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【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ19

1管理人:2016/05/11(水) 03:02:30 ID:???
DMMのブラウザゲーム、艦隊これくしょん〜艦これ〜のエロパロスレです。
エロ妄想なりSSなりご自由にどうぞ。
シュチュやネタ妄想雑談しつつ、ゆるーく行きましょう。

SSは形式不問、長いのも短いのもエロいのもエロくないのもご自由に。
リョナ・強姦・死姦・スカトロ・ふたなり・性転換などの特殊嗜好を含む内容は注意書き必須

百合・女性提督ネタは百合スレで、こちらに投下の場合は注意書き推奨
【艦これ】 艦隊これくしょんで百合 ←検索したら出ます

■■禁止事項
批難中傷・荒らし
SS作者以外による改変/改竄および他スレへの投下
投下のあからさまな妨害・その他スレの空気を悪くする言動
上記を行った場合は警告なしで削除とホスト規制します。

※次スレは>>980を踏んだ人が立ててください。

公式
http://www.dmm.com/netgame/feature/kancolle.html

艦これエロパロ避難所板
http://jbbs.shitaraba.net/otaku/16725/

保管庫
http://www55.atwiki.jp/kancolle_ero/

第二避難所
http://jbbs.shitaraba.net/otaku/16181/

2管理人:2016/05/11(水) 03:03:44 ID:???
過去スレ
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ18
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16725/1442579164/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ17
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16725/1431434826/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ16
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16725/1422540269/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ15
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16725/1414233056/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ14
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16725/1408408802/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ13 (避難所2)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16725/1404804363/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ避難所1
※実質12スレ目
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16725/1400634843/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ11
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401464074/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ10
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1400427549/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ9
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1397482056/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1393339375/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ7
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1390624968
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ6
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1387773261/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ5
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1385645434/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ4
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1383747696/
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ3
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1382371413/
艦隊これくしょんでエロパロ2
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1380741105/
艦隊これくしょんでエロパロ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1375799214/

3名無しの紳士提督:2016/06/26(日) 01:22:01 ID:TWVVwGhA
スレ立て乙

前スレ>>997
切れ痔にならない為の対処法としての開発はそう難しくない
異物感に対して括約筋が緊張しないように時間をかけてほぐしていってやれば、イヤでも日本人標準サイズの単装砲が何とか入るくらいまでは広がる
問題は快楽を得るための開発だけど、こればっかりは開発する相手の全面的協力がないとねぇ…

4名無しの紳士提督:2016/06/26(日) 17:49:57 ID:S4irHJLc
男の方が尻は開発しやすいのよ
だって前立腺があるからそこの延長で開発できる

だから艦娘にアナル開発される提督をですね

5名無しの紳士提督:2016/06/26(日) 23:19:10 ID:RebfXkHA
艦娘→提督はアナル開発まで持ち込めば異物入れホーダイ、広げホーダイだけれど、そこまで持ち込むのが逆の場合に比べて難しそうな気がする。

6名無しの紳士提督:2016/06/27(月) 00:51:34 ID:Yg6v0SLI
メリィ!!
提督「ぬふぅ」

第二次攻撃の要を認めます
メリメリィ!!
「アッー!!」

ご馳走様が聞こえな〜い
メリメリメリィ!!
提督「ひぎぃ!」

これでFinish?な訳ないでしょ!
ズクンッ!
提督「らめぇ!」


ぶち……っ


提督も少し修理した方が良いみたいですね
提督「ええ是非とも」

さーて来週の艦これは
「14cm単装砲>日本人の平均」
「明石の工廠(意味深)」
「糞提督」
の三本です

7名無しの紳士提督:2016/06/27(月) 20:14:57 ID:wAvwVqqw
観艦式に出る予定の艦娘が中破してしまった!艤装だけはなんとか見せられるぐらいに修理できたが、服の修理が間に合わない…!どうしだらいいんだ…
おや?こんなところにいろんな色の塗料が。…そうだ「ボディーペイント」という手があったじゃないか!

8名無しの紳士提督:2016/06/29(水) 19:20:07 ID:loGsPkac
思わせぶりな艦娘はだいたい処女ビッチか初心ビッチだが、伊19もそのクチかなあ。

9名無しの紳士提督:2016/07/02(土) 10:48:07 ID:ndB0xoJo
対潜先制攻撃可能=覗きは不可能!

10名無しの紳士提督:2016/07/03(日) 11:27:10 ID:/7aEZa0s
五十鈴って寝取られとか凌辱とか多い気がするなぁ
スタイル、性格といちゃらぶが映える娘のような気はするんだが……
パイズリとかすごいしてみてほしい

11名無しの紳士提督:2016/07/03(日) 14:59:51 ID:fDKKlte2
十二鈴の呪いは未だ続いているというのだろうか

12名無しの紳士提督:2016/07/03(日) 19:50:27 ID:eJ0vEyds
ていうか、ここ最近五十鈴の薄い本やら何やらロクに見た記憶がない

13名無しの紳士提督:2016/07/04(月) 09:56:38 ID:U5Bbqk4E
今まで陵辱とか寝取られもの多め+最近見かけないの反動でこれから純愛物が増えるさ

14名無しの紳士提督:2016/07/04(月) 12:57:38 ID:in6rm8t.
昔の五十鈴は改二になるのが早くて初心者提督には助かる→性能控えめで最終的にはあんま使われなくなりそうで
子供の頃一度は恋する近所のお姉さん的なイメージだったけど
最近じゃ改修担当に対空カットインに先制雷撃と、初恋そのまま思い遂げられる嫁キャラになったかんじ

15名無しの紳士提督:2016/07/04(月) 23:27:12 ID:LkJfldRE
五十鈴が近所のお姉さんとな?
伊勢といい長門(非ながもん)といい、山口多聞が乗った艦にはお姉さん属性がつく可能性が微レ存?
しかしそうなると『飛龍お姉ちゃん』という口にするだけでおっきするような単語が生まれてしまう。

まあとにかく淡い恋心を抱いていた近所の五十鈴お姉ちゃんに「五十鈴には丸見えよ」って心の内を見透かされて、
終始リードされながら初めてを奪われたいだけの人生だった

16名無しの紳士提督:2016/07/05(火) 03:40:41 ID:9Su6uXis
>>14
腐れ縁的(悪友とも言う)幼なじみという路線も合うんじゃないかと思うんだがどうだろうか
世話焼き系の幼なじみは大淀や神風のイメージが強すぎてちょっと違うかなーって

17名無しの紳士提督:2016/07/05(火) 21:10:31 ID:E1zaa9MY
提督「反抗的な駆逐艦霞に指導を行えとの大本営からのお達しだ」
大淀「本日の指導は
    1 24時間耐久三角木馬&鞭打ち
    2 大股開きで拘束し女性器徹底開発
    3 お腹が綺麗になるまで大量浣腸&排泄、その後まき散らした分を自分で舐め取って掃除
    のいずれかです」
提督「最初の調教メニューくらいはお前に決めさせてやる 選べ」
 霞「ハァ!? ふざけんじゃないわよこのクズ!」
大淀「そちらが選ばないのなら提督の判断になりますが」
 霞「ま、待ちなさいよ!? そんなの……」
提督「では大淀、浣腸器と洗面器、そしてバケツ一杯のぬるま湯、グリセリン、ついでに牛乳辺りを……」
 霞「ま、待ちなさいよ! うぅ……2、2番よ! 2番!」

18名無しの紳士提督:2016/07/05(火) 21:20:58 ID:E1zaa9MY
2日目
大淀「霞さん、昨日はお疲れ様でした」
提督「陰核、Gスポット、最後はちゃんと子宮でもイけるようになったな。偉いぞ」
 霞「死ねっ…! このクズ司令官……!」
大淀「本日の指導は
    1 初心者向けアナル調教 じっくりアナル性感開発からはじめてのアナルセックス
    2 鹵獲した深海棲艦のいる檻に入れて何されるか分からない24時間耐久レース
    3 お腹が綺麗になるまで大量浣腸&排泄、その後まき散らした分を自分で舐め取って掃除
    のいずれかです」
提督「好きなものを選べ」
 霞「だから何なのよその選択肢!? もうちょっとマトモなもの用意しなさいよ!」
大淀「そちらが選ばないのなら提督の判断になりますが」
 霞「だから人の話聞きなさいったら!」
提督「では大淀、浣腸器と洗面器、そしてバケツ一杯のぬるま湯、グリセリン、ついでに牛乳辺りを……」
 霞「うぅ……1番、で」

19名無しの紳士提督:2016/07/05(火) 21:28:50 ID:E1zaa9MY
3日目
大淀「霞さん、昨日はお疲れ様でした」
提督「アナルセックスは無理だったが、道具や舌技に尻穴を蕩けさせてイくお前はとても可愛かったぞ」
 霞「うぅ…あ、あんなはしたないこと……」
大淀「本日の指導は
    1 逆さ釣り&蝋燭と針による本格拷問体験
    2 お風呂で裸のお付き合い いちゃらぶソーププレイ
    3 お腹が綺麗になるまで大量浣腸&排泄、その後まき散らした分を自分で舐め取って掃除
    のいずれかです」
提督「好きなものを選べ」
 霞「なんで3つ目の選択肢毎回同じなのよ!?」
大淀「そちらが選ばないのなら提督の判断になりますが」
 霞「人の話聞きなさいったら!」
提督「では大淀、浣腸器と洗面器、そしてバケツ一杯のぬるま湯、グリセリン、ついでに牛乳辺りを……」
 霞「うぅ……2番、2番でいいわよ、もう」

20名無しの紳士提督:2016/07/05(火) 21:39:23 ID:E1zaa9MY
4日目
大淀「霞さん、昨日はお疲れ様でした」
提督「指導の甲斐あって、シャワーや洗いっこでもちゃんとイくことが出来たな。
    流石にシャワー当ててる最中にお漏らしされるとは思わなかったが」
 霞「うるさいわね……」
大淀「本日の指導は
    1 異国の拷問体験 鉄の処女編
    2 アナル調教リベンジ 今度こそ目指せ!アナルセックス
    3 お腹が綺麗になるまで大量浣腸&排泄、その後まき散らした分を自分で舐め取って掃除
    のいずれかです」
提督「好きなものを選べ」
 霞「まだ続くの? いい加減少しは休ませなさいよ……」
大淀「そちらが選ばないのなら提督の判断になりますが」
 霞「はぁ……2番」

21名無しの紳士提督:2016/07/05(火) 21:43:47 ID:E1zaa9MY
5日目
大淀「霞さん、昨日はお疲れ様でした」
提督「今度はちゃんとアナルセックスでイけたな、霞。
    熱い奥も締め付ける入り口も、絶頂して震えるお尻も凄く魅力的だったぞ。
    抜く時もぴっちり吸い付いてなかなか話してくれなかったな」
 霞「いちいち…解説してんじゃないわよ……」
大淀「本日の指導は
    1 絶対に気絶してはいけない24時間耐久輪姦学校
    2 異国のセックス体験 ゆったりポリネシアンセックス編
    3 お腹が綺麗になるまで大量浣腸&排泄、その後まき散らした分を自分で舐め取って掃除
    のいずれかです」
提督「好きなものを選べ」
大淀「そちらが選ばないのなら提督の判断になります」
 霞「……2」

22名無しの紳士提督:2016/07/05(火) 22:04:06 ID:E1zaa9MY
6日目
大淀「霞さん、昨日はお疲れ様でした」
提督「ああいうゆったりした前戯もいいものだろう?
    もう少し焦らすつもりだったが、涙目でおねだりしてきた霞が可愛すぎてな。
    密着したままでのお漏らしも、温かくて興奮した」
 霞「……ポリネシアンセックスって、あんなに凄いんだ」
大淀「本日の指導は
    1 1 異国の拷問体験 苦悩の梨編
    2 男を虜にする御奉仕テクニック講座 フェラチオから素股まで
    3 お腹が綺麗になるまで大量浣腸&排泄、その後まき散らした分を自分で舐め取って掃除
    のいずれかです」
提督「好きなものを選べ」
大淀「そちらが選ばないのなら提督の判断になります」
 霞「2でいいわよ、もう……」

23名無しの紳士提督:2016/07/05(火) 22:14:45 ID:E1zaa9MY
7日目
大淀「霞さん、昨日はお疲れ様でした」
提督「ちゃんと精液全部飲めたな、よく頑張ったな。
    技術はまだまだだが、丁寧で献身的なフェラで気持ち良かった。
    しかし、素股やらで陰核を刺激されるたびお漏らしするのは治らないのか?」
 霞「し、仕方ないじゃない! お風呂でその、シャワー…されてから、触られると思い出しちゃうんだから」
大淀「本日の指導は
    1 全裸&首輪で鎮守府近郊一周お散歩
    2 ウエディングドレス着用での新婚らぶらぶ子作りセックスイメージプレイ
    3 お腹が綺麗になるまで大量浣腸&排泄、その後まき散らした分を自分で舐め取って掃除
    のいずれかです」
提督「好きなものを選べ」
大淀「そちらが選ばないのなら提督の判断になります」
 霞「……2」

霞ちゃん即堕ち一週間

24名無しの紳士提督:2016/07/06(水) 14:25:22 ID:iUOS/DVM
GJ こういうのもアリだね

2515-570:2016/07/08(金) 20:16:05 ID:Qj8ROqls
七夕は過ぎたけど弥生のSSを投下します

2615-570:2016/07/08(金) 20:17:56 ID:Qj8ROqls
「捕まえました」

出張帰りの晩、俺は弥生に押し倒された。

「っ……弥生、いきなり何を!?」
「出張お疲れ様…」
「ただいま…」
「あなたがいない間…寂しかったです…
 昨日は結婚して初めて一日を通してあなたに会えませんでした…」
「ごめんな、弥生……」

いきなり押し倒された俺は驚いたが、
少しずつ冷静になってきて弥生の着ている服を見ると
少し紫がかった半袖のワイシャツに
紺色のタイトなミニスカートと帽子だった。
それから導き出された答えは……まさか弥生はおまわりさんの真似を?

「その格好…」
「あなたのムスコに聞きたい事があります。情報収集は大事です」
「あぁ?息子に聞く?」

弥生は少し後ろに下がり、俺の脚の間に座り込んだ。
そして俺のパジャマのズボンのボタンを外し、
トランクスの前部のボタンも外し、
かなり大きくなっていた俺のちんちんを出した。
皮は被っていたがすぐに剥かれ、
ぎゅっぎゅっとされたり上下に擦られたりした。
小さなおててでやられるその様は何だかとてもインモラルで、
それがかえって俺を興奮させ、ちんちんを更にガチガチにさせた。

「正直ないい子ですね。でもこんな時だけ正直になっても困ります。
 これからあなたのムスコをとり締まらせてもらいます。
 ちゃんと素直に吐いてくださいね」

弥生の意図がはっきりとわかった。
元々夜戦をするつもりだったので、もう下手な抵抗はやめた。
弥生は俺のムスコを優しく口に咥えた。

「ん……」
「おぉぅ……」

俺のムスコは口痴所に捕まってとり締まられた。
そこは暖かく、優しくて心地好い場所だった。

27すれ違っていたもの:2016/07/08(金) 20:18:32 ID:Qj8ROqls
「んっ…んっ……んっ……」
「おあ…っ……く……」

弥生は緩やかに頭を上下に動かした。
最初はゆっくり上下に動かすだけの単純なものだったが、
それだけで俺が吐くわけがないと悟ったのか、
鈴の口のようなムスコの口の中に舌を入れようとしてきた。

「!?」

舌が入るわけなどなかったが、ムスコに対し、
強い刺激を与える事が目的であるのならそれで十分だった。

「そこはああっ!?」

弥生の追撃にはさすがの俺も面食らった。
雁首部分にある唇をすぼめたり、
根元まで再び下ろしたかと思えば根元をきつくとり締まる。
更には玉袋も触るなど彼女なりの工夫が感じられる。
ここまでされても何も感じない俺ではなく

「もうやめ…」
「んっ!」
「あぅっ!?」

びゅくん!

俺のムスコはとうとう吐いた。
弥生の口撃的なとり締まりに耐えられなかった。

どくん……どくん……どくん……

ムスコが俺の意思に反して震えながら遺伝子情報を吐く。
弥生はムスコの頭の部分だけを口にしながら
俺の遺伝子情報をじっと受け取っていた。
やがてムスコの震えが止まると弥生は頭を舐めてから口を離した。

ちゅぽっ

鈴口と弥生の唇の間を白い糸が引いていた。
弥生はすぐに吐き出すでもなく、また飲み込むでもなく、
本来は口の中に吐かれるべきではない遺伝子情報を味わっていた。
最近射精していなかったので濃くなっているはずだが、
それでも彼女は我慢をしていたようだった。
そしてしばらく味わった後に喉を鳴らしてごっくんと飲み込んだ。

28すれ違っていたもの:2016/07/08(金) 20:20:08 ID:Qj8ROqls
「………ふふ、新鮮な濃い遺伝子情報ありがとう……」

白い糸が切れて弥生が細い涎を垂らしているようにも見える。
笑みを浮かべた表情と声のトーンが合わさってとても淫靡な雰囲気だった。

「とてもたっぷりな情報……鑑定の結果……あなたが他の女の子と……
 なんて………ありえ…な………かっ………」

笑みを浮かべていた顔が徐々に暗い顔になっていった。

「ごめん…なさい……」

そしてとうとう涙声になったのだった。

「最近あなたとHできなくて……
 もしかしたらあなたが他の女の子を私の代わりにしてHしてるんじゃないかって……
 考えれば考えるほど不安になって……
 そして…昨日7月7日…その日,
 結婚してから初めてあなたと一日に一度も顔を合わさなくて……そして……」

弥生の言うとおり最近は彼女と夜の生活を共にする事がなかった。
それは夏の作戦のために弥生を含めた睦月型を遠征要員としてフル稼働していたからだ。
また、俺自身も防衛の傍らに資材の確保に全力を注いでいて、
顔を合わせる機会があっても弥生に構っている暇がなかった。
そのためすれ違いが生まれてしまったのだった。
更に一昨日急に出張の予定が入ってしまった。
それでも弥生がいたなら弥生を秘書艦にしたらよかったのだが、
間が悪いことに弥生が遠征でいない時に出張の予定が入ってしまい、
弥生を待っていたら遅れてしまう事もあって仕方なく他の艦娘と出張に行ったのだった。
それでも日帰りか、一泊二日ならよかったが、
二泊三日となってしまい、弥生と顔を合わせられない日が出来てしまった。
それが昨日、7月7日の事だった。

「……すまなかった弥生。仕事ばかりにかまけて君に構えなくて。
 そのせいで君に辛い思いをさせてしまって本当にごめん」

俺だって弥生となかなか二人の時間が取れなくて辛かったが、
自分が選んでしている分弥生と比べれば泣き言なんて言えないだろう。

「でも出張で資源の調達の目処も付いたから明日は休みだ。
 俺も君も。だから…久しぶりにいっぱい愛し合おう」

言い訳なんて必要ない。それによって二人が愛し合う時間が少なくなるなんて馬鹿馬鹿しい。

「……うん……」

弥生の顔は安堵に満ち溢れ、これからの事に期待しているかのようだった。

29すれ違っていたもの:2016/07/08(金) 20:20:54 ID:Qj8ROqls
「ところで弥生、その恰好は…」
「私に似たとあるキャラクターがおまわりさんに扮していたから、
 だから私も真似してみようと思って、とりあえず形だけでも……」

弥生も俺のケチな癖がうつったのか、わざわざコスプレ用の服を買わず、
普通の服を工夫して組み合わせて安く済ませたみたいだ。

「あなたはこんな恰好の私とどんな事がしたいのかしら?」
「それはこれから二人で考えよう。夜は長いし、明日も休みだ。
 行為に到るまでの過程を考えるのもこれまた楽しいだろう」

7月7日、七夕の日。織姫と彦星が与えられた仕事を成さずにいた為に
一年に一度、その日しか会えなくなったという伝説がある日だ。
……もしその二人に子供がいたのなら果たしてどんなことになっていたのか……
そんな疑問がなぜか今思い浮かんだ。
何かをしようとしている時に他の考えが思い浮かぶのは俺の癖だ。
それはともかく俺達の場合は7月7日だけ会えなかった。七夕伝説とは真逆である。
だけど来年は二人で一緒にいよう。もちろんちゃんと仕事をして、
七夕以外でも二人の時間をきちんと取るようにしてね。
俺はそんなことも弥生に言いながらこれからどうしようかと二人で語り合い、
そして当然このあと目茶苦茶愛し合ったのだった。
 
 
―終―

3015-570:2016/07/08(金) 20:23:44 ID:Qj8ROqls
以上です
元々は半年近く前に考えついたネタでいたが
なかなか書けずに今の時期になってしまいました
エロも薄くてごめんなさい
それでは

31名無しの紳士提督:2016/07/09(土) 08:38:46 ID:UXPKrrGQ
乙です
きっと俺は提督なんだろうね

32名無しの紳士提督:2016/07/09(土) 09:25:11 ID:6bAZzfyI

弥生時報はよ

33名無しの紳士提督:2016/07/10(日) 06:48:10 ID:fdfebQtU
本番も是非書いてくれ

38名無しの紳士提督:2016/07/18(月) 16:47:24 ID:gLwU31no
長波は間違いなく自分の肉体とか女性的な魅力とかに無自覚。しかもこっちが前傾姿勢でおさまるの待ってたら「おいどうした?腹でも壊したのか?」とか言ってこっち来そうなのがまた怖い。

39名無しの紳士提督:2016/07/21(木) 02:15:40 ID:yIx18gpU
鎮守府慰安労働の者です
正直書くのかどうかわかりませんが、小ネタ的に置いておきます

40鎮守府慰安労働 小ネタ:2016/07/21(木) 02:17:05 ID:yIx18gpU

夜、出撃も遠征も終わった頃。
ほとんどの艦娘が床に就いている時間にも関わらず、工廠には東と明石の姿があった。
立夏も過ぎ、日に日に温度が上がっていく工廠ではまともに服を着ていることもままならない。
東は上半身裸、明石は普段のエプロンの下に薄い緑のビキニで仕事を行っていた。
男性であれば誰もが羨む状態ではあるが、二人の雰囲気は和やかではない。
それどころか東は、明石の両の肩を掴んで怒声を上げている。

「どうしてだ明石! どうしてそんなことをしたんだ!?」
「いたっ――仕方ないんです、仕方なかったんですよ!」
「仕方ないことがあるか!」
「私では、一介の艦娘ではできないことの方が多いんです!」

壁に明石を押し付けながら、興奮冷めやらぬ形で二人の視線はぶつかり合っていた。
普段はおろか、一度として怒りを露わにしたことがない東の姿に明石も狼狽えている。
しかしそんなそぶりは全く見せないまま、まっすぐに互いを見据えていた。

やがて数分睨み合ったところで、お互いにひとつ大きなため息をつく。
明石の言い分を東が理解しているように、東の言い分も明石は理解しているつもりだった。
それでもお互い気の緩みは見せず、己の中にある言い分を信じて口にしている。
揺らぎようのない会話、会話は平行線、どうしようもなかった――はずだった。

「提督が言ったんです……」

先ほどまでの凛とした声色はどこへやら。
弱弱しく零れ落ちるような言葉と共に、明石は自身の方から東の両腕を下ろした。
突然の声の弱さに驚きを隠せないまま、東は言葉が続かない明石に声を掛ける。

「提督が何て言ったんだ?」
「あの、その……非常に言いにくいのですが……」
「大丈夫。明石が言うわけじゃない、提督の言葉でしかない」
「見たかったんだそうです」
「何を……?」

聞き返す東から、思わず明石の視線が逸れてしまう。

41鎮守府慰安労働 小ネタ:2016/07/21(木) 02:17:37 ID:yIx18gpU
しかしすぐに大声でも出すように声を張った。

「“び、媚薬を盛られた艦娘が東を襲ってもいい! 艦娘に迫られた東が襲い返してもいい!
鎮守府に来てからというもの、ちょっとくらいそういう話があってもいいだろう!?
明石! そういう薬を作ってもらうことはできないものか?”って!」
「な、なんてことをしてくれるんだあの人は……」

夜の工廠に男一人、女一人の声が響き渡った。
つまるところ提督含む、艦娘だらけの鎮守府でのスキャンダルを見たがっているのだ。
悪気があるわけではない、純粋に興味本位でしかないことは想像に難くない。
女だてらに大鎮守府を率いる技量はとんでもないが、同時に頭のねじの外れ方もとんでもない。
思わずふらつく東だったが、なんとか気を持ち直して明石に再び言葉を振る。

「で、その薬はまだできてないのか?」
「すいません。今晩の食事に入っていたのでみんな今頃薬がまわってると思います」
「みんなって本当に?」
「はい。だって、実はもう、私も限界なんです……」

耳を疑いたくなるような言葉を否定する間もなく、衣擦れの音が東の耳に飛び込んできた。
目の前で明石が水着についていたパレオを脱ぎ、ビキニ姿になっている。
秘所の部分がじんわりと湿り気を帯びて生地の色が濃くなっていた。
気付けば頬に赤みのさした明石が、ゆっくりと歩み寄ってきている。

「東さん、私を抱いてください。いずれにしろ今夜はどこへ行っても同じです」
「どこへ行ってもって、いや待てよ? 今夜はって言った?」
「薬は朝には効力を失うはずです……あっ」
「ありがとう! じゃあ朝まで逃げのびるとしよう!」

言うが早いか、東は工廠の窓から飛びだした。
朝になれば薬が切れるという言葉を信じ、夜を徹した東の逃走劇が幕を開けたのである。
手始めに東は自身の中で選択肢を作った。

1.理性のありそうな?戦艦寮に走る
2.性的に目覚めてなさそうな?駆逐艦寮に走る
3.灯台下暗し、工廠近くで闇に紛れる

42名無しの紳士提督:2016/07/21(木) 02:19:22 ID:yIx18gpU
今回は以上です
最期の三択はゲームブック風に書きたかっただけなのでスルーでお願いします
艦娘が性的に暴走するのって好き嫌い分かれるかなと思って投稿してませんでした
続きは一応溜まっているので、リアルとタイミングを見てまた投下しに来ます
それではまた

43名無しの紳士提督:2016/07/21(木) 06:09:10 ID:qYIEJAIw
まずは2

44名無しの紳士提督:2016/07/21(木) 15:54:36 ID:KJKir0oY
1、戦艦娘たちに襲われる
2、憧れだった憲兵さんとすでにやってる駆逐艦娘がいた
3、整備員の人たちと楽しくやってる艦娘がいた

とか言う予想を立てよう(趣味が出てるなぁ)

45名無しの紳士提督:2016/07/21(木) 16:22:43 ID:oXF4aowE
まず戦艦寮に逃げ込もうとするが、既に姉love戦艦の一部が暴走中
→今度は駆逐艦寮に向かうも、極一部の発育過剰駆逐艦や東にlove-like問わず強い好意を持っていた駆逐艦に襲われそうになって逃げる
→灯台下暗しと再び工廠まで戻ってきたところ、明石が独りで慰めている現場を目撃してとうとう色々な意味でプッツンした東が明石とレイプレイ

とかだと俺得

46名無しの紳士提督:2016/07/24(日) 22:39:47 ID:I56v6gcE
駆逐艦娘は東の夜這いによる抜け駆け防止用の鳴子とか寮の周辺日仕掛けてそう。陽抜4巻みたいに。

47名無しの紳士提督:2016/07/25(月) 22:06:07 ID:U24w8vx.
提督と扶桑姉様2人掛かりによる山城総受けというでむぱ

48名無しの紳士提督:2016/07/25(月) 23:50:43 ID:O9nJNI9o
寮への移動中に発情して夜戦(意味深な方)バカになった川内にとっつかまってそのまま青姦という変形ルートはどうだ?

49名無しの紳士提督:2016/07/26(火) 03:06:52 ID:I4fyiGsY
意外なところでポーラとかイタリア辺りの海外艦出てこないかなぁ
東の鎮守府の提督って凄腕っぽいし

50名無しの紳士提督:2016/07/26(火) 19:11:57 ID:8Lx2BUsw
ポーラは迫ってきてもシラフになってからまた来なさいって言われそう。

ポーラ「でもポーラ、今日はお酒飲んでないんです。それで抱いてほしいって言ってるんです。…ダメ、ですか?」

51名無しの紳士提督:2016/07/26(火) 20:24:00 ID:TkZ6eSpI
無理やり提督にキスして下をねじ込んで
「今日はポーラからお酒の匂いしてないでしょ…?これでも疑うんですか?」
って迫ってくるポーラ

52名無しの紳士提督:2016/07/26(火) 20:28:04 ID:TkZ6eSpI
下をねじ込んでってなんだ顔騎乗じゃないか
舌をねじ込んでね
下半身当ててたら酔っ払ってますよ

53名無しの紳士提督:2016/07/26(火) 22:48:14 ID:wthA8ruo
油断するといまだに雪風の「しれぇ!」が「死ねぇ!」って聞こえてビビる
だがたまに気持ちいい

54名無しの紳士提督:2016/07/27(水) 05:21:25 ID:REM1NrYA
>>53
中の人が同じな次女もちょーっと舌足らずなところあるしなぁ

55名無しの紳士提督:2016/07/27(水) 21:30:46 ID:P85eVJ1M
黒潮まさかの隠れ巨乳。こうしてこのスレも黒潮病に埋め尽くされるのだ…

56名無しの紳士提督:2016/07/28(木) 01:02:38 ID:vx3UltGc
鎮守府慰安労働の続きを投下します
タイトルはとりあえず仮名です

57鎮守府慰安労働〜逃走編〜:2016/07/28(木) 01:03:18 ID:vx3UltGc
「さてと、これからどうするか」

工廠から飛び出してすぐ、壁に背を預けながらひとりごちる。
明石の話だけを聞けば、今の鎮守府に俺が安住できる場所は一切ない。
少なくとも食堂で夕食を摂った艦娘は、全員明石に近い状態なのだ。
見つかれば誘われるか襲われるか、いずれにせよたまったものではない。
あるとすれば自分の部屋までたどり着き、朝になるまで大人しくしていること。

ところがどっこい、俺の部屋は工廠からは全く対角線の先にしかない。
迂闊に外へ出て、本来鎮守府にはいない男の存在を明らかにするのもまずい。
そうなるとある程度寮を通っていく必要性が出てきてしまった。

「戦艦寮か、あるいは駆逐艦寮か」

重い腰を上げながら、足がまっすぐ戦艦寮の方へと向かい始める。
いくら艦娘といっても、戦場に身を置いていると言っても駆逐艦たちは子供だ。
自分の身に襲い掛かる感覚を理性で抑え切れるとも限らず、襲われる可能性は高い。
ただ寝静まっている可能性を考えれば、それはそれで選択肢としてありである。

そこまで考えたところで、逆に戦艦寮の艦娘たちが起きている可能性が頭をよぎった。
同時に走る恐怖と言う名の電流と、自分自身の浅はかさにあきれ果てる。
駆逐艦寮を通っている最中に駆逐艦に襲われたとしても、艤装がついていない状態ならどうにかなるかもしれない。
ところが戦艦寮で見つかった挙句、明石が振り回される薬に戦艦娘たちの理性が呑み込まれていたら?

「……駆逐艦寮を通るか」

初めから選択肢などないも同然だった。
金剛型姉妹は金剛にお熱、扶桑型に伊勢型も同じくして姉妹仲睦まじく成り果てるだろう。
問題は他姉妹がそうならないまま、俺に襲い掛かってきたとしたら逃げる術はない。
世界に誇るビッグセブン、オーバースペックの海外艦に我が国が誇る超弩級戦艦が2人。
仮に一人にでも見つかれば、なし崩し的に食われてしまうだろう。
ましてや抑え込まれれば脱出など不可能、展開としてはおいしいのは間違いないが。

58鎮守府慰安労働〜逃走編〜:2016/07/28(木) 01:03:49 ID:vx3UltGc
思い立ったが吉日、そうなれば足を止めている暇はない。
いつまでも足を止めていれば後ろから明石が……なんてことにもなりかねない。
チラと後ろを見やり、工廠の明かりがついていることだけを確認してからその場を離れた。
そして駆逐艦寮に足を踏み入れたものの、そこは地獄絵図と化していた。

「弥生〜、これは流石に怒ってるぴょん?」
「んっ、ふっ! あっ、怒ってなんか、ないです……っ!」

普段の冗談めかした表情からはかけ離れた、卯月の目いっぱい色気づいた表情。
抑え込まれながら、抵抗もままならない状態で床に伏し、びくびくと身体を震わせる弥生。
秘部には深々と卯月の指がくわえ込まれ、泡立つほどに弄られている。
姉妹艦同士でのじゃれ合いという一線を確実に越えた光景はそこだけではなかった。

「や、あっ! やめて、やめなさい、荒潮! ふぁ、あんっ」
「うふふ〜、こうすると声が抑えられなくて興奮するでしょう〜?」

かたや廊下の壁に身体ごと押し付けられているのは朝潮だ。
最近施された改二の服を大きくはだけさせられ、スカートもずれ落ちている。
控えめながら膨らみ始めた胸を隠すブラも、パンツもその姿を晒している。
その上から荒潮に愛撫され、口の中に指を滑り込まされ、嬌声を抑えることもできなくなっていた。

それだけではない。
睦月型に綾波型、果ては秋月型まで廊下でお互いを貪るように身体を重ね合っている。
唇を合わせ、身体をすり合わせ、時にはお互いの秘部をまさぐり合っている者までいた。
全てが同意の上ではないのかもしれないが、薬の上で抵抗できなくなっているのは確かだろう。
目の前の朝潮がいい例だ、荒潮の手を抑えてはいるが抵抗しているそぶりなど感じさせない。

「はっきり言ってやばい……」

59鎮守府慰安労働〜逃走編〜:2016/07/28(木) 01:04:43 ID:vx3UltGc
思わず口に出てしまうほど、目の前の光景に見入ってしまっている自分がいた。
可憐な少女たちが惜しげもなくその肢体を晒し、快感に嬌声を上げているのだ。
それも一人や二人などとわずかな数ではなく、何人も、何十人も。

廊下での行為はもちろん、姉妹に用意された部屋の中からも嬌声が飛んできている。
廊下は女性の愛液やよだれと言った体液が床を汚し、筆舌に尽くしがたい女の匂いが漂う。
目が、鼻が、耳が、ありとあらゆる性的な情報を拾い上げては脳にそれが充満していく。
それは男の本能をくすぐり、やがて一か所に血液を集中させていくのだ。
早い話が勃起してしまっている、悲しいものだが男の性には逆らえない。

しかし幸いにも薬が効きすぎているのか、艦娘たちがこちらに気付く様子はない。
姉妹同士のまぐわいにすっかり夢中なうちにさっさと抜けてしまうことにする。
床に転がっている弥生を飛び越え、壁でまぐわっている荒潮たちの横を通り過ぎる。
すっかりいちゃいちゃモードの敷浪と綾波を見やりながら、姉妹を恐ろしい勢いで弄り倒す響の裾を縫っていく。
こういう時の響は一周回ってたくましさすら覚えた。

ようやっと駆逐艦寮の廊下の終わりが見えてきた。
何事もなく通過できたのは嬉しいような、少し肩透かしにも似たような感覚を覚える。
とにかく何も起きなかったならそれでいい、このまま裏口から出て自室に――。

「捕まえた」

驚きの声を上げる間もなく、気付けば開いたドアの向こうに吸い込まれていた。
誰に腕を引かれたのか、誰の部屋に引き込まれたのか、そんなことを確認する暇もない。
ただ遠ざかっていく廊下と、駆逐艦寮を抜けられると思った希望を潰えさせる扉が閉まる。
そのまま畳の上に背中を預け、視界に飛び込んできたのは屋上とその間に滑り込む人影。

60鎮守府慰安労働〜逃走編〜:2016/07/28(木) 01:05:17 ID:vx3UltGc
「元気そうね」
「お前は、神風?」
「そうよ。神風型駆逐艦一番艦神風」

神風は笑顔を見せて自己紹介にも似た言葉を投げかけてきた。
何を隠そう、こうして二人で顔を合わせたのは片手で数えるほどしかない。
慰安夫としての仕事はほとんどなく、一緒に出掛けたり食事を摂ったりしたくらいのもの。
今の廊下の現状を目の当たりにした上で二人きりとは、なんともこそばゆくすらある。
神風は着ていた袴をはためかせながら、艶めいた笑みを浮かべて口を開いた。

「騒がしいのは性に合わないの。どうせなら二人きりがいいわね」
「冗談だろ、神風。下着が見えて――んぶっ!」
「ざ〜んねん。パンツ見えなくなっちゃったわね、見たかった?」
「んんーっ! んっ、んんっ!」

唐突に顔全体に訪れた硬いとは言えない袴の感覚。
顔を包み込むような甘い香りに、底のない沈み込んでしまいそうな柔らかさ。
視界全体が淡い桃色に包まれ、容易に自分の身に何が起きているのかを察した。
神風に顔に座られている、視界に広がっているのは神風の袴だ。
その事実と顔に伝わる感覚が、思考を遮っては甘ったるい選択肢を広げていく。

「どうしたの? ほらほら」
「んっ、んんっ、んぐっ!」

顔に座られた状態で腰を揺らされ、顔全体が鮮明な甘い感覚と香りに包まれる。
なんとか抵抗しなければいけない。
明らかに誘っている、だがお互いのためにも薬と勢いに任せるわけにはいかない。
俺が取るべき選択肢は、選択肢は――。
1.抵抗心を削ぎ取られ、神風の思うがまま
2.残された理性で抵抗、神風の説得に成功
3.説得不可、神風から力ずくで脱出

61名無しの紳士提督:2016/07/28(木) 01:06:13 ID:vx3UltGc
今回はここまでです
次回はどの選択肢でも間違いなくエロくなる、と思われます
あと急に一人称になりましたが、書きやすい方で進めると思います
それではまた

62名無しの紳士提督:2016/07/29(金) 08:41:18 ID:cwdgR3pU
3に一票。いくら艦娘とはいえ、駆逐艦でしかもおばあちゃんだ(艦齢的な意味で)。だから勝てるはず!

63名無しの紳士提督:2016/07/30(土) 14:22:05 ID:u9bRYHrE
秘書艦の秋津洲が暑そうにしてるので「こんな涼しそうな服なのに?」と腋スリットとミニスカートに手を突っ込んだら更に温度が上がったみたいだ

異常かな? 艦娘の体調管理も提督の勤めだから診てやらないとな

64名無しの紳士提督:2016/07/30(土) 14:26:22 ID:M2G9XndI
乙です3

65名無しの紳士提督:2016/07/30(土) 15:36:36 ID:eV0y0uiY
老練な神風にされるがままの1も見たい

66名無しの紳士提督:2016/07/30(土) 20:35:41 ID:KprF..lA
今日は土用の丑なので『う』のつくものを食べるSSを投下します
他の子と結ばれた世界線のSSと一緒の設定があったり
艦娘同士の関係で新しい独自設定があったり
メタいセリフがあったりしますがご了承ください

67有明のじょ『う』お『う』を食べたくて:2016/07/30(土) 20:36:49 ID:KprF..lA
2016年7月30日。今日はうのつくものを食べる土用の丑だ。

「今日は牛肉を食べるのね」
「ウシ違いだ。丑だからビーフじゃねえ!」
「7月の最終土曜日にウナギを食べる日だってば」
「ドヨウ違いだっての。土用はサタデーじゃねえよ!」

日本人でも結構知らなかったり間違えたりするのだから
海外艦娘のアイオワやリベッチオが間違えても仕方ない事なのだが、
俺のツッコミたい気質のせいかついきつくツッコんでしまう。

「土用の丑ってそもそも何なの?」
「土用は四立、立春・立夏・立秋・立冬、そのそれぞれの日の前の18日間の事で、
 その中で十二支の丑にあたる日が土用の丑だ。
 だから土用の丑がそれぞれの季節ごとに二回ある年もあるんだ」
「今年の秋の土用の丑は私の誕生日と司令官の誕生日の日と二日あるのよね」
「雷ちゃんに私を無視された…不幸だわ……」
「あ…ごめんなさい……」

駆逐艦雷の進水日と同じ10月22日に生まれた艦娘雷が、
戦艦山城の進水日と同じ11月3日に生まれた艦娘山城に謝った。

「そう…でもどうして夏にしかウナギを食べないのかしら…?」
「一説には平賀源内という江戸時代の発明家が
 夏に鰻を売ろうとした店に頼まれて考えたのが
 夏の土用の丑の日に鰻を食べるようになったと聞いた。
 冬にしかやらない節分も四立と同じく実際には年に四回あるんだ」
「そうですか」
「まあ今話した俺もこれらの事が完全に頭に入っているわけじゃないからな。
 もし正確な事や細かい事を知りたかったら自分で調べてくれ」

俺は話を強引に切り上げた。

「みなさん、お昼の時間です」
「今日は土用の丑だから特うな丼を用意しましたよ。
 これを食べて午後からも頑張ってくださいね」

ちょうどタイミングよく大淀と明石が食事を持ってやってきた。

68有明のじょ『う』お『う』を食べたくて:2016/07/30(土) 20:37:48 ID:KprF..lA
「いただきます!」
「ん………おいしい……」

大淀らが持ってきた特うな丼はみんなに好評なようだ。

「旨いな。ただ、出来れば鰻重がよかった…と言っても仕方ないか」
「これは冬に特別任務でお世話になったお店に、
 その時の縁でサービスしてもらったものですからね」
「その店は元々重はないわけだから我が儘は言えないな」
「確か大本営からの御達示で協力したんですよね」
「日本全国の鎮守府でな」
「鹿島様もコンビニのキャンペーンガールをやっていましたね」
「……本来戦うための存在である艦娘が戦い以外のことに駆り出されるなんて……」

話の中でふと山城がぼやいた。

「山城さん」
「だって私たちは古い時代の艦船の力を借りて活動しているわけでしょう。
 だったら戦闘とか、もっとそれらしいことをしないと…」
「艦娘でも戦闘が得意ではない子もいるんですけどね……」

ほとんど聞き取れないような小さな声でそう言ったのは大鯨だった。
彼女は潜水母艦の艦娘だ。戦闘が目的な艦娘ではなく、彼女自身も好戦的な性格ではない。
おとなしい幼妻的な外見に違わぬおとなしさであり、
はっきり言って、鹿島とタイプは違えど俺がもの凄くタイプな子である。
もし鹿島ではなく大鯨と先に出会っていたら……
いや、俺には将来を共に歩む人がいから今そんなこと言っても仕方ないだろう。
もしかしたら別の世界じゃ俺と彼女が結ばれている世界もあるかもしれないが……
それはともかく…

「山城、今日の花火大会で花火の打ち上げ係をするのが不満みたいだな」
「不満というか、そういうことに使っていいのかなって思っているんですけどね。
 そりゃあ戦艦娘だから主砲は戦闘に使いたいっていう気持ちはあるけど……」
「そうか……」

山城の気持ちはもっともだろう。
俺自身もこういった事に艦娘の力を使ってよいものかと思う時があった。

「山城さん…駆逐艦娘であり、艦娘としての経験も浅い私が、
 戦艦娘のあなたにものを申すのはおこがましいことかもしれませんが」
「姉さ…親潮!?」

朝潮が思わず姉さんと呼びかけそうになった艦娘親潮は、
本名【潮 親(うしお いたる)】。
彼女は朝潮、本名【潮 朝(うしお あさ)】の実姉であり、
妹とは違い最近までどこにでもいる普通の女の子だった。
彼女は俺によって今年の4月に艦娘に任命されたばかりである。
そんな新参者が古参の戦艦娘である山城に意見するなど普通ならあまり考えられない事だ。

69有明のじょ『う』お『う』を食べたくて:2016/07/30(土) 20:38:46 ID:KprF..lA
「大鯨さんじゃありませんけど、
 艦娘の力は何も戦闘行為ばかりに使うものではないと思います。
 重要地点や輸送船団が襲われないようにするための抑止力や万一の時のための防衛力、
 災害時の救援物資運搬や人命救助、海難事故の防止……
 直接的な戦闘以外にもたくさんの仕事が艦娘にはできるはずです」
「……まさか、司令官に見出だされた恩を感じてそんなことを…」
「朝…確かに私は司令官に見出だされて艦娘にしてもらったことに恩を感じているわ。
 でも今はそういう理由で言っているわけじゃないの。
 私なりに艦娘の在り方というものを考えた上でのことなの」

親潮は妹と同じく真面目な優等生といった印象であり、事実そうであったが、
妹が譲れない場面では一歩も引かず己の意思を示した事があるように、
姉である彼女もまた、今この瞬間に上の存在である山城に対し
自分の意見をしっかりと述べていた。

「……失礼しました。口が過ぎたようです」
「こちらこそごめんなさい。最近出撃してなくて気分が少し沈んでいただけだから……」

親潮が自身の行動を失礼な事と思ったのか謝ったが、
山城もまた自身が暗い気持ちだからと他人に愚痴った事について謝っていた。

「でも山城さんの言うことももっともだわ。
 私たちは艦娘。かつての戦闘艦の力を扱う存在なのだから。
 それなのに司令官が新しくなってから出撃任務が減ったわ。
 最初の頃は新任だから少なくてもよかったけど、
 最近になってもほとんど出撃任務がないわ。
 山城さんとか、もう二ヶ月も出撃していないのよ」

雷の言葉は俺の心に来た。彼女は優しい子だがみんなが思うほど甘い子ではない。
『強いだけじゃダメ』というのが彼女の理念だが、それは弱くてもいいというわけではない。
弱いというのは出撃しての戦闘の勝ち負けの事ではなく、
出撃したりさせたりして戦いの中に向かおうとする意思の事である。
出撃任務をほとんど出さない俺が弱いと思ってもおかしくはない。

「でも……司令官様は他の鎮守府の皆様やこの国の人々の為に自分なりに頑張っていらっしゃります。
 水辺に住む人々を護り、工業地帯からの物資の輸送任務を行い、
メタンハイドレート調査の時の護衛も買い、災害救助と復興支援も積極的に行いました」
「確かにその功績は認めてあげるべきだけど、
 だけど私たち艦娘のすることは戦闘なのよ」
「ええ。このままあまり出撃しないと、いざという時に何も出きなくなるわ」

春風が俺を擁護したが雷はすかさず言い返した。
雷の言葉は中々に的を射ていたのか、厳しいと評判の霞もただ雷の言葉を補うだけだった。

70有明のじょ『う』お『う』を食べたくて:2016/07/30(土) 20:40:21 ID:KprF..lA
「それでも私は司令官様が立派になると信じています。
 何よりも鹿島様が信じて己の全てを捧げた殿方ですから……」

春風も雷の言葉を認めつつも自分の思いを口にした。
俺は彼女が艦娘春風ではなく【春 風花(あずま ふうか)】という少女だった頃からの知り合いであり、
俺が初めて見出だした艦娘であり、俺がサミット警護艦隊指揮の為に臨時で少将に置かれた時に
親潮と共に俺が初めて艦娘として任命した者である。
彼女が鹿島を鹿島様と呼ぶのは春家が鹿島家に代々仕える家系というのもあるが
彼女が鹿島の親戚であり、歳は離れていたとはいえ昔から仲が良かったらしいという事もあるのだろう。
そんな彼女は鹿島をいつも近くで見てきて、鹿島の目が正しかった事を幾度も見てきていたに違いない。
鹿島を信じると言った時の彼女の顔はどことなく鹿島と似ていた気がした。

「でも〜、提督と鹿島が釣り合うとは思えないんですよね…」

唐突な爆弾発言にその場が凍り付いた。発言主はポーラ。
鹿島の親友のザラの妹であり、彼女自身も鹿島とは何回か飲んだ事がある仲らしい。
そのポーラが言う通り確かに俺と鹿島は釣り合いが取れてない。
鹿島と結婚…というか婚姻届を出しに行った時の俺は少佐になったばかり。
直前にこの鎮守府の艦隊司令官に任命されていたとはいえ、それは成り行き上の事である。
鹿島はとてもいい女だ。とっても可愛くてスタイルもよくて料理もおいしくて、
頭だって俺を少佐にさせられたくらいいい。
疲れた時にはマッサージもしてくれるがそれがまた上手であり、
ふわりと甘い声と合わさって身も心も癒される。
…………はっきり言ってそんな彼女と新任左官だった俺が互いの大切なものを捧げ合い、
一つとなって愛し合ったなんてもはや聖夜の奇跡としか言いようがなかったのだった。

「だってぇ、鹿島とは違って提督はお酒が強くないんでしょ?」

「は?」

唐突な言葉の次は意外な言葉だった。

「お酒が強くない提督が、お酒の強い鹿島とどうやって仲良くなったのか…」

この子は仲良くなる方法を飲みニケーションしか知らないのだろうか。
そうは思えないが、いつもお酒を飲んでいる彼女だとそう思っても不思議ではなかった。

「……弱くてすまないな……」

なぜだか俺は謝った。まあ俺が酒に強くないのは多方飲み方の問題だろうが。

71有明のじょ『う』お『う』を食べたくて:2016/07/30(土) 20:41:23 ID:KprF..lA
「いいですよ〜。もう飲んじゃいけないんですからさぁ〜」
「えっ?」
「だって提督も鹿島も、お酒を飲んだら生まれてくる子供がかわいそうじゃないですか」
「かわいそう…って提督、まさか鹿島さん…」
「いや…妊娠したとか聞いた事ないが…」
「妊娠は多分まだですよ。いつになるかわからない将来の話ですし…」
「……というかそもそも俺が酒を飲んだって…」
「アルコールは精子に悪影響を与えるんですよ。
 複数の大学などの調査で判明したことですから。
 だから提督も鹿島もお酒は飲んじゃいけません」

意外な言葉のマシンガントークだった。ただポーラはアル重と呼ばれるくらい酒好きな子だ。
酒そのものだけでなく酒が絡む物事の知識がたくさんあっても不思議じゃない。

「俺が鹿島を飲めなくさせた事は…」
「別に怒ってませんよ〜。夫婦なら当たり前のことじゃないですか〜」
「…あなたも結婚したらザラさんも頭を痛めずに済むでしょうね…」
「私もお酒以上に酔わせてくれる素敵な人に巡り会いたいですぅ〜」
「むしろそのためにお酒を程々にしなきゃね」
「鶏が先か、卵が先か…って話だなこりゃ」

ポーラの言葉は最後まで予想外の連続だった。
彼女やザラの同期である沖波や初月は普段のポーラからは想像しにくい言葉に驚きながらも
いつもこうだったらいいのになといった顔をしていた。
夕雲型と秋月型は駆逐艦でもエリートである。その艦娘がこの鎮守府所属になったのも

『ザラが鹿島と共に戦いたがっているからポーラも送ろう。
 でもポーラの面倒はザラだけでは見切れそうにないから同期の沖波と初月も送ろう』

的な理由らしい。嘘か真かは知らないが。

72有明のじょ『う』お『う』を食べたくて:2016/07/30(土) 20:42:06 ID:KprF..lA
「あっ、みなさんが話している内にもう休憩時間が10分を切ってますよ!」
「うな丼は………みなさん既に食べ切ってましたね」

周りを見渡すとみんな食べ切っていた。しかし一つだけ手付かずのうな丼があった。

「これは?」
「あー、これは鹿島さんの分だったんですけど…
 花火大会の警備の最終練習のために
 警備任務に中心となってあたる長良さんと木曽さん、
 五月雨ちゃんと一緒に現地に向かったとは聞いてましたが
 まだ鹿島さんは帰ってきていないんですか?」
「彼女は長良達に誘われてお昼を向こうでよばれて、
 そのまま会場付近の警戒準備にあたるとの事だ」
「会場は長良さんや木曽さん、五月雨ちゃんの故郷ですからね。
 色々とお店を知っているんでしょうね」
「じゃあこのうな丼は提督が食べておいてください。出来立てが美味しいんですから
 冷まったからって温めても出来立てには劣りますし。
 艦娘達は艤装の準備をしなければいけませんし、
 私は鹿島さんの代わりに色々と準備しなければいけませんから」
「そうするよ」

俺は勧められるままにうな丼を食べた。
もっとも、そのせいで後々ちょっとした騒動になるわけだが…………

73有明のじょ『う』お『う』を食べたくて:2016/07/30(土) 20:43:18 ID:KprF..lA
「花火大会、何事もなく終わらせる事ができましたね」
「そうだな。街のみんなも花火大会を楽しんでいたしな。
 君達が全力で警備していたおかげだよ」
「戦艦娘達による主砲での打ち上げ花火、好評でしたね」

花火大会を無事に終わらせた俺達は鎮守府に戻り、
俺と秘書艦の鹿島で報告書を書いて提出し、自室に戻ったのだった。

「それにしても、お昼はみなさんで鰻を食べてらっしゃったんですね」
「君の分を残しておかなくてすまない」

俺は不満そうな彼女に謝った。食べたのが俺だっただけに何かばつが悪かった。

「だったら食べないでくださいよ、もう…」
「だけど出来立てじゃなきゃ美味しくないってみんなが…」
「人のせいにしないでください。人から言われたから食べたとはいえ
 それをしようとしたのは他ならぬ自分でしょう」
「確かに……悪かった…じゃあ今度特上な鰻を奢って…」
「それはいいです。今の私にはもっと欲しいものがありますから…」
「欲しいも…!?」

いきなり彼女にキスをされた。逃がさないといわんばかりに両手で顔を掴まれながら
俺の口の中に舌を受け入れる事になり俺の舌は成すがままに彼女の舌に絡められた。
突然の事に戸惑った俺だったが、負けじとこちらも舌を絡めに行き、
右腕は彼女を強く抱きしめて右乳房を揉みしだきつつ、
左手で彼女のお尻の方から秘部を刺激した。

「んつ!?…………んんんんっ、んんっ!!」

俺の反撃を受けた彼女は更に俺への責めとして
俺のズボンのチャックを下ろし、トランクスのボタンを開け、俺のちんちんを出した。
キスされていた為か興奮して少し大きくなっていたが、
彼女が直接手に触れる事によって物理的な刺激が伝わり、
彼女の手の中でむくむくと大きくなっていった。

「こんなに大きく……でも恥ずかしがり屋なのかしら?だったら…えいっ!」
「うおっ!?」

彼女によって包茎だったちんちんの皮を剥かれた。
剥かれたといっても真性ではなく仮性だから元々向こうと思えば剥けたのだが…

「ぅ………ぁ………」
「えいっえいっ、えいっ!」

彼女は楽しそうに俺のちんちんをいじくりまわした。
普段は刺激を受けない為に皮を被せていたが、
その為に刺激に対する耐性がほとんど備わらなかった。
その為ちょっとした刺激でさえも未だに強い刺激となっていた。

74有明のじょ『う』お『う』を食べたくて:2016/07/30(土) 20:43:50 ID:KprF..lA
「こんなに涎を垂らしてますね。でも……」

カウパー全開だった俺のちんちんだったが、
彼女のあそこも物凄く濡れていた。

「人のうな丼を勝手に食べちゃった悪い人を私が食べちゃいますからね」

彼女はそう言って俺を押し倒し、そびえ立つちんちんから少し離れたところで跨がっていた。
彼女のあそこから滴り落ちる液体。それはまるで我慢できずに涎を垂らしているかのようだった。

「人のものを勝手に食べちゃった悪い人のおちんちん……」

彼女が膣口を鈴口に口づけさせて…

「いっただっきまぁーーす!!」

じゅぶりっ!

一気に腰を落とした。

「うわあっ!!?」
「っ!?」

どくんっ!びゅくん!

「あ……」

限界に近かった為か挿入の刺激だけで暴発してしまったのだった。

「……もう射精しちゃったんですか……?」
「最近ご無沙汰だったからな……」

本当に久方ぶりだった。結合部から溢れた多量の白濁液もどろりとしていた。

「あ………でもまだ硬いですよ。私の中にしっかりと存在を感じます……まだまだいけますね?」
「ああ…」
「じゃあ動いちゃダメですよ。私が食べちゃうんですからね!」

流れからいくと食べ物の恨みと思いそうだが、彼女は別にそんなには恨んでいないだろう。
むしろセックスをする為の口実とか、プレイ的なものとか、そういった面が大きいだろう。
彼女は育ちが良いので落ち着いた女性と思いがちだが、意外とノリがよくて子供っぽい面もある。
むしろその素直さが彼女の最大の魅力といってもいいのかもしれない。

75有明のじょ『う』お『う』を食べたくて:2016/07/30(土) 20:44:26 ID:KprF..lA
「えいっ、えいっ、えいっ!」

彼女は身体を上下させた。とてもどろりとした白濁液がいつもとは違う快感を与えてくれる。
その為一回射精したばかりだというのにもう限界を迎えようとしていた。

「あら?もう出ちゃいそうなのかしら?それじゃ、私の一番奥でっ、たっぷり味わせてねっ!」

そしてまた挿入の時と同じように強く腰を落とした。
しかも今度は強烈に締め付けてきた。

びゅるるっ!びゅるるっ!

「あ…あぁ……びくびくって……熱いのが奥に…激しく……」

彼女が強くうねって絡み付いてきてとても平気ではいられなかった。
あまりにも凄まじい快楽に俺の身体に上手く力が入らなかった。

「はあ……はあ…………うふふっ、私の中にこんなにたくさん……
 二回目はやっぱり凄いですねえ」
「………」

快楽の余韻を感じていた俺には答える力がなかった。

「あなたもとっても気持ち良さそう……
 でも私、まだイッちゃってないんですからね。もう一回いきますよ。えいっ!」

彼女は三たび腰を動かした。三度目は単純な上下運動だけでなく前後左右など様々な私見を与えた。

三回目だけあってさすがにすぐに出してしまう事はなかったが、
それでも次々と迫りくる様々な刺激は俺をじきに快楽に導こうとしていた。

「うふふっ……そろそろ…イッちゃいそうなんですね……私も……もうすぐ…ですから…一緒…に……」

彼女自身が感じやすいように動いていたからか彼女もそろそろ達しようとしていた。

「イッちゃい………ましょ…」
「でえやっ!!」
「っ…ふあぁ……ぁぁあああっ!!?」

俺は力を振り絞って腰を上げた。予想外の行動にはさすがに彼女も驚いたのか、
それとも腰を落とす力と腰を上げる力がぶつかりあい、凄まじい力を生んだのか。
鈴口と子宮口が激しくぶつかりあった瞬間、三たび俺は白濁液を解き放った。

76有明のじょ『う』お『う』を食べたくて:2016/07/30(土) 20:45:15 ID:KprF..lA
びゅるーっ!びゅるーっ!

