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ザフト@女だったら避難所

1管理</b><font color=#FF0000>(EhjLoBHA)</font><b>:2003/06/27(金) 20:18
ここは本スレの別館です。
放送直後は鯖に優しく、こちらで萌えましょう。

【本スレ】
【萌え】アスランが女だったら【燃え】
http://ex3.2ch.net/test/read.cgi/shar/1054947931/

【関連スレ】
イザークは実は女だというオチの夢を見た
http://ex3.2ch.net/test/read.cgi/shar/1056223189/
ガンダムの男で、女だったらいいなと思うキャラは4?
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1048051491/

61ヒロインスレ5 732:2005/06/27(月) 20:47:39
貼って下さった方ありがとうございます。
短いですがおまけ。

五件店を回って買い占めた花火―六万円
高級食材店で買った一番高い桃―一万五千円
アスランの笑顔―プライスレス
お金で買えない価値がある。
買えるものは買ってあげなさいw

『あははっ、たーまやー!!』
『やれやれ、高くついちゃったな。
…ま、いっか。』

貨幣単位失念しますたorz

62キラ様BD その1:2005/07/04(月) 00:14:10
『…ん…』
アスランが目を開けると、最初に目に飛び込んできたのは、自室の物ではない真っ白な天井。
―ここは…キッチンか?
『お目覚めですか?アスラン。』
聞き慣れた、穏やかな声のした方へ目を向けると、淡いピンクの
ふりふりエプロンを身につけたラクスが微笑んでいる。
『やっと起きたのか、寝坊だぞ。』
さらにその傍らには、こちらはシンプルなオレンジ地にひよこのアップリケの
付いたエプロン姿のカガリが、無邪気な笑顔を向けていた。
―ラクス、カガリ…?あれ、そういえば…体が…っ!?
寝起きのためぼやけた思考が、徐々に鮮明になってゆく。
そこで初めて、アスランは自身の状況に気が付いた。

着ていた筈の寝間着は全て脱がされ、ほっそりとした白い裸身を晒している。
職業柄それなりに鍛えられてはいるが、肋骨がかすかに浮いた痩身のせいで、
程よく育った胸の双丘が、やけに目立っていた。
いや、それよりも―彼女の身体は、寝台程もあるテーブルに拘束されていたのだ。
丁度漢字の『大』の字の形になるように、両手首、足首のところに黒革のベルトが巻き付いていた。
そのお陰で、アスランの、年頃にも拘らず無毛の丘や、
その奥にある秘められた場所までもが、惜し気もなく曝け出されていた。
アスランの顔が、羞恥でみるみるうちに紅潮してゆく。

63キラ様BD その1:2005/07/04(月) 00:14:23
『…ん…』
アスランが目を開けると、最初に目に飛び込んできたのは、自室の物ではない真っ白な天井。
―ここは…キッチンか?
『お目覚めですか?アスラン。』
聞き慣れた、穏やかな声のした方へ目を向けると、淡いピンクの
ふりふりエプロンを身につけたラクスが微笑んでいる。
『やっと起きたのか、寝坊だぞ。』
さらにその傍らには、こちらはシンプルなオレンジ地にひよこのアップリケの
付いたエプロン姿のカガリが、無邪気な笑顔を向けていた。
―ラクス、カガリ…?あれ、そういえば…体が…っ!?
寝起きのためぼやけた思考が、徐々に鮮明になってゆく。
そこで初めて、アスランは自身の状況に気が付いた。

着ていた筈の寝間着は全て脱がされ、ほっそりとした白い裸身を晒している。
職業柄それなりに鍛えられてはいるが、肋骨がかすかに浮いた痩身のせいで、
程よく育った胸の双丘が、やけに目立っていた。
いや、それよりも―彼女の身体は、寝台程もあるテーブルに拘束されていたのだ。
丁度漢字の『大』の字の形になるように、両手首、足首のところに黒革のベルトが巻き付いていた。
そのお陰で、アスランの、年頃にも拘らず無毛の丘や、
その奥にある秘められた場所までもが、惜し気もなく曝け出されていた。
アスランの顔が、羞恥でみるみるうちに紅潮してゆく。

64キラ様BD その2:2005/07/04(月) 00:15:04
『ラクス!!カガリ!!これは一体…』
『アスラン。』
抗議の声を遮るラクス。
そのまま優雅な足取りで近付き、アスランの顔を覗き込んだ。
『今日は何の日か、覚えておいでですか?』
『え?ええと…』
唐突な質問に、アスランの思考が停止する。
(今日は…5月18だ。
5月18日と言えば…)
『キラの…誕生日…。』
『ご名答、ですわ。
よくできました。』
ラクスがそう言ってにっこり微笑んだ。
まるで母親が子供を褒めるような口調だ。
『私の誕生日でもあるんだけどな。』
横からカガリがそう口を出した。
『…で、それと俺のこの格好と、何の関係が?』
何となく嫌な予感を覚えつつ、アスランが問う。
『誕生日には、ケーキが付き物でしょう?
今年は久しぶりにアスランが居るのですから、
趣向を凝らしてみようと思いましたの。』
『…それって、つまり…?』
『アスラン、美味しく飾り付けして差し上げますわね。』
―要するに、自分をケーキに見立ててキラへのプレゼントにする、という事のようだ。
『キラ、きっと喜ぶぞ!!良かったな!!』
二人並んで満面の笑みを向けるラクスとカガリ。

65キラ様BD その3:2005/07/04(月) 00:15:36
『いや、だって、それじゃカガリの分は?』
『あ、私はもう貰ったからいいんだ。』
カガリの口から、某有名店の数量限定ケーキの名が挙げられた。
何でキラのも同じ物じゃいけないんだ、と言ったところで返ってくる答えは予想が付く。
これはもう、何を言っても無駄だ、と観念したアスランだが、
せめて手足の戒めだけでも解いて貰いたかった。
『わ、わかった、解ったから縛るのは止めてくれないか?』
『いいえ、アスランはくすぐったがりさんですから、飾り付け中に動いてしまいますでしょう?』
『終わったら解くから、暫くは我慢してくれ。』
―取りつく島もない、とはこのことだ。
『さあ、お喋りが長すぎましたわ。
早く済ませてしまわないと、キラが帰ってきてしまいます。』
有無を言わせない口振りで、ラクスが調理開始を告げた。
『カガリさん、冷蔵庫から苺と生クリームを出してくださいな。』
『わかった。』
冷蔵庫に向かうカガリを見送って、視線を戻したラクスが微笑んで言った。
『さ、始めましょうか。』
その言葉を、アスランは黙って受け入れるしかなかった。

66キラ様BD その4:2005/07/04(月) 00:17:32
ラクスの手にした大きな絞り出し袋の口金が、アスランの柔肌にゆっくりと近づく。
反射的に身を硬くし、きつく目を閉じるアスランに構わず、
ラクスは繊細な手つきで、まずは鎖骨の下を狙って袋を絞った。
『ひゃっ…ぁんっ!!』
肌に落ちる冷たい感触に、思わず声が漏れる。
『あらあら、まだ始まったばかりですのに。』
楽しそうにそう言いながらも、ラクスは手を休めない。
徐々に素肌が隠れ、小さな白い薔薇が数個、コサージュのようにそこを飾った。
『くぅっ…ん、ん…あっ!!』
我慢しようとは思うのだが、冷たい生クリームが肌を伝う慣れない感触に、
どうしても身体が反応してしまう。
キラの手によって愉悦を教え込まれた身体は、些細な刺激も快感として受けとめた。

口金の先端が、肌寒さで固くしこった胸の飾りに触れると、
アスランの身体が大きく跳ねた。
戯れるように、数回そこをつつくと、面白いように反応を返してくる。
―キラもよく仕込みましたわね…
そう心の中でひとりごちると、今度こそ紅くなったそこを白く覆い隠した。
『あ、あぅ…んっ』
むず痒く這い昇る刺激から逃れようと、
いやいやをするように身を捩るアスランを、ラクスが嗜める。
『動かないでくださいな、手元が狂ってしまいます。』
ラクスの声音はあくまで優しいが、逆らうことを許さない凄味があった。
『やぁ…だってぇ…』
それでも、弱々しい声で必死に中断を訴えようとする。
『だって、どうしましたか?
…あら?』
アスランの意図に気付かない振りをして聞きかえしつつ、
それでも彼女の変化を見逃さず、ラクスは一旦手を止め、アスランの下肢を覗き込もうとした。

67キラ様BD その5:2005/07/04(月) 00:18:37
『や、見な…!!』
自分のその部分がどうなっているか、一番よく理解しているアスランが、
拘束されていることも忘れて脚を閉じようともがく。
そんなささやかな抵抗を無視して、改めて脚の間を覗き込む。
予想した通りの状態に、ラクスの唇に我知らず意地悪な笑みが浮かんだ。
『…まあ、アスランたら…。』
そのまま秘部に二本、指を添え、左右に押し開いた。
『っぁ!!だ、めっ…!!』
開かれたそこは、既に熱を持って透明な蜜を零していた。
『いけない方ですわね、アスランは。
どうして此処が、こんなになっているのですか?』
ラクスの指が、溢れる蜜を掬い取り、アスランの眼前にかざす。
『…っ』
頬を染め、目を逸らすアスランを許さず、
もう一方の手で彼女の顎を捕らえ、無理矢理視線を戻した。
『ぃやぁ…』
泣きそうな声を上げるアスランに、嗜虐心を甚くそそられる。

『こんな風になるような事、しましたかしら?ねぇ、アスラン?』
特に答えは期待せずにそう問いかけて、震える唇に濡れた指をあてがう。
『舐めてくださいな。
自分の物なのですから、平気でしょう?』
唇をつついて促すと、アスランはおずおずとそれを口内に迎え入れた。
柔らかな舌を絡め、濡れた音を立ててねぶる感触に、ラクスは目を細めた。

しかしそこで、彼女がアスランを弄んでいる間、ずっと蚊帳の外だった
カガリが、恐る恐る、と言った風情で声をかけた。
『あの…ラクス、盛り上がってるとこ悪いが、そろそろ時間が…。』
その一言で、はたと我に返ったラクスが、ぽんと手を叩いた。
『あらあら、わたくしとしたことが、すっかり夢中になってしまいましたわ。
急いで終わらせてしまいましょう。』
カガリにフルーツの配置を支持しながら、傍らに置いたままにしていた
絞り出し袋を再び手にとると、ラクスは仕上げに取り掛かった。

68キラ様BD その6:2005/07/04(月) 00:23:23
アスランはと言えば、もう身悶える気力もないのか、黙ってされるが儘になっている。
羞恥と高揚で、充血して潤んだ秘所を隠すように、
産毛も生えていない恥丘に白く化粧が施された。
最後に、平らな腹部にホワイトチョコで出来た小さなプレートが乗せられた。
そこには、ピンク色の文字で『EAT ME』と書かれている。
『さあ、完成ですわ。』
ふう、と一息ついて、額の汗を拭うラクス。
『凄いな、力作じゃないか!!』
カガリが手を叩いてはしゃぐ。
ちょうどその時、玄関の呼び鈴が鳴った。
『あ、帰ってきたぞ。』
『ちょうどいいタイミングでしたわね。』
口々にそう言いつつ、エプロンを外して
今日の主賓を迎えるべく、二人は玄関に向かった。
『今キラをお連れしますから、少しだけ待っていてくださいな。』
ぐったりしたアスランにそう声を掛け、
ラクスはカガリを伴ってキッチンを後にした。

69キラ様BD その7:2005/07/04(月) 00:27:19
『さあ、こちらへ。
今日のケーキは自信作ですのよ。』
そう言いながら、ラクスがキラとカガリを伴って戻って来た。
『きっと気に入るぞ、なんたって素材からして違うからな。』
『そうなの?君達がそこまで言うなら、きっと凄いんだろうね、楽しみだよ。』
―キラの声だ。
本当に今更だが、これからキラに今の自分のあられもない姿を
見られることを思って、アスランは居たたまれない気持ちになった。
キッチンの扉が開く。
そちらに目をやると、ちょうどキラの視界を遮るように立つラクスと目が合った。
アスランの心情を察してか、優しく微笑みかけてくる。
―大丈夫、キラは気に入ってくださいますわ…
ラクスの目からは、そんな言葉が読み取れた。
『お待たせしました。
さあ、どうぞ。』
ラクスがすいと身を引くと、今度はキラと目が合った。
初めこそ驚いたように目を丸くしていたが、次第にその驚きが歓喜に取って代わる。
まるで期せずして、欲しかった玩具を与えられた子供のようだ。
『え?これって…いいの?』
『勿論ですわ、キラの為に用意したのですから。』
目を輝かせて尋ねるキラに、ラクスが笑顔でそう返す。
『味わって食べろよな。』
カガリがそう言って、ぽんと肩を叩いた。
『うん、ありがとう二人とも。』
キラが満面の笑みで礼を言う。

70キラ様BD その8:2005/07/04(月) 00:38:01
『どういたしまして。』
ラクスがそう言って、蝋燭を取り出した。
先刻から居心地悪そうに三人のやりとりを見上げていたアスランの、
呼吸の為僅かに上下する腹部の上の小さなケーキに、一本だけそれを差した。
カガリがライターで点火する。
照明が落とされ、二人が見守る厳かな雰囲気の中、
キラが静かに蝋燭の火を吹き消した。
再び照明が点灯し、ささやかな拍手が起こる。
その光景を、アスランはどこか疎外されたような気分で見つめた。
ラクスが慎重にアスランの上からケーキを取り除き、皿に乗せて冷蔵庫へしまう。
『後で皆さんでいただきましょうね。』
そう言ってアスランの顔に視線を落とす。
急に注意を向けられて、アスランがびくっとして恐る恐るラクスを見返した。
ふっと顔を緩めると、今度はキラに向き直る。
『それでは、私達は向こうの部屋にいますから。
参りましょう、カガリさん。』
『ああ、じゃ、後でな。』
そう言い残してキッチンを後にする二人を、
キラは手をひらひらさせながら笑顔で見送った。

71キラ様BD その9:2005/07/04(月) 00:39:06
『…さて、と。』
くるりと振り返り、テーブルに片足を乗り上げると、散らばるように広がった
藍色の髪を梳いて、アスランの頬に右手を添える。
『キ…ラ…』
怯えと、かすかな期待の滲んだ目で見上げてくるアスランに、愛おしさと、
これからどうしてやろうかという意地悪い感情が同時に湧いた。
『美味しそうだね、アスラン。』
そう囁いて顔を近付けると、彼女は降りてくる唇を目を閉じて迎え入れた。
触れる寸前、アスランが唇の動きだけで『好き』と伝えてくる。
その言葉を呑み込むように、深く接吻て歯列を割り、舌で舌を舐めあげる。
それから啄むようなキスを、角度を変えて何度も与える。
『…食べて、いい?』
耳元でそう尋ねると、頬を染め、恍惚とした表情のアスランは小さく頷いた。
『それじゃ、いただきまーす。』
そう宣言して、キラは服が汚れるのも構わず目の前の華奢な肢体に伸しかかった。
横たわっていても尚、殆どその形を崩さない二つの膨らみに手を置き、
既に体温で溶け始めていた生クリームを掻き混ぜるように捏ね回した。
アスランの唇が戦慄き、熱い吐息を洩らす。
舌を伸ばして胸の谷間を舐め降ろし、そのまま唇で吸い付いてなだらかな曲線をなぞる。
そして頂上に辿り着くとそこを口に含んで尖らせた舌先でしつこく苛んだ。
『キ、ラっ…は、んん…っふ…っぁ』
身を捩らせながら仰け反って胸を突き出す姿は、まるでより激しい愛撫を求めているよう。
それに誘われるように、今度はもう片方の胸に唇を落とし、解放した方の乳首を軽くつねってやる。
『いっ…!!ぁっ』
アスランの体が大きく跳ねた。
紅くなったそこを指先で撫でて、指についた生クリームをねぶる。

72キラ様BD その10:2005/07/04(月) 00:42:14
『さぁて、こっちはどんな味かな?』
両手で脇腹から腰の曲線をなぞり、そのまま腿の内側に手を滑らせる。
柔らかな皮膚を掌で撫で回しながら、秘められた場所を隠すクリームを舐めとっていく。
そこがすっかり露になる頃には、滴り落ちた雫がテーブルの上に小さな水溜まりを作っていた。
『あぁ…ん…』
もどかしく与えられる快感に、アスランが物足りな気な声を上げた。
『アスラン甘いね、どこもかしこも。』
鼻先や頬に生クリームをつけたキラが、悪戯っぽく笑う。
『きらぁ…、もぅ…っ…れてよぉ…。』
全身を戦慄かせ、涙目のアスランが懇願する。
どうしたものかと辺りを見ると、飾り付けの苺が目に入る。
あることを思いつき、その苺を一つ口に含み、噛まないように
衡えて先端をアスランの秘所にあてがった。
『キ、キラ、何を…あぅっ!!』
そのまま苺を舌で押し込んだ。
入り口の上の小さな肉の芽を鼻先で押し潰しながら、今度は唇をつかって苺を吸い出す。
『やぁっ、そ…な、のっ、ぃれちゃ…あぁんっ!!』
押し込んでは吸い出すことを何度も繰り返してやると、
口では制止しながらも、その部分はより一層蜜を溢れさせた。
すっかりアスランの愛液に塗れた苺を唇に挟んで、今度は口移しで上の口に含ませた。
『ふ…んむっ』
『噛んじゃだめだよ、僕のにするみたいに舐めて。』
耳元でそう囁くと、先刻まで苺を衡えていた場所に人差し指を潜り込ませた。
『んぅっ!!ふ、む…ぅっ…ん、んっ!!』
より敏感な反応を示す場所を探り、指を増やして抜き挿しを繰り返す。
伸び上がってもう片方の手で胸を鷲掴み、苺ごとアスランの唇を含んで苺を噛み潰した。
『んぁ、く…ふ…、ぅん』
苺の果汁と一緒にアスランの舌を吸うと、甘酸っぱい味が口いっぱいに広がった。

73キラ様BD その11:2005/07/04(月) 00:43:30
『ね…キラ、これ、とってぇ…』
−どうやら未だ拘束されている手足のことのようだ。
確かにもう必要ないだろうと、一度身体を離して戒めを解いてやる。
自由になると、待ち兼ねたようにキラの首に腕を回して抱きついてきた。
労るようにその背を何度か撫でてやると、改めてそっと横たえる。
『アスラン…入れていい?』
太股に昂ぶりを押しつけながら聞くと、アスランは真っ赤になって頷いた。
『いいよ…来て…』
消え入りそうな声が心地よく耳に届く。
『じゃ、いくよ。』
アスランが背中に腕を回し、身体の力を抜いたのを確認し、ゆっくりと侵入していく。
『あ…ぁっ、き…らぁ…!!』
灼熱の塊が狭い壁を押し広げ、奥まで飲み込まれた。
緩やかに腰を煽って律動を送り込むと、足りない刺激に内壁がひくついた。
『や…キラ、もっとぉ…』
絶頂をねだるアスランの腰を抱き寄せ、上体を起こして対面座位の姿勢になった。
『それじゃ、自分で動いてみる?』
そう言って笑うと、キラはそのまま後ろに倒れこんだ。
『ぅあっ』
結合が深くなり、アスランの身体が大きく跳ねた。
『どうしたの?ほら、早く。』
続きを促すように、下から軽く突き上げてやると、ぎこちなく腰を揺らしだす。
『ん…んっ、ぁ、っあ、ぁん…あぁ』
次第に大胆になる動きに合わせて、弾むように揺れる二つの果実を掴み、
上に押し上げた後、先端だけを摘んで手を離す。
『ひぁん!!ぁんっ、あぅっ!!』
突然の強い刺激に、アスランが悲鳴にも似た声を上げた。
内壁がたわみ、絞り出すような締め付けに、キラの腰に痺れにも似た快感が奔った。
急激に高まる射精感に逆らわず、絶頂を求めて更に奥を突き上げる。
『出すよ…っ』
『お、俺、っも…もぅ…っぁ、ああぁっ、あぁ――』アスランの内壁が激しく痙攣し、僅かに遅れてキラもその欲望を奥へと注ぎ込んだ。
一瞬遅れてアスランが倒れこんでくる。
優しく受けとめてやると、アスランの方から唇を重ねてきた。

