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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道
412
:
荷主研究者
:2006/05/03(水) 22:43:14
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=526881006
山陰道の多岐−朝山間の事業化が決まる
国土交通省中国地方整備局は三十一日、山陰道で未着工だった島根県の出雲―仁摩間(三十七キロ)のうち、出雲市多伎町と大田市朝山町を結ぶ多岐―朝山間(九キロ)を二〇〇六年度に事業着手する、と発表した。また、鳥取県の名和―中山間(八・六キロ)のうち、四・三キロを新規に着手。山陰の東西を結ぶ大動脈を整備する上でネックだった両区間が動きだす意味は大きく、両県の山陰道の七割に当たる百九十五キロが開通、もしくは開通のめどが立った。
多岐―朝山間は、急カーブが連続し、交通事故が多かった国道9号最大の難所・仙山峠の南側を走るルート。従来は国道9号の迂回(うかい)路がなく、大規模な交通事故などが起きると長時間、通行止めになっていた。
〇六年度の予算額は一億円。おおむね十年後の完成を目指し、測量調査に入る。総事業費は二百四十八億円を見込む。
また、名和―中山間は事業中の名和・淀江道路(七・八キロ)を延長する形で、名和ICから大山町下市までの四・三キロで測量などに着手する。
両県の山陰道は、出雲市から西の整備が遅れており、中でも最長の出雲―仁摩間が手付かずの「空白地帯」だった。
ただ、国の道路関係予算は抑制傾向が続き、高速道路整備に充ててきた道路特定財源の使途を広げる見直しも浮上するだけに、今後の議論の行方によっては、完成時期がずれ込む可能性がある。めどが立っていない残り八十三キロの整備を含めた全線開通の見通しは不透明だ。
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