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ライトノベル総合(2)
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なると
:2023/05/06(土) 16:52:13 ID:CVo7XjhE
◆犬神の杜
よろず建物因縁帳の四作目。今度の因縁物件は嘉見帰来山(やま)。この山には「犬神」という祟り神がいた。この山のトンネル工事を請け負ってる橘高組の事務員が相次いで不審死をして、工事そのものにも不審な出来事が相次ぐ。
数々の因縁物件解決に関わってきたヒロイン「春菜」はそこの部長に頼まれて、現場へ事務員として出向して、原因を探ることになる。そこへ、不吉な夢を見たと、鐘鋳建設社長で陰温羅流の曳き屋の「仙龍」たちお祓いメンバーもやってくる。
今度の相手は、人間の霊ではなく、悪霊(動物の)なので、いつもの成仏させるやり方はできない。だから解決方法もいつもと違うって所が見所でした。他人を恨めば、羨めば、自動的に犬神の攻撃が発動して相手を殺してしまうという、犬神に取り憑かれた村人(神人)の悲しき定めってのも興味深かったですね。
そして、犬神と離れるには、誰かが死を持って犠牲にならなければならないし、死を持って犬神を捨てた場所に、また人がやってくれば、その人に取り憑いて半永久的に悲劇は終わらないというのが、やっかいだなあ。人を呪いば自分にも返ってくるって感じですか。
今回封印したのが「犬神」の最後の一匹ならいいんですが、四国が発祥らしく四国の方にまだ残ってるんじゃないのかなあ。犬神は飼ってる(使ってると)と増えるらしいってのもこれまたやっかい。
ということで、中々面白くて怖いお話でした。あと、ヒロインは「仙龍」に惚れすぎやろ。このシリーズは長野県が中心舞台ですね(作者も長野県出身)。
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