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中・長編SS投稿スレ その2

1名無しさん:2011/02/24(木) 02:44:38
中編、長編のSSを書くスレです。
オリジナル、二次創作どちらでもどうぞ。

前スレ
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9191/1296553892/

2名無しさん:2011/02/24(木) 03:38:45
>>976
>そういった小難しいの無いから人間を材料に兵士級を作っているって設定なのよ
>生きたままだから人の意識があるとも言われてるのよ
たしかに「人間を材料に」というとこまでは公式だけど、それ以外は976の脳内補完設定じゃん

3名無しさん:2011/02/24(木) 03:45:46
>たしかに「人間を材料に」というとこまでは公式だけど、それ以外は976の脳内補完設定じゃん
そうだっけ?
でぁその部分は訂正で
生きたままだから人の意識があるとも言われてるのよ
てことでよろしく

4名無しさん:2011/02/24(木) 04:36:42
で。
「このせっていまちがってるぞバーカ!」「ちがうやい!おまえのほうがまちがってるんだぞバーカ!」
「そんなことないねーおれのほうがただしい!」「ちがうやっぱりおまえちがうおれただしい!」
と言い合う子供の喧嘩にどんな意味が?

5名無しさん:2011/02/24(木) 04:52:55
>と言い合う子供の喧嘩にどんな意味が?
兵士級は人間が材料だということがここで認知されたという意味では意味あるよ
その後の流れは無意味だが

6名無しさん:2011/02/24(木) 04:54:44
ゲーム本編では、あ号標的が死んだ珠を掲げて兵士級の材料に使ってる言っただけで
それ以外の媒体ではそれに関する情報は出てないと認識してたが
ソースプリーズ

7名無しさん:2011/02/24(木) 08:10:32
もういいじゃん
全メディア持ってないのに否定する意味が分からない
あるなら自分で調べりゃいいじゃん

8名無しさん:2011/02/24(木) 08:17:56
作品についての話ではなく、完全にマヴラヴの話になっていますから
そろそろマヴラヴについての話をやめてはいかがでしょうか。

9名無しさん:2011/02/24(木) 08:29:17
原作の設定ならオリジナルハイヴ間を超えて対応されないというのがSSに絡んだ問題だな。
見聞録世界では独自設定でもいいけど何らかの辻褄合わせは必要だと思う。

10名無しさん:2011/02/24(木) 09:37:04
31世紀の超技術ならハイヴ間通信の傍受から欺瞞まで出来そうな気がする
ドラえもんすら900年前の骨董品になるレベルなんだよなぁ、31世紀

11名無しさん:2011/02/24(木) 09:38:22
いや、それはわからんだろ。ゲームで描かれたのは地球での戦いだけなんだから

12名無しさん:2011/02/24(木) 09:40:50
>>6
小説版とソースでてるだろ。
いい加減自分で調べろよな。否定するにしても肯定するにしても調べてから言えよ。

13名無しさん:2011/02/24(木) 10:06:39
エロゲのノリと勢いと悲劇(笑)を演出するために作られた設定如きの話で荒らしになるほど言い合いすんな

14名無しさん:2011/02/24(木) 11:23:25
>>10
ゲーム会社が平行宇宙を作ってプレイヤーに開放する世界だからなぁ
発達した科学は魔術に見えるとかいうが、
ここまで来ると神の領域にはいってる

この世界のエロゲはどうなってる事やらw

15名無しさん:2011/02/24(木) 11:26:58
一応規制つきのと、無修正と、有志による魔改造版があるのだろうなあw

16名無しさん:2011/02/24(木) 11:28:04
それでも勉強とか仕事はローテクでやらなきゃいけないんだよね。
このゲームの技術応用したら集中学習とか出来そうだけど。

17名無しさん:2011/02/24(木) 11:42:04
R-15・R-18みたいに年齢で利用できるサービスが限定されるとかそんな感じじゃね?w
…下手するとゲーム世界で子供が出来そうで困る。その場合、所詮ゲームと割り切るのか

やっぱ31世紀人のメンタルは我々とも異なるのかね

18名無しさん:2011/02/24(木) 11:46:59
長門みたいなアンドロイドって、主人公が実生活を送る世界でも子どもの小遣い程度で作れるのかな?
そうだったら人間の仕事は創造的サービス業しかなくなってそう。
単純労働や普通のサービス業や農業・工業はメンテナンス費用入れてもアンドロイドやロボットにやらせたほうが安いだろうし
31世紀の人間の仕事で研究・開発やデザインなど知的なサービス業以外残っているのかな。

高校生の主人公ですら20世紀での最高位の科学者が持っている知識を勉強してるみたいだしw

19名無しさん:2011/02/24(木) 11:52:22
>>18
米国の某SFでは人口の8割がニートで悠々自適
残り2割が義務感、若しくは仕事自体を娯楽として働いてる…

