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電力・発電・原子力スレ

4377とはずがたり:2017/07/25(火) 15:46:09
東日本大震災
福島第1原発事故 3号機、溶融燃料で足場脱落か 内部撮影、2号機より損傷大
毎日新聞2017年7月20日 東京朝刊
https://mainichi.jp/articles/20170720/ddm/008/040/116000c?inb=ys

 東京電力は19日、福島第1原発3号機で、原子炉格納容器内にたまった汚染水中にロボットを初めて投入し、内部を調査した。ロボットに搭載したカメラが原子炉圧力容器の真下付近で構造物の損傷や脱落を動画で撮影した。東電は「(損傷状況が判明している)2号機より明らかに損傷が激しい」とした。溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)は確認できていないという。(1面NEWSLINEに写真)

 映像では、圧力容器の真下にあるはずの制御棒を動かす装置を支える金具や、格子状の作業用足場がなかった。東電は「デブリの影響で脱落した可能性もある」と説明した。また、圧力容器底部付近にオレンジ色の付着物も確認されたが、デブリかどうかは「まだ分からない」とした。

 東電はこの日の朝、スクリューで汚染水中を進む円筒形のロボットを格納容器の貫通部から投入し、ケーブルで遠隔操作して内部を撮影した。3号機の格納容器内には、深さ約6・4メートルの汚染水がたまっており、その中に圧力容器から溶け落ちたデブリがあるとみられている。21日には再びこのロボットを使って、格納容器の底部付近を調査する予定。

 福島第1原発では炉心溶融した1〜3号機について、内部にロボットを投入するなどして調査している。2号機について今年1〜2月、圧力容器真下の格子状の足場にデブリが落下してできたとみられる穴が見つかった。1号機では今年3月、格納容器の底全体に砂のような堆積(たいせき)物が広がっていることが分かった。いずれの場合もデブリを直接確認することはできなかった。

取り出し工程、見通せず
 東京電力が3号機で試みた原子炉格納容器内のロボット調査で、原子炉圧力容器の下部の状況が初めて確認された。しかし、1〜3号機ではいずれもデブリの量などがほとんど分かっておらず、廃炉の前提となる取り出し作業は見通せていない。

 1〜3号機の調査結果を踏まえ、国と東電は近く、デブリを取り出す工法の方針を決める。方針の策定作業を進める「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」は、3基とも格納容器を水で満たさない「気中工法」を念頭に、格納容器の横に穴を開けて取り出す方向で検討している。しかし、1〜3号機で損傷状況が異なる上に、内部の全体像が把握できていないのが現状だ。

 国は2021年からは、取り出し作業を始める計画を示している。そのためには、さらに内部状況を詳細に把握する必要があるが、現状ではほとんどめどが立っていない。

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は19日の記者会見で、「具体的に(デブリの取り出し)方法を確定できるような状況からはほど遠い」と述べ、廃炉計画の進展に懐疑的な見方を示した。【柳楽未来】


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