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>>2「>>2の3分クッキングの時間だよ!」 PartⅩⅩⅣ
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安価スレのようなそうじゃないよう
なSSスレ
前スレ(PartⅩⅩⅢ)
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前前前前前前スレ(PartⅩⅧ(再々))
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新終末編『308』
─────────────────
──ロードス島
AM??
ザッ ザッ
海未(島の奥へと進む度、植物は深く生い茂って行き湿度は増していく、さながら熱帯の島のよう)
海未(ただ空に浮かぶ太陽の位置の不自然さから考えるに地球上にある島ではないだろう)
海未(どこか異世界の海に浮かぶ島……)
ザッ ザッ
海未「理事長、ロードス島に関する記憶は思い出せて来ましたか?」
海未「この島の事や時間の流れについて……何か手がかりがあると探索の手助けになるのですが」
理事長「うーん……全然ねぇ、頭にモヤがかかったように思い出せないわ」
海未「そうですか、やはり魔王に何か記憶を操作されてるのかもしれませんね」
ザッ ザッ
エマ「あっ!付きました!ここが目的の祭壇じゃないですか?」
海未「ほう」
海未(エマが立ち止まって指さした先、そこにあった祭壇は>>848)
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崩壊していた
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海未(そこにあった祭壇は……崩壊していた)
理事長「なっ!?派手に壊れちゃってるじゃない!」
吸血鬼穂乃果「どう見ても自然に風化したようには見えないな、外から加えられた力による破壊だ」
吸血鬼穂乃果「石造りの祭壇が元型が分からないほどに粉々にされている」
海未「理事長これは……」
理事長「分からないわ、微かに憶えている私の記憶でも祭壇はちゃんと存在してたはず」
海未「記憶と同じもの?」
理事長「ええ、粉々になってはいるけど破片に残ってる装飾……そしてこの周囲の景色に見覚えはある」
海未「なるほど」
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海未「考えられる可能性としては魔王が再び来て壊した、もしくは第三者の手によって壊された」
吸血鬼穂乃果「原因なんて考えて何になるの?ここに来た目的は祭壇見物じゃないでしょ?」
海未「まぁそれは分かってますけど……」
海未(これが魔王の仕業だとしたらある程度意図は読みやすい、単なる証拠消しでしょう)
海未(けれどもし未知の第三者の手が加えられてるのだとしたら注意しなければならない点が増える)
海未(まだこの島に潜伏している可能性もありますからね……)
海未「よし、では吸血鬼穂乃果の言う通り神鎮めの唄を探しに行きましょう」
吸血鬼穂乃果「そうそれ、というか何か唄を探す手がかりはあるの?」
海未「手がかりは……>>851」
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あったらいいのになぁ〜
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このロードス島丸わかり観光ブックに載っています
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海未「あったらいいのになぁ〜」
吸血鬼穂乃果「無いの!?」
海未「いやだって女神アテナから教えられたことって神鎮めの唄がロードス島にあるってことだけですよ?」
海未「来たはいいものの唄を手に入れられるポイントなんてさっぱりすっかり分かりませんっ」
吸血鬼穂乃果「えええええっ!?」
理事長「余りに無計画ね、来てどうするつもりだったの?」
海未「そこは理事長の記憶と……後は来たら何か起こるかなぁと」
吸血鬼穂乃果「本当に行き当たりばったりだな」
海未「エマ、他に何か島で怪しい場所は知りません?」
エマ「いえ……ここ以外には特に……」
海未「ふむ……困りましたね」
海未(あまりに手がかりが少なすぎる、これでは探索どころではない)
海未(私たちが壊れた祭壇の前で手ぐすね引いていると……>>853)
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ミス↓
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宝探しに来ていた愛が現れた
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ガサガサッ
??「お?こんなところに人がいるなんて珍しいなぁ〜」
海未「……む?誰です?」カチャッ
海未(草を掻き分けて出てくる人の気配に私はファントムエッジへ手をかける)
??「おっと、アタシは敵じゃないよ」サッ
海未(私の警戒心を感じたからか草むらから出てきた人物……ラフな探検家の格好をした女性は両手を頭の上にあげた)
愛「アタシは愛――宮下愛って言うんだ、気軽に愛さんって呼んでくれ」
海未「愛……ここで何を?」
愛「それはアタシのほうが聞きたいけど……まぁいいや」
愛「アタシは趣味でトレジャーハンターをしてるんだ、お宝を愛してるの、愛だけにっ」
海未「トレジャーハンター……」
愛「元はうちの爺ちゃんがやってた趣味でアタシは二代目、爺ちゃんの残したアーティファクトを使って色んな秘境を冒険してる」
愛「現世も異世界も関係ない、お宝があるならアタシはそこへ行く!」
愛「このロードス島もその1つってわけ」
海未「ふむ……」
海未(異世界を冒険するトレジャーハンター……これは私たちの助けになるかもしれませんね)
海未(上手く交渉して味方にしたいところです!)
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ロードス島
AM??〜?? 新終末編『308』了
-
というわけでここまで
新終末編『309』に続く
かもしれない
-
をつ
-
新終末編『309』
─────────────────
──ロードス島
AM??
海未「愛さん、この島のことについては詳しいのですか?」
愛「そりゃ探索しに来たから下調べは済んでるよ、全部知ってるかと聞かれたらそうではないけど」
海未「ふむ……『神鎮めの唄』については?」
愛「へぇ……」ニヤリ
海未(私がその言葉を口にした瞬間、愛の目の色が変わり、こちらを値踏みするような目線を送ってくる)
愛「あんたたちがロードス島に来た目的はそれか、なーるほど」ウンウン
海未「知っていれば教えてもらいたいのです、もちろんただとは言いません」
海未「私とそこの吸血鬼穂乃果は異能者、あなたがこの島で何かを見つけることが目的なら力になれると思いますよ?」
愛「……ふむ、分かった」
理事長「ほんと!?」
愛「アタシはその唄のことは知ってる、だから協力してやるのはやぶさかじゃない」
愛「その代わりにあんたたちには>>860」
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おいしい料理を作ってもらう
-
愛「美味しい料理を作ってもらう」
海未「料理……?」
愛「アタシ冒険は得意なんけど料理はいまいち上手くなくてねぇ」
吸血鬼穂乃果「そんなのでサバイバルできてるの?」
愛「上手くないってだけで料理はできるよ、ただ美味しいものが作れないだけ」
愛「冒険の時はずっと味気ないものばっかり食べてるんだよ」
理事長「料理くらいならいいんじゃない?」
海未「はい、ですが食材がありません」
海未「ワームホールの向こうから持ってくるという事もできますが少し手間ですね」
愛「食材ならこの愛さんが島で狩ってきたものがあるから使ってよ、調理器具も貸し出すから」
海未「ほぅ、それは助かります、見せてもらえますか?」
愛「うんっ」
ドサッ
海未(そう言って愛が出した食材は>>862)
-
ドラゴン肉
-
海未「ドラゴン肉……!?」
愛「お?切り身なのに見ただけで分かるんだ」
海未「昔同じものを見たことがありますからね、理事長も憶えていますか?」
理事長「ええ、私とあの子がクッキングのために島に取りに来たドラゴン肉だわ」
海未「そして穂乃果が食べて能力を強化させた食材でもあります」
海未(強力な滋養強壮効果を持った食材、食料の確保が難しいサバイバルでは貴重な食料になるでしょうね)
海未(お腹を空かしているエマにも食べさせてあげたいものです)
エマ「…………お肉」グゥ〜
海未「よし!では早速私の腕を振るいましょう!」
バッ!
