[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
ライトノベル総合(2)
61
:
なると
:2023/06/03(土) 14:35:16 ID:CVo7XjhE
◆憑き御寮
御寮とは貴人またはその子息子女の事。この小説では悪霊となったマサのこと。よろず建物因縁帳シリーズ3作目。豪商と謳われた藤沢家は今は博物館となっており、改修拡張工事の真っ最中。
担当したケチな建築士「長坂」が立ち入り禁止の蔵の封印を破ったために、凶悪な悪霊が復活してしまう。二人も職人が犠牲になり、頼まれて調査に来た主人公の広告代理店プランナー「春菜」と曳き屋「仙龍」達の活躍を描いたホラー。
鬼の蔵や犬神も恐ろしかったが、今回の悪霊が一番凶悪じゃ無いかなあ。まだ読んでない巻にもっと怖いのがいるかも。ネタバレになるが、悪霊のモチーフは「女郎蜘蛛」らしい。
このシリーズ、決して悪霊とゲゲゲの鬼太郎のように、超能力で戦って倒すのでは無く、陰温羅流と呼ばれる一連の儀式によって、悪霊を鎮めたり祓ったり成仏させるところが、なんか大人向けでいい感じですね。
まずは、実際に悪霊にあって、様子見。過去の出来事や歴史資料を調べて、事件に遭った解決法を探るって感じ。一つの悪霊や因縁を祓ったりする度に、導師の仙龍が呪われて行き、42歳に必ず死ぬっていうのもこのシリーズの隠れた肝ですね。
しかし、春菜ちゃんが、ラブコメ少年漫画のような仙龍への片思いに悩むのが、ホラー小説にしてはアンバランスで特徴的でした(毎回思う)。今回の事件は過去の出来事が複雑怪奇で面白いけど結構理解が難しかったですね。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板