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映画感想スレ(4)

537シャアダム:2023/06/21(水) 00:44:08 ID:CVo7XjhE
◆二百三高地(1980年・日本)

「旅順要塞はお化け屋敷だ。誰も生きて還れん、誰も生きて還れんぞ。」

物語は満州を占領しようとするロシア、このままだと日本も危ないと感じた政府は、勝ち目が5分5分で引き分けが目標の戦争をロシアに仕掛ける(1904年・日露戦争開戦)。
しかし、難攻不落の旅順要塞攻略つまづき、このまま長引けば、ヨーロッパにいたロシアのバルティック艦隊が援軍にやってきて、辛勝したがすでにボロボロの日本海艦隊は敗れ、日本は負けてしまう。
そんなタイムリミットがある旅順要塞攻略を乃木大将と第3軍を中心に戦争の悲惨さをともに描いた戦争ヒューマンストーリー。

ロシアが戦争してる時点で、絶対地上波では放送できないなあってとてもセンシティブな内容でした。でも話の構成が上手く、まずロシアも好きな先生だった主人公「小賀」が指揮する軍隊に、ヤクザ「牛若」、男芸者「梅谷」、内地に子供を残してきた「米吉」、豆腐屋の息子で「軍隊のラッパ吹き」にあこがれる「木下」が新兵として集まってきて、それぞれがキャラが立っていて、戦場でどんな物語が展開するんだろうって映画的な面白さを感じました。そして、日本が戦争に突入するまでの政治的やりとりや苦悩も分かり易く大河ドラマを見てるようで興味深かったです。
そして、戦争が始まってからの日本の大苦戦、作戦の失敗に次ぐ失敗、全滅に次ぐ全滅、大量の兵士の無駄死に、うわあ、実際あったことと思うと、悲惨すぎて、こんな悲惨な体験をしているのに、下手にロシアという強国に勝っちゃったから、太平洋戦争始めちゃったのかなあって思いました。ロシアと日本の兵力差は何十分の一らしいですね。ただ、ロシアは主力をヨーロッパの方に置いていたのから戦えたのかなあ。まだ、戦闘機や戦車がない時代(だよね?)、日本は203高地攻略に日本最強の大砲を日本から持ってきたそうです(張りぼてだろうけど、ちゃんとそっくりに作ってありました)。
この頃の演技って、やっぱ本当に殴ってたのかなあ、兵士同士の格闘戦も必死でリアルで迫力があってギャアー!!って感じでしたね。

乃木大将がなんか、ずっと悩んでる、根が優しそうなおじいちゃんって感じ。その戦友の児玉は、非情な天才戦略家なのか、彼が来てから日本軍の流れが変わって勝ちに繋がった感じですね。旅順攻略後はあにシアに日本軍の陸戦でも海戦でも連勝って信じられないっすね。日本の特攻精神にビビったのかな。旅順要塞の非情な強固さも凄く強調されていて、この映画を盛り上げてくれた感じです。
誰が最後まで生き残るかは、言わないとして、豆腐屋の「新沼謙治」めぇ〜いいとこ独り占めしやがって、悲惨で観てられない戦闘シーンなのに、ちょっと笑ってしまいましたw

それから「ゴールデンカムイ」に出てくる「杉元」はこの映画でも出てくる決死隊の「白襷隊」の一員なんですが、え?全滅したこの部隊で生き残ったの?嘘だろって感じでしたw
あと、映画の途中と最後で聞けるさだまさし「防人の詩」も良かった。この音楽を聞く度に、色んなシーンを思い出しそうです。

最後、孤児を引き取り、学校の先生となった主人公の許嫁(夏目雅子)が子供達と歩くシーンも良かった。一つの戦争が終わってひとときの平和な時代がきて、悪いこともあれば良いこともあるって感じで見終われて良かったです。

しかし、戦闘シーンの悲惨さは原爆映画とともに、日本史上に残るんじゃないかなあって個人的に思います(「炎のランナー」とか「トリポリ」とかをも出しますね。まだ、名言とか書きたいことはいっぱいある・・そんな映画でした。


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