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穂乃果「イメチェンしたら、大騒ぎになっちゃったっ!?」

1 ◆bK3.D2B8eM :2019/10/20(日) 10:11:22 ID:5N.c3b1Q
・話のメイン=穂乃果&ことり&あんじゅ
・基本アニメ準拠+一部SIDネタ
・ご都合主義&超絶ベタ王道展開
・超スローペース進展ストーリー
・オリジナル設定有り(やや多め)
・誇張表現&長回し台詞有り(多め)
・穂乃果ハーレム要素有り(強め)
・長編(前作より大幅に長くなる予定)

※公式アンソロ作品「穂乃果イズム」をきっかけに思い浮かんだ妄想ストーリーです
※数多くの先駆者様SS作品の影響を受けており、もしネタ被りの際には何卒ご容赦願います
※SS投稿二作目となります(↓粗い出来ですがこちらが一作目です)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1552425466/l50

534 ◆bK3.D2B8eM :2020/05/21(木) 10:26:27 ID:jfOC6d2Q
あんじゅ「『私達』の曲と映像が流れていた外の街頭モニターを、見上げる様に佇んでいたの…穂乃果さんが。」

あんじゅ「その少し儚気な姿が、私には何だか気になったのよ。それにあのコって、実は元より私の興味の対象でもあったから。」

あんじゅ「それで『きっとこれも何かの縁』と思って、とりあえず私から声を掛けてみる事にしたわ。」


あんじゅ「それから二人で、少しの間お喋りをしていたの。ただそうしている内に、段々と楽しくなってきちゃってね。」

あんじゅ「だってあのコったら、とっても面白くて可愛らしいんですもの。普通に話してるだけでも、全然退屈なんてしなかったわ。」


あんじゅ「だから二人で話せば話す程に、このコと『もっと一緒にいたい』って。そう思う様になっていったの。」

あんじゅ「そして私の方から、その場で思い付いたドライブデートに穂乃果さんを誘ったのよ。ちょっと強引に、だったけれどね。」


ツバサ「…昨日の『偶然』の出会いこそが、貴女と高坂さんにとっての『始まり』だった…成る程ね。」


あんじゅ「ええ。あの時の私が、あのコに気付いて声を掛けた事…本当に良かったって、今でも思っているわ。」


ツバサ「…人の『縁』って、不思議なものね。『何時』『何処で』『誰が』『誰と』『何故』『何の為に』…繋がるのか。」

ツバサ「実際に繋がってみて、それが初めて分かるのかも知れない…そんな不確かな要素が、余りにも強いものなのだから。」

535 ◆bK3.D2B8eM :2020/05/21(木) 11:21:09 ID:jfOC6d2Q
あんじゅ「ふむふむ。そう考えてみると、昨夜の私と穂乃果さんとの出会いってー…」


あんじゅ「所謂『運命の出会い』なんじゃないかしら☆」ウフフッ


ツバサ「…貴女がそれを言うと、凄まじいまでの違和感だけが伝わって来てしまうわね。」

あんじゅ「もぉー。本当にツバサったら、私には平気で酷い事言うんだからぁー。」ムゥー


ツバサ「素直に感じたままを言っただけよ。別に他意は全く無いの。」

あんじゅ「むー…ツバサの言い方って、どうも納得が行かないのよねえ。」プクー


ツバサ「気を悪くしたのなら謝るわ。だから…続きをお願い出来るかしら。」


あんじゅ「もう…やり辛いわねえ。急にそうやって素直になるんですもの。」ヤレヤレ


あんじゅ「…それからドライブに行って、二人で色々と話をしていたわ。」

あんじゅ「でも…すぐに分かったのよ。あのコが、ある悩みを抱えていた事に。」


ツバサ「…高坂さんは、何かに悩んでいたの…?」

536 名無しさん@転載は禁止 :2020/07/21(火) 23:05:45 ID:TRv8Al0o
支援

537 ◆bK3.D2B8eM :2020/07/27(月) 07:53:46 ID:ZuvzNXyE
ご無沙汰しております。そして支援コメントをくださった方、遅くなってしまいましたが本当にありがとうございます。
今現在リアルでの時間や状況の見直しをしており、近日中にまた投稿を再開させて頂ける様にしたいと考えています。
宜しければ無事に再開出来た折には、また改めてお付き合い頂けるなら大変嬉しく思います。
こうして時間が空いてしまっていても支援をして頂けていた事、凄く感謝しております。本当にありがとうございました。

538 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 10:31:17 ID:aVLH8z2I
あんじゅ「ええ。元々私が声を掛けた時にも、何だか元気が無さそうな感じではあったの。」

あんじゅ「最もあのコが悩んでると確信してからは、その原因自体が判明するのも早かったけれどね。」


ツバサ「…それで、その悩みの原因って…一体何だったの?」


あんじゅ「そうね…あのコは……穂乃果さんは。」


あんじゅ「自分自身の『女の子』としての魅力に、かなり自信を失いかけていたわ。」


ツバサ「……!」


あんじゅ「ねえ、ツバサ。貴女になら、その理由が…何となく分かるんじゃない?」

ツバサ「……何故、そんな事を聞くのかしら?」


あんじゅ「その問いへの答えは、貴女自身がよく知ってる筈よね…ツバサ。」

ツバサ「………」

539 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 11:00:54 ID:aVLH8z2I
あんじゅ「だって、あのコと直接出会う前から。ずっとずっと、その前から。」

あんじゅ「初めてパソコンのモニター越しで出会った、その時から。あのコに惹かれ続けていた…貴女ですもの。」


ツバサ「………」


あんじゅ「あのね、ツバサ。『今日のあのコ』に関しての貴女の態度は、余りにも普段と変わらず『冷静』そのものだったわ。」

あんじゅ「私と会った時には、既にその『情報』を得た後だったとはいえ。貴女の表情には、全く『揺れ』が無かったのよ。」


あんじゅ「別に、さっきのお返しって訳じゃないけれどね。これって何だかおかしいって、普通なら誰もが思うんじゃないかしら?」

あんじゅ「あのコと関わりの少なかった筈のコ達までも含めて、向こうでは学校中で大騒ぎってくらいの事態になっているのに。」

あんじゅ「それでも、ずっとあのコを見てきた貴女の顔には…驚きも喜びも、それ以外の感情も。何一つ、其処に生まれていなかったもの。」


あんじゅ「そして、その理由はただ一つよね?ツバサにとって今のあのコの姿は、特別な何かを『今更』感じるものでは無かったからよ。」

ツバサ「………」


あんじゅ「でもそれって、貴女からすれば『当然』の事なのでしょうね。」

540 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 11:29:03 ID:aVLH8z2I
あんじゅ「人は『自分が既に知り得ている事実』に対して、新たに何らかの感情を抱く必要は無いのだから。」