74キラ様BD その12:2005/07/04(月) 00:45:09
『汚れ…ちゃった、ね…。』
整わない息のまま、アスランがそう呟く。
『シャワー、浴びよっか。』
そう言って立ち上がり、アスランを抱き抱えると、キラはバスルームに向かう事にした。
『洗うついでにもう一回する?』
からかうようにそう言うと、てっきり罵倒が返ってくると思いきや、
紅い顔のままぎゅっと抱きついてくる。
『…あれ、いいの?』
『いいだろ、別に…』
蚊の鳴くような声で言う。
可愛いものだ。
『キラ』
『ん?』
内緒話のように耳元に手を添えて、言う機会をずっと逸していた言葉を伝える。
『誕生日…おめでとう。』
それだけ言って俯いてしまうアスランの頬にキスを落として、
『ありがとう』
そう答えて、二人はバスルームに消えていった。

『遅いな、二人とも。』
カガリがぽつりと呟く。
『そうですわね。』
ラクスが答える。
『早くケーキ食べたいんだけどなぁ。』
そうぼやくカガリをラクスが宥める。
『まあ、いいじゃありませんか。
二人で過ごすのは久しぶりなのですし。』
『そうか…そうだな。』
納得して再びテレビに見入るカガリを尻目に、ラクスは思いを巡らせる。
―今頃はバスルームで二回戦目かしら…
…二人が風呂から上がってくる気配はない。

75種@名無しさん:2005/07/04(月) 01:06:29
イザりんスレ2
>>50-56

ヒロインスレ5 732さん
>>57-61 花火
>>63-74 キラ様BD

76お仕置 1:2005/07/10(日) 01:24:20
−アークエンジェルの一室に、パン、パンと何かを叩く高い音が響く。
そして音のするたび、短い悲鳴が上がった。
悲鳴の主はアスランである。
彼女は今、ベッドの上で胡坐を掻いたキラの膝の上に俯せに乗せられている。
更に軍服の下を下着ごと脱がされ、露になった臀部を平手で叩かれていたのだ。
丁度、悪戯をした子供が親に叱られる時の典型。
所謂、『百叩きの刑』という奴だ。
白かったそこはすっかり紅くなり、その光景を却って煽情的に見せていた。
『あぅっ!!ひぁっ!!キ、ラっ、も、やめっ』
『だーめ。まだ37回だよ、まだ半分もいってないじゃない。』
そう言いつつも、キラはアスランの引き締まっていながらも
柔らかな弾力を保ったヒップを叩き続ける。
『大体ねぇ、悪いのはアスランの方でしょ?
議長に直談判に行ったと思ったら、あっさり言い包められて復隊しちゃうし、
ダータネルスではあんなに大口叩いてたくせに、結局逃げ出して来たじゃないか。
あの時何で僕の言うこと聞いてくれなかったの?』
揶揄の言葉をかけつつも、キラの顔には笑みが浮かんでいる。
膝の上にに感じる体温と、心地よい重み。
それらが紛れもなくアスランが『ここにいる』証であるから。
そんなキラの心情に気付く筈もなく、アスランが反論を返そうと試みる。
『だっ、てぇ、ぁのっ、時、はぁっ!!あん!!』
しかし叩かれるたびにうわずった声を上げてしまい、意味を為さぬ言葉が漏れるばかり。
痛み自体は大したことはないが、上はきっちりと着込んだまま、
下肢だけを露にされている格好が、アスランの羞恥を煽り、
更に幸か不幸か、全身を敏感にさせてもいた。
そのせいで、つい大袈裟に声を上げてしまうのだ。

77お仕置 2:2005/07/10(日) 01:25:01
平素なら可愛く映るそんな様も、今のキラにとっては面白くない。
不満そうに唇を尖らせる。
『口答えするなんて、これっぽっちも反省してないんだね。
…ここもこんなだし。』
尻を叩いていた手を止め、キラはいきなり二本の指を、アスランの秘処に捻じ込んだ。
『あ、やっ…!!』
そこはすっかり熱を持ち、潤んでいた。
透明な雫が一筋、腿を伝って滑り落ちる。
ぐりっ、と中を抉ってあっさりと出ていく指に、内壁が名残を惜しむように絡んだ。
『駄目じゃないアスラン、気持ち良くなっちゃお仕置きにならないよ。』
『ち、ちが…』
『何が違うの?』
愛液に塗れた指を、今度は更に奥、まだ固い蕾に押し当てる。
とんでもない処を触られて、アスランが慌てて振り返ろうとするが、
あえなく片手で制され、逆に押さえ込まれる。
『やぁ、キラっ、そこ…違うっ、ぁっ!!』
『やだなぁ、間違えるわけないじゃない。』
アスランの抗議を聞き流して、色素の薄い窄まりに指を押し込もうとする。
しかし、流石にそれは容易でなく、アスランの声に苦痛の色が濃くなった。
『くぅっ!!キ…ラっ、いた、っい、痛いよぉ…それやだぁ』
『当たり前でしょ、痛くなかったらお仕置きの意味無いじゃないか。』
ぐりぐりと指を押しつけ、侵入を試みるも、痛みで強張ったそこはなかなか解れそうにない。
溜息をついて辺りを見回すと、ベッドのヘッドボードに軟膏のチューブを見つけた。
蓋を取って、先端を蕾に押し当てると、未知の冷たさにアスランが身を固くする。
『ひゃ…っぅん、な…に…?』
問いには答えず、更に力を込めて先端をそこに押し込むと、空にする勢いでチューブを絞り出す。
『やあぁっ…つめ、た…っ!!』
体温より低い軟膏を注入され、慣れない感触に身を震わせる。

78お仕置 3:2005/07/10(日) 01:25:41
『これで少しは違うかな?』
膝の上からアスランを降ろし、ベッドに這わせたまま腰だけを高く上げさせながらそう呟く。
『こんな…格好、ゃぁ…』
弱々しい抗議は聞き入れられず、再び指があてがわれる。
『アスラン、息詰めてたら余計痛いよ。
息して、ほら。』
そう言って促すと、がくがくと震えながら、それでも
言われたとおりに深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。
それを見計らって、まずは人差し指を少しずつ沈めていく。
『ひっ…ぁくっ…』
体温で蕩けた軟膏に助けられ、キラの指は少しずつアスランの未開の蕾を侵していく。
浅く角度をつけて内壁を探り、少しずつ広げるように動かすと、異物感にアスランの腰が戦慄く。
『ん…っくぅ、は…』
引けそうな腰を必死に留めながら、きつくシーツを握り締め、荒い呼吸を繰り返す。
『そうそう、その調子、その調子。』
手ずから仕込んだこととはいえ、その従順さはキラを甚く満足させた。
しかし同時に、“こんな姿を見せる癖に、何故あの時は─”と思わずにもいられない。
こんなことになると判っていれば、みすみす
プラントになど行かせはしなかったというのに。
本当なら、誰の目にも触れさせぬよう、何処かへ閉じ込めておきたいくらいなのだ。
今回の一件で、その想いはより強まったと言えるだろう。

79お仕置 4:2005/07/10(日) 01:26:21
指を増やし、少しずつ綻んできたそこを尚もしつこく挫いていると、
徐々にアスランの声音から苦痛が薄れ、別な色が混ざってくる。
『く、ふ…んっ、ぁ…っ』
『どう?もう痛くないでしょ?』
奥まで差し込んだ指を、ばらばらに動かしながら尋ねると、切れ切れに返事が返ってくる。
『いた…く、な…っけど、な、ん…かぁ、変っ、ぁっ』
『変なの?気持ち好いんじゃなくて?』
『ぃっ…あ、ゃぁ…わかんな、いっ、んんっ!!』
三本まで増やしていた指を、中で限界まで拡げてからゆっくりと引き抜いていく。
『くっ…ぁ、ぁ…っあぅ!!』
ぎりぎり第一関節までを含ませて、最後に勢い良く抜き取ると、
アスランの身体がびくん、と跳ねた。
すっかり脱力し、今にも崩れ落ちそうな腰を支えて、
服の上からでもはっきりと解る熱い昂ぶりを裸の尻に押しつけると、
その先の行為を求めてアスランが鳴く。
『…っふぁ…き、らぁ…』
『もう欲しい?』
上下に動いて腰を擦りつけると、ふんふんと鼻に掛かった声を上げ、
自らも応えるように腰を揺らめかす。
『じゃあ約束して、もう勝手に僕の前から居なくならないって。』
『きら…?』
背中から覆い被さるように抱き締め、耳許でそう囁くと、
アスランが戸惑った表情でシーツを掴んでいた手を離し、
不自由な姿勢のまま、振り返ってキラの頬に手を添えた。
『僕だけの…アスランに、なってよ…』
消え入りそうな語尾が、僅かにかすれる。
キラの頬に添えられた掌が、優しくそこを撫でた。
『キラがそう…望むなら。』
甘さを含んだ、けれども確かな意志の感じられる声で、アスランが答えた。
『本当に…?』
キラの瞳が不安そうに揺れている。
−こんな顔見るの、どれくらいぶりだろう。
『本当だよ…もう一人にしない、から…、だから…。
そんな顔…するなよ。』
『アスラン…っ』
頬に触れていた手を握り、耳許に唇を落とすと、
アスランは目を閉じ、小さな吐息を漏らした。
『力、抜いててね…』
そう言って、片手だけで張り詰めた自身を取り出すと、物欲しげに収縮する蕾にあてがった。
言い付けを守って全身を弛緩させ、深く吸い込んだ息を
細く吐き出すのを確認して、慎重に腰を進めていく。

80お仕置 5:2005/07/10(日) 01:26:56
『ぁ、ぐっ!!…はぁ、あぁ…!!』
時間を掛けて慣らされたとはいえ、指とは比べるべくもない質量に、アスランが呻いた。
少し進んではアスランの反応を伺い、落ち着いたらまた進む。
それを繰り返し、ついに自身を全て納めきった。
『…入ったよ。』
『…っん…、つぅっ…』
額に脂汗を滲ませながらも、アスランが小さく頷く。
パンパンだったそこに、ほんの僅かな余裕が生まれるのを確認して、
密着させた腰を揺すると、辛そうに眉根を寄せつつも、
絶え間なく甘やかな喘ぎを漏らした。
腰を押さえていた手で軍服の前を開き、インナーをたくし上げて
ブラのフロントホックを外すと、こぼれるように現れた二つの膨らみを揉みしだく。
『ひぁっ…!!ぁ、あぁっ、ふぁ…あぁん!!』
少しずつ腰の動きを大胆にしていくと、はっきりと愉悦を示す声でアスランが鳴いた。
さらに強く抱き寄せ、繋がったままの身体を膝に乗せて、その両足を大きく開かせる。
『…見て。』
向けさせた視線の先には、丁度大きな姿見がある。
『…あ…』
『全部見えてるよ、アスラン。』
意地悪くそう囁くと、目許を染めて俯いてしまう。
『ダメだよ、ちゃんと見なきゃ』
右手で顎を捕らえて、無理に視線を戻させる。
『…ここ、淋しそうだね?』
空いた手で指し示した場所では、ずっと放っておかれていた花弁が、蜜を零してひくついている。
『ふ…っ…』
鏡越しに見るアスランの瞳は、微かな期待が滲んで見えた。
『ちょっと待ってて。
…あった。』
ベッドマットの下に手を入れて何やら探っていたキラが、そこから何かを掴み出した。
彼の手が握っていたのは、直径3cm程のバイブだった。

81お仕置 6:2005/07/10(日) 01:27:24
『僕のより細いけどこれでいいよね。
ほら、お願いは?』
雁首のところで、充血して膨れ上がった肉芽を引っ掛けるように擦り上げながら促す。
『ぁ…ぅあ…っ!!…ぃ、入れ、てぇ…早く、はや、くぅっ…んぁ』
自ら脚をより大きく開き、もどかしげに腰を揺らす。
そんなアスランの痴態を存分に堪能してから、キラはその望みを叶えるべく、
今まで擦るように上下させるだけだったバイブに角度をつけ、秘孔に押し宛てた。
それだけで、ひくつく粘膜が、充足を求めて異物を奥へと誘うように蠢く。
『キ…あぁ、ん…っく、ふ…っ』
奥まで挿入して、スイッチを入れると、くぐもったモーター音と共に、
振動と蠢動が同時に壁一枚隔てたキラ自身に伝わる。
『くっ、あ、ぁは、ぅあっ!!』
『…ッ!!』
嬌声と一緒に締め付けがきつくなり、思わず顔をしかめる。
バイブの柄をアスランに握らせ、自分は最後の追い込みをかけるべくその細腰を抱き直した。
下からの突き上げに淫らに同調してアスランの腰が何度も跳ね上がる。
そうして互いに高みへ追いやられ、絶頂を迎える瞬間。
─もう、離さない。
そんな言葉が耳に届くのを感じながら、アスランは意識を手放した。

『…ん』
微睡みから目覚めると、愛しい人の腕の中。
しかし当の本人は、恋人の目覚めなどには
気付きもせず、何やら思い詰めた顔で思案に暮れている。
『キラ…?』
『…決めた』
『え?』
怪訝な表情のアスランにはお構いなしで、キラはその手をとるとこう告げた。
『アスラン、子供作ろう。』
『はぁ!?』
陶酔から現実へ一息に連れ戻されたアスランをよそに、キラは一人で話を進める。
『だってそうすればアスラン、もう一人で勝手にどっか行っちゃったりしないでしょ。
うん、我ながらいい考え!!』
『ちょ、待てよ、何でいきなりそうなるんだ!?』
激しく狼狽するアスランに、キラは伝家の宝刀を出した。
憂いを含んだ目で上目遣いに見上げる。
『…ダメなの?』
─勝負あり。
さしものアスランも、これには勝てた試しがない。
ずるいと思いつつも、つい言うことを聞いてしまう。
『…わかったよ。
但し!!子育てにはちゃんと協力しろよ、いいな!!』
『勿論!!当たり前じゃない。
じゃ、さっそく…』
『あ、ばか、どこ触って…んっ』
『好きだよ、アスラン。』
─こうしてキラの、壮大な家族計画が始まった。

82種@名無しさん:2005/07/10(日) 01:28:45
イザりんスレ2
>>50-56

ヒロインスレ5 732さん
>>57-61 花火
>>63-74 キラ様BD
>>76-81 お仕置

83夢 1:2005/07/19(火) 00:26:00
黒海沿岸の都市ディオキア、深夜─
そのとある高級ホテルの一室を宛てがわれたアスランは、ベッドで眠りに就いていた。
しかし、その額には珠のような汗がいくつも浮かび、柳眉が苦し気に寄せられ、
薄く開いた唇からは細い喘ぎが零れ落ちている。
『ぅ…ん…っ』
身悶えるように寝返りを打つ。
その声からは、抑えきれない情欲が滲み出ていた。

『っ…ぁ、ふ…っ…ん』
何処とも知れぬ薄暗い部屋で、一糸纏わぬ姿のアスランは、複数の男に辱めを受けていた。
男といっても、まだ少年といっていい年代だ。
年の頃は13〜18歳程度。
彼らはは皆、服装と多少の年齢こそ違えど、
一様に同じ藤色の瞳と栗色の髪を持っていた。
それはアスランがよく知る、寧ろ永らく想いを寄せている人物であった。
─キラ…なんで…?
霞掛かった頭で考えようとするが、唇を塞がれ、
ねっとりと舌を絡め捕られて、思考はそこで中断してしまう。
耳朶を甘噛みする者、掌から零れんばかりの胸を弄び、その頂を口に含む者、
脇腹から臍の辺りを唇で辿り、幾つも跡を刻む者もいれば、
細い足首を掴み上げ、指をねぶる者もいる。
勿論、左右に大きく寛げられた両脚の間では、隠すものの無い秘処を愛撫し、
時折口を離しては、腿の内側の柔らかな皮膚に朱印を散らす者がいる。

84夢 2:2005/07/19(火) 00:26:26
『ぁ、くっ……ゃ…ぁふ、んぅ』
くぐもった嬌声の合間に、重ねた唇をずらして足りない酸素を求めるも、
またすぐに塞がれてそれもままならない。
全身を一度に責められて、じりじりと背筋を這い上る快楽に身をくねらせる。
『っ!!…ん、くっ』
確かめるように指で胎内を探られると同時に、カチャカチャとベルトを外す音がした。
地球連合の軍服を着たキラが、塞いでいた唇を離すと顎を軽く持ち上げた。
促されるまま、張り詰めた彼の熱を口内に迎え入れる。
筋に沿って舌を這わせて吸い上げると、それは更に質量を増し、激しく脈打った。
『ん…むっ』
銜えたまま上目遣いに見上げると、キラが微笑んで頭を撫でてくれた。
上気した頬と僅かに弾む息が快楽を訴えていて、アスランにはそれが嬉しかった。
『んぅ…、…ッ』
また別の─今度はオーブ軍服のキラが、腰を抱いてゆっくりと身を進めてくる。
『ふっ、ん、あぁ…んむ』
堪らず声を上げるが、不明瞭な音しか出なかった。
がくがくと揺すられて、口内のものが喉の奥に当たる。
流石に苦しくて一度口を離し、再度加減して銜え込む。
『んぅっ、ぁ、ふ、っん…ッ!?』
揺さぶられていた腰の動きが止まり、今度は後ろからも掴まれる。
精一杯視線を巡らして背後を見ると、離れ離れになってから
幾度となく夢に見た、幼年学校時代のキラがいた。
幼い顔つきに反して遠慮なく勃ち上がった中心を、尻の谷間に擦り付けてくる。
─そっちに…挿れたいの…?
いいよ…キラがそう…したいのなら。
心の中でそう答えて力を抜くと、それを察したように自身を少しずつ押し込んでくる。
『っ!!…ぁ…が…ッ』
前と後ろを同時に貫かれ、大きく見開かれたアスランの瞳から生理的な涙が零れた。
『あぁ…かはぁ…っ』
それでも尚、口に含んだキラ自身に歯を立ててしまわないよう必死に堪える。

85夢 3:2005/07/19(火) 00:26:52
そのあまりに辛そうな様子に、後ろを犯していたキラが身を引こうとする。
─やめないで…。
俺なら、平気だから、だから…っ
そんな想いを込めて腰に廻されていた手に触れると、
まだ心配そうに頬を伝う涙を拭ってくれた。
それが嬉しくて、幼いキラの胸へと背中を預け、頬に手を添えて引き寄せると、後ろから優しく抱き返される。
同時に前からも抱きすくめられ、深まる結合にアスランの腰が僅かに跳ねた。
それから、唇を離れていたキラの中心を右手で捕らえ、先端に愛おしそうに頬を摺り寄せた。
『キラ…すき…ッ、大好き…ぁん』
キラが、自分で感じている。
その悦びで、アスランは恍惚となった。
『はっ、ふ…ぅ、んん…ちゅ』
右手のモノに舌を這わせながら、傍に立っていた黒い服のキラのズボンのファスナーに手を掛ける。
左手だけでそこを弄り、熱を持った彼の分身を取り出すと、緩やかにそれを掌で包み込んだ。
─いっぱい…出してね。
俺…頑張るから…。
握り込んだ掌を上下に動かしながら、自らも快楽を拾おうと腰を揺らしだした。
前を犯しているキラがゆっくりと後ろに倒れ、下から抉るように突き上げてくる。
それに同調するように後ろからも律動が加えられ、それぞれに中を擦られて、
更に下から右の、背後から左の胸を鷲掴みにされた。
『ひぁっ!!ぁん、あ、は、んん…!!』
喜悦を含んだ声を上げ、余す処なく自分を支配している
キラに身を委ねて、感じるままにアスランは鳴いた。
『ふぁ…ぁは、は、ひっ…ぃっ…!!』
限界が近いアスランが切羽詰まった声を上げ始め、それに呼応するように
両の秘洞に与えられる抽挿が激しくなる。
『っ…は、ひ…ぁ、あぁ───っ!!』
絶頂を迎え、びくびくと全身を痙攣させるアスラン。
一瞬遅れて、彼女を取り囲んだキラ達が一斉に精を放つ。
前と後ろが熱い飛沫で満たされ、口にも苦いような、しょっぱいような味が広がる。
そして顔といわず、髪といわず、胸にも腹にも、
キラの精が降り注ぎ、見る間にアスランの全身を白く汚した。
『はぁあ…あぁ……』
まるで二度目の頂を極めたように、アスランが満足気に震える。

