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【代理スレ】ウイングマン連載中 ドリムノート2冊目

2051/5:2010/04/08(木) 21:38:05 ID:???
STAGE3:とうちゃんの目


10年ぶりに再会した大崎さんは全くの別人と言っていいほど身も心も変わり果てていた。
父の形見と意思を無下にされたレモンの怒りは爆発し、大崎を殴り飛ばしてしまい会場は大混乱に!


殴り飛ばされ、サングラスを飛ばされ、さながら鬼の様な目でレモンを睨みあげる大崎。

『な 何て事を! 大崎さんを殴るなんて!
 すいません!大崎さん、あの無礼な奴は失格にしますから!! ここはどうか気を静めて!』

頭を抱え、真っ青になって叫ぶスタッフは必死で大崎をなだめようとする!
「その人は… その人は大崎さんじゃない・・ 大崎さんは そんな、そんな…」
殴り飛ばしたレモンは大崎の変わりように愕然となり、ブツブツと呟いていた。

「いいか、覚悟しろよ このコンテストで歌う事はおろか、この芸能界で生きていけるかどうか…
 これ以上大崎さんを怒らせたら、このコンテスト自体つぶされるかもしれないんだぞ…」

スタッフは青ざめつつレモンをおどしつける  …が、レモンは聞いているのかいないのか微妙だ。
「い いくら大崎さんでも 大事なとうちゃんの形見のマイクを… 命の次に大事な、オレの…」
他のスタッフはレモンがマイクを大事そうにしているので注目してしまう。
「よっぽど大事なんだろうな、あんな古そうなマイクを…」

「…でも、ボディーの模様がずいぶん豪華そうだぜ     ――――ん!? 違うぞ!!
 単なる模様じゃないぞ! メッキのハゲ方や、握りの微妙なへこみが模様に見えるのか!!
 あいつ、並な使い方してねぇぞ! あんなになるには、毎日でも握ってないと…!」

スタッフの驚きの声を聞いた大崎は一瞬、ピクリと反応した。
「――――命の次に大事な“モノ”か そんな骨董品大事にして、ガラクタ屋にでもなるのか?」
大崎の見下した態度と言葉にレモンはガバッと立ち上がり、また殴りそうになる!


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