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穂乃果「イメチェンしたら、大騒ぎになっちゃったっ!?」
1
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/10/20(日) 10:11:22 ID:5N.c3b1Q
・話のメイン=穂乃果&ことり&あんじゅ
・基本アニメ準拠+一部SIDネタ
・ご都合主義&超絶ベタ王道展開
・超スローペース進展ストーリー
・オリジナル設定有り(やや多め)
・誇張表現&長回し台詞有り(多め)
・穂乃果ハーレム要素有り(強め)
・長編(前作より大幅に長くなる予定)
※公式アンソロ作品「穂乃果イズム」をきっかけに思い浮かんだ妄想ストーリーです
※数多くの先駆者様SS作品の影響を受けており、もしネタ被りの際には何卒ご容赦願います
※SS投稿二作目となります(↓粗い出来ですがこちらが一作目です)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1552425466/l50
141
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/07(木) 10:26:28 ID:ZrFZ3.ZA
あんじゅ(初めてまともに言葉を交わしたばかりの私を、こんなにも受け入れてくれて…そして、信じてくれた。)
あんじゅ(いつも他人との距離感に拘り続けていた私を、こんなにも楽しくて嬉しくて…そして、優しい気持ちにしてくれた。)
あんじゅ(そんな貴女の為に…私は……必ず。)
あんじゅ(……だけどね…穂乃果さん。)
あんじゅ(今は、後少し…もう少しだけ…)
あんじゅ(どうか、このままで……)
あんじゅ(二人で、温かいままで……居させてね…?)ギュッ…
・
・
・
・
・
142
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/07(木) 10:57:08 ID:ZrFZ3.ZA
SCENE 5.【送迎車内・ティールーム】
あんじゅ「この辺りで、いいのかしら?」
穂乃果「はい。ここからなら、すぐ待ち合わせ場所に着きますから。」
あんじゅ「分かったわ。まだ名残惜しいけれど、次に会える機会までは…ここでお別れね。」
穂乃果「はい…あの、あんじゅさん。」
あんじゅ「あら、どうしたの?」
穂乃果「もう一度、ちゃんとお礼を言いたくて…色々と、本当にありがとうございました!」ペコリ
あんじゅ「あら、お礼なんていいのに。だって、強引にデートやお泊りに誘ったのも私でしょう?」
あんじゅ「それにメイクを貴女に教えたのも、私がそうしたかったからなんですもの。」
143
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/07(木) 11:04:39 ID:ZrFZ3.ZA
あんじゅ「むしろ貴女を振り回してばかりで、本当にごめんなさいね。」
穂乃果「そ、そんなことないです!私、すごく楽しかったですから!」
あんじゅ「フフ、ありがとう……うん、バッチリね。その髪☆」
穂乃果「えへへ…ちゃんと出来るようになって、嬉しいです。」
あんじゅ「貴女って、結構器用なのね。正直に言うと、こうゆうのは苦手な方かもって思ってたの。」
穂乃果「あはは。やっぱり、そうですよね?」
あんじゅ「…ごめんなさい。ちょっと、口が過ぎたかしら。」
穂乃果「あ、全然気にしてないから大丈夫です!私、家のお手伝いで和菓子とか作るので。」
穂乃果「その時には、細かい作業をやったりする事も割と多いんです。」
あんじゅ「あら、そうだったのね。」
144
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/07(木) 11:21:35 ID:ZrFZ3.ZA
穂乃果「はい。それで、そうゆう経験とかも少しは関係あるのかなって。」
あんじゅ「へえ…なる程ね。また貴女の魅力を一つ知って、何だか嬉しいわ。」フフッ
穂乃果「い、いえいえ!別に、そんな大層なものじゃないですから。」
あんじゅ「クスクス♪」
あんじゅ「…さて。そろそろ時間も迫って来たわね。」
あんじゅ「穂乃果さん、私ね。こんなに楽しかったのは、本当に久しぶりだったわ。」
穂乃果「えへへ…ありがとうございます。私も、すごく楽しくて…それに、すごく嬉しかったですから。」ニコッ
あんじゅ「…こちらこそ。本当にありがとう…穂乃果さん。」スッ…
ギュッ…
穂乃果「……あ…///」
145
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/07(木) 11:32:19 ID:ZrFZ3.ZA
あんじゅ「…やっぱり貴女って…温かいわね。」ギュッ…
穂乃果「……///」ギュッ…
あんじゅ(…本当、名残惜しいわね。ずっと、このまま……こうしていたいくらいに。)
あんじゅ「…ねえ、穂乃果さん。」
穂乃果「…あっ…は、はい。」
あんじゅ「今から、私が言う事を…よく聞いて欲しいの。」
穂乃果「…はい、分かりました。」
あんじゅ「………」スッ…
あんじゅ「穂乃果さん。貴女がこの車を降りた、その瞬間から…」
あんじゅ「貴女の世界は、今までとは大きく…そして、激しく変わってゆくわ。」
穂乃果「…私の世界が…変わってゆく…?」
146
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/07(木) 11:51:58 ID:ZrFZ3.ZA
あんじゅ「ええ、そうよ。きっかけ自体は、とてもささやかながらも…」
あんじゅ「それによって大きく変化した、今の貴女自身がスイッチになってね。」
穂乃果「…それって…どうゆう意味、なんでしょうか…?」
あんじゅ「確かに今この瞬間に言われても、まだ何も分からないでしょうね。」
あんじゅ「それでも貴女の周りには、驚くまでの大きな変化が訪れるわ。必ずね。」
あんじゅ「でもね?その変化はこれからの貴女にとって、とても大きなプラスとなってくれる筈よ。」
あんじゅ「そして、その激しく変わってゆく世界の中で。」
あんじゅ「きっと貴女は、数多くの新しい出来事に次々と出会うでしょうね。」
あんじゅ「そんな新しい世界に対して…貴女はそれらを受け入れて、今の新たな姿でこの先を歩んでゆくのか…」
あんじゅ「或いは…時が来たら元の姿に戻って。その世界で得たものを、貴重な経験として留めておくのか…」
あんじゅ「そのどちらの道を選ぶのかは…勿論、貴女の自由よ。」
147
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/07(木) 12:23:32 ID:ZrFZ3.ZA
あんじゅ「ただ、今一つだけ言える事は…貴女がどちらを選んだとしても。」
あんじゅ「新しい世界で貴女が得た沢山の経験は、これからの貴女にとって…」
あんじゅ「本当に価値の有る、掛け替えの無い大切なものになってくれるわ。間違いなくね。」
穂乃果「…あんじゅさん…」
あんじゅ「フフ、心配しなくても大丈夫よ。貴女は今から始まる新しい世界を、思う存分に楽しめばいいの☆」
穂乃果「…分かりました。正直、そう言って貰えても…まだ全然、自分ではピンとは来ないですけど。」
あんじゅ「………」
穂乃果「でも、私…あんじゅさんの事、信じてますから。本当に本当に、信じてますから…!」
あんじゅ「ええ。ありがとう、穂乃果さん。」
穂乃果「だから私、今日から頑張ってみます…!あんじゅさんが教えてくれた、その新しい世界の中でも!」
あんじゅ「クス♪良い答えね。その意気よ☆」
148
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/07(木) 12:48:46 ID:ZrFZ3.ZA
穂乃果「…ただ、その……まだ、昨日の今日で…余り慣れてないものですから。」
あんじゅ「……?」
穂乃果「だから、あの……もし、何か分からない事とか…あった時には…」
穂乃果「あんじゅさんの事…また、頼りにさせて貰っちゃっても……いいですか…?」ウワメヅカイ
あんじゅ「…〜〜っ///」キュン
穂乃果「折角、これからは…お互いに、連絡し合えるようになれた訳ですし…」
穂乃果「このまま、また暫くは会えないってゆうのも……やっぱり、寂しいですし。」
穂乃果「あっ…え、えっと…!勿論、あんじゅさんさえ…良ければ、なんですけど…///」モジモジ
ガシィッ!
穂乃果「わわっ!?」
149
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/07(木) 12:56:15 ID:ZrFZ3.ZA
あんじゅ「……穂乃果さん…?」ジー
穂乃果「は、はい…!」タジタジ
あんじゅ「私、昨夜も…言った筈よ?」
穂乃果「え、えっと…?」
あんじゅ「ウフフ…♪『お姉ちゃんに、まっかせなさーい!』…てね!」キメッ
穂乃果「……あ…!///」パアア
あんじゅ「…ね?」パチッ☆
穂乃果「…うん!『あんじゅお姉ちゃんっ!』///」
あんじゅ「またね、穂乃果さん☆」
穂乃果「はい!あんじゅさんっ!」
150
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/07(木) 13:27:30 ID:ZrFZ3.ZA
タッタッタ…!