86夢 4:2005/07/19(火) 00:27:19
『キ…ラ…、気持ち…良かった…?』
肩で息をしながらそう尋ねると、返事の代わりに接吻が降ってきた。
─嬉しい…。
『ねえ、もっと…頂戴…。
キラの…熱いの…』
恍惚の表情のまま、そう呟くと、彼女を抱いていた者達が、次の者に場所を譲った。
ザフトレッドのキラと、オーブ軍パイロットスーツのキラに同時に貫かれ、
アスランは僅かに掠れた嬌声を上げた。
『あぁあ…き、らッ…!!ぃ…い…っ、好いよぉ……っ、あぅんっ』
ぴたりと合わさった腹の間に手が差し込まれ、陰核を指で転がされて頭の中が真っ白になる。
『…っ、ぁ…あぁ…!!』

『──ッ!!』
唐突に意識が浮上した。
『夢──か…。』
身を起こすと、全身が酷く重く感じられた。
『…シャワー、浴びないと…』
夜着が寝汗で張りついて気持ち悪い。
ふらつく足でシャワールームへ向かい、着衣を脱ぎ捨て、少し熱めの湯を浴びる。
目を閉じると、急に夢の中の感触が鮮明に甦ってきた。
胸から腹へと降りた手が、無毛の秘処へと辿り着く。
指先に熱い滑りを感じて、アスランは浅ましい己を恥じた。
いけないと思いつつ、気付けばそこを辿る指はキラの手癖を真似ている。
─こんなことして…馬鹿みたいだ…。
熱くなる身体とは裏腹に、心は冷えきっていく。
『ふぁ…あっ!!キラ…キ、ラ…ッ…!!』
壁に額を押しつけると、自分でもよく解らない理由で涙が零れた。
『あぁ…ぁ…ひぅ…っ、く…っ』
そのままくずおれて床に膝を付くと、声を押し殺して嗚咽した。

夜明けには未だ遠い。
それはまるで、今の彼女とキラとの距離を暗示しているようでもあった。

87種@名無しさん:2005/07/19(火) 00:28:24
イザりんスレ2
>>50-56

ヒロインスレ5 732さん
>>57-61 花火
>>63-74 キラ様BD
>>76-81 お仕置
>>83-86 夢

88ミエナイクサリ・1:2005/07/26(火) 21:48:03
―――部屋。

―――薄暗い部屋。

そんな部屋の中で、机の上に置かれた唯一つのランプが放つ光だけが、部屋の一点をオレンジ色に照らしている。

暗闇の中で唯一照らしだされたその場所には、簡素だが親しみを感じさせるデザインの安楽椅子と、それに腰掛ける一人の女性の姿があった。
それだけならば、別に差して珍しくもない光景である。これでその女性が読書や編み物でもしていれば、それこそごく日常的な普通の光景に見えただろう。

―――だが、優しげなランプの光に照らし出されていたのは、そんな日常的な光景とは全く違うものだった。

椅子に腰掛けている女性は、その身体に何一つ衣服や下着を纏っていない、いわゆる「生まれたままの姿」でそこに座っていたのである。
そしてその上、その顔には目隠しが施され、女性から完全に視界を奪い去っていた。

その非日常的な光景は、なんとも異質で―――そしてなんとも煽情的なものだった。

89ミエナイクサリ・2:2005/07/26(火) 22:30:44

部屋の暗闇の中に、一人の――少年と呼んでしまってもいいであろう年頃の――男が立っていた。
彼は椅子に腰掛ける女性の裸体を、まるで視線で舐め回すように見つながら、未だ幼さの残るその顔に小さな微笑みの表情を浮かべていた。


「・・・・キラ・・・・?」
椅子に腰掛けている女性が、今にも消え入りそうな声で少年の名前を呼ぶ。
少年は女性に歩み寄り、その耳元で「大丈夫。ちゃんとここにいるよ、アスラン」と優しく囁いた。
するとその女性の口からから、安堵の小さな溜め息が漏れた。きっと彼の声が聞こえなくなった事に不安になったのだろう。

キラは更にアスランの耳元に顔を寄せると、先と同じ優しい声で囁いき始めた。

キラ「大丈夫?恐くない?」

アスラン「べ、別に恐くなんて・・・・!・・・・・・・・ほ、ほんの少し・・・・だけ・・・・」
少女はうつむき加減にそう呟いた。
キラ「そっか・・・・やっぱりそうだよね。アスランが嫌なら仕方ない、やっぱりやめとこうか」
キラが少し淋しそうにそう言うと
アスラン「そ、そんな!嫌だなんてそんな訳・・・・!!」
とアスランが声を張り上げた。その反応に対してキラは
「・・・・ありがとう、アスラン」と耳元で優しく囁き、彼女の髪を撫でた。

―――だが無論、彼にはアスランがそう応えるであろう事は始めから分かっていた。

全裸で目隠しをされているとはいえ、別に彼女は縛られているわけでも、手枷をはめられているわけでもない。つまり、もし本気で嫌なのであれば、自ら目隠しをとってさっさと服を着てしまう事だってできるはずだ。
しかし、彼女はそうはしなかった。そうしないという事は、彼女が本気で嫌がってはないという事だ。
そしてそれより何より、キラには絶対の自信があった。「彼女が自分に逆らう事など有り得ない」という、絶対の自信が・・・・・・・・

90ミエナイクサリ・3:2005/07/26(火) 23:06:04
アスランの髪を撫でながら、キラが囁く。
キラ「じゃあ・・・・いいかい?」
その問いにアスランはほんの少し頬を赤くしながら、コクンとうなづいた。
キラはこれから自分が行う行為への期待と歓喜から、またも小さく微笑んだ。



アスラン「ぅん・・・・ぁぁん・・・・!んん・・・・」
キラの手がアスランの豊満で柔らかな胸をゆっくりと――そして時折少し強めに揉みしだく。
彼女の胸は決して異様なほど大きいというわけではなかったが、その細すぎるのではないかと心配になりそうな位に華奢な体つきであるためもあってか、ただでさえ普通より大きめな胸が更に強調されているように見えた。
そして何より、その「細い躰に大きな胸」という、ある意味アンバランスとも言える姿には、独特で格別ないやらしさがあった。

そんなアスランの二つのエロ巨乳を、キラは両手でたっぷりと、余す事なく堪能する。
両手の指や掌に伝わってくる柔らかくてしっとりとした感触が、実に心地いい。
キラがもっとその柔らかな乳房を味わおうと指に力を加えるたび、アスランの口からは「あぁ・・・・」とか「はぁぁ・・・・!」といった、甘くて小さな声が漏れ出した。その声は加える力によって過敏に変化し、甘美なメロディとなってキラの耳に届く。

その声と、彼女を自分の思うがままにしているのだという実感が、キラの果てしない欲求を更に駆り立てていった。

913ねん2くみ あすらん・ざら 1:2005/08/07(日) 01:57:45
3ねん2くみ あすらん・ざら(♀)
容姿端麗、成績優秀。
凜々しく生真面目な生徒会副会長。
弓道を嗜み、生徒会と弓道部を兼任する。
痩躯故に無闇に目立つ胸が悩みの種。
これから始まるのは、そんな彼女の学園生活のお話──。

923ねん2くみ あすらん・ざら 2:2005/08/07(日) 01:58:17
清廉な空気が弓道場に満ちている。
物音一つしない道場内には人の気配があった。
的を前にし凜と立つは一人の少女。
一分の隙もなく道着を着込んで、胸当てを身に付けていても、尚膨らみの目立つ胸が目を引く。
長く艶やかな瑠璃色の髪を、邪魔にならぬ様後ろで一つに
結い上げており、そのため白磁のように滑らかな項がのぞいている。
真っすぐに的を見据える瞳は深い翠。
長い睫毛に縁取られ、宝石を集めたような輝きを放っていた。
その容貌は、あまりに整い過ぎていて、人というよりも精巧に創られた人形のようである。
その印象を、たおやかな手足がより一層強調しているのだった。
ただ一点、決然とした表情がそれを裏切っていた。
両足を踏みしめ、床に立てていた弓を優雅な動作で打ち起こすと、矢をつがえ、きりきりと引き絞り、放つ。
張り詰めた空気の中を、ひゅ、と音を立てて飛んだ矢は、
狙いを違わず的の中心に吸い込まれるように突き刺さった。
それを確認してからやっと、少女は緊張を緩めた。
『ふぅ…。』
大きく息をついて、結い上げた髪をはらりと解く。
明けやらぬ夜空の色の髪が、少女の背でしなやかに躍った

933ねん2くみ あすらん・ざら 3:2005/08/07(日) 01:59:12
それを待っていたかのように、軽快な足音とともに道場の戸が開かれる。
『おじゃましまーす。
アスラン、迎えに来たよ!!』
どこまでもこの場にそぐわない明るさでそう宣言し、学園指定の制服
──シンプルな黒の学ランだ──に身を包んだ一人の少年が無遠慮に入ってきた。
黙っていれば精悍な顔に無害そうな人懐っこい表情を浮かべた彼は、
澄んだ藤色の瞳と、短い鳶色の髪を持っていた。
『ああっ、ちょっとキラ!!道場に入る時は静かにってこの間注意したじゃないか!!』
アスランと呼ばれた少女は、急いで弓から弦を外して、
それぞれをしっかりと元の場所に収めると、
まるで姉が弟に対するかのような口調で叱責しながら、
自らがキラと呼んだ少年の元へ歩み寄った。
『ごめんごめん、でもさ、もう下校時間過ぎてるよ。
君、生徒会の副会長なんだから、良くないんじゃないかな?そういうの。』
臆面もなくそう返され、アスランはうっ、と口籠もった。
『わ、分かったよ、着替えるから少し待っててくれ。』
『…大変そうだね、手伝おっか?』
まるで、そうすることが当然であるかのように笑顔でそう言われ、アスランは瞬時に耳まで紅潮した。
『ば…莫迦ッ!!いいからあっち行ってろ!!』
『はいはい、冗談だよ。
行ってらっしゃい。』
予想どおりの反応を示したアスランにひらひらと手を振ってみせると、
彼女もぶつぶつと文句を言いながら更衣室へ向かった。

943ねん2くみ あすらん・ざら 4:2005/08/07(日) 02:01:10
少年の名はキラ・ヤマト。アスランの幼馴染み兼恋人である。 
高等部に進学してから正式に付き合いだした二人であったが、
始めのうちは、殊の外奥手でうぶなアスランに気を遣い、なかなか公然といちゃつけなかった。
しかし、もともとキラに弱かったアスランが落ちるのにそう時間はかからず、
今や学園全体の公認カップル状態である。
ややあって、着替えを済ませたアスランが更衣室から出てきた。
上下とも真っ白なセーラー服──襟に三本、黒のラインが入っていて、
胸元の真紅のスカーフが目に鮮やかだ──
が、彼女の清楚な雰囲気をより際立たせていた。
『お待たせ。』
『じゃ、帰ろっか。』
そう言うなり、べったりと腰を抱いてくるキラの手をアスランがぺん、と叩く。
代わりに手を繋ぐと、二人並んで道場を後にした。

外に出ると、辺りはすっかり暮れ泥んでいた。
『そう言えばアスラン、今日はどうするの?
レノアさん出張でいないんでしょ?』
アスランの家は、両親の仕事の都合で父親は単身赴任状態、母親もまた家を空けることが多かった。
そうして一人取り残されたアスランは、必然的に隣家であるヤマト家に世話になる機会がままあり、
その廉でキラとアスランは親しくなっていったのである。
元々互いの母親が親しい間柄であったこともあり、それはごく自然の成り行きでもあった。
『ああ…。
でも、あんまり世話になってばかりでも申し訳ないし…。』
『何言ってるの、そんなこと気にする仲でもないでしょ。
それに母さん、君が来るとすっごく嬉しそうなんだよね。』
『そ、そうなのか?』
『私もアスランちゃんみたいな娘が欲しかったわー。
なんて言っちゃってさ。
ほら、うちは男所帯だから。』

953ねん2くみ あすらん・ざら 5:2005/08/07(日) 02:01:58
ヤマト家に女の子はいない。
キラには双子の兄、カガリがいたが、彼は
ある事情で幼少の頃に親戚に預けられ、家を離れていた。
それが2年前、名門校であるこの学園に編入してきたのだ。
離れて暮らしていても流石は双子、好みのタイプが見事に一致していた二人は、
一時期アスランを巡って争奪戦を繰り広げたことがある。
しかし、色事にてんで疎いアスランは、そんなカガリの想いに気付く事無く、
あっさりとキラと結ばれてしまったのだ。
兄弟揃って、肩透かしを食らったような気持ちになったものだ。
『キラがそこまで言うなら…お邪魔させてもらおうかな。』
アスランのその言葉にキラが目を輝かせる。
『そうこなくっちゃ!!
じゃ、母さんに電話するね。』
嬉々として携帯を取り出すキラに、アスランがふと浮かんだ疑問を口にする。
『そう言えば…カガリは?』
『ああ、今日はいないよ、ラクスの所に行くってさ。
…あ、母さん?』
『そうなんだ…最近仲いいな、あの二人。』
キラが自宅に電話を掛け始めたので、アスランの呟きは独り言のようになる。
この学園で生徒会長を務めるラクス・クライン。
彼女はアスランの従姉妹にあたり、二人はまるで本当の姉妹のように仲が良かった。
ヤマト兄弟とアスランを暖かく見守っていた彼女は、
恋破れて失意のカガリを何かと気に掛けていた。
そのことが元で、二人は最近付き合いだしたのだが、
やはりアスランは気付いていないようである。
『…そうなの?…うん…わかった。
…大丈夫だってば。』
『…キラ?』
『それじゃ、ごゆっくり。』
そう言って電話を切ったキラを、アスランが訝しげに見つめる。
『母さん、今から出掛けるんだって。
今日は帰ってこないってさ。』
しれっと言い放つ。
『…え?』
『ああ、夕飯は二人分用意しといてくれるって。
…今更帰るなんて言わないよね?』
可愛く小首を傾げるキラに、アスランは抗う術を持たない。
『言わないよ…ここまで来て。』
うっすらと目元を染め、困ったような笑顔を返す。
『そうだよね!!
じゃ、急いで帰ろう!!』
『あ、こら、引っ張るなよ…!!』
もう幾らもない自宅への道程を、キラはアスランの手を引いて走った。

963ねん2くみ あすらん・ざら 6:2005/08/07(日) 02:02:43
程なくヤマト家に到着し、キラが鍵を開けてアスランを招じ入れた。
『さ、どうぞ。』
キラの母が居ない所為か、アスランは何処か遠慮がちに玄関を潜った。
『…お邪魔します。』
家に着くなりキッチンに向かおうとするキラを洗面所に引っ張っていき、
手洗い、嗽を済ませた後、揃って用意されていた夕食を摂った。
二人分の食器を食器洗浄機に収めてから、アスランは食べ終わって早々
リビングに引っ込んでテレビを見ているキラの元へ向かった。
『食器、片付けといたから。』
『ありがとう。
…別に置いとくだけで良かったのに。』
ソファーの真ん中にどっかと居座っていたキラが、アスランの為に
体一つ分右にずれて、笑顔で空いた場所をぽんぽんと叩く。
『そんな訳にいかないだろ…夕食ご馳走になったんだし。』
そう言いながら、促されるままアスランはキラの左に腰を下ろした。
すると食欲の次は性欲、と言わんばかりに、キラが肩を抱き、唇を寄せてくる。
キラの意図するところにわざと気付かない振りをして、
アスランはそれをやんわりと押し止めた。
『…なんだよ、いきなり。』
平静を装うつもりで失敗し、その頬は微かに紅く染まっていた。
『…わかってるくせに。』
キラはそう言って悪戯っぽく笑った。

973ねん2くみ あすらん・ざら 7:2005/08/07(日) 02:04:15
──据え膳食わぬはなんとやら。
こんな出来すぎた状況で、その気にならないキラではない。
いそいそとソファーに押し倒そうとすると、アスランは慌てて手足をばたつかせて抵抗する。
『やっ、ちょ、ちょっとキラ、待ってっ。』
思いの外激しい抵抗にあって、キラが悲しそうな顔をする。
──もちろん演技なのだが。
『……アスラン、僕とこういう事するの、やっぱり嫌?』
この手に、アスランは実によく引っ掛かった。
今回も、もちろん例外ではない。
『ち、違うよ、そうじゃなくて…』
『じゃあ何〜?』
今度は少し拗ねた表情をしてみせる。
アスランは堪らず視線を逸らした。
『…あの、今日は体育とか、部活とかで、汗、かいちゃったし……その』
悪いことをした訳でもないのに、しどろもどろにそう弁明する。
抵抗の理由が、何とも女の子らしい可愛らしいものだったことで、
キラはついアスランをぎゅーっと抱き締めてしまう。
『き、キラ!?』
突然のことで狼狽えるアスランをよそにキラは一人で盛り上がっている。
『あーもー!!可愛いなぁアスランは!!
僕そんなの一切全く気にしないのに!!
て言うかアスランいい匂いするし!!』
抱きつかれたままそんなことを言われて、アスランは
見ていて気の毒なほど真っ赤になって硬直している。『…でも、アスランが言うなら仕方ないや。
風呂に入ろうか、一緒に♪』
そう言うなり、キラは有無を言わさず立ち上がって、アスランを
ひょいと抱き上げ、返事も待たずさっさとバスルームに向かった。

983ねん2くみ あすらん・ざら 8:2005/08/07(日) 02:08:13
アスランが動転のあまり思考停止しているのをいいことに、
脱衣所に着くなりキラは、彼女の制服を脱がしにかかった。
『や、やだ…っ、自分で脱げるからぁ…。』
手始めに胸元のスカーフを抜き取ると、漸く我に返ったアスランが、弱々しい声を上げた。
『それじゃ僕のを脱がせてくれる?
どっちが先に脱がせ終わるか競争しよ、ね?』
その手を取って、自身のYシャツのボタンに掛けさせながらそう言って、キラは行為を再開する。
アスランもおずおずとキラのYシャツのボタンを外していくが、
慣れない所為か、普段は器用なはずの指は思うように動いてくれず、
一方のキラは、こんなの朝飯前といわんばかりに、
早々にアスランを下着姿にまでしてしまった。
うっすらと肋が浮く程華奢、と言うか痩せた身体の所為で、掌に少し余る位の
二つの果実がより強調され、それが却って見る者の欲望を掻き立てた。
『キラ…ばっかり…っ、ずるいよぉ…。』
控えめなレースで装飾された、可憐な淡いブルーのブラジャーのホックに
手を掛けたところで、かぼそい声で抗議されて、キラは仕方なく手を止めた。
『ごめんね、アスランがあんまり可愛いから。』
そう言って笑いかけると、彼女は一瞬目を瞠った後、ぷいとそっぽを向いた。
『…恥ずかしい事言うなよ…ばか。』
『ほら、まだ途中だよ。
それとも自分で脱ごうか?』
その言葉にはっとして、アスランは慌ててかぶりを振った。
僅かに苦笑しながら、キラは彼女の気が済むまで待ってやることにした。

