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ザフト@女だったら避難所

1管理</b><font color=#FF0000>(EhjLoBHA)</font><b>:2003/06/27(金) 20:18
ここは本スレの別館です。
放送直後は鯖に優しく、こちらで萌えましょう。

【本スレ】
【萌え】アスランが女だったら【燃え】
http://ex3.2ch.net/test/read.cgi/shar/1054947931/

【関連スレ】
イザークは実は女だというオチの夢を見た
http://ex3.2ch.net/test/read.cgi/shar/1056223189/
ガンダムの男で、女だったらいいなと思うキャラは4?
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1048051491/

913ねん2くみ あすらん・ざら 1:2005/08/07(日) 01:57:45
3ねん2くみ あすらん・ざら(♀)
容姿端麗、成績優秀。
凜々しく生真面目な生徒会副会長。
弓道を嗜み、生徒会と弓道部を兼任する。
痩躯故に無闇に目立つ胸が悩みの種。
これから始まるのは、そんな彼女の学園生活のお話──。

923ねん2くみ あすらん・ざら 2:2005/08/07(日) 01:58:17
清廉な空気が弓道場に満ちている。
物音一つしない道場内には人の気配があった。
的を前にし凜と立つは一人の少女。
一分の隙もなく道着を着込んで、胸当てを身に付けていても、尚膨らみの目立つ胸が目を引く。
長く艶やかな瑠璃色の髪を、邪魔にならぬ様後ろで一つに
結い上げており、そのため白磁のように滑らかな項がのぞいている。
真っすぐに的を見据える瞳は深い翠。
長い睫毛に縁取られ、宝石を集めたような輝きを放っていた。
その容貌は、あまりに整い過ぎていて、人というよりも精巧に創られた人形のようである。
その印象を、たおやかな手足がより一層強調しているのだった。
ただ一点、決然とした表情がそれを裏切っていた。
両足を踏みしめ、床に立てていた弓を優雅な動作で打ち起こすと、矢をつがえ、きりきりと引き絞り、放つ。
張り詰めた空気の中を、ひゅ、と音を立てて飛んだ矢は、
狙いを違わず的の中心に吸い込まれるように突き刺さった。
それを確認してからやっと、少女は緊張を緩めた。
『ふぅ…。』
大きく息をついて、結い上げた髪をはらりと解く。
明けやらぬ夜空の色の髪が、少女の背でしなやかに躍った

933ねん2くみ あすらん・ざら 3:2005/08/07(日) 01:59:12
それを待っていたかのように、軽快な足音とともに道場の戸が開かれる。
『おじゃましまーす。
アスラン、迎えに来たよ!!』
どこまでもこの場にそぐわない明るさでそう宣言し、学園指定の制服
──シンプルな黒の学ランだ──に身を包んだ一人の少年が無遠慮に入ってきた。
黙っていれば精悍な顔に無害そうな人懐っこい表情を浮かべた彼は、
澄んだ藤色の瞳と、短い鳶色の髪を持っていた。
『ああっ、ちょっとキラ!!道場に入る時は静かにってこの間注意したじゃないか!!』
アスランと呼ばれた少女は、急いで弓から弦を外して、
それぞれをしっかりと元の場所に収めると、
まるで姉が弟に対するかのような口調で叱責しながら、
自らがキラと呼んだ少年の元へ歩み寄った。
『ごめんごめん、でもさ、もう下校時間過ぎてるよ。
君、生徒会の副会長なんだから、良くないんじゃないかな?そういうの。』
臆面もなくそう返され、アスランはうっ、と口籠もった。
『わ、分かったよ、着替えるから少し待っててくれ。』
『…大変そうだね、手伝おっか?』
まるで、そうすることが当然であるかのように笑顔でそう言われ、アスランは瞬時に耳まで紅潮した。
『ば…莫迦ッ!!いいからあっち行ってろ!!』
『はいはい、冗談だよ。
行ってらっしゃい。』
予想どおりの反応を示したアスランにひらひらと手を振ってみせると、
彼女もぶつぶつと文句を言いながら更衣室へ向かった。

