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穂乃果「イメチェンしたら、大騒ぎになっちゃったっ!?」
1
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/10/20(日) 10:11:22 ID:5N.c3b1Q
・話のメイン=穂乃果&ことり&あんじゅ
・基本アニメ準拠+一部SIDネタ
・ご都合主義&超絶ベタ王道展開
・超スローペース進展ストーリー
・オリジナル設定有り(やや多め)
・誇張表現&長回し台詞有り(多め)
・穂乃果ハーレム要素有り(強め)
・長編(前作より大幅に長くなる予定)
※公式アンソロ作品「穂乃果イズム」をきっかけに思い浮かんだ妄想ストーリーです
※数多くの先駆者様SS作品の影響を受けており、もしネタ被りの際には何卒ご容赦願います
※SS投稿二作目となります(↓粗い出来ですがこちらが一作目です)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1552425466/l50
320
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 13:51:18 ID:m0hAmPtc
穂乃果(…ことりちゃん……うん、ありがとう。)ニコッ
ことり(えへへ…///)コクッ
穂乃果(あはは…やっぱり、ちょっと気恥ずかしいかも…///)
穂乃果(でも…ことりちゃんの手、とっても温かいから…それでもいいかな///)
ギュッ……
穂乃果(…うん、もう大丈夫。)
穂乃果(私の側には、ことりちゃんがいてくれるから…大丈夫だよ。)
穂乃果(だから…今の私は、ちゃんと話を聞かなくちゃ。)
にこ「最初にハッキリ言っておくわ。『イメチェン』は『諸刃の剣』って、話を始めた時に例えてはみたけど。」
にこ「プラスとマイナスが隣り合わせで、どっちも大きな影響力がある…という意味だけで言えば、確かにその通りよ。」
321
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 14:15:52 ID:m0hAmPtc
にこ「だけどね。もっと話を追求して、その二つの力のバランスを考えた上でなら…その例え方は、正確じゃなくなるわ。」
希「まあ…そうやろうね。」
にこ「そう。何故なら『イメチェン』が、もしマイナスに働いてしまった場合には…」
にこ「その影響力の大きさ、その強さや規模は…プラスの時と比べる事すら、値しなくなるからよ。」
絵里「…マイナスパワーの方が強い、か。その事実は、あらゆる世界での真実でもあるものね。」
にこ「そうゆう事。さて…それじゃあ、何から話そうかしら。」
にこ「まずは……そうね。ちょっとあんた達、ハロウィンライブの時を思い出してみなさい?」
海未「ハロウィンライブの時、ですか…?」
ことり「確かあの時は、穂乃果ちゃんのアイディアで…」
花陽「いつも通りの、私達で行こうって…」
希「それが上手く行って、ライブは大成功したんやね。」
322
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 14:29:09 ID:m0hAmPtc
真姫「…ねえ、にこちゃん。どうして今、その話を持ってきたの?」
凛「うん、そうだにゃ。もし失敗してたならわかるけど、ライブはすっごく盛り上がってたよ?」
にこ「…だから、どうしてライブは成功したのよ?」
真姫「もう…!今みんなで話したばかりでしょっ?それは、いつも通りの私達で……」ハッ
にこ「………」
真姫「……さっきまでの話でも、思ってたんだけど。『アイドル』が絡んでる事には、にこちゃんって本当に頭が回るのね。」
にこ「何よ、失礼な言い方ね。」
真姫「これでも一応、褒めたつもりよ。」クルクル
にこ「フン、どーだか。」
海未「真姫…貴女は、何か気付いたのですか?」
真姫「まあ、そうね。私もさっきまでは、すっかり忘れてたんだけど。」
323
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 14:40:40 ID:m0hAmPtc
絵里「それなら私達にも、出来れば聞かせて欲しいわね。にこ…それでいいかしら?」
にこ「ご自由にどうぞ。」
真姫「もう……ねえ、みんな。あの時の事、よく思い出してみて?」
真姫「確かに私達って、ハロウィンライブ自体はちゃんと成功させたわ。」
真姫「でも。あのライブの前に、みんなでやろうとしてた事が…あったわよね?」
穂乃果(……あ…!)