三回目だったが一番気持ち良かったのかもしれない。
子種を一滴残らず搾りとらんとするかのように激しい締め付けが襲ってきた。
おそらく彼女はイッたのか………意識的ではない、無意識によるものかのような締め付けだった。

「う……ふふふ…っ……」

ドサッ

どうやら本当にイッたのかもしれない。
打ち上げ花火のような射精を幾度も受ければさすがにただではすまないか。
俺は倒れこんできた彼女の重みと暖かさを感じながら彼女が落ち着くのを待った。


「うふふ……あなたにイかされちゃった……」

俺でも女の子をイかせる事が出来たのだろうか?
彼女がイくタイミングでたまたま動いたからイッただけかもしれない。
だが彼女が俺にイかされたと感じるならきっとそうなんだろう。そう思った。

「それじゃ、今日はもう…」

終わらせようとした彼女だったが
俺は彼女を逃がすまいと強く抱きしめ、
そして彼女と上下反対になった。

「え?ええ?」
「まだ俺はおさまりがつかないぞ…」

俺のちんちんは三回目の射精でやっと小さくなったが、
ずっと彼女の中にいて暖かさと感触を味わっていたからかもう大きくなっていた。

「ほとんど君にされっぱなしだったからな。今度はこっちからだ…」
「やだもー!どうしてそんなに元気なんですか……」
「うな丼二人前食べたらまあそうなるな」
「もう…しょうがないですね……私が全部受け止めてあげますねっ」

しょうがないという言葉とは裏腹に彼女の顔ははにかみながらも期待に満ちていた。
うな丼を食べた責任を気持ち良くさせるという形で取らせるのか。
何にしろ互いが気持ち良くなれるなら何でもいいだろう。
俺達の夜はまだまだこれからだ!
 
 
《終》

77名無しの紳士提督:2016/07/30(土) 20:50:02 ID:KprF..lA
というわけで以上です
他のSSで出てきた設定もありますが
自分のSSは基本的に大まかな世界観は一緒で
提督のその時の選んだ道によって枝分かれしているという想定です
そもそも提督自身が自分の分身として描いているわけですし


8月1日のメンテで水着グラが追加される艦娘がいますが
鹿島や大鯨、鳥海達に追加されるかどうか
去年は鳥海がセリフで水着に言及していたのに何もなしだったので
もしかしたらまたこないかもしれませんけど……

それではまた

78名無しの紳士提督:2016/08/01(月) 16:34:50 ID:Tf2ZOKcA
乙ですぅ

79名無しの紳士提督:2016/08/03(水) 01:30:41 ID:wsIO5upA
艦娘ではなく、艦息として転生した装甲空母ヴィクトリアスが自慢の魚雷(意味深)でビス子を足腰立たなくなるまで犯すというシチュ。

80名無しの紳士提督:2016/08/03(水) 11:37:12 ID:TSWj97FA
そこはフタナリとか双頭バイブでええやん

81名無しの紳士提督:2016/08/04(木) 08:48:40 ID:IttU4yug
むしろ普通に魚雷で突きまくられて足腰立たなくなっちゃったビス子をお姫様抱っこでお持ち帰りするんでも良くない。…普通すぎるか。

82名無しの紳士提督:2016/08/05(金) 09:47:09 ID:RWN8bibg
艦載機を飛ばせど飛ばせど大きくならず。じっと胸を見る

83名無しの紳士提督:2016/08/05(金) 11:05:24 ID:0CgZ8eqE
平たいほうが使いやすいぞ

84名無しの紳士提督:2016/08/05(金) 22:20:05 ID:f7c4hfXE
空母は甲板胸という言葉がある通り胸が平らな方が都合がいい。
弓を引く場合は勿論、それ以外の発艦方法でも空気抵抗が大きく気流の乱れを起こしかねない大きな胸は空母には不要。
反対に重巡や戦艦は自身の放つ砲撃の衝撃から臓器を守るための筋肉が付き、結果的に胸が発達しやすい。

故に空母でおっぱいが大きいのは元々戦艦として建造される予定だった赤城、加賀
15,5cm砲を搭載する計画があった蒼龍
同様に15cm砲を積む予定だったグラ子


え?雲龍?龍鳳?知らない子ですね

85名無しの紳士提督:2016/08/07(日) 20:55:42 ID:D2ZnpAdI
>>82ですが、うわあここはかつて海軍が誇った歴戦の空母が多い板ですね……

「んー……あっ、ぽい?」
 いつものように近海の警備にあたって、いつものように工房のボスである工作艦「明石」が艦隊の最終的な点検を行っている。
 夕立が真っ先にチェックされたのも、いつもの事だ。駆逐艦であるためあまり手間がかからない事、といって後にすると待っている間にそわそわと落ち着きがない事、点検が終わり艤装が済めば戦意に溢れ大人しくしているようになる事など、そうなる理由がいくつかあった。
 だからその時、工房の隅で物陰から提督が姿を見せた時も、こてんと大きく首を横に倒して、どうしたのかしら、と思うに止まった。これが出撃前でなければ、あるいは掃除機と戦う子犬のようになっていただろう。
 提督は目深に被った軍帽の下でにっこりと笑い、人差し指を立てて「しーっ」といってきた。
 そのままこいこいと手招きされたので、とことこ歩いていく。
 すぐそばに立つと、提督が嬉しそうな笑顔のままもう一度指を唇に当てたので、夕立も声は出さずに(てーとくさん?)と口をぱくぱくさせて聞き返した。
「これを。持っていきなさい……おっと。乱暴にするなよ。そうだ、いい子だ」
「ぽい?」
 そういって、提督から手渡された包みは丁度、夕立の手のひらの上に収まるくらいの大きさで、まだほんのりと温かかった。
「間宮が握ってくれたんだ。戦闘糧食だ。具は何だったかな……五目だったか。大丈夫か、嫌いじゃないか?」
「ん! 好きっぽい!」
「そうか。よかった。頑張ってきなさい。よしよし、いい子だ。さっ、早く戻れ。みんなには内緒だからな」
「ん。しーってするっぽい!」
「ああ、そうだ。しー、だからな」
「んー! んんー!」
 二人で顔を合わせて「しー!」と言い合った。
 夕立はぴょんぴょんと跳ねて何度も頷いた。その度に、背中の装備の50口径12.7cm連装砲2基4門に1基門、40mm単装機銃2基、61cm4連装魚雷発射管2基8門、爆雷投射機などが、がしゃんとなった。
「提督さんのためなら、夕立、どんどん強くなれるっぽい!」

86名無しの紳士提督:2016/08/07(日) 21:13:16 ID:D2ZnpAdI
ここ五年ぐらいずっと夕立におにぎり渡し続ける作業を行ってます
夕立がすごい可愛い。おにぎりで張り切っちゃう現金さがやだもう最高ほんとかわいい(ばばばば

87名無しの紳士提督:2016/08/07(日) 21:17:42 ID:/9jY5Kss
さてここで、第1回俺問題です
上記文章内のキーワード3つで、俺が連想したことはナンでしょう

「しーっ」
まだほんのりと温かかった。
みんなには内緒だからな

88名無しの紳士提督:2016/08/07(日) 23:39:40 ID:D2ZnpAdI
>>87はひょっとして天才ではないのか
ボブは訝しんだ

89名無しの紳士提督:2016/08/08(月) 00:44:00 ID:5Uyo063E
一度で二度美味しいとはこのことか

90名無しの紳士提督:2016/08/08(月) 09:11:43 ID:5rVBfWOM
4-3で対潜レベリングしてるのに絶対夜戦してよねっておねだりする川内ちゃんすっげえ可愛い
随伴艦の開幕爆撃オーバーキルぶち込んでMVP強奪して大はしゃぎする祥鳳さんすっげえ可愛い

91名無しの紳士提督:2016/08/08(月) 13:47:30 ID:HK9qIiTY
8月8日はハッチャンの日
アハト・アハト!

92名無しの紳士提督:2016/08/09(火) 19:25:02 ID:9MMaG6ko
8月9日は89式戦車&大初童貞の日っぽぃ

93名無しの紳士提督:2016/08/13(土) 01:20:21 ID:B6uCRGrI
段々東がフェチ度の高い変態になりつつあるな

94名無しの紳士提督:2016/08/14(日) 23:19:03 ID:4.XIdrUo
解ってない人から見たら変態の大集会にしか見えないんだろうな、そもそも
違うけど

95幼妻大鯨ちゃん:2016/08/15(月) 20:10:12 ID:vlDTuP4Q
一年ぶりに幼妻大鯨ちゃんシリーズを投下します
自分のSSにありがちな妄想による独自設定も結構あります

96ぬ・れ・ぬ・れ 幼妻大鯨ちゃん:2016/08/15(月) 20:11:47 ID:vlDTuP4Q
八月一日。静かな一日だった。作戦の前だというのに特に慌ただしい事もなく平和であった。

「無事帰ってきました。良かったぁ〜」

仕事を終えようとしていた俺の耳にささやくかのような甘くかわいらしい声が聞こえた。
どうやら観艦式の予行に行っていた艦隊が戻ってきたみたいだ。

「ああ、みんなご苦労さ……!?」

労いの言葉をかけようとして顔を上げたら
ビキニからあふれんばかりの大きな胸が目に飛び込んできた。

「観艦式の予行、大成功しました」
「ご、ご苦労……」

俺は何とか平静を保とうとしていたがきっとそうならなかった事は態度に出ていただろう。
水着の女の子がいきなり見上げた先にいたら驚きを隠せるわけがない。
それでも一度でも水着姿を見た事があったなら何とか驚かないでいられるが、
今回は初めて見るものだった上に、着ている者が着ている者だけに余計にドキドキした。

「これ、報告書です」
「あ……ああ……」

はにかんだような、少し恥ずかしそうな表情を見ると何だかこっちもそんな気持ちになってしまう。

「私の計算通りね」
「提督さん、大鯨さんを見てドキドキしてますね」

鳥海と鹿島のひそひそ話が聞こえた。どうやら彼女達の仕業らしい。
まあ大鯨自身も少し前に水着を今度見せますとか言っていたけど……

「…大鯨、その格好……?」
「あの、私…水着、着てみました。どうでしょうか?」
「……うん…凄く……いいよ……」
「あ、あの、あまり見つめないで下さい…はわゎゎゎ…」

大鯨の水着姿はなんというか、本当に可愛かった。
豊かなおっぱいが見えるのもポイント高いが、
何よりも彼女の恥じらう姿が一番かわいくて、
俺も何だかドキドキが止まらなかった。

「司令官様と大鯨様、どちらも初々しくて、
 なんというかその…恋愛漫画を見ているみたいですわ」
「一緒に暮らしはじめてから二年、結婚してから一年半以上も経っているのに…」
「でも夫婦円満でとてもいいのです」

春風、弥生、電が次々と言った。彼女達も一枚噛んでいたようだ。

97ぬ・れ・ぬ・れ 幼妻大鯨ちゃん:2016/08/15(月) 20:13:47 ID:vlDTuP4Q
「みんな、ありがとうな」
「私たちじゃなくて大鯨さんに言ってほしいのです」
「そうだな…………大鯨、その水着姿、凄くかわいいよ。
 おかげでとても元気が出てきたよ。ありがとう」
「ど、どういたしまして……」

うん、やっぱりかわいい。大淀が休暇でいない中仕事を一人で頑張っていたが、
仕事量がいつもよりは少なかったとはいえ夜までかかった為、
仕事を最後の力で終わらせて遠征の報告等は帰ってきた大鯨らに任そうかと思っていたが、
彼女の水着姿を見た途端驚いたと同時にやる気も出てきた。
仕事も終わらせ、遠征の報告書も俺がやり、そしてそのあと…………

「はわゎ〜、やっぱり恥ずかしい〜。
 ねえ、鹿島さんや鳥海さんも水着を着てください」
「ええっ!?」
「だってやっぱり私一人だけ水着だと恥ずかしいですし、
 それに鹿島さんは水着着ようかどうか考えていたじゃないですか」
「あ、あくまでも用意しようかなあと思っただけで用意しますなんて言ってないし……」
「…鳥海さん、あなたに至っては『今度』って言ってましたよね?」
「い、色々と立て込んでいて…」
「今年だけじゃなくて去年も『今度』って言いながら結局着ませんでしたよね?」
「な、なんであなたが怒るのですか…」
「さっきも言いましたけど、私一人が水着とか、冷静になって考えたら本当に恥ずかしくて…」
「二人はあなたたちに気を使ったんだよ……」
「弥生?」

いつもは静かな弥生だが、今ははっきりとした声で言った。

「もし鳥海さんや鹿島さんが水着になって、それで司令官を誘惑しちゃったら大変なことになります。
 だから二人は水着を着なかったんですよ。それに大鯨だけ水着の方が一層際立ちますし…」

鳥海や鹿島が水着を着るようなそぶりを見せながら結局着なかったのは俺達に気を使ったからか。
確かにそう考えられなくもない。しかし…

「でも……司令官様はそんな簡単に誘惑に負けるようなお方ではないと思います」
「風ちゃん?」

俺が言い出そうとした直前に春風が口を開いた。
その内容には春風と昔からの知り合いだった鹿島も思わず愛称で呼んでしまっていた。

98ぬ・れ・ぬ・れ 幼妻大鯨ちゃん:2016/08/15(月) 20:15:19 ID:vlDTuP4Q
「確かに司令官様はよく色々なものに目をひかれます。
 そして大鯨さんとは違って気恥ずかしさが湧きにくいからか、
 大鯨さんに対してよりも素直になりやすいでしょう」

春風の言っている事は結構正しい。俺は大鯨相手だと意識しすぎて
上手く褒めようとして結局上手く褒められない事もある。
逆に他の人に対しては割と素直な感想が出やすい事がある。

「でも司令官さんは大鯨さんを決して裏切るような人じゃないのです。
 確かに司令官さんは色々なものに目が行きやすいのですけど、
 これと決めたら脇目も振らずに突き進む人なのです。
 私たちが心配しちゃうくらいに真っすぐなのです……
 だから司令官さんは大鯨さんとすべてを捧げ合った以上、
 最後まで大鯨さんへの愛を貫くはずなのです。
 龍鳳の艦長が鹿島の艦長に異動したという歴史があって、
 それが大鯨さんにもふりかかるかもしれない運命なのだとしても、
 司令官さんなら絶対にそんな運命は跳ね退けるのです」

いつもは弥生ほどではないとはいえ口数が多い方ではない電が長々と言った。
彼女は俺が提督になって初めての部下となった艦娘だが、
電自身も俺が初めての上司となる司令官であり、
今に至るまでずっと一緒に艦隊運営をしてきた電は
ある意味では大鯨以上に俺の事を知っていてもおかしくはない。
まあ最近は俺のせいでよくも悪くも変わってきている面があったりするから、
出来たら俺のせいで変な道には進んでほしくないが……

99ぬ・れ・ぬ・れ 幼妻大鯨ちゃん:2016/08/15(月) 20:15:49 ID:vlDTuP4Q
「……そうですね。私たち、大鯨さんの気持ちをあまり考えずに押し付けちゃったみたいで……」
「私も龍鳳と鹿島の史実を変に意識しすぎて勝手に暴走しちゃって……大鯨さん、ごめんなさい」
「いいんです。鳥海さんも鹿島さんも提督と私のことを考えた上でそうしたみたいですから。
 私最近は仕事がない時は子供たちにばかりつきっきりでこの人とは…」
「子供につきっきりなのは母親として当然だ。気に病む事はないさ。
 むしろ俺が提督業に追われて父親として子供に向き合い切れているかどうか……」
「……そういえばあの子たちは?」
「祥鳳と瑞鳳達に見てもらっているさ。特に変わった事はないさ」
「よかったぁ……」
「そういえば提督さんと大鯨さんの子供って男の子と女の子の双子だったんですよね」
「そうだ。中国じゃ龍鳳胎と呼ばれる、とってもおめでたいものだ」
「さすがは龍鳳に改造される可能性のある艦娘の子供……といったところですか」
「確か中国では普通の双子でもめでたいって聞きましたね」
「龍は皇帝、鳳凰は皇后だ。鳳凰も鳳で男、凰で女ってのもあるけどな」
「とにかくこの鎮守府の一番偉い人とそのお嫁さんがおめでたいことに恵まれたってすごく幸せなことですね」
「……あ、もうこんな時間なのです」
「長々と話し込んじゃいました……」
「いや、君達が帰ってきた時点でもう君達の仕事は終わった。
 私の仕事も報告書の確認だけだ。ちょっとくらいはいいさ」
「そう言ってもらえるとありがたいです」
「皆さんと久々にお話できたの、楽しかったです。明日からまた忙しくなりそうですけど、
 もし今度こういったことがあったらその時はお茶とお菓子を用意したいですね」
「それでは提督さん、大鯨さん、あとはお任せしました。おやすみなさい」
「おやすみなさい」
「お休み」

鹿島達は一足先にあがっていった。俺と大鯨も報告書の確認作業をし、すぐに終わらせたのだった。

100ぬ・れ・ぬ・れ 幼妻大鯨ちゃん:2016/08/15(月) 20:16:28 ID:vlDTuP4Q
「はぁ〜、暑い時にはぬるめの風呂が一番だな」

仕事と確認作業を全て終わらせ、子供達がもう寝た事を確認した俺は風呂に入った。
岩風呂であり、ちょっとした野外気分が楽しめなくもない。
暑い夏だから熱いのは嫌だが、かといって冷たい水風呂もそれはそれでさっぱりしないので、
人肌より少し温かいくらいがちょうどよい。

「今日も一日ご苦労様でした」

何故か彼女と一緒に入る事になった。一応さっきから着ていた水着のままだ。
提督として大鯨に命じたとかではなく彼女から誘って来たのだ。
別に提督命令を自分の欲望に使う気はまったくないし、
意に反する相手を風呂から追い出す時に使おうとくらいは考えているが、
彼女は追い出す理由が全くない。精々俺が恥ずかしいというくらいだが、
追い出して変に亀裂が入っても嫌だから受け入れていた。

「しかし…一緒に入りたいなんて…」
「夫婦だからいいじゃないですか」
「まあそうだけど」

夫婦だからっていつも一緒に風呂に入るものではないだろう。
むしろ本当は俺から誘いたいくらいだが
そんな事したら何だか嫌われるんじゃないかと不安になって俺から誘った事はほぼなかった。

「それにあなたの背中を流したくて……背中は洗いにくいですから、
 少しでも私が力になれたらと思って……」
「………わかった。頼むよ」

俺は彼女に背中を流してもらうことにした。

「それじゃ早速」
「はいっ、お任せください」

そう言って彼女はボディソーフの蓋を開け、椅子に腰掛けて背中を向けた俺の背中に…

「っおい!?」
「ああっ、もう…動かないでください」
「直接かけて…」
「いいからじっとして。私にお任せください」

あまり見たこともないような剣幕で言われた俺は従うしかなかった。
あまり変な事して機嫌を損ねてしまうのも嫌だしね。
俺は言われるがままに彼女の言葉に従った。
しばらくして背中に柔らかい感触がした。明らかにスポンジ等ではない。

101ぬ・れ・ぬ・れ 幼妻大鯨ちゃん:2016/08/15(月) 20:17:01 ID:vlDTuP4Q
「これは…」
「どう……ですか?気持ちいい…ですか…?」
「……うん」

俺は素直に答えた。後ろは見えないから彼女が何をしているのかはわからないがどう考えても確実に……
……胸で俺の背中を擦っている。二つの柔らかい大きなものが当たっている感触があったからだ。

「おっぱいはみんなあの子達に飲ませましたからミルクを無駄にして汚しちゃう心配はありませんよ」

自分でカミングアウトしちゃったよこの子は。
なんでこんないかがわしい店みたいな事
(俺は一度も行ったことがないのでそういう店で実際にどんな事をしているかなんて知らない)
をしているのだろうか。そう考えている内に泡立った感触が増してきた。
きっと水着がスポンジやタオルの代わりになっているのだろう。

「背中だけじゃなくて前も洗いますね」

そう言った彼女だったが身体の動きを止めなかった。その代わり…

「ここもちゃあんときれいにしましょうね」

手に泡をたくさんつけて俺の固くなっていたちんちんを包み込んだ。

「あなたのおちんちんは皮で包まれていますから、しっかりと洗わないと不潔ですよ」

そしてちんちんの皮を剥き、露出した亀頭をゴシゴシとし始めた。

「うぉわあっ!?」
「ふふっ。気持ちいいみたいですね」
「もうちょっと動かず、優しく……」

俺は毎日ちんちんの皮を剥いて洗っているが、
あくまでもシャワーをそれなりの時間当てているだけである。
夜戦とか、何かしらの行事の前にはちゃんと石鹸で洗っているが、
彼女の洗い方は他人が俺のちんちんに触れているという事もあってかとても刺激的に感じた。
しかも胸で背中を洗い流す行為も未だに行っていた為にとてもエロティックに興奮してきた。

「もういいっ、充分だっ…」

俺はそう言うのがやっとだった。そして……

102ぬ・れ・ぬ・れ 幼妻大鯨ちゃん:2016/08/15(月) 20:17:46 ID:vlDTuP4Q
「あっ…………」

ぴちゃん……

風呂に一滴の雫が落ちた。俺のちんちんは彼女に握り締められながらびくん、びくんとしていた……

「…………」
「……スッキリと…しましたか…?」
「………ありがとう……」

沈黙が流れかけたが、彼女の方から沈黙を破る言葉をかけてきて、俺は素直にすっきりしたと答えた。
すっきりしたかったわけじゃないから思ったよりはすっきりしてないけど……

「じゃあ次はこちらで……」

そう言って彼女は湯舟に入り、岩風呂の岩に片手をついて俺の方に尻を向け、
水着の下の部分をずらして女性の最も大切なところを見せた。
それは明らかに普通の水やお湯とは違う濡れ方だった。

「私…もう我慢出来ません…だから…早く…」

彼女は我慢ならないみたいだ。俺も正直我慢ならない。
彼女とは去年の土用の丑以降は身体を重ね合わせた事がなく、自慰さえも最近はしていなかった。
そのせいで一発発射したというのにまだまだ俺のちんちんはびんびんに勃起したままだった。

―挿れたい…彼女の暖かさを感じたい…
彼女の胎に俺の遺伝情報と欲望と想いをぶちまけて溢れるくらいに満たしたい…
雄としてこの雌を孕ませたい…俺の全てで染め上げたい―
そんな本能的なものが頭を支配せんとする中で俺はなるべく冷静になろうとしていた。
俺は彼女の赤ちゃんの部屋へと続くところの入口に赤ちゃんの素の発射口を口づけし、そして……

103ぬ・れ・ぬ・れ 幼妻大鯨ちゃん:2016/08/15(月) 20:18:40 ID:vlDTuP4Q
「んっ!」
「あ!そ、そんないきなり!」

俺は一気に最奥まで遠慮なく突き入れた。
出産を経験したからか記憶にある以上にすんなりと入っていって挿れた俺も驚いた。
しかし、次の瞬間一気に締め付けられる感触がした。
俺を離すまいとする彼女の締め付けは処女を奪った時の感覚に迫るものだった。
あの時は俺も童貞を捧げた身であった故に堪え切れずに吐き出してしまったが、
今回は事前に射精していた為すぐに発射する事はなかった。
とは言っても一年も身体を重ね合わせていなかった為、
その瞬間はまたすぐに来そうであった。俺は遠慮なく腰を動かした。

「やあっ、そんなっ!激しすぎですっ!」

風呂場にじゅぼじゅぼした音と少し湿ったパンパンという音が響いた。

「やめてください…そんなに激しくしたら…
 声、我慢出来なくて…みんなに聞こえちゃう…見つかっちゃう……」

さっきまで散々声を出していたのによく言うものだ。しかし岩風呂でするのは初めてである。
もしかしたら彼女の頭の中では海に来て岩場に隠れながら
スリリングなセックスしているというロールプレイをしているのだろう。

「大丈夫だって。こんな所には誰も、来ないって」

俺もそう思って彼女に付き合う事にした。もし間違っていたならその時はひたすら誤ろう。
でも脱衣所の入口に提督入浴中だから入ってくるなと注意書きをして、鍵もかけておいた。
よっぽどの緊急事態でもない限り扉を蹴破ってでも人は入ってこないはずだし、
脱衣所に入らなければ風呂場の音も聞こえない。

「だから君のかわいい声を、存分に聞かせてくれっ!」

俺はもう完全に悪乗りしていた。突く度に響き渡る、俺より四つ下という年齢に見合わぬ幼い声と、
元気な子供を産めそうな大きな尻に興奮が止まらず調子に乗りに乗っていた。
もし騎乗位だったならこちらの主導権こそ取り辛いものの、
幼い声に違わぬようなかわいい童顔と、
それとはアンバランスなわがままおっぱいの激しい揺れにまた別の興奮が生まれただろう。
だが見えないからこそ妄想する楽しみもあり、俺は妄想しながら興奮していた。
そんなんだからもう二発目の射精が迫っていた。

104ぬ・れ・ぬ・れ 幼妻大鯨ちゃん:2016/08/15(月) 20:19:12 ID:vlDTuP4Q
「そろそろ限界だっ…膣内で出すぞっ…!」
「はぃ…あなたのを…たくさん…」

了承を得た俺は更にスピードを速めた。
もし拒否されたなら無理矢理膣内に出そうとはしなかっただろう。
出すとしたら最初から了承を得た上でのロールプレイの時くらいだろう。
俺は昇って来る感覚を抑え切れず、もう限界という所で最大の力で腰を打ち付けた。

どびゅびゅっ!!どびゅっ!!びゅるっ!

俺は彼女の腰を掴み、一滴も零すまいと全力で胎内に吐き出していた。

「ああぁぁ……熱い……私の中が……あなたで……満たされ……」

彼女も快楽を享受しながら俺の想いを受け止めていたのだった。

「はぁぁ……はぁぁ……」
「ふぅ……はぁ……」

久しぶりのセックスに二人とも息を切らしかけていた。
長い射精が終わった後、俺は彼女の膣からちんちんを抜いた。

ごぽっ

そんな音がした気がした。彼女の膣口から俺の精液が溢れ出していた。
こんなに出せるなんて…彼女は名器だな…
俺は口には出さずにそう思った。

105ぬ・れ・ぬ・れ 幼妻大鯨ちゃん:2016/08/15(月) 20:19:48 ID:vlDTuP4Q
「もう……こんなにたくさん……また子供が出来ちゃったらどうするんですか……」
「あ……こんな時に何だが、今度新しい伊号潜水艦の艦娘が着任するんだ」
「えっ、本当ですか?」
「伊26。昔は伊27という名前の潜水艦で、その名は改名した時に別の潜水艦に使われた。
 伊26はニーナじゃなくてニムって呼んでと言っていたな。
 個人的には彼女もニーナって呼んで、伊27が着任したらそっちはニナと呼んでもいいが、
 それは彼女たちが決める事になるだろうな。
 まあとにかく今度伊26が私に任命されてこの鎮守府に着任することは確実という事だ」
「そうですか。ますます潜水母艦として頑張らなきゃ……
 ってそうじゃなくてえ、私たちに子供が出来たらの話をしてるんです!」
「君だって欲しいって言ったじゃないか」
「質問に答えてくださいよ」
「ん……その時はもっと提督として頑張るさ」
「……あの子達も弟か妹が出来たら寂しくなくなりそうですね」
「そうだな……」

一人っ子だった俺は寂しさこそなかったとはいえ、彼女の言葉に理解出来るものがあった。

「……こんなに出しちゃったんですから、もっとしましょう」
「そうだな。一年もしていなかったんだ。もっともっとしてもいいな」

遠征から帰ってきた時の彼女は些か恥ずかしがっていたが、今の彼女は色欲に溺れている。
最初はちょっと躊躇いがちでもいざその時となると止まらなくなる。
俺も彼女も蠍座であるが故にそういった面が共通しているのだろう。
一度火が付いた俺達はもう止める事が出来ない。
明日も仕事だが午後からという事もあるのが大きな理由だろう。
俺達は流石に朝早くから仕事があるのに夜戦とかするほど馬鹿ではない。
余裕があるからこそこうするのだ。
俺達は一年ぶりにお互いの愛を激しく確かめ合うのだった。


―終―

106幼妻大鯨ちゃん:2016/08/15(月) 20:23:02 ID:vlDTuP4Q
以上です
水着大鯨ちゃんは来たけど
海での夜戦は誰か来たらと思うと怖くてできないと考えてこういう話にしました
セリフで水着に言及していた鳥海と鹿島が水着を着なかった理由も
自分なりに考えてみました。あくまでも彼女達以外に別の誰かが提督とくっついているということ前提なので
鳥海か鹿島と相思相愛の場合で水着着てこなかった理由は単に忙しかったとかいう理由になっちゃいますが……

それではまた

107名無しの紳士提督:2016/08/15(月) 21:33:00 ID:VYHsURTU
大鯨シリーズいつも楽しみにしてる、乙

108名無しの紳士提督:2016/08/16(火) 15:28:51 ID:G5Th4VvA
提督分身系とか複数提督(双子・三つ子、親戚従兄弟)系の
イチャ風の男多数×艦娘一人(ないし「男が娘一人に対し最低二人なら複数でも可」な作品あります?

109名無しの紳士提督:2016/08/17(水) 21:03:10 ID:WdrZl.Sw
大鯨かわいいよ大鯨

110名無しの紳士提督:2016/08/18(木) 21:01:07 ID:.Tcnqt9E
これは良いものだ

111名無しの紳士提督:2016/08/19(金) 23:18:57 ID:3Gf4Z6AQ
水無月を中破させて入渠させると
フェラでビュルビュルと口に出されてそれを飲まざるを得なくなった水無月が
「司令官・・・あーごめんこれは不味いよ」
と言いながらも全部飲んで
「これ・・・綺麗にするから待ってて・・・んん・・・」
と自分からお掃除しに行って周りに付いているものも全部飲むと言う
ものすごく健気でいやらしい子にしか思えないのはきっと掘りで疲れているせい

112名無しの紳士提督:2016/08/20(土) 00:17:52 ID:Y72SaYiM
E-2でドラム缶3本背負った電が戦艦夏姫をクリティカルでSATSUGAIしたんだが、どういう絵面だったのだろうか
電がドンキーコングになったのか、戦艦夏姫にドラム缶を挿入したのか

113名無しの紳士提督:2016/08/20(土) 07:15:21 ID:Mor/wX/2
縄をくくりつけたドラム缶を鎖分銅のように高速で振り回し、その勢いで殴打したり投擲してぶつけたりってのはよく見るなぁ

114名無しの紳士提督:2016/08/20(土) 14:40:56 ID:Cv6aQFoA
>>112
電って言うくらいだし、ドラム缶に詰めて電撃パンチでも喰らわせたんでしょ

115名無しの紳士提督:2016/08/20(土) 14:43:20 ID:OZglNbVY
中に仕込んでいたガソリンで焼いた説

116名無しの紳士提督:2016/08/20(土) 16:19:09 ID:lqc5d79A
このスレ的にはドラムカン風呂のお色気シーンとか

117名無しの紳士提督:2016/08/21(日) 22:59:32 ID:UmR6vYLs
そーいやドラム缶風呂って初出かも。リンガとか南の方の泊地とかなら違和感なく出せるし、しおいとかみたいに映える娘もいるしな。…掘りも振るわないことだし、堀に使う体力を少しだけ文才に振り分けてみてもいいかもしれん。

118名無しの紳士提督:2016/08/22(月) 09:42:35 ID:pdJQK8cM
大潮の「小さな体に大きな魚雷」って挨拶が卑猥な意味に聞こえる

119名無しの紳士提督:2016/08/22(月) 16:31:32 ID:n4CLq0Kg
>>117
ちょい昔の薄い本で、提督専用ドラム缶風呂が壊れたところに初代エラー娘が登場して、艦娘のドック(風呂)を使えって流れになって実際に提督が入浴していたら
浴槽の底にいたゴーヤが(次に入渠してくる艦娘を脅かすイタズラのため)いきなり浮上してきたところでその光景を見られそうになった提督が慌ててゴーヤを
再び風呂に沈めて(物理)誤魔化していたら今度はゴーヤが水中で提督の潜望鏡(意味深)にイタズラを始めてそのままセクロスの流れに…ってのがあったな

120名無しの紳士提督:2016/08/25(木) 14:53:53 ID:OTqLps4Y
「あらぁ、ケッコン相手のエロ本チェックは嫁の務めなのよ?」と荒潮にそそのかされて、提督の留守中に私室を物色したら
拘束椅子道具責めやら浣腸プレイやら尿道責めやら想像以上にディープなジャンルの本が出てきて
途方に暮れちゃう霞ちゃんかわいい

121名無しの紳士提督:2016/08/27(土) 01:43:19 ID:fMv81JlQ
イベントで大和引っ張り出したけど、
大和の水着姿はやはりいいな
胸の間にラムネを挟んでいる意味は小一時間問い詰めたいが、
あの弾力性あふれる胸は犯罪的だ

122名無しの紳士提督:2016/08/27(土) 09:10:27 ID:H23Brs3A
大和さんすっごい柔らかそう

123名無しの紳士提督:2016/08/28(日) 19:39:44 ID:QThoz2ys
今日本屋フラついてたら、絵本を前に「足長おじさんと足柄おばさんって響きが似てるよね」って言ってた奴がいたンゴ

恵まれない少年に筆おろししてくれるエッチで綺麗なお姉さん、か……

124名無しの紳士提督:2016/08/28(日) 23:07:38 ID:RoAKXUP6
足柄おばさんという単語でも
足柄叔母さんという単語には凄く惹かれるモノがある

125名無しの紳士提督:2016/08/28(日) 23:54:19 ID:sXYzQ0dM
あ^〜閉経見え始めた足柄obsnに高齢出産させたいんじゃあ゛〜

126名無しの紳士提督:2016/08/30(火) 06:39:09 ID:e08l5TM2
海の海水浴で児気反応忌雷の群れに
穴という穴を…なネタSSはないんか?

127名無しの紳士提督:2016/08/30(火) 11:45:28 ID:UsvOvYe6
マックスがすっかり触手系になってしまった原因の児気反応忌雷

128名無しの紳士提督:2016/08/31(水) 08:17:01 ID:pKBGNvNQ
寧ろ文月皐月が児気反応忌雷に…が見てぇ…

129名無しの紳士提督:2016/09/02(金) 12:01:42 ID:cVBxFd5g
応急修理女神「貴方が轟沈させたのは『貴方が脱ぎ捨てた制服をこっそり持ち出して匂いを嗅いでいる霞』ですか?
          それとも『貴方の留守中にこっそり寝室に潜り込んで枕に秘部を擦りつけている霞』ですか?」

提督「や、そういうのいいんで、『いつもガミガミ怒鳴ってるけど本当は心優しい普通の霞』を返して下さい」

応急修理女神「貴方はとても正直な人ですね。そんな貴方には
          『いつもガミガミ怒鳴っているけど貴方が脱ぎ捨てた制服をこっそり持ち出して匂いを嗅いだり
          貴方の留守中にこっそり寝室に潜り込んで枕に秘部を擦りつけている霞』をお返ししましょう」

提督「いやだから普通の霞でいいから! 俺の霞を返せ!」

応急修理女神「ご安心ください。それが『貴方の霞』ですよ」

霞「いっそ沈めて・・・」

130名無しの紳士提督:2016/09/02(金) 20:52:10 ID:mzBiE3AA
ベッドの海に、かな?

131名無しの紳士提督:2016/09/02(金) 23:38:44 ID:WPGMyS96
とりあえず最初嫌がるけど途中から観念する情景が身に浮かぶが

132名無しの紳士提督:2016/09/08(木) 05:41:01 ID:VnrtFNg6
最近のキャラが柔らかくなった霞やだやだ!
僕の霞はいかなる時も冷静で気を荒げない歴戦の水兵で、いっぱい敵を沈めてきたし、いつか自分の番が来たらそれを黙って受け入れる、海の上で戦い続けて生まれた筋金入りの運命論者だもん……。

133名無しの紳士提督:2016/09/08(木) 05:41:34 ID:VnrtFNg6
>>129じゃあこれ
 これは本当に霞なのだろうか?
 妖精さんがこしらえた、よくできた偽物なのではないのか?
 心の疑問を解決するために、うつむいて真っ赤になったその頬を「ぎゅっ」と抓った。霞は視線を落したまま、二言三言ぽつりと、聞くに堪えない汚い言葉を呟いた。
 態度こそ普段からは想像もできないものだったが、その罵倒はまぎれもなく霞そのものだった。
 可愛らしい少女には到底不釣り合いなその卑語を背中に受けながら、自分は今日まで戦い抜いてきたのだ。
「なるほど。たしかに間違いないようだ」
「……」
 そうなると、この別人かと疑いたくなるほどのしおらしさは、被弾による損傷に対しダメコンによって撃沈は免れたものの、一時的に動揺しているせいなのだろう。ぎりぎりのところで生還を果たしたのだ。その後多かれ少なかれ言動に奇妙なものが表れても、決して本人を責められない。
「そのー……あれだな……いつもの、霞だ」
「だから正しくは『貴方が脱ぎ捨てた制服を……』」
「いいからいいから」
 工房で腕を振るう連中というのはどいつもこいつも軽薄な冗談が過ぎる。
 霞が性を持て余して自慰に耽るだと? 最高に愉快な想像じゃないか。
 むしろ、それを嫌がる男もいないだろう。特に、霞のような綺麗な子に想いを向けられて。
「それは冗談ではないのですね?」
「冗談を言ってきたのはそっちだ! さっ、もういいだろ。かすみ……」
 話している間も、指先のふにふにとした素晴らしい感覚を名残惜しく思ってあちこち触れて撫ぜていたが、いつものような怒号と拳、あるいは蹴りのいずれも一向に飛んでこなかった。そのせいで止め時を忘れて、さらさらとした銀髪のつむじを見つめながら、その下の赤面を想像し、手のひらで頬をゆっくりと擦った。内側から熱を放っているようにあたたかい。
 だからその時霞の手に、手首を完全にがっちりと掴まれて、完全にやりすぎたと悟った。
 顔を伏せたまま、怒りによってか肩も腕もぶるぶる震えていて、手は汗でびちょびちょに濡れていた。
「ああもう……! 馬鹿ばっかり!」
「ま、待て、そっちは何もないぞ」
 何もないどころか、積み重なった資材の山に隠れれば、あらゆるところから死角になる。
 艦娘の反乱……フランケンシュタイン・コンプレックス……偶然の誤射……。最悪の予想が次々と脳裏をよぎった。
 みっともなく言葉尻が裏返り、まるで女みたいな悲鳴をあげてしまう。
 すると霞は手を繋いだそのままに、ぐるんと振り返った。
 その顔は、秋の紅葉よりもなお赤く、耳まで染まっていたけれど……しかしその言葉を聞いた自分の方も、負けないぐらいに赤くなってしまったのだ。
「女の方から誘わせる気?! ほ、ほんとに……黙ってついてらっしゃいったら!」

134名無しの紳士提督:2016/09/09(金) 02:25:35 ID:vXjPzbc6
>>133 これはいいものだ
やたら駆逐艦の凌辱物が多いのは気のせいだろうか?

135名無しの紳士提督:2016/09/09(金) 18:33:27 ID:VzrcSr6.
>>134
光源氏計画は永遠の男のロマンだから……
それに合意があるから凌辱じゃないしヘーキヘーキ

大潮辺りは下手に覚えさせたが最後、連日無邪気に絞り取られそうでそれも又良し

136名無しの紳士提督:2016/09/11(日) 10:59:18 ID:IDCp4VoM
>>135
小さな体に大きな魚雷でボゴォヒギいな拡張物にハマる大潮

137名無しの紳士提督:2016/09/16(金) 00:26:56 ID:USOX1JSw
慰安鎮守府読んでて思ったんだけど、
提督なり艦娘なりに気に入られたから東は鎮守府にいると
でも謎の深い艦娘のところに正体も掴めない人間は本来入れるはずがない
つまり見つかった時点で何故入ってきたか自白させられる……
そんな感じの流れになった時にノリノリで独房に拘束されている男を犯しに来るのは誰だろう?

138名無しの紳士提督:2016/09/18(日) 19:08:02 ID:3KXWOrvo
まとめの更新した人乙です
でも長編のところもできたら更新して欲しいところです

139名無しの紳士提督:2016/09/24(土) 15:08:43 ID:s22eag7w
>>137 ノリノリで犯すとは別かもしれんけど日向かな。自身の肉体は本当に人間と同一のものなのか試すとか言って表情ほとんど変えないまま犯すみたいな感じになりそう。

14018-403:2016/09/25(日) 18:58:39 ID:/I1fX8VM
今日は様々な艦娘の進水日ですが
鹿島のSSを投下します
今回はエロがない上に他の艦娘が目立ったり
独自設定がまたまた多数出てきますがご了承ください

141せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 18:59:32 ID:/I1fX8VM
8月31日、夏も終わろうとしている日、俺達は伊良湖岬にある、鎮守府の出張所兼甘味処に来ていた。
湾内の奥にある鎮守府とは違い出張所は外海に接した所にある。
俺はいつもは鎮守府で大事な内務をしていて、出張所の艦娘には鎮守府から指示を出しているが、
今日は出張所の近くの甘味処にも常勤している伊良湖が帰ってくるという事で
俺は鹿島達と共に出張所に来ていた。

「提督、鹿島さん、水無月ちゃん達。伊良湖特製のアイス最中をどうぞ」
「やったあ。伊良湖ちゃんありがとう」
「これがモナカ…日本のおやつ…」

イギリスの戦艦ウォースパイトの艦娘が珍しそうな顔で最中を見つめた。

「おいしそう……ありがたくいただきます」

鹿島はテーブルに器が置かれるや否や最中を手に取り食べはじめ、
他のみんなも次々と手に取り食べはじめた。

「日本にはこんなにも美味しいものがあったなんて……
 他の食べ物にも期待出来そうですね、よしよし」

イタリアの空母アクィラの艦娘はその味にとても満足したようだ。

「そうだよ。ねえ、お兄さんも食べて」
「お兄さん?」

海外艦娘達は驚いた顔で俺達を見た。

「こら、お兄さんじゃなくて提督さんか司令官でしょ」
「ごめんなさい鹿島お姉ちゃん」

水無月は今までの癖が抜けてないのかつい昔のように俺を呼んでしまった。
彼女はつい最近俺によって艦娘水無月に任命された為、彼女はまだ俺を艦隊司令官としては見ず、
昔、彼女がまだ艦娘候補生であり、俺が提督ではなかった頃からの呼び方を時々していた。

「まあそんな事はどうったっていい。それより水無月、俺も最中を貰うよ」
「はい、どうぞ」

水無月に最中を手渡された俺は早速食べ始めた。
いつもは健康を考えてあまり甘いものは食べないが、
伊良湖の最中は健康の事も考えて作られている為、安心して食べられる。

142せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 19:00:45 ID:/I1fX8VM
「確かに本当に旨いな。しかし横須賀から帰って早々働かせてすまないな。
 君にはじっくりと休んでほしかったところなのだが」
「いえ、一ヶ月ぶりに故郷に帰ってきて、
 波の音を聞いていたら元気が出てきて、長旅の疲れも一気にとれちゃいましたよ」
「それならいいが…」
「提督、冷えたぜんざいもあるから待っててくださいね」
「楽しみに待ってるよ」
「ふふ……」

笑みを浮かべながら伊良湖は厨房へ走っていった。

「伊良湖ちゃん本当に元気だね」
「彼女はこういう時が一番働ける時だからな」

伊良湖――本名【伊良子 岬(いらこ みさき)】はここ、
伊良湖岬(いらござきだったりいらごみさきだったり読み方複数)出身の艦娘である。
艦娘といっても彼女は戦闘能力はなく、水上移動能力と他の艦娘と共通の高い馬力があるだけだった。
しかし彼女自身の料理の才能は間宮に匹敵する程であり、
彼女の作った料理を食べた人間はたちまち皆元気になる。
また、伊良子家は料理で財を成した家系であり、その血筋は彼女にも受け継がれている。
そして伊良子家は艦娘達のパトロンでもあった。
資金面での援助はもとより、伊良子家の土地である伊良湖岬にこの地方の鎮守府の出張所が建てられたのも
伊良子家が所有していた土地の一部を借り受けたからである。
伊良子家の経営する甘味処は伊良子家の店の事も考えてあえて作らなかった出張所の食堂も兼ねていた。
ちなみに本来は東海地方には鎮守府はなく、作る計画もなかったのだが、
二年前の夏の大規模作戦の際に日本に艦娘がほとんど出ていって留守だった時に
日本本土のほとんどが深海棲艦の別動隊によって襲撃され、かなりの被害が出た。
艦娘達は大規模作戦で出払っていたとはいえ本土まで深海棲艦に攻められたのは事実であり、
大本営のやり方等への不満の声も沢山あがっていた為、
本土の警備体制の強化の為に太平洋側新しい鎮守府の設置計画があがった。
鎮守府がなかった東海地方にも新しい鎮守府と出張所が作られたのだった。
ちなみに何故出張所があるのかというと本来は伊良湖岬に鎮守府を建てる予定だったのだが、
東海・東南海・南海地震が起こった場合の津波による被害を懸念し、
伊勢湾の奥に重要な設備を置いた鎮守府を建て、
ここはドックや訓練所等の機能だけを備えた前線基地としたからだ。
もし東海地震が起きても湾内の奥にある鎮守府に津波被害は何とか抑えられるはずである。
もし伊勢湾内が震源地だった場合は……その時はその時である。
ただ深海棲艦が伊勢湾内に突如出現したとしても鎮守府から直接出撃させればいいはずだ。
幸いな事に現在の所伊勢湾等の内海や日本海付近では深海棲艦が突如出没したという話は聞かないが。

143せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 19:03:02 ID:/I1fX8VM
「提督さん、どうしたんですか?」
「ん?ああ、二年前からの事を思い出していたんだ。
「二年前の日本への深海棲艦襲撃の時は大変だったと聞いたわ」
「艦隊が出払っていた時に日本全国の主要都市が一斉に襲撃されたという意味では最大の危機だった。
 強さや厄介さで言えばもっと恐ろしい奴らと戦った事もあったが、
 そいつらは俺達と戦っていた時は本気じゃなかったらしい。
 それが本当の話だとしたら恐らく全鎮守府が総力をあげても勝てるかどうか……」
「もっと恐ろしい奴ら………その時はどう対処したのかが聞きたいわね」
「助っ人でも現れたんですか?」
「その通りだアクィラ」

アクィラが正解を答えたが、彼女自身も冗談で言ったのか
本当にそうだったの?と言わんばかりの表情だった。

「……だったらもしまたそのもっと恐ろしい奴らが現れてもその助っ人に頼めば…」
「残念ながら彼女達との連絡は無理だ。その時は提督ではなかったとはいえ、
 ある程度彼女達と関わった俺でも全然わからないし、
 ここの前提督も恐らく彼女達の詳細は知らないだろうし、恐らく大本営も……
 ……今も海のどこかで元気でやっていて、またいつか会える……
 そんな祈りに近いような事しか出来ない今、俺達自身が頑張らなきゃいけないんだ」
「己の力を高めようとせず、ただ不確定要素に期待するしかしない者に
 勝利の女神は微笑まないでしょうしね」
「私だっていつかグラーフみたいに夜戦を出来るように頑張りますよ」

ウォースパイトの言う事はもっともだ。自らの努力の結果ではなく
偶然を第一に期待する奴に未来が切り開けない事は俺自身が身をもってわかっていた。
アクィラもぽんこつおねーさんと評しちゃえそうな雰囲気や性格とは裏腹に
空母としての限界を越えようと必死にもがいていた。
それは単にドイツ艦娘のグラーフ・ツェッペリンという、
空母でありながら夜戦が可能な艦娘への対抗心というだけでなく、
空母艦娘としての能力が客観的に見てもあまり高くなく、
艦の能力の限界を別の角度からカバーしようという、艦娘としてのプライドなのだろう。

「みなさん意気込んでますねえ。頑張ってくださいね。
 私も練習巡洋艦として、提督さんの秘書艦として、
 戦う為の力はほとんどありませんがみなさんのパワーアップの為に精一杯頑張りますね」
「よろしく頼むわね」
「今までも出来たんだし、これからだって!」

鹿島も燃えていて、三人とも決意を新たにした。
……ここでさっきから水無月が会話に入ってこない事に気付いた。

「どうしたの、水無月?」

暗い顔と驚き顔が入り混じった水無月をアクィラが心配した。
普段は人懐っこく感情豊かな水無月には珍しい態度だったからだ。

144せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 19:08:19 ID:/I1fX8VM
「アクィラさんとウォースパイトさん、二人とも外国の人で、
 ちょっと前までは話す言葉に外国語も入っていたのに、
 今じゃ色んな日本語を知ってたり流暢に話せたり出来て……」

海外艦娘であるアクィラやウォースパイトが流暢に日本語で会話出来たのは
海外艦娘も最近かなり増えてきたが全体で見れば艦娘やその関係者は日本人が大多数の為に
日本語を海外艦娘に習わせた方が手間がかからないだろうと考えられたからだ。
アメリカ艦娘のアイオワやドイツ艦娘のビスマルク、
その他多くの海外艦娘達は俺の鎮守府で夏の間に日本語をみっちりと教えられていた。
結果みんな数週間で日本語をマスターしたのだった。

「それは鹿島のおかげよ」
「そうです、彼女の教えがよかったからよ」
「でも二人とも鹿島お姉ちゃんと知り合いだったからこんなに早く上達したと思う…」

ウォースパイトは鹿島の遠い親戚と聞いたし(あとどこかの王家の末裔とも聞いた)
アクィラもポーラ・ザラ姉妹共々鹿島と昔からの知り合いだったからか
最近日本に来た艦娘とはいえある程度日本語は出来ていた為
前々から来ていた海外艦娘達と同じくらい日本語力があったのだ。

「それに比べて水無月はつい最近艦娘になったばかりだからほとんど何も下地はないし、
 睦月型だから戦闘でも役に立てなくて足手まといだし……
 水無月はさっちんやふみちゃん、ながながみたいには司令官の役に立てないよ…」
「まだ諦めるのは早過ぎだろ。確かに睦月型自体の戦闘能力はあまり高くないが、
 睦月型の艦娘達はみんな前提督に鍛えられて戦いで華々しい活躍をした。
 水無月が今はまだ燻っているのもあまり俺達が構ってやれなかったからで君が思い詰める必要はない」
「司令官…」
「睦月型はみんな艦娘としても天才だったが、艦娘になる前からも天才だった。
 世間でも結構名の通った存在だった上に学力だってトップクラスで、
 それが艦娘として座学を学ぶ際にも発揮されていた。
 俺なんて君達と同じくらいの年頃どころか今の自分でも君達に勝てるかどうか……
 水無月、君も睦月型という選ばれた存在だ。早々に結論なんて出さずにもっと自信を持て」
「……うん、わかったよ……」
「鹿島、今回の作戦の報告書の作成等は私が行う。君は明日から水無月をみっちりと鍛えてくれ」
「わっかりましたぁ!練習巡洋艦の本領、期待していてくださいね」
「よろしくお願いします、鹿島お姉ちゃん」
「ええ、お姉ちゃんに任せなさい!」

鹿島は元々人にものを教えるのが得意で、
彼女自身も教えるという事に生き甲斐を感じていたが、
最近は海外艦娘に日本語を教えるという事しかできず、
練習巡洋艦として艦娘の戦闘能力を鍛え上げるという事が出来なかった。
その為、練巡としての本領を久々に発揮出来る事に喜びを感じていた。

145せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 19:09:17 ID:/I1fX8VM
「あ、提督さん、もうすぐ大鯨さん達が帰ってくる時間ですよ」
「ん、そうか。もうそんな時間か」
「早く戻りましょう」
「いや、彼女達には帰ってきたらここでぜんざいを食べてもらおうと思ったから
 大鯨達の艦隊には帰ったらここに報告に来るように出発前に言っておいた。
 ついでにこれから遠征に向かう由良達の艦隊にも出発前に来てもらうつもりだ」
「どうして?」
「みんな作戦の影響で疲れが溜まっているはずだ。
 だからみんなには伊良湖のおやつを食べてもらって元気になってほしいからな」
「そう…」

俺のやり方が不真面目に見えたのか、ウォースパイトの目が少し冷ややかだった。

146せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 19:10:27 ID:/I1fX8VM
「て・い・と・く。提督、第二艦隊、ただ今戻りました。大成功です」
「ご、ご苦労……」
「た…大鯨さん、その格好は…」

遠征から帰ってきた大鯨はまだ水着を着ていた。

「着替えてから報告するべきでしたのでしょうけど、こちらの方が近かったのでつい…」
「…まあ今は移行時間だから別にいいだろう。
 それよりもうすぐ冷やしぜんざいが出来上がるはずだ。ここで一服していけ」
「わかりました」

俺は大鯨達を待たせつつ、ぜんざいと由良達が来るのを待った。
「提督さん、第三艦隊、もうすぐ遠征に行ってきます」
「わかった。冷やしぜんざいももうすぐ出来上がるはずだからそれを食べてから行け」
「わかりました…」
「……どうしたんだ由良?」
「あ、あまり見ないでください…」
「水着じゃないのに恥ずかしがるなんて…」

由良の態度を訝しがる鹿島。由良の格好はいつものセーラー服ではなく浴衣姿だった。
別に水着とは違って何も恥ずかしいものではないはずなのに…

「だってあまり提督さんの目をひくと鹿島さんが…」
「気を遣わないで由良さん。その浴衣、似合ってますよ。ね、提督さん」
「ああ」

鹿島は俺に気にしないでいいと言わんばかりに俺からの感想を聞き出した。

「提督、浴衣姿ならあたしがいっちばーんかわい……あ痛っ!」
「大丈夫か、白露!?」

『一番』が口癖の艦娘の白露が俺のもとに走って来たはいいが思いっきり転んでしまった。

「痛ったー…」
「白露さんなんて格好に…って下に水着を着ていたんですね」
「ごめんなさい提督、仮眠をとっていたのですが少し寝過ごしてしまい遅れてしまって…」

遅れて朧がやってきた。去年と同じく彼女も浴衣姿だった。

「ほら、白露」
「ごめん朧…」

あられもない格好で転んだものの下に水着を着ていたおかげで少しはマシだった白露に朧は手を差し延べ、
白露はその手を取って少しバツが悪そうにしながらも起き上がった。

147せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 19:11:38 ID:/I1fX8VM
「うぅ……ありがとう、朧……っ痛た……擦りむいちゃった……」
「大丈夫!?……これくらいなら絆創膏で十分よ」
「ごめんね…………」

朧は絆創膏を白露に貼った。絆創膏を出す瞬間に水着が見えた気がしたが
おそらく彼女も準備に余裕がなかったのだろう。

「もう……二人とも、早く準備しないからこうなるんですよ〜」

そうこうしている内に阿武隈もやってきた。彼女も第三艦隊の一員として遠征に向かう予定だ。

「提督、ごめんなさい…」
「いや、まだ少しは余裕があるからいい。それよりもちゃんと事前準備は怠るな。
 前もって準備しておかないからこうなるんだ。これからは気をつけるんだ」
「はい」

白露と朧は素直に応えた。

「ところで急いでいたはいいがダメコンは持ったか?」
「大丈夫だよ、艤装にちゃんと備え付けてあるから」
「よし」
「提督、冷やしぜんざいができましたよ〜…あら、賑やかだと思ったら皆さんお揃いで」

伊良湖が厨房の奥から顔を出して呼びかけた。
俺達が話している間にぜんざいを作り終わったらしい。

「特製の材料で腕に寄りをかけて作りましたよ、提督、どうぞ」
「伊良湖さん、お帰りなさい」
「ええ、大鯨さん達も遠征お帰りなさい。冷やしぜんざいです。由良さん達も出発前に是非」
「ありがとう伊良湖さん」
「それじゃいただきまーす」

白露はいの一番に飲みはじめた。他の艦娘も次々と飲みはじめた。

148せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 19:14:27 ID:/I1fX8VM
「ん〜、おいしい!」
「元気出たか、白露?」
「うん!」

先程までの痛そうな顔とは打って変わって明るい顔となった。
心なしかキラキラと輝いているようにも見える。

「あ、そろそろ出発時間だ」
「そうね、そろそろね。それじゃ、行ってきます」
「行ってきまーす!」

ぜんざいを食べて元気になった由良達は遠征に出かけていったのだった。

149せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 19:16:18 ID:/I1fX8VM
由良達も出発し、大鯨達もウォースパイトやアクィラと共に食べ終わった後に食堂から出て行った。
今は俺と鹿島と水無月と伊良湖だけだった。

