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映画感想スレ(4)
448
:
シャアダム
:2022/04/22(金) 19:41:23 ID:LhRnwsYM
◆悪霊島(1981年 日本)
1980年ビートルズのジョンレノン殺害事件のニュースを観ていた社会人「五郎」が、昔を思い出し大学卒業後(1969年)に旅の途中で出会った「刑部島」の殺人事件について語られはじめるのがこの映画のファーストシーン。
次に、「刑部島」から流れてきた瀕死の「青木」が「あの島に悪霊が・・鵺の鳴く夜に気をつけろ」と言って死ぬ。そして、若き「五郎」と金田一耕助(鹿賀丈史)の出会い、知り合いの警察・磯川警部がやってきて、彼が追っている事件が金田一の事件と関係があり、いずれも「刑部島」に関係していた。
そして金田一は行方不明と死んだ「青木」が同一人物なのかを調べに「刑部島」へわたり、そこで複雑な人間関係と隠さなければならない秘密とそれぞれの利害から起こる殺人事件に出会ってしまうというホラー風味なミステリー。
見終わった感想は、なんか、支離滅裂な悲劇で嫌な感情が残る終わり方で雰囲気だけの映画なのかな(これは映画を観ただけの感想で、未読の原作にはもっと納得のいく心理描写があったかもしれない)。最初の「ビートルズ」も客寄せのために後付けでくっつけて、この映画を深いモノのようにしようとしたって感じたなあ。
でも、面白くはなくなかった、雰囲気だけでも最後まで面白く観れました(最後悲劇が起こる前に金田一の名推理で希望が見える終わり方にして欲しかったが)。あと、最初の20分間に起こる出来事や登場人物の情報量が半端ないね(一回で理解できる人はそういう才能があると思う)。
さて、好意的にこの映画の感想を語るなら、これは「変化する事、新しい時代」(ビートルズやアメリカに影響を受ける若者文化が象徴)と「変化してはいけないもの・守るべきモノ」(古きしきたりや日本の精神)との戦いを描いた映画ともとれる。それを双子の性格や存在に掛けたり、刑部一族(保守的)VS越智一族(世俗的)に掛けたりしてる感じにも深読みできた。
つまり、この映画は、表面的な事件を楽しむだけでなく、観客が自らあれこれ考えて、面白さや意味を見つける映画だと感じた。まあ、ビートルズはやっぱ客寄せパンダ的な感じはするが、ラストの「レットイットビー」は「なすがままにしかならない」結末の物寂しい雰囲気似合っていたのでグッドチョイスな選曲だと思う。
あと、この島の主が「そんなに秘密を知りたいか!」って金田一に言うシーンは「観客という探偵」に対してなんか図星をつかれて、思わず笑った。
それから「現代人が失っているもの、静かで激しい拒絶だ」って深すぎて意味が分からなかったなあ(当時、アメリカ文化に毒される若者たちに対してのメッセージ?)。あと、意味がイマイチ分からなかったのが腰の部分の骨が繋がってる双子や双子ばっかり生まれる家系がこの映画で何の意味をもってるのか、鵺の鳴く夜のどこが怖くて気をつけるん?って事。
(以下ネタバレを含むので、観てない人は読まないでくださいね)
もしかして、祭の時に島にやってくる男と浮気をするときにいつも鵺の鳴き声を使っていて、○○が見張っていて、毎回浮気相手を殺していたからかな。「青木」も浮気相手だったのかな。
あと、もうひとり一人の人格になると、簡単に人殺しをするのかも納得がいかないし、フブキさんは広島で消息を絶ったってだけで「原爆」と結びつけるのも唐突な推理だ。事件の動機も唐突で雑だったが。
そう、金田一の推理(なんか想像や仮定が多いのに警察はすぐそれが正解だと信じて行動してくれる)もまた、警察の推理と同様少し雑に感じたのも残念かなあ。原作を読めばその辺も納得いくのかもしれない。
ラストの一人残された刑部一族の生き残りのあの人も、また今回の事で気がおかしくなって殺人を起こしそうな雰囲気なのが含みのある終わり方で良かったかな。大正時代風の格好の金田一が昭和の近代されていく町を歩いて行くシーンも何か哀愁を感じて言い終わり方だった。
現代のホラーミステリー作品に通じる部分も多いので、色々興味が出る雰囲気抜群な映画でした。
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