
物体をすり抜ける姿は確かに幽霊っぽい。
半透明だからなおさらだ。


「アキハ嬢のエドサンズサンは喋っておったが、
 おんりーがーる?は喋らんのか?」


値引きシールが貼られた包装を剥いて、クッキーを齧りながら、
『オンリーガール』にそっと触れようとしてみる。

955 ダイアナ『オンリー・ガール』 :2020/10/13(火) 03:36:27
>>954

「フフン、スゴいでしょ。
 まぁ、あなたのもスゴかったのは認めてあげるわ」

『オンリー・ガール』のヴィジョンは『酸素』で構成されている。
テディベアから突き出た『腕』に触れると、
柔らかい感触があった。
ちょうど空気の詰まった浮き輪のような感じだ。

「そういえば『サンズサン』は喋ってたわね。
 自分で考えたり出来るのかもしれないわ」

「『オンリー・ガール』は喋らないけど『握手』は出来るわよ」

「はい、『握手』」

         ガシッ

『半透明の腕』が『握手』をしてきた。
腕を掴んで、軽く上下に振ってくる。
そうしてから、また手を離した。

「わたし、そろそろ帰るわね。
 『社会見学』しようと思って来たら、
 『もっといいもの』に出会えたわ。
 あなたとは年も近いし、なかなかいい友達になれそう」

「また、どこかで会いましょうね」

         トッ トッ トッ

『オンリー・ガール』をテディベアの中に引っ込め、歩き出す。
『スタンド使いの味方』を作る事が出来たのは、
有益な出会いだった。
ダイアナは、上機嫌でその場を後にする……。

956 ナイ『ベター・ビリーブ・イット』 :2020/10/13(火) 03:44:11
>>955

「お、おおう」


空気の塊と握手している不思議な感覚に戸惑う。


「うむ、ではの」


『スタンド使い』そして自覚。
そういう意味ではこちらにとっても得るものが多い有意義な時間だった。


「ありっとござっしゃー」


去るダイアナの背によくわからない声で別れを告げた。
ちなみに「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」がコンビニ店員の間で訛り、
略された言葉をさらにうろ覚えにしたものであった。

957 ラフィーノ石繭『ミスティカル・ガイド』 :2020/10/13(火) 23:19:46
はぁい。まゆよ。
良い夜ね。人もまばらになってきたし。涼しいし。

 「うぷッ」

ゲロゲロゲロゲロ―――――っ

わたしは電柱の脇でゲロゲロしてるわ。えへへっ。

958 比留間彦夫『オルタネイティヴ4』 :2020/10/13(火) 23:59:54
>>957

やや離れた位置から、その光景を見つめていた。
見覚えのある姿が視界に入り、ふと足を止めたのだ。
あまり見たい絵面ではなかったが、『面白い場面』ではある。

       ザッ ザッ ザッ

「どうしました?どこか『具合』でも?」

「あぁ、いやいや――――」

「誰かと思えば、あの『有名』なラフィーノさんじゃありませんか。
 まさか、こんな所でお会い出来るとは…………」

ゆえに声を掛ける事にしたのだ。
知らない人間ではないし、挨拶程度はしておいてもいいだろう。
何より、彼女は見ていて『面白い』。

959 ラフィーノ石繭『ミスティカル・ガイド』 :2020/10/14(水) 00:44:54
>>958

「おや……」

聞き覚えのあるような男の声に、振り返る。
目を細めて顔を見る。

 「……」


「え゛ええー!!あ゛たしのこと知ってんのォ〜〜〜!」
「えへ、照れちゃうな゛ァ〜〜〜!!!!」

知り合いにこんなのいたっけ。わかんねーや頭ぐるぐるしてるし。
イエーーーイ。

「ごめんねェ〜〜『こんな所』でねェ〜〜!!」
「あたしのねェ〜『事務所』がそばにあってねェ〜
 『こぉぉ〜〜〜んな、所』だけどね゛ェ〜〜」

「具合ぃ?平気よ平気。ちょっと飲み過ぎただけェ〜〜!」

960 比留間彦夫『オルタネイティヴ4』 :2020/10/14(水) 01:09:17
>>959

「ええ、それはもう。
 『人気占い師』の『ラフィーノ石繭』さんでしょう?
 よく当たるという評判を聞いていたもので、
 私も一度お会いしたいと思っていましたよ」

初対面ではないのだが、ここは話を合わせる事にした。
今の状態で思い出されると、
色々と面倒な事になるかもしれない。
赤の他人のフリをしていた方が何かと楽だ。

(…………しかし、あなたも『一応』プロでしょう。
 占いは『インチキ』とはいえ、こんな姿を見られた日には、
 『神秘』も何もあったもんじゃあない)

(もう少し気を引き締めておくべきですよ、石繭さん)

「『事務所』は、お近くですか?
 だいぶ酔っておられるようですし、もし宜しければ、
 そこまでお送りして差し上げますよ」

(せっかく私が『宣伝』しているのですからね)

