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オリキャラメインの小説を綴るスレ

1ふたりは名無しさん:2008/09/08(月) 13:58:14 ID:5Imt8BHU
ここでは、オリジナルキャラメインでプリキュアのキャラも出てくる小説を書いていけます。
自分の思い描いたオリジナルのストーリーをここで形にしてみませんか?

2ミルクレープ M―1に挑戦 一回戦:2008/09/15(月) 20:37:38 ID:RHkCQFWM
都内にあるとある会場。
のぞみ達が客席にいた。
「彩香ちゃんたち大丈夫かなぁ・・・」
するとすぐ隣に、とある人物が座った。
「あの人どっかで・・・あ、遥(はるか)さん!」
大声を出したのぞみの口をふさぐ遥。
「静かにしてよもう・・・」
「ごめんなさい・・・でも何で遥さんがここに?」
「一応僕らは2回戦からだけど、もしかしたら1回戦から決勝に行くような実力あふれる芸人がいるかもしれないから、今のうちにチェックしとこうと思ってね・・・
ソッチは今日ここに何の用で?」
「ハイ・・・彩香ちゃんとうららが2人で出場するんで応援しに来たんです。」
「マジで?そりゃ見逃せないな・・・あれ?かれんちゃんは?」
「なんかかれんさんも出るらしくて・・・」
「え・・・」
そして、司会者が出てきて本番スタート。
最初に出てきたのはなんとあの健太と宮迫だった。

ネタ省略。
のぞみと遥は言った。
「ボケがサムいね・・・ツッコミはなんか斬新だったけど・・・」
「正直彼らのネタはM―1向きじゃないな・・・スタイルが確立されてるのはいいけど・・・」
隣にいたこまちも
「ナッツさんに一度あのツッコミさんの声マネしてほしいわ〜・・・」
「・・・」
のぞみ&遥、絶句。
そのあとに何組かがネタをやっていき、そしてついに・・・
「可憐なる胡桃です、よろしくお願いしま〜す!」
「エェッ!?」
驚く遥。まあコンビ名から察しがつくと思うが、かれんとくるみのコンビである。
ネタ終了。
プロである遥に意見を求めるのぞみ達。
「う〜ん・・・ネタの着眼点とかは斬新だったけど、個人的に笑えなかったという点では最初に見たコンビと似たり寄ったりなんだよね・・・まぁ面白いからって通過できるとは限らないけどね・・・」
「・・・」
そして・・・!
「ハイどうも〜!ミルクレープでーす!」
まんをじしてうららと彩香が出てきた。
短い時間の中でたくさん笑いを取っていたようである。
終了。

のぞみ達は楽しそうだった・・・
「彩香ちゃん達面白かったね〜!どうでした遥さん?」
遥も込み上げる笑いをおさえて言った。
「うららちゃんははじめてラジオで共演したときにトークで結構笑わせてくれていたんだ・・・そのしゃべりがうまく漫才に活かされてる感じだね・・・それに対して彩香ちゃんのいちいち的をえている関西弁のツッコミ・・・笑いが何倍にもふくれあがっている!
こんなコンビが出てくるなんて・・・、これはひょっとしたらひょっとするかも・・・」
「え?」
そして、その日の出場者全員の漫才が終わり、審査結果が発表された。
健太と宮迫のコンビは今回もダメだったようである・・・
可憐なる胡桃、ミルクレープは2組とも合格した。
こうしてこの日この会場で行われた一回戦は終了した。
遥は席を立って言った。
「じゃあ僕はそろそろ行くね・・・うららちゃん達に会ったら上に行けるように頑張ってって言ったこと伝えといてね、それじゃ!」

これからミルクレープはどこまで行けるか・・・
それはこれからの話を書く私次第である・・・

PS.あのあと遥は会場の外でファンにつかまりサインや握手を求められたようである・・・

続く。

3一回戦を終えて:2008/09/19(金) 10:06:05 ID:Oup/3DeM
一回戦の一部分が終わり、しばらく小康状態が続いていた。
のぞみは実春に電話をかけていた。
「もしもし実春ちゃん、M―1出たんでしょ〜、どうだった?」
「ハイ、8月31日に大阪のとある劇場にて参加しまして同じブロックで戸田川ひなたかなた、長戸朝日名、ハルヒ&キョン、全員一回戦を通過しました!!」
「ん?ハルヒ&キョンって誰?」
「晴彦君とキョンさんのコンビです。」
「へぇ〜、晴彦君ったら彩香ちゃんという人がいながら他の娘とコンビ組むなんて・・・」
「エ?でも彩香さんがけしかけたんだそうですよ。」
「そうなの!?彩香ちゃんそのへん何にも話してくれないから・・・」
「そうですか・・・、まあでも、なんとか行けるところまで行ってみますよ。」
「頑張ってね!そしてまた2人でエッチしようね!」
「・・・ヤらしいですね。」
「ヤらしいやろ〜!(豊川悦司風に)」
こうして通話は終了。

一方、大阪での予選が終わった夜、俊之の自宅。
俊之は一人自室でボーッとしていた。すると、何者かがドアをノックした。
「お兄ちゃ〜ん、入るよ〜!」
入ってきたのは妹の真由だった。
「一回戦通過できてよかったね♪よかったよお兄ちゃんの長門有希のコスプレ。」
「見に来てたのかい?
ったく・・・」
「去年は似てるって言われてたこと気にしてたのに今じゃ武器になっちゃってるんだからすごいよね〜・・・」
「まあ、こんな見た目だから晴彦たちとも知り合えたし・・・」
「だいたい、似てるって言われるの嫌だったら髪の色を変えるとかいろいろ方法もあったのにしなかったのはその顔が気に入ってるからだよね?もしかして似てるって言われてまんざらでもないんじゃないの〜?」
「・・・」
「図星なんだ。これからも張ってね、応援してるから!」
「ありがとう。て言うか用件はそれだけかい?」
「あ、そうそうコレ・・・」
そう言って真由が取り出したのは最近売ってるかどうかも不明な「とろーりクリームONプリン」だった。
「お疲れ様、とろ〜り、する?」
ちょっと前にCMで使われてたフレーズを言ってみる真由。それに対して俊之は
「・・・する♪」
その時部屋の中にはほほえましく見える光景があったそうな・・・

後日、晴彦達が普通に登校すると、さっそく新聞部による取材が行われた。
「M―1一回戦通過おめでとうございます!二回戦への意気込みを一言お願いします!」
声の主は晴彦達の学校の部員が10人くらいいる新聞部の部長である「増目ディア(マスメディア)」だった・・・」
・戸田川ひなたかなた
「一応プロの端くれなんで、今回はええところまで行きたいと思いますぅ。」
・長戸朝日名
「漫才を楽しんで、それが結果につながって上に行けるといいなと思ってます・・・」
・ハルヒ&キョン
「目指すは決勝!アマチュア初の優勝を狙います!」

いろんなコメントが出てきた・・・
果たしてこの3組やミルクレープ達は今回どこまで行けるのか・・・

TO BE CONTINUED・・・

4とある夏休み 上:2008/10/05(日) 20:23:39 ID:OS3RWGa6
実春の家のチャイムを押す一人の少女。
中から実春の母の義実(よしみ)が出てきた。
「あらご無沙汰ね美砂(みさ)ちゃん。実春ちゃんなら数分前に駅の方に走っていったわよ。」
「そうですか、わかりました。駅の方に行ってみます。」
そう言って美砂と呼ばれる少女は駅に向かって走っていった。

駅につくと即座に実春らしき人物を発見した美砂。
声をかけようとしたが、なんとこの場で見るはずのない人物と接触していたのを見てしまい隠れてしまった。
その時の実春たちの会話
「実春ちゃ〜ん、お久だね、元気だった?」
「ハイ、おかげさまで!・・・て言うかなんでみなさんもついてきてるんですか?」
そう、実春と話してたのぞみのうしろには、りん、うらら、こまち、かれんがしっかりとついてきてたのである。
「急にのぞみが『今度大阪に行く』なんて言い出すもんだから問いつめてみたら・・・」
「2人だけで楽しもうなんてズルいじゃないですか!」
「私たちはなんでも思い出を共有しなくちゃいけないわ・・・」
「抜け駆けなんて許さないわよ。それとも2人きりじゃないといけない事情でもあるのかしら?」
「・・・ありません。」
歩き出す一行。
美砂はしばらく驚いていたが、気を取り直して実春たちを追うことにした。
「(なんで実春と夢原さんたちが一緒に?これは何かあるわね・・・)」

大阪城、通天閣、京セラドームといろんな名所をまわり、6人はとある喫茶店に入った。美砂も遅れて入店した。
すると、実春たちのところにとある人物が近づいてきた。
「どうもみなさん、ごきげんよう〜!」
「増目さん!?」
のぞみたちは彼女からインタビューを受けていろいろなことを聞かれた。
そして彼女は去っていった・・・
「なんだったのあの人は?」
実春は答えた。
「彼女は私たちが行っている学校の新聞部の部長さんで『増目ディア(マスメディア)っていいます。
増目が名字でディアが名前です。
うちの新聞部は部員が10人くらいいまして、彼女を筆頭に常に生徒のみなさんに正しい情報を届けようと日夜奔走してらっしゃいます・・・
ちなみに部員のみなさんは未来のジャーナリスト志望の人たちばかりです。」
のぞみたちは実春に増子美香の存在、彼女が作っている新聞のことや部員に逃げられひとりで頑張っていることなどを話した。
「へ〜、そんな人もいるんですね〜・・・でも本当に新聞作りをしたいんなら、たとえ上にいる人間が間違っていても最後までいるべきだと思います・・・これはあくまで個人の考えですけど・・・」
「・・・」
しばらく沈黙が続いた。
そのあと7人は店を出た。
次に行ったのは定番のカラオケ。
みんないろいろ歌ったのちに、実春がマイクを持った。
「最近、ちょっとモノマネを覚えまして・・・では行きます。」
実春、チャンス!、ラムタラ、パパンケーキを熱唱。
一同、唖然。
「すごいね実春ちゃん・・・」
「目の前に、本物の久住小春さんが見えたような気がします・・・」
美砂は実春たちが出てくるのを外でずっと待っていた・・・
そして・・・「楽しかったね〜♪、今度は晴彦君たちとも一緒に行きたいね〜。」
「今度みんなにも声かけてみますよ。あれ?」
実春に見つかった美砂。
ビックリするのぞみ達。
「久しぶりだね実春♪あと夢原さん達もお元気そうで。」
「美砂ちゃん、のぞみさん達と知り合いなの?」
かれんとこまちが口を開いた。
「美砂はサンクルミエール学園の生徒で・・・」
「私たちと同じクラスなのよ。」
「エエッ!?そう言えば学校の話とかほとんどしてなかったな・・・美砂ちゃんは僕のお母さんのお姉さんの娘なんです・・・」
「従姉(いとこ)?」
「ハイ、そういうわけだからもう帰るわよ実春!じゃあさようなら。」
実春を引っ張って行ってしまう美砂。
気まずい空気がその場を漂った・・・

5とある夏休み 下:2008/10/05(日) 20:30:27 ID:Hc3exNbk
家に着いて、実春を問い詰める美砂。
「ハッキリ答えなさいよ!あの人達とどこで知り合ったの?」
「・・・共通の知人の紹介でお知り合いになって・・・」
「じゃあ夢原さんとはどんな関係なの?」
「(のぞみさんの事か・・・)
男女の関係だよ・・・
何度か2人で体も重ねあってるし・・・」
「実春、あなた汚されちゃったのね・・・」
「別にそんなことは・・・」
そう言った矢先に美砂は実春の唇をうばった。
そして、その勢いで実春をベッドに押し倒した。
「だ、駄目だよ美砂ちゃんこんなの・・・!」
実春は美砂にいろんなところをまさぐられながら思い返していた・・・美砂の想いをはじめて聞いた時の事を・・・
それは、100歳まで生きた曾祖父の葬儀のために親戚が大勢集まっていた7年前だった・・・
大人たちがいろいろ話をしている間、実春は一人外で遊んでいた。すると、
ギュッ!
背後からいきなり何者かが抱きついてきた。
美砂だった。
「どうしたの〜、美砂ちゃん?」
しばしの沈黙のあと、美砂は口を開いた。
「ねぇ実春ぅ、大きくなったら、私たち、結婚しよ・・・」
「え!?何を言ってるの?だめだよいとこ同士でそんなの・・・」
「知らないの?今の日本の法律上、いとこ同士だったら結婚できるんだよ。
私ね、はじめて見たときからずっと実春のことが好きだったの・・・
寝ても覚めても実春のことが頭から離れなかった・・・
何度か会ううちにさらに気持ちは高まっていった・・・
次に会うときはそんな気持ちをちゃんと伝えようと今日の日を待っていたんだよ・・・
ねぇ、実春ぅ・・・」
「イ、イヤァーーーー!!!」
美砂の両手を振りほどいて逃げ去る実春。
幼かった実春には美砂の大人な気持ちは重すぎたのである・・・
それ以来、実春は美砂を避けるようになった・・・
中学に上がってからは一切会っていない・・・
回想、戻る。
すると実春も美砂もすでに一糸まとわぬ状態になっていた・・・
美砂は一心不乱に実春のモノを口にくわえていた。
「み、美砂ちゃん・・・!」
そうしているうちに実春のモノの先端から白濁した液体が勢いよく飛び出し,美砂の顔面にマトモにかかった・・・
「だいぶ元気いいみたいだね・・・それじゃあ・・・」
勃ち上がった実春のモノを自らのソコにあてがう美砂。
そして激しく腰を動かす。
「アァッアァッアァッアァッアァッ!!・・・」
2人のつながっている部分を見ると美砂のソコから血が少々流れ出していた。
「美砂ちゃん,大丈夫!?」
「実春と一緒だから・・・全然平気ッ!!」
そして2人は同時に果てた・・・
落ち着いたあと,実春は美砂に聞いた。
「美砂ちゃん,初めてだったの?」
「だって私,小,中と女子校なんだもん・・・」
「よく今まで誰にも奪われることなくいられたね・・・」
「・・・,とにかく私のファーストキスと処女,大事にしてね。
これで準備はととのったわ!
私,夢原さんには絶対負けないから!!」
服を着たのちに窓際で意気込む美砂。
実春はしばらくぐったりしていた・・・
そして夜になって美砂は帰っていった。
そうして夏が終わり実春も美砂も新学期をむかえそれぞれの学校に行った・・・

美砂はのぞみに対して静かに闘争心を燃やしていた・・・

・・・END.

6ミルクレープ M―1に挑戦 2回戦 上:2008/11/06(木) 22:30:41 ID:DRKSdt0o
約2ヶ月におよぶ1回戦が終わり2回戦に突入した。
大勢いた参加者も大部分消えていった・・・
そして2回戦が行われるとある会場にミルクレープ達がいた。
控え室にて,また顔馴染みの面々と再会した。
「どうも〜,圭太郎さん320(ミツオ)さんご無沙汰してます〜♪競介さんたちもお久ですね〜。」
去年決勝まで行った圭3(けいスリー)やストーム・ファンタジーらに声をかける彩香。
圭太郎たちは彩香に聞いた。
「なぁ彩香,あの少年(晴彦)は一緒じゃないのか?」
「アイツは今年,大阪で違う相方と出るみたいなんです。
それで,それぞれ,別々に出てどっちがいいところまで行けるか競争しようってなったんです・・・」
それで新しく組んだ相方があの娘ってことか・・・」
はなれたところにいるうららを見ながら,320が言った・・・
彩香は聞いた。
「あれ,そう言えばジェンダーフリーさんは?
今回はこの会場から参加するそうですが,姿が見えませんなぁ・・・」
「2人でジュースを買いに行ったよ・・・」
ストーム・ファンタジー,圭3,ジェンダーフリーはみな同じ事務所に属しているのである・・・
くるみが彩香に声をかけた。
「大丈夫なの?そんなにくだけた感じで。」
「大丈夫だよ,ジェンダーフリー以外はアウトオブ眼中だから。」
「ってオイ!!」
よくテレビで見るような若手芸人的なリアクションでキレる競介の相方淳史。
競介が聞いた。
「彩香,その娘は?」
「同じ学校のヤツでして,先輩とコンビ組んで一緒に一回戦を通過したんです・・・」
「そうかぁ〜今年の素人の参加者もあなどれないなぁ〜・・・」

一方,客席の方にはいつものようにのぞみたちがいた。
すると,すぐ隣に2人の女性が座った。
こまちが2人に声をかけた。
「あの〜,すみません,女優の荒城結衣(あらきゆい)さんと小寺美香(こでらみか)さんですよね?」
「ハイ,そうですけど・・・」
「大丈夫ですですかこんなところに来てて・・・」
「平気よ・・・
私たちが誰を見に来たかなんて多くの人はわかってるから・・・」
「・・・」

7ミルクレープ M―1に挑戦 2回戦 下:2008/11/06(木) 22:39:09 ID:zbdRthEI
そして,2回戦がはじまった。
多数の芸人たちが漫才をしていた・・・
そして・・・
「どうも〜,ジェンダーフリーで〜す!」
ついに去年決勝まで行ったジェンダーフリーがまんをじして登場した。
この時の遥(♂)はなんと白のロリータファッションで登場した。
一方,明(♀)は革ジャンに革ズボン,サングラスをしていた・・・
ネタ省略。
のぞみたちは驚いていた・・・
「2人ともすごい格好してたね・・・」
結衣と美香が言った。
「あの子たち今回も燃えているわね・・・」
「今年はすごい笑いを起こしそうですね・・・
あ,あとジェンダーフリーは同じ学校の後輩でもあるのよ。」
「知ってます,雑誌で読みました。」
いろいろ話してるうちにジェンダーフリーの出番が終わった。そして次に
「どうも〜可憐なる胡桃でーす。」
ついにかれんとくるみが出てきた。
美香がこまちたちに聞いた。
「あの娘たちと知り合いなの?」
「2人とも同じ学校なんですよ・・・もう一組出てるんですけど。」
そのあとに圭3,ストーム・ファンタジーが漫才をした。
ストーム・ファンタジーを見るときの結衣と美香の表情がどこか違っていた。
そして・・・
「どうも〜ミルクレープでーす!よろしくお願いしまーす!」
うららと彩香が元気よく出てきた。
ネタ省略。

