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日本大陸を考察・ネタスレ その201
日本大陸のSSや考察・ネタを書き込むスレです。
スレが荒れる事のないように喧嘩や煽り合いは厳禁です。
みんなで仲良く日本大陸世界を楽しみましょう。
尚、このスレは憂鬱本編とは無関係という事を前提としてearth氏の許可が下りています。
憂鬱本編に関係するネタを書くときは本編の設定を遵守し、細心の注意を払いましょう。
各職人様の作品や、スレで語られた内容設定の数だけ世界線が存在しており、皆それぞれ日本大陸です。
設定に関して疑問に思う処などがあれば職人様や住人の皆様に質問し、大いに議論しましょう。
投稿する作品の設定は下記の説明にある日本大陸の基本ルールを遵守していれば、どのようなネタでも自由です。
また既存のアニメーション作品、ゲーム作品等の創作物とクロスを取り扱ったネタについては
下記の日本大陸クロスネタスレご利用してください。
日本大陸の設定は日本大陸スレ及び日本大陸クロスネタスレのみの設定であり、他スレへの持ち出しは厳禁です。
――【過去スレ】――
前スレ:日本大陸を考察・ネタスレ その200
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1677923321/
日本大陸を考察・ネタスレ その199
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1675697357/
日本大陸を考察・ネタスレ その198
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1672972210/
日本大陸を考察・ネタスレ その197
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1670926794/
日本大陸を考察・ネタスレ その196
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1666523736/
日本大陸を考察・ネタスレ その195
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1661004702/
日本大陸を考察・ネタスレ その194
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1657803820/
日本大陸を考察・ネタスレ その193
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1655462255/
( 中 略 )
日本大陸を考察・ネタスレ その100
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1486648659/
( 中 略 )
日本大陸を考察・ネタスレ その1
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1429444031/
・日本大陸×創作物クロスネタスレ
最新スレ:日本大陸クロススレ その202
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1677598985/
( 中 略 )
日本大陸クロススレ その1
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1507471275/
・全ての始まり
ネタの書き込み25(>>204 から日本大陸ネタがスタート)
書き込みにあたっての注意】――日本大陸世界の公式想定まとめ(wikiより転載)
0――【日本大陸の民族や資源に関して】
・日本大陸の主要民族については史実同様に日本民族というほぼ単一民族で構成されているものとする。
・日本大陸は、豊富な資源に恵まれているものとする。
1――【歴史的事実に関して】
・日本大陸世界は「基本的な歴史的事実において」史実世界と共通するものとする。
・「基本的な歴史的事実」は、歴史年表に記される出来事の名称および結果である。
その影響は日本大陸本土周辺において厳密に守られるべきであり、その外縁や海外における出来事はこの目的を達するためにある程度の改変を可とする。
・上記の「基本的な歴史的事実」以外、たとえば歴史的人物の来歴や出来事の経過については、「基本的な歴史的事実」例えば「関ヶ原の戦いにおいて徳川氏が勝利する」といった事象を妨げない限りにおいて、日本大陸世界の地理・自然・人物その他の状況を勘案した上で自由な想定を可とする。
ただし、歴史的重要人物の生死や重要行動については慎重な想定を要する。
・日本大陸本土周辺における「基本的な歴史的事実」を達成するための想定は、自然科学的に妥当な理論および手段方法をとり、かつ社会科学的にも可能な限り妥当な想定をもって行うものとする。
・日本大陸世界における「基本的な歴史的事実」は、幕末前後から転生者たちによる干渉が大規模化し最終的に「明治維新成立」を目的にと改変を可とする。
史実や憂鬱世界とは違った明治維新となる可能性が高いだろう。
・明治維新以後については本編同様、自由な想定を行うものとする。
2――【夢幻会に関して】
・例外を除いて転生者が転生する人物の条件は、基本的に憂鬱世界の条件と変わらないものとする。
・大陸日本の人口増大に比例するように転生者の規模も増大するものとする。
・上記の理由により再転生者だけにこだわらず、史実世界や憂鬱世界からの一回目の転生者も存在するものとする。
・最初の日本大陸ネタで転生者出現の時期があいまいな事とアヘン戦争で改革の機運が高まったという記述を根拠に憂鬱世界からの再転生者および史実・憂鬱世界からの1回目の転生者が登場し始める年代は、転生する史実の人物の明治維新以後の生存を条件として19世紀初頭からとする。
(例として天保の改革の時代に転生者が鳥居耀蔵に転生しているものとする。)
・また上記の条件に史実で他殺や自害などで死亡した人物で生きていたら明治維新まで生存できる可能性のある人物も含まれるものとする(例・井伊直弼など)。
3――【自然環境に関して】
・自然および地理的な想定は、自然科学上妥当なものとする。
・架空の生物種や架空の地理的特徴は史実世界に存在する、あるいは存在したものをもとにする。
・想定に際しては「地球史的な出来事」を勘案し、たとえば恐竜が進化した知的生命体が地球の覇者となるような大規模改変はこれを避けること。
・日本大陸本土およびその周辺環境については、「面積が10倍程度であり、『北海道・本州・四国・九州および付属諸諸島』により構成され、
気候においては史実と大きな違いはなく、火山性の山岳地帯を有し、史実同様大規模な海流によってほどよくユーラシア大陸から隔絶されつつも繋がりは失っていない」もの、
すなわち史実と類似したものとする。
・面積広大化に伴う各地の緯度変化などの自然科学的に避け得ない事象に関しては上記に優先する。
・以上を順守する限りにおいて、想定は自由である。
4――【クロスについて】
・此方で投稿可能なクロス作品は基本商業作品とのクロスを基本としており大陸の別の世界線同士や提督たち憂鬱との作品は本スレにお願いします。
・架空戦記に関しては商業作品とのクロスの場合は此方に成ります。
・ゲートネタに関してはそのゲート自体に何らかの原作関連(ゲート自衛隊のゲートやスーパーロボット大戦のクロスゲート等)で無い限りは本スレでの投稿をお願いします。
又、ゲートが繋がった先が上記同様何らかの版権作品の場合は此方に成ります。
・日本大陸ネタ同士のクロス及び他作品の兵器を採用するなど、多少のネタを借りる程度の物は含まないものとします。
5――【混乱防止のために】
・混乱を避けるため真面目な想定ではなくネタとして発議する際には「【ネタ】」印を添付する。
・歌詞に関してはearth氏に迷惑を掛ける可能性が有る為、替え歌等関係なく記載しない様にお願いします。
・また、に追記する事項についてもよく目を通し、注意を払いましょう
6――【書き込みをする前に】
※この項目は仮の注意事項ですが、文言に目を通し、理解したうえで掲示板で語り合いましょう。
※必要に応じて修正等を加えていくことでより良い掲示板としましょう。
・既に固まっている作品の設定にはよく目を通し、分からなければ質問しましょう。
・作品の根幹設定や事象の前提条件や背景を議論するのは自由ですが、無闇に否定したり、作者や作品を攻撃するのはやめましょう。
・作品についての裁量権はその作品の作者にあります。採用しない、却下とされた場合には潔く諦めましょう。
・作者の意見を無視したり、自他問わず意見の採用を強要するのはマナー違反でNGです。
・作者の方々も、採用できない、受け入れられない意見についてはしっかりと拒否を示しましょう。
改めまして立て乙です
ホワイトベアー氏乙です。
しかし、一年経たずに政治家(それもトップ層)の暗殺事件が2件も起こるとは(未遂含み)
リアル先輩は本当に容赦がない。
戦艦リシュリュー(2020)想像図
ttps://i.imgur.com/iS0SCa7.jpg
でかいっスね(小並感)
寸法や配置は描写されている通りに参考に、
艦橋デザインはフォルバン級駆逐艦などを参考にした想像図です。
>>7
おお、乙です!!
うん、主砲配置はまあこんな感じですね。
敢えて言うなら、もうちょっと全体的に前よりかな?
(艦後部は飛行甲板だから)
>>8
リシュリューの外見印象は、艦橋構造物が船体のほぼ中央に存在している面が大きいと考えましたので、飛行甲板ギリギリでなるべく中央に寄せてみたのですが、杞憂でしたか
>>9
いえ、飛行甲板が確保できるならば問題ないですね。
むしろそれで行きましょう。
4分後にSS参りますよ?
すいません、準備に手間取ってました
投下開始します
日本大陸SS 漆黒世界アメリカルート プロローグ
西暦1840年代中頃、後にアメリカ合衆国と呼ばれる国は「明白なる天命(マニフェスト・デスティニー)」の元、西進を進めている真っ最中だった。
旧き大陸---即ち、欧州大陸を離れ、自らの意思でこの新大陸に移住した人々。
フロンティアと呼ばれる領域を開拓し、自らの土地とし、そこに住処を作り、そこで子を産み、育て、そして死んでいった。
進めば進むほど未開拓の土地は広がっており、拓けば拓くほど土地は得られ、自らの財は自らの努力に比例して増えていくという単純構造。
そんな分かりやすい構造に加え、カルヴィニズムという宗教的・精神的な後押しもあってひたすらに進んだ。
即ち、この新大陸を開拓し、自らの版図に加え、財を成すということは神がそれを認めたからだという免罪符であったのだ。
だが、それは彼らが多くを得た代わりに、アメリカ大陸に先住していた人々から多くを奪い取るものでもあった。
イタリアの探検家にして地理学者であるアメリゴ・ベスプッチが発見したとされ、コロンブスがインドを目指し結果的に到達したアメリカ大陸。
この「発見」というのは当時の旧大陸の人々の認識であり、アメリカ大陸そのものはそれ以前から存在していたのである。
ノルウェーを拠点としてたノルマン人、いわゆるヴァイキングが北米にたどり着いていたというのはアメリゴらの何百年も前とされている。
それらに加え、いわゆるネイティブアメリカンという先住民族もまた、アメリカという大陸に住まい、独自の文化を発展させていた。
このように決してノーマンズランドなどではない、むしろ同じ人間の暮らしている広大な土地であったのだ。
だからこそ、土足で踏み込み、開拓と称して踏み込んだ人々は自らの領域を壁で囲った。
襲われることを恐れ、あるいは自らの領域を安堵させるため、対話や交流をする一方で、自ら作った壁の内側に籠ったのである。
話を戻すとしよう。
当時の旧大陸の人々と新大陸の人々の関係は、友好的であり、同時に旧大陸のエゴを押し付けるものであった。
例えばだが、マンハッタン島という島がある。
この島は、入植してきたオランダ人と現地人の取引によって1625年に購入されて組み込まれた。
だが、その際に支払われたのはたったの25ドルであったという。
無論、現代のように開発されて人が生活するような土地だったとは言い難く、その程度の価値しかなかったかもしれない。
しかして、現在の視点から見れば、とてもではないが公正な取引だったと胸を張って言えるかどうか疑問が浮かんでしまうものだ。
同じようなケースは多数みられたが、あるいはそちらの方が平和だったかもしれない。
場合によっては武力という直接手段によって住処を追い出され、あるいは虐殺され、遥か西方への逃避行を、強制移住を受け入れざるを得なかった。
碌な交通手段もなければ、整備された道があるわけでもない。そもそも、そんな長距離移動をするだけの用意も早々にあるわけでもない。
涙の道。そう称されたのは、悲しみか、襲い来る苦難への感情か。
そして、追い出した側の人々、アメリカの人々に良心的な呵責があったかどうかは定かではない。
カルヴィニズム的に言えば、彼らが土地を奪い取り、自らのものとしたことは予定調和であり、天命であった。
だが、そんなことなど知らぬ者たちや信じていない人々のことを、果たして彼らは考えることはしなかったのだろうか?
また、旧大陸から人々が居を移したということは、新大陸になかったものを持ち込んでしまうということであった。
即ち、旧大陸で蔓延し、船旅の中でも生き延びてたどり着いた疫病であった。
アステカなどの例に言うに及ばず、旧大陸で猛威を振るったそれは、目に見えないがゆえに人々によって無意識に持ち込まれた。
そして、取引や接触などを通じて拡散し、蔓延し、多くの命を奪った。
当時の知識ではわかり得なかったと言えば、そうであろう。故意ではない。
かといって全く罪がなかったかと言われれば、微妙なところであったのは事実だ。
それに耐性のあったモノとなかったモノの差。それこそ、生死を分け、領土の取り合いというものに帰結した。
いや、そもそも、ネイティブアメリカンとひとくくりにされる彼らは、そういう概念を持っていただろうか?
一方的にそれを利用することは、本当に良いことであったのだろうか?それは今となっては、確かめようがないことだ。
しかし、これらは始まりだった。
東に芽吹いた、のちにアメリカ合衆国となる共同体。
この時はまだ、何も知らない。
他方、コロンブスとは反対側---太平洋側から新大陸にたどり着いた人々がいた。
地球は球形であり、アメリカという新大陸にたどり着くにはもう片方から回ってくるという方法がとれたがゆえに。
彼らこそ、帝(天皇)を中心とした政治体制をその大陸に敷く、極東の大陸国家。
凄惨な戦いの続いた戦国時代を英傑がただ一代を以て統一させたという経歴を持つ国。
広大な国内の開発に加えて、かねてからの思惑、即ち外界開拓と進出を開始していた日本という国家であり、日本人というカテゴリーの人々だった。
本来の歴史と照らし合わせれば、彼ら日本人がこの新大陸に食指を伸ばすことなど不可能であった。
けれども、彼らにはそれができた。
先進的な技術と明らかにその時代の人々では知る筈の無い知識を活用し、彼らもまた、この新大陸を開拓するという意志を持った集団がいたから。
その新大陸において、のちに誕生する国家がどのような変遷をたどり、やがては強大な国家となることを知っていた尋常ではない人々がいたからだ。
彼らの願望---将来誕生するであろう強大な国家のアメリカ合衆国を前もってデバフをかける---そのために国家を動かした。
全ては将来の安寧のため、覇権国家ではなく地域覇権国家程度で大人しくしてもらうための、前もっての剪定。
その意志は伏されたまま、開拓団によって日本という国家は新大陸に版図を拡大する。
現地に暮らす人々を追い立てるでもなく、騙すでもなく、ただ調和と共存を求め、互いの価値観を分かち合い、日本人は徐々に徐々にとその版図を広げていた。
それはアメリカの方式とは異なるものであり、極めて理知的に、そして、深く浸透していった。
彼らとしては、新天地を求めてきたのであり、争い、戦うために来たわけでもない。
先人がいれば敬い、客人がいればもてなし、ルールの内側にあるならば同胞として認める仕組みを、そのまま使っただけのことである。
だが、ここまで言えば解ることであろう。
この両者、アメリカと日本の価値観は決して交わることはなく、出会えば戦いは避け得ず、和解も和平もないことを。
片や、神の天命、運命や義務に基づき、そして自らこそ文明を開くものと自負するアメリカ。
片や、そのアメリカの強大化を先んじて潰し、将来、未来の安寧を獲得するために暗躍する人々がいる日本。
歴史が浅い新興国と、神話と歴史がつながる古き国。その価値観は悲しいほどに隔てられ、分かり合うには双方の違いがありすぎた。
そして、運命の時---アメリカの武装開拓団と、それを知らぬ日本の開拓集団のファーストコンタクト。
それは、不倶戴天の敵同士としての運命をたどることになる日本とアメリカの関係の、始まりを告げる号砲となったのだった。
以上、wiki転載はご自由に。
ちょっとリメイクしました…いや、この場合、リブートに近い形ですね。
というわけで、リブートして色々と議論を反映させたストーリーを書いていこうかなと。
ちょっと話を整理したうえで、シリーズとしての形を整えていこうと思います。
旧来のSSのリメイクだけじゃなく、新しいSSも加えながらとなります。
どうかお付き合いのほどよろしくお願いします。
あ、このままだとタイトル紛らわしいですね
修正をお願いします。
×
日本大陸SS 漆黒世界アメリカルート プロローグ
〇
日本大陸SS 漆黒世界アメリカルート(Re) プロローグ
乙。歴史知らない人から見ても「これで衝突起こらないのが無理だろう」という
レベルの価値観の相違・・・・
乙です
この後衝突するのは確定的に明らか!!
>>7
遅ればせながら乙です
こうしてみると2020リシュリューほんとデカいですなぁ。
リブート漆黒乙です
まーた悲劇の幕が上がっちゃうゾ___
>>17 New氏
互いに求めるものが同じで、しかし、その方針などに違いがありますからな
まして、片方が自分たち以外にすさまじい偏見やらを持っているとなれば…
衝突が起こるのは素人でもわかろうというものです
夢幻会としては、そこらへんは織り込み済みだったのですが…まさかね
>>18 トゥ!ヘァ!氏
両者の生存圏というか開拓する領域がすぐにぶつかることはないでしょう
ですが、いずれは開拓すべき土地がなくなり、ぶつかり合うことは必定
そうなれば…
>>20
悲劇というか喜劇というか…
密度が濃くなるからなおのことヤベーことになります
弥次郎氏乙です。
そしてお帰りなさい、大陸スレに!!
そしてここに改めて謝罪いたします。
前作ではご迷惑をお掛けしました。
今作ではきちんと貴殿と意思疎通を図りながら足長おじさんムーブをいたします。
>>22 モントゴメリー氏
乙ありです
前作でのことは、まあこれを機にリセットというか、許しましょう
今度はなんというかバランスをうまくとりつつSS書いていきたいところです
私が採用するしないをきちんと表明しないとなりませんな
乙です。
まさに水と油…
根底から大きな隔たりがある以上、日米が不倶戴天の敵同士になるのはある意味必然だったわけですな。
>>24 ホワイトベアー氏
双方が求めるのは新大陸の領土と資源と富
そして、双方はコミュニケーションが成立しても相容れない価値観
そりゃあ殺し合いにも発展しますわ…
シカゴを境目にアメリカをリングにしよう!とな
日本側は東進、アメリカ側は西進するんですが、日本側は本土との連絡などの都合やロッキー山脈という天然の要害もあり、
西海岸を抑えるので大体止まりますねぇ。史実カナダとかメキシコの一部も領土に組み込みますが、それ以上ではないですね
作成乙です。
逆にスーパーパワーに分類される国家として、
外地獲得にあたり、極めて穏健な取り込みが行えた日本が異端…かもしれませんね。
モントゴメリーさん、作成乙です。
夢幻会「それなりの戦力があるんだから、もう少し友好的な話し合いとか交渉が出来る余地があると思ったんだよ……
何で十字軍やマフディー教徒が裸足で逃げ出す様な狂信的なナマモノがやって来るんだよ?!」
こんな感じじゃないかとw
>>28
日本が全く容赦のないことをしていないかと言われるとそうでもありませんけどね
まあ、東側からの開拓団と違って割と紳士的であるのは事実です
日本の開拓団は、当初は海洋資源の獲得などが主眼であったというのも関係していますね
言うなれば間借りする感じだったのです、史実同様に西海岸においてゴールドラッシュが起きるまでは…
>>29
これって私のSSの感想でいいんですかね…?
当時の欧米列強なんて未開な連中を教化してやろうという名目で好き勝手やっていますからね
そのノリで接されたらそりゃあねぇ?
>>30
ああ、支配ではなく間借りと考えれば、感覚も変わってくるかもしれませんね。
いわば大家・地主に頭を下げて、鉱山採掘などをさせてもらうような感じでしょうか…
寧ろマニフェスト・デスティニーから逃れてきた難民を保護し、何やこいつとドン引きしたのが大きかったんですかね。
>>31
当初は間借りという感覚であったので、現地住人と綺麗に、文字通りの意味でも棲み分けができたんですよねぇ
リブート前の陣龍氏のSSでもありましたが、当初は海洋資源の確保とかがメインであり、そこまで土地に執着したかというと微妙なところでした。
その後はゴールドラッシュが起こると今度は積極的に現地住人を雇用したりして、友好的に暮らすようになるわけです。
この段階を経たことで融和体制が出来上がっておりますね。
>寧ろマニフェスト・デスティニーから逃れてきた難民を保護し、何やこいつとドン引きしたのが大きかったんですかね。
それもあったかもですねぇ…
現地の日本側の風紀との差が違いすぎて困惑するでしょう
>>32
元々が棲み分けという、適度な距離から関係を開始できたってのが良かったのかもしれませんね。
リブート前の一連を拝読しておりますが…え、史実でもこんなだっけ?いやちょっと待って?と驚きました。
当時の価値観、倫理観なら十分ありえちゃうのがまた…
>>33
家は家、他所は他所という概念って素晴らしいですよねぇ…
リブート前でも大体史実準拠ですぞ
多少脚色しているのは否めませんが、それでも基本的には史実でもあの通りでした
ネタができたので20時頃から投稿を行います
>>29
(…私、最近こっちでは発表してないですぞ?)
すみません。少し遅れましたが投稿を開始します
日米枢軸ルート 第28話 改訂版
【海への競争】とその後の【イーペルの戦い】が終了すると、欧州にはスイスからイギリス海峡に至るまで長大な塹壕陣地が西部戦線に形成され、大戦末期に日米が参戦するまで西部戦線全体が膠着状態に陥ることになった。
絶対に避けなければならないはずの二正面戦争の解消に失敗したファルケンハインは御前会議において内閣および皇帝に陸軍参謀総長としてこの戦争における勝ち目がなくなったことを報告する。
同時に外交によって三国協商とそれぞれ単独講和を結ぶべきであるとする提言も行った。
しかしファルケンハインの提言は弱腰と受け取られ、ドイツ帝国宰相であったベートマン・ホルヴェークを初めとした文民や軍の強行派などから強い反発にさらされた結果ドイツ帝国は戦争の継続を選択してしまう。
ファルケンハインの提言を押し退けて戦争の継続を皇帝に認めさせた政府と軍部強硬派によって、国民の士気を下げぬためと報道の統制と箝口令を敷くことでマルヌ会戦とイーペル会戦の敗北が国民の耳に入らぬように隠蔽された。
ただでさえ戦争初期に飾った数々の勝利に酔っていたドイツ帝国国民が、政府と軍部の情報操作を破って正しく現状を認識できるはずもない。
多くのドイツ帝国の若者は政府と軍が発する耳障りの良いプロパガンダによって地獄のような消耗戦に意気揚々と向かっていくことになる。
一方の協商側であるが、イギリスは対ドイツ宣戦布告から時間をおかずにドイツ帝国国内への厭戦感情の醸成とドイツの戦時経済の破壊、そしてドイツ帝国海軍に艦隊保全主義を廃棄させるために1856年のパリ宣言に反した海上封鎖を開始していた。
当時のイギリスはインド洋やドーバーでのドイツ帝国海軍の活躍によってそのメンツを大きく損なっていた。
そうであるからこそこの海上封鎖にはその報復としての色も有しており、このときイギリスが作成・公表した禁制品リストは民間人用の食糧や医薬品すら戦時禁制品に指定されていた極めて厳しいもので、中立国からドイツに輸出されていたほぼすべてのものを禁制品としていた。
当然、暴挙とすら言えるイギリスの海上封鎖に対して多くの中立国が非難の声を上げた。
しかし、当時のイギリス海軍はインド洋やドーバーでの醜態などでそのメンツを大きく損なっていたが、ドイツ帝国本土の目と鼻の先であるヘルゴラント島近海での海戦(ヘルゴラント海戦)に勝利するなど北海での圧倒的な優位性は一切損なわれてはいなかった。
イギリス海軍の強大な海軍力も未だ健在であり、北海では強力なイギリス海軍主力がドイツ帝国へ向かう商船が居ないか目を光らせている。
各国政府の非難の声とは裏腹に、各国の民間企業が運航している輸送船はリスクの高いドイツ帝国への航海を避けるようになってしまい、ドイツの対外貿易量は短期間のうちに大きく縮小してしまう。
当時、協商・同盟問わず当時の欧州で消費される食料品や石油を初めとした資源の中でアメリカ合衆国や大日本帝国から輸出されたものが占める割合は極めて大きかった。
ゆえにイギリス海軍による北海封鎖が与えるはダメージはドイツ帝国の戦争継続能力を破壊し、短期間のうちにドイツ帝国は白旗を挙げるだろうと戦前のイギリス上層部は考えていた。
実際、イギリスの北海封鎖によってドイツ帝国の戦争経済は少なくないダメージ受けた。
しかし、同盟側でありながら依然として日米との貿易を継続できていたオーストリア・ハンガリー帝国を迂回することで、ドイツ帝国は中立国との貿易を継続、イギリス側が当初見込んでいたものよりも遥かにダメージを抑えることに成功していた。
ドイツ帝国内の厭戦感情の広がりに関しても、ドイツ帝国の国民が海上封鎖を飢餓への恐怖を用いて自分達を隷属化させようとしていると見なしたことで失敗、逆に戦意を煽ることになってしまった。
ドイツ帝国は国内世論と経済的な事情からイギリスによる北海封鎖を解除するべく動こうとするが、ドイツ帝国海軍とイギリス海軍の間にある戦力差は小さいものではない。
さしものドイツ帝国も、馬鹿正直に艦隊決戦でイギリス艦隊を撃破して封鎖を解除することが困難だということぐらいわかっていた。
ゆえにドイツ帝国はオーストリアのように日米の力でイギリスの海上封鎖を無力化しようと、中立国として双方に物資を売り付け暴利を貪るチャンスを邪魔したイギリスへの反感を強めていた日米の財界への接近を本格化していった。
……いったのだが、西部戦線において優勢に立っていたことからドイツ側の交渉担当者の態度は典型的なドイツ人のそれで、味方を作るどころか白人至上主義的な態度から日本の財界が「協力の打診じゃなくて喧嘩売りにきているのか」とヘイトを買う大失態をやらかしてしまう。
一応、報告を受けたドイツ帝国軍参謀本部とドイツ帝国海軍、そして日本企業と提携していたドイツ企業の人間が顔を真青にしながら即座に日本財界に平謝りしたことで何とか大事にならずにすむ。
それでもこの時のドイツ側の態度は日米財界にドイツへの不信感の種を植え付けるには十分なものであった。
そこに戦争の長期化を望む日米の政治家達にとってイギリスの海上封鎖は望ましかったこともあわさり、日米は口ではイギリスの行動を声高に非難するがそれ以上の行動に出ることはなく、実質的には北海での海上封鎖を受け入れてしまう。
日米の力を利用してイギリスによる海上封鎖を無効化することに失敗した以上、ドイツ帝国は海上貿易を再開させるために独力でイギリス艦隊を撃破する必要に迫られた。
ドイツ帝国海軍は如何にして数に勝る王立海軍と戦うかの方法を本格的に模索し始めるのだが、しかしというべきか当然というべきか、これはなかなかの難題であった。
何しろ当時のイギリス海軍はただでさえドイツ海軍よりも戦力が大きい上に、ドイツ海軍がどのように動いても優位を維持できるよう北海に望むスカパ・フローにイギリス海軍の戦力の大半を集めて編成された史上最大規模の大艦隊であるグランドフリートを配置していた。
数で勝る相手との真正面からの戦闘で勝利を掴むのが困難なことなど自明の理である。当然、グランド・フリートとドイツ海軍が真正面から艦隊決戦をしようものなら敗北を喫する可能性は高く、もし仮に勝利を掴めたとしてもピュロスの勝利に終わるしかないだろう。
この問題を解決するにはスカパ・フローに集結していた戦力を分散させるしかないのだが、イギリス海軍が戦力の分散という愚を自ら犯すはずがない。
如何にしてグランドフリートの戦力を分散させるか、この難問に対してドイツ海軍本部と大洋艦隊司令部は1つの答えを導き出した。
それはイギリス本国沿岸部での機雷敷設や単独で行動する艦艇への攻撃、そしてイギリス本国への第1偵察部隊による直接攻撃を軸としたイギリスへの挑発攻撃の実施である。
上記したように当時のイギリス海軍はその戦力の大半をスカパ・フローに集結させていた。
しかし、グランドフリートの目として機能するハリッジ戦隊を支援するため、計8隻の巡洋戦艦からなる快速遊撃部隊である第1、第2巡洋戦艦戦隊は依然としてフォース湾に面するロシスを母港としていた。
今後の戦況を有利に運ぶため、ドイツ海軍は快速部隊でイギリス本土を攻撃することでこの部隊を誘い出し撃破しようと考えたのだ。
イギリス本土の沿岸都市を攻撃することで北海に面する沿岸都市を防衛するためにイギリス海軍の戦力配置を改めさせることも望める。
さらに、イギリス国民に戦争の恐怖を知らしめることでイギリス国内の厭戦感情を高めようという意図もあった。
1914年10月、インゲノール大将ら大洋艦隊司令部らはイギリス本土攻撃実行の許可を求め、を皇帝であるウィルヘルム2世に作戦案を上奏した。
ヘルゴラント海戦での敗北こそあれど、史実よりも大きい戦果を上げたエムデン戦隊やドーバー海峡の突破という偉業をなした『ゲーベン』ら地中海艦隊の活躍に鼻を高くしていたウィルヘルム2世は史実と違い大規模作戦を行うことも認ており、今回の海軍側の要請も事前に攻撃目標の防備がれたのならという条件の下に承認する。
皇帝からのGOサインが出るや否やドイツ海軍は直ちに偵察のため攻撃目標とされたハートリプール沿岸に1,200トン級航洋型潜水艦『U-17』を派遣。
ハートリプールはイングランド有数の造船地帯であったものの、その防備は2つの沿岸防衛砲台と軽巡洋艦2隻と駆逐艦4隻のみと極めて脆弱で、帰投した『U-17』から齎されたハートリプール沿岸の状況からドイツ海軍は作戦の実施を決定した。
その後のドイツ帝国海軍の動きは極めて速く、U-17が帰投した翌日の1914年11月2日にはヒッパー提督率いるドイツ海軍第1偵察部隊がイギリス本土を攻撃するためにウィルヘルムスファーフェンから出撃する。
第1偵察部隊はその名の通りハイシーフリートの目としての役割が与えられた快速部隊で、その編成は大型巡洋艦(巡洋戦艦)7隻、正規空母4隻、小型巡洋艦(軽巡洋艦)4隻、大型水雷艇(駆逐艦)20隻と300機近い空母艦載機からなる大艦隊であったが、短時間のうちに全艦がウィルヘルムスファーフェンを離れ大西洋に出た。
第1偵察部隊の出港が終わると、時間をおかずに同部隊が誘導してくるイギリス艦隊の撃破を目的としたハイシーフリート主力もウィルヘルムスファーフェンを出撃。
両艦隊は真夜中までに各国の漁船や王立海軍の哨戒部隊の目が届かない位置まで移動するべく針路をとった。
当然、これほどまでの大規模な動きをドイツ帝国海軍の動きを監視していた王立海軍相手に完全に隠蔽できるはずがない。
ドイツ海軍の通信量の増加やイギリス自慢の諜報能力によって、イギリス海軍も近々ドイツ海軍が大規模な作戦行動に出るであろうことは把握していた。
当時のイギリス海軍は先のドイツ帝国海軍地中海艦隊によるドーバー海峡突破という大失態を繰り返さぬよう、民間のトロール船すら徴用して哨戒部隊の増強をおこなっていた。
これにより王立海軍の索敵能力は開戦時とは比べ物にならないほど強化され、ドイツ帝国海軍の行動が予想された時点でイギリス海軍は悪天候下であったにも関わらずハリッジ戦隊はもちろんこれらの徴用トロール船すら総動員して厳重な紹介網を北海に敷く。
また、ドイツ艦隊の動きを確実に掴むためにウィルヘルムスファーフェン周辺に潜水艦を派遣してドイツ帝国海軍への監視も強化もおこなった。
哨戒部隊の動きを活発化させる一方、ドイツ帝国艦隊を補足次第動けるようにスカパ・フローやロシスではグランド・フリート主力や巡洋戦艦戦隊もすでに出撃準備を終えており、王立海軍はドイツ艦隊を迎え撃つため万全の体制を整えていた。
イギリス海軍の動きは二度に渡る粛清に近い更迭祭りで軍政も軍令も未だ混乱から立ち直れていないはずなのだが、それでも文字通り最善を尽くしていた。
実際、ヒッパー提督率いる第1偵察部隊はイギリスの哨戒網を避けようと航行していたが、それでも一時は艦隊司令部か作戦の中止を宣言しかける程度にはイギリス本土に近づくまでに幾度も哨戒艦に発見されており、本来であるならば彼らはイギリス本土に到達することは不可能であっただろう。
しかし、幸運の女神はドイツ海軍に微笑んだ。
第1偵察部隊がウィルヘルムスファーフェンを出撃してからしばらくすると、北海南部で原因不明の大規模な電波障害が発生し両軍ともに無線通信が使用できなくなってしまったのだ。
無線封鎖状態で目的地を目指すドイツ艦隊にとってこの電波障害は大した問題にならなかった。
むしろ電波障害によってイギリス側の哨戒艦はドイツ艦隊を補足できてもその存在を本土に伝えることができず、ドイツ艦隊にとっては電波障害は王立海軍の哨戒網を突破する強力な味方となった。
逆に言えば王立海軍にとって現状は最悪以外の何者でもなかった。
なにしろ哨戒部隊と一切の連絡が取れなくなることはイギリス海軍から目と耳が奪われることを意味している。
これはドイツ海軍への戦略的優位を維持するため、他の地域の防備が低下することを許容してスカパ・フローに戦力を集中させていた王立海軍にとっては悪夢以外の何物でもない。
無論、王立海軍も通信と哨戒網を回復させようとあらゆる手段を講じた。しかし、夜間であったことから航空偵察は機能せず、通信の回復もことごとく失敗に終わってしまう。
どれだけ強力な戦力を抱えていようが、目と耳を塞がれている以上それらを効果的に運用できるはずもない。
無情なことに人事を尽くしたはずのイギリス海軍にできることは、電波障害が回復するまでに何事もおきず、一刻も早く電波障害が回復することを祈る以外存在しなかった。
だが、彼らの祈りが天に通じることはなかった。
電波障害は11月3日午前6時30分頃には解消していたが、この頃にはすでに第1偵察部隊はイギリス海軍の哨戒網奥深くまで進出しており、11月3日午前7時20分、日の出に合わせるようにドイツ帝国海軍第1偵察部隊の巡洋戦艦達はスカーブラ沿岸に到達してしまう。
(流石に空母は後方で待機していた)
ドイツ帝国が誇る淑女達はイギリス海軍の駆逐艦に発せられた誰何するという無粋な問いに主砲をもって回答、少しでも時間を稼ごうと果敢にも抵抗する姿勢を見せたイギリス海軍の警備艦隊とたった3門の15cm砲しか有さない沿岸砲陣地にも同様に主砲を叩き込み短時間のうちに沈黙させる。
そして、一切の妨害を排除した第1偵察部隊はその矛先を無防備な姿を晒し砲音によって混乱の渦中にあったハートリプールの港湾施設、造船所、工業施設……市街地に向けた。
巡洋戦艦は装甲こそ巡洋艦のそれだがその砲火力は戦艦と同等である。そして、戦艦の火力は一説では砲兵一個師団に匹敵するとされる。
第1偵察部隊の擁する巡洋戦艦は主砲として38cm連装砲を4基装備するリュッツォウ級巡洋戦艦4隻と、35.6cm連装砲を4基装備するフォン・デア・タン級巡洋戦艦3隻であった。
すなわち、上記の説に当てはめるなら砲兵7個師団分の火力がハートリプールという無防備かつ未だ事態を把握できていない市民で溢れる都市に一切の慈悲も情けもなく投射されたのだ。
ほんの数十分前まで多くの人々が寝静まり、あるいは朝食などの準備をするいつも通りの日常がまるで嘘だったかのような地獄が誕生した。
ハートリプールは悲鳴と叫び声で満ち、砲声が鳴り響くごとに爆発とともに建物は崩壊し、人間だったものがそこかしこに散らかっていった。
突然の砲音とその後の爆音は未だ状況を理解できていなかったハートリプールの市民達をパニックに陥らせるには十分だ。
突然の砲声と爆発を受けて何が何やらわからない市民たちは避難場所を求め我先にと教会に、尖塔という街にある建築物の中でも飛び抜けて高く、艦砲射撃の目標としては申し分ない建物がある教会へと向かってしまう。
欧州の街は基本的に教会を中心にして形成されており、シェルターなどといったものが未だ未整備な当時の欧州にあって教会こそ街の中でも特に頑丈な建物であったのだ。
しかし、いくら教会が頑丈だと言っても戦艦、それも超弩級戦艦の艦砲射撃を耐えられる訳がない。
さらに上記した通り教会には戦艦の艦砲射撃の基点にうってつけな尖塔が存在し、その周囲は他の場所よりも砲撃が集中してしまう。
教会以外の場所にも容赦なく砲撃が加えられたため、教会に避難しなければ安全だったというわけではない。
だが、結果論になってしまうが教会へ避難した人々よりかは生き残れる可能性は高かっただろう。
ハートリプールからの悲鳴のような救援要請はもちろんロシスやスカパ・フローなどに待機していたイギリス海軍の主力部隊や、本土防衛を任されていたイギリス空軍の基地にも届いていた。
当時のイギリス空軍には急降下爆撃機や航空魚雷を搭載可能な攻撃機は存在しなかったが、それでも少しでもドイツ艦隊の気を街から反らすために軽爆撃機と戦闘機からなる部隊が出撃。
海軍もハートリプールに比較的近いロシスを拠点としていたビーティー提督率いるイギリス海軍第1・第2巡洋戦艦戦隊が救援要請が届くや否やロシスを出撃する。
しかし、イギリスの航空部隊はただでさえ対艦攻撃に向かない軽爆撃機だった上に、巡洋戦艦群の直掩に当たっていたドイツ海軍空母艦載機の迎撃を受けたことで効果的な攻撃を与えることはできなかった。
イギリス第1・第2巡洋戦艦戦隊も同艦隊の出撃を察知したドイツ第1偵察部隊がこれを大洋艦隊主力が展開する海域まで誘導するためにハートリプール沖から離脱。
本来ならば巡洋戦艦部隊の直掩にあたるハリッジ戦隊はその戦力の大半を哨戒に派遣していたため、巡洋戦艦のみしか戦力を持たない第1・第2巡洋戦艦戦隊は単独での深追いを禁じられていたことから何の成果も上げることができずにドイツ艦隊を取り逃してしまう。
イギリス巡洋戦艦部隊の誘導に失敗したドイツ帝国海軍はウィルヘルムスファーフェンに帰投したことで一連の戦いは幕を閉じた。
ハートリプール襲撃の報は、カラー写真を大々的に使った新聞やカラー映像かつ音声付きのニュース映画などより鮮明かつ臨場感を持つ媒体を通して衝撃とともに瞬く間にイギリス全土に知れ渡り、イギリスの世論を大きく動かすことになる。
ハートリプール襲撃以前のイギリスでは堂々と反戦を主張するメディアが出る程度には厭戦感情が高まっていた。
というのも、多くのイギリス国民にとってこの戦争はフランス人の戦争であり、自分たちの戦争ではないと考えていた。
そうであるはずなのに、大戦の勃発後から始まったドイツ帝国艦隊による通商破壊を主要因とした物資不足によってイギリス国内では配給制が敷かれるようになり、
ストライキや雇用主の承諾無しでの辞職などを禁止する軍需品法など労働者の権利を制限する法律などによって労働環境は悪化し、イギリス国民の生活は苦しくなる一方であった。
これで優勢だったのならまだ我慢もできたかもしれないが、肝心の大陸の戦況は一時はパリが陥落しかける程には悪いときた。
イギリス国民の中に厭戦感情が芽生えるのも仕方がないだろう。
世論の動きはイギリス議会内にも影響を与えていた。
当初は挙国一致体制に賛同していた労働党は支持者達の声を受けて徐々にだが反戦色を強め、また、与党である保守党内にも同盟国であるフランス人達やロイヤル・ネイビーの不甲斐なさから、何とか戦線を立て直せた今早期に講和を結ぶべきではないか言う声が囁かれるようになってた。
しかし、そういった声はハートリプールでのドイツ帝国艦隊の蛮行と、それによって齎された惨劇が映像や写真といった形で広まっていくと一気に消えた。
瓦礫に潰された子供を前に泣き崩れる母親の、もはや原型を残さぬ肉片と成り果てた妻を前に立ち尽くす夫の、身体の一部を失い泣き叫ぶ少年の、必死に救難活動を続ける人々の姿をカラー写真やカラー映像という一昔前の白黒媒体とは比べものにならない求心力をもつ媒体を介して知った多くの善良なイギリス人達はドイツ帝国と妥協するという選択肢を拒否したのだ。
変わってイギリス国内で噴出したのは、今まで偉そうにふんぞり返っていたクセに開戦以来大した成果を挙げられず、自国の沿岸すら護れない”無能な“軍部への猛烈な批判と『非武装の市民、それも女子供すら無差別に殺害した卑劣かつ悪辣なドイツ帝国と、関わったすべてのドイツ人に正義の裁きを!』といった極めて強硬的な意見だった。
特に失態続きかつドイツ艦隊による一方的な攻撃を許してしまい、ウィルヘルムスファーフェンへの凱旋も防げなかったロイヤル・ネイビーへの批判はドイツ帝国へのそれを超えるほど凄まじく、あらん限りの罵倒や非難の声が投げつけられてしまう。
今回の攻撃においてイギリス海軍は文字通り人事を尽くし、万全の体制を敷いていた。ドイツ帝国の艦隊がイギリス本土を襲撃できたのは奇跡のような電波障害があったからこそだ。
追撃を行わなかったことに関しても、ドイツ帝国側の主目的がイギリス巡洋戦艦部隊の誘引であり彼らが向かう先にはハイシーフリート主力が展開していたことを考えれば、イギリス海軍の判断は戦略的にも戦術的にも何の間違いもない文字通り最良の選択であった。
しかし、当時のイギリス国内でそうした事実を知るのは極一部に限られ、市民がそうした事実を知れるようになるのは情報のクロスチェックと開示が進んだ戦後を待たなければならない。
当時の大半のイギリス人が知った一連の騒動の顛末は、
『ドーバ海峡突破を許し、アジアでのエムデン戦隊の跋扈を許した海軍がついに本土への一方的な攻撃までも許してしまい、1,000人近い死者とその倍近い負傷者が出たにも関わらず退却するドイツ帝国艦隊の姿を指をくわえて見ていただけだった』
というものであった。
当然、これを許せる国民がいるはずもない。
本来なら海軍を擁護するべき当時のイギリスのアキレウス内閣と保守党は、流石にここまで来ると面倒を見きれないとばかりに海軍を犠牲の羊にして責任を押し付けることと、厭戦感情が高まり揺れていた国内世論を再度固めることを優先。
ハートリプールの惨劇をプロパガンダとして大々的に使用、むしろ積極的に世論を煽っていた。
アキレウス内閣が主導したプロパガンダによって本土植民地問わず『リメンバー・ハートリプール』を合言葉に多くの若者がイギリス軍に志願するようになり、軍需品法に反対しストライキを計画していた全国の労働者達や統制経済に批判的であった経済業界もこれまでの猛反発が嘘だったかのように総力戦体制の構築に全面的な協力を表明していった。
それでも足りない軍需品や資源、軍需品を優先したために供給が縮小した民需品に関しては莫大な債務を発行してでも金に糸目をつけずに海外から買い漁っていった。
特に世界最大の工業力と最先端の技術を独占する日本には軍需・民需を問わず莫大な規模の発注が行われ、イギリスは世界大戦での戦いを戦い抜き、ドイツ帝国に正義の裁きを降すために急速にその戦力を急速に拡大させていく。
ある歴史学者はこう記す
『1914年11月3日までイギリスにとって世界大戦は他人の戦争であった。しかし、1914年11月3日から世界大戦はイギリスの戦争になった』
皮肉なことに両国が相手国での厭戦感情の醸成も目的に含んで実施した作戦はただただ両国国民の増悪を煽るだけに終わり、両国は世界大戦という底なし沼から足抜けする最後のチャンスを自ら捨て、地獄の釜が開いたような過酷な戦場に自ら進んでのめり込んでいく。
以上になります。wikiへの転載はOKです
乙。すべてが裏目に出る戦争・・・そしてロイヤルネイヴィーのライフが・・・・
乙です
地獄の窯にそろいもそろって行進していくぅ…
でも、ロイヤルネイビーやら何やらの面子を潰されたなら、
しかも相当な被害を受けたならば、殴り返さねばならぬのが辛いところですな
乙です
しかしこの北海南部で起きた原因不明の電波障害とはなんだったのか。
天候不順による電波の通りの断裂とかなんですかね?
乙です
大英帝国のメンツががが(白目)
>>47
日米の陰謀か、或いはホワイトベアー氏恒例のアンチ欧州な神の見えざる手でしょうな>都合よく起きる電波障害
>>45
世界はいつだって、こんなはずじゃなかったことばかりですからね……
さらに今回は最も出しては行けない場所でイギリスが100ファンを、ドイツが1クリを出すという最悪クラスのこんなはずじゃなかった案件ですので、世界大戦の拡大という結果を引き起こすことに
今回下がったロイヤルネイビーのライフは、遅くとも戦後には情報開示や日米海軍を含めた世界中の海軍関係者が『同じ状況ならこれ以上の結果に持ち込むのは不可能』と声を揃えたこともあって完全に回復します。
>>46
列強としても民主主義国家としてもここまでされたら引き下がることも妥協することも不可能な上に、イギリスはあれでもアメリカの親ですからね
>>47
世界大戦初期にドイツ帝国が史実より遥かに頑張り過ぎたせいでイギリスで厭戦感情が高まっていまして……
ここでイギリスが折れるとそれはそれで困る日本が、保有する全ての大型電子戦機とそれを支援するための空中給油機をアイスランドから投入して力技で電波帯を封鎖しました。
>>48
大英帝国のメンツは完全に拭き取ぶことに……
>>日米の陰謀か、或いはホワイトベアー氏恒例のアンチ欧州な神の見えざる手でしょうな
ビンゴです。
ただ日本が情報の秘匿を優先した結果アメリカすら今回の作戦は知らされておらず、正確に言うのならば日本単体の陰謀となっております。
>>49
ええぇ…
必要なのはわかるけど日本君さぁ…(ドン引き)
なんと、日本のブリカスムーブであったか…
頑張って立派に列強筆頭やってるんやな(ホロリ
>>49
>日本の陰謀
予想はついていましたが、外れて欲しかったですね。
今回の一件でもうダメですわ。
私には日米枢軸日本を理解することは不可能だとわかりました。
私には漆黒合衆国よりも恐ろしい「怪物」です。
これ以上はホワイトベアー氏と修復不可能な亀裂を生じることになるでしょうから
これ以後は最低限の感想のみをいう事にいたします。
大陸クロススレでやりたい放題やって負の信頼感積み上げまくっていますから、即バレするのも当然ですなぁ>謀略
>>50
倫理的にも道理的にも真っ黒でありますし、これだけでも普通にドン引き案件ではあるのですが
ここからさらにハートリプール襲撃が明らかなってから素知らぬ顔で国際法の遵守を求める声明とドイツ帝国への非難を表明するという……
>>54
まるで悪の組織のようなムーヴだぁ…(白目)
実際やったことはちょっとドイツ軍の後押ししただけってのが質悪いですね(汗
あくまで街を砲撃する判断下した下手人はドイツですし。
作成乙です…ええ、そこまでするんか…
目的のためには手段を択ばない、私が好きな言葉です
日米だけがドイツと殴り合って、イギリスだけが国力温存&いいとこどりとか一番嫌ですしね
>>34
そうか。もしも日本人という異種族が北米に来なければ、彼らは史実通りとなった。
しかし現地民とうまく関係を構築し、明確なライバルになる日本人が出没し、後の漆黒ルートまっしぐら…でしたね。
覚醒した嶋田さんが意図はわかるが制御不能と言っただけはありますわ。
>>58
史実通りいくならば、西へと開拓は進んでいくはずだった。
マニフェストデスティニーの名の元に。
後の漆黒世界の議論が始まったばかりの頃に、とある書き込みがありまして、多大な影響を受けましたね。
そのコピーがあるのでペタリと張ります。
マニフェストディスティニーのかけ声の元に、敵陣地に横隊突撃を敢行する米陸軍と民兵たち…それがすべての始まりだった。
宝石よりも貴重な正規軍人達は瞬く間に完全に使い切った。膨大な戦死者と傷痍兵を生み出し続ける社会システム。勇敢さとマチズモに対する過剰な賞賛。
それ故のプロフェッショナリズムにたいする明瞭な反感。(なにせ戦争指導が役に立った試しがないのだ。それに対し民兵の小規模な不正規戦術は通じることがまれにあった)
真っ先に西部戦線最前線に送られるという噂が立ち、移民は激減した。当面の間は事実ではなかった。ほんとうの最前線は黒人などが常であったためだ。
ろくに武装が施されていない玉除けを前線と称して良いのなら、だが。その黒人を「使い切った」あとは変化した。
なお、奴隷州の黒人も戦線に投入せよとの北部州の主張により「南北問題」が持ち上がることとなる。
ついでに欧州諸国(ロシア含む)も完全にドン引きだった。
アメリカという社会が不可逆に変革されていった。
>>51
せいぜいが悪いことを企んでいる時の米帝ムーブレベルで、謀略や外交面ではまだまだレジェンドであるブリカスには遠く及ばないと思う……
>>52
まあ、敵としてわかりやすい漆黒米よりもよっぽどたちの悪い存在ですからね>>日米枢軸日本
基本的に日米枢軸世界への感想や評価などでしたら大抵のことは気にしないと思いますが、モントゴメリー氏がそう判断したことならそれを尊重します。
>>53
正直、バレてくれてホッとしている自分すらおりますw
>>59
勝手にアメリカ側が暴走していっただけだし(震え声)
>>61
日本の主観だと、東から来る開拓団を名乗る狼藉モノを追っ払っているだけ
アメリカの主観だと、開拓すべき新大陸に生意気な蛮族がいるから駆除しようとしているだけ
まあ、後者が勝手に暴走を始めたというか、タガを外していったのは想定外でしたがね…(震え声
>>62
本当にアメリカが勝手にヒートアップしただけで、日本含め他の国々は何も悪くないってのがね…
ネイティブアメリカンは迫害を避けて加州に逃げ込む
奴隷をあくまでも資産として大切に扱っていた南部は北部州の強制的な徴発などに反発する
加州の人々も追われてくる人々は受け入れるし、自らの領土を侵す奴らは叩き出すのが普通
9割9分以上、アメリカが勝手に加熱して自爆した形ですねぇ…
そして異形へと変貌したのです…
後々のこと考えると無茶してでもこの時か南北戦争の時に殺しておくべきだったのだ…
気づけば我々ですら想定していなかった怪物が生まれたのだ…
だけれども、この時も南北戦争も当時の限界点にぶつかっていましたからね
米合はなんだかんだで非常に運がいいんですよねぇ
>>54
史実でも似たようなことやった事例は割とあるし自国の利益の為なら他国の
都合なんぞ知しるかってのは当時の列強としては平常ムーヴですしねぇ
やっぱ北米大陸を戦いながら陸路で横断ってのがこの時期の技術力だと厳しいですからね…
北米大陸そのものが敵であり同時に味方
とどめをさせなかったのはつまるところこれなんですよねぇ…
>>59
そういえば初期合衆国に優秀な軍事指揮官、あんまりいませんでしたね。
そこに追い打ちでこれかあ…
漆黒米国誕生の過程を研究することが漆黒世界の歴史家の一つの命題に
なってそうですね。
san値削られそうで怖い仕事ですわ(汗
深淵を覗く作業ですからね逆に覗かれちゃうの覚悟の危険作業(汗)
>>55
悪の大帝国ですぞ。
>>ちょっとドイツ軍の後押ししただけ
基本的に日本は舞台を整えて上げただけで、ドイツ帝国の作戦内容や、イギリスのプロパガンダ活動や主戦論の拡大などには手を出していなくて。
電波妨害以外は英独が自分たちで考え、最良だと判断した行動をとった結果という
>>質が悪い
さらに質が悪いことに、仮に日本の行動って仮にバレたとしても戦時の中立国の義務を定めた
『陸戦ノ場合ニ於ケル中立国及中立人ノ権利義務ニ関スル条約』
と
『海戦ノ場合ニ於ケル中立国ノ権利義務ニ関スル条約』には抵触していなくてですね……
もし仮にイギリスが日本の行動を非難する場合は敵対行為への直接参加しか根拠がないんですよ。
ただ、これってようは『日本はドイツのイギリス本土攻撃に直接的に加担した』とイギリスが宣言することと同義でして
ハートリプール襲撃での日本の行動を非難した場合、報復として宣戦布告をしなけば列強としての立場と国際的な影響力が崩壊してデットエンド。
宣戦布告した場合は普通に日本にボコされてデットエンド
待ち受ける未来はこの二択しかないので、仮に日本がイギリス本土攻撃に関与していた決定的な証拠を掴んだとしても握り潰す以外のことができないんですよ。
>>56
1滴の血も流さずに複数の仮想敵国を弱体化させられるビックチャンスですからね。
失敗しても日本が被るデメリットはあってないようなものなので、やるっきゃないとなりました
>>57
弱肉強食、列強にとって国際法なんてものは良くも悪くも紙切れでしかないのだ……
なお、日米枢軸日本は国際的には正義なイメージを常に保とうとする傾向があるので、これでもまだ手段は選んでいる方だと思います
>>67
技術力や国力が他国を周回遅れにしているので他国よりも上手くいくことが多いだけで、やってること事態は典型的な列強のそれでしかないですからねぇ
絶対的な安全圏から好き勝手に掻き回すのは実にマブラヴ的米帝ムーブですなぁ>日米枢軸
こんなズルして無敵モードを何十年も続けてたから、大阪にキノコ雲おっ立てるのを許す程に堕落しきってしまったんですな
>>75
堕落したと言うか、ズルして無敵モードが続けてしまったせいで目立つ失敗の発生が抑えられ、本来ならもっと早くにやらなければならなかった改革ができていなかったがより詳しいかなぁ
人も組織も成功した時よりも失敗した時の方が多くの学びを得ますし、優勢な立場の者より不利な立場の者の方が積極的に改革を行なうものですし
>>絶対的な安全圏から好き勝手に掻き回すのは実にマブラヴ的米帝ムーブですなぁ
しかも一応は当事者であるマブラヴ米帝と違って舞台にすら立っていないという……
遅まきながら弥次郎さん漆黒アメリカのリブート乙です。
始めの頃はここまでおぞましき漆黒アメリカが誕生する事になるとは思いませんでしたね・・・。
ホワイトベアーさん乙です。
うわぁ、イギリスを継戦させるために人為的に電波障害を発生させてドイツ海軍のハートリプール襲撃を成功させるとかそこまでやりますか日米枢軸日本くんは・・・。
>>77
決定を迫られた際、憎悪や友情や怒りや慈悲はひとまず忘れて対するのが正当な対し方であると思う
ーユリウス・カエサルー
ほぼ確実に日本が関与したことがバレることはなく、仮に奇跡のオンパレードでどこかが日本の関与を掴んだとしても政治的にもみ消せる。
すなわち日本はその国際的な立場や信用に一切傷をつけずに、日本の国益と日本国民の利益を最大化できるというローリスク・ハイリターンな案件ですからね。
善か悪かと問われれば悪以外のナニモノでもないですし、倫理的にも道徳的にも問題しかないですが、某邪神も言っているとおりバレなきゃいいんですよ()
>>77 ハニワ一号氏
本当にそれですよ >始めの頃はここまでおぞましき漆黒アメリカが誕生する事になるとは
気が付いたら漆黒世界という名前になるほどに米国が悍ましい国に…
どうして?
>>79
>どうして?