961 名無しは星を見ていたい :2020/10/14(水) 01:35:13
>>960
 「ありがとう〜〜!まゆ嬉しい〜〜っ」

 「やだァ〜!『お送り』なんて紳士ぃ〜!」
「おニーさんったらお顔もイケメン〜〜!かっこいい〜〜!」 

目の前のオトコの頬を人差し指でつついしたりしてみる。

  ツン ツン

 「……アハハハハハ!!」(爆笑している)

 「そうなのよぉ〜『事務所』がここの近くにあってねぇ〜!」
 「事務所?っていうーか『占いの館』なんだけどねェ〜〜〜」」


 「送るならさァ〜〜〜事務所とか言わずに〜〜〜」
 「夜の街よ?オトコと酔っぱらったオンナよ?」

目の前のオトコの頬をつまんで引き延ばしてみたりする。

   グニグニ

 「……アハハハハハハハ!!!ハハハ!」(爆笑。何が可笑しいのかはわからない。)

962 ラフィーノ石繭『ミスティカル・ガイド』 :2020/10/14(水) 01:36:30
>>961(名前欄入れ忘れてました!)

963 比留間彦夫『オルタネイティヴ4』 :2020/10/14(水) 02:03:31
>>961

「いえいえ、人を助けるのは当然の事です。
 それに、他ならぬラフィーノさんですからね」

        クルッ

「それでは行きましょうか。
 ええと、『案内』して頂けますか?その『占いの館』へ」

言葉を掛けている間に、やたらと顔を突っつかれる。
通りがかったのが自分だったのは、
彼女にとって幸運だったのだろうと思う。
相手によっては、とんだ『スキャンダル』になっている所だ。

(何といいますか…………
 自分の『品位』を落とすような言動は慎んで欲しいですね。
 もし、それでお客が来なくなったら、どうするつもりですか)

(まぁ、普段から多少『漏れては』いますが…………)

そうこうしていると、何か『不穏な台詞』を吐き始めた。
さっさと『占いの館』とやらへ連れて行った方が良さそうだ。
誰かに見られでもしたら、本当に評判が失墜しかねない。
そうなっては困る。
彼女に客を『紹介』するという、
自分の『楽しみ』が一つ減ってしまうからだ。
それとは別に、あまり長く一緒にいるのは、
こちらとしても都合が悪いというのもある。
自分にも『体裁』や『面子』という、
厄介な代物があるのだから。

964 ラフィーノ石繭『ミスティカル・ガイド』 :2020/10/14(水) 03:11:59
>>963
「そう゛なのよォ〜すぐ行ったところに私の事務所があってね゛〜!」
「しょうがないなァ゛〜〜〜 案内しちゃるわ!ついて来ぉい!!」

雀荘。インドカレー屋。不動産屋。
いちいち指さしてみて「ここ………じゃない!」
ってやってみる、エヘヘへたのしいたのしい。


「ここ……………の、2階!
 むかしは金貸しの事務所とかだったらしいわよ。わたしが学生のころ。」
「でも、今はわたしの『占いの館』!ガ゛ーッハハハハハ!!」

雑居ビルの階段に足をかける。
【En la steloj 〜エンラステロイ〜 】と書かれた黒い看板。
壁の張り紙に【占いの館】【運命視ます】
【パワーストーン】【話題沸騰中!】などの文字が躍っている。
神妙な顔の『ラフィーノ石繭』の写真もある。

965 比留間彦夫『オルタネイティヴ4』 :2020/10/14(水) 03:39:19
>>964

「――――ああ、『そっちじゃあない』んですね」

        ザッ ザッ ザッ

指差す彼女に向けて、適当な相槌を打ちながら歩く。
言われずとも違うのは分かる。
麻雀屋だのカレー屋だの不動産屋だの、
そんな所に『占いの館』があったら雰囲気が台無しだ。

「ははぁ、『金融業者』が入居していた訳ですか。
 『現実主義の権化』のような事務所が、
 今では謎に包まれた『神秘の館』に変わった訳ですね」

(『金貸し』の後釜が『偽占い師』とは…………)
 
(…………妙に『納得』出来る節がありますね)

どんな金貸しが入っていたか知らないが、
恐らくロクなものではないだろう。
その後に出来たのが、インチキ占い師の事務所。
『胡散臭さ』で言えば、どちらも似たようなものだ。
相応しいといえば相応しい場所なのかもしれない。
『ある意味』で。

「足元に気を付けて下さい。
 落ちて頭でも打ったら大変ですから」

耳に入るかどうかは定かではないが、
念の為に注意は促しておく。
『酔っ払いが階段を上がる』というのは、
傍から見ても危なっかしい。
『万一』の場合を考えながら、
彼女の後ろから二階に上っていく。