美香と結衣は驚きを隠せなかった。
「うららちゃん,スゴくイキイキとしてましたね・・・」
「意外な才能を見た感じね・・・」

そして,全員のネタが終わり,結果発表。
「・・・,ジェンダーフリー!,圭3,ストーム・ファンタジー!,・・・ミルクレープ!・・・」
合格者の名前が次々呼ばれた。どうやらかれんとくるみは落ちたようである・・・
結果を聞いてすぐに美香と結衣は帰っていった・・・
会場をあとにするかれんとくるみ。
遥が声をかける。
「かれんちゃん・・・」
「やっと肩の荷がおりました・・・
頑張ってくださいね,応援してますから!」
「・・・,ありがとう。」
わだかまっていたものが解けた遥。
次回は3回戦。
果たして,決勝に上がるのは誰か・・・

続く。

8のぞみはるの会話:2008/11/11(火) 21:01:54 ID:GBgd9yF.
久々に実春の家にのぞみから電話がかかってきた。
「実春ちゃ〜ん♪元気ィ?」
「のぞみさん・・・先日はお騒がせしてすみませんでした。あとそっちでなんか変わったことはありませんか?」
「うーんとね・・・特にないよ。ただ、遠くの方からあやしい視線を感じたり、誰かに階段から突き落とされそうになったり、サンクルミエール通信に私関連のゴシップ記事が載ったりしたくらいだよ〜。」
「(多分美砂ちゃんの仕業だ・・・)
メンタル強いですね・・・」
「うん、いちいち悩むの面倒だから!」
「(前向きだなぁ、そこがのぞみさんのいいところだけど・・・)
て言うか何か他に用はありますか?」
「あぁそうそう、実春ちゃんたちM―1出てるよね?
大阪の方で今年決勝に行けそうな芸人さんって誰がいるかなぁ?」
「そうですねぇ・・・
私たちもなんとか2回戦も通過しましたが、3回戦、準決勝はわかんないですけど、今年行きそうなのは去年敗者復活から決勝に行ったクール・モンブランとか、コブトリあたりかと思われます。」
「コブトリ・・・?
なんかメンバー2人とも太ってるみたいな名前だね・・・」
「いやそういう意味じゃなくて、あのコブクロみたいに、メンバー2人の名前をかけあわせて作られたコンビ名なんですよ。
ボケ担当の人がかなりの長身なんですよ・・・」
「どれくらい大きいんだろう?」
「直立で顔を見ようとしたら首が痛くなるくらいですよ。
あとクール・モンブランは今年がラストチャンスらしいので、かなり気合いが入ってるみたいです・・・
なんでも去年からずっと全国漫才ツアーなることをしているという情報が入ってるんです・・・
今年の優勝の大本命らしいですから要チェックですよ。」
「ハトがなんか落としてったよ。
フーン。」
「そんな細かいボケはさまなくてもいいですから。
あと、普段東京で活動してるコンビで2回戦を大阪で戦っていたのがいるんですよ。
片方は侍のような格好をしていて、もう片方の人はスーツ姿でさっき紹介したコブトリのでかい人ほどじゃないけれど背が高い人だったんですよ・・・
コンビ名はちょっと思い出せないんですけど。」
「スゴいね・・・
背の高い人たちがどんどん決勝来たらいろんな意味で盛り上がりそうだよね・・・」
「多分さっき言ったコンビは3回戦あたり東京で見れるんじゃないだろうかと思います。
一応、戸田川ひなたかなた、長戸朝日名、ハルヒ&キョン現在まだ残ってますからなんとか準決勝まで行けるよう頑張ってみます。」
「そっかぁ〜、頑張ってね。
あと〜、実春ちゃん、私が今どこにいるかわかる?」
「ハ?家からかけてるんじゃないんですか?」
すると、
ピンポーン!
家のチャイムが鳴った。
ドアを開けると、前にのぞみが立っていた。
「のぞみさん・・・、なんで?」
のぞみは片手に携帯電話を持っていた。
「実春ちゃんともっとお話ししたいなと思って買ったんだ。
あとここまでシロップに乗せてきたもらったの。」
外に出てあたりを見回す実春。
「大丈夫だよ。今日は私一人だから。」
「エ?もしかしてずっと外で通話してたんですか?
寒かったでしょうに・・・
どうぞ中に入ってください。」
「でも、お父さんお母さんいるんじゃないの?」
「こっちも大丈夫ですよ。
今日明日両親とも家にいませんから。」
「そうなんだ、じゃあおじゃましま〜す!」
その日、実春はのぞみと2人で互いの近況や夢のことなどいろんな話に花を咲かせていたという・・・

エ?その日の2人は最終的にヤったかって?

・・・それは、ひ・み・し。(氷見市)

END.

9ミルクレープ M―1に挑戦 3回戦:2008/12/05(金) 11:13:49 ID:aaTTZVhQ
いよいよM―1も佳境に入ってきて、だいぶいた参加者もかなり消えていった。
そして勝ち残った参加者はさらに燃えていた。
そんな感じで3回戦の会場であるルミネTHEよしもと。
ミルクレープたちは控え室にいた。
うららが彩香に言った。
「彩香さん,あそこに侍風の男性がいますよ。」
「そんなのいちいち,気にしない。
うん,やっぱりブライトジェネレーションズの火野栄治だ。」
すると侍風の男に近づくスーツ姿で髪をうしろでまとめた長身な男。
「彩香さん,私あの人たちを前にどこかで見たような気がするんですけど・・・」
「去年の敗者復活戦で彩晴の前にネタやってた人たちだよ。」
本番スタート。
のぞみ達はいつものように客席で彩香達の出番を待っていた・・・
2回戦で落ちたかれんやくるみも一緒に見ていた。
3回戦ともなると参加者の漫才のレベルも格段に上がってくる。
そんな中,
「R&M!」
去年も出ていたコンビの登場である。
「いや〜,俺ね,ドキュメント番組やってみたいんやって〜。」
福井弁で話すメガネのツッコミ正和。
その一言のあとコントに入る。
終了。
「今年は大丈夫かなあの人たち?」
そのあと,
「ブライトジェネレーションズ!」
さっき彩香達が控え室で見た2人組がまんをじして登場。
「世の中,侍魂のある人間が減ってきたなぁ。」
「時代が変わってきたからな・・・」
のぞみは思った。
(あの人達が実春ちゃんが言っていたコンビかなぁ?)
限られた時間の中大きな笑いがおきていた。
彼らの出番が終わったあとみんな話していた。
「あのツッコミの背の高い人,私たちの知ってる誰かに声が似てなかった?」
「確かにぃ・・・」
そのときみんなの脳裏に浮かんだのは普段,敵として自分達の前に立ちはだかるあの金髪のオッサンだった。
「あいつも若い頃はあんな感じのしゃべり方だったのかな?」
「・・・」
しばしの沈黙。
そして,また圭3とストーム・ファンタジーも登場した。
そのあとに,
「ジェンダーフリー!」
今日の2人の衣装は遥がメイド,明が美容師だった。
ネタ省略。
こまちが言った。
「本当にネタも衣装も気合いが入ってたわね・・・」
りんも言った。
「気合い入れてるからってメイドって・・・」
かれんは,
「まさに『ジェンダーフリー』ね・・・」

それから,
「ミルクレープ!」
ついにまんをじしてうららと彩香の登場である・・・
「今日は彩香さんとラクロスをしてみたいです♪」
ラクロスのコントを演じる2人。
中略。
「もう,ええわ。
どうもありがとうございました!」
深くお辞儀をしたのちに退場。
こうして全員の漫才が終了。
運命の結果発表。
「・・・,R&M!,ブライトジェネレーションズ!,圭3!,ストーム・ファンタジー!,ジェンダーフリー!,ミルクレープ!」
さっき名前が出てきたグループは全員合格したようである・・・

3回戦が終わり彩香とうららを待っているのぞみたち。
すると、ブライトジェネレーションズが出てきた。
彼らを引き止めてこまちが言った。
「すみません、これをちょっと大声で読んでいただけますか?」
渡された紙に書かれたセリフを声高にさけぶ勝(まさる)。
「ハッハッハ、プリキュアよ、ローズパクトを渡してもらおうか!
・・・なんだコリャ?」
「もう行くぞ、勝。」
「わかったよ・・・そんじゃ。」
栄治と勝はさっさと行ってしまった・・・
そして、彩香たちがあとからやって来た。
「あんたたちいったい何してたわけ?」
「さっきちょっと面白いことがあったんだよ彩香ちゃ〜ん♪」
「キモっ!
また明日聞くから・・・」

こうして彩香たちは家路についた。

次はいよいよ準決勝。
果たして、最後に笑うのは誰なのか・・・?

準決勝に続く。

10ミルクレープ M―1に挑戦 準決勝 上:2008/12/14(日) 21:25:04 ID:lftbr9iU
ついに多くの芸人の運命を決めるM―1の準決勝が行われた・・・
東京と大阪、2つの会場で、2日間にわたって開催されている。
控え室、彩香とうららが話していた。
「彩香さん・・・
ついに来てしまいましたねこの時が・・・」
「ああ・・・
ハルたちも大阪の方で準決勝まで残ったらしいから、まだまだ油断はできないよ・・・
今日も・・・勝つよ!」
「・・・ハイ!」
気合いを入れ直す2人。

そして、本選がスタート。
3回戦を東京で戦っていたブライトジェネレーションズは今回仕事などの都合で準決勝は大阪での参加となった。
トップバッターはR&M。
また今回もドキュメントのネタのようである・・・
そのあとに、圭3、ストーム・ファンタジーがネタをやっていった。
何組かが出番を終え、ついにジェンダーフリーが登場。
客席は騒然とした。
なぜなら、いつも衣装にもこだわりのあった2人だったのに、
今回はジャケットの下に♂と♀のマークを組み合わせたような記号のプリントされたTシャツを着ていたのである・・・
終了。
客席にいたのぞみたちはちょっとビックリしていた。
「しゃべりのキレがすごかった・・・」
(もしかしたら優勝かも・・・)
そして、いよいよまんをじしてミルクレープの出番が来たようである・・・

11ミルクレープM―1に挑戦 中:2008/12/14(日) 21:30:21 ID:lftbr9iU
「ハイどうも〜、ミルクレープで〜すよろしくお願いしま〜す!
そんじゃ自己紹介しましょう!」
「ハイ、私の名前が春日野うららで相方さんの名前はネタの最後に発表しますよろしくお願いしま〜す!」
「なんでそうなんの?
まあエエわ、まあ最近アタシ旅行行きたいなと思うとるんやけどさ。」
「それだったら私の知り合いに旅行代理店やってる人がいますから行ってみたらどうですか?」
「お前は顔広いなぁ・・・
よし、ココか・・・
ウィーン!」
「いらっしゃいま〜〜〜〜〜セッ!」
「イントネーションおかしいな・・・」
「どうも〜、旅は道連れあの世まででおなじみの春日野旅行で〜す!」
「ソレやばいやないか・・・」
「じゃあ今から旅行の係呼びますね。」
「お前なんやねん?」
「旅行の係ー!
おーい、大西ぃ、大西賢示!」
「それはるな愛の本名や!」
「中村ァ、中村有里!」
「それ椿姫彩菜!」
「平原ぁ、平原徹男!」
「カルーセル麻紀や!
なんでお前んとこ元男性やったタレントと同じ名前のヤツばっかおんねん!?」
「・・・偶然ですよ!」
「何かこっちモヤモヤするわ・・・」
「すみません・・・
今呼んだ全員ちょっと出てるみたいなんで・・・
私が対応させていただきます。」
「はなっからそうしてぇな・・・」
「ご予算はどのくらいですか?」
「せっかくの旅行なんで一応10万くらい用意したんですけど・・・」
「海外旅行は難しいですねぇ・・・
国内旅行とかいかがでしょう?」
「例えばどんなのがあります?」
「奈良公園で
鹿せんべい食べ放題ツアー!」
「そんなん食いたない!」
「湘南の海、
大雨の中サーフィンツアー!」
「波に飲まれて死んでまうわ!」
「じゃあこれなんかいかがでしょう?
大きな車でご自宅までお迎えに上がります。」
「おお〜、何かエエなぁソレ。」
「その際お客様には白い服をお召しになってもらい、横になってお乗りいただきます。」
「???」
「そしてお客様には最終的に燃え上がるような熱い場所に行っていただきます。」
「・・・、ちょっと待てぇ!
ソレ霊柩車やないか!」
「あ〜〜〜、バレちゃいましたぁ!?」
「2つのキーワードでわかってもうたわ!」
「それでは先程紹介したツアーすべてでちょうど10万円になりますがいかがなさいますか?」
「全部イヤや!
鹿せんべい食って、
大雨の日に波にのまれて、
最終的に火葬場やなんて・・・
ホンマにあの世までなんやな!
もうさっきからムチャクチャや、こんな店2度と来るか!」
「・・・、わかりました。
じゃあ最後に一言言わせてください。」
「なんやねん?」
「相方の名前は高野彩香さんです!」
「最後に言うんかい!
どうもありがとうございました!」

深くお辞儀をしたのちに退場。

こうして、東京での準決勝は終了したのであった。

12ミルクレープ M―1に挑戦 準決勝 下:2008/12/18(木) 19:50:43 ID:1bAu1Ufg
大阪でも準決勝が行われ、
その一日後、ついに結果発表が行われた。
東京大阪2つの会場ロビーにて参加者たちが結果を待っていた。
うららもマネージャーと一緒に会場にいた。
彩香はというと歌のライブで都内のライブハウスに来ていた。
結果が出たら電話で連絡が来る手はずとなっている。
そしてついに結果を発表する人がやって来た。
「それでは・・・
M―1グランプリの決勝進出者を、エントリーナンバー順に発表していきます。
・・・まずは、エントリーナンバー2929、クール・モンブラン!」
「よっしゃあ!」
「やったで!」
歓喜の声をあげる2人。
「2971、コブトリ!
・・・3000、圭3!
・・・3325、ストーム・ファンタジー!」
「(よし・・・次は俺たちか?)」
ドキドキしているR&Mのロック。
ちなみにR&Mのナンバーは「3326」である。
「・・・、3330、ジェンダーフリー!」
その場でズッコケるロックと正和。
「3661、ブライトジェネレーションズ!」
静かにガッツポーズをする栄治と勝。
「・・・、3690、ミルクレープ!」
「エ・・・!?」
驚きを隠せないうらら。

そして・・・
「え〜最後に・・・、3900、ハルヒ&キョン!」
晴彦とキョンも動揺していた。

・・・こうしてついに決勝を戦う8組が決定したのだった・・・
うららは気持ちを落ち着かせて彩香に電話をかけた。
「彩香さん彩香さん!
私たち・・・決勝進出決定しちゃいました!!」
「マジでか!?ヨッシャ〜・・・!」
「ア・・・、あと晴彦さんたちのコンビって『ハルヒ&キョン』って言いましたよね?」
「そうだけど・・・何?」
「・・・その人たちも合格してたんです。」
「マジで!?
・・・決着は決勝にもつれ込んだってワケか・・・」

果たして・・・優勝は誰の手に?

・・・続く。

13ミルクレープM―1に挑戦 抽選会:2008/12/21(日) 15:10:38 ID:wwbqZdhI
決勝に進出する8組が決まり、その8組がテレビ局に集まった。
まずはエントリーナンバー順に挨拶が行われた。
・クール・モンブラン(藤崎真治・田川義範)
「どうも〜クール・モンブランの藤崎です。
田川です。
今年で最後なんで絶対勝ちたいと思います!」
・コブトリ(古淵健之進・鳥野俊太)
「古淵です。
鳥野です。
コブトリですよろしくお願いします!
僕らは今年で結成6年目ですが、ここで勝って飛ぶ鳥を落とす勢いをつけたいと思ってます・・・!」
・圭3(松宮圭太郎・320)
「どうも〜圭3で〜す!
僕らのネタはハイテンションに動きまわるのが多いんですけど、決勝の舞台でも思いっきり暴れたいと思いま〜す!」
・ストーム・ファンタジー(新條淳史・高見競介)
「どうも〜、ストーム・ファンタジー、略してストファンで〜す!
俺らは今年で結成5年目なんですが区切りのいいこの時に優勝したいと思います・・・!」
・ジェンダーフリー(小宮山遥・谷川明)
「どうもジェンダーフリーです。
去年はいいところまで行きながら惜しくも優勝をのがしてるので,今年こそは狙いたいです!」
・ブライトジェネレーションズ
「どうも,
関東時代劇愛好会会長の火野栄治です。
プロデュース会社『勝組』(まさるぐみ)社長の陣内勝です。
自分たちをプロデュースする目的でコンビを組んで漫才をやってますが,今回初めて決勝に行けたので,全国にアピールできるよう頑張りたいと思います!」
・ミルクレープ(春日野うらら・高野彩香)
「どうもはじめましてミルクレープといいます。
私らはコンビを組んでまだ一年もたってないんで正直こんな大きな舞台に立てるなんておこがましいような気もしますがなんとか他の挑戦者のみなさんに呑まれないように頑張ってみたいと思います・・・」
そして最後に,
・ハルヒ&キョン(坂本晴彦・茂村今日子)
「どうも〜,大阪からやって来た普通の中学生で〜す!
アマチュア枠で来れた決勝。
なんとか先程あいさつしたミルクレープより上に行きたいと思いますぅ・・・」
しかし,このときの晴彦は涼宮ハルヒのコスプレをしていた。
それを見て,会場にいた他の出場者,およびマスコミはこう思った。
(どこが普通の中学生だ!?)
そして,司会とのトークありでいよいよ緊迫の抽選会。
まずは今年で最後のクール・モンブラン。
背の高いボケの藤崎がボールを取った。
「・・・
よっしゃ!」
次に,コブトリ。
身長193cmのボケの鳥野が引く。
「・・・,」
3番目はジェンダーフリー。
ボケの遥が引いた。
「・・・,!」
次はミルクレープ。
引いたのはうらら。
「・・・,うわぁ・・・」
ストーム・ファンタジー。
「・・・,オオ・・・!」
圭3。
「・・・,よしッ!」
ハルヒ&キョン。涼宮ハルヒ姿の晴彦が引いた。
「・・・,ああ〜・・・!」
他の全員が引き終えた時点でブライトジェネレーションズの出順は決まった。
抽選の結果,決勝の登場順は以下のように決定した。
1・ミルクレープ
2・コブトリ
3・圭3
4・ハルヒ&キョン
5・ストーム・ファンタジー
6・ジェンダーフリー
7・クール・モンブラン
8・ブライトジェネレーションズ
9・敗者復活戦勝者


果たして・・・この年日本一の漫才師の称号を手にするのはいったい誰だ!