花陽「みんなで…」
凛「やろうと…」
絵里「してた事…」
6人「「「「「「………」」」」」」
324
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 15:00:53 ID:m0hAmPtc
6人「「「「「「ああーーっ!?」」」」」」
真姫「そうよ…『イメチェン』だったの!」
真姫「私達はライブを成功させる為に、色んなイメチェンを試してみたわ。」
真姫「でも…何をやってみても、失敗の連続だったのよ。」
花陽「うん…そうだったよね。」
凛「色々やってみたけど、ゼーンゼン上手くいかなかったにゃ。」
真姫「だから結局、最後は『普段通りの私達』でいく事になって。」
真姫「あの時の結果としては、それで上手くいったわ。」
真姫「だけど…それって、裏を返して言ってしまうのなら。」
真姫「私達は、9人全員が揃っているベストな状態で。」
真姫「何度も何度も、一緒に良い案を考えようとしていたにも関わらず…」
325
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 15:21:25 ID:m0hAmPtc
海未「全員で成功を信じられる様な名案を、私達は何一つ…」
ことり「見つけられなかったって…事だよね。」
穂乃果(うん…そうだったね。もっとインパクトが欲しいから、みんなでイメチェンしようって事になって…)
穂乃果(だからみんなで、あんなにも色々考えたり試したりしてみたけど…それなのに、全然ダメだったんだ。)
にこ「…真姫。変わるわ、ご苦労様。」
真姫「にこちゃん…ええ、後は任せるわ。」スッ
にこ「…あの時、私達が出した案は、本当にしょーもないのばかりだったわ。」
絵里「それに関しては、全く反論出来ないわね…」
にこ「でもね、考えてもみなさい?部活系だの、ヘビメタだの、身内モノマネだの。」
海未「…少し、耳が痛いですね。」
にこ「さっきの絵里じゃないけど、今だからこそ笑い話で済むけどね?」
絵里「…それは、もういいわよ…」ムー…
326
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 16:06:47 ID:m0hAmPtc
にこ「だけど。実にくだらない、本当にくだらない例えなんだけど。あの救いようのないネタ案のどれかをさ?」
にこ「もしもよ?私達が全国優勝を目指して出場する、ラブライブの会場で。」
にこ「大勢の観客達が集まって来て。全国から厳しい予選を勝ち抜いて来た、沢山のライバル達がいて。」
にこ「今やプロの人気アイドル並みに注目されている、スクールアイドルの祭典ラブライブで。」
にこ「そのラブライブ全国大会の決勝戦のステージで、あんなものをやってしまったら…」
にこ「そんな愚行を犯してしまった私達は、その後…どうなると思う?」
絵里「……それは…」
花陽「………」
海未「…決して『笑い話』で、許しては…貰えないでしょうね。」
真姫「正直、想像もしたくないビジョンしか…今、思い浮かばないわ。」
凛「うん…凛も。」
327
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 16:25:27 ID:m0hAmPtc
希「まあ、どんなに少なく見積もってみても…」
希「もう二度と『スクールアイドル』は…名乗らせては、貰えなくなるんやないかな。」
ことり「…きっと、そうなっちゃうんだろうね。」
にこ「その程度で済めば、超ラッキーね。ま、そんなの無理だろうけど。」
真姫「……もしかしたら、だけど。」
凛「真姫ちゃん…?」
真姫「それをやってしまった、私達のせいで…また学校が、廃校の危機に…なってしまったり。」
にこ「そうね。可能性としては、充分過ぎるまでにあり得るわ。」
穂乃果(……!)
海未「そんな…幾ら何でも、そこまでは…」
328
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 16:50:38 ID:m0hAmPtc
にこ「あら、だってそうじゃない。もしも、本当にそうなってしまった時の私達なんてね?」
にこ「スクールアイドルなら、誰もが憧れる『ラブライブ・全国大会優勝』という名の栄光。」
にこ「それを目指す全国のスクールアイドルが集う、その神聖な場所を汚した…とんでもないまでの重罪人よ?」
にこ「しかも、それだけじゃ済まないわ。そんな私達の愚行は、絶対王者『A-RISE』への侮辱行為にもなるのよ。」
にこ「あの『A-RISE』って王者とか言われてたクセに、こんな程度の連中に負けたのかー(笑)…ってね。」
真姫「…確かに、そうゆう事になってしまうのね。」
にこ「そんな私達への、このスクールアイドルの世界からの認識は…もう目に見えてるわ。」
にこ「スクールアイドル界の『面汚し』『戦犯』『裏切り者』…そして、ただの『汚物』よ。」
花陽「……っ…」
にこ「それに、よく考えてもみなさい?この音ノ木坂が廃校から救われたのは、どうしてだったのかしらね?」
海未「……それは……」
329
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 17:27:11 ID:m0hAmPtc
にこ「そうよ、海未。この学校の『スクールアイドル』である、私達『μ's』がいたからよね。」
にこ「でさ?その簡単な答えが、今のあんたへの答えの一つでもあるってワケ。」
にこ「廃校から救った程の力を持っていたのが『μ's』なら、それを再び危機に晒す力を持ってるのも…同じ『μ's』なのよ。」
にこ「それこそ崩壊させるなんて、いとも簡単に出来てしまえるくらいにね。」
海未「………」
にこ「おまけに、ここはスクールアイドルの聖地・秋葉原の目と鼻の先よ?」