943ねん2くみ あすらん・ざら 4:2005/08/07(日) 02:01:10
少年の名はキラ・ヤマト。アスランの幼馴染み兼恋人である。 
高等部に進学してから正式に付き合いだした二人であったが、
始めのうちは、殊の外奥手でうぶなアスランに気を遣い、なかなか公然といちゃつけなかった。
しかし、もともとキラに弱かったアスランが落ちるのにそう時間はかからず、
今や学園全体の公認カップル状態である。
ややあって、着替えを済ませたアスランが更衣室から出てきた。
上下とも真っ白なセーラー服──襟に三本、黒のラインが入っていて、
胸元の真紅のスカーフが目に鮮やかだ──
が、彼女の清楚な雰囲気をより際立たせていた。
『お待たせ。』
『じゃ、帰ろっか。』
そう言うなり、べったりと腰を抱いてくるキラの手をアスランがぺん、と叩く。
代わりに手を繋ぐと、二人並んで道場を後にした。

外に出ると、辺りはすっかり暮れ泥んでいた。
『そう言えばアスラン、今日はどうするの?
レノアさん出張でいないんでしょ?』
アスランの家は、両親の仕事の都合で父親は単身赴任状態、母親もまた家を空けることが多かった。
そうして一人取り残されたアスランは、必然的に隣家であるヤマト家に世話になる機会がままあり、
その廉でキラとアスランは親しくなっていったのである。
元々互いの母親が親しい間柄であったこともあり、それはごく自然の成り行きでもあった。
『ああ…。
でも、あんまり世話になってばかりでも申し訳ないし…。』
『何言ってるの、そんなこと気にする仲でもないでしょ。
それに母さん、君が来るとすっごく嬉しそうなんだよね。』
『そ、そうなのか?』
『私もアスランちゃんみたいな娘が欲しかったわー。
なんて言っちゃってさ。
ほら、うちは男所帯だから。』

953ねん2くみ あすらん・ざら 5:2005/08/07(日) 02:01:58
ヤマト家に女の子はいない。
キラには双子の兄、カガリがいたが、彼は
ある事情で幼少の頃に親戚に預けられ、家を離れていた。
それが2年前、名門校であるこの学園に編入してきたのだ。
離れて暮らしていても流石は双子、好みのタイプが見事に一致していた二人は、
一時期アスランを巡って争奪戦を繰り広げたことがある。
しかし、色事にてんで疎いアスランは、そんなカガリの想いに気付く事無く、
あっさりとキラと結ばれてしまったのだ。
兄弟揃って、肩透かしを食らったような気持ちになったものだ。
『キラがそこまで言うなら…お邪魔させてもらおうかな。』
アスランのその言葉にキラが目を輝かせる。
『そうこなくっちゃ!!
じゃ、母さんに電話するね。』
嬉々として携帯を取り出すキラに、アスランがふと浮かんだ疑問を口にする。
『そう言えば…カガリは?』
『ああ、今日はいないよ、ラクスの所に行くってさ。
…あ、母さん?』
『そうなんだ…最近仲いいな、あの二人。』
キラが自宅に電話を掛け始めたので、アスランの呟きは独り言のようになる。
この学園で生徒会長を務めるラクス・クライン。
彼女はアスランの従姉妹にあたり、二人はまるで本当の姉妹のように仲が良かった。
ヤマト兄弟とアスランを暖かく見守っていた彼女は、
恋破れて失意のカガリを何かと気に掛けていた。
そのことが元で、二人は最近付き合いだしたのだが、
やはりアスランは気付いていないようである。
『…そうなの?…うん…わかった。
…大丈夫だってば。』
『…キラ?』
『それじゃ、ごゆっくり。』
そう言って電話を切ったキラを、アスランが訝しげに見つめる。
『母さん、今から出掛けるんだって。
今日は帰ってこないってさ。』
しれっと言い放つ。
『…え?』
『ああ、夕飯は二人分用意しといてくれるって。
…今更帰るなんて言わないよね?』
可愛く小首を傾げるキラに、アスランは抗う術を持たない。
『言わないよ…ここまで来て。』
うっすらと目元を染め、困ったような笑顔を返す。
『そうだよね!!
じゃ、急いで帰ろう!!』
『あ、こら、引っ張るなよ…!!』
もう幾らもない自宅への道程を、キラはアスランの手を引いて走った。

