したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

【代理スレ】ウイングマン連載中 ドリムノート2冊目

2205/6:2010/04/10(土) 21:15:33 ID:fcro3KG2
観客とスタッフを敵に回してしまったレモンは、スタッフに強制的に退場されていった…
「す すごい…」
…しかし、当のマネされた舞美は―― レモンの才能に驚いていた。

「勝負あったな、ボーズ お前の負けだ」

拍手の一つももらえなかったのを確認した大崎は審査員席を後にする。
『待ってよ、大崎さん! ひどいですよ、オレ『男の道』しか知らないのに!
 どうして『男の道』で勝負させてくれないんですか!?』
「歌を一つしか知らねーでプロになろーってのがあまいんだよ」
「う… せめて『男の道』の、オレの『男の道』の感想を聞かせて下さい!」
「――確かに桃次郎にひけを取らない『男の道』だった
 …だがな、オレは同じものには二度は感動せん!
 言っておくぞ、ボーズ 芸能界に出てこれても… オレがつぶしてやるからな」

大崎とレモンのやり取りを物陰で聞いていた舞美。
「ちがう… みんな分からないの? この曲は新曲よ、レモンくんは今日初めて聞いたはずなのに
 メチャクチャなダンスだったけど、ちゃんとリズムにのってたし
 なにより メロディーを完璧にコピーしていたのよ、一度しか聞いてないのに
 あのきれいな高い声 あのリズム感 レモンくんが水色のシャポーをちゃんと覚えていたら…
 わたしは完ペキ負けていたわ」

レモンの隠れた才能に戦慄を覚える舞美はレモンに駆け寄ると泣きべそをかきながらお詫びする。
「ごめんね、わたしがレモンくんのデビュー ジャマしちゃうなんて」
うつむいていたレモンは急に舞美に振り向くと――――
  んべっ☆
アカンベーして舞美のウケを狙うが… 当然、受けない。
「泣き虫だなァ、またみんなの前でハジかく気か?
 喜ばなきゃ、大崎さんにプロデュースしてもらえるんだからさ
 ――オレはさ、また一からやりなおせばいいさ  じゃあな、また芸能界で会おうぜ」
ウインクし舞美の前から立ち去るレモン。そんなレモンを泣きながら見送る舞美だった。
「レモンくん… あなたって人は」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板