にこ「その聖地から、歩いて行き来出来る場所にある音ノ木坂。そこに通っている私達。」
にこ「ねえ、海未?こんな状況にいる私達とこの学校が。事が起きた後でも、平穏無事で済むと…あんたは本気でそう思えるの?」
海未「……いいえ。にこの言う通りです。」
にこ「…さっきも少し言ったけど、今や人気のあるスクールアイドル…そしてラブライブ大会ってね。」
にこ「今やプロの人気アイドルに迫るくらいに、大きく注目されてるとまで言われてるわ。」
330
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 18:13:55 ID:m0hAmPtc
絵里「…確かに、前回優勝者の『A-RISE』を見れば…それもよく分かるわね。」
にこ「あの時の、あんなしょーもないネタ案なんて…失敗するのは、誰だって目に見えてたでしょ?」
にこ「だから私達は、その後もそんなマネは絶対にしなかったし。増してや次のラブライブなんて、尚更の事だわ。」
にこ「だけど同時に、それは私達『μ's』にとっての『イメチェン』が、どんなに難しいモノなのか。」
にこ「その事実を、ハッキリと露呈した結果にもなったのよ。」
希「にこっちの言う通りやね。実際にウチらは、上手くやれなかった訳なんやし。」
にこ「…でもね。何よりも私が、一番恐ろしいのは…自分が真剣に考えて、悩んで、決断して、実行して。」
にこ「そして、自分自身が絶対に成功すると信じて。それをもう、決して疑う事がないくらいまでに。」
にこ「そこまで自分が全力を注ぎ込んだものが、何もかも失敗してしまって…全てが裏目に出る事になった時よ。」
にこ「その瞬間。最悪の場合、文字通りに…全てが崩壊するわ。」
にこ「そんな可能性が、決して消える事なく…常に隣合わせに存在する。」
331
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 18:21:47 ID:m0hAmPtc
にこ「それが『スクールアイドル』の道を共に進んで来た、今の私達がいる…この世界なの。」
絵里「…そうかも、知れないわね。」
希「えりち…」
海未「…にこの懸念が、ようやく理解出来た気がします。」
ことり「…確かに、そうなっちゃったら…怖いよね。」
真姫「もし、本当にそうなった時の事なんて…正直、考えたくもないものね。」
花陽「私だったら…多分、ずっと立ち直れないかも…」
凛「うん。凛もそうなっちゃうと、ちょっと自信ないかもにゃ。」
穂乃果(………)
ことり(…穂乃果ちゃん…)
にこ「ことり。」
332
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 18:27:07 ID:m0hAmPtc
ことり「え…?あ…にこちゃん。」
にこ「穂乃果に話があるから…少し離れてなさい。」
ことり「…あ……うん…」
スルッ…
穂乃果(………あれ…?)
穂乃果(…何だか、急に寒くなった気が…する。)
にこ「穂乃果。」
穂乃果「………」
にこ「穂乃果…!」
穂乃果「…っ!あ…ご、ごめんね、にこちゃん…!」
にこ「ボーッとしてんじゃないわよ…ったく。」
333
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/01(日) 18:58:16 ID:m0hAmPtc
今回は、ここまでとなります。また次回も宜しくお願い致します。
自分でも予想外に長くなったにこちゃんのターンも、恐らく次回で一段落の予定です。
その次からは、穂乃果ちゃんが主役に完全復帰してみんなとイチャイチャします。
コメントをくださった方、どうもありがとうございます。
お付き合い頂いてる方がいてくれる事は、本当に大きな励みになっています。
334
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 02:48:56 ID:7UPvWyhg
穂乃果「え、えっと…でも私、ちゃんと話は聞いてたから…」
にこ「分かってるわ。それよりも、穂乃果?」
穂乃果「う、うん…」
にこ「この話を始めた時に、私があんたに言ってた事。その続きを、これからあんたに言うわ。」
穂乃果「…うん、分かった。」
にこ「あんたは『μ's』の顔、代表なの。そんな大きな看板を背負ってるヤツが。」
にこ「メンバーの私達に何の話もなく、独断で勝手にリスクを負った行動を取ってしまう事が。」
にこ「それを一歩間違えただけでも、どれだけ取り返しの付かない事態になる可能性を生んでしまうのか。」
にこ「あんたは、それをよく知っておく必要が…その責任があるのよ。」
穂乃果「……そう、だよね。」
335
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 03:24:20 ID:7UPvWyhg
にこ「…あんたが生徒会長になったばかりの頃。それまでの自分を振り返りながら、あんたは色々と考えていた。」
にこ「その結果として、次のラブライブには出なくていいと。一度は、そう答えを出したわよね。」
にこ「本当は出たかったっていう、自分の本心を抑えてまでさ。」
穂乃果「あはは……そうだったね。みんなのおかげで、結果的には出られる事になったけど。」
にこ「そうね。結局のところ、私達は出場する事になった。そして私達は、今や全国大会決勝にまで足を進めてる。」
にこ「でもね、穂乃果。私はあんたの『出場しない』って意見には、思いっきり反対したけど…」
にこ「あんたがあの結論を出すに到るまでにあった、数々の考えや『想い』は…とても立派だったと思ってるわ。」
穂乃果「…あの時のにこちゃんは、私に勝負を挑んできてまで…私の意見に対して、本気で向き合ってくれたけど…」
穂乃果「でも本当は…私の事を、そんな風にも思ってくれてたなんて…すごく嬉しいな。えへへ…」