「子供と言うものは、常に親の予想を上回るもの」
らしいですぞ……()
両者乙です。
漆黒世界は、この段階なら日米が北米で相争うこと自体は想像がつくのですが……まさかこの後にああいうふうになってしまうとは……
日米枢軸世界はドイツ海軍のラッキーヒットが効きましたね。この後英海軍も報復でドイツ沿岸部を焼き払いにでかけそう……
立て乙そして弥次郎先生とホワイトベアー先生乙でした
漆黒世界に関しては…ケンタッキー決戦等の要所要所で思い付き爆弾炸裂させてましたね自分(´・ω・` )
日本の西海岸進出は夢幻会員の思惑なんぞ知らん過半の日本人が鯨油欲しさ→無限の無主地→ゴールドラッシュのコンボと、
切欠さえ作れば後はなだれ込むと言う考えで出てきましたが
枢軸世界は……殆どの世界線では有り得ない真っ黒な日本の謀略攻勢。
普通の活劇漫画等だったら最終回までに全謀略暴露からの国内総日比谷公園見たいな制裁が飛ばされる悪の帝国なんですが、
悲しいけどこれ戦争(夢幻会味付け)なのよね()
>>81 奥羽人
まあ、ぶつかること自体は自然なのですが、この後にああなるとは(白目
>>82 陣龍氏
私も最初は思い付きだったのですが、そこから雪崩のように…
どうして(白目
>>81
ここまで差れると何らかの形で報復しなければならない。
ただ、イギリス海軍を統制するイギリス政府としてはここまでの醜態を見せつけられると下手にリスクを犯させるわけにもいかないという……
>>82
やっていることは自国の利益のために世界の半分を覆う戦火に憎しみという油を注ぐ、正義の味方によって滅ぼされるべき悪の大帝国ですからな
ただ、悲しいかな
日本に限らず列強なんてものは基本そんなものでどこを探してもヒーローなんてものは存在せず、
人は自らが見たいものしか見ないので暴露されても日本国民の大多数は陰謀論としか受け取らないのだ……
>>84
ホワイトベアー氏がオーベルシュタインに見えて来た今日この頃……。
まるで枢軸世界の日本が、何をしてはいけないか教えられず、
欲しい物を欲しいだけ与えられてしまう。最も優しく酷い虐待を受けた子供のように…
>>85
ラインハルトにもっとも多く、あの男の進言に従ってきたような気がする。と言わしめたオーベルシュタインを重ねてくれるとは……
お世辞とはわかっていても嬉しいものです
>>86
史実の歴史が証明してきた通り、自分の利益のために他人を不幸のどんぞこに列強
そして悲しいけど大日本帝国は正義の味方ではなく主権国家兼列強なのよね……
>>86
歴史が証明してきた通り、自分の利益のために高笑いしながら他人を不幸のドン底にたたき落とし、自分に都合の悪い相手は力でねじ伏せるのが列強ですからねぇ
そして悲しいかな。大日本帝国は正義の味方ではなく、主権国家兼列強筆頭なのよね……
>>86
日本の国益の為なら世間一般では明確に悪とされる所業でも躊躇なく実行してるだけよ
少なくともそういう覚悟と決断力が無ければ列強筆頭にはなれないしできない
現実主義の古典と位置づけられるニッコロ・マキャヴェッリ著の君主論においても、『国益のためならどんな手段や非道徳的な行為であっても許される』と説いております。
そして、夢幻会の人間は提督たちの憂鬱本編の作中での行いを見てもわかる通り徹底したマキャヴェリアン達。
日米枢軸日本が今回行った謀略も、自国の利益を増加させるため、夢幻会が原作で中華に仕掛けた謀略の一端を欧州列強相手にも行っているだけなんですよね
なんならアメリカや満州連邦の目もあって、人心の荒廃を誘発するために欧州に麻薬をバラまいていないだけ日米枢軸日本の方が手ぬるいという
というか国益のためになるのなら他国に不幸ばらまく覚悟がある人こそ国のトップに立って欲しい
そういえば話題は変わるんですが…確か日米の冷戦中期以降の小火器弾薬、
277Fury相当に更新されると聞いたんですけど、あれってミニミとかでも対応できましたっけ。
M4やM249後継とされる米軍の自動火器が、これ一般歩兵が担いでいくには重そうだなって…
>>92
M240は277Fury対応キットの募集をしていますがM249は後継銃としてXM250を開発しているからM249では対応できないのでは?
またWikipeのXM250 (277Fury使用のM249後継)の装備重量についても記載があります。
全体でペットボトル1本分(1lb)重くなって、弾数が600->400に減るようですね。
やっとわかったわ。この感情の大元が。
まず前提として、ホワイトベアー氏は人間や政治の負の側面(「ダークサイド」と呼ぼう)を描写するのが非常に巧い。
特に「衝撃」を付与するのが芸術的に巧い。おそらくこの掲示板にいる人の中で一番。
単にダークサイドを描写するのならば、私にもできるでしょう。
しかし、この「衝撃」を付与することはできません。
例えば私ならば件の電波妨害を描写するならば冒頭で夢幻会員たちの会話などを入れて伏線にするでしょう。
しかし、ホワイトベアー氏はそうせずに突然その場面を挿入し描写に「衝撃」を付与する。
それを読んだ者たちはその「衝撃」により一時的にマヒしてしまう。
丁度電撃戦をくらった防衛部隊のように。
そして私のような者はその「衝撃」により「ダークサイド」の恐ろしさをより強く感じてしまい
『恐怖』を感じてしますのです。
以前、戦車の人氏が「カンダハール奪還作戦」の話を読んで恐怖を感じたと言っていましたが
これも「衝撃」の効果です。
後書きや感想返しでホワイトベアー氏の解説を読むと、確かにそんなに極端なことをしているのではないと分かりますが
本編を読んでいる時は「衝撃」によりそれを理解できず恐怖に包まれるのです。
>>93
ああ、どこかで249も対応キットがあるとか聞いた気がしましたが、やはり無理でしたか…
Mk48が使う.308より運動エネルギーが大きいですものね。
そうか…そうなるとM5、M250相当の自動火器が、日米両軍で前倒しになるんですねえ。
>>94
ああ、仰るとおりに衝撃という言葉、すごくしっくり来ますね。
段階を踏んだ上での落差の大きさがあるんで、これは…となったんですよね。
因みにあの通信不良、不幸だがありがちな電波障害と思っておりました。
>>92
実はXM250の全体重量がM249(ミニミ)を上回っている最大の原因は277Fury弾の重量が原因でして、本体重量だけならXM250の方が軽いんですよ。
なので下手にミニミに277Fury対応させてしまうと、XM250よりも全体重量が重くなってしまうという
>>94
なるほど……
そこまでモントゴメリー氏の心を揺れ動かせたことに喜びつつ、伏線管理に関してはこのままで行くかどうかを私も色々考えてみます
>>95
1969年にXM5相当の自動小銃とXM250相当の分隊支援火器が正式採用され、陸海空軍海兵隊、海上保安庁、国境警備隊、広域地方自治体戦闘警備隊の主力自動小銃と分隊支援火器を更新するべく同年より調達が開始されました。
やはりそのあたりは新しい機関銃の方がしっかりしてるんですねえ…
ベストセラーかつ新型が今なお開発されているので、忘れかけていたのですが、
ミニミもそろそろ40年選手ですものね。
そういえば強装弾を使う銃器でラプアマグナムを使うMG338という機関銃を見つけたんですが、
何か精鋭自動人形部隊とかは、フューリーで飽き足らずこんなの使ってそうと思いました。
ちょっと只今よりFFRの装甲車ネタを投下させていただきます。
お見苦しいところもあるでしょうが、どうかご容赦を。
・ルノー・ブークリエ歩兵戦闘車
混迷の30年を抜け出し大幅な近代化に着手したFFR陸軍は、ビヨット主力戦車に代表されるように一気に世界水準に躍り出た。
そして機甲科部隊のみ近代化したとして、軍としての機械化や機動化を果たせるわけではない。諸兵科連合は近代以前からの常識である。
自然と歩戦協働を担う歩兵部隊の近代化も並行して進捗が行われ、特に歩兵部隊の機械化と装甲化は急がれた。
何しろ国力発展と近代化計画発動以前のFFR陸軍は、流石に自動車化は達成していたが、装甲兵車が著しく不足していた。
当時の限られた軍事予算においては機甲、砲兵、兵站が優先され、歩兵部隊はよくて小銃徹甲弾を防げる程度の軽装甲車。
大多数は軍用六輪トラックに防弾板を貼り付けた、半装甲テクニカルを用いて機甲部隊や工兵部隊に随伴せねばならなかった。
言うまでもなく戦車との協働にも支障をきたし、重機関銃以上の火器の直撃を受けた場合、乗車人員が多数死傷。
彼らは装備の性能不足を練度向上、戦術研究で補わんとしたが、それにも限界は生じていた。
何しろアフリカ外地領土の反政府武装勢力などには、イギリスから第三国を幾つも介した対戦車火器まで流出していたのである。
このような苦い戦訓に基づきルノーへ発注された新型歩兵戦闘車は、一義として堅牢さと重防御を求められている。
無論、野放図な重装甲を施せば車両運搬や整備維持に支障を来すため、戦闘重量は35トン程度と策定された。
その上で小銃分隊を乗車させ、ビヨット戦車に問題なく追随可能な範疇において戦友を可能な限り守ることを要求された。
テキサス共和国との技術提携もあり急速に装甲車両開発技術を向上させていたルノーは、それに応える力を十分に有していた。
様々な試案が俎上に載せられ検討された結果、車体構造そのものはオーソドックスなそれが採用されるに至った。
パワーパックを車体前部に配し、中央部に砲塔を、後部を乗車区画と位置づける人員輸送車として常識的なレイアウトである。
車体、砲塔ともに防弾鋼板の溶接構造で、ここまでは常識的な装甲人員輸送車、あるいは歩兵戦闘車のそれである。
その上でルノーは戦闘地域への輸送負担軽減、時代の趨勢に合わせた装甲強化双方を見込んだ新規技術を導入した。
ビヨット戦車でも内装モジュール式とされた複合装甲を、より車体及び装甲が軽いことを利用して外部モジュール方式としたのである。
外装モジュール方式とはつまるところ、戦車の素体に増加装甲を施していく方式で、発想そのものは目新しいものではない。
しかし当初から主装甲を外装式とすることは70年代当時としては先進的で、内外から大いに注目を集めた。
勿論FFR陸軍及びルノーは新奇さを狙ったわけではなく、MBTに比して装甲構造が軽量、簡素故に実現可能性が高いこと。
そしてこの歩兵戦闘車で外装式装甲の開発、運用実績を蓄積することで、将来の装甲戦闘車両開発全般への貢献を意図していた。
FFRの国是は持続性の高い発達と進歩であり、外装モジュール装甲は時代に応じ容易に交換可能とその国是に大いに合致していた。
また当時、非鉄金属やグラスファイバー、セラミックなどを用いた軽量ないし中量級複合装甲の実用化を果たしたこともこれを支えた。
素体で30トンの車体に想定戦闘状況に応じ装甲モジュールを外装式に取り付け、最大状態で34トンと重量制限もクリアしている。
FFRでは自動車業界以外に鉄道車両開発企業もこの種のトレーラー開発と生産能力を伸ばし、商用車両で十分運搬可能であった。
外装式故により素体車両とモジュール装甲を分割すれば、当時の空軍が用いていた戦術輸送機による空輸にも対応している。
では肝心の防御力はと言えば、やはりこの歩兵戦闘車にも戦艦リシュリュー近代化で得られた技術が多く適用され、堅牢なものとなった。
素体の防弾鋼板の段階で嘗てのルノーGやHで用いられたそれに比較して、防御効率で3割近い向上を果たしている。
傾斜を加味すれば正面で30ミリ装弾筒付徹甲弾、側面で20ミリ被帽付徹甲弾の連射に耐久しうるものに仕上がっていた。
その上でセラミック、合成樹脂、軽金属などを主体とした外装モジュール装甲を最大で搭載した場合、嘗ての中戦車を凌駕するに至った。
特にアフリカ外地の反政府勢力、エストシナの軍閥が多用する成形炸薬弾に対しては、均質圧延装甲で500-550ミリ相当に達した。
成形炸薬弾が徹甲弾に比べ貫通を阻害されやすいとはいえ、携帯式対戦車兵器は最早受け付けないレベルである。
また車体構造そのものは平定なものとして簡素化と生産コストを低下させつつ、底部モジュール装甲を舟形形状として地雷被害軽減にも努められた。
非正規戦を主とする武装勢力はそれ故にあらゆるものを障害、地雷として用いることを常とするため、この種の対策は必要不可欠となっていた。
装甲以外の防御手段としてはビヨット戦車と共通規格のレーザー検知器、発煙弾発射機を搭載し、照準阻害能力を付与されている。
新型歩兵戦闘車の防御力、生残性は試作車段階から概ね良好な評価を受けていた。では人員輸送車としての機動力や輸送能力はどうか。
最大戦闘重量34トンとされた車体の寸法は全幅3.2メートル、全高2.4メートル、全長6.7メートルである。
これにビヨット戦車に劣らぬ機動力を与えるにあたり、ルノーはやはり同世代の戦車と駆動系艤装の共通化を図っている。
ビヨットのエンジンである水冷4サイクルV型10気筒ディーゼルを原型として、気筒数を6個に減少させ、必要とされる過給器も相応に小型化。
また長駆機動の信頼性を見込んで意図的に出力を抑え、最大780馬力(制限を解除すれば900馬力)の水冷ディーゼルとして再設計を実施。
これを前進4速/後進2速の自動変速機と組み合わせ、最大34トンの車体へ毎時68キロの快速、普通自動車に近い平易な操縦性を与えた。、
サスペンションにはやはりビヨットと同様、高い踏破性能と車高低減を両立させるべく、独立油圧式サスペンションが採用された。
既存のトーションバー方式の車両と構造からして変わるため、整備習熟に一定の時間は必要であるが、それだけの価値がある新世代の足回りである。
また装甲と同様に外装式故に、一度正規の整備手順を習熟してしまえば、故障箇所の換装が平易という長所も存在し、それも当初から見込まれた。
兵員乗車区画は民間の乗合バスに近い、向かい合った座席に完全武装の歩兵が8名乗車する構造を採用している。
外地領土、エストシナは高温あるいは多湿。時には双方が当然の地域であり、車内には電子装備冷却用を兼ねた空調が施されている。
乗車区画の容積も若干車体後部上面が盛り上がるのを承知で大きく取られ、180センチを超える大柄な兵でも余裕をもって乗車できる。
FFR陸軍は兵の食事にも気を使う軍隊であり車内には電気式の簡易糧食ヒーターも、大出力の駆動系から電力を分岐され備えられた。
凝り性なほどに兵員の高い練度、能力を求めるFFR陸軍であるが、それはきちんとした兵站あってこそと正しく認識したことの証左である。
このあたりは40年代のセクトを相手とした合同出兵に際し、衛生や食料品質維持で問題に直面した教訓も活用されている。
戦闘時においてはガンポートなどは車体防御のため設けられておらず、ペリスコープ及び砲手、車長のFCSセンサより外部状況を把握。
中空構造、電気駆動式のランプを下ろして車両より展開。歩兵戦闘を展開する形式を用いている。
なお当然であるがランプは緊急時には人力で展開も可能で、故に車体後部に座する兵は分隊の中でも膂力に優れるものが多い。
かように生残性と機動性、そして居住性に優れる新型歩兵戦闘車であったが、武装構成は常識的な。車体規模に比べればやや控えめである。
アフリカの反政府武装勢力、エストシナのセクト歩兵は何れも火力に長けているが、本質は自動車化も不十分な散兵である。
ならば対戦車ミサイルの搭載、あるいは極端な大口径機関砲の搭載は過剰。搭載弾薬の負担が増すばかりという判断へ自然と至った。
故に主たる武装はイスパノ・スイザがルノーHを原型とした対空車両、もしくは航空機用に開発した30ミリ機関砲を用いている。
オープンボルト、ガス圧駆動で動作する常識的な。そして堅牢性に重きを置いた構造の機関砲で、砲身長は80口径である。
弾薬には採用当初は装弾筒付徹甲弾及び焼夷榴弾。やがては装弾筒付翼安定徹甲弾、調整破片榴弾が準備された。
また継戦能力を重んじる形で発射速度は毎分200発とやはり控えめだが、それだけに砲身加熱負担は低く、命中精度も良好である。
何より初速毎秒1000メートルを超える30ミリ榴弾の連射は、後述する射撃指揮装置とあいまって大半の敵歩兵に効果的であった。
砲同軸には分隊支援火器を原型に銃身、駆動系強度を向上させた7.5ミリ機関銃が備えられ、射撃指揮装置との連接でやはり有効な火力である。
そして今や火砲と同等以上に火力発揮を担保する射撃指揮装置は、ビヨットのそれと同規格かつ、より簡素化されたものを用いている。
砲手、車長双方に照準器が準備されてはいるが、レーザー測距儀や熱線映像装置を有するのは砲手用のみで、車長用は光学旋回式に留まった。
勿論これらは電気式に垂直、水平安定化が図られており、単純な射撃指揮以外にも外部情報収集。歩兵降車最適位置掌握に貢献している。
弾道計算機もビヨットは複数のデジタルコンピュータの並列、冗長化が図られていたが、この新型歩兵戦闘車では16ビット計算機単一である。
理想を言えば複数コンピュータによる冗長化が最適であったが、当時の技術と国力。何より信頼性の観点からあえて簡素化された。
とはいえ射撃管制能力自体は良好なもので、行進間射撃や低空低速目標_ヘリコプターへのある程度の対空射撃能力も有する。
嘗ての軽装甲車や装甲トラックを鑑みれば懸絶した火力と電子装備であり、このあたりは過剰装備排除と必要装備絞り込みが功を奏した。
なお搭載弾数は30ミリ機関砲が450発、7.5ミリ機関銃が3000発と、発射速度や射撃指揮装置の能力を考えれば必要十分であった。
また防御力を重んじるため、ガンポートやそれに対応した自動小銃などを廃した点も、FFR陸軍らしい思い切りの良さである。
この歩兵戦闘車は概ねビヨット戦車と同年代に開発時期が重なっており、増加試作車完成も1979年とほぼ同時期である。
FFR陸軍とテキサス共和国陸軍双方で運用試験が行われ、新装備につきものの初期不良の指摘と改修を実施。
両国で正式採用に至ったのは1981年であり、ここにFFR陸軍は胸甲騎兵(戦車)だけでなく銃兵(歩兵)にも良質な軍馬を与えるに至った。
そしてその名前はブークリエ_フランス語で「盾」であり、FFR陸軍が次世代の歩兵戦闘車に何を期待していたかがはっきり伺える。
彼らは練度、戦意ともにOCUにもBCにも劣らない歩兵が、装備不十分故にオセアンに転属する悲劇を少しでも防がんとしたのだ。
その期待に応えるかのようにブークリエ歩兵戦闘車は、ビヨット戦車とコンビを組む形で外地領土やエストシナで奮戦。
携帯対戦車火器や即席地雷。あるいは重機関銃程度の阻止火力をものともせず、戦車、歩兵の協働突入戦術を達成。
時には歩兵の頼れる盾として。時には疲れ果てた兵の野戦における休息所として、ロットを追うごとに改善された性能を持って歩兵を助けている。
生残性を一義として戦闘艤装を同世代の戦車と共通化、同時に簡素化したことは、高い生産及び配備効率という形で報われた。
2020年代現在でもブークリエ歩兵戦闘車はFFR陸軍歩兵部隊の主力車両として、その地位を維持している。
無論、漫然と完成当時のまま配備されているわけではなく、まず外装モジュール装甲が先進技術を用いて大幅に効率化を達成。
今や携帯対戦車ミサイル、大口径機関砲の装弾筒付翼安定徹甲弾程度では破壊困難な生残性を獲得。
駆動系も変速機制御の完全電子化。そして多段方式から無段階に変速機を置き換え、実効出力と機動力を改善。
時代を追うごとに増加する車重によく応じ、今なお良好な機動力と平易な操縦性を維持し続けている。
本車に慣れた操縦手などはブークリエは手足のように扱える、寧ろプジョーやシトロエンの乗用車に難儀するという者が出るほどであった。
そしてブークリエはそれ単独の活躍にとどまらず、戦闘艤装の外装モジュール化の達成により、次世代の戦闘車両開発にも貢献した。
最も近しいものとしては近年、都市防備ないし緊急展開部隊向けに配備されつつあるVBCI歩兵戦闘車などが存在する。
ブークリエと戦闘艤装を共通化させつつ、装輪装甲車として完成したもので、より低コストとなったことで数多の派生型をFFR陸軍に提供した。
・近代化型 ブークリエM
21世紀現在におけるFFR陸軍機械化歩兵部隊で運用される主力歩兵戦闘車であり、近代化を継続したブークリエの集大成である。
駆動系においてエンジン出力向上、無段階変速機の導入、独立油気圧サスペンション強度の改善などを実施。
機動力の改善と同時に発達余裕を拡張することで、特に直接及び間接防護能力の強化を大幅に果たしている。
身にまとう外装モジュール装甲はビヨット戦車近代化型の技術を援用し、中口径APFSDSの直撃複数への耐久さえ企図。
KE弾換算で最大400-500ミリ、CE弾換算で最大700-800ミリと、高初速戦車砲や重対戦車ミサイル以外の脅威に耐久。
対地雷・IED防御も改善され、何より広角度レーザー検知器複数の搭載により、照準検知及び阻害能力を飛躍的に向上させた。
兵装には水上艦向けCIWSとして開発された70口径37ミリテレスコープ機関砲に主砲を換装、対人対装甲双方の威力を強化。
テレスコープ弾薬故に搭載弾数も概ね30ミリ機関砲と同等を維持し、分散処理と共同交戦能力を得た新規FCSの恩恵もあり実効火力も改善された。
これら近代化により戦闘重量は40トンへ達したが、高度経済成長と技術・経済円熟期を経たFFRの国力は、この重装歩兵の運用を平然と行っている。
・もう一つの兄弟 ルノーVBCI歩兵戦闘車
ブークリエ近代化型の戦闘艤装技術を最大限援用しつつ、主に道路を用いた長駆機動による緊急展開を主眼とした装輪装甲車。
水冷4サイクルV型6気筒ディーゼル、無段階変速機、独立油気圧8輪サスペンション、外装モジュール装甲構造などを踏襲。
その上で装輪装甲車ゆえの限界を踏まえ武装を30ミリ機関砲とし、一方でFCSを含むC4IをブークリエMに準ずるものを搭載。
装甲防御も装軌には及ばぬものの機関砲装弾筒付翼安定徹甲弾、携帯対戦車兵器の直撃。155ミリ榴弾の曳火射撃。
あるいは中型対戦車地雷の直下炸裂への耐久を達成し、戦闘重量28トンと控えめな車体規模としては堅牢な装甲車である。
乗車人員は固有乗員3名、完全武装歩兵8名であり、やはりブークリエ譲りの良好な居住性を維持している。
近年、エストシナの重武装セクトが勢力を弱める中、一方で思想や原理主義宗教に基づく武力テロが盛んとなりつつある。
そのような非対称戦争において、重装部隊到着までの間、緊急展開を行い初期対応で被害を極限するための高機動車両でもある。
やはりブークリエ譲りのオーソドックスな設計を活用し、指揮通信車や自走対戦車砲型など派生型も相当数存在している。
以上です。長くなってしまい申し訳ございませんでした。
イメージとしてはマッチョになったCV9030、そして装甲効率を改善したVBCIでございます。
乙でした。そらテクニカルから立派な装甲車になったら歩兵の皆さんはうれしいよね
有難うございます。
因みにブークリエとはフランス語で盾という意味でして、
まず敵弾を防ぎつつ歩兵を前線へ届けるという意味では、悪くない名前かなと思っております…
乙です。
ありがとうございます。
まあ、100%はムリですが採用させていただきます。
恐縮です…
それと事前承諾をいただかずの投稿、申し訳ありませんでした。
以後、気をつけます…
>>109
まず主砲は25㎜ですね。
リシュリューver2.0で「陸軍と共有化のために」25㎜機関砲を採用しているので…。
>>110
今まで己がやっていた運命が自分に帰って来ただけなんで………。
>>111-112
重ねて失礼いたしました…
ああ、本当だ。82口径25ミリをリシュリューが搭載していますね。
エリコンKBA相当なら十分以上でしょうし。
しかしFFRも数ある世界線の大国の中で、掘り下げれば掘り下げるほど色々味が深いですね。
個人的にはマリーさんのリシュリュー近代化を用いた、高度経済成長期の老朽化したインフラ一斉刷新とか、
神話と現実をうまいこと使い分けたなあってしみじみ。
>>114
そう言ってもらえるとここまでやって来た甲斐があるというものです。
最近はリアルと艦これイベで消耗しつくして新作書けてませんが、頑張ります。
遅ればせながら戦車の人さん乙です
非常に良くできた歩兵戦闘車が登場しましたね。
電子機器などの用途限定化は生産性において非常に高い効果を発揮しそうですな。
戦車以上の数が要求される類の車両でしょうし。
高いご評価、有難うございます。
89FVやブラッドレーと異なる、どちらかと言えばシンプルで頑丈な路線を目指してみました。
対戦車ミサイルとかを搭載すると、途端にお値段が跳ね上がる揉んでして
遅ればせながら乙です。
史実陸上自衛隊のような自動車化歩兵主力な状態から、一気に機械化歩兵を主力にできたとなれば現場も上層部も諸手を挙げてよろびますな
有難うございます。
書いていて思ったのは人口、経済力ともに大きな国はいいなと思いました。
装軌FVはなにげに高級装備なんですが、FFRの国力なら容易に量産できるよなって。
>>119
日蘭日本の7割しかないけどね…>FFRの国力
大陸世界線の日本は何処も、合衆国さえぶっちぎる超大国ですからねえ。
FFRは第二次大戦で敗北して、戦後は軍事クーデターによる大混乱さえ生じ、
それを乗り越えて世界トップの7割まで伸し上がったというのは、なかなかのものかと。
…日蘭世界の敷島後継艦とか、どんなモンスターになるんでしょうね。
>>121
ちなみに
1日蘭日本=10米帝
である。
>>122
それでFFR国力計算が、ああいう数字になったのですか…
つまり7米帝相応の国力を注ぎ込まれた戦艦が、あのリシュリューと。
うん、こっちの世界の海軍総出でも無理ですね。確かにw
>>123
あれも改訂しないとなぁ…>FFR国力計算
あれだけやっても5ニミッツ(1ニミッツ=ニミッツ級空母1隻分)くらいのコストしかかかってないので
FFR的には全く問題ないのよね>美魔女化リシュリュー
それだけの巡洋艦、駆逐艦、フリゲートなどが非常に充実してそうですね。
後は…FFRの空軍兵力も、相当に先進的なのかなと。ラファールより数世代は進んでいるとかで。
>>125
もうちょっと待ってて……()
あ、それは…失礼いたしました。
>>125
日蘭世界のルール的に日蘭でも第6世代戦闘機の実用化は2000年代以降になるだろうから何世代も上はないと思うよ
……よくよく考えたら現在のフランスの最新鋭戦闘機であるラファールが第4世代機だから、2010年から2015年までにFFRがFCAS 相当の戦闘システムを実用化すれば史実より2世代は進むのか
それでも一世代は確実に進んでるんですねえ…
戦闘機と言えばやはり不発に終わりそうなSu-57、あれもカモミールが魂を燃やしそうな。
枢軸世界の米海軍、日本海軍機のライセンスが多いから今こそとばかりにw
Su-57はアメリカが日本がドヤ顔ダブルピースで送り出してきた倉崎のF-51K(和製F-22)シリーズと三菱のF-61M(和製F-35)シリーズで染め上げられていたこともあって、欧州連合の第5世代戦闘機であるEF-1980として日の目を見ることに……
あ、確かに特徴を見るとSu-57ですねえ。
この世界のソ連は欧州枢軸の航空宇宙産業で強いんですね。
日本やアメリカを追いかけるためにはリソースを集中させた方が良いと判断されまして……
新欧州連合になると独ソ仏伊の共同出資によって誕生した一大航空メーカーであるユーロアエロプラーヌム社が欧州連合の航空機開発を主導するようになりました
ただ、やはりユーロアエロプラーヌム内でもドイツ系とソ連系の派閥が強くなっております
ちょっとネタができたので30分頃から投下したいと思います。
時間になったので投下を開始します
自己流日本連合世界参加国家紹介その2
自己流世界参加国家紹介第二弾。
今回紹介するのは現在制作が進んでいるネタから流用したもの。
つまり将来独立したネタとなる可能性を秘めた世界群である。
最も本当に独立ネタになるかは現状未定であるが…
〇国紹介
・日羅日本
日本とルーマニア(羅馬尼亜)が同盟を結んでいる世界の日本。
ヴラド三世の治世の時代に日本と当時のワラキア公国を繋ぐゲートが出現し、そこから関係が始まった。
特徴としてはポーランド=リトアニア共和国が現役、ロシア連邦がキエフ公国やノヴゴロド公国といった国々の集まり、東ローマ帝国が存続していてアナトリア半島を奪還しているなど。
21世紀においても日本とルーマニア間の同盟は健在。
日羅同盟とは別にルーマニアを盟主にした東ローマ条約機構がユーラシア大陸において覇権を握っており、アメリカ率いる新大陸条約機構と世界を二分している。
アジアにおいても日本及びその勢力圏の国々による大東亜共栄圏を存在。
日本を含めたアジア諸国は東ローマ条約機構へオブザーバー国家として参加しており、東ローマ機構の国々は大東亜共栄圏へとオブザーバー参加するなど互いの勢力に参加し、交流を続けている。
・日露日本
日本とロシア帝国が同盟を組んでいる世界の日本。
史実とは逆に英国が清と手を組んだ結果その対抗として日露が手を組んだのが始まり。
このため日清戦争が英露も参加する大規模な争いとなり東アジア戦争と称されている。
WW2では共産化した英仏米相手にカナダを始めとする植民地に逃げ込んだ英王党派、存続が許されていた独帝国、オーハン帝国、オスマン帝国とおまけのイタリア、オランダなどを含めた日露を中心とした君主連合が対決。最終的には君主連合側が勝利した。
戦後は日露率いるユーラシア条約機構と共産政権から本土を奪還し、旧米国や旧フランス及び仏植民地を吸収した新生大英連邦が冷戦を開始。
しかし睨み合っても特にならないと1980年代に和解。
以降日露と英国は互いに軽い睨み合いとジャブを混ぜつつも大まかには平和な世が続いている
特徴として前述の通り立憲君主制に形を変えながらも現代まで残り続けている王室持ち国家が多い点。
またWW2の敗北した米国の約半分(残り半分は日本領)が英国領に逆戻り、WW2後にてフランスにて王室復興(なお英国系の血筋)している。
因みにWW2では当初米国とカナダの間では不可侵条約を結んでいたが、絶妙なタイミングで王党派カナダが条約ぶっちして米国領になだれ込み、これを制圧して戦争の優勢を決定づけている。
・日独日本
日本とドイツが同盟を組んでいる世界の日本。
WW1後の困窮するドイツに日本が近づき支援したのが始まり。
結果世界恐慌を無事乗り越えている。
WW2では日独伊枢軸と米英仏ソ連合の戦争となり、枢軸側が勝利した。
戦後はそれなりに平和な期間が続いたが1970年代よりブラジル、インド、中露連合の新世代三カ国が枢軸体制に挑戦を挑みだす冷戦時代に突入。
1990年後半になる頃にはインドが崩壊し、新世代体制も消滅。枢軸側が勝利。残りの新世代国家も2010年までには全て崩壊した。
他特徴としては国連常任理事国は日独伊と西、蘭、波、墨の四カ国を合わせた七カ国体制。
旧米英仏ソは州レベルで分割、独立。新世代国家との冷戦後の2020年代には旧米英仏ソ領土の国々も共同体という形で幾つかの国家にまとまってきている。
なお新世代国家群は通称トリニダードと呼ばれていた。
・日伊日本
日本とイタリアが同盟を組んでいる世界の日本。
明治維新を行った日本が同盟相手を探した結果同じくらいの時期に誕生したイタリアにアプローチをかけたのが始まり。
以降は日本に引っ張られる形でイタリアも成長していき、押しも押される大国となった。
WW1では未回収のイタリア問題を解決するために日本と共に連合側に参戦し、史実よりも短期間で終結。
WW2ではファシスト化したフランス、イギリス、アメリカと戦いこれに勝利した。
21世紀現在では日伊率いる地中海条約機構とロシア帝国率いる大ロシア連邦とが世界を二分している。
特徴としてはイタリアがアフリカ領土含めた連邦国家化している、北米はロシアと二分、日本を始めとしてアジアの国々や南米諸国なども地中海条約やロシア連邦に加盟している国がいるなど。
・大秦日本
現代の大秦帝国と日本が睨み合っている世界。
明が全盛期の際に外界への侵攻を開始し、そのまま世界の過半を手に入れたのが始まり。
その後万歴帝の時代に国号を後秦へと変えた。
歴史が大分変っているので世界大戦もその姿を変えており、WW1は欧州諸国同士の戦争、WW2は新大陸勢と旧大陸勢の争いといった具合。
21世紀現在では太平洋の大凡を支配する大日本連合、ユーラシアの過半とアフリカの幾らかを有する大秦連邦、欧州諸国によるハプスブルク条約機構が存在し、互いに軽い睨み合いを続けている。
特徴として欧州ではオーストリアがハプスブルク率いる大帝国として存続しており、欧州の盟主をしている点。
日本と秦は幾度も衝突した経験を持つライバル。現在は穏やかなライバル関係にまで落ち着いている。
現在の大秦は連邦化しており、ロシア、中央アジア、西アジア、インド、インドシナ半島、東アフリカなどを領土にしている。
北米はWW2で現地国家群を引きつぶした日本の勢力圏。
アフリカは欧州と秦によりほぼ分割済み。中南米は太平洋側とカリブ海諸国は日本の影響力が強く、大西洋側が欧州の影響力が強いといった具合。
・大英日本
英国が大英帝国として存続し続けている世界にて、そんな英国と敵対したり、手を組んだりしている日本。
百年戦争時代にイングランド側が勝利しているのが大きな変換点。
その後もアメリカ独立を鎮圧したり、フランス革命を引きつぶしたりした結果、大英帝国が非常に広い領土を確保し続けている。
日本はそんな中で英国の圧力に抗いつつ徐々に領土を広げており、太平洋の過半を手にしている。
WW1ではドイツ、オーハン、オスマンなどが解体され、ロシアが革命でロシア合衆国に。
日本はアジアでのドイツ領や極東ロシアなどを安全保障上欲したために英国側で参戦。
WW2では共和化した中欧諸国と中華諸国の連合が挑んできたので仕方なく日英が再び手を組むことに。
WW2後は旧中・東欧諸国や旧中国領を飲み込んだロシア合衆国との冷戦のため、またまた仕方なく日英が手を組むこととなる。
21世現在ではロシアが崩壊したため、現在は日英で軽い睨み合いにも似た適度な緊張感と長い平和が続いている。
特徴としては何といっても大英帝国が存続している点。
最も国家号が帝国のままというだけで、21世紀では流石に勢力としては大英連邦となっている。
連邦加盟範囲は北米からインド、オセアニア、西欧、アフリカの過半。
更に百年戦争に勝利した結果大陸領土を維持しており、フランス革命時の戦争により仏国全土を制圧し、領土に組み込んでいる。
大陸領に関しては百年戦争由来の土地は英国領のままだが、フランス革命以降に制圧した地域に関しては21世紀までには改めて独立させ、英連邦に加盟させている。
日本はそんな中で少しずつ領土を伸ばしていった形であり、21世紀現在では太平洋一帯、フィリピン、東アジア、極東ロシア、アラスカなどにまで領土を広げていった。
中南米にも強い影響力を保持しており、この世界のスエズ運河も日本が作った代物。
21世紀では太平洋連邦を結成し、大英連邦と世界を二分している。
ロシア合衆国は革命戦争の際にアメリカから逃れてきた共和派が主導権を握った結果誕生した国。
冷戦期では中国、東欧、バルカン半島などを加えて一大勢力を築いていたが、史実ソ連のような経済不振に陥り、実質冷戦に敗北。
その後は内戦状態となり、21世紀現在では幾つもの国に分裂している。
・三極日本
日米独の三カ国により実質世界が分割されている世界の日本。
時代背景が21世紀後半で、尚且つ人権意識が全体的に低くなっている世界観。
機械技術を磨き上げたアメリカ、生体化学を押すドイツ、両者の良いとこ取りをしている日本の三つ巴。
アフリカなどの代理戦争地域では無人機とサイボーグで形成された米軍、人工超能力者と生物兵器とクローン軍団を繰り出すドイツ、その両方を技術で圧倒している日本といった具合。
クローンやAIが普及している世界だが、世界的には自我を獲得しても人権は認められていないのが主流。
唯一日本及びその勢力圏のみが自我獲得に成功したAIやクローン、生体兵器などの人権を認めている。
このため世界中から日本勢力圏に逃げ込んでくるクローンやAIが後を絶たなかったりする。
全体的に技術力が高いため、三勢力共に軌道エレベーター及び居住可能な巨大軌道ステーションを保有している。
しかし、もっぱら軌道ステーションは金持ちのための楽園となっている。
なお日本では世界で唯一娯楽用ステーションを保有しており、一般家庭でも普通に遊びや泊りに行ける。
他の日本保有軌道ステーションに関しては宇宙の住処というよりも、宇宙開発拠点としてのおもむきが強い。
国力比としては日本が断トツでトップをひた走っており、それに米独が続いている形。
米独が軌道エレベーター一つずつしか保有していない中で日本は軌道エレベーターだけでも3本保有。そのうち一つを娯楽用に回すくらいには余裕がある。
日本の領土は本土を始め、オセアニア、アジアを含めた太平洋の過半、インド洋のほぼ全て、アラビア湾に面する地域の大凡、東部アフリカ地域、極東ロシア、中華の東半分、東南アジア、朝鮮半島やモンゴルなどが勢力圏となっている。
また宇宙進出度もトップであり、月面採掘及び火星調査が最も進んでいる。
投下終了
今回は作品として書き続けてはいけるけど、本当にネタとして出せるかどうかまだまだ未定…
といった感じになっているネタを再編したものです。
作成乙です。
こういうスケールの大きい世界観を描けるの、羨ましいなあ…
>>140 戦車の人さん
乙ありがとうございます。
自分逆に細かい内容の描写とかは苦手でして…
設定や世界観書くのは楽なんですけどね(汗
乙です。
日独世界は、何というか原点回帰ですな。
日伊世界は、ドゥーチェって日本と相性いいからとても愉快なことになりそうww
乙大英日本世界はロシア合衆国崩壊あたりで小競り合いやテロやらが頻発しそうだな
>>141
大変恥ずかしい話なのですが、既に誰かが構築された世界。
つまり何をすれば良いか分かりやすい世界で、細かい設定を作るのは多少得意ですが、
ゼロから世界観を作るってのはとても…マクロな視点をお持ちな人が本当に羨ましい。
>>142
実際ドゥーチェ兄貴って開明的な開発独裁者なので、明治以降の日本と相性いいんですよね。
ナポリタンを食べさせなきゃ…(使命感
>>142 モントゴメリーさん
この大陸スレでも何度か話されたことありましたが、形になったものの多くはロシアや英国も合わせた三国同盟スタイルの世界でしたので、
ここらでドイツ単独と真っ先に手を組んだ世界線でも作ろうと思い書いている次第です。
日伊世界はおっしゃる様に割と相性良さそうだなと思いましてw
>>143 Newさん
露合衆国崩壊からの核含む各種兵器の流出とかは問題になっていそうでありますね。
なので大英世界の日英はまたしても手を組んで世界の治安維持を行わないといけないことに…
>>144
まあ人には向き不向きというのがあるので、そこまで気にしなくても大丈夫だと思いますね。
私は上で話したように細かい描写。まあ会話描写とか戦闘描写とかが苦手でして(汗
なぜか思ったような形に中々ならないんですよねぇ(涙
>>146
人や世界観を描く、その交流を表現するという点でトゥ・ヘザ様の文章はすごく面白く、分かりやすいと思います。
武理天世界の婦長とか、史実日本ガチ勢の友好国たちの描写とか、すとんと腑に落ちると同時に本当に面白くて。
後はファンタスティック・ビーストを「鎌倉武士ども、獣とは貴様たちの如くを言う」は呼吸が苦しいレベルで爆笑しました…w
>>147
そういってくださると書いた甲斐があったというものです!
ありがとうございます。
アイデアは思いつくのですが、やっぱり文章に書きだすのは中々大変でしたね(汗
あとは設定や説明が長くなりすぎてくどくなることも多いので、度々修正や初めから書き直すことも割とありますね…
>>144
まあ、私も似たようなものですから。
>>148
娯楽方面で思い切った発想が出来るという点で、本当にいつも楽しく拝見しています。
次も楽しみにお待ちしております…
>>149
FFRをあれ程掘り下げ、味わい深くいい国にした人が何を仰ってるんですかw
>>150
ありがとうございます。
次は何をしようかなぁ。
>>150
貴方も夢枕に立つ「彼ら」の声に耳を傾けるのです……。
>>151
楽しみにお待ちしております…
>>152
なるたけ今後は事前の承諾を頂いて、作品世界を台無しにしない形で作れればと。
ただ、ビヨット戦車を喜んで頂けたのは、本当に嬉しかったです。
遅れ馳せながら乙です
日伊世界と言うとスパゲッティウィズミートボールが思い浮かぶ…
>>154 ホワイトベアーさん
乙ありがとうございます。
スパゲッティウィズミートボール。
カリオストロかはたまたわんわん物語か…
そういやあれって実はアメリカ料理らしいですね。
「ボロネーゼじゃ肉が少なすぎるから肉をたっぷり食えるようにしようぜ!」が本当にアメリカ
ジブリの飯は本当に旨そう
大陸日本の各世界だと宮さん、特にこじらせることなく誰恥じぬミリヲタアニメーターになってそうw
>>155
(トゥ!ヘァ!さん。それは昔ネタスレで連載されていたシリーズの事かと……)>スパゲッティウィズミートボール
>>159
ああ!ネタスレの。
確かにSSでありましたね。
完全に忘れていた(汗
麺類がかなり盛んな武理天世界では、広義の意味のパスタであるうどんと蕎麦。
その付け合せに肉団子もやがて…
武理天の地ではうどん派、蕎麦派、パスタ派の三つに分かれ混沌を極めていた!!
おい、ラーメンを忘れんな
ラーメンは本土の方で人気なので殿堂入りとなっておりますので…
武理天小話
武理天名物の一つに武理天粥というものがある。
ソバと大麦※1の穀物粥で、大麦味噌と牛やヤギのチーズで味付けされている。
これは武理天では米や小麦が貴重品だった時代の名残であり、同地において長らくソバや大麦が主食だったことの現れでもある。
正月や景教祭※2ではここに魚の揚げ物なども載せられる。
生産能力が向上していった後年では江戸の天ぷらそばに並ぶ倫敦の天ぷら粥が有名となる。
※1 寒冷で土地が瘦せているため武理天の多くでは大麦やライ麦が主流であった。
このため味噌や醤油などの調味料も大麦を使ったものが多く作られた。
また長いも、山芋を使ったとろろ飯なども広く親しまれている。
※2いわゆるクリスマス。日本景教、現地キリスト教、ケルト神、バイキング経由の北欧神話などが混ざり合い独特の文化と化している。
うどん県の野望
麺類春秋戦国時代の武理天に香川の覇権を築くのだ!
作成乙です。
そうかあ、あっちでは大麦やライ麦のほうがよく取れますものね。
麺類以外に粥、それも味噌などで濃く味付けしたっていうのは、
体を使う労働者や武士には有難そうな。
そういえばモントゴメリー様は艦これでジャン・バールを手に入れられたのでしょうか。
私は一昨年より引退してしまいましたが…
>>167 戦車の人さん
乙ありがとうございます
ブリテン島はどうしても寒冷地で土地も豊かではないので、そばに加え大麦、ライムギが主食になりがちかなと。
あとは燕麦やかぶでしょうか。
逆に牧畜の類が普及しているので肉類は結構食べられるかもしれません。
農作業や狩りは勿論、欧州本土への出稼ぎ()もあるので濃い味を求める人々も多そうですからw
>>166
武理天は気候的に小麦がね…
一応頑張ればどうにかなるのは史実の欧州が証明してますが、如何せん日本は米社会なのだ。
米がないなら換金植物作れ!となる。
調べたところ蕎麦の方は大麦と混ぜた奴があるっぽいですが、うどんの方はどうにもグルテン不足で麺に使うのに適さないようなので、
小麦の品種改良や人工肥料が登場するまでは武理天ではうどんがメジャーになるのは難しそうです(汗
>>169
如何せん地域の殆ど全てが北海道より寒いところですからね。
尚武の気風が強く日本的な文化が濃い武理天では、
味付けも含めた栄養価の確保、牧畜の奨励はありそうだなと思いました。
まして史実英国で存在した産業革命に伴う、調理技術の軽視等は論外だろうなと…
何せ文化のベーシックに日本が入ってますから、飯を蔑ろにした日には杖捨てが起きかねませんw
>>170
まあ一応ゲートを通して日本本土から香辛料その他色々入ってきやすいので、
史実イギリスよりは食文化は発達しやすいかなと。
倫敦を始めとするテムズ川周辺都市が発展していけば、ウナギのかば焼きとか有名になるかもですw
あれ原型は味噌や醤油塗って串焼きにしたものらしいですし。
英国での産業革命による食文化の衰退は…あれなんなんでしょうね(´・ω・`)
他国での産業革命では似たような事例聞かないのでイギリスだけの特殊事例だったのだろうか…
>>171
急速な産業の進歩、そしてピューリタンが重んじる質素倹約が合わさったと言えなくもありませんが…
産業の技術進歩を前に、英国内の人口が不足気味だった結果かもしれません。
武理天世界の場合は大陸日本からも労働人口が期待できますし、文化フォーマットにも改善が見られますから大丈夫と思いますけれど。
後は味噌、醤油ってなにげに高度工業製品なんですよね。
発酵させた上で調味料とするというのは、ある意味で歴とした工業技術でもありますから。
…つまり味噌、醤油の味で武理天現地出身者の舌をレイプすれば、英国面は回避できるのです!(彼は狂っていた
>>171
神は言っている、ブリテンをメシマズにせよと…
後は料理に対する価値観の違いというのも大きいそうで、
料理上手な知人が英国にホームステイした際、存分に腕をふるったのですが…
毎日食事の献立が違うのでは落ち着かない。そもそも食事「ごとき」に何故そこまで熱意を燃やすのか。
真顔でステイ先の御婦人に質問されたそうです。
>>173
やっぱ南蛮の神は駄目だな。ヌンノス大明神信仰します!!(武理天狩人並感)
>>172
人工不足気味が招いた結果ってのは確かにありそうですね(汗
味噌や醤油。実は仲の良い商人やバイキング経由で欧州本土にもたらされている可能性も…
イタリア半島や東ローマなどでは失われしローマの調味料として醤油が贅沢品として取引されているそうな(すっとぼけ)
(ローマのはガルムと呼ばれた魚醬だけど)
あとは日本から持ち込まれて栽培されたり、野生化した動植物もありそうですから(竹とか葛とか山菜とか)案外普通に食うには困らないかもしれませんね。
ベリー類を始め、向こうでは食べられていないワラビなどの山菜も割と豊富らしいですし。
・どうもイギリスは肉最高!な文化な上に質素志向なので肉料理は良いけどそれ以外は質素倹約の為に産業革命以前からアレだった。
後、料理はジェントルマンなのね見栄え優先で味は二の次だったらしい。
・ナポレオン以降のフランス文化の排除でフランス料理も排除
・イギリスでは家庭内の家事は召使いが担当、その召使いは10代前半の若者。
伝統とかそれ以前に料理も習ってない若者が料理を担当すればねえ…
・産業革命で人口の半分以上が急速に都市に移住、結果伝統料理継承や作るなぞ出来る筈もなく断絶が発生
・そもそま野菜がねえ…産業革命期の野菜はロンドンでさえ豆類、キャベツ、タマネギ、ネギ、二十日大根、レタス、アスパガラス、ほうれん草くらい。
地方はお察しください。
・日々の熱量の内、茶と砂糖でカロリーを大量に取るから。第二次大戦後の調査では主婦の摂取するカロリーの約2割は紅茶に入れた砂糖である。
>>175
大英帝国の産業革命は偉大なものなのですが、本国の人口は多い方ではないですからね。
工業地帯の存在する都市部への人口移動に際して、嘗ての調理技術が失われたというのは大きいかと。
そうか。ローマ、今のイタリアでは醤油に類似した調味料も存在しますし、デビルフィッシュ(タコ)も食べますものね。
山菜やベリーも無視できないというか、大陸日本出身者が着眼しそうです。
ベリーはビタミン栄養価が高いですし甘味にもしやすいので…麺類ではありませんが、パン食には好適です。
わらび類と言えばわさびって南米ですと、合法薬品レベルで「飛ぶ」扱いらしいですねw
まあ、言うて欧州のほかの国がメシウマかっていうと微妙なところが大きいですね
明確にうまいのはイタリア、そしてイタリアから料理が持ち込まれて以降のフランス
ドイツはビールをご飯に肉を食えっていう生活であったので…まあ、お察し
>>176
うーん。やっぱりイギリスの文化的な部分が問題だったのだろうか…
フランス文化の排除も致命的ですねぇ。
カロリー摂取方法が紅茶に入れた砂糖は…不味い…
それともそれだけ砂糖が簡単に入手出来ていたと羨むべきか…
食べる野菜に関しては実は山菜の類が豊富という話は聞きますね。
日本でも食べられているような山菜も多くみられるそうですが、向こうでは食べられるものと認識されていないのだとか。
向こうでの山菜と言えばベリー類とワイルドガーリック(ぎょうじゃにんにく)、エルダーフラワー(せいようにわとこ)のシロップなど、
直接食べるものというよりはソースやジャムにするものという認識みたいです。
ドイツに留学した経験のある大学同期曰く、ビールはうまいけど料理は極めて大味。
早く日本に帰りたかった…だそうです。
>フランス料理文化をナポレオンの影響で断絶
>国土が滋養に乏しく野菜が育たない
>上流階層は海外の執事、シェフを使う
>紅茶と砂糖があればいいじゃない
ファッ、ウーン…(卒倒
>>178
フランス、イタリア、スペインなどはやはり食文化豊かみたいですね。
対してドイツなどの寒冷な土地ではやはり食文化が単調なようで。
やはり土地の豊さと食文化は密接な関わりがあるのかもしれませんね。
そういえば今もかは不明ですが割とドイツの伝統的な食事形式って昼を豪華にして
午前の軽食を含めた計4食とか何処かで見ましたな…
しかし見事に野菜が根類ばかり…
寒冷地や貧弱な土地でも育つ葉野菜って何かあったかなぁ(汗
>>177
なぜ南米でわらびがそんな扱いにw
ああく抜きしないと中毒症状あるせいかな?
ローマ帝国崩壊後はガルムの製造方法も失われたそうでして幻の調味料または薬扱いだったそうでして。
まあ日本製醤油は豆や麦製で魚醬であるガルムとは別物ですがw
>>182
気候も大きくかかわっていますね
基本、欧州はフランスやイタリア、スペインなどの地中海に面する地域じゃないと日照時間も短かったりするのです
それは=で植物の成長や多様性に大きく関与し、必然的に食料植物の育成の可否を大きく分けます
今でも欧州でも北に暮らす人は長期休暇で南部の温かく過ごしやすい気候の国に行くのが通例となっているくらいですから
あと、イギリスに関して言えば、土壌の問題が…
アルビオンは伊達じゃない(石灰石むき出しの白い大地)
>>183
温かい食事は一日一回くらいで十分。昼が一番豪華でそれ以外は質素。
料理は基本一人一つの更にまとめるのが基本。
料理に手間暇かけるよりも家を綺麗に掃除する方に手間暇かけたいって文化があるそうです。
現在では出先でお昼食べることが多くなったそうですが、それでも晩飯は簡単なもので終わらせることが多いそうな。
>>184
原料が魚醤か大豆かで大いに異なりますが、武理天という競争相手との、
武力抗争を含む文化交流の末、復活する可能性はあるかもしれません。
後はわらび類ですが武理天などの牧畜が盛んな地域では、
ローストビーフ+わさびという組み合わせが、史実より早く受け入れられ、
これまた20世紀くらいにはサンドイッチの具材の一種として…w
>>185
アルカリ性土壌はクソなのじゃ〜(白目)
じゃけん寒冷地でなおかつアルカリ性土壌でも育つホウレンソウ植えましょうね〜
これで葉野菜もばっちり!
まあ連作に不向きらしいですけど…(致命的)
異教と異端が跳梁跋扈する武理天はロマン主義が勃興する近代以降
オカルティストの憧れの地になったりして
イギリスも苦労したんですね、本当…
逆に地震、台風の災害は多いけれど土壌が農耕向きで、
真水に恵まれていた日本って好立地なのかな。
>>187
確かイタリア南部でガルムの流れを引く魚醬が今でも作られているそうなので、
そちらでそれっぽいものが復活するかもしれませんね。
問題は製作地であるアマルフィがアマルフィ公国として活躍する全盛期が11世紀で1300年代には滅んでいることでしょうか…
…「わらび」と「わさび」は別物でやんす(´・ω・`)
>>190
我田引水なんて言葉ができる程度には水の奪い合いになりましたぞ(白目
>イギリスの野菜の種類
野菜の状況が改善されたのは戦後フランスなどから輸入可能になってから、それも冷蔵冷凍技術が発達したここ数十年のことらしいです。
>山菜
イギリスにはありますな。産業革命以前は食されてたかもしれませんが…取れる所が少なくなってるかと…。
現在イギリスの国土に占める森林の割合は開発の為に減少し13%、天然林に至っては国土の2%です。
対して日本は国土の3分の2が森林、天然林は国土の約4割です。
>>189
実際魔女狩りの時期に魔女や錬金術師の類を武理天武者がお助けしているので、
その手のオカルティストがあこがれてもおかしくないですねw
>>191
ああ…これは失礼いたしました。
因みに中米、南米で合法麻薬扱いなのは「山葵」だそうです。
イタリアも結構地域ごとによって勃興が激しいんですねえ。
>>192
戦国時代、農耕地域に恵まれていなかった武田、上杉を見ていると、
水源を始めとする農耕資源って本当に貴重なんだなと思いました。
そういった資源に恵まれていたが故に、弱兵でも天下を掴みかけた織田家の凄さも。
平均としてみれば日本は水に恵まれていますが、それも多すぎれば困るものですね
現代日本の農耕地って、実のところ長い時間をかけて干拓や開墾を行って、農業に適した環境を作った結果なのです
逆に言えば、時間・技術・モノ・ヒトがないと例え日本であろうとも農業ができないところはとことんできないのです
>>193
あ、いえ。ワラビとか街中の公園などそこら辺に生えているそうです。
現代だと竹を輸入して大問題になっているので、逆にタケノコも食べられますな。
>>産業革命以前
現状武理天世界の話題として話しているのが産業革命以前の時代なのでへーきへーき!
ゲート通して日本大陸本土、海路を通して北米にも入植しているので、まぁ史実イギリスよりは野菜に困らないかもですね。
>>195
ワサビが合法薬物扱いなのかぁw
まあイタリアは近年まで統一されずに都市国家が群雄していた地域なので、
相応に栄えたり滅んだりしているみたいですね。
>>196
まさにご先祖様からの続く土地開発の結果なのだ…
>>196
環境保護団体が主張する自然の地形も、実は過去の農耕技術の最先端を用い、
開拓に成功した地形の名残って多いですからね。
やはり土地を開拓するのにも、最後に決するのはヒト・モノ・カネのリソースなんですねえ…
>>198
ご先祖が開拓を開始しなければ今の東京なんてほとんど存在していませんからな…
>>199
人間によって都合のいい自然の地形ですからね
人の手が入っていない自然なんてのは人間を容易く飲み込む修羅の世界ですから…
江戸の土地はほぼほぼ人工の立地ですからのぉ。
関東河川の改造なんて完成しきったのマジで最近の話ですし。
>>200-201
我が国は山河や海の恵が豊かな反面、自然災害に備えない場合、
人が生活していける地域がじつは乏しくもありますからね…
大陸日本の場合はある程度緩和も期待できますが、それも程度問題ですし。
角栄さんとか本当に苦労されたよなあって…
しかしアルカリ性土壌で育つ野菜ってマジでホウレンソウくらいしかない…
ホウレンソウの国となる武理天…
>>201
過去の地図を引っ張り出すと東京とかマジで原型ないですからな!
開拓したタヌキマジすげぇとなります
>>202
大陸日本はスケールが大きくなっているので史実よりさらに試される大地じゃねぇかと
生半可なことでは箱根も大井川も越えられぬのですよ
失礼。
アルカリ性土壌で育つ葉野菜ってことです(汗
根野菜なら割と雑に育つのも多いですけど…
>>202
自然豊かなのと災害が多いのは割と比例しますからなぁ。
…ポパイのようなマッソー、尚武が奨励される武理天?
針井君も入学前の段階から、ほうれん草と肉と麺類で鍛え上げられたマッチョボーイに。
>>204-205
>大陸化で更に自然災害に試される日本
オーマイガーッ!?
田沼意次がガチで治水の英傑、FGOでサーヴァントになるレベルで試練を経験してそうですね。
国土を災害から守るって大変だなあ…スーパー堤防も大陸日本世界なら、当然のごとく施工されますね。
まあそこら辺は一つの巨大河川や大山ではなく、史実の河川や山と同規模の存在が別途で幾つも存在している形なのではないか?
