*2007年 NEW JAPAN CUP トーナメント決勝戦
永田裕志vs真壁刀義〜永田が真壁のチェーン攻撃を制し血だらけV!〜4月13日(大阪)IWGPヘビー級選手権「棚橋弘至(王者)vs永田裕志」が決定〜
NJC決勝戦は、復活を賭ける永田と、新日デスマッチ王・真壁の対決となった。ゴングが鳴ると、オーソドックスなレスリングの攻防で試合がスタート。だが、場外戦に持ち込んだ真壁は、イスで永田を殴打し得意の反則攻撃で流れを引き寄せる。永田は額から大流血。さらにセコンドに付いていたG・B・H矢野、本間も堂々と介入しすると、永田のセコンド・飯塚、井上も駆け付け、大乱闘に発展。会場からは永田への声援と真壁へのブーイングが響き渡る。リング内に主戦場を移しても真壁の勢いは止まらない。デスマッチモードに入った真壁は、永田の傷口めがけて鉄拳を突き刺し、噛みつき攻撃、チェーン攻撃で本領発揮。レフェリーの制止を振り切り、反則攻撃をたたみ掛ける真壁。だが、百戦錬磨の永田は、顔面を血に染めながらも反撃を開始。コーナートップに昇った真壁を雪崩式エクスプロイダーで撃墜すると、ヒザ蹴り、アームブリーカー連発から、執拗な腕固めで真壁を追い込むことに成功。ビジョンに映し出されるキラー永田の表情に会場がざわめく。ロープブレイクで危機を逃れた真壁が豪快なラリアット、タックルで反撃するが、永田はシャイニングウィザードで真壁の顔面を打ち抜き主導権を譲らない。セコンドがレフェリーの目を引きつけている間に、真壁はチェーンを手にすると永田の首に巻き付ける。勝負を賭けた真壁の攻撃だったが、永田は首にチェーンを巻き付けたまま真壁をバックドロップで投げ捨て、持ち前の鈍感力を発揮。さらに真壁の延髄ハイキックを浴びせると、美しいフォームのバックドロップ2連発で、ついに真壁をマットに沈めた。