海未「クッキングの開始です!」
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ロードス島
AM??〜?? 新終末編『309』了
-
というわけでここまで
最近短くて本当にすみませぬ
新終末編『310』に続く
かもしれない
-
をつ
たまにはゆっくり自分のペースで
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新終末編『310』
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──ロードス島
AM??
海未「はっ!」
バッ!! ズトトトトトトッ
海未(ファントムエッジを物理モードに切り替えて周囲の木を切って組み立て、広めの簡易テーブルを作る)
海未(そこに愛から受け取った調理道具を並べて真ん中に肉をおく)
トンッ!!
海未(さすがに地面に布を引いて料理するわけにはいかないですしね、調理台兼まな板は必要です)
愛「おぉ〜、手際がいいね」
海未「このくらい普通ですよ」
クルクルッ
海未(ファントムエッジを一度霊体モードに切り替えて木屑を落とし、もう一度物理モードにして起動)
ブゥゥゥゥゥンッ!!
海未(これで一度剣についた物理的な汚れはリセットされる)
愛「その不思議な剣を包丁に使うの?包丁あるよ?」
海未「こっちのほうが手慣れてますから」
スッ
海未(さて、何を作りましょうか)
海未(メインとなる食材はドラゴン肉、肉料理と言えば……>>867)
-
焼肉でっしょー!!!
-
こんがり肉ステーキ
-
海未「焼き肉でっしょー!」
サササササッ
海未(迷った時はシンプルイズベスト、素材の味を活かしつつ引き上げる料理を選ぶべき!)
海未「はっ!」ザクッ!
海未(まずは巨大なドラゴンの肉を食べられるサイズにカットしていく)
ザクッ! ザクッ!
愛「焼き肉?肉焼くくらいならアタシでもできるけど」
海未「たかが焼き肉されど焼き肉です」
海未「肉に対するこだわりと焼く前の処理で味は大きく変わります」
海未(ドラゴン肉……この肉質だと切る厚さはこれくらいがベストですね)
スッ ザシュッ
海未「よしっ」
海未(霊的エネルギーで構成されたファントムエッジの切れ味は抜群、巨大な肉の塊を全く抵抗なく切断していく)
海未(次は愛が持って来ていた調味料や食材を肉に対して使う)
海未(これを使ってするのは>>870)
-
油へポーン
-
海未(この中の……)
海未「油を使うっ!」
愛「油?」
ドポポポポポポッ!!
海未(大きなフライパンに油をこれでもかと入れて熱する)
ボボボボボボボッ!!
海未「ふふふ、ここに肉をポーンと投げ込むのです」
愛「そんなに入れるの?揚げ物じゃなくて焼き肉でしょ?」
海未「ステーキのような分厚い肉を焼くには高温かつ大量の油でガッツリ焼くのがいいんですよ」
海未「おそらくこのドラゴン肉にも合う……」
ボボボボッ
海未「……ん?」
理事長「どうしたの?」
海未「愛に貸してもらったコンロだと火力が足りませんね、もっと温度を上げたいのですが……」
海未(私の能力だとこれと言ったものがパッと思いつかない)
海未「吸血鬼穂乃果!何か良い方法はありませんかね?」
吸血鬼穂乃果「温度?だったら>>872」
-
海未に血を与えて人体発火の能力を与える
-
吸血鬼穂乃果「あなたに血を分けて人体発火の能力を分け与える……とかかしらね」
海未「あなたの血を?そんなことができるとは初耳ですよ」
吸血鬼穂乃果「そうねぇ、私も数時間前に知った能力だから一部の人間にしか話してないわ」
吸血鬼穂乃果「私が賢者の石で進化したのは知ってるでしょ?」
海未「はい、音ノ木坂跡の戦いで能力の使い過ぎで倒れたとも聞きました」
吸血鬼穂乃果「あの後にクローバーやマッキーに治療されて、合流した鞠莉に診てもらった結果、私の中に新しい能力が芽生えたの」
吸血鬼穂乃果「おそらくは賢者の石がう生み出したもの……」
海未「それが血を分ける能力」
吸血鬼穂乃果「眷属を作り出す能力と言ってもいいわね」
海未「眷……属……?」
ジリッ
吸血鬼穂乃果「そう身構えなくてもいいわ、別に眷属になったからと言って私の奴隷になるわけじゃないし」
吸血鬼穂乃果「私の能力を分け与えて下等種族の人間からすこーし吸血鬼に近付くだけ」
吸血鬼穂乃果「人としての機能を失うことは無いから安心していいわ」
海未「それを聞いて安心できる人間はいないと思いますよ……」
吸血鬼穂乃果「くくっ、それで提案に乗る?それともやめておく?私はどっちでもいいわ」
海未「そうですねぇ……」
海未(正直なところ今の自分は人の身か離れることにそこまで抵抗はない)
海未(既にダイオウイカの幻想種と融合してるし、能力が増えるに越したことはない)
海未(問題は私の体が能力の複数保持に耐えられるかどうか……)
グッ
海未「まぁこの際悩んでいても仕方ありません」
海未「吸血鬼穂乃果!あなたの力を借りましょう!」
吸血鬼「ええいいわ私も初の眷属がどうなるか楽しみ……」ニヤリ
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ロードス島
AM??〜?? 新終末編『310』了
-
というわけでここまで
肉を焼くぞ
新終末編『311』に続く
かもしれない
-
をつ
むしろ吸血鬼に近づくことで身体が耐えられるようにはなりそう
-
新終末編『311』
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──ロードス島
AM??
吸血鬼穂乃果「じゃあ遠慮なく……」スッ
ガブッ!!
海未「……ぐっ!」
海未(近付いてきた吸血鬼穂乃果が私の首筋に牙を立てる)
海未(さながら古いヴァンパイア映画での美女が吸血鬼に血を吸われる一場面)
海未(けれど私の血が吸われるわけではない、ここから行われるのは逆のこと)
ジュルルッ
海未(突き刺さった牙が空けた穴から、吸血鬼穂乃果の血が私の中に流れ込んでくる)
海未(温かくドロっとした吸血鬼の血……)
海未「……っ!」ビクッ!
海未(血が血管を通して全身に回ると私の体が一気に発熱していく)
海未(熱い……熱い……!体が沸騰してしまいそうだ……!)
ドクンッ! ドクンッ!