966 ラフィーノ石繭『ミスティカル・ガイド』 :2020/10/14(水) 23:49:16
>>965
まあ慣れ親しんだ階段だもの。転んだりなんかしないわ。

 「おっとっとぉ〜〜〜〜」 グラッ

 「…なんちゃってェ〜〜〜!」
 「心配したぁ〜???アハハハハハハハ」
  
 「っと、ここ。ここが私の『神秘の館』!」

玉ガラス、幾何学模様が編まれた布、よくわかんねー不気味な顔の人形、
それっぽいアイテムがびっしりと下がった、壁。
脇に『インターホン』と【CLOSED】の看板で、辛うじて『ドア』だって分かるよね。

 「ハハハハハ すごいでしょ!」
 「ドアノブの位置が分かんなくなっちゃうんだよ〜〜〜!」

 「………入る?」

967 比留間彦夫『オルタネイティヴ4』 :2020/10/15(木) 00:21:42
>>966

       サッ

傾く体を見て、咄嗟に両手で支えようとした。
一瞬の後、それが『杞憂』であった事を理解する。
泥酔してはいるが、案外しっかりしているのかもしれない。

「ええ、驚きましたよ。しかし、何事もなくて安心しました」

             ニコ

(…………心配するべきではなかったようですね)

内心、ここで足を踏み外せば面白いと思った。
だからといって、
引っ張って落としてやろうなどとは考えていないが。
『嘘』は吐くが、他人に危害を加えるような真似はしない。
だが、考えるぐらいはしてもいいだろう。
思うだけなら罪にはならないという事だ。

「いえ、『閉店中』にお邪魔するのは申し訳ありません。
 私は、これでお暇しましょう。
 時間のある時に、改めて占って頂きに参りますので」

(さて、思い出される前に退散するとしますか)

        スッ

「――――それでは」

帽子を持ち上げて一礼し、再び被り直す。
それから、『占いの館』の階段を下りていく。
雑居ビルの前まで下りてから、妙な『疲れ』を感じて、
深い溜め息を一つ吐いた。

968 御影憂『ナハトワハト』 :2020/10/31(土) 00:38:38

         ザッ ザッ

女が歩いている。
背中まで届く程の長い黒髪。
対照的に、身に纏う衣服は白を基調とした装いだった。

         ザッ ザッ

女は歩き続け、一本の暗い小路に入っていく。
表通りを照らす明かりも、ここまでは届かない。
頭上に浮かぶ細い三日月だけが唯一の光源だ。

          ピタ

暗闇の中で、女が足を止めた。
そして、ゆっくりと背後を振り返る。
ささやかな『期待』を込めて。

969 御影憂『ナハトワハト』 :2020/11/01(日) 22:00:01
>>968

      ズギュンッ

振り向いた女が『帽子』と『外套』を身に纏う。
夜のように暗い色。
次の瞬間、女の姿は音もなく闇に溶け消えていった――――。

970 桐谷研吾『一般人』 :2020/11/24(火) 22:37:12

「確か……『この辺り』だったかな……」

薄暗い路地裏に若い男が立っていた。
紺色の制服と帽子を身に着けている。
『警察官』のようだ。

(以前、ここで『不思議な現象』に遭遇した)

だいぶ前の話になる。
最初は単なる喧嘩だと思った。
仲裁しようと止めに入った時、
『見えない何か』に吹き飛ばれたのだ。
辛うじて分かったのは、『何かがある』事だけだった。
自分には感じ取る事の出来ない『何か』が。

(『トリック』、『魔法』、『超能力』)

(『人知を超えた力』……か)

手掛かりを求めて、この現場を調べていた時、
偶然『一人の少女』に出会った事がある。
(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453647686/379-386)
彼女には、何処か意味ありげな雰囲気が漂っていた。
もしかすると、何かを知っていたのかもしれない。
深く追求すれば、手掛かりが得られた可能性はあるが、
僕は追わない事を選んだ。
今にして思えば、それは失敗だったのだろうか。

「ふぅ……」

ため息をつき、辺りを見渡す。
期待などしていない。
単なる無意識の行動に過ぎなかった。

971 桐谷研吾『一般人』 :2020/11/26(木) 18:54:20
>>970

「……戻るか」

ここにいても何もない。
踵を返して『現場』に背を向ける。
その場から立ち去り、表通りに歩き出した。

972 御影憂『ナハトワハト』 :2020/11/27(金) 19:55:42

深夜の歓楽街。
人工の明かりで満たされた世界は、
夜の帳が下りても光を失う事がない。
同時に、光が届かない『暗闇』も存在する。
その闇の中で、見られる事も気付かれる事もなく、
静かに存在する『影』があった。
『闇に溶ける衣』を身に纏う『御影憂』は、
獲物の『恐怖』を食らうための『狩り』を行う。

        (フフフ…………)

     (フッフッフッフッフッ…………)

先程、今夜の『狩り』を終えてきた所だ。
適当なチンピラの前に姿を見せて路地裏に入り、
下心で追いかけてきた相手に、たっぷりと『恐怖』を与えた。
ほくそ笑んでいた時――――。

             バァァァァァ――――――ッ

      「!」

『ヘッドライト』の明かりが路地を照らす。
暗闇に差し込む光。
それによって、『闇に同化する能力』が失われ、
『ナハトワハト』が強制解除された。

973 三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』 :2020/11/27(金) 21:11:41
>>972

同じ頃、その路地裏には一人の男が歩いていた
スーツを着た壮年の男だ、両手でカメラを持ち、うろうろと徘徊している
『水商売』の悪質な追っかけか? はたまた何らかの『調査機構』か?
いや違う

「まったく・・・・困るよねぇ、こんな時間に
 昼間に撮っても夜に撮っても、大した違いなんてないと思うんだけどねぇ、僕は
 まあ、大先生の言う事だから仕方ないけど・・・・」

 パシャッ
           パシャッ!