あんじゅ「つまりツバサが関心を持っていたのは、既に『自分には分かっていた』あのコの『変化した姿』ではなく。」

あんじゅ「あのコが『何故』あの姿に変化する事になったのか、という疑問への『答え』についてのみだった。」


あんじゅ「そして、その求めていた『答え』の先に待っていたのが…」

あんじゅ「昨日の夜からの、私と穂乃果さんとの間での出来事だった……とまあ、こんな感じかしらね。」


ツバサ「………」


あんじゅ「…貴女が初めて穂乃果さんと出会った、あの夕暮れの時。勿論、よく覚えているでしょう?」

あんじゅ「あの日のあの時、貴女は一目であのコに気付いたわ。学校外の付近には、沢山の人達が集まっていたにも関わらず。」

あんじゅ「何故そんな状況の中から、貴女はあのコを見つけ出せたのかしら?それも離れた学校の中から、いとも簡単に。」


ツバサ「………」


あんじゅ「確かにあのコには『音ノ木坂の制服を着ている』という、一つの『記号』的なものはあったわね。」

541 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 11:53:15 ID:aVLH8z2I
あんじゅ「だけど貴女にとって、それは特に意味を持たないものだった。そんな『記号』なんて、元より貴女は見てなかったもの。」

あんじゅ「だってあの時のツバサは、もっと別のものを見ていたから。もっと別の『何か』だけを、最初からずっと見ていたのだから。」


ツバサ「……!」


あんじゅ「まだ表面的には、ほとんど出てきていなくても。それ故に、他の人達が全く気付けていなくても。」

あんじゅ「あのコから微かに見え隠れしていたその『何か』を、映像での出会いの時から感じ取っていた貴女だからこそ。」

あんじゅ「『それ』の持ち主である穂乃果さんを、貴女はすぐに見付ける事が出来た……そうでしょう?」


ツバサ「………」


あんじゅ「そうね…ツバサ。貴女だからこそ、すぐに『気付いた』のでしょうね…きっと。」

あんじゅ「穂乃果さんの周りにいる、沢山の人達も。そして穂乃果さん自身でさえも、自分で気付いていなかった…」


あんじゅ「その『輝き』に。」


ツバサ「…っ!」

542 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 12:10:20 ID:aVLH8z2I
ツバサ(………)

ツバサ(……『輝き』…か。)

ツバサ(…悪くない比喩ね……確かに…)


ツバサ(……でも。)


あんじゅ「だから、ツバサは――」


ツバサ「待って。」


あんじゅ「……分かったわ。」


ツバサ「…本当に感服するわね。貴女の察しの良さと…その鋭さには。」

あんじゅ「あら。それは褒め言葉として、素直に受け取っても良いのかしら?」


ツバサ「そう思ってくれて構わないわ。よく見てるのね…人も周りも。そして、私の事も。」

あんじゅ「フフ…だって、これでも貴女の『相棒』なんですもの☆」

543 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 13:05:29 ID:aVLH8z2I
ツバサ(『相棒(パートナー)』…こんなにも自分の事を、いつも側で見てくれている人って…とても貴重な存在なのでしょうね。)


ツバサ「……ただ…あんじゅ。貴女に、後一つだけ…お願いがあるの。」


あんじゅ「…ええ。聞かせてくれる?」


ツバサ「……私と高坂さんとの話は…今は、まだ……これ以上は…しないで欲しいの。」


あんじゅ「………」

ツバサ「………」


あんじゅ「……そうね。私ったら、少し立ち入り過ぎたかも知れないわ。」


ツバサ「いいえ…これは、私の我儘だから。」


あんじゅ「ふぅ……とにかく。気を付けるわね、ツバサ。」

ツバサ「ありがとう…感謝するわ。」

544 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 13:27:58 ID:aVLH8z2I
ツバサ「それでね…あんじゅ。今は……」

あんじゅ「さっきの話の続きが聞きたい、でしょう?」


ツバサ「ええ…聞かせて欲しいわ。」


あんじゅ「んもうー。貴女にずっとそんな顔されてたら、私の方まで調子狂っちゃうじゃない。」ムー

あんじゅ「普段は何事にも優秀で、このUTX学院が誇るエリートなのに。こういう時だけは不器用なのよね、ツバサって。」


ツバサ「…どうなのかしらね。」


あんじゅ「…でもね、ツバサ。さっきも少し、同じ様な事を言ったけれど。」

あんじゅ「貴女のそんな一面だって、私的にはー…結構気に入ってるのよ?」パチッ☆


ツバサ「…フフ。そう言って貰えると、私としては有り難いわね。」

あんじゅ「あら☆ちょっとは調子、出て来たのかしら?」フフッ

545 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 15:39:30 ID:aVLH8z2I
あんじゅ「さて…それじゃあ、さっきの話に戻るわね?」

ツバサ「そうね…お願いするわ。」


あんじゅ「…私ね。あのコにはもっと、自分に自信を持てる様になって欲しいって…そう思ったの。」


あんじゅ「『一人の女の子』としての魅力だって、本当は沢山持ってるって事に…」

あんじゅ「こんなにも貴女は、凄く綺麗で素敵な女の子だって…絶対に気付かせてあげたかった。」


あんじゅ「最も…私はツバサの様に、最初から『気付いていた』訳じゃなかったわ。」

あんじゅ「それにあのコと二人で過ごした時間だって、たった半日程度の僅かなものだった。」


あんじゅ「でも…それでもね。私、ハッキリと分かったの。あのコ…穂乃果さんは……」

あんじゅ「他の誰よりもキラキラした、本当に素晴らしい女の子の魅力を…そんな美しい『輝き』を。」


あんじゅ「『彼女』は……絶対に持っているんだって。」


ツバサ「……あんじゅ…」

546 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 16:08:04 ID:aVLH8z2I
あんじゅ「今日…あのコが学校中で大騒ぎになる程の評判だったと知って、とても嬉しく思っているわ。」

あんじゅ「恐らくはあのコも、その影響での戸惑いはありつつも。きっと少しは、元気や自信を得られたでしょうから。」


ツバサ(…そういう事、だったのね。)

ツバサ(それであんじゅは…高坂さんの為に……)


