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映画感想スレ(4)
285
:
シャアダム
:2021/01/02(土) 17:55:23 ID:kBWFqkqM
◆ブルータル・ジャスティス(原題:Dragged Across Concrete=コンクリートの上を駆けずり回って)2018年アメリカ・カナダ
「ブルータルジャスティス」とは野蛮で荒々しい残酷な正義という意味。この題名はだいたい合っていて少しだけ違うかなあ。
ストーリーは、犯罪の検挙の仕方が酷いと撮影されTVで放映された刑事リッジマン(メルギブソン)とアンソニー(トニー)は6週間の停職処分になる。
お金が必要になった二人は、元情報屋からの情報に基づき、ヤクの売人からお金を横取りしようとする。が、ヤクの売人と思われた人物(リッジマン)は銀行強盗を計画していた。
一方、もう一人の主人公ジョーンズは、刑務所から出たばっかりで、家族のために(不自由な弟のために)お金が必要だった。そのために、友人と共にリッジマンの銀行強盗に加わる事になる。
刑事たちと銀行強盗達の駆け引きを描いたヒューマンサスペンス・クライムムービーでした。
感想:てっきり「ジョンウィック」のように「メルギブソン」が無双して活躍する映画だと思って観始めたのだが、全然違った。
「パラサイト・半地下家族」のような最後まで先の読めない、低所得層のあがきやもがきを描いた映画でした。最初はよくあるバディ物かと思ってたのだが、主人公達の刑事が犯罪を犯そうとし始めた所から、アレ?これは違うぞ?って思い始め、ズルズル引き込まれてしまった。
はっきり言うけど、最低映画賞にノミネートされた作品ではあるが、確かに構成や展開がズルズルダラダラとして切れがないし、どっちかというと「鬱」になりそうなストーリーでスッキリはしなかったが、自分は、丁寧な刑事たちが犯罪に手を染めていく過程の描写や人の命など屁とも思っていない殺人犯との怖さの演出とか、凄く感情移入が出来て、途中から目が離せなくなったなあ。
一見ダラダラと続く銃撃戦もリアルで全然苦痛ではなかった。うん、俺は面白かったわ。
謎の人物リッジマンを見張ったり追跡したりする時の二人の駆け引きや会話も面白く(イタリア人の食事は長いとか、息が臭いからミントス2錠とか「アンチョビ!(くそ!)」とか「確率は70%だ」とか)、相棒の刑事の報われなさに人生の残酷さを感じたわ。うん、面白かった、自分は観てよかった。
ただ、たくさんの犠牲を出し、血塗られた金塊を平気で自分の物にして贅沢してるアイツは許せんな〜っては思った。まあ、これも「パラサイト」同様に、貧困層が生き抜くためには「ライオン」を狩るぐらいの気概が必要って言いたいのだろうか。
あと、ちょっとイミフというか理解し難いのが、銀行員の女性の描写。こいつ事件解決に活躍するのかと思えば・・まあ、犠牲者にも人生背景があるし、人生の残酷面を表現したかったのかなあ。
とにかく、自分は引き込まれるほど面白かったけど、他の人には進めにくい(悲惨で残酷で何このラスト?って感じると思うから)映画でもあるかな。
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