・・・決勝に続く。

14ミルクレープM―1に挑戦 敗者復活戦:2008/12/28(日) 16:05:28 ID:8pwebr.w
都内にあるとある会場。
この日の夜にこの年の日本一の漫才師が決まる決勝が行われる。
のぞみたちは去年同様に決勝に上がれる最後の一枠を勝ち取る戦いの会場に来ていた。
「彩香ちゃんたち・・・どこまで行けるかなぁ?」

「て言うか・・・,なんで私たちまた敗者復活戦会場に来てるわけ?」
「だってぇ〜,決勝の会場は会員にならないと入れないんだもん!
・・・それに,実春ちゃんやひなたさんたちも敗者復活戦出るみたいだし,みんなのネタも見てみたいなと思って・・・」
「・・・のぞみさん,あなた実春さんに会いたくてここに?」
「・・・」
「なぜ黙るの?
もしかしてこのあと2人でどこか行く予定でもあるの?」
「・・・それはないよ。
だってみんな大会が終わったらすぐ大阪に帰るって言ってたもん。」
(やっぱ連絡取り合ってるんだ・・・)
りん、こまち、かれん、くるみの思考が見事にシンクロした。
のぞみたちのとなりに一人の少女が座った。
その少女は額に「ファイト!長戸朝日名!」と書かれたハチマキをしていた。
異様な姿の少女にのぞみたちが声をかけた。
「あの〜、長戸朝日名を見に来たの?」
「ア、どうもはじめまして。
私、長戸真由といいます。」
「長戸?まさかあなた俊之君の?」
「妹です。
兄をご存知なんですか?」
「以前私たちの知り合いがやっているお店のイベントで踊ってもらったことがあったんだ。」
「そうだったんですか・・・」
いろいろ話しているうちに敗者復活戦がはじまった。
10組くらい終わったあとに、
「戸田川ひなたかなた!」

「はいどうも〜戸田川ひなたかなたでーす。」
「なぁかなたぁ、私な、テニスがしたいんやけど。」
「じゃあここでやってみようか。」
テニスのコントをする2人。中略。
「アンタさっきから全然できてないやん!」
「よーし次はウィンブルドンを狙うで〜!」
「無理や!
やめさしてもらうわ!
どうもありがとうございました!」
終了。
「いや〜、すごかったですねひなたさんたち。」
「姉妹ならではの見事なコンビネーションね。」
「あの人たちは大阪ではちょっと有名なんです。
でもお兄ちゃんたちの方がたぶん面白いですけど・・・」
そして・・・
「長戸朝日名!」
ついに俊之と実春が出てきた。
俊之はいつも通り長門有希のコスプレをしていた。
そして実春はというと、髪はツインテールになっていて、ピンク調のメイドの衣装を着ていた。
「どうも〜、2人とも男の子で〜す♪」
「えぇ〜〜!!?」
客席、騒然。
少女チックな見た目と声でそんなこと言われても信じられないだろう。
しかし彼らはマイペースに眠れない子を寝かしつけるコントに入った。
「なかなか眠れないのね有希ちゃんは。
じゃあお母さんが歌ってあげるわね♪」
実春、『恋のミクル伝説』を歌う。
「ヤメて!
・・・て言うかただソレ歌いたいだけだよね?」
「メンゴメンゴ♪」
中略。
「・・・・・・どう、寝れた?」
「寝れないッ!!
もういいよ!」
「どうもありがとうございました。」
深くお辞儀をしたのちに長戸朝日名、退場。
「いや〜、ビックリですね。」
「関西ならではのノリやテンポのよさと標準語のギャップ。
プロになったら東京でも活躍しそう・・・」
「(お兄ちゃんの長門有希・・・
萌えるわ〜)」
「ア、真由ちゃん、鼻血出てるよ!」
「エ・・・、またやっちゃった・・・」
「・・・」
何組かネタが終わり、そして・・・
「R&M!」
準決勝で涙をのんだアルエムがついに出てきた。
相も変わらずドキュメント番組のネタで勝負していた。
「微妙にシリーズ化してやっているようね・・・」
「今年はこのスタイルを推していってるのね。」

・・・こうして敗者復活を狙う全員の漫才が終了した
のぞみは真由に聞いた。
「真由ちゃんはどうするの?」
「私は兄たちと一緒に来たんで兄たちと一緒に帰ります。
本当は兄と2人で都内のいろんなところまわってから帰りたかったんですが・・・」
果たして、勝ち上がるのは?

15ミルクレープM―1に挑戦 決勝戦:2008/12/28(日) 21:18:02 ID:8pwebr.w
波乱の敗者復活戦が終わり、ついに夜が来て、決勝戦がはじまった。
のぞみや真由たちは敗者復活戦会場にてすべてを見届けることにしていた。
放送がはじまると、映し出された控え室には今か今かと出番を待つファイナリストが待機していた。
「あれ、彩香ちゃんとうららがいない・・・」
「あの2人はトップバッターだからステージ近くで待機してるんだろうね・・・」

芸能人のゲスト席の方には2回戦を見に来ていた結衣や美香も座っていた。
そして、司会によって決勝がスタートした。

紹介のVTRが流され、定番の音楽とともにステージのセンターからトップバッターのミルクレープがあらわれた。

16ミルクレープM―1に挑戦 決勝戦:2008/12/28(日) 21:21:36 ID:8pwebr.w
1、ガールズ・エンターテイナー
ミルクレープ

「ハイどうも〜,ミルクレープですよろしくお願いしますぅ,まあ私らのこと知らない人も多いでしょうから,自己紹介しましょう。」
「ハイ,私の名前が春日野うらら,ハーフです。よろしくお願いします。」
「ねぇ・・・,お母さんが日本人でお父さんがフランス人なんですよ。」
「そしてこちらが高野彩香さん,ニューハーフです。よろしくお願いしま〜す!」
「女や!なめとんのか・・・」
「(彩香の胸をさわって)確かに本物ですね。」
「わかんの?」
「私たち今漫才してますけど、これからいろんな仕事をしていかないといけないと思うんです。
だから今日は、そのシミュレーションをさせてください。
彩香さんが仕事をしてください。
私がナレーションをしますから。」
「わかった。」
「午前8時、高野彩香はマネージャーによって起こされた。
『彩香ちゃ〜ん!
仕事の時間だよ〜!!』
マネージャーは自宅の玄関前で叫んでいた。」
「電話で起こせ!
何で家の前で叫んどんねん!?
近所迷惑になってしゃーないわ。」
「そして、車に乗って朝、おでん缶を食べながら仕事に行く。」
「食うもんがおかしいよ、アキバやないんやからさ。」
「最初の仕事は、歌のインストアライブ。」
「もう歌関係の仕事してるやん!」
「しかし、休日の午前中にもかかわらず誰も歌を聞いていなかった・・・」
「あかんやないか!」
「次の仕事に向かうため、3曲目のサビの途中で終了。」
「中途半端!
誰も聞いてへんからって・・・」
「次の仕事はお昼のラジオ番組のゲスト。
ゲストに生電話で質問するコーナーに入るも電話がまったく来ない。」
「どんだけ不人気やねん私・・・」
「プルルルルル!プルルルルル!」
「あっ来たッ!もしもし?」
「すみません!メキシカンピザひとつ!」
「間違い電話か〜い!(ズッコケる)」
「結局生電話はこれだけで終わり、ズッコケた時のダメージを残しながら次の仕事へ。」
「お〜マイペース!」
「次はドラマの撮影。
役どころは泥棒を追いかける警官。
通行人役の人が現場にいる。」
「警察です。この辺に泥棒が来ませんでしたか?」
「ア、あっちに逃げました。」タッタッタッタッタ(走る音)・・・!
「(戻ってきて)すみません、いないんですけど・・・」
「あっちにいます!」
タッタッタッタッタ・・・!
「あの〜・・・」
「向こうに行きました。」
タッタッタッタッタ・・・!
「あっちかな?」
タッタッタッタッタ・・・!
「こっちだったかも?」
タッタッタッタッタ・・・!
ヘトヘトになって元の位置に戻ってくる彩香。
「ハァ,ハァ,もう・・・全部の仕事がムチャクチャやないか・・・!」
「こんな仕事ばかりで彩香さんは売れることなく死んでいったのでした。
めでたしめでたし♪」
「ええかげんにせぇ!
どうもありがとうございました。」

深くお辞儀をする2人。

17ミルクレープM―1に挑戦 決勝戦:2008/12/30(火) 19:33:53 ID:tsGRxbs2
トップバッターのミルクレープ、出番が終わり、審査員がつけた点数は・・・
「・・・647点!」
「現在1位です!」
「当たり前です!
それでは暫定ボックスの方でお待ちください。」
「ハイ、ありがとうございました〜♪」
では次は、このコンビです。

2、響け笑いの重低音
コブトリ

「古淵です。
鳥野です。
コブトリですよろしくお願いします。」
「なぁこぶっち、俺の友達が今度結婚することになってさ、
それで披露宴でスピーチすることになったんだよ・・・
ちょっと練習させてくれよ。」
「・・・わかった。」
中略。
「こんな無茶苦茶なスピーチじゃお祝いできないよ。」
「無茶苦茶になったらなったで、最悪歌を歌う。」
「・・・何を歌うんだ?」
「『永遠にともに』。」
「コブクロじゃねぇかよ!
もういいよ。」
「ありがとうございました。」
・・・ネタ終了。

結果は・・・
「・・・640点!」
現在暫定2位となった。


・・・そして、2組がネタを終了したところで、司会から、復活できる1組が発表された。
「・・・・・・エントリーナンバー3326、『R&M』!」
なんと、アルエムが勝ち取ったようである・・・
名前を呼ばれたアルエムの2人はさっそく決勝戦の会場へと向かっていった。

ちょっと残念なのぞみたち。
そして、決勝は再開された。
「続きましてはこのコンビです。」
3、バンドマンSHOWタイム
圭3

「どうも〜圭3ですよろしくお願いしま〜す!」
「いや〜圭太郎、俺と一緒にヒーローごっこしよ〜ぜ。」
「お前自分の歳考えろよ。
それにせっかくのM―1だぜ・・・」
「まあそう言わずにやろうぜ絶対盛り上がるから。
俺が悪役するからお前がヒーローな。」
ヒーローのコントをする2人。
中略。
「・・・お前なぁ、さっきからハチャメチャなことしてんじゃねーよ!
何であんな風に髪の毛が動くんだよ?
ワケわかんねぇ・・・」
「まぁそう言うなって、
次は俺がヒーローでお前悪役な!」
「やるか!
もういいよ!」
「どうもありがとうございました!」
終了。
判定は・・・
「・・・600点!」

圭3は現在3位となった。

「・・・では次に参りましょう
これからは1組ずつ敗退していきます。
続きましては、このコンビです。」

18ミルクレープ M―1に挑戦 決勝戦:2009/01/04(日) 19:43:47 ID:9ldnOAEo
4、異色の素人、現る!
ハルヒ&キョン

「どうも〜、ハルヒ&キョンですよろしくお願いしま〜す。」
「茂村と申します。
・・・そして、」
「・・・どうも涼宮ハルヒです、普通の人間には興味がありません。」
「・・・そういうこと言ってる本人が普通じゃないですからね、こう見えてもこの子、男の子なんですよ。」
エエ〜〜〜!!?
客席、騒然。
「この中に宇宙人、未来人、超能力者はいませんか?」
「・・・気は済んだ?
漫才やるよ。」
エエ〜〜!!?
また違う意味で客席がわいた。
「いやね、学校で彼氏とその友達の会話を聞いていていたたまれなくなって飛び出した彼女を彼氏がひき止めるシーンはいいよね・・・」
「何を見てそう思ったん?」
「絶対面白いからやろうよ。
私が彼氏するから晴彦君彼女をやって。」
「・・・わかった。
飛び出せばいいんやな?
ブーン、ブーン、
タッタッタッタッタ・・・
ドカーン!!」
「ウワー!!
・・・って、何で車の走ってる道路に飛び出すの!?
会話を聞いて教室を飛び出すの!」
「最初からそう言えや・・・」
「・・・ハルヒってさ、なんか取っつきにくいって言うか、不思議な世界持っていて、やりにくいよな・・・
お前あんなヤツとよくつき合えるよな。」
晴彦、走り出す。
追いかけるキョン。
「ハルヒ!」
晴彦、なおも走り続ける。
「止まれ〜!
こっちが大声出して名前呼んだんだから止まってくんなきゃ話進まないから。
頼むよ。」
また友達との会話。
校舎を出て校庭に出てくる晴彦。
そして立ち止まる。
「あれ・・・?
地面が乾燥してる・・・
ここ数ヵ月雨が降ってなかったからだ・・・
よし、一発雨乞いをしよう♪
ア〜ホイヤ〜!
ハラホレヒレハレハレ晴レユカイ・・・」
「ちょっと来て、
ちょっと来て・・・
なんなのこれ!?
なんで急に雨ごいをはじめた!?
しかも・・・なんで木久扇師匠が入ってくるわけ?
雨ごいといえばあの人かもしれないけど、
もう時間ないからちゃんとやって!」
いたたまれなくなって走り出す晴彦。
走って追いかけるキョン。
「ハルヒ!」
「キョン・・・私のせいでキョンが肩身のせまい思いするんでしょ?」
「誰に何を言われたっていい!
それでも俺はハルヒと一緒にいたいんだ!
俺は・・・世界の中でハルヒを一番愛してる!
今までも・・・そしてこれからもずっと・・・!」
しばしの沈黙。
そして、
パチン!
キョンをビンタする晴彦。
「勘違いしないでよね!
アンタとアタシはそこまでの関係じゃないんだから!」
「出た涼宮ハルヒならではのツンデレ〜!
て言うかなんでちゃんと彼女やってくんないわけ?」
「やっぱりキョンが彼氏っていう設定に無理があったんだな。」
「もういいよ。」
「どうもありがとうございました!」

終了。
出番を終えて点数は・・・?
「・・・630点!」
「3位になりました!
4位となりました圭3はここで敗退となります・・・」

「それではどんどん参りましょう!
次はこのコンビです!」

19ミルクレープ M―1に挑戦 決勝戦:2009/01/05(月) 18:51:05 ID:V4qGYCfk
5、バイオレンス・テクニィカル・コメディアン
ストーム・ファンタジー

「どうもストーム・ファンタジーですよろしくお願いします。」
「な〜競介、俺さぁ番長になってケンカがしたいんだけど。」
「じゃあやるか。」
ケンカのコントをする。
中略。
「お前、中々やるじゃねぇか・・・!」
「・・・お前こそな!」
「・・・よし、今から2人で世界を目指そうぜ!!」
「いきなりだな!
もういいよ。」
「「ありがとうございました。」」

終了。
・・・点数は?
「・・・633点!」
3位に躍り出た。
ハルヒ&キョン、敗退決定。
「次はこのコンビです。」

6、リベンジ狙いのキング&クイーン
ジェンダーフリー
「どうも〜遥と明でジェンダーフリーで〜す!」客席から大拍手が起こる。
「ねぇ聞いてよ明〜、この前道を歩いてたら、肩がぶつかった人にからまれちゃってさ、その人が『ジェンダーフリーの小宮山!』って言ってきたの。」
「何その、『特命係の亀山!』みたいな言い方は?」
「今度からまれたときのための対処法を考えたからちょっとからんで来て。」
「わかった。」
中略。
「あんたさっきからいろいろやってるけどこれじゃ回避できないよ?
ねぇ、聞いてんの?」
「何だ、ジェンダーフリーの谷川!」
「あんたからんでくんのか!
もういいよ。
どうもありがとうございました!」

終了。

・・・そして結果は?
「・・・653点!」
「1位になりました!」
4位になったストーム・ファンタジーはここで敗退が決定した。
ストファンの淳史は言った。
「2度までも後輩に出し抜かれるとはッ!」

ファーストラウンドはあと3組。

20ミルクレープ M―1に挑戦 決勝戦:2009/01/08(木) 12:39:54 ID:fb66HAQM
「いよいよ残り3組となりました。
ここからは上位の1組ずつが最終決戦に進出を決めます。」
「では次はこのコンビです。」

7、浪速の狂犬ラストチャンス!
クール・モンブラン

「ハイどうも〜クール・モンブランですよろしくお願いしますぅ。」
「いや〜、なぁ藤崎、お前って休みの日とか家で料理するよな?」
「アァするけどそれがどないしたん?」
「最近嫁がブログはじめてな、そこに俺の料理の写真を載せたいって言うとるんや・・・」
「なるほど自分も料理をはじめたいとそういうことか、
やったら、俺が以前かよってた料理教室に行ってみたらどうや?」
「・・・わかった。
ここかアイツが言うてた教室は。
いったいどんな先生が教えてくれるんやろう・・・?
あ、先生来た。」
先生役の藤崎、バレエのような動きをして登場。
「なんかあやしい人来たな・・・」
「どうも、当料理教室の講師をしています、インスタント藤崎でございます!」
「名前おかしいよ!
なんか料理ができる感じがせえへん!」
中略。
「何なんやこのムチャクチャな料理教室は!
こんなんで料理できるようになるわけないやん!」
「・・・せやから自分で何とかしようって気になるやろ。」
「もうええわ!」
「どうもありがとうございました!」

終了。

果たして・・・点数は?
「・・・655点!」
「現在第1位です!
これで、クール・モンブランの最終決戦進出が決定しました!」
コブトリ、敗退決定。
鳥野がなげいていた。
「・・・このあとカラオケ行ってコブクロの歌を熱唱しよう・・・」
「さあ、ファーストラウンドはあと2組です。
続いてはこのコンビです。」
8、燃えよ侍&社長魂
ブライトジェネレーションズ

「どうも、ブライトジェネレーションズですよろしくお願いします。」
「・・・、なぁ勝、12月といえばやっぱり討ち入りだよな?」
「ソイツぁ時代劇の常識だろ・・・
ジャアさ、俺が今から吉良上野介(きらこうずけのすけ)やるから、お前大石内蔵助(おおいしくらのすけ)になって討ち入りしに来いよ。」
「かたじけないね。」
「お互い様だ。」
「・・・おのおの方、吉良邸に討ち入りでござる。
その前に・・・」
ソバを食べるしぐさをする栄治。
「・・・いちいちソバ食うところからやんなくていいんだよ!!
さっさと討ち入りしに来いや!」
中略。
「俺の知ってる討ち入りとだいぶ違うわ。
いったい何が望みなんだテメェは?
・・・聞いてんのかよ!?」
「・・・おのおの方、陣内勝邸に討ち入りでござる!」
「家に来んのか!
いいかげんにしろ!」
「どうもありがとうございました。」

終了。

・・・果たして、点数は?
「・・・645点!」
「・・・現在4位で敗退決定です!
そして、これによって、現在2位のジェンダーフリーが最終決戦進出決定です!」
栄治はこう言い残した。
「来年こそは捲土重来だ・・・」

21ミルクレープ M―1に挑戦 決勝戦:2009/01/10(土) 22:03:41 ID:rZkPpagk
「それでは・・・、ファーストラウンド最後は、敗者復活をしたこのコンビです。」

9、敗者復活組
「ハイどうも〜R&Mですよろしくお願いしま〜す!」
「なあなあロック、俺さぁドキュメント番組みたいなのやってみたいんやって・・・」
「そうなんだ、じゃあ協力するからここでやってみようぜ。」
「ありがと。
みなさんこんにちは。ドキュメンタリーUSO800(ゆーえすおーはちれいれい)の時間がやって来ました。
リポーターの波寄 正和です。どうぞよろしく。
今回私は薬物を乱用し少年院に収容されている少年を訪ねてみたいと思います・・・
こんにちは。」
「どうも、薬 漬男(くすり づけお)と申します。」
「明らかにヤクやりそうな名前ですね・・・」
「・・・、ウワアアアァァ!!」
「・・・!?どうしたんですか?」
「イヤすみません・・・
ヤクやってから何気無いものにも恐怖心を感じるようになっちゃって・・・」
「そうなんですか・・・
あと他に変わったことは何かありますか?」
「そうですね・・・
聴力に異常をきたしました,
普通な日本語も外国語っぽく聞こえたりしますね・・・」
「・・・例えば?」
「『ハサミの切れ味が悪い』というのが韓国語っぽく聞こえたりします・・・」
「ちょっと聞かせてください。」
「ヨーキレンハサミダ!(よう切れんハサミだ)」
「・・・・・・」
「あと,『奥さんはハムスターに似てる』と言うのも韓国語っぽく聞こえます・・・」
「・・・どうぞ。」
「カミサンハムニダ!(かみさんハム似だ)
苦笑いをする正和。
「・・・ウワアアアァァ!!(尻餅をついて後ずさる)」

「・・・どうかなさいましたか?」
「急に周りの視線が激しく突き刺さって・・・」
「誰もいないじゃないですか!
・・・て言うか、あなた薬物なんてやってないでしょ!?
薬物やってるヤツがこんなボケができるわけがない!
いったいあなた、何をして少年院に入ったんですか?」
「ちょっと、ヤクの売人を・・・」
「エエッ!?」
「・・・ボッコボコにしたんだ。」
「傷害罪かよ!
どうもありがとうございました。」

終了。
最終決戦に上がるのは・・・R&Mか・・・それともミルクレープか・・・
「・・・637点!」
「・・・残念ながら、R&Mはここで敗退が決定しました!
そして3位のミルクレープが最終決戦に進出決定です!