あんじゅ「でもね…まだなの。まだまだ、なのよ。 」

ツバサ「……?」


あんじゅ「だって…あのコの持っている本当の『魅力』は、学校の中で収まる程度のものじゃないわ。」

あんじゅ「そう。まだまだ、これからなのよ…あのコにとっての『真の始まり』は。」


あんじゅ「だから…だから、私は……」


ツバサ(…あんじゅ…?貴女、一体……)

547 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 16:20:55 ID:aVLH8z2I
あんじゅ「…ねえ、ツバサ。」


ツバサ「…ええ。何かしら?」


あんじゅ「明日、楽しみにしていてね☆」


ツバサ「明日…?それって、どういう――」


ガチャッ


ツバサ「あ……英玲奈…?」


英玲奈「………」 


あんじゅ「あら、英玲奈じゃない。今日も一日、ご苦労様〜♪」フリフリ


英玲奈「…やはりな。」ハア…


英玲奈「ツバサ。ミイラ取りのお前が、ミイラになってどうする?」

548 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 16:37:01 ID:aVLH8z2I
ツバサ「…本当にそうね。ごめんなさい、英玲奈。」


英玲奈「全く、お前らしくもない。それと…あんじゅ。」ギロッ


あんじゅ「あ、あら〜。もう、英玲奈ったら〜…」

あんじゅ「スクールアイドルをやってるキュートな女の子が、そんな怖ーい顔してたら〜…ダメよぉ?」タジタジ


英玲奈「今日のレッスンメニュー、お前には50%割増し券をプレゼントだ。」

あんじゅ「そ…それは、ちょっと〜…ご遠慮願いたいな〜、なんて…オ、オホホホ。」ソソクサ


英玲奈「そうか?何なら特別サービスで、更に20%割増し券を進呈してやっても良いのだが。」


あんじゅ「…っ!?あっ…あぁ〜…その〜……あ、あのねっ?えっ、ええっと〜…」アセアセ


あんじゅ「ほ、ほらっ?そろそろ、レッスンルームに移動しないとぉ〜…私、先に行ってるわねぇ〜?」ピュー


タッタッタ…!

549 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 16:50:08 ID:aVLH8z2I
英玲奈「…ハァ……あんじゅにも、困ったものだな。」


英玲奈「ああ見えても、普段は練習も真面目な方だし。時間にルーズだという訳でも無いのだが。」

英玲奈「根が気紛れなのか、時々あの様な感じになってしまう。」


ツバサ「そうね。だけど、今回に関しては…どうやら今までとは、話が大きく違いそうよ。」


英玲奈「…やはり『高坂穂乃果』なのか?」


ツバサ「ええ、それは間違い無いわ。私の目から見ても、あれはかなり…熱をあげているわね。」

英玲奈「…これまでのあんじゅを考えると、どうも信じ難い話ではあるのだがな。」


ツバサ「でも、それだけじゃないのよ。ついさっきも『明日を楽しみにしていて』…なんて言っていたわ。」

ツバサ「その言葉が『何に対しての事なのか』までは、あんじゅは口にしてはいなかったけれど…」

ツバサ「それでも『高坂さんに深く関係がある話』という事だけは、ほぼ確実だと考えて良いでしょうね。」


英玲奈「そうか……まさかお前だけでなく、あのあんじゅまでとはな。」

550 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 17:04:00 ID:aVLH8z2I
ツバサ「あら、英玲奈。その点については、私とあんじゅを一緒にしないでくれるかしら?」

ツバサ「私は節度をキチンと守った範囲内で、常にその場での状況等も把握しつつ。何よりも高坂さんに迷惑な事は決して…」ウンヌンカンヌン


英玲奈「ふぅ…分かった、分かった。」


英玲奈「時間が惜しい、私達も早く移動するぞ。」

ツバサ「そうね…急ぎましょう。」


英玲奈「ちなみにツバサ。お前にも30%割増し券を進呈だ。」

ツバサ「………」


ツバサ「主犯のあんじゅよりは、軽めのサービスにしておいたぞ。有り難く受け取れ。」


ツバサ「…せめて20%で、お願い出来ないかしら?」


英玲奈「その問いに対しての返答は必要か?どうしてもと言うのなら、別に答えてやっても良いが。」

英玲奈「最もその場合には、更なるプレゼントも一緒に進呈となるだろうがな。」

551 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 17:30:10 ID:aVLH8z2I
ツバサ「…愚問だったわね。」 


英玲奈「さあ、急ぐぞ。」

ツバサ「ええ…そうね。」


バタン


タッタッタ…!


英玲奈(…それにしてもだ。あの『μ's』の中心人物である、彼女…高坂穂乃果に。)

英玲奈(まさかツバサだけでなく、あんじゅまでもが入れ込んでしまう事になるとはな。)


英玲奈(二人のプライベートに関してまでは、私が口を挟む権利も…元よりそのつもりも無いのだが。)

英玲奈(今日の様なケースを何度も繰り返されるのは、流石に勘弁して貰いたいものだな。)


英玲奈(いざという時の為の対策案については、私の方で一応考えておく事にするが…)

英玲奈(まあ、それでもあの二人なら…流石にそこまで深刻な事態までは行かないだろう。)

552 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 17:43:00 ID:aVLH8z2I
英玲奈(とにかく、二人の高坂との件に関しては…そうだな。)

英玲奈(もう暫くの間は、様子見に留める事にしておくとしようか。)


英玲奈(そう言えば…明日あんじゅが何か動きそうだと、先程ツバサが言っていたが…)

英玲奈(それが本当だとした場合、あんじゅの奴が何をしでかすつもりなのか…少々気になるな。)


英玲奈(さて…どうしたものか。明日は私も、あんじゅの動きを見る事に念を置くべきだろうか…?)