にこ「コホン……とにかく。その『想い』を経験してるあんたなら、今の私が言いたい事も分かるでしょ?」
穂乃果「…うん。今なら、私にも…よく分かるよ。」
336
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 04:05:46 ID:7UPvWyhg
にこ「そう。そこらの一人の普通の女の子と、人気スクールアイドルグループのリーダーでは…」
にこ「単にイメチェンをするって事ですらも。その重さも、その意味も、その結果も…全部が違うわ。」
穂乃果「………」ギュッ…
にこ「これも最初に言ってるけどね。あんたという『スクールアイドル』『高坂穂乃果』は。」
にこ「あの『A-RISE』を破った事で、ラブライブ大会の優勝候補筆頭とまで言われている『μ's』。」
にこ「その私達『μ's』の設立者で、リーダーで、メインセンターなの。」
穂乃果「……うん。」
にこ「…穂乃果。あんただけに限らず、これは私達一人一人にも言える事なんだけど。」
にこ「例えば、私達の中の誰か一人が。ちょっとした軽い気持ちで、考えの浅い行動を何か取ったとして。」
にこ「その何の悪気もない、些細な一つの行動が。時と場合によっては、私達9人全てを巻き込んで…」
337
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 04:24:32 ID:7UPvWyhg
にこ「今までに私達が全員で積み重ねてきた、努力や功績や時間を…その全てを。」
にこ「その何もかもを、壊してしまう事だって…本当にあるかも知れないのよ。」
穂乃果「……っ…」
にこ「ねえ、穂乃果。私達『μ's』って、例えるなら『家』なの。一つの家という建物。」
にこ「そして、その家の中に住んでいる人。それが私達を応援してくれる人達…つまりはファン。」
穂乃果「『μ's』が家で……住んでる人が…応援してくれるファンの人達…?」
にこ「そうよ。そして穂乃果、あんたは『柱』よ。家そのものを支えている、とても大きな柱。」
穂乃果「…私が、家を支えている…柱。」
にこ「じゃあ、ここで一つクイズよ。もしも、その柱がヒビでも入って崩れていって。」
にこ「そのせいで、もう家を支えられなくなってしまったら…その家は、一体どうなってしまうと思う?」
穂乃果「……!」
338
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 04:56:08 ID:7UPvWyhg
穂乃果「…きっと、支えを失ってしまった家まで……崩れて、潰れてしまって…」
穂乃果「そして、潰れてしまった家は…中にいた家の人達まで……巻き込んでしまって…」
穂乃果「もし、そうなる前に避難出来たとしても…それでも、その家に住んでた人達は…」
穂乃果「すごく大きなショックを受けたり…もしかしたら、どこか怪我をしてしまったかも知れない…」
穂乃果「それに何よりも…自分達が住んでいた、大切な家を失ってしまう事に……なっちゃうんだ。」
にこ「はーい、そこまで。まあ、あんたにしては上出来よ。」
穂乃果「…あはは…ありがとう。」
にこ「ま、これが『一蓮托生』ってヤツよ。だって私達は、いつも繋がってるんだから。」
にこ「そんな私達だからこそ、何か一つがちょっと失われただけでも。その全部までが、一瞬で崩壊してしまう事だってあるの。」
にこ「言い方を変えてみるなら、たかがその程度の事でも。全てが崩れ去ってしまう程に、脆く『儚い』のが…私達よ。」
穂乃果「………」
339
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 05:14:50 ID:7UPvWyhg
にこ「『アイドル』…特に『スクールアイドル』は、本当に『儚い』存在なの。」
穂乃果「…儚い、存在…」
にこ「そうよ。そんな儚い存在だから、私達はいつだって必死になるわ。」
にこ「この限られた時間の中で、精一杯に輝く為に。」
にこ「その隣り合わせの儚さの中で、あらゆる努力をし続けてゆくのよ。」
にこ「私も、ここにいるヤツらも。そして、あんたも。」
にこ「『スクールアイドル』である限り…これからも、ずっとね。」
穂乃果「…にこちゃん…」
絵里「にこ…」
希「にこっち…」
花陽(…やっぱり、すごいな…にこちゃん。)
340
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 05:30:30 ID:7UPvWyhg
にこ「…穂乃果。私はこの目で、この自分の目で…どうしても確かめたかったのよ。」
にこ「たった半日足らずであんなにも騒ぎになった、今のあんたの姿を…その姿が及ぼすであろう力を。」
穂乃果「………」
にこ「…学校に着いた時に、そう思っていた私の耳に入ってきたのは…驚くまでに、賞賛の声ばかりだったわ。」
にこ「でも、だからこそ……私は怖くなったのよ。」
凛「…それって、どうしてなの?みんなが穂乃果ちゃんのコト、いっぱい褒めてるのに。」
真姫「凛。今は、にこちゃんが…」
花陽「待って、真姫ちゃん。」
真姫「え…花陽…?」
花陽「凛ちゃん…あのね?私、にこちゃんの気持ち…分かる気がするの。」
凛「かよちん…?」
341
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 05:52:23 ID:7UPvWyhg
にこ「…さっきから言ってるわよね?アイドルは『儚い』って。」
にこ「それには、『脆くて剥がれやすい』っていう意味合いもあるのよ。」
真姫「『脆くて剥がれやすい』……これだけだと、まだ話が部分的にしか見えてこないわね。」
凛「ううーん…凛なんてサッパリだよー。つまりにこちゃんは、どうゆう理由で怖くなったってコトなの?」
