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ライトノベル総合(2)
48
:
U9
:2022/06/17(金) 15:59:53 ID:LhRnwsYM
◆暗黒館の殺人(下)
暗黒館を好奇心で見学に来た江南は地震により塔から落ちて記憶喪失に。一方今回の主人公「中也(あだ名)」はダリアの肉を食べ玄児の血を輸血され、浦登一族に取り込まれていく。そんな折、使用人が殺され、浦登一族の一人「望和」も殺されてしまう。
果たして、犯人は誰なのか?そして暗黒館と浦登一族にまつわる秘密とはなんなのか?というホラーオカルト系ミステリー。
感想:長いよ〜、長い割には内容がスローテンポでくどいよwまあ、それなりに面白かったけどね。でももう少し、コンパクトにまとめられたのでは?いや、この長さがこのオカルティックな小説を味わうのにふさわしいテンポなのかもしれないが、とも思う。
しかし、まさかのほんとにオカルト的なオチだった。この館を建てた主、玄遙の性に関する非道っぷり、ダリアの不死信仰の狂いっぷり、鬼丸老の異常な忠誠心、一族に精神や体についてまともなやつが一人もいないホラーハウスっぷり、それを約1300ページも付き合わされるんだから、読者も体力がいる小説だよねえ。
そして、合間合間に入る、誰目線なのかわからない幽体離脱したような視点移動や俯瞰視点、一体何を読ませられてるんだ感。(下)巻はだいたい、この一族と館に関する秘密明かしがメインで、後半は火事と殺人の怒濤の厄災で終わります。そして最後の最後で、現実主義的な「鹿屋門実」が現れて、ホッとしましたよ。彼なら浦登一族の呪いなんか関係ねえし、はね除けそうな頼もしさがありますねw
最後まで読んだ感想としては、長かったがまあ納得がいって面白かったですかね。鬼丸老がまだ生きていそうなのは分かったし、ピアノは美鳥ちゃんかなあ。でも玄遙はまだ生きているのだろうか、そこが気になる終わり方でした。そして、中村青司の原点でまさかのやつが中村青司だったとは。
征順が館主になって、しがらみが薄らいで、少しは明るくなったみたいだが、まだまだ、ダリアや暗黒館に捕らわれていそうな感じですね。
中村青司がまさかの探偵役とは思わなかったし、この出来事がまさかの33年前に心がタイムスリップしてしまったオカルティックSFてきな話だとは思わなかったなあ。それでいいのか、このシリーズ?とも思わなくもないけどね。
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