・・・こうして,最終決戦に上がる3組が決定した・・・!

22ミルクレープM―1に挑戦 最終決戦:2009/01/13(火) 11:18:37 ID:bAb4bnlU
最終決戦に上がる3組が決定し,その3組がステージ上でその意気込みを語った。
・クール・モンブラン(1位通過)
藤崎「絶対俺らが優勝します!
だって今まで男女のコンビや女性のコンビが優勝したことないですから!
今回は俺らの2人勝ちです!」
田川「まあそんな状況にあぐらをかくことなくコレだと信じるネタをして,優勝を勝ち取りたいと思います・・・」
・ジェンダーフリー(2位通過)
遥(声:釘宮理恵)「今日はラッキーですよ,視聴者のみなさん!テレビをご覧のみなさん!」
明(声:木下あゆ美)「一緒だよ!(背後から遥の頭をたたく)」
「エエッと・・・視聴者のみなさん,客席のみなさん,今日もしかしたら初の男女コンビか女性コンビの優勝の瞬間を見られるかもしれませんよ・・・!
もうこの1年間,頑張ってきたすべてを出して結果を出したいと思います・・・
なんとか相方の明を史上初のM―1女王の座につかせてやりたいです・・・」
「遥・・・」
・ミルクレープ(3位通過)
彩香「せっかく最終決戦まで来たので優勝できるかわかりませんが頑張ってネタをやりたいです。
もし今日私たちが優勝ってなったら,この子(うらら),最年少チャンピオンになるんで・・・」
そしてネタをやる順番が聞かれた。
クール・モンブラン
「俺らは2番で。」
ジェンダーフリー
「じゃあ僕ら、3番手行きます!」
ミルクレープ
「そしたら1番しかないじゃないですか!」
このあとはいよいよ最終決戦。
果たして優勝は・・・?

23ミルクレープ M―1に挑戦 最終決戦:2009/01/16(金) 13:08:51 ID:lwUUBhVw
「それでは最終決戦,まず1組目です!」
「エントリーナンバー3690番,ミルクレープです,どうぞ!」


「ハイどうも〜ミルクレープですよろしくお願いしま〜す!」
「・・・・・・」
「何かしゃべれよ!
漫才なんやからさ。」
「だってさっきあいさつしたじゃないですか。」
「でも漫才やからしゃべらなはじまらんやろ。
なんでもいいからしゃべれよ。」
「・・・木村庄之助。」
「なんでやねん!?
何でこのタイミングで相撲の行司の最高位なんや?」
「まあそんなことはどうでもいいんですけど、」
「どうでもええんかい。」
「実は私、最近好きな人ができたんですけど・・・」
「まあアンタもそういう年齢やから別におかしくはないと思うけど、業界関係の人か?」
「いいえ・・・同じ学校の先輩なんですけど・・・」
「いや待て待て待てオイ・・・
・・・あたしらの学校ってさ・・・、女子校やんか。
・・・女子なん?
・・・アンタの好きな人って・・・女子なんか?」
「・・・、ハイ!」
「ハイやないわ!
何やねんこれは!?
ワケわからんわもう・・・」
「それで、今度告白しようと思ってるんですけど・・・」
「やめとけ!」
「なぜですか?」
「・・・相手に迷惑かかる!」
「・・・,せっかくここで告白の練習しようと思ってたのに・・・」
「そんなこと考えてたんか・・・
わかった,
協力したるわ。」
「ありがとうございます。
彩香さん,相手役やってください。」
「OK。」
告白のコントに入る。
「Nさん,Nさん!」
「誰,Nさんって!?」
「その人のイニシャルなんです。
Nさん,今日話があるんで放課後屋上に来てください。」
「わかった・・・
放課後。
何?話って。」
「Nさん・・・
はじめて会った日からずっと好きでした!
私と付き合ってください!」
「ゴメン!
私はうららとは付き合えない・・・
だいたい女の子同士でおかしいよこんなの・・・!
・・・!
何してるの!?」
「私,死にます!
フるんだったらココから飛び降ります!」
「(うららの頭をたたいて)やめろ!
そんなことで相手に罪悪感を持たせようとすんな!」
「じゃあ場所を変えましょう。
すみませんねNさんこんなところに呼び出して・・・」
「別にいいけどココどこ?」
「ジェットコースターのいちばん前です。」
「場所おかしくない!?」
「(ジェットコースターに乗っている動きをしながら)え〜ぬ〜さ〜ん,私とつきあってくださ〜〜〜〜い!」
「・・・ゴメン,まったく聞き取れなかった。」
「じゃあコッチかな?
ごめんなさいこんなところに呼び出して・・・」
「・・・今度はどこ?」
「スクランブル交差点の真ん中です。」
「大丈夫?人たくさん歩いてるけど・・・」
「話があるんですけど,
ワ〜〜〜!」
うららと彩香,それぞれ人混みに流されて離ればなれになるしぐさをする。
「Nさん私と付き合ってくださ〜い・・・」
「え〜,なんだって〜・・・?」
センターマイク前に戻ってくる2人。
「お前全部ムチャクチャやな・・・
こんなんで告白なんかできるか!」
「わかりました・・・
Nさんのことはもうあきらめます。」
「あきらめろ。」
「・・・彩香さん!」
「・・・なんやねん?」
「私と付き合ってください!」
「結局女に走るんかい!
もうええわ!
どうもありがとうございました!」

終了。

24ミルクレープ M―1に挑戦 最終決戦:2009/01/20(火) 10:06:09 ID:5kwsCULQ
「それでは次は!」
「エントリーナンバー2929番、クール・モンブランです、どうぞ!」

「はいどうも〜クール・モンブランですよろしくお願いします〜・・・」
「どうしたんや田川元気ないな?」
「いやな・・・俺ら2人とも結婚してるやんか。
それでな・・・もしいきなり嫁に『離婚してください』言われたらどないしようと思ってな・・・」
「そんなこと悩んどるんか?
俺なその時にうまく切り抜ける方法知っとるで。」
「ホンマか?
ちょっと教えてくれへん?」
「わかった。
俺旦那するからお前嫁やってくれ。」
「あなた・・・,ちょっと話があるんですけど・・・」
藤崎,踊りながらステージを動き回る。
「チョロチョロすな!
ちゃんと話聞いてくれなあかんやないか!」
「わりぃ・・・」
中略。
「こんなやり方でホンマに離婚回避できるんか?」
「俺の知り合いこれやって離婚したんや。」
「ええかげんにせぇ!」
「どうもありがとうございました!」

終了。


「いよいよ,最終決戦も最後の1組になりました。
最後はこのコンビです!」
「エントリーナンバー3330番,ジェンダーフリーです!
どうぞ!」

「ジェンダーフリーです!
よろしくお願いしま〜す!」
「ねぇ遥ぁ,私ね・・・将来居酒屋をやってみたいんだけど・・・」
「そんなこと考えてんの?
ジャアさ,僕の知り合いにそういうお店を経営してる人がいるから,話聞いてみたら?」
「遥,アンタ小顔だけど顔は広いねぇ・・・
・・・たしかこの店で待ち合わせって言ってたけど・・・」
「ガラガラガラ,
ア,貴女が明さん?どうもはじめまして。
遥くんから話は聞いとります。」
「ア,どうも。」
「あの〜,遥美(はるみ)と申します。」
明,遥美からいろいろな話を聞いていた・・・
中略。
「いや〜,いろいろタメになりました〜,ありがとうございます。
ところで遥美さんはどちらでご商売なさってるんですか?」
「私?
私はね・・・
新宿の・・・
に・ちょ・う・め!」
「オカマだったの!?」
「どうもありがとうございました。」

終了。

「以上で全員の漫才が終了しました。」
「果たして,優勝するのはどのコンビでしょうか,
このあといよいよ結果発表です!」

25ミルクレープ M―1に挑戦 結果発表:2009/01/22(木) 22:18:07 ID:ll9guXi2
ついに,最終決戦が終わり,いよいよ,最終審査を残すのみとなった。
3組が感想を聞かれた。
・ミルクレープ
「いや〜,コンビ結成1年足らずで決勝行けただけでも奇跡なのに,それで優勝までしちゃったら,『どんだけお前ら伝説作る気なんだ?』って思われちゃいそうですけど・・・」
・クール・モンブラン
「いや〜,笑いもけっこう起きてたし,集大成を見せれたんやないかなと思います。
前とうしろのヤツらと違って今日のがしたらもう終わりなんで,そういうところから票が入るとええなと思ってます・・・」
・ジェンダーフリー
「去年,優勝をのがしてくやしい思いをしたので,なんとか今回は勝ちたいって気持ちでやってたんですが・・・
もうあとは結果を待つだけです。」

「さあ,いよいよ最終審査です!
審査員の票をもっとも多く集めたコンビが優勝です!
優勝は,ミルクレープか,クール・モンブランか,それともジェンダーフリーなのか・・・
それでは審査結果の発表です!」

FINAL JUDGE!

「ミルクレープ!
ミルクレープ!
クール・モンブラン!
クール・モンブラン!
ジェンダーフリー!
ジェンダーフリー!
・・・,クール・モンブラン!
優勝はクール・モンブランに決定です!」
大きく紙吹雪が舞った!
優勝が決定し前に出てきたクール・モンブランの2人。
「おめでとうございます!
どうですか一言。」
藤崎「いや〜,驚きが半分喜びが半分ですね〜・・・
このコンビで10年やってきたモノがやっと形になったような感じです。
ありがとうございました!」
田川「いや〜,2人とも今までずっと大阪に住んでましたけどコレを機に家族総出で東京に引っ越そうかと思います!」
「優勝はクール・モンブランとなりました!
また来年も,新たなスター誕生の瞬間を楽しみにしてお別れしたいと思います!
どうもありがとうございました!」

こうして3,4ヶ月にわたる漫才師の日本一を決める戦いが幕を閉じた。

彩香とうららは漫才疲れから決勝が終わってから2日くらい眠りつづけたという・・・



総合順位
1位
クール・モンブラン
655点 3票
2位
ジェンダーフリー
653点 2票
3位
ミルクレープ
647点 2票

4位
ブライトジェネレーションズ
645点
5位
コブトリ
640点
6位
R&M
637点
7位 ストーム・ファンタジー
633点
8位
ハルヒ&キョン
630点
9位
圭3
600点

26彩香と晴彦の絆 上 M.N(♂):2009/02/18(水) 10:47:46 ID:ayJY8orcO
M―1が終わってからしばらくして彩香は普通に学校生活を送っていた・・・
しかし,ある日教室に行くと異様な光景を目のあたりにした。
「???」
見ると,サンクルミエール学園の制服を着た涼宮ハルヒそっくりの少女が席に着いていた・・・
あとからやってきたのぞみたちに彩香は聞いた。
「ねえねえ・・・
うちの学校にあんな涼宮ハルヒ風な女子いたっけ?」
「さぁ?」
「ちょっと声かけてみよう,
あの〜,ちょっとすみません・・・」
するとその少女は,いきなり席をたち教室を飛び出した。
追いかける彩香。
一目散に走る少女を後ろからガシッとつかむ。
少女は声を発した。
「彩香・・・」
「あの〜,アタシたち名前で呼び合うような間柄でもないと思うんだけど・・・
さぁ,教室戻ろ。」
「ちょっ,やめて,やめてや!」
「なぜ関西弁?
ん?アンタまさか・・・」
少女の髪をさわり,瞳孔を見たりして・・・そして彩香の口から一人の人物の名前が出てきた。
「・・・ハル!?」
その少女は,その名前を聞いて何も言わずにコクとうなずいた。
「なんでハルがこんなところにこんな姿でおるん?」
「わからへんねや〜・・・」
「・・・とりあえず,教室行こ。」
涼宮ハルヒ姿の晴彦をつれて教室に戻る彩香。
すると,のぞみたちと一緒に長門有希,朝比奈みくるそっくりな2人の少女が待ちかまえていた。
「まさか・・・,俊之と実春?」
黙ってコクとうなずく2人。
「なんでこの3人が女の子の姿になってしかもサンクルミエール学園の生徒になってんの〜?」
彩香たちにはもう何がなんだかわからなかった。
ところ変わってナッツハウス。
のぞみたちと彩香,晴彦たちが集まっていた。
「なんで,ハルたちがこんなことになっちゃってんの〜?」
「しかも俊之君や実春ちゃんまで・・・」
「ホンマに意味わからへんねや・・・」
最初にしゃべったときから晴彦の声は涼宮ハルヒそのものだった・・・
すると,晴彦の携帯にメールが来た。
「あ,いっちゃんからや。
何々・・・『晴彦君たち生きてる?』」
晴彦は返信を打った。
『今,俺も俊之も実春も女子の体になってもうてるんやけど,なんか知らん?』
すると,またメールが来た。
「実はね・・・,キョンが『もし私たちが男子で晴彦君たちが女子になったらどんな感じになるかな』って言ってたんだ・・・
その妄想が空間を支配して現実化し,今,私たちと晴彦君たちの性別が入れ替わった状態になっちゃってんの。
それで,その妄想のイレギュラーで晴彦君たちはサンクルミエール学園の生徒ってことになっちゃったんだよ・・・」
「どうしたら元に戻れるん?」
「妄想をしたキョンに『この世界は間違いだ,元の方がいい』って思わせるしか方法はない・・・」
「マジで・・・?」
「多分3日くらいしたらそっちにキョンが来ると思うからその時に説得してね。
それじゃ。
PS,キョンはもしかしたら,女の子の時にはできなかったことをしに来るかもしれないから気をつけて。」
メール終了。
「どうやら・・・そういうことみたいやな・・・」
「何という,常識はずれな・・・」
「・・・て言うことはしばらく私たちこのままなんですかぁ?」
こうして,しばらく晴彦たちは彩香たちと行動を共にすることになった・・・

晴彦たちの運命やいかに・・・?