にこ「…幾ら賞賛を受けるものであっても。もしそれが、ただの薄っぺらいメッキ程度に過ぎないなら。」
にこ「例え瞬間的には色々と誤魔化せて、それで注目を浴びる事が出来たとしても…そんなモノは、すぐに剥がされてしまうわ。」
にこ「そして…もし一度でも、そうなってしまえば…」
花陽「…それまでに得ていた数々の評価は、全て一瞬で崩れ去り…」
花陽「その評価は、何もかも裏返ってしまう…いとも簡単に。」
にこ「ええ、その通りよ。それこそネット社会の今、あっと言う間に悪評となって拡散するわ。」
にこ「それはもう、見事なまでの掌返しと共によ?更には、面白半分の悪意まで大量に追加されてね。」
342
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 06:07:24 ID:7UPvWyhg
絵里「…そうゆう意味では、本当に怖い世の中なのね。」
希「でも、さっきまでの話もそうやけどね。世界に働く力ってモノは、えりちも言ってた通りなんよ。」
希「それはマイナスに向かってゆく程に、より強く大きな力になってしまう…悲しい事やけどね。」
海未「それが私達、人の弱さ故にそう成り立っていると思うと…」
ことり「…何だか…やりきれないよね。」
穂乃果「………」
にこ「…話を戻すわ。いい?もし一度でも、何か大きなレッテルを貼られてしまったら…」
にこ「今のご時勢、そこから立ち直る事は至難の業よ。それこそ事と次第によっては、もう不可能にだってなるわ。」
にこ「そして、その対象の存在自体が大きければ大きい程に。その業は巨大な刃となって、必ず襲ってくるのよ。」
にこ「それがいわゆる『世の理』ってやつよ。少なくとも今の私達が生きている、この時代はね。」
真姫「…絵里も言ってたけど。確かに怖いわよね…そんな世の中じゃ。」
343
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 06:24:01 ID:7UPvWyhg
にこ「だけど、それでもね。私には、大好きな事がある…私には、どうしてもやりたい事があるの。」
にこ「それが私にとっての『アイドル』…そして『スクールアイドル』よ。」
穂乃果「…にこちゃん…」
にこ「私はアイドルへの想いなら、常に誰にも負けないつもりでいるわ。花陽…あんたにだってね。」
花陽「…それだけは、私だって…負けるつもりはないから。」
にこ「フフ…あんたも、なかなか言う様になったじゃない。」
花陽(それでも、私は…にこちゃんは、本当にすごいって…そう思ってるよ。)
にこ「…最後に、もう一度だけ言うわ。そんな私だからこそ。」
にこ「アイドルが大好きな私だからこそ…どうしても見極めたかったのよ。」
にこ「今の穂乃果が、ただのメッキなのか。それとも…『本物』なのかを。」
穂乃果「………」
344
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 06:33:04 ID:7UPvWyhg
にこ「…長々と時間を取らせたわね、あんた達。でも…これで分かったでしょ?」
にこ「穂乃果の変化は、たった半日で学校中の話題になる程の大きな影響力があった。」
にこ「そして、その影響力が外部にも及んだ時、一体どこまで広がってゆくのか…まだ見当も付かない。」
にこ「だから…もしそれが、私から見てマイナスとなる可能性を感じてしまうものだったのなら。」
にこ「私は、何としてもそれを防ぎたかった。例えコイツをブン殴ってでもね。」
にこ「そして穂乃果には、今の自分の置かれた立場を分からせる必要があると思った。」
にこ「だから私と話す時以外は、ただ話を聞く事だけに集中させたのよ。」
にこ「ま、これを期にさ?何も分かってなかったあんた達にも、色々と教える事が出来たみたいだし。」
にこ「そうゆう意味で言うなら、そんなに無駄じゃない時間だったと思ってはいるけどねー。」
希(…相変わらず、にこっちも本当に不器用やね。)
希(本当は穂乃果ちゃんの事を、一番に心配してたからだって…もうバレバレやのに。)クスッ
345
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 06:48:03 ID:7UPvWyhg
にこ「さて……私からは、これで全部よ。」
穂乃果「………」
絵里「…にこ。」
にこ「絵里…何よ?」
絵里「私達に、ちゃんと話してくれた事。大切な事を、色々と教えてくれた事。」
絵里「そして…私達『μ's』を、すごく真剣に考えていてくれた事…本当にありがとう。」
にこ「…万一でも『μ's』がなくなれば、私が色々と困るからね。だから、そうしたまでよ。」ツーン
希「やっぱり素直やないねえ、にこっちは。」
にこ「…あんたには言われたくわよ。」
希「あいたたた。だけど、ウチもとっても嬉しかったんよ?にこっちの『μ's』への、その想いの強さが。」
にこ「……フン。」
346
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 06:57:20 ID:7UPvWyhg
希「ところで、にこっち?」
にこ「…何よ。」
希「にこっちは、まだ全部を話してへんよね?それも…一番肝心なところを。」
にこ「……何だってゆうのよ。」
希「そんなん、分かってるんやろ?」
希「にこっちから見た、今の穂乃果ちゃんについてやん。」
にこ「………」
花陽「……あ。言われてみれば…にこちゃんは…」
真姫「結局…今の穂乃果の事を、どう判断したのか…」
凛「まだ何も言ってないにゃーーっ!?」
347
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 07:04:57 ID:7UPvWyhg
にこ「………チッ。」
凛「ああーっ!?今、舌打ちしたにゃ!絶対したにゃーっ!」