英玲奈(ツバサがそう考えていたのであれば、高坂が関わってくる可能性が高いのは間違い無さそうだが…)


英玲奈(ただ、それならば。私達『A-RISE』への、今後の影響等も見極めておく為にも。)

英玲奈(あんじゅだけでなく、高坂穂乃果の方も。そして、この二人によって起こり得る『何か』を。)

英玲奈(やはり私としても、出来る限りは追っておきたいものだがな。)






553 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/09(日) 17:55:33 ID:aVLH8z2I
長い間ご無沙汰しておりました。今回、本当に久しぶりとなる投稿をさせて頂きました。

リアルでの忙しさに流されたまま、気が付けば前回の更新から二か月以上も経ってしまいましたが、
今回の再開をきっかけとして、また可能な限り定期的に投稿を続けていければと思っています。
そして支援コメをくださった方に、今一度この場でお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

それでは改めまして、今後ともどうか宜しくお願い致します。

554 名無しさん@転載は禁止 :2020/08/15(土) 01:14:49 ID:6pAhmhuw
支援

555 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/19(水) 07:19:38 ID:yhLAY2/E
支援コメントを下さった方、本当にありがとうございます。
近々時間が何とか取れそうですので、数日中にまた更新させて頂く予定です。
その際には宜しければ、引き続きお付き合い頂ければとても幸いです。

556 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/23(日) 10:17:19 ID:KSoqJWPo
SCENE 16.【通学路・帰宅ルート途中】


海未「……ふう…」


海未(少なくとも…己自身の体力面に関しては、人並み以上との自信を持っている私ですが…)

海未(そんな私であっても、流石に今日ばかりは…結構な規模での疲労感が、この全身を支配している様ですね。)

海未(しかし…それもその筈です。私の今の状態は、成るべくして成った結果…という事なのでしょうから。)


海未(今日の穂乃果による学校での出来事だけでも、心身共にかなりの消耗度であったのに加えて…)

海未(その穂乃果と二人での、先程までの帰宅の際にて…私は更なる労力を、大幅に費やす状況となりました。)


海未(私が穂乃果を家に送り届けるまでの間。ずっと途切れる事も無く、穂乃果に向けられていた…あの数多くの視線達。)

海未(老若男女を問わず、街を往くあらゆる人達が穂乃果を見ていました。その誰もが熱を帯びた様な感情を、それぞれの瞳に宿しながら。)

海未(その光景は、ある意味では異質とも思える程でしたが…何にせよ街を歩く穂乃果は、瞬く間も無く人々の注目の的でした。)


海未(それを目の当たりにした私は、改めて強く実感していました。にこや希の話は、決して誇張されたものでは無かった…という事を。)

557 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/23(日) 11:06:49 ID:KSoqJWPo
海未(そして…気が付けば私達の周辺は、隙あらば穂乃果に迫ろうとする『気配』で溢れていて…)

海未(特に危険を強く感じたのは…やはり私の予想していた通りに。見るからに近寄りがたい風貌をした類の…若い男性達でした。)

海未(明らかに邪な目で穂乃果を見ていた彼らが、あの時に一体どんな表情をしていたか……正直、思い出したくもありません。)


海未(しかしながら、実に困った事に。その自分の置かれていた状況を、当の本人は今一つ分かっていなかった様で…)

海未(無論、それ位の事は私の想定内でもあり。だからこそ穂乃果と下校すると共に、私の方で護衛役を務める事にしたのですが…)


海未「ハア……全く。学校の中だけでも、あれ程の騒ぎにまでなったというのに。」

海未「こういう事には、筋金入りの鈍さですからね…穂乃果という人は。」


海未(にこに『もっと自覚を持ちなさい』と言われて、穂乃果もその言葉の重さを受け止めてはいた様子でしたが…)

海未(ただ、だからと言って…まだ時間も経っていないその日の内から、急に理解出来る様になる…という訳でも無いのでしょうし。)


海未(とにかく…常に周囲への警戒を怠らず、同時に穂乃果の側からは決して離れずに。)

海未(少しでも穂乃果に近付く気配を見せた者には、私の出し得る最大級の『殺気』を即座に放って。)


海未(私が穂乃果を送り届けるまでの間、終始それらを繰り返し続けた結果として…少なくとも今日に関しては、特に大きな問題も無く。)

558 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/23(日) 13:56:06 ID:KSoqJWPo
海未(穂乃果が自分の家の側に到着するまで、何とか無事に護り抜く事が出来ましたが……)


海未(ふぅ……私としても、事前にある程度の予測はしていた状況だったとはいえ。)

海未(実際に自分の目の前で起きた『事の重さ』は、当然ながら予測等の比ではなく。)

海未(故に…もしも私が側に居なくて、穂乃果一人だけでの下校だったのならば……一体どうなっていたのでしょうか。)


海未「……そう考えてみただけでも…本当に恐ろしくなりますね。」


海未(そして…この件には重大な問題点が、まだ残っています。)


海未(私としては今後も可能な限り、先程の様に自身で穂乃果を護りたいと…そう思っているのですが。)

海未(しかしながら…やはり現実問題として。必ずどこかでその限界が生じてしまうのは、どうしても避ける事は出来なくなります。)


海未(勿論、私の事情がどうであろうとも。穂乃果一人だけでの下校等は、これからも絶対にあってはいけません。)

海未(それが余りにも危険過ぎる行為なのは、既に火を見るよりも明らかなのですから。)


海未(穂乃果の他人を疑わない素直さや純粋さは、確かに人としての美徳でもありますが…)

559 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/27(木) 03:08:26 ID:csr9wNI2
海未(悲しくも世の中には、そこに付け入る良からぬ輩が多いという事も…一つの真実でもあるのですから。)


海未(そして、何よりも。女性としての魅力が強烈なまでに解放された、今の穂乃果が一人で街を歩く等というのは。)

海未(正に『凶暴で飢えた狼の群れの中に、か弱い羊を放り込む』に等しい行為でもあり。)

海未(文字通り『飛んで火に入る夏の虫』となってしまう、極めて愚かな選択であると言わざるを得ません。)


海未(よって今の穂乃果が『一人で下校』等というのは、論外中の論外であって。)

海未(必ず、そして常に『誰かと一緒の下校』でなければいけないのです。)


海未(ただ…そうなりますと。何らかの事情によって、私が穂乃果と一緒に帰る事が出来ない場合に。)

海未(その私の代わりに穂乃果を、家まで安全に送り届ける護衛役となる存在。)

海未(今の穂乃果…そして、私にとっても。この非常に重要な役目を引き受けてくれる人が、早急に必要となるのですが……)


海未(正直この護衛役については、私でも一人ではかなり大変だと感じています。)

海未(ですからこの役目を、もしことりにお願いしたとしても。今の穂乃果を護るには、流石に一人だけでは難しいかも知れません。)

560 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/27(木) 06:03:31 ID:csr9wNI2
海未(従来通りならばことり一人でも、充分にこなせていた役であった筈でしたが…)

海未(今となっては、穂乃果への『危険』となり得る存在達。その規模自体が、これまでとは全く違うのです。)


海未(それに…今日の学校でのことりの様子も、少し気掛かりですし。)

海未(恐らく今のことりには、この護衛役を頼む事で…色々と無理をさせてしまうかも知れません。)

海未(ですから、その点を考慮してみても…少なくとも現状に於いては、やめておいた方が良さそうです。)


海未「……ふう。やはりこの件、私が考えていた以上に…決して簡単な問題ではない様ですね。」


海未(…今、必要となるのは。私が不在の際に帰宅する穂乃果に対して、何かしらの危険が迫りそうな時。)

海未(その迫り来るであろう数々の危険から、必ず穂乃果を守ってくれる存在となる人。)


海未(ですが、その為には…『あらゆる状況に応じて様々な対処が出来るだけの判断力や行動力』等が、大いに求められる事になります。)

海未(何故なら、この絶対的条件を満たしている人物でなければ。この『護衛』という役割を務める事は、決して出来ないでしょうから。)


海未(しかし…そう考えてはみたものの。この大事な役目に必要とされる条件に全て適う人が、私達の知人の中から見つかるでしょうか…?)