男はカメラを構えて、周囲の風景を撮影している
肖像権に配慮しているのか、通行人を巻き込むような写真は撮っていなかったのだが・・・

>             バァァァァァ――――――ッ

>      「!」

「えっ?」
            パシャッ!

目の前に突然姿を現した『女性』に驚き、思わずシャッターを切ってしまう
フラッシュの光が『女性』の眼前で炸裂し、ほくそ笑む御影の顔がカメラに残された

974 御影憂『ナハトワハト』 :2020/11/27(金) 21:56:41
>>973

(『見られた』…………しかも『撮られた』…………)

(…………どうしよっかな)

『車』は通り過ぎた。
もう一度『ナハトワハト』を発現して、
『夜の闇』に消える事も出来る。
しかし、今やると面倒な事になりそうだ。

     グンッ
           ――――バサァッ

パンクロッカーのように頭を大きく振ると、
後ろにやっていた前髪が顔の前に垂れ下がる。
その隙間から、片方の目だけが覗いている。
陰気そうな眼差しが、男の持つカメラに向けられる。
服装は白いワンピース。
『ジャパニーズホラー』のような姿が、闇の中に佇んでいた。

          ス…………

亡霊のように緩やかな足取りで、男に近付く。
どうこうしようという考えはないが、『写真』は不味い。
『処分』させねばならない。

975 三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』 :2020/11/27(金) 22:17:26
>>974

「さて・・・・今日はまだ飲んでないはずなんだけどねぇ」

目の前に突然出現した『女性』
その正体について自分の中で仮説を立てていく

(見間違え・・・・これが一番可能性が高いかな
 僕の注意力が散漫なせいで通行人のお嬢さんを撮ってしまった・・・・ってのが妥当かな?)

(それとも僕と同じように超能力者・・・・・? まさかね?
 それか・・・・または・・・)

    ブルル・・・!

身体に怖気が走る
目の前に佇む女の雰囲気が変わる
僕に向けて執念の灯った視線を向けるその眼は・・・・

「お、おいおいおいおい・・・・まさか・・・・これは・・・・!?」

己の中で一つの『可能性』が鎌首をもたげる
深夜、人気のない裏路地、謎の現象、陰のある女性・・・・・!

「参ったね・・・・『霊感』はないはずなんだけれど・・・・・!」

『お化け』!
ホラー映画の怪奇存在が目の前にいる!
その『可能性』に至った三刀屋はびびる心を奮い立たせ・・・・


    ・・・・・ズギャンッ!

      ヴィジョン
傍に人型の『 像 』を発現させた!

976 御影憂『ナハトワハト』 :2020/11/27(金) 22:35:36
>>975

(『スタンド使い』…………)

        (ますますメンドくさい…………)

     ジッ

素知らぬ振りをしながら、
男の傍らに出現した『ヴィジョン』を視認する。
前髪に隠れているために、
その表情はハッキリとは見えない。
こんな場所に立っていると、
確かに『亡霊』と思われてもおかしくない外見だ。

  「『写真』…………」

       ボソッ

   「…………『写真』…………撮った?」

              ボソッ

          「…………消してね」

囁くような声で、『データ消去』を促す。
『ナハトワハト』は直接戦闘には向かない。
力づくでカメラを奪うとか壊すとか、
そういうやり方は難しいのだ。
そもそも、やろうとは思わないが。
ストレートな暴力のように、あまり目立つ事をすると、
『今後の活動』に支障を来たす恐れもある。

977 三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』 :2020/11/27(金) 23:06:50
>>976

「ハ、ハハハ・・・・『写真』?
『写真』を消せば許してくれるのかな・・・・?」

   ピッ
       ・・・・・ピコッ

「ほら!消したよ!これでどうかな!?」

デジカメに撮影された画像、その中で御影が撮影された画像を選択し、『消去』する
写真が消去された画面を見せて言う

「それとも『お焚き上げ』とかそういうのも必要かな?
 『塩』も『酒』もここにはないよ」

依然、御影の事を『幽霊』だと思っているのだろう
男の口からそんな言葉が飛び出す

978 御影憂『ナハトワハト』 :2020/11/27(金) 23:24:15
>>977

(見た事ないけど…………)

          ジッ

(…………よく来るのかな)