963ねん2くみ あすらん・ざら 6:2005/08/07(日) 02:02:43
程なくヤマト家に到着し、キラが鍵を開けてアスランを招じ入れた。
『さ、どうぞ。』
キラの母が居ない所為か、アスランは何処か遠慮がちに玄関を潜った。
『…お邪魔します。』
家に着くなりキッチンに向かおうとするキラを洗面所に引っ張っていき、
手洗い、嗽を済ませた後、揃って用意されていた夕食を摂った。
二人分の食器を食器洗浄機に収めてから、アスランは食べ終わって早々
リビングに引っ込んでテレビを見ているキラの元へ向かった。
『食器、片付けといたから。』
『ありがとう。
…別に置いとくだけで良かったのに。』
ソファーの真ん中にどっかと居座っていたキラが、アスランの為に
体一つ分右にずれて、笑顔で空いた場所をぽんぽんと叩く。
『そんな訳にいかないだろ…夕食ご馳走になったんだし。』
そう言いながら、促されるままアスランはキラの左に腰を下ろした。
すると食欲の次は性欲、と言わんばかりに、キラが肩を抱き、唇を寄せてくる。
キラの意図するところにわざと気付かない振りをして、
アスランはそれをやんわりと押し止めた。
『…なんだよ、いきなり。』
平静を装うつもりで失敗し、その頬は微かに紅く染まっていた。
『…わかってるくせに。』
キラはそう言って悪戯っぽく笑った。

973ねん2くみ あすらん・ざら 7:2005/08/07(日) 02:04:15
──据え膳食わぬはなんとやら。
こんな出来すぎた状況で、その気にならないキラではない。
いそいそとソファーに押し倒そうとすると、アスランは慌てて手足をばたつかせて抵抗する。
『やっ、ちょ、ちょっとキラ、待ってっ。』
思いの外激しい抵抗にあって、キラが悲しそうな顔をする。
──もちろん演技なのだが。
『……アスラン、僕とこういう事するの、やっぱり嫌?』
この手に、アスランは実によく引っ掛かった。
今回も、もちろん例外ではない。
『ち、違うよ、そうじゃなくて…』
『じゃあ何〜?』
今度は少し拗ねた表情をしてみせる。
アスランは堪らず視線を逸らした。
『…あの、今日は体育とか、部活とかで、汗、かいちゃったし……その』
悪いことをした訳でもないのに、しどろもどろにそう弁明する。
抵抗の理由が、何とも女の子らしい可愛らしいものだったことで、
キラはついアスランをぎゅーっと抱き締めてしまう。
『き、キラ!?』
突然のことで狼狽えるアスランをよそにキラは一人で盛り上がっている。
『あーもー!!可愛いなぁアスランは!!
僕そんなの一切全く気にしないのに!!
て言うかアスランいい匂いするし!!』
抱きつかれたままそんなことを言われて、アスランは
見ていて気の毒なほど真っ赤になって硬直している。『…でも、アスランが言うなら仕方ないや。
風呂に入ろうか、一緒に♪』
そう言うなり、キラは有無を言わさず立ち上がって、アスランを
ひょいと抱き上げ、返事も待たずさっさとバスルームに向かった。

983ねん2くみ あすらん・ざら 8:2005/08/07(日) 02:08:13
アスランが動転のあまり思考停止しているのをいいことに、
脱衣所に着くなりキラは、彼女の制服を脱がしにかかった。
『や、やだ…っ、自分で脱げるからぁ…。』
手始めに胸元のスカーフを抜き取ると、漸く我に返ったアスランが、弱々しい声を上げた。
『それじゃ僕のを脱がせてくれる?
どっちが先に脱がせ終わるか競争しよ、ね?』
その手を取って、自身のYシャツのボタンに掛けさせながらそう言って、キラは行為を再開する。
アスランもおずおずとキラのYシャツのボタンを外していくが、
慣れない所為か、普段は器用なはずの指は思うように動いてくれず、
一方のキラは、こんなの朝飯前といわんばかりに、
早々にアスランを下着姿にまでしてしまった。
うっすらと肋が浮く程華奢、と言うか痩せた身体の所為で、掌に少し余る位の
二つの果実がより強調され、それが却って見る者の欲望を掻き立てた。
『キラ…ばっかり…っ、ずるいよぉ…。』
控えめなレースで装飾された、可憐な淡いブルーのブラジャーのホックに
手を掛けたところで、かぼそい声で抗議されて、キラは仕方なく手を止めた。
『ごめんね、アスランがあんまり可愛いから。』
そう言って笑いかけると、彼女は一瞬目を瞠った後、ぷいとそっぽを向いた。
『…恥ずかしい事言うなよ…ばか。』
『ほら、まだ途中だよ。
それとも自分で脱ごうか?』
その言葉にはっとして、アスランは慌ててかぶりを振った。
僅かに苦笑しながら、キラは彼女の気が済むまで待ってやることにした。