って話も出てますね。
ここら辺は割とファジーな感じで曖昧な設定だったかと。
>>206
北米が日本領なのでポパイも日本漫画のキャラである可能性微レ存…
針井君もまぁ…出身地が出身地なので多少はね?
これじゃホグワーツが男塾みたいになってしまうw
>>168
>ジャン・バール
…手に入れて居なければ、今頃私は「彼ら」からのプレッシャーに魂を吸われてますぞ()
(カミーユ並感)
>ガルム
なお、現代のイタリア料理人がガルムの代わりに使うのは、日本直輸入の「しょっつる」である(実話)
>>208
逆に考えるのです、男塾が知恵捨ての先駆者であると…(彼はイカれていた
>>209
大変魅力的な艦娘だったのですが、昨今の理不尽につぐ理不尽を前に…
FFRリシュリューが姉妹を得た上で統制砲撃戦を行う姿を、
モントゴメリー様の作品を介してちょっと想像してしまいましたw
>>210
>姉妹で統制砲撃
そっちは635氏の方が早いと思いましたが、彼も理不尽に敗れてしまってな……。
幸い水源はゲート越しで豊富だから水不足に悩む必要はないぞ
水って1kg/Lですし、飲める水ってのは案外高価なモノなのですよねぇ…
効率的な輸送手段の確立が急務となりますな
水も腐りますしのぉ。
飲料水専門運び屋とか出てくるかもしれませんね。
>>211
経常利益が222万まで落ち込んだと聞いて、
ユーザーを切り捨て趣味だけを優先した結果だよな…と思いました。
>>213-214
あるいはゲート介した給水手段が、相互補完的な形で成し遂げられるかもしれませんね。
そしてそれを動かすに必要な電力確保のため、発電手段も前倒しでとか。
農地に撒く水とかならばある程度妥協はできますが、人間の生活水となると結構シビアになりますからな
蒸留して雑菌を殺すのはもちろんのこと、水の保管に適した素材の容器なども必須
いっそ、氷室を作って冬の間に持ち込んで、必要に応じて溶かして使う方がいいかもしれないですなぁ
インフラ整備の技術が発展してくる近現代までくれば問題ないっちゃないんですよね。
資本力は言わず物がなですし。
問題はそれより前の時代…中世から近代までの期間…
江戸時代、冷えた水は売り物になるくらいの貴重品…
なお、これが年寄りの冷や水の語源だそうですよ
やはり水売り業者…水売り業者が必要なのだ…
氷はお氷様と呼ばれ夏場の貴重品だったのだ…
Fallout4で「きれいな水」が高額な資産であり、
それをいかに使いこなすかが鍵なのを思い出しました…
日本の清潔な軟水って、今でも世界基準で見ると立派な資産なんですよね。
ゲートに水道でも通します?
(「神田上水」みたいな)
>>220
日本は雨水、河川、湧き水という形で割と入手しやすいから感覚バグるんですよね
デス・ストランディングだと、落とし物とか配送物に天然水とかあるんですよ
そういうのが区別されるくらいには水って貴重品なのです
>>221
水通るなら近畿の川から引く形でしょうかなぁ。
>>222
実際我が国は取水制限が発令、あるいは激甚災害の被災地であっても、
自治体や自衛隊が清潔な水を提供してくれて、場合によってはお風呂まで作ってくれますからね。
水源という意味ではSSRなんだろうなあと…それだけに洪水、豪雨に備えないといけませんけど。
国鉄の水タンク車復活させようず
>>220
今でも飲料水替わりのビールやワインやスイカがありますからね。
日仏ゲートで飲料水が取引されたのも無理のない事ですね。
>>176
イギリスがメシマズの国になったのも残当すぎる・・・。
武理天のアルカリ土壌でもある程度育ちそうなの…で、移植出来そうなの…。
長ネギ、里芋、レンコン、そば、小豆、ゴボウ…。
ちなニンジンやキャベツ、玉ねぎは武理天でも育つ…というか日本より先に武理天に入ってる可能性あるんですよね。
これら大体日本に入ってるの江戸時代以降なので武理天手に入れることで大陸日本の食文化が早期に良くなる可能性ありますな。
>>228
やはり根類や雑穀系は強い(確信)
ほうれん草の類なども伝来は欧州のほうが3〜4世紀ほど早かったそうなので、こちらもゲートを通して史実より早く日本に来そうです。
>>228
育つだけで味は保証しない。
紫芋程じゃなくても土地で味や育成とかかなり変わるからなぁ。
まあ品種改良も進んでいない中世や近代までの野菜なんてほとんど栄養取るための食い物ですからね。
>>231
例えば米は、近代どころか戦前〜高度経済成長期という短期間で
「同じ米とは思えない」
と言われるほど味が変化しているという。
>>232
人工交配による品種改良と人口肥料を始めとする諸々の技術の向上の結果なのでしょうかね。
確か日本で米の人工交配が始まったのが1900年前後で、優良品種認定された陸羽が生まれたのが30年代だったかな。
1年かけて行うので、コメの品種改良ってクッソ時間かかるんですよね
まず純系を得る時点で10年は平気でかかりますし…
>>233
夢幻会の皆さんが地味だけど最もダメージを受けたのが
「米がマズい」
ことだと思います。
21世紀のコシヒカリやあきたこまちに慣れちゃったらねー…。
>>234
TOKIOの皆さんも20年くらい米作り続けてますからね。
初期コシヒカリが出てくるのすら50年代ですからなぁ。
まあ転生者いるなら史実よりも早くから交配始めて品種改良していくしかないネ。
長年日本には経験則からの品種改良という概念そのものがなかったようですしね。
馬も古代に江戸期より大型のいたの確実らしいですがそれらは軍馬として消費され生き残るのは小型の馬ばかり故に江戸の頃には小型の血筋しか残らなかったようです。
古代からその概念を経験則として得ていれば日本馬の大型種もあったかもしれません。
しかも過去だと品種改良に必要な道具とか環境がないのが痛いんですよねぇ…
>>235
TOKIOの皆さんのやっている品種改良は系統がわかっているので、イージーモードなんですよね
戦国時代とかに転生したならもうどこのなにが頼りになるかわからない…
戦国小町で品種改良済みのコメを持ち込んだのは非常に大きいと思われます
あれだけで100年200年単位の時間短縮になっていますから
>>236
その前に水稲農林1号にたどり着くのが大変なのですよ…
因みに他の食用植物でも○○農林一号というのは存在するそうです
その改良の果てが今日のうまい食事につながるんですな
>>239
あれ作られたのが34年ですからのぉ。
交配始めて30年ほどでの成果ですし。
>>240
なおこの30年という時間は現代とまではいかなくとも、
近現代までのインフラや学問の蓄積などを使ってかかった時間
これと同じことを過去の時代にやろうとしたら(白目
>>241
近現代以前の時代次第でもありますしね。
まずは人口肥料があるか否かでも難易度大きく変わりますし。
中世の頃からやろうとするならまぁ倍くらいの時間は想定したほうがいいのでは?
時代相応の肥料の開発とか道具の開発だけでも違いますしね…
戦国時代に江戸時代の道具があるだけでまさに革命でありますし
明治やそれこそ昭和になって発明された農具も結構ありますしね。
「農耕は、人類史上最悪の詐欺である」
とサピエンス全史にも書かれてますが、詐欺であると同時に「投資」でもあるのです。
現代のわれわれは過去数千年に先達たちが積み上げてきた投資の配当を受け取っているに過ぎないのだ。
戦国小町だと静子ちゃんがそこら辺を先行して作って、作り方や使い方を広めたから収量は相当上がったでしょうね…
>>244
長い時間をかけて知識や学問を積み重ねた結果ですよなぁ…
先人には敵いませぬわ
文字通りご先祖様なわけですからの。
そういやリアルだとトルコが無人機専門空母なるもの就役させたとのことですが、本当リアルがゲームや小説の世界に近づいてる感じしますねぇ。
トルコのは元々F-35Bを搭載させる予定だったけど、アメリカとの関係悪化でF-35Bの調達が不可能になったから変わりにバラクーダを載っけたという割と泥縄的な背景が……
ただ、それでも本当にリアルの兵器開発や技術の発展は早くて読みづらいですよ(涙)
>>249
なるほどなぁ。代わりにドローン乗せたわけですか。
現状だとドローンの性能を見るにミサイルキャリアー母艦って感じでしょうかな。
AC7の様なドローンを搭載するなら空母ではなくアーセナルシップみたいな形になるのかな
まあコンテナから出射できてましたからねぇ。 >>AC7のドローン
あのレベルだと何ならタンカーや輸送船改造したもので済みますな。
無人戦闘機がコンテナ船に積まれるようなコンテナから射出されましたからねぇ… >AC7
作中だとそのコンテナはAC3に登場した企業のもの…一枚も二枚も?んでんじゃねえかと
DLCでアリコーンを横流ししてるからガッツリ関わってますね>ゼネラルリソース
なお、あの企業はエスコンシリーズ以外でもやらかしまくる模様
>>248-249
リアルでの兵器開発や技術の発展が予想以上に速いと当然、兵器や技術力で遥か上である大陸日本世界の兵器開発や技術の発展の予想も上方修正になりそうですね。
なるでしょうねぇ……
(第2世代自動人形が90年代初頭に実用化されるように上方修正済)
そして技術の進歩だけでなく、政治の腐敗も我々の想像をはるかに超えるリアル先輩……
(雑談スレを見つつ)
リアルでのAIの進化には驚愕しますよね。いつの間にかここまでAIは進歩していたのかと。
>>258
議会が政治屋共の馴れ合いの場になっているのに、有権者が政治に目を向けないとなれば腐敗するのは当然ではあるんですよねぇ
バイオRE4とかやってると今のAIはここまでやれるのかってほんと思うわ
敵が文字通り連携して動いてくるしレオンに武器を投げようとすると周りにいる
奴らがそれに当たらないように屈んだりと旧作と比較して動きの洗練さが半端ない
しかし…ホワイトベアー様はパワードスーツ、好きですねえ。
私もFalloutシリーズのパワーアーマー、地球連邦の興亡の北崎HAMASとか好きですが。
>>262
え、あの人どっちかというとパワードスーツ否定派、というより「戦争の完全自動化主義者」では?
(作品を思い起こしつつ)
>>263
え…と、そうでしたっけ。
日蘭世界のパワードスーツ導入に対して随分積極的でしたし、
枢軸世界の日本陸軍・海軍陸戦隊もPSを複数種装備していたような。
404小隊を始めとする自動人形がお好きなのは存じてますが。
人間の軍事力も整備更新していますな>日米枢軸
特殊部隊レベルになるとPSでフィジカル差を埋めた人間の方が強いそうで
あくまで個人の感想ですが日米枢軸世界の歩兵部隊の行きつく先は、
「遙かなる星」に出てくる北崎重工製の、遠隔操作・自律機動式強化外骨格かなって。
漆黒アメリカもかくやという魔境になった北米大陸へ派遣され、
部下や同期を失い、自らも重傷を負った元普通科幹部だからこそ考えついたあれに。
NASDAの宇宙服開発事業部門さえ巻き込んで。
>PSでフィジカル差を埋めた人間
イメージとしてはジャガーノートのもっと進んだやつを着用した、
プライス大尉、ソープ、ユーリですかねえ。
2230時あたりに投稿します。
近似世界
【地中海海戦】
地中海海戦(ちちゅうかいかいせん)は、第二次世界大戦中の1942年10月から同11月にかけて、地中海全域の広大な海域を舞台にして、日本海軍と枢軸国海軍の間で交わされた一連の海戦の総称である。
地中海制圧を目指して侵攻する日本軍を、枢軸国海軍が総力を挙げて迎撃する形で発生した。
【戦力】
日本:
・航空母艦 8
・護衛空母 10
・戦艦 10
・重巡洋艦 17
・軽巡洋艦 24
・駆逐艦 87
・航空機 約1500機
枢軸国:
・航空母艦 4
・戦艦 11
・重巡洋艦 11
・軽巡洋艦 18
・駆逐艦 96
・潜水艦 151
・航空機 約2000機
【両軍の前提】
・日本
対枢軸開戦に伴い欧州への派兵を決定した日本は、大まかな計画としてスエズ運河〜地中海のラインを確保してからのイタリア半島上陸を企図していた。
米国と共同で侵攻を進めている中国戦線では、中国沿岸部の確保に成功した段階で日本海の安全はある程度安定化していた。そのため、海軍戦力の転用が可能となった時期であり、欧州方面での制海権確立が提案され始めていた。
ドイツが大規模な増援を送り込んだ北アフリカの枢軸軍は、独機甲師団の快進撃により7月にはエル・アラメインで英軍に大打撃を与えてスエズ運河に王手を掛けている状況だった。
それを受け、7月18日より軍令部は次期作戦の指導大綱の作成研究を開始、21日に「地中海総作戦大綱」が決定され24日に裁可された。同日には図上演習が4日間に分けて行われ、それらの研究を元に26日に次期作戦の呼称を「捷号作戦」とし、作戦区分が決定された。
捷号作戦では、地中海を一気呵成に制圧してアフリカと欧州の枢軸軍を分断する為、海軍戦力の半数以上を投入することが決定し、三軍共同での地中海全域に渡る攻撃計画が立案された。
[第一打撃群]
正規空母:翔鶴、瑞鶴、大鳳、雲龍
戦 艦:大和、武蔵、信濃、紀伊
重巡洋艦:古鷹、加古、青葉、衣笠
軽巡洋艦:那珂、神通、川内、阿武隈、有金、昼原
駆逐艦:24隻
[第二打撃群]
正規空母:鳳翔、赤城、加賀、蒼龍
戦 艦:長門、陸奥、扶桑、山城、伊勢
重巡洋艦:妙高、那智、足柄、羽黒
軽巡洋艦:阿賀野、能代、矢矧、酒匂、大淀、夕張
駆逐艦:24隻
[第三戦闘群]
戦 艦:日向
護衛空母:龍驤、瑞鳳、龍鳳、祥鳳、隼鷹、飛鷹、大鷹、神鷹、海鷹、冲鷹
重巡洋艦:高雄、愛宕、摩耶、鳥海、最上、三隈、鈴谷、熊野、利根
軽巡洋艦:名取、五十鈴、長良、木曾、大井、北上、多摩、球磨、龍田、天龍、鬼怒、由良
駆逐艦:40隻
揚陸艦:秋津洲、日進、瑞穂、神威、吉備津、神州
揚陸指揮艦:飛騨
その他、掃海艇・補給艦・輸送艦多数
・枢軸国
諜報活動を経て日本軍による地中海侵攻を察知した枢軸国は、その対応策に苦慮することとなった。
陸上では、東部戦線でレニングラードやモスクワを陥落させウラル山脈近郊まで敗走するソ連軍を追撃し、北アフリカでもアレクサンドリアやカイロを包囲下に置くなど、全体的に優勢に推移していた。
また、英ソ両国進駐下のイランでも、親独勢力を扇動して暴動を引き起こす等、時間があれば地中海世界の完全な制圧も不可能ではなかった。
しかし、ここで地中海が連合国に制圧され、北アフリカと欧州が分断されてしまった場合、アフリカの貴重な資源地帯を喪失してしまうことに繋がる。
特に、リビアの油田を有するイタリアは強く警戒し、地中海に侵入する日本海軍を撃退する計画を立案するに至った。
独仏も、地中海が連合国の手に落ちた場合南欧全域が危険に晒されると考え、9月までにはイタリアの防衛計画をへの協力を表明した。
[イタリア海軍]
航空母艦:アクィラ、スパルヴィエロ、ファルコ
戦 艦:コンテ·ディ·カブール、ジュリオ·チェザーレ、アンドレア·ドリア、カイオ·デュイリオ、リットリオ、ヴィットリオ·ヴェネト、ローマ、インペロ
重巡洋艦:トレント、トリエステ、フィウメ、ゴリツィア、ポーラ、ザラ、ボルツァーノ
軽巡洋艦:アルベルト·ディ·ジュッサーノ、アルベリコ·ダ·バルビアーノ、バルトロメオ·コレオーニ、ジョヴァンニ·デレ·バンデ·ネーレ、ルイージ·カドルナ、アルマンド·ディアス、ライモンド·モンテクッコリ、ムツィオ·アッテンドーロ、エマヌエレ·フィリベルト·デュカ·ダオスタ、エウジェニオ·ディ·サヴォイア
アッティリオ·レゴロ、シピオーネ·アフリカーノ、ポンペオ·マーニョ、ジュリオ·ジェルマニコ、ウルピオ·トライアーノ
駆逐艦:64隻
潜水艦:71隻
[フランス海軍]
航空母艦:ジョッフル
戦 艦:リシュリュー、ジャン·バール、クレマンソー
重巡洋艦:アルジェリー、デュプレクス、フォッシュ、コルベール
軽巡洋艦:ラ·ガリソニエール、ジャン·ド·ヴィエンヌ、マルセイエーズ
駆逐艦:32隻
潜水艦:35隻
[ドイツ海軍]
潜水艦:45隻
【大和型戦艦】
全長:325メートル
全幅:45メートル
基準排水量:98,300トン
速力:30ノット
武装:
・45口径51cm砲 3連装3基9門
・54口径12.7cm両用砲 連装12基24門
・連装噴進弾発射機 4基
・7.6cm連装速射砲 20基
・20mm6砲身回転式機関砲 20基
乗員数:2300人
同型艦:
大和、武蔵、信濃、紀伊
概要:
大和型戦艦は、日本が第二次大戦期において唯一、新規に設計・建造した戦艦。
大戦前のドイツ海軍の急速な拡大によってワシントン条約が事実上失効した為に建造が開始された。
この艦は、昭号計画が順調に推移した際に後々発生が予想される、米の「600隻艦隊構想」で再就役するアイオワ(もしくはモンタナ)級戦艦への対抗馬となることを前提とした設計となっている。
その計画方法はユニークで、まず最初に“80年代式近代化改装”したミサイル戦艦として設計し、それをベースにして40年代式砲装型戦艦へ“先祖返り”させるという手法で設計が行われた。
イラン・イラク戦争にも投入されたが結局、戦艦という艦種自体の利点の減少や費用対効果の悪さもあって20世紀中に退役することとなる。
【吹雪型駆逐艦】
全長:143メートル
全幅:14.3メートル
基準排水量:4050トン
速力:34ノット
武装:
・54口径12.7cm両用砲 連装3基6門
・単装噴進弾発射機 1基
・7.6cm連装速射砲 3基
・20mm6砲身回転式機関砲 4基
・4連装対潜迫撃砲 1基
乗員:320人
同型艦:130隻
1930年代に建造がスタートし、細かな設計を随時改良しながら最終的に130隻が就役した一等駆逐艦。
太平洋からインド洋まで広がる広大な海域で活動する為の居住性と、米海軍を仮想敵とした高い戦闘能力を両立する為に、他国の軽巡洋艦に匹敵する程に大型化した船体と豊富な武装を備えている。
本来、性能や必要性から言えば主砲はせいぜい単装2基で十分だったが、諸外国から変に疑念を買いたくないので態々、従来どおり連装で3基も積んでいる。
初期建造型は噴進弾発射機の代わりに61cm6連装魚雷発射管を搭載していたが、第二次大戦勃発と共に速やかに改装された。
武装を除く船体容貌は史実たかつき型・たちかぜ型護衛艦の印象に近い。
【阿賀野型軽巡洋艦】
全長:180メートル
全幅:17.9メートル
基準排水量:10200トン
速力:33ノット
武装:
・60口径15.5cm両用砲 3連装3基9門
・54口径12.7cm両用砲 連装4基8門
・連装噴進弾発射機 2基
・7.6cm連装速射砲 6基
・20mm6砲身回転式機関砲 6基
・4連装対潜迫撃砲 2基
艦載機:回転翼機 2機
乗員:990人
同型艦:37隻
概要:
1930年代に建造が始まった、第二次大戦期における日本海軍の主力二等巡洋艦。
高発射速度の自動砲を備える防空艦であり、主力艦の護衛や偵察任務、駆逐隊の旗艦任務まで広く投入されていた。
艦後部に多目的回転翼機の運用機能を有している。
武装を除く船体容貌は史実はたかぜ型護衛艦の印象に近い。
【古鷹型重巡洋艦】
全長:210メートル
全幅:22.3メートル
基準排水量:14900トン
速力:33ノット
武装:
・55口径20.3cm自動砲 連装3基6門
・54口径12.7cm両用砲 連装4基8門
・連装噴進弾発射機 2基
・7.6cm連装速射砲 10基
・20mm6砲身回転式機関砲 10基
艦載機:回転翼機 2機
乗員:1700人
同型艦:26隻
概要:
主力艦の護衛や小艦隊の旗艦任務、対地火力支援等幅広い任務に活用された主力一等巡洋艦。
主砲は一門あたり毎分12発を発射可能な自動砲であり、長距離対空射撃も可能な両用砲である。
外見としては史実高雄型に、あさぎり型護衛艦の雰囲気のエッセンスを加えた感じとなっている。
【翔鶴型航空母艦】
全長:326メートル
全幅:78メートル
基準排水量:87500トン
速力:33ノット
武装:
・54口径12.7cm両用砲 単装4基
・7.6cm連装速射砲 4基
・20mm6砲身回転式機関砲 4基
艦載機:標準80機前後
乗員:5000人以上
同型艦:
翔鶴、瑞鶴、大鳳、雲龍、天城
概要:
次世代の主力艦として建造された超大型空母。全長300メートル超えの巨体に相応しく、諸外国のそれを圧倒する性能を持っている。
主機関に加圧水型原子炉が採用されており、このことは第二次大戦中〜戦後にかけては最重要機密とされていた。
【龍驤型護衛空母】
全長:235メートル
基準排水量:28000トン
速力:27ノット
武装:
・54口径12.7cm両用砲 単装1基
・7.6cm連装速射砲 2基
・20mm6砲身回転式機関砲 2基
・4連装対潜迫撃砲 1基
同型艦:35隻
概要:
船団護衛や対潜哨戒、上陸支援に用いられる小型空母。カタパルトを搭載しており固定翼機と回転翼機の両方を十分に運用できる。
正規空母よりも小柄だが、その能力は諸外国の正規空母にも引けを取らないものとなっている。
外見的には大鳳をSCB-125した感じの雰囲気がする。
文字数が多くなりそうなので、とりあえず以上となります。
軽巡洋艦の有金、昼原はそれぞれユーコン(アラスカ)とピルバラ(オーストラリア)になります。
乙です。
この時点で原子力空母ですか。
ぶっちゃけ、費用対効果的には赤字では?
(建造費は2倍、維持コストは1.5倍)
乙。枢軸も頑張ってるんだけど・・・
作成乙です。
ジョーカーを何十枚も持ってるけど、過剰反応を防ぐために時代に合わせるあたり、
昔のやる夫スレであったヒャッハー世界や陸軍反対世界を思い出しました。
そして51サンチ砲戦艦が増えたのはドイツの大軍拡、米軍の600隻艦隊構想対策だったんですね。
てっきり辻さんあたりが(51サンチ砲戦艦は)二つで充分ですよ、分かってくださいよと反対するかと思いましたw
というか1940年代で船舶用加圧水型原子炉を製造できるということは、
本土では原子力発電所が複数、既に稼働してるんですかねえ。凄いなあ。
>>274
そんなものですかね…。
通常型を大量建造してから戦後すぐに新しく原子力空母を作るよりだったら、戦時予算組まれてるうちに原子力で作っちゃった方が簡単でいいかなと思いまして。
>>275
努力がかならず報われるとは限らない…
>>276
どちらかというとアイオワ(モンタナ)対抗馬の方が主目的になってます。
商用原子力発電を建造・運用する能力は既に保持しておりますが、それを本格的に始めるのは戦後になってから、という予定となっておりますね
乙です
庭である地中海での戦いだからか思ったよりも枢軸側も数揃えられていますね。
それと地味に独ソ戦でドイツが勝利しているw
>>278
ああ…確かにアイオワ、モンタナは優秀な高速戦艦ないし超弩級戦艦ですからね。
戦後だったとしても早いですね。キューバ危機の一幕で早々に固体燃料弾道ミサイルを準備できていたのは、
こういう下地が40年代には完成していたからと。
>>279
伊海軍全部+1/3仏海軍となっておりますから(残りの仏海軍は大西洋に居る)
ここのドイツ軍は陸上なら某紺碧級に強い奴です
一応Uボートも全部XXI型です。
>>280
近似世界日本は見える技術と持ってる技術にかなりギャップがあるところですからね…
それとSCB-125相当の龍驤型は、戦後に日本と友好関係のある中小国に売れそうですね。
第二次大戦の段階で投入したジェット艦上機ともども、各国で長く改修の末に運用されていそうな。
>独ソ戦
そういえばフランス相手の緒戦の段階でパンター、キングタイガーを陸軍は投入し、
空軍はシュワルベを使ってましたものねえ。これじゃソ連軍も分が悪い。
陸上現芸とはいえ某紺碧級となるとかなり強いですね。
UボートもすべてXXI型とは…
>ギャップ
初手でガチなのを出したら、国によってはABC兵器で始末してしまおうとか、
血迷う連中もいるかもしれないなって…
乙です。
龍驤型の排水量が史実エセックス級を凌駕してやがる……
これで軽空母や護衛空母相当とか他国から見たら詐欺もいいところですなw
防空システムは阿賀野型が連装ミサイル発射機、吹雪型が単装ミサイル発射機ということはVLSは装備せずにターター相当のシステムが主力と……
これも使用技術の制限の関係ですかね?
>>262
パワードスーツには男の子の浪漫が詰まっていますからね!
あれを嫌いな男の子はいるだろうか?いや、いない!(反語)
>>263
完全自動化まではいかないですよ。
自動人形はどこまで行っても道具に過ぎず、引き金を引く意思決定は人間が行うべきというのが私の持論ですし
ただ民主主義を軸とする先進国においては精鋭クラスの人間の兵士よりも自動人形の方が遥かに安価で安定供給できるので普及するだろうとも思っていますが
>>264
歩兵の生存性を向上させるならPSの大量配備は極めて効果的なので積極的に導入をすすめました
>>日本陸軍・海軍陸戦隊もPSを複数種装備していたような。
日米枢軸日本のパワードスーツである機械化駆動鎧は帝国軍では一部の特殊部隊に残るのみで、大量に配備しているのは人間が主力戦力である都道府県戦闘警備隊ですね。
>>265
250万を超える人間主体の戦力も抱えておりますからねぇ>>日米枢軸日本
9.11や帝都動乱などの記憶も新しい以上、都道府県戦闘警備隊の装備更新を完全に放棄するわけにもいかないのじゃ
>>286
まあ格好良いですよね、しかし82式の全高3メートルって結構大きいな…
そうか。国軍歩兵部隊は自動人形で、州兵相当の戦闘警備隊がPS装備の既存歩兵なんですね。
しかしこいつをぶち抜こうと思ったら、そりゃ.277Furyが普通の歩兵でも欲しい言いますわ。
20ミリ突撃砲や50口径重機関銃を小銃のように振り回し、場合によっては光学ステルスまで使うPSとか。
欧州枢軸も生体部品技術で追いつき始めたなんて話もあったしなあ…
>>265
ドルフロ本編でも、最後には負けたとは言え名もなき一般兵が16ラボ製の最新鋭自動人形であるM4A1(MOD改造済)を手玉にとっていましたからね……
まあPS着込んだ兵士相手に対戦車ミサイルなどもなしで生身のままで立ち向かうべきではないですからね。
それとホワイトベアー様、何時になるか分かりませんが。
枢軸米国で蘇ったMP443やGsh18のお話とか、書いても大丈夫でしょうか。
前者は何か命中精度に難があるとか、そもそも部品が規格化されてないとか色々と…
>>287
なんなら82式を相手にする場合には.277Fury弾では完全に威力が足りないというね……
>>82 式の全高3メートルって結構大きいな…
82式はプラズマバッテリーの実用化前に開発されたためにバッテリーの大容量化と、全身に最低でも.277Fury弾を完全に防げるだけの装甲を付与したせいで必然的に大型化することに……
>>国軍歩兵部隊は自動人形で、州兵相当の戦闘警備隊がPS装備の既存歩兵なんですね。
そうなります。
ちなみに全身に装甲を付与したパワードスーツは機械化駆動鎧と呼ばれますが、この他にパワードスーツそのものには装甲が付与されておらず、純粋に兵士の能力向上を目的とした機械化外骨格と呼ばれるタイプも戦闘警備隊には配備されております。
もし私が82式を相手にしろって言うなら、戦車隊でも呼んでほしいですわ…
やはり蓄電池の進化が、この手の外骨格のサイズを左右しますよね。自動車と同様。
そうか。後方支援部隊なんかでは、純粋なパワードスーツとしても便利なんでしょうね。
>>290
日米枢軸世界のネタを書いて投稿する分には私に許可を求めなくても大丈夫です。戦車の人氏の思うがまま制作してください
ただ、正史に含めるか、IFにするかなどは実際に作品を拝見してから決めさせてください
>>293
寛大なご許可、まことに有難うございます。
以前から私は人のお許しを得ず、作品を出してしまったことがあったので、
ご迷惑だったら申し訳ないなと思いまして…恐縮です。
>>292
一応、機械化外骨格は82式とはまた別のプロジェクトで開発されたものですね。
これらはおっしゃる通り後方要因にも使われましたが、それ以外にも装備重量の増加に悩む歩兵部隊などにも配備されました。
ちなみに帝都動乱で動員された東京都戦闘警備隊に属する歩兵はその全音が機械化外骨格を装備していました。
>>294
新たな作品の登場を迷惑だなんて思わないので、気にせず書きたいものを好きなように書いてください。
そも、私自身もearth氏の作品の二次創作を書かせていただいる身ですし……
流石首都の有する戦闘警備隊だけに、歩兵の装備も潤沢なんですねえ。
とはいえあの時は、それくらいの装備を持ち出さないと危なかったですよね。
警察機動隊の自動人形にまで、火炎瓶などで被害が出ていましたし。
>>283
個人的なドイツのレギュレーションとしては、戦中に構想され、尚且つ時間と余裕があれば戦中技術で実現可能だと考えられる物を、開戦時から十分な信頼性を以て運用できる。と設定しています。
(マウスは実際作られたしギリギリオーケー、ラーテはさすがに無理そうだから✕、みたいな)
>>284
龍驤型は上手くすれば60年代頃までは一線級を張れる性能ですので、そういう選択肢もありですね。
技術力で他を引き離しすぎると、最悪の場合、孤立(固有名詞)しちゃう可能性が高いって夢幻会の人達が言ってるので…
>>285
でもアメリカ人もエセックス級20隻以上作りながら安い空母を50以上も作ってるし大丈夫大丈夫
仮想敵の能力からしても、イージスシステムを使ってないことからしても、VLSじゃなくても十分という判断ですね。
それに、もし早めにバレたとしても三式焼霰弾ロケットランチャーって言って誤魔化せ(
>>298
圧倒的な力で相手を引き離すのは、逆らっても得はないと理性ある相手には通じますが、
ある意味で無敵の人になった連中をテロリストにするリスクも、あるのかなあって…
同じ土俵に立つ人間だよってアピール、軽視できないものかもしれませんね。
>>297
歩兵装備の重量増加によって強化外骨格がないと装備重量に歩兵が耐えられないので、強化外骨格は東京都戦闘警備隊のみならず全ての戦闘警備隊歩兵部隊の一般的な装備として配備されていますね
幸い強化外骨格は機械化駆動鎧と違って装甲や電子機器類をガン済みしている訳では無いので(比較的)安く、さらに災害出動の時とかにも有用なので国からの積極的な支援もあって貧乏自治体でも全面配備できました
>>263
少し補足しますと
私の主義は『戦争の無人化』ではなく『理想的な道具とは誰が使っても同じパフォーマンスを発揮できるものである』、『時間こそ最も貴重な資源である』というもので、その1つの回答が無人機械というわけです。
元ネタのドルフロ新ソ連ですなぁ>時間こそ最も貴重な資源
国が崩壊する前に農鉱業を復興させる為に無人化技術へ注力した結果、第三次大戦では米の乱入も封殺できる無尽蔵の国力を手に入れましたから
(地味に欧州・中東・中国へ同時侵攻した米軍を叩き出してる)
リアルロシアとは比べるのも失礼な国家に昇華しておりますな()>新ソ連
まぁゲームVictoria2の『死ぬのは異民族で良い』理論では無いですが、国力的にも自国民と言う【資源】を、
浪費しかしない戦争に投じるのは不経済極まりないですしね。編成して練度高めるのも時間相当掛かりますし
>>303
逆に人口浪費しまくってるのがドルフロの欧米ですな
汚染された国土に取り残された国民を切り捨て、雇用確保で軍民共に無人化技術へ乗り遅れ、第三次大戦では新ソ連の無人化軍隊に蹂躙され実質的に敗北
最終的に世界統一政府に取り込んで無人化技術を廃止させるという余りに浅慮な報復をした結果、30年後には南極同盟相手に技術差を埋める物量を用意できないまま蹂躙されるという
>>302
ドルフロの米帝はなぁ
事実上本土の太平洋側半分を失落している以上、超大国として君臨し続けるのが不可能になったから……
>>303
文字通りアメリカに変わる世界の超大国です>>新ソ連
>>編成して練度高めるのも時間相当掛かりますし
1日は平等に24時間ちょっとしかない以上、何かに時間をかけるということは、別の何かに割く時間を減らす訳ですからねぇ
効率化による時間の確保と活用こそ資本主義社会ではもっとも大切なことなのだ!
>>304
PMCたるグリフィン&クルーガーは解体されましたが、世界統一政府たるURNC(ロクサット主義合衆国連盟)の誕生後も自動人形技術は普通に発展していますぞ
南極の連中がそれらを用いたURNCすら蹂躙できるレベルだっただけで
実際、2021年1月に行われたドルフロ2に関するインタビューにて、羽中氏が2074年以降は第三世代人形が登場すると明言しておりますし
以下当該記事のURL
>>ttps://www.4gamer.net/games/548/G054848/20210118024/?_gl=1*vaer75*_ga*aEJSTXBKOE1vaExaYzd5WGJWX2VMR1d4b3N4VmF6bDlIdjFpZnBidUttYmRsckM0THpXTUxJM196VDNNTWhKMQ..
自分の勘違いでした、失礼しました>自動人形継続
同人時代の設定資料ですが、それでも南極同盟の技術レベルが狂っているのはよく分かりますな
URNCはWarthunderリアリスティックモードなのに南極同盟はオートエイムと無限バンダナをデフォ装備してる・・・
>>300
ああ、災害という人間以上に恐ろしいものとの戦いでも、そういう装備は便利でしょうからね。
そのあたり、夜警国家や小さな政府ではなく、ちゃんと助成システムが生きているあたり健全なんだなとも。
それと調べていて驚いたんですが、ドルフロにもMP443いるんですね…こんなマニアックな拳銃を。
>>301
わかりました。
なんか最終的に合理性を求めているのに、
日蘭・FFRと枢軸世界は、アプローチの仕方がある意味で凄い対象的なんですかね…
国力差が小さくて国家理性が働く日蘭と、自国だけ圧倒的で好き放題して来た日米枢軸じゃ前提条件が違いますからなぁ
『未だだ!まだ終わらんよ!!』の人間賛歌を全勢力(特に日蘭の対抗陣営)が連続発動させ続けて急成長し続け全く油断ならぬ日蘭世界に対して、
圧倒的独走で半世紀以上敵対陣営に対して手加減して【適度な争い】をしている枢軸世界ですからねぇ
夢幻世界だと漆黒に次いでアメリカがアレなので、英国式合理性がデフォかもしれませんね…
後、ドリームを見てしまったオージーと南アフリカの暴挙もありましたし。
個人的には戦艦タイガー撃沈以上に、オージーと南アの暴挙は、
お前ら自殺したいんか…と驚きました。
支援ウィキ。
色々頑張って…更新…してみました(力尽きた)
取り敢えず、自分の作品だけやります。
(失敗したら失礼なんで)
そのあとは、大陸スレの皆さんのをやりたいと思います。
更新乙です。
更新乙であります…
更新お疲れ様です
>>306
勘違いなんてよくあることなので気にしないでください
南極に関しては建国の経緯から遺跡関連の技術者や学者が多くいた上に、第三次世界大戦で他国が技術停滞を余儀なくされていた中でも技術開発に勤しめたおかげで遺跡技術に関してはURNCを周回遅れにしていますからね……
>>307
どこまで行っても日本は災害大国
地震や津波、雪崩、地滑り、洪水、こうした災害が発生した場合に簡易重機として利用でき、ヘリコプターやティルトローター機で被災地に即応できるパワードスーツの有用性は図りきれないでしょう。
>>夜警国家や小さな政府ではなく
日米枢軸日本は基本的に小さな政府を掲げる保守派(旧幕府派)と大きな政府を掲げる革新派(反保守派連合)が殴り合っております……
>>ドルフロ
ドルフロってマニアックな銃がけっこう多いんですよねぇ
ただ、そのためかどうかわかりませんが、人形の名前と手に持つ銃が別の事例が多々ある不具合(仕様)……
>>309
『大陸法』に基づく統治を行う日蘭日本と『英米法』に基づく統治を行う日米枢軸日本では根本から考え方や価値観が違いますからねぇ
『日米枢軸日本は法治国家ではない』これだけでも日蘭日本と日米枢軸日本の違いの大きさがわかるかと
>>310
国家理性という概念自体、『国家の存続と強化を最高原理とし、すべてのものがその目的に従属する』といった全体主義的な価値観が極めて強い概念ですからねぇ。
古典的自由主義を重視する日米枢軸日本とは致命的に合わないの概念なんですよ
ただ、それはそれとして日米枢軸日本には根っからのマキャベリアンが多くいるという……
>>311
欧州連合やイギリス連邦も日本に追いつくために必死に技術開発を進め、2020年代には最低史実より30年先行、一部は50年先行の水準まで達してますが、その間日本も足を止めずに技術開発をおこなっております。
そしてムーアの法則などがある通り、技術開発は先行している側が圧倒的に優位なのだ……
モントゴメリー氏、更新お疲れさまです。
疲れた………。
(自分の分は終わった)
今年に入ってから7つか。
一か月に1個くらいしか投稿してないのか。
(まあ、最近は架空戦記スレに出張してますが)
これからは大陸スレの皆さんに移行しますが、期待しないでください……。
(多い)
本当にお疲れさまです。
全員の作品をwikiに転載するとなるとかなりの量になりますし、日米枢軸ネタは私の方でwikiに転載しましょうか?
これは私も自前のは自前で転載すべきか…(大陸クロススレの方を見ながら)
>>323
取り敢えず、大陸スレ「は」やってみます。
やって修正が必要ならば、お願いします。
>>324
大陸スレと、最近出張している架空戦記スレはまだ何とかできますが
それ以外はムリです(断言)
弥次郎お父様とか我が強敵(とも)陣龍氏にお願いします……。
(全力でバトンを投げる)
やれるだけやってみますか…
ピンポンパンポンーー業務連絡、業務連絡。
現在、大陸スレ197まで終了。
198に入ります。
お疲れ様です。
wikiへの掲載作業。沢山やるとなると大変ですよね(汗)
ピンポンパンポンーー業務連絡、業務連絡。
陣龍氏へ、陣龍氏へ。
大陸スレ198の「無幻世界の21世紀各国思い付き概要(仮)」について、ウィキ掲載許可が不透明です。
内線1番へご連絡願います……。
ピンポンパンポンーー業務連絡、業務連絡。
トゥ!ヘァ!さん、トゥ!ヘァ!さん、
「日本大陸 ゾンビアポカリプス世界」についてウィキ掲載許可が出ておりません。
また、掲載する場合はどのページに掲載しますか。
内線1番までご連絡願います。
…ダメだ。
ホワイトベアー氏の日米枢軸世界、本編は改訂版を改定前のやつに「上書き」しているみたいだけど
そのやり方がわからん。
わたしのやり方だと
「日米枢軸ネタ 第22話」のページと
「日米枢軸ネタ 第22話 改訂版」のページが並立してしまう……。
取り敢えず、風呂入って来ます。
(戦略的撤退)
>>330
掲載いいですよー
掲載場所は…
ほぼ一発ネタなので大陸日本 最新作のその他のところでお願いします。
>>331
了解です。
こっちでやっておきます
>>332
掲載しました。
…今日はこれくらいで。
>>334
ありがとうございます。
日米枢軸世界、やってみようとしましたが
日本の軍縮に関する話が改定前は「閑話」なんですが
改定後は「第22話」になっているので、中身入れ替えるだけじゃダメですわ。
一回古いの消して、新しいのにしないと1話ずつ内容がずれていく………。
(力尽きた)
何でウィキ管理人さんはホワイトベアー氏の作品だけ「上書き」方式にしたのだ!!(慟哭)
yukikaze先生とか他の人の作品は改定前のはそのままに別個に「改訂版」を追加する方式じゃないか!!!
それならすぐにできるのに!?
これでは、私がホワイトベアー氏のだけ掲載しないように見える……。
冗談じゃない!
私はヴォルテールの言葉の信奉者であるぞ!!!
というわけで、大陸スレ198>>714 「日米枢軸ネタ 設定集 『Pkw27 中戦車』」までやって本日は終了。
(こっちは完全新作だからなんとかなった)
取りあえずホワイトベアーさんも動いていてくれているみたいなので、あちらの成果が出るまで待っていてもいいかと。
私がやりますので大丈夫です。上書き方式にしたのは最初の改訂版を私がその方式にしたからだと思いますし
ただ、GWも仕事なので時間がかかりますが(白目)
ああ…その、皆様、お疲れ様です。
そういえば日米枢軸、英米法で日本が動いていると伺いまして、
検索してみると条文より判例を重んじるとあるんですが…
別にだからって法治国家じゃないとは、あんまり。
米英って法治国家ですよね?
実は米英って法治国家ではないのです。
米英法の統治は『法の支配』と言いまして、大陸法的な『法治主義』とは似ているようでまったく別の概念なんですよ……
語弊覚悟でわかりやすく言うと
『法の支配』→法とは政府と国民の間で結ばれる契約であるから、双方の同意なしに一方的に定められた法は如何なる手続きを経て成立していても無効。また、基本的人権を侵害するような法律も同様。
=悪法は法じゃない
『法治主義』→形式と手続きが正しいなら基本的人権を侵害する法律でも、国民の同意を得ずに独裁者が勝手に定めた法律でも従わなくてはならない。
=悪法も法である
そうでしたか、法治主義と法の支配って別の概念だったんですねえ。
なんとなく両方とも同じものでは…と思っていました。
この辺は凄くややこしい上に時代によって言葉の意味そのものが変質しているので、本当に語弊覚悟でわかりやすさ優先を優先しております……
英米法は国家と国民の契約のもとに初めて法律が認められ、
大陸法ではある意味、人間というものを除外した条文遵守なんですねえ。
私もちょっと検索してみましたが、これは法律学というより歴史学かなあ…と思いました。
欧米だと社会契約論が根底にありますからな
だからこそ気に食わない法があればデモを起こすし革命だって起こす
それはそれとして革命起こしたらぶっ潰すよというのが政府の立場ですが
そういえば日本て西南戦争こそありましたけど、明治維新は革命にしちゃずいぶん穏当でしたものね。
だから革命とかそういうの、縁が薄いというかピンとこないのかな。
…フランスでマスク着用反対デモが多発し、それがクラスターになったと聞いた時は権利とはなんぞやと思いましたが。
歴史学というのも強ち間違いではないです。
なにしろ米英法と大陸法の隔絶は古くは(西)ローマ帝国の崩壊まで遡ることができますので(白目)
長い歴史ですなあ…
本当は法学部に行きたかったんですがね、試験当日に急性腸炎で40度出してぶっ倒れちまいまして。
仕方なく同じ大学の後期試験で経済学部に行って、お情けで卒業したくちです。
一応日本でも戊辰戦争が起こっているので、革命騒ぎがなかったわけじゃないんですよね
当時の士族騒乱は確かに恐ろしかったですね。
ただ諸外国の「革命」とつくものを見ていると…これ内乱通り越して粛清じゃんって。
>>329
自作のブツは基本的に記載負荷とか明言していない者は全部ぶち込んでくれても大丈夫です
革命なんて所詮は殺すしかないのさ(古王並感
フランス革命なんて、結局有力者がことごとく断頭台に行くか暗殺されるかでしたし、最終的な勝者はどこに?って感じですし
何がQだよ状態ですよね、フランス革命って。
ロシア革命の場合はロマノフ朝があんまりに酷く、共産主義がまだマシに見える救いの無さ。
真面目に特異事例へ分類されますからな>フランス革命
トップを引きずり下ろす病癖持ち民族に革命なんぞやらせたらそら有力者皆殺しになりますわ
FFRでビドー氏が人間の英雄を祭り上げたら水揚げされてしまう。
せや、無機物かつ戦艦を英雄にすれば角が立たへんというのは、英断だったかと…
なお後々にその薬が効きすぎたというか、絶大な効果を発揮したというかw
ピンポンパンポン
業務連絡、業務連絡。
トゥ!ヘァ!さん、トゥ!ヘァ!さん。
大陸スレ198>>917 について、ウィキ掲載の可否が不透明です。
内線1番までご連絡ください。
>>357
掲載して大丈夫ですよ〜
……よし、これで、大陸スレ198は(多分)終わった……。
更新乙です…ロシアンバーガー!?
お疲れ様です。
>>355
権力者の吊し上げとイギリス人への嫌がらせはフランス人の生理現象だからな
それを止めろというのは呼吸をするなというのと同義
>>354
ロシア革命当時のロマノフ朝ってそんなに酷かったのか・・・。
共産主義がまだマシに見えるレベルって・・・。
>>363
具体的に申しますと議会は皇帝の権限で容易に機能停止が可能で、
大臣が公然と臣民に教育を行わないほうが統治しやすいと述べ、
軍隊の高級将校は銀英伝のように貴族というだけで高位を得たものが多い。そんな惨状です。
上流階級で自国語を使うことは無教養とされてました(これは他国でもありましたが)。
故に近衛兵やバルチック艦隊すら、革命派に転んでしまったわけです。
よくあるロシア王族の亡命を助け緩衝国を作るという展開、まず王族から国民まで意識改革に凄いコストがかかるかと。
因みに赤軍に政治将校という役職が存在していたのは、
依然貴族出身者の多い将校と、農奴出身者が多い下士官兵を何とか擦り合わせるためでもあった模様です。
そ政治将校が下士官兵を率い突撃し、戦死してるケースも多いですし。
はい、199も終了。
今日は店じまいです。
>>365
政治将校って、兵士の福利厚生も仕事の内ですから
嫌われる人と慕われる人の両極端だったそうな。
>>366
みたいですねえ。
兵士の精神的ケアや手紙の代筆を行う反面、共産党のテーゼも教え込むわけですから。
学校の先生並みに高い技能と人格が求められたのでは…
>>366
お疲れ様です。
そして、ありがとうございました!