みたいなタイムスリップ可能な未来世界があったなぁ
その代り食料は特殊な茸類で肉のような高級品はめったに食べれらない
とか書かれてたから今の方が良いや

20名無しさん:2011/02/24(木) 11:58:02
>>16
学業の基本としてテクノロジーに頼らない思考訓練なんかが必須なのかも
宇宙植民してるから、植民の初期段階でのトラブルで
テクノロジーの恩恵を中々受けられない事態があるとか?
そんなのを想定した学習計画が練られてる可能性もあるでしょうね。

21名無しさん:2011/02/24(木) 12:22:08
『A/Bエクストリーム』の世界みたいに何も働かなくても最低限死ぬまでバーチャルシステムに繋がって仮想世界で暮らす社会保障があるけど。
現実世界での住居や仮想物ではない実物の食料などを手に入れるには働いて稼がなくてはいけないという世界なのかも。

小学生くらいの登場人物が遊園地でガイドをしながら一緒に遊ぶという仕事を作中でしていたけど。
(サービス業の一環として無人の遊園地で訪れた客2人だけで遊ぶというのは寂しい為)

22名無しさん:2011/02/24(木) 12:33:41
それでも話は「未来人の多元世界見聞録」とずれてるような気がするからいきなり戻すよ。

国や人類の事を思うなら身内を治験に差し出すべきだと思うよ。
いまイレッサで裁判してるけど実験せず、犠牲者を出さずに新薬を手に入れる
というのは無理なわがままだと思うし。

23名無しさん:2011/02/24(木) 12:36:00
難民→国の偉い人→市民
がまあ打倒だと思うけどな

24名無しさん:2011/02/24(木) 12:42:03
ある意味帝国が生け贄というか、人類にとっての毒味役をしているとも言う
ま、仮に毒でも、毒でした→では食べません→はい、人類滅びましたって端っから詰んでる状況なんだけれどねw

25名無しさん:2011/02/24(木) 12:50:11
冷静に考えたら意図的に毒盛るメリット無いしな

洗脳薬で人類を奴隷→自前でヒューマノイド型インターフェィスを創造可能
人類を絶滅させたい→ほっておいたら近いうちに…

可能性があるなら

愉快犯、暇を持て余した神々の…遊び

くらいだ

26名無しさん:2011/02/24(木) 12:54:37
もしくはモルモット的な感覚で使われているのでは、とか
人間で言うならマウスだな

27名無しさん:2011/02/24(木) 16:29:50
とはいえ薬の開発って身内を生贄にするところから始まってるよ。
種痘とか、麻酔薬とか。
そこまでしたからその当時の常識で危険な治療を患者に納得させれたんだし。

28名無しさん:2011/02/24(木) 17:45:28
確かに種痘は息子を使ったが、自分の息子ではなく近所の貧乏人の息子……

29名無しさん:2011/02/24(木) 19:05:00
学校に行かせたりとか、世話をやいているので、恋人では?という話も。ソースは忘却の彼方。

30名無しさん:2011/02/24(木) 19:58:42
近所の貧乏人の息子である恋人か
ショタか、ショタがええのんか

31名無しさん:2011/02/24(木) 21:26:45
つまり種痘プレイか…

32New ◆QTlJyklQpI:2011/02/24(木) 22:44:01
なんか変な方向に向かってるな・・・・。
内戦がおこるとしてどれくらいの期間になるんだろうか?
やたらゴチャゴチャしてるから結構時間かかるかな?

33名無しさん:2011/02/24(木) 23:16:56
クーデター起きた瞬間が帝国の終わりの始まりなのは間違いないと思うよ

34New ◆QTlJyklQpI:2011/02/24(木) 23:24:00
その辺りも鎧衣や榊もわかってるだろうからなんらかの策は用意するかもしれないが
それでも無傷はありえない。

35earth:2011/02/24(木) 23:47:47
色々なご意見、ご感想ありがとうございます。
相変わらずブルーになっているearthです。社会人って辛いですね(涙)。
第19話ですが何とか書き上げました。
妄想と勢いとネタとその他諸々の感情で突っ走ります。

36earth:2011/02/24(木) 23:48:21
 未来人の多元世界見聞録 第19話

 将軍みずからが毒見を行うということで、黒旗軍から届けられた食糧からランダムにサンプルが抜き取られ
京都に送られた。
 届けられたのは不足している水、米などの穀物類、それに野菜、魚などの日本人が好みそうな物に加え、
各種保存食や御菓子などの嗜好品もあった。
 第一陣として届けられたものだけでも現在苦しんでいる日本人を大勢救えるものであったが、帝国政府は
まず安全性を確認することを優先した。彼らは将軍自らの毒見で黒旗軍へのアピールを行いつつ、次に難民へ
これらの物資を与えてみて一定の期間、様子を見て問題がないのであれば大々的に国民への配給を始める気だった。
 勿論、これは黒旗軍を信用していないからではない。いくら安全性が保障されたとしても、自分達とは全く
異なる種族が供給してくれる食糧を国民に配って、問題が起こったら目も当てられない。
 まぁすでに現状でも目が当てられない状況であり、あまり長く難民の様子を見ていたら、また黒旗軍の不興を
買いかねない。このため将軍の毒見と同時に、各地の難民キャンプに食糧を送って配給を行うことになって
いる。

