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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

334修都:2022/10/02(日) 22:14:15 ID:zAErYo6E
丸橋充拓「唐後半期の政治・経済」
唐の玄宗の時代710年代、常設の軍事指揮官として節度使が設けられ、辺境各地に派遣された→軍事力の調達は義務労働から雇用労働へと転換
玄宗の時代、本籍地で生産物と労働力を収取する方式から、市場経済を利用しつつ財物や労働力を臨機に調達する財政運営へ
北辺の六節度使のうち、東方の三節度使を安禄山が独占→755〜763年、反乱→ほぼ全土に節度使を布置→半ば独立した藩鎮化→反乱頻発→憲宗から穆宗の時代に鎮静化(805〜824年)
農業税に依存できなくなっていた唐は758年塩の専売制度を導入→格好の財源
780年、雑税を両税に一本化→夏・秋のいずれかに銅銭と穀類それぞれを納める→貧富に応じて負担に差、本籍地でなく現住地で納税者を把握→塩の専売とともに財源
憲宗が宦官に恨まれて殺されると後の歴代皇帝のほとんどは宦官によって擁立された→宦官は皇帝権に依拠することで力を持ち得る存在であるため、結果的に皇帝権は強化された
9世紀前半の40年間、唐の官僚は牛党と李党に分かれて対立
塩専売制に伴い塩の密売→密売商人は武装し、政府と時には武力衝突→社会不安→9世紀後半、各地で反乱→唐は長安周辺を実効支配するのみ


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