乙です
本当お疲れ様です。
それと更新お疲れ様です。
遅れてしまい失礼しました。
>>364
うわぁ、これは酷いですね。この惨状じゃ革命に成功してしまうし大戦でドイツ軍に劣勢になるわ・・・。
こんな状態じゃロシア帝室を救出して極東シベリアに緩衝国を建設しようとしても意識改革などで大変なことになりますね・・・。
せっかくソ連の防波堤としての緩衝国を創ろうとしているのにその緩衝国がロシア帝国の二番せんじになってしまって役立たずになったんじゃ意味ありませんからね。
>>364
某世界線
日蘭「コスト? 掛けたよ(札束でしばきながら)」
露「目覚めたよ(濁った目)」
>>364
日米日本「しかしね。民主主義国家としては、どれだけコストをかけたとしても国民の命よりかは安いのだから。」
日米アメリカ「極東ロシアに眠る資源が手に入り、人口が億超えの満州連邦というビック市場を安定させるための盾としては機能してくれるからマイ・ペイラン(問題ない)!」
ロマノフ王朝ってこんな状態だったんですか。
銀英伝の銀河帝国のモデルと聞いていましたが納得ですね。
ロマノフ朝ロシアがクソだったからまがりなりにも革命が起きたわけで
>>371
これじゃあ英国が支援に付いたとは言え、極東の新興国にも負けるよなあ…と納得しました。
>>372
(書記長への栄養ドリンクは)9本でいい。
あの世界、概ね殆どの国の政治家と官僚が労働神話ですよね。
>>373
よく喋…いや、その通りですわ(銃を下げるかぼちゃマスク)。
枢軸の二大国家なら出来ちゃうし、ペイするだけの成果は得られますよね。
横山信義先生の八八艦隊物語世界でも、すごく優秀なソ連の政治将校と、典型的な政治将校の両方が存在しましたね。
前者は「鋼鉄のキメラ」ぐらいしか登場しませんでしたが。
>>374
言われてみるとドイツ系の帝国というより、ロマノフ朝の末期と言えなくもないんですよね。銀河帝国。
まあ軍隊が文句なしに強いところだけは違うでしょうが。
帝政ロシア軍、第一次世界大戦で暗号も満足に扱えなかったんです。
>>377
日本の造艦技師、その妻子を迎えに来た政治将校なんかは優秀でしたね。
横山先生のアンチコミーはガチの筋金入りでした。
日本国際旅団シリーズでは、マスごみとは別に思想的には対立するけれど優秀な女性の野党か記者が存在した記憶。
電子書籍がなく、蔵書が家庭内窃盗で喪われているので読み返せませぬが…。
しかし、ゴールデンバウム朝銀河帝国は約500年も存続した
人類史上トップクラスに優秀な王朝なのである。
例えば、銀河連邦末期の総人口が3000億人
ゴールデンバウム朝末期のそれが250億人なのでものすごい虐殺をやったように見えますが
現代日本の人口減少率「0.5%」を500年続けていくと、3000億人は244億人になってほぼ同数なのよね。
なので、「停滞」とか「斜陽」とかの表現はともかく、「悪の権化」とかはねぇ…。
圧政を伴う独裁制を敷き、多くの自国民に塗炭の苦しみを強いた時点で決して許されてはならない悪の権化なんだよなぁ
>>382
これでもルドルフ大帝在位中は「銀河連邦末期よりはマシ」だったのが何とも。
ぶっちゃけ同盟が発見されるまでは長年銀河帝国に対抗できる国家がいなかったから銀河帝国は約500年も存続できたんだよなあ・・・。
国際社会や強力な外敵がいないから人目を気にすることなく容赦なく帝国に逆らう民衆を虐殺・弾圧して鎮圧できるんだよな・・・。
やった事を考えれば中世推しのスペースポル・ポトですからなぁ>ルドルフ
コイツの趣味を理由にどれだけの技術が喪われたか・・・
機械化が嫌いだから辺境の惑星で農奴に機械を使わずに耕作させるとか、そりゃ緩やかに人類の数も規模も衰退いたしましょう。
惑星一つあたりの人口が数百万〜一千万人しか居ないからなぁ…どんだけ土地スカスカなんだよと
逆に自由惑星同盟は民主共和制ながら、
国民の代表がすべて委員会方式であり、上院下院のような議会がないのは不思議でした。
後、トリューニヒトはロイエンタールとかいう面倒くさいやつに出会わなければ、
あの石塚運昇ボイスを巧みに用いつつ長生きした気がw
>>385
デリングみたいにAIドローン研究施設皆殺しとかやってそう、ルドルフ。
>>388
星系政府の緩やかな連合体かのような名前でとんでもない中央集権っぽいんですよねえ。
銀英伝は細かい描写があまりなく、しかも歴史物語形式で描かれているため原作の描写にも解釈の余地があることには注意ですね。
たとえば帝国の人口に農奴が含まれているかを疑う人もいますし、そもそも貴族
の領地の人口がどの程度正確に把握されているかも疑う人もいますから、解釈次第ではじつは原作にある人口の数倍の人口が帝国にはあるという解釈でも必ずしも原作と矛盾しません。
同盟の政治制度も最高評議会の描写からするとアメリカの大統領制より日本や英国の内閣制に似た政治体制に見えますが、議会などの実態についてはそもそも描写がなく様々な推測がされていますし。
>>389
この国家意思決定組織は、票田がハイネセンの人口で完結してないかなって思うことがどうしても。
後は上院下院、衆議院参議院のようなシステムが機能していたら、
フォークのねじ込みとか阻止できたんじゃないかなあって。
>>387
その程度の人口ならすべてが自給自足で星間貿易が成立しないのでは?と思ったな
>>388
幾ら反対票を投じたとしても与党側のトリューニヒトが敗戦後委員長になったのをみたりするとどう見ても委員会方式込みで中ソの共産主義国形式と当時から疑っていた
書記長という言葉が出ない方が不思議
>>392
鶏と卵どっちが先かになるが、そんな過疎だから中世的な技術集約も資本集約も必要ない零細自給自足農業領地と工業力維持してる大貴族領・皇帝直轄領に分離するのかなと。
銀英伝銀河連邦も首相の上に国家元首居たらしいけど大統領か議長かも分からんのが気に成るSW銀河共和国は完全に最高議長だけで元老院の会議にも出席できる見たいな感じで諸ローマ帝国風だけど。
>書記長
つまり自由惑星同盟は実はボラー連邦だった…?(彼は狂っていた
だって議会の存在が見えないもの自由惑星同盟は大臣じゃ無くて委員長とか言ってる時点で諸共産臭い。
戦時が常態化してるせいかもしれんが、閣僚級会談だけで政策決めてるっぽいしなあ
大臣職じゃないのは君主が存在しない歴史ならおかしくないと思う。「臣」だし。
普通ならアメリカみたいに〜省庁長官になりそうだが。
帝国側の尚書も普通ヨーロッパは国璽尚書みたいな特殊例だけで、中華の用語だし。
銀河帝国も宰相とか国務大臣見たいな感じの名称使えば良いのに。
銀河帝国の〜尚書は元々中華王朝的な話にしたかったのを
無理にスペオペの皮被せた名残だろうからしゃーない
sw銀河共和国は逆に元老院の描写多すぎて行政府の存在が良く分からんのよな最高議長が元老院に出席出来てる時点で三権分立も機能して無さそうだし。
えっとお話を遮ってしまい恐縮でございますが、
以前、ホワイトベアー様から許可を頂いた、枢軸アメリカ式のMP443を投下させて頂きます。
・M48自動拳銃
1930年代には合衆国の国軍、州兵の必要とされる拳銃は、ごく一部の儀礼用などを除いて全てが自動拳銃に統一されていた。
主流となっていたのはカモミール銃器開発部門、ルーガー(後のスタームルガー)等の共同開発によるM37自動拳銃である。
史実ルーガーP85/89をモチーフとしたショートリコイル作動方式、ダブルカラムマガジン、AFPBを含む多重セーフティ構造を採用。
その上で軽金属、ステンレスのロストワックス加工を時代を先取りし導入することで、工数減少と必要強度確保の両立を達成。
9ミリパラベラム弾を用いる自動拳銃としては完成度が高く安価であり、国軍と州兵。そして州警察でも多数が愛用された。
しかし40年代以降。皮肉にも日米が率先して配備を行った防弾装備の普及が、些かの力不足を招いてしまった。
無論、M37も9ミリパラベラム弾だけではなく45ACP弾。10ミリ中間弾などマルチキャリバーへの対応を行う余裕はあった。
しかし元々が安価かつ大量に、信頼性の高い9ミリ拳銃を配備することが一義であり、自然と限界が生じた。
特にケブラーを筆頭とする高分子防弾繊維は、パラベラムや45ACP程度は容易に阻止できてしまうことも、ネックと考えられた。
それでも民間犯罪の対処などには十分役立ったM37系列であるが、軍用拳銃として考えた場合、今後の不安が生じた。
防弾装備で身を固めたハードターゲットは小銃を用いてしまえば良いのは確かだが、サイドアームがまるで無力でも難点である。
練度の高い将校、下士官などは同一箇所に二発、三発と叩き込むことも出来るが、それは一部で一般化すべきではない。
そこへまず警察特殊部隊向けとして新型拳銃の開発の名乗りを上げたのが、スタームルガーを実質子会社としたカモミールであった。
彼らはコルト、スミスアンドウェッソンなど老舗が強い銃器市場に、実用性を一義とする銃開発の天才を取り込み参入。
M1小銃(AKM相当)、M14小銃(AK74M相当)、後に.277Fury弾への対応すら果たしたM16小銃(AK-12改)など、軍用突撃銃で名を挙げていた。
時に欧州連合の大国であるソ連からスパイを疑われるレベルで、赤い技術を用いることに定評のあるカモミール。
彼らが史実世界で無念を味わった兵器の復活として、今回選んだ銃はイジェメックの開発したヤリギン_MP443自動拳銃であった。
この拳銃は手堅いショートリコイル作動方式、堅牢なフルスチール構造、防寒装備に適合したハンマー構造など手堅い「はず」であった。
しかし実際はショートリコイルバレルの重心不適切による命中精度の低下、あろうことか部品規格化の不徹底で惨憺たる結果となった。
仮にも80年代の発想と90年代の技術で作られた、21世紀の自動拳銃としてはあってはならない不具合である。
そしてそれらを是正する余裕もなく実戦に投じられたこの拳銃も、カモミールはいつか日の目を見せるべき愛し子であった。
元来堅実なコンセプトは踏襲しつつ、カモミールが得意とする低価格高品質なスチール、ルーガーの得意とするロストワックス製法の適用。
そして命中精度を低下させたティルトバレル重心を、素材強度効率向上も含め電算機と職人の手により適宜修正。
更には原型のMP443が運用を想定していた7N31等、強装薬高初速弾に合わせて複数のコンペンセイター、マズルブレーキも準備している。
これは史実西側の自動拳銃。そしてこの世界の日本、合衆国、欧州連合などでは常識となった発想と技術で新しさは乏しい。
一方でM1、M14といった突撃銃にはこの種の銃口制退器は不可欠で、カモミールは高い技術力とノウハウの蓄積を有していた。
将来的にはM37と同様にマルチキャリバー化を、それも強装薬弾で行うことも視野に入れ、ハンドグリップも含めオプションも抜かりはなかった。
そして意外なようだが軍用銃市場でも大手となりつつあるカモミールのイメージに反して、この新型拳銃は各州警察のSWATにまず売り込まれた。
拳銃とは警察官にとっては相棒に等しいが、軍隊においてはサイドアーム。脇役に準ずるもので優先順位は当然低い。
またM37のマルチキャリバー対応による一定の大口径弾への対応から、軍内部で無理な高貫通拳銃は必要なのかと疑問視されてもいた。
故にカモミール・スタームルガーは社内仮称「ペネトレーター」と呼ばれる新型拳銃を、やはり新型弾薬とともに州警察SWATに試供。
重量こそ930グラムとM37中期型の850グラムに比して重く、全長もやや長いが堅牢性、命中精度、貫通力は全くの好評を博した。
やや大柄な銃本体も高練度の特殊部隊が扱うには問題はなく、何よりロストワックス加工などが功を奏し安価でもあった。
その性能と価格。試供品という市場開拓故の手厚いアフターケアからロサンゼルス、テキサス、ニューヨークなどの警察特殊部隊が採用を決定。
第二次欧州大戦以降、件数の増大が止まらない銃器犯罪対策への回答の一つとして、多くの犯罪者の無力化に成功することになる。
「ペネトレーター」は各警察ごとに様々な名前で採用され、高い評価が広まっていくが、こうなると面白くないのは合衆国連邦軍であった。
一般兵科向けの自衛用拳銃ならばまだしも空挺や海兵隊。ネイビーシールズ等の能力もプライドも高い部隊より、警察官が上等な拳銃を使っている。
何故うちに最初に売り込まなかった?というクレームに等しい問い合わせに対し、社内ベンチャー故に確証が今ひとつでしたとカモミールは頭を下げた。
しかしそういった気位の高いエリート兵科部隊に「うちにも寄越せ」と言わしめることこそ、軍正式採用拳銃を勝ち取る戦略の一つであった。
銃で独立を勝ち取った国の軍隊らしく陸軍、海軍、空軍、海兵隊。果ては武勲高い常備師団を持つ州兵からも大量の試供品購入要請が殺到。
何れも低コスト、大量生産を得意とするカモミールとスタームルガーであるが、なればこそ品質管理は徹底し、今回はなおさら念を入れていた。
あえて特殊品質のものを弾き、徹底して規格化された標準品質のものを各カスタマーへ販売したのである。初期ロットながら総数は1000挺を超えたという。
そしてその反応は、特に各州警察からの要望に応じ初期不良を解消していただけに、サイドアームに向けるものとしては非常に良好なものであった。
やや大柄とはいえ未だに多数の合衆国人が愛用するコルトガバメントよりは余程軽く、短く、装填弾数も18発と当時の水準を超えている。
当初、拳銃で強装薬高初速弾を用いることに懐疑的だった向きも、銃本体の強度と各種制退器の相乗効果による高精度に意見を変えた。
まず陸軍空挺、海兵隊、ネイビーシールズ、空軍コンバットレスキュー、州兵常備師団等が本自動拳銃を仮採用として「XM48」の名前で採用。
インドシナ紛争にて屋内戦闘では未だに自動拳銃も有用な戦訓に基づき、分隊のポイントマンなど軽装で飛び込む兵に配備。
生中な防弾チョッキなら有効射程で十分貫通可能で、18発もの装填が行なえ、必要十分な命中精度(更には消炎効果)は頼もしい1挺となった。
その上で合衆国国防省も本自動拳銃に本格的に着目。一般兵科部隊への配備も可能なよう、軽量化などを行えるかカモミールに打診。
軍用兵器以前にまず民需産業で急速に発達を遂げていた高分子素材をフレームに、つまりポリマーフレーム化で可能であると返答。
ポリマーに十分な柔軟性と靭性を持たせ、コアパーツを高品質スチールで強度を。制退器改良で反動抑制を維持した改良試作品を提出。
今度は一般兵科部隊でも多数が試験運用され、実に100グラム近く軽量化され、常装弾と強装弾双方に準備された制退器の反動抑制。
毎秒600メートルに達する高初速弾を用いた際の有効射程、威力の大きさ。ポリマーフレーム採用により更に低下したコスト。
特に陸軍と海兵隊からは「採用しない理由がない」と称賛され、最終的にM37の後継としてM48の名称で正式採用を勝ち取った。
正式採用以降。配備兵科や軍種に合わせたカスタマイズや改良型。サードパーティも巻き込んだアクセサリーの開発もコンスタントに継続された。
特にインドシナ紛争で見せたフランス外人部隊の精強さから、照準を容易にするレイルシステムと各種照準モジュールは事実上、常備品となった。
あるいは後方兵種や予備役兵。一般警察官向けに装弾数や銃身長を若干削減し、コンパクト化したM48Cも相当数が生産されている。
そしてカモミールとスタームルガーが半ば予想した通り、諸外国においても高貫通拳銃の配備や戦闘防弾装備の発達は急速に進んだ。
なればこそ初期のフルスチールモデルの段階で、強装薬高初速弾のマルチキャリバー化への発達余裕を見越し、ポリマーフレームモデルにも継承したのである。
軍、法執行機関から要望を受けたカモミール・スタームルガーは7N31の系譜を素直に大口径化し、貫通力と運動エネルギーを増大させた10ミリ普通徹甲弾。
加えて本来ならば小銃、機関銃に用いるようなSLAP_戦車砲のAPDSに近い構造の、装弾筒に包まれた高速徹甲弾さえ開発してのけた。
普通徹甲弾の大口径化はまだしも拳銃にSLAPはかつてならば過剰どころではないが、今や戦闘防弾装備は小銃普通弾にさえ耐久。
やがては強化外骨格の延長線上であるアーマードスーツの姿も見え始めた状況では、必要十分ではあっても過剰と言えない時代が到来していた。
流石に一般兵科部隊向けは普通徹甲弾を大口径化したM48A5、改良型ポリマーフレームモデルへの更新に留まっている。
その一方で上述した高練度部隊。今や合衆国だけでなくM48のカスタマーとなったハワイ条約機構参加国のそれには、M48A5が生産販売されている。
一節には日本が口火を切った自動人形技術の軍事転用、後の軍用自動人形の無力化も視野に入れていたとされるが、定かではない。
上に述べた通り堅牢な構造、少ない部品点数、貫通力を含めた必要十分な性能、そして安価さはM48に大きな市場を獲得させている。
同時代に日本、オーストリア帝国、欧州連合など銃器大国において、同種拳銃多数が開発される中、M48は互角以上に市場でも渡り合ったのだ。
アメリカ本国、そしてハワイ条約機構の過半数でM48シリーズは広く採用され、今なおサードパーティを中心としたカスタムモデルが生まれ続けている。
かくして多数の国家の軍、警察で多くのカスタマーから信頼を勝ち得たM48だが、意外なことに民間市場においては販売されていない。
これは史実のスタームルガー製自動銃が、安価かつ高性能なことから犯罪に多用された教訓に基づいており、個人自衛用販売は非対応である。
そちらについては弾薬を常装弾専用に限定し、後には生体認証チップも追加したシビリアン用がM66として市販されている。
以上にございます。
恐らくお気づきのようにフルスチールモデルがMP443、ポリマーフレームモデルがMP446のリファインモデルです。
調べてみると本当、堅実なコンセプトなんです。ソ連の遺産を食いつぶしたロシアの工業力が無惨なだけで。
スタームルガーを参加させたのは私の趣味です。
あのメーカーの実用性第一、お値段以上の性能、ロストワックスによる工数減少が好みでして。
SLAPはやり過ぎたかなあ…とも思いましたが、日米枢軸世界のパワードスーツ開発事情。
あるいは.277Furyへの対応も始まっている戦闘防弾装備から、思い切ってやってみました。
勿論弾芯がタングステンなので特殊部隊向けになりますが。
長々と続いてしまい恐縮です。
乙です。
先を越されましたな。
(APFSDS方式の銃弾)
乙です
又聞き知識ではありますが、狙撃銃にAPFSDSをそのまま小さくしたような銃弾があるとかないとか…
それを考えれば、貫通力や威力を求めてそういう銃弾が出るのも不思議じゃありませんな
現実での問題はうまくサボットが外れるかどうかってところらしいですが
>>408
恐縮です。
SLAPはM2重機関銃などのために海兵隊が開発、配備した弾薬のようで、
APFSDSというよりはHVAPに近い構造だそうです。ですのでAPFSDS規格のライフルとは被らないかと…
>>409
はい。オーストラリアのAUGで有名なステアー社がIWS2000の名前で、
口径15.2ミリのAPFSDSに特化した対装甲ライフルを試作しました。
威力は極めつけで1000メートルからRHA40ミリを貫通できるのですが…サボ分離が困難でお蔵入りだそうで。
APDS、APFSDSともに装弾筒の制御は大変だそうです。17ポンド砲のAPDSも中距離では命中率が落ちたとか。
サボットが外れないととんでもない方向に飛んでいくのが欠点過ぎましたな…
乙。後の重厚化する防弾装備にも十分対応出来てるから大分長生きする拳銃になるな
>>411
APDS以外にも初期のAPFSDS、T-62の115ミリ砲とかはとんでもないことになったそうでして…
>>412
有難うございます。
マルチキャリバーは最近の自動拳銃では常識ですが、そこで貫通力を求めたらどうなるか。
後にパワードスーツも多数戦場に出てくる世界観から無い知恵を絞りまして…
乙です
カモミールの戦略勝ちといった感じですね。
あくまで警察と軍隊のみへの販売で民間にはおろさないようにしているとなると、
軍や警察からの払い下げ品も管理していそうですね。
まあ軍用防弾装備すら抜けるような拳銃がそこら辺で売り買いされるのは流石に不味いですものね(汗
銃が軍、警察専用なら犯罪者が防弾装備を手に入れても警察側が有利に立てますな
史実のノースハリウッド銀行強盗事件では攻撃防御双方で強盗が勝っていて、たった二人の強盗に警官隊が大苦戦させられたそうですし
>>414
有難うございます。
これ、スタームルガーの銃器で本当に問題となったことでして、
自動拳銃から5.56ミリのセミオートマチックライフルまで、
制限の緩い州では安価に高性能な銃として犯罪者が購入してしまったんです。
ノルウェーで国粋主義者の莫迦が起こした乱射事件でも、
ルーガーの自動小銃が使われ犠牲者が多数…
>>415
AKを手に入れた犯罪者が警官隊を圧倒し、
近隣の銃砲店からAR-15を購入し対抗したと聞いて、マッポー極まれ理と思いました…
>>416
あれ実は警察によるライフルの購入は事件中間に合わなかったとのことですね。
犯人側は発砲開始から射殺や自殺するまでずっとフルオートで撃ちまくってたそうです
支援ウィキ
大陸スレ200まで更新終わりました。
各自自分の作品が入っているか確認してください。
………なんだろなぁ、この虚無感は。
ウィキの更新してたら書こうと思っていたネタ先越されただけなんですが。
自分がヒドく馬鹿みたいに思えてきました。
自分のやつだけやって後は新作書いておけばよかったのだろうか?
自分がやったことは間違っていたのでしょうか。
取り敢えず更新作業はこれで停止いたします。
ご了承ください。
お疲れ様です。
今回の更新ありがとうございました。
更新作業お疲れ様です
あまり偉そうなことは言えませんが、wikiの更新もまた意味のあることだったと思います
>>417-418
訓練された兵隊さんでさえ、フルオートで連射って、
余程の状況じゃないとしないのに…跳弾とかどうなったんでしょうね。
>>419
更新お疲れ様です。
もしも…私の文章がネタを潰すような内容だったとしたら、本当に申し訳ございません。
>>422
麻薬中毒で判断能力が低下していたとはいえ、住宅街へ逃げ込みながら1000発以上乱射されて負傷者20人で済んだのは奇跡ですからなぁ
それとモントゴメリー様。
拙作のM60戦車とM16小銃、まとめて頂き本当に有難うございました。
何時もご苦労に何も返せず恐縮です…
>>423
>ヤク中が市街地で1000発乱射
南米の麻薬が米国の貧困層に広く浸透してるって、マジなんですかね…
売っちゃいかんでしょう、そんな奴に軍用突撃銃(白目
合衆国憲法修正第二条
規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有しまた携帯する権利は、これを侵してはならない。
銃を持つ権利も、使う権利も国家が認めているのです。
これによって助かる人もいれば、命を落とす人もいるし、狂気ともいえる行動に走る人もいる。
結局はその人がどう向き合うか、という問題に落ち着くんですがね…
一応合衆国憲法のその条文は知っているつもりでしたが、
過去の犯罪履歴や違法薬物接種の疑いがあれば、
法治ではなく法の支配がコントロールする社会でも、例外はあって良いんじゃないかなあ…って。
当時は銃規制がものごっつ緩くて、自動車免許があればフルオート不可にしただけの準軍用モデルが買えましたからな
では誰がその例外を認めるのか?例外は公正に選ばれるのか?選ばれる過程はちゃんと監視されるのか?
ひとつ問題を突っつけば100倍になって返ってくる、全く以て理不尽ですな…(白目
>>428
そしてフルオート化できるようにする改造キットも存在していたという事実
ガバガバどころじゃねぇ!
現実に、隣家まで車で通う必要があるような立地の場合は銃がないと身を守れない地域もあるそうで。人間だけじゃなくて、ワニとか野生動物からも。
都市と田舎、治安の良い地域と悪い地域でも、治安の差が千差万別だとか。
警官を誰が見張るのか…は、社会秩序を維持する上で常に問題ですしね。
それに日本もなあ。豊和工業があくまで猟銃として性能を限定し、
ライセンス生産を行ったM1カービンを軍用仕様に戻し、乱射事件を起こした大馬鹿者が。
乙です。
サブウェポンとは言えここまで強力な威力を発揮できる拳銃が誕生するとは……流石は世界に名だたる統合軍需メーカーカモミールだ!!
>>意外なことに民間市場においては販売されていない。
カモミールは抑えているのに日ノ本製作所ときたら……(政治的理由と生き残るために容赦なく和製XM5ことAR-69の民生版を始めとした高威力の銃を弾薬ごと市場に解き放っている)
>>433
ご評価有難うございます。
防弾装備が発達したあの世界では、本来軽武装の犯罪者やテロリストでも、
現実世界水準なら重防御なのでは…そんな想像が原点でした。
>治的理由と生き残るために容赦なく和製XM5ことAR-69の民生版を始めとした高威力の銃を弾薬ごと市場に解き放っている)
ブゥーーーーーーッ!?(飲みかけの焼酎を盛大に吹き出す
ちなみに、弓矢による攻撃に対しては防弾チョッキの材料が持つ弾性限界を超えて変形し、防御力を発揮できない場合がある一方、防刃チョッキでも矢の先端が非常に鋭利で鏃が材料の表面を切り刻んで突き抜けてしまうそうです。
セラミック板やケプラー材の繊維が、矢の速度が銃弾よりも遅い為に効果を発揮しないというのが以外でした。
>>434
AR-69などの民生版が生まれた事情は日本の国内事情が絡んでいて、米国市場に殴り込むことになったのは盛大な玉突き事故の結果なのですが
それでもフルサイズのAR-69とカービンタイプのAR-69Cが米国市場に殴り込む。普通に最悪だ……
この世界じゃ犯罪者御用達のライフルとしてAR-69シリーズのフルオート改造品が、史実AKを超える規模で流通しそうですなぁ(白目)
銃規制もマスコミパワーで規制派団体が軒並みナチスの手先にされて排除されそうですから期待できませんし(負の信頼感)
大丈夫大丈夫
史実でも2022年1月からXM5の民生仕様であるSIG MCX-SPEARとそのカービンタイプであるSIG MCX RAPTORが6.8x51mm SIG FURY弾とセットで売り出されているけど、
その他の銃を用いた犯罪が多すぎてそこまで問題になってないし(白目)
ついでに言えば日ノ本製作所的には販売を[自粛]することはないけど、[法律]で販売が禁止されるならそれはそれで問題ないという立場です。
アメリカも犯罪に使われてる銃はメーカー製ではなく東南アジア製の密造銃が多いって話だしな
見た目は普通のメーカー製に見える様に作ってあってナンバーも刻印されてるらしいけど
メーカー製ですと追跡できちゃいますからねぇ
だからこそ、製造に技術が必要な銃が犯罪に使用されるケースってあまりないという
プロなんて仕事に銃を使うと証拠隠滅に焼いちゃうし、使われた銃ほど転売時の値段が下がって何回か転売すると二束三文になるとか
それを集めて国境を越えるとまた元の値段に上がるそうです
>>436 >>438
日本大陸の場合、野生動物も多いから強力な猟銃がほしいって声は大きいでしょうが…
え、XM5もFury弾ごと民間に販売を開始。うーん。
でもなあ、SCARですら装填数を制限した民間用があるし、そう考えると珍しくはないのかなあ。
因みに日ノ本製作所は合成樹脂メーカーとして実在してるそうですが、
この世界ですと豊和工業、日立工機などの銃器部門を統合したような企業でしょうか。
あ、住友。お前はこっちに来るな(真顔
>>422
お気になさらず。
「敵に塩を送る」ことを選んだのは私自身ですんで。
>>424
あと、ビヨット主力戦車及び歩兵戦闘車については掲載しておりません。
あのままでは両者とも採用できませんのでご了承ください。
>>444
あ、はい。了解いたしました。
>>442 >>443
日本国内では普通に規制対象なので民間向けモデルとは言え一般人がAR-69を手に入れるのはほぼ不可能ですね。
ではAR-69の民間用モデルを購入しているのは誰かと言うと、GKMSを始めとした国防総省と密接な関係を持つ民間警備会社()がそのメイン顧客となっています。
>>日ノ本製作所
現実でもあったんだ(初めて知った)
ちなみに日ノ本製作所は江戸時代に転生者が作ったで銃器メーカーの1つですね。
ただ、冷戦崩壊後の軍縮によって経営が傾き、現在では国防総省の仲介の下にIOPに買収されその子会社となっております。
日米枢軸日本の三大銃器メーカー
日ノ本製作所(IOPの子会社)
江戸時代からある日本の老舗銃器メーカー。三顧の礼で招き入れたジョン・ブローニングが一時期は社長を務めていたことでも有名である。
史実米国で採用された銃をモデルにした商品を主力としている。ただ、ストーナー方式は勘弁な!
Arisaka&Nannbu(三菱の子会社)
江戸時代に創設された歴史ある老舗銃器メーカー
史実日本系の銃を主力としており、また、それとは別にボルトアクション式ライフルや散弾銃ではハワイ条約機構のトップシェアを誇る大手でもある
ただし何故か拳銃開発では失敗ばかりする。
住友工業(住友グループの傘下企業)
史実ベルギー系とイタリア系の銃を主力とするメーカー。
とくに拳銃や短機関銃、PDWの開発は強く、ST06短機関銃(史実MP5)はほぼ全てのハワイ条約機構加盟国の軍や警察で採用され、彼らが開発した9×19mm拳銃弾は世界の拳銃のスタンダードを築いた。
>>442
野生動物相手に自動小銃を使うのは中途半端ですぜ
狩猟目的には強すぎるし殺傷目的なら弱すぎる
対人間用の銃弾とかは貫通力高すぎて中々致命傷にならなかったりしますしね。
だからこそ対人を考慮しない専用のライフルや弾丸が必要だったんですね(某兄貴並感
実際、日本大陸だと列島日本の比じゃなく獣がやばいんで、猟友会とかを馬鹿にできない状況かと
UMA、SIKA、KUMAにNEKOですぜ…?
自然の量も10倍ですから獣害の類も史実以上に増えているでしょうからなぁ。
富士の樹海が多種多様な獣がいるという条件で日本各地に点在していると言っても過言じゃないですからな
これを前提として考えると、日本大陸における蝦夷地開拓ってマジで獣と自然との闘いだったんじゃねぇか疑惑が…
アラスカとかカナダが可愛く見えるレベルじゃないかなって…
1900年代前半に絶滅したといわれているカムチャツカヒグマの系譜でも北海道で生き残っているかもしれませんね >>大陸蝦夷
Q:カムチャツカヒグマってどんな熊?
A:全長3m超え。体重1tにも及ぶ巨大な熊だったらしい。
>>453
マジのモンスターじゃないですかヤダー!(絶叫
>>454
まあこれは流石に記録に残っている最大級レベルのやつだと思われますが、
他だとアラスカなどにいるヒグマの500㎏サイズが最大級となるんで、カムチャツカヒグマが種として全体的にデカかったのは確かっぽいですね。
こんな化け物すらも毛皮だなんだの需要のために絶滅させたのが人間なのだ…
>>455
どっちにしたって人間の脅威に変わりはありませんな
>こんな化け物すらも毛皮だなんだの需要のために絶滅させたのが人間なのだ…
それはそれとしておぞましや汎人類史…
でも、生き残るには誰かの命を奪って生きねばならない
その覚悟がなければ死ぬ。正しく試される大地ですよ。
>>455
まあこのカムチャツカヒグマの系譜なら大陸日本のKUMAとして扱っても適切かなと。
人間はヤバイですからねぇ。ヒグマが割と生息域狭くなっているのって長年の人間との生存競争に負けたからですし。
欧州ではロシア以外だとほぼ絶滅させましたから。
失礼。
>>457 は>>456 宛てでした(汗
クマ「平地では人間に追い回され、山で暮らしてると猿に餌取られる・・・」
パンダ「笹しか食いもんがねえ。」
自然界の世知辛いのじゃ…
だから海だとメガロドンも滅んだ!
これはトリカブトを鏃に塗った毒矢の使用もやむなし。
…しかし、トリカブトは鉄と相性が悪いので、銅か黒曜石か真鍮の鏃を使用するか竹を鋭く切ってトリカブトの毒を染み込ませた粘土を詰めて用いたそうですが。
刀剣だと、太い熊槍か…あれは江戸中期以降の身分標章と化した細い華奢な槍よりはマシですが、それでも戦国時代に武将が用いていた持槍に比べると長さも太さも劣る訳ですが。
山中での取り回しを考えると、赤穂浪士が討ち入りの時のように持ち槍を熊槍ぐらいの長さに柄を切り縮めるにしても、穂先は一尺以上ある大笹穂槍が良いですね。
刀なら、三尺以上の太刀。柄を含めたら五尺を超える寸の厚重ね蛤刃の。
熊狩用の手持ち大筒を用意せねば…
野生動物をぶちのめすために火器や戦術が早々に進化したせいで、英雄的な活躍をする人物が史実に対する人口比ほどは生まれなかった、みたいな可能性はありそうですね
高度な獣狩りって近代的な軍の運用と相似でしょうし……
元々大型都市の数が増えたことで、戦国時代では攻城戦のために史実よりも火力戦が進歩しているという話も出てましたからね。
>>448 >>453
確かにバトルライフル程度でどうにかなる代物じゃないですね、これ…
東国の蝦夷騎兵隆盛、西国で騎兵が低調だった理由にもなりそうですね。
野獣追跡には山岳戦闘能力必須=騎兵は不利
生半可な馬だとビビって味方に被害
東国の専門集団が組織的に育成しなければならず、西国では歩兵重視、東国では集団騎兵と綺麗に分化するとか。
大陸日本で運用されている馬が全てUMAというわけでもないでしょうしの。
アラブ馬の血を引くUMAたちは馬の中でも更に高級品扱いで精鋭部隊用でしょうし。
史実でも、戦国時代の東国の甲冑は馬に騎乗している事が前提で人間が着用できる30キロ前後ギリギリの重量で、且つ鉄を豊富に使用しており、刀槍はおろか銃撃でさえ大口径の士筒ならともかく、足軽が持つような御貸筒の小筒では余程の至近距離でないと通用しない程に堅牢だったそうです。
対して西国の甲冑は、石垣や土塁を登攀し、堀に飛び込み、田んぼの畝に伏せ、歩行で迅速に動き回る機動性に富んだ伸縮性の高い(しゃがんだり伏せれる)甲冑である反面、防御力は破片や乱刃で身体が傷つくのを避けれれば良い程度のもので、弓鉄炮はおろか槍でさえ両足を踏みしめて腰を落した一撃であれば鎧を貫通する程度だったとか。
……尚、前者の赤備を着込んでいた井伊直政は常に傷だらけで、遂に関ヶ原では鎧の胴に命中した島津の銃弾が胴を貫通できずに跳弾となって右腕の篭手に本来ではありえない角度で命中して骨に食い込み、鉛の毒と敗血症で二年後に死亡。
後者の黒具足を愛した本多忠勝は、常に具足や扇の指物や陣羽織はズタボロでも当人は無傷で、関ヶ原では島津の銃弾で秀忠に拝領した三国黒の名馬を射殺されて馬の下敷きになるも、当人は鞍と馬体と地面の間の隙間で無傷だったとか。
何が幸いするかわからんものですなぁ。 >>鎧に跳弾した弾丸が原因で病死
しかも、鉛玉を完全に摘出できなかった事で傷口が塞がった後も体力が低下してやせ衰えて、最後には身動きも不自由で敗血症。
相当に苦しみぬいた最期だったそうです、井伊直政。
島津との講話を張本人の井伊が主導してたとか。
案外この一弾が、幕末まで続く確執のターニングポイントなのかも。
井伊直政こんな状態で戦後処理の後始末と築城行ってるの凄過ぎこりゃあ家康も重宝するわ。
つーことは大陸日本では戦場医療も進歩してるのか
可能性ありますね。
火中車作った転生者もいますし。
まあ技術的限界ってのがどうしてもあるので多分現代からみて一般的な医療知識が普及しているくらいかもしれませんが。
清潔にするとか、消毒するとか、健康的な生活するとか。
>>450
UMA、SIKA、KUMA、NEKOの他にもINOSISIもいるんだよなあ・・・。
もののけ姫に出てきた乙事主レベルの大猪がマジでいそうだしな。
>>463
単独で日本大陸の危険な猛獣を倒した偉業を成した人たちは英雄として日本大陸の歴史に記されそうですね。
>>475
質的にもそうですが、数的にも恐ろしいことになるかと
何しろ大陸化したことによって住める土地の広さと餌の豊富さが史実の倍以上ですからね
ちょっと不作になるだけでも人里に降りてくる数がヤベーことになります
害獣駆除の猟友会は、半公的機関的な存在になりそうですね。
在郷軍人会あたりの仕組みをうまく使えないですかねえ……>猟友会
銃器の扱いや行軍に慣れていて、どこの地域にも必ず居るので
退役軍人の再就職先の選択肢の一つとしては丁度いいかもしれませんね
銃器以外にも狩猟罠とか、扱いを覚えたりもしくは長けたりしてそうですしね。
そういえば「前進よーい、前へ」という書籍で、第2師団戦車大隊が熊出没が多発し、
一時期は74式戦車で警戒しなきゃいけなかったとあったなあ。
郵便防衛庁だと20ミリ機関砲弾仕様のPTRDに銃剣着けた対獣砲なんて代物がありましたな
銃でKUMAに対抗するにはこれ位は必要そうで草も生えない(白目)
十歳安全確実に倒そうとするなら12.7mm以上の弾が欲しいところですからね。
.338ウインチェスターマグナム:3000J
.378ウエザビーマグナム:5700J
.408シャイタック:8300J
.460ウエザビーマグナム:7500J
.50BMG:18000J
14.5x114mm弾:22000J
20mm口径弾:57000J
現実の羆撃ちが.338ウインチェスターマグナムを使用していますので、
そこから比較すると象撃ちにも使われる.460ウエザビーマグナムが無いと無理でしょうね
22時頃に日米枢軸ネタを投稿します
では投稿します
日米枢軸ルート 第29話 改訂版
天候や電波障害の助けもあって『ハートリプール襲撃』を成功させたドイツ帝国海軍であったが、イギリス海軍の慎重さによって本来の目的であるイギリス巡洋戦艦部隊の撃破には失敗した。
しかしドイツ地中海艦隊やエムデン戦隊の活躍に加え、『ハートリプール襲撃』でイギリス海軍を手玉に取れたことはドイツ海軍の士気とヴィルヘルム2世の海軍への信頼をこれ以上ないほど高め、彼らは再度のイギリス本土攻撃を実施することになった。
それも今度は一度に三つの沿岸都市を攻撃目標と定めたより大胆なものをだ。
攻撃を担当するのは『ハートリプール襲撃』と同様に『リュッツォウ級大型巡洋艦』4隻と『フォン・デア・タン級大型巡洋艦』3隻と『アルブレヒト・フォン・ローン』級大型航空母艦4隻を主力に、
小型巡洋艦(軽巡洋艦)4隻、大型水雷艇(駆逐艦)20隻中心とした35隻の高速艦からなる第一偵察艦隊である。
さらに、ドイツ帝国海軍は第1偵察艦隊が誘導してきたイギリス海軍部隊を撃滅するための後衛として戦艦22隻を主力とする大洋艦隊125隻をドッカーバンクに展開させた。
対するイギリス海軍であるが、当時の彼らは戦艦94隻、巡洋戦艦12隻を有する世界最大の戦艦保有数を誇っていた。
だが、その半分がインド洋(エムデン戦隊対策)か太平洋(東洋艦隊対策&日本対策)に持っていかれていたからこそドイツ海軍はこのような博打に打って出れたのだ。
しかし、イギリスもただ黙っているだけではない。彼らはロシアや日本、アメリカなどの同盟国や友好国の助力を受けてドイツ海軍の暗号書類を入手、解析をおこなうことでエニグマと呼ばれていたドイツ帝国軍の暗号の解読に成功していた。
この成功とこれまで行ってきた無線解析などを通してドイツ帝国海軍の動きを大まかながら把握できていたイギリス海軍本部は、
これまでのこれ以上ドイツ帝国海軍に好き勝手させないためにドイツ帝国海軍の攻撃目標となっていた三都市全てに戦艦を含む護衛艦隊をつける様に命令する。
海軍本部からの命令はドイツ海軍に大打撃を与える絶好の機会を潰すだけでなく、戦力の分散になるとグランド・フリート側は難色を示した。
だが失態続きで後がない海軍本部はこれを無視、ドイツ帝国海軍の攻撃目標となった三都市に護衛艦隊を派遣させる。
同時にイギリス海軍は本土への接近を許さぬと言わんばかりに出せる限りの哨戒艦艇と通報艦を北海に展開させた。
イギリス海軍の哨戒艦艇は老朽化が進んでいた水雷艇駆逐艦を転用したものや中小型漁船に少しの改造を施した艦艇が大半で、ドイツ艦隊を捕捉できても生きて帰れぬ可能性が大きかった。
それでも彼らは『ハートリプール』の惨劇を再びおこさせないために率先して北海に出撃していった。
実際、ドイツ海軍1偵察艦隊を捕捉したイギリス海軍の哨戒艦艇はドイツ海軍駆逐艦によって抵抗する間もなく撃沈されてしまう。
しかし、彼らは最後の瞬間まで義務を果たし続けていた。
このときの北海には電波障害は発生しておらず、沈むその間際に発したドイツ艦隊捕捉の報とその位置は無事にイギリス本土に届いた。
ドイツ第1偵察艦隊の最も近くにいたのはスカーボロ防衛のために派遣されていたウォレンダー中将指揮下の艦隊であった。
この艦隊はイギリス海軍の最新鋭戦艦であるキングジョージ5世級戦艦『キングジョージ5世』『センチュリオン』『エイジャックス』『オーディシャス』の4隻のキングジョージ5世級戦艦を主力に、
装甲巡洋艦4隻、軽巡洋艦4隻、駆逐艦12隻からなる強力な水上打撃部隊で、彼らは今までの借りを返すべく哨戒部隊の報告にあった海域に舵を取る。
また、これに前後して南方からは『グロリアス』『フォーリアス』の2隻の改装空母と軽巡洋艦や駆逐艦など45隻の中小型高速艦艇からなるハリッジ戦隊が、
北方からはライオン級巡洋戦艦『ライオン』『クイーンメリー』、『タイガー』、インブィンシブル級巡洋戦艦『ニュージーランド』を有する第1巡洋戦艦戦隊を中心とした高速艦隊が第一偵察艦隊を目指して急行し、スカパ・フローからグランドフリート主力が出港していた。
厄介なことにこの時戦場となった海域はやや靄がかかって視界が悪かった。
北大西洋ではありがちな気候なのだが、これにより英独双方の空母と航空戦力はその活動が制限されてしまう。
更にいまだレーダーをどちらの陣営も実用化できておらず、目視に索敵を頼らざるを得ないという状態でこうした気候は双方の索敵能力を低下させてしまい、ドイツ艦隊とイギリス艦隊は双方が気づかぬまま接近してしまっていた。
11月16日7時25分、第一偵察艦隊の前衛を務めていた軽巡洋艦『フランクフルト』が大型艦3隻を中心としたイギリス艦隊と接触、ドイツ艦隊はイギリス艦隊に先駆け目標を捕捉することに成功する。
イギリス艦隊も『フランクフルト』の存在を即座に察知したため猛烈な砲撃を受けることになった。
これによって『フランクフルト』は撃沈することになるのだが、それでも沈む前に後方の第一偵察艦隊主力にイギリス艦隊の位置を通達した。
報告を受け取った第一偵察艦隊司令部はイギリス艦隊との距離があまりに近いことに驚愕し、防御に不安を抱える空母群を後方に退避させる。
ただ、第1偵察艦隊主力はウォレンダー中将
が指揮するイギリス艦隊を巡洋戦艦部隊と誤認したため、これを撃破しようと砲撃戦に打って出てしまう。
両艦隊の距離が20kmをきったとき、ドイツ艦隊が最初に火蓋を落とした。
35.6cm砲24門、38cm砲18門による先制攻撃イギリス海軍は吹き上がる水柱と霧の奥に見える艦影から第一偵察艦隊の巡洋戦艦群を認識、ただちに反撃を開始した。
合わせて『キング・ジョージ五世』からは急行している各部隊にドイツ艦隊と戦闘を開始した旨を通報する。
この通信は平文で放たれたこともあってドイツ側もキャッチしていた。
目の前の敵艦隊が巡洋戦艦部隊ではなく『キング・ジョージ五世級戦艦』を主力とする艦隊であること、時間をかければかけるほど敵が有利に、自らが不利になることを彼らも把握する。
相手が巡洋戦艦部隊ではなく、イギリス海軍の最新鋭戦艦である『キング・ジョージ5世』級戦艦を中核とした主力艦隊と知ったヒッパー提督は直ちに撤退を決断するが、
すでにイギリス艦隊との距離は詰められていたため容易に反転を行う訳にも行かず、ドイツ艦隊は退却可能な隙が生まれるまでイギリス艦隊との砲撃戦を余儀なくされた。
砲撃戦自体は双方ともに視界の悪さから砲撃が相手に命中しなかったためしばしの間膠着状態が続いた。
状況が動いたのは『センチュリオン』が第八斉射を行った時で、うち1発が『デアフリンガー』に命中したことで状況は一気にイギリス海軍に傾く。
当時の巡洋戦艦は『戦艦に巡洋艦並の高速性をもたせた艦艇』ではなく、『巡洋艦に戦艦並の攻撃力を持たせた艦艇』であった。
そのため基本的に戦艦と比べると防御力は低い。
ドイツ海軍の巡洋戦艦もそれは同じで、『センチュリオン』の放った砲弾は『デアフリンガー』の後部甲板に命中すると艦尾側の主砲塔のバーベットまで貫通し装填室で爆裂してしまう。
『デアフリンガー』の乗組員たちが文字通り命を対価に迅速なダメージコントロールを行ったことで後部火薬庫の爆発という最悪の事態だけは免れることができた。
しかし、『デアフリンガー』は控えめに言っても戦闘の継続が困難なほどの損害を受けてしまい、さらにいくら数で勝ろうと防御力で劣る巡洋戦艦が戦艦と正面切って殴り合ったために他の巡洋戦艦も損傷が目立ち始めてきた。
加速的に拡大する被害を受け、これ以上の戦闘は危険だと判断したヒッパー中将は当初の目的に従いイギリス艦隊をハイシーフリート主力が展開する海域まで誘導するべく、
イギリス艦隊の旗艦であった『キング・ジョージ5世』に攻撃を集中させこれを落後させるとドッカーバンク沖に向かって撤退を開始した。
第一偵察艦隊と砲撃戦を繰り広げたウォレンダー艦隊は艦隊旗艦であった『キングジョージ5世』が集中的に攻撃を受けてしまい大破、完全に戦列から離脱していた。
さらに相手の方が足の早いこともあって追撃を行うことはできなかった。
変わって第一偵察艦隊の追撃を行ったのは第1巡洋戦艦戦隊を中心とした高速艦隊であったが、幸運なことに彼らはドイツ偵察艦隊の捕捉に成功するものの、濃霧によってこれを見失ってしまう。
猛将と名高いビーティー中将はさらなる追撃を臨んだが、大洋艦隊主力が出撃しているとの情報を知っていたイギリス海軍本部とグランド・フリート司令部は現状でも十分勝利宣言を下せるとして、ドッカーバンクに入る前に追撃艦隊に帰還させてしまう。
これによってドイツ海軍が実施した巡洋戦艦部隊を使ってイギリス大艦隊をドッカーバンクに誘導、大洋艦隊と共同で大艦隊に打撃を与えるという作戦は巡洋戦艦1隻を大破させてしまうという損害を出した上で失敗という結果に終わることになった。
海戦後にベルリンに届いた巡洋戦艦部隊が負った損害の報告はドイツ帝国首脳部に大きな衝撃を与えた。
何しろドイツ海軍は今回の戦いで大型艦の損失はなかったが、巡洋戦艦1隻が大破、3隻が中破という大損害を負ってしまい、事実上半壊状態に陥ってしまったからだ。
事態を重く見たウィルヘルム2世は以後水上艦隊の運用に大きな制限を課し、以後ドイツ海軍水上艦艇の動きは低調化していくことになる。
対象的に活動を活発化させたのが海戦に勝利したイギリス海軍であった。
彼らはこれまで殴られ続けた報復として12月に入るとドイツ帝国本土への直接攻撃を計画する。
この時のイギリス海軍は日本から回航されたばかりの最新鋭の26,100トン級空母である『アークロイヤル』級航空母艦『アークロイヤル』『イラストリアス』が実働状態で、
ハッシュドクルーザーを改装する形で就役させていた改装空母『グローリアス』『フューリアス』『イーグル』も意地で実戦配備にこぎ着けていた。
『アーク・ロイヤル』級航空母艦は約80機の航空機を搭載可能で、『グローリアス』ら改造空母群も50機近い航空機を搭載可能としている。
その艦載機総数は300機近くで、ドイツ海軍空母航空部隊に匹敵していた。
これら5隻の空母は第1・第2巡洋戦艦戦隊に属する巡洋戦艦8隻とハリッジ戦隊に属し、いち早く防空艦として改装されていたC級軽巡洋艦4隻と嚮導駆逐艦8隻、駆逐艦18隻の護衛の下に北海に出撃する。
12月25日、ドイツ帝国海軍の主要拠点の1つであるフィルヘルムスファーフェンを総数約100機近い航空部隊が強襲。
このときのイギリス海軍の主力攻撃機は『中島 NZ Mk Ⅲソードフィッシュ』であった。
これはイギリス海軍の仕様要求に答える形で日本の航空機メーカーである中島が開発した艦上攻撃機で、複葉機ながら雷撃から急降下爆撃までできる万能攻撃機であった。
低水深での魚雷使用ができず航空爆撃のみでの攻撃のみであったため撃沈艦こそ出せなかったが、イギリス海軍航空部隊によるウィルヘルムスファーフェンの港湾機能に大きな被害を与えることに成功した。
ただでさえ第一偵察艦隊が打撃を受けている最中に行われたウィルヘルムスファーフェン空襲はヴィルヘルム二世を恐怖させ、ドイツ帝国海軍を潜水艦による通商破壊戦に踏み切らせることになる。
翌年の1915年からはドイツは中立国はもとより同盟国であったオーストリアの抗議をはねつけてイギリスとアイルランド周辺の海域を交戦地帯と定め、ドイツ海軍はイギリス本土を封鎖すべく潜水艦を使った無制限通商破壊作戦を開始した。
ドイツ海軍はウィルヘルム2世からの命令で動きが制限された水上艦艇に変わって、多くの潜水艦を北海や大西洋に出撃させ、協商国の海上貿易や海上輸送を妨害するために中立国船舶への無警告攻撃すら始めてしまう。
当然、中立国船舶への攻撃は外交問題にまで発展しないわけがない。さらに日米から莫大な物資を輸入しドイツに転売していたオーストリアも大激怒。最終的に対ドイツ貿易の制限すら公然とチラつかせ始めたため、ドイツ帝国の政治家や外交官も無制限潜水艦作戦に本格的に反対に回っていった。
中立国は当然として、同盟国であったはずのオーストリアや国内からの予想外の猛反発を受けたヴィルヘルム二世はそそくさと方針の転換をドイツ海軍に命令し、以後暫くの間ドイツ帝国海軍潜水艦部隊は攻撃は中立国の船舶を攻撃する際には浮上した上で通常の水上艦艇と同じ手順でこれを行う羽目になる。
以上になります。wikiへの転載はOKです
乙。英国は半世紀はソードフィッシュ使い続けそう
>>490
複葉機であるが故に操縦性が良く、対艦攻撃、対地攻撃、果には対潜攻撃もできる万能攻撃機ですからね>>ソードフィッシュ
第一線から退いた後も長く使い続けられるでしょうな
乙でした。
やはり足かせが外れた本気のロイヤルネイヴィ、強いですね。
この時代に複葉機とはいえ100機の軍港空襲って凄いな…
乙です
エニグマ暗号この時期からもう出てきているのかぁ。
日本製ソードフィッシュ。この世界でも長く活躍しそうですねぇw
>>492
欧州最大の海軍国家という評価は伊達じゃない!!
>>この時代に複葉機とはいえ100機の軍港空襲って凄いな…
日米枢軸ルートだとこの時点でイギリスは大型空母2隻、中型空母3隻を、ドイツ海軍は大型空母4隻を保有しているのでどちらも300機オーバーの空母航空隊を保有しているのだ!
なお艦載機はどちらも日本製なもよう……
乙です、そりゃ、無制限通商破壊作戦をしたらオーストリアがガチギレするわな。
>>493
日本からフィードバックで技術レベルが世界的に底上げされている日米枢軸世界においては実用に足るレベルのもの
20世紀初頭に配備されました。
>>日本製ソードフィッシュ。
一線からは短時間で退くでしょうが、二線級戦力では長く使われること間違いなしです!
>>494
やはり強いですねえ、日米という超格上を前にもめげないジョンブルに乾杯。
確か戦車も英独双方ともに日本製でございますよね?w
いやまあ友好国であって同盟国まで行かないんだから、売っちゃ駄目という法律もないですがww
>>495
なおドイツ帝国では本気でなんでオーストリアがキレたかを理解できない人間の方が多かったもよう……
こうしたドイツ帝国の無神経な動きがオーストリアのヘイトを買うことになりました
…自国に比肩するかもしれない大国が、戦争の影響で通商と経済に悪影響を受け、
それにマジ切れしないってどうして信じ込めたんですかね。
21世紀の日米同時核攻撃テロの時、国防軍に核弾頭を預けるんじゃなかったと言われますわ。
そして日米枢軸の日本陸軍10式戦車、こいつこそアルマータのガチの強化型ですね。
電子科学熱砲で液体装薬撃発に莫大な電力が必要なら、ハイブリッドエンジンも納得です。
欧州枢軸もとんでもないMBTを出してきたんだなあ…
>>497
(ᓀ‸ᓂ)<ばにたす ばにたーたむ
たとえ全てが虚しいものだとしても、
それは今日最善を尽くさない理由にはならない
基本的に欧州大陸の国々もイギリスもこの精神で日々抗い続けております。
>>確か戦車も英独双方ともに日本製でございますよね?
戦車も航空機も、なんなら大型空母までオール日本製でございますw
満州戦争後はイギリスが日本の仮想敵国筆頭に再び上がったのでイギリスの目を欧州に釘付にするためにドイツ帝国にも武器を売るようになりました。
それはそれとしてバランス・オブ・パワーの観点からドイツ帝国に売ったものよりやや性能がいいものを後からイギリスに売るもよう
ははあ、検索したらそういう評定をするゲームキャラがいるんですねw
とはいえ非常に含蓄のある、もしかしたら元気を貰えそうな言葉ですが。
航空母艦もかあ…そうだよなあ、この時期にノウハウ持ってるの日本だけだし。
ええ、バランス・オブ・パワーを考えるなら、私だって英国の方に良いものを売りますよ。
ドイツが阿呆と莫迦とも言いませんが、あの近視眼ぶりはちょっとね。
>>499
ドイツ帝国人A「え?だって敵国の補給を圧迫するのは合理的に考えれば当然のことでしょ
まだ参戦していないイタリアがキレるならまだわかるけど、なんで同盟側で参加しているオーストリアがキレるの……?」
ドイツ帝国人B「大西洋以外では無制限潜水艦作戦をやってないんだから、スエズ運河を経由すればオーストリアじの貿易に対した影響ないじゃん
なんでオーストリアがキレるの……?」
>>10 式戦車
しかも2010年に採用されていた戦車ですので、自動人形のメイン動力源であるプラズマバッテリーが搭載しているのだ!
>>502
透き通るような世界観で送る学園RPG『ブルーアーカイブ』
第三章エデン条約編で初登場した、トリニティ学園2年生にして補習授業部所属の白洲アズサのセリフとなっております
>>ドイツ帝国
イギリスの目を欧州に向けるためにある程度の武器は売っておりますが、それ以上のことをしたら絶対に碌なことにならないのが目に見えますからねぇ(ため息)
乙です
うーん、流石は「軍が国を持った」と言われるドイツ……
軍事的合理性ばっかりで国家間外交という概念がない……
>>505
『だからオレたちがいるんだろっ』 byアドルフ・ヒトラー率いるナチ党の皆様
乙です
リベンジを果たしたイギリス海軍、お見事です
航空機の性能はあれでも物量展開はさすがに恐ろしい…殺意とはこういう形も取るのだ、と言わんばかり。
しかし、これで海での決戦などは概ね片付いたということになるわけで…
次は相手を屈服に追い込むために陸軍の出番となるはず
はてさて、どうなるやら…
>>503-504
何というか「言わなくても分かってくれるよね」が強いんですよね、ドイツ人って実は。
オーストリア帝国に「こういう理由でこうなるので、どうかご承知を」と頭を下げれば、
もう少し違う展開もあったかもしれませんが…彼らはねえ。
適当な地域覇権国家程度に収めておかないとドイツ、良いことがないんですよね。ドイツ人にとっても。
プラズマバッテリーという違う世界ではMSの動力源にもなった、魔法の電池は便利なもんですね。
因みにGTAレベルで銃器、爆発物が容易に購入できる有様で「透き通る世界観」とは…なんともw
>>507
イギリス海軍としては、自らの面子を賭けた一世一代の大博打ですので、出撃した艦隊の旗艦であるライオンには110年ぶりにZ旗が掲げられることになりました。
>>海での決戦
残った主要海戦はユトランド沖海戦ぐらいですからねぇ
>>陸軍
NEXTベアーズヒント
『フリッツ・ハーバー』
>>508
オーストリアはオーストリアで、なんでプロイセン如きに頭を下げなきゃならんって意識が強いので……
>>プラズマバッテリー
SEEDは知らないのじゃ……
日米枢軸ネタのプラズマバッテリーの元ネタはドルフロにおいて2052年に新ソ連の国立大学研究所が開発した『節約型プラズマ持続放出充電装置』となっております
>>透き通るような世界観
うーむ、空が青いなぁ(アロナ構文)
>>509
ああその、プラズマバッテリーで検索したらガンダムAGEで使われてると出ましたので、
モビルスーツの動力源に使えるならそりゃ強いよね、と。
SEEDは…本当に名前しか知りませんで。
ブラックラグーンの双子構文じゃございませんよね?w<空が青い
もっと知らないガンダムだ>>ガンダムAGE
ガンダムは宇宙世紀と00しか本格的に見てないのじゃ……
>>空が青いなぁ
まざったw
アロナ構文は『うーん…雨、降るのかな。』だった
宇宙世紀も真面目には見ていませんが、F91とIGLOO(1期)は好きでしたねえ。
特にカスペン大佐やプロノホウ中佐相当官みたいな、不器用な苦労人が特に。
デラーズのハゲはもっと惨たらしく死ねばいいと思います(真顔
08小隊もおすすめですゾ。
宇宙世紀で初代を履修するなら再編集映画版をお勧めします。
Zも同じ感じでリファインされた映画版がありますね。まああちらは結末がTV版と違いますが…
そのあと逆シャア起こるのは同じみたいだから誤差だよ誤差!
ガンダムAGEは小説だと反応炉とされてるんですよね。
今週のどうする家康を視聴したが大陸日本だと史実の5倍の武田信玄率いるUMAに乗った武田騎馬隊が侵攻してくるのか・・・。
ヤッスも史実以上の戦力動員していると思われますが、全盛期武田相手に平地で真正面からは流石ににねぇ…
更に武田は既に陣地張り終えた後でしたし。
史実だと伝承・架空の類いであろう騎馬隊も、大陸パワーにかかれば現実のものとして襲い掛かってくるという……
史実要素+して本物の騎馬隊も配備しているのなら、UMAによる騎馬隊とそれを支える他品種馬による補給部隊をそろえる強国ということになりますしねw
武田の土地の貧しさを考えると大陸化したら周辺略奪しながら移動する騎馬民族国家
一歩手前みたいな事してそう
史実でも強かった理由は貧しさからのハングリー精神でしたからねえ。
一応金山はあったので経済的には裕福かもしれませんが。
(後々枯れるけど)
元々騎兵戦術と言っても、前近代ではモンゴルのような生まれながらの遊牧民以外は数百騎の一斉運用は不可能で、欧州でも地縁・血縁で多くても数十騎単位での波状攻撃だとか。
ですので史実でも数十騎がここぞという場面では馬上突撃してただろうし、大陸でも多くても百騎ぐらいで諸兵科連合の「備」ごとに投入されるか、例外として信玄の親衛隊ポジションの総予備騎兵部隊が数百騎とかになると考えます。
百騎のUMAが凸してくるだけで大体の軍勢は崩れると思うんですよ…
予備に数百騎いれば、ほとんど戦略兵器ですね(汗
これに対して織田家はUMAも黙らせる大口径砲やら火中車の大量持ち込みで圧殺したんだろうなって…
有名な塩止めのように、あの時代は金があっても経済封鎖されたら無意味ですからね。
鳥取城の飢え殺しや、家康の曾孫で越後騒動で高田藩が改易された時に八丈島に遠島になった永見大蔵が、飢饉と悪天候で本土との補給が耐えると千両箱を抱えて餓死したり、享保の飢饉では博多商人でさえ数百両の大金で食べ物を売ってくれと農村を巡っても誰も食べ物を持っていなかったので餓死したり。
室町時代の貫高が戦国時代末期に石高に移ろったのも、当時の食料自給率だと金や銭ではイザという時に米ほど信用が得られなかったので。
>>523
UMAも黙らせる強大な火力の他に大量の人員と蝦夷象とか総動員してUMAの突撃を防ぐ堅固な野戦陣地を構築して、さらに大量の剣牙兵も投入したんでしょうな。
>>524
今川と北条が塩止めしたが上杉謙信が武田に塩を売って経済封鎖の抜け穴ができたんで失敗したんですよね。
上杉謙信まで塩止めの参加していたら武田家はどうなっていたんでしょうね。
甲斐の干物が出来たかと。
上杉謙信、無料ではなく便乗値上げなしの通常価格で塩を売り、その際に
「上杉は民を苦しめるような塩留めや便乗値上げはしないから、向後は甲信の塩は全て越後で買うように」
と。
……販路拡大? 青苧の販売と日本海航路の要所である直江津の港(佐渡金山など未発見だったり本格稼働前)で、上杉家は最盛期の織田家に匹敵する財力でしたから。
著名な関東での上杉勢の人取りも、越後から遠征した軍勢は人取りではなく押し買いの方で…それも、通常ならガラクタや瓦礫を対価と称して米や娘を拐っていくのに対して、越後勢の場合は銭を置いては行くのですが(兵站の担当は手明と呼ばれる帯刀の武士)…この時代、銭はあっても米がないと人は死ぬので。
乱取りのうち人取りは、遠征している越後勢よりも傘下に参じた関東の諸侯や豪族が主体なので、上杉謙信は禁止ではなく価格設定を廉価にして庶民でも買い戻しやすい価格を上限としたようです。
これが甲斐武田の場合だと、庶民では買い戻し不可能な価格設定に。
この辺りは、経済力の差なのでしょう。
甲斐は陸の孤島で立地、災害、疫病と米作るにも向いてない土地でしたからねぇ。
大陸化しているこの世界でもやっぱり山ばっかなんだろうか。
>>527
攻め取った信濃も寄生虫以外は似たようなものだったし、川中島も穀倉地帯になったのは江戸時代。
大陸化は高さも比例してドデカい山になるならリアルより試される大地だろうし、標高が変わらないなら棚田作れるくらいの緩やかな斜面になってマシになる?
