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【代理スレ】ウイングマン連載中 ドリムノート2冊目

2134/6:2010/04/09(金) 20:59:55 ID:XHK9NTEs
―会場の外―
未だ舞美のサイン会が始まらない事に、ファン達のあちこちからブーイングが上がっていた。
『サイン会はどうしたァ!!』
『舞美ちゃんを出せ――――!!』
大騒ぎするファン達の頭上を、光線の様なレモンの声が通り過ぎると、一瞬にして静まり返った!

―会場内―
出入口そばに、たった一人残ったあの少女はレモンの歌声に感動していた。

「なんて… 高い声なの? あの時以上に
 女神の歌声って… こんな感じかしら ああ、今度は天使のささやき――――
 …でも、男の人の力強さも感じる!
 玉がころがるように、自然に 自然に 耳の中に歌声が入ってくる…」

――その声は責任者も聞こえていた。
「なんだ、このバカでかい声は!? オイ! マイクを切れって言ったろ!! 聞いてんのかよオイ!!」
マイク担当のスタッフに怒鳴り散らすも、そのスタッフまでレモンの声に陶酔していた。
責任者は舌打ちしつつ、マイクのスイッチを確認すると―――― 
『なにィ!? 全部切れてるじゃないか!!』
さらに入り口を見ると、まるで夢遊病者のような目をした観客がゾロゾロと客席に戻ってきていた!
まさかの異常事態に、責任者は驚きを隠せず困惑し始めていた…
熱唱するレモンの背後には、父・桃次郎のオーラが重なって見えていた。
。oO(毎日歌ってきたんだ、子供の頃からずっと その全てを今!!)

          ♪くやァしィ なァみだァはァ こぶしでつゥぶゥしィ♪
               ♪男勝負にィ 命をかけェるゥ!♪

――レモンの気迫が拳や顔となり、大崎へと襲い掛かる!
。oO(この気迫、表現力、声量 桃次郎そのものだ ――しかし、10年前と変わらないこの声は…)

              ♪風がァ 雨がァ 体をつらぬくがァ!♪


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