吸血鬼穂乃果「進化が始まったわね、今からあなたの体は人間を離れて半吸血鬼の体となっていく」
吸血鬼穂乃果「そして私の眷属となるの……ふふっ」
海未「はぁ……うぐっ……がっ……!」
理事長「園田さん!?」
海未(ふらつく体、インフルエンザに時みたいに体の節々が傷んで熱で意識が遠のいていく)
海未(その感覚は10秒ほど続き……やがてすっと治まると、私の体には1つの変化が起きていた)
海未(その変化とは>>877)
-
左目から熱くないが炎が吹き出る
-
海未(その変化とは、私の左目から炎が吹き出ていたこと)
ボォォォォォウッ!
海未「これは……」
理事長「目から炎が出てるわ、熱くないの?」
海未「はい、特に熱さや痛みは感じません、物理的な炎とは違ってオーラのようなものなのでしょう」
海未「ちょっと厨二チックでカッコいいです……くくくっ」
吸血鬼穂乃果「眷属への進化は成功のようね、目から炎が出てるのがその証拠」
吸血鬼穂乃果「今のあなたは人体発火能力が使える上、身体能力も並の人間より上がっているわ」
海未「これ目の炎消したりできます?」
吸血鬼穂乃果「自分の意思で切り替えできるんじゃないかしら」
海未「では試しに……」
ジュッ!
海未「おおっ」
海未(消すように念じると左目の炎は消えた、吸血鬼穂乃果の言うとおりですね)
海未「人体発火ということは体の好きな部位を燃やせるという解釈でいいのですか?」
吸血鬼穂乃果「ええ」コクンッ
海未「よし、だったら話は早いです」
ボォォォウッ!
海未(再び左目に炎を灯し、燃焼のイメージを持って左手に意思を集中させる)
海未(すると左手からも大きな炎が吹き出た)
ゴォォォォォッ!!
-
海未(今度の炎は左目のものとは違う本物の炎)
海未(熱さは感じるものの火傷する気配は全く感じない、私の肌が耐火仕様になってるのですかね)
海未「はっ!」
ゴォォォォォォォォォッ!!!
海未(更に左手に力を込めると炎の色が赤から青に変わっていく)
海未「なるほど……温度を高めることもできるわけですか」フムフム
海未(薪を拾って火を付けてもいいですが……少々面倒ですね、鍋を私の左手で掴んでしまいましょう)
ガシッ!
ジュゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!
理事長「おおっ!」
海未(私が燃える左手を鍋に添えた瞬間、油が一気に高温になって音を立て始める)
パチパチッ! パチパチッ!
海未「ここですかさずドラゴン肉をポーンっと投入!」
バシャンッ!
ジュゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!
海未(高温の油の中で揚げられるかのごとく焼かれていくドラゴン肉)
海未(そして良い感じに焼けて来たところで>>880)
-
油に直接ファイヤー!!!
-
海未「油に直接ファイアー!!」
ボォォォォォォォォォォォウッ!!!!
理事長「ちょっ、ええええっ!?」
愛「大胆だなぁ」
海未「最後の仕上げはこのくらい一気に熱くするんですよっ!」
ゴォォォォォォォッ!!
海未「そして一気に油から取り出して皿に置いて適当に味付け!」
パパパパパパッ!
海未「肉を一口サイズに切ったら完成です!」
ドドンッ!!
愛「おぉ〜!」パチパチ
海未(調理し終わったドラゴン肉は外が真っ黒なほどにカリカリに焦げてる反面、中はとってもジューシーに仕上がっていた)
海未(とても食欲をそそる肉の匂いが漂ってきて美味しそうだ)
愛「食べていいの?」
海未「はいどうぞ、あなたのための料理ですから」
愛「では遠慮なく……はむっ!」
モグモグ
ゴクンッ!
愛「おおっ……これは>>882」
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ちょっと美味すぎない?(半ギレ)
-
愛「ちょっと美味すぎない?(半ギレ)」
海未「そうでしょうそうでしょう」ウンウン
愛「最早焼き肉というかステーキって感じだけど、今まで食べたどの肉より美味しい」
愛「美味しすぎてちょっとイラッと来るくらい美味しい……」
エマ「わ、私!私も食べていいですか!?」
海未「どうぞ、肉はたくさんありますからどんどん焼きます」
エマ「やったー!」
海未(その後も私はドラゴン肉を焼き続け、愛とエマはその肉を食べ続けた)
海未(何回かおかわりしたところで愛はフォークを置いて地面に仰向けに寝転がった)
カランッ
愛「ふぅ〜美味しい美味しい、満足した〜」
海未「では約束通り……」
愛「うむっ、この愛さんに二言はない」
愛「あんたらが探してる神鎮めの唄の在り処はちゃんと教えてあげる!」
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ロードス島
AM??〜?? 新終末編『311』了
-
というわけでここまで
肉美味しい
新終末編『312』に続く
かもしれない
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新終末編『312』
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──ロードス島
AM??
愛「まず神鎮めの唄はこの島に確実にある」
愛「アタシの爺さんが残したロードス島の資料にも名前が載っている」
パララララッ
海未(そう言って愛は自分の荷物から取り出した古い手帳を開く)
海未(劣化具合から相当年季が入ってる手帳に思える、お爺さんが使っていた手帳でしょうか)
海未「アイ……あなたのお爺さんもロードス島へ来た経験が?」
愛「らしいね、アタシは話で聞いた程度だけど」
パララララッ
愛「この手帳によるの神鎮めの唄があるのは>>886」
-
地下252階のシェルター
-
愛「神鎮めの唄があるのは地下252階のシェルターらしい」
海未「シェルター?そんなものがこの島にあるのですか……場所は?」
愛「ここ」
海未「え?」
愛「シェルターへの入口は純粋宣言の祭壇の下に隠れてる、そこの瓦礫が純粋宣言の祭壇でしょ」
海未「……!」
理事長「この下に!?」
海未(純粋宣言の祭壇がシェルターへの入口……ならば破壊されていたのも頷ける)
海未(何者かが祭壇を壊してシェルターへ侵入したということ……!)
吸血鬼穂乃果「入口ねぇ、私たちは先に来て調べてたけどそれっぽいものは見つからなかったわよ?」
吸血鬼穂乃果「瓦礫をどけた所であるのはただの地面だし」
愛「ノンノン、入口を出現させるには特殊なアイテムを使う必要があるのんだよ」
愛「トレジャーハントには付き物の特別な鍵ってやつさ」
海未「ほう」
-
愛「ただこう瓦礫で埋まってると鍵を使う場所を見つけるのに一苦労だなぁ、誰かどかしてくれない?」
吸血鬼穂乃果「そのくらいなら私がやるわ」スッ
シュルルルルッ!
海未(吸血鬼穂乃果が瓦礫のほうへ手をかざすと、彼女の体の各部から流れ出た血液が掌の前に集まる)
海未(凝縮された血液は長く太いムチを形作り、振るわれた血のムチは遺跡の瓦礫を容易に吹き飛ばす!)
ゴッ!!!!
愛「おぉ〜!すごいすごい」
吸血鬼穂乃果「造作もないわ」
愛「じゃあここからは愛さんの領分だ」
タタッ
海未(愛は瓦礫かどかされた祭壇の跡まで歩いていくと注意深く地面を見ながら鞄からとあるものを取り出す)
海未(あの>>889がシェルターへの道を開く鍵……なのでしょうか)
-
伝説の勇者のほのパン
-
海未(あれは……ほのパン?)
