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ライトノベル総合(2)

59なると:2023/05/17(水) 05:31:28 ID:CVo7XjhE
◆リアルの私はどこにいる?

久々のWW(ウォーカロン・ダブルの略かなあ?)シリーズ第6弾。人間変わる労働力として、工場で作られる人間そっくりの生きた人造人間が人口より多くなった世界。
そして、ほとんどの政府が専用の人工知能に頼り管理される世界。そして、その人工知能やウォーカロンなどの先進技術が200年前に生まれた「マガタ・シキ」という博士の影響を受けてる世界。

ウォーカロンと人間の区別を判断する装置を作った主人公「グアト(仮名)」はウォーカロン関係者に命を狙われ、今はドイツの片田舎で彼を守るパートナー「ロジ(仮名)」とともに隠居生活を送っていたが、ある日、ヴァーチャルに入ったまま元の体が行方不明になって戻れなくなった「クラーラ」という数値解析技師から、自分の体を探し出して欲しいという依頼を受ける。グアトとロジはドイツ情報局と協力して体探しを始めるのだが、それはアメリカで起こったヴァーチャル国家独立事件と関わっていたというSF物語。

ネタバレもある感想:ややこしい話だったが、大変興味深いお話でした。登場時は素っ気ないドライな任務一筋のキャラだったのに、ロジがだんだん人間味を帯びて来るのが楽しかった(趣味に走ったり、表情豊かになったり、怒ったり嫉妬したり、感情的になったりw)。主人公はもう高齢なので、敵と戦ったりかっこいいアクションは全部女性の「ロジ」や部下の「セリン(ウォーカロン)」任せというしチュエーションが新鮮でいいね。でも「グアト」には最強の人工知能「アミラ」と「オーロラ」に頼りになるトランスファーの「デボラ」が味方にいるからコンピュータ達の電子戦ではかなり最強じゃないのかな。
その上「ロジ」にの部下の「セリン」や「ペネラピ」という頼れる部下もいるし、今回はドイツの最強のウォーカロン「デミアン」も味方だ。そして、「グアト」の突飛な発想が問題解決の強力な武器になってるところが主人公してて、そこがこの小説の肝で痛快なんだよなあ。今回はヴァーチャル国家のテロリストの攻撃で「グアト」と「ロジ」は殺されそうになるのだが、その時お互いに必死にかばい合うのが良かったなあ。

さて、ネタバレになるのだが、今回のヴァーチャル国家の王様(首謀者)はどこの誰って所なのだが(女王様はでてきた)、ケンかクラーラかまたはミニチュアの管理AIと思ったが、マガタシキ博士の200年前に仕込んだ「共通思考」プログラムが表舞台(活動中のAI)に影響を与え始めたって事でいいのかなあ?答えは書いてなかったが、主人公は謎を解明したと断言している(答えをはっきり書いてくれよんw)。

いやあ、面白かった、完結まで作者書いてくれよん。


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