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映画感想スレ(4)

275シャアダム:2020/12/12(土) 18:59:11 ID:kBWFqkqM
◆T2トレインスポッティング(2017年イギリス)

前作「トレインスポッティング」の20年後のスコットランド・エジンバラが舞台。前作でお金1600ポンドを持ち逃げした主人公のレントンが夢破れて帰郷する所から始まる。
自殺しようとしてたかつての友達スパッドを助け、サイモンと喧嘩して仲直りして(しこりは残ってる)とサイモンのパートナーのベロニカを加えた4人で新しい事業(買収宿)を始めようとする。
だが、資金が無いので盗みを働くことになる。一方刑務所に服役中のベグビーは脱走して20年前お金を持ち逃げしたレントンに復讐しようとする。そんなちょい悪オヤジになったレントンたちが繰り広げる馬鹿やっていた青春の続きみたいな人生ドラマでした。

感想:なんかダラダラといつまでも続くドラマを見ているようで、ここが山場とかここが感動シーンとかない映画だなあ。でもそれなりに面白いし、前作を観た人にとっては、ああ懐かしい、またこいつら馬鹿者たちに再会できてなんか嬉しいって気分になり、ダラダラと最後まで観てしまう映画でした。
前作のように汚い汚物シーンは少なく、ごみ溜めみたいな前作から、近代化して比較的綺麗になったエジンバラの街が現代の冷たさを象徴してるようで、もう時代は変わった、お前らは時代遅れなんだよって感じの寂寥感がまた何とも言えない感傷を呼ぶ。
一応「薬中毒」映画なので、ヘロイン?コカイン?のトリップシーンは健在。最後にトイレを武器して戦うシーンは、前作のオマージュっぽい(トレインではなくトイレスポッティングw)。主題歌も前作のOP曲を最後に流すところなんてなんかグッと来た。

前作を見てからじゃないとこの映画の良さは分からないと思う。だって懐かしさを楽しむ映画でもあるから。

しかし、これからどうやって生きていくのだろうか、このまま寂しく埋もれて老人になっていくのか、何か希望がある終わり方をして欲しかったが、まあこういう残念な終わり方も彼ららしいこの映画らしいっちゃらしい。もしかしたらラストシーンはまたここから再出発だ!って意味なのかな。
あのヒロインは3人の中でスパッドを選んだが、スパッドは友人を選んだって事か。ちなみに地域興進のため貰ったお金は、ちゃんと事業をしないと詐欺になるのでは?

あのスパッドやベグビーさえ結婚して家庭まで作れるんだって意外だったなあ(納得いかん!)。

悪くないその後の続編映画でした。


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