993ねん2くみ あすらん・ざら 9:2005/08/07(日) 02:08:42
拙い手つきで、Yシャツのボタンを全て外したところで、アスランの手が止まった。
『もういいの?』
優しくそう尋ねてやると、アスランは小さく頷く。
『じゃあ、先に入っててくれる?着替え用意しとくから。』
『…わかった。』
のろのろと下着を脱ごうとして、正座したまま笑顔でこちらを見上げている
キラに気付き、アスランはまた紅くなった。
『見てないで行くならさっさと行けよ!!』
照れ隠しにそう怒鳴られて、キラは不承不承立ち上がる。
『今更恥ずかしがる仲でもないのに…』
『何 か 言 っ た か ?』
聞こえないようにしたつもりだった一言を聞き咎められ、キラは肩を竦めた。
『何でもありませんよ…っと。』
上はボタンを全て外したYシャツ、下はスラックスという格好で
脱衣所を後にしたキラの足音が遠ざかるのを確認して、
アスランは無造作に脱ぎ散らかされた自分の制服を丁寧に畳んだ。
『まったく…だらしないんだから。』
思わず愚痴が零れる。
次に下着を脱ぐと、制服の下に敷いて見えないようにした。

1003ねん2くみ あすらん・ざら 10:2005/08/07(日) 02:09:12
そして白い裸身を曝したまま、彼女は洗面台の鏡の前に立った。
貧相な(彼女にはそう映る)身体に、その存在を誇示するように膨らんだ胸は、
少し身動いだだけでも揺れてしまい、それが恥ずかしくて一時期晒でも巻こうかと思ったのだが、
『形が崩れるから止めた方がいい、勿体ない』
というキラの一言で思い止まったのだ。
視線を更に降ろせば、抱いたら折れそうな程細いウエストから、下腹部に目が行った。
ここもアスランの悩みの一つだ。
『どうして生えてこないんだ……?』
それもその筈、この歳であればあって当然の茂みが、そこには全く無かった。
胸ばかり目立つ反面、そこだけ子供のようで、余計に彼女の劣等感を助長した。
その所為もあって、彼女は同性にすら容易に肌を見せない。
唯一の例外が幼馴染みであるキラ──というわけだ。
暫くぼんやりと鏡を見ていたアスランだが、ふと何かを忘れていることに気付いた。
──そうだ、髪を上げるんだった。
漸く鏡の前に来た目的を思い出し、アスランはその背中に届く美しい髪を
くるくると纏め、歯ブラシや洗顔料の置いてあるボードの片隅から
髪留めを手に取ると、それをしっかりと髪に差して固定した。
『これでよし、と。』
そう一人ごちて、アスランは踵を返すとバスルームに足を踏み入れた。

1013ねん2くみ あすらん・ざら 11:2005/08/07(日) 02:10:09
暖かな湯気が肌に心地よい。
幼少の頃より再三泊まりに来ていた為、すっかり見慣れた浴室だ。
掛け湯をして浴槽に身を沈めると、程なくして
聞き慣れた足音と共に、勢い良くバスルームのドアが開いた。
『おまたせー。
着替え置いといたよ、後バスタオルも。』
腰にタオルを巻いたキラがぺたぺたと足音を立てて入ってきた。
そのまま真っすぐ浴槽にまで入ってこようとするが、アスランに無言で
プレッシャーをかけられ、渋々手前の床に片膝をついた。
『アスランも出ておいでよ、背中流してあげる。』
キラに笑顔で手招きされ、その意図を察してはいるものの、つい素直ではない言葉が口をつく。
『…いいけど、変なとこ触るなよ?』
『ひどいなぁ、僕そんなに信用無い?』
牽制とも取れる言葉の裏に、素直に口に出せない屈折した期待が垣間見えて、キラは苦笑した。
実際、付き合い出してからは、二人で入浴した際に
ちょっかいを出さないことなど無かったキラである。
アスランの方とて、それは重々承知の上の筈だ。
現にキラが手を差し伸べると、アスランは少々躊躇った後、恐る恐るその手を取った。
それでも尚恥ずかしそうに身を縮めて浴槽を出るアスランを、隅にあった椅子を引き寄せて座らせる。
その背後に屈んで、スポンジにボディソープを乗せて泡立てながら、
キラはアスランの、病的ではないが、透明感のある白さの肌に思わず見惚れた。