993ねん2くみ あすらん・ざら 9:2005/08/07(日) 02:08:42
拙い手つきで、Yシャツのボタンを全て外したところで、アスランの手が止まった。
『もういいの?』
優しくそう尋ねてやると、アスランは小さく頷く。
『じゃあ、先に入っててくれる?着替え用意しとくから。』
『…わかった。』
のろのろと下着を脱ごうとして、正座したまま笑顔でこちらを見上げている
キラに気付き、アスランはまた紅くなった。
『見てないで行くならさっさと行けよ!!』
照れ隠しにそう怒鳴られて、キラは不承不承立ち上がる。
『今更恥ずかしがる仲でもないのに…』
『何 か 言 っ た か ?』
聞こえないようにしたつもりだった一言を聞き咎められ、キラは肩を竦めた。
『何でもありませんよ…っと。』
上はボタンを全て外したYシャツ、下はスラックスという格好で
脱衣所を後にしたキラの足音が遠ざかるのを確認して、
アスランは無造作に脱ぎ散らかされた自分の制服を丁寧に畳んだ。
『まったく…だらしないんだから。』
思わず愚痴が零れる。
次に下着を脱ぐと、制服の下に敷いて見えないようにした。

1003ねん2くみ あすらん・ざら 10:2005/08/07(日) 02:09:12
そして白い裸身を曝したまま、彼女は洗面台の鏡の前に立った。
貧相な(彼女にはそう映る)身体に、その存在を誇示するように膨らんだ胸は、
少し身動いだだけでも揺れてしまい、それが恥ずかしくて一時期晒でも巻こうかと思ったのだが、
『形が崩れるから止めた方がいい、勿体ない』
というキラの一言で思い止まったのだ。
視線を更に降ろせば、抱いたら折れそうな程細いウエストから、下腹部に目が行った。
ここもアスランの悩みの一つだ。
『どうして生えてこないんだ……?』
それもその筈、この歳であればあって当然の茂みが、そこには全く無かった。
胸ばかり目立つ反面、そこだけ子供のようで、余計に彼女の劣等感を助長した。
その所為もあって、彼女は同性にすら容易に肌を見せない。
唯一の例外が幼馴染みであるキラ──というわけだ。
暫くぼんやりと鏡を見ていたアスランだが、ふと何かを忘れていることに気付いた。
──そうだ、髪を上げるんだった。
漸く鏡の前に来た目的を思い出し、アスランはその背中に届く美しい髪を
くるくると纏め、歯ブラシや洗顔料の置いてあるボードの片隅から
髪留めを手に取ると、それをしっかりと髪に差して固定した。
『これでよし、と。』
そう一人ごちて、アスランは踵を返すとバスルームに足を踏み入れた。

1013ねん2くみ あすらん・ざら 11:2005/08/07(日) 02:10:09
暖かな湯気が肌に心地よい。
幼少の頃より再三泊まりに来ていた為、すっかり見慣れた浴室だ。
掛け湯をして浴槽に身を沈めると、程なくして
聞き慣れた足音と共に、勢い良くバスルームのドアが開いた。
『おまたせー。
着替え置いといたよ、後バスタオルも。』
腰にタオルを巻いたキラがぺたぺたと足音を立てて入ってきた。
そのまま真っすぐ浴槽にまで入ってこようとするが、アスランに無言で
プレッシャーをかけられ、渋々手前の床に片膝をついた。
『アスランも出ておいでよ、背中流してあげる。』
キラに笑顔で手招きされ、その意図を察してはいるものの、つい素直ではない言葉が口をつく。
『…いいけど、変なとこ触るなよ?』
『ひどいなぁ、僕そんなに信用無い?』
牽制とも取れる言葉の裏に、素直に口に出せない屈折した期待が垣間見えて、キラは苦笑した。
実際、付き合い出してからは、二人で入浴した際に
ちょっかいを出さないことなど無かったキラである。
アスランの方とて、それは重々承知の上の筈だ。
現にキラが手を差し伸べると、アスランは少々躊躇った後、恐る恐るその手を取った。
それでも尚恥ずかしそうに身を縮めて浴槽を出るアスランを、隅にあった椅子を引き寄せて座らせる。
その背後に屈んで、スポンジにボディソープを乗せて泡立てながら、
キラはアスランの、病的ではないが、透明感のある白さの肌に思わず見惚れた。

1023ねん2くみ あすらん・ざら 12:2005/08/07(日) 02:10:35
それを泡で隠してしまうのを惜しみつつ、丁寧に滑らかな背中を磨いていく。
『痒い所とか、ない?』
『平気。……んっ』
丁度スポンジが首筋を掠めて、アスランがうわずった声を洩らした。
そのままスポンジを持った手は前に回り、
胸の谷間を辿って見る間に彼女の全身を泡に塗れさせていく。
『キラ……っ』
キラの裸の胸が背中に密着するのを感じてアスランの声に戸惑いが混じる。
続いてもう片方の手も脇腹を撫でながら左の胸を目指して這い回る。
『ちょ、前はぁ、いぃ……っぁん!!』
形ばかりの非難の声は、悪戯好きなキラの手で
左の胸を掴まれた事で甘い嬌声に変えられた。
強く掴まれたそこは、泡で滑って掌からつるりと逃げてしまう。
さらに追い打ちを掛けるかのように耳朶を甘噛みされ、
それらの感触が、アスランの身体に簡単に色情の火を灯す。
『あぁ……う…んっ……』
スポンジを床に落とし、自由になった両手で二つの膨らみの感触を味わう。
下から持ち上げたかと思えば、今度は捏ね回すように揉みしだく。
掌で押し潰し、ぷっくりと起き上がった中心をしつこく弄ぶと、
力なく添えられたアスランの手に時折力がこもった。『キ…ラ……ぁっ…は……っ!!』
甘さを含んだ声で続きを促されるも、あっさりとキラはアスランから身を離してしまった。

1033ねん2くみ あすらん・ざら 13:2005/08/07(日) 02:11:02
『あ……』
惜しむような声にほくそ笑んで、キラは彼女の耳元でこう囁いた。
『次は僕の番ね。
巧く出来たら、続きをしてあげる。』
『……っ』
『返事は?』
『…はい……』
普段は気丈な彼女も、こんな時ばかりはしおらしい。
快楽が深まれば、理性からも解放されて、次第に大胆になってもくれるのだ。
無論、キラ自身が手ずから仕込んだ成果である。
場所を入れ替わり、今度はキラが椅子に腰を下ろす。
落ちていたスポンジを拾おうとする手を掴んで、きょとんとした目で
見上げるアスランに、キラはこんな指示を与える。
『これじゃなくて、君の身体で洗ってよ。
いいものがついてるじゃない、ここに、…二つも。』
先刻散々可愛がってやった乳房を撫で上げると、アスランの身体に震えが走った。
『は…ぁっ……で、も、どう、やって…』
『さっきみたいにしてくれればいいよ、背中から。』
『…う、うん……』
穏やかに下される命令に、アスランは素直に従った。
キラの背中に密着し、柔らかな丸みを押しつける。
『そのまま上下に動いてみてくれる?』
言われるがまま、キラの両肩に手を掛けて、アスランはぎこちなく身体を動かした。
手で直接触るのもいいが、こんな風にさせるのもまたおつなものだ、とキラは一人で悦に入った。
柔らかでありながら確かな弾力で反発する感触の中心に、こりこりと固い小さな粒が二つ。
それが絶妙なアクセントになっていて、キラは自身が急激に昂ぶるのを感じた。

1043ねん2くみ あすらん・ざら 14:2005/08/07(日) 02:11:29
『……背中はそれ位でいいや、今度は前をお願い。』
『…ん、わかった……。』
一度身を離して正面に回ったアスランの胸に、キラは直接ボディソープを垂らした。
生温い粘液が敏感になった肌を伝い落ち、アスランにもどかしい喜悦を与えた。
『ぁ、っ……ん……。』
手を引かれ、キラの腕の中に納まると、太腿に彼の欲望を
直に感じて、アスランは軽い羞恥と共に少し嬉しくなった。
『キラぁ、これ……私で……?』
タオル越しに触れると、そこは既に熱を持ち、硬く張り詰めていた。
『そうだよ、アスランがそんなに可愛くてえっちだから、こうなってるの。
……ここも、きちんと洗ってくれるよね?』
『……うん……。』
タオルをそっと除け、そそり勃った逞しい幹をアスランの掌が包み込む。
『熱い…ね……ふふっ。』
掌に伝わる熱と激しい血流を暫し愉しんで、掌の代わりに泡を纏った胸の双丘で挟んだ。
『キラは…どうやったら、気持ちいい……?』
潤んだ瞳で艶然と見上げられ、キラは固唾を飲んだ。
しかし表情には出さず、余裕ぶってアスランの頬を撫でた。
『……とりあえず、好きにしてみてよ。』
『うん……気持ち良く、なって……ね。』
無邪気に微笑んで、アスランは行動を開始した。
谷間にキラ自身を挟んだまま、両手で乳房をぎゅっと寄せ、圧迫する。
そのまま、まるで自慰でもするように自分で自分の胸をやわやわと揉みしだいていく。
そうすることで、より質量と硬さを増していく彼の熱の感触を愉しみつつ、
谷間から顔を出したキラの先端にふっと息を吹き掛け、
焦らすように何度もそこを舌先で柔らかくねぶる。
──この間、アスランの瞳は終始キラの顔を捉えたままだ。

1053ねん2くみ あすらん・ざら 15:2005/08/07(日) 02:11:54
軽く眉根を寄せたキラの呼吸が僅かに早まっているのを見逃さず、
まだこれからとばかりに双丘を揺り動かし、先端を口内に含んだ。
髪を纏めている所為で、彼女がどう自分を愛撫しているかが
はっきりと見え、視覚の面からもキラを煽っていた。
『ふ…っ、上手だよ、アスラン。』
亀頭を舌で転がすようにねぶっているアスランの頭を撫でてやると、彼女は嬉しそうに目を細めた。
『出しても…いいよ。』
そう呟いたアスランの綺麗な貌めがけ、身の内から
沸き上がる欲求に逆らわずキラは遠慮なくぶちまけた。
『きゃっ!!……ぁは…やぁん……』
勢い良く噴き出る白濁を顔面に浴びて尚、アスランは何処か楽しそうだ。
最後にちゅ、と先端に吸い付き、尿道に残っていた精液を丁寧に吸い出した。
そして行儀良くこちらを見上げ、自分の次の行動を待つ彼女を、
キラは手を引いて立ち上がらせ、胸に抱き込んだ。
そのはずみで、大分緩くなっていた髪留めが外れ、
落ちてきた長い髪がアスランの頬を縁取り、艶を添えた。
『よくできました。
しよっか、さっきの続き。』
そう耳元で囁いて、シャワーのコックを捻る。
少し温めの湯が二人に降り注ぎ、泡と、アスランの顔にかかったキラの残滓を洗い流していく。
そのまま二人で抱き合って、唇を重ねた。
すかさず侵入してきたキラの舌を受け入れると、
一緒にシャワーの湯もアスランの口内に流れ込んでくる。
『キ…ラ……ぁ、…ふ…』
一度唇を離し、今度は互いの舌を戯れるように舐め合う。
シャワーの水音に交じって、くぐもった嬌声と互いの吐息が狭いバスルームに響く。

1063ねん2くみ あすらん・ざら 16:2005/08/07(日) 02:12:44
やがてキラの舌がゆっくりとアスランの頬を伝って耳に辿り着き、狭い孔を挫いてから首筋に移っていく。
『んんっ……く…ふっ…』
緩慢な動きでじわじわと下へ下へと下りていき、遂に先刻彼女が気にしていた場所に行き着いた。
『や……ぁっ』
反射的にそこを隠そうとする手をやんわりと退けて、
キラは皮膚の薄いその場所に音を立てて吸い付いてやる。
『ぁう……っ!!』
そこに鬱血の跡が残ったのを見届けると、その奥の最も感じやすい処に軽く歯をあてた。
『ふぁっ……くっ!!』
急に襲った強い刺激に身を強張らせるアスランに構わず、
キラは更に焦れったそうに片足を抱え上げ、蜜を零す秘処に尖らせた舌を沈めた。
『あ…ぁ……んっ…キ、ラぁ…っ、も…だ、め……』
壁に背を預けて、不安定な姿勢のままのアスランが、
持ち上げられた脚の爪先を震わせて行為の先をねだる。
既に焦らす余裕も無いキラは、すっかり勢いを取り戻した自らの分身を、
アスランの潤った秘処にあてがい、一気に腰を進めた。
『あぁ……っ、く、ぃ……っ!!』
『アス、ラン……っ!!』
更なる深い悦びを得る為、しなかやな脚を抱え直すと、キラはアスランの奥を何度も穿った。
『やっ、あっ、あっ……ぁ、あぁ……。』
急激な追い上げに、壁にもたれる事で辛うじて支えられていた
彼女の膝が、遂に力を失ってずるずるとくずおれた。
それを抱き留めて自分もゆっくりと腰を降ろし、膝の上にアスランを座らせた。
深まる結合に悦を示して跳ねる腰を抱いて、緩やかな律動を送り込む。
目の前で誘うように揺れていた胸の先端の桜色に赤ん坊のように吸い付くと、
甘やかな声とともに内壁がうねるように騒めいた。
激しく動けない代わりに、抱き締める腕に力を込めるキラに応えるように、
アスランの腕が彼の頭を掻き抱き、離すまいと両足を絡めてくる。
そのまま互いの感触を味わっていると、繋がった身体の快楽とは別の、深い陶酔が二人を包んだ。
胎内のキラがびくびくと跳ねるのを感じて、アスランの白い内腿が引きつる。
雨のように降り注ぐシャワーの湯に打たれながら、貪欲に唇を求め合い、
互いに互いを昂め合って、最奥で弾けた熱を受けとめてアスランの身体が大きく弾んだ。

1073ねん2くみ あすらん・ざら 17:2005/08/07(日) 02:13:05
──その後、改めて髪と身体を洗っていたら結構な時間が経ってしまった。
『……ずいぶん長湯しちゃったね。』
既に着替えを終え、濡れた髪をタオルで無造作に拭きながら呟くキラを尻目に、
アスランはけだるい身体をなんとか動かして、キラの用意した寝間着に着替えている。
テディベア柄のピンクのパジャマは、キラが贈った物だ。
──ヤマト家にしばしば泊まりに来るアスランの為に、
いつ頃からかパジャマが常備されるようになったのだが、
発育著しい彼女にサイズが合わなくなり、最近になってキラが買い替えた、というわけだ。
『キラぁ、髪乾かすから手伝ってよ。』
『はいはい。』
アスランの手からドライヤーをひょいと取り上げ、丁寧に温風を当てていく。
濡れた髪が乾いて元のさらさらとした手触りに戻ったのを確認して、
キラはついでに自分の髪にも適当に温風を当てる。
『さーて、寝よっか。』
そう言ってキラは、最初にここに来たようにアスランを抱き上げた。
しかし今度は、アスランの腕がキラの首に回され、しがみつくような格好になる。
『気に入った?抱っこ。』
からかうように尋ねると、アスランは頬を染めながらも小さく頷いた。
腕の中の身体をあやすように揺らしながら寝室に向かうキラの耳元に、アスランが唇を寄せる。
『私が寝るまで……こうしててね。』
そんな囁きを落とされて、キラの頬にも僅かに朱が走った。
『勿論、そのつもり。』 互いに額を寄せて小さく笑うと、キラはアスランを抱いたまま器用に寝室のドアを開けた。
布団を跳ね除け、大事そうにアスランをベッドに横たえ、自分もその隣に納まる。
先刻の約束どおりにアスランを抱き寄せて、額に軽く接吻る。
『おやすみ。』
『うん、…おやすみ。』
室内灯を落とすと、感じる温もりに誘われるまま二人同時に眠りに就いた。

──翌朝、休日なのをいいことに昼近くまで眠っていた二人を帰宅したカガリが揶揄されたキラが
『そういうカガリこそ昨夜はラクスと……』
と言いかけると、カガリは耳まで真っ赤になって
『お、俺とラクスはそんなんじゃあqwせdrftgyふじこlp;』
と激しく取り乱し、キラとアスランは思わず顔を見合わせた。
こちらもまた一悶着あったようだが、それはまた別の物語である。

108ナタアス 1:2005/08/07(日) 02:26:48
通常装備:ザフト赤服(超ミニ)

高機動型:体操着(ブルマーtype)

局地戦(砂漠)用:バニー(ボディコンtype)

局地戦(海中)用:スク水(ピチピチtype)

強行偵察用:セーラー服(ヘソだし)

対拠点攻略用:(ミーアの)アイドル衣装


クルーゼ「さあ、君の好きな装備を選びたまえ。」

アスラン「・・・・・・・・・・・・」


ちなみに
対拠点攻略用装備(アイドル衣装)でヤキン・ドゥーエ戦に臨んだ場合


アスラン「あ、あの・・・・えと・・・・み、皆さーん!今日はお父様のために集まって下さって、本当にありがとー!!(は、恥ずかしいよ・・・・)」

一般兵達「オォォォォォォォォォォォォォォッッッ!!!」


ナタル「なッ!?一体どうなってるんだ!?敵の特殊工作か・・・・?・・・・理事!アズラエル理事ッ!?」

アズラエル「L・O・V・E!!ア・ス・ラ〜〜ン!!♪」

ナタル「お前もかぁぁぁぁぁぁぁッッ!?」

109ナタアス 2:2005/08/07(日) 02:28:58
本編では会ってないけど・・・・

アスラン「はじめまして。アスラン・ザラです(ペコ)」

ナタル「あ・・・・あう・・・・(可愛い・・・・・)」

アスラン「・・・・?」

ナタル「あ、いや!そのッ・・・・コホン、よ、よろしく頼むぞ、アスラン・ザラ!(赤面)」

アスラン「あ、はい。よろしくお願いします(・・・・?)」

ナタル「(落ち着け、落ち着けナタル!私にそのケは無いだろう!?私が異性と付き合わないのは、単に出会いの機会がないだけであって、そんな理由では決して・・・・!)」

ナタル「(・・・・でもあの子、可愛かったなぁ・・・・)」

ナタル「(・・・・って、何を考えてるんだ私は!?落ち着け、落ち着けー!!)」

110ナタアス 3:2005/08/07(日) 02:29:40
多分ナタルは、溜め込んで溜め込んで何かの拍子に破裂する「爆弾タイプ」だと思うので、きっと・・・・


アスラン「副艦長、いつも遅くまでご苦労さまです(ぺこり)」

ナタル(疲労&我慢限界)「ア、アスラン・・・・(ブチッ)・・・・ふ、フフフフ・・・・」

アスラン「(ビクッ)ふ・・・・副艦長・・・・?」

ナタル「アハハハハ・・・・・・・・あーー!ホンット可愛いなぁもうッ!!(某教師風)」

アスラン「なッ?ナタルさんッ!?いきなり何を言い・・・・」

ガバッ!