男を観察しつつ考える。
写真を撮っている理由を知っておきたい。
もし頻繁に来るようなら、
今後は場所を変える必要が出てくるからだ。

「…………『オーケー』」

画面を確認して、軽く頷く。
『証拠』は消せた。
『スタンド使い』に目撃された事は面倒だが、
とりあえずはいいだろう。

        スッ

「…………『何』…………撮ってたの?」

『カメラ』を指差し、尋ねる。
特に珍しいものがあるような場所でもない。
そんな所に、わざわざカメラを持ってやって来た。
まさかとは思うが、『調べに来た』という可能性もなくはない。
夜の歓楽街で、
不良やチンピラが『得体の知れない存在』に遭遇し、
肝を潰されるという『ささやかな事件』を。

979 三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』 :2020/11/27(金) 23:55:06
>>978

「うん・・・・?」

よくよく観察すると、怖いけど、実体がある
それに話しぶりも如何にも幽霊って感じでもなく、人間らしいカジュアルさを感じる
『幽霊』ではなく、『人間』なのでは・・・・?

『幽霊』でもないのに、突然現れる事が出来る『人間』・・・?
それはつまり・・・・・

「君はもしかして、『スタンド使い』なのかな?」

質問に質問で答える
不良やチンピラに恐怖を与える者がいる、そんな事実は知らないが
幽霊じゃなかったとしても不気味な女性で、街中で能力を気ままに振るっている
警戒するには十分だ

980 御影憂『ナハトワハト』 :2020/11/28(土) 00:13:28
>>979

「…………そうだけど?」

驚くでも焦るでもなく、いとも呆気なく肯定する。
『例の話』を知らないなら問題ない。
それに、既に疑われている場合、
下手に否定するより認めた方がいいからだ。
やがて、指先が移動する。
『カメラ』から『ブラック・アンド・ホワイト』に向けられる。

「…………『銃』を向けてるのはそっちなんじゃないの?」

「勝手に写真も撮ったし…………『肖像権侵害』…………」

           ボソッ

「次は…………『そっちの番』…………」

        ボソッ

「…………『何撮ってたの?』」

同じ質問を繰り返す。
調べに来た訳ではなさそうだ。
では単なる『偶然』か?

(『ツイてない』…………)

(けど…………)

(『スタンド使いの情報』にはなるかな…………)

981 三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』 :2020/11/28(土) 00:22:54
>>980

「うーん・・・・それなら少しは気が楽になるねぇ
『幽霊』じゃないなら多分、どうにかなるから」

「まあ、お互いに不幸な衝突があったみたいだ
 僕の方から事情を説明した方がいいかな?」

己のスタンド『ブラック・アンド・ホワイト』の両手を上げ、危害を加えない事をアピール
ただし、スタンドを消すことはしない

「僕はね、ちょっとした仕事の都合でこの辺の『風景』を撮っていたんだよ
 まあ、背景資料ってやつだね? それで路地裏を歩き回りながらパシャパシャとして・・・
 今度は向こうの看板を撮ろうとしたら、急に君が現れたってわけさ」

両手の二本の指で長方形を作り、四角の中に風景を切り抜く
写真を撮るジェスチャーだ

「びっくりして『幽霊』だと思ってしまってね
 それについては純粋に謝るよ」

「それで・・・・君の方はどうなんだい?
 何もないところから急にパッと登場したみたいだけど・・・・
 この辺で何をしていたのかな?」

982 御影憂『ナハトワハト』 :2020/11/28(土) 00:45:01
>>981

「ふーん…………」

(背景写真……『作家』か何かかな……)

「…………『練習』」

「最近『これ』に気付いたから……ここで練習してた……」

「『暗い場所』じゃないと…………『使えない』…………」

『ナハトワハト』は少々『特殊』なタイプ。
『闇の中』でしか能力を発揮出来ない。
だから、この言葉の半分は嘘だが、もう半分は本当だ。

                         ザッ

               「ほら…………」

             ザッ

  「…………見て」

       グンッ
            ――――バサァッ

少しずつ後ろに下がり、先程とは逆に頭を振り上げる。
それによって前髪が後ろに行き、素顔が見えた。
不気味さは幾らか薄れたが、
陰気な雰囲気はあまり変わっていない。

          シュッ
               バッ

何処からともなく『帽子』と『外套』が現れ、女の体を覆う。
闇のような色で染め抜かれた『ヴィジョン』。
あちこちがボロボロにほつれており、
裾や袖が煙のように揺らめいている。

  フッ――――――

次の瞬間、女の姿が消えた。
夜の闇に溶けたかのように、
完全に『消失』してしまっている。
物音や息遣いもなく、僅かな気配さえも感じ取れない。

983 三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』 :2020/11/28(土) 01:01:58
>>982