27彩香と晴彦の絆 中 M.N(♂):2009/02/18(水) 10:50:24 ID:ayJY8orcO
次の日,彩香と晴彦は2人一緒に登校した。
教室に着いてから彩香はしばし違和感を感じていた。
「同じクラスに涼宮ハルヒ,長門有希,朝比奈みくるがいるなんて・・・」
授業は当たり障りなく進んでいた。
ただ,長門有希姿の俊之が授業中活躍していた。
さすが全国実力テスト1位の常連なだけのことはある・・・
1つの授業が終わり何気なく音楽室に行くと,
なぜか置かれていたバイオリンを引きこなす晴彦。
その音色は,なんだかテレビで聞いたことあるような曲だった。
「・・・情熱大陸?」
晴彦の激しい演奏にただ聞き入っている彩香。
「・・・,どないしたん彩香?
アッ,次の授業もうすぐはじまるわ。
行こっ彩香♪」
バイオリンを片づけると彩香を引っ張って行ってしまう晴彦。
そして,お昼休みとなって,いつものオープンカフェに行くと,シロップと一緒にメイド姿の実春がテーブルからテーブルへと配膳を行っていた。
彩香と晴彦は隣り合って座っていた。
「・・・,さっきの演奏はスゴかったでホンマ。
もうただ立ち尽くしとったわ・・・
いつ覚えたんバイオリンとか。」
「あっちの方で一通り教えてもらってん・・・
あと,涼宮ハルヒの天才的なアビリティによってさらに磨きがかかったんやな・・・」
「そんなことってあんの?」
「あんの。」
そして放課後。
10人(のぞみ,りん,うらら,こまち,かれん,くるみ,彩香,晴彦,俊之,実春)はカラオケ店に入った。
晴彦が早速曲を入れた。
「・・・,答えは〜いつも
私の胸に〜♪」
晴彦,「冒険でしょでしょ?」を熱唱。
2番手は俊之。
「音も無い世界に
舞い降りた I was snow・・・」
「雪、無音、窓辺にて。」を歌う俊之。
「うわぁ・・・2人ともすごいですぅ・・・
それじゃ次私行きます♪
ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆
ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆・・・」
実春が歌ったのは「恋のミクル伝説」だった。
のぞみたちも自分たちの持ち歌を歌いまくった・・・
実春,「バラライカ」「ハッピー☆彡」「チャンス!」を踊りながら歌い・・・
そして,晴彦たちは3人で「最強パレパレード」,「アナタボシ」,「こころのたまご」「恋愛ライダー」などを歌い踊り狂った。
あっという間に時間終了。
みんな楽しそうに帰っていった・・・

次の日には晴彦たちはとあるスタジオに呼ばれた。
水着などあらゆる衣装を身にまといあらゆるポーズをとる3人の姿が写真におさめられた・・・
例によって例のごとく撮影会のことは彩香には内緒だった。
夜,1人で歩く晴彦。
「まさか,あんな卑猥なポーズとらされるとは思わなんだわ・・・」
すると久々に携帯にメールが来た。
「キョンからや。なになに,『あさってお前の処女をいただきに参上する。』・・・?」
そのメールを読んだ瞬間,晴彦の心は暗く沈んだ・・・

28彩香と晴彦の絆 下の上 M.N(♂):2009/02/18(水) 10:58:30 ID:ayJY8orcO
またいつものように,登校するとなんだか雰囲気が違っていた。
晴彦に元気がなかった。
晴彦は一時間目が終わるとすぐに教室を飛び出した。
「ハル!?
どこ行くん?」
晴彦を追いかける彩香。
途中こまちが前にいて立ち止まった。
「こまちさん,なんか用ですか?
ちょっと急いでるんですけど・・・」
「彩香さんに渡したいものがあって・・・
コレよ。」
「・・・,エエ〜〜〜!!?」
「いつかそれが必要になるはずよ。」
「・・・,ありがとうございます。」
あらためて晴彦を追う。
たどり着いたのは屋上。
うちひしがれていた晴彦がいた。
「なあハル・・・
今朝からなんか様子おかしいよ・・・?
いったい何があったん?」
「彩香・・・
実はキョンが明日こっちに来て俺をオカそうとするつもりなんや・・・」
「エ・・・?
そっか,今キョンやいっちゃんは♂になってたんだ・・・」
「アイツ女の時から俺より力あんねん・・・
今性別入れ替わっとるから,力で押さえつけられたら抵抗でけへん・・・」
泣くまいと必死に目を閉じながら話す晴彦。
彩香はさらに晴彦に近づいた・・・
そして,着ていた制服の上着を晴彦にかぶせた。
「彩香・・・?」
「泣いたらエエやん。
アタシが全部受け止めるから・・・!」
晴彦の目に涙があふれてきた。
そして,晴彦は彩香の胸の中でひたすら泣いた。
次の授業がはじまったのも2人は気づいていない・・・
ひとしきり号泣した晴彦。
落ち着いたところで彩香が口を開いた。
「懐かしいな・・・
小4の時、ハルがアタシに同じようなことしてくれたやん。
今アタシが生きてるのはハルのおかげやで。
ありがとう。」
「何やねん今さら・・・
ぐすっ。」
そして,
「・・・なぁハル,
コレから2人で気持ちよくなろ。」
「・・・,どうやって?」
「コレで。」
そう言って彩香が取り出したのは俗に言う「大人のオモチャ」と呼ばれるものだった・・・
「な,なんでそんなもん持ってんねん!?」
「さっきこまちさんがくれたんや・・・」
「こまちさんどうやって手に入れたん?」
「怖い?
じゃあやめとこうか。」
「イヤ・・・
せっかくやから使お。」
その道具は早くも彩香と晴彦のソコにあてがわれた。
腰を動かすたびにモノが深く入り込んでいく。
あまりの痛さに悶えそうになる晴彦。
数分後,2人はしばらくその場に横たわっていた。
「う〜,なんかまだ痛いわ・・・
俺,昔お前にこんな痛い思いさせてたんやな・・・」
「何言うてんの,
あの時は今よりもっと痛かったよ。
ハルはアタシの初めての人やからな。
なぁ・・・ハル,
久々に・・・キスしようか?」
「今女の子同士やのにか?」
「今しかできない思い出を作っときたいねん。」
「・・・わかった。」
そして・・・
彩香と晴彦,
互いの唇が触れ合った・・・
その一部始終をカゲで見ていたのぞみたち。

29彩香と晴彦の絆 下の下 M.N(♂):2009/02/18(水) 11:02:38 ID:ayJY8orcO
そして,運命の翌日。
晴彦たちの元に男子になったキョンと小泉がやって来た。
晴彦に近づくキョン。
しかし,晴彦はキョンの両腕をつかんでそのままクロスさせた。
すると長身なキョンの体がピョーンと空中にとんだ。
それを追いかけるようにジャンプする晴彦。
そして,某マンガに出てきた技の体勢になる。
「ビックベン・エーッジ!!」
地面に思いきりたたきつけられるキョン。
技をはずすと晴彦は彩香にすがりついた。
彩香が口を開いた。
「悪いね〜キョン,女の子になったハルの初めてをもらおうとしてたみたいだけど,ハルの処女はアタシがいただいちゃったから・・・
(道具を出して)コレで。」
「・・・・・・!」
「・・・それにね,ハルはアンタからのメールを見て泣いてたんだよ・・・
自分のエゴで性別変えさせてそれを利用して,襲おうとするなんて・・・
そんなの愛でもなんでもない・・・,
ただの独りよがりなんだよ!!
・・・でも,
アンタのおかげで,アタシ・・・短い間だったけど女子校にいながらにしてハルと同じクラスになれた・・・
ありがとう。」
「・・・!
どっちにしても彩香においしいところを持っていかれるなんて・・・
こんな世界イヤだーーー!!」
「「ア・・・」」
あたりが真っ白になった。
そして,翌日。
起きて鏡を見ると晴彦は元の姿に戻っていた。
すると,携帯に着信が。
彩香からだった。
「なぁハル,元に戻れた?」
「あぁ彩香・・・,おかげさまでな。」
「その声からすると間違いないな・・・」
「これからキョンのアプローチがやばくなりそうやけどな・・・」
「・・・,最悪やばくなったら襲ってまえや。」
「・・・,演技でもないこと言うなや。」
「ゴメン・・・,
あとな,あん時なんであんな技が出せたん?」
「たぶん彩香とのラブ・パワーが出させたんやろうな・・・」
「そんなことってあんの?」
「あんの。」
「ハハハハハハハ!!」
電話ごしに笑い合う2人。

切っても切っても切れないものってな〜んだ?
・・・,それは彩香と晴彦,2人の男女の間にある固い固い絆・・・!

・・・終。

30オリキャラオールスターズ大集合 1:2009/05/18(月) 18:01:03 ID:o2Lw5PXUO
のぞみたちはタコカフェにいた。
うららが言った。
「彩香さんも来ればよかったのに・・・」
のぞみは
「なんか晴彦君たちが横浜でダンス大会に出るらしいからそっち見に行くんだって。」
こまちが聞いた。
「彩香さんが言ってたの?」
「ハイ。あと実春ちゃんからも電話で聞きました!」

(やっぱり連絡取り合ってるんだ・・・)
すると、向こうの方から何人かが歩いてきた。
うららが驚いた。
「あ、美香さん、明さん遥さんもご無沙汰しとります。
あと、競介さんも。」
ジェンダーフリーの2人とストーム・ファンタジーの競介と女優の小寺美香だった。
店主のアカネが口を開いた。
「久々だねみんな。
結構忙しいみたいだけど・・・」
のぞみたちはアカネに聞いた。
「遥さんたちとお知り合いなんですか?」
「同じ学校の後輩でね、学校や仕事の帰りによくウチのたこ焼きを食べに来てるんだよ。」
美香はうららに言った。
「なぎさやほのかのこと話してたみたいだけど,私,あの2人と同じクラスなんだ。
あと,この前のM―1すごかったね・・・
どうせならさ、どこか養成所にかよって本格的にお笑い勉強したら?
私的には『コロナ・アカデミー』がオススメなんだけど・・・」
「『コロナ・アカデミー』ですか・・・?」
「競介やジェンダーフリーがいるサンシャイン・プロダクションの養成所だよ。」
「俺たちやアルエム(R&M)がサンプロ入ったときはまだ出来てなかったけどな・・・」
「そうなんですか・・・
一回彩香さんにも話してみます。」
いろいろ会話をしたのちに競介たちは去っていった。
一方その頃、PANPAKAパンに来ていたなぎさたち。
そこに圭太郎がやって来た。
ほのかが口を開いた。
「あら、あなた確かハイリスクノーリターンの・・・」
「ああどうも、ボーカルやってます、松宮圭太郎です!
お話は競介さんたちからうかがっております。
・・・」
「どうしたの?」
「いやぁ、お2人(なぎほの)を見てると、俺の知っている2人みたいだなぁと思って・・・」
「???」
「あれ・・・電話だ。
あぁ、320か。
みんなそろってる?
わかった。
今からそっち行くから。
スミマセン、もう行かないといけないみたいなんでこれで失礼します。
そんじゃ!」
サッと走っていく圭太郎。
「私たちに似てる圭太郎君の知り合いってどんな人たちなのかしら・・・?」

31オリキャラオールスターズ大集合 2:2009/05/18(月) 18:04:35 ID:o2Lw5PXUO
ところ変わって横浜。
ラブ、美希、祈里の3人がダンス大会の会場に向かっていた。
すると、前を歩いていた1人の少女にぶつかった。
「・・・、何ぃ?」
「スミマセン・・・、あ、ミルクレープの高野彩香さんじゃないですか!?」
「ええ、確かにそうですけど・・・」
「なぜここにいるんですか?
仕事か何かですか?
相方さんは一緒じゃないんですか?
普段は関西弁じゃないんですね?」
「そんな根掘り葉掘り聞かないでよ・・・
全部答えるから。
今日は仕事じゃなくて知り合いがダンス大会出るからそれを見に行くの。
相方は今日他に行くところがあるってあとで落ち合おうってしたの。
プライベートではほとんど標準語よ。
関西弁はネタと特定の人との会話以外では使わないわ・・・」
「そうなんですかぁ・・・
実は私たちもダンス大会に参加するんです!」

「そうなの・・・頑張ってね。
それじゃ。
・・・うん?」
すると4人の前に得体の知れない物体があらわれた。
「彩香さん、逃げてください!」
「・・・、私の力・・・見せてあげる!
ハイ、1&2&3&4(ワンエンドツーエンドスリーエンドフォー)!」
そう言って4回指を鳴らすと、彩香の持っていた携帯が姿を変えた。
「プリキュア・メタモルフォーゼ!
魂を揺さぶる音、
キュアソニック!」
「ウソ!?
彩香さんがプリキュアに?」
動揺しながらもプリキュアになる3人。
そして3人と1人の思考がシンクロした。
(私たち以外にもプリキュアっているんだ!)
戦闘ののちに消えた敵。
ラブたちは驚いていた。
「彩香さんもプリキュアだったなんて!」
「アタシの他にもあと6人仲間がいるんだ・・・
その中にうららもいるよ・・・」
そしてナッツハウス。
咲と舞の2人が来ていたが、休みだった。
するとあとから、一人の少女がやって来た。
「あれ〜?
今日やってないわけ〜?」
咲と舞は少女に聞いた。
「あの、あなたは?」
「あ、はじめまして。
私、木村 絵里奈(きむら えりな)と言います。
物心ついた時から詩吟をやってます。
なぜここに来たかというと・・・吟じます!
近々オーディションがあるから〜〜あ〜〜
少しでも印象よくしようと思って〜〜え〜〜
オシャレなアクセを探しに来ました〜〜!!」
「詩吟はすごいけど・・・」
「・・・、でも人いないみたいなんで別のところ行きます。」
去っていく絵里奈。

そしてザケンナー、ウザイナー、コワイナー、ホシイナーと歴代のザコ敵がプリキュアたちの前に立ちはだかる・・・
果たして、プリキュアの運命やいかに・・・!?

32オリキャラオールスターズ大集合 3:2009/05/18(月) 18:06:43 ID:o2Lw5PXUO
一定の場所にプリキュア15人が集まった。
最初は例によって例のごとく苦戦し追いつめられていく。
プリキュアたちが口を開いた。
ドリーム「絶対・・・遥さんたちや美香さんのいるこの世界を壊させはしない・・・!」
ブラック「美香や遥たちは私たちと同じ学校なんだ。」
ホワイト「そうね・・・、私たちも圭太郎君の知ってる2人に会ってみたい。」
ブルーム「圭太郎に会ったんですか?」
イーグレット「圭太郎君は私たちと同じクラスなんですよ・・・
そう言えば私たちもアクセサリーをさがしてる変わった詩吟を吟じてた娘に会ったわ・・・」
ピーチ「・・・絵里奈だ!
あの娘、私たちの友達なんです・・・
て言うか・・・あの人たちが彩香さんの言ってたプリキュアの仲間なんですね?」
ソニック「そうだよ・・・
この黄色い巻き髪が相方だから・・・
ま・・・アタシは相方って認めてないけど。」

「とにかく・・・私たちやいろんな人たちが生きるこの世界を・・・絶対に悪い力に消去なんてさせないんだから!」
再び立ち上がる15人。
そして・・・、
「エキストリーム・ルミナリオー!!」
「プリキュア・スパイラルスター・スプラーッシュ!!」
「プリキュア・レインボーローズ・エクスプロージョン!!」
「プリキュア・スパークリングチョッパー・エクスプロージョン!!」
「ミルキィローズ・メタルブリザード!!」
「プリキュア・フレッシュ・サンシャイン!!」
全員の必殺技が決まり、敵を見事に粉砕!
もとの横浜に戻った。
そして、ダンス大会本番。
客席にのぞみたちがいた。
するとそこに見知った人物が。
「あれ・・・真由ちゃん、ご無沙汰だね。」
「お久しぶりですのぞみさん。
今日はちょっと白熱しそうですよ。」
「大阪SOS団(晴彦たちのグループ名)も出るんだね・・・」
「エ?兄は今回一人で踊るって言ってましたけど・・・」
「???」
ラブたち3人が出てきたが、緊張のあまりまともに踊れなかったようである。
そしてその次に、
「続きましては、坂本晴彦君です!
どうぞ!」
するとステージ中央に涼宮ハルヒ姿の晴彦があらわれた。
晴彦、「まっさらブルージーンズ」に合わせて踊る。
違和感のない格好とダンスのキレのよさに客席唖然。
終了と同時に晴彦、退場。
「・・・長戸俊之君です!」
白いパジャマを着た俊之登場。
曲目・・・「ジンギスカン」(Berryz工房)
客席がステージの異様な雰囲気に圧倒されていた。
俊之、退場。
何組かが踊りを終えて、なんと・・・
「続きましては、『小泉キョン』のお2人です!」
すると、鏡音リン・レンのコスプレをしたキョンと小泉が出てきた。(リン:小泉 レン:キョン)
「LOVE&JOY」が流れてきた。
客席が少々ざわついた。
ダンス終了。
「すごい長身なリン&レンだったね・・・」
ついに・・・
「最後は朝日名実春さんです、どうぞ!」
実春、Dance Shot ver.の時の久住小春の衣装で登場。
髪も地毛をツインテールにしていた。

♪はぴ☆はぴサンデー!

ダンス終了と同時に実春、退場。
「実春ちゃん,すごかった〜・・・」
「みんな衣装だけでなくダンスもビシッと決まってたね・・・」
全員のダンスが終了し,いよいよ結果発表。
・・・,優勝は?
「・・・,朝日名実春さんです!」
実春,見事優勝。
他の出場者にも賞が贈られた。
そして,ダンス大会は終了。

33オリキャラオールスターズ大集合 4:2009/05/18(月) 18:10:06 ID:o2Lw5PXUO
ダンス大会終了後,のぞみたちは美香たちにいざなわれてとある会場に来た。
中に入ると真っ暗だった。
ライトアップ!
照明がつくとステージの上にギターを持った競介がバンドメンバーとともに立っていた。
「今日はみんな,朝まで楽しんでってくれよ!
それじゃあ行くぜー!!」
歌がはじまった。
何曲か歌い終わったのちに退場。
そして,その次に圭太郎たちハイリスクノーリターンが登場し,いろんな歌を歌っていった。
客席を見渡すと、少し背の高い長髪の女性がいた。
咲たちは言った。
「恵莉香さん!」
「みんな久しぶりね。」
それは圭太郎の彼女でバンドの元メンバーでもある萩原恵莉香だった。
そして、ハイリスクノーリターンも演奏終了。
そして、ストーム・ファンタジー、ジェンダーフリー、R&M、圭3、ミルクレープ、戸田川ひなたかなたが漫才を披露した。
そのあとに大阪SOS団がダンスをやった。
舞台上でいろんなパフォーマンスが繰り広げられている間、客席でいろんな会話がなされていた。
舞「恵莉香さんはどちらの大学に行くんですか?」
「一応、青学(青山学院大学)を受ける予定なんだけど・・・」
咲「恵莉香さんなら大丈夫ですよ!
あと今日は何かやるんですか?」
「・・・、それはあとのお楽しみ♪」
彩香とうららの会話
「彩香さん!
今日みんなでアカネさんのやってるタコカフェに行ってきたんです!」
「アカネさんのところ行ってたの?」
「知ってるんですか?」
「都内でライブ行ったあとにそこでよくたこ焼き食べてるもん。」
「それで・・・、アカネさんって月一でいろんなパフォーマンスを集めたライブを開催してるんですよ〜。」
「知ってるよ。あたしもそこで歌わせてもらったことあるし。
で、何が言いたいの?」
「私たちもミルクレープとしてライブに出ましょうよ!」
「・・・、勘弁してよ。」
「・・・、あとコロナ・アカデミーっていう養成所もあるんですって。」
「・・・知ってる。
いずれハルやひなたんたちと一緒に入る予定なんだ。」
「・・・・・・」
うらら、言葉につまる。
そして、舞台には着物姿の絵里奈、美香、恵莉香の3人がいた。
最初に絵里奈が
「では、吟じます!
プリキュアとオリキャラのオールスターが大集合して〜〜え〜〜
その輪の中に入ってみるけど〜〜お〜〜
なんだか場違いな空気を感じる〜〜!
・・・、あると思います!」
次に美香が、
「・・・、吟じます!
戦隊モノのピンクの役をやって〜〜え〜〜
子どもから人気が出るかと思ったら〜〜あ〜〜
特撮オタクのオッサンしか声をかけてこない〜〜!
・・・、特撮に出てた人の中に、あると思います!」
最後に恵莉香。
「・・・、吟じます!
バンドのマネージャーをやっていると〜〜を〜〜
いろんな楽器をやる人たちとからめるから〜〜あ〜〜
力強い夜のセッションが楽しめる〜〜!!
・・・、他人事ですが、あると思います!」
客席にいた一同、唖然。
しばらくして、うららが気づいた。
「あの〜、のぞみさんの姿が見えないんですが・・・」
すると晴彦も、
「そう言えば実春もおれへん。」
2人探しがはじまった。
一方、会場内のどこか。
「実春ちゃん、今日のダンス大会すごかったね♪
優勝おめでとう!」
「ありがとうございます。」
「実春ちゃんの衣装とダンス、決まってたよ〜。
でもどうして今回バラバラで出たの?」
「キョンさんが『個人のスキルアップをはかろう』って言ってそれでそれぞれ曲を選んで練習してたんです。」
「・・・、そうなんだ。
・・・、実春ちゃん、じゃあ優勝できたごほうびあげるね♪」
だんだんと実春の顔に自らの顔を近づけるのぞみ。
そして、自然に2人の唇が触れ合った。
そして・・・
「・・・、見つけた!」
彩香たちに見つかるのぞみたち。
のぞみはる、キスしたまま絶句。
かれんが言った。
「のぞみ、あなたねぇ・・・」
横にいたひなたも
「朝日名さん・・・、女の子の皮かぶってても好きな娘の前では♂にならざるをえんのやな・・・」
「ひなたんは俺らの学校で生徒会長やってまんねん。」
そして、増目ディアが出てきた。
「朝日名さん!今のキスの感触・・・、いかがですか?」
「・・・、聞いてどうするんですか?」
「来週の校内新聞に載せるんですよ。
『朝日名実春、♂の本能目覚める!』ってな感じで。」
「・・・、勘弁してください。」
こうしてまたしばらくお預けをくってしまうのぞみと実春。
そしてプリキュア&オリキャラたちはまたそれぞれの場所へと戻っていった。
みんなの物語はこれからも続いていく・・・

・・・、END。

34オリキャラのイメージ声優:2009/05/22(金) 14:24:25 ID:xwC4CeVkO
高見競介:塚本高史
小寺美香:菊地美香
小宮山遥:釘宮理恵
谷川明:木下あゆ美

松宮圭太郎:竹本英史
萩原恵莉香:斉藤レイ

高野彩香:宮地真緒
坂本晴彦:山寺宏一/平野綾
長戸俊之:茅原実里
朝日名実春:後藤邑子
茂村今日子(キョン):???
小泉一美(いっちゃん):???戸田川ひなた:夏樹リオ
戸田川かなた:川澄綾子

木村絵里奈:???

