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ライトノベル総合(2)
66
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なると
:2023/07/06(木) 10:19:36 ID:CVo7XjhE
◆陰温羅(おうら)
よろず建物因縁帳シリーズの10作目(最終巻)。前巻から引き続き地を好み鉄を生み出す女神「金屋子神」と祀った本人に富をもたらす屋根神の亜種「蟲峯神」の呪いが掛かった坂崎製糸工場を救うため、それに関わる「陰温羅流の一族」の呪いを解くために、ヒロイン「春菜」と曳き屋「仙龍」達が因縁払いして戦う物語。
とうとう、最終巻まで来ました。欲深い悪人を許さない「蟲峯神」と「蟲峯神」の本体(陰温羅流の先祖の死体)と結ばれようとする「金屋子神」の2つの神様を相手にしなければならないという最大の仕事にて、悪徳な銀行出向員「黒沢」の所為で、ラストの戦いが計画と違う思いも寄らぬ方向へ進み、死闘となった所が面白かったです。
しかし、2人も死んでるのに、良く観光地化なんて発想ができるなあ。不気味なもの怖い物を観たい輩はいるかも知れないが、長期でみればそんな因縁渦巻くの建物なんて人気でなさそう(因縁を祓ったとしても)wそれに、この因縁を浄化したからといって、「陰温羅流の導師の呪い」が解けたかどうかは分からない所がなんとも言えないですねえ。
相変わらず、ヒロインと仙龍の恋のシーンは、読んでいて気恥ずかしかったです(ここだけラブラブで甘〜い少女漫画風)。嫌なやつ「パグ男」が改心したシーンは、少年漫画の「昨日の敵は今日の友」的な盛り上がりがあって面白かったです。でも、人はそう簡単には変わらない、これからも嫌なやつって所は、それなりにリアルで良い終わり方。
陰温羅流の呪いも完全には解けて無いっぽい終わり方も良かったです。たしか「虚構推理」も同じタイガ文庫なので、このシリーズも上手くアニメ化すると面白いかも。
ということで、夏の怪談好きににはピッタリの作品だと思います。面白かったですねえ。
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