バタンッ
あんじゅ「…大丈夫よ。これからも、私が付いてるから。」
あんじゅ「だから、頑張って…穂乃果さん。」
トゥルルル…トゥルルル…
あんじゅ「……もしもし、私よ。」
あんじゅ「この時間に掛けて来るって事は…それなりに良さ気なものが、何か見つかったって事かしら?」
あんじゅ「…ええ……ええ……へえ…なる程ね……確かに…フフ、それは面白そうね。」
あんじゅ「ご苦労様。早速『それ』の詳細データの方を、こちらに送ってくれるかしら……ええ、今すぐでいいわ。」
あんじゅ「…ええ……そうね、ありがとう。それじゃ、一旦切るわね。」プツン
151
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/07(木) 14:11:07 ID:ZrFZ3.ZA
あんじゅ(…それにしても。このタイミングの良さには、ちょっと驚いたわね。)
あんじゅ(だって…こんなにも使えそうなものが、こうもアッサリと見つかるなんて。)
あんじゅ(…これもやっぱり、あのコが『持ってる』から、なのかしら…?)
あんじゅ(クス…♪なんてね☆)
あんじゅ(何にしても、この期を逃す手は無いわね…フフ、本当に楽しみだわ。)
あんじゅ(さて…まずは一通り詳細に目を通してから、今後の展開を考えるとしましょうか。)
あんじゅ(…ねえ、穂乃果さん。)
あんじゅ(これから貴女を、とっても素敵な世界へと。)
あんじゅ(ずっと貴女が、眩しい笑顔でいられる場所へと。)
あんじゅ(この私が…貴女のお姉ちゃんが。絶対に、連れて行ってみせるからね☆)
あんじゅ「だから…『お姉ちゃんに、まっかせなさーいっ!』」クスクス♪
152
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/07(木) 14:28:03 ID:ZrFZ3.ZA
これにて、一日目(+二日目朝のほの&あんパート)は終わりです。
後になってから気付いた沢山のミスの修正が思う様にいかず、ここまでかなり時間が掛かってしまいました…
二日目からは、やっとレギュラーが出揃って話が動き始めるので、今後はもっとスムーズに進める様に頑張りたいです。
コメントをくださった方、どうもありがとうございます。ここ暫く修正に追われて凹んでたので、とても嬉しかったです。
それでは、次回もどうぞ宜しくお願い致します。
153
:
名無しさん@転載は禁止
:2019/11/08(金) 00:53:41 ID:hi8/qSm6
乙です!
あんじゅPのほのプロデュース楽しみにしてます!
154
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 14:43:03 ID:RHNEiNDg
SCENE 6.【通学路・待ち合わせ場所】
海未「そろそろ穂乃果が来る筈なのですが…今日は、少し遅れているのでしょうか。」
ことり「でも、さっき連絡は来てたから…多分、もうちょっとじゃないかな?」
海未「…フフ。スクールアイドルを始める以前なら、穂乃果が遅れるのはいつもの事だったのですが。」
ことり「クス♪今はもう、それが珍しい事って思うくらいになったよね。」
タッタッタ…!
ことり「…あ!穂乃果ちゃんかな?」クルッ
海未「おや…?走ってくる方角が、いつもと違う様子ですが…」クルッ
ピタッ
穂乃果「ハア…ハア……お…おはよう、ことりちゃん。海未ちゃん。」
155
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 15:04:10 ID:RHNEiNDg
海未「やっと来ましたね。おはようございます、穂乃……」
ことり「おはよう、穂乃果ちゃ……」
穂乃果「ふぅ〜…ごめんね、二人とも。待たせちゃってたかな…?」フワッ…
海未「………」パクパク
穂乃果「ちょっと遅くなりそうだったから、急いで来たんだけど…」ファサ…
ことり「………」ボーゼン
穂乃果「…あ、あの……もしかして、この格好……ヘン、だったかな…?」サラサラ…
海未(…さり気にかき上げた、真っ直ぐな髪……普段と大きく印象の異なる、揃えて降ろしている前髪。)
穂乃果「…えっと、その。海未ちゃん、ことりちゃん…?」モジモジ
海未(…少し恥じらいながらも…それでいて、どこか不安そうな…その儚げな表情。)
156
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 15:12:07 ID:RHNEiNDg
穂乃果「…何も言ってくれないと、私……ちょっと、寂しいかも…」シュン
海未(そして…淡い色の付いた、少し大人らしさを感じさせる唇に…)
穂乃果「もし、似合ってないなら…そう言ってくれて、全然いいから…」
海未(髪飾りの様に結った、髪の編み目が…歳相応ならではの艶やかさを、見事に醸し出しています。)
穂乃果「……だから…」ウルウル
海未(……綺麗です。可憐で…それでいて、何処か大人びていて…艶やかで…)
海未(この、とても美しい少女は……)
穂乃果「何でもいいから……言って欲し…」ジワァ…
海未「…穂乃果。」
157
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 15:18:54 ID:RHNEiNDg
穂乃果「……え…?」
海未「貴女は、穂乃果…なのですよね…?」
穂乃果「う…うん。穂乃果、だけど…」
海未「不安にさせてしまった様で、本当に申し訳有りません…穂乃果。」
穂乃果「…海未、ちゃん…?」
海未「私が暫くの間、言葉を発する事が出来なかったのは…」
穂乃果「…え、えっと…」
海未「今、こうして私の前に居る貴女が…穂乃果の姿が。」
穂乃果「…う、うん。」
海未「言葉を失う程に、余りにも美しくて…見惚れてしまったからです。」
158
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 15:32:47 ID:RHNEiNDg
穂乃果「…へ?え…えええ〜〜っ!?」ドドーン
海未「ですから…どうか私を許して下さい、穂乃果。」
穂乃果「うう、海未ちゃん…!?私、別に怒ってなんかいないし…!」
穂乃果「そ、それに…お世辞なんて、無理に言わなくたって…!」アセアセ
海未「穂乃果!」キッ!
穂乃果「っ!」ビクッ
海未「こんな時に、私がそんな事を言う人間だと…貴女は思いますか?」
穂乃果「…そ、それ…は…」
海未「…本当に綺麗ですよ、穂乃果。」ニコッ
穂乃果「……あ…///」パアア
159
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 15:51:25 ID:RHNEiNDg
穂乃果「…うん!ありがとう、海未ちゃん…!///」ギュッ
海未(…っ!///)
穂乃果「えへへ…///海未ちゃんに、そんな風に言って貰えるなんて…私、すごく嬉しい///」ギュ…
海未(こ、これは…!///)
海未(いつもの穂乃果なら、嬉しい時は真っ先に抱きついて来た筈です…それなのに…///)
海未(ただ静かに…それでいて、しっかりと強く……て、手を…握ってくるなんて…!///)
穂乃果「いつも、私がだらしないせいで…海未ちゃんは、私に厳しい事も多いけど…」
海未(穂乃果、貴女は…こんなにも、奥ゆかしくて…)
海未(そして、こんなにも可愛らしい一面も…持っていたのですね…///)
160
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 15:59:48 ID:RHNEiNDg
穂乃果「でも、やっぱり海未ちゃんって…とっても優しいねっ!///」ニコッ
海未「ーーーっ!!//////」ズギューン
穂乃果「…あれ?海未ちゃん…?海未ちゃーん…?」
海未「ダイジョウブデスナンデモアリマセンカラドウカオキニナサラズニイテクダサイホノカ」
穂乃果「…え、えっと…そ、そう…なの…?」
穂乃果(海未ちゃん、何だか急に固まっちゃったけど…どうしたのかな…?)
ことり「………」
穂乃果「あ、ことりちゃん…!」
ことり(………どう…しよう……)
161
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 16:25:35 ID:RHNEiNDg
穂乃果「あの…ことりちゃん。今の私って、おかしく…ないかな?」
ことり(……どうすれば、いいの…?)
穂乃果「…ことり、ちゃん?」
ことり(……今になって…こんな事に……なる…なんて……)
穂乃果「…ことりちゃんから見たら、ダメ…だったのかな…?」
ことり(……ハッ!い、いけない!私、考え込んじゃってた…!)