にこ「ええ〜?何のコトかぁ〜、にこ、わかんな〜い!にっこにっこに〜♪」
真姫「」イラッ
凛「とぼけてもムダなんだよっ!正直に吐くにゃーっ!」
にこ「やぁ〜ん!吐くだなんて〜、とってもお下品だわぁ〜?にこにー、困っちゃう〜><」
真姫「」イライラッ
凛「ああー、もぉー!こーなったら力ずくでもっ!絶対に言わせてみせるにゃーーっ!!」
にこ「何よっ、またやる気っ!?あんたもホント懲りないわねえっ!!」
348
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 07:16:49 ID:7UPvWyhg
真姫「…ああ、もうっ!にこちゃん、いい加減にし…」
花陽「にこちゃんっっ!!!」
真姫「……え…?」
凛「……かよちんが……あんなに、大きな声を……」
にこ「……花、陽…?」
花陽「にこちゃん…話して。」
にこ「………」
花陽「私…にこちゃんの本心が、聞きたいから。」
にこ「……花陽。」
349
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 07:23:53 ID:7UPvWyhg
花陽「きっと…穂乃果ちゃんだって。」
にこ「………」
穂乃果「花陽ちゃん…」
花陽「だから…お願い。」
にこ「……何よ、さっきは泣いてたクセに…もう。」
花陽「………」
にこ「…あんた達。本当は、みんな分かって言ってるんでしょ?」
にこ「今になっても、私がコイツに……手を出してない時点でさ。」
絵里「…にこ。貴女のその真撃な想いは、私達にもしっかり伝わったわ。」
絵里「だからこそ、私も花陽と同じよ?貴女の口から、貴女の言葉で…聞きたいの。」
350
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 07:31:04 ID:7UPvWyhg
絵里「にこがあんなに真剣に考えていた、今の穂乃果への判断は…一体どうゆう結果だったのかを。」
にこ「………」
絵里「だからね…教えてくれないかしら?何よりも、一番それを聞きたい筈の…穂乃果の為にも。」
穂乃果「絵里ちゃん…」
絵里「そうでしょう、穂乃果?」ニコッ
花陽「穂乃果ちゃん。」ニコッ
穂乃果「……うん。」
穂乃果「私…知りたい。にこちゃんが、今の私の事…どう思ってるのか……すごく知りたい。」
にこ「……穂乃果。」
351
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 07:45:50 ID:7UPvWyhg
希「にこっち。」ポンッ
にこ「………」
花陽「…にこちゃん。」
にこ「……先に…」
花陽「……?」
にこ「先に…この話をずっと聞いてきた、今のあんた達…7人全員の。」
にこ「今の穂乃果への…感想でも、意見でも……思ってる事の、何でもいいから…」
にこ「それを全部、私が聞いてからでも……いいかしら?」
穂乃果(…にこちゃん…?)
花陽「…うん。にこちゃんが、それで話してくれるなら。」
352
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 08:15:04 ID:7UPvWyhg
にこ「……約束するわ。」
花陽「…うん!みんなも、それでいいよね?」
絵里「ええ、私は良いわよ。」
希「ウチも、それでええよ。」
凛「凛もいいよー!」
真姫「私も、特に異議なしよ。海未達は?」
海未「ええ、私も構いません。ことりも、それで良いですか?」
ことり「………」
海未「…ことり?」
ことり「あ、ごめんね…!うん、私もそれでいいから…」
353
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 08:27:28 ID:7UPvWyhg
海未「…ええ、分かりました。では…絵里、私とことりも賛同です。」
絵里「了解よ☆それなら後は、真打ちとなる穂乃果だけね。」
穂乃果「え…?」
絵里「もう。『え?』じゃないでしょう?今から貴女の話を、みんなでするって時に。」
穂乃果「そ、そうだよね…ごめんなさい。」
絵里「クス。ねえ、穂乃果?今も言った通りだけどね。」
絵里「ここから先は、貴女がみんなの話の中心になるけど…それで構わないかしら?」
穂乃果「あ…うん。みんなが、それで良いなら…私も大丈夫だけど。」
絵里「OK、これで決まりね。」
絵里「さて…それじゃあ、みんなの意見も揃った事だし。まずは…誰からにする?」
354
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/04(水) 08:37:32 ID:7UPvWyhg
今回は、ここで終了です。次回もどうぞ宜しくお願い致します。
次回からはイチャイチャタイム突入です。ようやくここまで来られました…><
355
:
名無しさん@転載は禁止
:2019/12/04(水) 11:47:44 ID:qin2Hl5E
wktk
356
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 12:18:51 ID:qd8DTAs.
凛「はいはーい!凛が一番目でもいいかなっ?」ノ
絵里「フフ、分かったわ。トップバッターは宜しくね、凛?」
凛「うん、まっかせるにゃー!」
にこ「ま、多分そうなるだろうって思ってたけどね。」
凛「だって凛、じっと順番を待ってるのって苦手なんだよー。」
にこ「はいはい…じゃあ早速だけど、あんたからの見解を聞かせてくれる?」
凛「了解にゃ!」
凛「あ!でもでも、その前にー…」
にこ「……?」
凛「穂乃果ちゃーんっ!」バッ
357
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 12:27:57 ID:qd8DTAs.