「いくら黒旗軍へのポーズとは言え……殿下に毒見をさせる、か。昔なら暗殺されてもおかしくないな」
 
 強力なリーダーシップを期待され、総理大臣に再度就任することになった榊是親は自嘲するしかなかった。

「ですが我々にはそれしか道はありません。この国はそれほど追い詰められています」

 閣僚の一人が苦い顔で言う。

「判っている」

 疲れた顔で答える榊であったが、国を立て直すという強い意志までは萎えていなかった。

「……斯衛軍の連中は?」

 この言葉に陸軍参謀総長の彩峰が答える。

「不穏な動きを見せている者もいましたが、紅蓮大将が押さえてくださいました」
「そうか」
「ですが大将閣下をはじめ、斯衛軍には将軍のかわりに自分が毒見をしたいと申し出る人間が大勢居るようで」
「……忠義心が厚いのは結構だが、それを認めるわけにはいかん」
「判っています。殿下がご無事で、さらに難民達の健康にも何の問題もないとなれば、誰もが安心して口に
 できるでしょう」
 
 そう正論を言いつつも、将軍の教育係であった彩峰としては忸怩たる思いを抱いていた。
 
(できれば私が代わって差し上げたいものだ)

 彼もまた忠義の臣であった。

37earth:2011/02/24(木) 23:48:59
 彩峰と同じように忸怩たる思いに囚われている者はもう一人いた。そう原作ヒロインの一人で
あった冥夜だった。
 彼女は影武者として自分が毒見をすると言い張ったが、黒旗軍に真実が露見した場合、向こう側が
どんな反応を示すか判らないとして、その願いは却下された。

「無念だ……」

 御剣家の邸宅で何もすることができない自分に落ち込む冥夜。
 その姿は見る者の良心に何かを訴えるものがあった。原作にある程度思い入れがある耕平が彼女の姿を
みたらショックを受けること間違いなしだった。
 尤も同時に「いや、そこまで深刻に考えることじゃないから」と突っ込みを入れるだろう。何しろ
帝国に提供する食糧は完全に環境をコントロールされた食糧プラントで量産され厳密な検査を受けている。
 はっきりいって農薬塗れの某大国の食料品より遥かに安全で、かつ味もよいものだ。
 だがそんなことを日本側が知る由も無く、淡々と将軍自らの毒見の時は来た。
 毒見の席は京都の御所で開かれ、普段は滅多に人前にでることのない皇帝陛下や皇族も列席する中で
行われた。ちなみにカナーバも招かれている。
 さらにこの様子は生中継で戦艦長門の艦橋にも流れており、長門や朝倉は思わず「気合はいりすぎ」と呟いた。
 しかし日本側からすれば気合をいれなければならない行事であった。政治的に、そして外交的にも、

「殿下……」
 
 悠陽の忠臣である真耶は心配そうに様子を見守る。
 供給されたものを調理する際に、味見ということで最低限の毒見はされた。しかしそれでも関係者は
安心できなかった。
 このためどうなることか、と心配していた高官たちであったが、その心配は杞憂に終る。 

「美味しい……」

 史上空前絶後の天変地異の中では、いくら国のトップとも言える将軍であっても、天然物は中々食べる
ことはできなかった。故に彼女は久しぶりに食べる天然物、いやそれに勝る味わいに思わず本音が漏れた。
 彼女は用意された品物を一通り食べ終わると、即座にカナーバに礼を述べる。

「このたびは、多大なご支援、ありがとうございます」
「当然のことをしたまでです。また帝国政府が要請されるのであれば、さらなる追加支援も行う予定です」
「その折は、宜しくお願いします」

 この毒見の後、悠陽は精密検査を幾度も受け、健康であることが確認された。
 悠陽と違って乾パンや缶詰などの保存食を食べた難民達も問題ないことがわかると、帝国政府は即座に
国民に対して黒旗軍から提供された食糧の配布を決定する。
 同時に帝国政府は各国との協議の末、黒旗軍の存在と、新たな異星人が友好的な存在であることをを
世界に公表することを決断した。 
 オルタネイティブ7によって友好的な異星人を地球に招待したこと、そして彼らの協力によって地球の復興が
可能になったことを喧伝することで残っている全人類に安心と自信をつけさせようとするのが狙いであった。
 尤も日本側としては、無残な結果に終ったオルタネイティブ6の尻拭いをしたということを喧伝し、今後の
外交でより優位に立ちたいという狙いもあったが