「伊良湖ちゃんのぜんざいを食べてみんな凄く元気になったね」
「ほんとね……ねえ伊良湖さん、今度私にあのぜんざいの作り方を教えてくれない?」
「あ…ダメです。あのぜんざいの作り方は企業秘密です。あと最中も…」
「そんなあ…」
「君や間宮の作った食べ物を食べた者は疲れていても元気になったり、
 普段以上の力を発揮できるようになったりしていたな。
 レシピに秘密があって、それは門外不出ってわけか」
「そうです。あと材料も特別なものを使っていますからおいそれと使うわけにはいきません。
 手に入れようにも結構値が張るものですから……
 でも鹿島さん、他のおやつの作り方なら教えてあげます」
「本当ですか、ありがとう」
「でも練習巡洋艦の艦娘にものを教えるなんてちょっと変な感じですね」
「練習巡洋艦だって最初から何でも出来るわけじゃありませんよ。
 人にものを教える為には自分も色々と知ってなきゃダメですからね。
 その過程で自分でするだけじゃなく人から聞くことも大切ですから」
「鹿島お姉ちゃんって頑張り屋だねえ」
「人から物事についていつどんな事を聞かれてもいいようにいつも色々な事を学んでいるからな」
「もう……お兄さんはニブいなあ…」
「むぅ……何だよ」
「もうすぐ秋だよ。食欲の秋、恋の季節……
 鹿島お姉ちゃんは大好きなあなたにおいしいものを作ってあげたいんだよ」
「み、水無月ちゃん!」
「あれ?違うの?」
「そうじゃなくて…もう……マセたこと言わないでくださいよ……」

明らかに図星だろう。鹿島の態度を見ていたらいくらニブい俺でも大体想像はつく。

150せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 19:17:26 ID:/I1fX8VM
「好きな人の為に一生懸命になれる女の子ってとっても素敵ですね」
「もう、伊良湖さんまで!」
「でもどうして水着姿を披露しなかったんですか?」
「え…」
「私もですけどけっこうな数の艦娘はある時期になると普段とは違う格好をしますけど
 鹿島さんはクリスマスの時とバレンタインの時、
 それも当日くらいしか披露しませんでしたよね」
「そういえば鹿島の特別な姿はほとんど見てなかったな」
「お正月に晴れ着を着る事もありませんでしたし、
 梅雨の季節はともかく夏だって水着を用意しようかと思っていたみたいなのに着ませんでしたから」
「もうすぐ秋だけど浴衣とか特別何か用意している気配もなかったな」
「すみません、それは、その…忙しかったから……」
「…………確かにそうだな。俺が提督になった去年末から君には随分と仕事を頑張ってもらっていたし、
 それより前も俺が提督になれるようになる為に俺に付き合わせてしまったし…………
 …………よくよく考えたら鹿島が特別な衣装を用意する暇がなかったのは大体俺のせいだった……」
「サンタ衣装は鎮守府にあった仮装用のものでしたし、
 エプロンだって鎮守府の食堂のものを拝借していたみたいですし、
 自分特別な衣装を用意する時間がなかったですからね」
「すまない鹿島。特別な装いはともかく、君にはほとんど休みを与えず、
 いつも俺の仕事に付き合わせてしまった」
「謝らないでください。私は提督さんの秘書艦で、
 提督さんの力になることが私のやるべきことですから」
「ああ…ありがとうな…」
「でも仕事ばっかりというのも心配だよ。ここ一ヶ月はしょうがないとしても、
 最近司令官と鹿島お姉ちゃんが一緒に出かけるところ見たことないし…」
「と言いますか休暇自体ほぼ取ってなかったですよね提督さん。毎日毎日仕事ばかり…
 たまに休みがあったとしても精々半日程度…
 私もあまり疑問に思わず同じくらい働いていましたから人の事は言えませんけど、
 少しはじっくりと休んでみたらどうですか?」
「休みたいのは山々だし、そりゃあ君との仕事以外の時間を作らなければならないけど、でも…」
「…睦月型のみんなが子供ながらにみんなの役に立ってるのに、
 自分は小っちゃい頃からあんまりみんなの役に立ってなくて、
 それで今まで何もしてこなかった分を今取り返そうとしている…」
「水無月……?」
「司令官のさっきの口ぶり的にそんなこと考えて仕事ばっかりしてるんじゃないかって思ってさ」
「……やはり睦月型はただ者じゃない奴らばかりだな……
 水無月の言う通りここ一ヶ月の俺は今までしてこなかった分を取り返そうと
 その分仕事ばかりしてきていたんだろう」
「それだけではなく、提督が提督となってから少しずつ人が変わっていっているようにも思えます」
「そういえば司令官が司令官になったのと同じ頃に鹿島さんと結婚したんだよね」
「ま、まさか提督さんがそんな事になっちゃったのは私のせいですか…」

151せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 19:18:27 ID:/I1fX8VM
鹿島は俺がこんな事になっているのを自分のせいなのではないかと思ったが、
確かに鹿島が無関係とは言いきれないかもしれない。
昔鹿島から「いつか世界中をまわりたい」というような事を聞いた事があった。
その言葉が俺の心の中に引っ掛かっていて、
鹿島の夢を叶える為に静かな海を取り戻そうと提督として全力を出してきたのだろう。
だがこの事を鹿島に言ってしまえばますます負担になると思い言い出せなかった。

「いえ…鹿島さんと結婚した事は関係ないと思います。
 提督は根っこの部分では今でも変わっていませんから」
「司令官として偉くなれば偉くなるほど仕事ばっかりって気がするよ」
「すまない。自分の立場が上がれば上がるほどそれに相応しい働きをしなきゃならないって思ってな」
「真面目なんだね、司令官は。普通は逆に思いそうなのに」
「真面目というか融通がきかないって感じですね。ちゃんと見てあげないと心配です。
 今はまだ完全に仕事の事しか頭にないわけじゃありませんけど、
 その内壊れちゃいそうで不安です……」

鹿島をここまで心配させてしまうなんて……
仕事をする事が人の為だと思い込むというあかんパターンに陥ってしまっていたようだ。

「心配かけてすまない。これからはもう少し仕事を控えるよ」
「約束ですよ」
「ただ作戦の最中は休めるかどうか…」
「わかってますよそれくらい」
「提督、いくら将官だからって周りの目を気にしてばかりいないでくださいね。
 提督だって人並みの休息を取っても誰も文句は言いませんから」
「ありがとうな」

上の立場にいるがゆえにそれに相応しい人間であろうと無理をする俺を心配し、
無理にそうあろうとはしなくていいよと言ってくれる人達がいる事が素直に嬉しかった。

152せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 19:20:04 ID:/I1fX8VM
上の立場にいるがゆえにそれに相応しい人間であろうと無理をする俺を心配し、
無理にそうあろうとはしなくていいよと言ってくれる人達がいる事が素直に嬉しかった。

「でも提督さん、来月の24日までもう予定が埋まってますね。
 24日も含めて半日だけ仕事という日も少しはありますけど…」
「ねえ、25日は仕事を空けてるって事」
「そうだ」
「確か9月25日って……」
「練習巡洋艦鹿島が進水した日…私が進水した日ですよ」
「し、進水……」
「誕生日を進水日と表現するのは艦娘らしい言いまわしだ。
 艦娘はみんなそれぞれが司る艦の進水日が自身の誕生日という運命にあるからかな」
「私のその日をちゃんと覚えてくれていてよかったです」
「ねえ今からでも他の日にも休みを入れられないのかなあ?」
「入れる予定はないな」
「どうして?」
「これだけ仕事をすれば9月25日の一日くらい、
 何が何でも休んだって文句を言われやしないだろうからな」
「あなたらしい考え方ですね。まあ私も同じ考えですけど」
「提督、今日の事を忘れないでくださいね」
「忘れたら妙高姉さんや朝潮ちゃんに言っちゃうからね」
「わかったよ」

鹿島だけでなく伊良湖と水無月の為にも約束を忘れないでおこう。
俺はそう心に誓った。勿論その事を必要以上にガチガチに考え過ぎない事も。

153せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 19:21:55 ID:/I1fX8VM
「結構人がいますねえ」

9月25日。練習巡洋艦鹿島が進水した日、
その日と同じ日にこの世に生まれた女性が俺に声をかけた。
普段は鹿島の艦娘である彼女も休日となれば普通の女性である。
今日は彼女は艦娘としての服ではなく、動きやすいカジュアルな服装だった。
髪型もゆるふわな髪をツインに纏めたものではなくポニーテールにしていた。

「その髪型、かわいいな。服装だっていつもとは違って新鮮な魅力があるよ」
「本当ですか!?よかったぁ…」

俺に髪型や服装を褒められた彼女の笑顔はとてもかわいかった。
いつもとは違う髪型や服装も彼女の違った魅力を引き出していたが、
笑顔だけはどんな時でも一番魅力的なものである。

「しかしすまないな、見たかったテレビ番組が終わるまで待たせて。
 今日は君の言う事を出来るだけ聞くと約束したのに…
 これじゃ君のしたい事が出来ないかも…
 君の誕生日だというのに俺のわがままを聞いてもらってすまない」
「別に見たい番組を邪魔してまで付き合わせたくはありませんから。
 そもそも提督業を行っている時だって、その時間になれば休憩してテレビを見るでしょ?」
「はは…」

時刻は午前十時の少し前。俺達二人は公園に来ていた。日曜だからか家族連れも沢山いる。

154せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて:2016/09/25(日) 19:23:49 ID:/I1fX8VM
「それにしても平和ですよねえ。まるで深海棲艦の脅威があるなんて嘘みたいです」
「君達が守っている平和だからな。俺だってもっと頑張らないと…」
「もう…仕事の事は忘れてくださいよ」
「ごめんごめん。今頃鎮守府のみんなも俺達に休日をって事で必死に頑張ってるはずだ。
 そんな彼女達に酬いるには俺達がゆったりと休まなきゃならないからな。
 さて…これから何をするんだ?映画を観に行くのか?」
「見たいアニメ映画はありましたけど、あまりにも大人気でこの日のチケットが取れませんでしたから」
「そうか」
「まあ動員数が百万人を越えた映画ですから中々チケットが取れませんよ」
「銭湯の女湯も今頃ガラガラだろうな」
「へ?」

俺の言葉の意味を彼女は理解出来なかったようだ。

「あ、それは同じ名前の別のラジオドラマだったか」
「んー、あなたって色んな事を知っているんですね」
「名前だけは知っているという程度のものも多いけどな。
 同名の作品を知っているのも四半世紀前にてつをがやっていたからという程度で内容は知らないさ。
 ところで映画が観れないとすると今日は何をするんだ?」
「とりあえずこの公園で運動しましょ。
 今までずっと鎮守府か出張所にいて体を動かしていませんでしたからね。
 頭で考えてばかりいると頭だけが疲れてノイローゼになっちゃいますから」
「そうだな。人間はいつかは死ぬという事だけが頭の中でぐるぐる巡ってノイローゼになった美少年も
 恋人である美少年キラーとの激しい夜戦で体を動かす事によってノイローゼから立ち直ったしな」
「な…夜戦…」
「あ、ちなみに同じくノイローゼになったつぶれアンマンの国王殿下は
 腹を空かせた巨大蛸の水槽に投げられて必死で逃げ回ってノイローゼから立ち直ったなあ」
「それ、何の話ですか…」
「後で教えるさ。それよりも運動するんだろ。
 俺は最近運動しなかったからか体の動かし方をあまり覚えてなくてな」
「まっかせてください!ちゃんとした体の動かし方をきちんと教えますよ。
 運動の後は伊良湖さんから教わった料理を食べさせてあげますからね」
「ああ、期待してるよ」

提督業ばかりしていて人間らしさを失い都合のいい機械のようになりたくはない。
俺はもう細かい悩みなんて考えるのをやめ、
俺を大切な人だと思っている大切な彼女と共に一日中戦いから離れた過ごし方をしたのだった。
 
 
―終―

155せめて進水日は一緒に穏やかに過ごしたくて 後書き:2016/09/25(日) 19:31:54 ID:/I1fX8VM
以上です
海外艦娘が日本語をスラスラと喋れるようにするため
鹿島に水着グラがなかったこともあわせて
水着を用意しなかった理由とかをそういう風に考えました
他の時にも特別グラがなかったのは忙しいという理由付けも
この世界線の提督の来歴的にこじつけました
今回は鹿島の教える人としての立場をフューチャーしたつもりですが
他の方々の方が目立っちゃったかも……
主となる艦娘だけでなく他の艦娘も描くと深みが出るでしょうが
バランスを崩すと主役の娘の影が薄くなってしまいます
そこは気を付けないと……

それではまた

156名無しの紳士提督:2016/09/25(日) 22:27:02 ID:ZIA.0uzM
    /||ミ 
   / ::::||
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   \ ::::||  
    \||

157名無しの紳士提督:2016/10/05(水) 15:37:09 ID:6Om5/d6g
久しぶりに見たら作品来てた、乙ん

さっき昼寝してたら艦これやってる夢を見て、木曾が「キソ。出撃するキソ」って言ってて目を覚ました

158sage:2016/10/05(水) 17:38:06 ID:q6RJRNIg
まとめwikiを18スレ950まで更新しました
18スレ豊作すぎて終わらないでち

> 138
現在ある長編ページの新作は追加している(筈)
提督×鹿島は長編ページ作ってもいい感じですが
先ずは現行スレに追いつくのを優先しています
暫くお待ち下さい

159名無しの紳士提督:2016/10/06(木) 21:04:31 ID:4v692Dno
秋月から自分はこれでも20歳だと聞かされた。
…なぜかはらはらと涙が出てきた。普段の俺なら合法ロリだと歓喜するはずなのに。

160名無しの紳士提督:2016/10/08(土) 00:13:30 ID:5AsVNuaE
鹿島がドロップするようになってもあんな難しい海域でドロップするんじゃあ昼の練習艦としての意味なくない?だってそこまで行ける提督ならもう練習艦が教えることなんて何もないからな!

…こうなったら夜の練習艦になってもらうしかない。

161名無しの紳士提督:2016/10/16(日) 00:06:25 ID:Rh0aF/Ak
最近優しく責めてくれるシチュに憧れてやまない
五十鈴が甘くパイズリしてくれるとか最高ではないか

162名無しの紳士提督:2016/10/22(土) 07:39:58 ID:3WP0rwS2
陽抜の陽炎の恋人になって不知火と不倫したい

16318-959:2016/11/01(火) 02:58:55 ID:9Z8AeCrQ
デ練度と言う言葉がありますね、練度が上がっていけばデレていく、何て素晴らしい言葉なんだ!
でも千代田は練度を上げても……

ちょっと待て何のために練度が155まで上がるんだ!
(デ)練度がまだ足りなかっただけだよ!
彼の人もこう言いました
「諦めんなよ、諦めんなよお前!どうしてそこでやめるんだそこで!もう少し頑張ってみろよ!
 ダメダメダメダメ諦めたら。周りの事思えよ、応援してくれる人達の事思ってみろって、
 あともうちょっとのところなんだから。俺だってこの-10℃のところ、しじみg(ry」
そんなエロくないお話です

164名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:00:09 ID:9Z8AeCrQ

【1】
「君が新しい艦娘だね、よろしく」

「水上機母艦、千代田です。姉の千歳がいつも迷惑かけてませんか?」
「いや、まだ居ないんだよね…」

【2】
「千歳お姉、危ない…!あっ…夢かぁ…」

【3】
「少しは千歳お姉に近づけたかな?」

【4】
「うん、これで勝てる、千歳お姉に勝てるかも!」

【5】
「千代田が一番?あら、お姉はちゃんとやっているかな?」

「だからまだ、居ないって……」

165名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:01:23 ID:9Z8AeCrQ
【10】
「千歳お姉の方に行かせるな!」
(守る相手は千歳じゃないんけど、必死にみんなを守ろうとしている)

「もう、これじゃ水上機運用が……」
(あまり無茶はしないで欲しいんだけど)

【11】
「うっっ、私が大規模修理…」

「千代田さん、今ドック空きましたよ」
「あっ…千歳お姉には黙ってて!お願い!」
「えっ、あっ……はい」

【12】
「千歳お姉くすぐったいよぉ…」
「また千歳の夢を見ているよ……起きろ―、起きろ―」

「って、提督、何してんの…?」
「秘書官を務めている時に眠っている君もどうなんだい」

【15】
「いよいよ水上機母艦から航空母艦にジョブチェンジよ!お姉、見てた?」


「あんた……早く見つけてあげなさいよ」
「探してはいるんだけど……」

166名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:03:00 ID:9Z8AeCrQ
【20】
「千歳です。日本では初めての水上機母艦な「おねえええええええ!」

「千歳おねええええ!探したよぉ!」

「…仲がいいんだね、二人とも…」
「そうですね、私も久しぶりに会えて嬉しいけどとりあえず落ち着いてね千代田」

【25】
「お姉ぇ〜お姉ぇ〜」
「はいはい」
「鎮守府に居る間ずっとくっついているんじゃないかって位だな……」
「いーのっ」

「そうね、あの時はあまり一緒に居られなかったわね」
「……」
「空母に改装された後は一緒に居られたけど慌ただしかったわね、でも今はゆっくり出来るわ」


「なるべく一緒に居られるようにしておくよ」
「やったぁ!」

「ところで提督、何かお飲みになりますか?」
「君の方は真昼間から飲めというのかい」

167名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:04:00 ID:9Z8AeCrQ
【30】
「空母としての千代田もいけるじゃない。千歳お姉、ちゃんと見てた?」
「大丈夫よ、しっかりやっていってるわね」


「…今度は、大丈夫だね」

【35】
「練度も上がってきた所で大規模な改装が出来るようになったよ、早速やろうか」
「ありがとう、これなら正規空母並みよね!」

【40】
「……起きろー、起きろ―」
「千歳お姉、そういうのは二人の部屋で…」

「って、何だ!提督なの?」
(いったい……何をしているんだ……?)

168名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:04:58 ID:9Z8AeCrQ
【50】
「提督、この艤装と迷彩は……」
「みれば分かると思うけど、あの時の改装をモチーフとした新たな艤装だ」

「より大規模な改修計画が整ったよ、これでもっと活躍できるね」
「これなら……あの時と違って…今度はレイテでも大丈夫!」

「そうね、マリアナのようにもいかないわ」
「あっ!お姉の分もあるの!?やったー!」
「自分の事より喜んじゃってるね」

【55】
「提督、お姉から、じゃなかった、司令部から連絡です」
「千歳とはいつも連絡してるよね」

「司令部とお姉どちらから確認しますか?」
「千歳の方はなんなの!?」

169名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:05:37 ID:9Z8AeCrQ
【60】
「…なんか作業が進まないな」
(どうも……千代田の事が頭から離れない……)

「なんでかな……」
(そう言えば……あの時は凄かったな……)

(「痛たたたたぁ…千歳お姉には内緒よ」)
(手に収まらない大きさに、大胆な黒)
「……」

「決してそこだけではないからな、うん、うんうん」

「直向きな所とかかなぁ……」
(……よく分からないけど……これはそう言うものか……)

170名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:06:45 ID:9Z8AeCrQ
【65】

「……」
(僕は君を見ているけど君に僕は見えているのだろうか)

「……提督?」
(どうしたらこの想いは伝わるのだろうか)

「提督、さっきから私を見つめてどうかしたの?」
「なんでも……ないよ」

171名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:07:47 ID:9Z8AeCrQ
【69】
「ふぅーっ、無事戻ってこれたわ」

「あの声はここ最近ご主人様が一番旗艦に選んでいるであろう千代田さんですぞー」
「いや、そんなことは……」
「お帰りなさいませ、千代田さ……」

「作戦は無事成功したわ、大分やられちゃったけど」
「ん……」
「お疲れ様、これまた派手にやられてるな……すぐにドックに」
「行ってくるわ」
「お山……たわわ……」

「さっきから呆けているけど大丈夫かい」
「アイェェェェェ……バルジリアリティショック……あれが軽空母?mjd?」
「……落ちついて」

172名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:08:55 ID:9Z8AeCrQ

【70】
「本当はやりたくはないけど……そう言う訳にもいかないか……」
『千歳、今すぐ来てくれ』


「提督、何か御用ですか?」
「敵母港の空襲を行う、長く難しい作戦だが千歳が居れば艦隊はまとまるだろう」
「分かりました、でもそれだと千代田は……」
「それも分かっている、でも千代田はすぐには出れない…」
「提督……」

「千歳にも辛い思いをさせてしまって済まないと思う」
「いいえ、大丈夫です、行ってきますね提督」

【71】
「お姉を守るためとはいえ、ちょっと無茶をしすぎたなぁ」
「これじゃ私がお姉に心配されちゃうじゃない……」

「ダメね、これじゃ、もっと強くならないとお姉は守れないわ」

173名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:10:00 ID:9Z8AeCrQ

【72】
「提督、千歳お姉はどこにいったかしら」
「千代田が入渠している間に千歳は遠征に行ったよ、これ以上開始を先延ばしには出来なかったからね……」
「えっ……お姉が…?」

【73】
「それでお姉はいつ帰ってくるの?」
「大体3日くらいかかるね」
「3日……」

「お姉が……3日も……?」



「おーい、おーい、千代田ー大丈夫かー」
「無理よぉ〜……大丈夫じゃないよぉ〜……」

174名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:10:41 ID:9Z8AeCrQ
【74】
「お……おねぇ〜…」
「はわわわわ、ぐったりしているのです」
「昨日からそうなってるね」

「お姉が……いないよぉ〜……」
「ちょっと遠征で3日居ないだけじゃないか」
「1時間でも長すぎるのぉ〜……」

「なんで一緒に行かなかったのです?」
「本当は一緒に行かせたかったけど…損傷が激しかったから細かい部分まで整備していてね」
「空母はメンテが肝心よ……」
「だから時間がかかって千歳と一緒に行きそびれちゃった」
「うぅぅぅ、う〜……足りないよぉ〜」

「千歳お姉が足りないよぉ〜」
「とっても、お姉さん想いなのです、見習いたいのです!」
「……ここまではならなくていいからね」

175名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:11:25 ID:9Z8AeCrQ
【75】
「うぅ〜……後2日も退屈ぅ〜…」

「じゃあ明日街の方に一緒に遊びに行こうよ」
「えっ……?提督と……?」

「いつも休みの時は千歳とどこかに遊びに行ってるじゃないか」
「そうだけど……」

「気分転換にもなるだろうし、ここに居るよりはいいと思うよ」
「…お姉の代わりにはならないわ……暇だから……付き合うけど」

「代わりにはなれないか……」
(分かっては、いるけどね…)

176名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:11:55 ID:9Z8AeCrQ
【76】
「お待たせ、提督」
「早かったよ、いつもと違う服だね」

「かわいいよ、千代田」
「なっ、何よ!それよりも早くご飯に行きましょ」

【77】
「じゃあ私はかつ丼と天丼と秋刀魚定食と……」
「ちょっと待ってそんなに食べるのかい!?」

177名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:13:35 ID:9Z8AeCrQ
【78】
「へぇー……鎮守府の近くにこんな店があったんだ」
「うん、千歳とはこの辺りには来なかったのかい?」

【79】
「あっ、これ可愛い!」
「じゃあ僕が買うよ」
「えっ、いいの?」

「千代田はいつも頑張っているからね、いつものお礼だよ」
「…ありがとう」
「こう言った事は、初めてだね」
「私も何か貰うのは始めてかな……お姉から以外は……」


「提督……大切にするね」

178名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:14:18 ID:9Z8AeCrQ

【80】
「結構……楽しかったわ、提督…今日はありがとう」
「そうだね、僕も楽しかったよ、明日には千歳も帰ってくるよ」
「……そうね」


「……提督」
「うん?」
「たまには……また、一緒に行っても……いいわよ」
「じゃあ、都合の付く日にまたね」





「たまには、か…」
(でも……嬉しいな)

179名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:15:26 ID:9Z8AeCrQ

【81】
(今度の休みは千代田と映画館だな)
「提督、なんだか楽しそうですね」
「えっ、そうかな」

「明日は千代田と一緒に映画、デートですね」
「えっ、いや、そっ、そんなんじゃ、と言うか、どこからその話を」

「最近、千代田が提督の事をよく話してくれるんですよ」
「千代田が?」
「ええ」

「明日は楽しんできてくださいね、おみやげ待ってますから」
「ああ……」

【82】
「あっ、提督!こんにちは!」
「ここで君と会うとは奇遇だね」
「はい!提督も休みだからここに?」

「千代田と待ち合わせをしてるんだ」
「千代田さん、今日も提督と一緒ですね!」
「そうだね……ん?」

「今日も?」
「ここ最近毎週の休みはいつも提督とお出かけしてるって噂ですよ?」
「そう……かなぁ……」

180名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:16:26 ID:9Z8AeCrQ

【83】
「提督、明日はお暇ですか?」
「明日は……予定はないかな……」
「それじゃあ明日は私と出掛けましょう」
「千歳と?」

「千代田が良くて、私は嫌ですか?」
「勿論そんなわけないよ」

「じゃあ、明日のお昼一緒にハイキングに行きましょう」
「……うん」
「明日が楽しみですね」

【84】
「母港の見える丘で、お弁当も素敵ですね」
「風もいいし、いつもより美味しいね」

「あっ…提督、向こうに千代田が見えます、おーい、千代田ー?」



「あれ?千代田、何か怒りながら走って行きましたね」

181名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:17:06 ID:9Z8AeCrQ
【85】
「誰かが呼んで……千歳お姉……!?なんで提督も……!?」

「なんで千歳お姉と提督が一緒にお弁当を食べてるのよ!」

182名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:17:51 ID:9Z8AeCrQ

【86】
「提督、今日は一緒に居られて嬉しかったです」
「そうだね」


「千代田だけじゃなくて、私もたまにはよろしくお願いしますね」
「……うん」

【87】
「ううーん……任務が更新されたのになんだか眠いわ……」
「千歳、無理はしなくていいよ、暫く横になっていればいいさ」

「……そうですね、ちょっと…お休みします……」
「そうするといいよ……ってそこは僕の膝で……」

「………」
「もう寝てるよ…」

【88】
「提督!ごめんなさい!お膝をお借りしてしまいました」
「大丈夫だよ、僕の方こそ無理をさせていたのかもしれないね」


「ちょっと気分転換に一緒に外を歩こうか」

183名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:18:50 ID:9Z8AeCrQ



【89】
「あっ、千歳お姉!……!?また、提督も……一緒に?」
(……?……胸が……苦しい…?)

「……どうして、提督がお姉と一緒に居るのかしら……」

184名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:19:28 ID:9Z8AeCrQ
【90】
「千歳はやっぱりね、気配りが効く所がいいよね」
「そうよね、千歳お姉のよさはそこに詰まってるわ」

「やっぱりケッコンするなら千歳のような女性だよなー」
「えっ、えっ?」
「千歳とケッコンしようかなー」
(……?)
「嫌よ!提督は千歳お姉に・・・お姉は渡さないもん!」
(……また……苦しい……)

「そっか、残念だな、じゃあ千代田と」
「いーやーよー!」

185名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:20:33 ID:9Z8AeCrQ
【91】
「そうそう千歳のいいところと言うとこの前千歳に膝枕した時だったかな……」
「えっえぇー!う、うそー!」

【92】
「千歳お姉が提督の膝枕で寝るなんて……許せない!」
(……?……痛い?なんだろう…これ)

「いやそれはだな……」
「言い訳なんか聞かない!」

「提督のお姉に関する記憶を塗り替えるわ!さ、膝枕を差し出すのよ!おやすみなさい!」
「いや待て待て待て」

186名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:21:03 ID:9Z8AeCrQ
【93】
「なんでこうなってんだろうね……」

「……んぬぅぅぅぅ……おねぇ〜……」

「……やっぱりかわいいね千代田は」

【94】
「提督、千代田を見かけ……あらっ、とても仲の良い事で」
「い、いや、そう言う訳じゃ……」
「………ふへぇぇぇ……ていとくぅ〜……」
「あらあら」
「…そうだろうね」

【95】
「千代田、最近提督ととっても仲いいわね」
「提督と!?そっ、そんなこと、あるわけないでしょ!」
「ちょっと妬けちゃうなぁ」
「おねえ!」

187名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:22:28 ID:9Z8AeCrQ

【96】
「まったくお姉も冗談が過ぎちゃうわ」

「……でも……」

(私は提督の事が好きなんだろうか?)

「そんなことあるわけ……」

(提督も、最近は)
(ふとした事があると頭に浮かぶけど、そういえば)
(提督とお姉が一緒に居た時……)

(これは……何?)

(もしかして、私は、提督を……いやそんなことは)
(でもそうだったら私が提督についてなんて気にする必要なんて)
(それに提督は千歳お姉の事が好きなんだしが私なんか……)

188名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:23:22 ID:9Z8AeCrQ
【97】
(私は一体どうなんだろうか?)
「私は千歳お姉が好きで……それで……」

(千歳お姉は多分提督の事が好きで、提督も千歳お姉が)
(でも最近提督はお姉より私を選んでいるような……)
(でも私なんて、お姉なんかより……)


【98】
(この前……千歳お姉が提督と一緒に居た時)
(胸が痛んで、苦しくて、今と一緒で、それはよく分からなくて)

(でも多分それは……)

(だから私は、提督の事を……)
(でも…もし…もしそうなったらお姉は提督を……)

「………」


(もう……よく……わからない……)
「う……うぅぅ……うあぁぁぁーっ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん………」





「千代田……」

189名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:24:06 ID:9Z8AeCrQ

【99】


「………」
「………」

「提督……」
「この指輪を受け取っては、貰えないだろうか」
「お気持ちは嬉しいけれど、千代田は……」
(これでいいの、これで……)



「……そうだな、いや、それで大丈夫だよ、無理になんて……言わない」
「ごめんなさい……」
(提督は私なんかより、千歳お姉の方が)





(なんで、こんなに、悲しいの)

190名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:25:15 ID:9Z8AeCrQ
【100】
「はぁ〜………」
(なんだか執務手に付かないな……)

「………」
(ちょっとフラれただけじゃないか、情けないなぁ僕は)



「………」
(やっぱり好きだったんだね、僕は……)

191名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:26:45 ID:9Z8AeCrQ
【105】
「もう夏も終わり、いよいよ季節は秋ね」
「じゃあ、千歳お姉、焼芋しようよ!秋はなんと言っても焼芋よ!私、お芋調達してくる!」


「これでいいかな?」
「うん、よく焼けているわ、みんなも呼びましょう」

【110】
「おっ、焼き芋だね」

「提督もいただきますか」
「いいのかい?もちろん貰うよ」
「一杯ありますからね、遠慮なくどうぞ」

「あっ、提督も来たんだ、はむっ」
「相変わらずよく食べるね千代田は」
「んー………、焼き芋おいしい!」

「そんなに食べて大丈夫かい千代田」
「ほらサツマイモを食べるとさ……出るものがさ」

「なにー?………あっ」
「出るものが……出たね」
「千代田……」

「………提督のバカー!」

192名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:27:53 ID:9Z8AeCrQ

【115】
「提督、千歳のチョコレート、差し上げますね」
「ありがとう、嬉しいよ」

「……少しビターな、大人の味です、うふふっ、提督にぴったりですね」
「………どういう意味だい?」
「どういう意味でしょうね?それとも……甘いのがお好きですか?」

「私だったらいつでもいいですよ?」
「……意地悪だね」
「負けられませんから」

193名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:28:29 ID:9Z8AeCrQ
【120】
「提督、千歳お姉見なかった?」
「千歳はさっき来たんだけどね、入れ違いになっちゃった」

「あっ、そう……し、仕方ない!じゃあ、これ、あげるっ!」
「…ありがとう」
(用意……してくれているんだ、僕の)




「……これ、手作りで、色々頑張ってて……きっとおいしいだろうな」
(千歳も同じものを、貰っているのかな……)

194名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:28:59 ID:9Z8AeCrQ
【125】
「千代田、少しずつ暑くなってきたわね、今年も夏が来るのね」
「もうすぐ夏かぁ、お姉は、水着とか買わないのっ?」




「………」
(千代田の水着か………)

「………」
(やっぱり凄いんだろうな……)

「………」
(ええい!集中できるもんか!)

195名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:29:52 ID:9Z8AeCrQ
【130】
「提督、千歳お姉見なかった?」
「いいや、今日は見てないよ」

「あ、そう、ふ〜ん、じゃあまぁあの…ちょっと疲れたから膝貸して、休んであげる!」
「なんでそうなるの!?」

【135】
「……」
「……また、だね…膝枕…」

「…ちとせおねぇ……」
(いつか君を手に取れる日は来るのだろうか)

「……ゆっくり……」
(君は僕の事をどう思っているんだろうか)

「………きてね……」
(いっそこの想いを捨てた方が楽なんだろうか)


「無理なんだろうね……それは」

196名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:30:24 ID:9Z8AeCrQ
【140】
「やっぱり千歳とケッコンしようかなー」
「だから嫌よ!提督は千歳お姉に・・・お姉は渡さないもん!」
(……あっ)

「そうだこの作戦書千歳に渡さないと」
「千歳お姉の方にはいかせないー!」
(やっぱり…取られたくない)

「……じゃあこの作戦書千歳に渡してきてくれ」
(どっちも……取られたくない!)

197名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:31:24 ID:9Z8AeCrQ
【145】
(いっぱい苦しんで、やっと分かった)
(ケッコンしたら千歳お姉がいなくなってしまいそうで断った)
(でもそうしたらいつか提督は誰かの元に行ってしまう)
(そうなってしまいそうで苦しい、今とても苦しい)

(その誰かはきっと千歳お姉、その時私はどうなってしまうのだろうか)
(何もなくなって、今よりもっと苦しい……)
(「千歳とケッコンしようかな」)
(そうなってしまったら、苦しい)


(…そう言えば、提督は私が断ったならなんで次に、千歳お姉とケッコンしないのだろうか?)
(「千歳とケッコンしようかな」)
(あんな事まで言って、私が嫌でも止める権利は無いし)

(きっと提督も、私のせいで悩んで苦しんで)
(お姉も多分、私のせいで……)

(自分が苦しんでいるのはただのワガママ、ちゃんと答えを出せない自分のワガママ)

(でも……そんなワガママで提督も千歳お姉も苦しめる事なんて出来ない!)

「だから、もう……これ以上後になんて出来ない!」

198名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:33:03 ID:9Z8AeCrQ

【146】
「提督!」
「千代田、いきなり飛び込んできて一体」
「提督は、誰が好きなの!」
「…千歳と千代田」
「千歳お姉か私一人にして!」
「それは、ちょっとできないかな」
「提督!」

「もう少しだけ、自分に素直になれる子が好きかな、今は、ほんの少し、ほんの少しだけ嫌い」
「……」

「私……私は…」
「やり残したことがあると思うんだ、話の続きはその後に」
「ちょっと、待ってて……すぐ戻るから!」

199名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:33:52 ID:9Z8AeCrQ
【147】
「お姉」
「千代田」
「大切な話があるの、とっても大切な話」
「うん、大丈夫、話して」

【148】
「私、提督の事が好き、千歳お姉と同じ位……」
「ずっと前から分かっていたわよ」
「……」

「ごめんね千代田、ちゃんと言ってあげるべきだったかもしれないわね」
「……ううん、いいの、私もやっと分かったから、それに私のせいでお姉も迷っていたと思うから……」
「そうね、あと少しで待てなかったと思うわ、ちゃんと…言ってくれて、私も……嬉しいわ」





「……でも」

200名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:34:45 ID:9Z8AeCrQ
【149】
「千歳お姉は……本当にそれでいいの?」
「…本当はね、ちょっとだけ苦しいの」

「私も提督の事、好きだから」
「おねえ……」
「でもね千代田、提督は私よりあなたの事の方がもっと好きなの」
「……うん」
「もうちょっとだけ、わがままになりなさい、妹の幸せを願わないお姉ちゃんなんていないの」

「千歳お姉、ありがとう……」

201名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:35:21 ID:9Z8AeCrQ
【150】
「どっちを選んで欲しいなんて言わない」
「………」
「もうちょっとだけ自分に素直になって欲しい、それだけでいいんだよ」

「だれも、千代田の事を嫌いになったりなんかしないよ」
「……うん」


「どうかこの指輪を……ケッコンしよう千代田」



「………ふつつか者ですが、どうぞよろしくお願いします!」

202名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:36:28 ID:9Z8AeCrQ
【151】
「……盛大に知らされているわね、私たちの事」
「まったくみんなどこから嗅ぎつけたやら」

「ケッコンカッコカリ式なんて、明後日だよ、みんな慌ただしいな」
「でもその割には随分と手際が良くないかしら」
「そうだね、もうドレスも用意されてて……」

「この瑞雲から投下されてた号外なんて発行まで1時間もかかってないわ」
「……なんでだろうね」

【152】
「……はい、これでよし」
「千歳お姉、ありがとう」
「よく似合ってるわよ、千代田」
「うん、これなら千歳お姉にもだれにも負けないわ」

203名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:37:01 ID:9Z8AeCrQ
【153】
「だけどね千代田、油断しちゃだめよ」
「えっ?」
「たとえケッコンしてもカッコカリ、油断してると奪われちゃうわよ」
「……おねえ」
「ふふっ、千代田なら大丈夫よ、ほら、みんなを待たせちゃだめよ」

【154】
「いよいよケッコンカッコカリ式ですね!」
「みんな待っていたのです!おめでたいのです!」
「まったく……なんで私たちが式の準備をしてたのよ……」
「その割には結構乗り気で準備を「し、してないわよ!」
「えー本日ついに骨肉の争いに終止符が打たれる日が来ましてー」
「それは違うんじゃないかな……」

204名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:37:40 ID:9Z8AeCrQ
【155】

『互いに愛することを誓いますか』


「誓います」


『それでは指輪を』




ケ・ッ・コ・ン・カ・ッ・コ・カ・リ

―艦娘と強い絆を結びました。―

205名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 03:39:23 ID:9Z8AeCrQ

うわぁ、なんだかすごい事になっちゃったぞ(長さが)
99で終わる所が155まで書いてるのだからこうもなりますね
あと書いてて思った、デレない、とにかくデレない
糖分高めにと思ったのに練度80でようやく少しデレてきました、お姉好き好きはいつまで経ってもブレません
そこも好きなんですけどね千代田

他の子のデ練度も見たいですね、誰か書いて欲しいですね
書いてください!お願いします!なんでもしませんけど!

206名無しの紳士提督:2016/11/01(火) 22:05:57 ID:mH6rEkXE
どれだけの期間をかけたのかはわかりませんが長ぇ…
とにかく乙です

207名無しの紳士提督:2016/11/02(水) 07:45:31 ID:Hg4hEX0I
乙でふぅ

20818-403:2016/11/03(木) 20:21:25 ID:E/HV4VJk
鹿島のSSが書きあがったので投下します

209好きな人の生まれた日に:2016/11/03(木) 20:22:51 ID:E/HV4VJk
こんにちは、練習巡洋艦鹿島です。本日は11月3日です。何の日かと言いますと……

「提督さん、今日も一日お疲れ様です。マッサージしますね」
「ああ、ありがとうな」
「うふふ…………提督さん、今日はごめんなさい」
「何だいきなり?」
「今日は提督さんのお誕生日でしょう。なのに私は何もしてあげられなくて…」

そう、提督さんのお誕生日です。でも今日も一日中お仕事でした。
それだけではなく、先月の下旬から毎日毎日休みなしで働いていた為に何もプレゼントを用意できなくて…

「秘書艦として充分に働いてくれたじゃないか。
 今もこうしてマッサージしてくれてさ…
 本当は疲れている君らに俺の方が何がしてやらないといけないだろうし」
「いえ、提督もとても働いてくれました。
 先月の後半、秋刀魚漁が始まってからずっと秋刀魚に勤しみ、
 その間にも横浜での鎮守府秋刀魚祭りにウォースパイトと一緒に行ったり、
 この鎮守府で地域の皆さんとの交流を深めるためにハロウィンのイベントを行い、
 祝日である本日にもこの鎮守府独自の秋刀魚祭りを行ったり……」
「ほとんど仕事を増やしたようなものさ。本来はやらんでもいいことだし」
「でもそのおかげで人々との絆も深まりましたから、
 提督さんのしてきた事はきっと間違っていませんよ」
「そうか…そう言ってくれたら俺も嬉しい」
「ふふ……思ったよりも元気みたいですね」
「ああ、忙しいっちゃ忙しいけど、何か嬉しい気がするんだ。
 せっかくの誕生日が潰れたとはいえ
 自分が必要とされてるからかそんなに嫌な気分じゃない。
 天気は30年前の暖かな日とは違い何だか少し寒かったけどな。
 嫌な気分の時というと、狙っていたキリ番を自分の慢心で逃してしまった時の方が
 後々まで引きずるくらい沈んだ気分だったさ」

私にはあまりわからない事ですけど提督さんにとってはすごく大事な事だったのでしょう。
人によってものの捉え方は様々です。
私が後悔するような出来事でも提督さんはそんなに後悔しないという事もあるでしょうから、
一概に小さな事とか大きな事とか思って決め付けたりしてはいけませんからね。
とりあえず軽口を叩けるという事で誕生日が仕事で潰れてしまった事はあまり気にしていないみたいです。

「でも無理しちゃいけませんよ。もし辛い事がありましたら、いつでも私が受け止めてあげますから」
「ありがとう」

提督さんはそう言いましたが彼は人に弱い部分を見せたりしたくないのか中々他人に甘えたりしません。
本当はなりふり構わず甘えたいんでしょうけど
立場があったり男としてのプライドが中々許さないのでしょう。
だから私からアクションを起こさないと……

210好きな人の生まれた日に:2016/11/03(木) 20:23:51 ID:E/HV4VJk
「……提督さん、マッサージ終わりましたよ」
「手間をかけてごめんな鹿島」
「いえいえ。じゃあ次は仰向けになってくださいね。
 これから特別なマッサージをしますから」
「ああ」

提督さんは言われるがままに仰向けになりました。
股間の部分に目をやるとテントを張っているかのようでした。
私は苦しそうだと思いすぐにズボンのチャックを下ろし、
トランクスの前のボタンも外しておちんちんを外に出させました。

「鹿島、一体何を!?」

いきなりの事に提督さんは驚いたようです。

「おちんちんが苦しそうでしたから楽にしてさしあげました。……まだ苦しそうですね」

提督さんのおちんちんは普段はとっても可愛らしい小さいサイズですけど
勃起したときは普段よりもとても狂暴そうな大きなサイズになります。
でも今のおちんちんはいつも以上に大きくて本当に苦しそう……

「提督さん、おちんちんは綺麗ですか?」
「おしっこする時はいつもちゃんと皮を剥いてるよ」
「わかりました。それでは今から楽にしてあげますから、提督さんはじっとしてくださいね」
「何を……ッ!?」

私が提督さんのおちんちんの皮を剥いて口の中に咥えた事に大変驚いたようです。
私は気にせずにおちんちんをねぶりながら唾液で濡らし、睾丸をマッサージしました。
私はマッサージが得意で、色々なマッサージの本を読んだりしています。
睾丸マッサージの本についても読んだ事がありますが
さすがに実践するのは初めてです。上手く出来るでしょうか……

「へーほふはん。わっはーひひほひひひ…」
「ん…………気持ちいいのか悪いのかよくわからん」

提督さんは上手く喋れなかった私の言葉の意味を察せたようです。
一番大事な所を妻であるとはいえ他人に委ねるのは初めてですから
マッサージとはいえ不安な気持ちになるのもわからなくもないです。
とりあえず痛くはないようなのでこのまま続けてっと……
あ、そうだ。今日は11月3日でした。だからこうやって……

「はあっ……」
「鹿島……」

211好きな人の生まれた日に:2016/11/03(木) 20:24:29 ID:E/HV4VJk
パチンパチン…

「ボタンを開けて一体…………ううっ!?今度は胸で…」

そう。上着とグレーのブラウスのボタンを外しおっぱいをさらけ出し、
それでおちんちんを挟みました。いわゆるパイズリというものです。
今日はサンドウィッチ伯爵が生まれた日。
だから私のおっぱいで提督さんのおちんちんを挟んでサンドイッチにしちゃいました。
……色々と怒られちゃいそうなのでこの辺にしておいてっと。

もにゅっ、もにゅっ、もにゅっ

「うふふ、私のおっぱい、暖かくて気持ちいいでしょう。
 提督さんの先走ったお汁がどんどん溢れてきますよ」

最初は私の唾液で濡れていただけだったおちんちんも
提督さんの我慢汁も合わさって凄くヌルヌルと滑りがよくなりました。
私は一気にペースを上げました。

「鹿島っ!そんなに速くしたらもう……っ!」
「もう射精しちゃいそうですか?いいですよ。好きな時に射精しちゃってください」
「だけど…」
「我慢なさらないでいいですから……んっ!」
「うああっ!?」

私の言葉を聞いても提督さんは我慢しようとしていたので
おちんちんの先っぽをパクっといっちゃいました。効果は抜群でした。

ドロッ

私のおっぱいとお口の中でおちんちんが震えながら
私の口の中を温かなドロドロとしたものが満たしていきました。
私は口を放すまいと耐えながら提督さんの睾丸を優しく揉みました。
パイズリしながらなので体勢的に少し無理がありましたけど、
それでも提督さんに気持ち良くなってもらおうと出来る限り頑張りました。
どれだけ経ったのか。射精はいつの間にか終わっていました。
私は口内に溜まった精液を零さないようにおちんちんから放し、
改めて口の中のものを感じました。
……凄く濃厚で、たくさんの量……
それは今までにない程の量でした。
最近はエッチしていなかった事や睾丸をマッサージした事……
色んな要因が混じってこんなにたくさん出たのでしょう。
私は口内に出されたものを少しずつ飲み込んでいきました。
いつも以上に濃厚なので飲むのに苦労しましたけど
たくさん出して気持ち良くなってくれた事が嬉しくて自然と全て飲み込めました。

212好きな人の生まれた日に:2016/11/03(木) 20:27:05 ID:E/HV4VJk
「………ふぅ…………」
「あぁ………鹿島………」
「…提督さん、気持ち良かったですか?」
「……凄く気持ち良かったよ……」
「そうでしょう、とてもたくさん出てましたから。
 でもとてもドロドロでしたよ。あんまり溜め過ぎたらいけませんよ。
 ……射精したというのにまだこんなに大きい……
 提督さん、次はこっちで気持ち良くなってくださいね」
「鹿島っ…」
「提督さんは何もしなくてもいいので私に任せなさい!」

私はいつの間にか濡れていたパンティのクロッチの部分をずらし、
提督さんの勃起していたおちんちんに跨がり、
膣口と鈴口をキスさせながら一気に腰を落としました。

「っああ…」
「あんっ!」

提督さんを受け入れた時におちんちんが赤ちゃんのお部屋を刺激したせいか軽くイッちゃいました。
でもここで止まってはいけません。提督さんをもっと気持ち良くしてあげないと……

「提督さん、それじゃ動きますね。射精しそうになったら我慢なさらず、
 好きな時に思いっきり出してくださいね。」

そう言って私は腰を激しく動かしました。最初から全力です。
提督さんに気持ち良くなってもらう為に小細工抜きです。

パン、パン

部屋の中を乾いた、でも少し湿り気のある、そんな音が響きました。

「提督さんっ、提督さぁんっ!」
「鹿島っ…」

私の動きはもう搾り取る気全開でした。提督さんも相当溜まっていたからか、
一度射精したというのにそんなに時間がかからずに再び射精しそうでした。
私は最後の一撃といわんばかりの強烈な刺激を与えてあげようとしました。が……

213好きな人の生まれた日に:2016/11/03(木) 20:28:21 ID:E/HV4VJk
「鹿島ぁっ!」
「えひゃう!?」

同じタイミングで提督さんの腰が跳ね、
鈴口と子宮口が激しくキスしました。
その衝撃で私は目の前が真っ白になったような気がして、
不思議な感覚にとらわれました。

「…あ…ぁ…提督…さ……」

私はそんな感覚の中で必死に意識を手放さないようにしました。
その中で私のおなかの中で激しく律動しながら熱いものが叩き付けられる感覚…
赤ちゃんのお部屋が精液で満たされていく感覚、
それを感じながら愛する人との子供を胸に抱く幻影を見ていたのでした……

214好きな人の生まれた日に:2016/11/03(木) 20:29:53 ID:E/HV4VJk
「……島………鹿島……」
「…………え…………提督…さ…」
「鹿島!」
「っ、て、提督さん!?」
「鹿島、大丈夫か!?」
「提督さん!?だ、大丈夫…です……」
「よかった……気を失っていたみたいだから心配した……」
「気を失っていた……心配かけてごめんなさい……」

どうやら私はイッちゃったせいで少し気を失っていたようです。
提督さんに処女を捧げながら童貞を頂いた時にはこんな事はありませんでした。
お互いに馴れてきたという事でしょうか。
もしかしたら欲求不満だった事もあるのかもしれません。

「……提督さん……ごめんなさい……」
「鹿島?」

私は謝りました。提督さんに心配させてしまった自分の不甲斐なさを感じながら。

「いや…気にしなくていい。君の顔が満たされた感じだったから…」

そんな私を提督さんは優しく受け止めてくれました。
優しいというよりは甘いといった方がいいかもしれませんけど……
でも好きになった人がそういう人でよかったと私は改めて思ったのでした。

215好きな人の生まれた日に:2016/11/03(木) 20:30:26 ID:E/HV4VJk
「ありがとうございます……ところでこの体勢は…?」

気が付くと私は提督さんに組み敷かれている感じでいました。

「君が俺を気持ち良くしてくれるって言って自分で動いていたけど、
 俺が気持ち良くなるには俺が動くのが一番だと思ったんだが…」

迂闊でした。私は提督さんに気持ち良くなってもらおうと頑張ったつもりでしたが、
提督さん自身に好きにさせてあげる方がいいという事を完全に考えていませんでした。

「いいですよ。好きなようにしてください。
 今日は私の体で好きなだけ気持ち良くなってください」
「君がそう言うのならそうするよ」

今日は、と言いましたけど本当はいつでもいいんです。
大好きな人が私の体で安らぎを感じてくれる。
それが私の心の安らぎにも繋がるんですから。

「しかし…制服のクリーニングが大変だなこりゃ」

そう、今思ったのですが私達は制服を着たままエッチしていたのでした。
いくら明日から変える予定だったとしてもこれはちょっと…と思ってしまいます。

「でもこうなっちゃったら着たままやりましょう。いつもと違う興奮がありますよ」

ここまで来たのなら行き着くところまで行っちゃってもいいでしょう。
そう思いながら私はこんなエッチな女の子にしてくれた人ともっとエッチな事をするのでした。
 
 
―終―

21618-403:2016/11/03(木) 20:31:33 ID:E/HV4VJk
以上です
誕生日の日は鹿島のような可愛い女の子に祝って欲しかっただけの人生でした
大鯨や鳥海でも可

217名無しの紳士提督:2016/11/05(土) 08:18:36 ID:kIiSc4mU
お疲れさまでした。

218名無しの紳士提督:2016/11/05(土) 22:08:22 ID:kp8534K6
乙です

2196-632:2016/11/10(木) 18:44:15 ID:i7kr/qxo
ええっと
皆様に事前許可をとりたく久々にレスします
当方別のスレというか創作系サイトでも艦これのSS書いてるのですが
私が過去に投稿した作品を元に再構築した話しをそちらに投稿しようと思います
一応ハンネが違うので皆様の許可を頂きたいです

こっちにもプロトタイプ的なの投稿しようと思いますので宜しくお願いします

220名無しの紳士提督:2016/11/11(金) 04:43:36 ID:OJ3XCnzw
荒れないように考慮してありゃいいんじゃね(´・ω・`)

221名無しの紳士提督:2016/11/11(金) 22:43:12 ID:KYrI4o2A
艦これSSに限った話ではありませんがエロパロ板と他の場所で同じ作品を投下した人もいましたし
(他の場所ではエロパロ板にも投下しましたとか注意書きがあった)
ご自身の作品なら別に許可を取る必要はないでしょう

222名無しの紳士提督:2016/11/14(月) 07:48:45 ID:imzH3pZU
>>216
乙!
また書いてね!

223名無しの紳士提督:2016/11/16(水) 23:19:21 ID:YuZlhTVk
隼鷹って飲んべえで一見大らかなのに、はだけるとすごく恥ずかしがるのが良いよね

224名無しの紳士提督:2016/11/18(金) 21:45:33 ID:.hAQT1UI
サラトガがどいだけ凄い艦か

WW2で最も多くの艦載機を離着艦したレコードホルダー
(つまり現時点で世界記録 )

最初から最後まで生き残ってる
戦果としてはエンタープライズに劣るけど、きっちり活躍し続けた縁の下の力持ちな強者

225名無しの紳士提督:2016/11/19(土) 00:32:12 ID:yPL2ox7s
サラトガ「私の上を通り過ぎて行った男(艦載機)たち」

226名無しの紳士提督:2016/11/19(土) 12:46:07 ID:Rr9C1.uM
サラトガは完全にパイズリホールネタ仕様な服と一瞬で理解してしまった

227名無しの紳士提督:2016/11/19(土) 22:00:57 ID:Y5iIJ1Og
雲龍のライバルか

228名無しの紳士提督:2016/11/19(土) 22:01:29 ID:ZG9B8WB.
雲龍のライバルか

229名無しの紳士提督:2016/11/20(日) 03:15:16 ID:AvFRkgY.
ただいま提督・・・遠征、終わったよ。
港まで迎えに来てくれてありがとう。雨が降ってるのに、嬉しいよ。
傘、僕のも持ってきてくれたのかい?
あいあい傘でもよかったのにな・・・・ううん、なんでもない。さあ帰ろうか。
遠征の首尾なら問題ないよ。外洋任務ばかりで時間はかかるけど、もう慣れたものさ。
・・・こうして並んで歩くの、久しぶりだね。
ケッコンしてから、しばらく経ってからだね。提督が僕を遠征に出すようになったのは。
秘書艦の仕事ばかりだとせっかくの腕がなまるだろって、たしかそう言ったんだ。
僕は反対したよね。ずっと提督のそばにいたい。提督と僕のにおいが染みついた執務室から離れたくないって。
違うよ。責めてるわけじゃない。
秘書艦業務をなるべく多くの娘たちに経験させて鎮守府システムの円滑化を図る、だったよね。
うん、とっても大事なことさ。それに異論はないよ。
でもね・・・・最近、みんなの僕を見る目がおかしいんだ。
遠征と遠征のわずかなあいだ、補給しているとね、僕のことを、なにかかわいそうなものでもみるかのように・・・・・。
気のせい?
ううん、そんなことないよ。僕にはわかるんだ。わかるんだよ。
今だって・・・・・わかってる。
雨が降っていれば、気づかれないと思ったんだね・・・・・・。
提督の体から、別の娘のにおいがする。今までよりずっと濃い。
外で出迎えてくれたのだって、きっと報告のために執務室に来られるのが嫌だったからだよね?
僕と提督だけの場所だったのに・・・・・もう、違うんだね・・・・・。
あっ・・・待って提督! 行かないで! そうじゃない、僕はただ・・・・!

・・・・まだ僕を愛してるか、知りたかっただけなんだ・・・・

230名無しの紳士提督:2016/11/20(日) 03:18:37 ID:AvFRkgY.
時雨スキーが深夜のテンションで妄想するとこうなる悪例

231名無しの紳士提督:2016/11/20(日) 07:57:10 ID:aK2nl7RI
提督「あぁ時雨、もちろん私は君を愛してるよ
    ただし

    私は他の娘も、同じぐらいに愛してるんだ・・・いいかい?」

232名無しの紳士提督:2016/11/20(日) 13:06:05 ID:vpS3GvNk
提督「今夜・・・・・・おいで、夜戦しようか……みんなと一緒に」

233名無しの紳士提督:2016/11/20(日) 14:19:45 ID:AvFRkgY.
時雨「提督・・・・そういうことはせめて僕の艤装を解いてから言うべきだったね・・・・
    君には本当に・・・・失望したよ」

    チャキ

234名無しの紳士提督:2016/11/21(月) 12:42:52 ID:q6d3FtnU
提督「私は総てを愛している!」

提督「我が愛は破壊の慕情、愛でるためにまずは壊そう」

235名無しの紳士提督:2016/11/23(水) 10:25:45 ID:IWHk05JE
サラの中破ポーズが後ろからぶち込んみつつ、前で挟ませて出せなきゃ咥えさせる陵辱ものにしか見えなくなってきた

236名無しの紳士提督:2016/11/23(水) 19:31:53 ID:hpSItLms
精液ソムリエ、ザラ


あ、酒飲みはポーラだったな

237名無しの紳士提督:2016/11/30(水) 01:25:55 ID:nSIR0KF2
今回のイベント改白露と神風型の新艦がいるんだったか……
そういえば神風のSSってwikiにはまだなかったけどないのかな?