穂乃果「へ…?」
ギュウーーッ☆
穂乃果「わわっ!?」
凛「えへへー!」ギューッ
穂乃果「あ、あの…どうしたの、凛ちゃん?」
穂乃果「急に抱きついてきたから、ちょっと驚いちゃったけど。」
凛「うん!なんとなく穂乃果ちゃんに、こうしたくなったんだよ!」
穂乃果「そうなの?えっと…よく分からないけど。」
凛「実は凛も、自分でよく分かってないんだにゃ!」
穂乃果「あはは…そう言われると、私も反応に困ったりしちゃうかも。」
凛「うーん…多分なんだけど、今の穂乃果ちゃんがね?」
358
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 12:39:30 ID:qd8DTAs.
穂乃果「…?今の私が…?」
凛「ちょっと元気なさそうだったから、なのかなって。」
穂乃果「…あ……えっと…」
凛「凛ね?やっぱり穂乃果ちゃんには、いつも元気でいて欲しいんだにゃ!」
穂乃果「…凛ちゃん。」
凛「だからー…それそれー☆」スリスリ
穂乃果「わっ!?り、凛ちゃんっ?///」
凛「ほらほらー☆」スリスリ
穂乃果「ちょ、ちょっと…顔がくすぐったいよ〜!///」
凛「まだまだ、いっくにゃー☆」スリスリ
穂乃果「も、もぉー…!///」
359
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 12:49:31 ID:qd8DTAs.
穂乃果「それなら…穂乃果からも、お返しだよ!///」スリスリ
凛「にゃにゃっ!?///」
穂乃果「えいえいっ!///」スリスリ
凛「うぬぬぬ…!反撃してくるなんて、さすが穂乃果ちゃんだにゃ…!///」
凛「でもでも!このスリスリ対決で凛に勝とうなんて、百年前早いんだにゃっ!///」スリスリ
穂乃果「むむー、穂乃果だって負けないよっ!///」スリスリ
にこ「はーい、あんた達ー?そのまま続けてたら、ついついうっかりキスコース一直線よ?」スッ
凛「にゃっ?」
穂乃果「えっ?」
にこ「とゆーワケだから、凛。あんたはこっちに来なさい?」ヒョイ
凛「にゃあっ!?」
360
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 13:04:25 ID:qd8DTAs.
にこ「大体あんたねえ?『百年前早い』とか、真姫じゃないけど意味分かんないわよ?」ヤレヤレ
真姫「…何で私が、そこで出てくるのよ。」ムー
花陽「ま、まあまあ…真姫ちゃん。」
真姫「だって…別に私は、あの台詞に拘ってる訳じゃないのに。」
花陽「で、でも…きっと悪気とかは、特にないんじゃないかな…?」
真姫「…まあ、そうかも知れないけど。」
凛「もーっ!なんで凛のコト、ネコづかみにするんだにゃーっ!」ジタバタ
凛「それに『イミワカンナイ』は、凛の得意技なんだから!勝手に使っちゃダメにゃっ!」
真姫「ちょっと凛っ!いい加減にしなさいよっ!!」
花陽「まま、真姫ちゃん落ち着いてっ?凛ちゃんが真似したがるのは、真姫ちゃんが好きだからで…!」アワアワ
361
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 13:12:21 ID:qd8DTAs.
真姫「それは私の決め台詞でしょっ!?」ドドーン
花陽「真姫チャンケッキョクドッチナノオオッッ!!?」ピャー
にこ「はいはい。そんな事は、別にどうでもいいから。」
凛「どうでもよくないにゃーっ!」ジタバタ
にこ「ああ、もう…今はあんたが、穂乃果の事を話す時間でしょ?」
凛「あ、そうだったにゃ。」ピタッ
にこ「ハア…ほら、凛。あんたの後にも、まだいるんだから。」
凛「うん、分かったにゃ!」
にこ「…扱いやすいんだか、扱いにくいんだか…よく分からないヤツね。」
穂乃果「あはは…でも素直で元気なのも、凛ちゃんの魅力だって思うよ。」
362
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 13:25:59 ID:qd8DTAs.
にこ「……そうかもね。」
穂乃果「うん!」
にこ(ま、あんた自身がその象徴みたいなヤツだもの。)
にこ(それ故に共感出来るモノが、自分と似ている凛にはあるんでしょうね。)
にこ(最もあんたの事だから、自分じゃ気付いてないだろうけどさ。)
凛「えっとー、凛はね?今の穂乃果ちゃん、すっごくいいと思ってるにゃ!」
凛「ただね?最初は凛だって、ホントにビックリしてたんだ。」
凛「だって穂乃果ちゃんが、とってもとっても美人さんだったから。」
穂乃果(り、凜ちゃん…///そんなにストレートに言われると…は、恥ずかしいよ…!///)
凛「だけど穂乃果ちゃんは、可愛くても美人さんになっても。」
凛「やっぱり穂乃果ちゃんだから、今だって穂乃果ちゃんなんだよ。」
363
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 13:35:57 ID:qd8DTAs.