吸血鬼穂乃果「なにあれ?パンツ?」
海未「いえ、あれはただのパンツではありません」
海未「大いなる力を秘めた布――聖遺布と言っても過言ではない」
愛「よく知ってるねー!このパンツはほのパンと言って伝説の勇者のパンツらしい」
愛「このパンツを手帳に記された場所に当てれば――」
カチッ!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!
海未(地面が激しく振動すると、愛がパンツを当てた部分に一筋の線が走りる)
海未(線から左右に地面がスライドしてぽっかりと大きな穴が姿を表す)
海未(地下への――シェルターへの入口……!)
愛「よしっ!」
吸血鬼穂乃果「ほう、中々大掛かりな仕掛けじゃない」
理事長「ねぇ園田さん……どういうことだと思う?」
理事長「魔王が儀式した祭壇の下に勇者のパンツで開く秘密の扉がある、なんかチグハグさを感じるわよね」
海未「ええ……」コクンッ
海未(それは私も不思議に思う、なので愛に聞いてみることにした)
海未「愛!そのほのパンはどこで手に入れたのですか?」
愛「ん?これ?これは>>891」
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「ぱんつぁー」なる人から買った
-
愛「これは『ぱんつぁー』なる人から買ったもの……って爺さんは言ってた」
海未「ぱんつぁー?」
愛「古代の聖なる布を収集している奇特な人間だと聞いてるよ、詳細は分からないけどね」
海未「なるほど……」
理事長「園田さんはどう思う?」
海未「サロンやセブンや医師団のような人種でしょうね」
海未「魔王との戦いに関係なく異能的活動をしている集団もしくは個人、おそらくは『ぱんつぁー』のその1つかと」
理事長「色々いるのねぇ……」
愛「どうするー?早速地下に入るー?」
海未「そうですね、善は急げです、早速突入しましょう」
海未「突入するメンバーは私たち三人と愛、中は危険な可能性があるのでエマはここで待っていてください」
海未「もし私たちがあまりに長時間戻って来ないようなら来た道を戻って穴のところへ」
海未「穴の向こうに話しかければマザーという人がなんとかしてくれるはずです」
エマ「は、はい」
理事長「危険なら私も行きたくないなぁ」
海未「理事長は記憶思い出すかもしれないので無理矢理にでも連れていきますよ」
理事長「うぅぅ……やっぱり」
海未「では行きましょう!地下252階のシェルターへ!」
─────────────────
ロードス島
AM??〜?? 新終末編『312』了
-
というわけでここまで
地下へ
新終末編『313』に続く
かもしれない
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新終末編『313』
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──ロードス島
AM??
海未(祭壇があった地面に開いた入口、そこに降りると目の前に見慣れた形の金属製の箱があった)
カツンッ
理事長「これは……エレベーター?」
海未「そのようですね、内部のデザインは現代のものとは違いますが昇降機に違いはないでしょう」
海未「島の地下シェルターというと北方領土地下の大空洞にあったレヴィアタンを思い出します」
海未「ただあっちが洞窟のような天然の空洞にシェルターを設置したものに対し、こっちは完全に入口から人工のものですね」
海未「明らかに誰かが意図して作ったもの……」
愛「どうする?乗るの乗らないの〜?」
海未(私たちが少し考えてるうちに愛は躊躇いなくエレベーターに乗り込んでボタンに手をかける)
海未(あのガツガツさがトレジャーハンターらしさなんですかねぇ)
海未「行きますよ」
タタッ
海未(愛が待機してるエレベーターへ私と理事長、それから吸血鬼穂乃果が乗り込む)
愛「では252階のスイッチを……ポチッとな」ポチッ
ウィーンッ
ゴォーーーーーーッ!!
海未(扉の閉じたエレベーターが加速して地下へ地下へと降りていく)
海未(そして……)
チーンッ!
海未(再び扉が開いた先、おそらく地下252階のシェルターと思わしき場所は>>895)
-
ぷわぷわーおな世界が広がってる
-
海未(シェルターと思わしき場所にはぷわぷわーおな世界が広がっていた)
海未(お菓子で作られた世界だったレヴィアタンを更に一層サイケデリックでファンタジーにしたような極彩色の空間)
海未(まるで誰かの夢の中に入り込んでしまったような錯覚さえ覚える)
愛「ほ〜!こりゃまた凄い光景、とてもシェルターの内部だとは思えない」
理事長「眺めてるだけで頭がぷわぷわしてきそうなだわ……足を踏み入れて大丈夫なの?」
吸血鬼穂乃果「環境的にダメなら扉を開けて時点で悪影響が出てるはずだわ」
吸血鬼穂乃果「まぁ人間は脆弱だし……もしものことを考えて吸血鬼である私が先を歩こう」
海未「ではその後ろを私が」
ザッ ザッ
海未(私たちはエレベーターから出てぷわぷわーおなシェルター内を歩きだす)
海未(歩く順番は話した通り吸血鬼穂乃果、私、愛、理事長の順番)
海未(私は歩きつつ後ろの愛に対して話しかける)
海未「神鎮めの唄がこのシェルター内にあるとのことですが……」
愛「うん」
海未「それはシェルター内の何処かに置いてあるとか、シェルター内にいる誰かから授かるとか、そういった感じのものなのでしょうか」
愛「ふーむ……実はあんまり分かんないんだよね」
海未「え?」
-
愛「神鎮めの唄について爺さんの手帳に書かれてることは本当に少ないんだよ」
愛「だからアタシはシェルターに来れば自然と何か分かるんじゃないかと思ったんだけど、まさかこんなに広いとはねぇ〜」
愛「グルっと一周するだけでも一日かかっちゃうんじゃないかなぁ」
海未「確かに……」
海未(唄というからには形あるものではない、可能性としては伝えてる人か刻まれてる石碑か、おそらくその辺りでしょう)
海未(ただ余りに手がかりがなさすぎる)
海未(いや、1つだけ分かっていることはある……第三者の存在だ)
海未(私たちがロードス島に来るより以前に純粋宣言の祭壇を壊して侵入した者がいる)
海未(だとすればその者の痕跡が何かあるはず)
海未(歩きながら注意深く周囲を見回してみると……>>898)
-
巨大な爪痕があった
-
海未「……ん?」
愛「どうしたの?」
海未「あっちの地面に巨大な爪痕がありませんか?」
愛「ほんとだ、かなりデカく地面が抉れてる、行ってみよう!」
タタタッ
海未(私たちが現場へ駆け寄ると爪痕の大きさはより一層常識を超えたものだと分かる)
海未(まるで竜の爪……現存する生物では有り得ない破壊の跡、もしこんなことができるなら純粋宣言の祭壇の破壊なんて容易だったろう)
サッ
海未「ふむ、触るった感じまだ熱を持っています、破壊が起こってからまだ時間は経っていない」
愛「こんなことが起こせる異能者が先を進んでるのか、お宝の争いになったら勝てなそうだなぁ」
海未「異能者ならまだ良いですがね……」
愛「?」
海未「とにかくここからは更に警戒を強め――」
ゴッ!!!!
