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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

140 修都 ◆7VC/HIVqJE :2017/05/25(木) 19:55:08 ID:z68wRE6o
今野晴貴「「権利の行使」が社会を動かす」(『ひとびとの精神史第9巻 2000年以降』)
 80年代に生まれた世代にとって、権利の実行や表現の仕方は分からないものだった。闘い方を喪失していた→自分の権利の主張がなりたたない
 今野晴貴がNPO法人POSSEを立ち上げて若者の労働相談活動をはじめると労働法は無視されているという現実がわかった
 →権利当事者である被害者が立ち上がれないという最大の困難に直面した。ほとんどの若者が「自分が悪い」と決まり文句のように言った
 →「争わずに解決したい」と不可能なことを言ってくる。権利主張ではなく会社への懇願をしようとする
 当時、非正規雇用労働の問題は、若者の自己責任であるとされていた
 →実際は、就職できなかった若者だけでなく、解雇された中高年の地方労働者、低い賃金にさいなまれた労働者が派遣労働者になっていた
 →派遣会社から説明される好条件に彼らは誘引された。だが、実態は違うものであった。派遣会社に寮があることも魅力だった→だがその寮も劣悪なものだった
 2008年年末の派遣村がこういった実態を社会に印象付け、政治も動いた。また、格差や貧困を自己責任で片付けられないということも認識された
 2012年、ブラック企業は社会問題化された。それまで、メディアや研究者はブラック企業を真剣に取り上げず、当事者たちの過酷な体験はネット上に書かれるだけだった
 12年11月に今野晴貴『ブラック企業-日本を食いつぶす妖怪』が出版され、大佛次郎論壇賞を受賞した
 13年、ブラック企業被害対策弁護団、ブラック企業対策プロジェクトが発足。厚生労働大臣もブラック企業を社会問題として認識するようになった
 現在、労働相談に訪れる若者は「自分が悪い」と言うことは少なくなり、「この会社はブラック企業だと思う」と言えるようになった→若い労働者が自分たちの言葉を手に入れた


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