食わせる人口も増えているでしょうから、穏やかな斜面が増えていたとしても精々トントンといったところでしょうかね。
>>526
玉砕覚悟でどこか塩を求めて海のある国に侵攻しようとしても武田の主力が出払った隙に他の勢力が甲斐や信濃に侵攻してくるだろうし侵攻された国も激しく抵抗するだろうから流石の武田家も塩の備蓄が尽きる前に攻略できるか厳しそうかな。
武田信玄「治める土地に海があって塩も取れ交易もでき財力も豊かな上に軍神と呼ばれるほどに戦に強いとか上杉謙信の治める土地補正がわしの甲斐や信濃と比べて有利すぎるわ!!」
>>527
大陸日本だと武田家の金山も10倍になっているから・・・。
意外と戦国の決着が長引くか、あるいは史実戦国でさえ青ざめる機動戦、火力戦が展開されるか。
この時代だとサーベルタイガーも有力な猛獣でしょうし。
そのくせ河川はあるから治水工事を行わないとならない
史実より広くデカくなっている暴れ川を相手に戦うのだ!その余力で他所の大名と戦う感じで…
信玄堤が史実以上の大偉業として長らく語り継がれるのだ…>暴れ川
つくづく織田家なり徳川家なり、大陸日本を統一できたなあって思いますわ…
>>533
因みに治水事業というのは水利権と=でつながるものである
さらにここに武田の国人衆という要素を足すと、文字通りの意味で我田引水しようとして骨肉の争いになりかねない…
それでもやり遂げたであろう大陸武田信玄はヤベー奴(白目
>>534
史実日本列島も大概ですが、日本大陸は自然の驚異がガチですからね
逆に言えば試される大陸なわけで、凡俗だったり能力の劣る奴は真っ先に脱落していくので精鋭化が進んでいるのかなって
>>535
史実の戦国武将たちも世界水準からして優秀な人材が多かったですが、
この世界ではなおさら磨かれるのか…あるいはどうなるのか。
それと早々に産業革命を迎えないと、この試される大陸の治水が賽の河原ですね。
架空戦記スレを見ていますけど枢軸世界のテロ攻撃、
あるいは近似世界の最悪の想定を除けば、核戦争が滅多に起きてない大陸日本ってまだマシなんですかね…
やっぱホイホイ使うもんじゃないわ、あれ。
>>536
古来、中国では君主の徳が足りないと世が乱れ、災害などが起こるとされていました。
私見ですが、これは順序が逆で、治安の悪化や災害の発生などに君主が備え、被害を低減する努力をしていないと評価されないということかと思います。
いがみ合っているような関係であっても、そいつのせいでいがみ合い以前に滅びそうになったら、そりゃあ愚鈍な君主などは全会一致で消されるかなって…
日本大陸はあの災害列島とされる日本列島デカいのですから、なおのことね…
>>538
後漢初期には治水やって失敗すると徳が無いことに言い訳できないから、治水を先送りし続けて黄河は危険域だったとか。
>>539
そんなことがあったんですかぁ…
まあ、見るからに地雷に手を出すのは危険ですからね…
>>540
やる夫は光武帝になるようですスレでチラっと見たんですが、歴史本だとそれについて見つけられてないんで、どこまでホントかは不明ですが。
中国は中々厄介な気候もありますからね。
定期的に南北で交互に干ばつが起きるんですが、これ太平洋の気流から影響されているようですし。
欧州やイスラム圏より広く人口も多い他民族の中華大陸に紛いなりにも宦官、文官の文治政治敷けて律令制の様な法律も完全じゃないけど敷くこと出来てた中華の皇帝って凄いんだなー。
>>538
それは大きいでしょうね。
災害にすら満足に備えない君主など、ボーミンにデデーンされても文句は言えないという。
島国から大陸になっても試される土地ですよね、本当。台風や地震は来るんですから。
奥羽人様の近似世界の第2次世界大戦を見ていますと、
あの世界の日本連邦、昭和10年の段階でM103に匹敵する重戦車を国内で動かせるんだ…
こんなのが航空優勢、砲兵支援火力を握った上で前進してきたら、逃げるしかないですね。
あれを運用できるだけのインフラと支援体制を確立しているということでもありますしね。
ええ…恐らく本命は九七式中戦車の方でしょうけど。
この戦車、主砲を90ミリにランクダウンする代わりに、
さらなる重装甲を獲得した74式戦車です。外見が史実61式ですけど、中身は戦後第2世代です。
>>523
>>528
それでも父が急死して若年で家督を継がざるをえない状況で国人も親族も皆敵対してきた家督相続時の武田信虎よりはましなんですよね
孫子ばかりが持て囃されるが我が国にも独自の兵法書として闘戦経があるんだが
大陸だと地形の変化で内容に差異が出るか
精神論が中心なのは変わらずとも
精神論がメインなのって「戦術論は孫子を読めばいいけど、あれには心構えとかがないからこっちで書く」っていう話だったような……
上泉伊勢守の「訓閲集」は、元々は公家の大江氏に伝わる兵法なので、冒頭には中華の大軍を編成し運営する為の陣営や行軍や兵站や通信に関する教えが記載されていますが、日本では万単位の軍勢が運営される事は滅多にないので、基礎教養扱いでしたが。
大陸世界なら、実用的に記述の内容が当世風に改良されて実践されるのでしょうね。
尤も、武士の興りは国軍では対応が難しい小規模な反乱に対応する外部委託の傭兵や警備や民兵のようなものなので、鎌倉時代ぐらいは大軍の運営は公家の専有知識で、室町時代や戦国時代でも公家や寺社の独占する知識かもしれませんが。
上泉氏は下向し土着した公家の末裔の豪族なので、そういう知識も有していましたし、同様の例は少なくないでしょうけれども。
>>545
天下統一以来ずっとガチガチの外征型軍隊ですから、国内だけじゃなく国外でも運用できる体制になってます
>>553
そういえば自衛隊が防衛装備として採用を検討した無人兵器も、
無停止進軍を大前提とした、ある意味で使い捨てさえ飲み込んだ量産兵器でしたね。
それと吹雪型駆逐艦など海軍の軽快艦艇の電子装備から思ったんですが、
陸軍の九五式重戦車や九七式中戦車も、史実74式相当くらいのFCS積んでたりしますかね。これは…
>>555
初期型がステレオ式測遠機で、中・後期型がレーザー測距+弾道コンピュータとなっております。どちらにしても、砲まわりに投入できる工作精度や製造技術の違いから諸外国と比較して高い命中精度を持っています。
>>556
丁度第一から第二世代の過渡期くらいですか…
この時代に戦闘照準が距離2000で、コンスタントに7割以上命中させてくるとか相手悪夢ですね。
大江広元は頼朝に文官兼戦術作戦参謀だったんだな文事も軍事も出来るとか頼朝も頼りにするわな〜足利義兼もそのポジションだけど頼朝って文官をかなり重用してるから義時も出世出来たんだろうな。
梶原景時なんかも文官としての力量が高かったから重用されてんでしょうね
義経を讒言で追いやったとして不人気だけど、言ってることは別に問題ないし
讒言の内容も軍記物見る限り軍監としての職務全うしただけだし。
大江家は、大陸から学んだ兵学を指南していたので、文官と雖も当時の鎌倉幕府では数少ない大規模な軍団の編成や兵站のみならず、正規の武術についても深い知見を有していて不思議ではないので。
「鎌倉殿の13人」で殺陣の場面がありましたが、当時の坂東武者は騎射と組討は熟達しておりましたが、太刀打ちは寺社の僧兵や神人の方が寺院の構えられた市街地や山岳での戦闘で薙刀や太刀や腰刀を利用する機会が多く、剣術も鞍馬山や比叡山や鹿島・香取の神宮より興りましたから。
公家でも、護身の為に太刀打ちの術を熟達していてもおかしくはなく…と言うか、公家が武術と断絶させられたのは徳川家康の江戸幕府からで(公家の鷹狩禁止など)すが、それでも岩倉具視が関東に勅使として下向する時には、飾太刀の刀身を本身の業物にしていたように、例外がいなかった訳でもなく。
平安貴族って元は物部氏や中臣氏と言った軍事豪族の祖先だからなそりゃあ戦に精通して居る筈だわ阪東武士に弓教えたのも下降した公家だったらしいし。
岩倉さん、やっぱ史実で「殄戮せよ!」と叫びながら掌打で力士を吹き飛ばしたり
西郷隆盛という薩摩のぼっけもんと腕相撲して勝ち負け付かずに台座にしてた岩を二人の膂力で砕き散っただけはありますね
大河ドラマと言えば、先週の放送で平八郎さんがボロボロになってましたが。
本多忠勝って
「戦場で一度も傷を負わなかった」
という逸話があったような……。
>>563
できれば「どうする家康」の本多忠勝はどんな戦場でも無傷の無双キャラとして描いてほしかったですね・・・。
一応、返り血と激戦で体力を消耗して疲労困憊なだけと解釈できる範囲でしたから。
そういえば日米枢軸世界ですけど、日本陸軍などの自動人形歩兵と、
他国のパワードスーツを着用した一般兵科部隊なら、前者のが強いんですかね。
まあそうじゃないと主力には採用されないでしょうしね。
>>567
そうとも言えません。
日米枢軸世界のドクトリンは
「自動人形の圧倒的な供給力で押し潰す」
ですから、1対1で負けてもこちらが3倍とか10倍の自動人形を出せれば勝ちますから。
そして自動人形は個体が破壊されても、データのバックアップはクラウドで万全。
つまり戦えば戦うほど、戦訓を共有し学習した自動人形が出てくる…ですかね。
ガンダムの学習型コンピュータって、1979年当時としては恐ろしい発想でしたよね。
>>568
なるほど。必ずしも個々の性能で上回っているわけではないのですね。
技術差が2〜30年程度あるため、スペック的には基本的に自動人形>PS兵ですが、経験と練度次第で覆すことができる程度の差しかありません。
某赤い人が言うように性能の違いが戦力の決定的差でない訳です。
>>569
さらに言えば自動人形は疑似感情システムを搭載しておりますが、本質的には機械であるため感情によってスペックが揺らぐことがなく、死への恐怖を抱かないゆえに死兵状態がデフォとなっております。
その上怯たフリや痛がるフリなど敵兵のメンタルをアタックするために演技はしっかりしてくるという
>>データのバックアップ
クラウド方式とは別にオンプレミス方式でもバックアップをとっているという徹底ぶりを見せております
>>571
そうか、死ぬことへの恐怖がないって大きいですよね。
その上で共有ネットワーク経由でどんどん経験を蓄積して、最適な戦術行動を取るんですから…
ENGI能力まであるんですか。うーん、あざといw
後、自動人形が扱う小銃がFury弾と同一構造でボアアップした7.62ミリ小銃と伺いましたが、
MG338みたいにノルママグナム・ラプアマグナム級を使う小銃、機関銃とかもありですかね。
>>572
一応、電子戦能力が付与されている人形以外はスタンドアローン状態でして、バックアップをとった以降の記録は自動人形の記憶領域にのみ保存されます。
そのため記憶媒体を後方に持ち帰られる前に接敵した部隊を全滅させれば経験値の蓄積を防ぐことができます。
>>ENGI能力
これに関しては日本軍が運用する大半の自動人形がドルフロの戦術人形と同様に民生用自動人形に最低限の改装を施したものであるが故ですね。
軍としてはこの辺の機能を削って戦闘関連の機能を強化したいのですが、コストに煩い議会様がそのための予算を認めない上に非正規戦では現地の民心を掴みやすいで残されております。
>>ノルママグナム・ラプアマグナム級を使う小銃、機関銃とかもありですかね
ありよりのありですね!
狙撃銃や軽機関銃ようならむしろこっちの方が向いているかも?
ああ…やはり常にネットワーク接続しているわけではなく、
部隊単位で生還しないと、逸失してしまうデータはあるんですね。
問題は彼女らを部隊ごと殲滅するのは、余程難儀なことなんですが…
しかし予算削減が原因で残され、後に民心の掌握に役立ってるとは皮肉ですね。
まあゴリマッチョよりは可愛いお嬢さんのほうが、取っつきやすいでしょうし。
えげつないですよね、338口径の運動エネルギー。
弾頭重量もさることながら、初速が毎秒1000メートルだものなあ。
そんな弾薬を用いる10キロ以下の軽機関銃が、今や開発されたと言うんですから。
>>574
下手にネットワーク化してしまうとハッキングのリスクが爆発的に高まりますからねぇ……
日米枢軸日本軍はネットワーク化による利点よりドルフロで鉄血が使用した『傘』のようなリスクを回避すること重視しました。
>>予算削減が原因で残され、後に民心の掌握に役立ってるとは皮肉ですね。
無駄だと思っていた機能が後々想定外の効果を発揮するというのは現実でも往々にしてありますが、
今回は人間社会に上手く溶け込めるように開発されたものをそのまま残せたのが上手くハマるというある意味で順当な結果になりました。
ちなみに逆に軍の希望が強く通ったのがATCWSとなっています。
ディスカバリーチャンネルでやっている元ネイビーシールズ対各軍(国境警備隊、国家警察等)による本気の鬼ごっこ見たいな事も、
自動人形の溶け込み能力や対応力等からすれば比較的やり遂げ易いでしょうな(ザ・マンハント)
済州島の市街地〜山野を舞台に一人の元米軍特殊部隊が多数の監視カメラシステムと韓国国家警察特殊部隊相手の大立ち回りとか、
精鋭特殊部隊員一人でその気になればどれだけ暗躍可能か示しているようで深く考えると恐ろしい。YouTubeの公式チャンネルで上がってます
逆にやりづらい可能性が……
というのも、一般的な自動人形って機械式のために監視カメラとかを使用されると発見が容易なんですよ。
だからこそIOPと日本帝国軍特殊作戦軍は生体型自動人形なんてものを創り出したわけですし
>>575
そうか、ハッキングというリスクがありましたね。
ついついネットワークの便利さで忘れかけておりました。
技術や機械が便利になれば、それに追いつくべくいたちごっこですねえ…
>一般と特殊用
911で言いますとテロ攻撃跡地を捜索しているのが機械式で、
404小隊が生体自動人形ですかね?
>>577
赤外線とかレーダーとか使うと排熱や放電関係から見つかりやすいって感じです? >>自動人形
>>577
たしかに機械体はサーモグラフィやX線透過カメラを使えば判別が簡単だろうしなぁ
バイオ4でもサーモンピンクライフルは強かったですね
実際第2世代、第3世代のHD赤外線センサーを搭載してるMBTとか、
地形や建築物に潜んでる敵歩兵、普通に発見しますからね。
そして見つかったら速攻で120ミリHEATの精密速射が飛んでくるという。
>>582
最近だとタコツボや遮蔽物に隠れてもプログラム起爆の時限信管の空中炸裂でやられたりするのよね…。
最新型の汎用砲弾だと徹甲榴弾、榴弾、キャニスター弾、対障害物用榴弾の機能兼ね備えてたりしますな。
対戦車榴弾の代替えも兼ねるが既存の対HEAT用ERAや中空装甲では高速徹甲榴弾でもある汎用砲弾防げないのだとか
確か機関砲でもありましたね。
エリコンのミレニアムシリーズと呼ばれる35ミリ機関砲のFAPDSという。
生中な装甲なら貫通してくるわ、意図的に飛散しやすい弾頭部の破片加害効果はエグいわで…
お高い弾薬なのか、まだ大規模採用した軍隊をあまり見ませんが。
>>578
最大のハッキング対策はインターネットに繋がないことですからね……
ただ、NCW自体は日本軍の基本的な考え方ですので、自動人形も人間と同様の装備を使うことで間接的なネットワーク化を果たしております。
>>一般と特殊用
そちらは2つとも機械式自動人形です。
生体式は【日米枢軸ルート 小ネタ 帝国特殊作戦軍第[データ削除済み]回装備検討会議】にてイギリス連邦や欧州連合を相手にしたブラックオプスのために2016年に開発にGOサインが出されたものですね
>>579
そんな感じですね。
特に熱はわかりやすく、サーモグラフィ使われると一発で人間か(機械式)自動人形か見分けられてしまいます
>>580
この辺は機械を使う以上、解決が難しい問題ですからねぇ……
>>585
ああ、あの会合で制作決定されたやつですか…
実質人造人間を作るのに近いのかなあ。
何処までネットワークに接続するべきか、現代だと難しいですよね。
よし、取り敢えずだけどできた。
校正出来次第行きます。
——Fourchette du Diable(FoDi、悪魔の分岐路)——
Fourchette du Diable(悪魔の分岐路、略称FoDi)とは、フランス連邦共和国(FFR)において開発された新素材である。
「エントロピー増大に逆らう」能力を持つという、宇宙の法則に逆らう正に革命的な材料であり、登場直後から物質の分離やエネルギーの回収、生物の行動の制御など幅広い分野で活用されている。
具体的には、外部から加えられた力の左右方向を見分け一方向にのみ変形するというゲル状の物体である。
FFRが誇る化学陣は、水中に分散した酸化グラフェンのナノシートに磁場を加え全てのナノシートを斜めに配向させた後、あらかじめ水中に溶解させておいたモノマーと架橋剤を重合することでこの新素材を合成した。
このゲルに上から横方向に力を加えると、左向きの力に対してはナノシートがたわみ、ゲルは容易に変形する一方、右向きの力に対してはナノシートがたわまず、ゲルは強固に抵抗する。
この左右の力に対する硬さには67倍もの差があり、ゲルはあたかも「中心から左右どちらかにしか振れない振り子」のような動きを見せるのである。
左または右から加えられた刺激に対し、刺激の方向によって異なる反応を示すことを「極性」という。
電気や磁気、光の刺激に対して極性を示す材料は長年にわたり研究され、いつくかは実用化されている。しかし、力に対する極性を示す材料は全く考えられてこなかった。
FFRの化学者たちはそこに目を付けたのである。
「誰も試みたことがない」というのは「不可能」と同義語ではない。
道がないのであれば切り拓いて進めばいい。そこに『特許』という我々を阻む障害はない。
フランス人に、「我らが指揮官」隷下の将兵に不可能という言葉は似合わない———!!
この新素材ゲルに水平の振動を与えると、左右非対称に振動し、ゲルの上に置いた水滴は必ず右方向に移動する。
また円柱を押し当てると押し当てられた部分のひずみも左右非対称となり、上から鉄球などを落とすと必ず右方向に弾む。
それに留まらず、20匹の線虫をゲルの上に置く実験ではすべての線虫が右方向に移動して最後は右端に達した。
すなわち生物の移動すら制御可能なのである。
(単純に進みやすい方向に進んでいるだけであるが)
この新素材ゲルはFourchette du Diable(悪魔の分岐路)と名付けられた。
エントロピーに抗うという特性を「マックスウェルの悪魔」に重ねたのである。
FoDiはその特性を活かし、様々な業界に革新をもたらした。
スポーツ用品では力を望んだ方向に伝達する運動靴が発売され、細胞の遊走や分化を制御する次世代型培養システムにも応用され細胞の大量生産がより安価で可能となった。
さらに、今まで捨てるしかなかった「振動」というエネルギーを回収することが可能となりモーターの発電効率が上昇することになる。
それのみならず、道路や公共施設など人通りが多い地点に埋め込めば人間が歩く際に発生する振動を電力に変換することも可能である。
今度、その他の方面にもさらに活用されることは間違いない——。
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
「力学極性ゲル」
人類はとうとう、マックスウェルの悪魔を生み出したのかもしれません。
本文に書いた以外にも活用法はありますが、それは次の作品で登場させましょう。
乙です
確かこれって理化学研究所が最近発表した代物でしたっけ?
>>590
ご名答。
ご存じでしたか。
>>591
SF関係のネタ漁っている時にヒットした話でして。
リアルがSFに近づいてきたなぁっと。
>>592
これを水中に設置すれば、水流が発生して
疑似的に「海流発電」をすることもできるのだ!!
>>593
まさに近未来SFの世界ですなぁ。
>>594
「人間が空想したことは、いつか必ず実現する」のだ!!
……ここ数年は悪夢しか現実になってませんが、これくらいは良い夢も見ないとね。
乙です
現実が着々とSFを飲み込みつつあるので説得力が高い…
乙。段々リアルにリアリティレス化の時代が来ておるわ・・・
>>595
核融合炉の方も着々と世界中で研究進んでいますしな。
あと半世紀もすれば今近未来SFと言われる世界には届くかもですね。
>>596
説得力が高いというか、既に開発成功してますんで>「力学極性ゲル」
>>597
これがストレンジリアル……(違う)
>>598
車も一軒家もいらないからメイドロボが欲しい…。
嫁武蔵さん世界早う
乙です。
まさにSF技術ですね。
人型ロボットに関しても2030年代までには人型労働ロボットの販売が開始されるとのことですし、現実の科学力がフィクションに近づきつつある……
この技術自体も凄いですが、こういった最新技術をキャッチして作品に落とし込めるモントゴメリー氏の網の広さに脱帽します。
乙です。
FFRですらこれですから日蘭両国はこれ以上のものをすでに開発していそうですね。
乙でした。
そうか…もう、こんなものが作れるところまで、来たんですねえ。人類は。
モントゴメリー氏乙です。
何やSFみたいな言葉がリアルの技術で飛び交いますからなあ…。
見えるサイズの物質の量子のもつれ化やブラックホールが実は宇宙の観測者で記録者という仮説とかSFの様な言葉の数々よ。
乙です。
これ、さしずめ振幅ダイオードとでも呼べるような感じのものですかね
>>601
>この技術自体も凄いですが、こういった最新技術をキャッチして作品に落とし込めるモントゴメリー氏の網の広さに脱帽します。
ホワイトベアー氏という強敵(とも)がいるのでね。
一瞬でも歩みを止めると負けてしまいます。
>>603-604
人類の歩みは止まらないのだ!!
>>605
電気関係では類似品も出てますが、「力学」的なやつはこれが初ですな。
>>602
そっちはトゥ!ヘァ!さんとか陣龍氏がやってくれるでしょう(丸投げ)
>>606
乱雑な振動から一定方向への運動のみを取り出せるのは色々使えそうな所がありますからね。
0900頃に投下します。
近似世界 【地中海海戦】2
【前哨戦】
9月下旬、連合艦隊司令部は捷号作戦の開始を宣言。作戦の為に編成された第三戦闘群に対して、アデン湾および紅海の枢軸国潜水艦隊を掃討することを命じた。
この頃までにスエズ運河を渡河しヨルダン川西岸近郊にまで到達していた枢軸国軍は、運河を通じて多数の潜水艦を地中海から紅海〜アラビア海へと展開させていた。
第三戦闘群の護衛空母はアデン湾口に到着すると、積極的に対潜ヘリや哨戒機を発艦させて湾内の潜水艦を捜索・撃破していった。
枢軸国、特にドイツ海軍のUボートXXI型は高い速度と静粛性を持ち、米英海軍に対しては相当な優勢を保っていた。しかし、日本海軍のソナーや磁気探知機は既にUボートの確実な探知が可能なレベルに達していた。また、日本軍艦艇が搭載していた対潜前投兵器(対潜迫撃砲)も、高い精度でUボートにダメージを与える事ができた。
一説では、この時に25隻のドイツ軍潜水艦と7隻のイタリア軍潜水艦を撃沈したとされ、湾の制海権は早々に連合国側へと取り戻されることになった。
【スエズ上陸】
10月17日、日本軍はスエズ運河の紅海側両岸に海軍陸戦隊が第三戦闘群の戦艦、巡洋艦群の援護のもと上陸した。
スエズ市に駐留していたイタリア軍大隊が第一報を発信するも、同時刻に行われた第三戦闘群の護衛空母航空隊による空襲、イランから出撃した空軍の戦略爆撃部隊の爆撃によって、運河周辺一帯の枢軸国軍の陸上部隊は釘付けにされた。
スエズ市の橋頭堡の制圧を完了した日本軍は、後続の陸軍部隊の上陸を待ってからカイロ・アレクサンドリア解囲に向けて前進を開始した。
枢軸国軍は日本軍の上陸作戦の可能性を察知していたものの、イラン方面から陸路で進攻する可能性も捨てきれず、結果的に兵力を分散することとなった。
アレクサンドリア・カイロ両岸都市を包囲していたDAK(ドイツアフリカ軍団)と、その指揮官エルヴィン・ロンメルは、スエズ方面との連絡網の充実と、装甲部隊の機動力を生かした機動防御によって広範囲の守備を行おうとしていたが、度重なる空襲によって移動を制限され日本軍の上陸を許すこととなる。
10月18日に、ドイツ軍機甲師団の一部が遅滞攻撃を行うものの大損害を受けて敗退。
19日から20日にかけて上陸した山下奉文将軍指揮下の日本陸軍第25軍とDAKの主力装甲部隊が衝突するも、これを退けてカイロを解放。
この時の活躍から、山下将軍は「スエズの虎」と呼ばれることとなる。
22日にはアレクサンドリアを解放し、日本軍はスエズ運河の安全を確保することに成功した。
【キプロス沖海戦】
10月25日、主力である日本海軍第一および第二打撃群がスエズ運河に到着する。
同日の現地時間午前8時10分頃、第一打撃群の軽巡洋艦「阿武隈」を旗艦とした駆逐艦複数からなる先鋒部隊が運河の通過を始めた。
運河近辺に居た情報提供者からこの情報をもたらされた枢軸国は、機動が著しく制限される運河近辺で日本艦隊に打撃を与えるべく、イタリア海軍の空母3隻を主攻とする機動部隊を急行させる。
同時に、キプロス島の基地航空部隊へスエズ運河への攻撃を発令した。
午前8時30分、第二打撃群の攻撃隊(戦闘機64機+攻撃機128機)がキプロス島の枢軸軍施設に攻撃を開始する。
特に、キプロス中部のニコシア航空基地が重点的な攻撃を受け、駐機中だった戦闘機・攻撃機の全てが爆撃によって喪失し、滑走路も破壊されている。
8時35分にはティンボウ基地も爆撃を受け、離陸準備中のドイツ・イタリア空軍部隊は壊滅的な被害を受けた。
同時刻にアクロティリ基地にも攻撃が行われ、滑走路や離陸準備中の機体が半数近く破壊された。
キプロス島の枢軸軍は直ぐに、各地の掩体壕に分散して隠匿されていた機体を配備して再編成を試みたが、この空爆によって海空の連携は初手から躓くこととなった。
10時42分、空母「隼鷹」の偵察機がキプロス島の西方洋上で、攻撃隊を発進させている途中のイタリア海軍空母機動部隊を捕捉する。
この報を受けて第一打撃群の先鋒部隊は、スエズ運河中腹のグレートビター湖で停止し、「阿武隈」を中心とした輪陣形を組んだ。
同時刻、スエズ湾に待機していた第一打撃群の空母4隻から攻撃隊120機(戦闘機48機+攻撃機72機)が発進し、イタリア機動部隊を目指して北上していく。
11時20分、イタリア空母3隻より発進した攻撃隊120機(攻撃機90機+戦闘機30機)が、ポートサイド上空で日本海軍航空隊の迎撃部隊(戦闘機72機)と接触する。
本来、イタリア攻撃隊はキプロス島から出撃する戦闘機部隊の援護を受ける筈だったが、先の空襲によって予定が狂い、意図せず攻撃隊単独で突入する形となっていた。この戦闘で、イタリア攻撃隊はその過半(推定80機程度)を喪失した。
11時35分頃、乱戦の中で超低空に待避したイタリア攻撃隊の少数機がグレートビター湖上空に侵入したが、第一打撃群先鋒部隊の対空砲火によって全機が撃墜された。
同時刻、キプロス島西方洋上を航行していたイタリア機動部隊を第一打撃群の攻撃隊が捕捉した。
この際、キプロス島に残存していたドイツ空軍部隊(Ta183フッケバイン、31機)と、第一打撃群攻撃隊所属機(零式艦戦三二型乙、24機)による世界初のジェット戦闘機同士による実戦が行われた。
結果としては、十分な管制を受けた日本軍機が軽微な損害(損傷機5機、後に自力で帰還)のみでドイツ軍機28機を撃墜するという一方的なものに終わった。
11時39分、南東方向から突入した彗星攻撃機複数が高速緩降下爆撃を実行。
外縁部の駆逐艦が真っ先に攻撃を受けると同時に、速力で対空砲火をすり抜けて、イタリア海軍空母「スパルヴィエロ」に爆弾を投下。
投下された500キロ爆撃16発の内、10発以上が命中し、「スパルヴィエロ」の飛行甲板は瞬く間に炎に包まれた。
41分頃、別方向から突入した攻撃隊が空母「アクィラ」に爆弾を投下。
複数発の爆弾が、側舷を貫通して燃料・弾薬庫で炸裂。
「アクィラ」は中央部から大爆発を起こし、船体が真っ二つに折れて轟沈することとなる。
続く11時43分、空母を護衛していた重巡洋艦「ザラ」「フィウメ」に爆弾が投下され、相次いで大破する。
同時に、空母「ファルコ」の前部エレベーターに2発の爆弾が直撃し、格納庫内まで爆発の影響が伝播。飛行甲板が捲れ上がるように大爆発を起こし大破、後に轟沈した。
結果的に、イタリア機動部隊は空母3隻と重巡2隻、駆逐艦9隻、航空機180機以上を喪失した。
一方、日本軍の損害は攻撃隊の被弾損傷が20機程で、喪失機は無かった。
僅か数分間の間に、枢軸海軍の地中海における最大かつ唯一の機動戦力を喪失したことは大きな衝撃を以て迎えられ、以後、日本海軍への対処は艦隊と基地航空隊の連携を絶対条件として考えるよう通達された。
また、不足した戦力を補う為に、正統フランス政府(以後、枢軸フランス)艦隊の一部が地中海に転進した。
・・・・・・・・
【零式艦戦三二型乙】
発動機を推力5300kgfのターボファンエンジンに換装。固定武装を20ミリ輪胴式機関砲2門から20ミリ回転式機関砲1門に変更し、射撃レーダー含む新型FCSを搭載した改良型。
機外兵装は主に空対空多連装噴進弾か、ポッド式の20ミリ機関砲を搭載していた。
この時期の空対空誘導弾は比較的誘導性能が低く、鈍重な対大型機専用となっている為あまり装備されていない。
【Ta183フッケバイン】
機体構造はTa 183 Design IIIで、推力1400kgfのターボジェットエンジンを搭載。固定武装は20ミリ機関砲4門。
他にも55ミリ空対空ロケットや、ルールシュタールX-4空対空ミサイルを搭載可能。
・・・・・・・・
以上となります。
地中海海戦の前半戦ということで、イタリア空母群は速やかに退場させられました。
作成乙です。
あかん、技術世代が20年以上違いすぎる…あっちもTa183まで準備してきたのに。
乙です。
「スエズの虎」山下将軍は現地のドイツ軍やイタリア軍の守備隊の指揮官に対して「イエス」か「ノー」かと迫ったのか気になりますねw
乙質が違いすぎるな
>>606
私が使おうとすると10〜20年先行のルールから2000年代か2010年代くらいには日本で実用化されていて、
PSやメイドロボの部品に使われているくらいの設定みたいな感じになりますが…
奥羽人さん乙です
日本が参戦してからとんとん拍子で戦況好転してますねぇ。
独伊も史実以上に戦力整えていますが全く相手になっていない…
奥羽人氏乙です。
奥羽人氏の投稿から時間間隔が狭いですが
私も先日の続きを投稿いたします。
——La Peau de Roland(ロランの皮膚)——
La Peau de Roland(ロランの皮膚)とは、フランス連邦共和国(FFR)において開発された新素材である。
極めて優れた衝撃吸収能力を持つ素材であり、これが存在したからこそFFRは恐竜的進化を遂げるOCUの火力に対して対抗できる目途が立ったと言われるほど重要な発明である。
FFRの科学史は、新素材の開発を主軸に紡がれてきた。
それは「我らが指揮官」に相応しい御衣(みけし)を編むためであり、金属材料では「リシュリュー鋼」という金字塔を打ち立てることになる。
しかし、FFR科学陣が勝ち取った「戦果」はそれだけではない。むしろリシュリュー鋼は「戦果」においては最新のものであり、それに至るまでいくつもの物語が存在しているのである。
FFRが目を向けたのは「生物」である。
セラミック系やカーボン系材料はOCUが先行しており、単なる後追いでは勝利は覚束ないからだ。
(あと「特許」問題)
そこで自然界の材料、生物に着目したのである。
忘れられがちであるが、「昆虫記」の作者ファーブルもフランス人なのだ。「全てのフランスの後継者」たるFFRは、彼の功績と情熱も引き継ぎ次代へと繋げる義務がある。
研究チームは、自然に存在する細胞の衝撃吸収材であるタリンと呼ばれるタンパク質に着目した。
そして、張力下ではタリンが開き、非張力下では再び折りたたまれる、分子レベルの機械応答を明らかにした。
この機械応答は、衝撃吸収特性をもたらし、大きな力変化の影響から細胞を守っている。そこで、研究チームは、タリンの組換え体を単量体単位に組み込んで架橋したハイドロゲルを合成し、仮称としてタリン衝撃吸収材(TSAM)と名付けた。
研究チームはこの仮称TSAMに実験を行った。
実験内容はアルミ片を秒速1500mで仮称TSAMに衝突させるというものだ。
結果、仮称TSAMは破損しなかった。のみならずアルミ片までも変形せず形を維持したのである。
この実験により仮称TSAMが衝撃を吸収するだけでなく、物体を捕獲/保存することが示された。
この新素材は軍事分野に大変革をもたらした。
従来の防弾チョッキには、繊維強化複合材で裏打ちしたセラミック板が使用されることが多いが、これは重くて扱いにくいという欠点がある。
さらに、衝撃を受けると不可逆的に損傷することが多く、再使用できない。防弾チョッキに仮称TSAMを組み込めれば、より軽量で長持ちする防弾服として、より広範囲の傷害から着用者を保護できるとのことだ。
これによりFFRの機動装甲服は大幅に防御力を向上させることが可能となった。
また仮称TSAMの捕獲/保存能力は、宇宙分野でも活用される。
宇宙ゴミや宇宙塵、流星塵の効率的な捕集を可能にして、捕集した飛散物からの情報を活用し、宇宙ステーションをはじめとする航空宇宙機器の局所環境の理解に役立った。
また人工衛星や宇宙船の「装甲」に活用され、両者の耐用年数の大幅な延伸に貢献した。
(宇宙軍の装備にも採用されたことは言うまでもない)
仮称TSAMの正式名称はLa Peau de Roland(ロランの皮膚)となった。
これは、シャルルマーニュ配下の伝説の騎士であり、どんな攻撃にも傷一つ負わなかったという英雄ロランにあやかったものである。
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
タリン衝撃吸収材(TSAM)。2022年に発表された論文ですが、1500m/sのアルミ片を受け止めるって、仮にアルミ片の重さが10gとしたら運動エネルギーが12.7㎜弾と同等になるのよね()
トゥ!ヘァ!さんがOCUは電磁装甲とセラミック、ケプラー系素材で行くと言っていたので、FFRはバイオロジー系素材で勝負します!!
あ、忘れましたが略称は「PeRo」ですね。
乙。先進国の兵士同士だと打ち合いになってもほとんど死ななくなるな
>>619
モントゴメリーさん乙です
これ便利ですね。色々応用効きそうですし。
物体を捕獲/保存する能力が高いってことは単価下がれば梱包材としても使えそうですわ。
乙です。
中国モデルの国の王に勝ったり、海魔に勝ったりとフランス代表する英雄で良い名前ではあるんですが、
発狂して全裸で猛獣倒して鼻から理性入れられたりした話を例にBCが弄るでしょうな…。
>>622
日蘭世界の列強同士ならともかく
「ゲート」が開いたらワンサイドゲームになるでしょうな…。
>>623
>単価下がれば
前作、「悪魔の分岐路」より
『細胞の遊走や分化を制御する次世代型培養システムにも応用され細胞の大量生産がより安価で可能となった。』
だからこの順番なのよ。
>>624
流石はこの掲示板で屈指の神話知識を持つ635氏
『狂えるオルランド』
も読破済みでしたか…!!
>>622
攻撃の方も研究された結果、銃火器の威力が上がってイタチごっこになるか、銀英伝のように最後は白兵戦となるのか……
>>626
(白兵戦についても新ギミック用意してますのでご期待ください)
>>625
なるほどなあ。お安くできるわけですなぁ。
作成乙です。
Falloutのバリスティックウィーヴみたいなもの、現実でも実用化されつつあるんですね…
しかしこれ歩兵火器に関してはもっと大火力化進みそうでしょうかねぇ。
2020年代に入る頃には下手すると12.7mmすら力不足になりそうですし。
第二次世界大戦で1日数百人、数千人の負傷者がでても、気にも止めなかったアメリカが
ベトナムで数十人の死者、、イラク、アフガニスタンなどで数人の死者がでただけで
驚いて、厭戦になったり撤退などと大騒ぎすることに
兵士のコストが上昇というか、たったこんだけで大騒ぎするほど落ちぶれたのかと嘆ければいいのか。
わしゃ、複雑な気持ち抱いたよ。
>>631
WW2は「自分の戦争」ですが、ベトナムとかは「他人の戦争」でしたからね。
やる気も変わるでしょう。
逆に北ベト、ベトコン側は恐ろしいほどの犠牲を出しての勝利でしたからね。 >>ベト戦
>>633
ベト戦とかみてると、
第二次世界大戦で日本が自動小銃と、弾薬充実できてたら
勝ってかなあと思うときがある
>>634
日本陸軍の理想の形ですからね。 >>火力マシマシ弾薬充実
>>634
歩兵火力は軍の根幹ですが、米帝と戦うならば砲兵火力の増強の方が先かな。
乙です。
タリン衝撃吸収材(TSAM)も現実に論文が発表されているのか。
将来にはリアルでも似たような素材が誕生する可能性はありそうかな?
歴史群像の最新記事だとホーチミンルートのベトコン支援は当初の北ベトナムで権勢のあった親中派と中国の軍事理論でゴリ押しで始まったけど。
実際ゲリラ戦→正規軍建設→敵根拠地正面突破って毛沢東流の戦争をやり、ソ連と交流してより正規戦の勉強もしたザップ将軍に言わせると、
「こんな山道でえっちらおっちらやってても無駄だろ」と。
北ベトナムも中国寄りのメンツ以外は全く期待してなかったという悲惨な戦争だったという。
結果的には政治的にアメリカを引かせた上で正規戦という最高の成果だったから何とも言えないが。
人生初の一日に2作品連続投稿行くぞオラァァン!!
前作と前々作は我々の世界でも考案された素材そのままですが
今回はそれらを組み合わせたFFRオリジナルアイテムでございます。
——Bouclier de Maréchal(元帥の盾)——
Bouclier de Maréchal(元帥の盾、略称BoMa)とは、フランス連邦共和国(FFR)において開発された簡易増加装甲である。
Béton de maréchal(元帥のべトン)を主成分としており、従来の爆発反応装甲と比較して製造・維持コスト共に低減に成功している。
第二次世界大戦後、OCUで開発された爆発反応装甲はその効果の高さから各陣営に急速に普及した。
FFRもその例に漏れず、特許の壁の隙間を芸術的センスでくぐり抜けて実用化し、ルノーG型やH型の増加装甲として採用した。
しかし、この爆発反応装甲というものは使用して見ると中々に厄介なものであった。
文字通り「爆発」するものであるから、起動した際に随伴歩兵が巻き込まれる事態が多発したのである。
また成形炸薬弾に対しては大きな効果を発揮するが、純粋な運動エネルギー弾には効果が薄かった。
運動エネルギー弾対策は爆発反応装甲の鋼板を厚くするという方法もあるが、どちらにしても随伴歩兵の被害は無視できない。
爆発するのであるから、装備する車両本体にも一定の強度を必要とされるのも問題だ。
主力戦車ならばともかく、歩兵戦闘車では不安が残るし一般車両には装備不可能である。
そして、爆発反応装甲は「爆薬」であるため専門知識と資格を有した兵士が管理しなければならず維持コストも意外と高いのである。
さらに、平時には爆薬を適切に管理するために保管庫に入れておかねばならないため必要となった際はその都度爆薬を充填しなければならない。
このように、爆発反応装甲というものは簡易増加装甲と言うものの決して取扱いは簡易ではないのである。
(実際、本家本元のOCUでは旧式戦車には採用されているが、現行世代の戦車は自前の装甲のみで爆発反応装甲は装備していない)
そこで、FFRが爆発反応装甲に代わる増加装甲として開発したのがBoMaである。
BoMaの基本構成は厚さ100㎜のBéMa(元帥のべトン)である。
以前解説した通り、BoMaの強度は従来のべトン(=コンクリート)の12倍である。すなわち、厚さ100㎜のBoMaブロックは厚さ1200㎜の要塞外壁に匹敵するのである。
これはロシア帝国軍が採用したRPG-7の通常弾頭を確実に防ぐ能力がある。
(RPG-7の装甲貫通力は約300㎜、成形炸薬弾のコンクリート壁への貫通力は装甲板のそれの約2倍である)
しかし、BoMaの構成要素はこれだけではない。BoMaは例えるならば「サンドイッチ」なのだ。
BéMaが「具」であるならば、「パン」の役割を果たす封入材の存在が不可欠である。
歴史を振り返るとコンクリートを増加装甲とする試みは幾度か見られる。第二次世界大戦中の米国陸軍や英国海軍が有名であろう。
しかし、これらは「失敗例」として記録されている。
期待した防御力を得られないばかりか、被弾するとコンクリートは粉砕されてその破片が周囲の歩兵を襲ったのである。
防御力に関してはBéMaを採用したことで解決しているが、それだけでは被弾時の周辺被害はそのままである。
これでは爆発反応装甲と変わらない。
そこで、被弾時の破片飛散を防ぐ封入材が必須なのである。
BoMaは封入材の種類によりA型、B型に分けられる。
A型は「超高分子量ポリエチレン」を採用している。
これは、21世紀初頭の「我らが指揮官」改修にも採用された素材であるが、2010年代には民間にも広く普及しているため入手は容易である。
そしてA型は民間の中小建設会社でも製造可能であることを目標としており、その目標は概ね達成されている。
そのため、A型は主にフランス国内軍で採用されている「簡易型」という扱いである。
しかし簡易型と言っても超高分子量ポリエチレンは正規軍のヘルメットにも採用されたことがある歴とした防弾素材である。
このためA型の防御能力はRPG-7の2重弾頭、もしくはドイツ帝国軍の「パンツァーファウスト3」の通常弾頭に耐えられる水準となる。
そして、BoMaが爆発反応装甲と決定的に異なる点は運動エネルギー弾に対しても優れた防御力を発揮する点である。
実験ではA型でもルノーH型の105㎜装弾筒付翼安定徹甲弾を完全に防いでいる。
コンクリート壁を破るには炸薬の爆発力が重要な要素となるので、炸薬がない「矢」である装弾筒付翼安定徹甲弾は不利なのである。
(それでも通常コンクリート壁換算で1000㎜近い貫通力はあるのであるが)
本命であるB型は封入材にFoDi(悪魔の分岐路)とPeRo(ロランの皮膚)の複合材を採用している。
こちらも正規軍工兵隊ならば前線で製造が可能なほど生産難易度は低い。
FoDiの特性により小銃弾や小口径機関砲弾は着弾しても弾かれてしまい、着弾の衝撃はPeRoが吸収する。
FoDiの特性には成形炸薬弾も影響されるため、貫通力は大きく減衰されてしまう。
しかし、B型が最大の防御力を発揮するのは装弾筒付翼安定徹甲弾に対してである。
B型に着弾した装弾筒付翼安定徹甲弾は、FoDiの特性により横向きに大きな力が作用する。
これにより、装弾筒付翼安定徹甲弾の侵徹体は折れてしまう。
装弾筒付翼安定徹甲弾の貫通力は侵徹体の長さに比例するため、折れて短くなった侵徹体はそれだけ貫通力も低下するのである。
実験ではビヨット主力戦車の120㎜砲に耐えたほどである。
日本軍の新世代戦車に採用された140㎜砲に関しても、完璧ではないがその運動エネルギーの過半を消費させるであろうと期待されている。
また、べトンの塊であるため維持コストも大幅に低減されているのも特徴だ。
こうして開発された新増加装甲はBouclier de Maréchal(元帥の盾)と命名されて2010年代初頭よりFFRで採用された。
主力戦車のみならず、歩兵戦闘車はもちろん軽装甲車両にも問題なく装備できる本装備により、FFR陸軍各車両の生存性は大きく向上されたのである。
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
悪魔の分岐路とロランの皮膚を活用したFFRオリジナルアイテムでございます。
当初はA型のみでしたが、悪魔の分岐路とロランの皮膚を考案したあとに
「これ…元帥のべトンと組み合わせたら最強じゃね?」
と天啓を受けてB型が生まれました。
乙です
新しい複合装甲の誕生ですね。
実際力学極性ゲルってどれくらいまで力逸らしてくれるんでしょうかね。
文中にあるように戦車の主砲弾の勢いすら殆ど消費させるレベルだと驚異的ですが。
あとこの力学極性ゲル。技術先行のルール考えると日本でこそ先で開発されていそうですが、その点どうしましょうか?
元々史実理研開発の代物でしたし。
この点は流石にスルーした方がいいですかね?(汗
乙でした。
>ロランの皮膚
史実現代のNERAは金属板と空間を取ってそこで自己変形で巻き取る形式ですが、
こちらは目の詰まった装甲になりそうですね。
ロシアも高分子ポリマーで衝撃を反射する装甲があるとかないとか。
>元帥のべトン
こちらは非拘束セラミック装甲のような一回使い切りでしょうか。
>>643
別に「全ての」力を逸らさなくてもいいのです。
侵徹体が折れればそれでいいのです。
ロシア軍の爆発反応装甲である「コンタクト5」は、鋼板を厚くした結果
米軍の120㎜侵徹体をへし折ったそうなので、「コンタクト5」と同等の横向き力を生み出せばいいのです。
>>644
簡単に言えば「コンクリートの塊」ですからね。
一回だけの使い切りです。
あくまで爆発反応装甲の代わりです。
乙A型は超高分子量ポリエチレン繊維が日蘭に抑えられてそうだから
B型開発したらさっさと切り替えた感じかな。
元帥のベトンで思い出したけどローマンコンクリート
の強さの秘密も最近解明されたしいね
>>645
なるほど。折るだけならそんなに強い力が必要というわけではないのですか。
>>646
A型は「簡易版」ですね。
>>647
別に「悪魔の分岐路」だけで戦車砲弾防ごうなんて考えてませんからね。
主役は「元帥のべトン」です。
(厚さ100㎜=1.2m換算)
もう寝るので続きは明日で願います。
乙でした。
何てことだ…枯れた技術と新技術の組み合わせで、ビヨットがさらなるガチMBTになってしまった。
マーベリックミサイル程度なら耐えそうですね、これ。
>>648
最悪折れなくても勢い落とせれば他の装甲が防ぎやすくなりますものね。
>>650
言うてもジャベリン食らった多分耐えられないよ?
(装甲貫通力約1000㎜=コンクリート壁2m貫通可能)
>>651
コンタクト5がAPFSDSに対して200㎜の均質圧延鋼板と同等の防御力を持つそうですから
それくらいでもいいのだ。>悪魔の分岐路
>>652
まあでも、ジャベリンの貫通力を大幅に減殺して、
主装甲への負担を軽減してくれる意味では、周りへの安全性を含めて凄いですよね。
というかあれ、RHAで1000ミリも抜いてくるんですか…
あれはむしろ聖ジャベリンが強すぎるだけだから…
遅れましたがモントゴメリー氏乙です。
使い勝手のいい装甲だこと…。
そういや嘘か真か本邦の10式の前面装甲は対徹甲弾防御がRHA換算1200〜1400mm(44t時)とかいう話聞いたなあ。
対戦車榴弾相手だと複合装甲は2倍の防御力が相場とかいう話聞いたけど…2000mm相当?
>>653
>というかあれ、RHAで1000ミリも抜いてくるんですか…
それでも現代MBTの正面装甲は、T-90でも成形炸薬弾対応でRHA1000㎜相当ですから
爆発反応装甲が追加された場合ジャベリンでも抜けないのだ。
(だからトップアタックする)
>>655
(製造・維持、両方のコストが)安い、(性能が)うまい、(前線でも製造できるから)早い
3拍子そろった装甲なのだ。
>>656
現行最新の対戦車ミサイル、トップアタックモードを持ってないほうが珍しいですしね。
それと前線でこれほど簡単に作れるなら、戦闘車両以外に永久築城などにも役立ってくれそうで。
>>657
10式の重装甲モード(48t)だと現在の歩兵携行対戦車ミサイルではトップアタックでも抜けない疑惑があるとか。
実際そこらの試験や155mm榴弾エアバースト直撃試験もしたとかいう話も聞いたことあります。
23時からネタを一本投下します。
では投下します。
日蘭ネタ 日蘭世界においての民俗学的な感じな戦艦仏棲姫についてのネタ その1
〇〇社刊 FFR民俗学―FFRの女神達― 秘神Melisandeの章より
諸氏は秘神という存在をご存知だろうか?秘神、それは文字通りの秘する神。
様々な理由により表立っての信仰が躊躇われる神や何らかの理由で神話が消された神である。
日本であれば荒覇吐神や瀬織津姫などが有名であろう。そしてそれはFFRの女神達にも存在した…。
【Mere des ombres(日の当たらぬ者らの母)】、【Dame sous la mer(海底の女主人)】、【Pardonneur des peches(穢を禊ぐ御方)】…。
様々な異名があるがFFR神話にその名が語られぬされど確かにFFRの女神として存在するのが【彼女】である。
【彼女】が何時生まれたのか?と問われてもFFRはその答えを持たない。FFR神話において【彼女】は存在しないものとして扱われるからだ。
【彼女】について特定の名前を示すものは無く、神話も存在しない【彼女】は長年諸外国においてその存在を知るものは居なかった。
しかし確かに存在する【彼女】、【彼女】の存在が外に知られたのも全くの偶然であった。
その事例の一つはOCU加盟国近海で発生した小型FFR貨客船の海難事故。
貨客船は突如発生、急速に大型化した嵐に巻き込まれた上に三角波の影響もあり沈んだ。
これが海のセントバーナードと呼ばれるFFR創世記より未だ地上にあるFFRの女神一柱。
及びその娘であれば経験豊富な乗員やそのサイズもあり乗り越えられたであろう。
しかし船のサイズと普段は穏やかな航路故に若い船乗りの練習の場であったので彼女の乗員の多くも未熟な若い乗員だった故に沈んでしまったのだろう。
しかし事故と比して死者、行方不明者の数は驚く程に少なかった故に流石はFFRとの称賛の声が少なくなかった。
まあ、それでも犠牲者が出たのは間違いなくOCUの海難救助艦艇や潜水艦救助艦による船内捜索や大型起重機船による船体引き揚げが行われた。
そして船内にて複数の遺体を確認されやはりオセアンの下への転属を家族や友人、戦友に伝える遺書やリシュリュー宛の転属願いが発見された。
中には最期のその時まで船を維持していただろう乗員の姿もありやはりFFRらしいと皆が口を揃えた。
しかしその中には奇妙な遺書或いは転属願いも散見された。
それを書いたのは先進国であり、指揮官の下に皆平等である筈のFFRでも表向き差別されねど賤業とされ、
繁栄の影としてどの時代、どの国にも普遍に存在する人類最初の職業の女性。
身重のしかしそのお腹の子供は重度の障害を持っていた母。
そして…父がスパイの罪にかけられた子。
賤業の女性はこう書き綴っていた。
「オセアン、御元へ赴けぬ恥ずべき我が身…mere des ombres(日の当たらぬ者らの母)の御元への転属をお許し下さい」
まだ身重の母はこう書き綴る。
「dame sous la mer(海底の女主人)、自ら転属を願い出ること叶わず転属が叶えどどオセアンの力に成れぬ我が子をどうかお救い下さい」
父が罪を犯した子はこう書き綴る。
「Pardonneur des peches(穢を禊ぐ御方)よ。オセアンの下へ逝けぬ者の罪を禊ぎ、安らぎを与え給え」
それらを発見した者らは皆一様に首を傾げた。
書き残した者ら全員が死後にFFR国民が渡る筈の霧の向こうの主祭神オセアンではなく各々別の名に死後を願い出ているからだ。
そしてもう一つ、それら全員が共通して持つものがあった。
大事そうに抱えられた竜の尾を持つ女性の像…それを見て再び皆が首を傾げた。
彼らの知る限りにおいて斯様な女神はFFRに存在しないからだ。
FFR民俗学の研究者であった筆者も意見を求められたが答える術を持たない。
件のゲームに於けるFFRの女神達の似姿は複雑な顔すれど許容されるが彼女達は軍艦の一部を保持しているが基本的に人間の女性の姿をしている。
それはFFRにても同じことである。
竜の尾、斯様な明らかに人外と分かる様な姿の女神は存在しない。
―中略―
以上になります。
はい、始めてしまいました。民俗学的な感じのナニか。
以前リシュリューの荒御魂というべきとか語った戦艦仏棲姫についてFFRに於ける取り扱いについてのネタシリーズになります。
正道の神々、復讐も含めたそれらは全て艦艇でもある女神達が統べる場所。ならば正道ではない場所、FFRの繁栄の影の澱みは誰が守護するのか?
そしてリシュリューと二元論であるオセアンがいる以上リシュリューの影というべき戦艦仏棲姫は何なのか?についてネタにしていこうと思います。
乙
635氏乙です。
なるほど、ネタスレで戦艦仏棲姫出すための伏線ですね!!(オイ)
乙でした。
そうかあ…リシュリューのもう一つの側面、その神様ってことでしたか。
まあネタはこれくらいにして真面目な感想を。
恐らく、アフリカ州を宗教的に吸収した際に逆流してきた思想でしょうな>竜の尾を持つ女神
>【彼女】が何時生まれたのか?と問われてもFFRはその答えを持たない。FFR神話において【彼女】は存在しないものとして扱われるからだ。
『公式』にはどんな罪人(つみびと)もオセアンの下へ転属しますからね。
(なお、配属先は懲罰部隊)
>>New氏
>>662
乙ありがとうございます。
>>モントゴメリー氏
>>663
(ギクッ!)
>>665
>『公式』にはどんな罪人(つみびと)もオセアンの下へ転属しますからね。
>(なお、配属先は懲罰部隊)
了解です。
このリシュリューの影というべき存在は水子となったことで【先生】の加護を得られず、転属出来てもオセアンの重荷にしかならない彼らの保護や、
賤業等の必要であれど表立てない存在や逆スパイという国の為とはいえ汚名や悪名を背負った故に己は我らが指揮官の指揮下やオセアンの下に行く資格がないと恥ている人々にとっての救いとしての存在にしようかと思っています。
流石にFFR神話の女神達にFFRの負の側面を与える訳にも行きません。故に艦艇ではない数多の姿と名を持つリシュリューの影としてのみ成立する語られぬ女神となります。
>>戦車の人氏
>>664
そのとおりです。
乙です
これはいかような神と信仰だったのか。
それは今では死者のみぞが知る…
願わくばせめて安らかに…ですかね。
仰ぐ神様が違っても、冥福は等しく祈られても良いでしょう。
乙です。
どちらかといえば影に近い信仰。大々的な流布もなく、それでも下層民にも膾炙していることを考えると、信仰形態としてはサンタ・ムエルテ信仰に近い感じですかね。
えー、皆さんにお知らせがあります。
拙作「元帥の盾」で
「A型105㎜、B型で120㎜APFSDSに耐えられる」
としましたが、誤りでした。
まず、40㎜、105㎜、120㎜の貫通力を計算していたんですが、数値を一段間違えてしまいました。
正確には
「A型で40㎜、B型で105㎜APFSDSに耐えられる」でした。
お詫びして訂正いたします。
いやー、昨晩「彼ら」から怒られるまで全然気が付かなかったよ…。
みんなも計算結果は最後にちゃんと見直すんだぞ!!
なんで受信できるんだろうなあ。
AIに彼らの絵をかかせてくれといったら、絵がでるかしらん?