561 ◆bK3.D2B8eM :2020/08/27(木) 07:16:51 ID:csr9wNI2
海未(そうなのです…この護衛役には『私達の知人である』という点も、とても重要となります。)

海未(まず第一に、私達と同じ音ノ木坂の生徒であり。時間にある程度の都合がつく様に、出来れば部活には無所属であって。)

海未(そして『一緒に帰宅する』という行動を取る以上、『穂乃果のよく知る人物』である事。これこそが最も望ましいのです。)


海未(しかも、それだけではありません。更に後一つ、非常に重要となる条件…それは『一人では人数が足りない』という点です。)

海未(例えば私の様に、護身術等に人並みの心得でもない限り。女生徒一人だけでは、やはりこの役目は困難となる可能性が高くなります。)

海未(ですから、護衛役となるのは一人だけではなく…最低でも二人……いえ、三人は居て欲しいところです。)


海未(そして、その人達同士でもお互いに知り合い以上であって。それぞれ信頼関係が築かれている間柄でもあり。)

海未(その強い繋がりから、チームワークにも優れているのならば。この護衛役としても、実に理想的であると言えるのですが……)


海未「…最もそんな人達が都合良く、私達のすぐ側に居てくれるのかは…また別の話なのですよね。」ハア…


海未(さて……一体どうしたものでしょう。)

海未(まずは『μ's』のメンバーに、この件を相談をしてみるべき…なのでしょうか?)

562 名無しさん@転載は禁止 :2020/11/01(日) 21:56:01 ID:iXRDecwE
支援

563 名無しさん@転載は禁止 :2020/11/10(火) 00:43:12 ID:0d4XkzDo
〜人類の歴史は2032年で終わり〜

木村秋則
「長さが5キロメートル以上あるUFOの内部で宇宙人(人類と同じ姿をしてるが人類より綺麗で朗らかでギリシャ彫刻のような顔をしてる)から地球カレンダーを見せられた。
それにこれから地球で起こることが書かれていた。
それを見ていくと枚数が少なかったのでなんでここで終わるのと聞いたら『そこで人類の歴史は終わり』と言われた」

それは口外してはいけないことになっていたが去年酒に酔った木村秋則はその年をポロッと言ってしまった。
それが2031年か2032年。

木村秋則によると・・・
・宇宙人は物を小さくする爆弾を持ってる。
・小型のUFOの側面の壁の厚さはビニール袋より薄い。これを手で触ると透明になり外が見えた。これのサンプルを手で折ろうとしても折れず、足で踏んでもまったく変形しないほど硬かった。
・宇宙人は人類をすごく見下してる。
・宇宙人は240種類の元素を知ってる。人類は120〜130種類ほどしか知らない。
・宇宙人のUFOは人類が10億年かかる距離を一瞬で移動できる。
・宇宙人は空中を浮遊できる。
・宇宙人は手を使わずに家の窓や扉を開けることができる。
・宇宙人との会話はテレパシー。考えたことがすぐに宇宙人に伝わり答えが返ってくる(頭の後ろから聞こえてくる)。

木村秋則(世界で初めて無農薬・無施肥のリンゴの栽培に成功した日本の農家)

グレイやビッグフットは宇宙人が作った生体ロボット。

木村秋則「人類は何とかしないと駄目だよ。もう残された時間が無いのだから・・・」

↑キリストが亡くなった31年か32年から2000年間でダメだったら滅ぼすと決めてたみたい。

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〜松原照子の世見(予言)〜

「近いうちにUFOが来るよ」(2020年8月に世見)

「今から20年以内(2032年まで)に富士山の噴火も含めた大災害が起きる」(2012年2月に世見)

「近未来に小惑星が地球に衝突する日が必ず来る気がしています。もし小惑星が地球に衝突したら日本は消滅します」(2019年2月に世見)

「東海、東南海、九州よりの地震がくる」

「首都直下地震がくる」

「南極のオゾンホールは拡大を続けています。日本でも強い紫外線が原因となる病気がこれから深刻化する。
皮膚癌が増加。白内障は高齢者だけの病気ではないので若い世代も気をつけるべき。
免疫力が低下しヘルペスや感染症も増えていく。
これからの30年にもっとも気をつけるのは紫外線です」(2019年2月に世見)

「トランプ大統領は再選しない」(2019年2月に世見)

564 ◆bK3.D2B8eM :2020/11/11(水) 14:20:16 ID:OGxZmgP2
またしても大変ご無沙汰しておりました。
そして支援コメを下さった方、どうもありがとうございます。
なかなか自分の思う様に時間の方が取れず、更新期間が数か月単位で空いてしまっている現状でありながら、
それでも支援して頂けている事に凄く励まされました。本当に感謝しております。

565 ◆bK3.D2B8eM :2020/11/11(水) 14:42:45 ID:OGxZmgP2
海未(ですが、もしこの件を皆にお願いするにしても…希は神社でのお手伝い、真姫は病院での用事、にこは家の事等で。)

海未(普段の練習が終わった後には、それぞれの予定や事情で忙しい事も多いですから…それを考えると、色々と難しいかも知れません。)


海未(…ならば、仮に交代制を設けてみるとして。その日毎に都合のつく人達が、穂乃果と一緒に下校する…という形にするのであれば…)

海未(ただ…これも当面は毎日必要となる訳ですし。必ず誰かには、何かしらの負担を掛けてしまうのは…確実に避けられない事でしょう。)


海未(それでも、私が皆に事情を話したのであれば。全員が穂乃果の為に協力してくれる事は、まず間違いないとは思います。)

海未(しかし、だからと言って…まだ別の手段の可能性を残したまま、安直に皆の好意に甘えてしまっても良いものか…とも考えてしまいます。)