38earth:2011/02/24(木) 23:49:33
 何はともあれ、新たに出現した異星人『黒旗軍』の存在、そして黒旗軍が8分でハイヴを掃討したこと、
すでに月を修復して、その軌道をもとに戻しつつあることが公表された。
 
「悪い宇宙人の次に良い宇宙人が来たってところか。世の中、うまく出来ているんだな」

 病院で流れるラジオニュースを聞いた武は、そんな感想を呟いた。  

「それにしても、月を元に戻した……か。凄いな。前のBETAもとんでもなかったけど、今度の黒旗軍って
 いうのはもっと凄い。この宇宙にはそんな凄い連中がいるのか」

 無限に広がる宇宙の深遠には、自分達地球人類では到底及ばない者たちが闊歩しているという事実に目を
輝かせた。
 同時に黒旗軍がその優れた科学力と圧倒的な生産力で地球環境の再生と人類社会再建の支援を行うとの
発表によって彼は将来への期待をもった。

「これで鑑は助かる。それだけじゃない、この国で皆生きている!」

 絶望に閉ざされたと思われていた未来が開けた、このことに武は興奮する。
 しかし武のように楽観できたのは、一般国民だけであった。
 ある程度の知識を持つ人間は、黒旗軍がBETAなど問題にならないほどの脅威になりえる存在である
こと、そして完全に自分達の生殺与奪の権を握られたことを理解した。

「彼らが少し気を変えれば、自分達はBETAと同じ運命を辿ることになる……」

 同時に黒旗軍がBETAと違って友好的であり、コミュニケーションをとれる存在であることを神に感謝した。
 もしも彼らがBETAと同様に話し合うことすらできない存在だったならば、人類は破滅していた可能性が高かった
からだ。
 
「彼らの機嫌を損なわないようにしなければならないな」

 超技術をもった存在に下手な手は打てない、良識のある人々はそう判断した。
 だが追い詰められた人々は躊躇う余裕すらなかった。彼らは他者を出し抜くべく動き始める。
 諸外国も日本帝国を仲介にしてカナーバに積極的に接触し、猛烈な売り込みをかけた。だが同時にあの乱暴者の米国が
トンでもないことをしないように牽制することも忘れない。
 さらに米国のイメージを悪化させるべく、「史上最悪の犯罪国家」「ならず者国家」「礼儀知らずの国」と
の印象を植え付けようとも努力した。下手にアメリカが復活したら目も当てられないからだ。
 勿論、米国もその程度で凹むほど軟ではない。彼らは不屈の闘志とあらゆるコネを動員してカナーバとの面談に
漕ぎ着けることに成功した。そして平身低頭して支援を要請した。

39earth:2011/02/24(木) 23:50:19
「……嫌われているな、米国」

 一連の報告を受けて耕平はアンドロメダの艦橋で苦笑した。
 そんな上司を見て、朝倉は今後の方針について尋ねる。

『で、どうしますか?』
「まぁ最低限、交流は維持する。あの国がある程度まともなら支援することも吝かではないし」

 原作を思い浮かべる限り、かの国にはあまり良い印象はないものの、それでも地球復興にはアメリカの
存在が必要であると耕平は考えていた。
 そもそも日本帝国自体が摩訶不思議な政治構造をしているのだ。さらに原作の奇天烈な思考の烈士(笑)の
存在を考慮すると、日本一国にすべてを委ねるという選択肢はあり得ない。

「北米のハイヴの掃討は?」
『色々と妨害はありましたが、先方から掃討して欲しいとの要請を受けました。こちらはすでに掃討の準備を終えて
 います。いつでも叩けるかと』
「わかった。なら、頼む。こっちはこっちでBETAが面倒になってきた」
『何か?』
「どうやら、この宇宙には、他にも異星人がいたようで、BETAと戦っていた形跡がある」
『根拠は?』
「BETAの中に対地爆撃にいきなり対応するタイプのものがあったんだ。
 調査の結果、その異星人の宇宙船の残骸らしきものを発見した。科学力はこの世界の地球人類を超えていたようだ。
 その異星人と戦ったBETAがある程度進化を遂げていて、色々とうるさい。まぁミサイルの飽和攻撃で何とかなる
 レベルだけど」

 戦線を広げていくにつれて、幾つかの惑星では質量弾による迎撃だけでなく、地球の光線級など比較にならない
威力のレーザー照射を浴びる例があった。
 これらはどうみても宙対地攻撃に対応するために進化したとしか思えない。

『その異星人は?』
「さぁ? 残骸程度しかないし、惑星表面にハイヴが乱立しているのを見ると滅亡したか、攻略を諦めたと考える
 ほうが自然かな。まぁ正面きって邪魔をしてこなければ問題ないよ」

 そう言いつつも、耕平は原作にない出来事に心を躍らせた。

(やっぱり居たんだな、異星人。しかし創造主って自分達より進んだ文明に、BETAが喧嘩を売っていたら
 どうするつもりだったんだろうか?)

