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ライトノベル総合(2)
70
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なると
:2023/08/04(金) 09:50:02 ID:CVo7XjhE
◆桜底
警視庁異能処理班ミカヅチシリーズ第一弾。ヤクザが「禁足地」に肝試しに入って呪われた(体に爬虫類の鱗ができた)のでなんとかしてくれと、霊能力のある主人公「安田怜」の元へ依頼が入った。
相手は「姦姦蛇螺」、ターゲットになった人間の手足を奪って自分の体にくっつける妖怪である。だが呪いのお祓いに失敗して、若社長を死なせてしまった主人公は、ヤクザに追われることになる。逃亡生活を始めた主人公の元に、今度は警視庁異能処理班の「土門」にリクルートされる。
彼は面接試験に合格して、異能処理班ミカヅチの一員として働く事になる。そこは怪異事件を悟られず秘密裏に処理して、一般の人に怪異など無いんだよって騙し、被害拡大を食い止めることであった。そして、最初の仕事が「姦姦蛇螺」と「やられたヤクザの死体」の処理であった。というホラーミステリー。
つかみの第1話「手足を奪う霊」が凄く面白くて、途中で読むのを辞められなくなった。続く第2話「札の辻キリシタン無念の火」は50人のキリシタンが徳川幕府によって火刑になった呪いの血に立てられた三田警察署の留置所で、謎の出火と留置中の被疑者が焼死する事件が続きそれを処理する話でしたが、こちらは1話に比べると普通かなあ。
妖怪や呪いは多少能力を持った人間数人ごときじゃ、退治も祓いもできないから、被害が拡大しないように応急処置をするだけ、好奇心バカが面白がって近づかないように、妖怪の仕業じゃなかったように処理する、って所がリアルな感じで面白かったなあ。
それにしても、まだ式神使いの「土門」さんの直接の活躍や首を切断され幽霊となった警視正の原因の「将門塚」の事件もまだ描かれてないし、三婆ズの正体もイマイチはっきりしてないなあ。これからシリーズが続けば描かれるんだろうから、第二弾「呪街」は読んだので、第三弾「禍事」に期待します。夏のホラーにピッタリでした。
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