海未(そう…実は先程から今に至るまでの間に、私がずっと気になっている『別の手段』とは…それは『μ's』のメンバーよりも。)

海未(もっとこの役目に相応しい人達が、実はまだ他にいるのではと……そんな気がしてならないのです。)


海未(何故に今の私が、特に根拠も無くその様に思っているのか…正直その理由までは、自分自身でも分かってはいませんが。)

海未(にも関わらず、不思議とそう感じてしまっている。そんな私が、今の自分の中にいる事も…どうやら確かな様であって。)

海未(もしかしたら…これが所謂『勘』なのでしょうか。) 


海未「…フフ。本来ならそういった類のものは、私ではなく穂乃果の十八番なのでしょうけど。」

566 ◆bK3.D2B8eM :2020/11/11(水) 15:02:12 ID:OGxZmgP2
海未(さて…それにしても。本当に…どうするべきなのでしょう。)


海未(…いいえ。その答えなら、もう既に出ています。)


海未(ええ…そうですよね。今すぐにでも、探すしかありません。)

海未(例えそれが、とても難しい事であると分かっていても。これらの条件に適うであろう『誰か』を。)


海未(しかもです。その『誰か』を少なくとも二人以上は、今日中にでも見つけなくてはいけないなんて。)

海未(更に加えるなら、仮にその人達を見つけられたとしても。この件の承諾を得られなければ、それこそ全く意味が無いのです。)


海未「ふぅ……我ながら、無茶な話ですよね…本当に。」


海未(と、また今も……どうも今日の私は、無意識での溜息が多い様です…気を付けるとしましょう。)


海未(とにかく…もし穂乃果が、今の私の立場であるなら。これ位の事では、決して諦めたりはしないのでしょうね。)

海未(穂乃果のそういった姿勢には、これまでにも振り回される事が多かったのですが。)

海未(しかし、穂乃果は…それ以上に。本当にかけがえのない沢山のものを、私やことりに…いつも与え続けてくれました。)

567 ◆bK3.D2B8eM :2020/11/26(木) 12:05:58 ID:rXVFQMAw
海未(ですから、今は私も。穂乃果のその前向きな姿を、素直に見習ってみたいと…そう思っているのです。)


海未(クス…そうですね。今となっては、自分自身でも自覚している程に。)

海未(私も穂乃果からの影響を、こうして強く受けてしまっています。)


海未(さて……これより私が取るべき行動は、穂乃果の護衛役に適任となる人を早急に見つけ出す事。)

海未(ですが、その行動に移る前に。確認の意味合いも含めて、今一度重要となる点を考慮しておきましょう。)


海未(まず第一に。私が今から探す対象となるのは、これまでに挙げていた条件を全て満たしている人物であり。)

海未(そして次に。護衛の安全性をより高いものとする為にも、必要とする人数は最低でも二人…可能であるなら三人。)

海未(更に。もし無事に見つけられたとしても、その人達からの承諾を即時に頂かなくてはならない……)


海未(…やはり、改めて考えてみても。この一つ一つの全てが、相当な難問となるであろう事は…まず間違いないでしょうね。)

海未(しかし、だからこそ…そうであればある程に。私が先程から気になっていた、この役目に相応しいであろう『誰か』が。)

海未(本当にその様な人達が、穂乃果や私達の周りにいてくれたのなら…一体、どれ程に――)


???「おーい、海未ちゃーん!」

568 ◆bK3.D2B8eM :2020/11/26(木) 12:16:26 ID:rXVFQMAw
海未「えっ…?」クルッ


ヒデコ「おー、ホントに海未ちゃんだ!」

ミカ「ほらほら、やっぱりそうだったでしょ?」ドヤッ


ヒデコ「うむ、実に大儀であった。褒めて進ぜようー。」

ミカ「ハハ―、ありがたき幸せでございまするー。」


ヒデコ「ところで、ミカよ。この間の山吹色の菓子だが、中々の美味であったぞ?」ニヤリ

ミカ「それはそれは。ヒデコ様のお気に召して頂けたようで、何よりでございますなぁ。」ニヤリ


ヒデコ「うむうむ。はっはっはっはー。」

ミカ「ほっほっほっほー。」


海未「………」ポカーン


フミコ「はいはい。ほら二人とも、三文芝居はそこまでにね?海未ちゃんが置いてけぼりになってるから。」

569 ◆bK3.D2B8eM :2020/11/26(木) 12:56:58 ID:rXVFQMAw
ヒデコ「おおっと!これは大変失礼しましたー<(_ _)>」

ミカ「私もつい、ノリノリになっちゃってた。ゴメンなさーい><」


フミコ「やれやれ。それと、ゴメンね?急に呼び止めちゃって。」


海未「い、いえ…どちらも別に、謝って頂く程の事では…どうか気にしないで下さい。」


ヒデコ「うん、ありがとう。そう言って貰えてホッとしたよー。」

ミカ「あはは、私もー。ところで海未ちゃんも、これから帰るトコだったの?」


海未「え?あ…その。私の方は……」


ミカ「ん?そう言えば海未ちゃん、今日は穂乃果達と一緒じゃないんだね?」

海未「あ、いえ…穂乃果とは、先程まで一緒でしたが…恐らく穂乃果の方は、もう帰宅を終えている筈です。」


ヒデコ「ああ、なる程。じゃあ海未ちゃんは、穂乃果を家まで送って行ってあげてたのかな?」

海未「ええ…そういう事になります。私の個人的判断ではありましたが、その方が良いと思いましたので…」

570 ◆bK3.D2B8eM :2020/11/26(木) 13:15:00 ID:rXVFQMAw
ヒデコ「そっか、ご苦労様。まあ今日の穂乃果の騒動っぷりじゃあ、それも仕方ないんだろうけどね。」

ミカ「うんうん。すっごい人気だったからね、今日のイメチェンした穂乃果。きっと帰り道でも、目立ってて大変だったんでしょ?」


海未「…はい。私が事前に予想していた、それ以上の状況でした。」


フミコ「……ジー―……」


海未「…あ、あの……どうか、されましたか…?」


フミコ「ジーー……何だか、元気ないね?」


海未「え…?」ドキッ…


フミコ「それに、ただ疲れてるだけ…って感じじゃないみたい。」

海未「そ、そう…でしょうか?」


ヒデコ「ふむふむ、やっぱりフミコもそう思ってたんだ。実を言うと、私もなんだよね。」

571 ◆bK3.D2B8eM :2020/11/26(木) 13:24:08 ID:rXVFQMAw
ミカ「うん、私もちょっと気になってたよ。今日の海未ちゃんって、何だか難しそうな顔してるから。」


海未(…今の私は、そこまで分かりやすく…ハッキリと顔に出ていたのでしょうか…?)