 無計画、無謀極まりないBETAによる資源採掘。それは下手をすれば自分達の滅亡さえ招きかねないものだ。

(珪素生命体の思想は複雑怪奇だな)

 自分自身の思考が複雑怪奇と思われていることなど露知らず、耕平はそう断じた。

40earth:2011/02/24(木) 23:52:32
あとがき
拙作ですがお付き合いいただき、ありがとうございました。
というわけで予告どおり武登場です。あと冥夜も少しだけ登場です。
武は一般人視点で黒旗軍を見てもらうことになりそうです。
さてさて次回以降、地球での活動は活発化していきます。
主人公は報告を聞いているだけです(笑)。
お前は本当に主人公なのかと。というかむしろ観測者に近いです(爆)。
それでは失礼します。

41New ◆QTlJyklQpI:2011/02/24(木) 23:54:37
今の米国なら自分の頭にピストル突き付けてでも支援要請してきそうだからね。
日本勢は取りあえず攻めてきている大陸側に食糧・医薬品の提供を要請するかも。

42名無しさん:2011/02/24(木) 23:59:26
乙です
支援が開始され人類はようやく一息つけそうですね一般人までは
政治家さん達はこれから更に頭を悩ませるのでしょう、非常に楽しみですw

そしてついに出てきた異星人!
でも足跡だけか…これがタイトルの多元世界に繋がるとしたら
他作品の地球が出てきたりするんですかねー

43New ◆QTlJyklQpI:2011/02/25(金) 00:07:43
どうみても異星人が珪素生物でBETAコントロール失敗で滅んだって感じだけどね。

44名無しさん:2011/02/25(金) 00:08:50
乙です〜


>創造主って自分達より進んだ文明に、BETAが喧嘩を売っていたら
>どうするつもりだったんだろうか?

ですよね〜w
全銀河規模の町内会が存在したら、
即滅ぼされてるかもです

45名無しさん:2011/02/25(金) 00:22:34
アメリカはどうなるかねぇ。
黒旗軍がどう思うかはともかく、地球人からの悪印象は永遠について回るだろうし、
黒旗軍がいなくなってしばらくしたら世界中から寄ってたかって滅ぼされてもおかしくないんだが。

この状況で、親米派の影響力を強めることはできるのかねぇ。
どんなことしたって、黒旗軍の陰に埋もれちゃうと思うんだが。

46名無しさん:2011/02/25(金) 00:33:05
おつ
やはり居たか異星人
>創造主って自分達より進んだ文明に、BETAが喧嘩を売っていたら
今の黒旗のことだよww

47名無しさん:2011/02/25(金) 00:35:09
乙です。
今回痕跡が出た異星人からも支援要請されそうな気がw
地球に関しては米VSその他って感じの緊張状態を形成したほうがいいかも。

48名無しさん:2011/02/25(金) 00:44:31
あの世界で緊張状態なんて作ったらまた自滅しかねない気がするwww
アメリカはさっさと復興させて、アメリカだけでは暴走できない程度ぐらいは力を与えた方がいいでしょうね、そうじゃないと他の国がなんかやらかしかねないですし。

49名無しさん:2011/02/25(金) 00:52:00
>>45
中韓が日本の歴史問題を外交的武器にするように、
各国が「オルタ6問題」を外交的攻撃手段にするのは確実でしょう。
「お前らだけ戦略兵器を持つのは禁止な、いやなら国際社会への復帰は無いと思えや」
とか平気で言いそうです。
酷い目にあった為、一部合衆国市民が同調しそうなのが米国的には辛いとこですね
(これもまた日本と同じ)
そこをどう乗り切るかが米国指導層の腕の見せ所ですね。
頑張って「ゲーム本編のメリケンじゃないぜ!」というトコを見せれば、
黒旗軍の援助も手厚くなるだろうし…

50New ◆QTlJyklQpI:2011/02/25(金) 00:52:31
もう個人感情にまで米国憎悪が広まってるから下手に米国に力付けさせると
後々問題になりそう。

51名無しさん:2011/02/25(金) 00:58:17
いっそのこと、黒旗軍の直轄領になるとか、自治領化するという手もwww
アフターケア用の艦隊がバックにいれば抑止力も十分だし。

52名無しさん:2011/02/25(金) 01:01:10
>>50
「黒旗軍はそういう面で分け隔て無いよ、地球環境から考えて、
今はそんな時じゃ無いんだから…分かるよね?」
と笑顔でお話しすべきでしょうね。

そう言えば復興には心のケアも大事という事で、
それとなく人類融和宣伝工作を行う慰問アイドルグループを送り込むのもいいかもw
マヴラブ世界は娯楽に飢えてるだろうしねw

53New ◆QTlJyklQpI:2011/02/25(金) 01:04:05
>慰問アイドルグループ
マクロスシリーズの歌姫らとか?

