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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道

556とはずがたり:2007/01/05(金) 16:32:47
>>555-556

 だが、高速道路開業に危機感を募らせているのが、他ならぬバラ色の近未来を描いた米沢商工会議所だ。

 「高速道路を理解してもらうきっかけとして作ったが、福島市に人が流れる危機感は、当然持っている」と安部徹・総務企画部長。その表情は、イラストのようには明るくない。

 福島市は、米沢市の3倍以上の約29万人が住む。高速の開通を「米沢にとって、壊滅的な打撃になる」と悲観する声もある。

 商議所は、観光に活路を見いだそうと、手を打ち始めた。03年から3年間、観光の担い手を育てる「街なか歩き観光活性化塾」を開いた。県立米沢商業高校には観光コースも設置している。

 06年12月にはご当地検定として「米沢観光文化検定」を実施。予想の2倍の343人が受験した。安部部長は「地元人が米沢を知っているのが一番。手応えはある」。

 市は喜多方、会津若松両市と共同で観光バスの運行を始めた。だが、06年度、午前の便で米沢から両市へ向かう客は、両市から米沢への倍以上の約170人。観光面でも福島への流れは、始まっている。

 福島市の落合省・都市政策部長(58)は、米沢市で生まれ、高校まで過ごした。

 小学校の頃、父親が電車で連れて行ってくれる福島市が楽しみだった。「初めて地下道を通ったのも福島市。当時はなんて都会なんだと思っていた」。父に買ってもらったミニカーは、ボンネットが開くリアルなタイプで、当時の米沢には売っていなかった。

 中学2年生の社会科見学は、福島県庁に出かけた。県庁前でクラスそろって記念撮影をしたのを今でも覚えている。福島市へ移り住んだ同級生も知る限りで10人はいる。

 ■人の流出懸念も

 両市は、栗子峠を挟んで45キロほどだが、気候は大きく違う。米沢市の1月の最大積雪は平均73センチ、一方の福島市は18センチと4分の1だ。落合部長は、雪かきが要らない福島へ、高齢者が峠を越えていく可能性も指摘する。

 福島商工会議所の担当者も「米沢に人が流れるという不安は聞きません。逆に米沢からお越し頂く機会が増え、福島の経済活性化につながるのでは」と期待する。

 かつて、米沢藩主の配下にあった福島。その後、県を隔てた両市の関係を高速道路が劇的に変えるかも知れない。


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