35ふたりは名無しさん:2009/08/24(月) 14:31:26 ID:TTEeAp4o0
誰っすか?

36絵里奈の力,あらたな仲間 上:2009/11/26(木) 20:17:53 ID:9y11Gp.sO
木村絵里奈・・・オリジナルキャラクター。
物心ついたときから詩吟をやっている。

あの移動ドーナツ屋のひとつのテーブルに2人の女子がいた。
「ね〜絵里奈〜,一緒にダンスやろうよ〜。」
またいつものように絵里奈をさそうラブ。
「こりないなぁ・・・
なんでそんなにしつこいの?」
「友達だから一緒にやりたいって思うの。」
「・・・,何それ・・・
だいたい私プリキュアじゃないし。」
イスごと転ぶラブ。
「ななななな,なんで私たちがプリキュアだって知ってんの!?」
「何度かテレビで見ていて,なんか雰囲気やオーラ的なものでわかっちゃったんだ・・・
みんなは気づいてないみたいだけど・・・」
「・・・」
「用件がすんだんならこれで失礼するけど。」
「じゃあ話変えるけど,この前絵里奈の家に行ったら,玄関先で大学生くらいの男の人が出てきたんだけど絵里奈,お兄さんはいないって言ってたよね?
・・・,誰なの?」
「・・・,幼なじみ。
大阪人なんだけど大学に通うために家に下宿してんのよ。
名前は木場 一誠(きば いっせい)。
あと大学行きながら芸人の活動もしてるの。」
「ふ〜ん,そうなんだ。」
「それじゃ。」
立ち去る絵里奈。
いなくなったふりをしてこっそりあとをつけるラブ。たどり着いたのはとある公民館。
窓をのぞきこむと詩吟教室に参加している絵里奈の姿がそこにあった。
1時間後,絵里奈が出てきた。
ラブがまだついてきたことに気づいて呆れ顔になっていた。
「・・・,ここまで来たらもうストーカーだわ・・・
・・・吟じます!
友達にしつこくつきまとわれて〜〜え〜〜
寝ようとしたときにまで電話がかかってきたりすると〜〜お〜〜
なんだかノイローゼになる〜〜!!
・・・,あってほしくないです!」
「いや別に電話まではしないけど・・・」
街中を歩くラブと絵里奈。
するとどこからともなく敵らしき影が。
ラビリンスの刺客のようだ。
あとから美希と祈里が駆けつけてきた。
空気を読んだのか絵里奈はどこかに隠れていた。
「チェンジ・プリキュア・ビートアーップ!!」
3人はプリキュアになって戦っていた。
なぜか追いつめられる3人。
そして敵の攻撃がキュアピーチに襲いかかる。
「・・・,危ない!」
キュアピーチを助けるために身代わりに攻撃を食らう絵里奈。
「「絵里奈!!」」
「絵里奈ちゃん!」
ちょっとボロボロになる絵里奈。
敵のセリフ,
「フン・・・人間が何をあがいてる・・・
所詮すべての世界はラビリンスに支配されるさだめなのだ!」
「・・・,違う!
世界はみんなのものよ!
誰かが勝手に支配していいわけない!!」
「ゴチャゴチャと何をほざいてる・・・!
・・・,やれ!」
「・・・!!
・・・,あれ?」
すると絵里奈の目の前を閃光が走った。
そして,不思議な妖精的なキャラクターがあらわれた。
そして,絵里奈の手にラブ達のと同じような変身アイテムが。
「・・・,これで私も・・・
!
チェンジ・プリキュア・ビートアーップ!!」

37絵里奈の力,あらたな仲間 下:2009/11/26(木) 20:21:17 ID:9y11Gp.sO
絵里奈がプリキュアに変身し出した。
「・・・,グリーンハートは奇跡の印!
なりたてフレッシュ!
キュアメロン!!」
キュアピーチ達は驚いた。
絵里奈が変身したキュアメロンはなぜか和服を改造した感じの衣装だった。
変身し早速敵に向かっていく。
キックの一撃で敵がひるんだ。
「馬鹿な・・・
ヤツのどこにそんな力が?」
敵から離れたキュアメロン。
そして・・・
「燃やせ!奇跡のソウル!
キュアスティック,メロンドラム!」
キュアメロンの両手に特殊な武器が持たれた。
その武器をドラムスティックのようにいろんな方向に振りだした。
すると,敵に激しく衝撃波が飛んだ。
「悪いの悪いの飛んでいけ!
プリキュア・ブレイジング・ブラスト!
・・・,フレーッシュ!!」
ドカンドカンドカーン!!
強烈な衝撃の数々により大きい敵が消滅した。
「チィ,プリキュアに仲間がまだいたとは・・・
退却だ!」
幹部は去っていった。
変身を解いた4人。
「スゴいよ絵里奈!
ついにプリキュアになれたんだね。」
「いやぁ・・・,一瞬のこと過ぎてもう何がなんだか・・・」
ラブは言った。
「ねぇ,プリキュアになれたんだったら一緒にダンスもやろうよ!」
「・・・,考えとくわ。」
フラフラになりながら家に帰る絵里奈。
気がつくと,自宅のベッドの上にいた。
「あれ・・・,いつの間に・・・
さっきまでのは・・・?
フフッ,そうだよね,私がプリキュアなんてしょせん夢物語だよね・・・
・・・,あるわけない。」
そのまままた深い眠りについた絵里奈。
その枕元にはしっかりと例の変身アイテムが置かれていた。

・・・,そしてその数日後。
なぜか絵里奈はラブたちと一緒にダンスレッスンをやっていたという・・・

・・・続く?

38ふたりは名無しさん:2010/01/11(月) 17:22:49 ID:kfRFXA8k0


39一誠たちとの顔合わせ 上:2010/01/17(日) 20:58:49 ID:wQPDQ/BMO
いつもの移動ドーナツ店に来た美希と祈里。
するとひとつの席に2人の女子と1人の男性の姿が。
「美希タンにブッキー。」
「ラブちゃん…その人は?」
「あ、この人はね
木場 一誠さん。
絵里奈の幼なじみで
大学に通うために絵里奈の家に居候してるの。」
「「…下宿よ(や)。」」
なぜか声がそろう絵里奈と一誠。

美希は思った。
(この人…どこかで見たような…?)
すると,また誰かがやって来た。
「ミユキさん!」
ラブたちがダンスを教えてもらってる人気グループトリニティのミユキであった。
「今日はレッスンはなかったんじゃ…?」
「そうなんだけど,今日はあなたたちに会わせたい人がいるのよ。
あ,今来たわ。
いらっしゃい。」
「エ…
なんで?」
そこにあらわれたのはM―1で何度か決勝に行き,テレビ番組に出て活躍し
有名になってる男女お笑いコンビ「ジェンダーフリー」だったのである…
「「ミユキさん,ご無沙汰しております。」」
声がそろう2人。
「お2人との関係は?」
「以前彼らにもダンスレッスンをしてたのよ。」
ツッコミの明(あきら・♀)が言った。
「ジェンダーフリーもトリニティもそれぞれスケジュールが増えてからレッスンも休止してたんだ…」
ボケの遥(はるか・♂)も
「それで今回互いにオフの日が重なったから久々にダンスを見せることになったんだよ…」
「そういうこと。」
そして,曲に合わせて踊るジェンダーフリーの2人。
そのテクニックに度肝を抜かれるラブたち。
ミユキは言った。
「さすがね。
プロとしても通用する技量だわ…」
すると遥が
「よしてください。
僕たちはあくまで芸人なんですから。」
明も
「だけどミユキ姉さんには感謝しとりますよ。
…あれ,一誠さんじゃないですか。
いつからそこに?」
「おたくら絶対気づいとったやろ…」
祈里が聞いた。
「ジェンフリさんとお知り合いなんですか?」
気まずそうに口を閉ざす一誠。
するとラブが
「一誠さん,芸人の活動もしてるんだって。」
(芸人…
そういえばどこかの番組で見たような…)
思考をめぐらせる美希。

「あ,そうだ。
僕たち明日こういう劇場でライブに出るんだ。
ハイこれチケット。
みんな見に来てね。
あとそこにいる一誠さんのコンビも出るから。」
チケットを手渡してさっさと去る明と遥。

40一誠たちとの顔合わせ 下:2010/01/17(日) 21:00:57 ID:wQPDQ/BMO

そして,翌日のライブ会場。
ラブ,美希,祈里,絵里奈の4人が見に来ていた。
早めに会場入りし,前から2番目の席に着いた。
MCの芸人が登場し,オープニングトークののちにネタのコーナーに入った。
何組かネタが終わり,舞台が暗転。
そして…
「…行かず後家!」

コンビ名が呼ばれ,一誠が相方と2人で登場。
相方のボケにさっそうとツッコむ一誠。
出番終了。
美希が口を開いた。
「…,思い出した。
あの2人,この前ある番組のロケでバンジージャンプやってた。」
「「…そうなの?」」
声がそろうラブと祈里。
「…」
横に座っている絵里奈はだまって閉口している。
そして,
「ジェンダーフリー!」
まんをじして明と遥が登場。
普通にカッターシャツにスラックスの明に対して
遥はデニムのジャケットの下にタンクトップ,ホットパンツ,ハイソックスにブーツといった,
いわゆる(?)「ガーリッシュファッション」という感じだった。
それを見て,見入ってる客,泡を吹く客,鼻血を出す客といろいろ出てきた。
ラブたちは話していた。
「遥さんはあんな格好してるけど決してそっち系の人ではないんだよね…」
「♂であの線の細さ…
いったい普段何をしてるのかしら…?」
絵里奈が,
「確か遥さん,アキバのメイドカフェでメイドとしてバイトしてるって聞いたことある…」
「「「!!?」」」
驚きを隠せない3人。
そしてエンディング。
行かず後家やジェンダーフリーたち全出演者が今後の活動の告知をしていた。
明が口を開いた。
「授業終わりやお笑いの仕事がないときは週に3,4回私は池袋内の男装カフェで
相方遥は秋葉原にありますとあるメイドカフェにてバイトをやっております。
探してみてください。」
「「「エェ〜!!?」」」
「本当だったんだ…」
こうしてライブは終了。
ラブたち3人の中にはその時のビックリの余韻がまだ残っていたそうな…

41ふたりは名無しさん:2010/02/25(木) 22:39:37 ID:62v8w3ooO
狩野英孝(ムカーディア)「そこの貴女、タッション部に入りませんか?」

42夏祭りの珍事 上:2010/02/27(土) 16:39:26 ID:u2nQrf3.O
新しい仲間、せつなが加わり季節は夏。
クローバータウン恒例?の
夏祭りが開催された。
今回はダンスと漫才のコンテストを行うようである。
会場に行くと顔なじみの面々がそろっていた。
まずはジェンダーフリーの2人。
ラブは聞いた。
「ダンスの方で出るんですか?」
明はあきれ顔で言った。
「漫才だよ、ま・ん・ざ・い!」
遥も
「一応僕たち本業は芸人だから。」
そう言って去っていく明と遥。
次にミルクレープたちを発見し、声をかける。
「彩香さんたちもお出になるんですね?」
「芸人である以上いろんなところでネタをやっていかないとね…」
ミルクレープの2人と一緒にりんやこまち、かれんにくるみがいた。
祈里が聞いた。
「のぞみさんがいませんけど?」
りんが答えた。
「確か実春たちがダンスの方に出るらしいからって実春たちのところに行ったよ…」
「実春って前に横浜でのダンス大会で優勝したあの朝日名実春さんですか?」
「うん、そいつ。」
去っていくりんたち。
さらに歩くと、人混みの中に頭ひとつふたつ抜けた長身な人を何人か見つけた。
コブトリの鳥野やブライトジェネレーションズの陣内勝であった。
そして…
「あ…、絵里奈!」
絵里奈と一緒に行かず後家の2人が歩いてきたのである。
「一誠さんたちもお笑い部門で出るんですか?
て言うか絵里奈、いつも一緒にダンスやってるのにどうして今回参加しないの!?」
「…、客席で一誠たちの漫才する姿を見たかったし、
それに今日はなんだかラブたちと一緒に行動すると痛い目を見るような気がするんだ…」
「何それ…」
すると向こうからあのオードリーがやって来た。
あいさつをする一誠たち。
「ご無沙汰しとります。
よく一緒にライブ出とった方がドッカンドッカンテレビ出とりますと
こっちとしては焦りますわ…」
春日は言った。
「またいつか同じ番組に出れたらいいですな〜。」
去っていくオードリー。
一誠は言った。
「でかい態度で上から物言いよってからに…
都内で活動してる芸人はだいたいオードリーさんと同じライブ出たりしとんねん。
まぁ今日は思いっきり漫才がんばるわ!」
「うん、頑張って!」
絵里奈と行かず後家、退場。

43夏祭りの珍事 下:2010/02/27(土) 16:40:46 ID:u2nQrf3.O
そしてコンテストに。
いろいろ手違いがあり漫才コンテストの方に出ることになったラブたち。
客席の方で絵里奈が気まずそうに見ていた。
「(だから言ったんだ…!
痛い目を見るって…)」
ラブたちのあとが行かず後家の出番であった。
思いっきり空気をかえて笑いをとっていく。
行かず後家、ネタ終了。
その後も実力あふるるコンビが次々とネタを披露した。
そして、ダンスコンテストに。
トップバッターとして
黒いスーツに身をつつんだ団体が出てきた。
曲はなんと野猿の「Fish Fight!」であった。
ビックリのラブたち。
「ダンスもすごかったし曲のチョイスが…」
その後もいろんなグループによるダンスが披露された。
そして,ついに実春登場。
上から下まで見ると髪型はツインテールで
ピンクと白のボーダーのベアトップ、腕にはシルク的なものがついていて,
ピンクのホットパンツに白いハイソックスとブーツをはいていた。
もう見ただけで何の曲を使うのかがよくわかる。

曲 「ハッピー☆彡」

軽やかに踊る実春。
実春、出番終了。
そして…終盤に近づき
長門有希夏服バージョンの格好をした長戸俊之が出てきた。

♪「Princess Bride」

曲が終わり深くお辞儀をして退場する俊之。

こうして、全部の熱演が終了。
そして結果発表。
優勝は…
漫才部門 ジェンダーフリー
ダンス部門 長戸俊之
となった。
コンテスト終了後しばらく会場近くをうろついてるラブたち。
そこに普通に男の子らしい服を着た俊之がいた。
「お久しぶりです俊之さん。
実春さんは?」
「のぞみと一緒にどこかに行っちゃったよ。
どこで何をしてるやら…」
すると俊之の背後に美希がついた。
そして俊之の腰あたりに顔をうずめた。
「…、どうしたの?」
「踊ってたときから気になってたんですけど俊之さん、いい腰つきですね〜…」
「………」
すると浴衣姿の少女があらわれた。
俊之の妹、真由であった。
持ってた巾着を落とし立ち尽くしていた。
真由は我に帰り美希を押しのけた。
「お兄ちゃん、もう帰ろうっ!」
「な…真由?」
「帰るったら帰るの!」
そう言って俊之の手を取るとスタスタと歩いていってしまった。
呆然としているラブたち。
俊之を引っ張ってただ歩く真由。
その顔はまさに鬼の形相であった。
(…、お兄ちゃんは…
私だけのものなんだから!!)
真由の中で炎が大きく燃え上がり出していた…