54名無しさん:2011/02/25(金) 01:05:33
>>52
100年単位でアフターケアするのは、めんどくさすぎです。
一部の愚か者以外は、黒旗軍がいる間に妙なことをすることの愚かさを知っているでしょう。


しかし、そういう意味でいると、黒旗軍を利用して独立を測る勢力が出てきてもおかしくないんだよね。
援助をするとしても、どの辺までを「国」と認めて個別に対応するかというのは、難しい問題だと思った。

55名無しさん:2011/02/25(金) 01:08:23
>創造主って自分達より進んだ文明に、BETAが喧嘩を売っていたら
>どうするつもりだったんだろうか?
明らかにばらまきすぎ、手を広げすぎてるので、確率的に上位存在は「誰かに処理された後」かもねw

56名無しさん:2011/02/25(金) 01:10:29
テクノロジーレベルとしてはBETAみるかぎり光の壁とか越えられてないし、炭素系生物が文明作る可能性に
気がついてないくらいそっち方面もおろそかなので宇宙全体から見ればそんなに上位じゃないよなあ

57名無しさん:2011/02/25(金) 01:11:42
>>53
帝国向けにランカタイプ、欧米にシェリルタイプを送り、
「俺らってやっぱり勘違いされてる!?」
と帝国上層部のSAN値がガリガリ…

>>54
いっそ
腹が膨らんで礼節を取り戻す人と、野心を露わにする人と、
上手く勢力分け出来れば(以下機密事項)
みたいなw

58名無しさん:2011/02/25(金) 01:28:00
黒旗の上位存在としては、原作に思い入れが有るから日本帝国を保護。
でも、バランスを考えると、その他の国にも梃入れな。
……位の感覚かな。
どちらにしろ自立できるあたりまで面倒みたら、あとはオサラバして、
帰り際にチョイと脅しておけば大丈夫だろ。

もう、黒旗様に逆らう根性の有るヤツは、夕呼先生くらいしか居無そうだ。

59名無しさん:2011/02/25(金) 01:52:49
ゆーこ先生も、逆らうというより相手を見返してやるという感じだし。

60名無しさん:2011/02/25(金) 02:16:55
>>38
>「これで鑑は助かる。それだけじゃない、この国で皆生きている!」
この世界では武は純夏のこと鑑ってよんでるの?

61名無しさん:2011/02/25(金) 02:41:01
日本はなんとしてでも国際的地位向上させたいらしいが
古い社会体制だし地球規模で見たら害にしかならないだろう

62名無しさん:2011/02/25(金) 03:08:27
ふと思ったのだが、主人公のゲーム世界におけるプレイヤーの立ち位置って
まさにBETAの上位存在じゃなかろうか?

無駄に膨大な資源を全宇宙から徴収し、資源を採掘する星のことを考慮しない
ゲーム内の宇宙に知的生命体がいたら同じように思っているんじゃなかろうか?

63名無しさん:2011/02/25(金) 04:32:53
実は、他のゲーム会社の資源採掘用の宇宙だったりして。

64名無しさん:2011/02/25(金) 04:45:18
他のプレイヤーっていうのもありうるなw

65名無しさん:2011/02/25(金) 07:56:44
古典的SFな想像をすると、BETAの創造主である珪素系生命体自体が、元々は炭素系生命体が想像した道具で、それが自意識を持って創造主を滅ぼした。
で、自身のアイデンティティを維持するために、炭素系生命体は生命じゃないと定義付けているとかもアリだよな。

66名無しさん:2011/02/25(金) 08:01:58
>>65
(間違ってボタンを押したので、続き)

これだと、恒星間航行(超光速かは不明)を自力で成し遂げるBETAを創造するほどの文明を持ちながら、
「炭素系生命体は存在し得ない!」などとアンバランスな事を言うのも説明がつく。

67earth:2011/02/25(金) 08:49:35
すいません。書き間違えました。
>>38の武の台詞
>「これで鑑は助かる。それだけじゃない、この国で皆生きている!」
ではなく
>「これでは純夏は助かる。それだけじゃない、この国で皆生きている!」
です。

68名無しさん:2011/02/25(金) 08:51:47
普通に宗教上の理由で炭素生命体以外認めない

これで、100%説明できない?

69名無しさん:2011/02/25(金) 08:58:09
宇宙崩壊の危機に気付き、己の進化を封印しつつ、他の炭素生命体を統制する事で宇宙崩壊を止めようとした当時、最も進化していた炭素生命体

という可能性もだな

70名無しさん:2011/02/25(金) 09:19:11
ようは、日本が存在しなかった地球と考えればいい。
日本が黄色人種だって白人と戦えると示したからこそ、有色人種の独立運動
表面的な差別撤廃が活発になったわけで、上位存在にとって人間として認められる
知的生命体とは珪素系生命体以外存在しないと考えているんだよ。

71名無しさん:2011/02/25(金) 09:28:28
主人公が冥夜に思い入れあるんなら、純夏などの病持ちのヒロイン達に接触して助ける可能性がありそうだな。
候補としてありそうなのは、鶴屋さん?。
「遊びにいくよ!」のアシストロボをベースとした「ちゅるやさん」を引き連れてとかw。

72名無しさん:2011/02/25(金) 10:51:23
でも
リアル>(超えられない世界の壁)>原作にない出来事>原作ヒロイン
っぽいし地球の出来事は報告での又聞きも良い所だからなぁ
その情報を知りようが無いんじゃね?