海未「っ!?」
海未(私が警戒を提案した瞬間、それをさせまいとばかりに背後から"巨大な圧"が出現した)
海未(何度も戦線を潜った私の直感はそれを敵意と認識し、それが私を殺すために放たれた殺意ある攻撃だと確信する)
海未(高速で迫る巨大な"何か"に対して私は考えるより速く刀を抜く……)
ブンッ!!
海未(……が、ちょっと間に合わないですかね……)
-
吸血鬼穂乃果「ブラッディシールド!!」
海未「おっ」
ギィィィィィィンッ!!
理事長「きゃぁっ!」
海未(反応の遅れた私より速く、人体を超えた反射神経を持つ吸血鬼穂乃果が血の盾を放った)
海未(私たちを襲った何か――巨大な攻撃はシールドに弾かれて逸れ、隣の地面に大きな爪跡を残す)
ジュゥゥゥゥゥゥゥゥッ!
愛「なになに?攻撃!?」
海未「はいっ!お二人は私たちの後ろに隠れて体を小さくしてください!」
吸血鬼穂乃果「へぇ〜、中々に手応えのある攻撃じゃない、私のブラッディシールドにかなり傷がついたわ」
海未「吸血鬼穂乃果……」
吸血鬼穂乃果「この敵はヤワな相手じゃない、ちゃんと構えなさい海未」
吸血鬼穂乃果「ほら――ニ撃目が来るわよっ!」
─────────────────
ロードス島
AM??〜?? 新終末編『313』了
-
というわけでここまで
また短め
戦闘へ
新終末編『314』に続く
かもしれない
-
をつ
-
新終末編『314』
─────────────────
──ロードス島・地下シェルター
AM??
海未(吸血鬼穂乃果の言う通り、すぐさま敵のニ撃目が放たれた)
ゴッ!!
ギィィィィィィンッ!!
海未「……っ!」
海未(一撃目と動揺に吸血鬼穂乃果が血の盾で攻撃を反らす)
海未「見えませんね……」
吸血鬼穂乃果「そうねぇ」
海未(完全に私の死角から放たれた一撃目とは違い、今度は攻撃の来る方向に目を光らせていた)
海未(それなのに巨大な爪痕を残す攻撃の正体も、攻撃を放った相手の姿も見えない)
海未(始まりも過程も感知することができず、突然『攻撃された』という結果だけが起きる状況)
海未(かなり厄介と言わざるを得ない)
海未「ステルスでしょうか、それともどこかに潜伏してる?」
吸血鬼穂乃果「ここは割と開けた場所だから前者のほうが可能性はあるわね」
吸血鬼穂乃果「だとしても私の知覚能力で捉えられないなんて……有り得ないと思うけど」
理事長「見えない相手ってこと?ど、どうするのよ!?」
吸血鬼穂乃果「落ち着きなさい人間、姿が見えなくても相手が意志を持った存在なら攻撃のタイミングはある程度読める」
理事長「意志……?」
吸血鬼穂乃果「そう、相手は拳銃やミサイルと言った意志のない存在じゃない」
吸血鬼穂乃果「自分の痕跡がバレて海未が警戒を呼びかけた瞬間に攻撃を放ち、防がれたら間髪入れずにもう一撃」
吸血鬼穂乃果「そして再び防がれたと見るやこうして様子を見ている……」
理事長「…………」
-
吸血鬼穂乃果「意志ある相手には呼吸がある、呼吸を読めば行動が分かる、行動が分かれば目的が分かる」
吸血鬼穂乃果「目的が私たちの排除なら……」
シュルルッ!!
理事長「っ!?」
海未(吸血鬼穂乃果はニヤリと笑うと、私たちの周囲に張っていた血の盾を解除)
吸血鬼穂乃果「――こうして誘い出してやれば引っかかるっ!」
ゴッ!!!!
海未「……!」
海未(血の盾が解除された瞬間、見計らっていたように先ほどとは別角度から見えない攻撃が飛んできた)
吸血鬼穂乃果「ほらね!」バッ!
海未(もちろんそれを読んでいた吸血鬼穂乃果はピンポイントで血の盾を張って攻撃を逸らす)
ガキィィィィィィンッ!!
吸血鬼穂乃果「海未っ!」
海未「はいっ!今の方向はしっかり記憶しています!」
海未(攻撃の来た方向を見据えた私は瞬時に体を眷属化&幻想種化させ、両手にラブアローを召喚する)
ボンッ!!
海未(そして体を傾かせ血の盾から少しだけ身を乗り出すと、攻撃の飛んできた方向目掛け矢を放つ!)
海未「ラブアローシュートBテンタクル――フレイムブースト!!」
ドンッ!!
ドドドドドドドドドドドドドッ!!
海未(私の放った矢は注入したテンタクルの力により無数に分裂した後、上乗せした眷属の発火能力により燃え上がる)
海未(威力と速度をロケットのようにブーストされた無数のラブアローは何も無い空間に飛んで行き――)
海未(そして>>905)
-
まったく同じ攻撃で打ち落とされた
-
巨大な竜巻にかき消された
-
海未(私の放った矢は全く同じ攻撃で撃ち落とされた)
ガガガガガガガガガガガガガッ!!
海未「なっ!?」
海未(さっきまでの大雑把な一撃とは違う、確実に私の矢の1つ1つを的確に打ち落とす攻撃)
海未(それに……あれは矢だった)
海未(私のラブアローが破壊された際の爆風で見えた透明な攻撃の輪郭、それが紛れもなく矢の形をしていた)
海未(しかも見間違いでなければラブアローと全く同じ形の矢)
海未「吸血鬼穂乃果、今の……」
吸血鬼穂乃果「私にも見えたわ」
吸血鬼穂乃果「ただ海未の攻撃を叩き落としただけじゃない、海未と同じ攻撃を放ってきた」
海未「どういうことでしょう?」
吸血鬼穂乃果「さぁねぇ……」
シュルルルルッ
海未(首を傾げながら吸血鬼穂乃果は血の盾を周囲に張り巡らせる)
海未(けれどこのままじゃジリ貧なことに変わりはない)
海未「吸血鬼穂乃果、試しにもう一発打ちます、少しだけ盾に穴を開けてください」
吸血鬼穂乃果「ええ」シュルルルルッ
海未「ラブアロシュッ!」
ドンッ!
キィィィンッ!