ナタル「剥いてやる!全部ひん剥いてやる!!全部剥いて産まれたままの姿で愛でてやるーーッ!!」

アスラン「わぁぁぁッ!?副艦長、冷静にッ!!あ、嫌、ちょっ・・・・誰か!誰か!キラぁぁぁ・・・・!!」


みたいな強姦チックなのが合うかもしれないねw

111シンアス 1:2005/08/07(日) 02:32:24
ミネルバがいくら軍艦といえども、女性が集まればほほえましい光景になる。
賑やかな声が聞こえてきたなと思い、シンが覗き込んだ休憩ルームには、
アスランとルナマリア、メイリンの三人がいた。
テーブルの上には化粧品がずらりと並び、
話をしながらいろいろなメイクを試しているようだった。
男同士ではあり得ない光景のため、物珍しく眺めてしまうが、
そんなシンをまったく気にすることなく彼女たちは楽しそうに話していた。
休憩に入るところだったシンは、ドリンク片手に少し離れたテーブルに陣取る。
眺めているうちにわかったのだが、主に試されているのはアスランであり、
ホーク姉妹はどの色があうのかとしきりに話し合っていた。
「もうそろそろ解放してくれてもいいと思うんだが」
「またアスランってばそんな口調で!
 せめてお姉ちゃんぐらいの話し方してください」
「ちょっとメイリン? 私くらいってどういうことよ」
「ああもう何でもいいから、試すのか試さないのか、はっきりしてくれないか」
「「だから、その口調はだめ!」」
二人に詰め寄られて言い返せないアスランの視線が宙をさまよう。
そしてその先にいたシンに、思わず助けを求めたのは仕方がないことだ。
「シン! ちょっとこっちに来てくれないか?」

112シンアス 2:2005/08/07(日) 02:33:01
「……なんなんすか、一体」
文句をいいつつもすぐに席を立つ。
シンは三人の様子を見るのに没頭してしまったため、
ほとんど中身の減っていないドリンクごと移動する。
「さっきから二人のおもちゃにされているんだ。
 どうにかしてやめさせてくれないか」
「俺にそんなこと出来ると思うんですか」
「……そうだな」
出来ないことはシンがよくわかっているのだが、
アスランにあっさり納得されると面白くない。
ふて腐れてその場を立ち去ってやろうかとも思うが、
それよりも近くの椅子を引いて座り込んだ。
「そういうわけですから、アスランさんは二人の気がすむまで、
 思う存分おもちゃにされてください。俺、ここで見てますから」
「シン……いいかげんアスラン「さん」はやめてくれないか」
「男っぽい話し方を止めたら考えます」
「だいたいなんでそこに座るんだ。後ろじゃなくて他にも席があるだろう」
「呼んだのはアスランさんですよ?
 それに俺がどいたらそのまま逃げ出すんじゃないかって心配なんですよ」
「お前に心配されるようなことじゃないんだがな」
「でもさっき逃げようとしてましたよね?
 まだ仕上がってないんですから、私とメイリンの言うこと聞いてください」
左右をホーク姉妹に囲まれ、ほぼ背後をシンに取られた状態では、
どうやっても逃げ出すことは叶わない。
諦めの溜息をついたアスランに、ちょっとだけかわいそうかも、と思ったシンは、
アスランの肩をトントンと叩く。
「どうせ時間かかるだろうから、いいですよ、それ飲んでも」
アスランの目の前にドリンクを置き、指をさす。
自分が口をつけたものだ、言っても躊躇するだろうと思ったのだが、
アスランは「そうか」と呟いて手を伸ばしていた。

113シンアス 3:2005/08/07(日) 02:33:34
「え、ちょっと、なんなんですか!」
あまりにも自然な動きだったため、止めることすら間に合わない。
変わりに悲鳴のような大声を出してしまい、アスランが不思議そうにシンを見た。
「飲んでもいいと言ったのはお前だろう?」
「だからってあんた、普通飲まない……って、なにすんだよ、ルナ!」
呆れながらアスランに話しかけていたシンは、
途中でルナマリアから拳骨を振り下ろされていた。
「あんた、じゃないでしょ? 貴女は、ぐらい言いなさいよ」
「ねえねえ、私もちょっともらってもいい?」
姉の行動に驚いた様子も見せず、メイリンがシンを覗き込む。
ところが、
「だっ、駄目に決まってんだろ!」
勢いよく立ち上がったシンが、アスランからドリンクを奪い取る。
「おいシン、その態度はないんじゃないか?」
メイリンに対して頭ごなしな言い方だったため、
それを咎めたアスランだったが、見上げたシンは顔を赤くしていた。
「シン?」
「あんたに……あんたに言われたくないですよ!」
そのまま駆け出していくシンを、あっけにとられて眺めるアスランだが、
左右の姉妹はシンの気持ちもそれゆえの行動もよくわかっていた。
「持って行っちゃったね、シン」
「意外と冷静だったのかもしれないわね」
「……どうしたんだ、シンの奴。なにか怒らせたのか?」
「さあ? 気になるならあとで聞いてみたらいかがです?」
「でもシンのこと気にする前に、もうちょっと試させてくださいね。
 おねーちゃん、ピーチピンクのチーク取って」
「どっちかってーとローズピンクだと思うけど?」
「まだ終わらないのか……」
その後、解放されたアスランがシンのところに向かうものの、
いつになくばっちりフルメイクのアスランにうろたえたシンは、
またもや顔を赤くしながら走り去って行き、
それを追いかけるアスラン、という追いかけっこが繰り広げられた。

114医務室 1:2005/08/07(日) 02:37:28
半ば巻き込まれる形でザフトを離れたメイリン・ホーク。
自分で選んだ事とはいえ、とんでもないことをしたような気がする。
ふう、と息をつくと彼女は辺りを見回した。

ここはアークエンジェル内の医務室。
憧れの人であるアスランに庇われたおかげか、メイリンは自分で動ける程度に回復した。
だがそれと引き替えに、アスラン自身は体を起こすのにも一苦労するくらいの重傷だ。
そんな彼女がいる隣のベッドを見ては様子が気になり、その端っこにちょこんと腰を掛けた。
今は特に痛みを訴える事もなく、寝息を立てている。
(綺麗な寝顔……)
起こさぬよう、静かに顔を近づけた。
改めてじっくり見ると何だか照れくさくなって、メイリンはわずかに頬を染める。

(――ヤダなぁ…。これじゃまるで、恋してるみたいじゃない)


女同士なのに――。

そう付け加えて顔を離すと、ふるふると首を振った。
もう自分のベッドに戻ろうと思った瞬間だった。
メイリンはアスランの汗ばんだ首筋に目がいく。
熱が上がったようではなさそうだし、恐らくは寝汗であろう。
本来なら寝起きにシャワーを浴びればいいのだが、この状態ではそれも困難。
かといってこのまま放っておくのは体に良くない。
(そうだ!)
メイリンは備え付けてあったタオルを手にし、汗を吸い取ってやる。
露出している顔と首を拭き終えると、彼女は恐ろしく早く打つ鼓動を抑えながらゆっくりと布団を剥いだ。
その体は上が裸のまま包帯が巻かれていて妙に艶っぽい。
「あっ、あぁ…!」
露わになった素肌に、一際メイリンの心音が高鳴る。

115医務室 2:2005/08/07(日) 02:38:18
思わず声を漏らしてしまったが、アスランが目を覚ますことはなかった。
透き通るような肌色は同じ女のメイリンでも見た事がない程に美しいものであった。
つい凝視してしまう柔らかそうな胸。
(服着てたから分かんなかったけど…結構おっきいかも…)
ゴクリと喉が鳴る。

きっとすごく綺麗な形で、触ればプルンと震えて指を弾くのだろう。
手の平で揉んだら砂糖菓子を食べているような、甘い気持ちになれるに違いない。
雄のような欲求に素直に従い、メイリンはしなやかな動作で包帯を外していった。
汗もかいているのだし、どうせ取り替えなきゃいけないのだ。
そうやって口実を作りアスランの体を抱いて、胸を隠す全ての物を取り払う。
(どうでもいいけど全然起きない。好都合だけどさ…)


さすがに目を覚ますかと覚悟をしていたが一向に起きる気配はなく、未だスヤスヤと寝ている。
こう見えてなかなか寝汚いのかもしれない。
意外な発見をして喜ぶのも束の間、次の瞬間には待ち焦がれていた乳房が目に入る。

晒された二つの胸はとびきり美味しい果物のようだ。
眩しい程に白い膨らみと、その中心にあるイチゴミルクみたいな淡いピンクの小さい乳首。

それはうぶな少女をドキドキさせるには十分すぎる色気。
彼女は手を震わせながら、優しく谷間の汗を拭い取る。
タオル越しに触れる柔らかさにどうしようもない欲望を感じ、タオルを放り出して両手を胸に当てた。

116医務室 3:2005/08/07(日) 02:38:43
左右同時、持ち上げるように揉むと、自分の胸とは違う極上の弾力に驚き、手がピタリと止まる。

(き…気持ちイイ…)

恍惚の感触だ。
他人の胸がこんなにも心地良いものだなんて、メイリンは知らなかった。
それともアスランが特別なのだろうか。
一度触っただけで虜にさせるなんて。もう彼女は夢中だった。

まだまだ触っていたいのだと全体を包み込むように、
時には鷲掴みするように目の前のマシュマロを揉みしだいていく。
やがて物足りなさを感じたのか、メイリンは小振りな乳首に釘付けとなった。
唇を軽く噛んで下から支えるように包み、親指と人差し指で花の蕾のようなそれをクリクリといじった。
指の腹で乳頭を撫でてやると分かりやすく形を変える。プックリ膨らんだ乳首は、先程よりもずっといやらしい。
メイリンは知らずに口を開け、舌先を出している事に気付く。
(どうしよう、舐めたい…。でも、いいのかな…そこまで…)
散々好き勝手にしておきながら、ここにきて突然罪悪感に苛まれる。

これ以上進んでしまっては、後戻りできなくなる。そんな予感がした。

117医務室 4:2005/08/07(日) 02:42:17
もう止めよう、こんな不毛な事は。
苦笑して手を離そうとすると、指先がふいにピンクの飾りを掠った。
そのもどかしい感触に、今まで無反応だったアスランの体がピクリと揺れる。
ギクリと肩をすくませ表情を伺うと、悩ましげに薄く開かれた口元に衝動を覚える。
キスをねだるかのような色っぽい唇と―――その奥に見える、赤く濡れた舌。

メイリンは爆発しそうな感情を抑え込むように強く瞳を閉ざす。
だが、視界を暗闇にしても無駄だった。
脳裏に焼き付くアスランの素肌。まだ手に残る、柔らかく暖かな胸の味わい。
スーッと深く息を吸い込み、彼女は光を取り戻す。
その目には今までにない力強さを秘めていた。
体勢を変え膝を立てて体重をかけないよう、アスランの上に跨る。


長い睫が降りている事を再確認し、メイリンはゆっくりと顔を寄せていった。
(――ああ、アスランさん…私…)
鼻と鼻の先がわずかに触れ、それが合図かのように瞼を下ろす。
アスランの息が当たって少しくすぐったい。むず痒さから一瞬動きを止める。
けれど引き戻したりはしない。
再度頭を下げていくと、かすかに唇が触れあった。
それは触れた胸よりも熱くて柔らかくて、二度もメイリンを虜にさせる。


(私、貴女が好き……好きよ…)

迷いを吹っ切ったメイリンは口付けの角度を変え、舌を進入させて歯列を辿った。
気付けば先程と同じように胸を揉みほぐしている。
しているのは自分で、されているのはアスランの方なのに、なぜかメイリンの肉体は信じられないくらい高ぶっていた。

118医務室 5:2005/08/07(日) 02:42:54
糸を引く程に絡め合った口を離し、触れ続けている胸に目をやる。
この官能的な形や色は、性に目覚めた少女を容易く誘惑する。
(美味しそう…しゃぶりたい…。あんなに甘そうなのに、我慢なんてできない!)
うっとりした表情で彼女は躊躇いなく乳首にキスを落とした。
そのままぱっくりと銜え、チュウッと軽く吸い込み舌先で転がす。
小さい果実がコロコロするような感覚がおもしろくて気持ちよい。
「あふ…うン…」
舐める際、うっかり胸に歯を立ててしまったが、深い眠りに落ちているアスランは起きる事はない。
伝わる味は汗で少しはしょっぱいはずなのに、やたらと甘く感じる。そして、とてもいい香りだ。
持て余していた片方の手も胸に添え、柔柔とした感触を楽しむ。
(何…?何かヘン。アソコがうずうずする…)
下半身の妙な違和感にメイリンは無意識に腰を前後に揺らすと、下着の中心部分が濡れていることに気付いた。


恐る恐る手を伸ばし女性器に触れると、ねっとりした愛液が指に絡まる。
「きゃっ。ヤダ…濡れてる…」
しゃぶりながら自分の方こそが感じていたのかと思うと、途端に恥ずかしくなる。
逆にアスランは深い眠りに落ちたまま喘ぐ事もなく、只々メイリンの愛撫を受け続けていた。
もしかしたら自分はテク無しなのかもとションボリするも、更なるイタズラ心で今度はアスランの下肢を指でなぞった。
直接ではなく下着の上からだったが、そこには薄っすらと染みが出来ているのが分かる。
眠りながらもちゃんと行為に応えてくれたのだと、メイリンは表情を明るくさせ喜んだ。


だが、その快楽は突然、崩壊の時を告げた。

119種@名無しさん:2005/08/07(日) 02:54:20
イザりんスレ2
>>50-56

‖Д`)さん
>>57-61 花火
>>63-74 キラ様BD
>>76-81 お仕置
>>83-86 夢
>>91-107 3ねん2くみ あすらん・ざら

避難所1 88さん
>>88-90 ミエナイクサリ

ヒロインスレ9 448さん
>>108-110 ナタアス 

ヒロインスレ9 686さん
>>111-113 シンアス 

ヒロインスレ9 904医務室の者さん
>>114-118 医務室 キラアス前提メイアス

120ノラぬこさん:2005/08/07(日) 03:03:09
隅○川花火大会に行くキラたんとアス子たん。

キラたん「すごい人混みだねえ。はぐれないように手ぇつなごうか」
アス子たん「うん。あっ(転けっ)」
キラたん「だ、だいじょぶ?」
アス子たん「あっ、浴衣がちょっとはだけ…」
キラたん「じゃ、僕が直してあ…」
炒飯男「おおっとそういう時は俺の出番だぜグゥレイトっ」
キラたん「な、なんだ突然!」
炒飯男「俺は日本舞踊の師範なんだぜグゥレイト。着付けは任せろっ」
キラたん「そーいやそういう設定が…」

121アスランとフレイのヒロイン対決:2005/09/18(日) 22:51:16
プラントの某軍事施設で偶然会うアスランとクルーゼ隊。
「アスラン、新しい配属先はどうだ。」
と話しかけるクルーゼ。
「ええ、まあ・・・」
未だ立ち直れていないアスラン。
「顔色がすぐれないようだな。ストライクを討ち勲章を授与した君に、皆期待しているんだ。
 がんばってくれたまえよ。」
アスランの肩を叩くクルーゼ。
「はっ!」
敬礼して答えるアスラン。そこに一人の兵士が
「クルーゼ隊長宛てに通信が入っています。」
「そうか。ではな、アスラン。君達はここで待機していてくれ。」
イザークとフレイを残し立ち去るクルーゼ。
「シャンとしろ!特務隊員がそれじゃ士気がさがるだろうが!」
アスランに渇をいれるイザーク。

122アスランとフレイのヒロイン対決:2005/09/18(日) 22:51:41
「・・・った・すって・・・」
「えっ?」
今まで一言も発しなかったフレイの暗く低い声に、アスランとイザークは振り返る。
「討ったですって!?あなたがストライクを・・・キラを!!」
「キラって、・・お前なんでキラのことっ」
アスランが『キラ』の名前を知ってることを知り、キラの親友がイージスに乗っていること、
その所為でキラが本気を出さなかったことを思い出す。
―――大丈夫だよ、フレイ。僕達もいくから。
―――あの子!キラは、あの子はなにやってるの!
―――頑張って戦っているよ。でも、むこうにもイージスがいるし、中々・・・。
―――パパの船を撃ったらこの子を殺すって・・・あいつらに言って!そう言ってぇー!!!
―――いやぁーーああーーーーーーーっ!
―――あんた…自分もコーディネイターだからって 本気で闘ってないんでしょう!!
―――あのイージスに乗ってるの親友なんだってな。
―――キラ!キラ・・・わたしっ!
―――ごめん・・・後で・・・・・・。帰ってから・・・
―――MIA・・・戦闘中行方不明。未確認の戦死のことだって、軍では。
(お得意の回想シーン終了)
「私はキラの恋人だったのよ、あんた達が落した先遣隊モントゴメリにはパパが乗っていたの!
 全部あんたの所為よっ、あんたの所為でパパもキラも死んだのよ!」
クルーゼの部屋から隠し持ってきた銃をアスランに向ける。
「キラの恋・・・人・・・・・・」
この人が同胞に反目してまでキラが守りたかった大事な人。

123アスランとフレイのヒロイン対決:2005/09/18(日) 22:52:42
動かないアスラン。間一髪のところでイザークが銃を蹴り上げ、フレイを気絶させる。
「アスラン、なぜよけなかった!貴様なら充分よけれたはずだ」
胸倉を掴み叱責するイザーク。
「殺されても仕方ないと思ったんだ。彼女には俺を殺す権利がある。」
「馬鹿野郎、ニコルは何の為に貴様を守った!こんなところで犬死させる為じゃない!
 ニコルも、ミゲルもラスティもディアッカもザフトの為にコーディネーターの為に死んでいった。
 俺達はあいつらの為にも勝利を納めなければならないんだぞ!」
まだ怒りが覚めやらんとアスランを突き飛ばすイザーク。
「もしも、お前が撃たれていたら、あの女この場で殺していた。
 クルーゼ隊長が鍵だなんだと大事にしていたとしてもだ。」
イザークの言葉フレイの言動に、カガリの言っていた憎しみの連鎖を目の当たりにし、
本当にこのやり方で戦争は終わるのかと疑問をよぎらせるアスランなのであった。

んで、この後キラと再開して和解。
キラの恋人、フレイがザフトに捕虜としていることを知りつつも、
それを告げたら危険を顧みず、助けにいってしまうであろうキラに中々言い出せないアスラン。
罪悪感と嫉妬に胸を痛めちゃったりするんだな。

124:2005/09/18(日) 22:57:45
アスランはまったくそーゆーことを知らないっていうか教えてもらわなかったため一本たりとも指を触れてこなかったキラに朝起きて昔の調子で
「キラ〜・・・。朝だよ・・・。いつまで寝てるの・・・?」
とかいいつつ笑いながら寝起きの悪いキラを揺り動かす。
隣にアスランがいたせいで朝方まで寝付けなかったキラはうんうん言うだけで一向におきようとしない。
「もう〜相変わらずだなぁキラは・・・。えい!」
と布団を剥ぐと年頃の少年の朝恒例の出来事がキラの腰あたりで起こっているわけで。
「・・・・・・・・・・・・・????????」
本気で分からないアスランは目を細めてみたり近づいたり離れたりしながらそれをじっくり観察。
そっと触れてみるとなんか妙な感触がする。
「・・・キラ・・・?なぁに、これ???」
「え・・・うわぁ!な、な、何してるのアスラン!」
「何って・・・。これ・・・こんなのあったっけ???」
むにむに
「だ、駄目だって・・・離して・・・!アスランっ・・・!」
「???」
「あぅ・・・!(パンツの中で発射)」
「・・・あ。小さくなった・・・。それになんか湿ってきたよ・・・キラ・・・。この年でお漏らし?・・・もう・・・仕方ないなぁ・・・。ほらパンツ脱いで!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(シクシク)」


そのパンツをキラが必死に止めるのも聞かず堂々と洗濯場に行って
「やるねぇ!中々激しかったみたいだな昨晩は!」
はっはっはっはと笑いながらアスランの腰を撫でていく兄貴。セクハラです。
訳が分からず取り合えずキラのパンツを洗濯機に放り込むアスラン
それをアスランから聞いて兄貴のアレ画像を今度は地球とプラント全部に送りつけてやるキラ

その後ディアッカにも見つかり同じようなことを言われるアスラン
寝る前に死ぬほど抜いたら朝ああはならないかな・・・とマジに考え出したキラ
艦長に一升瓶で殴られて瀕死の兄貴

125ブラジャー 1:2005/09/18(日) 22:59:53
「いかん!いかんぞ!そんな事じゃいかん!」
必死の形相で遠くからフラガが一目散に廊下を走ってくる。
目標。廊下に佇む一厘の青い薔薇、もといアスラン・ザラ。
「え、え、え?」
そのままその勢いでがしっとアスランの細い肩を掴みがくがくと力任せに前後にゆすった。
「そんな事じゃいかん!お前は何を考えてるんだ!」
何か先の戦闘で至らないことでもあったのだろうか。がくがくと揺さぶられる脳の中でアスランがそんな事を考えていると
「今日、ミリアリアに聞いた。お前の洗濯物の中に・・・ブラジャーがなかったということを!」
「は?」
「証言を元に綿密な現場検証をしたところ、かろうじてパンティらしいものは発見されたが確かにブラジャーは影も形も見つからなかった!」
この人はアスランの洗濯物の中に首を突っ込んでブラジャーを捜していたのだろうか。
恐るべき、エンデュミオンの鷹!
「え〜と・・・。だって持ってないですし。」
「くはぁ!なっとらん!仮にも恋人はキラだろう!何を考えてるんだあの坊主は!」
「あ、あんまり私のは・・・そのぅ・・・大きくないですから・・・あまり必要に駆られないというか」
「それがいかん!きちんと若い頃から付けておかないと型崩れがおこるんだぞ!しかもさっき揺すったところを見るときちんと胸も揺れていた!きちんとしたのをつけないと本当にヤバイぞ!」
「・・・そ、そうなんですか?」
「そうなの!全く・・・キラもきちんと買ってやればいいのに。」
いえでもまだそんな関係でもないし、といいかけたアスランの言葉を聞かずフラガは機関銃のように喋り捲る。
「とはいえ今から近くの店といっても難しいし、マリューのじゃいくらなんでも大きすぎるだろうしミリアリアのでは逆に小さい気がするし。」
このひとはAAの女性クルーの全てのブラジャーサイズを把握しているのだろうか?