凛「だから凛は、今の穂乃果ちゃんも大好きにゃっ!」
穂乃果「…凛ちゃん…///」
にこ「…あんたと一緒で、実にシンプルな答えね。」
凜「うん!だって、それが凛だからね!」
穂乃果「…ありがとう、凛ちゃん…///」
穂乃果「それに…私の事、その…美人だって、言ってくれて…///」
凛「だって、ホントに美人さんなんだもん。穂乃果ちゃんは、もっと自信持っていいんだよ?」
穂乃果「〜っ!//////」カアア
穂乃果「あ、あのね…?///今まで、ずっと言いそびれてたんだけど…」
凛「にゃ?」
364
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 13:54:47 ID:qd8DTAs.
穂乃果「凛ちゃんは、いつも元気で明るくて…だけど本当は、とっても女の子らしくって。」
穂乃果「そんな凛ちゃんは…いつだって、すごく可愛い女の子なんだって…私は思ってるんだ。」
凛「…ほ、穂乃果ちゃん…///そんなに褒められると……凛、テレちゃうんだよ…?///」
穂乃果「それにね?凛ちゃんは、とっても優しい女の子だって思ってるの。」
穂乃果「さっきだって凛ちゃんは、私の事を元気付けてくれて……私、とっても嬉しかったんだよ?」
凛「…穂乃果ちゃん…///」
穂乃果「だから…凛ちゃん。私にいっぱい元気をくれて、本当にありがとう。」
凛「えへへ…///それくらい、お安い御用だにゃ!///」
穂乃果「…凛ちゃん、えっとね…?」
凛「…?穂乃果ちゃん、どうしたにゃ?」
穂乃果「凛ちゃんはさっき、穂乃果の事を……美人って、何度も言ってくれたけど…///」
365
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 14:07:53 ID:qd8DTAs.
凛「うん、だってホントのコトだよ?」サラッ
穂乃果「〜〜っ!//////」カアア
穂乃果「で、でもねっ?///あの真っ白なドレスが、とっても似合ってた…」
凛「え…?」
穂乃果「あの時の、凛ちゃんだって…すっごく美人さんだったよ…!」
凛「…〜っ!//////」カアア
穂乃果「もう眩しいくらい、綺麗に輝いてて…本当に素敵だったんだから。」
凛「えへへ…///ありがとうにゃーっ!//////」バッ
ギュウーーッ☆
366
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 14:16:32 ID:qd8DTAs.
穂乃果「わっとと……クス。やっぱり凛ちゃんは、いつも元気で可愛いね。」
凛「えへへー///こーんなに美人さんの穂乃果ちゃんに、いっぱい褒められたにゃ!///」
穂乃果「り、凛ちゃん…あのね?///凛ちゃんの気持ちは、本当に嬉しいんだけど…///」
穂乃果「やっぱり、そうやって言われると……私、すごく恥ずかしいから…///」
凛「えー、そんなにテレなくてもいいのに。さっきから穂乃果ちゃん、顔まっかっかだよ?」
穂乃果「え、えっと…そう、それよりも…!///」
凛「にゃ?」
穂乃果「私ね?凛ちゃんに一つ、お願いしたい事があるんだ///」
凛「凛に、お願いしたいコト?」キョトン
367
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 14:41:36 ID:qd8DTAs.
穂乃果「うん…あの真っ白なドレスを着た、あの時の凛ちゃんを……」
穂乃果「いつか穂乃果の前でも、見せてくれるかな…?///」
凛「……あ…///」
穂乃果「私、楽しみにしてるから……ね、凛ちゃん?///」ニコッ
凛「…うんっ!!//////」パアア
ギュウウーーッ☆
凛「あのねあのねっ?///その時は二人で一緒に、写真撮るにゃっ!///」ギューッ☆
穂乃果「うん、そうだね…いっぱい撮ろうよ!///」ギュー☆
キャッキャ☆ウフフ♪
368
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 15:40:45 ID:qd8DTAs.
海未「フフ…微笑ましい光景ですね。あの二人を見ていると、まるで実の姉妹の様に思えてきます。」
にこ「ま、あの二人って似てるトコも多いから。良くも悪くもさ。」
海未「ええ、私もそう感じています。」
海未「さて…どうやら凛は、話を全て終えた様子ですね。この次は、私でも宜しいでしょうか?」
にこ「…てっきり幼馴染みのあんたは、最後の方かと思ってたけどね。」
海未「私にとって、順番等は特に問題では無いですから。ただ……」
にこ「…ただ、何よ?」
海未「今の私が抱いている、新しい姿の穂乃果に対しての…その正直な気持ちを。」
海未「にこ。今の貴女に、少しでも早く伝えたいと思っています。」
にこ「…そう。」
369
:
◆bK3.D2B8eM
:2019/12/05(木) 15:45:34 ID:qd8DTAs.
今回は、ここで一旦終了です。また次回も宜しくお願い致します。
コメントをくださった方、どうもありがとうございます。
今まで抑えていた妄想リミッターを、今後は徐々に開放してゆくつもりですが、
これから先、少しでもご期待に応えられる様になりたいと思っています。
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