したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

中・長編SS投稿スレ その2

823earth:2011/09/23(金) 08:59:35
 時は遡る。
 プロキオン攻略後、土方はα任務部隊のことを気に掛けていた。

「シリウスでの戦いはどうなっている?」
「最新の報告ではガトランティス軍を翻弄しているようです」

 幕僚の答えに土方は少し考え込む。

「ふむ……空母部隊の派遣は可能か?」
「空母部隊ですか? 確かに派遣できますが、司令部からの命令には」
「構わん。たった2隻で敵を翻弄しているヤマトとムサシ。彼らを支援するのに何を躊躇う必要があるのだ」

 自分達のためにたった2隻で死地に向かったα任務部隊。彼らを見捨てることが出来る宇宙戦士など防衛艦隊にはいない。
 まして彼らには今、手持ちの兵力に余裕があるのだ。

「了解しました! ただちに空母部隊に連絡します!!」

 青のコートの幕僚はすぐに通信兵に指示を出した。するとすぐに空母部隊から返答が帰ってくる。

『こちら第1航空戦隊。いつでも出撃は可能です』
『第2航空戦隊も同様です』
『護衛部隊も準備は整えています! いつでも発進できます!!』

 この言葉に土方は頷く。

「よし出撃せよ。本隊も後始末が終ったら、そちらに向かう!!」

 かくして宇宙空母5隻、主力戦艦2隻、巡洋艦4隻、駆逐艦16隻から構成される空母機動部隊(第51任務部隊)が
本隊に先行してシリウスに全速力で向かうことになる。

「ヤマトとムサシを支援するんだ!」

 第51任務部隊の人間はそう意気込む。
 だが彼らは知らない。すでにヤマトとムサシによってガトランティス帝国軍は可哀想な位、フルボッコにされていたことを。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板