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【代理スレ】ウイングマン連載中 ドリムノート2冊目

1955/9:2010/04/01(木) 21:40:21 ID:01uryuAU
―舞台袖―
「とうとうやってきましたね、この日が!」
「何もかも大崎くんのおかげだから!」
運命の日が来た事を喜び合う二人。そばにいたこのえも、心なしか喜んでいる。
「さぁ、世界中に桃次郎旋風を巻き起こしましょう!」

《紹介します、沢口桃次郎さん! 歌は『男の道』!!》

司会者が叫び、会場中を揺るがす大振動の前奏が始まる!(このコマのレモン、ちょっとかわいい)
「あそこに今からとうちゃんが」
レモンが呟くと、突然背後から桃次郎がレモンの肩を力強くがしっとつかむ!
「行ってくるぞ、レモン」
レモンが父を見上げると、ついに夢がかなう桃次郎の目には涙があふれそうになっていた――

――異変は突如起こった!
桃次郎はレモンから数歩離れた途端、苦しそうに胸を押さえて倒れてしまった!
桃次郎が倒れた音に大崎達も気づきこちらを一斉に振り返り駆け寄ってくる!
『沢口さん!』

…その頃、ステージ上ではなかなか出てこない桃次郎にスタッフがあせり始めていた。
「どうしたんだ、イントロ終わるぞ! 演奏を止めろ!」
「司会を止めろ! 119番だ、誰か早く!!!」
「もうしました!!」
パニックになるスタッフ達を、ただ呆然と眺める事しか出来ないレモン…
大崎は倒れた桃次郎のそばで、青ざめながらも必死に彼の名を呼び続けていた。

――ふと、レモンは何を思ったのか、父の手からマイクを取り上げる――
観客席の人達も、そしてご近所さんや武道も桃次郎がなかなか出てこない事にざわついていた。

舞台袖ではスタッフがこっそり顔を出し、緊急事態が起きた事を司会に伝えている。


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