穂乃果「…もし、気を遣わせちゃってたなら…ごめんね、ことりちゃん。」
ことり「ち、違うよっ?あのね、違うの…!」
穂乃果「…でも…ことりちゃん、何だか難しそうな顔、してたから…」
ことり「だからっ!本当に違うのっ!!」
162
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 16:38:02 ID:RHNEiNDg
穂乃果「っ!!」ビクッ
ことり「あ……ご、ごめんねっ?大きな声、出しちゃって…!」
穂乃果「う、ううん……私の方こそ、ごめんね…ことりちゃん。」
ことり「ほ、穂乃果ちゃんは何にも悪くないの!だってだって、私が…!」
穂乃果「………」
ことり「えっと、その………あ…!そ、そう…!」
ことり「すごく、言いにくいんだけど……穂乃果ちゃんに…実は、私……」
穂乃果「……?」
ことり「…ヤ、ヤキモチ…妬いちゃってたから。」
穂乃果「…へ?ヤキ、モチ…?」キョトン
163
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 16:49:07 ID:RHNEiNDg
ことり「う、うん…実は、そうだったの。だって穂乃果ちゃんが、あんまりにも可愛くて…すごくキレイで…」
ことり「同じ女の子として、嫉妬しちゃうくらいに…ホントにホントに、穂乃果ちゃんがステキだったから…!」
穂乃果「え…えええっ!?こんなに可愛いことりちゃんが…!わ、私なんかに…!?///」アセアセ
ことり「っ!!穂乃果ちゃんっ!!」
穂乃果「ぅわああ!?は、はいっ!!」
ことり「今日の穂乃果ちゃんは、こんなに可愛くて!キレイで!とっても色っぽくて!それなのにっ!」
穂乃果「…え、ええっと……ありがとう…ございます…?」
ことり「そんな自分の事を『私なんか』だなんて、言っちゃいけませんっ!絶対にっ!!」プンプン
穂乃果「は、はい…!すみません…!」タジタジ
164
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 17:01:47 ID:RHNEiNDg
ことり「…〜〜っ!!」ダッ
ギュウッ!
穂乃果「わわっ…と!こ、ことりちゃん…?」
ことり「…私こそ。こんな事で妬いちゃうことりで、ごめんね…?」
穂乃果「ことりちゃん…」
ことり「ことり…もうヤキモチなんて、絶対に妬いたりしないから…許して、くれる…?」ギュッ
穂乃果「そ、そんなの当たり前だよ…!」
穂乃果「それに私、最初から怒ってなんかいないよ?だから…ことりちゃん。」ギュッ
ことり「…あ…///」
165
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 17:08:38 ID:RHNEiNDg
穂乃果「これからも、今まで通り…ずっと私と一緒にいてくれる、かな…?」
ことり「…穂乃果、ちゃん…///」
穂乃果「ね?ことりちゃん。」ニコッ
ことり「穂乃果ちゃん…うんっ!///」ギュッ
穂乃果「ことりちゃん…///」ギュッ
海未「………ハッ!?」キョロキョロ
海未「時間、時間は……むむ、このままでは少し微妙ですね…!」
海未「穂乃果、ことり!いつまでも抱き合ってる場合ではありませんよっ?」
穂乃果「あ、海未ちゃん!元に戻って良かったー!」
166
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 17:38:27 ID:RHNEiNDg
海未「始業まで余り時間が有りませんし、暫くは駆け足で行く事にしましょう。」
穂乃果「あ…本当だ。このまま歩いてだと、結構ギリギリの時間になりそうだね。」
海未「そうゆう事です。さあ二人とも、少し急いで下さい!」
穂乃果「うん!じゃあ行こう、ことりちゃん!」
ことり「あ、うん…!」
タッタッタ…!
海未「…ことり。」スッ
ことり「…うん、分かってるよ。」スッ
海未「上出来です…流石ですね。」
ことり「海未ちゃんもね。私達、何年一緒にいると思ってるの?」
167
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 18:06:04 ID:RHNEiNDg
海未「ええ…そうですね。それでは、ことり。」
海未「まずは今日一日、出来うる限り…」
ことり「私達二人は、穂乃果ちゃんの側を…」
海&こ「「決して、離れてはいけない…!!」」ドドーン
ことり(……でも、もしかしたら…)
ことり(今だからこそ、こうなってしまったのなら…)
ことり(もう全部が…遅いのかも知れないって事、なのかな…?)
ことり(だけど…もし、本当にそうだとしても……)
ことり(何とかしなくちゃ…いけないよね……『私』が。)
168
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/08(金) 18:16:00 ID:RHNEiNDg
今回はここで終わりです。次回もどうぞ宜しくお願い致します。
コメントをくださった方、どうもありがとうございました。
本当にそうゆう流れになっている事に、言われてみて初めて気付けて楽しかったです。
169
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/09(土) 14:20:16 ID:ivxZ0e5g
SCENE 7.【通学路・登校ルート途中】
タッタッタ…!
ことり(…でも。これから私は……何をすれば、いいのかな…?)
ことり(……どうしよう。分からない……全然、分からないよ……)
海未「ところで穂乃果。先程は驚きの余り、聞きそびれていましたけど。」
ことり(……まさか、私の身勝手で…『やめて欲しい』なんて……)
海未「その姿は、一体どうしたのですか?突然の事でしたので、本当に驚きましたが。」
ことり(そんな事……理由も明かせないのに……言える訳が、ないから……)
穂乃果「えっとね。実はあんじゅさんが、私に伝授してくれたんだ。」
ことり(……え…?)
170
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/09(土) 14:37:32 ID:ivxZ0e5g
海未「あんじゅ…?もしかして、あの『A-RISE』の優木あんじゅですか…!?」
穂乃果「うん、あの『A-RISE』の優木あんじゅさん!」
海未「…これは驚きましたね。それにしても何故、彼女が穂乃果に?」
穂乃果「ええっと〜…詳しく説明すると、ちょっと長くなるし。」
穂乃果「それに今は、あんまり時間ないからね。だから、また近い内に話すよ!」
海未「ふむ、確かにそうですね。では一先ず、今は急ぐとしましょう。」
ことり「あ、あの…穂乃果ちゃん…!」
穂乃果「ん?どうしたの、ことりちゃん?」
ことり「え、えっと…あのね?あんじゅさんには…昨日、そのメイクを教えて貰ったのかなって…」
穂乃果「うん、そうだよ。昨日、学校の帰りに偶然あんじゅさんと会ったんだ。」
穂乃果「その後に、ちょっと色々あってね。」
171
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/09(土) 15:07:33 ID:ivxZ0e5g
ことり「そ、そうだったんだ…」
海未「さて…ここまで来れば、もう大丈夫でしょう。時間の方は…これなら問題無さそうですね。」
海未「穂乃果、ことり。ここからは、もう歩いても間に合いますよ。」
穂乃果「ホント?間に合って良かった〜。」
穂乃果「朝の練習時間でもないのに、あの坂をダッシュなんて流石に辛いからね。」
ことり「うん…そうだね…」
ことり(『A-RISE』の優木あんじゅさんが…どうして、穂乃果ちゃんに…?)
ことり(…ううん。まだ、色々考えるのはやめよう。)
ことり(まずは、それよりも前に…これから、私がどうするのかを……今の私は、考えなくちゃいけないから。)
ことり(だから…本当は、気になるけど…あんじゅさんの事を考えるのは、穂乃果ちゃんに話を聞かせて貰ってから…だよね。)
ことり(…だけど、やっぱり……ことり、とっても気になっちゃいます…><)
172
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/09(土) 15:56:55 ID:ivxZ0e5g
SCENE 8.【音ノ木坂学院・校門前〜正面玄関前】
\\ザワザワ…ザワザワ…!//
「ちょっとちょっと!///ほら、見てよあの人!///」
「わぁ…すっごく綺麗…!///」
「何アレ、メッチャカワイイんだけど!///もしかして、転校生っ?///」
「…嗚呼、何て可憐な御姿……素晴らしいですわ…///」
「………///」ポー
「ねえねえっ!?///あんなベッピンさん、ウチの学校にいたっけっ!?///」
「不思議ね…///すごく可愛いのに、すごく色っぽい…///」
「誰なのかしら、あのコ…///本当に、素敵だわ…///」
「……お近づきに、なりたい…///」
173
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/09(土) 16:23:55 ID:ivxZ0e5g
\\ザワザワ…ザワザワ…!!//
海未「…予想通りでしたね。」
ことり「うん…やっぱり、こうなっちゃうよね。」
穂乃果「…?今日は、学校のみんなが騒がしいみたいだけど…何かあったのかな?」
海未「…ええ、分かっていましたとも。」
ことり「あはは…でも、こうゆうところは変わらないのも…穂乃果ちゃんらしくて、いいんじゃないかな?」
海未「フフ…そうですね。」
「…あれ?///あのさ…今、思ったんだけど…///」
「南先輩や園田先輩と、一緒に登校してきて…///」
「二年生のリボンを、着けてるってコトは…///」
「…あの人って……ひょっとして…///」
174
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/09(土) 16:40:39 ID:ivxZ0e5g
「まさか……///」
「もしかして……///」
「………///」
「………///」
「「………っ!!///」」
「あの人って高坂先輩なのーーっ!!?//////」
「あの人って穂乃果先輩なのーーっ!!?//////」
\\ザワザワザワッッ!!?//
穂乃果(あ、あれ…?さっきから、ザワザワしてるのって……も、もしかして……)
「ねえ、ちょっとー!?今の聞いたー!?//////」
「ええっ!?あの子って穂乃果ちゃんなのっ!?//////」
175
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/09(土) 17:02:39 ID:ivxZ0e5g
「あの美少女が、同じクラスの高坂ちゃん…!?//////」
「で、でも…よく見ると……確かにあの人、高坂さんだよ…!//////」
「…驚いたわ…あんなに綺麗な人だったなんて…!//////」
\\ザワザワザワザワッ!!//
穂乃果(わっ、私のせいだったのっ!?//////)
海未「走りますよ、穂乃果っ!」グイッ
ことり「穂乃果ちゃん!早くっ!」グイッ
穂乃果「へっ?ちょっ、二人とも…って、ええっ!?」アセッ
海&こ「「……(コクン)」」
穂乃果「ね、ねえ…!いきなり、どうし…わっ、うわわわぁ〜〜っ!?」
ダダダダダ…!!