……、終わり。

44オールスターDX2 オリジナルストーリー 1:2010/06/11(金) 14:17:21 ID:ZglJ3x0UO
遅くなりましたが,オールスターDX2のオリジナルストーリーを書きたいと思います。
舞台はそう,海に浮かびしテーマパーク「フェアリーパーク」。
高見競介と小寺美香が一緒になって歩いてた。
すると,スタッフとして働いてる2匹の妖精的キャラクターが現れた。
「アキです!」
「ハルです!」
「アキ&ハルですよろしくお願いしま〜す♪」
美香が競介に尋ねた。
「ねぇ競介,あの2匹の妖精,私たちが知ってるあの子達に似てない?」
「あ〜,メップルとミップルか?」
「ううん,そっちじゃなくてあのお笑いやってる…」
すると2匹の妖精が競介たちに近づいてきた。
「はじめまして。
テーマパーク楽しんでいただけてますか?」
「あなた方が競介さんと美香さんですね?
師匠がお世話になっております。」
「「師匠…??」」
不思議顔の2人。
するとあとからジェンダーフリーの小宮山遥と谷川明がやって来た。
「競介さん,美香さん。ご無沙汰ですね。」
するとアキとハルが
「師匠〜!」
「エ〜!?」
「ハァ!?」
なんとジェンダーフリーの2人がこの2匹の妖精の師匠だったのである。
競介は遥たちに詰め寄った。
「どういう経緯でコイツらの師匠になったんだ?」
「彼らは光の園からこっちに来ていてなんやかんやあって漫才の面白さにふれて,僕らに対して親近感がわいたみたいで
去年ごろ2匹そろって
『弟子にしてください!
僕たちに漫才を教えてください!』
って言って来たんですよ。」
「…何でそれで弟子にしたの?」
「だいたい人間で言ってくる人はいないですし,
それと最初はもちろん相手にしなかったんですけど,
帰ってくださいって言ってたらあの2匹,どしゃ降りの中,ずっと外でねばってたんですよ。
『弟子にしてもらえるまで帰りません!』って気持ちがすごいあったように思いました。
そんなまっすぐな想いに漫才をはじめたころの自分たちを思い出しまして,
それで自分たちにできる範囲でいろいろ教えていこうという気持ちになったんです。」
「ほぼ共感できねぇけどな…」
「彼らは一日の稽古を終えたら光の園に戻ってるんです。
そんな彼らが今回このフェアリーパークにてステージデビューをしるのです。
ここに来たのにはそれを見届ける目的もあったんです。」
「「………」」
口を閉ざす競介と美香。
一方そのころパーク内の別の場所では
長戸俊之・真由兄妹と朝日名実春,新聞部の部長をしている増目ディアたちが歩いていた。
真由が俊之に言った。
「せっかくお兄ちゃんと2人っきりで楽しみたかったのに〜…」
「まぁまぁそう言わないで,
あとでどうせ別行動になるんだから。」
今回の実春は男の子らしい上下に頭には大きめの白い帽子をかぶっている。
中に髪の毛が収納されているのだ。
真由が言った。
「なんか実春さんがこの衣装着るとちょっとボーイッシュな女の子にも見えるよね…」
俊之は
「こういう格好してのぞみをビックリさせようって考えなんだよ。」
増目も
「う〜ん,好きな娘のために男の子らしく決めるなんてなんて鼻毛…いえ,健気なのかしらね〜。」
俊之は聞いた。
「増目さん,なんでアナタがここに来てるんだい?」
「新しくできたテーマパーク情報をうちの新聞でも発信していこうと思って。
アナタたちにくっついていけば面白い記事がいろいろ書けそうだから。」
真由がまた口を開いた。
「ねぇお兄ちゃん,こういうのを『パパラッチ』って言うんだよね?」
「その通り!」
笑いと苦笑とドキドキが入り交じる。

45オールスターDX2 オリジナルストーリー 2:2010/06/11(金) 14:19:30 ID:ZglJ3x0UO
そして,また別の場所で高野彩香と坂本晴彦が一緒に歩いていたら,ちょっと年の差がありそうな2人組に出くわした。
木村絵里奈と木場一誠だった。
絵里奈が彩香に声をかけた。
「あれ〜,彩香さんじゃないですか?
お久しぶりです。
デートか何かですか?」
「うん…,そう言うあんたの隣にいる人って行かず後家の一誠さんじゃないの?」
「はい。
お知り合いですか?」
「テレビでも見てるし,
1,2回くらい同じライブで一緒に出たときもあるから。
一誠さん,その娘とはどういう関係で?」
「家族ぐるみで付き合いのある幼なじみで,今こいつの家に下宿して大学通っとんねん。」
すると晴彦が,
「年のはなれた男女がひとつ屋根の下で一緒に暮らしてる…
や〜ね〜。」
「何考えとんねん?
よからぬ話があるわけないやん。」
「「…」」
ど〜だか?って目で一誠を見る彩香と晴彦。
絵里奈が口を開いて,
「ホントはラブたちとも一緒に行動する予定だったんですけど,なんか手違いがあってお先に行くことになっちゃったんです。」
「アタシらものぞみたちと一緒に行動するつもりだったんだけど,
なんだか間に合わなくって…」
いろいろ話しているうちにあやしい力が動き出した。
テーマパーク内に激震が走った。
「もしかしたら…」
走り出す彩香。
「ハル,みんなを連れて逃げといて。
なんかやな予感してきた。」
「わかった…気ぃつけてな。行きましょう,絵里奈,一誠さん。」
すると,彩香と同じ方向に絵里奈も走っていった。
なんとか一誠を引っ張って出入り口へと走る晴彦。
他にも多くのお客さんがパークの外に避難していた。
走りながら会話する彩香と絵里奈。
「アンタ何してんの!?
危ないわよ。」
「黙って見てられないんです。」
「…,どうなっても知らないからね!」

46オールスターDX2 オリジナルストーリー 3:2010/06/11(金) 14:22:28 ID:ZglJ3x0UO
人がいなくなったパーク中央にやって来た彩香と絵里奈。
するとそこに敵とつぼみとえりか,ラブたち4人がいた。
ラブたちに歩み寄る絵里奈。
5人の前で,つぼみとえりかがプリキュアに変身。
驚く5人と彩香。
「みなさん,逃げてください!」
そう言われて,変身アイテムを出してきた6人。
まずは彩香が,
「プリキュア・メタモルフォーゼ!」
彩香がキュアソニックに変身した。
「魂を揺さぶる音,キュアソニック!」
遅れてラブたち5人も変身する。
「チェンジ・プリキュア・ビートアーップ!」
変身し,口上をのべる絵里奈。
「グリーンハートはキセキの印!
なりたてフレッシュ!
キュアメロン!」
互いにビックリし合うプリキュアたち。
そしたらあとから他のプリキュアたちもやって来た。
プリキュアたちが勢ぞろいした。
一時退散する敵たち。
変身を解いてみんなが集まる。
のぞみやラブたちのドジ話でちょっと盛り上がる。
彩香と絵里奈も
「まさか絵里奈もプリキュアになれるだなんてビックリだよ。」
「私たちの他にもプリキュアがいて彩香さんもそのうちの1人だったなんて…
コンビでプリキュアとかハンパないですね。」
そんな話題で持ちきりな2人にはもちろんつぼみとえりかは視界にすら入っていない。
彩香は尋ねた。
「一誠さんはアンタがプリキュアやってること知ってんの?」
「私らの身内はだいたい知ってます。
て言うか,一誠はそれを知ったうえでコレくれました。」
クリスタルのついたネックレスを見せる絵里奈。
「これは一誠のおばあちゃんやお母さんがつけてたもので『これをつけとけば絶対ここに戻ってこれる。』って言ってくれたんです。」
「あの一誠さんがそんなことを…
一応教えとくけど今一誠さんに一部のファンの間でロリコン説が浮かんできてるの。」
「え?」

47オールスターDX2 オリジナルストーリー 4:2010/06/11(金) 14:28:26 ID:ZglJ3x0UO
一方,パークの外。
晴彦と一緒に避難していた一誠が突然のくしゃみ。
「大丈夫すか一誠さん?」
「…,どうってことないわ!」
同じように避難していた俊之たちに出くわした。
「晴彦!」
俊之たちに気づく晴彦。
「俊之,実春に…増目さんも!」
ヒソヒソ話す晴彦と俊之と実春。
「のぞみたち,あっちで戦ってるのかな?」
「多分な…
彩香も向かって行っとったしやな。」
「のぞみさん…」
すると道をふさいでいた大きなかたまりの一部分が避難している客に向かって飛んできた。
とっさにそれを蹴り砕く俊之。
パッと見長門有希だった。
うまいこと着地すると,真由と実春が来た。
「やったね,お兄ちゃん!」
「スゴいです俊之君。」
「『お兄ちゃん』!?」
「『俊之』…『君』?」
周囲がいろんな意味で騒然としていた。
増目ディアは俊之が飛んできた塊を蹴っていく様子を逐一写真におさめていた。
そして,向こうでも戦いが展開し空が暗くなった。
避難していたみんながもらったミラクルライトを振ってプリキュアたちがパワーアップ!
増子美香と増目ディアもフラッシュのついたカメラをかまえて撮っていた。

悪しき力が消えていった。

48オールスターDX2 オリジナルストーリー 5:2010/06/11(金) 14:29:13 ID:ZglJ3x0UO
そして,数時間後,
戦いを終えた彩香や絵里奈たちのところに避難していたみんながやって来た。
彩香が晴彦に言った。
「ハル,一誠さん絵里奈にプロポーズっぽいことしてたんや。
ロリコン説は否定できんかもな…」
「マジかぁ…」
俊之たちにのぞみが声をかけた。
「俊之君,真由ちゃんも久しぶりだね。
ところで実春ちゃんは?」
静かに俊之のうしろから出てくる実春。
しかし,
「実春ちゃんどこにいるの!?
全然わかんないよ!」
気づかないフリをして目の前の実春をスルーするのぞみ。
実春はかぶっていた帽子を取って髪を結んだ。
そして,
「のぞみさん!」
のぞみが振り向くと,男子っぽい服を着たツインテールの実春がいた。
「あ〜,実春ちゃんみーっけ!」
勢いよく実春にひしっと抱きつくのぞみ。
実春ものぞみをしっかりと抱き止める。
みんな「白々しい…!」
り「絶対実春そこにいたって気づいてたよね…?」
う「確信犯ですね…」
こ「実春さんも大変ね…」
か「…御愁傷様。」
増目ディアが何かを書いていた。
「朝日名さんの男の子デビューはまだ遠い…っと。」

そして,みんなでパークの中心に行くと,
ステージに見知らぬ2人の男女が出てきた。
なぎさたちのところに競介たちが来た。
「あれな…光の園出身の遥たちの弟子なんだそうだ…」
「あの子達,ココさんやナッツさんみたいに擬人化もできるらしいの。」
「あれメップルたちの仲間なワケ!?」
驚くなぎさたち。
そのステージを見ながらのぞみと真由が話していた。
「みんな俊之君が男の子だって知ってビックリしてたんだってね?」
「そうなんですよ。
お兄ちゃんみたいなカワイイ子が女の子なワケないのに…」
「みんなだいたいそういうこと言うよね…」
「アハハハハハハ!!」
アキ&ハルの漫才で客席から笑いが起きた。
こうしてステージは無事終了。
このあとプリキュアやオリジナルメンバーたちはみんなでテーマパークを楽しんでいたようである…

終。

49壁を越えた日 上:2010/09/25(土) 22:31:39 ID:YzhCrblEO
夏祭りの数日前のある日の夕方…
何気なく俊之の部屋に入ってきた真由。
中を見ると俊之が1人ベッドの上で布団をかぶらずに眠っていた。
その寝顔をほほえましく見つめる真由。
そして眠っている俊之にキスをした。
その瞬間,真由の中で何かがはじけた。
(よし,今がチャンス!)
数分後,目を覚ます俊之。
「ん…何だこの感じは…?
って真由!
いったい何を!?」
「フェラチオ。」
「…,は?」
見ると,俊之は下半身に何もはいておらず,真由はむき出しになっているモノを一心不乱にくわえていた。
(いったい,どこでこんな技術を覚えてきたんだろう?
…,気持ちよすぎる…!)
瞬間!
俊之のモノの先端から白濁した液体が勢いよく飛び出し真由の顔や体にかかった。
「お兄ちゃん…
凄く濃いのが出たね…」
そう言って真由は服も下着も全部脱いだ。
胸は小学6年とは思えないくらい膨らんでいて腰もきれいにくびれており,きれいで肉付きのいいお尻をしていた。
それを見てさらにモノが大きくなっていた。
「あ〜,お兄ちゃんのさらに大きくなってきた〜♪
私の裸見て興奮した?」
恥ずかしそうにコクッとうなずく俊之。
「もうお兄ちゃんったら,長門有希みたいな見た目してここは立派に男の子なんだから…!」
そう言いながら俊之のモノを自分の両胸ではさみ込む。
さらに濃い液体が勢いよく飛び出しそれを全部飲み込んでいく真由。
「真由…」
「お兄ちゃんのだから平気…!」
あらためてベッドの上に横たわる真由。
俊之が真由におおいかぶさる形で上に乗る。
真由の右胸を片手でさわり,左の乳首に口つける。
愛する人に激しく攻められて真由はさらに高まっていく。
「お,お兄ちゃん…!」
互いに高まってきたところで真由は足を開いて俊之を受け入れる体勢に入った。
「お願い…!
私のここにお兄ちゃんのいれて…
お兄ちゃんに私の初めて,もらってほしいの。」
「…,いいのかい?」
黙ってコクとうなずく真由。
そして俊之はギリギリまで大きくなったモノの先端を真由の中にいれていった。
深く入っていくとつながりあっている部分から血が流れてきた。
「…痛い…!
でも大丈夫だよ。」
「真由…!」
「お兄ちゃん…!」
あらゆるものを真由の中に吐き出し,俊之と真由は頂点に達しそして同時に果てた…!
ゆっくりモノを抜く俊之。

50壁を越えた日 下:2010/09/25(土) 22:33:11 ID:YzhCrblEO

ベッドの上で2人はしばらく黙っていた。
俊之が口を開いた。
「ごめん真由…
中にいっぱい出しちゃって…」
クスリと笑みを浮かべて真由は言った。
「…,大丈夫だよお兄ちゃん,今日は安全日だから。」
「そうなんだ…」
ホッと胸をなでおろす俊之。
「なんなら危険日がよかった?」
「勘弁しておくれよ…
今はまだ責任は取れない…」
「そっかぁ〜…
そうだよね,
でも私,お兄ちゃんの子どもなら産んでお兄ちゃんと一緒に育てていきたいって思ってるけど♪」
「……」
「ねぇお兄ちゃん…
もしかして,初めてじゃなかった?」
「なぜそう思うんだい?」
「なんかちょっとなれてる感じだったから…」
「前にのぞみたちのところに初めて行った時に無理やり…」
「!?
あの人たち清廉そうな顔して意外に淫らな部分あったんじゃない…
ひどい…!
何も知らないお兄ちゃんを無理矢理襲うなんて…!」
真由の頬をひとすじの涙がつたう。
それを見て真由を抱きしめる俊之。
「ありがとう真由…
僕のことでそんなに泣いてくれて…」
「う,うん…」
そしてまた数分時が流れて真由が口を開いた。
「ねぇ,お兄ちゃん…」
「なんだい,真由?」
「私が初めてこの家に来た時のこと…覚えてる?」
「忘れない…忘れるわけがないだろう…!」
この会話の流れは一体…?
俊之と真由はほんとうの兄妹ではない?
2人の過去に何があったのか…?

それはまた別の機会に書くとします…!

51のぞみと実春(みはる)の間に… 上:2010/10/04(月) 12:26:37 ID:45WbDl8wO
ある昼下がり,すでにことを終えたであろう2人の男女がベッドの上でほほえみ合っていた。
女…のぞみが口を開いた。
「ねぇ,実春ちゃん…」
名前を呼ばれて実春というパッと見女子っぽい男が朝比奈みくるっぽい声で返事をした。
「何ですか?のぞみさん。」
「もし私と実春ちゃんとの間に子どもができたらどんな名前をつけよっか?」
「???」
「もしもの話。
実春ちゃんだったらどんなふうに名づけるかなぁ?と思って。」
「そうだなぁ…
!!
こういうのはどうでしょう?
2人の名前をちょっともじって
男の子ならのぞむ,女の子だったらこはるっていうのは?」
「それいいね♪
あ,でも…」
「どうしたんですか?」
「私と実春ちゃん,どっちがお母さんになるのかな?」
それを聞いて思わずブーッと吹き出す実春。
そしてゲホゲホとむせる。
「大丈夫,実春ちゃん?」
「何を心配してるんですか…!?
それはのぞみさんでしょ産む方なんだから…
私,のぞみさんとの間に子どもが生まれたらもう女の子は卒業して男らしく,父親らしくしようと思ってますから…!」
自分をしつこく求めてくる美砂(みさ)を避けるためにしてきた女の子のフリ…
他に愛せる女性ができたらもうそれも必要なくなるのだ…
それを聞いてのぞみは言った。
「…,実春ちゃんにはずっと女の子らしくしててほしいなぁ…」
「…,え〜〜〜〜〜〜!?」
それはどういうこと?
自分のこと男の子としては見ていない?
いろんな思考が駆けめぐり悲鳴をあげる実春。
数分後,実春はひとりベッドの上で目をさました。
「ハァ,ハァ…
なんだ,夢か…?
そうだよね,のぞみさんがそういうこと聞いてくるわけないよね…
あ〜夢にまで妄想が出てくるなんて相当キテるなぁ〜…!
はぁ…」
汗かきまくりうなだれる実春。
すると,
「カモン レッツダンス
カモン レッツダンス
ベイビ〜♪」
実春の携帯の着信音だった。
着信の名前を見ると,
「…のぞみさんからだ。」

52のぞみと実春(みはる)の間に… 下:2010/10/04(月) 12:29:39 ID:45WbDl8wO
電話に出る実春。
「もしもし?」
「あ,実春ちゃん!夜遅くにごめんね。
寝てたところ起こしちゃったかなぁ…?」
「いえ,いいんですよ。
ちょうど今目が覚めたところだったんで。
どうしたんですか?」
「なんだか寝つけなかったから,久々に実春ちゃんの声が聞きたくなっちゃって…」
自分の好きな人に同じように想ってもらっていた嬉しさと
夢の中の内容からのバツの悪さからちょっとフクザツな気持ちになり沈黙する実春。
「…,そうだったんですか。」
なんとか言葉をしぼり出す。
「それより実春ちゃん,私に隠してることとかない?」
「…?
何言ってるんですか?
こちらであったことは逐一電話で報告してるじゃないですか…?」
「真由ちゃんから聞いたよ。
実春ちゃん,水泳の授業の時,女子と同じスクール水着着てるって。」
「!!!」
「どうしてそういうこと教えてくれなかったの!?」
「えぇと…それは…その…」
言えるわけがなかった。
好きになった女子に水泳の時にスクール水着を着てるなどとは…!
「あなた変態!?」と思われて距離を置かれるか最悪フラれてしまうなんてことも考えられるからだ。
とにかく電話ごしに土下座する実春。
テレビ電話とかではないのでのぞみはその姿を見ていないが…
「本当にごめんなさい…!」
「じゃあ実春ちゃん,今度,2人でスクール水着来てしようよ。」
「!?
男女ともスク水ってどういうプレイですか?」
「いいじゃない,私,実春ちゃんがスクール水着着てる姿想像して毎日悶々としてるんだよ…!」
(えぇ〜〜〜…!?)
最愛の人の異常な性癖にまたもやフクザツな心境になる実春。
その後もたわいない会話を続けること数時間。
気づけば時刻は午前5時をまわっていた。
「のぞみさん,もう朝ですよ。」
「あらま,時間がたつのって早いね〜。
今日は学校あるんだった〜…!」
「こっちもですよ。
それじゃあお弁当作る時間なのでここらで…」
「そうなんだぁ〜,
あ,じゃあ最後に実春ちゃん…」
「…,何ですか?」
「もしいつか私と実春ちゃんとの間に子どもができたらどんな名前をつけよっか?」
夢と同じことを聞かれて驚く。
意を決して返事をする実春。
「…そうですね,
!!
こういうのはどうでしょう………………