吸血鬼穂乃果「また見えない攻撃に弾かれたわね」
海未「はい、今度は一本だけ反対方向から飛んできました」
愛「変に律儀だなぁ」
理事長「どうするの?」
海未「そうですね、ここは>>908」
-
理事長が囮になってください
-
海未「理事長が囮になってください」
理事長「……へ?」
海未「敵は強力なオートカウンターらしき能力を有しています」
海未「今見た通り、こちらの放った攻撃を即座にコピーして相殺してくる能力です」
理事長「それは見たから分かるけど……私が囮になるのとどう繋がるの?」
海未「可能性……あくまで可能性ですが、敵は巨大な爪の攻撃とオートカウンターを同時に使えない可能性があります」
海未「それを確かめるためにも理事長には囮になって頂きたいと」
理事長「えええええっ!?」
海未「大丈夫です、敵の攻撃は私と吸血鬼穂乃果で防ぎますから危険はありません、たぶん」
理事長「たぶん!?」
海未「吸血鬼穂乃果、理事長を投げてください」
吸血鬼穂乃果「了解」コクンッ
理事長「ちょっと待って!私は了解して――」
吸血鬼穂乃果「よっ」ブンッ!!
理事長「きゃぁああああああああああああああっ!!」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥッ!
ドスンッ!
理事長「いたたた……」
海未(吸血鬼穂乃果に投げられた委員長は私たちから少し離れた場所に落ちる)
海未「いいですか?理事長に攻撃が来た瞬間にあなたが防ぎ私が攻撃します」
吸血鬼穂乃果「分かってる、貴女こそタイミングを合わせるのよ」
海未「はいっ」
理事長「ううぅ……」キョロキョロ
海未(1人離れた場所に放置された理事長は不安そうに周りを見回す)
海未(すると敵は>>910)
-
理事長に心配そうに駆け寄って来た
-
海未(すると敵は……)
タタタタッ!
理事長「な、なんの音!?」
海未「足音……でしょうか」
吸血鬼穂乃果「そのようね」
海未(姿は依然として見えず、敵は足音だけを鳴らして理事長へと近づいて行く)
海未(近付く以外に何か理事長に攻撃を加える様子は見られない)
ザッ ザッ
海未(それにしても……今まで聞こえなかった足音が聞こえるようになった原因はなんなのでしょう)
海未(敵がこちらの行動に困惑して隠すのを忘れてしまったのか、わざと理事長に存在をしらせてるのか)
海未(はたまた――)
??「ダイジョ……ブ……カ……」
海未「……声?」
吸血鬼穂乃果「ふむ、どうやら敵は声をかけながら理事長の周りを回ってるみたいね」
吸血鬼穂乃果「アレは様子を伺ってるというか……心配してる?」
-
理事長「ちょっ!園田さん!私どうしたら――」
??「ガッ!」グイッ
理事長「きゃっ!?」
愛「あ、担がれた」
海未(私たちの方を見て理事長が助けを求めた瞬間、見えない敵が理事長を持ち上げた)
海未(傍から見ると理事長が1人で宙に浮いてるように見える)
??「アイツラ……アブ……ナイ……オマエキケン、イマハニゲル」
ダッ!!
理事長「きゃああああああああああっ!!」
海未「あっ……」
海未(浮いた理事長はシェルターに入ってから何度目かになる悲鳴を上げ、そのまま見えない敵に連れ去られてしまった)
愛「どうするの?理事長さん連れ去られちゃったよ?」
海未「見れば分かります」
海未「あの様子だと理事長を心配して保護したようにも思えましたね、もしかしたらどこか拠点へ戻るかもしれません」
吸血鬼穂乃果「理事長が私たちに捨てられたと思ったとか?動機が分からないわね」
海未「私にもハッキリとしたことは分かりませんよ」
海未「とにかく今は理事長を追いかけましょう!」
吸血鬼穂乃果「ええっ」コクンッ
─────────────────
ロードス島地下シェルター
AM??〜?? 新終末編『314』了
-
というわけでここまで
追いかけます
新終末編『315』に続く
かもしれない
-
をつ
-
新終末編『315』
─────────────────
──ロードス島地下シェルター
AM??
理事長(姿の見えない何者かは私の体を掴んだまま高速で走り続けていた)
理事長(危害を加えられたりする気配は全く無い、一応私に気を使ってくれてる様子はあるけど……)
ダタタタタタッ! グンッ! グンッ!
理事長「きゃっ!ちょっ!おふっ!」
理事長(見えない人が大きくジャンプしたり着地したりする度に私にもそれなりの衝撃が来て辛い)
ガンッ! ダタタタタタッ!
理事長「ど、どこまで行くの!?」
??「アンゼンナトコ……マデ……」
ダンッ!!
理事長「うぐっ!」
ダタタタタタッ!
理事長(こうして連れ去られながら周りを見渡してみると、シェルター内は予想以上に広い)
理事長(横に広いだけじゃなくて縦にもぷわぷわーおチックな建物が立体的に伸びている)
理事長(まるで無機物のジャングル、私を抱えた人はそこを縦横無尽に駆け抜けて行っている)
ヒューーーーッ
ダンッ!
理事長「おおうっ!」
理事長(今までで一番大きなジャンプの後、私を担いでた何かは走ることを止めた)
理事長「……?」
??「……ツイタ、ココナラアンゼン」
理事長(安全……この>>916みたいな場所が拠点としてる場所かしら)
-
ねずみの国のお姫様のお部屋
-
理事長(連れられてきたのは立体迷路のように入り組んだ高層ビル群の一画)
理事長(この辺りのビルは廃ビルのように壁が無かったり、ビルの構造自体が歪んでたり、空や真横から生えて他のビルを突き抜けて交差してたり様々)
理事長(ぷわぷわーおな色使いやデザインと相まって本当にファンタジーな世界観だわ)
理事長(そしてとあるビルの中……このねずみの国のお姫様のお部屋みたいな場所が拠点かしら)
キョロキョロ
理事長(部屋には可愛らしい形の家具やフリル付きのベッド、大きなぬいぐるみなどがそこら中に置かれてある)
理事長(隅にはチーズ型のクッションが置いてあるのも見えた)
理事長(とてもじゃないけど私たちを襲撃した凶悪な敵の拠点には思えない……)
??「スコシ……マテ」
ガサゴソ ガサゴソ
理事長(見えない人は私をその場に立たせたまま部屋の奥へ行き、何か物を探っている……透明だけど)
理事長「あのー、そろそろ姿を見せてはもらえないかな」
??「スガタ……ワカッタ……」クルッ
スゥーーーーッ
理事長「……!」
理事長(私がダメ元で問いかけてみると、相手は以外にもあっさりと透明化を解いてくれた)
理事長(その姿は>>918)
-
ボーイッシュな褐色少女
-
理事長(その姿はボーイッシュな褐色少女だった)
理事長(体の大きさも私とそう変わらない、一見すれば普通の人間の女の子に見える)
理事長(服はボロ切れを繋いで作ったドレスのような服)
理事長(こんな子があんな豪快な攻撃を放ってきたとは思えない)
理事長(それに……)
理事長「あなた、どうして私を助けてくれたの?」
??「カワイソウ……ダッタカラ……」
理事長「え?」
??「ナカマにステられて……カワイソウ……ダッタ、マルデ……」
理事長(褐色少女はそこで言葉を切って俯く)
理事長(まるでの先に続く言葉が私はなんとなく分かってしまった)
理事長「あなた……名前は?」
??「ナマエ?」
理事長「そう名前、私のことは理事長と呼んでちょうだい」
??「ナマエ……ナマエは>>920」
-
ココアハート
-
ココアハート「ナマエは……ココアハート」
理事長「ココアハートちゃん、良い名前じゃない!」
ココアハート「イイ……ナマエ……」
理事長「そうよ良い名前」
ココアハート「良い……名前」
理事長「……?」
理事長(なんだろう、私の言葉を反復したココアハートの言葉がさっきより流暢に聞こえる)
理事長「私の名前は理事長」
ココアハート「私の……名前は……理事長」
理事長「あなたの名前はココアハート」
ココアハート「あなたの……名前は……ココアハート……」
理事長「寿限無寿限無五劫の擦り切れ!」
ココアハート「寿限無寿限無五劫の擦り切れ!」
理事長(やっぱり……この子聞いた言葉を反復すれば同じ言葉を喋れるのかもしれない!)