176
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/09(土) 17:14:11 ID:ivxZ0e5g
「ああ〜…穂乃果先輩、行っちゃった〜…//////」
「…声、かけたかったのになぁ…//////」
「ああーん、ほのっちに挨拶したかったよー//////」
「それにしても…私、全然分からなかったよ…//////」
「うん、あたしも…可愛い人だとは思ってたけど、今までと全然イメージ違ってたし…//////」
\\ザワザワ…ザワザワ…!!//
凜「かよちーん!早く早くー!」
花陽「ま、待って…!凜ちゃん…!」
凜「はい、とうちゃーく!」
花陽「はあ、はあ……な、何とか…間に合った、のかな…?」
177
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/09(土) 17:29:05 ID:ivxZ0e5g
凜「…ん?ねえ、かよちん。なんか周りが、ザワザワしてないかにゃ?」
花陽「うん…そうだよね。何かあったみたいな感じだけど…どうしたのかな?」
凜「ちょっと聞いてくるよ!にゃにゃにゃーっ!」ピュー
花陽「り、凜ちゃん…!私も行くから…ま、待ってぇ〜…!」
凜「みんな、おはようにゃ!」
「あ、おはよう凜ちゃん!」
「おはよー!」
凜「なんか騒がしいけど、どうかしたの?」
「うん、それなんだけどね…」
178
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/09(土) 17:38:18 ID:ivxZ0e5g
花陽「はあ…はあ……お、追いついた…」
「凜ちゃんも…それに花陽ちゃんも。」
「きっと、ビックリすると思うよ?」
凜「にゃ?」
花陽「え…?」
「実はね?ついさっきなんだけど…」
・
・
・
179
:
名無しさん@転載は禁止
:2019/11/10(日) 05:54:26 ID:UkIlWUX.
盛り上がってまいりました
180
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/10(日) 12:10:33 ID:TDRIi.QM
SCENE 9.【音ノ木坂学院・音楽室】
〜♪〜♪
〜♪
………
真姫(……ふぅ。)
真姫(さて…もうすぐ始業時間ね。そろそろ教室に…)
ドドドドド…!
ガラッ!
凜「真姫ちゃーーーんっ!!」
真姫「う゛ぇええっ!?」
181
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/10(日) 12:18:29 ID:TDRIi.QM
凜「真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃーーんっ!!」
真姫「ちょ、ちょっと凜!?突然やって来て、いきなり大声で呼ばないでよっ!」
凜「あのねあのねっ!大変なの大変なんだ大変なんだにゃっ!!」
真姫「いいから、まずは落ち着きなさいよ!それに何なのよ、その三段活用は…!」
凜「…さんだんかつようって、なんだにゃ?」
真姫「知らないで使ってたの!?」イミワカンナイ!
凜「とにかくー!なんか大変らしいんだよ!そう、穂乃果ちゃんがっ!」
真姫「え…?穂乃果に、何かあったの…!?」
凜「そーなんだよっ!あのねっ?さっき凜とかよちんも、話を聞いたばかりなんだけど……って。」
真姫「…どうしたのよ?」
182
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/10(日) 12:22:17 ID:TDRIi.QM
凜「………」
真姫「…凜?」
凜「…ねえ、真姫ちゃん。」
真姫「もう…何なのよ、一体?」
凜「………」
真姫「………」
凜「………」
真姫「………?」
凜「かよちん知らない?」
真姫「どうして私が知ってるのよっ!?」アアモウ!
183
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/10(日) 12:38:17 ID:TDRIi.QM
SCENE 10.【音ノ木坂学院・一階〜二階 階段】
花陽「…ダレカ、タスケテ……(@△@;)」
・
・
・
184
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/10(日) 12:55:12 ID:TDRIi.QM
SCENE 11.【音ノ木坂学院・二年教室】
ドドドドド…!
ガラッ!
にこ「穂ー乃果ぁーーっ!!」
海未「に、にこ…!?」
ズカズカズカッ!
キョロキョロ…
ことり「あ、あの〜…どうしたの、にこちゃん…?」
にこ「ことり、海未。穂乃果は?」
185
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/10(日) 13:02:08 ID:TDRIi.QM
ことり「え、ええっと〜…穂乃果ちゃんなら…」チラッ
海未「あの輪の中、ですが…」チラッ
\ワイワイ、ガヤガヤ…!/
にこ「そう、あれね?ありがと。」
ズカズカズカッ!
穂乃果「…あ、あの〜…みんな…?///えっと、何てゆうか…///」
穂乃果「さっきから、ずっと誉めてくれてるのは…すごく、嬉しいんだけど…///」タジタジ
「でもさー、ホンットに綺麗だよー!///」
「うんうん!もうアタシ、すっかり高坂さんのファンになっちゃった!///」
186
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/10(日) 13:08:05 ID:TDRIi.QM
「あー、調子いいんだー!まあ実を言うと、私もなんだけどね!///」
\アハハハハッ!!/
ダンッ!
にこ「ちょっとあんた達、そこを空けて。」
「え?」
「あ、矢澤先輩だ。」
「センパイ、こんにちはー。」
「にこ先輩がここに来るなんて、何だか珍しいですね!」
187
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/10(日) 13:14:11 ID:TDRIi.QM
にこ「いいから早く空けなさい。」
\はぁ〜〜い…ゾロゾロ…/
穂乃果「にこちゃん、どうしたの?もしかして私に、何か急用だったりとか…」
にこ「穂乃果。」ジロッ
穂乃果「な、何でしょう…?」アセッ
にこ「ちょっとの間だけ、じっとしてなさい。」
穂乃果「え?あ…う、うん。」
にこ「………」ジー
穂乃果「………」
188
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/10(日) 13:21:49 ID:TDRIi.QM
にこ「………」ジー
穂乃果「………」
にこ「………」ジー
穂乃果「………///」
穂乃果「…あの〜、にこちゃん…?」
にこ「……何よ?」ジー
穂乃果「そんなに見られると……流石に、恥ずかしいんだけど…///」
にこ「うっさいわね。今は黙ってなさい?」ギロッ
穂乃果「は、はい…!」ビクッ
189
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/10(日) 13:43:51 ID:TDRIi.QM
今回はここで終わりです。また次回も宜しくお願い致します。
コメントをくださった方、どうもありがとうございます。
これから暫くの間はμ's全員のシーンになりますが、少しでも楽しんで頂ければ嬉しいです。
190
:
名無しさん@転載は禁止
:2019/11/11(月) 10:56:58 ID:ohGnRn5U
期待
191
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/11(月) 16:37:07 ID:KqqDznsg
SCENE 12.【音ノ木坂学院・二年教室前】
絵里「…あら?まだ人が多いみたいよ、希。」
希「それでも、休み時間の時よりは大分減ってるんやない?」
絵里「フフ、そうね…さてと。」
絵里「ちょっとお邪魔するわねー。穂乃果は居るかしらー?」
希「さっきの占いやと、にこっちも一緒の筈なんやけどね。」
ことり「あれ…?絵里ちゃんに、希ちゃん。」トコトコ…
絵里「あ、ことり。気付いてくれて良かったわ。」
ことり「二人も、穂乃果ちゃんに会いに来たの?」
192
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/11(月) 16:44:00 ID:KqqDznsg
絵里「ええ。今日は部活が休みだから、このタイミングしかないと思ってね。」
希「カードも言ってたんよ。今日は、この時間が一番良いよって。」
絵里「ところで、ことり。二人『も』という事は、にこが先に此処へ来てるのかしら?」
ことり「う、うん…少し前にね。」
ことり「ただ、いきなり教室に入って来たと思ったら…」
海未「…穂乃果の側に居た生徒達を、皆追い払ってしまったんです。」
希「お、海未ちゃんやん。」
海未「それにしても、私達二年生の教室に『μ's』の三年生が勢揃いとは。」
海未「放課後とはいえ、少し珍しい光景かも知れませんね。」
凜「三年生だけじゃないにゃー!」
193
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/11(月) 16:55:19 ID:KqqDznsg