73名無しさん:2011/02/25(金) 10:59:14
>>70
そういえば黒人は人間か否かって議論もあったな。
珪素生命体は炭素生命体の存在は知りつつも生命体かどうかは議論中か、生命体否定派が勝利して種族差別しているのかも。
珪素生命体の勢力圏では炭素生命体が奴隷にされてたりして。

74名無しさん:2011/02/25(金) 11:26:23
食糧援助が始まって、腹が膨れて一息つけると人間余計なことを考え出しそう。
たとえば、セックスとかに並んで宗教は人類の最大の関心ごとだし宗教がらみで色々ありそう。
上位存在に布教しようとか、改宗を迫る宗教家とか。
上位存在を救世主や神を騙る悪魔だと宗教家とか。
日本だと宗教は日常の背景で意識されにくいけど、海外だと日常の基礎だったりするところ多いし。
まあ、主人公たちは〈人工的に造られた宇宙〉でゲームしてるわけで。
神=創造主=宇宙の作り手、という定義で話が流れたら……上位存在=神になるね!

閑話休題

ここまで黒旗軍の影響が大きいと、一発逆転を賭けてとか、自分こそが交渉相手にふさわしいとか思った勢力とかが独自にコンタクトを取ろうとしそう。
すくなくとも、電波を発信できる設備があれば国際機関とか経由せずに直接話しかけれそうだし、物によっちゃあ個人レベルで何とかなるだろう。
相手に聞く耳があるかは別として。

75名無しさん:2011/02/25(金) 11:57:47
ビッグバンからそれほど時間が経過していない宇宙の場合、
炭素そのものが希少元素なので、その頃誕生した生物なら
炭素系生物の存在を妄想と断言するかもしれない。


・・・・と、ここまで書いたところでよく考えたら、
炭素が希少元素の宇宙ではケイ素はもっと希少元素だった。

原子核合成の順番はこんな感じ。

ヘリウム
 ↓
ベリリウム
 ↓
炭素
 ↓
酸素
 ↓
ケイ素

76名無しさん:2011/02/25(金) 12:14:27
恋愛原子核は何処に入るの、と

どうでもいいけどアンドロにも効果あるのだろうか

77名無しさん:2011/02/25(金) 12:43:32
所詮人格を「設定」された存在だしなあ

78名無しさん:2011/02/25(金) 12:55:54
>どうでもいいけどアンドロにも効果あるのだろうか
恋愛原子核ていうけどエロゲのお約束で主人公特権てだけだから
効果も何もないだろ

79名無しさん:2011/02/25(金) 13:02:36
一話から読み返してみてマブラヴ世界に通じる穴って別に主人公だけが見つけられて主人公だけが使える物ではないし
他のプレイヤーが見つけて奪い合いになったりしたらどうなるんだろ

80名無しさん:2011/02/25(金) 13:03:16
何かの拍子に恋愛原子核に気付いた連中が逆ハニートラップとして…
とかはないかw

81名無しさん:2011/02/25(金) 13:03:52
1000年前のエロゲの舞台だからなあ

82名無しさん:2011/02/25(金) 13:07:10
>>79
面白いイベントだとばかりに全銀河でBETAフルボッコ祭り開催かも。
巻き添えをくらって惑星や恒星もたくさん消滅しそうだが。

83名無しさん:2011/02/25(金) 13:14:40
>>79
主人公の支配宙域にあるんだろうし、見つかる可能性は低いんじゃない?
もちろん、事前に偵察に来たステルス艦に見つかるという可能性はあるけど、
戦争を始める前にそれを申し入れたりと、艦隊決戦ゲームに近い暗黙の了解があるみたいだし、
そういう行動に出る人は少ないような気がする。

84名無しさん:2011/02/25(金) 13:27:35
良識あるプレイヤーが親切心でバグとしてゲーム会社に報告→修正という名の消去

85名無しさん:2011/02/25(金) 14:05:51
その場合、ダミーでゲートっぽい施設を穴の周囲に建設して
「これはワープゲートです」などと誤魔化すしかないですね。

86名無しさん:2011/02/25(金) 15:28:43
珪素生命体→シリコン→半導体→知的炭素生物の否定の連想ゲームで
スカイネット完全勝利後のロボ文明?が浮かんだぞ、シムアースにも核戦争後にロボ文明が発展したな……

87New ◆QTlJyklQpI:2011/02/25(金) 16:38:59
自分は珪素系生命体でBLAME!の珪素生物らが思い浮かんだ。

88名無しさん:2011/02/25(金) 16:53:24
BETAを作った奴らは初期設定をミスって炭素生命体と珪素生命体区分を逆にしてしまったとかだったりしてな

89名無しさん:2011/02/25(金) 18:33:44
前にあったオリジナルハイヴに珪素生命体が指示してなさそうという話題で、
10の37乗もの場所からの通信を処理できなくて投げてるんじゃないかという説があったけど。
これも同様で状況に応じて更新するつもりが出来なくなってるんじゃ?