海未(私自身としては、不必要に己の感情を表立って出さない様『常日頃から冷静であれ』と…そう心掛けているつもりなのですが…)


海未(ふぅ……どうやら私は、自分で思っている以上に…まだまだ修行が足りない、という事なのでしょうね。)


ヒデコ「さてと。海未ちゃん、あのね?」


海未「あ……は、はい。」


フミコ「もしも海未ちゃんが、何か悩みとかあるならなんだけど。」


ミカ「私達で良かったら、幾らでも相談に乗っちゃうよ!」


海未「……!」


フミコ「ま、そういうコトだね。」パチッ☆

572 ◆bK3.D2B8eM :2020/11/26(木) 13:46:32 ID:rXVFQMAw
海未(…不思議なものです。私が悩んでいた帰り道の途中に、ヒデコさん達と偶然出会って…)

海未(それに…私個人とは交流が少なかったにも関わらず、こうして温かいお気遣いを頂けるなんて…)

海未(本当に世の中とは…何時如何なる時に、何が起こり得るのか分からないもの…なのですね。)


ヒデコ「それで、どうなのかな?海未ちゃんが今、ホントに困ってる事とかあるなら。」

フミコ「遠慮なんてしないで、私達に話してみて欲しいなって。」


海未「…あ、あの……」


ミカ「ん?なになに?」


海未「…私としては、その……皆さんのお気持ちは、大変嬉しく感じています。」

海未「ただ…やはりと言いますか……流石に色々と、皆さんのご迷惑になってしまうのでは……」


ヒデコ「なーに言ってんの?そんな訳ないじゃない!」

ミカ「そうそう!穂乃果の大事な友達は、私達にとっても大事な友達なんだから。」

573 ◆bK3.D2B8eM :2020/11/26(木) 13:59:25 ID:rXVFQMAw
海未「…ヒデコさん…ミカさん……」


フミコ「だからね、海未ちゃん。私達3人で、今の海未ちゃんの力になれる事って…何かないかな?」


海未「…フミコさん……ありがとうございます。皆さんの、とても温かいお気遣い…心より感謝します。」ペコリ


ミカ「いやいや、そんなに畏まらなくても大丈夫だよー。」


ヒデコ「まあ『μ's』のみんなと比べちゃうと、私達じゃ何かと物足りないかもだけど。そこは一つ、我慢して貰うしかないよねー。」タハハ


ミカ「あいたたたー><そこを言われちゃうとキッツイなあー。」

フミコ「あはは。でも、こればっかりは本当の事だからね。」


海未「そ、そんな…!そんな事は、絶対にありません…!!」キッ


ヒデコ「うわっと!?」

574 ◆bK3.D2B8eM :2020/11/26(木) 14:54:20 ID:rXVFQMAw
海未「…まだ私達が三人の時から、今日に到るまでの『μ's』が…皆さんからの力と優しさに、どんなに助けられてきた事でしょう。」

海未「もしも貴女方が、私達の側に何時も居てくれなかったのなら…私達『μ's』は、一体どうなってしまっていた事でしょうか。」


海未「ですから…穂乃果達だけでなく、私だって…!」

海未「本当に皆さんには、数え切れない位の感謝でいっぱいで…!」


海未「そして、そんな皆さんの事を…!私達はいつだって、心から頼りにして――」 


海未「――っ!!」ハッ


ミカ「……ん…?あれれ…?」


フミコ「何だか海未ちゃん、私達に嬉しい事を言ってくれたと思ったら…」

ヒデコ「…急に固まっちゃったね。」


海未(………そう……そうです。)

575 ◆bK3.D2B8eM :2020/11/30(月) 12:14:57 ID:nbh1jiAk
海未(僅か数分前の私が、ヒデコさん達と出会う直前まで…その瞬間まで、ずっと気にしていた事ではありませんか。)

海未(それなのに、私は…本当に情けない事に。今の今まで…全く気付けていませんでした。)


海未(きっと私の中に、初めから『在ってくれた』筈の…この大切な『答え』に。)

海未(どんな時でも、私達の側に居てくれて…そして今も、私達を支え続けてくれている…とても大切な人達の存在に…!)


ヒデコ「おーい、海未ちゃーん…?何かよく分からないけど、大丈夫かなー…?」フリフリ


クワッ!!


海未「皆さんっ!!」ギロッ


ヒフミ「「「ひっ!?」」」ビクッ


海未「どうか…どうか…!これから私の話を…聞いて頂けますか…!?」ジィィーー…


ヒフミ「「「……は…はいっ…!」」」タジタジ

576 ◆bK3.D2B8eM :2020/11/30(月) 12:19:10 ID:nbh1jiAk
海未「ありがとうございます…!それで、その話というのは……実は。」ジィーー…


ミカ「……じ、実は…?」

フミコ「な、何…かな…?」


海未「ヒデコさん…フミコさん、ミカさん。」

海未「私から皆さんに、どうしても…ご相談したい事があるのです。」


ヒデコ「…え、ええっとー……私達に…相談したい、事…?」


海未「はい。それは……」


海未「今後の…明日からの穂乃果の事について、なのですが――」







577 ◆bK3.D2B8eM :2020/12/03(木) 04:42:03 ID:RgwXq3gg
SCENE 17.【高坂宅・裏側出入口 近辺】


穂乃果(ふぅ〜……疲れたぁ。)


穂乃果(今日は朝から、色んな事が立て続けにあったし…ビックリしちゃう様な事も多くて、本当に大変だったけど…)

穂乃果(でも…学校のみんなが、あんじゅさんにメイクして貰った私の事を…いっぱい褒めてくれて…///)

穂乃果(それに『μ's』のみんなが、今の私を優しく受け入れてくれて…すごく嬉しかったなぁ…えへへ///)


穂乃果(あ…そういえば。さっきまでの帰り道の途中で、海未ちゃんが…何度もキョロキョロしながら、私達の周りを見てたっけ。)

穂乃果(時々私が何か話しかけても、返事は『シッ!』ばかりで…それでも私の側からは、絶対に離れようとしなかったし。)


穂乃果(私達って普段なら、途中で別々になってから帰ってるけど…それなのに今日は、私の家の近くまで一緒に来てくれて。)

穂乃果(そして別れ際の時には、まだ少し不安そうな顔をして帰って行った…そんな今日の海未ちゃん。)


穂乃果(私には、よく分からなかったけど…きっと海未ちゃんとしては、私の事を心配してくれてたのかな…?)