海未「おや?凜に花陽、それに真姫も。」
真姫「…私は凜に、強引に引っ張って来られたんだけどね。」クルクル
ことり「一年生のみんなも、ここに来たって事は…これで『μ's』全員が、揃っちゃったね。」
花陽「それよりもですっ!」ヌッ
ことり「きゃっ!?」ビクッ
花陽「とにかく今日は大変なんですっ!もう学校中が、穂乃果ちゃんの話で持ち切りでっ!」
花陽「『≪μ's≫のカリスマリーダー、突然の衝撃イメチェン!』」
花陽「『遂にベールを脱いだ!高坂穂乃果、美しき真実の姿!』などなどっ!」
花陽「そんな感じで、ずっとずっと話題になってるんですっ!」
希「何だか、まるで週刊誌の見出しみたいやね。」
194
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/11(月) 17:03:17 ID:KqqDznsg
花陽「そして、そんな穂乃果ちゃんの姿を一目でも見ようと…!」
絵里「学校中の生徒達が、休み時間の度に此処まで押し寄せていた…という訳ね。」
花陽「はいっ!その通りデスッ!!」デデーン
真姫「…花陽も、こうゆう時は相変わらずよね。」
凜「凜はこっちのかよちんも、やっぱり大好きだにゃ!」
花陽「……ハッ!?ま、また…やっちゃった…!><」
凜「あ、元に戻ったにゃ。」
真姫「今日は、割と早かったわね。」
花陽「あ、あの…ことりちゃん。さっきはビックリさせちゃって、ごめんね…?」
ことり「う、うん。全然大丈夫だから、そんなに気にしないで…?」
195
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/11(月) 17:26:09 ID:KqqDznsg
真姫「やれやれ…まあ、そうゆう事らしいわ。全く騒がしいんだから。」
絵里「私と希にも、穂乃果の噂は流れて来たけど…やっぱり、相当な騒ぎになっていたのね。」
凜「うん、ホントにすごかったんだ!凜たちね?休み時間の度に、ここまで来てたんだけど。」
凜「いつ来ても人がいっぱいで、入り口も完全に塞がれちゃってて。」
凜「そのせいで穂乃果ちゃんどころか、教室の中さえ見れなかったんだよ。」
花陽「一年生の教室は、この場所と少し離れてるから…だから私達、どうしても上級生よりも出遅れちゃって。」
花陽「それで…凜ちゃんと交互に電話を掛けたり、メールしてみたり…ラインにメッセージも、送ったりしたんだけど。」
凜「何をやっても何度やっても、全然ダメだったにゃー。」
真姫「今日の様子だと、穂乃果の方は連絡を取る暇も無かったんでしょ。」
花陽「うん…きっと、そうだったんじゃないかな。」
196
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/11(月) 17:39:18 ID:KqqDznsg
海未「はい、実際その通りでした。今日の穂乃果は休み時間の度に、大勢の生徒達に囲まれていましたので…」
ことり「そうだね…今日は穂乃果ちゃん、ずっと大変だったと思うから。」
絵里「やっぱり、そうだったのね。実は私と希も、花陽や凜と同じだったのよ。」
凜「にゃ?絵里ちゃんたちも?」
絵里「ええ。休み時間に一度来てみた時もダメだったし、その後スマホで連絡を取ろうとしてもダメだったわ。」
絵里「だから、希と二人で話したの。とりあえず、放課後まで待ってみる事にしようって。」
希「放課後になれば部活に行く人も多いし、かなり生徒の数も減る筈やからね。」
真姫「そうね、賢明な判断だと思うわよ。凜と花陽も、初めからそうすれば良かったんじゃないの?」
凜「だってだってー。どうしても、待ちきれなかったんだにゃー!」
197
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/11(月) 17:46:04 ID:KqqDznsg
真姫「でも結局は、この放課後までお預けになってるじゃない。」
凜「むむむぅー…それを言われると、ツライところだにゃあー…」
真姫「ハア……花陽?貴女まで一緒に、何をやってたのよ。」
花陽「あ、あはは…私も、すごく気になってたから…」
真姫「…本当にやれやれね、もう。」
絵里「クス。それでね?本当ならにこも誘って、三人で一緒に来るつもりだったんだけど…」
希「そのにこっちは、今日は家の事情があったみたいで遅れて来たんやけどね。」
希「終業のチャイムが鳴ったと思いきや、もの凄い勢いで教室を出ていったんよ。」
198
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/11(月) 18:05:34 ID:KqqDznsg
絵里「あっという間の出来事だったから、私達二人が声を掛ける暇も無かったのよね。」
ことり「そうだったんだ…にこちゃん、どうしてそんなに慌ててたのかな…?」
真姫「さあね。にこちゃんって、意味の分からない事も結構する人だから。」クルクル
凜「そんなにこちゃんと仲良しな真姫ちゃんもー。」ヒョイ
凜「実はケッコー、イミワカンナイヒトだったりするのかにゃー?」
真姫「凜?ちょっと今から、二人だけでお話しましょうか?」ニッコリ
凜「て…ていちょーに、お断りしますにゃ…!」ブルブル
海未「と言う事は……私とことり、そしてにこ。この三人以外の『μ's』メンバーは…」
海未「今日は穂乃果に、まだ一度も会っていない…という話になりますね。」
199
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/11(月) 18:23:29 ID:KqqDznsg
絵里「ええ、そうゆう事になるわね。ところで、その穂乃果とにこは…」
ことり「えっと…二人なら、まだ一緒にいると思うけど。」
花陽「…?ことりちゃんに、海未ちゃんも…何だか疲れてるみたいだけど、大丈夫…?」
ことり「あ、あはは…まあ、何とか。」
海未(…朝から休み時間の度に、あの状況でしたからね。特にことりは、その疲労感も相当に大きい事でしょう。)
海未(時々現れる節度を守らない生徒を、共に二人で監視し続けたり…時には、さり気に阻止したり。)
海未(ことりだけで無く、体力には自信の有る私までも…正直なところ、かなり消耗させられましたから。)
希「まあ大体の想像はつくけど、二人ともムチャだけはしたらあかんよ?」
海未「そうですね…肝に銘じるとします。ことり…貴女も。」
ことり「…うん。」
200
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/11(月) 18:37:56 ID:KqqDznsg
絵里「それじゃあ、みんな。待ちに待った穂乃果に、そろそろ会いに行きましょうか?」
希「そうやね。どうやら先に来てるにこっちが、ありがたい事に場所を空けてくれてるみたいやし。」
真姫「…まあ、それでいいわ。無理矢理だったとしても、折角ここまで来たんだし。」
凜「そんなこと言ってー。ホントは穂乃果ちゃんのコト、ずっと気にしてたクセにー。」
真姫「ちょ、ちょっと凜!余計な事、言わないでよ!///」
凜「ん?凜、今なにか言ったかにゃ?」メソラシ
花陽「ふ、二人とも?それよりも穂乃果ちゃんに、早く会いに行こう?ねっ?」アセアセ
凜「うん!早く穂乃果ちゃんのトコに行くにゃー!」
真姫「もう…本当に、何なのよ。」ハア…
201
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/11(月) 19:01:22 ID:KqqDznsg
花陽「ふぅ…良かった。それにしても……」
花陽「何だか、私…ちょっとドキドキ、してきちゃったかも。」
海未「一応確認しましたが、まだ穂乃果は自分の席に居ました。先に来ているにこも一緒です。」
絵里「ええ、分かったわ。さあ、みんな行くわよ!」
希「さてさて。学校中で話題の、穂乃果ちゃんの姿…すっごく楽しみやね♪」
凜「やっとやっと、穂乃果ちゃんに会えるんだねっ!うーん、テンション上がるにゃーーっ!!」
真姫「ちょ、ちょっと凜!人の近くで、そんなに大声で騒がないでよっ!」モウ!
花陽「あはは…割と真姫ちゃんも、声が大きいかな〜って…思うけど。」
ことり「………」
202
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/11(月) 19:05:04 ID:KqqDznsg
今回は、ここで一旦終了です。次回もどうぞ宜しくお願い致します。
コメントしてくださった方、どうもありがとうございます。
少しでもご期待に応えられる様に、今後も頑張っていきたいです。
203
:
名無しさん@転載は禁止
:2019/11/11(月) 21:28:04 ID:/gGhJWVw
乙
うるさいようだけど凜じゃなくて凛な
204
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 09:12:46 ID:nOhD/ZuE
SCENE 13.【音ノ木坂学院・二年教室】
にこ「………」ジー
穂乃果(…こ、これって……いつまで続くのかな…?><;)
にこ「……ハア。」
にこ「騒がしいのが、集まって来ちゃったか…まあ、いいわ。」スッ
穂乃果「あれ…?あ、あの…にこ、ちゃん?」
にこ「……フン。」プイッ
穂乃果(え、えっと…にこちゃん、どうしたのかな…?)