1023ねん2くみ あすらん・ざら 12:2005/08/07(日) 02:10:35
それを泡で隠してしまうのを惜しみつつ、丁寧に滑らかな背中を磨いていく。
『痒い所とか、ない?』
『平気。……んっ』
丁度スポンジが首筋を掠めて、アスランがうわずった声を洩らした。
そのままスポンジを持った手は前に回り、
胸の谷間を辿って見る間に彼女の全身を泡に塗れさせていく。
『キラ……っ』
キラの裸の胸が背中に密着するのを感じてアスランの声に戸惑いが混じる。
続いてもう片方の手も脇腹を撫でながら左の胸を目指して這い回る。
『ちょ、前はぁ、いぃ……っぁん!!』
形ばかりの非難の声は、悪戯好きなキラの手で
左の胸を掴まれた事で甘い嬌声に変えられた。
強く掴まれたそこは、泡で滑って掌からつるりと逃げてしまう。
さらに追い打ちを掛けるかのように耳朶を甘噛みされ、
それらの感触が、アスランの身体に簡単に色情の火を灯す。
『あぁ……う…んっ……』
スポンジを床に落とし、自由になった両手で二つの膨らみの感触を味わう。
下から持ち上げたかと思えば、今度は捏ね回すように揉みしだく。
掌で押し潰し、ぷっくりと起き上がった中心をしつこく弄ぶと、
力なく添えられたアスランの手に時折力がこもった。『キ…ラ……ぁっ…は……っ!!』
甘さを含んだ声で続きを促されるも、あっさりとキラはアスランから身を離してしまった。

1033ねん2くみ あすらん・ざら 13:2005/08/07(日) 02:11:02
『あ……』
惜しむような声にほくそ笑んで、キラは彼女の耳元でこう囁いた。
『次は僕の番ね。
巧く出来たら、続きをしてあげる。』
『……っ』
『返事は?』
『…はい……』
普段は気丈な彼女も、こんな時ばかりはしおらしい。
快楽が深まれば、理性からも解放されて、次第に大胆になってもくれるのだ。
無論、キラ自身が手ずから仕込んだ成果である。
場所を入れ替わり、今度はキラが椅子に腰を下ろす。
落ちていたスポンジを拾おうとする手を掴んで、きょとんとした目で
見上げるアスランに、キラはこんな指示を与える。
『これじゃなくて、君の身体で洗ってよ。
いいものがついてるじゃない、ここに、…二つも。』
先刻散々可愛がってやった乳房を撫で上げると、アスランの身体に震えが走った。
『は…ぁっ……で、も、どう、やって…』
『さっきみたいにしてくれればいいよ、背中から。』
『…う、うん……』
穏やかに下される命令に、アスランは素直に従った。
キラの背中に密着し、柔らかな丸みを押しつける。
『そのまま上下に動いてみてくれる?』
言われるがまま、キラの両肩に手を掛けて、アスランはぎこちなく身体を動かした。
手で直接触るのもいいが、こんな風にさせるのもまたおつなものだ、とキラは一人で悦に入った。
柔らかでありながら確かな弾力で反発する感触の中心に、こりこりと固い小さな粒が二つ。
それが絶妙なアクセントになっていて、キラは自身が急激に昂ぶるのを感じた。