乙です。
本当の意味で救いを欲する力なき人々や真に国家のために尽くしたパトリオット達の救いと成れなかったがゆえに、その受け皿として名もなき神が生まれた訳ですか
やるせないなぁ……
23:30頃に日米枢軸ルートの設定を投稿します
69式突撃小銃/AR-69
口径 :6.8mm
全長 :885mm
銃身長 :330mm
重量 :3,800g
作動方式:ガス圧作動方式
:ロテイティングボルト方式
弾薬 :6.8×5.1mm共通弾
:7.62×51mm弾
:5.56×45mm弾
装弾方式:箱型弾倉
装弾数 :20発
:30発
有効射程:900m(公称)
銃口初速:920m/s
発射速度:600発/分
概要
69式突撃小銃(以後AR-69)はAR-9とAR-12の2つの小銃およびその派生銃を代替するために日ノ本製作所が開発したアサルトライフルで、1969年に日本軍で採用されたのを皮切りに多くのハワイ条約機構加盟国軍で採用された。
AR-69は『任務に適した構成が可能なライフル』というコンセプトの基に日ノ本製作所が開発した『MCR』シリーズの派生型にあたる。
原型の『MCR』は海兵隊と特殊作戦軍向けに『任務に適した構成が可能なライフル』というコンセプトの下に開発されたアサルトライフルで、銃身やハンドガード、ストックなどのアサルトライフルの主要部品をモジュール化、部品を組み替えるだけで様々な性能へと姿を変えることを可能とていた。
日ノ本製作所はこの高い拡張性を活かし、国防総省の要請を受け新規に開発された6.8×5.1mmハイブリッド実包を使用するためにマイクロロッキングラグの厚みを12式突撃小銃の2倍にするなどの耐久性の強化を行う形でAR-69が設計・開発された。
最大の特徴はボディアーマーの性能向上に対抗するために開発された6.8×5.1mm共通弾と呼ばれる新型実包の使用を前程に設計されたことである。
主な派生型としては銃身を200mmに抑えたカービンタイプであるAR-69Cや半自動狙撃銃タイプであるSR-69が存在している。
開発
1950年代末、日本帝国軍で配備されていたアサルトライフルは世界初の正式採用されたアサルトライフルとして知られている日ノ本製作所製の9式突撃小銃(以後AR-9)と12式突撃小銃(AR-12)およびその派生型で統一されていた。
AR-9は原設計が1899年、日本軍で正式採用されたのが1909年と極めて古い銃であった。
それでもロアーレシバーが銃の本体扱いでアッパーレシーバーはピン接合されている付属品として設計されていたこと、
メインコンポーネントが軽量でアクセサリーを取り付けても重量は問題とならないことなどから高い発展性を有していたAR-9は、幾度にも渡る改修や再設計を通しても1950年代まで日本軍の第一線を支えていた。
しかし、AR-9は小口径高速弾である5.56×45mm弾を、より強力なAR-12ではフル規格の小銃弾である7.62×51mm弾を使用する。
互換性のない二種類の小銃用実包を混同して配備する状況は、いくら日本軍が強靭かつ優れた兵站能力を有しているとは言え、決して少なくない負担を日本軍の後方に与えていた。
また、この頃になると欧州連合やイギリス連邦などでも東南アジア諸戦争の戦訓を受けてケブラーなどの高分子防弾繊維を用いたボディーアーマーが普及。
1950年にはセラミックプレートを装着することで小銃弾すら防げるKW50(kugelsichere Weste.50)ボディーアーマーの配備が欧州連合にて開始され、翌51年にはイギリス連邦でもセラミックプレートを装備できるボディー アーマー『オスプレイ』の配備が開始されるなど精力的に戦闘装着の充実を進めていた。
欧州諸国の動きに比例する形で国防総省や軍部では小口径高速弾である5.56mm弾はもちろんフルサイズの小銃弾である7.62mm弾の威力にすら疑問を抱く論調が勢いを増す。
議会でも同様に小口径高速弾である5.56mm弾はもちろんフルサイズの小銃弾である7.62mm弾の威力にすら疑問を抱く論調が次第に増えていった。
1950年代後半に入ると議会でも既存の小銃弾の威力に疑問を抱く者が過半数を占め、小銃弾の更新が真剣に議論され始めた。
議会の動きに合せて国防総省と四軍は兵站の負担軽減と小銃の威力不足という2つの問題を解決するため、ライフルと軽機関銃に使用する弾薬をより高威力の実包に一本化しようと『共通弾薬火器』計画を構想する。
1957年には『共通弾薬火器』構想に基づいた次期主力小銃と小銃用実包の仕様要求が国防総省より公開され、『共通弾薬火器』構想に基づいた次期主力小銃と小銃用実包の募集が正式に開始された。
世界最大規模の地上戦力を抱える日本帝国の正式主力小銃と事実上のハワイ条約機構全体の主力弾薬を決める計画ということもあって、『共通弾薬火器』構想には多くの企業が参加を表明。
Arisaka&Nannbuが特殊部隊向けに開発した『AN SCAR』の派生型である『ARX-43』、奉天造兵処が開発したブルパップ方式の『ARX-64』、カモミールが『M16』を基に開発した『モデル720』など国防総省から与えられた莫大な補助金を元手に自社の技術を結集して開発した高性能なアサルトライフルと新型小銃弾が開発された。
当然、『AR-9』を世に送り出した日ノ本製作所も『共通弾薬火器』計画に参加していた。
彼らは日本軍特殊作戦軍向けに開発した『MCR』を原型に6.8×5.1mmハイブリッド実包を使用できるように再設計する形で、自社開発した新型の6.8×5.1mmハイブリッド実包を使用する『ARX-44』を開発。トライアルに参加した。
トライアルは国防総省と日本陸海空軍海上保安庁都道府県戦闘警備隊の人員からなる評価部隊が実施し、第一段階で有効射程や精度など実用上の性能に焦点が当てられ、威力・操作性・命中精度・耐久性といったテストのほか、寒冷地・砂塵・油脂残存などに対する耐久性など多岐にわたる試験が実施された。
第二段階の評価では『性能』に加えて兵站とコストの面に焦点が当てられて審査が行われた。
各企業が持てる技術をつぎ込んで開発された小銃やそれに使用される新型実包が集めれただけあって、テストではどれもが優秀な成績を残した。
その中でも日ノ本製作所の『ARX-44』は既存のAR-9やAR-12と操作形式がほぼ同じであることや高い拡張性と整備性、新型弾薬である6.8×5.1mmハイブリッド実包の高い威力もあって特に高い評価を受けた。
トライアルの結果を受けて、国防総省は1969年には日ノ本製作所製の『ARX-44』を次期主力小銃として正式採用することを発表。『ARX-44』には『AR-69』の型式が与えられる。
設計
ハンドガードは上面にレシーバーまでつながるレール・インテグレーション・システム(RIS)を備え、ハンドガード側面および下面にはArisaka&Nannbuが開発したモジュラーロック・システム(MLS)が採用されている。
ボルトキャリアは分割式のロッドチューブに一本のスプリングを収める方式を採用、チャージハンドルはAR-9およびその派生型で一般的なレシーバー後部の他にレシーバー左側にも追加されている。
銃床は射手の体型や装備の厚みに応じて調整をすることができる伸縮・折り畳み式が採用された。
作動方式としてショートストロークガスピストン方式を採用している。
この方式はボルトグループの質量は小さく部品点数が多くなるため、作動が不安定となりやすいという欠点を抱えていた。
反面、反動による銃身のブレや射手への負担が抑制され、射撃時の安定性が高い。
閉鎖はマイクロロッキングラグによるロータリーボルト方式を採用、ピストンの軸線と同一直線上にリコイルスプリングを収めることで真っ直ぐ後退することができた。
AR-69はサイレンサーの使用を前提としているためガスレギュレーターが備えられている。これによってサイレンサーの着脱に応じた発射ガスの量を調節することが可能となった。
使用弾薬は日ノ本製作所が開発したハイブリッド薬莢仕様を使用する。
ハイブリッド薬莢仕様の6.8×5.1mm共通弾は高い薬室圧力に耐えられるようにアルミニウム・スチール・真鍮のハイブリッド素材からなる3ピース構造のハイブリッド薬莢を採用した小銃実包である。
その初速は914 m/sと7.62×51mm弾よりも約100m/秒も早く、従来の7.62mm弾より小口径でありながら威力も上回っていた。
非ハイブリッド仕様の従来型薬莢も可能で、日本軍で採用された弾薬はハイブリッド仕様のM40通常弾、M42曳光弾、M44摸擬弾、M46空包、M48徹甲弾、非ハイブリッド仕様ののM51通常弾、M53曳光弾、M55摸擬弾、M57空包、M59徹甲弾などが存在している。
また、『AR-69』は『MCR』の系譜に連なる小銃であるため、銃身を交換することで7.62×51mm実包や5.56×45mm実包などの口径の異なる実包を使用することも可能であった。
銃身交換は市販のトルク管理機能のあるヘックスローブレンチでネジを回せば簡単に可能で、専門の治具や工具が必要としていないなど従来のアサルトライフルと比べると遥かに手軽に銃身を交換できるようになっている。
マガジンは標準的な20連発とロングマガジンである30連発が用意され、任務などに応じて選択することが可能だ。
調達
1969年に正式採用が決定されると、日本帝国国防総省は陸海空宇宙軍都道府県戦闘警備隊で運用されていた『AR-9』およびその派生型を置き換えるために日ノ本製作所とAR-69の調達に関する契約を締結。70年より納入が開始される。
初期に納入されたものは特殊作戦軍および中央即応軍隷下の部隊に優先的に配備され、特殊作戦というハードな現場で幾度と使用されたAR-69は一般部隊への配備が開始される前から幾度も改修が行われた。
1970年代後半に入ると日本軍一般部隊でもAR-69の配備が目立ち始め、1990年代には一線級部隊における主力小銃の更新が完了した。
軍のほかに海上保安庁や警察、国境警備隊といった法執行機関でも調達が行われた。
ただ、法執行機関が配備するタイプは非ハイブリッド仕様の従来型薬莢を使用した低威力弾6.8×5.1mm共通弾B型仕様のもので、通常仕様よりも威力が抑えられている。
『AR-69』シリーズは日本軍や都道府県戦闘警備隊を始めとした自国軍や自国の法執行機関などで全面的に採用されたことを背景に、『AR-9』系列の自動火器を装備するハワイ条約機構加盟国軍や法執行機関にも積極的な売り込みが行われた。
日本国防総省が小銃と軽機関銃の使用弾薬を6.8×5.1mm共通弾に統一するという方針が明らかになった当時、6.8×5.1mm共通弾を使用できるアサルトライフルは『AR-69』しか存在しなかった。
アメリカや満州連邦、オーストリア帝国などの自国で小銃を開発する能力を持つ国々は直ちに新型アサルトライフルの開発を開始。
オスマン帝国やイラン帝国、極東ロシア帝国、マレーシア、インドネシア連邦、南米ABC、メキシコ、タイ、ベトナムなど1から独自に小銃を開発する能力はないが一定以上の経済力を有するハワイ条約機構加盟国は他の選択肢がなかったことと、日本からの(さっさと6.8×5.1mm共通弾に切り替えんかい!)という無言の圧力もあって『AR-69』を採用することで日本の銃弾の更新に対応することを選択する。
『AR-9』とその派生型に比べても高価であったことから一定以上の経済力を持たない小国では主に軍隊や警察組織の特殊部隊が用いるアサルトライフルもしくはカービンとして配備はするが、全面配備には消極的な国が多かった。
こうした国々では1980年代から90年代にかけて登場したより安価なアメリカの『M16A5』やオーストリアの『Stg77』、満州連邦の『86式自動歩槍』などが正式装備として採用されていく。
日ノ本製作所は各国の軍隊や法執行機関に『AR-69』を積極的に売り出す一方で、『AR-69』の民間モデルとしてフルーオート機能を削ぎ落とした『HM MCR Militia』シリーズを開発、6.8×5.1mm共通実包と合わせて国内外の民間警備会社を主な顧客として積極的に売り込みをかけている。
以上、日本軍の次世代主力アサルトライフルである69式突撃小銃でした。
wikiへの転載はOkです
作成乙です。
近現代のモジュラーバトルライフルに必要なすべてを過不足なく備え、
その上で駆動系の堅牢性を追求し、マルチキャリバーに対応するなど素晴らしい銃かと。
後は拙作のM16を登場させていただき、まことに有難うございます。
それと最近、モントゴメリー様のリシュリュー2020を見て、
ホワイトベアー様が駄目だ、この艦(大和・播磨)では奴らに勝てないと仰った理由が改めて分かりました。
強度効率50倍のリシュリュー鋼を外郭にさえ用い、バイタルパートはマッハ20を超える51サンチ砲弾に耐える。
そして主砲は装薬にポリエチレン「爆薬」を用い、恐ろしい高初速と砲門数で切っ先を向けてくる戦艦とか…
乙経済力が弱い国だと旧来の2種+新型弾薬と三種類混在する悪夢になるな
>>681
史実日本軍「俺らよりはマシやろ(7.7mm弾だけでも4種類以上)」
>>679
SIG MCXを基に作成したアサルトライフルゆえにバランスの良いモジュールライフルとなりました
>>M16
あれだけ素晴らしい銃をIF送りにするのはもったいなさすぎますからね!!
採用等は多少変更しましたが、しっかり米国軍のメインウェポンとして採用させていただきました
>>680
むしろ経済が弱い国はまだマシですね。
なにしろこういった国々は元々開き直って小銃用実包をどっちに一本化していましたので、最悪の場合でも二種類の混合ですみます。
逆に厳しいのが中途半端に経済力がある国な気がする
>>681
史実アメリカ「やばい国だぜ…」(M1ガーランドとM1カービンを並列で使用しているのみ)
訂正
>>683 内の
>>680 は>>681 New氏の感想へです
>>680
しかもリシュリューが強化されるほど日蘭も自動的に強化されていきますからねぇ……
ああ…まことに恐縮です。
そうなんですよねえ、銃弾を筆頭とする工業製品の規格化や共通化は、豊かな国だからこそ出来るんですよね。
逆に貧しい国は開き直り宗主国に依存を決心できる。じゃあ豊かではないが工業基盤がある国はというと…
あのリシュリューを前にして日蘭が次に生み出す戦艦とか、真面目に想像も付きません。
インディペンデンス・デイでは大都市を薙ぎ払うUFOを、真正面からリシュリューが砲戦を挑み撃破してますし。
それと些か乱雑な文章ですが、AR-69内部で記して頂いたM16A5に関する拙文を投下いたします。
MCX、あれ本当に良い銃なんだよなあ…
M16A5改良型モジュラーライフル
今なお合衆国四軍、司法執行機関で多数が用いられているカモミールM16自動小銃は、時代と共に近代化も継続している。
特に大きな仕様変更型として知られているのが1970年代に制式化され、80年代には広く輸出も行われたM16A5である。
A5の原型は日本国軍、戦闘警備隊の小銃・分隊支援火器弾薬更新トライアルに提出されたM720である。
1950年代ともなると欧州連合、英連邦双方で従来型小銃弾への対応を果たした戦闘防弾チョッキが幅広く普及。
大日本帝国はこれに対してアルミ、真鍮、スチールからなる高圧力に耐えるハイブリッド薬莢を用いる6.8ミリ弾で統一を決心。
日本防衛省が国内外の銃器メーカーに補助金と共にトライアル参加を招聘した際も、この弾薬の使用は絶対とされた。
M16の原型となったAK-12の段階で7.62ミリNATO弾。あるいは高初速の6.5ミリグレンデル弾へ対応を果たし、AK-12はその強度を凌駕している。
部品点数の少なさ、堅牢性を重んじた設計、その恩恵による余剰強度などは十分新世代のハイブリッド弾に応じることが出来た。
事実、カモミールが一ヶ月で作り上げたM720は大日本帝国が求めた性能、信頼性、耐久性などは総じてクリアしている。
しかし帝国日本の銃器メーカーの大手。日ノ本製作所はAK-12よりも進んだ。史実世界ならSCARやMASADAに相当するモジュラーライフルを開発。
更には6.8ミリハイブリッド弾は日ノ本の手により作られただけに、銃本体への最適化もM720よりも進んでおり、特に操作性では明らかに勝っていた。
また過剰火力が敬遠される司法執行機関向けに、威力とコストを抑制した単一素材薬莢を用いる既存型6.8ミリ弾を準備した点も大きい。
故に大日本帝国の次世代小銃は日ノ本製作所が開発したAR-69_69式突撃小銃が正式決定とされ、M720は不採用となった。
これは米国内において軍用、司法執行機関向けの銃器で信頼と実績を勝ち取り続けたカモミール。その天狗の鼻を折るものであった。
確かに旧ロシア式の軍用技術は分厚い基礎工業力が合されば高い実用性を発揮するが、史実西側の軍事技術も同様であったのだと。
また日本は国軍、司法執行機関への広汎な配備を概ね完結して以降は、ハワイ条約機構加盟国の国軍にも広汎な輸出を開始した。
既に盟主たる日本の軍用銃。そのデファクトスタンダードが6.8ミリ弾対応なのであるから、当然の措置と言える。
事実、合衆国においても駆動系、銃身の強度向上を果たした上で、6.8ミリハイブリッド弾に応じたM16A3が主力小銃となりつつあった。
だがカモミールは唯々諾々と西側先進技術に従属するほど、歴史や技術が浅くもなければ、諦めの良い企業でもなかった。
事実彼らは小銃こそ遅れを取ったが6.8ミリハイブリッド弾を用いる分隊支援火器として、かのPKPペチェネグをベースとした機関銃を開発。
軽機故に強度確保が容易なロングストロークガスピストン駆動と、ハイブリッド弾薬でも問題なく動作する銃身空冷機構など堅牢であった。
何よりAR-69と同等の弾薬を用いる分隊支援火器でありながら、日本製や欧州製より安価であり、中小国への採用を強く意図していた。
「良い銃を作るのは難しいが、誰でも購入してくれる銃は更に難しい」を常に意識する、カモミールらしい軽機関銃と言える。
合衆国ではM74の名前で制式化されたこの分隊支援火器は、銃身短縮型から車載型まで様々な派生型を生み出しつつ一定の販路を得た。
分隊支援火器を介して従来の国外カスタマー。ハワイ条約機構内部の中小国の国軍、司法執行機関にカモミールのメリットを継続して提示。
その上で生産数量としては本命として開発されたのがM16の本格改良型であるM16A5であった。
本銃の開発はカモミールの銃器開発部門にとっては非常に大きなもので、ライバルのオーストリアStg77や満州連邦の86式に最低で伍する必要があった。
M16がロールアウトしてから数十年が経過し、歩兵向けの小銃は市街地戦闘向けのカービンからマークスマンモデルまで多岐にわたる。
そして可能なら一種類の小銃を原型にそれを果たし、銃本体と弾薬の購入、維持コストの低減化を行うことが常識となっていた。
このあたりは6.8ミリハイブリッド弾を得た日ノ本製AR-69が、特にその傾向を強めたと言って良い。
故にM16A5は単にAR-69などのライバル小銃に対して低コストだけを売りにするわけではなく、モジュラーライフルとして設計を一新。
従来までも専用工具を必要しない分解清掃へ対応してきたが、A5に至り銃身やレシーバーの交換も専用工具なく可能なように対応。
そのために各部モジュールの強度を時代とともに進んだ素材技術を用い向上させ、部品点数を現象させることで実現させたのだ。
このあたりはカモミールが参考用に買い付けたAR-69を参考として、既に掴んでいるカスタマーにより負担を減じ新製品を購入してもらう。
そして安かろう悪かろうではなく、今なお軍人や警察官にとって頼れる相棒であることを証明するに十分なものであった。
また伸縮式の反動吸収銃床の技術発達の恩恵もあり、基本型である突撃銃モデルの重量も3200グラムまで軽減されている。
これまでのカモミール製銃器と同様、売り込みは真っ先に海兵隊、空挺、海軍特殊部隊、SWATなどのタフガイに対して行われた。
新型拳銃開発に際してより進んだマズルブレーキ、サプレッサー開発技術の恩恵。軽量化と伸縮銃床による取り回しの大きな改善。
何より「チンパンジーでも出来る」と言わしめた分解結合、更には銃身などの別仕様部品への交換容易性は好評を博した。
またカモミールは子会社のスタームルガーの技術も用い、より銃身に安価にニッケルクロームメッキを施し、銃身寿命の延長も達成。
平時のコスト削減は言うまでもなく、有事に精鋭部隊を筆頭に短時間に多数を発射する状況にもよく応じた。
事実M16A5は同価格帯のライバルに対して、連発射撃時における命中精度の低下が小さく、低練度の兵への習熟性も維持している。
モジュラーライフルへのコンセプト変更に伴い既存のM16との部品互換性は6割程度となったが、その代償に十分応じる性能を示したのである。
なおモジュラー化に伴いベーシックの突撃銃、銃身短縮型カービン、駆動系と銃身強度を重んじた分隊支援火器、マークスマンライフル等も準備。
高貫通力を必要としない民間市場向けには6.8ミリ単一素材弾を用い、発射をセミオートに限定したシビリアンモデルも開発されている。
勿論AR-69だけではなくオーストリアの傑作Stg77、陸軍強国満州連邦の手堅い86式といったライバルも強大である。
強大であるが故にStg77のブルパップによるある意味で尖った性能、86式の重厚長大とは異なる。ある意味で中庸な性能。
その上で両者に劣らぬ信頼性。そして低コストでカモミールはM16A5を合衆国連邦軍、司法執行機関を筆頭に市場を再拡大。
既に相当国家がAR-69を採用(M16が更新された国も少なくなかった)を行う中で、より手軽なモジュールライフルとして売り込みに成功。
特に財源が苦しい小国に対しては実包を安価なシングル薬莢弾とした上で、カービンから分隊支援火器まで全ての面倒を見た。
カモミールが日ノ本製作所などに劣らず対抗できた点として、小国も専門代理店を合弁企業として作り、最後まで見捨てない商法が功を奏している。
本家合衆国においても軍用、警察特殊部隊向けにハイブリッド弾対応型が。自治警察や個人自衛用にはシンプル弾モデルが広く普及している。
特に害獣駆除が常に必要な過疎地においては、既存の7.62ミリショートに代わる安価で、反動が小さく、威力の向上した6.8ミリシンプルモデルはよく売れた。
先進性や中堅以上の国家の市場獲得ではやや遅れを取ったものの、無念を晴らされたAK-12の系譜は21世紀でも多数が顧客の心を掴んでいる。
以上でございます…後追いながらAK-12リファインモデルのモジュラーライフルへの進化。
6.8ミリハイブリッド、シンプル弾薬への対応。中小国へのサポートの厚さによる市場獲得。
後は本格的な分隊支援火器として、PKPの6.8ミリハイブリッド弾対応モデルなども考えてみました。
お目汚しになっていなければ幸いです…
因みにAR-69のモジュラー化を見てやっべえ枢軸版SCARやMASADAが来たと思い、
更にホワイトベアー様からMCXだよと教えていただき、真っ青になりました。
これに対してAK-12リファインモデルでさあどう対抗する…と。対抗できてるのかなあ、これ。
戦車の人氏乙です
(返歌が送られてくるのが)早い!早いよ!(褒め言葉)
こちらが設定を盛る形で付け加えたモデル720とM16A5を活かした作品ありがとうございます!
モデルとなったモデル720の開発費は日本持ちだったことでカモミールも遠慮なく開発を行え、日本軍のトライアルにて性能を証明している。
その上重量に関してはAR-69より600gも軽く、幾つものバリエーションを有し、コストも安い。
その上でアフターサービスもバッチリとなると市場では強力な競争相手となるな(確信)
……これは強い
重箱の隅をつつくようで恐縮ではあるのですが設定の齟齬がありましたので
作中に
『大日本帝国はこれに対してアルミ、真鍮、スチールからなる高圧力に耐えるハイブリッド薬莢を用いる6.8ミリ弾で統一を決心。』
とありましたが、
実はAR-69にて
『1957年には『共通弾薬火器』構想に基づいた次期主力小銃と【小銃用実包の仕様要求】が国防総省より公開され、『共通弾薬火器』構想に基づいた次期主力小銃と【小銃用実包の募集】が正式に開始された。』
『世界最大規模の地上戦力を抱える日本帝国の正式主力小銃と【事実上のハワイ条約機構全体の主力弾薬を決める計画】ということもあって、『共通弾薬火器』構想には多くの企業が参加を表明。』
とありまして、銃弾に関しても日本軍が各企業に「口径が6.8mmでこの程度の性能の銃弾がほしいからよろ!」といった感じに要求仕様を発表、各企業がそれに沿ったものをそれぞれ開発してきました。
なので実は共通弾薬火器計画時の日本軍はハイブリッド薬莢にそこまでこだわってはいませんでした。
ちなみに6.8×51mmハイブリッド弾自体この計画のために日ノ本製作所が新規開発した弾薬となっております。
短期間ながらAR-69一強時代があったのもAR-69の正式採用とともに6.8ミリハイブリッド弾も正式採用が決まったため、
日ノ本製作所以外の銃器メーカーが6.8ミリハイブリッド弾に対応した銃を実用化させるまでに一定の時間が必要だったからです。
あ…これは失礼しました。
政府と軍が示したのはあくまで目標性能で、ハイブリッド弾は手段の一つに過ぎなかったんですね。
もう少しきちんと読み込むべきでした、恐縮です。
可能なら今晩にでも修正版を投稿したいかと考えております。
せっかくのAR-69計画への理解が不足しており、本当に申し訳ありませんでした。
前も言った通り書きたいように書くのが一番ですし、そもそも論でわかりやすくなかったのが原因なので戦車の人氏が謝罪をする必要なんて全くないですよ
設定が微妙に違うという些細なことより、あの速さで私のネタの設定を反映した返歌をくれたことの方が遥かに嬉しかったです。
遅れたけど乙です。やはり史実AKシリーズを順調にアップデートしたら強いわ・・
ホワイトベアーさん乙です
ボディアーマーに負けない新型小銃。
というよりも後の6.8×5.1mm弾採用圧を見ていると、新型小銃弾普及のために作った小銃にも見えてしまいますねw
実際この手の銃弾の威力増加って将来的にはどうすればいいんでしょうかねぇ。
電子励起火薬でも採用するべきか、はたまた高貫通力コイルガンみたいのでも実用化レベルまで伸し上げるべきか…
戦車の人さん乙です
新型の改良型M16。話を見るとどうやら民間でも売れているようで何よりです。
新型弾の民間への普及はもっと時間かかると思われましたが、これなら思ったより早くに広まりそうですね。
反面下手なボディアーマーでも貫通できる弾なので以前にも増して銃火器販売の管理が厳しくなっていそうですね。
>>695-696 >>698
皆様有難うございます。
何とか改訂版が完成いたしましたので、投下に至ります。
…この世界、ボディアーマーが市販向けでも頑丈になってそうですね。
・M16A5(改訂版)
今なお合衆国四軍、司法執行機関で多数が用いられているカモミールM16自動小銃は、時代と共に近代化も継続している。
特に大きな仕様変更型として知られているのが1970年代に制式化され、80年代には広く輸出も行われたM16A5である。
A5の原型は日本国軍、戦闘警備隊の小銃・分隊支援火器弾薬更新トライアルに提出されたM720である。
1950年代ともなると欧州連合、英連邦双方で従来型小銃弾への対応を果たした戦闘防弾チョッキが幅広く普及。
大日本帝国はこれに対し1957年に共通弾薬火器構想に基づく新小銃、新型実包の開発募集を行った。
その気合の入れ方は国内企業だけでなく、満州連邦奉天増兵処や合衆国のカモミールなどの参与を募ったことからもうかがえる。
M16の原型となったAK-12の段階で7.62ミリNATO弾。あるいは高初速の6.5ミリグレンデル弾へ対応を果たし、M16はAK-12はその強度を凌駕している。
特に銃身、レシーバーの強度余裕は非常に大きいため、カモミールは特殊部隊向けの6.8ミリ中間弾ベースの強化実包を開発。
銃本体の持つ大きな強度余裕から問題なく対応を果たし、これをM720の名称で提出。日本軍や戦闘警備隊からの評価も良好であった。
しかし帝国日本の大手銃器メーカー。日ノ本製作所はAK-12よりも進んだ。史実のSIGザウエルMCXに相当するモジュラーライフルを開発。
更にはコストの上昇を承知で薬莢にアルミ、真鍮、スチールからなるハイブリッド素材を用いた高性能6.8ミリ弾を開発し最適化。
またAR-9を扱ってきた兵への習熟性もよく考えられており、やや高コストながら高性能と扱いやすさで69式突撃小銃として正式採用を勝ち取った。
これはAK-12やMP443の順当なブラッシュアップの成功と、それに基づく大きな市場確保に成功し天狗となっていたカモミール銃器部門。
その鼻を盛大にへし折ると同時に、史実西側の軍事技術の蓄積の厚み。それに大陸日本の国力をかけ合わせた恐ろしさを再認識させた。
彼らは紛うことなき先進技術を使いこなす強敵であり、我らは何時の間にか成功の連続でそれを甘く見ていたと反省を促された。
69式突撃小銃-日ノ本製作所名AR-69に敗れて以降のカモミール銃器部門は、この反省を次のチャンスへ活用すべきと決心。
まずは持ち味を活用するべく高品質素材とその低コスト化の開発をこれまで以上に推進し、製品全体の簡素化と堅牢化を追求。
その上で史実西側技術も自家薬籠中の元して、史実東側の無念解消以上のスタンスを目指し始めることとなった。
まずもって世界最強の国家。そして合衆国最大の同盟国にして、ハワイ条約機構の盟主である日本の共有弾薬火器構想の実働。
それは合衆国においても軍、司法執行機関が用いる小銃、分隊支援火器、狙撃銃などの実包更新の必要性の同義語である。
故に合衆国軍より、6.8ミリX51ミリ規格弾への対応銃器。まず突撃銃、分隊支援火器からの更新が国内複数企業に打診された。
日本の新小銃トライアルに破れたりとは言え、高い実績を持つカモミールにもお呼びはかかり、彼らは普段と異なり淡々と受諾。
日頃のノリの良さとは対象的にどこまでも冷静に、既存小銃と分隊支援火器をベースとした6.8ミリ口径火器開発に着手した。
当面は急速な実包更新に間に合わせることが肝要とカモミール銃器部門は決心、経営部門もこれを支持。
後にM16A3/A4の名前で正式採用される6.8ミリハイブリッド/非ハイブリッド実包に応じた、社内名称M740より開発を実施。
マイクロロッキングラグ、レシーバー、バレル、ストックといった主要部品を、高強度低コストな合金鋼と軽合金、合成樹脂で構築。
M720を含むM16既存型に比較して倍近い強度を更に確保し、高強度故のさらなる部品点数減少に努めた。
強度を重んじたため軽量化はさほどでもなく、従来型のM16に比べ200g程度の範疇に収まっているが、取り回しに不足はない。
また素材技術の向上により伸縮銃床の標準化を行い、戦闘状況に応じた全長の変化も無理なく達成している。
AR-69がAR-9の操作性を継承したように、M740も既存のM16に扱い慣れた兵士や警察官に寄り添ったのである。
一方の分隊支援火器については既にM1931の名前で普及している北米版PK軽機関銃、その改良型の開発に舵を切った。
軽便性という意味ではM1914やM1930の名前で採用されたRPD、RPKリファインモデルのほうが確かに好ましい。
しかしインドシナ紛争の戦訓において、これらは些か射撃継続と投射弾数に問題ありと一線部隊から評されたことも大きかった。
既にM1931は史実PKPと同様の空冷機構付銃身を備え、性能自体は申し分なく、後は軽量化とさらなる高強度化を追求。
M740と同一規格素材を適用することで、本体重量を7キロ代まで軽量化しつつ6.8ミリハイブリッド弾をほぼ無故障で射撃試験を突破。
当然部品点数も減少しており、M1914や1930の後継たる軽便な分隊支援火器としてやはりM1931A4の名前で採用を勝ち取った。
このように当面はカモミール独自の持ち味を活用し、合衆国内の市場をM16は維持することに成功している。
AR-69の民生版も米国内ではかなりの人気商品となったが、国軍や警察などにおいてはM16やM1931改良型の信頼は大きかった。
また安価な非ハイブリッド弾に対応。発砲をセミオートに限り弾倉を軍用の30発から20発としたシビリアンモデルも、良好な売れ行きを示した。
そしてカモミールが本当の意味で勝負をかけたのは、1970年代の終り_日米双方が6.8ミリ規格弾へ概ね更新を完了した頃である。
日本、アメリカ、満州連邦、オーストリアなどの5.56ミリや7.62ミリ規格弾を用いる、ハワイ条約機構加盟国の国軍。
彼らの新世代小銃、分隊支援火器の更新はカモミールにとって大きな商機であり、また依然として高い技術を証明する好機であった。
正確には1978年より開発が開始された社内名称M760。後のM16A5小銃は、A3やA4と比べても設計が大きく一新されていた。
6.8ミリハイブリッド弾へ対応可能な高強度を獲得したことを用い、ほぼAR-69に比肩するモジュラーライフルへと設計を刷新。
必要とあらば一線部隊で特別な工具を必要とせず、銃身、駆動系、銃床など主要部品を迅速に交換可能な設計へ変更。
またAR-69採用当時に比べても更に進んだ防弾装備、そして実用化が見えてきたパワードスーツへの対応も行われている。
具体的には従来も行われてきたマルチキャリバー化を、7.62ミリハイブリッド弾やSLAP弾にさえ応じることで更に拡張させたのだ。
当然反動は大きく装填も20発弾倉となるが、マズルブレーキやサプレッサー、フローティングバレル、反動吸収ストック技術の向上で解消。
なお7.62ミリハイブリッド弾は最大のライバルでもある日ノ本製作所と共同出資で開発されたもので、性能は折り紙付きであった。
カモミールと日本企業との提携は実は歴史が長く、航空宇宙産業や戦闘車両。何より商業製品でのつながりは深かった。
日ノ本製作所としても急速に追い上げるライバルの一つであるカモミールとの提携は、技術面でも市場獲得でも都合は良かった。
かくして個人自衛用の猟銃から軍特殊部隊のマークスマンライフルまで、幅広くカバーしうる事実上の完全新型小銃が完成。
合衆国連邦軍や警察特殊部隊のタフガイ達は言うまでもなく、ハワイ条約機構加盟国軍の評価部隊にも幅広く試供を実施。
最小規格なら5.56ミリ弾を用いSMGに等しい小型版から、7.62ミリハイブリッド弾を用いるマークスマンライフルまで多様なモデルを提供。
同様の市場展開は当然、満州連邦奉天製作処の新型自動歩槍(後の86式)やオーストリア・ステアーのStg77も実施。
AR-69改良型・近代型を購入するには懐が厳しいが、同盟国と弾薬規格化を果たしたい加盟国市場でしのぎを削っている。
また日ノ本製作所と並ぶA&Nも同様のモジュラーライフルを市場展開を行い、まさに新小銃の戦国時代と言うべき状況に至った。
何れも性能、信頼性、コストのバランスの取れた優秀銃であり、どれかが一方的に市場を独占するなどということはなかった。
そのような厳しい競争の中でカモミール製のM16A5が合衆国内市場だけでなく、国外市場でもシェアを維持できたのは何故か。
これは銃本体の性能や信頼性だけではなく、カモミールという米国では異質な_どちらかといえば日本企業に近い体質が功を奏した。
一般に合衆国企業というのは非常に利害関係にドライで、カモミールもその例外ではないが、彼らはその上で取引先を見捨てない。
たとえ相手が左前になったとして、カモミールの傘下に入るに等しい状態となっても、アフターケアを含め支援する姿勢が支持されたのだ。
特にこれは加盟国の中でも中小国には有り難いシステムで、自国企業と合弁で代理店を構築。手厚い支援体制を継続したのだ。
このあたりはカモミールというより史実の平成日本より転生を重ねてきた者たちが、嘗て苦労させられた平成中期の史実。
極端なまでの自由化、リストラという名前の一方的な解雇、それに伴う契約内容の破綻などの苦い教訓に基づいている。
相手が違法行為などに手を染めない限りは、それこそ個人ユーザーに至るまでサポートが手厚い。その上で低コストがカモミールの売りの一つでもあった。
かくして完全には勝利しきれなかったものの_他国の同世代小銃も優秀品揃いだった_M16の系列は、21世紀現在でも多数が現役である。
その大多数が今やM16A5規格のモジュラーライフルであり、付属アクセサリを含めたマイナーチェンジも今なお継続されている。
無論、将来に向けた完全な新型小銃の開発も着手されているが、A5の性能と信頼性。発達余裕こそが最大のライバルとなっている始末である。
意外であるが最も多く売れたのは合衆国やハワイ条約機構の民間市場で、非ハイブリッド弾対応のセミオートモデルであった。
21世紀現在でも害獣駆除の需要は何処の国でも大きく、非ハイブリッドでも十分な性能、低コスト、分厚いカスタマーサポートが功を奏している。
悪質な犯罪者への販売防止などの努力もあり、軍民双方で何より安心して使える小銃として信頼を再度勝ち取ったのである。
改訂版、以上となります。
今回の修正点は日本がどのような新型小銃の応募を行ったか、そこに一度はどう応じたのか。
また小銃以外に既に配備されているRPDやPK機関銃、その後継をどのように開発したか。
良質な顧客をカモミールが何故手厚くサポートしたか。この三箇所となりました。ご笑覧頂ければ幸いです。
改定乙です
結構内容に追加入りましたね。
機関銃化も進められているのならばM16A5も長らく使われ続けそうですな。
元のM16から見るとM2爺様並みに長生きしているかも?w
有難うございます。
恐らくM27IARみたいなSAWモデルも、特殊部隊なんかで使われてそうで。
M2程でなくとも、それこそAKM並みには長生きできたら…と思ってます。
改訂乙
改定乙です。
無理はせずに繋として6.8ミリ口径火器を開発して時間を稼ぎ、臥薪嘗胆して次の機会を待つというはなかなかできる経営戦略ではないはず
それを何の躊躇いもなく実行するとは……
流石はいくつもの銃メーカーによって激しい競争が行われている北米市場で優勢を維持し続けるカモミール
そして7.62mハイブリッド弾は日米の合作だったんですね!
>>697
既存の銃弾ではこれから先通用しないと判断したのが6.8mmハイブリッド弾を採用した理由ですので、そういった目的も実際あります。
>>実際この手の銃弾の威力増加って将来的にはどうすればいいんでしょうかねぇ。
個人的には中短期的には爆薬の威力を高めていって威力を高めていくとは思いますが、
正直最近はリアルがリアリティをぶん殴るようなことが多すぎるせいでわからない(汗)
>>709
リアル先輩は本当恐ろしい人…
個人的には電子励起爆薬を小銃弾に使えるなら、それで当分は解決しそうだとは思いますが、火薬の詳しいことがわからないっぴよ(白目)
>>708
有難うございます。
全くの新技術を慌てて導入するより、持ち味を活用して時間を作り、
その間にちゃんと理解しようと、こんな企業戦略が取れれば良いなという、勝手な希望でしてw
書いていて思ったのですが、米軍の精鋭部隊も6.8ミリの上位互換欲しいだろうし、
なら日ノ本製作所さんと合弁で共同開発しちゃおうか…と。
ノーママグナムの自動火器が開発されてるのに、少し触発されました。
>>710
発射薬として見た場合、電子励起爆薬なんかの励起系爆薬は粒子に直接エネルギーを与える関係上、そのエネルギーの発散方法は電磁波や放射線のような形が多くなると考えています。
よって爆発威力に対して、弾を押し出す為の発生ガス容量が少なく効率が悪いのではないかな、と。
でも弾頭に仕込めば強力無比……()
>>712
なるほど。弾薬の火薬としては的確ではないのですね。
代わりに榴弾や徹甲榴弾の類ならば強いと。
バッテリーと繋げて電熱装薬にするとか
20年以上前は戦車の主砲をそれか液体装薬にする研究が盛んでしたが…
まあ現状ですと5.56ミリスチールコアでさえ、防ぐにはかなり重たい防弾チョッキが必要なので…
ただパワードスーツ部隊が出張ってきたら、素直に戦車隊に通報しましょう(真顔
しかし銃を主体とした話を投下した後、あんな銃器犯罪が起きるなんてなあ…
>>713
いや、電子励起爆薬の爆発力に耐えられる構造にすれば大丈夫ですよ。>装薬化
それが困難極まりないというのが問題ですが。
なお、美魔女化リシュリューver2.0ではポリ窒素爆薬を装薬にも使ってます。
(リシュリュー鋼の強度でごり押しした)
>>717
銃そのものよりも弾薬の方が耐えられなそうですしね(汗
一応技術的には頑丈なの一式開発もできると思いますが、コスト嵩むだろうしなぁ。
今回みたいな事件が起きたら、枢軸日本の場合、
人間の警官隊と警察用自動人形、どっちが担当するのかなあ。
FFRだとGIGNの怖いお兄さんたちがブリーチングしてきそうだけど。
安全性優先するなら自動人形では?
連発可能な猟銃相手だと警察官が死傷する可能性跳ね上がりますし。
やっぱりそうですかねえ。
日本大陸連合の描写を見ていますと、不心得者への逮捕術もプログラミングされてますし。
今回の犯罪者の銃、イズマッシュ・サイガと聞いてマジかと思いましたよ。
まあ枢軸世界の日本の警察官の重装備っぷり見れば、自動人形なしでも普通に制圧できるとは思われますが。
ここら辺どっち派遣するか決めるのぶっちゃけ上層部の意向次第になるんじゃないでしょうかね。
東京事変でも警視庁と戦闘警備隊、そして都庁で実力行使の方針が分かれてましたしねえ…
基本的には人質がいるようなら人間のネゴシエーターが初動を担当しますが、今回のような単純な立て篭もりなら被害の拡大を防ぐために自動人形部隊による速やかな強襲が行われますね。
>>722
>>警察官の重装備
重装備なのは州兵に相当する戦闘警備隊で、警察としては機動隊相当の集団警備力に小銃やサブマシンガンこそ配備しておりますが一般的な警察官の装備は史実日本と大差ないですぜ
>>723
法執行機関である東京都警察と軍事組織である東京都戦闘警備隊では根底にある考え方が大きく違いますからなぁ
>>722
大陸日本の警察官は防弾・防刃の両方の性能を持つ防弾・防刃チョッキが標準装備で確実に史実日本よりも遥かに性能が高いでしょうしな。
史実世界の銃弾は確実に防ぎ日本刀でも大陸日本の防弾・防刃チョッキを切る事は困難になってそう。
>>717
ポリ窒素系に関しては詳しい事がまだ分かってないのでなんとも言えないのですが、多数の窒素同士が結合してると思われる為、それが爆発反応を経て窒素化合物に変化する過程で急激な体積膨張が起きそうなのでまだ納得できるんですよね。
40分頃に42式歩兵戦闘車の改訂版を投稿します
それでは投稿を開始します
30式歩兵戦闘車
全長 :6.8m
全幅 :3.6m
全高 :3.1m
速度 :70km/h
エンジン:三菱MTA-T-06ストローク直列6気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル(600hp/2,100rpm)
航続距離:460km
乗員:3+7名
兵装
:35mm機関砲 ×1門
:7.62mm車載機関銃×1丁
:連装対戦車誘導弾発射装置×1基
30式歩兵戦闘車は大日本帝国陸軍および大日本帝国海軍海兵隊が西暦1930年に採用した日本初の本格的な歩兵戦闘車である。
本車両採用より前の日本軍では装甲兵員輸送車両として兵員輸送のみを目的とした10式装甲兵員輸送車のみであった。
10式装甲兵員輸送車は戦車に随伴して行動する事も可能で戦場まで兵員を送るタクシーとしては十二分に活躍できるスペックを有していた。
さらに取得・運用コストが安い事から日本軍の主力装甲車として大量に配備されていたが、武装が取り付け式の三式車載重機関銃のみで機甲部隊の一員として戦車と共に行動し敵部隊と戦うには能力不足が否めなかった。
この問題は配備開始から早々に認識されており、陸軍・海軍海兵隊問わずに一定の戦闘能力を有する装甲兵員輸送車の配備するための予算を請求していた。
ただ、軍部の予算請求は仮想的国の装甲戦力がそこまで強力ではなかったことから議会で却下され、日本軍は10式装甲兵員輸送車に25mm機関砲塔を搭載するなどの改造を施した16式歩兵戦闘車を採用することでお茶を濁さざるを得なかった。
日本軍が改造でお茶を濁した一方、日本の同盟国であるアメリカでは日本を見限り新天地に活動場所を移したカモミールを中心に新規設計の新型歩兵戦闘車の開発が行われていた。
1920年には大口径の火砲と対戦車ミサイルによる強力な攻撃力と強化された装甲による防護能力を備え、さらに1個分隊を輸送することが可能と言う画期的な装甲兵員輸送車であるM8歩兵戦闘車の配備を開始していた。
このM8歩兵戦闘車は列強各国に大きな衝撃を与え、イギリスやドイツ、ソ連などでも同様の車両(ミサイルは無い)の研究を急いで開始していった。
これらの国よりもアメリカの同盟国であるはずの日本が受けた衝撃のほうがはるかに大きかった。
当時の日本では自国こそ最先端かつ最強の軍事力を有していると言う慢心的な自負を軍民共に抱いている一方、保有している歩兵戦闘車は装甲兵員輸送車である10式装甲兵員輸送車に多少の改造を施した16式歩兵戦闘車のみで本格的な歩兵戦闘車は試作車の完成はおろか研究すら開始されていなかった。
こうした事情から陸軍と海軍海兵隊のみならず国民までもが本格的な歩兵戦闘車の取得を望むうようになり、1923年より陸海軍共同での次期主力歩兵戦闘車開発計画である次期主力歩兵戦闘車計画をスタートさせる。
計画の立案にあたり陸軍および海軍海兵隊が提示したコンセプトは
「空軍の運用する三一式輸送機で空輸ができ、欧州連合の主力戦車と歩兵戦闘車の混成部隊を次期主力戦車と共に迎撃できる車両と言う」
であり提示要求は
「空軍の保有する輸送機で空輸が可能で、主砲は最低でも二六式歩兵戦闘車と同レベルとする。
さらに次期主力戦車として開発が進められている試作戦車と共に行動をする事ができ、試作戦車と同レベルの戦車を撃破可能な火力を有する。
防御力は重機関銃および歩兵用対戦車武装に耐えれる程度」
と言うのものであった。
このコンセプトと提示要求に沿って三菱重工が軍に提案したのが歩兵戦闘車が本車両である。
開発コンセプトで提示された要求の1つとして日本軍の主力戦車に追従できる速度を維持できる事が挙げられていた事から、開発当初は車体の外部装甲はアルミニウム合金を、車内の重要な部分にはラミネート装甲を採用するように議会は求めていた
だが陸軍と海兵隊、それに開発を担当した三菱は転生者というある種のチーター達が主導権を握っていた組織である。
彼らはアルミニウム装甲は成形炸薬弾(HEAT)の直撃を受けると蒸発・消失しやすく生存性に疑問符が付くことを知っており、車体には防御力が高い圧延防弾鋼板の採用を強く主張。
議会としても軍部と三菱の意見を完全に退けることはできず、さらに重量もそこまで変わらないとわかると主張を受けいれた。
車体前部左側にはエンジンと変速・操向機を一体化したパワーパックが搭載されており、車体前部右側は操縦手席となっている。
その後ろには副分隊長用の座席と後部空間内におかれている兵員室に通じる狭い通路が設けられた。
車長と砲手は砲塔内部に席が用意されており、砲塔右側に車長兼分隊長、左側に砲手が座る。
車体後部の兵員室には、背中合わせに6名分のシートと予備のミサイルや機関砲弾が搭載されており、弾薬庫としての役割も担っている。
主砲としては当時開発が進められていた35mm対空機関砲の技術を流用した25式35mm機関砲を1門搭載している。
この機関砲は最大発射速度が200発/分とそこそこな発射速度を有し、装弾筒付徹甲弾や焼夷榴弾など多様な砲弾に対応していた。
さらにその高い攻撃力と現形が対空機関砲なため一定の対空能力を有しているなどの汎用性から本車両で採用される事になった。
主砲の左側には同軸機関銃としては12式重戦車にも搭載されている7.62mm車載軽機関銃が配置されている。
砲塔両側面には対戦車兵装として連装の24式対戦車誘導弾発射基が装備されている。
30式歩兵戦闘車は発射機内弾数と予備弾数、合わせて最大で5発のミサイルを補給を受けずに発射可能である。
また、砲塔両側面にはミサイルの他に防衛用装備として発煙筒を4基ずつ装備している。
搭乗員としては車長、運転手、砲手の他に完全武装の歩兵1個分隊7名を乗車させる事を可能としている。
歩兵分隊の乗降車は車体後方部に備えられている観音開き式のハッチを利用して行う。
しかし、緊急時には兵員室天井に配置されている左右開き式のハッチを使用する事も可能としており、後方部ハッチが何らかのアクシデントで開かなくなった場合にも兵員の降車が可能である。
30式歩兵戦闘車は欧州における緊張が高まりつつあった1930年に議会より量産の許可が降りた。
31年度予算から年間500両近い数が生産され、日本陸海軍では10式装甲兵員輸送車の後継車両として機甲師団や機械化歩兵師団を中心に急ピッチで配備が進められた。
30式歩兵戦闘車は兵員輸送車としての車体が大きい事やコスト削減など理由も相まって様々なバリエーションも作られた。
装甲偵察車型の32式装甲偵察車や工兵隊仕様の32式工兵支援車、部隊の指揮官が搭乗して最前線で戦闘指揮を行うための32式戦闘指揮車など多くのバリエーションが採用され、さらに対空能力向上型や対戦車能力向上型、火力支援観測型なども存在する。
最後に余談を1つ。
この強力な歩兵戦闘車の登場を知ったイギリスやドイツ帝国、ソ連は更なる情報の収集を情報部に命令した。
その結果、白人系の人間がいつもより多く秋葉原にて目撃され、参考書籍の名目で購入された書籍のうちいくつかは何故か肌色の多い服を着た美少女が多く描かれていたものだったという。
以上になります。wikiへの転載はOKです
乙。最後のwさすがに機関砲はチェーンガンにはしなかったか
乙です。
改定前をフォローしていませんが、高さと幅の寸法が大きくなった89式装甲戦闘車ですね。
さらにM2/M3ブラッドレーよろしく各種派生型もありと。
単純に寸法から比例計算して重量は37tぐらいですか、エンジン出力が変わっていないから登坂能力とかダッシュ力は若干劣る?
でも車内空間は広くなっているだろうから兵員の評判は良さそうですね。
作成乙です。
何気に寸法がMBT並みに大きいですね…
この世界では歩兵の重装備化が早いので、それに合わせたんですかね。
そういえばこの歩兵戦闘車、直列ディーゼルのストロークの記載が消えてる?
89FVモチーフなら多分4ストロークでしょうが…重量の記載もないなあ。
乙です
歩兵部隊のお供ですね。
対人、対空、対軽装甲と広く活躍できそうですわ。
全備重量どれくらいなんでしょう?
当初の予定通りなら輸送機で運べるレベルなので戦車よりは大分軽いと思われますが。
歩兵戦闘車としては結構大きめなので世界で最も乗り心地のいい歩兵戦闘車なんて呼ばれるかもですねw
>>724
いえ。今回みたいに犯人が猟銃持っている前提だと重装備警察の方が先に出てくるんじゃないかと思いまして。
今回の事件みたいなレベルだと先に自動人気部隊が投入されるのですね。
しかし1920年代にアメリカも歩兵戦闘車を完成、配備している…ですか。
多分だけどBMP-1みたいに防御に不安があるやつじゃないなあ。
カモミールの変態ども、どんな車両を作ったんだか。
>>732
絵柄はアレですが、解りやすく詳細を纏めた書籍でしたのでw
>>機関砲はチェーンガン
ある意味で保守的なところもあったからこそ機関砲のままいきました
>>733
モデルはM2歩兵戦闘車と89式歩兵戦闘車ゴチャマゼにしたような感じです。
なのでバリエーションも豊富になりました
>>エンジン出力
正直、エンジンに関しては1000hpとかでも良かったかもとは思いました。
>>734
将来の歩兵の重装備化を知っているため、それに備えて余裕を持たして兵員室の拡大が行われました。
>>735
あ……
改訂版を上げます
(全体重量に関しては決めかねていたけどストローク数は単純に忘れてた)
>>736
日本軍機械化歩兵の友を目指して開発されました
>>全体重量
一応、40tは行かない程度ではあると思ってますが、正直決めかねております……
>>737
ショットガン相手だとスラッグ弾とかも考えないといけないので犠牲を防ぐためにも自動人形部隊が送り込まれます。
あと、自動小銃とか持っている可能性もありますし
>>738
初手BMP-3相当の歩兵戦闘車を送り込んできました
>>739-740
ああ、やはりそうでしたか…
分隊支援火器に対戦車装備だけでも、相当容積が必要ですものね。
初手でBMP-3とは剛毅ですねえ、あれ陣地にこもる歩兵には怖い車両です。
日米枢軸ルート 設定集『30式歩兵戦闘車』改訂版
30式歩兵戦闘車
全長 :6.8m
全幅 :3.6m
全高 :3.1m
速度 :70km/h
エンジン:三菱MTA-T-06 4ストローク直列10気筒液冷ディーゼルエンジン(1065hp/4250rpm)
航続距離:600km
乗員:3+7名
兵装
:35mm機関砲 ×1門
:7.62mm車載機関銃×1丁
:連装対戦車誘導弾発射装置×2基
30式歩兵戦闘車は大日本帝国陸軍および大日本帝国海軍海兵隊が西暦1930年に採用した日本初の本格的な歩兵戦闘車である。
本車両採用より前の日本軍では装甲兵員輸送車両として兵員輸送のみを目的とした10式装甲兵員輸送車のみであった。
10式装甲兵員輸送車は戦車に随伴して行動する事も可能で戦場まで兵員を送るタクシーとしては十二分に活躍できるスペックを有していた。
さらに取得・運用コストが安い事から日本軍の主力装甲車として大量に配備されていたが、武装が取り付け式の三式車載重機関銃のみで機甲部隊の一員として戦車と共に行動し敵部隊と戦うには能力不足が否めなかった。
この問題は配備開始から早々に認識されており、陸軍・海軍海兵隊問わずに一定の戦闘能力を有する装甲兵員輸送車の配備するための予算を請求していた。
ただ、軍部の予算請求は仮想的国の装甲戦力がそこまで強力ではなかったことから議会で却下され、日本軍は10式装甲兵員輸送車に25mm機関砲塔を搭載するなどの改造を施した16式歩兵戦闘車を採用することでお茶を濁さざるを得なかった。
日本軍が改造でお茶を濁した一方、日本の同盟国であるアメリカでは日本を見限り新天地に活動場所を移したカモミールを中心に新規設計の新型歩兵戦闘車の開発が行われていた。
1920年には大口径の火砲と対戦車ミサイルによる強力な攻撃力と強化された装甲による防護能力を備え、さらに1個分隊を輸送することが可能と言う画期的な装甲兵員輸送車であるM8歩兵戦闘車の配備を開始していた。
このM8歩兵戦闘車は列強各国に大きな衝撃を与え、イギリスやドイツ、ソ連などでも同様の車両(ミサイルは無い)の研究を急いで開始していった。
これらの国よりもアメリカの同盟国であるはずの日本が受けた衝撃のほうがはるかに大きかった。
当時の日本では自国こそ最先端かつ最強の軍事力を有していると言う慢心的な自負を軍民共に抱いている一方、保有している歩兵戦闘車は装甲兵員輸送車である10式装甲兵員輸送車に多少の改造を施した16式歩兵戦闘車のみで本格的な歩兵戦闘車は試作車の完成はおろか研究すら開始されていなかった。
こうした事情から陸軍と海軍海兵隊のみならず国民までもが本格的な歩兵戦闘車の取得を望むうようになり、1923年より陸海軍共同での次期主力歩兵戦闘車開発計画である次期主力歩兵戦闘車計画をスタートさせる。
計画の立案にあたり陸軍および海軍海兵隊が提示したコンセプトは
「空軍の運用するC-27で空輸ができ、欧州連合の主力戦車と歩兵戦闘車の混成部隊を次期主力戦車と共に迎撃できる車両と言う」
であり提示要求は
「空軍で運用するC-27長距離輸送機で空輸が可能で、主砲は最低でも16式歩兵戦闘車と同レベルとする。
さらに開発の進む次期主力戦車と共に行動をする事が可能で、試作戦車と同レベルの戦車を撃破可能な火力を有する。
防御力は重機関銃および歩兵用対戦車武装に耐えれる程度」
と言うのものであった。
このコンセプトと提示要求に沿って三菱重工が軍に提案したのが歩兵戦闘車が本車両である。
開発コンセプトで提示された要求の1つとして日本軍の主力戦車に追従できる速度を維持できる事が挙げられていた事から、開発当初は車体の外部装甲はアルミニウム合金を、車内の重要な部分にはラミネート装甲を採用するように議会は求めていた
だが陸軍と海兵隊、それに開発を担当した三菱は転生者というある種のチーター達が主導権を握っていた組織である。
彼らはアルミニウム装甲は成形炸薬弾(HEAT)の直撃を受けると蒸発・消失しやすく生存性に疑問符が付くことを知っており、車体には防御力が高い圧延防弾鋼板の採用を強く主張。
議会としても軍部と三菱の意見を完全に退けることはできず、さらに重量もそこまで変わらないとわかると主張を受けいれた。
車体前部左側にはエンジンと変速・操向機を一体化したパワーパックが搭載されており、車体前部右側は操縦手席となっている。
その後ろには副分隊長用の座席と後部空間内におかれている兵員室に通じる狭い通路が設けられた。
車長と砲手は砲塔内部に席が用意されており、砲塔右側に車長兼分隊長、左側に砲手が座る。
車体後部の兵員室には、背中合わせに6名分のシートと予備のミサイルや機関砲弾が搭載されており、弾薬庫としての役割も担っている。
主砲としては当時開発が進められていた35mm対空機関砲の技術を流用した25式35mm機関砲を1門搭載している。
この機関砲は最大発射速度が200発/分とそこそこな発射速度を有し、装弾筒付徹甲弾や焼夷榴弾など多様な砲弾に対応していた。
さらにその高い攻撃力と現形が対空機関砲なため一定の対空能力を有しているなどの汎用性から本車両で採用される事になった。
主砲の左側には同軸機関銃としては12式重戦車にも搭載されている7.62mm車載軽機関銃が配置されている。
砲塔両側面には対戦車兵装として連装の24式対戦車誘導弾発射基が装備されている。
30式歩兵戦闘車は発射機内弾数と予備弾数、合わせて最大で5発のミサイルを補給を受けずに発射可能である。
また、砲塔両側面にはミサイルの他に防衛用装備として発煙筒を4基ずつ装備している。
搭乗員としては車長、運転手、砲手の他に完全武装の歩兵1個分隊7名を乗車させる事を可能としている。
歩兵分隊の乗降車は車体後方部に備えられている観音開き式のハッチを利用して行う。
しかし、緊急時には兵員室天井に配置されている左右開き式のハッチを使用する事も可能としており、後方部ハッチが何らかのアクシデントで開かなくなった場合にも兵員の降車が可能である。
30式歩兵戦闘車は欧州における緊張が高まりつつあった1930年に議会より量産の許可が降りた。
31年度予算から年間500両近い数が生産され、日本陸海軍では10式装甲兵員輸送車の後継車両として機甲師団や機械化歩兵師団を中心に急ピッチで配備が進められた。
30式歩兵戦闘車は兵員輸送車としての車体が大きい事やコスト削減など理由も相まって様々なバリエーションも作られた。
装甲偵察車型の32式装甲偵察車や工兵隊仕様の32式工兵支援車、部隊の指揮官が搭乗して最前線で戦闘指揮を行うための32式戦闘指揮車など多くのバリエーションが採用され、さらに対空能力向上型や対戦車能力向上型、火力支援観測型なども存在する。
最後に余談を1つ。
この強力な歩兵戦闘車の登場を知ったイギリスやドイツ帝国、ソ連は更なる情報の収集を情報部に命令した。
その結果、白人系の人間がいつもより多く秋葉原にて目撃され、参考書籍の名目で購入された書籍のうちいくつかは何故か肌色の多い服を着た美少女が多く描かれていたものだったという。
以上になります。
とりあえずストローク数の明記とエンジン出力の改善、あと改定を忘れていた仕様要求の修正を行いました。
wikiへの転載はOKです
改定乙です…直列10気筒、こいつは凄い。
大型コンテナ船レベルのエンジンだ。
将来の武装強化や増加装甲搭載、電子装備換装も余裕でいけますね。
あ! やらかした!!