穂乃果(今度は、急に私から離れたと思ったら…腕を組んで、そっぽ向いちゃったけど…)
凛「穂乃果ちゃーーんっ!」
絵里「穂乃果ー。」
205
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 09:19:38 ID:nOhD/ZuE
穂乃果「え…?」フワッ…
凛「っ!!」
絵里「っ!!」
花陽「っ!!」
真姫「っ!!」
希「っ!!」
穂乃果「あれ…?みんな揃って、どうしたの?」ファサ…
凛「………にゃ…にゃにゃ……にゃにゃにゃ…っ!?」パチクリ
絵里「………ハ……ハラショォーー…」プルプル…
206
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 09:37:19 ID:nOhD/ZuE
穂乃果「確か今日は、練習はお休みの日だって聞いてたけど…」サラサラ…
花陽「………こ、これは…とんでもない、デス……すごいデス…!すごすぎデスッ!」ブツブツ…
真姫「………そりゃ……騒ぎにも、なるわよね……」
希「………こうゆう素養も、あるとは思ってはいたけど…これ程までとは、驚きやね……」
穂乃果「…?あ、そうだ…えっと……みんなは、どうかな…?」
穂乃果「その…今の穂乃果の、格好…とか///」モジモジ
五人「「「「「何この可愛い生き物。」」」」」
絵里「…え、ええ。とっても素敵よ、穂乃果……伝えたい言葉を、失いかけてしまったくらいに。」
207
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 09:56:19 ID:nOhD/ZuE
希「髪型一つで、ここまで雰囲気変えてくるとは…本当に驚いたやん。」
希「流石は穂乃果ちゃんやね。よく似合っとるよ。」
穂乃果「二人とも…ほ、本当に…?///」パアア…
凛「穂乃果ちゃんてさ!カワイイとは思ってたけど、ホントはこーんなにも美人さんだったんだね!」
凛「凛ね?もうもう、ホントにビックリしたにゃっ!」
穂乃果「び…びびっ、美人だなんて…!///」カアア
花陽「穂乃果ちゃん……すごく、キレイだよ…?///」
花陽「本当に、すっごくキレイで……私、ずっと見惚れちゃいそう…///」
穂乃果「そ、そんな……は…恥ずかしいよ…///」テレテレ
208
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 10:11:58 ID:nOhD/ZuE
凛「ほらー、真姫ちゃんも!ちゃんと穂乃果ちゃんに、何か言ってあげないと!」グイッ
真姫「わ、分かったから…!押さないでよ、もう…!」
穂乃果「真姫ちゃん…どう、かな…?今の私って、おかしくない…?」
真姫「………よ。」
穂乃果「え…?あ…ゴ、ゴメンね。ちょっと、聞こえなかったから…」
真姫「『良いと思うわよ』って言ったのっ!!」
穂乃果「わわっ!?え、えっと……真姫ちゃん…それって、本当…?///」
真姫「もう、嘘なんて言う訳ないでしょ!よく…似合ってるわよっ///」プイッ
穂乃果「真姫ちゃん…」
穂乃果「それに…絵里ちゃん、希ちゃん…」
穂乃果「凛ちゃん…花陽ちゃん…」
209
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 10:39:49 ID:nOhD/ZuE
穂乃果「みんな……本当にありがとう…!///」ニコッ
五人「「「「「ーーーっっ!!!//////」」」」」
穂乃果「みんなに誉めて貰えて、私…すっごく嬉しい、えへへ…//////」ポワーン
絵里「……これは…危険ね……余りも、危険だわ……///」
花陽「はい…!///ただでさえ破壊力に定評があった、穂乃果ちゃんの太陽スマイル…!」
花陽「そこに!今までの穂乃果ちゃんでは滅多に見られなかった、乙女の恥じらい健気さ儚げさが特盛り追加されて!」
花陽「更には、特大アップ…いいえ!極大アップした美少女度までもが、凄まじい次元で加わった事でっ!」
花陽「最早、その威力…そして、その殺傷力は…既に量りしれませんっ !!///」ズガーン
210
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 10:57:42 ID:nOhD/ZuE
凛(…かよちん以外の女の子で、こんなにもドキッとしたのって…初めてかも知れないにゃ///)
真姫(これじゃあ、穂乃果に耐性の無いコ達では…アッサリと持ってかれてしまうわよね……///)
希(…そう言えばウチ、前にも危なかった時あったし…やっぱり穂乃果ちゃん恐るべしと、言ったところやね…///)
希「さて、後は……にこっち?」
にこ「……何よ。」
希「穂乃果ちゃんに何か伝えたい事があって、一人で此処に走ってまで来たんやろ?」
にこ「………」
希「それでも、さっきの様子だと…まだ穂乃果ちゃんには、何も言ってないみたいやね。」
にこ「…だとしたら、何か文句でもあるっての?」ジロッ
211
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 11:51:56 ID:nOhD/ZuE
希「そんなに噛み付いてこんでもええやん。ただ、どんな事情なのか教えて欲しいだけなんやし。」
希「本当なら、ウチもえりちもな?にこっちも誘って、三人で此処に来たかったんよ。」
希「それやからこそ、にこっちの事が気になってるんやから。」
にこ「………」
花陽「あの…ことりちゃん、海未ちゃん。ここに私達が来るまでの、にこちゃんの様子って…どんな感じだったのかな?」
ことり「あ、うん…放課後になったら、凄い勢いで教室に入って来て…何だか、怒ったみたいな顔もしてたんだけど…」
、
花陽「え、そうだったの…?」
海未「ええ。しかも激しく睨むかの如く、ずっと穂乃果の事を無言のままで見ていましたし。」
凛「ナニソレ、イミワカンナイ。」ツーン
212
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 13:02:33 ID:nOhD/ZuE
真姫「凛?いい加減にしないと…そろそろ怒るわよ?」ゴゴゴ…
凛「か、かか…軽いジョークだにゃ…!」ガクガク
花陽「まま、真姫ちゃん、落ち着いて…!?それに、凛ちゃんも…!ね、ね…!?」アセアセ
凛「そ、そうだよー!真姫ちゃん、もっと落ち着くにゃっ!」
真姫「ちょっと!どうして貴女がそれを言うのよ!?」
花陽「」ピャー
絵里「はーい。二人とも、ちょっと落ち着いて?」
凛「はーいにゃ。」
真姫「もう…仕方ないわね。」
花陽(…ああ、絵里ちゃん……ありがとう。)ジーン…
213
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 13:20:46 ID:nOhD/ZuE
希「なる程、そんな事があったんやね。それなら、にこっち?」
にこ「……今度は何よ?」
希「穂乃果ちゃんに、その理由を話してあげた方がええんとちゃう?」
にこ「………」
希「ずっと睨まれてた穂乃果ちゃんからすれば、それこそ摩訶不思議な気分だったろうし。」
希「な?穂乃果ちゃん。」
穂乃果「え…?」
穂乃果「あ、えっと…う、うん。」
希「そうゆう事や、にこっち。」
にこ「……ったく。」
214
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 14:04:40 ID:nOhD/ZuE
絵里「みんな、ちょっと待ってくれるかしら。」
にこ「……?」
希「えりち…どうしたん?」
絵里「ええ。まだ話の途中なのに、ごめんなさいね。」
絵里「ただ、話を続けるのであれば…その前に場所を変えましょう?」
絵里「放課後とは言っても、ここは二年生の教室。それに、まだ他の生徒達も居るわ。」
希「…えりちの言う通りやね。ちょっとウチ、急ぎ過ぎたかな。」
海未「ですが、絵里。これから部室に行くとしても…あの辺りは、まだ生徒の往来も多い時間ですし。」
ことり「うん…そうだよね。きっと部室に入る前に、また穂乃果ちゃんが…」
絵里「んー、確かにそうねえ。」
215
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 14:17:07 ID:nOhD/ZuE
絵里「あ、それなら…今日は外も暖かいから、みんなで屋上の方へ移動しましょう?」
凛「うん、凛はそれでいいよー!」
真姫「まあ、それでいいんじゃない?」クルクル
海未「はい、私も賛成です。校内の何処かよりは、生徒達が集まってくる可能性は低いでしょうから。」
花陽「そっか…屋上は、いつも私達が練習してる場所だから…みんなも、気を遣ってくれてるよね。」
凛「そうそう。だから放課後は、ほとんど人が来ないんだにゃ。」
真姫「なら、もう屋上で決まりね。早く行きましょうよ。」
希「そうやね。じゃあ、みんなで一緒に行こうか。」
希「にこっちも、それでええよね?」
にこ「……分かったわよ。」
216
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 14:24:56 ID:nOhD/ZuE
絵里「OK☆それじゃみんな、屋上に移動するわよ。」
海未「ええ、それでは行きましょう。」
穂乃果「………」
ことり「…穂乃果ちゃん。私達も、行こう?」
穂乃果「あ…う、うん。」
穂乃果(……にこちゃん。)チラッ
にこ「………」
穂乃果(さっきの事…出来れば、ちゃんと理由を知りたいけど…話してくれるかな。)
穂乃果(…とにかく。まずは、屋上に行ってからだよね。)
