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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

202 修都 ◆7VC/HIVqJE :2018/02/01(木) 17:09:28 ID:6LiIbOJg
吉澤夏子「消費社会とジェンダー」
 1955年以降、日本の前近代的な風景は急速に消えつつあった。60年代の高度経済成長期、日本人は単純な価値観を共有していた
 →経済成長がいつまでも続き、子どもたちのほうが楽で豊かな生活を享受できる。男性は社員として、女性は主婦として働き、家族をつくることが当たり前
 →近代家族の成立。情緒的絆を基盤とする性別役割分業のシステム。主婦の大衆化、核家族化
 ロマンティック・ラヴ・イデオロギー→女性は一生に一度愛する人とめぐりあう。女性の幸福は結婚して母となること→女性たちは男なみの生き方を理想としなかった
 戦後の家族は、家族というものは、こういうふうでなくてはならないという枠を押しつけた。家族の戦後体制(落合恵美子)
 しかし、主婦になることに抗う動きもあった。55年から65年の10年間で大学へ進学する女性は2倍半に増加した
 →しかし、女子労働を補助労働としてのみ必要とする日本経済、根強い男尊女卑思想が存在し、女性が進学や就職を望んだとしても阻まれた
 純潔主義→女性は結婚するまでは処女でいなければならない→女性にだけ厳しい性規範。60年代までは性=隠微なものというメッセージが伝えられた→純潔主義の肯定
 →69年から71年にかけて、処女喪失の物語として女性の意思が重要視されるようになる→処女をいつどのように捨てるのかが関心事となった
 →処女は守るものから、自分の意志で捨てるものとなった。処女性という価値に関心が失われた。70年代前半、ロマンティック・ラヴ・イデオロギー崩壊の兆し
 ウーマン・リブ運動は、男社会にまともに受け入れられず、からかいや揶揄の対象となった
 連合赤軍の男たちは、かわいい女を求め評価する一方、女らしい振舞いを瑣末でくだらない少女趣味だと糾弾した
 →連合赤軍の女性のなかで唯一、男社会の論理の側に立ち、総括に加担した永田洋子。永田の心の葛藤は、当時の女性の状況の反映だった
 ウーマン・リブ運動は賛否両論の意見を呼び起こしたが、あからさまな性差別的言動は差し控えるべきだという社会的な了解がえられる程度にまでは主張の正当性が認められた
 80年代には、多くの女性たちに主婦という役割に枠づけられることへの不満が芽生えた。子どもたちの社会問題の原因はすべて母親にあるという議論が当時あった
 77年、テレビドラマ「岸辺のアルバム」→壊れるはずがないと信じてきた家族がいとも簡単に崩れ去っていく姿。近代家族の抱える矛盾はすでに隠しようもなかった
 →ドラマの母親はなぜ不倫をしたか→家族は誰も彼女をみていなかったが、不倫相手は彼女を1人の女性としてみていたという簡単な理由
 →主婦の日常には誰かとまともな会話をする機会すらほとんどないという事実を明らかにした→主婦の日常が幸福だとは思われなくなった
 ドラマでの父と娘の価値観のずれ→レイプされ妊娠中絶し負け組の高校教師と付き合う娘を批判する父と、自分はこれで幸せだと主張する娘
 77年に創刊した『クロワッサン』は近代家族向けに創刊されたがまったく売れず、翌年モデルチェンジし、女の自立をテーマにするようになると支持をえた
 →『クロワッサン』は専業主婦が外に出ることの罪悪感を払拭した。主婦となった団塊世代の女性たちに考えなおすきっかけをあたえた


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