直列じゃねV型です。申し訳ない。
あ、V型でしたか…
1気筒あたり100馬力を超える水冷V型ディーゼル、もうこの段階でオーパーツですねえ。
それとBMP-3ってパワーパック、車体後部にあるんですね。歩兵の展開が結構大変そうな。
プーマで使われているエンジンと同レベルのものが30年代にあるという恐怖よ……
……冷静になって考えたら74式戦車と同程度のエンジン出力(720馬力)で十分じゃね?
改定乙です
>>749
そういや上の返信で全備重量でも40tいかないくらいと言ってましたものね。
因みにプーマ君、昨年のドイツ軍観閲式で参加車両が全車故障したそうです…
ありゃそもそもまともに整備していないっぽいから残当。
本当に落ちぶれましたね、ドイツ連邦軍…
日蘭や日米枢軸世界などでは、あるいは敵として、あるいは味方として強大な存在ですけど。
>>751
ドイツ連邦軍の行き過ぎた官僚主義は日本にも伝わってくるレベルだからね
(まともな整備ができなくても)しょうがないね
『効果的な装備を導入するのことではなく、徹底的な法令遵守と入札後に入札者から訴訟を起こさせないため万全の事務処理に全力を尽くすのがドイツ連邦軍装備調達部門の至上命題である』とイギリスに評されるレベルでアレなのだ……
>>750
一応、将来的なことを考えるのならば90式レベルはあったほうがいいのではないかという考えもありますが、微妙なラインなんですなぁ
>>754
官僚主義もここまで行きますとなあ…自衛隊が寧ろ柔軟に見えるくらいだ。
それとこの歩兵戦闘車でしたら将来、史実では日本製鋼所の開発した80口径50ミリテレスコープ砲。
そこまでは無理でも40ミリ程度なら普通に換装、搭載できそうですね。
>>755
そもそも将来を考えるとコンパクトな歩兵戦闘車そのものに設計の限界が訪れますしね。
ストライカー装甲車形式の設計に余裕ある大型装甲車方式に切り替えた方が何かと使いまわししやすいですし…
その意味ではプーマもコンセプトは正しかったんですがねえ…
因みに機動戦闘車は一見、普通の大型装輪装甲車に見えるんですが、
C-2輸送機で空輸可能で、フルスペックの105ミリ砲のスラローム射撃に対応し、
84ミリHEATや30ミリAPFSDS程度には耐えるという、かなりピーキーな車両です。
小型化は発展性を犠牲にしますからねぇ
ちなみに30式歩兵戦闘車、C-130相当のC-6(6式戦術輸送機)では輸送できないのですが、仕様要求がC-17レベルのC-27(27式戦術輸送機)での輸送だったので大型化をできました
>>758
>30ミリAPFSDS程度には耐える
対20㎜対応防御のはずでは?>キドセン
>>760
耐久試験費目に84ミリ対戦車榴弾と並んで、30ミリ徹甲弾というのがありましてね。
多分ですがブッシュマスター2のAPFSDSを使ったんじゃないかなあ…と。
防弾鋼板自体もかなり高性能なようですし、モジュール装甲次第では耐えるんじゃないでしょうか。
後、同世代のモジュール装甲を用いた装輪装甲車も、
30ミリAPFSDS耐久(条件は様々でしょうが)という車両は複数ありますんで、
後発組の16式なら達成していても不思議ではないかなって…
ホワイトベアー様の30式歩兵戦闘車の項目に、
名前のみ出ていたアメリカ式BMP-3ことM8を、勝手ながら考察してみました。
お時間のあるときにご笑覧頂ければ幸いです。
・M8歩兵戦闘車
アメリカ合衆国軍が1920年代に、世界で最初の本格的歩兵戦闘車として開発と配備を行った重装軌装甲車。
それまでも戦車、装甲兵員輸送車を協働させての機械化部隊による突破は多かったが、装甲車にさらに火力を。
戦車以外の装甲車両、あるいは永久陣地を排除できる火力を、相応の防護力と共に付与した車両はM8が世界初である。
本車の開発は合衆国陸軍及び当時の新興重工業メーカー、カモミールが中心となって行われている。
元々は日本企業であったが需要と供給のミスマッチ、カモミールの技術陣の相当な癖の強さからアメリカ企業として再スタート。
今では筆記用具から打ち上げロケット、人工衛星まで幅広く取り扱う合衆国屈指の総合メーカーとして活躍している。
余談はさておいて、合衆国が日本とともに盛大に死の商人を演じた側面のある第一次大戦は、恐ろしいほどの技術進歩を果たした。
そこには対戦車装備の著しい発達も含まれ、1人から2人の歩兵で取り扱える無反動砲やロケット発射機も含まれる。
何れも有効射程は短いが、成形炸薬弾を用いることで条件さえ良ければ、中戦車の正面装甲程度は貫通する威力に達している。
そのような状況で歩兵運搬を担う装甲車ゆえ、前線は主力戦車に任せておけば事は足りるという状況は変貌してしまった。
第一次大戦の段階でも英国、フランス、ドイツなどの主要参戦国は、既に機械化・機甲師団による機動戦を幾度も展開。
それは大きな戦果をあげると同時に、歩戦協働が多少でも崩れれば即座に集中する対戦車火力により、大損害を負う戦訓も示した。
合衆国最大の同盟国である日本もこの戦訓をよく学んでいたが、当面は世界大戦が終結し、何よりも仮想敵国が存在しないこと。
かような状況で全ての分野に潤沢な軍事費を投じるわけにもゆかず、既存の10式装甲兵員輸送車に25ミリ機関砲を搭載。
臨時の歩兵戦闘車としてお茶を濁すのが手一杯であり、如何なる大国の軍隊も常に予算で動くことを痛感させられる。
では合衆国で歩兵戦闘車という新機軸の、そしてけして低コストではない装甲車両開発が軍、そして議会を通った理由は2つ。
仮に次なる世界大戦ないし地域紛争が欧州で勃発した際、日本よりも地理的に近く、迅速な兵力展開を否応なしに必要とされること。
そして兵士や将校たりうる者-有権者とは、如何なる兵器よりも高価であると南北戦争以来、流血とともに学んだ結果である。
かような事情から合衆国陸軍がカモミールなどに令達した要求仕様は、寸法と重量で当時最新のM4A2(T-55AM相当)を大きく超えないこと。
少なくとも正面装甲は歩兵携帯の成形炸薬弾。もしくは重機関銃や小口径速射砲(機関砲)複数の直撃に耐えること。
ライフル分隊(分隊支援火器チーム含め8名)が余裕をもって乗車可能なこと。永久築城や軽戦車程度は排除可能な火力であった。
一見無理難題極まれリという内容であるが、日本と並ぶ軍事技術先進国である合衆国では既に、半自動誘導式の対戦車ミサイル。
高速レシプロ機やジェット機の捕捉を前提とした高初速大口径機関砲、そしてこれらを統制する電子機材などが実用化されつつあった。
駆動系や装甲板に必要な冶金技術も同様であり、合衆国軍もけして無理難題を命じたわけではなく、何なら技術支援金すら提供している。
そして何よりこの発注を請け負ったのはカモミールである。読者諸兄なら御存知の通り、彼らは史実世界では報われなかった旧ソ連・ロシア式兵器。
それを大陸日本やその影響で史実以上に発達した合衆国の、基礎工業力や先端技術を用いて復刻。昇華させることこそ生きがいとする連中である。
彼らは湾岸戦争などで西側戦車にカモられた戦車、装甲車の復権も推し進めており、今回の発注は渡りに船であった。
彼らが様々な史実ソ連装甲車両を検討の末、合衆国陸軍に提供するにふさわしいとした車両のベースはBMP-3であった。
この歩兵戦闘車は100ミリ低圧砲、30ミリ機関砲などの重武装を誇り、更には主砲発射式の対戦車ミサイルさえ有する大火力である。
防御力も主要部に二重装甲を適用することで、ソ連式30ミリ機関砲の徹甲弾連続射撃に耐える程度は十分強靭であった。
だが性能面では問題はないが、歩兵戦闘車として些か複雑に過ぎる構造である。つまり高コストになりかねないこともカモミールは認めた。
また駆動系を車体後部に設けることで機動性は向上したが、乗車歩兵が狭い側面ハッチ。あるいは敵弾に身を晒しやすい上面ハッチ。
これらを用いて重装備を抱えて展開するという構造は、如何に東側兵器を愛好する彼らとしても、あまり看過できる特徴とは言い難かった。
故に車体規模はBMP-3相当としつつも、かなり早い段階で駆動系を車体前部配置として、車内容積の効率化を彼らは決心している。
旧ソ連の技術に付きせぬロマンと愛情を感じつつも、根底は平成時代を生きた日本人であり、憧れと営利は別物と冷静に峻別していた。
また彼らは「たった一つか二つ要素技術を変更した程度で、我らの愛情が変わるとでも?」と真顔で述べる集団である_やっぱラリってねえか?
そして駆動系の車体前部配置に当たっては容積コンパクト化のため、原型の水冷V型10気筒からV型8気筒に改められた。
原型のエンジンはV型ながら144度もの開口角度を取ることで車高を抑制していたが、1920年代の段階で大陸日本を同盟国とした合衆国。
その自動車技術は80年代の旧ソ連など大いに凌駕し、オーソドックスな水冷4ストロークV8構造で、十分なコンパクト化と出力を得た。
日本製M4A3E8というべき10式中戦車のライセンス生産、T-55系列をリファインしたM4中戦車の開発経験なども大いに貢献している。
エンジン出力はV8型で600馬力を達成し、変速機もトルクコンバーターオートマチック方式を備え、操縦性は相当に平易であった。
サスペンションはM4中戦車系列と同様のトーションバー方式で、堅実性に重きを置いたもので、最大8トン以上の重量増大を見越している。
装甲はやはりBMP-3と異なり軽合金から防弾鋼板主体となり、それ故に浮航性能はオミットされ、重量も26トンへ増大している。
このあたりは軽合金の特に成形炸薬弾に対する防御力の限界、重機関銃や機関砲徹甲弾の急速な貫通力増大への対応がある。
とはいえ600馬力ディーゼルを主体とする駆動系は十分な機動性を発揮し、浮航性は潤沢な合衆国工兵隊の支援により十分補填できた。
車体の完成を見た上で次なる焦点は武装であった。原型たるBMP-3の大火力は確かに魅力的だが、同時に整備と生産双方で複雑に過ぎる。
それは当然コストにも跳ね返り、如何に歩兵戦闘車という新世代の装甲車に期待と支援を送る合衆国軍でも、採用には難渋してしまう。
また強引に重火器複数を搭載した砲塔は、仮に電子装置の支援を受けたとしても砲手と車長へ尋常ではない負担を強いてしまう。
故にカモミール装甲車両部門は合衆国が必要としているものはなにか、そしてBMP-3の魂を残すのに最も大切な要素を吟味。
最終的には同軸30ミリ機関砲を12.7ミリ機関銃に抑制、対戦車ミサイルは砲塔側面の発射機に外装化することで砲塔構造を単純化。
その上でBMP-3が有した最大の火砲である100ミリ低圧砲を、砲身長を40口径に、装填をバズル式自動装填として搭載している。
史実西側MBTに近い構造故に砲塔の大型化は避けられなかったが、砲塔バズルと車体の干渉を避け全幅と全長拡大を抑制。
搭載する主砲はあくまで高初速で成形炸薬弾、榴弾をハイレートで放つ支援火砲と割り切り、本命の対戦車火力は外装の誘導弾に委ねた。
なお外装式となった対戦車ミサイルは、既に合衆国軍にてカモミールが開発。歩兵部隊に配備を進めていた9M14P相当の、半自動照準式のものである。
合衆国軍正式名称であるMGM71「ドラゴン」は半自動有線誘導、飛翔速度毎秒150メートル、有効射程3000m程度の性能を持つ。
本車の本命は100ミリ低圧砲の速射であり、どちらかといえば本ミサイルは歩兵用のそれを車載化したに過ぎない。
とはいえこの時代に半自動有線誘導は相当に先進的で、射程も長く、RHA換算で500ミリに達する装甲貫通力は非常に魅力的ではあった。
装甲戦闘車両の火力を武装と同じく担保する電子装備に関しては、電気式垂直水平安定装置を砲及び照準器に導入。
第一世代相当のパッシブ赤外線暗視装置、レーザー測距儀、電子計算機も射撃指揮装置に組み込み、躍進射撃の命中精度を向上。
対戦車ミサイルは砲塔両側面に各1基の装甲箱型発射機を備え、やはり暗視装置やレーザー測距儀の支援のもとに誘導を行う。
100ミリ主砲は平均毎分15発の射撃が可能であり、低圧砲故に初速に依存しない成形炸薬弾。炸薬量を維持しやすい榴弾に特化。
永久陣地、重装甲車、軽戦車何れに対してもコンスタントな火力を達成。特にBMP-3と異なりロケット加速を省いたことで、構造簡素化にも貢献。
主砲同軸の12.7ミリ機関銃、車体固定の7.62ミリ機関銃2門も軽装甲目標。歩兵掃討には大変効果的な試験結果を示した。
そしてM8で称賛されるべきはこれらの戦闘艤装、実効性能を達成するにあたり、最大限民間の商用技術を援用していること。
あるいは既に配備されている装備を車載最適化を行うことで、過剰コストを回避して合衆国軍の要求を満たしていることである。
特に今後、装甲戦闘車両のコストの半分を占めることになる電子装備などは、IBMなどの商業用電子機材を主体となっている。
駆動系、装甲に用いるモジュールや冶金技術も既存の中戦車や大型装甲車の技術を援用、改良したもので、外観に反してかなり新味はない。
唯一難儀したものは40口径100ミリ低圧砲であるが、これも合衆国軍が歩兵用に試作していた90ミリ軽量対戦車砲の拡大改良版である。
カモミールは旧ソ連式の工業製品を布教するためであれば、市場原理も枯れた技術の水平思考も全てを活用したのである。
かくして合衆国軍評価試験部隊においても、現行主力戦車に匹敵する巨体はやや難を示されたが、性能と信頼性は総じて合格。
コストに関してもカモミールが得意とするスケールメリット生産を行えば、ファミリー化を含め十分元が取れると判断されM8の名前のもとに採用された。
M8の破天荒に見えるがオーソドックな設計は一線部隊での評価も悪くなく、指揮通信車や装甲工兵車など多くの派生型とともに配備されることになる。
以上にございます。
駆動系を西側歩兵戦闘車と同じ配置にして、対戦車ミサイルを外装にして、
しかし100ミリ低圧砲という本命は死守してみたアメリカ版BMP-3と相成りました。
なおガンポートのような工作点数が増える割に、実用性が乏しい装備はシベリアに送られました。
それでも結構なお値段となるでしょうが、日本陸軍などが89FVやM2コンセプトの歩兵戦闘車の配備。
仮想敵が存在しないにも関わらず、議会で予算を通るには多少奇抜でも良いかな…と。
何だこのイカれた歩兵戦闘車は、たまげたなあ…
乙です
RPM二桁の100ミリ榴弾&ATMとか1920年台にあっていい代物じゃねぇ・・・>西側風BMP-3
ところで、フロントエンジンだと元ネタの車体前方機銃×2を配置するスペースが無いと思うのですが、どういう配置になっていますか?
有難うございます…ああ、そうか。
あの機関銃の配置って駆動系が後ろだから出来たんですね、参ったなあ。
そうだよなあ、でかいエンジンと変速機を前に搭載して、車体銃なんて置く場所…(蒼白
乙元々のモデルが水陸両用戦車を叩き台にしてたから本格的に歩兵戦闘車に
するならこれくらい大規模変更になるわな
乙です。
M8歩兵戦闘車が予想以上に本格的かつ強力な歩兵戦闘車で驚きを隠せない……
流石はカモミールだ
ただ一点だけ修正を。
M8歩兵戦闘車が搭載している低圧砲の口径は105mmとなっております。
あの忌々しきヤード・ポンド法なる邪悪な単位を使用するアメリカでは100mmというキリのいい数字にはならんのだ
105mmも確か大本辿るとドイツ系センチメートル法の口径だった記憶
正インチに拘るなら4インチ≒102mm砲?
>>105 mmはヤーポン?
5mm単位なら十分キリが良いと思っていましたが手繰っていくとこの口径はナポレオン戦争当時の仏8ポンド砲に行き着くんですね。
でそのシリーズに120mm砲があったりと
そうなると純粋にヤーポンを排して決まった口径ってホントに100mm砲ぐらいしか無いのか?
#比較的新しそうな150mmがもしかしてとは思うけど、由来を手繰れなかった。
37ミリ口径も、榴弾でできる野砲の最小砲だから37ミリが最低であると
条約で決められたんだったか?
乙です
対戦車はミサイルに割り切り対歩兵、対陣地相手をメインに想定といった感じですね。
機関砲搭載した対空モデルなんかもありそう。
そういや思ったのですがこの時の米軍って他に100mm砲使っている兵器ってありましたっけか?
ヤーポンと歴史の闇に飲まれていく(元凶)
調べてみるとアメリカで105mmが採用された経緯はフラカスのM1897 75mm野砲の後継としてのドイツ帝国の105mm砲を無断コピーしたとのことですので確かにメートル法が根底にありますね
>>777
日米枢軸世界では基本的に日本軍が史実西側規格を使っているせいで、砲弾の共通化などのためにアメリカや満州連邦など日本の同盟国でも史実西側規格が適応されております
ヤーポン死すべし。慈悲はない。
一片たりとも残しておけん!!
>>778
日本の方は100mm砲企画の兵器とか割とあるんでしたっけ?
>>779
日米枢軸日本のことであれば夢幻会が『わざわざ100mmなんて新規格じゃなくて使い慣れた105mmでええやん』となったので100mm砲はなかったりします。
史実帝国陸軍も十糎砲と名のついている火砲の実際の口径は105mmでしたのよ
ヤーポン法とかいう実際に莫大な被害も出している邪悪な単位は廃絶しなきゃ(使命感)
???『何の前振りもなくヤードポンド法を使う奴らをこのメートル原器で跡形もなく踏み潰してやる』
>史実帝国陸軍
ちなみに、十五糎砲は「149.5mm」でイタリア規格準拠なのだ。
帝国陸軍の十五糎は149.5mmではなく149.1mmですぞ
>>783
あ、そうでしたね(本棚から引っ張り出した)
さて15時よりさらなる改定を加えた30式歩兵戦闘車の設定を投稿します
では投稿を開始します
日米枢軸ネタ 設定集『30式歩兵戦闘車』
30式歩兵戦闘車
全長 :6.8m
全幅 :3.6m
全高 :3.1m
速度 :70km/h
エンジン:三菱MTA-T-06 4ストローク直列10気筒液冷ディーゼルエンジン(1065hp/4250rpm)
航続距離:600km
乗員:3+7名
兵装
:90口径35mm機関砲 ×1門
:7.62mm車載機関銃×1丁
:連装対戦車誘導弾発射装置×2基
【概要】
30式歩兵戦闘車は大日本帝国陸軍および大日本帝国海軍海兵隊が西暦1930年に採用した日本初の本格的な歩兵戦闘車である。
世界大戦時に日本軍の主力歩兵戦闘車として活躍した16式歩兵戦闘車の後継車両であり、1930年に正式採用が決定して以降、1950年までに日本軍・戦闘警備隊向けのIFV型のみで約30,000両以上が製造された。
【開発経緯】
満州戦争における戦訓から機甲部隊こそ今後の陸戦の勝敗を別ける存在だと認識した日本軍は機甲部隊向けの装甲兵員輸送車両として兵員輸送のみを目的とした10式装甲兵員輸送車をその主力として精力的に配備していた。
10式装甲兵員輸送車は戦車に随伴して行動する事も可能で戦場まで兵員を送るタクシーとしては十二分に活躍できるスペックを有していた。
さらに取得・運用コストが安い事から日本軍では派生型も含めて大量に配備されていたが、武装が取り付け式の三式車載重機関銃のみで機甲部隊の一員として戦車と共に行動し敵部隊と戦うには能力不足が否めなかった。
この問題は配備開始から早々に認識されており、陸軍・海軍海兵隊問わずに一定の戦闘能力を有する装甲兵員輸送車の配備するための予算を請求していた。
ただ軍部の予算請求は仮想的国の装甲戦力がそこまで強力ではなかったことや、満州戦争における戦訓から『戦略爆撃鬼つぇぇ!!逆らう奴ら全員焼いていこうぜ!』という戦訓を経て成層圏の要塞とも呼ばれる超大型戦略爆撃機である9式戦略爆撃機を大量量産していたこと、欧州での建艦競争に対抗した海軍の大軍拡の実施もあって議会で却下されてしまう。
議会の理性的な判断によって日本の経済成長は維持された。
その一方で日本軍は10式装甲兵員輸送車に25mm機関砲塔を搭載するなどの改造を施した16式歩兵戦闘車を採用することでお茶を濁さざるを得なくなる。
日本軍が改造でお茶を濁した一方で、日本の同盟国であるアメリカでは世界大戦の震源地である欧州が日本よりも近いことや、南北戦争の反省から日本よりも装甲兵員輸送車を重要視していた。
そのため日本のように既存の装甲兵員輸送車に改造を施してお茶を濁すのではなく、新規設計の新型歩兵戦闘車の開発が行われることになる。
開発を担当したのは史実のソ連系兵器を愛し、史実西側兵器を重視する日本から新天地であるアメリカにその活動場所を移したカモミールであった。
彼らは合衆国軍の一見無茶だと思える過酷な仕様要求を完全に満たした歩兵戦闘車を開発。
アメリカ合衆国軍は1920年より40口径105mm低圧砲という大口径の火砲と半自動有線誘導方式を採用したMGM71「ドラゴン」対戦車ミサイルによる強力な攻撃力と強化された装甲による防護能力を備え、さらに1個分隊を輸送することが可能と言う画期的な装甲兵員輸送車であるM8歩兵戦闘車の配備を開始する。
このM8歩兵戦闘車の登場を受けイギリスやドイツ、ソ連などでも同様の車両(ミサイルは無い)の研究を急いで開始していくなど列強各国は大きな衝撃を受けた。
だが、これらの国よりも遥かに大きな衝撃を受けた国がある。
アメリカの同盟国であるはずの大日本帝国だ。
当時の日本では自国こそ最先端かつ最強の軍事力を有していると言う慢心的な自負を軍民共に抱いていた。
その一方で保有している歩兵戦闘車は装甲兵員輸送車である10式装甲兵員輸送車に多少の改造を施した16式歩兵戦闘車のみで本格的な歩兵戦闘車は試作車の完成はおろか研究すら開始されていなかった。
自分らの認識と現実のギャップに国民はもちろん政治家も大きな衝撃を受けた。
また、実利の面でも自国を軍事的に上回ろうとしているように映るアメリカの軍拡に対抗しない訳にもいかない。
そうした事情から陸軍と海軍海兵隊のみならず国民までもが本格的な歩兵戦闘車の取得を望むうようになり、1923年より陸海軍共同での次期主力歩兵戦闘車開発計画である次期主力歩兵戦闘車計画が議会の了承を得た上でスタートする。
【車体設計】
計画の立案にあたり陸軍および海軍海兵隊が提示したコンセプトは
「空軍の運用するC-27で空輸ができ、欧州連合の主力戦車と歩兵戦闘車の混成部隊を次期主力戦車と共に迎撃できる車両と言う」
であり提示要求は
「空軍で運用するC-27長距離輸送機で空輸が可能で、主砲は最低でも16式歩兵戦闘車と同レベルとする。
さらに開発の進む次期主力戦車と共に行動をする事が可能で、試作戦車と同レベルの戦車を撃破可能な火力を有する。
防御力は重機関銃および歩兵用対戦車武装に耐えれる程度」
と言うのものであった。
コンセプトと提示要求に沿って三菱重工が軍に提案したのが歩兵戦闘車が本車両である。
開発コンセプトで提示された要求の1つとして日本軍の主力戦車に追従できる速度を維持できる事と空輸可能なことが挙げられていたため、開発当初は車体の外部装甲はアルミニウム合金を、車内の重要な部分にはラミネート装甲を採用するように議会は求めた。
だが開発を担当した三菱は転生者というある種のチーター達が主導権を握っていた組織である。
彼らはアルミニウム装甲は成形炸薬弾(HEAT)の直撃を受けると蒸発・消失しやすく生存性に疑問符が付くことを知っており、車体には防御力が高い圧延防弾鋼板の採用を強く主張。
また、将来的な発展性を残すための陸軍や議会の求めるコンパクトな車体というコンセプトにも否定的で、むしろ車体を大型化させることを臨んだ。
幸いC-27は世界大戦後にドイツ帝国国民に救援物資を届けるために行われた一大空輸作戦『セント・ニコラオス作戦』を受け、和製C-5というべきC-12(12式戦略輸送機)と和製C-130と言うべきC-6(6式戦術輸送機)のギャップを埋める大型輸送機として開発された最新の大型長距離輸送機であった。
そのため例え大型化を受け入れたとしても空輸することが可能であり、議会としても軍部と三菱の意見を完全に退けることはできず、さらに重量もそこまで変わらないとわかると主張を受けいれた。
将来の電子兵装の導入を見越して、エンジンには次期主力戦車計画で開発された試作エンジンの技術を流用した三菱MTA-T-06 4ストローク直列10気筒液冷ディーゼルエンジンを採用した。
社内配置としては車体前部左側にエンジンと変速・操向機を一体化したパワーパックが搭載されており、車体前部右側は操縦手席となっている。
その後ろには副分隊長用の座席と後部空間内におかれている兵員室に通じる狭い通路が設けられた。
車長と砲手は砲塔内部に席が用意されており、砲塔右側に車長、左側に砲手が座る。
車体後部の兵員室には背中合わせに6名分のシートと後部乗降車ランプと向かい合う形で 1名分のシートが用意されている。
兵員室は予備のミサイルや機関砲弾が搭載されているなど弾薬庫としての役割も担っている。
【兵装】
主砲としてはM8歩兵戦闘車と同様に100mmクラスの低圧砲の搭載を望む声を封殺し、当時開発が進められていた35mm対空機関砲の技術を流用した25式90口径35mm機関砲を1門搭載した。
この機関砲は最大発射速度が200発/分とそこそこな発射速度を有し、装弾筒付徹甲弾や焼夷榴弾など多様な砲弾に対応していた。
硬化目標用のAPDSの性能には撃角90度 距離1,000mで80〜90㎜の装甲を貫通できるだけの貫徹力を誇る。
さらに原型が対空機関砲なため一定の対空能力を有しているなど高い汎用性を誇っていた。
M8歩兵戦闘車のように100mmクラスの無反動砲を装備するのではなく30mmクラスの機関砲を搭載した背景には、硬化目標よりも敵歩兵部隊や航空戦力、装甲車両等を相手にする場合は30mmクラスで十分。それ以上の硬化目標には対戦車ミサイルで対処するという日本軍の戦術思想が存在していた。
主砲の左側には同軸機関銃として12式重戦車にも搭載されている7.62mm車載軽機関銃が配置されている。
砲塔両側面には対戦車兵装として連装の29式対戦車誘導弾発射機を装備していた。
29式対戦車ミサイルは史実陸自の重SAMや史実アメリカのBGM -71 TOWをモデルに開発された最新鋭の多目的ミサイルで、最大有効射程距離4,000m、最大飛翔速度約300m/s、RHA換算では最大で900mmの装甲貫通力を誇る極めて強力な対戦車ミサイルであった。
30式歩兵戦闘車は発射機内弾数と予備弾数、合わせて最大で6発のミサイルを補給を受けずに発射可能である。
また、砲塔両側面にはミサイルの他に防衛用装備として発煙筒を4基ずつ装備している。
【乗員】
搭乗員としては車長、運転手、砲手の他に完全武装の歩兵1個分隊7名を乗車させる事を可能としている。
歩兵分隊の乗降車は車体後方部に備えられている観音開き式のハッチを利用して行う。
しかし、緊急時には兵員室天井に配置されている左右開き式のハッチを使用する事も可能としており、後方部ハッチが何らかのアクシデントで開かなくなった場合にも兵員の降車が可能である。
【配備】
30式歩兵戦闘車は欧州における緊張が高まりつつあった1930年に議会より量産の許可が降りた。
31年度予算では年間500両近い数が、その後は年間1600両近い数が生産され日本陸軍および海軍海兵隊、戦闘警備隊の16式歩兵戦闘車および10式装甲兵員輸送車の後継車両として機甲師団や機械化歩兵師団を中心に急ピッチで配備が進められた。
30式歩兵戦闘車は兵員輸送車としての車体が大きい事やコスト削減など理由も相まって様々なバリエーションも作られた。
装甲偵察車型の32式装甲偵察車や工兵隊仕様の32式工兵支援車、部隊の指揮官が搭乗して最前線で戦闘指揮を行うための32式戦闘指揮車など多くのバリエーションが採用され、さらに対空能力向上型や対戦車能力向上型、火力支援観測型なども存在する。
最後に余談を1つ。
この強力な歩兵戦闘車の登場を知ったイギリスやドイツ帝国、ソ連は更なる情報の収集を情報部に命令した。
その結果、白人系の人間がいつもより多く秋葉原にて目撃され、参考書籍の名目で購入された書籍のうちいくつかは何故か肌色の多い服を着た美少女が多く描かれていたものだったという。
以上になります。
M8歩兵戦闘車の設定を反映した形で再編しました。
wikiへの転載はOKです
改定乙です
>>778
そういえばM8歩兵戦闘車は105㎜砲ですものね。
改訂乙
改定乙です。
そして拙作M8を作中に用いていて頂いたこと、有難うございます。
>>773
有難うございます。そうか、アメリカはヤーポン法の本家ですものね。
10センチ級の榴弾砲も105ミリ砲ですし、これは気づきませんで。
>>777
恐縮です。低圧砲だと徹甲弾は難しいかなと思ったとき、
HEATとHEで歩兵直協に徹し、仰るとおり対戦車は外装のATMで行こうと考えまして。
車体構造は割とオーソドックスなので、対空型も作ることは可能ではないかと…
乙ですが、エンジンが直10のままです
それとM8の車体機関銃ですが確かドイツ軍がヘッツァなどで用いた、
MG34を遠隔操作方式にしたやつを、もう少し割り切ってみようかと思います。
つまり200発弾倉込みの7.62ミリ機銃を、固定式で外装ポン付けしただけの。
当然、砲兵射撃などに対して壊されやすいですが、7.62ミリMG程度なら補充しやすいですし、
最終局面である突破衝撃力を発揮するとき、あったほうが便利かなって。
駆動系を後ろに持っていこうかとも思いましたが、歩兵の展開にはやはりこっちのが便利でして…
リアエンジンでもエンジンブロックを片側に寄せて乗降通路を確保するという手がありますよ
イスラエルがアリチザット(T-54/55を魔改造したAPC)でやっていた奴です
そう言えばイスラエル軍、旧式戦車ベースのAPCを沢山もってましたねえ…
ちょっと考えさせて頂ければ。
ああ、アチザリットとか見てますと、西側のコンパクトなパワーパックに置き換えて、
後方にも確かに乗車口をちゃんと確保してますね…
リアエンジン構造もありだなあ、こうなると。
>>769 様のご指摘から色々と考え、思いついたM8改訂版を投稿いたします。
イスラエル軍の重APCを忘れていたのは盲点でした…
・M8歩兵戦闘車(改訂版)
アメリカ合衆国軍が1920年代に、世界で最初の本格的歩兵戦闘車として開発と配備を行った重装軌装甲車。
それまでも戦車、装甲兵員輸送車を協働させての機械化部隊による突破は多かったが、装甲車にさらに火力を。
戦車以外の装甲車両、あるいは永久陣地を排除できる火力を、相応の防護力と共に付与した車両はM8が世界初である。
本車の開発は合衆国陸軍及び当時の新興重工業メーカー、カモミールが中心となって行われている。
元々は日本企業であったが需要と供給のミスマッチ、カモミールの技術陣の相当な癖の強さからアメリカ企業として再スタート。
今では筆記用具から打ち上げロケット、人工衛星まで幅広く取り扱う合衆国屈指の総合メーカーとして活躍している。
余談はさておいて、合衆国が日本とともに盛大に死の商人を演じた側面のある第一次大戦は、恐ろしいほどの技術進歩を果たした。
そこには対戦車装備の著しい発達も含まれ、1人から2人の歩兵で取り扱える無反動砲やロケット発射機も含まれる。
何れも有効射程は短いが、成形炸薬弾を用いることで条件さえ良ければ、中戦車を正面から撃破してしまう威力さえ有していた。
そのような状況で装甲車は歩兵の運搬に徹し、前線は主力戦車に任せておけば事は足りるという状況は変貌してしまった。
第一次大戦の段階でも合衆国は英仏独など主要参戦国に劣らず、機甲師団や機械化師団による機動突破を幾度も実施。
それは大きな戦果をあげると同時に、歩戦協働が多少でも崩れれば即座に集中する対戦車火力により、大損害を負う戦訓も示した。
合衆国最大の同盟国である日本もこの戦訓をよく学んでいたが、当面は世界大戦が終結し、何よりも仮想敵国が存在しないこと。
かような状況で全ての分野に潤沢な軍事費を投じるわけにもゆかず、既存の10式装甲兵員輸送車に25ミリ機関砲を搭載。
臨時の歩兵戦闘車としてお茶を濁すのが手一杯であり、如何なる大国の軍隊も常に予算で動くことを痛感させられる。
では合衆国で歩兵戦闘車という新機軸の、そしてけして低コストではない装甲車両開発が軍、そして議会を通った理由は2つ。
仮に次なる世界大戦ないし地域紛争が欧州で勃発した際、日本よりも地理的に近く、迅速な兵力展開を否応なしに必要とされること。
そして兵士や将校たりうる者-有権者とは、如何なる兵器よりも高価であると南北戦争以来、流血とともに学んだ結果である。
かような事情から合衆国陸軍がカモミールなどに令達した要求仕様は、寸法と重量で当時最新のM4A2(T-55AM相当)を大きく超えないこと。
少なくとも正面装甲は歩兵携帯の成形炸薬弾。もしくは重機関銃や小口径速射砲(機関砲)複数の直撃に耐えること。
ライフル分隊(分隊支援火器チーム含め8名)が余裕をもって乗車可能なこと。永久築城や軽戦車程度は排除可能な火力であった。
一見無理難題極まれリという内容であるが、日本と並ぶ軍事技術先進国である合衆国では既に、半自動誘導式の対戦車ミサイル。
軽量砲身を用いる各種高初速火砲、そしてこれらを統制する電子機材などが急速に実用化されつつあった。
駆動系や装甲板に必要な冶金技術も同様であり、合衆国軍もけして無理難題を命じたわけではなく、何なら技術支援金すら提供している。
そして何よりこの発注を請け負ったのはカモミールである。読者諸兄なら御存知の通り、彼らは史実世界では報われなかった旧ソ連・ロシア式兵器。
それを大陸日本やその影響で史実以上に発達した合衆国の、基礎工業力や先端技術を用いて復刻。昇華させることこそ生きがいとする連中である。
彼らは湾岸戦争などで西側戦車にカモられた戦車、装甲車の復権も推し進めており、今回の発注は渡りに船であった。
彼らが様々な史実ソ連装甲車両を検討の末、合衆国陸軍に提供するにふさわしいとした車両のベースはBMP-3であった。
この歩兵戦闘車は100ミリ低圧砲、30ミリ機関砲などの重武装を誇り、更には主砲発射式の対戦車ミサイルさえ有する大火力である。
防御力も主要部に二重装甲を適用することで、ソ連式30ミリ機関砲の徹甲弾連続射撃に耐える程度は十分強靭であった。
かように性能面では申し分なかったが、主砲発射式ミサイルや100ミリ級火砲と30ミリ機関砲の同軸配置など、複雑に過ぎる部分も否めない。
また歩兵戦闘車としては珍しく、パワーパックを車体後部に収めることで、車体前部から中部の火力投射を増大させている。
それはそれで一つの考えではあるが、歩兵の迅速な降車展開という点で、やはり問題があることをカモミールは知悉していた。
このあたりについては降車前に戦車などと協働し、大火力で敵陣を制圧すれば危険性は減少するという意見も存在していた。
だが先の世界大戦で機甲師団所属の機械化歩兵として従軍した経験を持つ者は、流石にそれは危険性の軽視が過ぎると否定。
装甲車と歩兵にとって最も危険な瞬間は、歩兵を展開するため停車した瞬間であり、その短縮は必要不可欠と判断された。
では素直にパワーパックを車体前部に配置するという案も有力だったが、ここで前方投射火力と歩兵降車迅速化。その両立案が浮上した。
それは原型のBMP-3が搭載していた水冷4サイクルV型10気筒ディーゼル-気筒間に144度もの角度を設け、車高を低減させるエンジン。
これを大陸日本との競争で史実以上に自動車大国となった合衆国の技術を用い、コンパクト化を行ってしまえば良いというものだった。
何も新奇なものではなく史実世界においてはイスラエル国防軍が、旧式戦車を原型とした重装甲車でよく用いていた手段である。
そしてその重装甲車の原型となった戦車に少なからず鹵獲されたT-55が存在していたことを考えると、これはこれでロシア式と言えなくもない。
幸いにしてカモミールは自動車部門も他メーカーと提携する形で相応に強く、直ちにこの提案に沿った再設計が実施された。
エンジンには車高がやや増大し燃費でも遜色を見るが、コンパクト性に優れる船舶用を原型とした水冷2ストローク直列6気筒ディーゼルを採用。
変速機もトルクコンバーター方式を用いている点は同様だが、原型に比べより小型効率化をはかり、パワーパックそのものの小型軽量化を達成。
パワーパックを片舷に寄せ、車体側面と背面から原型に比べ、相当に迅速な歩兵の展開を行える構造を作り出している。
エンジン出力は600馬力と当面はまず十分なものであり、トルクコンバーター変速機も前進4速/後進2速の自動式で、操縦は平易であった。
サスペンションは原型と同様、オーソドックスなトーションバー方式を持ちていており、整備性と強度、生産性の向上を図っている。
後述するが車体構造素材を軽合金から防弾鋼板に変更したことにより、25トンに増大した戦闘状態でも十分軽快な機動力を与えた。
そして車体構造のもう一つの変化として、砲塔及び車体双方が前面にきつい傾斜を有する防弾鋼板溶接構造に変更された。
この世界における合衆国陸軍、海兵隊が有する工兵の機械化は著しく、自走架橋や浮橋等も豊富に有していた。
故に河川浮航性能の必要性が低く、軍からの要求にもそもそも存在しなかったため、コスト低減と生産性向上のために変更となった。
勿論生残性の向上については言うまでもなく、既に第一次世界大戦で多用された成形炸薬弾対策を意識し、砲塔・車体全部に中空装甲を採用。
車体内部全体には高分子素材による内張が搭載され、被弾した際の衝撃による破片、戦闘艤装飛散による被害抑制に努めている。
またやはり第一次世界大戦で実用性が乏しいとされたガンポートも廃止され、車体側面や後部ランプは単純な一枚構造である。
車体の完成を見た上で次なる焦点は武装であった。駆動系のコンパクト化と偏差配置の工夫により、車体前方の火力容積は確保できた。
だが100ミリ低圧砲、30ミリ機関砲の連装配置。更には低圧砲から発射する対戦車ミサイルなどは、如何にも複雑に過ぎた。
何しろソ連が得意とした砲発射式対戦車ミサイルなどは、数発で戦車本体に匹敵するほどの高コストとなったのだ。
故にカモミールは軍が火力面で強く求めた要求である永久陣地、戦車以外の装甲車両の排除を一義として火力配置を再設計。
ヤード・ポンド法に合わせ口径を105ミリに、砲身長を38口径に伸ばした低圧砲をバズル式自動装填装置とともに砲塔に搭載。
まずは大炸薬の105ミリ榴弾、成形炸薬弾の速射による陣地、軽装甲車両の制圧を優先した。発射速度は毎分12-15発程度である。
それ以外の武装としては主砲同軸に、低空対空射撃用も兼ねてKordを参考とした12.7ミリ車載重機関銃を1門。
車体正面の左右には歩兵用分隊支援火器を原型に車載化した7.62ミリ機関銃を、各1門搭載することで陣地突破火力を高めた。
弾薬は105ミリ低圧砲が48発(即応24発、予備弾24発)、12.7ミリ機関銃が1000発、7.62ミリ機関銃が4000発搭載されている。
では対戦車火力を完全に割り切ったかと言えば異なる。何しろ既に歩兵部隊にはカモミールも開発に関わった、対戦車ミサイルが配備されていた。
史実の9M14P相当の半自動有線誘導方式の対戦車ミサイルで、飛翔速度毎秒150メートル、有効射程3000メートル程度。
そして最良状態ならば均質圧延装甲で450ミリ以上を貫通可能な威力を持ち、重量も11キロそこそこと軽便なシステムである。
カモミール開発陣は「砲発射に拘らなければ良い」とあっさりと割り切り、既存の対戦車ミサイルを誘導システムごと外装式に搭載。
ミサイルは即応弾2発が箱型装甲発射機に収められ、砲塔左右に搭載されている。車体内部にも2発の予備弾が搭載可能である。
如何に重工業、軍事技術の発達が極めて早いこの世界でも、当時の最新戦車は戦後第2世代相当であり、十分な威力が期待できた。
武装と並んで戦闘車両の火力を担保する射撃指揮装置は、流石に原型BMP-3ほど複雑かつ高性能なものではない。
だがアクティブ赤外線暗視装置、ルビーレーザー測距儀、デジタル弾道計算機、砲・照準器2軸安定装置などは完備している。
これは同時期の主力戦車、M4の改良型であるM4A2(T-55AM)用のそれと共通規格で、スケールメリットによる調達コスト低下も意識された。
そしてM8で称賛されるべきはこれらの戦闘艤装、実効性能を達成するにあたり、最大限民間の商用技術を援用していること。
あるいは既に配備されている装備を車載最適化を行うことで、過剰コストを回避して合衆国軍の要求を満たしていることである。
特に今後、装甲戦闘車両のコストの半分を占めることになる電子装備などは、IBMなどの商業用電子機材を主体となっている。
駆動系、装甲に用いるモジュールや冶金技術も既存の中戦車や大型装甲車の技術を援用、改良したもので、外観に反してかなり新味はない。
唯一難儀したものは38口径105ミリ低圧砲であるが、これも合衆国軍が歩兵用に試作していた90ミリ軽量対戦車砲の拡大改良版である。
カモミールは旧ソ連式の工業製品を布教するためであれば、市場原理も枯れた技術の水平思考も全てを活用したのである。
かくして合衆国軍評価試験部隊においても、現行主力戦車に匹敵する巨体はやや難を示されたが、性能と信頼性は総じて好評を博した。
特に先の大戦で機動突破作戦を経験した機甲師団、機械化師団等では、その高い機動力と生残性、大火力は高く評価された。
歩兵の乗車、展開能力も及第点であり、M1小銃(AKM相当)やM1914軽機関銃(RPD相当)を装備するライフル分隊が、余裕をもって乗車できた。
なおM8は乗員や乗車歩兵の居住性にもそれなりに配慮が行われ、電子計算機冷却用も兼ねた冷暖房空調の搭載。
そしてカモミールが日本の食品メーカーと共同で開発した、レトルト戦闘糧食を迅速に加熱できる温熱器なども備えられている。
機甲師団、機械化師団の機動突破は長距離かつ長時間となることが多く、兵の疲労を抑制することも戦訓から求められていたのである。
M8歩兵戦闘車は装甲兵員輸送車としてはやや変わった構造故に、派生型は指揮通信車や化学防護車程度とさほど多くない。
だが後にロールアウトするM46やM72といった新型戦車と組み合わせても過不足ない高性能を発揮し、長く機械化歩兵の友であり続けた。
射撃指揮装置、低圧砲弾薬、対戦車ミサイル、装甲構造なども段階的な近代化、更新、あるいは強化が果たされ続けた。
後に歩兵部隊の重武装化の加速によりM8でも手狭となり、M60戦車(T-14改良型)を原型とした重装甲歩兵戦闘車が開発されることになる。
しかし合衆国以外のハワイ条約加盟国。その中でも中小国の陸軍では、再整備と近代化を施されたM8改良型がかなり長く現役にあった。
21世紀現在では殆どが退役、もしくは予備装備扱いであるが、合衆国軍駐屯地の多くで展示保存車両を今なお見かけることが出来る。
以上でございます。
改定前との変更点としましては、ご指摘にあったアチザリット重装甲車のそれを参考とした駆動系の後部配置。
それによる無理のない車体機関銃の搭載、砲・重機関銃の十分な予備弾薬搭載容積の確保。
後は追加描写ですが浮航性だけでなくガンポートも廃止し、防護力向上と構造単純化を推進。
また車内に空調、戦闘糧食温熱器を備えることで、長距離機動突破の際の乗員疲労抑制を意識してみました。
後にこの世界では6.8ミ口径火器が標準となるため、アルマータ相当の大型歩兵戦闘車に代替されるんじゃないかな…とか考えてます。
それと申し訳ありませんでした、105ミリ低圧砲の砲身長は40口径。
対戦車ミサイルの型式はMGM71「ドラゴン」でございます。
乙です
まさか自分の意見をここまで取り入れて下さるとは望外の喜びです
改訂乙です
>>807
有難うございます。
アチザリット自体が米国製のパワーパックで駆動系を小型化し、乗降口と居住容積を確保した点から、
あ、これは全く盲点だった…と。しかしBMP-3の重武装って宮崎駿の悪役一号みたいですねえ。
遅ればせながら改定乙です
リアル東西ゴチャまぜなイスラエル軍兵器を参考にすることでより歩兵戦闘車としての完成度が高まりましたな!
>>791 >>792
乙ありです
>>793
完成度が高く魅力的な兵器だったので正史に採用させていただきました。
事前に了承を得なかったことに関してはここに謝罪します
>>794
やらかした……
>>811
高いご評価、有難うございます。
あまりお気になさらず…
しかし陣龍様の夢幻世界を見ていると、これほどハルゼー提督とジョージ6世が気の毒な世界ってのもなかなか…
ああ、ルーズベルトは色々と問題はあったけど優秀だったんだと、何か再認識しちゃいました。
2230時頃に投下します
近似世界 【地中海海戦】3
10月28日午前0時28分、第一打撃群の戦艦大和、武蔵、及び重巡洋艦古鷹、加古がキプロス島アクロティリに残存した枢軸軍施設に艦砲射撃を実行。
戦艦信濃、紀伊は島東部の港湾部、特にUボートの臨時補給港とされていた中小港湾を重点的に攻撃した為、キプロス島の戦略的価値はほぼ完全に破壊されることとなった。
【クレタ航空戦】
10月31日早朝、アレクサンドリア近郊に展開した日本軍の重砲連隊が、航空偵察を元に割り出したクレタ島の枢軸軍施設(主に航空基地)に対して多数の短距離弾道弾を発射。
弾頭の種別は不明(一説には三号弾頭と言われている)だが、航空基地の設備と、駐機中の航空機にある程度のダメージを与えたとされる。
5時30分頃、第二打撃群に護衛された第三戦闘群揚陸部隊がクレタ沖に展開し、両群より攻撃隊(戦闘機、攻撃機あわせて150機程)が発艦する。枢軸側も、クレタ島各地の航空基地から合計90機程の迎撃機を出撃させ、これを迎え撃った。
5時45分、アレクサンドリアの空港を利用した臨時基地より出撃した日本空軍の戦闘機部隊(一式戦闘機“隼”48機)がクレタ島上空に到着し、形勢は一気に日本側有利となる。
6時00分頃、制空権確保の見通しがついた日本軍は揚陸作戦を開始。機甲部隊含む地上軍がクレタ島東部南岸に接岸し、回転翼機に分乗した空挺部隊が後方各地を強襲した。
艦砲射撃等の援護により橋頭堡の確保までは速やかに達成されたものの、枢軸軍は海岸線から後退し、クレタ島の山がちな地形を利用して強固な抵抗を見せる。
日本軍の襲来を受けた枢軸側は、いち早く反撃を行い、上陸地点に拘束されている日本艦隊の殲滅を狙って各地の海空戦力に総攻撃の指示を令達する。
仮に島が日本軍の手に落ちた場合、シチリア島やイタリア南部が日本軍の航空機や弾道弾の射程圏内に入ると想定されていた為、何としてもクレタ陥落は阻止しなくてはならなかった。
【アンティキティラ海峡海戦】
11月1日午後11時41分、クレタ島の日本軍橋頭堡付近にUボート曳航発射型弾道弾(V2ロケット:アグリガット8と推定される)が着弾し、これを始めに3日間で数十発の弾道弾が落下した。
当時のドイツ製弾道弾の命中精度の問題から大きな被害は出なかったものの、第三戦闘群の一部部隊が掃海の為にクレタ島西方へ進出した。
11月2日午前6時20分頃、第三戦闘群所属の進出部隊(軽巡龍田、長良、北上、多摩、及び駆逐艦雷、電、響、暁)が、イタリア海軍偵察艦隊(重巡トレント、トリエステ、他駆逐艦6隻)と遭遇。
潜水艦掃討任務を行っていた龍田、長良、雷、電の4隻が16km前後で、北西を単縦陣で航行している偵察艦隊8隻に対して“剣”対空/対艦誘導弾を6発発射する。内2発が先頭のトレントの後部マスト付近に着弾、1発はトリエステの艦橋付近の舷側に着弾し小破、駆逐艦1隻に1発が直撃し中破した。
数分後に日本側が誘導弾の第二斉射を行い、先ほど損傷を受けた駆逐艦1隻が大破し、新たに駆逐艦2隻が中破した。
日本側は危険を犯さず誘導弾斉射後に待避するつもりだったものの、イタリア艦隊が全速力で接近してきた為に速力で不利と判断(イタリア艦35ノットに対して日本艦33ノット前後)し、距離を取りながら多摩率いる別働隊と合流を図った。
6時30分頃、トレントとトリエステが主砲の射撃を開始する。全速航行中での発射で、尚且つイタリア艦砲特有の問題もあって着弾は大きく外れ、何度か斉射しながらも命中弾・至近弾共に無かった。
日本側も艦砲による反撃を始め、45分頃には先頭を航行していたトリエステに複数の命中弾を与え、中破させることに成功した。
トレント、トリエステ共に被弾で速力が低下し、駆逐艦隊も多大な被害を受けた事で追撃を断念したイタリア偵察艦隊は、西に進路を取って離脱を始める。
午前7時5分、北上に試験的に搭載されていた対艦誘導弾“震洋”2発が、トリエステの艦橋と煙突部に直撃し炸裂。
トリエステは大破炎上し、瞬く間に航行能力を喪失。早々に総員退去が開始された。後の7時30分頃に、魚雷に誘爆し中央部が著しく破損して転覆、沈没した。
【“剣”対空/対艦誘導弾】
おおよそRIM-24ターター。
【“震洋”対艦誘導弾】
射程80km前後、重量450kgの半徹甲弾頭を持つ亜音速艦対艦ミサイル。シースキミング能力は無い。
以上となります。詳しく描いていこうとすると再現無く文字が伸びていきますね……
水上戦の前哨戦といった赴きの戦いでした。
乙でした。
海の上の戦いもさることながら、砲兵連隊が可搬式の弾道ミサイルを使いこなしてる…
乙。枢軸も効果が被害が少ないとはいえ弾道弾攻撃とか嫌な手をしっかり打ってきてるな
乙です
日本だけではなく枢軸側も初期的にミサイルや弾道弾を投入しだして、ミサイル合戦になっている…
ナチス驚異の技術力と、それを易々と上回る日本驚異の技術力!
乙です
枢軸も粘るがそれ以上をお出しする日本…
怖いなぁ(こなみ
枢軸からすれば打つ手を、それも当時としては最新のはずの軍事技術をもって打った手が、
次々無効化されるという、かなり恐ろしい有様でしょうね…
日本側はMGM-31パーシング相当の弾道弾をトレーラー式の発射台から投入してます。陸軍が使える正確な長距離火力として頻繁に使われました。
ドイツのそれはA8タイプ(射程550km)のアグリガットロケットで、史実では間に合わなかった潜水艦運用型を用いてアメリカ東海岸を攻撃してます。
さらに、最新型Uボート軍団と爆撃機(誘導爆弾持ち)が大西洋で暴れまわったせいでトーチ作戦が計画段階で頓挫したので地中海方面は日本頼りとなってます。
この二国だけ戦争の段階が一つ上…
日独以外の陣営からすれば、どっちも宇宙人みたいなもんですか…
枢軸vs日本vsダークライ米英ソ…
乙です。
日本だけでなく枢軸も弾道弾を投入しているのか。
しかもUボート曳航発射型の弾道弾を実用化しているのか。
ナチスが暴れれば暴れる程、日本だけが特異な訳ではないとの印象が広められるので結果オーライなのです。
まぁ、イギリスはかつて二大巨頭として張り合っていた前世紀を思い出して、いつの間にか広がっていた差を悔やみますし。旧大陸の住人より多くの金といい工場持って調子に乗ってたアメリカは、超大国たるべき者が持つべきである「力」を目の当たりにして呆然としたりしますが。
力の片鱗は日露戦争にて、サンクトペテルブルクを焼け野原にしたことで見てるはずなんですが…
あれを基準にしても凄いよなあ。
>>829
日露戦争のときに見せたものは、ある意味今あるものを順当に大きく、強力にしたものだったので、諸外国にとっては「確かに脅威だが、自分たちでもあと一、二歩で手が届くもの」という印象で受け止められたのもあります。
遣欧艦隊がやったのはコトリン島のクロンシュタットを焼け野原にするのを
見せることでサンクトペテルブルクへ圧力を掛けただけじゃなかった?
>>830
そして気がつけば三歩も四歩も先を行っていたと…
>>831
そう言えば占領したのは要塞で、市街地は攻撃してませんでしたね。
遅ればせながら乙です。
近世日本も凄いですが枢軸の科学力も相応に発展していますね
核弾頭が搭載されていないとは言え潜水艦で運用が可能な弾道弾がこの時点であるのは厄介すぎる……
発射されたミサイルが6発ということは軽巡洋艦が連装式ミサイル発射機を、駆逐艦が単装式ミサイル発射機を搭載している感じですかね?
>>833
そうか、そうすると駆逐艦が最低でもMk.13/22単装発射機と関連するレーダー・電子機器類を
積んでいるってことだから艦名から想像していた史実吹雪級じゃないですね。
#類似システムを搭載していた史実「あまつかぜ」で基準3050t、史実吹雪型は1700t
>>271 で奥羽人様が書かれてますけど吹雪型で4000トン以上、
阿賀野型で1万トン以上という、事実上のDDGとCGですんで…
ありがとうございます。
ということは史実とは違い天龍と長良も30年代に建造された新鋭艦なのか!