続く

126ブラジャー 2:2005/09/18(日) 23:00:43
そんな的外れなことをアスランが考え出したときにフラガの目が怪しく光った。
「・・・まぁ。ここはこの俺に任せてだねぇ。サイズを測らんといかんな。サイズを。」
「・・・サイズ?胸囲なら軍で測定していましたが。」
「違う!まずアンダーバストとトップバストを測ってその差からカップを算出するの!そうだなぁ・・・お前のサイズだと・・・。」
フラガはアスランの胸を嘗め回すようにじっと眺めて
「ま!測ってみれば分かることだな!おお!ちょうどいいことにここに空き部屋が!さぁさぁまぁ入って!」
「え、あの、ちょっと・・・」
「大丈夫大丈夫!きちんとつければキラもきっと喜ぶぜぇ〜?」
「え・・・。本当ですか?」
キラ、という単語にかなり心を動かされたアスラン。一瞬の隙もフラガの鍛え抜かれた軍人の勘は見逃さなかった!
アスランの華奢な背を一気に押して薄暗い部屋に入っていってかちゃん、と鍵をかけた。

その後のことはAAの日誌にも書かれていない。
ただアスランを捜しに来ていたキラがアスランの声を聞いて部屋を発見し中々開かない扉に種割れして電子ロックの扉をぶち破り
軍服一枚脱がされただけで未遂なアスランとハァハァ状態なたフラガを見つけることとなる。
フラガは翌日全身ズタボロな丸裸で「セクハラマン」と顔に大きく書かれた半死半生状態でその部屋から発見された。

キラが壊した電子ロックの扉の修理代とアスランのブラジャー代の代金はフラガのポケットマニーから差っ引かれたらしい。
サイズはみかねてラクスが測ってくれた。

「アスランは結構巨乳さんなんですのね?」
「な、何を言ってるんですか!ラクス!」
「でもまだ崩れてなくてよかったですわ〜。キラも喜びますわよ。」
「・・・そ、そうなんですか・・・。」

127お酒 1:2005/09/18(日) 23:02:19
誰ですか!アスランにお酒を飲ませたのは!」
キラが部屋に入ってくるなり叫んだ。
「だってアスランったらいける口っぽいんですもの。」
コロコロと鈴を転がすようにラクスが笑う。決して広くない部屋の一室、所狭しと転がっているのは酒瓶と何人もの泥酔者。まだいける何人かは隅っこで未だ飲みを続けている。
キラがその被害を逃れたのは偶然に過ぎない。頼まれた雑用をこなして疲れて部屋に戻ってきたら同室のアスランがいない。
彼女の行方を聞きに隣近所の部屋に当たりをつけたが部屋の中には猫の子一匹ハロ一匹転がっていない。ふらふらと探しまくっていたらここにたどり着いたというわけだ。
部屋の扉の電子ロックを解除すると酒特有の、素面のものにだけ分かるちょっと甘みを伴った空気がむわっとキラの顔を打った。部屋の空気隅々までアルコールに満たされているかのようでキラはちょっと眉を顰める。
キラは死屍累々とする部屋のなかで探していたアスランの姿を見つけて何人かを踏みつけながら歩み寄った。
彼女は隣のラクスの肩に頭を乗せて気持ちよさそうにうっとりと目を瞑っている。ラクスは彼女を肩にもたれさせたまま空になったグラスに手酌で手馴れたように酒を注いだ。
「どのくらいのませたの・・・?」
「アスランは最初嫌がっていたんですけれど烏龍茶で割ったら飲んでくれましたの。一回飲んだら美味しいからもっと、といってくれましたわ。ほら、あの山。あれはアスランがつくたんですわ。中々でしょ?」
ラクスの白い指が指す先には高々と微妙なバランスで積み上げられた酒瓶の山があった。何本、といったレベルじゃない。何十本といった数をキラは呆然と見上げた。
「キラも如何?これ、季節限定のチューハイ。中々いけましてよ?」
「ラクスは・・・酔ってないの?」
「まぁ、まだ序の口でしょ?・・・先ほどフラガさんがお酒をついで下さったんですけれど・・・ああ。踏んでいますわキラ。そこに。」
「え。」
見れば足元にうつぶせに倒れた金髪長身の美丈夫が哀れに転がっていた。慌ててキラは足をどかす。なんか変な感触がしたと思ったら知らず知らずの間にフラガを踏んでいたらしい。

128お酒 1:2005/09/18(日) 23:02:54
「なんか先に潰れてしまったらしくて・・・そこに転がしておきましたの。先ほどまで私とアスランの真ん中に座って肩に手を回しながら
『ばれなきゃ浮気なんてわかんねぇよなぁ?』とかおっしゃっていましたけれど。」
「・・・・・・・。」
キラはどかした足に勢いをつけてもう一度フラガの後頭部に力任せに叩き付けた。
ぐぇ、とかげぴゃ、とかぐちょとか何か色々なものが潰れる音がしたけれどまぁいいだろう。
「と、とにかくアスランは帰らせますよ?ほら、アスラン起きて。」
「うう〜ん?」
「アスラン・・・。立てるの?」
「・・・キラぁ?」
アスランはまだ前後不覚らしい。へにゃ、といつもの凛とした姿から考えると想像もつかない顔でキラに笑いかける。
キラはドキドキしながらよっこらせ、とアスランを抱き上げた。
いつもはこんなことをすれば怒って殴られそうだが今は別だ。
アスランは気持ちよさげにキラの胸に顔をそっと擦り付けてくる。抱っこされて甘えてくる猫のように。
「お気をつけて。キラ。あの辺につかまると煩いですわよ?」
見ればここから少しはなれた一角に艦長たちが陣取っている。
マリューやミリアリアがはやし立てる中その中央で泣きながら素っ裸で日舞を踊っている褐色の男がいたがあれはまさか―。
キラは深く考えるのをやめてごきげんよう、と今度は日本酒の入ったグラスを揺らしながらも優雅に笑うラクスに会釈して
未だ怪しい宴会の続いている部屋を振り返らずに抜け出した。

129お酒 3:2005/09/18(日) 23:03:34
アスランはお酒なんか飲んだことあったのかなぁ。
二人の部屋のアスランのベッドに彼女を下ろすとキラは蛇口からコップに水を注いだ。
アスランはベッドの上でこてんと横になっている。
白い顔は酒のせいで真っ赤になり、微かに寛げられた臙脂色の軍服はいつもより早いリズムで上下する彼女の胸元をキラの目に見せ付けた。
ピンク色の濡れた唇がハァハァと荒く厚い息をせわしなく吐き出していた。
「アスラン・・・。誘ってる?」
なわけがあるはずもないがキラは一応聞いてみた。せめて着替えさせようと後ろを向いてアスランの服を探し出した。
キラは当然アスランの返答はないものだと踏んでいたのだが、
「キラ・・・?」
アスランの小さな声が背後で上がりキラは慌てて振り返った。アスランの翡翠色のきれいな瞳がじっとキラを見つめている。
「アスラン・・・。気がついた?大丈夫?お水飲む?」
「ん・・・。」
「はい、アスラン・・・お酒あんまり飲みなれていないんでしょ?」
キラはアスランがベッドから起き上がるのに背中に手を回して手伝いながら言った。
いつもは彼女に世話を焼かれているので今日はちょっと偉くなった気分だ。そのままアスランの口元に水の入ったコップを持っていく。
しかしアスランは一向に口をつけようとしない。
「・・・アスラン?」
「飲ませてぇ・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」
今、なんとおっしゃいましたかこのお嬢さんは。
「飲ませてキラ・・・。」
「で、でもこのままだと気管に入っちゃうよ?むせちゃうよ?起きてよアスラン・・・。」
「キラが飲ませてくれないと・・・飲まないから。」
そのまま拗ねたようにぷいっと明後日を向いてしまう。キラはいつも自分の世話を逐一焼いてくれてだらしないことが大嫌いなアスランの意外な一面を見て一瞬唖然とした。
「・・・キラの・・・口で・・・。」
アスランの濡れた唇がキラを呼んだ。「飲ませて・・・?」
キラは心臓が口どころか部屋の壁を突き抜けて出て行くかと思った。
それほどまでに今のアスランはいつもから考えてありえない。アルコールというのはここまで人を変えてしまうのか。ぐるぐると回る思考の中でアスランが終に伝家の宝刀を抜いた。
「・・・お願い・・・。」

130お酒 4:2005/09/18(日) 23:04:06
腕の中の緑の潤んだ目をして見上げてくる美少女。
いつもはストイックな凛とした優等生然とした美少女。
自分の世話ばっかり焼いて立場的にはお姉さんといった感じの幼馴染の少女。
どうでもいい女ではない。子どもの頃から好いて好いてずっと愛していた女だ。
そんな状況貴方だったらどうする運命のSOS!(番組が違う)
キラはぐいっとコップの中の水を一気に口に含んだ。そのままアスランの可憐な唇を一気に塞ぐ。
気分はまさに「キラ・ヤマト、行きます!」。
アスランの口の中にキラの体温で少し温くなった水が少しずつ流し込まれていく。
アスランはそれを目を細めてゆっくり飲み込んでいった。
キラの口の中に水が全部なくなってもアスランの唇に角度を変えて何度も押し付ける。
アスランはそれを拒否するどころかキラの頭を抱え込んでもっと、とねだる。
長い長いキスを終えてキラはようやくアスランから唇を離した。
「・・・アスラン。美味しかった?」
「・・・キラの味・・・した・・・。」
それは一体どんな味なのかと小一時間(ry。思い巡らせるキラを尻目にアスランはまたこてん、とベッドに横になった。
「・・・あ、あのアスラン・・・。軍服・・・しわになるよ?着替えた方が」
「キラが・・・着替えさせてくれるなら・・・着替えるよ?」
やっぱりそんな展開かい。
キラは誰ともなく突っ込んで仕方なく、しかし内心嬉々としてベッドの上のアスランに乗り上げる。

131お酒 5:2005/09/18(日) 23:04:33
何とでも言うがいい。キラだってお年頃の男の子なのだ。一部に「宇宙の種馬」と賞賛(?)された男なのだ。
朝の恒例事項だってきっちり起こるのだ。
アスランにはいえないがフリーダムのコクピットの中にこっそりエロ本だって仕入れてある。
ぶっちゃけアスランには手を出せていないため色々と溜まる物だってあるし妄想だって滾るときはある。
・・・つまり今こそがキラの脳内妄想が補完されるときなのだ!
無抵抗のアスランの臙脂色の軍服にそっと手をかける。アスランは「ん。」と小さく呻くだけで拒否もしない。
震える手を叱咤しながらゆっくりとホックを外し上半身の前の部分を開ききることに成功。
「・・・アスラン。両手挙げて?バンザーイって。」
「ん〜。」
ゆるゆると上げられる腕を外しそのまま背中から力任せに軍服を抜き取る。
ちょっとしわになるかもしれない。でもそんな事はかまっていられない。
キラの優秀な脳は只今アスランの軍服を脱がすことに全て費やされているのだ。
「アスラン・・・。ブーツ脱がすよ?」
そう一言声をかけてアスランのブーツを両方脱がす。それも上着と共にベッドの下に無造作に投げ落とした。
そのまま勢い付いてベルトを外しアスランのズボンを力任せに脱がし去る。

132お酒 6:2005/09/18(日) 23:05:04
「ア、アスラン・・・。」
ベッドの上に無抵抗に横たわる、Tシャツ一枚と下着姿の美少女。キラの脳内で何度もリピートされたアスランの艶姿。
ドキドキも最高潮にそのままアスランのTシャツに手をかけてめくり上げようとする。
「きらぁ〜?」
ぎくり。頭の上からかかったアスランの寝ぼけた声にキラはびくりと反応する。いくらなんでも正気づいて怒られるのか殴られるのか。
そう身構えたキラにそっと腕が回される。
「・・・アスラン?」
「キラ・・・。好き・・・。」
そのままむにゃむにゃと何かを口の中で呟いていたが聞き取れたのはそれだけでアスランはすぅ、と寝に入ってしまった。
アスランに抱きつかれてのっぴきならない体勢のキラはしばらくそのままの体勢でじっとしていた。やがて
「・・・もう。適わないなぁ。」
そっとアスランの手を外しゆっくりと身を起こす。なんだか気が削がれてしまった。
アスランがいつもは言ってくれない言葉をあっさり言ってくれたりするから。
「・・・なんだか・・・ドキドキ通り越して逆に平静になっちゃったよ。」
眠るアスランに毛布をかけ足元に散らばった臙脂色の軍服をハンガーにかけてしわがつかないようにする。
明日目を覚ますいつもの彼女は自分の服の歪み一つを目ざとく見つけて指摘してくるくらいの子だから。自分の服のしわなんて論外だ。
二日酔いの頭を抱えてでも朝からアイロンをかけだすだろう。
「・・・でも僕は・・・さっきみたいなアスランも大歓迎なんだけどな・・・。」
小さくぼやいて部屋の電気をそっと消した。そのままアスランの眠っているベッドの空いているスペースに身を滑り込ませる。
酒のせいでいつもよりちょっと高めな彼女の体温を感じながらキラはアスランを起こさないようにそっと抱き寄せた。

133お酒 7:2005/09/18(日) 23:05:41
翌朝。
目が覚めて抱きしめられていることに気付き叫ぶアスラン。二日酔いでそのまま沈みます。
気分の悪いアスランの世話で大騒ぎなキラ。ちょっと満足そうです。
おなじく二日酔いのマリュー。大人の貫禄かブリッジに付きます。
実はザルなミリアリア。今日も元気に朝はトールの仏壇に手を合わせます。
昨夜何があったか覚えていないディアッカ。思い出さないほうが幸せです。
色々踏まれて瀕死なフラガ。美形が台無し。医務室に駆け込みました。
その他飲みすぎて色々ヤバイクルーたち。艦内は地獄絵図と化しています。

一人ラクスは満足げに微笑みます。
「皆様まだまだ修行が足りませんわね。」ザルどころかブラックホールです。

しばし彼らが滞在した宙域は非常に酒臭いとかそうでもなかったとか。

134手料理 1:2005/09/18(日) 23:07:00
「やっぱさ、好きな子の手料理って一番美味しいんだよね。」
その瞬間、それまでザワザワと賑やかだった食堂にふつり、と沈黙が落ちた。

「え、どうしたの皆?」キラはいきなり沈黙した周囲に不思議そうに問いかけた。
今までどこのどんな料理が美味しかったとかここのコレは美味いとかそんなたわいの無い会話をしていたはずだ。
マリューもフラガもミリアリアもサイもカガリも笑って話してたじゃないか。
どうしてそんなにもうすぐこの世の終わりが来そうな顔をしてみんなそろって俯いているのか。
「・・・お前、食べたことあるのか?」カガリが周りを代表してキラに聞いた。
いつも勇猛果敢に敵に向かっていく少女の瞳は今まで見たことの無いくらい不安そうに揺れている。
キラが「好きな子」と評するのは大体ひとりしかいない。その名の通り夜明け色の髪と翡翠色の綺麗な瞳を持った少女アスラン・ザラ。
「まさか。アスランはお嬢様だから台所に立ったことも無いんじゃないかな?」
「そうだろうな。そうに決まっている。ていうか食ってたらここにそんな顔していられるわけが無い!」
キラの答えにフラガが食いついた。
「そうだよなお前は最終目的だから試作品は食ったことが無いんだよな。あいつのことだからお前には完成品を出そうとするだろうしな。」
「え、何のことですか?」キラはぽかんと皆を見た。
「キラ君は・・・知らないのよね。」
そーよね、被害者は常に第三者なのよね。マリューはその綺麗な眉を顰めて項垂れた。
「ま、マリューさん?」
「キラ・・・。人には触れてはいけないトラウマがあるんだよ。」
慌てて声をかけたキラに隣に座っていたサイがキラの肩を慰めるように叩く。ミリアリアが沈痛な面持ちで頷いた。
「あれは・・・いつのことだったかしら・・・。」

135手料理 2:2005/09/18(日) 23:07:32
「厨房を使いたい?」
マリューが聞き返すと目の前の少女は「はい。」と答えた。
つい最近仲間入りした彼女はその華奢で可憐な容姿とは裏腹にキラ・ヤマトとタッグを組めるくらいモビルスーツの扱いに長けている。
聞けばキラとは昔ながらの付き合いで、今は恋人といえないくらいの初々しい付き合いをしているとかしていないとか。
「・・・もしかして、キラ君に?」
途端アスランは白い顔を真っ赤に染めて俯く。マリューはまぁ、とアスランの初々しさに目を細めた。
おそらく毎晩疲れて部屋に戻るキラに何か精のつくものでも食べさせようというのだろう。キラは仕事に熱中しだすと平気で食事を全くとらないという性質である。
今まではそれでも見逃されてきたがアスランが来てからはそうはいかない。
アスランの、食事を平気で抜くキラに度々食事を持っていく姿が度々目撃されるようになった。
最近は冷めてしまった食事をアスランがこっそり暖めなおし、フリーダムのコクピットに持っていくのもここでは見慣れた光景になってきている。
しかしそれではアスランの気がおさまらなかったらしい。今度は自分で作りだす、と言い出したわけである。
(いいわねぇ。私の若い頃もそんなことがあったかしらね・・・)
マリューが昔に思いを馳せようとすると目の前のアスランが不安げに「あの・・・。」と小さく聞いてきた。
「ああ、ごめんなさい。そうね、戦闘に差し支えなかったら別にかまわないわよ?」
「ありがとうございます。」
育ちの良さが知れるように深々と頭を垂れてさっと身を翻し、そのまま小走りに艦の厨房を目指す。
マリューはその後姿を微笑ましそうに目を細めて見送る。・・・ここで彼女を止めていたらあるいは未来は変わったのかもしれない・・・。

136手料理 3:2005/09/18(日) 23:07:55
皆の話を総合すると彼女は料理の先生としてカガリを招いたらしい。
カガリとて生粋のお姫様。料理らしい料理などした事もなく不向きな気がするがアスランが彼女を指名したのはほかでも無い。
「キラとカガリは双子だから。」
だからカガリが好きな味はキラも好きだろうという単純な理由だった。
育ちがまるで違うのだから好みが同じとは限らないのだが、彼女の脳内はそんな事が追いつかないほど一杯一杯だったらしい。
で、昔食べたキラの母の味をみようみまねで真似てみた。
深い味が出ないといえば厨房の戸棚の奥に大切にしまわれていたマリュ−の秘蔵の酒を引っ張り出して一瓶鍋に開けた。
もう少し刺激的な味が欲しいといえばカガリが業務用チリソースを一樽豪快に注ぎいれた。
美少女二人がたむろする厨房に興味津々やってきたフラガ始め幾人ものスケベ男たちは、
一週間近くたった今でも夜寝ると原色の液体の入った鍋に追いかけられるという悪夢にうなされている。
良くも悪くも二人はお嬢様だったということである。

「で。あそこの厨房には『アスラン・ザラを入れるべからず』という暗黙のルールが出来上がっているのよ。」
「私もアスランも善戦したんだが・・・中々敵は手ごわくてな。」
「どうやったら赤やら黄色やら青やらの原色をした謎の物体Xが色あせることなく真っ黒いスープに浮かべることができるんだ!」
「色々な絵の具を混ぜたらいくらそれが綺麗な色でも真っ黒になるだろ?アレと同じことじゃないか?」
「あのお酒高かったのに〜。」

137手料理 4:2005/09/18(日) 23:08:16
銘々口々に騒ぎ立てる中騒動の元となったキラ・ヤマトは不思議なことに気がついていた。
ここにピンクの核弾頭、もといラクスの姿が無いことを。
そして当の本人のアスランの姿が一向に見えないことを。
アスランはともかく面白い話があったらふわふわふよふよ漂いながらやってくる、大概の騒動の元、ラクス・クラインがいない。
「・・・まさか。」
「キラ・・・。」
慌てて立ち上がろうとしたキラの背後、ちょうど食堂の入り口付近で細い声が上がった。
振り向かなくても分かる。キラの恋人アスランだ。
そしてキラからは丁度背後になって分からない彼女を見て、彼の真正面に座っていたフラガの顔が―紙のように真っ白になった。
それと共になぜかぐつぐつもわもわといった不思議な擬音。それが絶えずアスランのほうから聞こえてくる。
聞きたくない。知りたくない。ああ、でも。

神様、何故人間は恐ろしい物、見てはならないものにこうも惹かれるのでしょうか?