238名無しの紳士提督:2016/12/07(水) 07:17:26 ID:n0mkSOCo
山風で一本書きたいな

239名無しの紳士提督:2016/12/10(土) 07:06:42 ID:tnJnea46
>>238
ぜひともよろしく。

240名無しの紳士提督:2016/12/14(水) 00:47:51 ID:Yde./rH.
小ネタ投稿します
艦娘に手を出し過ぎた結果……?みたいな台本形式です

241小ネタ 艦娘の報復:2016/12/14(水) 00:48:59 ID:Yde./rH.
江風
「ほれほれ〜、今ならあたしのパンツ見せちゃうぞ?
 そこにしゃがめば目の前で見せてやるぞ?
 ほら、江風様のパンツが見放題なんだぜ?
 見てみたいだろう? ほらほら」

→見たい
 断る

江風
「へへっ、引っ掛かったな!」

江風、提督の顔面に尻を押し付ける

江風
「どうだ提督?
 駆逐艦の尻に顔を埋められた気分は?
色情魔とは聞いていたがこうも簡単にいくとは……
お前に手籠めにされた艦娘の仇だ」

江風、提督の顔面にパンツ越しに尻を押し付ける
密着したパンツ越しの尻にうめくだけの提督に向けて江風が口を開く

江風
「いい気味だ。このまま情けなくとろけちまいなよ。
 提督ともあろうものが駆逐艦に尻でもみくちゃにされるとはね。
 右に左にむにゅむにゅと、かっこ悪いったらないね
 それになにおちんちん大きくしてるのさ、そんなに気持ちいいのかい?
 変態、ロリコン、このまま頭ばかになっちゃいなよ」

しばらく座ったままの提督に尻を押し付け続ける江風
やがて徐々に息が荒くなっていくのを感じながら声を出す

江風
「そんなに気持ちいいんだったら、そのまま床に倒れてみたらどうだい?
 そしたら顔の上に座って、もっと押し付けてあげないこともないけど?」

242名無しの紳士提督:2016/12/14(水) 00:49:36 ID:dPbzXCck
宜しく頼むわ ④

243小ネタ 艦娘の報復:2016/12/14(水) 00:50:27 ID:Yde./rH.
→喜んで
 プライドが許さない

提督が仰向けに倒れ、その顔の上に江風が座り込む
思った以上の勢いだったが、江風の調子は収まらない

江風
「どうだい変態男、女の子に顔に座られた気分は?
 あたしから見れば無様なことこの上ないよ
 じゃ〜あ、そろそろ仕上げと行くか」

海風
「そうしましょう、無理やり襲われた艦娘たちの無念を晴らします
 無理やりされることの屈辱を教えてあげます」

どこからともなく唐突に聞こえてきた海風の声
江風に顔面騎乗され、視界を塞がれたままの提督の逸物の上に何かが乗る
海風が勢いよく座り、提督の逸物をきっちりお尻の下に下敷きにしてくる

江風
「も〜う逃げられないぜ!
 お前の弱点は海風の姉貴のお尻の下なんだからな。
 海風の姉貴の尻はいいぜぇ? 柔らかくて、あったかくてさ」

海風
「もう、やめてよ江風!
 でも提督、江風の言う通りです、もうあなたに逃げ場はありません。
 あなたに手籠めにされた子たちの無念、晴らさせていただきます!」

海風の声と同時に両者が勢いよく提督の上で腰を振り始める
顔にも股間にも柔らかい尻を押し付けられ、瞬く間に提督は正気を失っていった

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

江風「……っていうのを考えたんだけどさ、どう?」

海風「こ、これは江風が勝手に――」

提督「お前らは人を何だと思っとるんだ。出撃するぞ、出撃だ」

江風「あ、提督顔赤いよ? 何なら山風も混ぜる〜?」

提督「バカたれ」

END

244小ネタ 艦娘の報復:2016/12/14(水) 00:51:38 ID:Yde./rH.
以上です
逆レイプとは言わないまでも、フェチ要素のあるS女っていいよね

245名無しの紳士提督:2016/12/15(木) 17:40:07 ID:FqkzIzjg
こんなもんかな乙

246名無しの紳士提督:2016/12/18(日) 13:13:18 ID:B9EFRG8E
秋月を犯しに行こうとして、気がつくとなぜか自室で弾の入った拳銃を口に入れていた件。

冗談はさておき、秋月型の清浄さってすごいと思う。犯したり同意なしにセクロスするくらいなら自分が死ぬ!って思わせるもの。

247名無しの紳士提督:2016/12/18(日) 20:13:45 ID:GnUwWfMs
オマイの頭の中で思わせるてるのはわかるが
俺は他者の頭の中までは見れないんだ
わるいが小ネタで1つ、投下して呉多摩へ

248名無しの紳士提督:2016/12/19(月) 10:51:47 ID:rZWYUygA
呉で多摩となんだって?

249名無しの紳士提督:2016/12/19(月) 15:17:17 ID:J0ZMWSYU
最近は鹿島(サッカーチームの方)の映像を見聞きしてると変な気持ちになるって話をよく聞くな。そりゃあ鹿島が集団でよってたかって「玉」を蹴り上げたり奪い合ったりする映像を見れば変な気持ちにもなるだろう。

250名無しの紳士提督:2016/12/19(月) 20:15:44 ID:biD8QNwA
秋月姉妹はあのイラストの影響か、微エロとかラキスケとかと相性が良いと思うんよ

2511/ 第1回、艦むす対抗サッカー:2016/12/20(火) 04:49:23 ID:HAfHlN8Y
ナウンサー 『さぁ、突然思いつきだけで始まりました
      全国350万、艦コレファンお待たせの
      艦むす対抗サッカーして呉大会、決勝戦です』

解説  『解説、多摩です。 玉じゃないにゃ』

―――
(アナウンサーと解説は、『』で表示)
―――

2522/:2016/12/20(火) 04:52:13 ID:HAfHlN8Y
『さて多摩さん、決勝戦は夕方4時開始ですが
鹿島あんたらーズ Vs 長良型ロングランパスええど
どちらのチームが、有利だと思われますか?」

「鹿島は、遠洋で大活躍、海外艦でも世話するにゃ
長良型は、遠征が得意で、旧型でも低燃費にゃ」

『ええと……それは……つまり……はぁ……
それですと、海外艦Vs日本艦 と考えれますね?』

『細かい説明は苦手だにゃ』

2533/:2016/12/20(火) 04:56:20 ID:HAfHlN8Y
―――試合前半38分、チーム長良型のゴール前―――

 ズドーン ”ピ〜〜〜”

『ごおぉぉぉる! ワーワー
鹿島のシュートが決まりました、さぁ決めたのは?』


「グーテンターク 決めたのは
ビスマルク型戦艦のネームシップ、ビスマルク
よおぉ〜く覚えておくのよ」

「凄いです、ビスマルクお姉さま」
「ううん、貴女が付いて来てくれたからよ
ありがとう、これならまた戦えるわ」

「全然そんなことないよー! アシストか、苦手だし」


『いやぁ、素晴らしい突破でしたね
ディフエンダーの第61駆逐隊も頑張ったのですが
どうですか解説の多摩さん?』
『あのコンビに進撃させたら
二人だけでも大西洋にだって、突入できるのにゃ!』

2544/:2016/12/20(火) 04:59:48 ID:HAfHlN8Y
―――試合前半40分、戦場の中央―――

『さぁプリ子がドリブルで突進
第61駆逐隊が包囲する
おっ、秋月が出てきたッ』

「制空権は渡しませんッ!」バババ
「はぁ…やられちゃった。すぐ取り戻すから」

『あの……多摩さん……制空権ってなんですか?』
『玉の事にゃ、猫じゃないにゃ』

『……ふぅ……
おっと、秋月からパスが…照月ヘ
そしてロングパスが、長良に…………通ったぁ』

「よしきたー! 任せといて!」ダダダ
「逃がさないわよ……甘く見ないで!」ドドド
「遅い! 全然遅い!
長良の足についてこれる?」ダダダダ

『うわ〜長良のドリブル、早い早い
ビス子、舵の故障か? グルグル廻りだした
さぁキーパーのサラトガまで、残る守備は2人だっ』

2555/:2016/12/20(火) 05:02:59 ID:HAfHlN8Y
「サラの子たち、お願いします!」
「通商破壊、やれるさ」

『おおっと、彼女の子供ではないが
マースとマックスのZ型コンビが
長良を、通称右山コーナーへと追い込む
マースがボールを破壊、……いや訂正、奪った
すぐさまパスを…マックスへ』

「これは、確かにいい装備ね」

『あの…多摩さん……いい装備って、なんですか?』
『玉の事にゃ、猫じゃないにゃ』


 ”ピ〜〜〜”
『おおっと、ここで前半終了の笛です
決勝戦の前半は
鹿島あんたらーズが、1点先制
長良型ロングランパスええどは、無得点です』

2566/6:2016/12/20(火) 05:17:47 ID:HAfHlN8Y
―――前半終了の休憩時間、チーム長良型のベンチ前

「もっと鍛えておけば…悔しいっ……イッ、イタタ、脚が……」

「どうしたんだ、長良キャプテン」
「あぁ提督カントクですか……軽い筋肉痛です…」
「だめだぞ無理は
後半は後退……いや、交代しなさい
さ、脚を出せ…そうだ」 モミモミ
すみません。 ちゃんと体調、直しますね……」

「あと提督カントクは長いから
呼ぶときは、提督だけにしなさい
今度提督カントクって言ったら、脚だけじゃなくてオッパイも揉むぞッ」

「は、はい………………ててて提督カントクぅう♪」
「……馬鹿やろう……後で俺の部屋に来いッ」

「はい♪ はい♪ ハ――イ♪」


「ふぅむ、さて……それにしても後半は旗艦交代か
誰にするべきか……どうしたらいい、秋月?」
「ふふっ、提督。 後半戦はナイターですよ」
「そうかッ、彼女を呼んでこいッ」

「川内、参上。 夜戦なら任せておいて!」



―――つづく―――(要望があればネ)―――

257名無しの紳士提督:2016/12/20(火) 05:53:12 ID:HAfHlN8Y
>>246-250
詳しく、後半の参考にするやもしれん

258名無しの紳士提督:2016/12/20(火) 16:12:26 ID:WitPjLMI
多摩は夜戦の際に必ず首筋に噛みついてくるんだが…

259名無しの紳士提督:2016/12/21(水) 00:35:14 ID:FxaUnUew
猫は気持ちよすぎると甘噛みするからね

260名無しの紳士提督:2016/12/21(水) 12:55:51 ID:bleZTMwI
あるいはその夜戦、多摩の方がリードしてるんじゃなかろうか?首筋への甘噛みって優位に立っていることを示す自慰…ではなく示威行為ともいうし。

261名無しの紳士提督:2016/12/21(水) 14:32:53 ID:sM63drFU
>>257 乙
俺の多摩は服を着たがらないんだ

262名無しの紳士提督:2016/12/21(水) 17:14:04 ID:QwPiLF.6
秋月は夜戦は提督の家が自宅でやらないと嫌がる。

秋月「だってその…どちらかの家でやれば浮くじゃないですか…ピンク色のホテルのお金とかが」

263名無しの紳士提督:2016/12/21(水) 23:13:23 ID:oiB1eZGQ
照月は汁っ気多くて、ちょっとした刺激ですぐ噴いちゃうので
自宅だと洗濯が大変になりそう

264名無しの紳士提督:2016/12/21(水) 23:38:47 ID:n9KNs2jk
照月「どうして姉さんたちはわざわざホテルに行くんでしょう?うちで寝ればタダなのに…」

初月「姉さん、うちは部屋が2つしかなくて片方は僕たちの寝室でもう片方はお茶の間なんなんだけど…」

265名無しの紳士提督:2016/12/22(木) 00:10:57 ID:SuXNvbj2
寝る時はちゃぶ台を上げて布団3つ敷いて川の字説

266名無しの紳士提督:2016/12/22(木) 09:06:24 ID:br0NfM16
>>265
提督「布団が3つって、俺はどこで寝ればいいんだ?」


秋月「私達の、誰かの上へ好きなように重なってください」

照月「私・・・濡れやすいから、できるだけ先にお願いしますね・・・」

初月「僕は・・・姉さん達の後でいよ・・・ハァハァ」

267名無しの紳士提督:2016/12/22(木) 09:21:51 ID:1LOcN3Ac
吹雪「自然に見えるパンチラを隠そうとする性的な感覚って売女みたいなものじゃないですか」

268名無しの紳士提督:2016/12/22(木) 14:16:37 ID:1LOcN3Ac
ヴェールヌイが一週間に求めるセックスの回数は16回です。

269名無しの紳士提督:2016/12/22(木) 14:55:36 ID:b4M2R/jA
>>267 その吹雪は退役後にアニメ映画の監督として大成しそう。

>>262 あと、秋月姉妹ハウスは壁が薄くて音が漏れるってのもありそう。秋月はある日夜中に自家発電をした翌朝は決まってお隣に住んでる男の子が疲れた顔をしていることに気づく。しかしどうして疲れているのかまでは男心にウブでピュアーな秋月にはわからない。みたいな1幕もありそうだ。

270名無しの紳士提督:2016/12/22(木) 15:21:09 ID:OOBV6IUA
>>268
最低でも1日二回…

271名無しの紳士提督:2016/12/22(木) 17:08:54 ID:3e.QzsB.
暁は一週間に20回
雷は一週間に12回
電は一週間に8回

何の回数かって?ヒントは>>268だよ

272名無しの紳士提督:2016/12/23(金) 01:02:54 ID:WlzRSgCE
今から5分ぐらい後にSS投下を開始します、抽象的なエロ

一応、前回のあらすじ

・その日の夕方、呉鎮守府で、サッカー試合の前半戦があった
・多摩が慣れないながらも解説者
・第61駆逐隊がそれなりに活躍した

2731/ たまの甘噛み:あったかくして呉:2016/12/23(金) 01:15:34 ID:WlzRSgCE
 
「うぉぉ〜〜降る降る、こりゃ時雨じゃないな」

 俺は雨中で、独り言を漏らしながら
宵闇に包まれた提督宿舎へと走り、自室に入ると
雨にずぶ濡れな服を全部、急いで脱いだ。

 窓の隙間から入ってくる夜風が、肌に冷たい
(灰ヶ峰だと、雨が雪になってるかもしれないな…)

 そのまま明かりも点けずに、タオルで身体を拭くと
素っ裸のままで、薄暗い寝台へと直行する。
(おや……布団のすみっこが膨らんでるな……ふふっ)

 布団を捲る
昨夜と同じように、彼女が丸くなって裸で寝ていた。

2742/:2016/12/23(金) 01:17:10 ID:WlzRSgCE
「ン……おつかれにゃあ」
「ただいま、多摩ちゃん」
「提督ぅ……かたづけは終わったのかにゃ?」

「あぁ、試合の後半は来年へ延期になったからね
今頃残ってるのは
第61駆逐隊の娘だけと思うな」

「それは、雨降りなのに可哀相にゃ」
「あぁ、もちろん後で彼女達の所へ行くつもりさ
でも今は
慣れない仕事を頑張ってくれた娘と、な?」

 俺は布団へ、堂々と潜りこんだ
すぐに温かい身体が、俺にすり寄ってくる。

「ふふ……冷たい身体だにゃ」
 彼女の細い腕が、背中へと絡みついてきた
ほぼ同時に乳房の柔らかさが、胸へ当たり
女の子の良い匂いが、鼻をくすぐってくる。

 俺も、笑顔な彼女を抱き締めて重なると
夜戦を勇猛果敢に、開始した。

 ひとしきり嬉しそうに混乱する、彼女

 俺は、その熱い内側へも潜り込んで
思うがままに、たっぷり暴れて喜ばせると
熱いものを至近距離で、直接に浴びせた―――。

2753/:2016/12/23(金) 01:19:10 ID:WlzRSgCE
「ふぅ……良かったよ、多摩ちゃん」
 俺は射精後の余韻に浸りながら
腕の中で喘いでいる彼女の、丸い背中を撫でた。

 その汗ばんだ身体は、まだまだ熱く
ドキドキした鼓動が、掌から伝わってくる。

「ハァハァ……ありがと……フゥ……でも…提督ぅ」
 俺の方へ
彼女は上気して気持ち良さげな、顔を向けてくる
薄い桜色の唇が、妖しく開いた
(キス……かな?)

 彼女は突然、首筋に噛みついてきた
ぜんぜん痛くないが
身体の芯へ、ゾクリとした快感が走っていく。

「多摩を、ちゃん付けで呼ぶのはやめてほしいにゃ
なんか…
違う感じがするのにゃ…」

「そうだね、すまない
二人だけの時は・多摩子、だね」

2764/:2016/12/23(金) 01:21:02 ID:WlzRSgCE
 俺は彼女の喉を撫でてやる
すると、嬉しそうに身体を揺すって
俺の背中へ、スラリとした脚を絡めてきた。

「ふふっ。 まだ私を、呼び慣れてないかにゃ?」
「あぁ、皆の前では堅くしか呼べないからね」
「もぅ……北方での作戦から付き合ってるにゃん?
ずいぶんと経ったのに、困った彼氏さんだにゃ」

「しょうがないだろ
まだ婚約は二人だけの秘密なんだからな、タマ子」

「ふふっ、それで良いにゃ……
今度は私が……リードしてあげるにゃァ〜ン♪」

 甘く発情した声で、彼女は
腰をクネクネとさせながら、全身をすり付けてくる
火照ったままの、あったかい素肌が気持ちいい。

 俺は彼女へと、再度の突入を試みる―――。


 ゆっくりとした営みで、俺達は満足しあった
そのままの姿で身体を休めると
すぐに安らかな眠りへと、落ちていった。

2775/:2016/12/23(金) 01:22:19 ID:WlzRSgCE
 俺は朝方に目が覚めた
窓を叩いていた雨粒が、雪に変わっている
呉には珍しい吹雪のようだった……(娘、では無い)

 そういえば今日の俺は、休日だ
隣で寝息を立てている娘と
コタツで一緒に丸くなるのも悪くないな。


(了)

278名無しの紳士提督:2016/12/23(金) 01:24:09 ID:WlzRSgCE
以上
―――つづくなら、来年かにゃ?

279名無しの紳士提督:2016/12/23(金) 10:27:11 ID:YrpUYsRM
野生の鹿島は練習艦のくせにイベント海域とか通常海域6-5とかからしかドロップしない。そんなとこまでいける提督ならもう練習なんて必要ないはずなのに!


…間違いない、これは鹿島を夜の練習艦にしなさいという運営鎮守府からのメッセージだ。

280名無しの紳士提督:2016/12/23(金) 13:43:40 ID:QHGWooa.
昼は香取、夜は鹿島
じゃあ今後実装される可能性がある史実上の末っ子香椎は何の練習艦ぞなもし

281名無しの紳士提督:2016/12/23(金) 17:28:03 ID:ZRp6iU9Y
>>280 末っ子でまだ小さい娘がヤれる授業?そりゃあ大きな声では言えない方の文化史の授業じゃないですか?具体的には(以降の記述は血痕で判読不能)

282名無しの紳士提督:2016/12/23(金) 22:17:46 ID:zNQHdltY
多摩と子作りしたい

283名無しの紳士提督:2016/12/23(金) 22:55:30 ID:YrpUYsRM
>>282 もらい手はちゃんと…ではなく、ちゃんと甲斐性を持てよ?

284名無しの紳士提督:2016/12/23(金) 23:59:18 ID:YrpUYsRM
>>280 こちらが教育するのがいいです!まずにくた…おや、クリスマス前にいったい誰でしょう?

285名無しの紳士提督:2016/12/24(土) 10:31:28 ID:IVcRhET.
>>282
猫は首の後ろをはむはむされると力が抜けて動けなくなるにゃ
猫はしっぽの付け根が性感帯になってるから後ろから覆い被さるようにされると気持ち良いにゃ
猫は膣内の痛みが引き金で排卵するから乱暴に腰を突き入れられると呪精準備整えちゃうにゃ

286名無しの紳士提督:2016/12/24(土) 12:07:32 ID:gvQTiINA
「あはは。 やめてよ。 くすぐったいにゃ〜」
「多摩はホント、首が弱いな。 特に後ろが……」
「にゃにゃ!? 提督ぅ……どこにゃ?」
「ふふふ、お前の後ろだよ」
「あうぅぅ―――お尻、撫でられるとにゃぁぁ……」グッタリ

「ははは、たわいも無い。 どれ、脱がしてやる」スポーン
 後へ回り込んだ提督は
彼女の羽織ってたYシャツを脱がして、全裸にした

「やられてしまったにゃ。 くっ…」
「何を言う、これは俺のシャツだろ?」
「えへへ……にゃあ♪」

「この確信犯め。 可愛いお尻に、お仕置きだっ」パシーン
「にゃッ!」
「へっへっへ、痛いか?」ズブツ
「にゃあぁッ!  うぅ、乱暴に入れるニャンて……」
「ふふふ……嬉しいくせに
さっきから俺は、あえて言葉も乱暴にしてんだぞ、わかるか?」

「それって私を……孕ませる、つもりニャのか?」
「当然だ? 俺は子作りがしたいんだッ」ズブズブ
「にゃにゃ―――ッ!」
 ・
 ・
 ・

―――後日

「なぁ多摩子、なんで1昼夜頑張った俺達に
なんで子供が出来なかったんだろう?」

「それはだにゃ、乱暴にすると実は……精が呪われる、からにゃのだ!」



>>285 こうですか、わかりません

287名無しの紳士提督:2016/12/24(土) 13:37:16 ID:HEsKj1vM
大井っちって姉妹にお子様が誕生したら何故か本当のお母さんより先に母性に目覚めそうな気がする。
ほんで、お子様はいつの間にか大井っちをママと呼ぶようになっちゃうの。

288名無しの紳士提督:2016/12/24(土) 23:20:50 ID:2fsF0PSU
>>287
大井っち「おばちゃんと呼びなさい」
そこらへんの躾もきちんとする大井っち

289名無しの紳士提督:2016/12/25(日) 16:19:34 ID:Nj.4UNIg
>>286 乙
そういう事かよwww

29018-403:2016/12/25(日) 17:31:16 ID:UsLofAv6
今日はクリスマスなので鹿島のSSを投下します
と言っても作中の時系列はイブまでですが

今回も独自設定が多いです
特にメインとなるキャラ以外にある傾向ですがご了承ください

291彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 17:35:41 ID:UsLofAv6
時は2016年の11月の後半。
空母シャングリラと名付けられた深海棲艦を撃滅する為の作戦が実行された。
ちなみにシャングリラというのはこちらが付けた仮の名前であり、本当の名称は不明である。
もっとも、我々が常日頃呼んでいる深海棲艦の名前も
こちらが勝手に名付けて呼んでいるだけに過ぎないが。

「第三艦隊、東海・東南海の哨戒よりただ今戻りました」
「これより第四艦隊、東海・東南海の哨戒に参ります」

俺達の鎮守府に与えられた役割の一つは東南海海域の防衛を主とし、
東海海域を横須賀鎮守府と、南海海域を宿毛湾泊地と共同で防衛する事である。
二年前の夏に大規模な作戦を行い深海棲艦の中枢を攻めた時に
艦娘達を艦隊決戦に投入し過ぎた事により日本本土をがら空きにしてしまい、
深海棲艦の別動隊による本土への攻撃を許してしまった。
幸いにも日本に残っていた艦娘達が奮闘し、
自衛隊や海上保安庁の援護もあって被害は最小限に食い止められた。
その時以降、疎かになりがちだった作戦時の本土防衛に重点を置かれるようになった。
また、東南海海域には近辺に鎮守府も泊地も基地もなく、
横須賀からも宿毛湾からも離れた位置にあった為、新たに鎮守府が作られた。
俺はその新しく作られた鎮守府に配属され、そして去年の暮れに提督となったのだった。

「ぅう〜………あぁ〜、もう三時半か。さすがに昼から休みなしで働くと疲れるな」
「提督さん、お疲れ様です。コーヒーをどうぞ」
「ありがとう鹿島…ん…………君の煎れたコーヒーを飲むと
 気分がよくなって疲れも取れそうだよ」
「ユンケルは入れていませんからね」
「そりゃそうだ。んなもん入れるもんじゃねえ」
「ふふ。はい、サンドイッチもありますよ」
「気がきくな、ありがと………ん…おいしいな。
 君の作るサンドイッチは本当に格別だよ」
「いつも褒めてくださってありがとうございます。
 これからも頑張っていっぱい作りますからね」
「ねえねえねえ、あたしにもサンドイッチ頂戴」

突如潜水艦の艦娘の伊26、通称ニムが乱入してきた。
そういえば彼女を旗艦にして遠征に出していたが
そうか、もう帰ってくる時間だったな。

「ん?ああ、いいぞ。コーヒーも飲んでけ。鹿島、いいだろ?」
「え、ええ、提督さんがよろしいのなら…」
「これ鹿島さんが作ったの?」
「はい…」
「ごめんね、提督のために作ったのにあたしが食べたいなんて言って…」
「いいさ。君は遠征を頑張ったんだ。
 鹿島のコーヒーとサンドイッチを食べて疲れを取ってくれ」
「ホント?それじゃ鹿島さん、いただきます」
「どうぞ」

俺と鹿島に了承を得たニムはサンドイッチとコーヒーを食した。

292彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 17:36:29 ID:UsLofAv6
「うまいうまいうまーい!このサンドイッチとコーヒー、ホントにおいしいよ!」
「本当?」
「うん!なんだかとっても元気がわいてくるよ」
「そう…よかった…」
「……鹿島、これからは遠征艦隊が旗艦する時刻にあわせて
 サンドイッチとコーヒーをつくっておいてくれ。
 遠征から帰ってきたみんなにまた元気になってもらいたいからな。
 元気になれば仕事がとてもはかどるしさ」
「わかりました。この鹿島、頑張ります!
 あ、でもいつも作れるとは限りませんから、作り置き、よろしいでしょうか?」
「あたしはいいよ」
「気をつかってくれてありがとうな、ニム」
「ところでサラっち知らない?」

サラっち…アメリカの航空母艦Saratogaの艦娘だ。
ニムとサラには色々と因縁があるが、今は因縁とか言ってる時ではないし、
そもそも実艦同士ならまだしも艦娘同士には基本的には因縁も何もない。

艦娘によっては艦娘ではない個人として関係ある者もいるが、
ニムとサラには艦娘として以外の関係は俺の知る限りではない。

「ポーラと一緒に栄の百貨店までイベントに行ってるよ」
「ちょっと待って。ポーラをイベントに行かせたの!?」
「初月さんと沖波さん、それにザラも一緒ですから大丈夫です」
「まあ、今日仕事中に酒を飲むのを我慢出来たら今夜は飲み放題、
 もし飲んだら酒は飲まさんって約束したからそっちの意味で大丈夫だろう……」
「そんな約束をしていいのかしら?」
「背に腹は代えられんさ。飲ませて下手に何かされるくらいならな。
 まあそんなわけでサラはポーラと夜遅くまで飲んでくるだろうよ」
「ポーラが仕事中に飲まないって前提ね…」
「そうあってほしいからな。イベント中に酒を飲まないでほしいという、
 ある種の祈りに近い考え方だがな……」

俺達はポーラの心配をしながら会話をしていた。

「ただいまなのです」

そしたら睦月の声が聞こえた。睦月型が帰ってきたのだ。
遠征や戦闘ではなく、学校からだ。
彼女達は本来はまだ学生の身分であるゆえに
俺はなるべく艦娘としてあまり働かせないようにし、
学校などの日常生活を重視して送らせていた。
睦月型の低燃費さは遠征要員としては魅力的だったが、
彼女達の人生を犠牲にしてまで酷使したくなかった。

293彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 17:37:01 ID:UsLofAv6
「お帰りなさい睦月ちゃん達。何かいいことでもありましたか?」
「テストのことで褒めてほしいのです」
「テストのことねえ…………
 Commandant Teste。何だかわからないけどよくやったな」
「??」
「ふぇ?」

俺が声をかけた者も、睦月型のみんなも驚いていた。

Commandant-Teste…それはポール・テスト少佐という人物が名前の由来となるフランスの水上機母艦である。

「フランス艦娘……うぅ…フランス語はさすがにニガテにゃしぃ…」
「心配しないで。私がテストさんにみっちりと日本語を教えておいたから大丈夫よ」
「そう、なら安心だね」
「自由・平等・博愛の国からまいりました、水上機母艦Commandant-Testeです」
「テストさん、久しぶりです。サミット以来ですね。
 水無月も正式に艦娘に任命されましたよ」
「そうですか。それはよかったですね」

水無月が珍しく改まった態度でテストに挨拶をした。
春のサミットの時はまだ正式に艦娘として任命していなかったので
サミットの警護には参戦させていなかったのでテストと出会う機会はなかったが、
サミット終了直後のちょっとの間だけテストがこの鎮守府に来てくれて、
その時に知り合ったらしい。

「提督、水無月達睦月型のみんなは学校にも行かせてるの?」
「ああ。だけど彼女達は本当に素晴らしい子達だ。学生としても艦娘としても天才だ。
 艦娘として平和の為に華々しく活躍する傍らで、
 学業の方もトップクラスだからな。
 幼くして多彩な彼女達だ。きっと将来は俺を超える立派な人間になれる」
「司令官…それはちょっと言いすぎぴょん…」
「いや、もう既に超えているのかもしれんな。
 君達と同じくらいの頃の俺どころか、今の俺でも君達にかなうかどうか…」

俺は睦月型が羨ましかった。様々な分野でトップクラスの活躍をする彼女達を見ていると
彼女達と同じくらいの歳頃だった時の自分が何をしても中途半端で
一つの事ですらろくなものではなかった事を情けなく感じたからだ。
だからこそ今の俺は必死になって提督業を行っているのかもしれない。

294彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 17:37:41 ID:UsLofAv6
「私たちが司令官以上って…そんなことありえません!」
「我々睦月型の大半は司令官よりも鎮守府に関わった経験は長いし、
 艦娘になる以前にもチャイドルとして社会的にも名は通っていた。
 その中で勉学も疎かにせず立派にやってきたつもりだ」
「だから俺以上になれそうだと思うんだ」
「あたしはそうは思わないけどね。あんまり働き過ぎるとさ、なんか燃え尽きるとか、
 そんな感じになっちゃいそうなんだよねー。
 あっ、大丈夫だって、艦娘の仕事は最後まで真剣にやるから」
「艦娘の仕事だけじゃなくて掃除も真剣にしなさい」
「わかったよ…」
「……あたし、まだまだ強くなるんだっていつも言ってるけど、
 本当はもうこれ以上強くなれないんじゃないかと思って不安なの」
「文月はいいよ、まだ改だから。ボクはもう改二だから伸びしろがもうないかもしれないからさ…」
「ビスマルクのような感じで改三があればいいが、彼女以外でそういった話は聞かぬ。
 改造段階の多い千歳型は艦種の変更があるからまた別だろうし…」
「…………」

彼女達の表情はいつものような感じとは違い少しの不安感が見えていた。
水無月以外は古くからこの艦娘として働いていた。
故にもう艦娘としての強さの限界に達しているんじゃないか、
そんな不安感を抱いてしまってもおかしくはないのかもしれない。

「……ごめんな、君達の不安な心もわからずに勝手な事を言って」
「いえ…形はどうあれ私たちに期待をかけて下さることは嬉しい…です…」
俺は謝った。小さい子達にこんな姿見せるなんて自分が嫌になりそうだ。
今回は彼女達は許してくれるみたいだが、同じ事を何回も繰り返せばそうもいくまい。
ただでさえ心が不安定で、変な誘惑に負けて大切なものを喪ってしまわないか心配なのに、
俺のせいでますます不安にさせてしまえば更に大変な事になるだろう。
そんな事になれば俺も立ち直れまい。だからうじうじしたりせずに仕事を頑張らなきゃ…

「司令官、たまには休まれたらいかがてすか?」

頑張って働こうとした矢先にそんな事言われても…
…って彼女達だって他人の心の中がわかる事はないか。

295彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 17:39:09 ID:UsLofAv6
「確かにそうですね。提督さん、この前の誕生日にも休まれませんでしたし…」
「ほら、鹿島さんだって欲求不満みたいじゃない」
「よ、欲求不満って、別に私は、その……
 提督さんと一緒にいられるなら休日があまりなくても…」
「司令官、鹿島さんがそう言ってるからってそれに甘えてはいけない…」
「勝手に話を進めないでください!」
「でも鹿島さんも全然休みを取っていないのでしょう?
 艦娘は精神の持ち方次第で肉体的な疲労が溜まらない事はありますから、
 鹿島さんが提督の力になれる事に喜びを感じているのなら
 鹿島さんのお体の心配はありませんけど、
 提督はあくまでも普通の人間ですからちゃんと休まれないと……」

大淀が足柄と一緒に入ってきた。足柄の顔が何だか俺に言いたい事があるって感じだけど…

「提督、来月の皆さんの休日の予定ですけど……」
「おっ、どれどれ、みんなにも見せてやってくれ」
「はい…………提督、あなたの休日の予定、まったくないのですが……」
「すまない、申告してなかった」
「睦月型のみんなは年末年始が休日だからその分働くのでしょうか……」
「提督、私の事についても言いたい事があります…」
「テスト、有給休暇の申請か?」
「私はもう少し働かせてもらってもよろしいのですが…」
「フランスの艦娘なのにか?」
「侮らないでください。いくらフランス人の労働時間が日本人より短いと言っても、
 『郷に入れば郷に従え』。その精神でちゃんと戦いますよ」
「それは…すまなかった。君を色々と侮り過ぎていたよ。
 とりあえずこれは仮案だから後でもう一度調整するよ」

テストが日本の諺を引用したのも鹿島の日本語教育の賜物か。
とりあえず変には使ってないからちゃんとしてるか。

「提督、ちょっといいですか」
「何だ足柄」

足柄が険しい顔付きで俺に問いかけてきた。

296彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 17:39:40 ID:UsLofAv6
「12月24日の私の予定ですが、何故私が外されているのでしょうか?
 港の花火大会の警備があるのですが、
 未成年の艦娘や海外艦娘には労うという意味で休日に、
 あるいは午前中のみの勤務という予定となっていますが、
 どうして私が全日休暇扱いなのでしょうか?
 ただでさえ戦力が少なくなっている中で私まで外されては…」
「君が子供にクリスマスプレゼントの代わりにピストルの弾をくれてやらないようにする為だ」
「はぁ?」

足柄は『何を言ってるんですか?』的な顔をし、周りのみんなも同じような顔付きだった。

「……提督はクリスマスには家族と一緒に過ごして欲しいと思ってらっしゃるのでしょう」
「テスト?」

「フランスではクリスマスは家族と過ごします。
 逆に年末年始は友人や恋人と過ごします。
 日本とはそういったところが真逆です」
「……提督、そうなのですか?」
「ああ、その通りだ」
「お気遣いありがとうございます」

足柄は納得したようだった。

「ところでテストさん、どうして提督の意図がわかったのですか?」
「『クリスマスプレゼントの代わりにピストルの弾』と言った事でわかりました」
「それでわかるのですか?」
「フランスでは日本のアニメがとても人気です。
 私も昔から日本の文化に興味があったので、
 ある作品にそういったセリフがあったことを思い出しました」

テストは日本語の発音力はともかく理解力に関しては鹿島から教わる以前から高かったのかもしれない。
鹿島から教わったのは発音力の方が大きいだろう。

297彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 17:40:15 ID:UsLofAv6
「でもあれはクリスマスがどうこうと言ってるよりも、
 むしろそのセリフを言われたお母さんが
 日頃から息子とほとんど接していなかったということを表しているでしょう。
 提督は遠回しに家族を大切にしなさいと言いたかったのかもしれません」
「ご自身は大切にしてないみたいなのにですか…」
「俺は提督だからな。俺が休むわけにはいかんさ。
 それに俺は昔はろくでもない…つってもそんなに悪い奴ではないが、
 色々と親に迷惑をかけていたからな」
「そうみたいですね。義父様と義母様は一人前になった事に喜んでらっしゃいましたよ」
「だったらせめて鹿島さんだけでももっと大切にしてくださいよ。
 半休ばかりで全休がないじゃないですか」
「そう言われても……今は作戦発令中だから休めないし、
 作戦が終わってもしばらくは無理だし…」
「クリスマスの日に私が代わりに指揮を執ります」
「大淀?」
「提督は鹿島さんと一緒に休んでいてください!」
「だけど…」
「提督が休まないのなら私も休みませんよ」

大淀と足柄の剣幕にはさすがに押されてしまう。

「…………わかった。クリスマスイブは鹿島と共に朝から休暇を取る。だから足柄も…」
「わっかりましたぁ!」

俺は渋々受け入れたのだった。

「ただし警備の事前訓練は俺も鹿島も立ち会わせてもらうからな。
 あとみんなの休日予定を練り直すから」

俺に出来る抵抗はこれくらいだった。

298彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 17:41:09 ID:UsLofAv6
すいません急用が入ったので一旦間を置きます
続きは後で投下します

299名無しの紳士提督:2016/12/25(日) 18:18:35 ID:Nj.4UNIg
>>298 乙
無理すんなよ

300彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 20:39:01 ID:UsLofAv6
先程は失礼しました
というわけで続きを投下します
まとめる時は>>298とこの>>300は削ってください
あと今回は非エロということを言い忘れていましたので
ここで言っておくとともにお詫び申し上げます

301彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 20:40:11 ID:UsLofAv6
12月24日、クリスマスイブだ。

「提督、お出かけですか?」
「提督は鹿島さんとデートですよテストさん」
「そうでした、愛する人とのランデブーでしたね」
「まあそうだ」

俺と鹿島はクリスマスイブの今日デートをする事となった。
俺は玄関で待ってようとしたら大鯨とテスト、如月と弥生に会った。

「君達は確か…」
「ワタクシたちは艦隊演習のランデブーですよ」
「テストさん」
「艦隊演習の遠征の待ち合わせか」
「へ?」
「いやさ、ランデブーはデートだけの意味じゃなくて
 待ち合わせとかそういった事全般の意味もあるフランス語なんだ」
「ふぅん…」
「フランス語も複雑ですから、日本語を頑張って教えておいてよかったです」

鹿島が話に割り込みながらやってきた。意外と準備早かったなあ。

「鹿島さん…………」

やってきた鹿島の顔を弥生はじっと見つめていた。

「弥生ちゃん、私の顔に何か付いてますか?」
「鹿島さん、いつもと顔つきが少し違うような…」
「そういえば少しやさしい感じがしますね」
「え…あ、今日はお化粧してないんですよ、すっぴんです」

弥生が指摘した。いつもの鹿島はややツリ目だが
今はタレ目っぽくて柔らかい目つきであった。

302彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 20:40:42 ID:UsLofAv6
「鹿島さん、いつもキリっとした、しっかりした目つきでしたから新鮮です。
 よかったらまた今度お化粧の仕方を教えてくれませんか?」
「私も教えてほしいわ」
「あら、私も…」
「ダメよ、あなた達にはまだ早いわ。
 大鯨さん、いつものその目の感じが一番素敵よ。
 優しい人柄がすごく滲み出ているというか…」
「でもあまり子供っぽい顔つきだと相手から軽く見られるような…」
「大鯨ちゃんは今のままで十分ですし、
 如月ちゃん達には年齢的に早すぎますし……
 弥生ちゃんは……」
「私はいつも怒っているみたいに見られるの……
 だから、せめて見た目だけでも優しい表情になれるように……お願いします!」
「…………わかりましたよ。また今度皆さんに教えてあげますよ」
「ふふ、ますます強く、美しく……」

彼女達の真剣さに押されたのか鹿島は根負けをしたのだった。
弥生は表情の固さの為に相手にいらぬ気を使わせている事が多く、
それが彼女にとって切実な問題だから仕方ないか。

「ところで提督と鹿島さん、明日で結婚一周年と聞きましたけど…」
「籍を入れて法的に結婚したと認められただけさ」
テストの疑問に俺はそう答えた。
そういえば詳しい話を彼女やサラ達最近来た艦娘には話していなかったな。
今度時間がある時に詳しい話をしておくか…

「司令官、鹿島さんを好きになった理由って、な・あ・に?」
「俺が彼女を好きになった理由?」

如月が俺に問いかけてきた。
まずは顔や表情がかわいかったという理由があるが
いくらなんでもそれだけをストレートに言えば色々と問題だ。
というか外面的な理由だと口にしたら
『顔やスタイルが良くなければ選ばなかったのか』と言われそうな気がして、
いくら内面関係も合わせて好きになったとしてもそれが言い訳になるんじゃないかと思ってしまう。
ちなみに家柄についてはぶっちゃけどうでもいいです。

「まあ鹿島さんは女の子の私から見ても魅力的な女性ですからね。
 鹿島さんを嫌いになる人なんてきっといないわ」
「まあな」

如月は勝手に自己完結してくれた。

303彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 20:41:33 ID:UsLofAv6
「それで鹿島さんはどうして司令官を好きになったのかしら?」
「へ?わ、私?」

だが鹿島に唐突にふり、予期せぬ事に彼女は慌てていた。

「鹿島さんは元帥クラスのお嫁さんになっても恥ずかしくない…
 むしろその方が相応しいんじゃないかって思いますわ」
「ちょっと!?如月ちゃん!?」
「もちろん人が誰かを好きになることに地位や名誉は関係ないとはわかりますわ。
 鹿島さんは多くの人と関わる人ですから、
 様々な男の人を知ってきて、その中で司令官が何か一番だと思って選んだのでしょうね」
「提督さん以外の男の人なんて私、全然知りませんし、
 提督さんだって私以外の女の人を知りませんから!!」
「えっ…」

如月の発言に鹿島は爆発した。
思いっきり俺の事までカミングアウトしたが、何も後ろめたくない事実なので
仲間内でのおしゃべりという事もあって俺は全く気にしなかった。
普通に考えたら俺の考え方は他人とどこかズレてるのだろうけど……

「司令官しか…知らない……」
「如月ちゃんも、自分を安売りしちゃいけませんからね!」
「は…はいっ!」
「ああっ、こんな事してる場合じゃありません!そろそろ行かなきゃ!」
「あ、おいおい、引っ張るな!」
「いってらっしゃーい!」
「念の為に鹿島達の艤装も用意させとけー!」
「わかりましたわー!」

感情的な鹿島に如月も思わずたじろぎ、
つられてみんな叫ぶ言い方になっていた。
そして俺は鹿島に引っ張られて出かけたのだった。

304彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 20:42:41 ID:UsLofAv6
そんなわけで俺と鹿島は街中までデートに出かけたのだった。
動植物園なら一日中いられそうだと思っていたが、
鳥インフルエンザのせいで動物園は休園し、
植物園も一部閉鎖された為、計画を考え直さなきゃならなかった。
そこで俺達はこの前協力した栄の百貨店に行くことにした。
動植物園なら見てるだけでいいのだが、
百貨店…というか店に行くと何かを買わなければいけないという強迫観念に俺はかられる。
小さい頃におもちゃ屋で何も買わずに見ているだけという事を繰り返した為に
店員に文句を言われてしまい、それ以来目的のものを探しに来てそれがなかった時以外は
店に入った時に何かを買うようになってしまった。

「小さい頃はそんな失敗もありますよ。
 個人経営のお店だとお店の人の気分次第なところもありますからね」
「確かにな。ちょっと前に行った個人経営のおもちゃ屋では
 昔のおもちゃを税金分まけてくれた事もあったからな」

俺が店に入ると購買にかられる原因は昔の経験にあり、
それがトラウマになっているのかもしれないと思い当たったのだった。

「昔ながらの個人経営のお店ならともかく、
 百貨店だったらそういった事はありませんから。
 ウインドウショッピングというものもありますし、
 色んな物がある百貨店は見てるだけで楽しい所ですよ」

確かに見てるだけでも楽しいのが百貨店だろう。
人が多くて、それが苦手な人もいるだろうが、
俺は活気に満ち溢れた感じが好きだった。
何だかウキウキするし、お喋りだって楽しくなりそうだし。

「あの…この服似合いますか…」
「似合うと思う」

正直に言うと俺はファッションというものに相当疎い。
流石に提督服やスーツの着こなしなどは鎮守府に勤務するにあたって身についているが
一般的なファッションについては知識がないに等しい。

305彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 20:43:41 ID:UsLofAv6
「こちらはどうでしょうか…」
「こっちも中々雰囲気がいいな…」

彼女は練習巡洋艦の艦娘だからかファッションのセンスもある。
少なくともファッションに疎い俺でも感覚的に良い悪いがわかりやすい。
ただ彼女はいつも化粧をしている為、服を買って着るとしたら、化粧した状態で着るだろう。
今の幼さを感じるすっぴんの顔立ちだと似合う服でも
化粧をした顔立ちだと似合わない服があるだろうし、逆もまたしかりだ。
俺はすっぴんと化粧、両方の顔立ちを思いながら彼女の評価をしていた。

「ごめんなさい、あなたに払わせちゃって…」
「気にするなって。これが男の甲斐性だと思っているからな」
「じゃあお化粧品は私が買いますね。お化粧品の事だとあなたの出番はないでしょうし」

俺は今まで百貨店にはあまり行かなかったがそれは物価が高いからである。
ほとんどの場合スーパーマーケット等の安い店しか行かなかった。
稼ぐ自信がないからという理由だろう。そのせいで妙な所でケチになってしまった。
だが今は提督である。その分貰える給料も高い。
それに高給取りがケチであればカッコがつかないし経済もまわらない。
鎮守府の長である俺はなおさらケチる事は出来ない。
もっとも、今日は二人とも特別隠したりはしていないが
提督や艦娘である事は出来るだけ知られないようにしていた。
俺はともかく鹿島はすっぴんならちょっと髪型を変えれば意外と艦娘の時とは雰囲気が違う。
上手く気付かれてないか、気付かれても黙ってもらっているか。
どちらにしろ俺達に鎮守府関係者だと声をかけてくる者達はいなかったので
その後の食事やコーヒーショップでの買い物がじっくりと出来たのだった。

306彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 20:44:30 ID:UsLofAv6
「夕焼け、綺麗…」
「去年のリベンジを果たしたぜ」

夕方、俺達は駅の展望台で沈む夕日を眺めていた。
去年もデートをし、夕方には展望台に来たのだが、
あいにくとその時は小雨だった為に夕日が落ちる瞬間を見る事が出来なかった。
今年は見事に雪辱を果たしたと言えるだろう。

「これなら花火大会も問題なく開催されますね」
「ああ…」

この天気なら雨が降るかもしれない心配はないだろう。
その心配がない代わりに花火大会の警備をしているみんなの事が気になるが……
いやいや、今日は休暇を取ってデートをすると決めたのだ。
彼女以外の事を考えるなんて……

「ねえ…これからどうしますか……」
「うーん…これからどうするかねえ……」

俺は悩んだ。

「……あの……私、貴方の決めた事に従いますから……」

彼女は上目遣いでそう言った。
俺の決めた事に従う……ならば一つしかない。
俺はこれからどうしたいのかを彼女に伝えたのだった。

307彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 20:45:05 ID:UsLofAv6
夜――名古屋港――

「みんな、すまない」
「し、司令官さん!?」
「提督!?あなたが花火大会の警備の指揮を執られるのですか?」
「そうだ。これより私が指揮を執る。大淀は鹿島と共に私のサポートを頼む。鳥海、君は海上へ」

俺と鹿島は花火大会の会場に来ていた。
勿論見物客としてではなく提督と艦娘としてだ。

「あら?提督もこちらへ?」
「足柄か、君もか」
「ごめんなさい、私も艦娘ですから…」
「気にするな。それより君の家族は?」
「花火を見るために一緒に来て……さっき港へ来たのですが
 他の艦娘達が任務についているのを見て、いてもたってもいられず…」
「家族とは一日中一緒に過ごしたのか?」
「はい…」
「よし…足柄、花火大会の警備を頼む」
「よろしいのですか?」
「その為にここに来たのだろう?朝から家族と一緒に過ごしたんだ。
 今からしばらくの間艦娘として働いてもらう。
 艦娘としてバリバリ働く君の勇姿、家族に見せてあげるんだ!」
「わ、わかりました!」

足柄は多少戸惑いながらも元気よく応えた。

「司令官さん、昨日までは足柄の任務参加に否定的でしたのに…」
「否定的っつーか足柄とその家族の思い出作りの機会を仕事で潰したくなかったんだ」
「お心遣い感謝します。でも、自分が言うのもなんですけど、
 だったら最後まで作戦参加を認めないべきでは…」
「家族に働いている姿を見させてあげるのもいいと思ってな。
 それに…俺も足柄や鹿島の気持ちが何となくだがわかったんだ」
「私…達の気持ちですか?」
「そうだ。足柄は艦娘として働いているみんなを見て
 同じ艦娘でありながら何もしていない自分にもどかしさを感じたはずだ。
 睦月型や朝潮型のみんなとは違い大人だから尚更な…」
「はい…」

308彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 20:45:36 ID:UsLofAv6
足柄のもどかしさと共に俺自身も彼女を任務につかせない事に何か後ろめたい気持ちだった。
義務教育下にある睦月型や朝潮型のような幼い駆逐艦娘達ならば
幼い彼女達の心の成長とか情操教育とか、
そういった点を理由に任務にあまりつかせないでいられるし、
艦娘自体が労働法から外れた存在とはいえ深海棲艦との戦いや要人警護のような任務ではなく
このような緊急性の無い任務―勿論見物客らを守る事は大事であるが―
につかせる事は個人的にも気が進まなかった。
子供であるが故に任務につかなくても許されるだろうと割り切れる気持ちもあった。
もっとも、ここにいる以上は事が起こった際に働いて貰わなければならない。
予備役の立場と言えるが、だからこそ完全に割り切って艦娘としての自分から切り離せないかもしれない。
ただ俺が考えすぎているだけで彼女達は俺以上に割り切っているかもしれない。
実際どうなのかはわからないが俺はまだ彼女達の気持ちを完全にわかってないのかもしれない。

「鹿島だってそうだろう。去年のちょうどこの日、
 艦娘としての任務を特別に解かれ、俺と個人的にデートをしていた。
 市街でデートしていた時はともかく、
 ここに花火を見に来た時は今の足柄みたいに艦娘鹿島としての性分を抑え切れていなかった。
 元々花火大会の警備という任務につくはずだったから尚更な…」
「提督さん…よく覚えていらっしゃいましたね……
 あの時はデートというのにすみませんでした…」
「気にしないでくれ。今の俺も去年や今の君と同じ気持ちだ。
 提督となった今、俺ももどかしさを感じるようになったからな。
 本当にペーペーか、後進を育成するような立場ならともかく
 なってもう一年になるから他人に全部任せるなんて出来ないと思ってな」

「提督、責任感の強さは立派です。
 でももうちょっとだけ頭を柔らかくしたらいかがでしょう?」
「悲しいけど俺は提督だからな下っ端ならともかく、
 トップに立つ人間だから責任をとらないわけにはいかん」

大淀の言葉に真っ向から相対するような態度だ。
元々責任感は自分で言うのも何だが強い方だったが提督となった事によって更に強くなった気がする。
この一年で俺は【提督】となっていったようだった。

「鹿島さんも大変ですね…」
「提督さんの力になるのは秘書艦の勤めですし、
 好きになった人の力になりたいと私は思っていますから。
 それに私だって提督さんの事をとやかくは言えませんから…」

秘書艦は基本的に提督の支えとなる立場であるが、
好きになった人云々というのは艦娘としてではなく彼女自身としての気持ちだろう。
彼女は俺を一人の人間としても提督としても…
それらをひっくるめた一つの存在としての俺を大切に想ってくれていた。

309彼女と共に歩んできて:2016/12/25(日) 20:46:18 ID:UsLofAv6
「そういえば大淀さん、私の艤装はちゃんと用意してありますか?」
「え、ええ…朝出かける前に頼まれましたから鹿島さんの艤装も念のため…
 あと足柄の艤装も一緒に向こうの明石のところに置いてありますから」
「わっかりましたぁ!」

二人は声をあわせて元気よく応えた。

「みんな、ごめんな。俺のせいで迷惑かけて…」
「いえ、気持ちはわかりますから…」
「でもこの一年で俺は提督としての仕事がわかったつもりだ。
 今まで余裕があまりなかったけど、もう大丈夫だ。
 提督としての使命感に捕われ過ぎずにちゃんと仕事と私事のメリハリをつけていけるはずだ」
「来年以降は大丈夫でしょうね?」
「絶対…とまではいかないが今日のように大事な事がある時にちゃんと働く為に
 仕事ばかりでなく休日もちゃんと取っておくつもりだ」
「……提督、私達はこの一年であなたのやり方を見てきました。
 一人で抱え込もうとせずに私達も信頼してください」
「ここに来ちゃった私ももう少しみんなを信じなきゃね…」
「それでは私と足柄は艤装を用意してきます。
 提督さんも準備してくださいね。
 練習に顔出ししていましたから手順はわかるはずです」
「ああ」

俺の半端な態度と意地っ張りな面でみんなに迷惑をかけてしまった。
今回は俺も練習に立ち会っていたからよかったものの、
そうでなければ部隊に混乱を招いていただろう。
もっとも、それならそれで提督として指揮を執ろうとはしないだろうけど……
ただ指揮が出来たとしてもいるはずのない俺がいるだけで影響があるかもしれない。
多分みんなは俺が素直に引き下がるとは思ってないからある程度大丈夫かもしれないけど……
俺はこの一年の自身のやってきた事とそれがもたらした事を思い出しながら
提督一年目の最後の仕事に向かうのだった。
 
 
―終―

31018-403:2016/12/25(日) 20:48:14 ID:UsLofAv6
以上です
エロがない話でごめんなさい
お正月には鹿島ではありませんがエロい話を投下します
それではまた

311名無しの紳士提督:2016/12/26(月) 07:19:18 ID:36VScMVc
最近なんか投稿増えたね
みんな乙っす

312名無しの紳士提督:2016/12/26(月) 15:54:58 ID:czkQTs4I
この頃は、反応があるからね
書き手にとっても、読み手にとっても

>>310 労作乙です
名古屋の提督って鹿島さんに一途なのかな・・・そのうち背中を刺されそう

313名無しの紳士提督:2016/12/26(月) 19:44:38 ID:bAFdYG4k
エロい目で見るとキャーエッチー!、そういう目で見ないと「鈴谷っていうそんなに魅力ないのかな…(涙目)」。

鈴谷、割とめんどくさい(処女)ビッチ説。

314名無しの紳士提督:2016/12/26(月) 21:46:40 ID:cH0aYw1g
>>312
あの辺りは古くからの野球支配下県やし、そういうのは大丈夫じゃないかと思われ

315名無しの紳士提督:2016/12/26(月) 22:12:00 ID:bAFdYG4k
>>314 あのあたりは野球以外でも趣味の分野に関しては血気盛んな人が多いからむしろ名古屋提督同士で俺の嫁最強を決める代理戦争とか起きてそうねw

316名無しの紳士提督:2016/12/27(火) 11:24:29 ID:s/lYAeio
大型艦建造で生まれた鹿島に、今夜いよいよ愛の結晶の建造方法を教えてもらうまでになれました…

317名無しの紳士提督:2016/12/27(火) 19:16:24 ID:MlJYHsC6
>教えてもらう
なぬ、その鹿島さんは誰かと体験済みなのかっ?

318名無しの紳士提督:2016/12/27(火) 19:59:28 ID:s/lYAeio
>>317 鹿島は練習艦だし、本人に自分なんかに教えてくれても大丈夫かと確認したら、赤くなりながら大丈夫ですと言ってくれたから何も問題ないのでは?