「なるほど、練習ねぇ・・・・」

確かに身についたばかりの技術は練習しないと咄嗟に使えないなぁ、と三刀屋は思う
水泳や自転車なんかも、日常的に使えるようになるにはちょっとした練習が必要だ

「おっと・・・・・これはまたお洒落な『能りょ・・・・・・えっ?」

『外套のヴィジョン』が女の体を覆った次の瞬間
まるで『幽霊』のように女の姿が消えた

「そうか・・・・『暗い所で身を隠す能力』・・・・!
 なかなかカッコいいじゃあないか! いいね!
 忍者みたいでいいと思うよ、僕は!」

言葉とは裏腹に周囲を見渡し警戒を強めながら背を壁に寄せる
彼女の語る『理由』はとても納得がいくものだし、恐らくは大丈夫だとは思うが
手の込んだ演出をする変な強盗の可能性は捨てきれない

ビビりながら、周囲に気を配り、彼女の再出現を待つ

984 御影憂『ナハトワハト』 :2020/11/28(土) 19:31:26
>>983

    ジィ――――…………ッ

『ナハトワハト』の能力を発動している間、
本体は一切の干渉を受け付けなくなる。
何者であろうと、その存在を察知する事は不可能。
それをいい事に、近寄ったり視点を変えてみたりして、
あらゆる角度から男と『スタンド』を観察していた。

(なんか……あちこちに『四角いの』が……)

               (…………『タイル』?)

外見から得られる情報は、この程度か。
そう思い、姿が消えた位置に戻る。
さも動いていないかのようにしておいてから、
『闇との同化』を解除する。

             ――――――パッ

       「…………どうも」

『帽子』と『外套』を身に纏う姿が再び三刀屋の前に現れた。
とりあえず『強盗』ではなかったようだ。
『変な女』ではあるが。

985 三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』 :2020/11/28(土) 20:32:36
>>984
普通ではありえない程の距離まで近づいて、男の観察をする御影
スタンドヴィジョンは(能力と関係があるかわからないが)
四角形のパーツを組み合わせた、モノクロなヴィジョンをしている

男の服装は如何にも勤め人という印象のスーツ姿だ
仕事帰りのせいか、それとも男がだらしないせいか
ネクタイはぐでっとした緩みが目立ち、シャツは(アイロンをかけてないのか)細かく皺がある
シンプルな革製のブリーフケースには、漫画キャラのストラップが付いていた

「うわっ!」

      シュババッ!

再び、女性が目の前に現れた瞬間、相当な驚きであったのだろう、
反射的に腕を顔の前に構えて防御態勢を取る


「ハハハ・・・まったく、驚かせないでくれよ
 心臓が止まってしまうじゃないか、驚きのあまりね」

すぅー はぁー とわざとらしく深呼吸をする
数呼吸の後、ふと思いついたように御影に問いかける

「ところで君は、『能力』をこんなに練習して何かやりたい事でもあるのかな?
 や・・・・ 僕は別にこの『能力』を練習した事がないからさ
 熱心に訓練するって事は何か目的があるのかなーって?」

「僕の能力は遠くの物を取りに行ったり、悪ふざけにしか使ったことないからさぁ」

986 御影憂『ナハトワハト』 :2020/11/28(土) 21:01:35
>>985

男の身なりからは、
あまりキッチリした性格ではない印象を受けた。
油断なく背後を取られないようにしている辺りは、
そこまで抜けている訳ではなさそうだが。
このストラップはただの趣味か?

(とりあえず覚えとこう…………)

「別に…………何もしてない…………。
 そっちが勝手にビビっただけ…………」

男の様子を見ながら、首を傾げてみせる。
手出しはしていない。
『見ていただけ』だ。

「…………『身を守るため』」

「『スタンド使い同士は出会いやすい』って聞いた……。
 『危ないヤツ』もいるらしいし……」

「『いざという時』に…………身を守れた方がいい…………」

危険なスタンド使い。
例えば――――『エクリプス』だ。
正確には『その残り』だが。
そいつらでなくても『スタンド使いの犯罪者』は少なくない。
『自分はそこまでじゃない』と、御影憂は思っている。

987 三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』 :2020/11/28(土) 21:39:27
>>986

「へぇ・・・ 初耳だね、この超能力を使えるようになってから
 同じような『スタンド使い』によく会うなあと思ってたけど
 そんな法則があったなんてねぇ」

「まあ、幸い僕が会ってきたのはそんなに危険じゃないスタンド使いがほとんど・・・・」

回想する
自分の原稿を燃やすような男は危険じゃないと言えるか?
突然、自分のスタンドでロシアンルーレットを行う男はどうだ?
目の前にいるこの女性は? 危険じゃないと言えるだろうか?