キラは信じてもいない神にちょっとだけ祈る。
そんなキラの目の前で一昔前の少女漫画のようなノリでフラガがふうっと気絶した。
隣のマリューは眼の焦点があっていない。横を向けば・・・ミリアリアはとうにいない。貧乏くじ引きが日課のサイはわけの分からないまじないの言葉を呟きながら高熱患者のようにがたがた震えている。
「お、アスラン。新作か?」
「うん・・・。今度はラクスに手伝ってもらったんだ・・・。ラクスは『お菓子しか作ったことがありませんの』とか言っていたけど・・・
やっぱり料理したことがある人は違うな。手際が違う。」
「アスランだってあんなに一杯ハロを作れるじゃないか。」
「料理とハロは違うよ。料理には決まった筋道が無いからどうやっていいのか見当もつかないんだ。
ラクスは『とりあえず刻んで煮込めば何とかなりますわ』といってくれたんだけど・・・料理には配線とか回路とかそういったものが無いから苦労した・・・。」
「へぇ、でもこないだのも見た目は及第点だったと思ったけど・・・今度のはあれだな。外見を裏切っていませんって感じ。」
それはどっちの意味でだカガリ。
思わず突っ込んでからキラは未だ背後で繰り返される能天気な会話を呆然と聞いていた。

138手料理 5:2005/09/18(日) 23:08:39
一体自分はどのタイミングで振り向くべきなんだろう。
それともこのままフラガのように死んだ振りでもすれば逃れられるのだろうか。しかし彼が目にしただけで気絶した代物だ。
一瞬くらい拝んでおかなければ色々な意味で後悔すると思う。
それに誰でもないアスランが作ってくれたのだ。食べなければ男が廃る
それでも決心がつかず中腰のままふるふる震えるキラ。そんなキラにトドメが入る。
「しかしアスランはフリフリエプロンが良く似合うな〜。いつでも嫁にいけるぞ?」
「あ・・・ラクスが貸してくれたんだ。・・・そんなに見ないで。恥ずかしい・・・。」
「いやいや似合うぞ?まるで新婚さんのようだな!」
新 婚 さ ん ・・・。
いらっしゃ〜い、とサンシカツラの声を心の中で復唱してからキラは一瞬の迷いもなくさわやかに振り返った。

同じ電灯の明かりの下なのに幾分黒く濁った空気がキラの視界を即座に奪い去る。
黒く霞む霧だか煙だか分からない空間の向こう、それでも輝きを失わないカガリのまばゆい金髪が微かに光をはじいて見える。
キラは今まで正直実感の沸かなかった双子の妹に心の底から感謝した。
彼女がいるところにアスランが、フリフリエプロンのアスランが、僕の為に手料理を作ったアスランが、
「お帰りキラ。ご飯にする?お風呂にする?・・・それとも・・・。」モジモジしてそっと足元に視線を落とすアスランが、
いつもは軍服の下に隠れて分からないが実は結構ある胸とキュッとしたウェスト、安産型だけど華奢な体にあった小振りなお尻とそれに続くすらっと伸びた白い足を惜しげもなくさらしたアスランが、ああもうぶっちゃけ裸エプロンのアスランが。
異臭の漂う空気にキラの脳はやられていたのかもしれない。煙を掻きわけたまにこみ上げてくる吐き気と眩暈、頭痛と空気のせいか次から次へとこぼれてくる涙。
そのまま遠くなる意識を奮い立たせて見えないアスランに手を伸ばす。しかし必死の思いで延ばした手は敢え無く空を切る。
もうだめだ、そう思考が判断しあまりの衝撃にキラの生存本能が彼の意識を切ろうとしたとき、彼の手がしっかりと掴まれた。
「キラ!」
愛しの彼女が自分を呼ぶ声が真っ暗になった意識の向こうで聞こえた、気がする。

139手料理 6:2005/09/18(日) 23:09:04
気がつくと目の前は真っ白だった。いや、さっきの空気が明らかに異常だったのだ。
アスランとカガリはなんであんな異臭のする空間で平然と話をしていたのだろう。謎だ。
キラはそこまで考えてふと自分が何か柔らかいものに包まれているのに気がついた。
「・・・キラ!」
頭上で聞きなれたアスランの声がする。ちょっとくぐもって聞こえるそれは自分が彼女の胸に頭を押し付けているからだとようやく気がついた。
・・・胸に、頭を?
「うわぁ!」
「キラ!大丈夫なの!?」
何のことは無い。今までキラはアスランの胸に寄りかかるようにして倒れていたのだ。
白い視界だと思ったそれはアスランが軍服の上から身に付けている例のフリフリエプロンである。
突然弾かれるように離れたキラにビックリしてアスランはその翡翠の目をまん丸にした。
「いきなり倒れるんだもの。それに変なこと言って気を失っちゃうし。」
「変なこと・・・?」
「私見るなり『服・・・着てるじゃん・・・。』って・・・。そのままパタン。」
「・・・・・・・・。」
さすがに詳細を告げることはできずキラは沈黙する。
気がつけば件の鍋もカガリも後ろで倒れていたフラガ達もいない。
「皆がお鍋・・・持ってちゃったの。あるとキラが良くならないからって。」
アスランは小さな肩を落として残念そうに告げる。「折角キラの為に頑張ったのに。」
キラはにっこり笑うとそっとアスランの細い肩を抱き寄せた。
「・・・キラ?」
「僕は・・・アスランがこうして、手を伸ばせば届く距離にいてくれるだけで十分なのに。」
「本当・・・?」
「ご飯もこれからちゃんと食べます。アスランと一緒に食堂に行きます。だからアスランは僕のそばにいて?」
「・・・約束だよ?ちゃんとご飯食べて・・・睡眠もとって・・・いくら熱中しても生活のリズムは崩さないこと。昔から言ってるじゃない。」
「・・・了解。」
「言葉だけじゃ駄目。ちゃんと紙に書いて誓約書でも作って。サインでもしてくれないと信用しない。・・・キラの体壊れちゃうの・・・耐えられないんだから。」
「・・・じゃあ、ここにサインするね?」
「え?」

140手料理 7:2005/09/18(日) 23:09:28
キラは素早くアスランの軍服の胸元を寛げる。現れた彼女の白い首筋にそっと唇を寄せて、赤い跡をつけた。
「き、キラ!?何してっ・・・!」
「何ってサイン。・・・消えたら言って?またしてあげるから。」
「馬鹿!」
真っ赤になって怒鳴るアスランが可愛くてキラはもう一度彼女をそっと抱きしめた。

「・・・ラクス様。本気ですか?」
「ええ。使えるものは有効に。資源は大切に。お父様の教えですわ。」
「・・・・・・・・・・・・。」
何人もの被害者を出したアスランの手料理。今それは外部に臭いが漏れないように何重にも密封されてラクスの手の中にある。
「戦争を終わらせるためなら何でもします。それが私の願いなのですから。」
にっこり笑って彼女は鍋を見下ろした。封印のようにビニールでグルグル巻きにされたそれの中をうかがうことはできない。
「打つ手は多いほどいいですわ。それが・・・脅しとして使えるモノなら申し分ないでしょう?」

後日。
全ての戦争を終わらせるリーサルウェポンがこの世にお目見えすることとなるのだが、それが何かを確実に把握している人間は殆どいない。

141イザークとアスラン 1:2005/09/18(日) 23:14:09
イザークは自分に割り当てられた部屋のロックを解除した。
ピッという軽い音と共に扉が開く。内部はそう変わったことはない。
今まで自分がいた場所と同じように只帰って眠るだけの機能を重視した部屋。
白が基調の簡素なベッドが二つ。それと小さ目のテーブル、片方のベッドの上に脱ぎ捨てられた赤い軍服。
・・・赤い軍服?
思わずイザークは自分の体を見下ろした。着ている。ザフトのエリートを示すそれは今しっかり自分が着ている。
「じゃあ・・・。」
ゆっくりとイザークは部屋の中に足を踏み出した。ゆっくりとベッドの上のそれを拾い上げる。
(ディアッカか・・・?いや、サイズが・・・俺よりも・・・小さい・・・。)
「お帰りイザーク。」
不意に涼やかな声をかけられた。見れば備え付けのシャワー室からアスランが髪を拭きながら出てくるところだった。
青い絹糸のような髪を丁寧に扱いながらバスローブ一枚の彼女はイザークを見てはにかんだ。

「一体コレはどーいうことだ!ストライクのパイロットぉ!」
「しょうがないじゃないか。アスランがそうしたいっていうんだから。」
そうじゃなきゃ誰がお前との同室なんて許すもんか。口の中でぶつぶつ言いながらキラはその会話の一時たりともフリーダムの調整を怠らない。
「気心の知れた相手のほうがいいんじゃないかって。君は気難しいしプライドが高いから扱いが難しいし。
一人部屋は本当に残念なことに空いてなかったし皆狭い部屋に雑魚寝してるのに君だけを二人部屋で大の字で寝かせるわけには行かないという意見も出たし。」
「アスランは女だぞ!?それに昔馴染みならディアッカだって・・・。」

142イザークとアスラン 2:2005/09/18(日) 23:14:40
「男との雑魚寝は嫌なんだって。ミリアリア・・・AAのクルーなんだけど彼女の部屋の前が今の彼のベッド。この艦にはいないよ。」
ちっ。あの色黒。やけに転身が早いと思えば女か。女なのか。想像通りで頭が痛くなる。
(次の出撃前にバスターのボルト一本抜いてやる)
「俺だって雑魚寝でいい!」
「いきなり君を皆の中に放り込むのは危険だってアスランから待ったがかかったの。この時期に要らない怪我人は出したくないし。」
イザークは返す言葉が見つからず口の中で何事か呻いた。
「僕だって大事なアスランを君みたいな男と同室になんてしたくなかった。抗議の意味でハンストしたら怒られたし。」
したのかハンスト。大体この男は。
「貴様!ストライクのパイロット!貴様にはラクス・クラインがいるだろう!?」
「彼女は彼女で大切だしアスランは大事な幼馴染だよ?僕のお姉さんみたいな人なんだ。」
パタン、とキラはパソコンの蓋を閉じた。仕事が終わったらしい。
「アスランを追い出したかったら個人的にやってよ。僕は努力したからね。」
手をヒラヒラ振りながら背中越しに彼は言った。「それに僕はキラ・ヤマト。いい加減名前で呼んでよね!」
「・・・・・・・・・・・・・こ、腰ぬけぇ――――――――!!!!!!!!」
戦闘終了。勝者キラ・ヤマト。

で、現在。
「ごめんね。先にシャワー使っちゃった。イザークも入る?」
「いいから服を着ろ!服を!」
「だってイザークったらいきなり部屋を飛び出していっちゃうんだもの。慌てて後を追っちゃったよ。」
「その格好でか!?」
「出てしばらくしたらバルトフェルト隊長に見つかって『ふむ。まだまだアイシャにはかなわんなはっはっはっは』とかいいながら部屋に戻された。」
グッジョブ虎。だがアスランを片言女と比べんな。
「・・・・・いいから着替えろ。」
「うん。」

143イザークとアスラン 3:2005/09/18(日) 23:15:06
アスランはうなずくとその場でしゅるっとバスローブの腰紐を抜いた。
「ば、馬鹿!ここで着替える奴があるか!!!」
「え。だって。」
「だっても仮面もあるか!む、向こうで・・・い、いやここは俺が出て行くところなのか?」
「???今までだってロッカールームで一緒に着替えてたじゃないか。」
「あれは中にインナーを着ていたろう!それにあそこはオープンスペースというか皆がいるところだというか!」
「イザークの目の前で、バスローブ脱ぐのはいけないの?」
「お前は一体何を学んできたんだ!敵艦の落とし方は百知ってても人としての生き方は一ミクロンも学んできてないじゃないか!」
「やだなぁイザーク。私そんな百も知らないよ。そういうのはその場の状況しだいで十が千にも万にも」
「喩えだ腰抜け!謙遜するな!」
イザークは疲れてベッドの上に深々と腰を落とした。そのまま項垂れると銀糸のような髪がさらりと赤い軍服にかかってよく映える。
「イザーク・・・。疲れてるの?」
「・・・誰のせいだ・・・。」
答えるのも億劫でイザークはそのままの格好で答えた。目の前にいるだろうアスランの顔は見えない。
(女ということを教育されてきてないという話は聞いてはいたが・・・ここまでとは)
イザーク・ジュール17歳。決してもてない人生というわけではなかった。
それ相応に女と付き合ったこともある。女の体なんて見飽きるほどとは言わないがそれなりにみてきたつもりだ。
その性格上長続きするほどではなかったのだが相方のディアッカよりはローテーションは控えめであった確信はある。
女の体を見ただけで赤面する可愛らしい精神構造なんてどこかの女のベッドの上に捨ててきた、つもりだった。
(だがなんでこいつには駄目なんだ!)

144イザークとアスラン 4:2005/09/18(日) 23:15:32
イザークが今顔を上げられないわけは二つある。一つ目はさっきまでの会話に疲れを感じたこと。
もう一つはさっきの状況を思い出して真っ赤になった顔をアスランには向けることができなかったからだった。
バスローブの腰紐が抜かれたままの状態。下は彼女らしい真っ白い無地のパンティ一枚。
胸元から微かに見える緩やかなふくらみはちょっと布を左右によけるだけでその全貌をイザークの前に露わにするだろう。
細めの体にすらりと伸びた足。縦長な控えめな小さな臍。
さっきまでシャワーの熱で桜色だった肌は今はすっかり冷めていつもの染み一つ知らない真っ白いそれの色に戻っていた。
(お、俺はなんでこんなに正確に)
イザークは今まで自慢だったその記憶力の卓越さを心底呪いたい気持ちで一杯だった。
(・・・なんで俺はコーディネーターなんだ母上!)
大体何だコイツは。
男が目の前にいるのに半裸でうろうろして終いには目の前で着替えだすだと!?ディアッカだったら数秒待たずに喰っているな。キラ・ヤマトだって怪しいもんだ。
「イザーク?」
長らく顔を伏せている彼に不安を感じてアスランはそっと声をかけた。
反応なし。
只今イザークは様々な事柄を脳内会議にかけているのだが外のアスランにはそれが分かるはずもない。
「・・・・・・。あ、さらさら。」
アスランは目の前にあるイザークの銀髪に触れてみた。前から実は触ってみたかったのだ。
自分にはない指を抵抗なくすり抜けていく質感にアスランは羨ましそうにため息をつく。
「男の子なのになんでこんなにさらさらなのかな・・・。」
これもコーディネーターだからなのかな。そう考えてアスランはちょっと悲しくなった。
何度やっても飽きないその感触は上等な猫の毛を思わせる。持ち主は未だ脳内会議中で気付く様子もない。
「イザーク・・・。シャンプー何使ってるの?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
返答なし。全然反応してくれないイザークにアスランは少し心配になってきた。
(いつも煩いくらいに反応してくれるのに)
何とかして自分の方を向いてもらいたい。そう考えた彼女の脳裏に昔の記憶が蘇った。

145イザークとアスラン 5:2005/09/18(日) 23:16:33
ぱふん。
妙な音が耳元でしたと同時に俯いていて元々暗かった視界が尚一層暗くなった。
頭が温かい。そっと何かが背中に回る感触がする。
「・・・アスラン?」
「イザーク・・・。大丈夫・・・?」
心配そうな彼女の声が耳元をくすぐる。頭を持ち上げようとしてそれが柔らかい感触に包まれているのに気がついた。
「アスラン、お前、何して!?」
「え、だってイザーク元気ないから。」
背中に回った彼女の手が、宥めるようにぽんぽんとイザークの背中を優しく叩いた。

突然ですがクエスチョンです。考えられるポイント。
1.自分はベッドの上に座っていてアスランは立位
2.アスランは胸が半分出ている状態
3.背中にアスランの腕が回されている
4.俯いた頭は柔らかい二つのものが押し付けられている
5.アスランの声が頭上でする
Q:以上のことから考えられる体勢を答えよ
A:アスランはイザークの頭に胸を押し付けるようにして抱きしめています。生乳当たっています。イザークの頭に。

「こうすると落ち着くってキラがよく言うからよくやってあげてたんだよ・・・ってイザーク!?」
駄目だコイツ。本気で分かってねぇ。薄れ行く意識の中でイザークは思った。
(ていうか俺は・・・きっと・・・)
なにかアスランが叫んでいる。しかしもうよく聞き取れない。
(一生ストライクのパイロットを・・・許せることはないと思う・・・)
絶対、確信犯だ。最後の意識がイザークにそれを感じさせた。

146イザークとアスラン 6:2005/09/18(日) 23:16:57
「起きた?」
目が覚めるとアスランが覗き込んできていた。
もうきっちりいつもの赤い軍服を着込んでいて先ほどまでの様子は微塵も感じられない。
さっきまで自分が座っていたベッドの上に寝かせられているらしい。
「・・・どのくらい・・・寝てた?」
「五分くらい。ビックリした。大丈夫?」
「ああ・・・。」
よかった・・・とアスランはぽす、とイザークの胸元に頭を預けた。「本気で心配したんだからね?」
だから誰のせいだ。そう突っ込みたかったがひとまずここは黙っている。
胸元に散った紺色の髪にそっと手を伸ばす。抵抗がないのに安堵しながらその髪をゆっくり梳き、イザークはアスランに言った。
「・・・お前の髪・・・柔らかい・・・。」
「そう?・・・昔は長かったんだよ?軍に入るとき、切った・・・。」
「俺は・・・このくらいが好きだな・・・。」
「・・・本当?」
「こんなところで嘘つくか。」
アスランがくぐもった笑いをイザークの胸元で漏らす。
「イザークは・・・いつでも正直だったよね?敵意でもなんでも正直に出してくるから・・・なんか安心できた。」
「・・・・・・・?」
「なんかそれてすごく本心出してるじゃない。本音だと思うと・・・それが敵意でも・・・嬉しい。・・・変かな?」
「・・・いや。」
なんか理解できる気がしてイザークは笑った。
そういえばこんなに会話をまともに交わしたのは久しぶりだ。二コルが逝って、ディアッカが行方不明になって、アスランが転属したときから自分は何かを忘れていた気がする。