理事長(理屈はよく分からないけど、オートカウンターの能力が関係してるのかしら)
ココアハート「私の名前はココアハート……私の名前はココアハート……」
理事長「上手く喋れる?」
ココアハート「うん、上手く喋れる」コクンッ コクンッ
理事長「よし……」
理事長(園田さんたちは私を追ってきてるでしょうけどまた時間はかかるはず)
理事長(それまでにこの子を手懐けられれば……!)
─────────────────
ロードス島地下シェルター
AM??〜?? 新終末編『315』了
-
というわけでここまで
ココアハートちゃんの登場
新終末編『316』に続く
かもしれない
-
をつ
-
新終末編『316』
─────────────────
──ロードス島地下シェルター
AM??
理事長「そうねぇ……まずは何から聞こうかしら」
ココアハート「聞こう?」
理事長「うん、あなたのことを色々教えて欲しいの」
ココアハート「教えて……」
理事長「分かった?」
ココアハート「分かった!」コクンッ
理事長「じゃあ1つ目、あなたはどうしてここにいるの?1人?」
ココアハート「ここに……いるのは……ミステラレタカラ」
理事長「見捨てられた?」
ココアハート「そう、見捨てられた」
ココアハート「見捨てられて……1人で……サミシカッタ……」
ココアハート「でも……ウタを見つけてくれば……またナカマにモドしてくれるってイッテタ」
理事長「仲間か……良いように使われてる可能性が出てきたわね」
理事長「その唄っていうのは見つけたの?」
ココアハート「唄は……>>925」
-
危険だから封印した
-
魔獣が守っている
-
ココアハート「唄は……キケンダカラフウインした」
理事長「封印しなければいけないほど危険なものなの?」
ココアハート「うん、危険」コクンッ
ココアハート「アレはカミサマヲシズメルウタ、カミサマヲダメニスルウタ」
ココアハート「ダカラ……危険」
ココアハート「カミサマがダメになったら……私はスクワレナクナル……」ブルルッ
理事長(ココアハートは自分で自分の体を抱いて見えない何かに怯えるように震える)
理事長「神様……救う?あなたに命令を下したのが神様なの?」
ココアハート「チガウ」ブンブンッ
ココアハート「神様にアッタコトハない、命令したのはベツのヒト」
ココアハート「そのヒトがイッテタ」
ココアハート「私たちのセカイは神様によってツクラレタ、だから神様をダメにする唄は封印しなくちゃならない」
理事長「そう言われて説明されたのね?」
ココアハート「うん、私はそう言われてこのシマにキタ」
-
理事長「ふむ……」
理事長(ココアハートに神鎮めの唄を封印するよう命令した人物、状況から考えるに新魔王軍の構成員よね)
理事長(今の状況で唄を封印して得するのなんてあの勢力しかいない)
理事長(となると神様というのはフードマンのことか、スルトたちのことか)
理事長(単にココアハートを騙して命令するための方便かもしれないわね……)
理事長(でも困ったわ、ココアハートが単に命令を受けただけの戦闘員と考えると大した情報は持ってなさそう)
理事長(神鎮めの唄が何故ここにあるのかの理由や誰が作ったものなのかとか……そこらへんは聞けないでしょう)
ココアハート「……理事長?」
理事長「うん、あなたがここに来た理由は分かったわ」
理事長「じゃあ次に>>929」
-
シャワーを貸してください
-
理事長「じゃあ次に……そうだ!シャワーを貸してもらえないかしら」
ココアハート「シャワー?」
理事長「うん、ここまで来るのに汗かいちゃって少し臭くなってるのよ」
理事長(本当は来る前から臭いけど)
ココアハート「シャワーってミズアビ……だよね?」
理事長「そう水浴び!上から水をシャーって浴びるやつ!」
ココアハート「だったら……あっちのヘヤでミタカモ」
理事長「あっちね!ありがとう」
タタッ
理事長(ココアハートの指差す方向の壁には扉)
理事長(その扉を開けてみると、向こうにはこちら側の居住スペースと同じくらいの広さの部屋があった)
理事長(こちらと違うのは家具や雑貨が置かれていない、コンクリート打ちっぱなしの殺風景な部屋だということ)
理事長(その中心には不自然にシャワーだけが設置されていた)
-
理事長「怪しい……」ジーッ
理事長(明らかに怪しい、でも怪しんでいても仕方ない)
理事長(私は服を脱ぐと広々とした部屋の中心まで行ってシャワーノズルに手をかける)
理事長(至って普通のシャワーだけど……普通という所がこのぷわぷわーお空間だと引っかかるわね)
理事長「ま、とりあえず水を出して浴びてみるとしますか」
キュッ
ジャァァァァァァァッ!
理事長「……ひゃっ」
理事長(シャワーから出てきた水は少しぬるいけれど特におかしなところは見つからない)
理事長「大丈夫……なのかな?」
理事長(汗を流すためにそのまま浴び続けていると……>>932)
-
頭に直接唄が流れてくる
-
キィーーーーンッ
理事長「……?」
理事長(シャワーを浴びているとシャワーから流れる水音に混ざって他の音が聞こえてきた)
理事長(単なる自然音ではない、特定の旋律を持った音の繋がり……音楽?)
キィーーーーンッ
理事長(音楽は耳の鼓膜を通して聞こえるのではなく頭の中に直接聞こえてくる)
理事長「これは……?」パッ
理事長(試しにシャワーノズルを離してみると音は聞こえなくなった)
理事長(もう一度体にシャワーの水を当ててみると再び聞こえる)
ジャァァァァァァァッ!
〜♪
理事長(更に目を閉じて集中すると音の中に唄のようなものが混ざってるのが分かる)
理事長「まさか……神鎮めの唄が封印されてるのって……!」
─────────────────
ロードス島地下シェルター
AM??〜?? 新終末編『316』了
-
というわけでここまで
新終末編『317』に続く
かもしれない
-
新終末編『317』
─────────────────
──ロードス島地下シェルター
AM??