・
・
・
217
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/12(火) 14:37:57 ID:nOhD/ZuE
今回は、ここまでとなります。
前回コメントを下さった方へ。ご指摘を頂きまして、本当にありがとうございました。
そして、ここまでお付き合い頂いている皆様。初歩的なミスをしてしまっていた事、大変申し訳ありませんでした。
自分の未熟さが早くもハッキリと出てしまって、ショックと同時に非常に悔しい気持ちですが…
この早い段階で気付かせて頂けた事を深く感謝しつつ、それを少しでも前向きに考えられる様に頑張りたいと思っています。
それでは至らぬ所も多いと思われますが、今後とも何卒宜しくお願い致します。
218
:
名無しさん@転載は禁止
:2019/11/13(水) 02:10:56 ID:v3l5jZuQ
それ指摘したの自分じゃないけど漢字のミス位で大袈裟さに落ち込まなくても…
それよりも読んでて面白いss書いてくれてるというだけで感謝してます。
219
:
名無しさん@転載は禁止
:2019/11/13(水) 07:41:44 ID:/0g/9skM
俺も気付いたら雪穂が雪歩になってたことがある
分かってたんだよ分かってたんだけど書くのに夢中でよお
220
:
名無しさん@転載は禁止
:2019/11/13(水) 11:32:49 ID:.S8mOS9Y
俺も新人の頃は海未ちゃんが海見って誤変換のまま書き込んだぜ
221
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 09:18:43 ID:UfB4.7fs
コメントを下さった方々、本当に感謝しています。どうもありがとうございました。
自分では絶対に気を付けようと思っていた上でのミスでしたので、正直かなり落ち込んでしまっていました。
その後で大事な交流先で規制巻き込まれに遭ったり、リアルで痛い出費が重なる等の追い討ちもあって更に凹んでいました。
ですから、励ましの言葉や先輩の方々のご理解の言葉を頂けた事、ものすごく嬉しかったです。
今回の事を貴重な経験の一つと思える様に、またこれから頑張っていければと思っています。
まだまだ至らない自分と文章ではありますが、今後ともどうか宜しくお願い致します。
222
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 09:43:39 ID:UfB4.7fs
SCENE 14.【音ノ木坂学院・屋上】
花陽「やっと着いたけど…思ってたよりも、時間が掛かっちゃったね。」
真姫「穂乃果に気付いた生徒達が、ずっと付いて来たから…歩きにくいのよね、もう。」
凛「それにギリギリまで、みんなくっついて来てたにゃ。」
海未「『これから部活動での、とても大事な話をしますから。』」
海未「そう伝えながら、何度も説得して…やっと寸前で、引き下がってくれましたからね。」
真姫「でも、あれでもまだ良かった方なんじゃない?」
真姫「もし部室の方に行ってたら、更に生徒が増えてたのは間違い無いでしょうし。」
花陽「うん…そうだね。きっと、もっと時間が掛かって大変だったかも。」
凛「あの人数だけでも、かなり大変だったもんね。ホント、やれやれだったにゃー。」
223
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 09:52:52 ID:UfB4.7fs
希「でも此処なら、とりあえずは大丈夫そうやし。教室の時よりは、落ち着いて話も出来るんやないかな。」
絵里「ええ。この場所を選んだのは、どうやら正解だったみたいね。」
希「うん、ウチもそう思うよ。流石はえりちやね。」
絵里「フフ。おだてても、何も出ないわよ?」
ことり「………」
穂乃果「…ねえ、ことりちゃん。」
ことり「え…?」
穂乃果「何だか、疲れた顔してるけど…大丈夫?」
ことり「あ…うん、ごめんね…?ちょっと、考え事をしてただけなの。」
穂乃果「考え事…?」
224
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 10:09:24 ID:UfB4.7fs
ことり「う、うん。でもね?全然大した事じゃないから、気にしないでね…?」
穂乃果「…うん。それなら、いいけど。」
ことり「心配してくれてありがとう、穂乃果ちゃん。でもことり、本当に大丈夫だから☆」
穂乃果「そっか…うん、分かったよ。だけど無理はしないでね、ことりちゃん。」
ことり「えへへ…ありがとう。でも、穂乃果ちゃんこそ…無理、しないでね…?」
穂乃果「え?私…?」
ことり「…だって…今日この学校で、誰よりも大変だったのは…穂乃果ちゃんなんだから。」
ことり「それに…ここに来る間だって、あんなにも……」
穂乃果「あはは…ありがとう。でも、私も大丈夫だよ?」
穂乃果「これでも元気だけなら、誰にも負けない自信があるからね!」ドヤッ
ことり「…元気だけ、なんかじゃない……そんな訳…ないよ。」ボソ…
225
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 10:38:19 ID:UfB4.7fs
穂乃果「ん…?ごめんね、ことりちゃん。今、何か私に言ってたかな…?」
ことり「あ…ううん、何でもないの。私の方こそ、ごめんね?紛らわしくしちゃって…」
穂乃果「え?う、うん…それは、別にいいんだけど。」
穂乃果(…ことりちゃん、やっぱり元気なさそうだけど…今日は、かなり疲れてるのかな…?)
ことり(……穂乃果ちゃん…また、嘘ついちゃって……ごめんね……)
絵里「さてと…うん、みんな揃ってるわね。それじゃあ全員、こっちへ集まってくれるかしら?」
ことり「あ…向こうに集まるみたい。私達も、もう行かないと…」
穂乃果「…そうだね。行こう、ことりちゃん。」
ことり「…うん。」
226
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 10:53:16 ID:UfB4.7fs
絵里「OK、これで全員集合ね。それじゃ、にこ?」
にこ「………」
絵里「さっきまでの話の続きを、聞かせて貰ってもいいかしら?」
にこ「…その為に、わざわざここまで連れて来たんでしょ?あんた達は。」
にこ「それとも、何?こうまでしてでも、私を寄って集って責めたりしたいとか?」
絵里「もう……ねえ、にこ。貴女、本当は分かって言ってるんでしょう?」
絵里「別に貴女の事を、私達が責めるつもりは無いって事くらい。」
にこ「さあて。それはどうかしらねー?」
絵里「…ハア。でもね、にこ。海未やことりの話を、私達が聞いた限りでは…」
絵里「貴女の穂乃果に対する行動と態度には、不可解な点が目立っていたのも事実だと思うわ。」
227
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 11:02:00 ID:UfB4.7fs
にこ「ふぅん。そうだったかしら?」
絵里「でも、だからこそなの。貴女がそうしていた理由を、その真意を…ちゃんと知りたいのよ。」
絵里「穂乃果も希も、そしてみんなも。勿論、それは私も一緒よ?」
にこ「…フン。」
穂乃果「にこちゃん…」
希「にこっち。」
にこ「…別に、話したっていいわよ。元から隠してるワケでもなかったんだし。」
にこ「単にあんた達が、勝手に大げさな話にしただけでしょ?」
真姫「ちょっと、にこちゃん…!ずっと黙っておいて、その言い方は酷いんじゃないっ?」
にこ「フン。」
228
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 11:10:41 ID:UfB4.7fs
希「まあまあ、真姫ちゃん。にこっちも、話してもいいって言ってくれてる事なんやし。」
真姫「でも…!何も、あんな言い方しなくたって…」
希「気持ちは分かるけど、まずはにこっちの話を聞いてみよ?」
真姫「………」
希「な?」
真姫「……分かったわよ、もう。」
絵里「…じゃあ、にこ。お願い出来るかしら?」
にこ「はいはい、分かってるわよ。」
海未「…にこ。一応ですが、先に確認だけさせて貰っておきます。今、私達が最も知りたいのは…」
海未「貴女は何故、ずっと穂乃果の事を睨みつける様に見続けていたか…という点です。」
229
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 11:19:08 ID:UfB4.7fs
花陽「うん…私もそれを聞いてから、ずっと気になってい…」
にこ「もしも。」
花陽「…え?」
にこ「もしもコイツが。軽い気持ちで、フザケたイメチェンをやってたんなら。」ジロ…
穂乃果「あ、あの……えっと…」
にこ「もしも、コイツが!」ビシッ!
穂乃果「…っ!」ビクッ
にこ「全っ然、似合ってもいない…!ただ、みっともないだけの格好をしてたんなら…!」
絵里「にこ…?貴女…」
希「にこっち…?」
230
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 11:33:05 ID:UfB4.7fs
にこ「…コイツの横っ面を、思いっ切り引っ叩いてでもね。」
にこ「そんなイメチェン、私が絶対にやめさせてやるって…そう思ってたのよ。」
真姫「何それっ、意味分かんないっ!」
凛(…やっぱり本家は、ヒト味違うにゃ。)
凛(って、今はそれどころじゃなかったんだよ!)