319名無しの紳士提督:2016/12/28(水) 00:49:36 ID:OLA8mQXw
山風で一本とか考えていたけどなかなか難しいな
あの子は抱きかかえて布団の上で一緒にごろごろしたい

320名無しの紳士提督:2016/12/28(水) 01:01:56 ID:cWjpqwkU
だいぶ遅れましたが、それでも恥ずかしげもなくクリスマスネタを書いてみる。


アニメ見たながもんの続きと言うか蛇足
毎度の事ですがメタあり。

12月25日。日本に祭りは数あれど、前夜祭の方が盛り上がる祭りといえばこれだろう。
そして世界に祭りは数あれど、本来の意味から逸脱している祭りの最たるものもこれだろう。

クリスマス――世界的に有名なある男の誕生日。
現在ではそれを知らなくとも便乗して騒ぐ日。

そしてある鎮守府。

「〜〜♪」
珍しく上機嫌で鼻歌を歌っている長門。
上機嫌でいることは決して珍しくはない。だいたい三日に一度ぐらいのペースだ――ちなみに間宮で羊羹が安くなるのも三日に一度だ。
だが、それでも鼻歌まではいかない。つまり長門にとって羊羹より上に位置する何かがあったという事だ。

少し前に遡る。

執務室の炬燵に長門はいた。
その向かい側には彼女の提督が座り、二人して先程つけたテレビをぼんやりとみている。
今日の執務は全て終わった、もう長門は下がってよい筈だが、最近提督が引っ張り出してきたこの伝統の暖房器具の魅力には逆らえない。
そもそもこの炬燵、半分は艦娘達の福利厚生用に置かれている。ちなみにもう半分は提督の福利厚生である。

この時期、夜の廊下は寒い。
如何にビッグ7とは言え「すこし温まっていけ」と言われてはそうするより他にない。
ぼんやりと眺めていたテレビ番組はCMに入り、こたつの心地よさが徐々に気怠さに変わり始める頃、そのCMが流れた。

321名無しの紳士提督:2016/12/28(水) 01:05:21 ID:cWjpqwkU
「――ああ、映画か」
「それなりに評判良いみたいだぞ」
長門がぼそりと呟き、それに提督が答えた。

以前二人で賭けをした『第五話までにアニメ長門がながもん化するか』。結局賭けは長門の勝ちだったが、その次の六話で雲行きが怪しくなり、
八話目でついに完全なながもんと化した結果、放送翌日には妙に恥ずかしい気がしたという長門にとってはほろ苦い思い出。
地上波放送は色々言われていたが、映画の方は意外や意外好調だという。

「やっぱりあれか、アニメ版のいいとこどりみたいな感じになっているのかな」
「と言うと?」
提督の言葉に長門は彼の方に目をやる。

「例えば全体で二時間だとして、OPが吹雪の潮干狩り、前半一時間陽炎が手袋を投げ続け、後半一時間翔鶴が走り回り、EDで可愛いでちゅ――」
「もっ、もうそれはやめてくれ……」

頬を赤くして小さくなった長門。提督がした腕白小僧の目――好きな子にちょっかいを出すような――は見ていない。
「まあ、冗談はともかく、映画でもあるのかな、あれ」
「?」
立ち直った長門に提督は続ける。
「長門のセクシーコマンドー」
アニメ終盤でアニメ長門が行った突然の白兵戦。まさかのパンチ→キック→砲撃の三連撃。視聴した二人は同時に漏らした。「「それでいいなら副砲って……」」と。

「ああ、もしかしたら――」
「うん?」
今度は長門から切り出した。
「映画では陸奥の方かもしれない。同じ長門型だし、名前的に最強そうだし」
「そりゃまあ、名前だけはな。その瞬間別アニメと化すわ」
仮説=むっちゃん登場→黒いチリ浮かべながら深海棲艦全員殴り倒して圧勝

「あ、いやでも私達女の体だからな……継げるの継げないので色々すったもんだ……」
「……お前詳しいな」
長門の意外な一面を知った提督だった。
思えばあの肉じゃがの一件以降、長門と接する機会は前より多くなったし、何と言うか、距離感が縮まったような気がする。
『艦娘として以外は若干壊滅的。だが愛おしい』この長門に対する認識は今も変わらない。
艦娘としては今も申し分ない。戦闘でも、普段の業務でも、彼女はどちらにおいても極めて優秀だ。
そしてそれ以外の部分も――本人の思いとは裏腹に――また未だに壊滅的だ。

だがそれでも、いや、もしくはだからこそ愛おしい。
ちらりとカレンダーを見る。今度の週末は二人とも空いている筈だ。

322名無しの紳士提督:2016/12/28(水) 01:07:51 ID:cWjpqwkU
「なあ、長門」
その端整な顔に正面から覗き込まれ、提督は改めて実感する。
長門ははっとする程の美人だ。

「うん?何だ?」
だが、はっとして黙ってしまっては声を掛けた意味がない。

意を決する。

「良かったら今度の週末にでも、見に行かないか?」

そして今に至る。
「〜〜♪」
カレンダーに大きく丸を付ける。
それからというもの、長門は毎日上機嫌だった。

そして当日。

「……どうしたんだ?」
約束の時間、提督の前に現れた長門の顔には球磨が、もといクマが出来ていた。
「いや……実は昨日楽しみ過ぎてなかなか眠れなくて……」
「子供かお前は」
提督自身、昨夜もしかしたらなどと冗談めかして考えたりもしたが、流石にその冗談が目の前で展開されるとは思っていなかった。

「大丈夫かそんなんで」
「大丈夫、大丈夫だっ!さっ、行こう!さっ、さっ、早く!!」
そう言って提督の腕を引っ張り、長門は足早に進んで行く。
(はしゃいでいる子供と反応が一緒だ……というのは言わないでおくか)

バスに揺られ、町に出て、映画館へと向かう。
映画館で二人が最初に驚いたのは、そのカップルの多さだ。
或いは手を繋ぎ、或いは腕を組み、また或いはいちゃつき合う。カップルの養殖場の様相を呈していた。
「なんか……すごいな」
「う、うん……」
思わず声を漏らした提督に、長門も少し圧倒され気味に答える。
そのカップルたちの間をすり抜け、チケットを求める提督。
チケット売り場にはシネマコンプレックスらしく多くの話題作に行列が出来ている。

フィリピンはマニラにて行われた一大再開発プロジェクトを描いた大ヒット映画『新・マニラ』
千葉県銚子の鯖漁師と富山県氷見の鰤漁師が入れ替わってしまう超話題作『氷見の鯖』

「……こんなんだったか?」
聞いたことがあるような無いようなタイトルに首を傾げながら、目当てのチケット二枚を手に入れた提督。

「よう。待たせたな」
「あっ、提督」
カップルたちの大群の中、どこか所在なげに佇んでいた長門がぱっと明るい顔になる。

323名無しの紳士提督:2016/12/28(水) 01:10:00 ID:cWjpqwkU
「……どうした?」
周りを見渡し、自分たちの世界に浸っているカップルたちを一瞥する長門。
自分が一人ではない事を誇示するような、そのどこか誇らしげな表情の理由を、長門は何でもない、とだけ答えにんまりと笑った。

それから少しして、二人並んでシートに腰を下ろした。
休日だけあって人の入りは多い。スクリーンからは少し遠かったが、まあ見えない席ではない。
そして意外な――今日に限ってはそうとも言い難いが――ことに、所謂カップル向けの映画ではないここでも、彼らの様な二人連れは少なくなかった。
実際、提督の前の席に座っている男も、隣の女と懇ろな様子だ。

「な、なあ……提督……」
「うん?何だ?」
それと同じような二人組が隣に座ったのを見て、長門が不意に提督の方を向く。
どこか恥ずかしがるような、居心地が悪いような表情を浮かべ、時々視線を下に向けながら躊躇いがちに切り出す。

「あの、もしかしたら……、もしかしたらなんだが……、わ、私達も……傍から見たらその、カッ、カップ――」

彼女の言葉を遮って上映時間を告げるブザーの大音量が響き、照明が落ちた。
「何か言ったか?」
「あ……、いや……何でもない」
まだ暗がりに慣れていない提督の目では、長門が一瞬見せた恨めしそうな表情までは見られなかった。

映画が終わり、二人揃って外へ出た。
「良かったな」
「ああ、面白かった」
時間は昼下がり。それぞれ感想を話しながら、近くの喫茶店へと足を運ぶ。
おそらく同じように映画館から出てきたのであろう客が目立つ。

「ご注文はお決まりですか?」
「ホットコーヒー一つと……どうする?」
「じゃあ、私はプリンパフェ一つで」
ウェイターが注文を取り、厨房に戻っていく。

324名無しの紳士提督:2016/12/28(水) 01:12:45 ID:cWjpqwkU
最近お前隠さなくなってきたな」
提督が笑いながら長門に言った。

以前は、長門はあまり人前でこうしたものを食べようとしなかった。
甘いものが嫌いだった訳ではない。むしろ甘党ではあるのだが、それを他人に気取られることを嫌っていた。
彼女はいついかなる時も長門であろうとした。
勿論最初から長門は長門なのだが、正確に言えば、彼女自身の中にある長門像に忠実であろうとし続けた。
そして、彼女の長門像にとって、子供舌であることが知れ渡るのはよろしくない事だった。

「ん……まあ、提督となら、隠す必要も今更ないしな」
正直な所、鎮守府においてももう隠す意味もないほどには知れ渡っているのだが。

やがて運ばれてきたプリンパフェとホットコーヒー。
それを二人のテーブルに届けたウェイターは、すぐに取って返し、新たにやって来た二人組の客を席に案内する。今や店内の大半を占める、男女二人組の客。
「ふうん……やはりカップルが多いな」
店内を見回し何気なく長門が呟く。
コーヒーを口に含んでいた提督がカップをソーサーに戻す。
にやり、と彼が笑ったのを長門は気付かなかった。

「何他人事みたいに言っている?」
「?」
口の中のプリンを飲み込んで提督の方を向き直る長門。

「傍から見れば俺達だってそうだろう?」

一瞬の沈黙。
少し遅れてさっと赤くなる長門。
「なっ!?えっ、いっ、いやその……あっ、いや確かに……、だけどそれは傍から見れば……という意味であって、
その……私と提督は全く、いやそれを拒否している訳ではなくただその……えっと……うぅ……」
半分ほどえぐれたプリンと提督との間に視線を何往復もさせながら、たどたどしく言葉を絞り出す。

「うぅ……、馬鹿……」
最後に非難めいて小さくそう漏らしたのを提督は聞き洩らさなかった。
映画館での長門の言葉が聞こえていたのかどうか、確認する余裕など、とても彼女にはなさそうだった。

325名無しの紳士提督:2016/12/28(水) 01:15:15 ID:cWjpqwkU
以上スレ汚し失礼しました。
こんなの書いておいてアレですがまだ映画見てないです(知人曰く『大和がエロい』との事)

326名無しの紳士提督:2016/12/28(水) 05:55:25 ID:inlf4JKI
乙乙です!

>>319 ああいう娘は無理に本格的なエロスに持ち込まなくても、お互い部屋でうたた寝してるうちにどっちかがこっそり接吻を…みたいな感じでも十分良いと思う。

327名無しの紳士提督:2016/12/28(水) 13:25:14 ID:inlf4JKI
愛宕は…

学生時代の一時期(1〜2年くらい)で急成長して今の胸部装甲に至る説
or
まな板から少しずつ成長して今の胸部装甲に至った説。

328名無しの紳士提督:2016/12/29(木) 15:20:05 ID:qI1Z7zsY
>>327 ラッキースケベで愛宕の胸を揉みしだいてしまったが、あきらかに脂肪の塊とか柔肌とは異なる揉み心地だったそうです。

…と言い残した二日後にアイツが突然消息を絶って今日で3年になります。

329名無しの紳士提督:2016/12/29(木) 20:43:36 ID:tpUfDLoU
>>328
憲兵って奴の仕業だよ

330名無しの紳士提督:2016/12/29(木) 21:18:44 ID:bLpQfA6c
一般のことわざに 勝てば官軍と有るが
エロパロでは 書けば官軍

愛宕成分2割り増しぐらいで書きなさいや

331名無しの紳士提督:2016/12/30(金) 00:47:13 ID:bE643wJE
年末ということで、かなまらVS艦娘とかをやってみたい。

332名無しの紳士提督:2016/12/30(金) 23:57:15 ID:hF5Yyek.
今さらだけど江風よりも山風の方が上なんだな
望月とか山風みたいなタイプはエロよりも日常的にいちゃいちゃしたくなる

333名無しの紳士提督:2016/12/31(土) 10:22:10 ID:TFr6XfrU
日常的にいちゃいちゃ、か
俺の鎮守府にはそんな娘が100人以上居ると思ってる

334名無しの紳士提督:2016/12/31(土) 13:27:34 ID:llv/3HKI
山風or望月がうたた寝してるところに起こさないように接吻するというシチュ

335名無しの紳士提督:2016/12/31(土) 14:58:41 ID:NWVqddXg
>>334 敷波を忘れるのはいかんなあ

336名無しの紳士提督:2017/01/01(日) 00:27:21 ID:NbiabrTA
あけおめです。
今年は一本書きたいなぁ。

337名無しの紳士提督:2017/01/01(日) 18:41:44 ID:ML4mlibg
愛宕さんとアイオアとビスマルクに囲まれて寝正月を過ごしたい。

338名無しの紳士提督:2017/01/01(日) 20:32:47 ID:2seFPwYU
新年明けましておめでとうございます
新年早々SSを投下します

339新年用小ネタ『ジュウコンカッコガチ提督の新年』:2017/01/01(日) 20:33:36 ID:ML4mlibg
陽炎「なんで皆ここにいるんですかね?」
夕立「そりゃあ、提督さんを起こそうと思って」
浜風「同じく」
愛宕「あらあら、本当に起こすだけかしら?」
武蔵「起こすついでに、既に起きているモノで姫初めと洒落込む気なのだろう?」
長門「武蔵、日の高い内から破廉恥だぞ!」
レ級「はん、ここにいる全員は提督とシテるんだから今更だろ?」
プリンツ「ヒメハージメって?」
伊19「簡単に言って、新年最初のエッチなの」
磯風「まあ、期待していないわけでは……ないが」
戦艦水鬼「ワタシハ、タマタマヨ」
ネ級「ソンナコトイッテ、姫ッテバハズカシガリヤサン」
鈴谷「まあ、口に出されると恥ずいよね」
矢矧「私はそのつもりよ」
千歳「やっぱり提督の趣味的に、最初はおっぱいかしら」
千代田「ちょっ、お姉ってばヤる気なの!?」
伊8「こういう時、提督好みの金髪巨乳で良かったって思う」
グラーフ「む、まあAdmiralには世話になっているし……やぶさかではないが」
アイオア「ミーのバストでAdmiralのペニスを挟むのはいつものことだし、イージーね!」
村雨「アイオアさーん、声抑えてくださいね……くっ、茶髪でなければ」
木曾「別に提督は金髪好きなだけで、それ以外が嫌いなわけじゃないから落ち込むな」
川内「ははは、私とかみたいに小さいのも指輪貰ってるしね」
大淀「川内さん、出来れば言い方を……」
中間棲姫「ソノブンハダハキレイヨ、オチコマナイノ」
香取「こほん、一年の計は元旦にあり。ならば練習巡洋艦たる私が提督の練度を上げるべきかと」
明石「そんなふわふわな理由で一番搾りは渡せませんよ香取さん」
鳳翔「一番搾りって……卑猥です」

340水無月の姫始め:2017/01/01(日) 20:33:51 ID:2seFPwYU
「うぅ……」
「ん………にひひ、気持ちよかったみたいだね……」
「とても気持ちよかったよ…ありがとう、水無月…」

お兄さんはそう言って体を少し起こして頭をやさしく撫でてくれた。

「えへへ……」

頭を撫でられて嬉しくて自然と声が出ちゃった。

「よかったぁ…水無月、カラダがちっちゃいから
 ちゃんとできないかもしれないっていつも不安になってたんだ」

少し不安だったんだ。体が小さくて、
お兄さんとエッチしている自分の様は下手をしなくても犯罪ものだろう。
でもこんな幼い体に反して年齢はハタチで、
結婚する時だって保護者の同意を貰う必要はなかった。
水無月はお兄さんのかわいいお嫁さんだからお兄さんとエッチする事に何の問題もない。
自分の体が小さいのは睦月型の艦娘…六番艦・水無月の艦娘だからだろうと思ってる。
ちなみにお兄さんは水無月が艦娘になる前から艦娘を率いる司令官だった。
駆逐艦の艦娘は肉体の外面的な成長が乏しい傾向にあり、睦月型もそれに該当するんだ。
何故なのか。その理由はわからないけど、身体能力の成長まで乏しい事はなく、
むしろ一般的な成人より上で、艤装と呼ばれるものを装置した時、
その力は通常の人間を遥かに超える身体能力を発揮できるんだ。
その為、外見的な成長が乏しい事に関してはあまり問題にはされていないみたい。

「でも水無月があなたを気持ちよーくさせられて嬉しいな。
 水無月のおなかの中、あなたの気持ちよかったのあかしでいっぱい……ねえ、見てみる?」

そう言ってお兄さんの言葉を待つことなく膝で立ち上がった。
立ち上がったらお兄さんのおちんちんがさっきまでとは違って
ちっちゃくてかわいらしくなっていたからかするりと抜け、
今まで入っていたあそこの穴から白濁液が音をたててこぼれた。

「ふえぇ…こんなにたくさん……」

中に吐き出された白濁液の量は想像以上だった。
たくさん射精された感触は感じたがまさかこれ程とは思わなくて自分でも驚いちゃった。

「あぁ〜、たくさんこぼれて汚れちゃった……」
「俺もこれほど射精しちゃったとは思わなかったよ」

今まで何回も膣内で射精されたことがあったけど、いつも正確な量まではわからなかった。
エッチのフィニッシュは今までずっと中出ししかしていなかったから。
どれだけ射精されるのか見てみたいからいつかコンドームを使って一度してみようかな。

341水無月の姫始め:2017/01/01(日) 20:34:29 ID:2seFPwYU
「はー、しかしよく出したなあ…」
「いっぱい出たら気持ちいいんだよね?」
「ああ、本当に気持ちよかったよ」
「でもおちんちんがべたべただよ……」
「ああ、自分で拭くから待っ…」
「キレイにしてあげるね〜」
「ん、手間かけてごめん……うぉっ!?」
「ん……」

お兄さんは水無月がティッシュか何かで拭き取るつもりだと思っていたみたいだけど
まさか射精したばかりの精液にまみれたおちんちんにしゃぶりつくとは思ってなかったみたい。
お兄さんの表情はとっても驚いたような表情だった。

「んーー……ぶはぁ…………あー、ごめん。ちょっとマズいね、これ」
「ぁ…だったら無理に口に入れなくても…」
「でもあなたのおちんちん、キレイにしたいから待ってて……」

そう言ったけどおちんちんをお口に入れるのはこれが初めてだから
ちょっと抵抗はあるのかややためらい気味になってしまった。
けど意を決して、おちんちんを根元まで口に入れた。

ジュブジュブジュブ

音をたててむしゃぶりついたり、唇ではむはむしたり、亀頭を舌でペロペロと舐めたり、
色々やってるけど誰が見てもテクがあるとはいえないフェラだと思われちゃうかも。

「ぅぅ…ぁ……」

でも水無月は見た目が小さな女の子だからか
お兄さんは水無月が年齢は20歳を越えた立派な大人だと知ってなお
小さな子にされていると思って表情に罪悪感が出ていたと同時に
同時に背徳感じみた興奮をしていたからか、一度射精して萎えたはずのおちんちんが
再び大きくなるのに時間はかからなかった。
そして水無月が念入りにお掃除フェラをしている内にまた射精しそうになったのか
おちんちんが小さくビクっとしながらまた少し固くなってきた。

「水無月ぃ………」

お兄さんの切なそうな声が耳に入った。そろそろ射精しちゃいそうだからラストスパートをかけた。

「もう駄目だ、離れろ!」

やっぱりね。叫んだお兄さんの腰を思いっきり抱きしめ、離されないようにした。
一度射精しそうになったら止めるなんてもう不可能。

「水無月のお口でイッて…水無月の口内に思いっきり射精して!」

咥えながら喋ったから実際はこんな風に喋れなかっただろう。
でもその口の動きがおちんちんに最後の刺激を与えたみたい。
おちんちんが一際大きく膨らんだ。

342水無月の姫始め:2017/01/01(日) 20:35:04 ID:2seFPwYU
ビュルーーッ!

口の中でおちんちんがビクン、ビクンとしながら
ドロドロとした熱い、粘っこい液体…精液を…撒き散らしていた。
舌の先でおちんちんの先っぽの縦に割れたところを押さえていたけど
それでも射精の勢いは弱まることはなく舌を刺激しながら口の中を満たしていった。
でも押さえていなかったら喉奥まで直接飛んでいって窒息しちゃったかもしれない。

「うぅ…あぁ……」

見上げるとお兄さんはすごく気持ちよさそうな顔をしていた。
よかった…水無月はちゃんとできたんだね……
心の中で喜びながら射精しているおちんちんを口から離さないよう
おちんちんのビクビクが止まるまでしっかりと咥えていた。

「ん………水無月………」

おちんちんのビクビクが止まった。射精は終わったみたい。
お口の中は精液でドロドロだったけどおちんちんから離すことはなく、精液の味を味わってみた。
うーん…………思ったよりは不快な味じゃなかった。
さっきちょっと舐めた時はマズイと言ったけど、
慣れちゃったからか、それとも二発目だからか、
今の精液はどうしても飲めないと言えるほどのものじゃない。
とりあえず味わうのもほどほどにごっくんした。
喉に絡み付く……精液って味以上に感触で嫌がる人もいると聞いたけど確かにその通りかも。
二発目で多少は薄まってサラサラしてそうな精液でさえ喉に絡み付く。
もし一発目の濃厚で糊みたいにドロっとした精液だったら…………
考えもほどほどに唾液と一緒に精液を次々と飲み込んでいった。
おちんちんに付いた精液もきちんと舐め取り、
尿道に残っているかもしれない精液もおちんちんをストローのように吸ってひたすら綺麗にした。

「……終わったよ…お兄さん、あんなに射精しちゃって…気持ち良かったんだね…」
「うん……でもよかったのか…こんなの飲んで……」

お兄さんは申し訳なさそうな顔だった。
水無月におしっこが出るところから出たものを口に入れさせ、
飲ませてしまったことなのだろう。
征服欲とか支配欲とか、そういうものが満たされて悦ぶのが男の人だと思っていたけど、
お兄さんはそういうタイプの男の人とは少し違うみたい。
確かにお兄さんも欲望は満たされたみたいだけど、それと一緒に罪悪感も感じたみたい。

「大丈夫、意外と美味しかった…」
「………」
「…かどうかはわからないけど、お兄さんの精液がさ、
 水無月を口の中から征服していってると思うと興奮しちゃってさ」
「無理はしなくていいから」

お兄さんが水無月のことを心配しているのは間違いないだろうけど、
きっと欲望を満たすためだけに水無月に無理強いする形になって、
それで嫌われてしまうのが怖いからというのもあるかも。でもそれって……

343その2:2017/01/01(日) 20:35:24 ID:ML4mlibg
蒼龍「その割にドアにさり気なく近付いてますよね鳳翔さん」
足柄「このまま話してても埒が開かないし、なんか勝負して決める?」
ビスマルク「何か勝負したいだけでしょ貴女は」
天城「かくれんぼなら」
春風「今から、この人数でですか?」
港湾棲姫「ワタシニハ、フリ……」
比叡「素直にじゃんけんとかどうでしょう?」
ローマ「それでいいわ、赤ん坊の頃から知ってるあの子(の新年一発目)を渡せるもんですか」
防空棲姫「キコエタワァ……ヒドイココロノコエガキコエタワァ……」
雲龍「負けないわ……このパイズリ用衣装に賭けて」
鹿島「え? それそうだったんですか?」
龍鳳「ごめんなさい伊19ちゃん、はっちゃん……わたしも提督の最初の欲しいの」
筑摩「姉さん……力を貸して……」
阿賀野「それ、利根さん困らないかなぁ」
長門「いいか? 最初はグーからだからな」
夕立「長門さん、なんのかんのでやる気っぽい」
港湾棲姫「アッ、ウデノギソウハズスカラマッテ」
全員「最初はグー! じゃんけん、ぽん! ……あいこでしょっ! しょっ! しょっ! しょっ!」
陽炎「ストップ、人数分けないと終わらないわ」
武蔵「艦種ごとに分けるか?」
木曾「それでいい、って狭いから集まり辛いな」
浜風「早く早く、ちょっと辛抱堪らなくなってきた……」
トテトテ……ガチャ。
全員「?」
北方棲姫「テートク、アケマシテオメデトウナノ」
提督「うん、おはようほっぽちゃん。今年もよろしくね」
全員「あ」
提督「ふわぁ……って、どうしたんです皆して部屋の前で」
全員「えーと……あけましておめでとうございます!」


エロ無くてごめんなさい。

344水無月の姫始め:2017/01/01(日) 20:36:30 ID:2seFPwYU
「にひひひ〜、お兄さんの心は水無月に完全に征服されちゃったみたいだね」
「…そうだな…」

お兄さんは少し照れ臭そうに答えた。本当にわかりやすいなあ。

「お兄さんは水無月に心を征服されちゃってるけど、
 水無月もお兄さんに心を征服されちゃったんだよ。
 だからね、水無月はお兄さんと一緒にいられる時全てが大切なものなんだよ」
「ありがとう。俺も水無月と一緒にいる時が一番幸せなんだ。
 エッチな事をしてる時だけじゃなく、ただ普通に一緒にいるだけでもな…」
「……じゃあもっと幸せになろう」
「?」

そう言ってお兄さんの方にお尻を突き出した。

「二回も射精したのにまだ元気みたいだからさ。
 だからもう一回ここでびゅーっとして。
 ……二人の愛し合った証明が欲しいんだ」
「俺もだ。今すぐにでも欲しい」
「じゃあ来て。こっちも準備はバッチリだよ」
「それじゃ行くよ」

その言葉のすぐに水無月の膣内におちんちんが勢いよく入ってきた。
結婚初夜に女の子の一番大切なもの……
処女を激しい痛みの中でお兄さんに捧げた時は
お兄さんも童貞だったからか中々入らなかったし痛かった……
でも今は何回もしてきたからかおちんちんの形に慣れちゃったみたい。
それに今日はまず一回している。今は二回目だからか更にすんなりと入った。

「動いていいか?」
「いいよ、激しくしちゃってもいいからっ」
「それじゃ…」
「うあっ!?」

それは遠慮なしだった。おちんちんが激しく出たり入ったりしている。

「あぁ…凄くいいよ…水無月…」

お兄さんは水無月の腰をがっちりと掴みながら激しく腰を動かしていた。
バックでするのは初めてだけど、なんだか動物の交尾みたい…
交尾……そう、今のエッチは動物のような本能的なものだった。
そして頭の中に浮かんだ【交尾】という単語が水無月を更に興奮させてるみたいだった。

「水無月の中…熱くて本当に気持ちいいよ……」

いつもとは違うやり方だったけどお兄さんは満足しているようだった。
乱暴に、相手の気遣いもなく、ただ快楽に身を任せた動きだったけど、
女としての魅力がないだろう自分のカラダで大好きな人が興奮して気持ち良くなってくれる。
そう思ったらこっちまで興奮していい気持ちになれそう。

345名無しの紳士提督:2017/01/01(日) 20:36:51 ID:ML4mlibg
うわ、投稿タイミング被った。
すいません、こんなエロ無し小ネタでやらかして。

346水無月の姫始め:2017/01/01(日) 20:37:35 ID:2seFPwYU
「もうそろそろ…」
「いいよ!水無月の赤ちゃんのお部屋を、お兄さんの赤ちゃんの素で満たしてぇ!」

エッチしてる時じゃなかったらこんなこと言えないな。
言おうとしても恥ずかしくて言えない。
エッチしてて興奮してるからこそこんなことも平気で言えちゃう。

「ああっ、受け取ってくれっ!」

パンッ、と一際大きく叩き付ける音がしたと同時に赤ちゃんのお部屋に衝撃が走った。

ドビュルーッ!!

そしておちんちんのビクビクと同時に赤ちゃんのお部屋の中に熱い衝撃が何回も叩き付けられた。

「あ……ぁぁ…………ぁあ…………」

お兄さんが呻き声みたいな声をあげていた。
水無月の腰をがっちりと掴んで、
『赤ちゃんの素を一滴も無駄にしたくない』
って感じでおちんちんを奥に押し込んでいたけど、
足腰はガクガク震えていて余裕がない感じだった。
きっとすごく気持ちいいんだろうな……
お腹の中が激しく熱く満たされていくのを感じながら、
この瞬間と気持ちがいつまでも続けばいいなと思った。

347水無月の姫始め:2017/01/01(日) 20:38:29 ID:2seFPwYU
「今年もごめんな水無月」
「ふぇ?」

エッチが終わってしばらくして、抱きしめられたまま謝られた。
ちなみに後背位から正常位へと体勢に変化はあったけどおちんちんは一度も抜かなかった。
エッチしてからずっと繋がりっぱなしだった。

「いつも俺ばかり気持ち良くなって、なのに水無月を気持ち良くさせられなくて……」
「大丈夫、水無月はお兄さんとのエッチに不満はないよ」
「だけど…」
「お兄さんが水無月で気持ち良くなってくれること、
 それが水無月を気持ち良くさせてくれるんだよ。
 それにさ……エッチが終わった後にお兄さんと繋がったまま抱きしめられている時…
 お兄さんの優しさと暖かさを感じられるその時が一番幸せなんだ」
「……ありがとう」

お兄さんは優しい眼差しで水無月の頭を撫でたり、髪を梳いたりしてくれた。

「こちらこそね」

お兄さんのお礼の言葉は嬉しかった。
そして二人で最高の寝正月を過ごしたのだった。
 
 
―終―

348水無月の姫始め:2017/01/01(日) 20:40:23 ID:2seFPwYU
水無月の話は以上です
他の娘の話もまたあとで投下します

>>345
いえいえ、こちらこそ間が悪い時に投下してすみませんでした

349名無しの紳士提督:2017/01/01(日) 21:07:14 ID:2seFPwYU
というわけで次は鳥海の話を投下します
ちなみに私のSSは相手となる艦娘ごとに違う世界観のお話です

350酔いしれるもの、酔いしれぬもの:2017/01/01(日) 21:08:04 ID:2seFPwYU
「うふふふふふ!だーいすき!」

その言葉と共に俺の唇はやわらかなものに閉ざされた。
逃げようにも頭を掴まれながらキスされているのだから逃げようがない。
彼女は重巡洋艦鳥海の艦娘である。艤装と呼ばれるものを身につける事により凄まじい力を発揮する。
しかし艦娘は艤装がなくても身体能力が人間の範疇でだが高い。

「……っくう、何なんだ!?いくら酔っ払ってるからって!?」
「んもう、大丈夫だってばぁ」

口調があまりにも砕けすぎている事を差し引いても、
酔っ払いの『大丈夫』という言葉は『おれは しょうきに もどった!』並に信頼出来ない。

「くっ……ポーラのヤツ……彼女に沢山呑ませて……」

彼女が相当酔っ払っているのはポーラが呑ませ過ぎたからである。
いつも以上に酷く酔っ払っていたポーラは『鳥海ヨーグルトが呑みたい』
という理由で酒を彼女に無理矢理呑ませたからである。
アルコールが入った鳥海の艦娘の母乳なら鳥海ヨーグルトになるだろうと考えたのだろう。
いつも以上に酔っ払っていたとはいえ実行しようとするなんて無茶苦茶である。
鳥海ふぶきとか言って未成年の吹雪にまで呑ませなくてよかった。
吹雪は出産経験はないから母乳なんて出ないだろうし、
出たとしてもアルコールでホルモンバランスが崩壊した結果だろうから相当ヤバい。
まあ悪酔いしたポーラはザラと摩耶にシバかれてるから少しはまじめになってくれるといいが……

「ねえ、姫始めしましょうよ。確かに私は酔っ払っているかもしれないけど、
 お酒を呑む前に『もし私が酔っ払っていても勝手に姫始めしちゃってもいいですよ』
 って許可したじゃないですかぁ〜」

酒臭い息を吐きながら言った。確かに宴会の前にそういう約束は取り付けたけど…
まさかこんな事になるとは流石に思わなかった。

「そうだわ、今まで姫始めなんてした事なかったんですからいつもやってない事しましょうよ」

彼女はそう言っておっぱいをさらけ出した。
母乳が溜まっているのか相当張り詰めていたが、
乳首も乳輪も慎ましい大きさと鮮やかな桜色で、とても経産婦とは思えなかった。

「ほら、あなたもおちんちんだして」

そしておっぱいに見とれている間に俺のズボンのチャックをおろしてちんちんを取り出した。

「あらぁ〜、か〜わいい〜。こんなにちっちゃくてやわらかくて、
 恥ずかしそうに皮まで被っちゃってぇ…」

いつもは恥じらいがあったり、開き直り感があったりしたが、
今の彼女は思いっきりあっぴろげである。

351酔いしれるもの、酔いしれぬもの:2017/01/01(日) 21:09:36 ID:2seFPwYU
「私が元気のないおちんちんを元気にしてあげますね。
 あなたは私のおっぱいを飲んでくださいね」

俺は完全に開き直った。言われるがままに乳首に吸い付いた。

「あんっ?もう、私の計算じゃ、恥ずかしがって中々飲みたがらないと思ってたのにぃ」

いつもなら躊躇するがどうせアルコール入った母乳になるだろうから
子供達に飲ませられないと思い、俺は自分が全部飲むことにした。

「まあいいわ。あなた、そんな体勢じゃなくてもっと楽な体勢で」

俺は彼女によっておっぱいを吸いながら彼女の膝と左手を枕に寝かせられる形になった。
そして彼女の右手は俺のちんちんの皮を剥いて摩って刺激を与えてきた。

「んっ!?」
「ああん、もう、強く噛んじゃダメだってばぁ」

あまりの事に俺は驚いてしまった。流石に歯は立ててなかったが
唇の甘噛みをつい反射的に強くしてしまった。
授乳手コキ……
母性とエロスが入り混じったなんとも業の深い行為だ。

「うふふ、おちんちんが大きくなってきました。元気いっぱいですね。気持ちいいですか?」
「とても気持ちいいし、おっぱいも美味しいよ」
「喜んでもらえてよかったです。それじゃもっと」

彼女の扱くスピードが速くなった。普段は手コキでは物足りない俺でも強い快楽を感じる。

「もう……出る……」

ビュルッ

俺は情けなく射精した。いくら最近射精していなかったとはいえ早すぎる。

「うぅ……すまない、こんなにあっけなく…」
「ごめんね、おもらししちゃったのはお母さんがおっぱい飲ませすぎちゃったからよね」

もはや倒錯しきったプレイをしているようだった。
彼女は太陽を白い羊に守護られていたが、月は俺と同じく天の蠍に守護られていた。
太陽と月の両方が天の蠍に守護られていた俺以上に今ドスケベなのは
酒のせいで箍が外れてしまったからだろうか?

「こんなに汚れちゃって……お母さんがきれいにしてあげるね」

そう言って彼女は俺のちんちんをしゃぶり始めた。
しかもただしゃぶっているのではなく、局部を俺の顔に押し付けたからだ。
いわゆるシックスナインというものである。

「鳥海の雫を飲ませてあげますから、あなたの濁り酒を飲ませてくださいね」

352酔いしれるもの、酔いしれぬもの:2017/01/01(日) 21:10:14 ID:2seFPwYU
今度は母子プレイではなく普通(?)の恋人同士のプレイだった。
彼女はフェラチオをし、俺はクンニリングスをしていた。

「ああっ、いいですよ」
「ん……」

互いに粘膜で粘膜を刺激し合うからかさっき以上に気持ちよく感じる。
そんなわけで再び射精するのに時間はかからなかった。

ドビュルッ!

二発目だからか勢いが凄かった。同時に彼女の尿道から液体が出てきた。
少しひくついている感じがしたのできっと彼女もイってしまったのだろう。
お互いに相手から放出される液体を飲み合っていたのだった

「あぁ……あなたの濁り酒、とっても美味しい……」

酔っ払っているからこんなことも言ってしまうのだろう。
俺もベロベロに酔っ払っていたら『大吟醸 鳥海山うめぇ』と言っていたかもしれない。

「幸せですぅ…………zzz…………」

彼女は寝てしまったようだ。とりあえず俺も右のおっぱいから母乳を搾り取ってから眠りについたのだった。
 
 
「昨日は本当にごめんなさい……」

シラフに戻った彼女は本気で謝っていた。昨日の事はある程度覚えていたようだった。

「いや、酔ったことをいいことに止めようとせず為すがままだった俺にも責任はある」
「だけど寝ちゃったせいでセックスの本番をさせてあげられなくて……
 せめて寝てしまっても睡姦を許しますと言っていれば……」
「過ぎた事はしょうがないさ。なんなら今からやるか?」
「はいっ!」

彼女は元気よく応えた。

「罪悪感とかを持つ必要はないよ。姫始めは二日からって言われているしさ」

厳密には二日でなくてもいいが、姫始めの大元の意味が二日に行うものだからそう思われやすいのだろう。

「はい……それじゃ、しましょう」
「ああ」

こうしていつものように俺達は普通に愛し合ったのだった。
 
 
―終―

353名無しの紳士提督:2017/01/01(日) 21:12:07 ID:2seFPwYU
というわけで以上です
次は大鯨の話を投下します
原作と違う挨拶や、他SSと共通する独自設定もありますが
何卒ご了承ください

354せ・い・じ・ん 幼妻大鯨ちゃん:2017/01/01(日) 21:13:02 ID:2seFPwYU
2016年12月31日、大晦日の夜。
艦娘達が駆ける港湾の空を花火が彩っていた。

ドドン!ドンドン!ドン!!

そして今、日が変わろうとしていた。
5…4…3…2…1……

ドーーーーーン!!!!

「新年明けましておめでとうございますぅ」

一際大きな花火と共に大鯨の挨拶で始まった2017年1月1日。

「明けましておめでとう。今年もよろしくな」
「はいっ」
「司令官さん、新年明けましておめでとうございます」
「提督さん、新年明けましておめでとうございます」
「あけましておめでとうなのです」
「明けましておめでとうみんな」

続いて戦術の要の鳥海と教育の要の鹿島に初期艦娘の電も挨拶をした。
鳥海と鹿島は晴れ着姿である。鹿島の晴れ着は姉の香取のお下がりだけど。

「提督、明けましておめでとうございます!」
「提督、新年明けましておめでとうございます」
「新年明けましておめでとうございます提督。今年もどうかよろしくお願いします」
「あけましておめでとうな、明石、間宮、大淀」

この鎮守府だけでなく全鎮守府の要となる工作艦明石、補給艦間宮、そして大淀とも挨拶を交わした。

355せ・い・じ・ん 幼妻大鯨ちゃん:2017/01/01(日) 21:14:03 ID:2seFPwYU
「Je vous souhaite a tous une tres bonne annee 2017 !」

フランス語による新年の挨拶をしたのは
フランスの水上機母艦の艦娘のコマンダン・テストだ。

「Have a great year.」
「Best wishes for the happy new year Admiral!」

同じ英語の挨拶だがシンプルにくだけた言い回しのアイオワ、
丁寧な言い回しのウォースパイト。
アメリカとイギリスの違い、というよりは彼女達の気質の違いによるものが大きいだろう。

「提督、あけましておめでとうございます。Buone Annoです。今年もよしよし、な年にしましょ?」

イタリア語の挨拶をしたのはアクィラである。

「海外艦娘のみんな、明けましておめでとう!」

俺は纏めて日本語で返した。
海外艦娘達の後にも他の艦娘達が俺に挨拶をした。
後は今水上を駆けて人々と街を守っている艦娘達だな。任務が終わったら挨拶しよう。
俺達は任務を遂行している艦娘達を見守りながら夜空に咲く光の花を見ていた。

356せ・い・じ・ん 幼妻大鯨ちゃん:2017/01/01(日) 21:14:37 ID:2seFPwYU
「鎮守府主催の年越し花火大会、大盛況でしたね」
「ああ。やってよかったよ」
「アメリカとか外国ではカウントダウンイベントで花火をする事が多いわ」
「パリのエッフェル塔と共に見る花火に負けず劣らずの美しさでした」
「ロンドンの花火と同じくらい…
 それを鎮守府の力だけでやるなんて…」

海外艦娘達も流暢な日本語で評価してくれた。
彼女達は本来日本語がここまで達者ではなかったが、
『何を言っているかわからない』
という意見が多数あった為、練習巡洋艦娘の鹿島にみっちりと日本語力を鍛えてもらった。
その甲斐あってかみんな日本語が達者になり、
みんなとコミュニケーションが円滑に取れるようになった。

「仕方ないよ。同じ場所でわずか一週間の内にまたやる予定はなかったみたいだしさ」
「イブの時は警備に専念してて正解でしたね」
「我々の資材量だと、通常業務にも影響が出かねませんからね」
「今回は過去に鎮守府が協力した企業からの支援もあり、
 そのおかげで花火用の資材の用意も出来た。
 そして花火大会そのものも街のみんなに喜んで貰えて万々歳だ」
「神戸の花火大会も大盛況でしたけど、ここの花火大会もかなりのものですわ」
「ホント凄かったよな」
「艦娘の使命は戦う事だけでなく、人々を笑顔にする事も使命の一つです。
 花火大会、本当に大成功でした」

大鯨が誇らしげに言った。彼女は潜水母艦故に戦闘能力は皆無であったが、
それ故に戦闘以外で艦娘の力を役に立てる事が出来たのが嬉しかったのだろう。

「それでこれからどうしましょうか?」
「どうするか…警備は担当の艦娘達がやっているし、
 俺達はこれからどうするか……」
「駆逐艦のほとんどは寝ちゃって、
 ここにいるみんなは午前中は非番ですからどこかに行きますか?」
「三重県ならパチンコ屋が大晦日から正月にぶっ通し営業やっているんだがな」
「何それ?」

みんなは興味深そうに聞いてきた

357せ・い・じ・ん 幼妻大鯨ちゃん:2017/01/01(日) 21:15:14 ID:2seFPwYU
「三重県にはお伊勢さんがあって正月はそこに参るのだが、
 混雑してトイレが足りなくなるからパチンコ屋をトイレスペースの確保の為に
 全国47都道府県で唯一営業させていると聞いた事がある。
 だが最近はコンビニのような24時間営業の店かが増えたから
 パチンコ屋の新年深夜営業に疑問視がされているけどな」
「へぇ〜、そうですかぁ。まあパチンコはお金がただかかるだけですから、
 ここで夜通しで呑みましょうよ。お酒なら呑んだ分だけ損はしませんからね。
 おつまみもありますよ。ベビースターはオススメです〜」
「ポーラ!」
「…何をツマミにしようとそれは勝手だが、
 去年突如引退を発表して昨日をもって惜しまれつつ引退した
 マスコットキャラクターだったベイちゃん(鳥海ちゃんと同い年)を偲んでほしいものだ」
「ほえ?……すみませんでした。おつまみなしでお酒を呑みます」
「そういう意味じゃねえ……」
「……提督と大鯨さんは二人きりでゆっくりとなされたらどうでしょう?」
「お子様達も寝てらっしゃいますし、私達は私達でゆったりしています」
「そうですか、すみません」
「まあ、今更神宮や大社に行ったって超大混雑だろうしな。
 鎮守府が関わるような事があったなら混雑関係なく中に行けるだろうが、
 さすがに歴史ありすぎる神聖な場に鎮守府が深く関わる事は無理だ。
 精々縁がありそうな艦娘を派遣するくらいしか出来ないだろう」
「歴史ある商社とはコラボしましたけどねぇ。
 あそこは気前よくワインをくれたんですけど」
「みんな、ポーラが呑みすぎないか心配だけど、
 君達を信じて俺達は二人でゆったりとさせてもらうよ」
「りょ〜か〜い」

ポーラの返しに『君が当事者だろうが』というツッコミをしたいのを我慢して俺達は自室に戻った。

358せ・い・じ・ん 幼妻大鯨ちゃん:2017/01/01(日) 21:15:45 ID:2seFPwYU
「君は変わらないんだな」
「まあ、ありがとうございます」

自室に戻った俺達は大掃除の最中に見つけた大鯨の昔のアルバムを眺めていた。
彼女が艦娘になる前からの沢山の思い出だ。
……変わらないと言っても胸の大きさは今ほどではない。とはいっても充分大きいが。

「君が20歳の頃のは写真集で見たけど、こういうのは初めてだ」
「辛い時に頑張って生きてきた自分を奮い立たせる為に
 艦娘になる時に持ってきた物ですけどこの鎮守府に来る前の整理で仕舞い込んじゃって…
 今まで探す暇がなさ過ぎるくらい忙しくて、
 この前の大掃除の時にやっと探し出せました」
「物探しの暇も与えられないくらい忙しくさせてしまってごめんな」
「いえ…気にしないでください」
「しかし君はちゃんとプライベートな写真も沢山撮ってたんだな」
「自分が生きてきた証ですから。ハタチの時に出した写真集も、
 未熟児として産まれた私がここまで生きてこれた記念みたいなものですから」
「重いな…」
「そういえばあなたの写真って全然見ませんね」
「恥ずかしながらあまり写真は撮ってこなかったからな。高校時代以降は特に。
 そうでなくても写真を持って来てないしな。
 しかし君は20歳の頃から全然変わらないな。
 成人式の時の写真だって幼い初々しさがあったけど、それは今でも変わらないし、
 成人式が楽しかったからか君が輝いて見えるしさ…」
「ところであなたの成人式の思い出を聞いたことありませんでしたけど、
 あなたの成人式はどんな成人式でしたか?楽しかったですか?」
「俺には成人式の楽しい思い出は影も形もなかった…」
「そうなんですか…」
「いや、まったくなかったとは言わないが…
 期待するような事はなかった」
「期待するような事って何ですか?」

彼女は気になる様子で聞いてきた。

「……あまり言うべき事じゃないだろうけど……」
「いいですよ、正直に言ったって」
「……昔、物心つく前から仲がよかった幼馴染がいたけど
 中学時代に喧嘩してそのまま仲直りする機会もなく卒業して自然に会う機会もなくなり、
 大学の頃には住んでる所も変わっちゃって……
 成人式の後の同窓会なら昔みたいに仲良くなって仲直り出来ると思っていたけど、
 そんな状況でも結局全然仲直り出来なくて…………」
「そんな事が………」
「その事が今の俺の生き方に強い影響を与えているのかもしれない。
 喧嘩しても軽く思わずにすぐに仲直りする、って事を今更にな………」
「……………」
「ごめんな、こんな正月からこんな暗い話をしてしまって」
「いえ、そんな事があったなんて知りませんでした。
 だけどその事が今のあなたの生き方に良い影響を及ぼしているのでしょうから」
「……ありがとうな……」

359せ・い・じ・ん 幼妻大鯨ちゃん:2017/01/01(日) 21:16:23 ID:2seFPwYU
そうだな。彼女も潜水母艦大鯨と同じく未熟児で産まれ、
その為に様々な苦しみを受けてきたが、
それ故に彼女は他者からの優しさを感じながら育ち、
優しい心を持つ女性へと育まれてきたのだ。
彼女が辛かった過去があるからこそ今の自分の幸せな自分があると前向きに捉えるように
俺も過去の影は過去の影として受け止め、そこから未来を見つめなきゃな。

「でも?こういう事も期待していたんでしょ?」

彼女はそう言いながら着物の帯を解いていった。

「……姫始め、しましょ」

あまりにも大胆過ぎる発言をしながら彼女は己の身体をあらわにした。
姫始め……今では年の始めのセックスの別称であるが、
元々は1月2日に行う、セックスとは関係ない全く別の行事が由来である。
ただ時々ごっちゃになって1月2日に行うセックスとの事と思ってる人もいるみたいだ。
まあ日本人はそこら辺いいかげんな所があったりするものだし、
言葉というものは時代によって変わっていくものだ。
そんな事を考えながら俺は彼女に口づけをし、
抱きしめながら彼女の頭に手をまわし、そのまま畳に押し倒した。

「ん……ん……」

舌を絡め合いながら激しく口づけを交わした。

「……はあっ……」

口で激しく愛し合った暫く後、交吻を解いた。
彼女の顔はとても蕩けた表情だった。
大人でありながらあどけない少女のような愛らしい顔、
だけど身体はしっかりとした大人な彼女。
そんなアンバランスな彼女が見せた魅惑的な表情は
俺の更なる興奮を呼び起こすのに充分だった。

「早く……ください………あなたの……おちんちん…………」

息を絶え絶えにしながらも、幾度も俺という男を受け入れ、
双子を産んだにもかかわらずまるでそれを感じさせない桜色のそれを
指でくぱぁと拡げて懇願する彼女。
子を孕み産んだ事がある事を感じさせぬ瑞々しい見た目、
それ以上に幼さを感じる声が発する誘惑に俺の理性なんてもはや影も形もなかった。
俺はズボンのチャックを下ろし、中で痛いほどに張り詰めたちんちんを解放し、
被っていた包皮を剥いて彼女の膣口に添え、躊躇いなく奥まで入れた。

「あああっ!?」

彼女の驚いた声が響くが俺は構わず心が命ずるままに腰を激しく前後した。

360せ・い・じ・ん 幼妻大鯨ちゃん:2017/01/01(日) 21:16:57 ID:2seFPwYU
ジュプッジュプッジュプッ!

彼女の膣は充分に濡れていた為に絡み付かれながらも滑らかにちんちんが擦れた。
彼女の顔は久々の激しさに慣れきっていない様子だったが、
いつもとは違う彼女の髪型に新鮮さを感じ、
また、晴れ着でのセックスというシチュエーションが彼女の雰囲気と合わさり、
新成人を迎えた二人がそのまま大人としての儀式を行う……
そんな感じすら醸し出し、俺をどうしようもないほど興奮させていた。
彼女の豊かな胸はたぷたぷと俺の下で激しく揺れていた。
子供達を育むおっぱい。それを俺も吸ってみたくなった。
俺はおっぱいに手を添え、子に母乳を与えている事実を感じさせない桜色の乳首を甘噛みし、
ぎゅっと搾るかのように手に力を入れ、おっぱいのやわらかさを感じながら乳首を吸った。

「ふぁわあぁぁぁぁ!」

彼女の愛らしい嬌声が響いたと共に口内に温かな甘さが広がった。
その直後膣がきゅっと締まり、強い刺激を感じた。

どびゅるるっ!どびゅるっ!

俺は最奥で射精していた。彼女が雌としての本能全開で雄の精子…
子種を貪欲に搾り取ろうと激しく絡み付くのを感じながら、
雄としての本能の赴くままに精液を彼女の胎内奥深くに
激しく叩きつけるように吐き出しながら種付けをしていた。
俺の遺伝子を受け継いだ新しい生命を彼女に孕ませ、産ませる為に……

「ぁ……ああ………」

あまりにも気持ち良かった。まるで天国に上り詰めるかのようだった……

361せ・い・じ・ん 幼妻大鯨ちゃん:2017/01/01(日) 21:17:40 ID:2seFPwYU
彼女の声に気がついたら射精はもう終わっていた。
彼女の激しい絡み付きも大人しくなっていた。
俺の意識が飛んだわけではないだろう。
射精する事と快楽を感じる事だけに集中していたのだろう。
少なくとも快楽は刹那的には感じていたはずである。
気がついた俺は彼女を見た。乳首からは白いものが垂れていた。
俺は彼女の母乳を飲んだんだ。
あの時感じた甘い温かさの正体を今把握したのだった。

「……激しかったぁ……」

彼女の呟きは俺によかったって言ったつもりだろうが、
ただ欲望を吐き出そうとするかのように自分勝手に動いていた俺には
単語の意味だけで俺を責めているように感じた。

「……ごめん……」

俺は謝った。自分がどうしようもないと感じていたからだ。

「あなたったら暴れん坊で甘えん坊で慌てん坊で……」
「うぅ……」

全部当たっていた。何も言えなかった。

362せ・い・じ・ん 幼妻大鯨ちゃん:2017/01/01(日) 21:18:21 ID:2seFPwYU
「……でも、そんなあなたがとってもかわいくて愛おしいです」
「………ありがとうな…」

彼女は俺を責めたりはしなかった。
俺の情けない姿にさえ愛情を感じてくれていた。

「その姿を私の前でだけ見せてくれるんですから嬉しいです。
 私はあなたのお嫁さんなんですから、
 ずっと肩肘ばかり張張り詰めさせずにゆったりとしてくださいね」
「ああ」

俺を慈しんでくれる彼女。俺は本当にいいお嫁さんを持った。
思わず肩肘張りそうになったが、彼女の言う通りもっとゆったりとするか。

「……こちらの方はずっと張り詰めっぱなしですね……」

彼女の膣内に挿入されていた俺のちんちんは射精したにもかかわらず未だに勃起していた。

「いいですよ。こちらは張り詰めていても。
 私の中なんですからそうなってもおかしくありませんからね」
「なあ、もっとしていいか?」
「はい!後ろからでも横からでも。
 もし望むなら私があなたの上にもなりますよ」

彼女は俺ともっと愛し合うつもりでいた。
二人とも太陽も月も天の蠍に守護られし者。
天の蠍は性愛の象徴でもあるため、二人は底無しなのだろう。
去年は『姫始め』が出来なかったから今年の『姫始め』は更に激しいものとなるだろう。
『姫始め』はその通り更に激しくなっていったのだった。
 
 
―終―

363名無しの紳士提督:2017/01/01(日) 21:20:01 ID:2seFPwYU
というわけで以上です
大鯨は幼い新成人っぽくて、
ほとんどの事を許してくれそうな聖人で、
ドスケベな性人でしょうね

それでは今年もまたよろしくお願いします

364名無しの紳士提督:2017/01/02(月) 07:45:03 ID:Sn3S.bP2
怒涛の投稿ラッシュ乙
貴重な水無月成分良いぞ…

365名無しの紳士提督:2017/01/02(月) 10:10:19 ID:ooMm4HpE
そういえば、ここは注意書きがあればTSはOK、女性提督は百合板とのことだけど。
男の子になっちゃった艦娘の主砲の処理をする女性提督や艦娘って、ここでいいのでしょうか?

