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筑波・TSUKUBA・菟玖波

1とはずがたり:2007/05/01(火) 00:19:11
この辺の事物の紹介・不満感の表明・方向性の検討等何でも。

1138とはずがたり:2017/11/12(日) 20:02:22
企業・経営
つくばエクスプレスで「トラブル多発」大丈夫か?
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53376?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related
現役職員の嘆きも
田中 圭太郎ジャーナリスト

…秋葉原駅と茨城県のつくば駅の間を最速45分で結ぶ、つくばエクスプレス。年間輸送人員は約1億3000万人、…「安全と高速」を売りにしているこの路線だが、内部からは「…安全が軽視されているのではないか」という懸念の声が聞こえてくるのだ。…

危険なトラブルが多発

(「つくばエクスプレス」に勤務する)Aさんが指摘するのは、ここ最近の事故の増加についてだ。
「2016年以降、車両のドアに乗客の手や物が挟まれたまま列車が出発するといった、危険なトラブルが増えています」…

つくばエクスプレスでは、ホームページ上の「ニュースリリース」や「TXからのお知らせ」で、事故やトラブルに関する報告を掲載しているが、数日で削除されるという。現時点で確認できる挟み込みのトラブルは、2016年8月に南流山駅で発生した、杖が挟まれたまま走行した件の1件しかない。しかし、挟み込みのトラブルは、Aさんが知るだけでも2016年に少なくとも10件以上は起きているという。

…しかし、Aさんは、挟み込み事故が起きてそのまま列車が走行してしまうのには、複数の理由があると説明する。

設備が古い?

「ひとつは、つくばエクスプレスの設備が05年の開業当時からほとんど更新されていないため、他社に比べて設備が古いことが挙げられます。不都合があってもお金がかかるという理由で、改修をせず、そのままにされることが多い。

例えば東京メトロなどでは、ホームドアに三次元センサーを採用し、挟み込みが起きると機械がそれを感知して、異常を知ることができます。ところが、つくばエクスプレスのホームドアのセンサーは、40センチと90センチの高さところに、横に2本通っているだけの旧式のものです。体や物を挟み込んでも感知しないケースが多いのです。

東京メトロで初期にホームドアを導入した駅では、つくばエクスプレスと同様の旧式のタイプでしたが、乗客の安全をより確保できるようにと予算を費やし、順次安全性の高い3Dセンサーに更新しているそうです。

もうひとつは、つくばエクスプレスの場合、駅によってはホームの状態を確認する術がないことです。開業当初、ホームは終日駅員がいない状態でしたが、乗客が増えるに従って、一部の駅では朝と夕方は駅員が1人はホームに出ています。しかし、それ以外の時間帯は無人になることも。ホームを監視するカメラでは、車両とホーム柵に挟まれた部分は完全に死角でカメラにも映らず、モニターを見ても確認できない場所があるのです」

ドアに体や物が挟まれても、駅員も乗務員も気づかないから、そのまま発車してしまう、ということのようだ。

こうした事故やトラブルについては、東京新聞(2017年6月20日朝刊)や、週刊東洋経済(2017年8月26日号)でも報じられている。複数のメディアが、つくばエクスプレスの安全対策に疑問を呈している状況なのだ。

さらにAさんは、もうひとつの決定的な「欠陥」があると指摘する。
「つくばエクスプレスは、乗客やホームにいる客が異常に気づいても、列車を止める手段がないのです。誤って線路下に降りたり、落ちたりしたのを見つけたとき、人身事故が起きそうになっても、どうすることもできません。その理由は、ホームに列車非常停止ボタンがないからです。

列車を止めるには、SOSと書かれたインターホンを押して、事務所にいる駅員を呼び出し、状況を説明して、止めるように伝えなければならない。そのうえ、電車を止めるときには、駅員が「携帯無線機」と呼ばれる装置を持って、ホームまで行かなければならないのです。

駅事務所は1人勤務の場合も多く、他のお客様に対応していたりすると事務所不在のこともあります。そうなると万一、人身事故が起きそうになっても、対応できるかどうか…」(会社側の反論は後述)

これでは、いつか大きな事故が起きてもおかしくないというAさんの指摘も納得できる。

1139とはずがたり:2017/11/12(日) 20:02:33

驚くべき人員体制

いったいなぜ、このようなことが起きるのか。Aさんはこう解説する。
「安全性を損なっている一番の原因は、駅員の不足だと思っています。…うちの場合、北千住駅には1日に6人が勤務していますが、その人数は今も昔も変わりません。… ほかの駅でも、定員の増減がありません。現場のキャパはほとんどオーバーしています。…挟み込みもそのほかのトラブルも、設備や人員が十分であれば対応できるのですが、わずかな人数では対応できません。1人勤務の時間帯でさえ、ホームの監視、巡回、改札口での乗車券発売や精算対応、遺失物引渡し、外部からの電話、社内連絡などをしなくてはなりませんが、現状、人員にまったく余裕がなく、休憩を取ることもできません」