穂乃果(うーん……よし。また今度海未ちゃんと、ゆっくり話せそうな時にでも聞いてみよっと。)

穂乃果(本当にそうなら『心配してくれてありがとう』って、ちゃんと海未ちゃんに伝えたいもんね。)

578 ◆bK3.D2B8eM :2020/12/03(木) 05:03:58 ID:RgwXq3gg
穂乃果(あ、そうそう…!明日はあんじゅさんと一緒に、ショッピングに行く約束をしたんだよね。)

穂乃果(今から楽しみなんだけど、実はすこーし不安もあったりして…貰ったばかりの私のお小遣いでも、予算って足りるのかなあって。)

穂乃果(でも、まあ…きっと何とかなるよね?いざとなったら、お財布に優しい『ウィンドウショッピング』でもいいんだし。)


穂乃果(…明日、あんじゅさんに会えるんだ。一緒にいた時間が、ちょっと空いただけなのに…何だか不思議。)

穂乃果(またすぐに会える筈なのに、何だかそれが懐かしく感じるなんて……早く会って、色んな事…お話したいな。)

穂乃果(お礼を言いたい事、いっぱいあるし。それに、聞いて欲しい事だって…いっぱいあるから。)


穂乃果(…ことりちゃん、今日は様子がヘンだったけど…本当に大丈夫なのかな…?)

穂乃果(何だか、ずっと元気がなさそうだったし…先に帰って行った時も、かなり無理してた感じだったけど…)

穂乃果(ことりちゃんって、すごく優しいから…自分が辛いのに、誰かのために我慢しちゃう事も…結構あるんだよね。)


穂乃果(だから…もし今のことりちゃんが、何かに悩んでるのなら。私じゃ全然、頼りないかも知れないけど…それでも。)

穂乃果(やっぱり私は、ことりちゃんの力になりたい。悩んでることりちゃんのために、私が出来る精一杯の事を…したいな。)


穂乃果(ことりちゃんが、早く元気になってくれて。そして…いつもみたいに、優しく笑って欲しいから。)

579 ◆bK3.D2B8eM :2020/12/03(木) 05:21:19 ID:RgwXq3gg
SCENE 18.【高坂宅・一階 居間】


ガラガラ…


雪穂「…あ、お姉ちゃんだ。」


亜里沙「え?穂乃果さんが帰って来たの、雪穂?」

雪穂「うん。あの音はお姉ちゃんで、絶対間違いないよ。」


亜里沙「ハラショー…物音だけで分かるなんて、さっすが雪穂だね!」

雪穂「まあ、いつも聞いてる音だからさ。いい加減、耳で覚えちゃうんだよね。」


亜里沙「雪穂のだーい好きなお姉ちゃんの、帰って来る音だもんね?」ニコッ

雪穂「べ、別に…そんな事…ないし///」プイッ


亜里沙「それに穂乃果さんとは、昨日の朝ぶりの再会なんでしょ?」

580 ◆bK3.D2B8eM :2020/12/03(木) 06:29:19 ID:RgwXq3gg
雪穂「い、一日ちょっと会えなかったくらいで…全然、寂しくなんてないから…!///」


亜里沙「ねえ、雪穂。私は別に『寂しかった?』なんて、一度も雪穂に聞いてないよ?」フフッ

雪穂「……むむぅ…///」 


亜里沙「やっぱり穂乃果さんの事、とっても大好きなんだね♪」ニコニコ

雪穂「…も、もう…!//////」カアア


亜里沙「クスクス。私も今日は、穂乃果さんに会えるのが楽しみだったんだよ。」

雪穂「あ…そっか。最近だと亜里沙って、お姉ちゃんとはお喋りとか出来てないんだっけ。」


亜里沙「うん…だから雪穂が『今日だったら、ゆっくり会えるかも知れないよ』って教えてくれて、本当に楽しみだったの☆」


亜里沙(そう。今日は穂乃果さんと、久しぶりにお話が出来そうなんだから…ちゃんと伝えたいな。)

亜里沙(それに今日こそは、いっぱい穂乃果さんと一緒にいられるチャンスなんだもん。よーし…頑張らなきゃ!)

亜里沙(うん、穂乃果さんに伝えよう。もっと私と仲良くして欲しい、今の私の…この気持ちを。)

581 ◆bK3.D2B8eM :2020/12/03(木) 06:38:34 ID:RgwXq3gg
亜里沙(亜里沙は…雪穂と一緒に、穂乃果さんにギュッとして貰った時の…あの時の、とっても優しい気持ちを。)

亜里沙(とってもポカポカになる、あの日の温かさを。もっともっと穂乃果さんから…これからも、いっぱいいっぱい貰いたいから…!)


スタスタスタ…


亜里沙「…あ!そろそろ穂乃果さんが、こっちに来るんじゃないかな?」

雪穂「そ、そうだね…///」イソイソ 


雪穂(もう…亜里沙があんな事言うから、何だかヘンに意識しちゃうじゃん…!///)


穂乃果「ただいまー。」ガラッ


雪穂「あ…あの!お姉ちゃん、おか……え……」

亜里沙「こんにちは。お邪魔してます、穂乃果さ……」


穂乃果「あ、雪穂。ただいまー!」

582 ◆bK3.D2B8eM :2020/12/03(木) 06:52:28 ID:RgwXq3gg
雪穂「…………」


穂乃果「亜里沙ちゃん、いらっしゃい!やっぱり来てたんだね。」


亜里沙「…………」


穂乃果「玄関にそれっぽい靴があったから、きっと亜里沙ちゃんかな…って、二人とも…どうかしたの?」


カランカラン…


高坂母「ああ、穂乃果。もう帰ってた、のね…って………」


穂乃果「あ、お母さん。ただいまー…って……お母さんまで、どうしたの…?」


雪穂「…………」

亜里沙「…………」

高坂母「…………」

583 ◆bK3.D2B8eM :2020/12/03(木) 07:11:20 ID:RgwXq3gg
穂乃果「…ええっとー……ねえ、みんなー?もしもーーし?」


雪穂「………あのぉー……」


穂乃果「え…?雪穂…??」



雪&母「「…どちら様でしょうか…??」」



穂乃果「ちょっ!?それってヒドくないっっ!??∑( ̄△ ̄;)」ガーン!








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