「うん・・・・ まあ、確かに最低限の自己防衛は必要かもね
 でもまあ、君の様に透明人間になる能力があればきっと大丈夫じゃないかな?
 変な奴に襲われても姿を隠せばいいんだしね?」

「僕の方は駄目かもしれないねぇ・・・・」

988 御影憂『ナハトワハト』 :2020/11/28(土) 21:59:00
>>987

「でも、『明るい』とダメだから…………」

       ボソッ

「『昼間』に会ったら…………『どうしようもない』」

『夜は無敵』の『ナハトワハト』だが『昼は無力』。
逆に言えば、『夜の強さ』は、
『昼』を犠牲にしているからこそ発揮出来るものだ。
御影憂は、自分のスタンドをそのように解釈している。

                    「…………『帰る』」

                ズズズ……

         「気を付けて…………」

      ズズッ……

「『悪ふざけ』は程々に…………」

       ――――フッ

          (…………『お互いに』)

最後の言葉は心の中で呟いたものだ。
再び『能力』を発動させ、『闇』の中に消える。
そして、獣のような俊敏さで路地を駆け抜けていった。

989 三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』 :2020/11/28(土) 22:18:55
>>988

「ふむふむ、『暗い所』でしか使えない能力・・・・超能力も万能じゃないんだねぇ」

どうも『スタンド能力』には長所や短所があるらしい
そういえば、今までに遭遇したスタンドも、
本体の近くしか行けないものや条件が揃わないと攻撃できないものなど、
何らかの制限を持つ者たちが多かった

などと、『スタンド能力』についての考察をしていると・・・


「あ、あぁ・・・・ それじゃあね」

不気味な口調で別れを告げながら女性が去っていく
三刀屋はそれを歯切れの悪い言い方で見送った

「うーむ・・・・ なんだか狐にでも化かされたような変な出会いだったなぁ
 まあ、個人の趣味は人それぞれかねぇ・・・・?」

「でもまあ、『面白いネタ』にはなりそうだ
 こういう話が好きそうなのは確か・・・・」

ぶつぶつと独り言を呟きながら、この場から離れていく
後日、周辺地区でならず者達が驚かされる事件の記事を目にしたが
彼がこの出会いをそれと結び付ける事はなかったという・・・

990 風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』 :2020/12/04(金) 09:15:30

ホームレスの『稼ぎ方』は様々ではあるが、風歌の主たるやり方は『廃品回収』である。
主にはアルミニウムを業者に持っていって比喩抜きで小銭に変えるのであるが、たまさかに漁ったゴミの中に「宝」があることがある。
腕時計、ライター、ゲームソフト……不法投棄された粗大ごみに混じった貴金属。その様に換金価値の高いものを持ち込むのは、廃品回収業者ではない。現金買取を行うリサイクルショップだ。
とは言え、異臭を放つホームレスが出す得体の知れぬ出どころの代物を買うリサイクルショップは、多くない。その多くないウチの一つが、星見町の歓楽街、星見横丁にあった。
主には『夜の蝶』達が養分どもから送られた『貢物』を現ナマに変えるリサイクルショップ『星屑拾い』は売り手と買い手を選ばない。
例え血塗れの誰かが品物を持って訪れたとしても、『盗品』である事を公言しなければ善意の第三者として買い取る様な店。だからこその掘り出し物もあるが、故買屋紛いとの噂もある。
その様な、社会のドブ沼に浸った様な輩には有り難い店に風歌は本日の『宝』を持ち込み、査定を待っていた。

(風呂代と、牛乳代と……3日分ぐらいの飯代にならねえかな……)

〈あなたはリサイクルショップ店員に風歌が渡した『何か』に見覚えがあってもいいし、それが知人の持ち物であってもいい〉
〈また、『故人』の持ち物を遺族が処理するケースもあるので、それがあなたの死んだ『知人』の遺品であってもいい〉
〈ただし、『拾得物』である把握はメタ的にはしてください(キャラが疑うのはいいです)。風歌は盗んでません、拾っただけです〉

991 芦田『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライト』 :2020/12/04(金) 17:29:51
>>990
(初めまして、『ほ〜し〜み〜ランド』のGМをしてるものです。
初心者歓待もかねて、もし飛び入り参加の意欲があれば今からでも
途中参加も出来ますが、どうします?)

俺にゃあ、若い女のホームレスが何を漁っていようが、目の前で強姦されようが
逆だろうが、正直すっげぇ〜〜〜〜ど〜〜〜でも〜〜いいぜぇ!!

「なんだって俺の眼にはウィゴーちゃんしか映ってねぇ〜〜んだからさぁ!!
キラッ!!!☆」

『今日も今日とて、お前の頭パープリンだな おい。
そんでもってウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトってちゃんと呼べや!!』

「あぁ゛〜〜〜ぁぁぁ゛ 今日もウィゴーちゃんは
か゛わ゛い゛ぃ゛ぃ゛な゛ぁ゛っ゛!!!!!」くねくねくねっ!!