147イザークとアスラン 7:2005/09/18(日) 23:17:22
「・・・お水飲む?」
「いい。」
「でも。」
立ち上がろうとするアスランを押さえつけてイザークは言った。「いいからしばらくこのままでいろ。」
何か言い募ろうとするアスランだがおとなしくその言葉に従った。おとなしく自分とは違う広い胸板に頭を預ける。
こうしてみるとつくづく自分とは違う生物なのだと思い知らされる気がした。
「なぁ、この戦争が終わったら・・・。」
「何?」
「・・・なんでもない。」
そんな声を聞きながらアスランは目を閉じた。なんだかとても安心できる気がした。

後日。
「イザークはアスランの裸を見て鼻血を出した」という噂が艦中を駆け回りキラを銃を持って追い回すイザークの姿があったとか。

148キラの好み 1:2005/09/18(日) 23:19:44
ここはAAのキラの部屋。
用事があるから先に部屋で待っててと言われたアスラン。
「もうキラったら、こんなに部屋を散らかして。」
口ではそういいつつも、キラの昔と変わらない部分を見つけて少しうれしそうなアスラン。
「しょうがないな。」
と新妻気分でイソイソと片付けを始めた。机の引き出しに散らかっていたものをしまおうとして
引き出しの外側と内側の厚みが少し違うことに気づいた。
「・・・二重底?」
ザフトで諜報技術をも身に付けていたアスランは、気になってしかたがない。
駄目だと思いつつ、隠し事をするキラもキラだと底板を外す。
「これは!?」
引き出しの底に入っていたものそれは、キラの夜のお供「巨乳コレクション」の数々だった。
他の引き出しもみると同様である。
「キラ、やっぱり・・・」
アスランは自分の胸元に手をやった。アスランの胸は65のB。大きいとは到底いえない数字である。
目の前が真っ暗になったアスランはフラフラと部屋を後にした。

「どうした、嬢ちゃんうかない顔して。」
「フラガさん・・・」
気がつくと通路。目の前にはフラガ立ちふさがっていた。
「悩み事なら聞くぞ。溜め込むタイプだろ。話すだけでも気持ちが楽になることもあるからさ。
 お兄さんに話してごらんなさいって。」
とウインクする。おどけた言い方ではあったが、心配してくれくれる心遣いがうれしかった。
「相談があるんですが。」
「ここじゃなんだから俺の部屋にでもいこうか。御茶くらいだすよ。」
「はい。」

149キラの好み 2:2005/09/18(日) 23:20:16
「適当に座って。」
士官室とはいえそこは軍艦。簡素なベットと机がある程度である。
アスランはベットの端に腰掛けるとフラガがコーヒーを手渡し、隣にすわった。
「で、どうしたんだ?」
「実は・・・」
ことの顛末を話し落ち込むアスラン。
「そうか。でもそんな気にすることないんじゃないか?あれは、まあ男の性みたいなもんだ。
 それに嬢ちゃんは今のままでも十分かわいいよ。キラだって・・・」
「ですが!キラはラミアス艦長と話てる時いつも胸ばっかりみてて上の空で、
 後で何いってたかきいてくるんですよ?」
坊主、人のものを視姦するとは許せん!それならばとフラガは悪戯を思いついた。

「お嬢ちゃん簡単に胸を大きくする方法があるんだが、知ってるか?」
「あるんですか、そんなこと。」
「ああ、他人特に異性に揉んでもらえばいい。」
「異性に!?」
「魔乳ことマニューを爆乳にしたのは俺だぜ!なんて・・・」
「そうなんですか!!」
冗談を一つと思って言った言葉だったのだが、藁をもすがる思いのアスランには通じていなかった。
それどころか、期待と尊敬の目で見られたフラガは後に引けなくなった。
「そ、そうなんだ。俺はエンディミオンの鷹、もといカロ藤鷹と呼ばれたゴールドフィンガーの持ち主なんだぜ。」
「カトウタカ?」
「ようするに不可能を可能にする男ってことだ。俺が大きくしてやろうか。」
フラガは賭けに出た。アスランがのってこなければセクハラ問題である。
アスランは悩んだ。いくら胸を大きくしたい為とはいえここまでする必要があるのか。
しかも相手は男性。婚約制度をとっているアスランにとってそのような行為をするのは始めての事だ。
しかし、あの魔乳は魅力である。そしてアスランの出した結果は、
今回の行為は胸を大きくする為のもの。いわばお医者さんに触診されるようなものだ。
アスランは、変なところで疑う事の知らないお嬢様なのであった。

150キラの好み 3:2005/09/18(日) 23:20:37
「お願いします。」
ぃやったぁーーーーーーー!!とフラガは心の中でガッツポーズを決めた。
「じゃ早速始めようか。とりあえず服ぬごうか。」
「うっ。今ですか?・・・はい。」
アスランの決意は固い。キラ好みの女性になるには苦労を惜しまないのである。
アスランは臙脂色のザフトの軍服を脱ぎ、アンダーシャツとスパッツ姿になる。
均整のとれたシルエットがあらわれる。細身ではあるがそこは軍人。
全身にうっすらとついた筋肉が躍動感を感じさせ、逆に艶めいて見える。
うーん眼福!眼福!とフラガは至極満悦である。
「えーっとブラもとっちゃおうか。」
「えっ・・・」
「ブラの上からじゃ効果は半減だぞ。」
「半減ですか・・・」
アスランは少し後悔したが、この人はお医者さん、キラの為なのだと自分に言い聞かせ
シャツに手をつっこみ器用にブラのみをはずし、アンダーシャツ一枚となった。
心もとないのか胸の前で手を交差している。初々しい姿がまたそそる。
「OK。俺の膝の上に座って。」
「そんな体制じゃなきゃダメなんですか。」
「大丈夫だから早く、早く。」
「あうー。失礼します。」
フラガの足に小振りではあるがプリンとした感触に身悶えていた。いい実にいい。
「よし、じゃあ、遠慮なく。」
キラ恨むなよ。これは嬢ちゃんからの頼まれごとで、ひいてはお前の為でもあるんだからな。

151キラの好み 4:2005/09/18(日) 23:20:58
フラガはアスランのその華奢な身体を後ろから抱きしめるように手を回す。
緊張しているのか少し震えていた。
シャツの裾から手を入れる。わき腹を撫であげるとその白磁のような肌はしっとりと手に吸い付く。
「っあん。くすぐったい。」
とかわいい声をあげた。顔が見えないのは残念だが、紅く染まった耳と項が色っぽい。
フラガは自分の理性がどこまでもつか心配した。
段々と上に手をやると小高い丘の麓にたどり着いた。
フラガは心の中でいただきますと手を合わし、そっとアスランの胸を包み込んだ。
アスランの身体がビクリと震えた。その手のひらサイズのかわいい胸をやさしく揉む。
マリューの手から溢れ出るような只々やわらかい胸とは違い、
やわらかいだけではなく、ふよっとした感触と同時にはじき返ってくる弾力性がある。
これが10代の乳かと感動に浸っていると、
ロックしたはずの部屋のドアがスーッと開き、そこには鬼神の如き顔をしたキラが立っていた。

アスランに先に部屋に行っててもらい、用事を済ませもどると
そこにはアスランの姿は無く、机の下にお宝が散乱するのみ。
慌ててアスラン探知機能のついているトリィを追いかけて辿り着いたのは
前科のあるフラガの部屋の前であり、ハッカーであるキラは難なく部屋の鍵をあけたのであった。

152キラの好み 5:2005/09/18(日) 23:21:21
「なにしてるんですか、ムウさん。」
部屋の温度が一気に下がる。キラはフラガに冷笑をあびせる。
「いや、これには訳が。」
「フラガさんが悪くないんだ。私が頼んで」
「何を?」
「それは・・・」
アスランとしては内緒にしておきたいところではあるが、良い言い訳が思いつかず正直に告白した。
「私胸ないし、キラが見たらガッカリするんじゃないかと思って。
 そしたらフラガさんが私も魔乳にしてくれるって。」
キラの目はいっそう険しくフラガを睨みつける。キラはアスランに向き直ると
「あのねアスランだって僕の姿形だけが好きなわけじゃないだろ?」
こくりとうなずく。
「僕はそのままの君が大好きだよ。」
「キラ。」
事態が収拾してきたところで、フラガは少しでも罪を逃れようと
「そうだぞ!それにキラのコレクションは俺が調達してるんだが、確かに巨乳ものばかりだけど、
 碧眼ものも好きだぞ。澄んだ碧の瞳が段々情欲に燃えていく様が、萌えとか汚したくなるとかいってさ」
フォローにならないフォオローをいれる、がしかしそれは激しく逆効果。
「キラの馬鹿!エッチ!もうしらない!」
アスランが部屋を飛び出していった。自分がオナペットだと言われて喜ぶ女の子はいない。
「・・・・・・・・・・あんた死にたいんですか。」
部屋の温度が更に下がった気がした。
「後で覚えていてくださいね。待ってアスラン!」
キラもアスランを追って部屋を後にした。
一人取り残されたフラガは今度こそ命はないと確信した。

153キラの好み 6:2005/09/18(日) 23:21:42
今日も今日とて戦争中。
「バリアント。ってぇーーーーーーっ!!!」
「しかし、友軍機にあたります。」
「キラ君達ならよけるわ」
「ですが少佐が・・・」
「いいから早く!もういいわ、私が撃ちます。若い子の方が良いっていうの!
 あれは敵!女の敵よ!!滅殺!」
キラは事のいっけんを事実をかなり捻じ曲げて倍倍にマリューに話した上で、マリューに判断を委ねた。
やはり女は怖いと、更に女性不審に拍車のかかるサイであった。

154種@名無しさん:2005/09/18(日) 23:23:21
イザりんスレ2
>>50-56

ヒロインスレ2 380さん
>>121-123 アスランとフレイのヒロイン対決

ヒロインスレ2 479さん
>>124 朝

ヒロインスレ2 488さん
>>125-126 ブラジャー

ヒロインスレ2 505さん
>>127-133 お酒
>>134-140 手料理
>>141-147 イザークとアスラン

ヒロインスレ2 709さん
>>148-153 キラの好み


‖Д`)さん
>>57-61 花火
>>63-74 キラ様BD
>>76-81 お仕置
>>83-86 夢
>>91-107 3ねん2くみ あすらん・ざら

避難所1 88さん
>>88-90 ミエナイクサリ

ヒロインスレ9 448さん
>>108-110 ナタアス 

ヒロインスレ9 686さん
>>111-113 シンアス 

ヒロインスレ9 904医務室の者さん
>>114-118 医務室 キラアス前提メイアス

ノラぬこさん
>>120 花火大会

155弟がほしい:2005/09/25(日) 01:02:02
「アスラン、ちょっとこっちに来て座りなさい。」
「はい、ははうえ」
「あなたの部屋のベットからキャベツが出てきたのだけど、どういうことなのかしら。」
「それは・・・。弟がほしいなと思って。」
しょんぼり俯くアスラン。
「あなたには寂しい思いをさせているわね。ごめんなさいアスラン」
「いえ、そんな!ちちうえは立派なお仕事をされているのだし、
 ははうえは偉大な研究をされているのです。
 私こそ相談もせずに弟などといって困らせてごめんなさい。」
「アスラン。弟のことだけど、赤ちゃんは結婚した夫婦のもとにキャベツ畑からコウノトリさんが運んでくるの。
 卵に有精卵と無精卵があるように、キャベツにも有精キャベツと無精キャベツがあるのよ。
 だから、スーパーで売っている無精キャベツをあたためてもダメなの。」
「そうだったのですか。」
また一つ勉強になったと目を輝かせるアスラン。

『アスランごめんなさいね。パトリックが親馬鹿なばかりにこんなコトに。
 素直に育ってくれて嬉しいけれど、将来悪い男に騙されそうで心配だわ。』
と心を悩ませるレノアなのでした。

156喪服 1:2005/09/25(日) 01:17:53
仕事で夜遅くなり、帰宅途中の暗い道中で何者かに撃たれて殺されるパトリック。
突然の父の死を知り錯乱して、
現実を受け入れることが出来ずにただ悲しむだけのアスラン。
『お父様……どうしてこんなことに……私を置いて行かないで……』
通夜が終わりその夜中、誰もいなくなった自宅の和室にて、
パトリックの亡骸の前で一人悲しみに浸っているところに
訃報を聞いた喪服姿のキラが駆けつける。
『いるかい、アスラン。』
『キラ!…キラなの……』
キラが来たことを知りアスランがあわててキラを出迎えに行く
『もう!どうしてもっと早く来てくれなかったの……キラのバカ!…バカ……』
玄関にいるキラに飛びつき胸の中に顔をうずめ、
軽く握った両手のこぶしで何度もポンポンと力なくキラの胸をたたき、
アスランが泣きながら小さく叫ぶ。

157喪服 2:2005/09/25(日) 01:19:26
『ごめん、アスラン。辛い思いさせちゃったね。』
泣いているアスランの頭をなでながらキラが申し訳なさそうに謝る
『お父様……死んじゃったよ……』
キラの胸の中で震えながら蚊のなくよう小さな声でつぶやく
『………』
キラは何も答えずにぎゅっとアスランの体を抱きしめる。
『もう来てくれないのかと思った。……ありがとう、キラ』
『……お父さんのところに案内してくれないかな。
 はやくお父さんに最後のあいさつを済ませないとね。』
和室に案内され、横でアスランが正座をして見守っている中キラが焼香を済ませる。
手を合わせて挨拶を済ませたキラもその場に座り込む
『アスラン……………』
アスランと何か話そうとするが言葉が続かない。
『……きれいだね、着物姿。』
言葉に詰まったキラがつい思ったことを口にしてしまう。
『………』
キラの言葉が聞こえていないのか、
悲しそうにうつむいているアスランは何も話そうとはしない。
キラは先ほど抱きしめたときに伝わってきた、アスランの体の柔らかさを思い出す。
初めて見る喪服の着物姿のアスランに欲情し我慢することができず、
落ち込んでいるアスランの後ろにまわりせまりだす。
『キラ…やめて……こんなときに……お父様も見ているだろうし……』
拒むアスランだがキラは何とか交わりたい一心で引き下がらずに説得する。
『君がそんな悲しい顔をしていたらお父さんは安心して逝くことができないよ。
 僕にまかせて……お父さんを安心させてあげよう。…ね、アスラン。』
それを聞いて黙って考え込んでいるアスランの答えを待たずに、
左肩に手をまわして左手を着物の中に滑らせる。

158喪服 3:2005/09/25(日) 01:20:10
『待って、キラ…あぁっ…』
アスランの制止を聞かずに着物の中にある適度な大きさの乳房を揉みしだく。
このときキラは指が乳房の突起に直に触れていることから、
アスランが下着を着けていないことに気づく。
もしやと思い右手を下半身にもぐりこませて指で秘所に触れてみると、
指にアスランの体温が直に伝わってくるのが分かった。
『キラ……ダ…メ……』
弱々しい声を出しながらも、キラの右手首をつかみ抵抗するそぶりを見せるアスラン。
『今日は…本当にダメだから…』
亡くなったお父様のそばで快感に浸ろうとしていたそんな自分の行動に対し、
罪悪感に責められたことからくるとっさの行動であった。
しかしその腕には力が入っていなかった。
しかも背後にいるキラに背中をたおして、
無意識に体を預けている自分に気がついてしまう。
アスランはすでにキラを受け入れていた。
そんな自分に対してアスランは増々罪悪感を強める。
『…ごめんなさい……お父様……』
悲しみをひと時の快楽で紛らわそうとしていたことに対する父への謝罪。
キラは小さくつぶやかれたその言葉を聞いていたが、
アスランの心情などに構うことなく行為を続ける。
秘所を何度もなぞり愛液をおびさせると、次第にアスランの息が乱れていく。
『ヤメ…て…あっ……イヤ……』
キラは慰めるという口実のもと、パトリックの亡骸の前でアスランの体を弄んでいく。
愛液で濡れた中指を秘所の中に滑り込ませて、アスランの中をこねくり回す。
二人しかいない静かな部屋にグチュグチュといういやらしい音と、
アスランの喘ぎ声が響き渡る。
『あぁ…あっ……キ…ラ…』
中指を中で少し曲げると痙攣するかのように
アスランの体がすこしだけピクンと震えてか細い声を上げる。

159喪服 4:2005/09/25(日) 01:20:50
秘所から指を抜き出してアスランの体を前に押し倒し、
腰を持ち上げ膝を立たせて、四つん這いの体勢にさせる。
ズボンのベルト外して、背中に手をまわさせたアスランの両手首を絞める。
『痛…い。キラ、そんなにきつく…しないで……』
両手首を固定されたアスランは顔の側面と胸を畳につけて体を支える。
自由を奪われ痛がるアスランを無視してキラは着物をめくりあげると、
突き出された白くきれいな小さいふくらみが二つ現れる。
そのくぼみには今にも欲しそうにピクピクとうねっているきれいな花びらが見える。
『アスラン、君のもの欲しそうにしているね。』
キラがくぼみに顔を近づけ、あふれた愛液をなめて秘所をきれいにしていく。
『はあぁっ…んぁ……あっ…』
キラの舌が秘所に触れるたびにアスランの口から甘い吐息が漏れる。
ところがきれいにするどころか秘所からは愛液がどんどん出てきてしまう。
『君はいやらしい体をしているねぇ、アスラン』
『キラ…恥ずか…しいから……やめ…て…』
キラはすぐそばにある台の上に、アスランが通夜の客に出したであろうと思われる、
残り物の寿司が数カンあることに気がつく。
残っているいくつかの寿司のうちから大トロを一カンつかみ出して、
トロの部分を愛液が出ているアスランの秘所に軽く押し当てる。
『ひゃぁん!冷た…い。』
突然の冷たさに驚いたアスランはおそるおそる後ろを向いてみると、
そこにはおいしそうに大トロをムシャムシャと食べているキラの姿が見えた。
『キラ、何…してるの?』
『何って、お腹空いたからご飯食べているんだよ。見て分からない?
 つけた調味料がちょっと苦いけどこのトロおいしいね。アスランも食べてみる』
『わ、私はいいよ…お腹空いてないし。』
『そう言わずに食べてみなって、おいしいよ本当に。ほらっ』
前にまわったキラが、畳に顔の側面をつけている
アスランの口元に食べかけのトロを差し出す。

160:2005/09/25(日) 01:24:33
『どうしよう…』
木陰に座り込んで途方に暮れたアスランに、
偶然通りかかったキラが声をかけた。
『あれ?アスランどうしたの、こんなとこで。』
『キラ…』
気恥ずかしそうな、それでいてほっとした表情をするアスラン。
『傘、忘れちゃって…。』
小さくそう呟く。
そんなアスランに、キラは自分の傘を差し掛けた。
『そんな所にいたら風邪引いちゃうよ、うちで雨宿りしていきなよ。
僕のでよければ着替えもあるし。』
にっこり笑うキラに、アスランはかすかに目元を染めて頷いた。
並んで歩きだす。
『キラ、そんなにくっついたらキラまで濡れちゃうよ。』
『僕はいいの。こうしたほうが寒くないでしょ?』
そうして二人で寄り添って、家路を急いだ。


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