366名無しの紳士提督:2017/01/02(月) 18:13:45 ID:FfE6Wrqo
>>365 大丈夫でごんす。

367名無しの紳士提督:2017/01/02(月) 20:34:04 ID:/FnUlzWE
>>365
恋愛感情の有無と性自認がどっち寄りなのかによってジャンルが変わってしまうから、判断に悩むなら注意書きを先に投下したほうが無難かもね

368名無しの紳士提督:2017/01/02(月) 21:35:07 ID:ooMm4HpE
お二人共ありがとうございます。
まだネタはある。の段階なので、いずれ書かせていただきますね。


では別のネタ。
鳥海×ショタ提督。
要素は、睡姦・逆レイプ・おねショタ・キャラ崩壊・になります。

369鳥海さんご乱心!:2017/01/02(月) 21:36:13 ID:ooMm4HpE
 重巡鳥海はショタコンである。
 この世に降臨(ドロップ)した時からショタコンである。
 改二になってもショタコンである。
 年末年始だろうが変わらずショタコンである。
 そんな彼女が中学生の提督が愛らしい寝顔で泥酔しているのを見たらどうなるか。
「ああ、提督可愛い……ほっぺぷにぷにです……唇は……チュッ……じゅるっじゅる……んー、ジューシー」
 襲うに決まっていた。陸奥と日向と大鳳が揃ったら爆発するくらい確実に。
 鳥海が所属する鎮守府は新年を迎えての宴会をしていた。
 この大広間では、一年の労を流す様に食べて飲んで歌って、皆眠ってしまっている。
 提督も、ポーラが持ってきたのど越し爽やかで飲みやすいがアルコール度数が素敵な果実酒が、何故か提督用ジュースのボトルに入っていたのでお眠だ。
「なんで入ってたんでしょーね? 不思議ですねー?」
 鳥海の計算によると、四人姉妹の末っ子で眼鏡の艦娘の仕業だ。
「ふふふ提督、ここ苦しそうですね。大丈夫、鳥海が介抱してあげますからね?」
 言って、提督のズボンを見事な手際で降ろす。
「あれあれ? 大きくなってますね? どうして硬くなってるんですか?」
 明らかに確信犯の顔で下着も躊躇わず降ろし、若々しく……幼いとも言える怒張を露出させた。
「まあ……素敵です提督」
 決して巨根ではないが、年齢を考えれば立派な男根が天を突いてそびえる。
「匂いも……あぁ、至福ぅ」
 理知的な黒髪美人の顔を投げ捨て、牝犬の貌になり鼻を鳴らす。
「提督ぅ、ずっとずっとお慕いしてましたぁ……提督は皐月ちゃんとケッコンしてますけど、私もしちゃっていいですよね? 答えが無いって事はOKって事ですよね?」
 もう辛抱堪らないと、中坊ペニスを一気に頬張る鳥海。最初っから濡れっぱなしの女陰がさらに瑞々しくなった。
(あんっ! 提督のオチ○チン素敵過ぎますぅ! 鳥海、浸水しちゃいました)
「んっ! ぅうう」
 いきなりの快楽に提督が呻く。しかし、人生初のアルコールはまだ覚醒を許さない。
「じゅるっ……チュバチュッチュッ……んー、最高です……この味はまだ童貞ですね……ダメですよ皐月ちゃん、こんなご馳走に手を付けないで放置しちゃあ」
「むにゃむにゃ……ファソ……ラシド」
 気持ちよさそうに眠る金髪駆逐艦に対し勝ち誇り、鳥海は高雄型自慢の爆乳を解放する。
 ぷるん、と挑発気味に揺れる白峰を自分で掴み、目標のペニスを一気に挿入した。
「ひんっ! はぁああ……んっ!」
「どうです? 高雄姉さんや愛宕姉さんよりは小さいけど、その分張りでは勝ってるはずです。皐月ちゃんじゃこんなこと出来ませんよね?」
 無意識に腰を突き出す提督を誰が責められよう。
 責められるべき重巡は、好色な笑みを浮かべて乳奉仕……いや、乳凌辱を続ける。
「提督のオチ○チンがびくびくしてるの分かります……射精したいんですよね? 私にNTRパイフェラされて気持ちいいんですよね?」
 この征服感、背徳感が鳥海を加速させる。触ってもいない花園が小さな絶頂を何度も迎えるほど。
 しかし。

「お、おいっ! 何やってんだ鳥海!」

370:2017/01/02(月) 21:37:57 ID:ooMm4HpE
 邪魔なトカゲが覚醒した。
「ああ、天龍さんですか。おはようございます」
「おはよう。じゃねえ、何やってんだって聞いてんだよ」
 軽巡離れしたスタイルの眼帯の少女が刺す様な視線を向ける。
「パイフェラですよ、見ての通り」
「見ての……じゃねえ」
 あまり飲んでいなかったのが幸いしてか、騒がしさを感じて目を覚ましてみれば、ショタコン要注意眼鏡が提督の股ぐらに顔を突っ込んでいるのだ。まるで思考が追い付かない。
「そんな騒がしくしないで下さい、皆起きちゃいます」
「起きたらマズいのはお前だろうが」
「いえ、そろそろ射精しそうなんですよ。恥ずかしいでしょ? 皆にイッてるところを見られるなんて」
 確かに恥ずかしいだろうが、だったら止めろ。と言いたいが、初めて見る情事に天龍の脳は桃色に支配されかけている。
「大丈夫です。どぴゅどぴゅしたら天龍さんと交代しますから」
「はぁっ!?」
 何を言ってるんだ、この発情眼鏡は?
「天龍さんもショタコン(こっち側)ですよね。分かってますよ」
「ばっ! な、何を根拠に……」
 鳥海は、ふふんと得意気に笑う。なおパイズリは止めてない。
「いつも言ってるじゃないですか……『少年の匂いが堪らねえな』って」
「『N』が余計だよボケッ!」
 硝煙だ。ローマ字だとSYOUENだ。
「『N』が? もしかして天龍さんは、ブラック&ホワイト否定派なんですか?」
「誰がポケ○ンの話してんだよ!」
「今、提督のポ○ットモンス○ーが大事でしょう?」
 確かに海外ではそういう意味だが。
「もうやだ、龍田ぁ助けて〜」
 頭のネジがダース単位で抜け落ちている変態が『フフフ、怖いよぉ』になったので、すやすやと眠る妹に助けを求める天龍であった。
「あ……提督、いいですよ……鳥海の口をミルクトイレにして下さい」
「は?」
 疑問はすぐに氷解した。
 眠っている提督の身体が跳ねたのだ。
「チュッ! ぁん、凄い勢いです提督、溢れちゃ……ぁあ」
 躊躇う事無く自分の谷間の中央――提督の先端に口を付け、若い噴火を受け止め……否、貪っている。
(提督、溜まってたんですね。ダメですよ、若いんだからオナニーしなきゃ、オチ○チン爆発しちゃいますよ……あ、ダメ! オナニーなんてダメ! オチ○チンミルクの無駄撃ちなんて勿体ない……艦娘ってエロ便姫があるんだから使わないと。鳥海はいつでもショタザーメンを受け止めますよ!)
 舌を味覚を犯されながら、鳥海は勝手な妄想で愛を囁く。
「え? あ?」
 一方、純粋で不純な狂愛を見せ付けられる天龍は堪ったものではない。
 天龍とて知識はある。
 提督から吐き出されるそれが、小水ではないことは理解している。しかし、それを口にするのが正気か狂気か判断が付かないのだ。
 結果、この乳口凌辱を終わるまで茫然と見ている事しか出来なかった。
「う、あぁ……」
 人生初の自慰以外の射精を終えてなお、若き提督は目覚めない、目覚める事はなかった。

371:2017/01/02(月) 21:39:18 ID:ooMm4HpE
「お、おい……提督は、大丈夫、なのか? なんかぐったりしてないか?」
 大量の白濁に舌鼓を打つ鳥海を天龍が揺する。その必死さは同類としては好ましいが、今は少々煩わしい。
 なので黙らした。
「ちょうか……っ!?」
 唇で強引に。
(え? 俺の初めて……女同士で……)
 驚愕に追い打ちをかけるように、口内の欲望を半分注ぐ。
(こ、これ提督の、白い奴!?)
 予想外の二連続に天龍の身体から力が抜け、その場に倒れてしまう。
「どう? 美味しいでしょ天龍さん……喉に絡むこの濃さ。なのに提督のオチ○チンはまだ元気ですねー」
 若さ故か、それとも肉体は前戯のその先を求めているのか、肉棒はぬらぬらと妖しく光ながら、起立している。
「提督、したいんですね? 生本番ハメしたいんですよね? 近くで奥さんが寝てるのに鳥海のオマ○コに挿入れたいんですよね?」
 ここまでくればむしろ立派な妄想を展開しながら、捕食者は少年を跨ぎ、ミニスカートをたくし上げる。
 ピンクのショーツは愛液で貼り付き、その淫らな鳥海自身の形を鮮明に浮かべていた。
 もはや天龍も邪魔は出来ない。
 否、邪魔するという発想が消えてしまった。口の中の『愛しい男』の子種を吐き出せばいいのか、飲み下せばいいのかで頭が支配される程度には天龍は乙女だった。
「提督の童貞戴きますね……代わりに鳥海の処女を差し上げますからぁ」
 貼り付く薄布をずらす時間さえ惜しい、速く一つになりたい。
 イタズラしようとする度に邪魔をされてきた空しさも、今や最高のスパイスだ。
「じゃあ、いただきまーす」
 肉で造られた茎と花が触れ合った瞬間、鳥海は一気に腰を下ろす。
 その刹那、脳みそと内臓を纏めて愛撫されたかの様な快感が奔流った。自慰のしすぎで殆ど無くなっていた処女膜の喪失さえ、痛みではなく快楽てなる。
「提督! 提督! 提督ぅっ!! 素敵、このオチ○チン大好き!」
 どれだけ淫蕩でも鳥海は処女だ。
 キャパシティを超えるエクスタシーは、彼女から身体の自由を奪った。
 もっと気持ち良く、少しでも気持ち良く。それを求める腰の動きがまるで制御出来ない。爆乳が縦横無尽に揺れ、改二の証である帽子が落ちる。
「イッてる、私もう何回もイッちゃってりゅ……お酒ぇ多すぎましたぁ、どうせなら童貞失う時は起きててほしかったでしゅ」
 アルコールによって快感が鈍っているのか、なかなか絶頂しない肉槍に対し、神経の全てがセックスに向かっている女陰は一突き毎にイッているかの如くだ。
「提督、下さい! 初膣内射精(ナカダシ)も鳥海に下さい……嫌だって言っても貰っちゃいます」
 身体の奥の熱い杭が膨らんだのを感じた鳥海は、液体になったような下半身を叱咤してラストスパートをかける。
 もし提督が起きていたら、膣壁のヒダ一つ一つがフェラチオをしてきた様に感じただろう。

372:2017/01/02(月) 21:40:19 ID:ooMm4HpE
 そして。
「あぁ、射精てるぅ、射精てます……皐月ちゃんが寝てる近くでNTR膣内射精ィ……サ・イ・コ・ウ」
 二度目の噴火がダイレクトに子宮に叩きつけられる。
 背徳、優越感、充足感。それらによってもたらされた快感は、今日一番、いや人生最大の絶頂を鳥海に与えたのだった。
「はぁはぁ、提督……射精し過ぎですよぉ……これじゃあ提督○四歳でお父さんになっちゃいます」
 永遠かと思えた噴火が終わり、鳥海は満たされた腹を愛おしげに撫でた。
「艦娘は艤装とリンクしてる限り妊娠しないから安心なさい」
「ああ、そうでしたね……あ」
 瞬間、首根っこを掴まれ持ち上げられた。
「随分と楽しそうだったわね、鳥海?」
 掴む腕の先を見れば、ショートヘアーで眼鏡の艦娘がいた。
「き、霧島……さん……その、提督に射精して貰ったのが垂れちゃ……」
 借りにも重巡である鳥海を軽々片手で持ち上げる霧島に戦々恐々としながらも、膣孔から零れる生クリームみたいな白濁も気になるのが乙女心だ。
「そう」
 眼鏡が反射して表情の見えない霧島は、鳥海を持ち上げたまま移動し、周りに誰も寝ていない空間に下ろした。
「はい帽子、落ちてたわよ」
「あ、ありがとうございます……」
 帽子を被せてくれる当鎮守府最強戦艦の手が恐い。
「あ、あのですね。提督が可愛かったから……その」
「なるほど、だからジュースに偽装したお酒を、アルコールに弱い私の側にも置いておいたのね」
「ひゃい!」
 ヤバい、死ぬ。
 レ級の群れに囲まれた方がなんぼかマシな気がする。
「なるほど、流石は重巡鳥海……見事な策ね。一本取られたわ……さあ立って」
「え?」
「立って」
 疑問とか、足が痙攣してるとか一切無視していつの間にか立っていた。
「では、一つ教えてあげましょう。私は旧式で高速戦艦であるにも係わらず長門型を超え、日本艦に限れば大和型に次ぐ攻撃力を持つ。それは何故か?」
 いきなり霧島は大きく振り被った。
「ひっ!?」
 それは異様な構えだ。
「何、簡単な理屈よ」
 まるで砲丸投げの様な、どこに繰り出すかバレバレのテレホンパンチ。
「火力×装甲×速力=」
 鳥海も重巡最強クラスの火力の持ち主だ、放たれる拳を両の腕でガードする。

「破壊力!」

 だが、ガードごとねじ伏せられる。
 勢いは止まらない。身体が吹っ飛ぶ。壁をビスケットの様に粉砕して水平に飛ぶ。真夜中の漆黒の海に着水しても止まらない。
「っ!!」
 まるで水切りの石だ、水面に触れる度に跳ねて跳ねて跳ねてしまう。
「イ?」
「あ」
 轟音。
 霧島の戦果。鳥海大破。駆逐イ級轟沈。
「私の想像以上の戦果です……さて」
 霧島は頭を抱えるのだった。

「どうしましょう、この惨状」

373あとがき:2017/01/02(月) 21:42:42 ID:ooMm4HpE
以上になります。

とりあえず。

鳥海さんが好きな皆様ごめんなさい。

374名無しの紳士提督:2017/01/02(月) 23:21:33 ID:cV2NXMS2
書き手の皆さん乙です
―――
   r ‐、
   | ○ |         r‐‐、
  _,;ト - イ、      ∧l☆│∧   良い子の諸君!
(⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l   SS投下スレではSS内容の注意書きを推奨しているが
 |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)  その後の本文投下は5分ぐらいは待って欲しいんだ
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ )
│  〉    |│  |`ー^ー― r' |  でないと今年の元旦のように      
│ /───| |  |/ |  l  ト、 |  最上ん衝突する確率が有るんだ
|  irー-、 ー ,} |    /     i
| /   `X´ ヽ    /   入  |  

   r ‐   その5分、カッタルくない?
   |  ○        r‐‐、
  _,;ト - イ、      ∧l☆│∧   
(⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l   
 |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)  
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ )
│  〉    |│  |`ー^ー― r' |       
│ /───| |  |/ |  l  ト、 | 
|  irー-、 ー ,} |    /     i
| /   `X´ ヽ    /   入  |  

   r ‐   
   |  ○        r‐‐、
  _,;ト - イ、     ∧☆ │∧ まぁそうなんだが  
(⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l  誤字脱字のチェックして、読み返してると 
 |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)  5分ぐらいアッサリ
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ )
│  〉    |│  |`ー^ー― r' |          
│ /───| |  |/ |  l  ト、 | 
|  irー-、 ー ,} |    /     i
| /   `X´ ヽ    /   入  |

375名無しの紳士提督:2017/01/02(月) 23:53:46 ID:dOIzhU4.
投稿した後に見つけた誤字は恥ずかしくて悶えちゃう

376名無しの紳士提督:2017/01/03(火) 01:22:19 ID:cigsguII
たくさんの書き手の方々投稿乙です
自分も僭越ながら、勝手に艦これのその後の妄想です

377艦これのその後:2017/01/03(火) 01:22:49 ID:cigsguII

『連合艦隊旗艦の大和から入電! 深海棲艦最終拠点を制圧! 我々の勝利です!』

大淀の入電に全人類が沸いた瞬間であった。
長きに渡って続いてきた深海棲艦の戦争の終結を告げる。
終わりなき争いにも思えた抗争の果て、ついに突き止めた深海棲艦の最終拠点。
それを全勢力を注いだ連合艦隊の総攻撃により撃破、人類は勝利を納めたのだ。
全世界が全ての提督を称え、艦娘を称え、勝利に酔いしれていた。

しかし世界の平穏は長くは続かなかった。
戦いを終えた人類たちは勝利に浮かれ、愚かにも多大な祝福を提督たちにのみ実行。
最大の功労者であるはずの艦娘には、最低限の労いだけを行い引き続き任務を与えていた。
無論それをダメという艦娘も多くいたが、逆にそれでいいという艦娘も少なくはなかった。
生まれ始めた亀裂は小さくなることはなく、気付けば小さな不満は大きなしこりとなる。

それから数年後。
膨らみ始めた不満は、いつしか大きな不満となって全ての艦娘を呑み込んでいた。
守り続けてきた存在であり、共に戦い続けてきたはずの人類に対して艦娘は宣戦布告。
反旗を翻し、自分たちの存在を知らしめるように各地の海で行動を開始した。
皮肉にも反人類軍を決起して立ち上がり、軍を率いたのはかつての旗艦、大和だった。

本当に戦争を終わらせたのは誰なのか。
人類に勝利をもたらしたのは誰なのか。
深海棲艦がいなくなった今、覇権を握っているのは誰なのか。
人類は説得と共に、反人類軍を何とか止めようと全勢力を鎮圧部隊として集中。
陸、海、空の全ての軍力を用いた全面戦争へと発展した……かのように見えた。

しかしその実態は反人類軍による一方的な蹂躙。
大型拠点を含め、あらゆるところの鎮守府が制圧されるのに時間はかからなかった。
海上での戦闘は言うに及ばず、ほとんどの部隊が手も足も出ずに壊滅させられる。
陸上からの砲撃も手傷こそ負わせるものの、陸上型の深海棲艦との戦闘経験が上回る。
空軍の攻撃すら、秋月型を始めとする対空艦隊の前には近付くこともままならない。
人類が反人類軍に対して無条件降伏をするのに、多くの時間はかからなかった。

深海棲艦との戦いを制してから数年、余りにも早く人類の天下は終わりを告げた。
それからほどなくして反人類軍は独立国家を得、その力を以て人類を制圧しつつあった。
目立った侵攻は行わないものの、定期的に小間使いを独立国家に差し出すこと。
小間使いだけではなく、重要な役人を差し出させて外交を行わせるなども行った。
しかし無条件降伏の件もあり、人類はかつての戦友である艦娘の支配に逆らえずにいた。


「約束の時期が来ました。今年の人員をお願いします」

大和の声が港に響き、数人の男性がおずおずと前に歩み出る。
艦娘たちに小間使いを差し出す際、港と時間は毎年のごとく反人類軍から指定されていた。
小間使いはおよそ10人、対する反人類軍は旗艦である大和と数人の艦娘のみ。
今回は戦艦大和、戦艦武蔵、軽巡洋艦天龍、重雷装巡洋艦北上の4人が引率役として出てきていた。

378艦これのその後:2017/01/03(火) 01:23:22 ID:cigsguII
「早くしろよ、怖くて声も出ねえか? オラオラッ!」
「それじゃーただの柄の悪い不良だよー? まー、あたしには関係ないけどねー」
「もたもたするなよ、さっさと行くぜ!」
「はいはい、じゃーみんな行くよー」

天龍と北上の声に従い、数人の男性が木製の小さな船に乗り込む。
こうして毎年、艦娘たちの拠点を切り盛りする小間使いが引き渡されていくのだ。
かつては遠征用の軽巡洋艦と言われ、実戦から引き離されていたのは遠い昔のこと。
旧式であろうが何だろうが、事実として天龍は反人類軍屈指の切り込み隊長として名を馳せた。
北上は重雷装巡洋艦として圧倒的な局所火力を誇り、あらゆる鎮守府で活躍を見せ続けていた。
のらりくらりとした様子からは想像もできない、群を抜いた夜戦火力は今は恐怖の対象でしかない。

やがて男性が乗り込むと大和は一礼、武蔵は一瞥をくれながら海に戻る。
天龍と北上が船にくくり付けられた縄を引き、戦闘に大和、後方に武蔵の配置であった。
間もなく港を離れようとしたとき、不意に港にいた男が口を開く。

「もういいだろ、こんな奴隷みたいなこと……終わりにしようぜ!?」
「我々としても良しとはしませんが――」
「よせ大和。お前たちは先に行け」

身を翻し、言葉を返そうとした大和を後ろ手に制しながら今まで黙っていた武蔵が歩み出た。
指示に従って天龍たちは船を曳き、大和は先導を続ける。
やがて3人の姿が遠くなった時、ようやく武蔵は一つ息を吐いて言葉を開いた。

「これはお前たちが望んだことだろう? 我々が好んで始めたことではない」
「じゃあもうやめてくれ! こんなこと続けていたって何の解決にもならない!」
「我々は誇りと共に戦った。人類を守るために、だがその誇りを踏みにじったのは貴様らだ」

静かな口調にはっきりと怒りがにじみ、武蔵の眼光が港にいる人間を突きさす。
何があっても許さないというはっきりとした意思がありありと溢れていた。
何も言えなくなった男に対して武蔵は続ける。


「栄光が欲しかったわけじゃない。褒めて欲しかったわけでもない」
「戦争に勝利した褒美が、我々の頂点に立つ提督たちにのみ与えられたことにも文句はない」
「傷付けられただけなら時間が解決してくれる、時間が経てば付けられた傷も癒えよう」
「だが傷付けられた誇りは簡単には治らない、それだけは覚えておけ」

何も言えなくなった港の人間たちをよそに、武蔵は静かに海上を進みだす。
誇りのために戦い続けた武蔵の心を、戦ってすらいない男には理解できるはずもなかった。

379艦これのその後:2017/01/03(火) 01:24:15 ID:cigsguII
やがて反人類軍の拠点に到着した小間使いの男たちは、各自に用意された部屋に通された。
1人一部屋、贅沢とも言えるほど広々とした部屋が逆に不気味にすら思える。
一部屋に二人ずつと言われてもお釣りの来そうな部屋で、青年はベッドに腰を落とした。
これから始まろうとしていることに対しての不安がぬぐい切れない。
小間使いの実態を知る人間はほとんどいない、基本的には戻ってきていないからだ。

ある噂では殺され、またある噂では一生使い殺されるなんて噂は常々聞いている。
淡々と引率を行っていた大和の冷たい視線が頭から離れずにいる。
少しでも機嫌を損ねればすぐに殺されてしまう、彼らは艦娘であって艦娘ではない。
今では反人類軍として自分たちを支配下に置く存在だった。
その時、ふとドアが開くと淡い桃色の装束を身に付けた少女が飛び込んできた。

「あなたがこの部屋の使いね? 悪いけど早速相手をしてもらうわ、性奴隷としてね」

少女は名を神風、神風型駆逐艦の一番艦だと胸を張って自己紹介を行う。
だが青年は神風の言葉が理解できなかったのと同時に、心の奥底では少し喜んだ気すらした。
奴隷と言われれば聞こえは悪いが、これほどの美女と肌を重ねられる機会はそうそうない。
自分ですら気付かないまま、腕の中に飛び込んでくる神風を拒めなかった。

しかしその夜、部屋に転がっていたのは無残な青年の姿だった。
両手を後ろ手に拘束されたままベッドに横になり、当然の如く衣服は全て剝かれている。
腹部や股間周りには大量の使用済みゴムが散乱し、体液や精液が怒涛の勢いで飛び散っていた。
荒く大きい呼吸を繰り返す口には、丸められた神風の靴下が押し込まれている。
長時間入ったままなのだろうか、既に男の唾液が滴り落ちていた。
それでも股間の逸物だけは未だ屹立している。

横では髪を整えながら、ベッドに腰掛けている神風がいた。
衣服こそ来ているが、普段身に付けている下着はどこかへ行ってしまっている。
両手にはびっちょりと精液がついており、股間は青年と同じように体液で濡れていた。
やがて神風は満足そうに自分の腹部を撫でながら口を開く。

「思ったよりはいいんじゃない、あなた? これだけしてまだおちんちんが立つなんて」
「みんなにも教えてあげなきゃ。今回はイイ子がいるって、じゃあまたね」
「今度来るときはもっとす・ご・い・こ・と、してあげるからね」

最後は無邪気に言い残し、神風は部屋を去っていった。
しかしこんな情事が行われているのはこの男性だけではない。
そのことを彼が知るのは夜が明け、神風に拠点を案内されてからのことであった。

380名無しの紳士提督:2017/01/03(火) 01:25:55 ID:cigsguII
以上です
どちらかというと神風のSSを書いてみたかったんですけど、
エロってなかなか書くの難しいですね
神風のエロは一度書いてみたいです
ではまたそのうち、お目汚し失礼しました

381名無しの紳士提督:2017/01/03(火) 09:47:39 ID:DWnXHfIs
乙なのです。

もう絶望するほどの艦娘からの一方的な搾取。
上の鳥海さんも、もし霧島さんがいなかったらそこまで到達していた可能性もあったか。
済まぬ、中坊提督。


補充された男の中に、前に連れて来られた男の息子がいて「親子丼と洒落込むか」とか言われたらたぎる。

382名無しの紳士提督:2017/01/03(火) 13:04:09 ID:DWnXHfIs
連レスしながら投稿します。

昨日言ってた性転換ものです。

島風×朝潮
要素は、先天的TS・オナニー
です。

383親友として:2017/01/03(火) 13:09:08 ID:DWnXHfIs
「優等生さぁ、背伸びたよね」
 合同演習の帰り道、旗艦の島風が朝潮の顔を覗き込む。
「そうかしら?」
「ちょっと前まではさ、あたしの胸位だったじゃん」
 つい先日改二になった相棒の頭をウリウリと撫でる。
「ちょっと、胸元隠しなさい不良娘。あなた今中破状態なんだから」
「あはは、ぽいぽいちゃん達も強くなったよねー。浜っちも勘を取り戻してきたみたいだし」
 別の鎮守府とはいえ、まだ練度が低い頃からの知り合いの成長に島風の頬は緩む。その笑顔は尊いが、膨らみかけの胸が下半分覗いているのに気を付けてほしい。
「じゃのう、あのヒヨッコ達が大きくなって、お姉さん嬉しいけぇ」
「陽炎ちゃんも混じってたけどいいにゃし?」
「私は素直に潮ちゃんの強さに感服できますねぇ」
 浦波、睦月、綾波も皆制服をぼろぼろにしながら笑っている。
「でも、勝ったのは私達でしょ?」
 締めたのは、参謀役の荒潮だ。
「当然! 世界最強の駆逐遊撃隊の名はまだまだ譲れないからね!」
 慢心でも驕りでもなく、確固とした誇りを背負い笑う少女達は、例え肌や下着を露出するほどぼろぼろでも美しい。
「そうね……でも、もうちょっと慎みを持って欲しいんだけどね」
 朝潮はあられもない姿のチームメイトに苦笑しながら水上を進む。
 胸にチクリとした傷を抱えながら。

   ***

「ふぅ、報告書も出したし、皆はまだ入渠か……」
 唯一無傷で演習を終えた朝潮は、自室で手持ちぶさたに座っている。
「まったく、皆無茶するんだから」
 この損傷の差は決して練度の、実力の差を意味しない。
 頭の堅い朝潮と違い、他のメンバーは人の肉体を持った事を活かし、アクロバティックな戦技や格闘戦も行う。
「綾波はまだ格闘に拘り過ぎるきらいがあるわね。明日からの訓練に活かさないと」
 それだけに実力差が近い相手に手傷を負うこともある。
 基本に忠実で、忠実を突き詰めた朝潮は砲雷撃のみで戦うのだから、ダメージに差が出るのは当然だ。
「っ!」
 訓練予定を頭の中で組み立てていた朝潮を、不意に熱が襲う。
「また……またなの」
 股間が疼く。
「い、今のうちに処理しないと……こんな」
 生真面目な朝潮は屈辱的な気持ちになりながら自分の性器を弄る。
「ちくっ……ちくしょう」
 仲間が傷を癒しているのに自分は浅ましく自慰に耽る。
 そんな自分が、性欲というものが堪らなく憎く、それが指の動きを加速させる。
「……ぜぇ、……かぜぇ」
 性衝動の矛先が身近な存在に向かう。その事実が絶望と背徳の快感を生む。
「……まかぜぇ……」
 もうすぐ終わりが、この拷問が終わる。
 その油断がこの先を起こしたのかもしれない。
「島風ぇ!」

「呼んだ、優等生?」

384親友として2:2017/01/03(火) 13:10:23 ID:DWnXHfIs
「ひっ!」
 気付かなかった。恐らくしたであろうノックに気付かず、あまつさえ声を抑えきれなかった。
「ちょっと、どうしたの……え?」
 朝潮を心配して無二の相棒である島風が……たった今までオカズにしていた相手が近付いて来て……見られた。絶頂を。

 射精を。

   ***

「ぐすっ……うぇええっ! あああ……わぁあああん!」
 ベッドの上で朝潮が、親友が泣いている。泣いているだけならまだ島風は冷静でいられた、しかし下半身で起立するモノから吐き出される白濁は、世界最強の駆逐艦を混乱させるに十分だった。
「え、えと……そのさ、あたしだけ入渠時間が長めだったから提督がバケツを使ってくれてさ……早く終わったから、来たんだけ……ど」
 初めての精液の匂いに頭がくらくらしながらも、どうにか朝潮に近付く。
「ごめん……ごめんなさい」
「謝らないで、何を謝られてるのか分からないよ」
 おずおずと肩に手を伸ばす。
「ぃやっ!」
 その手が弾かれる。喧嘩は何度もしてきたが、拒絶されたのは初めてだった。
「触ら……ないで、私は汚いから」
「汚くなんて……」
「汚いよ……汚いんだよ、こんな身体で……男で、皆を騙してて……」
 脅えている、遠くに行ってしまう。
 相棒が親友が。
「もう終わり……」
 でも。
「だからどうした!」
 絶対追い付く。どんなに離れても追い付いて抱き締めてやる。
 それが出来ないで、何が速きこと、島風の如し。だ。
「なんの説明も無しに終わらせるか、あたしが終わらせない! だから信じて、あたしを……この六年を……お願い、朝潮!」
 朝潮の頭を胸に抱いて名前を呼ぶ。
 お互いを名前で呼ぶのは、茶化しようもない真面目な証。そう二人で決めた。
「島風ぇ……いいの?」
「ダメなんて、誰にも……提督にも朝潮にも言わせない。だから……」
「うん」
 ようやく落ち着いた親友の肩を抱きながら隣に座る。
「わた……私ね」
「ゆっくりでいいよ」
「ありがとう……私ね、建造された時からなんらかの異常で男の子だったの」
「そう、なんだ」
 そこまで凝視したわけではないが、そういえば睾丸はあっても女陰は無かった。両性具有(フタナリ)ではないようだ。
「それでも、私は艦娘として職務を全うしたかった。この力を役に立てたかった」
「相変わらずの真面目ちゃん」
 どれほど努力したかは島風が一番知っている。その結果が世界最強の相棒だ。
「うん、男の身体で生まれても私は艦娘、ちゃんと戦果を立てられる。皆を護れる。皆と変わらない……そう思ってた。だけどいつの頃からか、ここが大きくなる様になっちゃって」

385親友として3:2017/01/03(火) 13:12:28 ID:DWnXHfIs
 子供であった朝潮はいつの間にか情緒が思春期に近付いていた。
「うん、でもそれは普通の事じゃない? あたしだって……その……たまにしてるし」
 異性に、いや同性相手でも自慰の告白は恥ずかしい。流石の島風もちょっと声が小さくなってしまう。
「そうだね……それだけだったら良かった……でも、いつの間にか、皆の身体を見て大きくなるように……皆、真面目に戦ってるのに」
「朝潮……そりゃ男の子なら」
「違う、違うの……浦風の大きな胸を触ってみたいって……睦月や綾波の口でしゃぶって欲しいって……荒潮は妹なのに……」
 それはある意味年頃の少年なら当然の欲求だ。だが、生真面目過ぎる朝潮は成人向けサイト等も使わず処理してしまう。それが半端な性知識の暴走を引き起こす。
「しかも、貴女を……島風を押し倒したいって……抱きたいって欲求が……ずっとずっと……」
「朝潮……」
 島風は男に好意を向けられた事は無い。
 それがいきなり性交の欲求をぶつけられた。
「何を……妄想したの」
「その、いつも見えそうな胸にむしゃぶりついて」
「あたし、浦っちみたいに大きくないよ」
「大きさなんて……島風の胸……ううん、身体はとっても綺麗で……」
 頭に血が上っている朝潮は、それが事実上の告白と気付いていない。
「なら、してみる?」
「ふぇっ!?」
 島風も混乱しているのかもしれない。でも、今は朝潮と触れ合いたかった。
「ほら、めくってよ」
 無防備な上半身を向ける。
「い、いいの?」
「先に言っとくけど、同情じゃないからね……したくなっただけだから」
 無論、経験の無い島風もいっぱいいっぱいだが、ここは虚勢を張らないと朝潮が緊張してしまう。
「もう、おっそーい」
「わ、わかった」
 おずおずと島風の制服がめくられる。
「うわぁ」
 決して大きくはないが、美しい膨らみと頂点の果実が少年の目の前に飛び込んできた。
「ど、どう?」
「綺麗、凄く綺麗よ島風……触ってもいいの?」
「……うん」
 心臓が熱く速い。まだ艦であった頃、限界までタービンを回した時よりもっと。
「触るわよ?」
 小さな手のひらが、若い乳肉に触れる。
「ぉう!」
「ごめん、痛かった?」
「ちが……くて、なんか気持ちよくって……」
 島風とてまだ自慰しか知らない乙女だ、異性に肌を触られるのは不慣れ過ぎる。
「なんか、島風可愛いわね」
「バカ、普段は可愛くないって言うの?」
「そうじゃなくて……全部欲しくなるの……妄想よりもはっきりと」
 そう言って、朝潮は顔を近付ける。
「嫌なら張り倒して。そうじゃないなら……私は島風が欲しい」
「あ、あたしは……浦っちみたいに胸は無いし、料理もそんなに出来ないし……」
 頭に浮かぶのは駆逐艦離れした副艦の姿。
 艦娘としてなら勝ってる自負があるが、女の子としてなら勝ち目が無いのを自覚している。
「ねえ、一つ教えてあげる……私が島風をオカズにした回数は、他の四人を纏めても及ばないわ」
「……たく、酷い告白」
 そして、互いにファーストキスを奪い合った。

386親友として4:2017/01/03(火) 13:13:18 ID:DWnXHfIs
「島風! 島風ぇ!」
 衣服は散乱し、ベッドが軋む。
 そうなるのが当然の帰結の様に、島風と朝潮は繋がっていた。
 ついさっきまで処女童貞だったとは思えない激しいピストンが、快楽を与え合う。
「朝潮ぉ、来てぇ」
「うん、射精すね……うぅっ!」
 既に何度目か分からない膣内射精が、島風の体内に注がれる。
「はぁはぁ」
 そして、愛を交わし合った二人は寄り添い眠る。
「もう、射精しすぎよ」
「ごめん、島風が好き過ぎて」
 少しでも体温を求め、自然と抱き合う。
「もう……あのさ朝潮、また大きくなったらあたしに言いなよ」
「え?」
「浦っちにも、ムッキーにも、荒っちにも、ぷにぷにちゃんにも……他の誰にも渡さないから」
 恥ずかしそうに、島風は頬にキスをする。
「あ、その……島風、わ、私と付き合ってくれる?」
「恋人ってこと?」
「う、うん」
「んー、エッチの後に告白なんて不良だね、優等生が不良になっちゃった」
「もう、貴女は変わらず不良娘でしょ」
 密着しているから、互いの心音がうるさいくらいなっているのが分かる。
 そして互いの本心も。
「これからもよろしくね、優等生」
「こっちこそよろしく、不良娘」
 後に、世界最強の駆逐カップルと呼ばれる二人は、すやすやと眠るのだった。

 完。

387親友としてオマケ:2017/01/03(火) 13:14:42 ID:DWnXHfIs
「と、投稿終了じゃけぇ」
 浦風は自室のパソコンのキーボードを叩き終えた。
「艦娘男体化カップル、この新境地で感想数がガッポガッポじゃね」
「うーん、後半の展開強引過ぎない?」
「それに、実際に男性として生を受けた艦娘は何人か確認されてるわね」
「え?」
 浦風が油の切れたブリキ人形の様に振り向くと。
「やっほー、ご飯呼びに来たよー浦っち」
「鍵が開けっ放しとは無用心ね、その小説の中の私みたい」
 旗艦とその相棒がいた。
「そっかそっかー、浦っちにはあたしらがカップルに見えてたかぁ」
「私は、妹に欲情する変態兄に……」
 二人とも貼りついた様な笑顔だった、コワイ。
「浦っちぃ、あたしさご飯の後に夜の訓練したいんだよねー」
「浦風、私の単装砲に興味があるなら言ってくれれば良かったのに」
 左右の腕を島風(女)と朝潮(勿論女)に捕まれ、浦風は部屋から連れ出される。
「ご飯、軽いものにした方がいいよね?」
「そうね、戻したら勿体ないし」
「あ、あの……」
「「今夜は(訓練用の的として)寝かさないからね?」」

 冷たい夜に、いつまでも駆逐艦の悲鳴が響いたそうな。

 こんどこそ完。



失敬、コピペの配分ミスりました。

388名無しの紳士提督:2017/01/03(火) 22:48:24 ID:MdJQTiek
乙でした、ちょいしたヒネリがステキですぅ

ただ俺のイメージとして
艦コレ世界での親友組み合わせは、多数有るんで
このタイトルだと誰と誰の話だか、わかりましぇ〜ん

389名無しの紳士提督:2017/01/04(水) 01:48:58 ID:UTJNa1Rk
乙です。まあそういう部分もありますよね〜
この時期は投稿も多いしいい感じに盛り上がりますな

390名無しの紳士提督:2017/01/05(木) 00:11:09 ID:vtYIVABY
書き手の人に着てみたいんだけど、
SSで下着の描写する時に公式の立ち絵で下着の色が判明してないときってどうしてる?
それこそ鳳翔さんとか中破時に下着が見えてないキャラ書く時なんか、
割と困ってしまう(大体話の流れに合いそうな色にしてるけど)

391名無しの紳士提督:2017/01/05(木) 00:30:33 ID:X8KJC0MA
読む側だけど、女の子が下着一着しか持ってないってあまりにも残酷なのでそこは構わない
イメージ湧きやすけりゃ何でもいいよ、中破絵のアレだと分かればイメージしやすくていいというくらいの話

艦娘がどれくらい「女の子」してるかにもよるけどね

392名無しの紳士提督:2017/01/05(木) 03:32:33 ID:lDGTeCpo
>>390
艦娘のキャラと話のコンセプトに応じて設定

393名無しの紳士提督:2017/01/05(木) 07:02:50 ID:zkaeNVeE
昭和として考えると下着は白、又は暗くて見えないとかで不明Or色指定なしの清楚とかで表現
現代っぽくてもおkな話なら、ほぼ自由

ただし反応が出やすい事柄なので艦娘のイメージを壊さないのが吉かと

394名無しの紳士提督:2017/01/05(木) 10:08:06 ID:XdkUMA5o
あいや待たれい。
我々が普段見ている艦娘は、制服、大本営に定められた格好で本人の趣味とは違うかもしれない。

ぜかましの私服は凄まじく露出度0で、パンツも地味なやつ。
潮ちゃんも、ブラは恥ずかしいから着けてないんじゃなくて、中破して見られたらヤバイブラしか持ってないとか。

だったら、それはそれで萌える。

395名無しの紳士提督:2017/01/05(木) 14:15:24 ID:1LwgIckY
(下着について)公式の言及がない=選択権は我にあり!な書き手ってやっぱ爆撃される定めなんかな…?

ついでにいえば榛名は下着の柄を雑誌で公開されるという大規模羞恥プレイの犠牲者。

396名無しの紳士提督:2017/01/05(木) 20:44:48 ID:1LwgIckY
倦怠期を乗り越えるための知恵みたいなのに、豪勢なホテルとかセッティングして「カネかかってるしヤらざるをえん!」という状況にもっていくってのがあったな。秋月姉妹とのプレイには良さそうね。

397名無しの紳士提督:2017/01/05(木) 21:47:21 ID:XdkUMA5o
あの三人だと畏れ多くてガッチガチになりそうだなw

ハッ、もしや防空ちゃんも高い料理とか見るとガッチガチになっちゃう可能性が!?

398名無しの紳士提督:2017/01/05(木) 21:48:59 ID:1LwgIckY
>>397 ガッチガチでもいいじゃないか。ほぐしがいがあるもの。

399名無しの紳士提督:2017/01/06(金) 02:05:28 ID:8R0jWbYk
ID違うだろうけど下着描写の話を出したものです
あんまり大きく外さなければ大体OKってことかな、
でも倦怠期を避けるためとか提督を誘惑するためにって感じの話だとそれもありかね
最近は着衣系のSSに挑んではみてるけどこれがまた難しいんだ……

400名無しの紳士提督:2017/01/06(金) 02:44:16 ID:8R0jWbYk
就寝前にそっと投稿します
艦これのその後、の続きのような形になります

401艦これのその後:2017/01/06(金) 02:44:46 ID:8R0jWbYk

「じゃあ今日は私が施設を案内してあげるわ」

翌日、朝というには少々遅い昼の時間に青年は神風に手を引かれて部屋を出ていた。
昨夜は散々搾り取られ、疲れ果てて泥のように眠ったおかげで何とか身体を動かせている。
神風に握られている手を温かく、微笑ましく思いながらも心臓の昂ぶりがおさまらない。
柔らかさ、温かさ、そしてなびく髪や衣服から漂う神風の匂い。
あらゆるものが昨晩の記憶を連想させ、津波のように襲い来る快楽を思い出していた。

屹立した逸物を柔らかく小さな手で扱かれ、もう出ないというほど搾られた。
欲望を吐き出した直後の敏感な逸物を、抵抗することもできず嬲られた。
粘度のない透明な液体を、女性の潮のように噴き出すなど初めての経験である。
自分では感じたことのない射精の先の快楽は、恐怖と共に脳裏によみがえってきた。
それだけでまた股間は自己主張をしてしまう。

「ふふ、昨夜はそんなに楽しんでもらえたのかしら?」
「でも楽しんでいる方がいいわよ。ここでのあなたの主な仕事はそれだもの」
「嫌々やる、やらされているよりは楽しんでいる方がいいわ」

膨らんでいた股間を神風に気付かれ、声を掛けられると顔が赤くならずにはいられない。
小間使いとして与えられた衣服は、装束でありながら白い寝巻のような簡易的なもの。
下着こそ穿いているものの、簡単に股間の状態が外目でも確認できる程度のものだ。

拘束されて抵抗もできないまま女性に嬲られるなど、今まではありえなかった経験。
口の中に靴下を押し込まれ、満足に喘ぐことすらできないまま搾られた初めての経験。
そしてそのどれもが恐怖だけではなく、もう一度味わいたいという好奇心を抱かせる。
形となって現れているのが今の青年の逸物の状況であるのは疑う余地もない。
やがて神風に手を引かれてきた廊下に数ある扉から見える光景に、青年は目を疑った。

「も、もうやめてくれ……」
「もう終わりなのかい? ふう、キミには失望したよ」

ちらりと横を見ると、青年よりも年上に見える男性が拘束されているのが見えた。
寄り添うように立っているのは鮮やかな黒髪が特徴的な駆逐艦娘、時雨。
幸運の駆逐艦として戦線で戦っていた彼女も、今となっては一方的に人間を虐げている。
素直でおとなしい性格、口調はそのままに容赦なく男性の逸物を扱き抜いていた。
うわ言のように繰り返される制止を聞く様子もなく、淡々と手を動かしている。

「んんっ! んんんんっ〜〜!」
「うふふ、そ〜れそれ、もっと吸ってもいいんですよ〜?」

反対側の部屋に視線を送れば、そこには比較的背丈の低い少年を抱える艦娘の姿。
金髪とスタイルの良さが目を引く、重巡洋艦愛宕。
性格とスタイルから多くの提督に愛され、艦娘としても高い能力は折り紙付きだった。
こちらもおしとやかな口調はそのままに、自身の両の乳房を少年の顔に押し付けている。
息苦しそうな少年は両手を拘束されており、屈辱にまみれた表情を浮かべながら逸物を扱かれる。
まるで子供に授乳するような体勢で一度、二度と精液を飛ばした。

402艦これのその後:2017/01/06(金) 02:45:19 ID:8R0jWbYk

「助けて、誰か助けてくれ〜〜!」
「もう出ない、出ないいいぃぃ〜〜!」

少し広めの扉から目をやれば、そこには二人の男性がXの字の拘束台に縛られている。
もちろん全裸であるが、股間には搾乳機にも似た器具が無機質な音を上げていた。
この部屋には艦娘の姿はなく、ただただ無機質に機械が男性の逸物を搾っているだけ。
何度出そうが、潮を吹こうが、あるいは赤玉が出ようが機械は止まることはない。
通り過ぎる時に扉に刻まれていた“拷問部屋”という文字が青年には恐ろしくて仕方がなかった。

やがて廊下を歩き終えたところで神風は足を止める。
一本の廊下に並べられた部屋、中を覗けるだけの小窓がついただけの扉。
おまけに中では何人もの男性が、弄ばれるようにして艦娘たちに犯されていた。
もしかすると自分もあそこに……そんな不安に駆られる青年に神風は口を開く。

「大丈夫よ。あそこはお仕置きをしたり、壊れちゃったりした男性を入れる部屋よ」
「搾りすぎておかしくなった男性、あるいは私たちに逆らってしまった男性」
「そんな人たちが入っているの、だから楽しんでいられるならその方がいいわ」
「今あそこにいる人たちみたいになりたくなければ、ね。さあ行きましょ」

そう言って手を引く神風の顔には、背丈に見合った可愛らしい笑顔が浮かぶ。
どこへ行くのか、そんなことは聞かずとも決まっていることは分かっていた。
既にいきり立っている青年の逸物を静めるため、部屋に戻って行為に及ぶのだ。
今の光景を目の当たりにして逆らうことなどできない、そう思わせたかったのだろうか。
青年は逆らう気持ちなどみじんも起きず、神風に手を握られて部屋に戻っていった。

部屋に戻った青年を待っていたのは、昨夜と同じく部屋の中での一方的な搾精だった。
入るなり衣服を脱がされ、転がされるようにベッドに押し倒される。
手慣れた手つきと素早さに青年は抵抗もできないまま、たやすく倒されてしまっていた。
あっという間に青年を見下ろせる位置に陣取った神風は、うきうきとした様子で口を開く。

「じゃあ今日は、足でしようかしら」

言うが早いか、神風は既にいきり立っていた青年の逸物に土踏まずを宛がった。
それだけで青年は身体をこわばらせ、電流のように身体を流れる快楽から逃れようとする。
しかし抗おうとする反応とは裏腹に、逸物の先からは大量の先走り汁が溢れ出していた。

「ずいぶん反応がいいわね。かわいく思えてきたわ」
「それじゃあこうしたらどうかしら、ほら!」

うきうきとした表情はやや嗜虐心を覚えた口角の吊り上がり方を見せる。
神風は体重をかけて、青年の腹部に逸物を押し付けるようにゆっくりと押していった。
すっかり硬くなった逸物に体重が乗りきった瞬間、抗いきれない快楽に青年の手が伸びる。

考えるよりも先に身体が反応し、上体を起こしながら神風の右足首を掴んでいた。
踏まれているだけでも耐え切れないと判断した青年の中に生まれていたのは確かな恐怖。
昨晩の記憶が残っていたせいで、思わず声で止めるよりも先に手を出してしまっていた。

403艦これのその後:2017/01/06(金) 02:45:59 ID:8R0jWbYk
同時に強烈な後悔の念に駆られていた。
つい先ほど逆らったり、壊れてしまったりした男性たちの末路は目の当たりにしている。
それでもなお神風の足を止めてしまった、余りにも気持ち良すぎて怖かったから。
踏まれただけ、もしこのまま足裏で扱かれでもしようものならと考えるだけで恐ろしい。

しかし意外にも神風はあっけらかんとしていた。
掴まれた足を見つめたまま、少しばかりの驚きが表情から見て取れる。
まさか抵抗されるとは思っていなかったのだろうか。
意外という表情こそ浮かべていたが、不満げな表情の歪み方ではない。
少々の間を挟んだところで、神風はベッドに足を下ろしてしゃがみこんだ。

「どうしたの? もしかしてそんなに嫌だったの?」
「踏んだだけであんなにびくびくしていたから、てっきり気持ちいいと思ってたわ」
「ほら、もう先走りだってこんなに出ているのよ。嫌なわけじゃないでしょう?」

神風はそういって鈴口から溢れている先走りを指で掬いとる。
小さな指全体に先走りが絡んでしまい、ねっとりとした粘度の高い反射を帯びた。
それを見るだけで生唾ものだが、青年は気持ちいいだけではなく恐怖の旨を伝えた。
気持ち良すぎたのだと、昨夜のことが頭をよぎったのだと。

ふーん、神風は興味なさそうにそれだけ呟くとしゃがんだ体勢から腰を下ろす。
次の瞬間、袴が大きく波打ったかと思うと、神風の両の足が左右から逸物を挟み込んだ。
押さえるのではなく、両の足裏で挟み込みながら精液を搾り取る動きに変わっていく。
青年の頭の中で早鐘が鳴り響き、慌てて引こうとした足が全く動かなかった。

神風が腰を落としたのはベッド、しかしそこは青年の両足の間である。
後ろ手についた両手で青年の足首を掴み、両ひざの上に座り込んでいたのだ。
動けなければと神風の足を掴むも、華奢な女の子とは思えないほどの力で振り切られる。
止める間もなく何度も逸物を両の足裏で扱かれ、青年は悶絶するしか出来なくなった。
射精する、弾けてしまう、抑えようのない生理現象を前に神風の声が響く。

「私は昨日ちゃんと言って帰ったわよね?」
「また来るときはすごいことしてあげるって、今日はこれよ」
「大丈夫。さっきの男性たちみたいな風にはしないわ、あなたは気に入っているもの」
「だからほら、射精なさい? 怖がらず、快感に身を委ねて私でイって? ほら、ほら!」

上に向けられた逸物をこねくり回され、一気に身体の中を電流が駆け抜けていく。
怖がっているわけではないが、快感に抗いきれずに背中がすさまじい勢いで反った。
動けない、逃げ出せない、神風の動きを咎める術もない。
我慢することもできないまま、青年は著しく痙攣して白濁液を噴き出していた。

「あはは、出た出た。うわっ、すご……まだ出るの?」

一度、二度と跳ねるたびに、神風が驚くほど大量の精液が逸物から飛び出していく。
かつて自分で慰めていた頃とは比べ物にならない強烈な快楽は、疲労すら無視した。
一通り白濁液を出し切った頃には、ベッドや青年の服が汚れているだけには収まらない。
逸物をしごいていた神風の両足、袴、それこそ少量とはいえ胸元までにも飛んでいた。

404艦これのその後:2017/01/06(金) 02:46:50 ID:8R0jWbYk
「ずいぶん出たわね〜、流石に疲れちゃったかしら?」
「大丈夫よ。私はこれから遠征だから、今日はこれ以上しないわ」
「……湯浴みしてから行こうかしら」

肩で息をしながらも身構えていた青年は、神風の言葉にそっと胸を撫で下ろした。
一回で息が切れるほどの絶頂の後には、逸物に残る快感の余韻も凄まじいものがある。
そんな状態でしごかれるのはまさに気が触れんばかり、事実昨夜の青年もそうだった。
一歩間違えれば、神風に案内してもらった今日の光景の中に混じっていてもおかしくない。
同時に膨大な疲労感の中で無理やり絶頂させられるのだ。
体力的な面でも、性的な面でも、同時に精神的な面でも生半可な負担ではない。

「あ、そうだ。一つだけ忠告しておくわ」

肩で息をしている青年に覆いかぶさるようにして、神風が口を開いた。
天井と青年の隙間に滑り込み、少し体を起こせば二人の唇が重ならんほどの距離。
ましてや神風はかなりの美少女、一度達した青年を以てしても心が昂ぶった。

「私がいないからって脱走なんて考えちゃダメよ?」
「見つかって投獄されるだけならいいけど、今日見た人たちみたいになっちゃうのよ?」
「少なくとも私たちの指示に従っていれば、壊れないうちは害はないわ」
「だから私が戻ってくるまで脱走だけはしないこと、いいかしら?」

アドバイスなのか、はたまた警告なのか。
心配してくれているトーンというよりは、気持ち警告じみているのは間違いない。
こうして口にしてくれる辺り、神風が青年のことを気に入っているのは本当なのだろう。
青年が了解の旨を伝えるように頷くと、神風は微笑みを浮かべながら部屋を出ていった。
拘束はおろか、扉の外側から鍵をかけることもしないまま……。

やがて陽が沈んだ頃、青年は神風の忠告を無視して脱獄を開始することにした。
“壊れないうちは害はない”という言葉は間違いなく、神風も青年に危害を加える気はないように振る舞っている。
しかし裏を返せば、壊れてしまえば大人しくしていようと同じことである。
少なくとも青年はそう受け止め、どうせ同じなら逃げるしかないと判断した。
浜辺まで行けば連れてこられた時の船があり、それで逃げるところまで考えていた。

“脱走だけはしないこと”。
神風を裏切るような真似に、後ろ髪を引かれないわけではないが今は敵だ。
割り切った青年は心の中で一つ、二つと数えて扉の前で覚悟を決める。
失敗すれば壊される、それでも逃げなければいずれ壊されるなら同じこと。
結末が同じならやるしかない、青年は決まった心を扉に叩きつけて廊下に飛び出した。

「ひゃあっ! びっくりしたぁ! なにっ!?」
「この子、この間連れてこられた子じゃない? 神風ちゃんのお気に入りっていう」
「あぁ、でもどうして飛び出してきたんだろう……まさか、脱走?」
「だとしたら見逃せないよねえ。先手必勝! 神風ちゃんには悪いけど!」
「やっちゃおうか! そういうことでお兄さん、失礼して――」
「「第二航空戦隊、出撃します!」」

青年の脱獄は一瞬の間に失敗に終わり、あっという間に身柄を拘束されてしまった。
青髪の女性と茶色がかった髪の女性、そしてやたら膨らんだ胸元。
その特徴だけが頭に焼き付けられながら、青年は拉致にも近い形で連れ去られていった。

405艦これのその後:2017/01/06(金) 02:48:19 ID:8R0jWbYk
今日は以上です
やっぱり神風可愛くて書くのが楽しいです(上手く書けるとは言ってない)
また続きが書けたら投稿します、それではまた

406名無しの紳士提督:2017/01/06(金) 05:30:39 ID:s.XCHi/Y
>>405 乙です。あと、これって何かの続きもんですか?あったらそちらも読んでみたいんですが。

407名無しの紳士提督:2017/01/06(金) 07:53:59 ID:dB8WoUVU
>>405 乙でふ
う〜ん、確かにどうしてこうなったか謎は深い
なんでまた神風以外にも複数チョイ役が居るのか・・・長編?

408名無しの紳士提督:2017/01/06(金) 08:42:39 ID:8R0jWbYk
>>406>>407失礼しました。
>>377-379で書いた「艦これのその後」の続きの体で書いたのですが、
特に注釈とかもつけずに投稿してしまいました。
また長編になりそうなので、次の投稿時には注釈をつけてから投稿します。

409名無しの紳士提督:2017/01/06(金) 10:17:34 ID:s.XCHi/Y
>>408 ありがとうございます。

なんか神風って>>405みたいないい男を捕らえた上で逆レイプってシチュがなぜか妙に映えるんだよな。

410名無しの紳士提督:2017/01/07(土) 05:20:08 ID:hKPL2Xb2
>>409 昔の女系家系がやってた。支配下の村とか里から子作り用の若い男を差し出させるor攫ってきて子を成すみたいのとかもやってみたいな。

411名無しの紳士提督:2017/01/07(土) 12:24:59 ID:B/pSlUBQ
最近駆逐艦に責められたい欲求が強くて困る

412名無しの紳士提督:2017/01/07(土) 14:55:28 ID:l38rkfVs
あえて、不知火とか霞じゃなくて、春風に脳を溶かされる様に責められたい。

413名無しの紳士提督:2017/01/07(土) 16:53:06 ID:hKPL2Xb2
>>412 ちょっと待ってくれ。霞は確かに日常的な罵倒は得意(?)だ。でも性的な方面への適性は未知数なんだ。もしかしたらそっち方面の知識は空っぽでおっかなびっくりに形ばかりの攻めとか踏んだりとかになってしまうかもしれないぞ?

414名無しの紳士提督:2017/01/07(土) 19:24:27 ID:l38rkfVs
なるほど、一理ある。
では霞ルートはまかせた、俺は春風に責められるルートを書くから。

415名無しの紳士提督:2017/01/07(土) 19:46:20 ID:3cOD33fU
じゃぁ俺は原点に返って、軽巡と仲良くすっか

416名無しの紳士提督:2017/01/07(土) 22:31:54 ID:hKPL2Xb2
>>411 慰安夫は台に縛り付けられてるor鎖につながれてて好きな時に逆レできます…ってのを思いついたがここまで家畜めいてると萎える人も多かろう。

417名無しの紳士提督:2017/01/08(日) 01:53:29 ID:pi3TUczs
>>416 あんまりがっつかれるのもってなるよね
キャラを残したままのエロがいいね

418名無しの紳士提督:2017/01/08(日) 02:06:23 ID:pi3TUczs
そういう時に山風みたいな娘も来るのかしら?
手を出すタイプじゃないからっていう気もするけど、ああいうタイプが手を出してくるのも燃える
山風とのエロSSのこの難易度の高さよ

419名無しの紳士提督:2017/01/08(日) 05:49:15 ID:IRn8/TXQ
>>417

白露「今度こそいっちばんに男の人を犯すの!」

時雨「ごめんね。もうみんなぼくが味見しちゃったよ」

420名無しの紳士提督:2017/01/08(日) 07:21:37 ID:XG0ZzJcs
>>418
山風は、村雨か夕立辺りに口移しで精液飲まされるのが似合うと思う。
そのまま最後まで行くか、高速されていた提督が守護モードに入るかは知らぬ。

421名無しの紳士提督:2017/01/08(日) 10:41:38 ID:IRn8/TXQ
ブラック鎮守府(性的な意味で)
◯回もできるわけがないという泣き言を言うような人は押し倒してとにかく◯回やらせてみるんです。そして事後に聞くんです。「本当にできなかったですか?」って。できるわけがないなんて嘘でしょう?