凛「叩いてでもやめさせるなんて、そんなの絶対おかしいよ!なんでそこまでしないといけないの!?」
にこ「うるさいわね!そうするのが当たり前でしょう!?」
にこ「大体あんた達はね…?何も分かってなさ過ぎるのよっ!」
穂乃果「に、にこちゃん…!?」
絵里「落ち着いて、にこ…!一体、どうしたの…!?」
231
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 11:45:41 ID:UfB4.7fs
にこ「うるさいっ!あんた達は全然分かってないわっ!何も!本当に何もっ!」
花陽「に、にこちゃんっ!」ダッ
にこ「花陽…!何よあんたっ、邪魔する気…!?」キッ!
花陽「お願いだから、落ち着いてっ!?」ギュッ
にこ「…っ!!」
花陽「お願い、にこちゃん…!お願い……お願いだから…!!」ジワ…
にこ「……っ…」
海未「…花陽の言う通りです。どうか落ち着いて下さい…にこ。」
にこ「………」
花陽「……にこ、ちゃん…」グス…
232
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 11:55:51 ID:UfB4.7fs
にこ「……もう、怒鳴ったりしないから…いつまでも、メソメソしてんじゃないわよ。」パッ
花陽「…うん。えへへ……良かった。」ニコッ
にこ「……ったく、もう……」
海未「…にこ。先程の貴女が言っていた言葉が、どうゆう意味であったのかも含めた上で…」
海未「今の貴女が考えている事、その全てを…私達にも、教えて貰えないでしょうか?」
真姫「そうね…もう全部話してみても、いいんじゃない?」
花陽「うん…私も、知りたい。」
凛「凛はね。凛たちが何もわかってないって言ってたのが、すっごく気になってるよ?」
にこ「………」
穂乃果「…にこちゃん。私も…聞かせて欲しい。」
にこ「………」
233
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 12:04:18 ID:UfB4.7fs
穂乃果「ねえ、にこちゃん……話して、くれるかな?」
にこ「………ハア。」
穂乃果「…?あの、にこちゃん…?」
にこ「……穂乃果。」
穂乃果「え…?な、何かな…?」
にこ「しっかり聞いてなさい。特に、あんたは。」
穂乃果「あ…う、うん。」
にこ「当然、あんた達もよ?ここにいる全員、ちゃんと聞いてなさい。」
絵里「ええ、勿論よ。」
希「だってウチらは、それを待ってたんやからね。」
234
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 12:13:50 ID:UfB4.7fs
真姫「ようやく話す気になったみたいね。本当に世話が焼けるんだから。」ヤレヤレ
にこ「あらぁ?あんたには言われたくないわねえ、真姫ぃ?」
真姫「ちょっと…それって、どうゆう意味よ?」
花陽「ま、真姫ちゃん…?にこちゃんも、全部話してくれるみたいだし…だから、ね…?」
真姫「…もう。分かってるわよ、花陽。」
凛「ほらー、にこちゃん!早く凛たちに話してにゃー!」
にこ「…アイツに言われると、何だか妙にムカつくわね。」
絵里「ま、まあまあ。それじゃ、にこ…お願いね?」
にこ「………ふう。」
235
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/14(木) 12:24:55 ID:UfB4.7fs
今回はここまでとなります。また次回も宜しくお願い致します。
そして前回コメントを下さった皆様へ、改めてお礼を言わせて頂きます。
励ましやご理解の言葉、本当に嬉しかったです。どうもありがとうございました。
236
:
名無しさん@転載は禁止
:2019/11/14(木) 22:01:55 ID:wZqkG/pk
前作からずっと見てるけどお話投稿する度必ずお礼することといい今回の件といいかなり真面目な人柄が伝わるし好感が持てる
キャラクターの名前を間違えてしまって必要以上に落ち込むのもそれだけ愛情が深いがゆえのことなんじゃないかなとも思う
でもやっぱ物書きはストーリーの面白さをメインに勝負すべきであって枝葉末節のことを引きずるのは良くないよ
例えるならかなり売れてたり人気だったりするアニメでも作画ミスした作品なんていくらでもあるが再放送やDVD・BDで修正されたら誰も気にしてないのと同じ
おおよその作画が綺麗でストーリーも面白いアニメに多少のミスがあったところで作品の魅力が消える訳でもなんでもない
実生活も大変な中編集者もおらず一定のクオリティを保った文を書くのってなかなか出来ることじゃない、少なくとも俺には無理w
そんな中一つのミスを引きずってたら凛ちゃんも悲しむよ?
長々と失礼、また次回の更新も待ってます
237
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/16(土) 10:28:49 ID:ayaiOhQQ
にこ「さて……あんた達、よく聞きなさい。」
にこ「『アイドル』にとっての『イメチェン』ってモノはね。」
にこ「そんじょそこらの連中が遊び感覚でやるのとは、全くの別次元のモノなのよ。その意味も重さも。」
にこ「そう…『アイドル』が『イメチェン』を行なうという事。」
にこ「それは、自分を今よりも更なる高みへという…そんな目標や願望を込めた、一種の『儀式』と呼べる行為でもあり。」
にこ「そして。自分だけでなく他人に対しても、何かしらの大きな影響を及ぼす…一種の『改革』とも言える大胆な行動。」
花陽「『儀式』でもあり…『改革』でもある……ふむフム…!」メモメモ
にこ「ちなみに影響の規模については、当然の如く対象の人気や知名度に比例しているわ。そのまま純粋に、横並び状態でね。」
にこ「つまり、有名であればある程に。そして、人気が高ければ高い程に。」
にこ「そこから生まれ出てくる影響力は、更に大きく強いモノとなってゆくって事よ。」
238
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/16(土) 10:44:04 ID:ayaiOhQQ
海未「…では、にこ。その影響力とは…具体的には、どのようなものなのでしょうか?」
にこ「そうね。それを説明するなら『イメチェン』が『成功した場合』と『失敗した場合』に分けると、理解しやすいでしょうね。」
希「確かに、それなら分かり易くはなるやろうね。」
にこ「そうゆう事。シンプル故に、とっても分かりやすいってワケ。」
にこ「もし『成功した場合』なら。それは『アイドル』として、大きな『イメージアップ』を期待出来るようになる。」
にこ「逆に『失敗した場合』なら。それは『アイドル』として、大きな『イメージダウン』を生み出してしまう事になるわ。」
にこ「ただ、その結果がどちらであったとしても。対象への人気や評価、信頼や印象等に対してね。」
にこ「確実に多大な影響を与えてくるという意味では、二つとも全く同じよ。勿論、その内容は完全に間逆だけど。」
花陽「『イメージアップ』と『イメージダウン』は…共通点がありながらも、やはり相反するもの……なる程ナルホド…!」メモメモ
239
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/16(土) 11:10:48 ID:ayaiOhQQ
にこ「ま、要するに。巨大なリスクとリターンが、常に背中合わせとなっている…いわゆる『諸刃の剣』と言える手段なのよ。」
絵里「『諸刃の剣』…つまり、表裏一体って事ね。」
にこ「さてさて。今の話の中からポイントとなる単語を、幾つか簡単に組み合わせてみるとー。」
にこ「その一つとして、こーんな分かりやすい形のヤツも出来上がるわよ?」
にこ「『人気』の『アイドル』が『イメチェン』に『失敗した』『影響力』によって。」
にこ「『大きな』『イメージダウン』が『生まれ出てくる』ってね。」
海未「なる程…にこの話していた事は、その全てが繋がっているのですね。」
にこ「ええ、そうよ。これらは全部が深く繋がってるわ。実に単純で分かりやすいでしょ?」
にこ「んで。今のが本当にそうなった場合には、対象は人気や評判等に甚大なダメージを受けるってワケ。」
にこ「それが『アイドル』として、どれ程に致命的な事態となるのか。それくらい、今のあんたたちなら…想像出来るでしょ?」
花陽「ふむフム…なる程ナルホド……流石にこちゃん、とても参考になりマス…!」メモメモ
240
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/11/16(土) 11:34:57 ID:ayaiOhQQ
花陽「この私こと、小泉花陽…アイドルに関しての知識量や情報網、それに先見の目については…」ブツブツ&メモメモ
花陽「例え、にこちゃんが相手であろうとも…決して、引けを取るつもりはありまセンが…」ブツブツ&メモメモ
花陽「こうゆう視点においての…にこちゃんの、アイドルへの観察眼や見解は……実に…実に素晴らしいデス…!」ブツブツ&メモメモ
にこ「そして、何よりも…」クルッ
穂乃果「……?」
にこ「コイツは…この穂乃果はね。」ジッ
穂乃果「あ、あの……えっと…?」
にこ「あの絶対王者と言われていた『A-RISE』を破った事で…今や、第二回ラブライブでの大本命とまで言われている『μ's』。」
にこ「その『μ's』の設立者で、リーダーで、メインセンターで……私達の『顔』よ。」
穂乃果「…っ!」
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