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日本大陸を考察・ネタスレ その201
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なおこれはビヨット主力戦車のクルーに限ったことではないが、FFR陸軍機甲部隊には特に濃い「我らが指揮官」への信奉者が多い。
FFR陸軍が近代化を果たすにあたって開発された多くの戦闘車両、その技術は戦艦リシュリュー近代化で得られた要素技術を援用している。
つまるところ「我らが指揮官」と同じ盾、同じ矛、同じ心臓を用いて戦うのである。
元々戦車兵というのは何処の国でもプライドが高いが、そこへリシュリュー信奉の具現化ともいうべき要素技術が、彼らの軍馬に齎されたのだ。
等しく我らが指揮官の配下であるFFR陸軍胸甲騎兵が奮起しないはずもなく、その士気の高さはFFR海軍将兵に何ら遜色のないものであった。
事実、リシュリューの技術を援用して開発されたビヨット戦車を始めとするAFV達は、多くの将兵の矛にして盾として期待に大いに応えてみせた。
このあたりは二十代で陸軍将官の立場を得て、三十そこそこで国防大臣に着任。後にはFFR初の女性大統領となったマリー・マフタン女史も認めている。
リシュリュー近代化を起爆剤としたFFRの生産、流通インフラ一斉刷新を成し遂げた女傑。その現職時代の兵科は機甲-胸甲騎兵であった。
後に大統領補佐官となる戦友達ともにセクト殲滅のため幾度もビヨットを駆り、現役を退くまでしぶとく、最後は確実に勝利を収める形で戦い続けた。
かの「将軍たちの反乱」を鎮定してのけた海軍歩兵装甲旅団でもビヨット戦車、そしてそれを生み出した我らが指揮官への信奉は非常に深い。
何しろこちらの精神的な本質はリシュリュー親衛隊とでも言うべき部隊で、言うまでもなく練度、士気ともに最良の部隊である、
統合参謀本部が直轄扱いしていることから分かるよう、機動展開部隊の切り札にして鬼札で、ビヨット戦車配備以降の戦力形成も大変に高い。
また上に述べた通り、今や二線級部隊ですら二度の成長を遂げ、堂々たる大国となったFFRの国力により近代化型ビヨット戦車を豊富に装備している。
そのためか地域振興を含めた各種パレード、駐屯地一般公開などでは軍の顔というべき存在で、多くの国民から親しまれている。
FFRの思春期男子は一度は戦艦リシュリューの乗員、あるいはビヨット戦車の車長へ憧れ、志すと言われるほどである。
昨今はOCU、BC間とも世界大戦の悲劇を防ぐべく各種条約の調印と、二度と総力戦の悲劇を繰り返さぬ努力が払われ続けている。
その一方でアフリカ奥地に逃げ込んだ旧反政府組織、あるいは依然として頑強にテロや抵抗を続けるセクトは「平和への敵」として扱われている。
「平和への敵」相手の即応打撃戦力として、そして本当に万が一の総力戦への抑止力として。今なおビヨット戦車は戦い続けている。
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