さらにAさんが指摘するのが、駅員の勤務実態の問題だ。
「つくばエクスプレスの駅員には基本的に『日勤』がなく、朝9時から翌朝9時までの24時間泊まり勤務が基本です。ところが、泊まり勤務が終わったあと、そのまま夕方6時過ぎまで働き続けることが多くあるのです。職員は、疲労で疲弊しきっているのです」
人員不足とそれに伴う過重労働と現場職員の疲労によって、本来避けることができるトラブルが避けられない、とAさんは指摘するのだ。

労働基準監督署が指導

この労働形態については、じつは労働基準監督署も目を見張らせており、2015年3月、上野労働基準監督署が労働基準法違反などで、つくばエクスプレスの運営会社である首都圏新都市鉄道に是正勧告や指導を行っている。結果、労使協定を超えた時間外労働など、6項目の違反を指摘したのだった。

当時の時間外と休日労働の協定書では、1日あたりの残業時間は「4時間」と記されていた。それを大きく超えて勤務していたために指導を受けたのだが、会社はその後、現状に沿わせる形で1日あたり「10時間まで」残業時間が可能、と協定書の内容を変えたという。

ひと月の労働時間が変わらないのであれば問題ないだろう、ということで、この変更が認められたようだが、Aさんによると、現場には何の説明もないまま現在に至っているという。会社側は「従業員代表に説明し、従業員代表が職場で協定書の内容を提示している」と説明するが、Aさんは協定書が変わったことを従業員代表からは聞いていないそうだ。これが本当であれば、労働基準法に違反している可能性がある。

このような行為がまかりとおる背景には、つくばエクスプレスに組合がないことが挙げられる。

Aさんや、過去につくばエクスプレスで働いていた元職員によると、会社から「労働組合は作らないでくださいね」と言われた中途入社の人がいたという。また、組合を立ち上げようと動いていた職員が、異動後1年も経たないうちに突然現場から外され、現場と接触の少ない場所へ異動したこともあると話している。

労基署の指導のあと、現場はさらに過酷な状態になっている、とAさんは指摘する。
「現実的に、われわれは朝9時から次の日の朝9時までの24時間勤務を行う日が月に10日〜12日あります。もちろん、休憩や仮眠を挟んではいますが。ほかの職員が休みを取る場合には24時間勤務後にそのまま継続して18時まで仕事をすることもあります。…(この点、会社側の説明は本稿末尾に記載)…」

利益重視?

首都圏新都市鉄道は、経営状態が苦しいのかといえば、決してそうではない。2016年度の売上高は大手私鉄並みの規模の432億円。約7000億円の負債はあるものの、2009年度から8期連続で経常黒字を出しており、2016年度の経常利益は50億円ある。

そもそもこの10数年で、つくばエクスプレスは利用客が伸び続けている。乗客数は開業時の2005年は一日約15万人だったが、2016年度は約35万人。沿線の開発が進み、急激な増加を続けている。

それに対して、駅の職員数は開業当初207人。翌年に221人になったが、2016年度末時点では226人と10年間で5人しか増えていない。乗客が2倍以上に増えても、会社は人員をほとんど増やしていないのだ。…

Aさんから聞く現場の実情では、安全対策は急務ではないかと感じられるが、会社はそうは感じていないのだろうか。挟み込み事故などが、関東運輸局に報告義務がない事故なので、軽微なものととらえているのかもしれない。

1140とはずがたり:2017/11/12(日) 20:03:08
>>1138-1140
いつ大事故が起きてもおかしくない

運営会社である首都圏新都市鉄道に、2015年度以降、列車のドアに体や物が挟まれている事故がどれくらい起きているのか聞いてみた。その回答は、2015年度に8件、2016年度に22件、2017年度は4月から9月までの間に13件…とAさんが把握している件数を上回っていた。

ところが、体や物が挟まれた事案はほとんど公表していないという。その理由は、驚くべきものだった。
「ドアに体や物が挟まれる事案は、事故やトラブルとはとらえていません。挟まれるのはお客様に原因があると考えています」(広報課)

広報課の担当者は筆者の取材に、挟み込み事故が起きるのは乗客のせいという考え方を繰り返し述べた。前述の北千住駅で、バスケットボールが入った巾着袋の紐が挟まれた件では、持ち主に謝罪文を書かせたという。

確かに、乗客が駆け込み乗車をして挟まれてしまうケースもある。駆け込みをする乗客にも責任の一端はあろう。しかし、問題なのは、センサーも反応せず、ホームに駅員もいないため、ドアが再び開くことなくそのまま走り始めてしまうこと、ではないだろうか。

次に、駅の人員体制が他の鉄道会社に比べて手薄なのではないかと聞くと、…駅に配置されている人数を明かさなかった(広報課は「秋葉原駅と北千住駅では、乗降客数の増加などに併せて現在では一日6人以上の社員を配置している。配置数については、安全対策上の観点から回答を差し控えさせていただく」と回答)。その一方で、ホームドアなどの設備もメンテナンスも充実している(ため、問題ない)と主張した。…

では、さらなる安全対策を講じる気はあるのかと聞くと、現在三次元センサーの導入を検討するための実証実験を実施しているという。現場の提案によって2016年10月から八潮駅の4か所ではじめ、2017年10月からは青井駅の2か所、柏たなか駅の2か所、守谷駅の1か所で実験をしている。2018年6月に結果を報告する予定だが、実際に導入するかどうかは未定だという。