1043ねん2くみ あすらん・ざら 14:2005/08/07(日) 02:11:29
『……背中はそれ位でいいや、今度は前をお願い。』
『…ん、わかった……。』
一度身を離して正面に回ったアスランの胸に、キラは直接ボディソープを垂らした。
生温い粘液が敏感になった肌を伝い落ち、アスランにもどかしい喜悦を与えた。
『ぁ、っ……ん……。』
手を引かれ、キラの腕の中に納まると、太腿に彼の欲望を
直に感じて、アスランは軽い羞恥と共に少し嬉しくなった。
『キラぁ、これ……私で……?』
タオル越しに触れると、そこは既に熱を持ち、硬く張り詰めていた。
『そうだよ、アスランがそんなに可愛くてえっちだから、こうなってるの。
……ここも、きちんと洗ってくれるよね?』
『……うん……。』
タオルをそっと除け、そそり勃った逞しい幹をアスランの掌が包み込む。
『熱い…ね……ふふっ。』
掌に伝わる熱と激しい血流を暫し愉しんで、掌の代わりに泡を纏った胸の双丘で挟んだ。
『キラは…どうやったら、気持ちいい……?』
潤んだ瞳で艶然と見上げられ、キラは固唾を飲んだ。
しかし表情には出さず、余裕ぶってアスランの頬を撫でた。
『……とりあえず、好きにしてみてよ。』
『うん……気持ち良く、なって……ね。』
無邪気に微笑んで、アスランは行動を開始した。
谷間にキラ自身を挟んだまま、両手で乳房をぎゅっと寄せ、圧迫する。
そのまま、まるで自慰でもするように自分で自分の胸をやわやわと揉みしだいていく。
そうすることで、より質量と硬さを増していく彼の熱の感触を愉しみつつ、
谷間から顔を出したキラの先端にふっと息を吹き掛け、
焦らすように何度もそこを舌先で柔らかくねぶる。
──この間、アスランの瞳は終始キラの顔を捉えたままだ。

1053ねん2くみ あすらん・ざら 15:2005/08/07(日) 02:11:54
軽く眉根を寄せたキラの呼吸が僅かに早まっているのを見逃さず、
まだこれからとばかりに双丘を揺り動かし、先端を口内に含んだ。
髪を纏めている所為で、彼女がどう自分を愛撫しているかが
はっきりと見え、視覚の面からもキラを煽っていた。
『ふ…っ、上手だよ、アスラン。』
亀頭を舌で転がすようにねぶっているアスランの頭を撫でてやると、彼女は嬉しそうに目を細めた。
『出しても…いいよ。』
そう呟いたアスランの綺麗な貌めがけ、身の内から
沸き上がる欲求に逆らわずキラは遠慮なくぶちまけた。
『きゃっ!!……ぁは…やぁん……』
勢い良く噴き出る白濁を顔面に浴びて尚、アスランは何処か楽しそうだ。
最後にちゅ、と先端に吸い付き、尿道に残っていた精液を丁寧に吸い出した。
そして行儀良くこちらを見上げ、自分の次の行動を待つ彼女を、
キラは手を引いて立ち上がらせ、胸に抱き込んだ。
そのはずみで、大分緩くなっていた髪留めが外れ、
落ちてきた長い髪がアスランの頬を縁取り、艶を添えた。
『よくできました。
しよっか、さっきの続き。』
そう耳元で囁いて、シャワーのコックを捻る。
少し温めの湯が二人に降り注ぎ、泡と、アスランの顔にかかったキラの残滓を洗い流していく。
そのまま二人で抱き合って、唇を重ねた。
すかさず侵入してきたキラの舌を受け入れると、
一緒にシャワーの湯もアスランの口内に流れ込んでくる。
『キ…ラ……ぁ、…ふ…』
一度唇を離し、今度は互いの舌を戯れるように舐め合う。
シャワーの水音に交じって、くぐもった嬌声と互いの吐息が狭いバスルームに響く。

