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映画感想スレ(4)
343
:
シャアダム
:2021/07/04(日) 07:31:05 ID:kBWFqkqM
◆嘆きのテレーズ(原題:Thérèse Raquin(テレーズ・ラカン))1953年フランス
またもやフランス映画であるw舞台はフランスのリヨン、病弱の夫のために、恩をかさに看護のため無理矢理結婚させられた主人公のヒロインのテレーズは、病弱の夫の世話や姑の小言や嫌がらせに疲れて、街角や恋愛映画で見られる恋人たちに憧れている毎日。
そんなテレーズの前にロランという乱暴だが男気のあるトラック運転手が現れ、惹かれ合い、恋に落ちてしまう。そして、今の生活を捨てて一緒に駆け落ちしようと提案される。病弱な夫カミーユもテレーズが不倫していることを知り、仲を戻そうと一緒にパリ旅行に行く事になる。
しかしロランがその旅行中にテレーズに会いに来て、夫カミーユと喧嘩の末カミーユは列車から突き落とされて殺されてしまう。その殺人を隠そうとテレーズがあれこれと頑張るが、列車の彼らの不審な行動を見ていた水兵リトンが現れ、口止め料として50万フラン(160万えんぐらい?)を強請られる、果たしてテレーズはどう行動するのか、といった恋愛&サスペンス映画でした。
最初、なんだ情熱の国フランスの恋愛物かと思って、期待して見なかったけど、殺人事件が起こるとは思わなかったので、結構最後までドキドキして見られる面白い映画でした。最初のシーンでカミーユのマザコン、夫として終わってる感じ、姑の我が子の可愛がり様をみて、テレーズを含めた3人の関係が上手く描かれていて、演出が上手いなあって思いました。あと、役名がカミーユとかラカンとかロランとか「ガンダム(製作者も観てるのでは?w)」かよって思いましたわw
トラック運転手ラカンとカミーユが仕事場で揉めて密輸でもしているのではって疑われるシーンは、「禍つヴァールハイト」1話みたいだなあって思いました。それから、不倫を知って、夫カミーユが「愛さなくてもいい愛してるふりだけしてくれ、俺はもうすぐ死ぬ、それまでいい」って頼んだ時は、夫カミーユも自覚はあるんだなあ、可哀想な人だなあって思いましたね(病弱の結婚生活って劣等感やら色々あるよなあ、生きるって大変なんだよなあ)。トラックの運転手も強引で(フランスでは普通なのかな)ちょっと急ぎすぎで、カミーユには自分から不倫してることをばらしたり、列車に乗り込んだり、いつか事件なるよなあって予感はする危うい人でしたね。
テレーズも普通の情熱的な恋に憧れ、常に我慢していた、そして姑のラカン夫人も、テレーズの気持ちは無視&馬鹿にする、息子のカミーユのことばかり優先して、出て来るキャラ全員がみんな何かに不満があって欠点があって、アニメの正義の味方や勇者みたいな完全な人間なんかいない、不完全な人間同士が協力したりいがみ合って生活してる感がリアルで、面白かったですね。だからこそ魔が差して殺人事件が起こっても納得の展開でしたね。
これに加え、後半でてくる最初探偵役の正義の味方になるのかと思った水兵さんがまた強請りタカリで悪人w悪人対悪人って感じの構造が面白かったです。でも、根っからの悪人ではなく、戦争の所為(日本人と戦ってたらしい)で、こんな性格や生活をして生きるためには仕方がない部分もあって、みんな悪い事をしているけど、仕方がないし憎めなかったですね。
みんな人生の荒波に揉まれて、生きる術を獲得して、したたかに、うまく立ち回っていくもんだよ、ってこの映画から感じ取りました。
でも、仕方がない事とはいえ、悪いことをしたらごまかさずちゃんと罪を償わなきゃって製作者の意思もビンビンに感じました。
ラストシーンは「ジョジョ」3部のホルホース&ボインゴのシーンかよって思いました(ジョジョの作者も見てたりして)。
人によってはよくあるサスペンスで大したことないと思う人もいるとは思いますが、自分はこの映画から色んなものを感じ取りました。色々とメッセージが込められた映画だと自分は思います。人生はままならないもの、塞翁が馬でもあり、だからこそ辛くけど面白くもあるって感じかな。
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