*提督と艦娘、お好きな方を主語にしてお楽しみください。

422名無しの紳士提督:2017/01/08(日) 13:25:27 ID:XG0ZzJcs
>>414です。
春風責めで書きました。

要素は、春風×提督・言葉責め

あんまり責められてませんが。

423風の囁き(春風×提督):2017/01/08(日) 13:29:53 ID:XG0ZzJcs
「以上で報告は終了、どうよ? あたしらの活躍は」
 重巡摩耶は、立派な机越しに座る少年に向かって胸を張った。
「その……お疲れ……様、でした……摩耶さ……ん」
 対する椅子に座った少年――提督は、その立場に似合わずおどおどと返答する。
「おう、ったく……もっと声出せよな」
 慣れているのか、摩耶も肩を竦めるだけで済ました。
「そうだ、青葉が祝勝会やるってんだが、提督も来るか」
 切り出すタイミングを測っていたのだろう、机の端に手を付いて前屈みになって誘ってみた。
「え、その……うっ!」
 瞬間、提督は顔を真っ赤にして呻いた。
「おい、どうした!」
「大丈夫ですか、司令官様?」
 詰め寄ろうとした摩耶の機先を制する様に、傍らに控えていた和装の少女が提督に近寄る。
「申し訳ありません摩耶さん、司令官様は朝から体調が優れなかったので」
 少女――春風に背中を擦られる姿を見て、摩耶の勢いは止まる。
「はあ? ならなんで布団の中にいねえんだよ」
 思えば、報告をしている最中からずっと顔が赤かった気がする。
「司令官様がどうしても、報告を聞くまではここにいると」
「……チッ、バカ、バカだな本当。駆逐艦のチビ達とかが心配すんだろ……ま、あんがとよ」
 頭をボリボリと掻いて、摩耶は恥ずかしそうに笑った。
「で、隣まで連れてくの手伝うか?」
「いえ、わたくしだけで大丈夫です」
 司令室の隣には仮眠用の部屋がある、そこに目配せするが丁重に断られてしまう。
「代わりと言ってはなんですが、皆様に出来る限り司令室に来ない様に伝えていただけますでしょうか。司令官様を安静にして差し上げたいので」
「おう、なんかあったら内線でいいか?」
「はい、良しなに」
 手をひらひらと振りながら摩耶は退室する……寸前。
「提督、養生しろよ……あと、最初の頃より大分マシになったよ。じゃあな」
 そして、扉は閉まった。
「ふふふ、褒められてしまいましたね」
 春風は躊躇いなく鍵をかける。これで司令室は完全に密室、二人だけの空間になった。
「春……風」
「はい、なんでしょう?」
 小柄とはいえ春風よりは背の高い少年は、息も絶え絶えに秘書艦の名を呼ぶ。
「お願い、もう……」
「あらあら、限界なのですね」
 再び提督の後ろに立った縦ロールの少女は、妖しく微笑んで椅子を引いた。
「うふふ、司令官様のそこ凄くびくびくしてらっしゃって可愛いですね」
 机に隠されていた下半身は何も身に付けていなかった。
 そして、天を突く怒張にはいくつものピンクローターが絡み付き、少年の心ごと嫐られていた。

424風の囁き(春風×提督):2017/01/08(日) 13:33:24 ID:XG0ZzJcs
 突如として制海権を奪った謎の敵性集団である深海棲艦。それの出現から数十年が経過した現在、鎮守府は無数に存在している。
 魔性の海と呼ばれる無数の異海に対処するための人類の選択がそれであった。
 深海棲艦に唯一対抗出来る存在である艦娘には、提督と呼ばれる『指揮官』が必要だ。
 否、厳密には提督に指揮能力など不要だ。無論、あるに越した事はないが、一番必要なのは艦娘とある種の絆を結べる才能である。
 ポジティブ、ネガティブどんな形であれ艦娘と特別な絆を築ける人間は多くない、それが軍事的な訓練を受けているかとなれば絶望的だ。
 人類になりふり構う余裕等無く、一般人や女性、果ては子供、それどころか才能さえあれば犬や頭がTの謎の生命体にまで提督として鎮守府の裁量権を与えたのだ。
 そして、この鎮守府の提督は対人恐怖症のいじめられっ子だったというだけだ。
「さあ司令官様、楽になさって……服を緩めますね」
 だが、初期艦とさえ満足にコミュニケーションが取れない提督では、作戦行動も何もあったものではない。それを見兼ねた大本営から送られて来たのが春風だ。
「春風ぇ……はや……く」
「申し訳ありません司令官様、わたくしには何を求められているのか分かりません……どうかご命令を口になさって下さいませ」
 耳元で囁き声が鳴る。
「そんな!?」
「泣かないで司令官様、貴方が泣くと春風も悲しいです」
 囁きが神経を撫でる。
「うぅ……し、しゃ……」
「しゃ?」
「射精……射精させて……お願い……します」
 意外と整っている顔を歪め、提督は幼い少女に懇願した。嗚呼、なんという背徳。
「お願いなど、春風は貴方様のものですよ」
 小さく柔らかな指が陰茎に向かった。
「ただ……」
 指が触れるかどうかの所で止まる。
「先程、司令官様のオチ○チンがビクンとしましたね、あれは何故でしょうか?」
「あ……う……」
 亀頭をそよ風より弱々しく触れられる。
「摩耶さんが前屈みになった時でしたね?」
 刺激が、決して致命的にならない接触が繰り返される。
「オチ○チンは何を見て大きくなったのですか?」
 舌が耳たぶを舐めた。
「ひゃうっ!」
「お答え下さいませ」
 もどかしい、天上の快楽であるのに達せない。これでは拷問だ。
「ま……摩耶さ……んの……」
「摩耶さんの?」
 耳をなぞる様に舌が動く。
「胸の……谷間ぁ」
「ふふっ、司令官様はローターオナニーしてるのに、苦労して戦ってきた艦娘の身体を見て興奮してしまったのですね?」

425風の囁き(春風×提督):2017/01/08(日) 13:34:53 ID:XG0ZzJcs
 囁きが鼓膜を、神経を、脳を揺らす。
「そ、そうです……摩耶さんの火照った身体にオチ○チン反応しましたぁ」
「恥じる必要はありませんよ? 摩耶さんは魅力的な女性で、司令官様は男の子なのですから」
 囁きが脳を嫐る。
「でも、隣にわたくしがいるのに……おっぱいも摩耶さん程ではありませんがあるのですよ?」
 囁きが脳を犯す。
「今から摩耶さんを呼んで来て、イクところを見ていただきましょうか? わたくしではなく、摩耶さんに」
 囁きが脳を侵す。
「司令官様……」
 囁きが脳を冒す。
「この精液は、誰を思い射精すのですか?」
 囁きが脳を溶かす。
「は、春風……春風の顔、春風の声、春風の身体……射精させて! 春風に射精させてよぉ!」
 司令室に少年の声がこだました。
「よく言えました……チュ」
 提督の口内に春風の舌が侵入したのと、白魚の指が男根を扱きあげたのは同時だった。
「んっ! ん〜〜〜!!!」
 白い噴火。
 そうとしか形容出来ない絶頂だった。
「ん……んぅ」
 ゼリーの様な白濁……数時間刺激されながらお預けされていた欲望は、まるで溶けた脳ごと吐き出しているかの様な快楽を提督に与えた。
 春風は小さな手のひらで受け止めるが、まるで足りない。お猪口で台風を受け止める様なものだ。
 結果、溢れた精液は机を、床を汚し、部屋中に青臭い香りが広がった。
「たくさん……たくさん射精しましたね司令官様」
 永劫と錯覚する秘め事を終え、二人の間に唾液の橋が出来る。
「はぁはぁはぁ……」
 腰が抜ける様な射精を終えた提督は肩で息をするくらい疲弊している。元々体力があるタイプではないのだ。
「凄い、見てください司令官様、わたくしの手がこんなにべとべと」
 射精の衝撃でピンクローターが落ちた肉棒の傍で、純白の手が白濁に染まっていた。
「凄く熱くて、硬いです」
 まるで童女が泥遊びをするかの如く、男の肉欲を弄ぶ。
 そして。
「ああ、いい匂いです」
 躊躇いもなく口に含んだ。
「あ……」
 嫌な顔一つせず、一滴も残さぬ様に指を舐め、呆れるほどの量だった精液は春風の中に消えた。
「喉に絡んで……おいし」
 飴を舐める様に、間宮のアイスより極上の甘味の様に、自分の子種を口の中で転がす姿に。
「春風……その……」
「まあ、司令官様はまだお元気なのですね」
 さっきと同じ、いやそれ以上に昂ぶった肉棒に。
「続きは寝室で致しましょう」
 春風はいつもの通り淫笑(わら)った。

426風の囁き(春風×提督):2017/01/08(日) 13:35:52 ID:XG0ZzJcs
「では、司令官様は楽になさって下さいませ」
 提督は一糸纏わぬ姿で、仰向けに寝転がっていた。
「春風……綺麗だよ」
「まあ、お上手です」
 春風も同じく和服を脱ぎ、華奢で白い肌を、無毛の秘所を晒しながら提督を跨いでいた。
「お世辞じゃ……ないよ」
「嬉しい……では挿入れますね」
 純白の二枚貝の奥の桃色の実が肉槍に接吻する。
「うぅ!」
 接触点から熱が快楽が広がる。
「大きい……いつもより、もっと」
 ズブズブと幼花に肉茎が埋まっていく。
「ああ、逞しいです司令官様ぁ」
 腰を落とし終えた春風は、幼い肢体に不似合いな乳肉を揺らし、恍惚となる。
「春風も……いつもより熱いし、キツい」
 膨らんだ牡と、窮屈な牝。二つの器官はあまりに理想的にハマり、互いを隅々まで感じる事ができる。
「どうですか? 春風の膣内は……お気に召しましたか?」
 膣壁が蠢動し、提督の陰茎は過去最高に愛撫されている。気を抜いたら一瞬で果ててしまいそうだ。
「気に入るなんてもんじゃ……勿体ない位気持ちいいよ……春風」
「よかった。では動きますね」
「あ……」
 春風の身体が動く。前後左右、緩急を付け、提督を縦横無尽に翻弄する。
「はりゅ……す、すぐ射精ちゃ……あぁ!」
「構いませんよ、春風の身体は全部、全部司令官様の物ですからぁ……孕ませるおつもりで果てて下さいませ!」
 揺れる。髪も、胸も、幼い美貌が揺れる。
 蹂躙『したい/されたい』、そんな欲求が少年に生まれる。
「春風!」
 人間ならば小○生位であろう少女『を/に』犯『したい/されたい』、背徳の欲望のまま尻を掴む。
「ぁん!」
 肉棒の先端と子宮の入り口が密着し、そのまま。
「射精すよ!」
「どうぞ、来て……わたくしを満たして!」
 二度目の噴火が、少女の奥の奥を満たす。
「凄い、溢れちゃ……あぁ」
 もし、艦娘が孕まない肉体でなかったら間違いなく妊娠していたであろう射精。
 発射した側も受けた側も弛緩するに十分に過ぎた。
「司令官……様ぁ」
 陰茎を抜く余裕も無く、春風は提督に肢体を預ける。
「春風、凄く良かったよ」
 紅潮した少女の顔を撫でる。
「ダメですよ『奉仕/支配』するのは春風ですよ」
 頬を膨らませる彼女の言葉に裏が見えたのは、少年の妄想か否か。
「このまま眠ってしまいますか? 春風の褥は暖かいですよ」
 それはとても魅力的な提案だ。しかし。
「ごめん、あと一回」
 小休止とも呼べない時間で、再び男根に熱が集まる。
「まあ……司令官様、一回で収まりますか? 一回と言わず、膣で、後ろで、口で、胸で『司令官様/わたくし』が満足するまで、何度でもお相手致します」
 そう言って、幼い淫魔は肢体を揺らし始める。
 互いが果て尽きるまで終わらない、風が止まない様にいつまでも。

427風の囁き(春風×提督):2017/01/08(日) 13:36:52 ID:XG0ZzJcs
「司令官様」
 あれから何時間経ったか。窓からは月明かりが射し込んでいた。
 春風は下半身にダルさと満足感を感じながら、傍らで眠る少年の頭を撫でている。
 人類の為。そんな美名で無理矢理重責を背負わされた、無力で弱い提督を愛おしげに。
「何か食べる物を……あと、司令室を掃除しないと皆様にばれてしまいますね」
 名残惜しさに後ろ髪を引かれながらも、着物を纏い立ち上がろうとしたが。
「春風……」
 袖が引っ張られていた。
「どこに行くの?」
 まるで小犬の様に、怯えた瞳で見上げてくる。
 もしかしたら、かつての嘲笑と暴力に曝された夢でも見たのかもしれない。
「大丈夫です、春風はここにいます」
 震える手に、小さな手を重ねる。
「仮令……世界の全てが貴方の敵になったとしたら……それでも春風はここにいるから……だから安心して眠って……ね?」
 それはまるで姉の様な笑顔だった。
「うん」
 安心して眠る少年の手を握る。強く強く。
 まるで祈りの様に。

 まるで懺悔の様に。

428名無しの紳士提督:2017/01/08(日) 13:38:08 ID:XG0ZzJcs
以上になります。

逆レイプとは違う責めって難しいですね。

春風はあの囁き声がいいのよ、囁き声が。

429名無しの紳士提督:2017/01/08(日) 16:06:13 ID:nUK.BxUM
乙です
春風の古式ゆかしそうな所が好きでふ

430名無しの紳士提督:2017/01/08(日) 19:47:32 ID:IRn8/TXQ
GJです。 春風の攻め駆逐艦力(性的な意味で)は一体どこから来るんだろう?とこの頃の春風攻め大豊作を見てると気になってくる。

431名無しの紳士提督:2017/01/08(日) 19:49:13 ID:DZffCVnw
神宮寺さくr

432名無しの紳士提督:2017/01/08(日) 22:42:35 ID:XG0ZzJcs
「春風……」
「司令官様……」
「「二人は、さくら色」」

戦術的勝利S

433名無しの紳士提督:2017/01/08(日) 23:30:00 ID:IRn8/TXQ
朝風は勇気を振り絞ってようやく「…抱いて」と提督に伝えることに成功する。でも、提督が朴念仁で言葉通りに抱きしめるだけだったのですごく怒るの。

434名無しの紳士提督:2017/01/09(月) 01:16:21 ID:s92LIWms
提督「あぁ〜朝風超良いよ〜温かくて柔らかくていい匂いして最高だ」
朝風「あの、司令官……?」ビキビキ
神&春(いいなぁ……)

435名無しの紳士提督:2017/01/09(月) 17:06:14 ID:uFNx12Cg
個人的な印象だが。
鳳翔さんは、弓を引いたり家事をするのに邪魔だからサラシを巻いている巨乳。

木曾さんは、動くのに邪魔だし、ちょっと気恥ずかしいからサラシを巻いている巨乳。

だと嬉しい。

436名無しの紳士提督:2017/01/09(月) 20:47:32 ID:f75hPbHs
ほんで加賀さんは昔(成長期とか性徴期とかいわれる時期)肉体の成長に伴って矢をまっすぐ飛ばせなくなって一時期塞ぎこんでた。けれどそこで鳳翔さんにサラシの巻き方教わってからまたまっすぐ飛ばせるようになった。

437名無しの紳士提督:2017/01/09(月) 21:10:21 ID:f75hPbHs
朝雲に可愛らしい格好をさせて楽しむのは構わない。

…あまり調子に乗るといつの間にか提督の代わりに山雲が楽しんでいて、部屋の片隅に提督が血を流して転がっていることになるのだが。

438名無しの紳士提督:2017/01/10(火) 04:01:20 ID:/ug5W.vg
で、気がつくと山雲も可愛らしい格好させられてると
楽しんでるのは扶桑姉さまです
偶に満潮と最上も混ざってます

439名無しの紳士提督:2017/01/10(火) 09:28:28 ID:6TJ7hfA6
>>437 >>438 これが食物連鎖ってやつね

440名無しの紳士提督:2017/01/10(火) 10:07:44 ID:WuV10I/c
そして血塗れの提督は、時雨が美味しく頂きました。

441名無しの紳士提督:2017/01/10(火) 22:34:01 ID:6TJ7hfA6
>>396のシチュを大和あたりに逆にやってもらいたいと思ってる俺提督。…これが甲斐性なしってやつですねわかります。

442名無しの紳士提督:2017/01/11(水) 00:22:58 ID:BUqAIkqE
>>441
木曾さんに。
「たまには俺に奢らせろよ提督……いや、戦友」
とか言われたら、操捧げるわ。

443名無しの紳士提督:2017/01/11(水) 14:14:43 ID:zEgUESAk
鳳翔さんくらいになるとセクハラされても「いいですよ、減るもんじゃないですし」って感じなのかねえ。でも、鳳翔さんは減らなくても漏れ達は良心の呵責とかで寿命が減りそうなんだけど。

444名無しの紳士提督:2017/01/12(木) 01:15:42 ID:gg6NPvoU
投稿します、ちょっと短いですがキリがいいので
以前の「艦これのその後」の続きです

445艦これのその後:2017/01/12(木) 01:16:18 ID:gg6NPvoU

「そういうわけで今日はあなたにおもちゃになってもらいます」

二人が揃えた声は、連れられてきた浴室全体にこだまする水音と共に青年の耳に入る。
立派な胸を揺らした青髪の女性は蒼龍、茶色がかった髪の女性は飛龍だった。
第二航空戦隊、通称二航戦と呼ばれる部隊に所属して目覚ましい戦果を上げた二人である。
当然そのことは青年も知っており、深海棲艦との戦争でも大いに活躍した。

そんな彼女らが今、自分を連れて風呂場で拘束している。
普段は高速修復剤がつるされてくる場所に、青年の両手首を拘束した縄が結ばれていた。
膝をついた状態の今ではほどくどころか、縄に触れることもままならず抵抗は望めない。
加えて蒼龍はわざわざ青年を、馬乗りにさせた状態で寝そべっている。
横には飛龍が控えており、どう頑張っても逃げ出せる隙はなかった。

「お? おもちゃと聞いただけで、おちんちんびんびんですねえ?」
「うんうん。男の子は元気が一番だよね」

好き勝手言ってくれるものである、心の中で毒づいても逸物はすっかり屹立していた。
しかし眼下では小ぶりのスイカほどはあろうかという大きさの蒼龍の胸。
横には蒼龍ほどではないにしろ、中々の大きさと弾力を感じさせる飛龍の胸。
そのどちらもが惜しげもなく晒されているのだから、その反応は当然と言えた。
それでもわざわざ言及されて恥ずかしくないわけもないのだが……。

「じゃあそろそろ始めるとしますかっ!」
「待って……」

蒼龍の掛け声とともに始まろうとした何かは、か細く静かな声に止められた。
浴場という声の響きやすい場所でなければすっかり聞き漏らしていただろう。
青年、蒼龍、飛龍が三人揃って湯気のこもった浴場の中で辺りを見回す。

すると脱衣場の方から歩いてくる人影があった。
恐らく駆逐艦娘であろう、小柄な体格と不釣り合いなほどのボリュームがある緑の髪。
か細く華奢な体格は、とても戦場に身を置く艦娘として見るのは難しかった。
とはいえ雪風や時津風の例を考えると、幼くして戦場に身を置く者も多い。
それを念頭に置いたところで、なおのことその少女には戦争は縁遠いものに思えた。

「あら、山風ちゃん? どうしたの、こんな時間に」
「飛龍さん……蒼龍さん……こんばんは……」

タオルを身体の前にぶら下げ、浴場の中を歩いてきた少女は山風と呼ばれた。
青年の中には山風と呼ばれている艦娘の記憶はない。
恐らくつい最近艦隊に入ってきたのだろうが、そんなことを気にしている余裕はない。
とにかくこの場では助け舟と信じて、入ってきた山風に希望を託すことにする。

446艦これのその後:2017/01/12(木) 01:16:52 ID:gg6NPvoU
「お風呂入りたいんだけど……」
「え? もう入渠の時間は終わっているはずなんだけど」
「入渠じゃなくてお風呂……」
「でも聞いてないよ?」
「お風呂……」

会話に入っていない青年が不安になるほどの水掛け論である。
青年からすれば解放してもらえるなら何でもいいのに、話が進む気配が一向にしない。
それどころか会話そのものが始まっているのかどうかすら怪しく思えた。
蒼龍と飛龍は何かしら話すにも関わらず、山風からは単語1つで“お風呂”。
入渠時間が終わっているが、目の前に股間を晒している男性がいようが“お風呂”の一言。

「あー、えっと……帰ろっか、蒼龍」
「そうだね。じゃあお兄さん、あとはよろしくね」

余りの気まずさに耐えかねたのか、揃って二航戦はその場を後にする。
悪いとは思っていたのか、両手を合わせて青年に軽く会釈をしていった。
よりにもよって全裸の青年と明らかに訝しい用途を漂わせるマット。
その横にボディーソープとは違う、凄まじい粘度が見た目から伺える怪しい液体。
二航戦以上に気まずいのは間違いなく青年であった。

しかし二航戦が立ち去った後、山風と呼ばれた少女は特に騒ぐことはなかった。
青年が思っているほど、山風は気にしている節は見られない。
むしろ傍目からは、ニ航戦の二人が浴場を後にしたおかげで静かになったくらいにしか思っていないようにも見える。

すると山風は青年を無視するように、複数人の艦娘が入浴できるくらいの特大サイズの浴槽に目をやった。
そして身体にタオルを巻いたまま、青年の前までやってくると何を言うでもなく拘束している縄に手を掛ける。

「すぐ……外す、から……」

山風は目の前にいるのに、かき消えてしまいそうなほど小さな声でそれだけを口にした。
あまりに健気なその姿に一瞬、ほんの一瞬ではあったが青年は自分が囚われの身であることを忘れてしまいそうになる。
それと同時に背丈の低い山風のタオル姿に、申し訳ない気持ちはあるのだがどうしても膨らんだ逸物が収まる気配がなかった。

華奢で幼く、背丈も低く、女性というよりは少女としか言いようがない細身の身体つき。
先ほどのニ航戦の方がそう言った方面では遥かに豊かであったが、問題は山風自身だった。
健気に背伸びをするせいで、図らずも胸を寄せた状態で谷間を青年に見せつけるような体勢になっている。
同時に普段は見ることのないきれいな腋が見えては、徐々にずり落ちていくタオルに期待せずにはいられなかった。
加えて耳元で「んしょ、んしょ」と可愛らしい声を断続的に漏らし続ける献身的な姿は、男を落とすために型作られたと言っても過言ではない。

447艦これのその後:2017/01/12(木) 01:17:22 ID:gg6NPvoU
ニ航戦によっていきり立った青年の逸物は、いつの間にか目の前の山風に対してますます勢いを増したように天を衝いている。
無論向きだけではなく、青年が自分で驚くほどのいきり立ちっぷりはわずかばかりとはいえ痛みを覚えるほどだった。
そんなことは露知らず、時間はかかったもののようやく青年の拘束が解かれて晴れて自由の身になる。
急いで近くにあったタオルを手に取り、股間を隠す。
腕を下ろした山風は額に汗を浮かべながらも、ひと安心したようにそれを拭って口を開いた。

「それ……小さくしないとダメ、だよね……?」

思わぬ山風の言葉に、青年は背筋に嫌な汗が流れるのを感じた。
神風がそうであったように、山風もきっと見た目など関係ないのだ。
人間は自分たちの奴隷のようなもの、自分たちがしたいときに扱う道具のようなもの。
幼く華奢な少女であろうと艦娘、人間である以上逆らうには限界がある。
そうと分かっていて青年は断りを口にしたが、返事はそっけないものだった。

「そんなこと言われても……今、あなたの隠してるタオル……」
「私が……使おうと思ってたやつだよ……」
「そうなったら……私どうしたらいいの……?」

青年は固まるしかなかった。
山風にタオルを渡せば、一糸まとわぬ産まれたままの姿を見せつけることになる。
完全にいきり立っている逸物のことを考えると、なおのこと状況が悪い。
使うのならと素直に渡せるような状況でないことは分かりきっていた。

だからと言って渡さなければなお状況が悪い。
今は大人しい少女でしかないが、逆鱗に触れれば神風以上の絶望の予想も難しくない。
青年にとって神風しか経験はないが、それ以上と言われれば十二分に恐怖の対象である。
大人しく渡しても地獄、拒んで山風の逆鱗に触れてもなお地獄が待っていた。
少々の躊躇いを挟み、ようやく青年は片手で股間を隠しながらタオルを差し出した。

「うん……ありがと……」
「じゃあ……お邪魔します……」

一難去ってまた一難。
タオルを受け取った山風は、バスタオル姿のまま両ひざをつく。
続けて這うようにして青年との距離を詰めると、両足の間に頭を滑り込ませた。
そのまま逃げる間も与えることなく、いきり立った青年の逸物を手に取る。

「うわ、あつい……お風呂だから……?」
「それになんだか……変わった匂いがする……」
「硬い、けど……握るとやわらかい……不思議ね……」

羞恥を煽り立てるような実況に、青年は泣きたいような気持ちを覚えた。
瞬間――青年の逸物は抗うこともなく、山風の口に招き入れられてしまっていた。

448艦これのその後:2017/01/12(木) 01:18:10 ID:gg6NPvoU
以上です
山風をエロに持っていくのは難しいですけど、
間違いなくイイ子なので書いてて楽しいですね
また投稿しに来ます、それではまた

449名無しの紳士提督:2017/01/12(木) 01:21:41 ID:dpUTBpc6
乙です
(; ^ω^)あやうくぶつかる所だったぉ

450名無しの紳士提督:2017/01/12(木) 19:38:18 ID:8EJiZdqo
熊野「あなたが新型ね、噂は聞いてますわ。わたくしは熊野、重巡熊野。あなたもわたくしの様に、人類のため華麗に頑張って下さいませ」

451名無しの紳士提督:2017/01/12(木) 22:40:43 ID:f8GKt3WY
鈴谷・言動はビッチ。中身は純情処女。
三隈・言動はお嬢様。男性関係は百戦錬磨。

452名無しの紳士提督:2017/01/13(金) 00:23:55 ID:ghpO7J.I
寝てる隙にチューしようとすると…

敷波→照れ隠し&驚きで思いっきり平手打ち。その後めっちゃ落ち込む。

綾波→歴戦の勇士の血が目覚め、意識がないまんま提督を組み伏せる。ほんで姉妹の誰かにバッチリ一部始終を目撃される。

453名無しの紳士提督:2017/01/13(金) 00:24:39 ID:ghpO7J.I
寝てる隙にチューしようとすると…

敷波→照れ隠し&驚きで思いっきり平手打ち。その後めっちゃ落ち込む。

綾波→歴戦の勇士の血が目覚め、意識がないまんま提督を組み伏せる。ほんで姉妹の誰かにバッチリ一部始終を目撃される。

454名無しの紳士提督:2017/01/13(金) 09:55:05 ID:ghpO7J.I
神風「せっかくのお誘いですから今度(提督の童貞を)頂きに上がりますね」

このスレの攻め神風って独特な良さがあるんだよな。ただの肉食艦娘とは違う丁寧な攻めというかSって感じ?

455名無しの紳士提督:2017/01/14(土) 00:25:47 ID:zJYoMgvM
グラ子はうっかり提督のズボンに熱いコーヒーをこぼしちゃっても迅速にズボンを除去してくれそうだ。ほんで次は「このままではお前は熱で子種が枯れて性的不能者になってしまうぞ!」みたいなことを言って今度はパンツを除去しようとしてくる。

456名無しの紳士提督:2017/01/14(土) 00:53:58 ID:zJYoMgvM
時々思うが、霞はママだけではなく妹ポジションでもすごくいけるんじゃなかろうか?

457名無しの紳士提督:2017/01/14(土) 01:01:20 ID:7iFh2rV6
蒼龍は艦載機を積まなくても九九式艦爆がはみ出ちゃうらしい。
これはつまり何もない所から九九式艦爆を生み出しているという事になる。
これを利用すれば、無尽蔵に艦爆を、ともすればただの九九式だけでなく無限のEXAを生み出すことが可能だ。
まさしく革命的な艦載機量産法であり、戦力の向上にはこれ以上ない妙手であると小官は考える。


だから無罪なんですよ憲兵さん私は悪くないんですもうしませんからこの手錠取ってくださいお願いしますよ

458名無しの紳士提督:2017/01/14(土) 01:02:39 ID:TMMopkLM
ドSなだけとは違う優しさみたいなのいいね
何というか包容力のある抱かれたい系の女の子好きだわ

459名無しの紳士提督:2017/01/14(土) 12:39:24 ID:OMBziscQ
薄い本に、不知火にお母さん呼ばわりされる霞ってあったなぁ。


陽炎の幼なじみっぷりがヤバいんだが、中々形に出来ない悲しみ。

460名無しの紳士提督:2017/01/14(土) 12:48:10 ID:zJYoMgvM
>>459 ただの幼なじみだけでなく、壁になったりちょっかいを出してくる妹達もセットになってるから、そういう視点でも見てみると良いと思われ。

461名無しの紳士提督:2017/01/14(土) 23:45:14 ID:PC7eUmPE
>>458
由良さんみたいな娘とか

462名無しの紳士提督:2017/01/15(日) 10:04:56 ID:4OudQqlI
>>460 24時間妹のうち数人が自宅にいるし、一番上の妹は精密誘導ミサイルばりに追跡してくるし…おいそれとは陽炎と寝ることはできないな。待てよ、逆に陽炎姉妹の中に弟がいる設定にして弟視点のSSならばあるいは…

>>456 突き上げがすごい妹になりそうだ。

463名無しの紳士提督:2017/01/15(日) 11:18:38 ID:w0p5dr0k
そうか陽炎とケッコンすれば陽炎型全員の義兄になるのか。陽炎プリンセスとかできるのか

ある日突然、あなたに陽炎型の妹が出来たらどうしますか?
それも……とびっきりレア度高くて
とびっきり雷装高くて
とびっきり愛らしくて
とびっきりの幸運艦(一名)。
しかも、そのうえ……
彼女達はみんなみんな、とびっきり!
司令官のコトが大好きなんです

谷風、嵐が「兄貴」
不知火、親潮、浜風、野分、萩風が「兄さん」
雪風、時津風、舞風が「おにーちゃん」

餅異論は認める

464名無しの紳士提督:2017/01/15(日) 12:22:01 ID:4OudQqlI
>>463 妹の方と結婚すれば義理の弟。妹とお姉ちゃんが同時にできるのです!

465名無しの紳士提督:2017/01/15(日) 12:54:04 ID:mkiTy3bw
>>463
磯風「誰か忘れてはいないか?」

466名無しの紳士提督:2017/01/15(日) 15:16:02 ID:AVc4s6Z2
睦月「なら睦月型は司令官のママになるにゃし」

467名無しの紳士提督:2017/01/15(日) 17:37:17 ID:qO0SEtbc
>>466
千歳「あの…」

468名無しの紳士提督:2017/01/15(日) 19:32:39 ID:AFGXekVI
>>456
ぼのと満潮も中々よい
というかあの3人娘は妹力高い

469名無しの紳士提督:2017/01/15(日) 21:28:22 ID:y3.7wnKY
最近はコラボで深海勢が地上に出てくることが多い
ともなれば地上の人間とも接触する訳で
戦艦棲姫に道を聞かれたり迷子の北方棲姫が居たりする訳だ
僕としては夏の海で港湾夏姫が大人も子供も食い漁るといいと思います

470名無しの紳士提督:2017/01/15(日) 23:58:29 ID:4OudQqlI
>>468 満潮はヨーロッパとか西洋圏の兄妹って感じがするな。

471名無しの紳士提督:2017/01/16(月) 00:22:27 ID:hzzDx7/I
全巨乳艦(深海棲艦含む)によるパイズリ競べ。
誰が一番のオナホおっぱいか、提督の主砲で判定します。

尚、提督は干からびる模様。

472小ネタ 幼なじみ陽炎:2017/01/17(火) 00:45:46 ID:oGGd4z22
「ねえ、提督……」
 オレンジ色のツインテールが間近で揺れ、彼女から漂う柑橘系の香りが私の鼻をくすぐる。
 駆逐艦陽炎。彼女は一般的な陽炎とは違って、司令ではなく提督と私を呼ぶ。
 私が子供の頃から提督になりたがっていたのを知っているから。
「お願い、我慢できないのよ」
 甘える様に私に触れる、かつて姉と呼んだ幼なじみ。こんなに小さく、華奢で幼かっただろうか? 記憶の中の彼女は大きく、私の手を引いてくれた。
「……何が?」
 なんの事はない。私が成長して、彼女は変わらない。艦娘は解体されない限り成長しない。それだけだ。
「いじわる」
 拗ねた様に頬を膨らませる。昔はこんな表情は見せてくれなかった。少なくとも、中学生までの私は対等と見られて無かったのだろうな。
「い・れ・て?」
 体重が掛かる。互いの吐息が交わるくらい近くに彼女の顔がある。生まれたときから知っている顔が。
「ああ〜、暖かいぃ」
 入った事が天上の至福である様に表情がとろける。
 可愛い。
 でも、それを素直に伝えるのは面白くない。その程度には私は男の子だ。
「重いよ、陽炎」
「なによー、乙女に向かっていい度胸ね」
 怒った真似をして、陽炎の指が私の『それ』に伸びた。
「あ、こら」
「お姉ちゃん相手に生意気言うからよ?」
 侵略、蹂躙、搾取。言葉通りの暴虐が繰り広げられた。
「あんがと、美味しかったわよ?」
「むー」
「そんな顔しないの。美人が台無しよ」
 彼女の瞳の中の自分――見慣れた顔は、陽炎と同じく怒った真似をしていた。
「じゃあ、次は陽炎がしてよ」
「もう、しょうがないわねー」
 もぞもぞ動いていた幼なじみは私の唇に『それ』を押しつけるのだった。
 みかんを。
「あー、やっぱり冬はこたつよねー」
「そうだねー」
 こたつでみかん。日本人に生まれた以上、遺伝子レベルで刻み込まれたこれには抗えない。私、普段は真面目なんだけどねー。
「提督ー、ほらあーん」
「んむっ。ありがと、はいあーん」
「いいのよ、お礼なんて……あーん」
「いや、提督さんと陽炎ちゃん。いちゃつくなら部屋に戻ってもらえません?」
 あーん、のスパイラルを対面に座る夕立ちゃんが断ち切った。
「いちゃ」「ついてる?」
「「どこが?」」
 夕立ちゃんてば不思議な事言うね。
「いやいやいや、提督さんの膝の上になんで座ってるっぽい!?」
「だって、もうこたつ埋まっちゃってるんだもの」
「詰めるよ!? むしろ詰めようとしたら、えっちい雰囲気でイチャイチャし始めたよ!」
「「してないしてない、いちゃついてない」」
「ぽいぃぃいいいっ!」

 今日も鎮守府は平和です。

473名無しの紳士提督:2017/01/17(火) 06:41:04 ID:n9CFb1tA
乙です
次は平和な寝室ですね

474名無しの紳士提督:2017/01/17(火) 19:47:06 ID:j0ok9WKg
そして次は妹たちが全員伯母さんになるんですね

475名無しの紳士提督:2017/01/18(水) 17:04:19 ID:Ix7j/TE6
浦風は甘やかしてくれるけど、なぜかこのまま甘えっぱなしではいけないと思わせる何かがあるな。
「家にいても心配いらんよ。うちがついておるから」とか言われてもたぶんそれを振り切ってハロワに行くだろう。

476名無しの紳士提督:2017/01/18(水) 19:26:32 ID:oN0Trjo2
ハロワに行けないのが雷。
ハロワに行かせてくれないのが夕雲。
ハロワより彼女の実家で働きそうなのが春風。
正社員になって養わねばって思わせるのが山風。
ってイメージ。

477名無しの紳士提督:2017/01/18(水) 23:40:03 ID:wHbBrm7U
>>476 夕雲はこっそり家を出てもいつの間にか背後にいる。ふと自分の腰を見るとクッソ長い紐が腰につけられてて、それを伝って追いかけてきてることがわかる。

478名無しの紳士提督:2017/01/19(木) 00:43:20 ID:xYu6hA36
あんまり数がないからなんだけど山風のSSは見てみたいな
どんな風な展開をするのか、人によって違う艦娘だろうから

479名無しの紳士提督:2017/01/19(木) 14:20:16 ID:26qhR5JU
ひょんなことから山風を預かるor養うことになり、正社員になるべく奮闘するお話なんてどう?

480名無しの紳士提督:2017/01/19(木) 20:03:36 ID:x/d.xv6s
山風は股間よりも父性を刺激するからなぁ。あとほっぽちゃんも。
二人が成人して、結婚式で男泣きするSSか。需要はなさそうだなw

481名無しの紳士提督:2017/01/19(木) 21:25:01 ID:LrssPCqo
義父と義娘の定番と言えば、成長した義娘に欲情して父性と性欲の間で葛藤するけど結局手を出しちゃう義父
なし崩しで関係持ってズルズルいくか、逆に義父さん大好きな義娘のほうが察して和姦になるか

482名無しの紳士提督:2017/01/20(金) 16:36:08 ID:GLGuTcL2
>>478 艦これ世界、すなわち戦時中って背景を活かして孤児とか親と離れ離れになった娘って設定はどうだろうか。

エグい戦いの連続で心が荒みきった提督が深海棲艦の沿岸襲撃による炎と煙の地獄の中から偶然助け出した少女(山風)との交流を通して人間性を取り戻していくみたいなストーリー。

483名無しの紳士提督:2017/01/20(金) 18:58:55 ID:Bqw/eTyQ
自分の運と想いを寄せる艦娘の運の値には注意をしておけよ。低いと和姦やケッコン後は不発ばっかりなのに逢引や浮気だと初弾命中なんてことがあるからね。

484名無しの紳士提督:2017/01/20(金) 19:02:06 ID:Bqw/eTyQ
>>482 身寄りなしの娘をゲスい目的のために拾ってきて養ってるうちに情が湧いて…ってシチュ。

485名無しの紳士提督:2017/01/20(金) 22:52:57 ID:MP212V2o
>>482
どうしても映画のレオンみたいな展開しか思いつかなかった
海風おねえちゃんに「めっ」てしてもらってくる

486名無しの紳士提督:2017/01/21(土) 01:23:34 ID:3ZNqjnBI
艦娘から退役したけれどなかなか民間社会に馴染むことができない山風を民間社会に返す支援のために一緒に暮らすことになり…なんてのはどうだ?提督以外の民間人も違和感なく絡ませられるぞ。

487名無しの紳士提督:2017/01/22(日) 23:57:51 ID:wpHrcozU
>>486 そのシステムなら時雨改二とかぽいぬとかもいけそうだ。駆逐艦離れしたスタイルと凶暴さに振り回されるエッチでハチャメチャなストーリーとか。

488名無しの紳士提督:2017/01/23(月) 09:12:51 ID:v.u5YHAI
長波様はあのボディなのに無防備にくっいてきたりしそう。ほんで危ない(長女が怖い&理性が焼き切れちゃう)から引っぺがそうとしてもぜんぜん引っぺがせないの。

489名無しの紳士提督:2017/01/23(月) 17:01:35 ID:.hRT5/Wo
>>487 きっとそのストーリーならば噛まれるだろうな。何を噛まれるかは敢えて言わないでおく。

490名無しの紳士提督:2017/01/23(月) 17:44:40 ID:IRQrBzKA
>>489 民間社会復帰に向けて艦娘の牙を抜いていたら、もれなく自分も去勢されちゃいましたってことか…

491名無しの紳士提督:2017/01/23(月) 18:46:54 ID:MJOa8e6o
ハートマン語録のハートマンを霞に、銃を駆逐艦とかお好きな艦種に置き換えると大変なことになるぞ

492名無しの紳士提督:2017/01/23(月) 20:24:56 ID:v.u5YHAI
霞「今夜、アンタたちイモは駆逐艦を抱く」

霞「各自、駆逐艦を女の名前で呼びなさい」

霞「アンタたちの女房は鋼材とボーキサイトでできた武器よ!浮気は許さない!」

艦これは成人向けゲームになりました。

493名無しの紳士提督:2017/01/23(月) 22:14:00 ID:saTvJG5k
>>492
ブラウザ版に限れば何も変わってない件について

494名無しの紳士提督:2017/01/23(月) 23:23:04 ID:v.u5YHAI
>>493 新任提督は艦娘に慣れるべく、選んだ初期艦を抱いて眠らなくてはならないという慣行がある。…ってのはありですか?

495名無しの紳士提督:2017/01/24(火) 01:34:33 ID:nx.KS3J2
>>494 抱き枕制度か何か?
サキュバスは夢の中で一対一のシチュもあるが、大勢で一人を吸うシチュもある
つまり睦月型は夜な夜な街に繰り出して男をあさっているんだ……という無茶設定
でも今のところ一番上の睦月より、そういうことが得意そうなのは如月にしか見えない

496名無しの紳士提督:2017/01/24(火) 06:46:24 ID:ogS/Y6ac
>>495
逆に考えてみよう。

望月が普段やたらダルそうなのも、実は夜な夜な男を喰いまくってて疲れているだけとか。
三日月は優等生キャラだけど、実はそれを維持するためのストレス発散の手段としてヤリまくってるとか。
菊月は『艦娘としての姿を維持するには男の精が必要』みたいな事考えてて、それを実行しているだけとか。
睦月、弥生、皐月、水無月辺りはオナニー覚え立ての中坊みたいに癖になり、卯月はウサギによくある年中発情期とか。
逆に如月はケッカリの台詞から考えるに、性的な事にはヘタレの可能性アリ。長月も如月と同類だけど、こっちは単に怖がりとか。

497名無しの紳士提督:2017/01/24(火) 06:53:39 ID:ogS/Y6ac
忘れてた。
文月は睦月達と同類だけど、多人数をつまみ食いするタイプの姉達と違って、1人の男に対して文字通り精根尽き果てるまで絞り尽くすとか。

498名無しの紳士提督:2017/01/24(火) 07:04:19 ID:ogS/Y6ac
>>494
『抱く』が文字通りの抱き枕なのか、意味深のほうなのかによって変わってくるんじゃなかろうか
長波とか磯風とか村雨とか潮みたいなのじゃないとその気になれないタイプの提督には拷問だな…

499名無しの紳士提督:2017/01/24(火) 09:39:36 ID:ZYFdzE0s
俺は大井っちを抱けるぜ!勝ち組だ!…抱こうとして寝かしつけられちゃう可能性が高いけどね。

500名無しの紳士提督:2017/01/24(火) 13:36:04 ID:UQhpdHPY
>>498 ?「司令官さんが私を抱くのではなく、司令官さんが私に抱かれるのです。勘違いは大概にしてほしいのです」

おまいら知ってるか?如月は機関がなくても高速化できるんだぞ。機関の代わりに魚肉ソーセージを男性器っぽい形にカットしたものを用意しておもむろに目の前に突きつけてやればいい。それだけで高速化できるぞ。

501名無しの紳士提督:2017/01/24(火) 18:06:33 ID:UQhpdHPY
>>499

大井「さあ、決まりですから早く寝てください」ギリギリ

提督「や、やめろ大井…お前の言う眠りはえいえんのね…」

大井っちはエロ心ありきだとかなり厳しいけど、そうでないならそれほど理不尽に厳しかったりはない気がする。

502名無しの紳士提督:2017/01/25(水) 13:36:09 ID:JWkpPYko
神風型は色々な理由(貞操、初めては両思いの人にあげなければならない、肉棒が怖い、汚いなど)で男と女のまぐわいに強い抵抗を持ってそう。けれど一回それの快楽を知ったらやみつきになってしまいそう。

503名無しの紳士提督:2017/01/25(水) 15:24:30 ID:pw/wWVrw
>>502読んで

性行為で破けると思っているものが

提督(童貞)・処女膜
朝風(処女)・内臓

という勘違いストーリーを考えてみた。

ある日の早朝。鎮守府の近くに捨てられていた成人向け雑誌を拾って読んでしまった朝風。その中の挿入シーンが頭に焼き付いてしまう

朝風 「この男、何てことをしてるの…そんなことをしたら女の人の中身が…」

男と女の営みをしたら男性器で内臓が破けて死ぬのではという恐怖が朝風を包む。
誰かに相談しようにも姉は二人とも処女だからあてにならなさそうなので、恥も何もかも捨てて提督に相談!
だが、残念ながら提督も童貞だったので決定的なことはわからずじまい。

提督「俺は(経験がない)男だから詳しくは知らないんだが……血が流れるらしい。その、(処女膜が)破けると」

朝風「(内臓が)破けて血が…?じょ、冗談よね?」

後日。なんやかんやの末に二人はベッドイン。そこで二人の勘違いがぶつかり合う。

朝風「破けると知ってて挿入しようなんて!あんたがそんな人でなしだなんて思わなかったわ」

提督「(ということはアレか?最初っから後ろでヤろうってことか。…ちょっとハードル高過ぎなんじゃないか?)」

もう少し文才をひり出せればな…

504名無しの紳士提督:2017/01/25(水) 16:56:44 ID:TsC8/arI
俺は逆に、巫女と娼婦が兼任されてた頃の、神聖な淫蕩さを感じるんだ。
神風と春風。

505名無しの紳士提督:2017/01/26(木) 13:00:35 ID:Yj9vA4.Q
海外艦娘があんま話題にならないのが寂しい。おまいらはエセじゃない外国人艦娘と獣のように交わり、獣のように絶頂するのは嫌いなんか?

506名無しの紳士提督:2017/01/26(木) 14:05:16 ID:BXK5yIh6
俺としては、アイオワのおっぱいに埋まりたい。挟みたい。いつか書こう。

関係ないけど、リベの妹が実装されたらどんな扱いされるか目に浮かぶ様だ。

507名無しの紳士提督:2017/01/26(木) 16:22:08 ID:qomsdpM.
>>506
四女?「落ちろっ、カトンボ!」

508名無しの紳士提督:2017/01/26(木) 19:16:18 ID:KD1Ge5e.
サラトガとケッコンしたらキレそう

509名無しの紳士提督:2017/01/26(木) 21:11:42 ID:4zwD0Li2
>>504 それ聞いたら単なる逆レイプとは違う攻め神風の謎が解けたぞ。

個人的見解100%なんだが、このスレの攻め神風は攻めと受けの精神面の優劣が一際大きいんだよな。ほんで>>504みたいな巫女さんが娼婦兼任だった云々という見方を加えると以下のように綺麗に(?)説明がつくんだよ

巫女さんサイド 優勢
・自分と男がするのは神聖&名誉
・そういう行為だからそれへの抵抗なんて知らない、意味ない
・自身の技術に自信アリ
・その気にさせる部分もふくめて経験豊富
・遠慮なくヤる

男サイド 劣勢
・神聖な行為を免罪符に女性を汚してるだけなのでは?
・俺みたいなのと彼女では不釣り合いなのでは?
・相手は年端もいかない娘じゃん
・初めてなのでヤリ方も挿れる場所もわかんない
・背徳&いろいろな後ろめたさとかが目白押し
・はっきり言って童貞はお向かいの家のずいずいか彼女の姉に捧げたかった

SSでもない長文でスマソ

510名無しの紳士提督:2017/01/26(木) 22:10:19 ID:jQ8j1wkc
>>505
ベトナム帰還兵キャラなマドックスちゃんとか清霜完全体のサミュエル・B・ロバーツちゃんとか愛でたいです。
あとアメリカ艦に飄々としたネイティブアメリカン風のお姉さんを。名前の由来的にはいっぱいいそうだけど

511人妻 男性無料出会:2017/01/27(金) 14:05:38 ID:FIt4ciWM
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512名無しの紳士提督:2017/01/27(金) 14:35:39 ID:V6utRiSo
>>504 ありがちかもしれんが、艦娘の力を維持するor高めるために男と交わる必要がある(本人たちも自覚している)。ただし提督は他の艦娘にしゃぶりつくされちゃう事がほとんどなので、苦肉の策として外部から器量に長けた男が呼ばれてきて…というシチュ。

513名無しの紳士提督:2017/01/28(土) 08:40:01 ID:Dfqhya/A
          _,/ ̄ ̄` ̄\、/レ
        //   ,  /\ .i i V〈
        / /  ∠ム/ ー-V l 「ヽ
         j v、!●  ● i ' ├'
       /  〈  ワ   / .i y'
      / _ ,.イ , `ーゥ  t-!,、_У
      ´ ' .レ^V´ V_,ィtー〈  「| 「|
           / `央ー'j  \_|:| |:|
          ,/ー、{,_ノ /ー、!  \::::]
もうすぐイベントなのです
このままではサラトガさんは処女のままで、新艦娘の話に先を越されるのです

514名無しの紳士提督:2017/01/28(土) 09:15:33 ID:lVYyJc8M
>>513
このスレ、処女のままの艦娘の方が多いやんw
いや、書きたいんだけど改プレイヤーだから新人組の性格つかみ切れてないし。

515名無しの紳士提督:2017/01/28(土) 19:56:30 ID:PTqKTS2Q
お久しぶりです。この前瑞鳳カップルが深夜エロ番組でハッスルする話を書いた者です。
新作が出来たのでUPします。
時系列的には一応、一連の酔いどれ博打こき隼鷹SSの流れで艦娘集団喫煙事件SSの前日談+αな話です。
それではよろしくおねがいします。

516名無しの紳士提督:2017/01/28(土) 19:58:56 ID:PTqKTS2Q
『地獄の軽巡洋艦(原題:LightCruiser Now)』


「みんなノッってるかーい!今日は僕ちゃんの祝賀会に来てくれて本当にあざーす!ささ、省庁の他、諸々の方々日頃の垣根を越えて無礼講でガンガン盛り上がろうぜ〜ひゃはははっ!!」

 提督ら鎮守府の面々はさる航空艦隊の司令官の戦勝祝賀パーティーに呼ばれここに来た。
 主賓というか主催者は先程の大作戦を見事成功させ、凱旋ついでに所謂「お役人様」や政治家、関連企業等を初めとする人々を集めてこの会合を開催したのだ。
 年の頃は提督と同じ位だが 金無垢の縁に鼈甲の飾る、まるで成金か老獪な政商の顔に収まる様な丸眼鏡を掛けている。古臭いスタイル故、青年将官にしては実に厭味ったらしく見える。そして首には似合わないペンダントをさげている。
 背格好はそこそこ高身長というところか。背丈の割には細身の撫で肩、でもそれ以外は軍人らしくカッチリした体格に収まりスラリと長い足。所謂三高である。
 顔つきも知的で控えめに言ってもイケメンなのだが、底抜けな明るさを振りまいているせいか幾分おどけて見える。

「提督ぅ、タダ酒呑めるからって来たけどさぁ、いつものパーティーより客断然多いよ。」
「しかも偉い人沢山いるねえ…」

「隼鷹さんと同じくそれで来ましたけど、政府高官もいますし返杯するにもちょっと緊張しますね。」

 上流階級の社交場で慣れているとはいえ、来賓のレベルの高さにやや落ち着かない感じのドレス姿の隼鷹は日頃の飲兵衛ぷりを忘れさせる紅一点の装い。それとは対照的に和装でそつなく纏めた千歳はまるで安らかな木陰に咲く花の様だ。
 当初髪を本気モードでカッチリ結って出撃予定だったのを妹の千代田から、

「お姉にコンパニオンの真似事させるわけ?そんなの飛鷹型にやらせばいいのよ。」

と言い争いになりそうなところを、

「んじゃ千代田も来るかい?あたしら四隻で空母機動部隊はぁさぁ、うーんっと楽しめるさぁ。」

と、出動前なのに既に素面を脱してる隼鷹がたしなめたのでお流れになった。尤もこれを残念がったのは当人と提督だけなのだが。

「響だよ。バーテンダーさんブラックルシアン頼むよ。カルーアそのままでウォッカ倍にするんだよ。」

 特型酒豪駆逐艦こと響は酒好きの勘で既にその場の酒の種類や銘柄を概ね察知し美味しくいただく算段している。
 実はどこで聞いたか六駆の皆もパーティー行きたーいと遠征の如くおでかけモードだったのを提督が全力で制止した。確証は無いが恐らく雷と電は呑んだら気が大きくなって、

「もっともーっとワタシを頼れって言ってんだろが!分かってんのかテメエ…ワタシに頼りなさいよゴルァ!!」

「沈めた輩も救ってやるのデス!えっ沈んでないの…?今から轟沈させてあげるのデス!!」

幾らなんでもあの体躯で醜態を晒すのだけは勘弁してもらいたい。差し詰め提督の繊細なハートに大ダメージだろう。そしてその暁には、

「マティーニお願い。そう『ベルモットはチラ見程度』で。」
「…って何よ?一人前のレディーはそうオーダーするんだって響に聞いたんだから!」

と調子に乗ってにわかスノッブ気取りで恥をかく自称レディーの姿が垣間見れそうだ。というわけでそれなりに酒の席を弁えている響を代表とした。

「まあ羽目外さない程度でいいよ、無礼講言っても後で問題になるからな。」
「でも折角だからみんな楽しんで来い!」

517地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:01:06 ID:PTqKTS2Q
まあそんな提督も自分が呑み潰されないよう予防線として酒に強そうな艦娘を選抜したのだが。
 というのもこの祝賀会、「参加する団体は可能な限り多数の若い?(おっとここは皆さん全て妙齢型という事にしておこう)未婚の女性職員(艦娘も含む)を同伴させる事」という下心丸出しな条件付きなのだ。
 その空気の中でも、凛々しいいつもの制服で適当に時間が経つのを待っている那智。

「自分みたいなのは冷酒啜りながら壁の花に徹するか、ん?」
「って早速言い寄ってきたぞ!なっ、私と愛を語り合いたい?!」

 いきなり酔っ払った士官から口説かれた那智の当惑した表情を察し、険しい表情を浮かべた大型艦の姿が。

「…おい、私の僚艦が嫌がってるぞ、ちょっと待て。」

 その戦隊の中で一際目立つ体躯の超弩級戦艦武蔵が那智に歩み寄る酔っ払いを制止しようとする。彼女は酒への耐久力も高い被害担当艦かつ僚艦への度を超したナンパ行為に対する殲滅係として編成に組み込まれた。
 とはいえ根っからのいくさ船な彼女のドレスコートには艦隊一同苦労する羽目になった。幾らなんでもサラシはマズいので、色々一悶着の上、何の変哲も無い萌黄色のパーティードレスを一張羅とする事が出来た。
 調達した明石曰くCNC鋼板をメインに仕立てた代用材装甲の試験着だそうだ。そんなもんドレスに必要か?という問題は置いといて。

「ん?どうした武蔵と那智?ああこいつは俺の後輩だ。かなり出来上がってるからテキトーに流しとけ。」

「そうか。なら多少は安心出来るな。しかしこの…服、いや装甲はちょっとばかり軟すぎやしないか?」
「まぁ任務ならどんな姿も厭わないとは言えこっぱずかしいぞ。少し困ったぜ…」

「武蔵さん…これ、どうぞ。」

 少しばかり雰囲気に飲まれそうな武蔵のドレスの裾を小さい手が引っ張った。或る鎮守府に先日遠路遥々盟邦より着任したZ型駆逐艦Z1ことレーベだ。片手にはビールの大ジョッキを持っている。

「有り難いな。では早速飲むとしよう。レーベよ返杯は勿論大吟醸だ。」

「武蔵さん次はコルンなんかもいいかな。」 

 というわけで対祝賀会戦隊(という名の実質的コマシ推奨合コン)は結局秘書艦の隼鷹を筆頭に武蔵・千歳・響・那智そしてビールに強いZ1の酒豪系?の編成だ。提督はこの編成を会心の作だと思った。が…

「ちっ、やっぱコマシ合コンかよ。んなとこ足運ぶっつうのは俺は納得しないがよ…ま、顔繋ぎならしゃーねーな。」
「提督に色目使うは俺の特権ってやつよ。なぁ、龍田。」

「…全く、これも仕事のうちなんだよ。お前もそれぐらい解ってくれよ。」
(はあ、計画に計算外はつきものとはいえ、この大所帯のお守…いや統率も大変だ)

「天龍ちゃんも少しは軍艦らしく振舞うのよ〜」

 そう、別働隊としてケッコンカッコカリ&婚約中で、片時も提督の傍を離れない天龍。そして彼女を庇護する如く目を光らせている龍田が無理矢理付いて来たのだ。
 余談だが本場のスコッチウィスキーが飲み放題と聞いて目を輝かせてた金剛は速効で酔ったフリして「おさわり以上解禁デース!」から「テートクとハイスピードバトルシップの白黒ショー始まるネー!」という罷免どころじゃない極めてヤバい危険性アリという事で居残り組にした。

518地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:01:57 ID:PTqKTS2Q
 武蔵はお偉いさん方に囲まれながら静かに大吟醸を呑んでいる。
 艤装を外しパーティードレスの彼女の姿は、少しいかついのもあってか包容力を感じさせる。気がする。
 彼女ならもし酔って辛くなっても眼光一睨みで周囲を退けられるから安心だが、先程の提督の後輩士官と取巻きから冷酒に次いで焼酎とシャンパンをしこたま飲まされている那智はかなりヤバイ状況に陥っている。酔って舵がガタガタ鳴いてる。

「ウィーッ!いっつもドリルビットとかぁータップなんかでぇお世話にぃなってんです。ありゃーす!」(フラフラ)

「ううっ…それは那智でもぉぅ、NACHI違いぃだぁっ!」
(あながちぃ間違ってもぃな…くそっ、バーベットが軋むぅ、全身が強張ってく)
「…わぁたぁしは酔ってなんかなひ…」

 彼女はその場に座り込んでバタンッ、と横になってしまった。仮にも重巡それも結構イケる口なのに。
 酔い潰された彼女はいつもの凛々しい武人とは思えない姿だ、あお向けになり、肩が凝って痛い…寒い…と震えながら呟いている。
 戦場で被弾しても即撃ち返し殲滅する勇猛な彼女の辛そうな姿に提督は即曳航して戦線離脱するよう近くの艦艇に指示を下した。居合わせた天龍と龍田も思いもよらない事態に提督と共に即座に行動に移す。

「おいっ、貴様そんなに飲ませてうちの重巡がすっかりグロッキーだぞ!少しは弁えろ。」
「那智ちょっとお冷飲んでソファーで休め、って重巡だけに重っ!すまんが天龍、龍田、曳航手伝ってくれ。俺一人じゃ無理だ。」

 提督の号令に天龍型軽巡二隻が即座に駆け寄った。

「…寒いオヤジギャグは引くぜ。ったく俺が上からガンガン乗っても平気なくせに非力なんだよ。」

「天龍ちゃん〜それはちょっとはしたないわよ〜」

 提督は那智を連れて来た事を失敗したと少しばかり思った。チャンポンにあんなに弱いとは。何でもかんでも飲まされるのに慣れてないのか。ソファーまで曳航して借りてきたタオルケットを掛けながら、こんな事なら無難に妙高にでも頼めば良かったかなと。
 とはいえ今日の手空きの重巡達に頼もうにも…羽黒はお持ち帰り勢にプッシュされまくりで武蔵の仕事を増やすのは確定だろう。青葉はこの酒宴をネタに記事にして後でゴシップ誌に売りかねん。『本誌大スクープ!或る鎮守府艦艇のご乱行』とかな。足柄なんて以ての外だ。羊の柵に餓えた狼を放つ、まぁそうなるな。
 それを尻目に隼鷹と千歳はどういう訳か陸軍将校と呑み続けて、中々会話も弾んでいる様だ。

「……さすが少佐さん、彼岸変えて呑み直すぞヒャッハー。」
(家族持ちかぁ。アタシも家で子供と泡盛…おっとジュースでも飲んで待つ身ってのも悪くないねぇ)

「千歳と申します、憲兵大尉殿……あっ、女の身で大尉殿から千歳に注いで頂けるなんて…」
(そこそこモーションかけてるのに中々動じないのね…陸軍さんって身持ち固いのかしら?)