また、緊急時にホームに列車を止める手段がない、というAさんの証言については、会社側は「駅事務室から指令所に通報すれば、列車を停止することができる」と反論した。しかし、利用者からの連絡を受けてすぐに列車を停止するかどうかはケースバイケースだ。… 一方で、現場がカメラで確認できなければ、Aさんの言う通り、「携帯無線機」をもってホームに行くこともある。この場合、タイムラグが生じる可能性は否めない。さらに、駅事務室には誰もいない場合もあるというから、やはり危険であるといえるのではないか。

トラブルが増えている現状においても、会社は人員体制を見直す気はないようだ。…慢性的な残業を解消するために人員を増やすことは考えていないという。

Aさんによると、職場環境が改善されないためか、疲労のためか、現場の職員の仕事ぶりも散漫になっているという。

乗客が構内に残ったままシャッターを閉めてしまった「閉じ込め事案」が去年12月に北千住駅で発生。駅構内の巡回を怠ったために、ホームの扉が開いたまま列車が侵入してきたことも複数あり、トイレで自殺している人がいるのを、深夜になってから発見したこともある。巡回をする暇がなく、実際はしていなくても巡回したと帳簿にチェックするのは現場では当たり前になっているという。

Aさんはこのままではどこかで事故が起こるのではないか、と強い危機感を抱いていると繰り返す。…

給与面に関する不満はありません。6月・12月のボーナスも、年5.5カ月支給と恵まれている。いまの職員への厚遇を維持するよりも、会社には人員を増やすことや、安全報告書の「安全方針」にも書かれている『安全性向上のための投資を適切に実施する』『安全管理体制は継続的に改善する』を実行してほしいだけです。…」

現場が感じている危機を、経営陣は共有しているのだろうか。いうまでもなく、乗客は路線の安全を前提として、日々の通勤・通学に電車を利用している。なにかが起きてからでは遅いのだ。

勤務体系についての会社側の回答 : 鉄道業においては、24時間勤務の変形労働制が基本的な勤務体系となっていますが、イベント等への応援や旅客対応、職場教育や研修、休暇取得者の代務などで、24時間勤務後、さらに同日の夕方6時まで勤務することがあるのは事実です。また、これが過重労働になるのではないかとの指摘については、24時間勤務の勤務時間は、労働基準法等の法令に基づいて、拘束時間である24時間以内に、睡眠時間5時間、休憩時間3時間30分をはさんで、実働時間15時間30分(7時間45分×2日分)で構成されています。また、24時間勤務後に夕方6時まで勤務することについては、労使協定で従業員代表者と締結している内容です。なお、24時間勤務した後に夕方6時まで勤務した翌日は公休日とすることを基本としており、社員に疲労が蓄積しないよう勤務体制を整えています。

1141どんぐり:2017/11/13(月) 21:13:54
以下、TX経営陣のネット公開情報です。

(1)https://irbank.net/柚木浩一
   社長のみの経歴

(2)https://irbank.net/E04151/notes/InformationAboutOfficersTextBlock?f=S100AOYE
   役員全員の略歴

(3)https://irbank.net/E04151
  【株主・役員】
  大株主
  茨城県、東京都、千葉県、足立区、つくば市、埼玉県、柏市、
  台東区、流山市、荒川区、千代田区

  役員
  (社長)柚木浩一、(専務)小室裕一、(専務)後藤紳太郎、
  (常務)遠藤正宏、(常務)松下博充、(常務)田谷徹郎、(常務)吉野淳一、
  (取締)邊見隆士、(取締)菊地健太郎、(取締)諸橋省明、(取締)奥野立、
  (常監)石野利幸、(監査)森田百合子、(監査)神子和夫

1142どんぐり:2017/11/13(月) 21:31:55
TX役員リストをみると、民営とは思えない布陣。

トップは、霞ヶ関キャリアとしては外回りが目立つが、経営能力を持たれる方なのかな。

現場職員が指摘するような潜在的な不安要因を取り除いてほしい。

しかし、東京都などの「巨大な大株主」を含めた組織運営側に対応能力があるのかどうか。

1143とはずがたり:2017/11/13(月) 22:24:32
最近と思ってたTXの設備が早くも陳腐化してるというのはちょいショックでした。

昔は西武が協力してたけど手を引いてから可怪しく成った>>1119って指摘もあるし,官僚出身者だらけになってダメになってるかも知れませんね。。

1144名無しさん:2017/11/13(月) 23:01:12
経歴をみる限り、(輸送手段のハード建設だけでなく)鉄道運用現場の「イロハ」を
理解していなそうな役員が多い。

降ってきた役員が現場を理解し始めた頃に、別の新人役員に入れ替わってるなら、
勿体ないな。
ある意味、操業当時よりも天下り組織らしくなったのかな。

今のうちに都議会や大手マスコミが指摘してあげたほうがいいだろう。

1145名無しさん:2017/11/13(月) 23:02:32
記載忘れですが、>>1144 は「どんぐり」でした。


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