理事長「シャワーの水を浴びてる間だけ唄が聞こえる」
理事長「まさか……このシャワーの水が神鎮めの唄と関係があるのかしら」
キュッ
理事長「とりあえず水を止めて服を着て……あっ」
理事長(私はそこで体を拭くものが何もないことに気付く、さすがに濡れたまま服を切るわけにもいかない)
理事長(仕方ないので裸のまま扉まで戻り、少しだけ扉を開けてココアハートに呼びかける)
ガチャッ
理事長「ココアハートー?」
ココアハート「どうしたの理事長」
理事長「ごめんなさい、何か体を拭けるものを取ってもらえないかしら」
ココアハート「拭けるもの……これとか?」スッ
理事長(ココアハートが渡してきたのはやけに高級そうな布)
理事長(明らかにタオルには不向きだと思うけど他に選択肢が無いならこれで拭くしかない)
理事長「ありがとう」
フキフキ フキフキ
理事長「ねぇココアハート、あのシャワーなんだけど……あれはあなたが設置したもの?」
ココアハート「ん?あれは……>>936」
-
シャワーじゃない
-
ココアハート「あれは……シャワーじゃないよ」
理事長「え?」
ココアハート「タシカ二あっちにシャワーはあると言った、でもそれは私の言ったシャワーじゃない」
理事長「待って、隣の部屋にあるのがシャワーって話じゃ……」
ココアハート「チガウ」
ココアハート「隣の部屋を通っていくもう1つの部屋、そっちにシャワーがある」
ココアハート「アイダの部屋は……サワッチャダメ」シ
理事長「……!」
ココアハート「もしかして……サワッタ?」ジロッ
理事長「ああ……えっと……うん」
理事長(一瞬誤魔化そうかとも思ったけど、ココアハートの強い眼に臆して本当のことを言ってしまった)
理事長(何となく……この子に嘘を言ってはダメな気がしたのだ)
理事長(この子を騙して良いように使っている新魔王軍の人とは同じになりたくない)
-
ココアハート「そっか、それはちょっとコマッタ」
理事長「困った?」
ココアハート「うーん……理事長にだからハナスけど、ジツはあのシャワーのナカに神鎮めの唄を封印してるんだ」
理事長「なっ……!」
理事長(……やっぱりか、と言いそうになる口を塞ぐ)
理事長(しかしシャワーの中とはどういうことなんだろう……確かに水を浴びると唄が流れてきたけど……)
ココアハート「あれ……ナマエは>>939って言うナマエのアイテム、私がここに来るトキにワタサレタ」
ココアハート「あれをツカウト、封印したいものをミズにして封印することができるんだって」
-
嫌なことは水と一緒に流れちゃえ君
-
理事長「嫌なことは水と一緒に流れちゃえ君か……またストレートな名前ねぇ」
ココアハート「私はアレを使って唄を水にして吸収した」
理事長(唄を水……ココアハートの言葉をそのまま受けとるなら、音波である唄を液体に変化させたということ)
理事長(物理的に説明がつかないけど異能が絡んだアイテム――しかも新魔王軍から渡されたものならば不思議ではない)
ココアハート「あの水をアビたの?」
理事長「ええ、浴びたら音が脳内に直接聞こえてきたわ」
ココアハート「そう……音から水にスガタをカエてもそのトクセイはカワラナイ」
ココアハート「カラダにフればオトはヒビく、だから水にフれるのは危ない」
理事長「なるほど……」
理事長(ということはあのシャワー的なアイテムさえ確保すれば神鎮めの唄は手に入る)
理事長(何とかして手に入れなければ……)
ココアハート「……あ!」ピクッ
理事長「どうしたの?」
理事長(考え込んでいた私の横、ココアハートは突然ビクンと体を震わせる)
理事長(そして何かに弾かれたように外が見える場所まで駆けていく)
ダタタッ!
ココアハート「キタ……テキ……」
理事長「敵……まさか園田さんたちがそこまで来てるの!?」
ココアハート「キョテンボウエイユウセン、ゲイゲキヨウイ――」
ガシャンッ!!
ココアハート「――テキをセンメツする!!」
─────────────────
ロードス島地下シェルター
AM??〜?? 新終末編『317』了
-
というわけでここまで
サクサク進めたい
新終末編『318』に続く
かもしれない
-
をつ
-
新終末編『318』
─────────────────
──地下シェルター
AM??
ドゴォォォォォォンッ!!
理事長(ココアハートが動くと同時にビルの下の方から轟音が響く)
理事長「な、なに!?」
ココアハート「敵のコウゲキ!」
理事長(敵……園田さんたちが何か能力を使ったのね)
ココアハート「グルルル……」ジーッ
理事長(ココアハートは外を見ながら体を震わせている)
理事長(不味いわね……神鎮めの唄を手に入れられる可能性があると分かった今、ココアハートと無駄に争う必要はない)
理事長(ただココアハートも園田さんたちも今の状況じゃ戦う気バリバリの気配を出してる、ぶつかったら戦闘は必至)
理事長(何とかして戦いを止める方法は……>>944)
-
サバ折ハグ
-
理事長「ダメよココアハート!」
ダタタッ!
理事長(私はとっさに駆け寄って背後からココアハートの腰に抱きつく)
ガシッ!
ココアハート「理事長……?」
理事長「あの人たちと戦っちゃダメ!戦う必要はないの!」
ココアハート「でもアイツラは理事長を捨てた、ワルイヤツ」
理事長「あ、あれは私も驚いたけど事情があって……とにかくダメなのっ!」
ココアハート「でもっ、ここにコられたら神鎮めの唄のバショがバレるよ、離れて理事長!」ググッ
理事長「行かせないっ!」
ギュゥゥゥゥゥゥッ!!
理事長(私の細腕でココアハートを足止めしておけるかは分からない、というかたぶん無理だろう)
理事長(ココアハートが本気で振り払おうとすれば私は紙切れのように飛んでいくに違いない)
理事長(それでも……この手は離さない!この子に無用な争いはさせない!)
理事長「うおおおおおおおっ!」
ググググググググッ!
理事長(これは背後からのハグだけど、サバ折するくらいの力を込めてココアハートをその場に押しとどめる)
理事長(見かけ上は私より小さな女の子の体、体重を使って全力で負荷をかければ――)
ココアハート「……ダメだよ、理事長」
バギィィィッ!!
理事長「がっ!!??」
-
理事長(ココアハートが悲しげに呟いた瞬間、私の腰回りを強烈な圧迫感が襲う)
理事長(ギリギリと締め付けられ骨まで軋むような痛みが走る)
理事長「こ……れ……はがはっ……!」
ココアハート「ハナれて、理事長がサキにダメになるよ」
理事長(ココアハートのオートカウンター、私の締付けが現在進行形で私に跳ね返って来ている……?)
理事長(しかも明らかに私より体格の良い人に締め付けられてるような強い痛み)
理事長(単に私の力を跳ね返してるだけじゃなくて、私がココアハートに与えられている相対的な力を再現しているのかしら)
バギィィィッ!
理事長「がっ!!」
理事長(……って!そんなこと呑気に考えてる場合じゃないっ!)
ココアハート「理事長……」
理事長「は……離さないわよ……絶対に離さない……」
ココアハート「シカタナイ、だったら>>947」
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