1063ねん2くみ あすらん・ざら 16:2005/08/07(日) 02:12:44
やがてキラの舌がゆっくりとアスランの頬を伝って耳に辿り着き、狭い孔を挫いてから首筋に移っていく。
『んんっ……く…ふっ…』
緩慢な動きでじわじわと下へ下へと下りていき、遂に先刻彼女が気にしていた場所に行き着いた。
『や……ぁっ』
反射的にそこを隠そうとする手をやんわりと退けて、
キラは皮膚の薄いその場所に音を立てて吸い付いてやる。
『ぁう……っ!!』
そこに鬱血の跡が残ったのを見届けると、その奥の最も感じやすい処に軽く歯をあてた。
『ふぁっ……くっ!!』
急に襲った強い刺激に身を強張らせるアスランに構わず、
キラは更に焦れったそうに片足を抱え上げ、蜜を零す秘処に尖らせた舌を沈めた。
『あ…ぁ……んっ…キ、ラぁ…っ、も…だ、め……』
壁に背を預けて、不安定な姿勢のままのアスランが、
持ち上げられた脚の爪先を震わせて行為の先をねだる。
既に焦らす余裕も無いキラは、すっかり勢いを取り戻した自らの分身を、
アスランの潤った秘処にあてがい、一気に腰を進めた。
『あぁ……っ、く、ぃ……っ!!』
『アス、ラン……っ!!』
更なる深い悦びを得る為、しなかやな脚を抱え直すと、キラはアスランの奥を何度も穿った。
『やっ、あっ、あっ……ぁ、あぁ……。』
急激な追い上げに、壁にもたれる事で辛うじて支えられていた
彼女の膝が、遂に力を失ってずるずるとくずおれた。
それを抱き留めて自分もゆっくりと腰を降ろし、膝の上にアスランを座らせた。
深まる結合に悦を示して跳ねる腰を抱いて、緩やかな律動を送り込む。
目の前で誘うように揺れていた胸の先端の桜色に赤ん坊のように吸い付くと、
甘やかな声とともに内壁がうねるように騒めいた。
激しく動けない代わりに、抱き締める腕に力を込めるキラに応えるように、
アスランの腕が彼の頭を掻き抱き、離すまいと両足を絡めてくる。
そのまま互いの感触を味わっていると、繋がった身体の快楽とは別の、深い陶酔が二人を包んだ。
胎内のキラがびくびくと跳ねるのを感じて、アスランの白い内腿が引きつる。
雨のように降り注ぐシャワーの湯に打たれながら、貪欲に唇を求め合い、
互いに互いを昂め合って、最奥で弾けた熱を受けとめてアスランの身体が大きく弾んだ。

1073ねん2くみ あすらん・ざら 17:2005/08/07(日) 02:13:05
──その後、改めて髪と身体を洗っていたら結構な時間が経ってしまった。
『……ずいぶん長湯しちゃったね。』
既に着替えを終え、濡れた髪をタオルで無造作に拭きながら呟くキラを尻目に、
アスランはけだるい身体をなんとか動かして、キラの用意した寝間着に着替えている。
テディベア柄のピンクのパジャマは、キラが贈った物だ。
──ヤマト家にしばしば泊まりに来るアスランの為に、
いつ頃からかパジャマが常備されるようになったのだが、
発育著しい彼女にサイズが合わなくなり、最近になってキラが買い替えた、というわけだ。
『キラぁ、髪乾かすから手伝ってよ。』
『はいはい。』
アスランの手からドライヤーをひょいと取り上げ、丁寧に温風を当てていく。
濡れた髪が乾いて元のさらさらとした手触りに戻ったのを確認して、
キラはついでに自分の髪にも適当に温風を当てる。
『さーて、寝よっか。』
そう言ってキラは、最初にここに来たようにアスランを抱き上げた。
しかし今度は、アスランの腕がキラの首に回され、しがみつくような格好になる。
『気に入った?抱っこ。』
からかうように尋ねると、アスランは頬を染めながらも小さく頷いた。
腕の中の身体をあやすように揺らしながら寝室に向かうキラの耳元に、アスランが唇を寄せる。
『私が寝るまで……こうしててね。』
そんな囁きを落とされて、キラの頬にも僅かに朱が走った。
『勿論、そのつもり。』 互いに額を寄せて小さく笑うと、キラはアスランを抱いたまま器用に寝室のドアを開けた。
布団を跳ね除け、大事そうにアスランをベッドに横たえ、自分もその隣に納まる。
先刻の約束どおりにアスランを抱き寄せて、額に軽く接吻る。
『おやすみ。』
『うん、…おやすみ。』
室内灯を落とすと、感じる温もりに誘われるまま二人同時に眠りに就いた。

──翌朝、休日なのをいいことに昼近くまで眠っていた二人を帰宅したカガリが揶揄されたキラが
『そういうカガリこそ昨夜はラクスと……』
と言いかけると、カガリは耳まで真っ赤になって
『お、俺とラクスはそんなんじゃあqwせdrftgyふじこlp;』
と激しく取り乱し、キラとアスランは思わず顔を見合わせた。
こちらもまた一悶着あったようだが、それはまた別の物語である。


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