>>835
ああ、そうでした。
戦車の人氏、回答ありがとうございます。
そうですね、この時期の軽巡、駆逐は大砲やら対空砲やらがごてごて着いてるあたりはWW2的な雰囲気ですが、それを除けば戦後型の船体です。
近似世界の中で史実と同じ名前でも、実際のモノはそれより二世代くらい進んだものであることが多いです。
例:近似61式→史実90式
近似74式→史実10式
あさぎり、たちかぜ等の護衛艦に雰囲気が似てるってありましたものね。
そうですか、キューバ危機の頃には史実第3世代MBTが揃ってるわけですね。
これじゃあ米ソも仲介を聞くしかありません。
しかし近似世界の「連邦」は、こんな日本がバックに居るウクライナによく戦争吹っ掛ける気になりましたね…
私なら嫌ですぞ(真顔
>>840
まあ史実でもアメリカが「やる気か?やる気か?」って圧かけてもやっちゃいましたし。近似世界平成の日本で目的意識の強い独裁者を圧だけで完全に止めるのは難しいです。
メタなことをいうと、史実が「戦争の起きない世界」から「戦争が起きる世界」に急遽変質して転生者知識が一瞬追い付かなくなったこともありますね()
>>840
「連邦」の与党が戦争を決意しなければ、野党が与党となりその党意に従い開戦していただけですぞ?
ウクライナ相手ならば勝てるかもしれない、勝てる戦何故やらぬ、なんてね…
>>840
「連邦」的には、ウクライナがEUに加盟したら終わりだからどっちにしても仕掛けるしかありません。
史実日本で、永野修身提督が開戦前に言った
『戦うも亡国、戦わざるも亡国。戦わずして滅びるは魂まで失う真の亡国なり』
これと同じ心情ですよ。
経済制裁や政治的威圧で開戦止められた試しはあんまりないですからの。
>>841
まあ昨年2月で全ての常識が覆ったところはありますよね…
>>842
寧ろ野党のほうが過激だったりするんですよねえ、この戦争。
>>843
EUというかNATOですかね。
実際はウクライナどころかフィンランドもNATO入確定ですが。
>>844
仰るとおりで…
>>844
世情的に、棍棒外交や露骨な覇権主義的態度が好まれない風潮もありましたので……近似日本もそれに倣っています
ただ平行世界とは言え生活必需品の価格を軒並み高騰させてくれた「連邦」が、
首都占領+国家解体RTAを食らってるのは大変に爽快でもありましたw
もうね…光熱費は言うに及ばず、衣服用洗剤からお惣菜まで高いんですよね。本当。
日本はまだ価格高騰を抑え込んでる方ですけど。
>>848
安心せい、これからもっと高くなる…
>>849
身近なところですとレトルトカレー、色々食べ比べるのが好きだったんですが、
以前は特売日に2パック500円だったものが320円に…
本当、これだけサプライチェーンが世界的に連接してる状況で、戦争の影響って大きいですよね。
>>850
>500円だったのが320円に
安くなってるぞw
2パック500円が、1パック320円ならつじつまが合う
>>851
(言わないでおいたのに…)
>>850
鉄血アプリ内蔵の皆さん「だから、各勢力圏で自活できる体制を整えなければならんのだ」
>>840
>>843 でモントゴメリー氏が言ってるけどウクライナがEU乃至NATOに加盟するとロシアの安全保証が危機に陥るのよ
何せ露宇国境からモスクワまで一番近いところだと直線距離で450kmくらいしかないから
>>851-852
ああ、ごめんなさい。1パック320円になっちゃったんですよ。
あまり自炊が得意じゃない人間には、有り難かったんですがねえ…
>>853
昨今のご時世を考えますと、それが説得力あるなあって。
日本はまだマシな部類ですけど、EUとか光熱費が酷いことになってるそうで。
FFRみたいにガチの持続可能な開発、代替エネルギーとかあればなあ。
>>854
そりゃあそうですが、今どきNATO軍が攻め込んでくるとか本気で考えたんですかねえ。
あるいはこれ、周りを海に囲まれてる日本人だから、ピンとこないんでしょうか。
まあ、安全保障上の危機であることと、対策としての武力行使が選択肢として正しいかどうか、ということとは別にイコールじゃない、ってだけですけどね……
昔ならともかく今だとあんまりウケない(史実中国が経済力でやってるようなのだったら文句は言いにくいし)選択肢ですし
あとは、手を出すと宣言してて技術力ずば抜けてる近似日本が居るのに踏み切ったのはチャレンジングすぎる感
ロシア君経済力クソ雑魚だからウクライナが本当にEUに入ると外交的な対策もろくにできなくなるので…
なんやかんや言ってユーロは世界で指折りの国際通貨なのですからね。
日本まで来るともう無理。円とユーロのタッグ相手にはロシアの外交力なんて欠片も通じなくなる。
そんで一番手っ取り早い対抗策と言えば日欧が舞台派遣する間もなく即効でウクライナを制圧する電撃戦なのであります。
幸いベラルーシの手助け借りれれば首都キエフ制圧するのも本来は難しくないですからね。
なお早期制圧に失敗した模様…
近現代で電撃戦成功させた例なんてドイツのフランス制圧湾岸戦争くらいなのだ…
そうか、軍事以外にユーロ通貨の経済圏の恐怖もありましたか。
確かロシアの経済力って韓国より小さいんでしたっけ。
何だかまるで家土地さえ質草に入れた賭博ですね、当たれば大きいですが…当たればですが。
経済力クソ雑魚なのに、歴史的にも文化的にも欧州と共存する道も選べないんだから難しいところで
フランスぐらい国力ありゃあ「EUの一員とはいえ独自路線」とかもアリなんですけどね……
なーんであんなに天然資源が余りあるほど持ってるのに、尽く工業化に失敗するんですかね…
いや、資源の呪いって言葉は知っちゃおりますが。我が国では逆立ちしても入手できないほどの資源を持ちながら。
経済的には一応2000年代頃までは順調だったんですよね。
その後のリーマンショックで大低迷して、クリミア危機のよる欧米からの経済制裁だなんだでトドメさされたのですけど。
BRICとか言われていたんでしたっけ、あの手の資源輸出新興国。
基礎工業力基盤が薄弱だと、そういう経済状況の変化に左右されやすいんですかね…
ある意味ではモノカルチャー経済だものなあ。
今どき石油やガスを送らないぞ!と脅しても、じゃあ他所から輸入しますね! 新しいお徳様美味しいレス!でfaですからねぇ。
実際中国がレアメタル関係で日本にやったら、じゃあ別にいいですと自前で再生技術確立されて、おまけに新しい輸出先の開発まで行われ始めて損してましたから。
>>863
いや、西側諸国以外の国家には今も効果的でっせ>資源売らないぞ
>>864
ロシアの相手が西側諸国だからその前提は意味ないのだ。
>>865
それでも第三世界はもちろん、西側諸国でも厭戦感情が渦巻いていますからね。
「ウクライナなんてどうでもいいから、ロシアと交易再開しろ」と
そろそろ限界ですな、この戦争も。
それとロシアに限った話じゃないけど旧東側の国って娯楽文化等のソフトパワーが
極めて脆弱なんで西側から文化侵略を仕掛けられたら対抗はほぼ不可能だからなぁ
史実だとソフトパワーの開発発展にも熱心だった中国が近似世界だと日本の文化侵略に屈して
経済植民地にされてるからウクライナ経由で同じことされるという恐怖があったんじゃないね
>>866
現代戦で1年以上続いているのが既に稀有な状況ですからねー
逆に言うとグローバル経済で繋がっている現代においては先進国同士の長期戦というものが不可能と判明しましたな。
>>867
史実においても東西ドイツ統合において東ドイツ文化圏は経済、文化力で勝る西ドイツへとあっさりと併合して、
旧東ドイツ系の代物は一瞬で駆逐されましたしね。
リアルの中国の沈没軍艦の盗掘、戦艦プリンス・オブ・ウェールズだけじゃなく巡戦レパルスに軽巡デ・ロイテルにジャワも被害受けてるって…。
日蘭世界でやったら…うん…。
>>870
「ゲート」が開いて、中国がそれを売りつけようとしたら
話しを持ち込んだ者はその場で射殺されてもおかしくないですな(真顔)
>>869
ただ一つ手に負えないBBAが残った。
>>872
実はあんなんでもドイツが誕生して以降の政治家だなんだを見ると割とマシな方ではあるんですよ…
>>863
今の御時世、売り手も買い手も交易ルートを冗長化しないと、話にならないところがありますからね。
その意味では諸外国からしこたま買い込んだ外国債、その運用利益をもってODAを実施し、
資源調達ルートの冗長化に成功した戦後日本は、なかなかのものだと思います。
大陸日本の各世界でも、やっぱり似たようなことはやってるんですかねえ。ゴムとかは輸入必須ですし。
後は外国債買付なら辻さんとか辻さんとか辻さんとか辻さんがいますし…
あの人の前世、財務省非主流の東北大とか出身の、仕事はできるけど変わり者のキャリアだったのではと思うことがw
>>871
日蘭世界はセクトチャイナに散々悩まされてる世界なので、
それこそOCU、BC、FFRが連合軍を形成して宣戦布告しても、不思議じゃないかなって…
特に海に眠る軍艦を冒涜するというのは、FFRにも逆鱗に触れる一線でしょうし。
>>875
CIS「何故か仲間はずれにされた件について」
>>876
あ、ごめんなさい。他意はないんです…
ただ北米ってアメリカ共和国やテキサスとか、独立国複数に分離したので、
あれ、どれがどの略称だっけ?と少し混乱を。
テキサス→FFRの同盟国
合衆国→CISの親玉、回廊地帯二つ在る故に要塞のスペシャリストにして陸軍工兵隊が相当厚いと思われる。
その他→カリフォルニアや新大陸共和国がOCUだったかと
有難うございます、相当多くの勢力に分かれていたんですね…
もう一度読み直さなきゃ。
日蘭世界の軍艦の扱いは少なくとも下のような状態だったはずなので地雷感が強い
日蘭:鹵獲艦はあえて偏執的に使い倒したり、納錨地(退役艦の錨または戦没艦の石製錨を並べる実質的な軍艦墓地)設ける程度の軍艦信仰素養有り
FFR:言うに及ばず
その他:オセアン周りなど、記録に残るガチオカルト案件有り
各種大量破壊兵器の在庫一掃セールになるかも知れませんな
そうしないと祟りが怖いし…
オセアンのエピソードも好きだけど、あれだけ大量建造された後期サウスダコタ級にも関わらず
今や世界に一隻だけ記念艦として残った海防戦艦松島(旧米戦艦アイオワ)のエピソードも好き
日「ハワイ沖で降伏したアイオワ鹵獲したった! とりあえず構造とかの解析に掛けるで」
↓
日「構造解析終わったけど、大陸がしっちゃかめっちゃかだからそっち用に修繕して運用するわ。名前は松島な!」
↓
日「戦争終わったわ。流石に戦後運用するには微妙だからアイオワとして米国に返すわ」
↓
米「(後期サウスダコタ級見てるといろいろ思い出して鬱になるから要ら)ないです」
↓
日「えぇ……なら解体……いやなんか何処も後期サウスダコタ級せっせと解体してるな? 流石に可哀想だから色直しして記念艦にするか……」
↓
アイオワ「そうして長門や加賀と同じ湾に浮いているのが私です。私は日本艦です。いいですね?(濁った目)」
すごくすごい重力が感じられるアイオワもとい松島……
>>881
流石に祟りを畏れて大量破壊兵器使用とまでは行かないだろうけど
端的に言って墓荒らしに近い真似だから心象は最悪やろなぁ……
松尾芭蕉の「松島や ああ松島や 松島や」が、違う解釈をされてしまいそう。
近年、この俳句は芭蕉ではないとの説もあるそうですが。
まあ、一応擁護すると当時の米国視点だと下記の理由が並ぶので……
・ 本土空襲でボコボコになった敗戦国(ないし分離独立国)なので余裕はない
・ また戦後は軍備制限で戦艦2隻しか持てない
・ しかもアイオワ州は戦後、新大陸共和国として独立したのでアメリカ合衆国と関係なくなった
・ 後期サウスダコタ級はあれだけ建造したにも関わらず、海戦で目立った活躍がなかった艦級
・ しかもアイオワはあのハワイ沖で降伏している縁起の良くない艦
・ 戦勲で言えば『国際連盟軍を構成する米海軍部隊』扱いされた在支艦隊の
コロラド級2隻(コロラド、メリーランド)の方が上だし、どちらの州もアメリカ合衆国に留まっているので心情的にヨシ
・ なお米支艦隊には他にも後期サウスダコタ級が2隻居たが、そのうちアメリカ合衆国に留まったケンタッキー州由来の
ケンタッキーは日本が接収。橋立としてアイオワと合わせて運用されたのでケチが付いた
残るオレゴンは由来のオレゴン州がカリフォルニア共和国の一部として独立しやがったので心情的にマイナス
色々見てみると日蘭世界の列強、どこも軍艦船舶というものを大変大切に取り扱ってるので、
ゲートで中共と接触したらガチで切れるんじゃないですかね…
英BCと米CISの軍艦の扱いは不明だけど、あえて粗雑に扱う理由も無さそうだしね
尤も日蘭OCUとFFRが飛び抜けているのは間違いない
>>881
「大量破壊兵器」の定義によりますな。
核兵器は日蘭両国しか持ってませんが、20㎝レールガンだって十分な威力なのだ。
モアブみたいな超強力な通常爆弾や広範囲用の燃料気化爆弾あたりは禁止されてませんしね。
>>890
参考までに、リシュリュー2020の片舷斉射は運動エネルギーだけでTNT換算1.09ktの破壊力があります。
炸薬の分も考えたら、10斉射くらいでリトルボーイと同等ですな。
>>891
2020年代の戦艦の火力はこれくらいがスタンダードなんでしょうなぁ。
>斉射10回でリトルボーイに匹敵
(これ対応を間違えた国は絶対に死ぬパティーンやという顔)
そう言えば悪名高いとされる日蘭世界のビンソン計画、それに基づくサウスダコタ級ってどんな戦艦だったんでしょう。
支援wikiを見ると諸元はわかりませんが、火力は大きいが足が遅く、しかも作りすぎて国力を大きく引っ張った…とありますね。
>>892
えーと、敷島型の主砲弾の重さを2トンとすると……。
1斉射でTNT換算約0.72キロトンですな。
2隻で1.44キロトン。炸薬の分も考えたら2キロトン行くかな?
>>894
全機型は大体ダニエルズ・プランのサウスダコタ級そのままですな。
砲弾一発の威力がキロトン換算というだけで何か面白いですねw
>>897
1「斉射」ですぜ、旦那…。
(敷島なら12発、リシュリューなら舷側方向に32発)
>>896
ああ…あのクラスですか。
確かに些か時代遅れと言いますか、使いづらい戦艦ですねえ。それ。
>>898
ああ。斉射のことでしたか。道理で。
>>899
それでも50口径16インチ砲12門だから、おなじみのモンタナ級と同等の火力なのだ。
レーダーとかも開戦時はイギリス(というかバベッジ卿)の力で更新されていたはずだし。
尚その大体ダニエルズプランなサウスダコタ級戦艦を量産して居なかった場合は戦線構築以前に一支えする事すら出来ずに米英側の短期完敗確実と言う
(日蘭世界日蘭ら→史実世界転移ルート)
>>900
あ、でも上記の計算は着弾時の速度を500m/sと仮定した場合ですから
砲口初速をそのまま当てはめたら1発でもキロトン単位ですね。
>>901-902
後々に酷評されるものの、逆に当時、それ以外の手段が存在しなかったんですね…
寧ろよく戦ったというべきなんでしょうか。
それと改定アムステルダム条約だと英国、フランス、合衆国も結構大型艦作れるようになったんですねえ。
FFRやBCはもう1隻の戦艦枠をどうしたんでしょう、重巡か空母に回したんでしょうか。
何か割と彼ら単独で中国海軍程度なら勝利できそうですね。
>>894
前期サウスダコタ級はヴィンソン計画に準拠
後期サウスダコタ級は主砲が3連装4基→3基に減じて全長も短くして量産性高めた実質新型だったはず
なお明らかに別艦レベルなのにサウスダコタ級を使い続けている理由は不明。防諜?
×ヴィンソン計画
○ダニエルズ計画
CISはというか合衆国が海軍力が列強最弱なのはしょうがないのじゃ…。
どうしても陸に比重を割かなきゃならん理由もあるし…・
東海岸に接続するロング回廊にメキシコ、太平洋への道であるニューメキシコのウォートン回廊の要塞線の負担が重く伸し掛るのじゃ…。
以前の話だと合衆国に陸軍以外に工兵軍や郵便防衛庁的なのがあるかもと考察しましたがこれらにも予算ガガガガガ。
>>905
とにかく最低限使える戦艦を、最大数量で投入しようとしたんですかね。
>>907
列島改造計画ならぬ大陸要塞計画、ですかね…
日蘭米国君、要塞線と陸上戦力故に国土防衛戦限定ならば日蘭といいとこまで行けるんじゃないですかね。
四面楚歌な史実イスラエルのしぶとさ、兵器と我々が想像したソ連の陸上及び航空戦力持つのが日蘭米国君ですから。
史実ソ連後継のロシア君は中々にアレですが…。
>>903
速度込みだと余裕でキロトン単位なわけですな。
>>909
日蘭アメリカ君はあんまり観測されないから、よくわからないのよね。
そろそろホワイトハウスから誰かの夢枕に立つんじゃないかな?
>>911
ちょっとはネタあるんで書いてみますかね…(余り期待はしないでください)
そういや某小咄で防衛展示会で米軍と話したメーカーの人が言ってましたが、
米軍の軍人もドローンやミサイルが持て囃されてるが結局国同士の正規軍同士の戦争で勝敗決めるのは技術が進歩しても大砲と歩兵が殴り合う古式ゆかしいオールドファッションだという認識だとか。
やはり総力戦脳の鉄血アプリ…。
>>911
欧米の宗教観を考えるとキリスト教を直結厨化した頃に内戦起きてる可能性があるんですよねぇ>CIS
価値観や善悪基準に直結している宗教を国に都合よく改竄するとか、信仰を守る為に武装蜂起不可避ですわ
>>909
要塞線建設がテキサス独立後なので、テキサス関係の独立前後で割とドクトリンが大きく違っている可能性あるんじゃないかと考察したことはありますね。
独立前だと防衛範囲が広いので、対空陣地と機動防御の組み合わせでの防衛戦略。
また機動戦のための戦車部隊にも随伴する対空車両が多く組み込まれるんじゃないかと考えました。
テキサス独立後だと要塞線建設に予算が必要なので、陸軍戦力など大きく更新することが厳しくなりそうですから安価で使い勝っての良い高火力。
つまりスウェーデンのやつみたいな突撃砲戦車がワンチャン生えてくるかも?なんて想像したことがありますw
こちらの場合は機動防御から要塞線と連携した待ち伏せや陣地防御を前提とした戦略になるんじゃないかと考えましたね。
ただ防衛してばかりではじり貧なので反撃用の通常砲塔戦車部隊もできれば整備しておきたいところです。
また要塞線からの対空援護や砲援護が期待できるので、随伴用の対空車両の数は減らせるかもしれません。
>>913
鉄人ビドーさん「逆に、民衆の側から新興宗教が急激に勃興したら、止めるのは非常に困難なのだ……」(遠い目)
>鉄人ビドーさん
リシュリューはあなたの始めた物語でしょうがww
今、近似世界の日本の東南アジア進出タイムラインを考えていまして、とりあえず明清戦争を安定化させた1630年前後を起点として、とりあえず台湾に進出したオランダ東インド会社と一戦、その後は原住民といい感じに内通しながらフィリピンのスペイン総督領と一戦……まで考えましたが、この時期の世界はあまり纏まっていないので、各々の動きが複雑に絡まり合ってなかなか難しいですね。あまりやりすぎると、植民地収入が途絶えた欧州の財政変化から戦略環境が一変して史実ルートから逸脱する危険もありますし。
東インド会社潰しちゃいますと、欧州が暗黒期に突入して産業革命が遅延するとかもあり得ますかねえ…
東南アジア方面が大荒れになると、収入が途絶えるどころか戦費が嵩むダブルパンチなので、商業革命が遅延して資本主義が遠のくかもしれませんね……?
インドはともかく東南アジア植民地はどこの国も割と赤字ばかりだったらしいので最悪なくなってもどうにかなる…かも?
問題はゴムでしょうかね。
英国がブラジルから盗んだゴムの木をどこに植えるやら。
東南アジアは東アジアと欧州の貿易の中継地点なので下手に維持ると確実に史実の流れと大きく乖離するから本当に難しい
史実通りの流れにしたいなら下手に干渉しない方が良さげでしょうね。
南米における蝶の羽ばたきが北米の竜巻を引き起こす
何が影響するかわからないから、慎重にね(漆黒世界並感
>>919-923
これは…ヤバいですね(真顔
この世界情勢で日本大陸が世界に先駆けて産業革命に成功し、重工業国家になった場合、
富の偏在で変な恨みを買う可能性もなくはないですし。
漆黒アメリカだってまさかあんなヤベーのが出来るとか、普通なら想像できませんものね…
何で同じ人間を備品やカニバルの対象にしながら20世紀まで近代化してるんだよって。
まず前提として、日本が大陸化しているというドでかい変数が存在しているのですから
「史実通りに行く」という行為は言うは易く行うは難しなのだ。
>>924
忘れてはいけませんが、漆黒合衆国ちゃんが行った所業のほとんどは、人類が実際に行ったことなのです。
漆黒合衆国ちゃんは、それを効率化&発展させただけです……()
>>925
アメリカに限らず、まあ我が国も含めてああいう所業に手を染めてない国家や民族。
いませんからねえ…それをとことんまで突き詰めた姿が、漆黒のアメリカなんでしょうが。
ああ、それとですね。以前ご指摘のあったメーカーや車両名の間違いなどを訂正し、
少し追記を加えたビヨット戦車のテキストが出来たんですが、近いうちに投下しても大丈夫でしょうか?
まあ、その逸脱をいかにして最小限に抑えるかに頭を悩ますのが近似世界の楽しみだと思っていますので……直近だとネーデルラントが崩壊する危険とか
>>926
問題ありません。
問題があれば、またお知らせしますので
(月曜日に手術した箇所が、今頃痛くなってきた)
>>928
有難うございます、それとどうかお大事になさってください…
>>928
お大事にです(汗
>>927
あーオランダがインドネシアを日本に奪われたら最悪は崩壊、良くても三流国家まで零落れるってのは十分あり得ますねぇ
イギリスはインドが本体なんて言われてたようにオランダもインドネシアが本体とか言われてましたから
>>927
本体のインドネシアを日本連邦に合併された場合、オランダが地名になることもあり得そうですね…
あの帝国主義全盛期の時代、豊かな植民地を失うというのはそれだけ大きな損失ですし。
それとモントゴメリー様から許可を頂いた、ビヨット主力戦車の改訂版を投下させて頂きます。
FFRビヨット主力戦車(改訂版)
第二次世界大戦以降、暗黒の三十年と言われた混迷時代を抜け出したフランス連邦共和国(FFR)が生み出した新世代MBT。
先の大戦の技術から脱することの出来なかったルノーG型シリーズ。
火力と機動力重視故に防御力が不十分なルノーHシリーズとは一線を画しており、現代のフランス胸甲騎兵に相応しい軍馬である。
開発は北米動乱後に独立した友好国、テキサス共和国と半ば共同の形で行われており、既存のフランス戦車とは外観もかなり異なる。
その一方でコンセプトで一義とされたのは堅実性と信頼性、良好な継戦能力にあり、新技術に傾き実用性をおろそかにした戦車ではない。
本土だけでなく広大な外地領土で行動が前提とされるFFR陸軍機甲部隊は、些細な不調で行動不能となる戦車を必要としなかった。
主たる開発は第二次世界大戦後、軍需部門民営化でAFV技術の蓄積を継続し続けたルノー社が請け負っている。
計画は1968年より開始されており、テキサス共和国の支援もあり70年代末には最終試作車が完成。80年代より部隊配備が始まった。
それ以降は事実上、両国共通のMBTとして生産と運用。段階的な近代化が行われ、21世紀現在でもFFRの一線級MBTである。
戦車の一義たる火力は装弾筒付翼安定徹甲弾、対戦車榴弾の急速な発達と普及から、既存のライフル砲と異なり滑腔砲が選定された。
砲身長52口径の120ミリ高初速滑腔砲であり、初速は装弾筒付翼安定徹甲弾を用いた場合は毎秒1680メートルに達している。
同じ弾薬を用いた場合のルノーHが用いる56口径105ミリ砲の毎秒1525メートルを大きく超え、弾芯重量の大きさから遠距離貫通力にも優れる。
そして同世代のMBTが自動装填装置を導入する中、ビヨットはバズル式弾薬庫と砲尾直結を維持しつつ装填手による人力を用いている。
これは70年代当時のFFRの技術にて、MBT用の自動装填装置を確実化するにはやや早く、それを行う場合はコストが確実に増大すること。
また戦車の戦場運用において乗員数4名は必須との前線からの報告に基づき、あえて保守的だが確実な構造を採用したものである。
とはいえ砲塔内部容積を十分に確保し、人間工学デザインに即した砲塔配置は、平均的練度で毎分10発と十分な射撃速度を発揮した。
これはAMX-30の電気式から電子式に進歩した照準器および砲二軸安定装置の良好な性能も、装填動作の容易性に貢献している。
上に述べた平均射撃速度は行進間射撃のそれで、人間工学デザインと砲安定装置の優秀性。そしてFFR軍特有の高い練度がうかがえる。
今や主砲と同じく戦車の火力を担保する電子装備は、暗黒の三十年を乗り越え大きく進歩した商用電子技術が全面的に用いられた。
主たる射撃演算は商用コンピュータベースの32ビット計算機が用いられ、射撃管制から砲安定まで全てがデジタル化されている。
また一度の被弾。一箇所の損傷で射撃管制が麻痺してはならぬとの考えから、現代の分散処理に該当する複数計算機から構成されている。
これは後々において野戦データリンクを追加し射撃管制にリンクさせる際にも、円滑な受入れを可能とした冗長性の高いシステム構成である。
武人の蛮用に耐えるべくあえて商業用としては一世代古い、枯れたシステムをハードに持ちていることも、確実性を求めている特徴と言える。
無論、最後の手段として直接光学照準器も準備されており、安定装置故障さえ想定した戦闘照準訓練も当然行われている。
センサー系には砲手用照準器に熱線映像装置付レーザー照準装置、車長用に暗視装置付旋回式照準装置が用意されている。
これらを用いた夜間及び全天候の効率的な照準と射撃を可能としており、初期段階にて行進間射撃で90%の射撃精度を発揮した。
良好な射撃精度は近代化の進む中期ロット以降は更に改善され、C4Iを用いた共同交戦能力との完全連接も果たされている。
やはり戦車の重要な要となる防御力については、チタニウム合金及び拘束セラミックを主体とした複合装甲が開発、実装された。
当初はテキサス共和国製試作車などで劣化ウラン合金装甲も試作されたが、強靭性はともかく効率で大きく劣る_重量過大となること。
仮に装甲が敵弾に貫通された際、飛散した劣化ウラン合金が放射性汚染を齎す危険性などから、チタン及びセラミック主体となった。
マテリアル技術の最先端ともいうべき複合装甲開発においては、意外なようであるが海軍による要素技術開発協力も大いに貢献した。
当時、既に国家統合の象徴となっていた戦艦リシュリュー近代化計画において、OCU超弩級戦艦の大口径砲に耐えうる防御力の獲得。
つまり最低で46サンチ砲弾直撃に耐える高効率装甲が海軍で研究されており、その計画をビヨット向け装甲研究と統合化したのである。
戦艦と主力戦車ではやや搭載方式、要求強度が異なる点はあるが、基礎技術開発が既に完了しているという強みは大きかった。
かような陸海軍の研究統合の昇華として、ビヨットの正面装甲はKE弾でRHA800ミリ以上、CE弾で1200ミリ以上に至っている。
また装甲搭載は内装モジュール構造とされており、必要に応じての搭載。あるいは新型複合装甲への換装を容易とした点も長所である。
上で述べたように戦車とは軍馬であり、そうである以上、野放図な肥大化や極端なまでに馬草_燃料を食い散らかすでは失格である。
故にルノーと陸軍は将来必要とされる性能を算出しつつ、当時のFFRが許容できる輸送インフラ限界も厳密に策定。
戦闘重量にて56トン、寸法にて全幅3.6メートル、全高2.5メートル、主砲込の全長で9.8メートル以内が望ましいとされた。
全幅と全長は戦闘艤装の高効率化である程度の抑制が可能だが、車高の低減化は些か難物であった。
乗員配置を4名として装填手に十分な動作容積を与える以上、特に砲塔は一定の容積と高さを必要とするのは避けられない。
故に陸軍及びルノーはフランスが商用自動車で得意とする技術_油気圧式外装サスペンションを用い、車体底部のトーションバーを廃止。
ルノーHを原型とした試作車で既に試験を終えていたことが幸いし、高い踏破性と車内容積の効率化を両立させることに成功した。
駆動系でやはり重要なエンジンはコンパクト性からガスタービンも試作されたが、燃費の大きさ故にAMX-30と同様に多燃料水冷ディーゼルを採用。
最終的に4サイクルV型10気筒1500馬力ディーゼルに落ち着き、最大毎時70キロの俊足。そして連続最大運転20分以上という高い信頼性を得た。
第二次世界大戦で破れ、ド・ゴールの内乱で混乱に拍車がかかったFFRが戦艦リシュリューを統合の象徴として、国体と国力再建に費やした30年。
それがどれほど大きな努力であり、FFRを取るに足らぬ地方国家ではなく世界レベルの大国に押し上げたかを、端的に表す工業製品の一つである。
ことに堅実性に重きをおいた設計は、既存の戦車に習熟した古参の戦車兵からも歓迎され、高い習熟性を発揮したことも兵器として優れていた。
1981年に正式にビヨット主力戦車として採用されて以降は、平均で年産500台を超えるペースで生産と配備がFFR単独で進められた。
同盟国であるテキサス共和国を加えた場合は700台を超えており、同世代MBTの中で調達性という面においても長じていた。
優れた兵器とは迅速な配備と生産が可能な工業製品であり、それが自国の技術でどの程度かを冷静に見極めた成功と言える。
正式化から5年程度で本国、外地領土の精鋭ないし前線機甲部隊への配備を完結し、15年程度で二線級機甲部隊を含め配備を完了。
のべ生産数はFFR及びテキサス合計で最終的に1万5000台を超え、そのうちの3割以上は友好国への輸出を果たしている。
FFRはフランス共和国時代から兵器輸出大国でもあり、OCUやBCのMBTを相手に輸出市場という戦場でも、互角以上に戦ったのである。
そして実戦におけるビヨットの性能であるが、半ば世界の敵とされながらも豊富な各種対戦車火器すら有するセクトチャイナ。
彼らこそが最も多く戦った主敵であり、ついに高い練度に相応しい軍馬を得たFFR陸軍機甲部隊はこれをほぼ蹂躙している。
なまなかな不調や損傷程度で止まらず、必要十分以上の性能を有し、豊富な補充車両を得た彼らは鬱憤を晴らすが如く奮戦。
外地領土を扼するセクトを相手に、やはり同時代に機械化を果たした歩兵、工兵、砲兵、兵站と協働し機動戦を幾度も展開。
必要とあらばセクト軍閥の中枢まで空軍の支援も受け、打通作戦を複数回成功させ、彼らの組織的な軍事力を壊滅させた。
セクトチャイナの将兵にとって堅牢、大火力、高機動を両立させたビヨットは最悪の脅威の一つで「ヤオ・グアイ(妖怪)」と言わしめている。
そしてFFR陸軍及びルノーは良好な運用実績に慢心することなく、砲火力、電子装備、装甲防御、駆動系などを逐次近代化を続けた。
コンセプトにある「良好な継戦能力」とは必要十分以上の発達余裕を用い、長きにわたり現役にあり続けることも意味していたのだ。
21世紀現在においてFFR陸軍で現役のビヨットは、二線級部隊配備車両を含めて初期型と最早別物に進化している。
主たる内装モジュール装甲は結晶粒微細化鋼板と大型拘束セラミック、高効率チタン合金を組み合わせたものへと更新。
元帥の盾と呼ばれる「BoMa」B型増加装甲と合されば、OCUの140ミリ蒸気熱砲でも正面からの破壊は容易ではなくなった。
装甲と並び防御力を担保する間接防御装置にもついにアクティブ防護システムを導入し、対戦車ミサイルの阻止などに貢献している。
電子装備は完全にCOTS化された上で並列演算処理、光ファイバによる電算機同士の連接、野戦ネットワークへの完全対応を達成。
低コストながらFCSとネットワークの完全自動連接を果たしたことで高い共同交戦能力を達成し、容易な損傷では機能を停止しない。
センサー系も砲手、車長ともに広角度(HD)第3世代サーマルセンサー、炭酸ガスレーザー測距儀等が照準器に導入された。
また戦車の一義たる主砲は完全新開発の55口径120ミリ滑腔砲に置き換えられ、砲身長はさして変わらないが薬室容積を大幅に増大。
APFSDSを用いた場合、装甲貫通効率限界の初速毎秒2000メートルを達成。他にも調整信管付多目的榴弾を準備し多彩な脅威に備えた。
装填は車外補給を含め人力だが、装填手への簡易外骨格の配備。外部弾薬補充口を砲塔後部に変更するなど、より人間工学を洗練させた。
これら戦闘艤装の近代化。更には高効率装薬を用いる新型砲・弾薬の採用により、現行のビヨット戦車の戦闘重量は58トンほどに増大した。
しかし元々変速機とサスペンションに大きな余裕を見込み、エンジンも排気量48リットル以上と当初より過剰なほど堅牢性を重んじたこと。
それにより過給器や冷却系をほぼそのままで、無理なく最大1700馬力程度に増力し、電子制御をより進めることで就役当時の高い機動力を維持。
連続全力運転時間も15-20分を保っており、新たな甲冑や長槍を得たからと、その重量で息切れする貧弱な軍馬ではではけしてない。
また現行型ともなるとパワーパック、外装サスペンション等のモジュール交換もさらに迅速化され、最短10分でパワーパック換装を可能とする。
当然それだけの予備戦闘モジュールは必要となるが、複数回の高度経済成長とインフラ再整備を終えたFFRの国力は容易に応じた。
ビヨット戦車が輸出においても好調な売れ行きを示したのは、駆動系を筆頭に高負荷戦闘稼働に対して非常に耐久性、信頼性が高い。
整備性が容易でもあり、イニシャルコストもさりながら整備維持というトータルコストにおいても、他国の同世代MBTに長じたことが大きい。
このあたりはルノーを筆頭に世界一線級にまで質量を再構築した、FFR自動車産業界及びテキサス共和国の支援も強く影響している。
余談とはなるがBCがジョンブル魂をかけて開発を行った同世代のチャレンジャー洗車が重装甲による高い生残性、高度なFCSの搭載。
ついに最新滑腔砲に遜色ない性能まで磨き上げた120ミリライフル砲の大火力を誇りながら、重量過大と駆動系出力の不足。
それによる機動力の不足、信頼性の低下などで連邦加盟国以外では輸出実績が振るわなかったことと、やや対象的である。
チャレンジャーとて後の近代化で弱点を克服はしたが、一度確立された兵器市場という固定市場を切り崩すことは叶わなかった。
表立っては認めてないが、暗黒の30年当時に技術全般で先をゆかれ、アフリカの反政府勢力に武器輸出さえ行ったBCの主力戦車。
それを実用性と輸出実績双方で打ち破ったことは、FFR陸軍及び海軍歩兵、そしてルノーなどにおいて喝采を招いたという。
このように地に足の付いた近代化を継続するビヨット主力戦車はOCU宗主国、日本とオランダの国軍においても評価は高い。
技術的な冒険を控えつつも時代に応じた必要十分な性能を、同世代MBTに比べ低コストで提供できる段階で十分恐るべきである、と。
彼らとて自国最新MBTを用いればビヨットに遅れを取るつもりは毛頭ないが、FFR軍の高練度と合わせ最大限の評価と警戒を払っている。
なおこれはビヨット主力戦車のクルーに限ったことではないが、FFR陸軍機甲部隊には特に濃い「我らが指揮官」への信奉者が多い。
FFR陸軍が近代化を果たすにあたって開発された多くの戦闘車両、その技術は戦艦リシュリュー近代化で得られた要素技術を援用している。
つまるところ「我らが指揮官」と同じ盾、同じ矛、同じ心臓を用いて戦うのである。
元々戦車兵というのは何処の国でもプライドが高いが、そこへリシュリュー信奉の具現化ともいうべき要素技術が、彼らの軍馬に齎されたのだ。
等しく我らが指揮官の配下であるFFR陸軍胸甲騎兵が奮起しないはずもなく、その士気の高さはFFR海軍将兵に何ら遜色のないものであった。
事実、リシュリューの技術を援用して開発されたビヨット戦車を始めとするAFV達は、多くの将兵の矛にして盾として期待に大いに応えてみせた。
このあたりは二十代で陸軍将官の立場を得て、三十そこそこで国防大臣に着任。後にはFFR初の女性大統領となったマリー・マフタン女史も認めている。
リシュリュー近代化を起爆剤としたFFRの生産、流通インフラ一斉刷新を成し遂げた女傑。その現職時代の兵科は機甲-胸甲騎兵であった。
後に大統領補佐官となる戦友達ともにセクト殲滅のため幾度もビヨットを駆り、現役を退くまでしぶとく、最後は確実に勝利を収める形で戦い続けた。
かの「将軍たちの反乱」を鎮定してのけた海軍歩兵装甲旅団でもビヨット戦車、そしてそれを生み出した我らが指揮官への信奉は非常に深い。
何しろこちらの精神的な本質はリシュリュー親衛隊とでも言うべき部隊で、言うまでもなく練度、士気ともに最良の部隊である、
統合参謀本部が直轄扱いしていることから分かるよう、機動展開部隊の切り札にして鬼札で、ビヨット戦車配備以降の戦力形成も大変に高い。
また上に述べた通り、今や二線級部隊ですら二度の成長を遂げ、堂々たる大国となったFFRの国力により近代化型ビヨット戦車を豊富に装備している。
そのためか地域振興を含めた各種パレード、駐屯地一般公開などでは軍の顔というべき存在で、多くの国民から親しまれている。
FFRの思春期男子は一度は戦艦リシュリューの乗員、あるいはビヨット戦車の車長へ憧れ、志すと言われるほどである。
昨今はOCU、BC間とも世界大戦の悲劇を防ぐべく各種条約の調印と、二度と総力戦の悲劇を繰り返さぬ努力が払われ続けている。
その一方でアフリカ奥地に逃げ込んだ旧反政府組織、あるいは依然として頑強にテロや抵抗を続けるセクトは「平和への敵」として扱われている。
「平和への敵」相手の即応打撃戦力として、そして本当に万が一の総力戦への抑止力として。今なおビヨット戦車は戦い続けている。
・あとがき及び原文からの変更点について
モントゴメリー様からの指摘によりFFRが軍需産業を民営化しており、戦闘車両は広くルノーに任されている点を反映。
その上で原型のビヨットが有する堅牢性と信頼性、そして要素技術を介した我らが指揮官への敬愛にブーストをかけました。
また「元帥の盾」を外装式装甲として装備することで、正面防護力はKE弾換算で1500ミリ、CE弾換算で2000ミリ以上。
もはや史実世界ならLOSAT複数直撃、あるいは96式MPMSのトップアタックでようやく止まるか…という堅牢性になりました。
後はマリー・マフタン女史のモデルが誰かを聞いたことで、彼女もビヨット戦車で長い時間を戦い続けたと背景に記してみました。
他には内地、外地で4億人もの人口が存在。同盟国も存在するのだからと、生産台数を15000台に増加しています。
主砲については既存弾薬と互換性を保ちつつ、砲身長を僅かに。そして砲薬室を大きく拡大した新型120ミリ滑腔砲に換装しています。
ラインメタルの砲身だけ伸ばした貧弱な戦車砲ではなく、重量級弾薬の遠距離投射に十分適した。10式120ミリ滑腔砲の長砲身版です。
後、BCのチャレンジャー戦車とのくだりは、突撃銃や防弾装備で先を越され、反政府勢力に武器輸出さえされたら多少の意趣返しもありかな…と。
そういえばマリー様、現役胸甲騎兵(戦車兵)だった頃はどういう戦歴。戦果を挙げたんでしょうね…
何となくですが一度は不利に追い込まれたとしても、諦め悪く泥臭く戦い、最後は確実に勝利をもぎ取るスタイルを想像しました。
ジョセフ・ジョースターのように戦術的撤退は選んでも、最後は逆襲を収めて確実に勝利するようなスタイルを。
以上となります。長く拙い文章ですがお読み頂き有難うございました。
改訂乙
遅くなりましたが乙です。
で、気になった点ですが
・半ば世界の敵とされながらも豊富な各種対戦車火器すら有するセクトチャイナ
→銃火器すら厳重に規制されるセクトが、対戦車兵器をまとまった数保有できるかどうか?
・FFRはフランス共和国時代から兵器輸出大国でもあり、OCUやBCのMBTを相手に輸出市場という戦場でも、互角以上に戦ったのである。
→日蘭世界はブロック化が著しいですから、まず中立国を探すのも一苦労。
そこからさらにMBTをまとまった数輸入してくれる国がどれだけあるか?
(それもOCUよりもFFR製品を優先してくれる国が)
・生産台数を15000台に増加しています。
→やっぱり1万両では少ないですよね。単純計算で米帝の7倍ならば、5万両はいきますから
(流石にそれは作り過ぎですが)
・『胸甲騎兵』
→これ、別の兵科に使おうか迷っているのよね…
・これはAMX-30の電気式から電子式に進歩した照準器および砲二軸安定装置の良好な性能も、装填動作の容易性に貢献している。
→(AMX-30が直ってません…)
ああ…申し訳ありませんでした。一箇所直ってませんでしたか。
セクト、それだけ締め上げられながらでも、暗黒期のFFR歩兵部隊を苦戦させてる描写があったんで、
何らかの形で武器を調達する手段を得ているのかと思ってました。
申し訳ありません。私では色々と設定齟齬が多すぎるようで、手を引きます。
どうも日蘭世界に理解が乏しいなとは自分で思っていましたし、これ以上ご迷惑をおかけするのも。
>>943
いえいえ、貴殿のエラン・ヴィタールは確と私の胸に届きました。
何ら恥じるところはありません。
私も、貴殿のエラン・ヴィタールへの返歌を早急に用意する所存です。
改定乙です。
これが僅かな改修で進化したってマジ?(改修前と改修後を見比べながら)
初期型ですら第三世代主力戦車としてなら十分強力な戦車ですが、近代化改修後は強力な防御力と攻撃力を兼ね備えた次世代戦車に化けましたな。
改訂乙です
これが改修だけで進化したってマジ?(改修前と後を見比べながら)
話は変わりますが戦車の人氏、M16A8とM8歩兵戦闘車をwikiにあげてもいいでしょうか?
>M16A5・M8
返信遅れて申し訳ありません。
お手数をおかけしますが、宜しくお願い致します。
>>945
それと遅ればせながら高いご評価、有難うございます。
日蘭世界は20年ほど史実より進んでいるという設定だったので、
2000年前後の技術で、拘束セラミックバルクを大型化し、排気量に余裕のあるディーゼルを搭載し、
FCSとGCSとルクレール相当として、装填を野戦運用人員確保のために人力としたMBTとしてみました。
改装後は10式相当の重複合装甲、やはり10式が搭載可能とされる大薬室の55口径に主砲を換装。
ベトロニクスを最新ロットの10式相当として、FFR独自の重増加装甲を搭載。
エンジン出力は余裕をもたせた排気量で増力し、ユーロパックのように過給器依存を避けまして。
つまり車体容積と重量に余裕をもたせた10式です、割と今ある技術で作れる堅牢なMBTを目指しました。
>>949
私もシュパっと返歌出せればいいんですが、もうちょっとお時間を。
(痛みで集中力が切れる)
>>950
今はどうか…お体をお大事になさってください、手術ごともなればなおのこと。
乙です。
やはりというか何と言うか、まさに質実剛健という印象ですね。
有難うございます。
私が読み取れたFFRの文化、文法はこんな感じの印象でした…
人口4億の国家ですから生産数はもっと多いかもしれませんね。
近似世界の日本連邦構成国の所属人口は10億ですから、
MBTも航空機も駆逐艦も、これまた桁外れなんでしょうか。
>>953
実によく読み取っていると思います>FFRのドクトリン
今度、「彼ら」に戦車の人氏の夢枕にも立つよう言っておきますので
(道連れ並感)
>>954
エッ!?<枕元
私はそういうの鈍感だから気づけますかねえ…
因みにMAS50の後継はやはりMAS50なのだは、なんか松本零士イズムを感じましたw
ところでふと思ったんですが。
各日本大陸世界は石炭採掘量も豊富という資料を拝見し、
それなら幌舞駅も廃線となることなく21世紀も存続し、乙松さんもご家族と一緒にお元気なんですかねえ…
「おっかない訳ないでないの…何処の世の中に自分の娘をおっかながる親がいるもんかね!」
日本大陸って史実の難工事の現場も大陸化に伴って更にヤバいことになってると考えていいの?
>>956
少なくとも、鉄道関係の再就職先は結構ありそう。
最悪、同盟国の鉄道へ技術指導員として、とか。
(例:シベリア鉄道の某駅長になる乙さん)
>>958
乙さんって経歴から考えると蒸気タービン、ディーゼル両方の有資格者ではありますよね。
その上で駅長経験も長いので、仙ちゃんからそれこそ「乙さん。外地で指導員が必要で」とか言われそう。
ユッコの学費のためにシベリアへ飛ぶ乙松さん…
>>959
静枝さん「本当に、どこまでも…ポッポヤ」
>>960
一方そんなユッコは乙さんの背中を見て育ったため、
北大理学部に合格し、北海道電力の石炭火力発電に技術者として後々に…
>>953
近似世界の日本軍は、海軍除く陸空だと、作戦機数とか人員数は史実アメリカと同じ規模感なので、そこまで桁違いという印象でもないかもしれません。
本命は新スレでとうこうしますので、こっちでは箸休めでご勘弁を。
校正出来次第、行きます。
スターライト樹脂
スターライト(Starlite)樹脂は、1970年代に英連邦条約機構(以降BC)において開発された新素材である。
その真価は耐熱性であり、熱に弱いという合成樹脂の常識を覆し数秒間であれば摂氏1万℃に及ぶレーザー光線の直撃にも抗堪し得るほどである。
スターライト樹脂の発明したのは英国人のモーリス・ワード氏である。
実はこの人物、大手企業や国営研究所の職員などではないアマチュア研究家である。
(本職は美容師)
そんな彼がこの樹脂を発明しようとしたきっかけは、ある悲劇であった。
1972年6月18日、「英国欧州航空548便墜落事故」が発生した。
生存者ゼロという痛ましい事故のニュースを聞いたワード氏は
『絶対に燃えない、そして墜落しても乗客の命を救える頑丈な素材を開発しよう』
と決意したのである。
それより数年の試行錯誤を経て産み出されたのがスターライト樹脂である。
その耐熱性は圧巻の一言であり、デモンストレーションでは本樹脂でコーティングされた生卵は溶接用トーチで5分間炙られた後でも素手で触れるほどにしか加熱されず、中身もほぼ生のままであった。
その後ヴィッカース社で行われたテストでは、摂氏1万℃に及ぶレーザー光線に数秒間耐久したのである。
これは合成樹脂(プラスチック)の常識を覆すものであり、チタンやグラファイトを越える水準である。
それでいながら原材料はありふれた安価のものであり、“馬に食べさせても問題ない”とワード氏は豪語した。
(正確な原材料と配分は決して話さなかったが)
これほどまでに革新的な素材であったが、製品化への道は難航した。
当然様々な企業や団体が製品化しようとワード氏へ交渉を持ちかけたのであるが、その中に技術を独占し、権利すらワード氏から取り上げようとするものがいたのである。
特定の団体が技術を独占し秘匿するという国益に反する所業など、21世紀現在の世界では考えられない悪行である。
しかしながら、当時はBCのみならず旧4か国同盟陣営では戦前の悪しき思考が生き残っていた。
このような守銭奴たちからの脅迫まがいの交渉を受けたワード氏は態度を硬化。一時はスターライト樹脂の製法を封印してしまうことすら考えた。
しかし、家族の説得と急変する国際情勢により思いとどまる。
(当時は北米動乱やFFRの復興など、BCを取り巻く情勢は緊張を高めていた)
そこで彼は宣言したのである。
——スターライト樹脂の権利と製法を、女王陛下に献上する
戦後期から高まり続けていたBC国民の王室(より正確に言えば女王)への敬慕の念を象徴する一件であるが、確かにこれならばBC全体に知識は浸透する。
女王(と政府)はこの提案を受け入れ、スターライト樹脂は国家により保護されることとなった。
こうして実用化されたスターライト樹脂は最優先で軍事部門に採用され、BC製各装備の耐熱性を飛躍的に向上させた。
特に歩兵用機動装甲服が受けた恩恵は著しく、火炎放射器やナパーム弾による攻撃はほぼ無効化された。
その後順次民生分野にも適応されBC国民の生活を大いに発展させることになる。
なお後日談として、ワード氏スターライト樹脂を発明した功績により騎士に叙任された。
その際、スターライト樹脂に関する特許料の権利などが下賜されたという。
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
モーリス・ワード氏「God Save The Queen! God Save The Queen!!」
BC国民「「「God Save The Queen !!God Save The Queen!!」」」
たまには「忌々しくも偉大なる怨敵」の話題をね。
このスターライト樹脂、我々の世界ではワード氏があの世まで持って行ってしまいましたが、日蘭世界では日の目を見たようですね。
「英国欧州航空548便墜落事故」はメーデー!民なら必修科目ですよね。
乙史実だとロステク化した樹脂が普及するとは・・・・
作成乙です。
女王陛下の賜物となれば、誰も邪魔できませんね。しかしすごい素材だ…
乙です。
あいとゆうきのおとぎばなしじゃなかったのか。
>>967
「天才が一人で生み出して封印した技術」は、流石の転生者たちも再現不可能ですからね。
夢幻会でも手が出せません。
>>968
耐熱性がヤバいけど、強度もヤバいらしいのよね…。
確たる証拠がないので描写しませんでしたが、ワード氏は
「核爆発にも耐える!!」
と言ったとか言わなかったとか
(流石に誇張でしょうが)
>>969
奇跡も魔法もあるんだよ!!(魔法があるとは言ってない)
モントゴメリー氏乙です。
そういやスターライト樹脂を再現したという記事以前見ましたな。
樹脂を持った手をバーナーで炙っても火傷もせず熱さも感じず、生卵に塗布すればバーナーで炙っても中の黄身は生のままでしたな…
原料は重曹、コーンスターチ、接着剤だとか。
ちなその記事です。
ttps://gigazine.net/news/20181227-super-material-starlite-rebuild/
>>970
人間の英知って正しく使えば凄いもんですねえ。
しかし割と人間讃歌が強い日蘭世界でも、ハゲタカやブラック企業が横行した時代がございましたか。
>>971
機能はほぼ再現できていたそうですが、原材料は疑問が残りますね。
再現された奴は熱で膨張してましたが、ワード氏にものはほとんど膨張していないので。
>>974
なるほどそれは確かに違いますね
>>973
未だ戦前の資本主義のダークサイドが生き残っていた時代ですので。
(その後は鉄血アプリで滅却されます)
>>975
で、スターライト樹脂が実用化されて一番ヤバいのは、ミサイルにコーティングされたら
レーザーによる迎撃が非常に困難になる事なのよね……。
FFRで麻薬覚醒剤の密売は、最低でもGIGNの介入により殲滅されるとありましたが、
ブラック企業も麻薬、劇薬のたぐいですよねえ。
労災関係で本当に再起不能になる人間も、けして少なくないあたりなんか。
>>977
>ブラック企業の犠牲者
呼んだ?(ハイライトオフ)
まあ、日蘭アメリカは過労死=殉死みたいなヤバい時代がありますが…。
あの時代(国内独立の嵐)の日蘭アメリカはトップ自ら率先してブラックやって国民もブラックじゃなきゃやってられないお国柄でしたしブラックで暮らし良くなるって証明してしまいましたし。
だから自分も労働尊ぶキリスト教なんて考え浮かんだんで。
あ、これはその…失礼いたしました。
次スレ、立ててまいります。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1686148756/
立ちました、不具合などないかご確認頂ければ…
立て乙です
立て乙です。
>>979
一応、プロテスタントでは「労働は善きこと」とされてますが…。
盾乙です。
>>983
ああすみません。
ある種の先祖返りでもありますが言葉にするなら戦前の「働け・成功せよ、かつ祈れ」ではなく「労働≒祈り結果成功」とかそんな感じの教義かと。
多分国が安定して成長も一段落すればまた変わってくる気はしますが。
>>979
割とアメリカもよく立て直しましたよね、あの世界…
日蘭も各地の復興には助力していたそうですが。
乙です。
このスターライト樹脂ってマブラヴの戦術機の装甲材にも使われているんでしたっけ。
>>976
臨界半透膜かな
>>984
キリスト教のアレ具合を考えると、自己正当化の果てに某ローリダ的直結厨に成り果てそう>ブラック賛歌キリスト教
「神への奉仕たる労働へ服し、恩寵たる給金を賜っている俺達の方が偉い」と他宗派へマウント取りをやる姿が容易に想像できますわ
スターライト樹脂は実験映像を見る限りはアブレーションによる耐熱、遮熱性に恐ろしく優れる反面、
樹脂単体の強度はそう高くないようなので
単純にミサイルの表面コーティングに使った場合、音速時の衝撃で剥離や損傷する可能性が高そうですね
硬度を高めるために樹脂組成を変えてしまうと自慢の遮熱性が維持されるか不明なので
別の外殻素材+スターライト樹脂+別の内郭素材(内側への剥離防止)でサンドイッチして使う感じになりそう
しかし別の外殻素材を使う場合、外殻素材がレーザー等の一点型の高熱で爆発的に蒸発すると
スターライト側に十分な厚さが無い場合、外殻素材の爆発的蒸発による衝撃で亀裂が生じる懸念があるので
ミサイル側はこの辺の適切な厚さや強度を求める技術的な戦いになり、
迎撃レーザー側はどう頑張っても構造的に弱い部分を狙うか、単純にスターライトを焼き切るバ火力レーザーを投入するかでしょうね
勿論単純に火砲や迎撃ミサイルで撃ち落とす方法もあるでしょうけど
……とここまで書いて思ったのが、日蘭世界のBC英国ってFFRが伸びるまでは
OCUに次いで宇宙開発で優勢保っていたという話でしたけど
もしやこのスターライト樹脂で宇宙機のヒートシールド問題にほぼ満点に近い解答出したからでは……?
遅ればせながらモントゴメリーさん乙です
スターライト樹脂!?
実在していたのか…
騎士叙任以降のワード氏はさしずめ星光卿ですかね?
遅ればせながら戦車の人さん改定乙です
タフで使い勝手の良い戦車ですから、輸出先では派生系も長く使われていきそうですね。
雑談スレで出た窒素固定トウモロコシ。
メキシコだから日蘭ならCIS勢力圏か…。
窒素固定菌と共生しているトウモロコシでしたっけ?
>>990
多分そうですね。>BC宇宙戦略を支えるスターライト樹脂
>>991
これが40年以上前に存在しているというリアル先輩…。
なお、命名者はワード氏の娘さんだとか。>「スターライト」
>>994
共生どころか根から出す粘性の液体が嫌気性の窒素固定菌の生育環境作ってるので培養してるようなモノですわ。
この粘性の液体と中の細菌のおかげで成長に必要な窒素肥料を自前で生産してるようなものなのです。
>>996
はぇ。自己培養型…
何がやばいって豆類で共生してるのは確認されてましたが主食として食されるトウモロコシで確認されたというのがヤバいのです。
品種改良により痩せた土地でも肥料を余り使用せず多数収穫出来る品種のトウモロコシ作ることは勿論、
同じイネ科の米や麦にも応用可能かもしれないのです。
つまり極論このトウモロコシ育てているだけで土地が富む…ってこと!?
>>999
流石にそこまでは行きません。
自分の消費量の八割を補填する程度なので痩せた土地でも育ち易いというだけでしょう。
品種改良によりそういった目的のものも出来るかもしれませんが。
>>1000 なら創作のネタと書く時間よ!皆のとこに来い!
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