…終。

53俊之,久々の撮影:2010/11/07(日) 23:08:27 ID:IgEkWhPcO
のぞみたちに呼び出されて1人でやって来た長戸俊之。
場所はいろんな意味で思い出深いいつもの撮影スタジオであった。
呆れ顔で俊之は聞いた。
「…,今回はいったいどんな衣装で撮るんですか?」
前にもこのスタジオでいろんな写真を撮られたことがあり,
その都度写真集ができて家に送られてくるのである…!
その場にいたこまちが口を開いた。
「今日はこの衣装に着替えて撮りま〜す♪」
用意されてたのはコートに帽子に耳当て,
マフラーに度の入っていない大きめのメガネ,手袋,缶コーヒーだった。
その横にはいつもの長門有希冬服バージョンの衣装もあった。

撮影が開始した。
いろいろ指示されていた。
「ちょっと斜めを向いた感じで…」
「すました感じの笑顔でね…」
「指先まで繊細に…」

衣装とポーズを変えたりして数枚写真が撮られた。

数時間に及ぶ撮影が終了。
こまちが言った。
「お疲れ様。
できあがり次第また送るから。」
「わかりました。
変な感じにしないでくださいよ…?」

数日後。
俊之のもとに小包が届いた。
開けると中に4本の缶コーヒーが入っていた。
見るとその全部の缶にあの時撮影した写真が貼ってあったのである。
「えぇ〜…?」
小包の中には手紙も入っていた。
かれんからであった。
「普通に写真集にしても手応えがないので変化球的なところでコーヒー缶に貼ってみました。
コーヒーは非売品だから安心してね♪」
「♪の意味がまったくわかんないんですけど…!」
IQ300の彼でも理解できないことがあるようである…!
とりあえずそのコーヒーを開けて飲んでみる俊之。
缶には商品名も入っていた。

商品名は…
「長門有希の珈琲」。

54ふたりは名無しさん:2010/12/13(月) 09:51:51 ID:bSjU9HzM0
十八禁のプリキュア同人ソフト
http://maniax.dlsite.com/work/=/product_id/RJ062047.html

55ユー・ガット・メール 上:2010/12/17(金) 22:21:05 ID:AvBn8dIMO
実春が部屋でくつろいでいると,携帯にメールが来た。
のぞみからだったようである。
読んでみると
「実春ちゃん…さっきまでちょっとうたた寝してて,変わった夢見たの。」
実春の返信
「…どんな夢ですか?」
「…,女の子になった実春ちゃんがキュアドリームに変身して『胸がキツい…!』って言って悶え苦しむ夢。」「……………」
無言的な返信をする実春。
「ねぇ実春ちゃん,ホントに女の子化してたあの時のこと覚えてる?」
前に違う話で書いたが,キョン(♀)の妄想によって
晴彦,俊之,実春の3人が涼宮ハルヒ,長門有希,朝比奈みくるの姿に変わり(晴彦以外はあまり変化がなかった),
のぞみたちがいるサンクルミエール学園の生徒になっていた時があったのである。
実春の返信。
「忘れられるわけないじゃないですか…」
数分後
「あの時は2人っきりで燃え上がったよね〜…!?」
「そう…でしたね。」
実はその時のぞみはこまちから大人のおもちゃ的なものを渡されていて
それを使って実春と2人でシていたのである。
「まさか女の子同士でもつながり合えるなんてあの時は予想だにしてませんでしたよ…!」
「そうだよね〜ねぇ実春ちゃん,女の子としてのはじめての相手が…私でよかった?」
「『私で』なんてとんでもない…!
男の時でも女な時でもはじめてはのぞみさん以外考えられませんから…!」
(実春ちゃん…!)
思えば,出会ったあの日からのぞみに対して特別な感情を覚えていた…!
実春は今もう爪の先までのぞみであった…

56ユー・ガット・メール 下:2010/12/17(金) 22:22:25 ID:AvBn8dIMO
そしてまたのぞみからメール。
「…,またキョンちゃんに実春ちゃんたちを女の子に変えてもらおうかなぁ…?」
「…勘弁してくださいよ…!
…………肩こるんですから。」
「そっちの心配!?」
ちなみに女の子化してたときの実春のスリーサイズ
B90・W54・H87
男の子状態なら
B85・W57・H83
ウェスト以外はサイズアップしてたようである…!
またのぞみからメールが来る。
「またみんなで集まりたいね!









でも実春ちゃん,めったにしないからって毎回毎回中出しするよね…?」
「…すみません。
気持ちがよすぎて歯止めがきかなくなっちゃって…」
「実春ちゃんは私と同じ人間なんだから気をつけてよね。」
(やっぱりココさんともしてるんだ…
そりゃあ一緒にいる時間は向こうの方がずっと長いんだろうけど…)
「一旦メール切りますね。」
「あ,そうそう。
実春ちゃん,お昼にやってるあの番組で,今度彼氏が女装する企画をやるんだって。」
「えぇ…知ってますよ。
毎日録画して帰ってきてから見てますし…
それがどうしたんですか?」
「実春ちゃん…
その企画に一緒に参加しようよ!
衣装はこっちで用意するから。」
「…,えぇ〜〜〜〜〜〜〜!?」

いきなりな展開に驚くばかりの実春。
果たして,実春の運命やいかに?

…続きはまた別のお話で。

57のぞみはる,お昼の番組に出る 1:2011/02/22(火) 17:32:32 ID:YEGCE6lYO
冬休みの東京駅…
入り口でのぞみはある人物を待っていた。
「のぞみさん!」
声のする方を向くとそこに男の子な衣装を着て帽子をかぶった実春がいた。
のぞみに言われて少々髪も切ってきたようだ。
「時間通りだね♪
じゃっ,行こっか。」
仲良く手をつなぎ歩いていくのぞみと実春。
改札を通り山手線に乗り込み一路新宿へ。
某スタジオ前に来ると同じようにある番組のコーナーに参加しようとしてる人たちが並んでいた。
実春は新宿に来る前にのぞみに聞いていた。
「今日はいったいどういう衣装着るんですか?」
するとのぞみは…
「今日は…コレ♪」
そう言って衣装の入った紙袋を実春に手渡す。
中を確認すると…,
「…!?
エェ〜〜〜…!?」
当ののぞみは満面の笑顔で
「大丈夫。
実春ちゃんによく似合ってるから。」
最愛の人の無垢な笑顔が少々小悪魔の笑みにも思えた。
そしてスタジオに着いてから心中穏やかでない実春。
一方そのころナッツハウス。
大きなテレビの前にりんたちが待機していた。
なぜかそこには一緒になって放送を待っている晴彦,俊之,真由の3人もいた。

俊之が晴彦に言った。
「実春たち大丈夫かなぁ…?」
「心配あらへん。
ゆっくり昼を待とうや。」
不安そうな俊之にぴったり寄り添っている真由。
それでもひそかにりんたちに汚いものを見るような視線を送っているようだ…
以前に俊之の話を聞いてから少々のぞみたちに対して嫌悪感を抱いたりもしているのである…

58のぞみはる,お昼の番組に出る 2:2011/02/22(火) 17:34:18 ID:YEGCE6lYO
そして,正午5秒前,4,3,2,1,
ピーン!
オープニングとともにダンスする人たちが出てきて,司会,そして曜日のレギュラーたちも登場した。
そのあとにいよいよオープニングコーナー。
のぞみと実春が出る予定のやつである。
彼女が彼氏の女装をコーディネートするものであった。
何組か他の参加者が出てきて,ついに紹介者としてのぞみが出てきた。
コーナー司会のタレントさんが
「鮮やかな天然のピンキーヘアーです。」
さっそくのぞみの髪の色をイジっていた。
そして,どんな風に?と聞かれて持っていたフリップを出した。
「ダンスが好きなんだけどちょっと草食系な彼に今流行りのキャラクターコスプレをほどこしてみました。」
「はい,ではカーテン,オープン!」
真ん中のセットのカーテンが開くと,
初音ミク姿の実春がちょこんと座っていた。
瞳がちょっと緑がかっていた。カラーコンタクトもしているようだ。
顔立ち,体格,たたずまい,どれをとっても♂だとは思わせない完成度だった。
タレントさんもお客さんも驚いていた。
コーナー司会の人が「キミ本当に男の子?」と聞いてきたので,
「…,脱ぎましょうか?」と冗談まじりに言う実春。
しかし,それを聞いたのぞみが司会に殺気だった視線を向けてそれにビクッとしたのか,
「いや,いいです。」と言って
実春がセットから出てきて他の参加者と同様に横に座って待機していた。
全部の参加者が出てきて,最後にレギュラーのみなさんが誰が一番よかったかを審査していたが,
満場一致で初音ミク姿の実春に決定した。
そしてそのまま番組が終わるまでずっとスタジオにいた。

みんなのところに戻ろうと電車に乗るのぞみはるの2人。
のぞみはちょっとムスッとしていた。
ちょっと気まずい2人。
実春が口を開いた。
「もう,機嫌直してくださいよ…」
そのあと,のぞみは座っていた実春のひざの上にまたがって言った。
「じゃあ,実春ちゃん,ここで…キスしようよ。」
「えぇ…,電車の中で?
(まわりを見回して)みんな見てるじゃないですか…?」
「何言ってるの,みんなが見てるから張り合いがあるんでしょ?
何よ,全国放送で脱ごうとしてたくせに…!」
「ホントに脱ぐわけないでしょうが。
それで怒ってたんですか?
じゃあ,しょうがないなぁ…」
「実春ちゃん…」
「のぞみさん…」
そして,のぞみと実春2人の唇が自然に触れ合った。
久々な互いの唇の感触を時間の限り味わう。
まわりの乗客もその様子をチラ見してはまた視線をそらしての繰り返しだった…

59のぞみはる,お昼の番組に出る 3:2011/02/22(火) 17:36:06 ID:YEGCE6lYO
夕方,ナッツハウスに戻ってきたのぞみはる。
みんなが出迎えて夜にはちょっとしたパーティー
が行われた。
「なかなかハマっとったなぁあの初音ミク!」
そう言われながら晴彦たちにどつかれる実春。
楽しそうな騒ぎがある中,
のぞみとココが話していた。
「…,なぜ僕じゃなかったんだい?」
のぞみは答えた。
「だってココだとサイズ合わないし違和感あるし,カメラ回ってる時に変身解かれたら大変だし,
それに…」
「それに?」
「仮にも私とココは生徒と教師なんだよ。
変な噂立っちゃうじゃない。
あと…私とあなたはそういう恋人みたいな関係でもないし。」
笑顔を見せながら言っていた。
その場を立ち去るのぞみ。
ココは膝からくずれしばらく放心状態になっていた…
いろんな思いが交錯するなか,
ナッツハウスでの夜はまだまだ続く…

…,終。

60明と遥,変身! 1:2011/04/01(金) 20:26:31 ID:eCioe5x6O
ある夜,明と遥は同じような夢を見ていた。
翌日,学校に来て話す2人。
「明…,昨日変わった夢を見た。」
「私も…,まさか…」
「僕たちが…」
「私たちが…」
「「プリキュアに変身しちゃうなんて…」」
「でも本当になれるわけないよね…?」
「そうだよね,私はともかくとして遥がプリキュアだなんて…」
「…,(苦笑)」
授業が終わり,いつものように街を歩いていると多くの人々が騒いでいた。
街に大きなモンスターがあらわれたのだ。
ちょっと不思議顔な2人。
すると,キュアピーチたちが出てきて敵と戦っていた。
人々が応援する。
敵は消滅した。
人々がいなくなってから変身を解除する4人。
ラブたちに詰め寄る明と遥。
「もしかして…,さっき戦っていたプリキュアって君たち?」
「!!?
なぜわかったんですか?
あれ…もしかして,明さんと遥さんですか?」
「…,なんで僕たちの名前知ってるの?」
この時の明と遥は14歳。
お笑いコンビジェンダーフリーとして売れる前,
ラブたちともまだ出会ってなかったころである…!
ラブが聞いた。
「なんでプリキュアのこと知ってるんですか…?」
遥は答えた。
「知り合いにも同じようなことをしている人がいるから…」
すると,あとからなぎさ,ほのか,ひかりがやって来た。
ラブたちと仲良さげに話すなぎさたち。
「遥さんたちの知り合いってなぎささんたちのことだったんですね…」
「フレッシュプリキュアの世界じゃ遥たちはちょっと大人になってんだ…?」
バツが悪くなって黙って立ち去ろうとする遥と明。
次の日,学校の中庭にあるベンチに1人横になっている遥のところにほのかが来て座った。
「だいぶお疲れみたいね。
昨日のことかしら…?」
「…,ほのかさんにはかなわないな…!」
遥はほのかに前の夜に見た夢やなぎさたち以外にもプリキュアがいたことに驚いたことなど
赤裸々に伝えた。
遥は言った。
「プリキュアっていうのは女の子しかなれないっていうじゃないですか。
♂の自分がやっていいものかと考えちゃうんですよね〜…」
「別に男の娘でもいいって話も聞いたことあるけど…
…,!」
何を思いついたのか,寝転んでいる遥の上を取っていきなり遥のシャツのボタンを外すほのか。
「な,何をするんですかほのかさん。」
両手で遥の腹部をまさぐるほのか。
そして,どこからかメジャーを取り出して遥のスリーサイズを測る。」
「バスト85センチ…ウェスト55センチ…ヒップ84センチ…なんて細いの…!」
「ほのかさん…」
「可能性はあると思うわ…!あきらめないで。」
ほのか,退場。

61明と遥,変身! 2:2011/04/01(金) 20:27:58 ID:eCioe5x6O
一方,明もなぎさ,ひかり,美香に見た夢のことを話していた。
「明はともかくとして遥がプリキュアだなんて…ありえな〜い!」
「ちょっと信じられないですね…」
「……」
黙っている美香。
「どうしたんですか?美香さん。」
「もし本当になったとしたら,ちょっとショックでかいわ…!」
「「「…???」」」
「私ね…特撮ヒロインやってみたかったんだけど,
事務所に『女優として売り出していくうえで鬼門だから』って理由で止められちゃったのよ…!」
「確かに特撮やってた人で女優として活躍してる人っていないですけど…」
「それに…なぎさやほのかがプリキュアで明さんや遥くんまでなっちゃったら
ちょっとした疎外感を感じちゃうかも…」
美香,黙って退場。
その夜,美香は撮影も何もなく競介の家にいた。
競介と一緒にいつも聴いているラジオ番組を拝聴していた。
リスナーのハガキを読むコーナーに入った。
「えぇと,『こんにちは。
この前見たドラマ,小寺美香ちゃんの芝居がスゴくハマっていて引き込まれました。
これからも,女優頑張ってください。
応援しています!』

『親知らずを抜いてしばらく痛みが抜けなくて大変でしたが,小寺美香ちゃんがテレビで頑張る姿を見て自分も頑張って耐えようという強い気持ちを持てました。
美香ちゃん,ありがとう。』

『私も,美香ちゃんみたいな女優になりたくて現在勉強中です。』」

「…!
こんな私でも,みんなに夢や希望を与えられていたのね…!」
競介が口を開いた。
「そうだな…,
お前がやりたいこと見つけて,
『俺もなにか熱くなれるものを見つけないと…!』ってこの世界入ったからな…!
本当に美香には感謝してるよ。」
「競介…!」
「プリキュアも世界守るために戦っている…!
俺たちも頑張らないとな!」
「…,うん!」
久々に濃厚なキスをする競介と美香。

62明と遥,変身! 3:2011/04/01(金) 20:30:09 ID:eCioe5x6O
そして,数日後,また大きなモンスターがあらわれた。
なぎさたちやラブたちがプリキュアに変身して応戦する。
しかし,技の数々をくらいさらにパワーアップしていく敵。
なすすべなくひねりつぶされていった。
そこに明と遥がやって来た。
キュアブラックたちを助けようとして敵の攻撃を食らう2人。
しかし,2人の心は折れていなかった。
「これくらい…へのカッパ!」
「そうだよ…!
僕たちの知るプリキュアは,どんなダメージを受けても…
逃げない,くじけない,あきらめない…!
お前のような悪党にゃ…」
「「絶対に…,
負けないっ…!!」」
すると,天空から不思議な光が落ちてきて明と遥を包み込んだ。
受けた傷が消えていく。
2人はその光の中で手をつなぎさけんだ。
「「デュアル・シンクロニシティ・フラーッシュ!!」」

光が消えると,不思議な力をまとった戦士的な衣装を身にまとった2人が出てきた。
口上をのべる2人。
遥「陽炎(かげろう)に揺れる幻影,
キュアファントム!」
明「夜空に映える幻想,
キュアイリュージョン!」
「「ふたりはプリキュア!!」」

63明と遥,変身! 4:2011/04/01(金) 20:32:06 ID:eCioe5x6O
突然2人が変身したことに驚くキュアブラックたち。
それ以上に遥たちもビックリしていた。
「プリキュアに…」
「なれちゃった…!」
敵が雄叫びをあげて遥たちに攻めてきた。
しかし軽やかにそれをよける2人。
そして,敵の体の上を走り顔面に攻撃した。
思わずよろめく敵のモンスター。
腕を振り攻撃してくる。
が,2人はそれをまた静かによけていく。
そして,2人がはなった掌底でまたよろめく。
再びぶつかってくる敵。
すると,2人がするどい視線を向けると,放たれたオーラ的なもので敵が気絶しそうになった。
戦いを見ていた競介と美香が言った。
「あれってまさか…?」
「あぁ…『覇王色の覇気』だ…!
やりやがった…!」
どうやらプリキュアの力だけでなく覇気も目覚めたようである。




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