90名無しさん:2011/02/25(金) 18:42:02
結構早期に滅ぼされてしまった可能性もある
後、いくら珪素生命体相手にはなにもしない設定でも「相手がなにもしてこない保証はない」ので
好戦的で超高速航法持ってる征服国家なら、BETA口実に征服しにいく確率もある
相手が常に理性的で友好的だと思っちゃ駄目さ

91名無しさん:2011/02/25(金) 18:50:15
それこそ主人公みたいに宇宙規模で戦争ゲームやってる文明の資源回収用BOTだったら救えないよなぁ

92名無しさん:2011/02/25(金) 18:55:31
資源回収用BOTにあんな稚拙な言い訳は搭載せんだろ

93名無しさん:2011/02/25(金) 19:02:49
プレイヤーが接触した時の演出とか
資源回収用BOTですけど倒してもいいですよその場合資源は全てゲットできます、と

94名無しさん:2011/02/25(金) 19:09:54
プログラム書き換えれば、主人公のために使えそうだ。あ号の言うことが
正しければ10の37乗もいるから、乗っ取れればすごい便利そう。そこまで
いかなくても、BETAのネットワーク逆用して、ウイルスでソフト的に破壊するという手もあるな

95名無しさん:2011/02/25(金) 19:21:16
それだと超光速通信網あることになるよ。
BETA創造主に上申出来ないんだし星間連絡網はないかもの凄くタイムラグがあると思う。

96名無しさん:2011/02/25(金) 19:22:56
上申できないと言ったな、ありゃ嘘だ

97名無しさん:2011/02/25(金) 19:51:22
なん…だと……?

98名無しさん:2011/02/25(金) 21:16:22
その辺は原作でもあいまいだしearth様の判断にお任せしたい。
人類サイドもバーナード星系への移民以前に調査と報告があったのなら
少なくとも通信に関してはタイムテーブル的に超光速が必須だと思う。
BATEサイドも資源採掘前に調査・報告してないの?って
技術や倫理以前に論理で疑問があるし。

99earth:2011/02/25(金) 22:34:49
相変わらず活発なご意見、ご感想の投稿ありがとうございます。
短めですが、第20話が完成しました。
相変わらずノリと妄想と勢いで突き進みます。

100earth:2011/02/25(金) 22:35:19
 未来人の多元世界見聞録 第20話

 米国政府の要請を受けた黒旗軍は、日本帝国への支援を行う傍らで、早速北米に点在するハイヴの掃討を
実施した。
 といっても実際にはそんなに手間も暇も掛かることなく、前回より早く6分で終了した。あまりにも鮮やかな
掃討に米政府は唖然とすると同時に、黒旗軍と自分達との絶対的と言ってよいほどの格差を改めて実感した。
 米政府主流派は黒旗軍から何とかして支援を受けようと積極的にカナーバに接触を図るものの、諸外国は
共同で米国の動きを牽制する。

「そもそも、こんな事態になったのは貴国のせいでしょう? 後始末くらいは自分でなされては?」
「すでにBETAを駆逐してもらったのですから、あとは自国で何とかされては?」
「月を直してもらい、自国領土にあったハイヴを潰してもらった上で、さらに支援を要請すると?」
 
 下手に米国が支援を受けたら、自分達の取り分が減るとでも思っているのか、彼らは黒旗軍と米国との
交渉を妨害しようとあらゆる手段を行使した。
 しかし彼らにとっては残念なことに黒旗軍の大使であるカナーバ自身がアメリカとの交渉へ赴くことを決意した
ために、彼らの努力は徒労に終ることになる。
 尤もカナーバがアメリカ大使館に出向く前に、アメリカの駐日大使と政府の特使が飛んできたが。

「このたびは会談の席を設けていただき、ありがとうございます、カナーバ大使」

 政府特使が色々と礼を言ってくるのを聞いた後、カナーバは両名に対して、すぐに本題を切り出す。
 
「黒旗軍はアメリカ再建のために相応の支援をする用意があります」 
「そ、それは本当ですか?」

 両名はあまりにカナーバがあっさり対米支援を言明したことに驚きを隠せない。
 何しろアメリカはこの世界では史上最悪の犯罪国家であり、黒旗軍もオルタネイティブ6前後の事情を知れば
支援には躊躇すると誰もが思っていた。故に驚きもより大きかった。




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