『だ……駄目だっ。手に負えない……今日は今日とて先天の病気が
酷すぎるっ!! この本体と思いたくない本体に一体何があったと言うのだ!?』

訳の分からん30前後の、かなりやばい雰囲気の男が
ドン引きしている自我が大分しっかりしてるスタンドと共に店に入る。

貴方(風歌)は其の人相に見覚えのある可能性が高い。こいつも
『廃品回収』の御仲間だ。しかも、時々だが運搬トラックでほぼ完全に
スクラップな電化製品なり似た粗大ゴミを持っていくから、万が一にも
遭遇していたら、絶対に記憶には残るだろう。何せ普段からスタンドに
愛を語る奇行を披露しているのだから。

「はっ!!!?? そりゃあじっちゃんの形見!!」

『いやなに言ってんの?? そこに居る娘、初対面だよね?
絶対に私の記憶にも会話した覚えないから確かですよ。なにやってんの?
あと持ってる品物にも、なんの見覚えないよ???』

「いや、なんか。そいつに反応しろって電波がよぉ」

『…………(凄く可哀そうなものを見詰める顔)』

「ああああああぁぁぁ゛ぁ゛!!! そんな無言で俺を見る
ウィゴーちゃぁあああん大好きぃぃえぇぇえええ゛え゛い゛っっ゛!!!」

『……よし、落ち着け ステイだ私。
まだ……まだ自立型になる前にヤるのは無しだっ。耐えろ……っ゛』

一言でや ば い奴だ。スタンドの方は反面、大分常識があるように見える……。

話しかけるか、無視するか、早々に立ち去る事を選択するか悩むところだ。

992 風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』 :2020/12/04(金) 19:03:00
>>991

(可能でしたらぜひ参加したいです!)



他人の人生など解らぬ風歌であるが、目の前で喚き散らす変人と時折廃品回収でかち合う度に(ゴミを漁る前に脳の病院に入ってるべきじゃねえのか?)とは思っていた。
その認識が間違っているとは思わない、喚き散らす『対象』が見えるようになった『今』も。

(なんじゃ、ありゃ…‥)

自らのスタンドと狂ったような掛け合いを行う相手は、今も昔も変わらず狂っている様にしか見えない。
しかし、しかしながら……

(狂ってる奴には、狂ってる奴なりのネットワークがあるだろ……多分)

『エド』というスタンドを持つ変質者の事を何か知っているかも知れないし、もしかしたら『岩投げ』についても知っているかも知れない。目の前の男が『岩投げ』とキャッチボールをしていたとしても、風歌は不思議ではないとすら思う。
故に、君子ならざるホームレスである風歌は、あえて危うきに近づいて見ることにした。

「なぁ、あんた……あんたも、『それ』を持ってるのかい?」

風歌は、男よりもマトモそうなスタンドに目線をやりながら声をかけた。

993 風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』 :2020/12/04(金) 19:03:44
すみません、ageます……

994 『その夜』 :2021/04/18(日) 13:45:48

歓楽街のはずれの、治安も住環境も悪い木造の集合住宅の前に、
珍しくもない救急車両と警察車両が停車している。
 
よくあることだ。
騒音問題で駆り出される機会の方が重大事件の捜査よりずっとずっと多いという警官も、
痴話喧嘩を大事にすべく救急車を呼んで診断書を取りたがる事例も、それなりの数存在したのだ。
 
その日その時、死体を積んだ経験のある車両は無く、欠伸の代わりに嘔吐した警官は1名のみだった。
 
中肉中背の男が一人、玄関扉のドアガードに縄を括り、その縄に首を括り、その息と命を括って、絶命していた。
浅黒だったと思しき肌に生気は無く、後に第一発見者と呼ばれる警官は当時の光景について、群青色に見えたと証言している。
 
死者に罪を問うことは出来ず、罰を課すこともできない。
64キログラムの肉塊に対して就労ビザの期限切れを追求するものはなく、
ただ、憤慨するアパートの大家を諌めるために尽力した管理会社の担当者の呪詛だけが残った。
 
室内の簡素なローテーブルに広がっていたのは「これで必勝!漢検2級!」の参考書と、
『フランチャイズ契約』の契約書のみであった。私物と呼べるものは殆ど無かった。
 
傍目に見ても不利な内容だった。それでも、決して法には触れていなかった。
サインする方が浅はかだと言わざるを得ない、そんな内容だった。
 
だから、靴箱の上に積まれた公共料金の督促状が、彼の命に値段を付けた。
頑張るのは辛くはなかった、我慢するのも簡単だった。
ただ、いつまでも頑張って、どこまでも我慢し続けることが、彼にはできなかった。
 
不法滞在の外国人の起こした異臭騒ぎは当然のように自殺として処理され、
その64キログラムの身体は公営の火葬場で焼かれ燃やされ灰となり、
その後の彼がどこで眠っているのか、眠ることができているのか、故郷の家族に知らされることはなかった。
 
かの地で、彼の無事を信じないものはいない。祈らないものはいない。
行き先を失くした想いは遠い東の島国の空に溶け、その夜、予報外れの灰色の雨を降らせた。
 




デルデルデ・ソエ・キュイス・ザラマーン『アレクシスオンファイア』→『死亡』『再起不能』

 /|_________ _ _
〈  To BE CONTINUED…//// |
 \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ ~  ̄


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