 相変わらずカウンターでウォッカベースのカクテルを頼み続ける特型酒豪駆逐艦響。
 言い寄る客はいるが、響の飲んでるものと同じカクテルを飲まされ轟沈する始末。
 熱燗とビールと焼酎で千鳥足なところに、酔い覚ましだよとばかりにウォッカにほんのり色が付いただけのスクリュードライバーやブラッティメアリーを大量に飲まされりゃそりゃぶっ倒れる。響だからいいものの艦娘によっては逆レイプされかねないぞ。
 客に挨拶だけ交わしてカウンターへと腰掛ける龍田。そしてウォッカベースのカクテルに飽きた響の頼んだのと同じ、グリーンアラスカという美味しいが無闇に度数の高いカクテルを共に静かに楽しむ。まるでこの場の喧騒もそこだけ打ち消されたかのように。
 これ幸いと挨拶返杯から抜け出した提督と天龍、Z1は二隻の横に並んで座った。
 天龍はちょっとほろ酔い気味で上気している。そしてZ1は、

「ピルスナーとラガーばっかり〜飽きるよ。」

と少々文句言いながら得意なビール飲んでも大して酔っていない模様。
 いつの間にかカウンターには四隻と提督一人のみ。周りの喧騒からは少しばかり静かな空間でZ1ことレーベが提督に訊ねた。

519地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:02:57 ID:PTqKTS2Q
「この宴会の主賓、というか殆ど切り盛りしてる人ってどんな人?大戦果上げたって聞いたよ。」

 面倒臭げに提督は重い口を開いた。何かを憚るように。

「アイツはな、俺の同期で或る航空艦隊の司令官やっている男だ。」
「鎮守府長官やりながら艦隊も指揮する俺と違って、アイツが率いるのは海軍航空隊とその基地だ。『王国』の主とか陰口叩かれてるな。」
「レーベはうちに来て浅いからまだ良く解らないだろうから…ここら辺はおいおい教えてゆくよ。我等が海軍組織の重要な部分だからな。」

 『郷に入っては郷に従え』とは言うが、いきなりZ1にそれは厳しいと思って自主性に任せていた提督だが、組織について襟を正し所属艦娘達に徹底して叩き込まねばならぬとビール片手でもすぐに気を引締めた提督だった。これは鎮守府の長官たるものに義務である。なぁなぁのままでは軍規どころか、最低限律する事もままならない無いだろう。
 しかしチラっと周囲を見回すと、呑んだくれの隼鷹に、来賓のお偉いさん達をも酔い潰す酒豪艦、響…こいつらと今回連れて来なかったがネットスラングでおちゃらけてる漣、パパラッチ青葉、隙あらば数秒で寝る加古その他色々…うーん、うちの艦隊には最低限の規律すらままならん奴らばっかりだ、俺が居なかったら響なんか調子に乗って鎮守府赤化クーデター(つまりウォッカとピロシキとキャビアの平等配分、但し自分の分は多くよこせの意)やりかねんな、と一瞬そんな不安が頭の中を過ぎる提督にレーベは質問を返した。

「航空艦隊?モルヒネデブの下僕、憎っくきルフトバッフェのルフトフロッテとどう違うの?こちらの言葉だとどっちも同じだよ。」

 えっとそれはだな…と説明しようとする提督の言葉をそうそう〜と遮った龍田はレーベに簡単に説明した。

「レーベちゃん〜こっちの海軍の航空艦隊って言うのはね、基地航空隊やそれらの航空戦隊を纏めた編成なの。主に大本営や艦隊などの下部に所属してるのよ〜」

「ふぅん…ルフトフロッテと規模も立場も随分違うんだね。」

 スゥーッと鼻息を吸い込み、調子を取り戻した提督は今回の作戦の概要を語りだした。

 提督が言うには敵方面軍殲滅作戦の為、形振り構わず手を尽くし各地上基地に総勢約二千機もの作戦機を機動集中させ、一気にその方面の敵地上基地を叩き潰し、航空優勢を完全に失った深海棲艦艦隊を全滅させた大功労者。それも艦娘の力を借りずに。そう述べる提督は少し遠い目をしている。

「二千機!ルフトバッフェの機動集中でもそんなのあまり無いよ。しかも天候の突然荒れるこの辺で島伝いに集めるなんて、すごい!」

 レーベは目を丸くして驚いた。

「まあ戦果だけは有りえない程の大戦果だ。戦局も相当有利になったよ。だがやり口がな…色々アレなんだ。」

「提督、なにか問題でもあるのかい?」

 響の問いかけに軽いカクテルに代えてビール片手で語る提督の顔色が変わった。深刻な赴きに。
 主賓なのにホストとして、僕の凱旋パーティーもっともっと楽しんで下さいよー!と、朗らかに来客に振舞う同期の男に目をやりながら提督は事の裏側を話し続ける。

「簡単に言うとこうかな…あまり大っぴらにする話じゃないが。」

 先ず約二千機された作戦機のうち四割強は陸軍機。陸軍の基地もかなり使われている。結局総軍多数の機材と人員、妖精さんも投入し、所属艦隊は当然他の艦隊や陸軍船艇、地上軍に多大な危険と酷使の上で制空権の無い場所に飛行場を無理矢理進出させた事がこの勝利に繋がったという事。実質的に陸海軍共同作戦と言っていいものだ。陸軍はその見返りに海軍から色々譲与又は貸与する約束で、特に急造した飛行場は陸軍の管理下に置かれるものも多いだろうと。が…

「みんなも周り見て分かる通り、手柄は全てアイツの采配のお陰になるのさ。陸海軍共に必死で戦ったというのにな。」

 唖然とする一同。提督はさらにビールを頼んだ。酒でも飲まないとイラつくその様を感じて。

520地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:04:15 ID:PTqKTS2Q
「…ひでぇ話じゃんか。しっかしよく陸さんこんなの飲んだな。戦果は全て海軍のモノになるのにさ。」

 天龍は呆れ顔だ。他人事とは言え手柄を持っていかれる話は武人として面白くない。

「陸軍は前払いこそ多いけど、飛行場とか貰えるから悪くない話?」
「でも勝った海軍も今から支払うものも多そうだよ…」

 首を傾げるレーベに答えるように響は彼女に返した。

「というか両軍共に大散財だよ。大戦果の代価だから仕方ないよ、とは簡単に言えないよ。」

 うんうん、と頷きながら提督は皆に問いかける。

「レーベや響の言う通り問題はそこだ。方面的大戦果の代償に陸海軍は多数の航空戦力を消費した。」
「そんな状況で怖いのは何だと思う、私の可愛いフィアンセ殿?」

 いきなり話題をふられたものの酔いとこっ恥ずかしさの混ざった天龍は答えた。

「こんなとこで恥ずかしーなもう!まあこうだろ、用は今貯金が減っててもし突然大金が要るとか、大怪我や重い病気で働けなくなって稼ぎが無…」
「ってヤベぇぞ!そりゃ。」

「ご名答だ天龍。」

 確かに海軍にも予備役動員、更なる資源確保拡充や機材の量産増強策とかの保険はある。がもし今深海棲艦の大反攻があれば、余力の目減りした状態でやり合う事になり苦戦は必至だ。と続ける提督。そして…

「そこでアイツの再登場さ。」
「又同じ事繰り返して、英雄の再来と洒落込むのさ…残り回数の有る限り。」
「そして全てが破綻する前に一人勝ちしてるだろうよ。後でそこら中泥被る羽目になる。」

 ジョッキを一気にあおる提督の目は酔っていない。

「俺は陸軍への見返りも奴の舌先三寸で噛みまくった風船ガムの如く引き延ばし、政府や海軍の『王国』への負債は焦げ付くと踏んでいる。」
「…アイツは自分の為に周りを巻き込んで自分だけ得して最後に自分の尻を皆で拭かせる、そんな男さ。」

 提督の言うアイツ、『王国』の主こと或る航空艦隊司令官の話は正直言って余り気分の良い物ではない。にも関わらず龍田は興味深げに聞いている。所々くすりと笑みを浮かべながら。

「うふふ、その航空艦隊が彼の『王国』なのね。中々面白い話だわ〜ちょっと興味が沸いてきたかも。」

 珍しく空気の読めない口調の龍田の考えが読めないまま提督は不愉快な顔でまた話を続けた。
 彼は『飲む・打つ・買う』が大得意で、この場の政府高官や陸海軍将校、政治家とかも彼の搦め手に捉えられた連中ばかり…奴の誘惑に堕ちたら手の上だろう。彼のやり口の『買う』のは女は勿論、カネ・モノ・ヒト概ね商品…『打つ』は学生時代から荒稼ぎしてるノミ屋からカジノ、噂じゃ公営ギャンブルの八百長。『飲む』のは今のパーティーそのもの。このコマシコンで女の世話して『買う』に繋がるし、気前の良い将官だなと簡単に演出できる。今だって一秒毎に借りが出来てるようなものだろう。

「…まあ、というわけだ。こんな奴を手練手管というのだろう。正直、命令や義理以外では余り関わりたくない。昔ならともかく…」

 提督は更にビールをあおりながら遠い目をした。そして艦娘達は呆れて声も出なくなったような視線を『王国』の主に向けた。

「只の放蕩者ってレベルじゃねーな、コイツぜってー黒幕だろ。黙ってれば中々イケメンだけどさ。」

「富の再配分前に一人だけ全てを掻っ攫う、度を超した遊び人はごめんだね。」

「忠誠を誓った御方は海軍が苦手だけど、とても真面目な人だったから良かったよ。」(そわそわ)

521地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:05:47 ID:PTqKTS2Q
 そんな不愉快な話の途中、龍田の目に一つの光が宿った。目の前の新しい玩具で遊びたげな、森で出くわした珍しい生き物を狩りたさそうな、そんな邪かつ一途な眼光。

「あらそうかしら。こんなタイトロープな人生のイイ男見つけたら、一層楽しく遊びたいでしょ?それが女の性というものよ〜」
 
「はいはいどーせガキンチョですよーっと。龍田は物騒なせいかこういうヤバい男…うぐっ!やめろ、たつた、おちる…はぁっ、はぁ…」

 まーたいつもの読めねえ龍田のクセが出た、とばかりに言ったやにわに天龍の喉元を掴んだ龍田は悪びれる様子も無く、

「天龍ちゃんには悪いけどちょっと握力を鍛えてみたかったところですわ。」

とばかりに微笑んだ。提督はそんな天龍型軽巡のやり取り、特に龍田の言動に一言申したい事がある。珍しく空気読まない彼女の発言を訝しげに思いながら。

「…その代わり奴には敵も多い。この場でも腹に一物有ったり内偵と思しき者もちらほら見かけた。」
「とは言えアイツは誰とでも親しげになれるからな。でも深入りしない方が身の為だ。」
「悪い事は言わない、手を出さない方がいい。」

 はぁーっ、と溜め息をつく提督。とりあえず戦隊の状況を確認してみる。
 単艦で被害担当の武蔵はお偉いさん方の集中砲火を受けつつ、眉一つ動かさずマイペースで飲んでいる。
 あわや大破着底と思われた那智も、酔いが醒めてしゃっきりしてきたのか微速前進出来るまでには復旧した模様。但し缶にまだ問題有りと見る。頻繁に給水というかお冷飲んでいるからだ…先程の士官に介抱されつつ。

(鹵獲後、色んなとこ調査されてずっぽり実技してました的な戦利艦に…でも男達との会話だと入念に観測し最悪の事態は避けつつあるようだな。那智、うまくやってくれよ)

「空母のみんな何してる?今知り合った陸軍さんとあたしの行き着けの店で二次会するからさー。」

「憲兵大尉殿も他の空母の子達といかがですか。えっ、お酒が抜けたら詰所で残務…大変ですね。」

 殆ど秘書艦の役目を果してない隼鷹や千歳も、二隻ともかなり呑んでる筈なのだが、ここに来た時とちっとも変らぬ様子で無線飛ばしたりお見送りしたり。今回飲兵衛空母に関しては上手くいったようだ。
 先程の話で軽巡二隻と響はすっかりアルコールが抜けたか烏龍茶を飲んでいる。もしやウィスキーの烏龍茶割りかもしれないが。
 おっとレーベがもじもじして落ち着かない様子だ。これは明らかに尿意を催している。提督は急いで号令をかけた。

「レーベ、我慢するな早くトイレいってこい。」

「J、Ja!」

 レーベは急いでトイレへと駆け込んだ。駆逐艦らしい快速、というか必死の全速力。これは提督も気まずい。

(しまった、俺の話が長かったせいでZ1にいらん我慢させちまった。ビール結構飲んでたのに…俺はまだまだ尻の青い提督だ。そういえば…)

522地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:06:33 ID:PTqKTS2Q
提督は思い出したかのようにさり気なく龍田に聞いた。

「龍田、お前が酔っ払ってるの見た事無いな。天龍なんか俺の部屋で出来上がってしょっちゅう素っ裸…ってそう睨むな怖いだろ。」

 目だけが笑っていない彼女の表情に提督は少したじろいてしまった。

「提督それ以上は駄目よ。そうかしら〜私も酔う時は酔うんですから。で、それが何か?」

「い、いや何となくさ。じゃ龍田が酔うってどんな時なんだ?」

 ふふっ、そうですね〜と切り出して、龍田はしれっと答える。

「愛しい人と一緒に軽く嗜む時なのよ〜という事かしら?」

 提督は少しばかりドキッとした。龍田の姉への溺愛っぷりを思い出しながら。

「…さいですか。」
(つまり天龍と、かよ…いや彼氏って意味かも知れん。そうでも思わないと柄になくジェラシー感じるぞ)

 そして女子トイレの個室。
 …チョロチョロチョロ…とレーベのせせらぎの音が微かに流れる。

(ふう、漏れちゃうかと思った。提督も話長い…) 

 用を足したレーベは丹念に手を洗いトイレを出た。だが眼前に一人の男が立っていた。正装を身に纏ったふてぶてしい、いかにも自信ありげな風貌で。
 それは件の『王国』の主こと航空艦隊司令官である。彼はレーベに彼女にやさしく、しかし初対面にも関わらず実に馴れ馴れしい口調で話しかけた。

「へー、君が盟邦から来たというZ型駆逐艦かー。噂通り特型や甲型よりほんの少し大き目の排水量と聞いてたけど、その割にはタンクも船尾も小さいね。実は大きいのは排水量じゃなくて排水音の間違いだったかな?」

(排水?!お、おしっこの音を聴かれた!?)
「な…!このヘンタイ将校!」

 レーベは思わず司令を罵倒した。が彼は態度を変えず、彼女の罵倒をも喜んでいる様にも思える。

「変態とはねー。いやいや僕が用を足してたら隣から君の美しい音色が聴こえてきてね。ホント偶然だよ気に障ったならごめん、悪かったよ。」

 ひとまず軽く謝った後、そして司令はレーベをまじまじとつま先から脹脛…臀部、服の裏に透けて見える趣きの鼠径部のライン、薄いあばらの浮いてそうな胸部…細くか弱い頚…海外艦ながら成長の緩やかな童顔…それらを嘗め回すように眺める。彼女にはその視線の意味がよく分からない。

「?何ジロジロ見てるの?」

「お兄さんはね、君を視姦してるんだよ。Z型駆逐艦一番艦、Z1ことレーベレヒト・マース君。」
「あ、視姦って意味が解んないか。まあ目で見て犯す、視線のセックスって事かなあ。」

(自分、見られて…犯されちゃってるなんて…この人やっぱり変態だ)
「!!!なんなのこのヒト!」

523地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:07:12 ID:PTqKTS2Q
司令の言動に暫し混乱するレーベ。だが彼女の高い理解力が目の前のいやらしい、ねっとりとした視線の意味を察してしまった。

「そうそう君、女子トイレに入ってったけど、僕ら艦娘とあまり縁の無い部署では『艦娘の一部は男の娘だよ』という根強い説もあってねー。」
「君は僕の見立てでは男の子かなーと。それなら男子トイレに入らないといけないから、ここでどっちかチェックしてあげるよ。」

 そう言うや否や抱きつき後ろから回された司令の右手が素早く裾からショーツに滑り込み、左手は胸を揉みにかかる。抵抗する隙すら与えられず船体をまさぐられるレーベ。

「止めてっ、僕は女の子だよぅ!さわらないで!あんっ…」

 司令はレーベの抵抗の言葉を楽しんでいる雰囲気だ。まるで今日の酒の肴のように。そして両手の攻めは徐々に強くなる。 

「胸の感触は男の子みたいだね。と思ったらちょびっとだけ薄いけどお乳があるようだね。ほほぅこの辺に君のボイラーがあるのかな。高温高圧なのか温かいねー。」
「さて肝心のアノ部分は…んー濡れてるから女の子かと思ったけどこれはお小水だね。ちゃんと拭かないから臭いが残っちゃって、お兄さんもコーフンしちゃうからさ…全く海外艦はいけないね。さてと、もう少し中を調べてみようか。」

 右手でレーベの秘唇をかき回す様に弄る。左手でとても小さな膨らみを揉み解しながら。その度彼女は「やめて…大事なとこ…さわらないで…ひぅん!」と泣いて懇願するが聞き入れられない。司令の指の為すがまま攻め続けられるレーベの目から涙が止め処も無く流れた。

「おちんちんっぽいと思ったら、かなり小さ過ぎるのしかないねー。しかもコスるとレーベ君も良く鳴く鳴く。」

「!…あぅん!んんぅ!」

 余り経験した事の無い鋭敏な感覚に彼女は今まで殆ど出した事の無い声を上げる。何せ敬虔で真面目な彼女は自慰の経験すら少ないのだから。そこを手練の指で弄繰り回され擦られ倒せば快感以前に、よく知らない感覚の怖しさに襲われるのも当然だ。

「ひゃんっ、あんッ!」
(何これ!?何?なに?ヘンなの!こんなの…おかしいよぅ…あんっ!あそこが、船体が、竜骨が、機関がどうにかなっちゃう…怖い、こわいよ…!)

 女の性の感覚を自分の知っている範囲を超えて無理やり植え付けられる、それにレーベの頭と身体が追いついていけないままなのに容赦しない司令の指が彼女のある部分に面白い感触を覚えた。  

「ふふー徐々にだけど湿ってきたきた。これじゃ男の子って言い辛くなってきたね。洪水かなー?いや水溜りってとこかな?でも…」
「おっとここに男の子には無い穴みたいなのがあるぞ。水漏れは此処からかな?ちゃんとチェックしなきゃ。よし人差し指と中指、薬指も差し込んで拡げてみようかー。」

 洪水の様な性の感覚から一瞬抜けたレーベの思考は、

「もうやめて!そこはだめだよぅ、ゆび、いれちゃ…らめぇぇぇ!」
(こんな奴に初めて奪われちゃう…しかも指で…そんなの嫌ぁ…)

と拒否の言葉を漏らした。が、当然ながら司令は聞く耳を持たずレーベの秘部を弄りながら彼女が更に恐れている事態を口にした。

「心配しなくていいよ。お兄さんはレーベちゃんが女の子だってよく判ったから、後でちゃんとしたモノを挿れて中で出してあげるからさー。」
「海外の最新技術満載の君のおなかのドックで大型艦建造かぁ。これぞまさしく我が軍の望む技術革新だっ!なんてねー。」

(中に出す?…そんな、初めてどころじゃない!ビスマルクの言ってた大事な純血も穢されちゃう!それだけは、それだけは止めてっ!)

524地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:07:53 ID:PTqKTS2Q
そして彼はベルトを外し、ズボンをずり下げ下着を露わにする。そこには見事なまでのテント、いや山稜というべきか…その中ではとても大振りな一物が臨戦態勢をとっている。それは並みのサイズではなく、しかもまるで性的な勃起を憶えたばかりの少年の如く急角度で反り繰り返り天を仰いでいる。このようなシロモノがどう見てもレーベの女の鞘に納まるようなシロモノではない。例えるなら小刀の鞘に大太刀を突っ込むようなものだ。無理に挿入すれば61cm酸素魚雷や500kg爆弾の直撃の如く彼女の女の部分は壊れてしまうだろう。

(!!!)
(このヒトのアソコ、大きいなんてもんじゃない!)
(…そ、そんなボクの大事なとこ裂けちゃう…)

「おねがい…いゃ・・・ひっく…もうやめてぇ…ううぅ…」

 レーベの最後の懇願は声にならないまま嗚咽に飲み込まれてゆく…

(たすけて……じゅんけつも、もうなにもかも…なくしちゃうよぅ…うう…うっ、ぅっ…)
「!ぅわぁ…」

 顔面蒼白になったレーベが純血を失うと恐れ慄き、大声で泣き叫びそうになったその瞬間、

「おいそこで何やってる!そこだ、そこのお前だ。レーベから手を離せ!」

 司令が振り返るとそこに武蔵がいた。周囲が「閣下が艦娘を襲ってる」と騒がしいので駆けつけて見て、彼女の身に降りかかった事とその元凶に怒り心頭となった次第だ。

「公然と我が鎮守府の艦娘に狼藉を働くとは許し難い。例え将官でも容赦しないぞ。」

 だが司令は何事も無かったかのようにスッとズボンを上げ身支度をし武蔵に向き合った。 

「ほほー、貴女が某弱小鎮守府の誇る18インチ砲艦、武蔵ですか。」
「ヂェーン海軍年鑑に少々載ってましたが…この目で見ると実に立派な艦影ですな。」

 司令は慇懃無礼な態度で怒りを露わにする超弩級戦艦を前に動じない。

「いかにも。そんな事よりレーベが泣いて脅えてる…なぜこんな事をした?返答次第では相応の火力をお見舞いする事になるぞ。」

「まー簡単に言えばこのレーベ君、いやレーベちゃんが男か女か調べたかったんですよ。で、女の子だって判ったからついでに女にして差し上げようかと。」
「あっそうそう、もしレーベちゃんが孕んだら其方の鎮守府の戦力増加にもなるかなー?艦娘を産めば、ね。」

 この男先程の様な行為をしながらも、それを責める超弩級戦艦を前に全く以って悪びれる様子もない。寧ろ武蔵をさらに激高させてから軽くいなすつもりも感じられる。

「ふざけるな。遊びで女子の貞操を奪うなど許さん!」
「しかも艦娘を…孕ま…その…ええい、この言い草、貴様には人の心が無いのか!!」

 怒りに満ち溢れた武蔵の形相にもかかわらず司令は尚も彼女を煽り立てる。

「おっとその前に武蔵さんとやら、貴女は自分で思ってる程強くないですよー。確かに僕を殺すだけなら艤装無しの状態でも充分です、が…」

「貴女を沈めるのはもっと簡単です。僕の自慢の試製連山大攻隊の降爆の前に反撃すら敵わないでしょうよー。150番や200番でね。例え80番でも何発も当たればマズイでしょ?」

「貴様…何が言いたい?」

525地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:08:38 ID:PTqKTS2Q
男を囲む不穏な空気。そして彼は眼前の武蔵を嘗め回す様に眺めてにやつく…先ほどレーベを視姦した様に。

「そうそう、僕には試製2トン航空魚雷もあるんですよー。何ならご自慢の水平装甲帯で味わってみます?」

 と、司令は武蔵の手を掴み自分の股間に押し付けた。
 いきなりの行動に彼女は反射的に突き飛ばしてしまう。突然の乱闘に会場はざわめき立つ。

「いててて…流石戦艦、突き出しも強い。まーねー機関出力はかなりセーブされてたみたいだから命拾いしたよ。」

 壁に手を這わせ立ち上がった司令は怒りに満ちた武蔵に白けた目を向けた。

「…なっ!」
(!?太くて硬い…って、いきなり股座を掴ませるとは!)
「怒りが収まらん…覚悟しろこの野郎…」

 怒髪天を衝いた武蔵は目の前の将官目がけて拳を振り下ろそうとした、が、

「止めるんだ。」
  
 席上に“命令”が飛んだ。そう、武蔵を制止したのは他でもない提督だった。会場がさっと静まる。武蔵は自分に向けられる懐柔の視線に納得がいかない。

「どうして止める?!レーベに酷い事をした奴だぞ、同期のよしみか?なら尚更許さん。」

 提督は彼女を抑えながらいつもとは違う強い口調で切り出した。この同期の男をより強く睨みつけながら。

「ここで全殺しにしてもお前の株が下がるだけだ。こいつの性根は死んでも変らん。外道は蛇蝎の如く嫌って嗤えばいい…」

「だが提督…」

 この場は堪えてくれ、と尚も彼女を抑える提督達を尻目に男はいけいけしゃあしゃあと彼等に喋りだした。

「おおーありがとさん、と。しかし外道とは酷い言い様だねークラスメイト君。悪ふざけが過ぎたのと弱小鎮守府呼ばわり、武蔵君への侮蔑は素直に謝罪しよう。ごめんなさい。とこれで良いのかね?」

「相変わらずだな…この場はお前の安い頭に免じて収めてやる。が、レーベの落とし前は後できっちり付けさせてもらう。武蔵、行くぞ。」

 襲われてまだ震えの止まらないレーベを抱きかかえて、提督と武蔵はその場から離れていった。主賓はこの一連の騒ぎに全く動じずホスト役に戻った。そして暫くして宴は幕を閉じる。

「そろそろ縁もたけなわ、お付き合い頂いた皆さん今日はお疲れ様でした。ところでみんな!ちゃんとお土産の準備は整ったかい?」

 はーい!とあちこちで声が上がる。その声の元には先程那智を介抱していた佐官も混じっている。当然その横で気まずそうな顔をした那智もいる。やはりお持ち帰られたか。
 ああ、朝シャワー浴びて他人の部屋から出勤型重巡洋艦は確定だ。でも那智も今はフリーだからこんな出会いでも拗れる事は少ないだろう、とは楽観過ぎか。
 提督はとりあえず妙高に事の次第をメールで送った。即『良いと思いますよ。足柄や羽黒には私から言っておきます。』との返事が来た。

「はぁ…とても疲れた…」

 だらんとソファーに倒れこむ提督の姿があった。多分この会場の中で一番焦燥し切っている。
 そんな提督の下に戦隊の皆も集まってきた。天龍は婚約者の傍に寄り添い、小さな声で耳打ちをした。

526地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:09:28 ID:PTqKTS2Q
「どうした?やけに疲れちまったようだな。これじゃ俺と夜…」

「天龍ちゃん今の提督に無茶振りは駄目よ〜婚約者なら察しなさい。」

「わっ、何だよ。龍田さ、提督はいつでも一戦ぐらい平気な男なんだよ、俺が鍛えてやってんだからさ〜」

 休む提督は軽巡姉妹の相変わらずさに胸の内が落ち着いてきた。同期の男への憤りはそのままだが。

「長官として振舞ったせいで一気に疲れがどっと出た…少し休んで帰るから戦隊及び別働隊は帰投していいぞ。武蔵も大人しく帰るんだぞ。」

「解った。あの男への怒りは収まらんが…提督が毅然とした態度で場を収めた事は認める。」

「レーベは私と龍田が慰めて大分落ち着いたよ。純血も共同体の中にこそあるんだよ、と教えてあげたよ。」

(また響いらん事吹き込んで…まあレーベの心が少しでも和らぐなら…しかしアイツの素行から駆逐艦が狙われるのはある程度読めてたのに、くそっ!)

 苦虫を潰した顔の提督。そして騒動に駆け付けた二隻の航空母艦もレーベの事を心配しつつ提督の様子を伺った。

「気付かなくても仕方ないよ…又自分を責めてんじゃないかい?悔やんでばかりじゃ疲れが増すよっと。いつもの抜けてる提督で良いんだ。」

「隼鷹…じゃむかつくアイツの二次会風俗一周ツアー楽しんで来るであります、っておわっ!」

 いきなり千歳が正確に鳩尾狙ってきた。こーいうキャラだっけ?避けるのがあと少し遅かったら入ってた。

「先程お相手した憲兵大尉さんから『女性でも出来る簡単な護身術』というのを少し教えてもらったので…案外使えますね。場を和らげるつもりだと思いますがやり方があまりにも下手です。あの後にそれは無いでしょうが。でもいつもの提督らしいですよ。」

 私は先に帰りますけど、レーベちゃんをよろしくお願いしますね。と千歳は千代田への寿司折を持って会場を後にした。

「おう、千歳おつかれさん。あたしはさっきの陸軍さんと二次会行って来るぜ。提督も程々にな。じゃっ、さよならー。」

「僚艦があんな目に遭ったというのに軽い女だな。全く情けないぜ。…ってどうした隼鷹?…ふむ…そうか。」
「分かった。提督、後の事は頼んだぞ、腕っぷしなら貸せるが…では帰る。」

 隼鷹と武蔵も会場を出て行った。重巡洋艦一隻は鹵獲され、超弩級戦艦一隻と飲兵衛空母二隻は帰還して行ったか。後は提督がレーベを慰める番だ。しかし天龍から意外なツッコミが入る。

「お前さっきあのゲス野郎の話で、昔ならともかくとか言ってたよな。どういう意味だよ?」

「う、俺そんな事言ったっけ?」

提督はしまった、という表情を浮かべた。だが傍らにいた響は間髪入れず踏み込んだ。

「提督モテないから、きっと筆下ろしの仲介でも頼んだんだよ。」
「おじさんも、こーいう事は同志諸君の中で特に優秀かつ一番気の利く者に依頼するに限るのだ、って真剣に言ってたよ。」

「だーっ!やめろ響俺の暗黒時代をズバリ当てるなーっ!って…て、天龍おい目が据わってるぞ!落ち着け、色々あったけど全部過去の事なんだ時効だ!」

「お前…俺がお前しか知らないのに他のも色々知ってんだってなぁ…今日は火力に訴えたきつい夜戦が必要なんじゃねえか?なあ龍田。」

527地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:10:08 ID:PTqKTS2Q
その様子をぼーっと眺めている視線がある。レーベだ。泣き腫らした赤い目だが顔には徐々に血気が戻っていく感じ。

「…提督と天龍さんこそ本当の純血なのかなぁ…何だかんだで正しくお互いを思えて…純真な気持ちで純粋な子孫を…あっ!」

 先程より落ち着いた表情のレーベの顔が真っ赤になった。どうやら自分で言ってて恥ずかしくなったようだ。それを見た龍田も、響も、目の据わった天龍もくすくすと笑い出した。

「もうっ、笑わないで…恥ずかしいよっ。」

「その調子じゃちったぁ大丈夫そうだな、レーベに免じて今夜はいつも通りの夜戦してやるよ。折角だからお前の体からいろいろ聞き出したいしな。」

「レーベちゃん、ほんの少しだけど元気が戻ってきたみたいね。私もちょっと純血について考えたくなりましたわ。」

「…響はとても嫌な予感がするよ。とりあえずレーベを送っていくよ。」

「よし、気分も少しは良くなってきた様だし夜鳴き蕎麦奢るぞ!鎮守府の経費で。」

「お前夜鳴き蕎麦って一体何時の時代の人間だよ?」

「ラーメンぐらい自分の小遣いで奢るものだよ。」

「…ラーメンって…何かな?」

「そちらには流石に無い食べ物よね〜」

 ♪姦(ヤ)って来るぞと勇ましく〜♪
 ♪貴様と俺とは〜同期の“サック”ラ〜同じ穴兄弟の〜♪

 と下品な歌声の流れる中、途中で帰った者や酔い潰れている者、談笑している或る鎮守府の提督達を除く多くの客が次の『戦場』へと向かって行った。

528地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:10:38 ID:PTqKTS2Q
―――

 それから数日後。さる航空艦隊司令部で会議が行われていた。
 
「…では次の議題に。」

「えー先日司令のやらかした艦娘強姦未遂事件につきまして…」
(マジか今年に入って何度目だ)(残務がてんこ盛りだっちゅうのに。軍法裁判で即銃殺刑にしたい気分だわい)

 司令部要員達は顔色こそ変えないが内心不満タラタラだ。こんな下衆い社会的云々以前にアカンだろこれ、な事案の連続で作戦立案にも支障が出まくっているのだから。実に頭の痛い会議が進んでいた。
 当然その元凶の男は全く反省も無く、これまた周囲に迷惑をかけたという意識すら無い。 

「つまり僕の所為でその艦娘の所属先に借りが出来たという事でいいんだね?じゃいつも通り借りを貸しに転じてくれ給え。」
「そもそもこれしきの事でお話合いとはねえ。全く諸君らはヒマなことだ。大いに結構結構ー。」
(…莫迦莫迦しい…言わなきゃ分らんのか、無能共め)

 議場の空気を読まず追及をのらりくらりとかわす司令。それに意見するかのように彼の副官が通達を告げた。

「司令…該当の鎮守府から当事者と責任者への処罰を上奏するとの連絡ですが…(またこれかよ。全くやってらんねえぜ…)」

 司令は胸元のペンダントをいじりながらつまらなさそうに答える。

「副官何か心配事でも?そんなの届く事も受理される事も無いね。でも面白いねーそこの長官とやら…ま、旧知の仲だがね。」

 同期に外道呼ばわりされる、配下に散々苦労をかけ裏工作やら闇のお仕事を強要する、人間として限りなく最低レベルに近い司令。だがその行動原理は案外単純だった。

(この優秀な僕がたかが航空艦隊司令?笑わせるぜ。下劣な同期の連合艦隊や鎮守府の連中は艦娘とキャッキャウフフだってのによ)
(なのに僕の周りは…妖精さんとむさい搭乗員と整備員…後は野っ原とジュラルミンの塊だけ…いい加減妖精さんの手コキも飽きたんだよ!)
(駆逐艦とヤリたくて水雷屋から提督になる筈が…何が『魚雷も爆弾も有るんだよ』だぁ?ふざけんな。くそっ散々根回ししてやってこれかよ)
(今に見てろよ、海上水雷総体立ち上げて総司令官になった暁には…そう、全ての駆逐艦を掌握してやる…)
(当然軽巡洋艦はお払い箱、そして僕好みの旗艦用大型嚮導駆逐艦を導入だ。差し詰め潮たん並の大型タンクの子をね。ククク…これが僕の野望だ)

 要するに艦娘、それも大好きな駆逐艦と縁の無い部署に回されたのを恨んで、それを支配したい一心で生きる男。これが司令の本音である。
 当然軍上層部もその動きを把握しこの『王国』へと何とか封(ほう)じている。某重巡洋艦の如く羊の柵に餓えた狼を放つような事態だけは極力避けたいからだ。

(…と思っててもまだ先は長いからさー、手近に楽しめるところから始めてみるかー)

 執務室に戻った司令は副官を呼ぶ。司令の様子からまた厄介事を企んでるなとの思考を顔に出さず彼は歩み寄った。

「副官、この要望書も例の鎮守府へ送ってくれ。」

「畏まりました司令。明後日ぐらいには届くでしょう。」

(しめしめ、これで僕の手元にも艦娘達が来るぞ…睦月型三隻ぐらいが来ると良いなー。で、お兄ちゃん、って呼ばせて明るいうちから夜戦と。正に最高のプランだ)
「副官、今日はとてもいい日だな。明日からはもっといい日になると思うと嬉しいよ、ははは。」

 司令の高笑いが執務室中に響いた。

529地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:11:29 ID:PTqKTS2Q

―――

 さらにそれから数日後の或る鎮守府は祝賀会での一件で討論が交わされていた。所属の妖精さんや軍人、軍属まで手を止めてしまう程に。

「案の定受理されなかった…力及ばずだ。みんなすまない。」

「レーベの件は泣き寝入りしろと?提督、お前にも任せた俺が愚かだった…こうなった以上戦艦総出撃、いやこの武蔵単艦でもあやつらの基地に三式弾ぶち込んで焼け野原にしてくれる!」

 武蔵は以前の酒席を思い出し怒りを表している。提督は申し訳なさそうに答える事しか出来なかった。

「俺が言えた事じゃないが…武蔵の憤りも尤もだ。だがこれだけは許可出来ない、こっちが反乱罪で処罰される。そもそも今は身内で争ってる場合じゃない。」

 ただでさえ深海棲艦の再来が危ぶまれてる現状。そして長門や加賀らも武蔵の強行報復には一言申したい事がある。

「ビッグ7としては艦艇に故意に危害を加えた軍規破りは処断すべきだ。だが組織を無視して自力行使は許されない。」

「空母機動部隊も同感ね。こちらは最悪艦上機を全部持ってかれる恐れが有ります。」

 そして相変わらず秘書艦の隼鷹は…

「かーっ、昼間っから呑む酒は美味いなーって水だよ水。気分を味わってるだけだよう。」

「隼鷹さん…シリアスなテーブルでそういうジョークはノーサンキューね…」

 本当に変わり無いのは隼鷹だけだった。一同に失望と無念の声が上がる。
 一番悔しい思いをしているのは盟邦から遠路遥々派遣されたのに傷物にされかけた駆逐艦。次は彼女を従える提督だろう。

「レーベちゃんの件、先方にも申し訳立たんとちゃうの?同い駆逐艦としてほんま悔しいわ。」

「そこらへん今は平静です。でも双方威信がかかると…難しい。」

「黒潮、8の字の言う通りだな。」

 黒潮と盟邦への派遣経験の有る8の字こと伊8の意見は提督も良く理解している。この一件、下手すると盟邦との対立を招きかねない。なれば当然政府や海軍にも責任が及ぶだろう。更に事と次第によっては危険な方向に拡大しかねないと。
 そこに通信兵が足早に一通の手紙を持ってきた。

「どうした会議中だぞ。」

 彼は、『航空艦隊司令部ヨリ鎮守府司令長官宛ノ重要書類ニツキ即刻読了返信スベシ』と書かれております。それで至急お持ちした次第です、と伝えた。送り主の名を見た提督は訝しげな顔をする。

「ん?アイツの所からうちの鎮守府宛に書状が来たか。詫び状か?隼鷹、読みあ…居ない。」
(この秘書官使えねえ。酔っ払いめ…)

 いつの間にか隼鷹の姿が見えなくなっていたので、提督は仕方なく以前より目をかけていた真面目な同型艦に頼むことにした。

530地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:11:59 ID:PTqKTS2Q
「飛鷹すまんが代わりに読んでくれ。」

「分かりました提督。では読ませていただきます。」

※我ガ航空艦隊カラ当鎮守府ヘノ要望書
至急搭乗員救助ノ為ノ艦艇ヲ欲スル故当鎮守府カラ我ガ航空艦隊ヘ以下ノ条件デ艦娘ヲ貸与スル事
イ:最大船速28kt以上ノ速力ヲ擁スル事
ロ:基準排水量合計4000屯前後ヲ満タス数量ノ艦艇ヲ可能ナ限リ集メル事
ハ:航空救難艦トシテ用イルガ自衛ノ為12サンチ艦載砲以上他水雷兵装ヲ最低限装備スル事
以上ガ守ラレネバ当鎮守府ハ戦力及ビ防備不足トミナシ鎮守府再編モシクハ他ト合併セント上告スル

「…上告か…断ればここは御取り潰しって事か。脅しじゃないな。」

 要望書の内容を聞いた艦娘達から驚きと怒りの声が上がった。これはあからさまに駆逐艦を寄こせという文面だ。
 Z1にした事を全く顧みず余りに図々しい要求の上、断ればこの鎮守府に手を下すと。特に水雷戦隊の旗艦達は怒り心頭だ。

「これ駆逐艦二、三隻人身御供に出せって事じゃない!しかも鎮守府より格下でしょ?なめんじゃないわよ!」

「酷いです…もし私の隊から出すと戦力を維持出来なくなります。他の戦隊も同じです。」

 当の駆逐艦達も書状の内容にどよめいている。

「如月もこれはごめんですわ。同じ睦月型だと三隻ぐらいしか行けないじゃない。寂しいし第一相手の言いなりなんて…」

「やり方が呆れるぐらいセコ過ぎらぁ。味噌汁で顔洗って出直してこいってんだ!」

 如月の当惑や谷風の憤りも無理はない。

「とか何とか言っちゃって皆玉の輿狙ってるんじゃない?あの航空艦隊の司令官はイケメンで有能だって。私?そ、そんなの関係無いのよ!」
(ああ駆逐艦になりたい…)

 先日付き合いだした那智がちょっとばかり羨ましい足柄を除いて更に頭を悩ませる面々。提督の顔色が一層曇る。同様の顔色を漂わせた武蔵は吐き捨てるように言った。

「クソッあの野郎に従えと?レーベがあんな酷い目に遭わされたのに!」
「でも見事に搦め獲られた…力でモノを言わせる事しか出来ない自分が情けない…」

「武蔵…」

 アイツらしいやり口だ、と呟きつつ他の添付書類も目を通すとやはり念を押すようにそれを匂わせる記述がそこかしこにある。

「娘をイケニエに?いつの時代の話だい?ボクが行って懲らしめてやるよ。」

「皐月…共に往こう。この菊月、我が鎮守府と穢された駆逐艦の尊厳の為、出る!」

「…他に怒ってなんていないです…レーベの為に怒っているんです…だから行きます…!」

 艦娘の義憤の声が高まり、このままでは駆逐艦の自己犠牲を引き起こす一歩手前にまで陥る。アイツの所業を考えれば即日とって食われるのが火を見るより明らかなのにだ。提督は事態を打開出来ぬ自分の不甲斐なさに申し訳ない気分で一杯になった。

(唯一の救いはレーベは休養させててこの場に居ない事だ。が、今でさえ殺気立ってるのに報復沙汰にでもなれば最悪の事態になる)
(この鎮守府の瓦解、そして何よりもレーベの二の舞だけは避けねば。その為なら俺の進退なぞアイツに委ねてやる。…だがそれで何とかなる相手じゃない。情けねえよなぁ…俺の、俺の力が足りなさ過ぎる…)

531地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:12:31 ID:PTqKTS2Q
「あら、何の騒ぎかしら?それは私に決まってるでしょ〜」

 そこには旅支度を整えた天龍型二等巡洋艦二番艦、龍田がいた。
 提督とその場の艦娘一同は唖然とせざるを得なかった。

「!」
「龍田…何のつもりだ?しかも用意…?どうする気だ。」

「要望書には何隻要るとか書かれてなくってよ〜。私一隻の排水量で概ね枠が埋まります。それに…」
「うふふ、私『王国』の主にとっても興味有りますのよ。提督是非出向させて貰えないかしら〜?」

 龍田の突然の申し出に思わず、

「それは許さ…」

と言いそうになった提督。だが、

「行かせてやったら?龍田の空いた穴はみんなで頑張れば十分埋めれるし。」
「それにほらなんっつーか上手くいきそうな感じがするしさ、女の勘ってやつかな?」

いつの間にか戻ってきた秘書艦の隼鷹は提督の言葉を遮り龍田の意見を肯定した。あの時隼鷹と共に酒宴に居た千歳も、

「隼鷹さんのカンは兎も角、鎮守府の戦力としては駆逐艦数隻より巡洋艦一隻の供出の方が良いと思います。水雷戦隊、いえ水上打撃艦艇全体としても有難い申し出でしょう、ねえ提督、武蔵さん。」

と述べた。その意見に水雷戦隊の皆もお互い顔を見合わせて頷いた。そして難色を示していた武蔵も、

「やはりその手か…提督、俺も龍田を行かせる事に賛成だ。頑張ってこい。」

となぜか推挙した。この期に及んで提督は皆の意見を飲んで龍田の言い分に従わざるを得なかった。

「分かった…どうしても行きたいというのなら止めやしない。だがこれは出向じゃなくて貸与だぞ。」

「ええそうですわ。でもここから変えていきたいんですもの。もしかするとおめでたい事になるかも…いえ独り言ですよ。」

「ん?良く分らないが決心は固いようだな。申し訳ない…」
(非常に気が進まない。が、しかし龍田一体何考えてる…?)

「それでは軽巡洋艦龍田、航空艦隊へと出港します〜」

 そして彼女は或る航空艦隊へと旅立っていった。鎮守府の総員は可能な限り帽振れー!で見送っている。しかし天龍は何故か事の次第をじっと見つめているだけ。同型艦の重大な決断にも関わらず。
 が、龍田の姿が見えなくなって暫くすると、提督にぽつりぽつりと語り出した。堪えていたものが少しづつ零れ落ちるように…

「おめでたい事…あいつの頭ン中がおめでてえよ…俺を置いて単艦で行っちまうなんてなぁ。さっき龍田に言われたんだ、『私の事は心配しないで提督と幸せになるのよ〜』ってな。」
「なあ提督…俺は止めるべきだったのか?ずっと一緒だったからわかんねえんだよ。俺とあいつ、たった二人しかいない姉妹なのによ、なんでだよ、なん…ううっっ…えぐっ…っく…」

 堰を切ったように泣き出すフィアンセ、天龍にそっと肩を寄せ抱きしめる提督の腕は限りなく優しかった。
 祝賀会で同期の男を見つめる邪な視線。そして今日の皆の怒り。あの時の響ではないが『嫌な予感がする』と。
 とはいえ旅立つ彼女の素振りからするに、むしろ我々と自分自身の勝ちを得に行くのではないか?提督はそんな龍田の笑顔を思い出しながら今は嗚咽する天龍に肩を貸すのだった。

532地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:13:16 ID:PTqKTS2Q
―――

「おい、これは一体どういう事なのかな?」

「それが…此方の要件をある程度満たしつつ想定より格上の水上戦闘艦で…」 

 さる航空艦隊司令部は貸与された艦娘に驚いた。駆逐艦数隻遣して来るだろうと思っていたのに軽巡洋艦が来たと。

「二等巡洋艦、龍田と申します〜どうぞよろしくお願いします。」

「司令、参謀長として申し上げると睦月型サイズでは幼過ぎて遠距離敵中救助活動は困難と思われます。受領に是非無しかと。」
「隊員達も概ね賛同しております。旧式とは言えかつての世界水準軽巡、ロリコン司令ご執心の幼女駆逐艦より心強い、と。」

 龍田は参謀長の好意的な意見に少々喜んでいるように見える。 

「またまた皆様もお上手ですね〜ご指導ご鞭撻よろしくお願いします。それと貸与でなく鎮守府からの出向という事でお頼みします。」

 司令部に居合わせた司令を除く高級将校達はこの実に御淑やかな軽巡を配備すべきだと思った。司令はいらつきペンダントを玩ぶ指を早めながら渋りつつ仕方無く、

「出向でも何でも良いよ。まあ諸君の意見も尤もだなー。この際軽巡でも構わず用いよう。残りの枠は次の増補案に足し増しでもするかー。」
(駆逐艦じゃないだと?しかも年増の老朽軽巡押し付けやがって…)
(くそっ、へぇキミ嫁艦居ないの?気に入ったウチの軽巡ファックしてもいいぞ、って事か?巡洋艦しか嫁に出来んクズの考えそうな事だな)
(とまぁ怒ったところでしょうがないから今回は抑えてやるよー、でもあの野郎今度会ったら思いっきりいびってやる)
 
 と承諾した。そして司令を除く司令部一同や同方面各出先機関らの方々には概ね好意的に受け入れられた龍田。その後彼女は司令と共に新たな『職場』へと向かう。

「龍田君、これが僕の航空艦隊が誇る支援母港だよー。って今は前の作戦で用いた艦船が引き上げて空っぽだけどね。」

「司令、これが所属艦の運用リストですか。参考にしますね〜」
(かなり疲労が溜まりそうなシフト表…明らかに用途に向かない船舶の酷使…怪しいわ)

 少し挨拶してきますね、と司令と別れて早速隊員や妖精さんに挨拶しながら航空艦隊と司令の内情を聞き出しにかかった。皆々手土産代わりの付け届け等もあってあっさりと口を割ってくれた。要約すると…

「司令以下総員叩けば埃どころか真っ黒。何故なら司令が皆に裏仕事を課せ、稼がせた汚い金で好き放題してるからだ。」
「司令の艦娘強姦事件の被害艦は全て駆逐艦かつ未遂。」
「司令はかなりの風俗好きだが特定の彼女は居ないようだ。」etc…

(…やはり私の見立て通りかも。この辺から少しづつ攻めていこうかしら。その前に…)

 …という訳で龍田は偵察巡洋艦兼航空救助補助艦として配属される事になった。用途に偵察と補助とあるのは哨戒と練成を兼ねての事だ。幸い傘下の航空隊は何れも練度が高く急な出動も無く過ぎていった。

533地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:13:54 ID:PTqKTS2Q
「司令、意外とヒマですわ〜航空隊といえば猛訓練、しょっちゅう事故が起きるものだと思ってよ。」

「そう事故ばかり起してちゃ部隊として成り立たないね。ま、幸いうちの航空隊は海軍随一の優秀な搭乗員ばかり揃えてるがね。」
「知っての通り小さな事故はあるけど、君を出す程でもないしねー。」

 司令は首からさげたペンダントの中身をチラチラ眺めながら龍田の話を聞く。
 龍田と司令は水上機基地で夕暮れの海を眺めながら語り合う。傍目から見れば沈む太陽を前に愛を語り合うアベックだがどうもぎこちない。

(全く以って僕のストライクゾーン外、しかも得体が知れないときてる。まあ澄んだ様な女性的魅力と絶妙なボインは僕も認めるけどさ)

 ブゥーンという訓練中の飛行機のエンジン音が地上にも届く。これが浜風ならなぁ…それは条約外かも、とか思った司令に、どうしました?と龍田が声をかけようとした時、

「総員退避セヨ!繰リ返ス、総員退避セヨ!」

 緊急放送の直後、水上機基地に突如爆弾が降ってきた。ヒュルヒュルヒュル…と近くに着弾しそうになり危険を察した龍田はすかさず司令の元に駆け寄り、

「司令、危ない!」

「どうした、うわっ!!」
(何だ何だ?!…あ、柔らかい?!)

落ちて来た爆弾から咄嗟に司令に飛び付き抱き抱えるよう転がる龍田。その下で驚嘆している司令は思いっきり龍田の胸部装甲に顔を埋めている。直後、

「助かった今の爆弾は訓練用の様だ。」
「何故だ?訓練中の各部隊に至急連絡しろ!」
「我らはこんな凡ミスしないぞ!」

がやがやと隊長や降りてきた指揮官達が騒ぎ、訓練中に起きた事故に辺りは騒然となった。司令も配下の航空隊の有り得ないミスに頭に血が上りそうになるが…

「はぁ、はぁ…あれ?き、君のおっぱ…じゃなかった装甲で息が苦しい…」

「あら気付きませんでしたわ失礼。でも司令が無事でなによりです。」

 龍田は立ち上がって司令の手を取り起し汚れた彼の軍装をはたいた。

「すまん…僕とした事が。一歩間違えば君に被害を与える所だったよ。即刻事故の調査を命じよう。」
(柔らかかったな、龍田のおっぱい…)

「いえいえ〜身を挺して司令官を守る、これも秘書艦いえ艦娘の大事な役目です。」

 龍田と駆逐艦命の司令の間がほんの少しだけ縮まったようだ。そして同じ頃その沖合い…

534地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:15:11 ID:PTqKTS2Q
「頼まれた通りにやったけどこれでいいのかねぇ、天龍、千歳。猿芝居もいいとこだと思うけどさ。」

「艦攻隊で陽動して哨戒機も誘引しましたし、電探もチャフで誤魔化せたようですし、とりあえず成功ですね。」

 隼鷹と千歳、そして天龍はこの“作戦”を成功させ一息ついている。が、話が黒い方向に流れてゆくのはある意味必然だった。

「頼まれたといやぁ、前のパーティーからずっと探り入れてネタ流してるけどさぁ…正直龍田一人が握るにゃあヤバいレベルだよ、千歳。」

「私もそう思います。今や龍田さんの名前を出すだけでほいほい尻尾を振る子もいますから。」
「隼鷹さん、あの時レーベちゃんが襲われたのに二次会にって非常識だと思いましたが、実は龍田さんの差し金だったんですね。」

「いやーあれは半分偶然だと思うよ。あの野郎の息のかかった連中がそこらじゅうにウヨウヨしてるのを知らなけりゃあね。」
「まー二人とも女の武器ってのを使い切った感じかな?おっと別にカラダがどーのって訳じゃないよん天龍ちゃん。」

 二人の話を聞きながら天龍は“攻撃隊”の向かった先を眺めながらつぶやくように言った。

「…ちゃん付けしていいのは龍田だけだぜ、ったくよ。」
「しかし隼鷹からこの話聞いた時はびっくりしたぜ。あいつやっぱ本気なんだな…って言うのはよ、ここだけの話、実はあいつ…」

 隼鷹の誘いで今回の爆撃訓練事故を演出した三隻の艦娘。だが天龍の話の続きを聞いた隼鷹と千歳の顔色が変った。
 二隻の航空母艦はそう、酒宴の時響が呟いた『嫌な予感がする』を思い出す事実を知り気付いてしまったのだ。
 そう、地獄の窯の蓋は既に開いている事を…

「…ゲス野郎だけど、それ踏まえてもちょっときつい筋書きだねぇ。少し同情するよ。」

「龍田さんの身を張った解り易い企み…にも関わらず男は雁字搦めに…ある意味恐ろしいです。」

「あの野郎にそれだけの価値が有るか俺にはわかんねぇ。そう俺と提督みたいなのをさ。でもあいつはやると決めたんだ。見守るしかない。」

535地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:17:40 ID:PTqKTS2Q
―――

 訓練事故から数日後。結局投下機は解らずじまいで最終的に司令の判断で無かった事にされた。腹芸は慣れているとはいえ正直腑に落ちない司令。

(身を挺して司令官を守るこれも艦娘…か。いかん相手は旧式軽巡じゃないか…僕は何考えてるんだ?)

 あの日から司令の龍田を見る目が変わった。なんとなく正視出来ないというか…一方彼女は甲斐甲斐しく物資輸送や近海哨戒等で活躍している。
 利潤誘導の為の各方面への贈収賄、やらずぶったくりな未公開株やハイリスクを気づかせない危険な金融商品等詐欺にしか見えない売買、さらにカジノの運営やら…と顎でこき使われ腐る本部要員。
 猛訓練に明け暮れつつ、サクラや政治活動等に駆り出され、朝っぱらから軽巡のコンサートスタッフやらされた、ああ夜間訓練明けに殺す気かよ、と嘆く隊員達。
 その中でハツラツと任務をこなしながらも、皆の苦労を知って健気に気遣いと助力を欠かさない彼女を慕う者が軍属・兵・下士官・士官・妖精さんらを問わず増えてゆく。

「龍田殿を見てると我々もこのまま腐ってちゃいかん。しっかりせねば。」
「彼女の為にだけでも頑張ろうぜ!糞司令?知ったことか。」

 『王国』の空気が徐々に変りつつあった。
 そうする内に高級将校らから龍田殿の働きに報いる為にも、との推挙で司令の秘書艦に祭上げられたのは当然の結果だろう。司令もちょっと気まずいながらも承諾せざるを得なかった。

「司令、無事一日終りましたね。今日も夜は遅くて?」

「まぁねーオキニの嬢の出勤日なんでねえ。ま、零時頃には帰宅するけどそれがどうかしたのかい?」

「いえいえ〜我が航空艦隊の司令は敵にも強いがアッチも強いと評判ですから〜ごゆるりと。」

「んんー良く解ってきたじゃないか。じゃもう帰るねー、さあて今夜も僕の魚雷で撃チンだ〜♪」

 司令部要員は顔色一つ変えずに司令とその秘書艦とのやり取りを聞いていたが、内心腹も立ちヒソヒソ話に花を咲かせる。

(チッ、次の作戦控えてんのにまた風俗遊びかよ)
(一種のビョーキですね。しかし龍田さんのお陰で裏のオシゴトはスムーズになりましたよ。ヤバい案件も減りましたしね)
(確かに。主計も龍田殿が肩入れしたお陰で裏金の動きが探られにくくなったと聞いたぞ)

 そう、龍田は遠征に託けて調べをつけた『王国』の「裏のオシゴト」に関わる所に色々と働き掛け捲っていたのである。勿論時には自身と元の鎮守府を火力をも仄めかして。

(お金で片付く所はいいですけど、駄々捏ねる御方々は軽く九族郎党骨一欠片残さず灰になりますわよ〜とお話しましたら良いお返事を頂けました)
(弱みを握られた偉い方々やリベート毟られ放題の業者も味方に付いてくれましたし…まぁ今後手綱を握るのがあの人から私になるだけですけどね)
(最後に、今夜あの人と…やん、考えるだけでちょっと恥ずかしくってよ)

536地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:18:53 ID:PTqKTS2Q
そんな事とは露知らず、いつもの将校向け高級店で一汗流して貰って帰路に着く司令。しかし何故か邸宅の鍵が掛かっていない。何事だと玄関の扉を開けると…
 そこに三つ指ついた龍田がいた。

「お帰りなさいませ司令。」

「た、龍田君なんのつもりだ!そもそもどうして君が僕の家に…」

 エプロンを羽織った彼女はこんな格好で失礼します、夜食の用意をしますね。と言いながら奥へと戻っていった。当惑する司令。彼がテーブルにつくと食前酒のワインにお茶漬けとお吸い物、それに竜田揚げが出てきた。

「住まいの掃除で副官殿から鍵をお借りしたんです〜出しゃばり過ぎでしたらご免なさい。お酒は目ぼしい物がワインしかなかったので…」

(まあいつも奴に頼んでるが…こんな仕事は女性の方が上手いな。って…)
「よく分ったよー龍田君。今後は僕の了解を得てからするようにね。全く驚いたよー。」
「しかし竜田揚げってのは夜食にどうかと思うよ。しかもベタだよ。」

「一応私由来って説もありますわ。司令もいい運動してカロリー要るでしょう?少しは精が付きますよ〜」
(この後の運動で消費しますけどね)

「更に和食にワインってのはなぁ?ま、切らしてたから仕方ないが。」

 司令は出された物を黙って食べる。彼は柄に無く何だかとても懐かしい気分になった。そういえば常連のデリヘル嬢のサービスで作らせる以外の手料理を食べるのは随分久しぶりだなと。

「なかなか料理上手いよー。これなら僕の弁当ぐらい頼みたいよ。龍田君も少し飲んだらどう?」

「お褒めいただき嬉しいです。私もご相伴させて頂きます〜」

 テーブルを囲む一人と一隻。運動の後の晩酌という事で結構な酒飲みの司令もほろ酔い気味でつい口が軽くなる。

「僕はねーこう見えても商売女や、そう合意の下でのセックスしか興味無いわけでー、駆逐艦襲っても最後までしないのは手淋しさを紛らかす為だけなんだ。」
「だから人目に付いて止められ易そうな場所で襲うのさー。君の鎮守府のフネの時も結構人の出入り多かったしね。」

「…それは全く自分勝手な話ですこと。襲われた駆逐艦が気の毒ですよ〜ちゃん頼めばひょっとすると…な子も居るかもしれませんのに。」

「んー、僕もそう思って駆逐艦を寄越してもらってお兄ちゃんって呼ばれる様な親密な関係になりたかったけど、龍田君が来たから…いや勘違いしないで欲しい、君の精勤ぶりは僕も良く分かってるんだ。能力的には何の問題も無いよー。」

(やっぱりこのヒト駆逐艦を支配したい、いえ艦娘から愛してもらいたいのね。ならこうしましょう)

 そして、彼女は目の前の男に奸言を発する。何気ない言葉かもしれないが。

「…お兄ちゃん、私じゃいけないかしら。駆逐艦の代わりでもいいですよ…」
「って司令、虫が良過ぎますよね?」

「…」

537地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:19:31 ID:PTqKTS2Q
暫し黙り込む司令。何気ない戯言の筈。しかし彼女の発言というだけで冗談には取れないと考えてしまう。

「龍田君、君らしくもない軽率な発言はやめたまえ。僕の趣味は分ってるよね。」

「ええ、良く存じてます〜でもそれをおしてでも司令のお役に立ちたいんです。私は秘書艦。身も心も司令の為に有りますのよ。」

「な、何を言うんだ君は。幾ら酔ってるとはいえ冗談にも程があるぞ、いい加減に…」

 そう言うや否や彼女は立ち上がり素早く男の脇に滑り込むように顔を回し男の口を塞いだ。自分自身の唇で。
 男は思わずワイングラスを落とす。パリン!という音が部屋中に波紋のように広がる。が、女と男の耳には入らない。

「…ぷはっ、何をいきなり、流石の僕でも吃驚するよ!」
(僕の唇を奪っただと?軽巡風情が…って艦娘からキスされたの初めてかも?)

「んふ…他人のキスの上にキスを重ねてみるのも面白いですね、司令。」

「ん、風俗帰りの厭味かな?しかし驚いたよ。君がここまで攻めてくるタイプだとはねー。」

「水雷戦隊で鍛えられてますの。しかし…司令も意外とウブですね。ちょっと慌ててたんじゃなくて?」

「そんな事は無いよ。正直気は進まないが、ここまで来たら軽巡でも構わんよー。そのまま夜戦と洒落込もうかね。」

 司令はすっかりいつもの調子に戻った。その後に続く女の言葉を聞くまでは。

「司令…強がってないですか?失礼ながら私達艦娘と褥を共にした事が無くて?」

「……この僕が艦娘童貞とでも?ホント失礼な女だなー。ま、仮にそうだとしても千人切りの名刀の前では些細な事だがね。」

 クスッと笑い女は男を誘う…夜戦の準備は出来てます、と。

「司令、いえ貴方の艦娘として頭の天辺から足の爪先まで、どうぞご自由になさって下さい。」

「…分ったよー、据え膳食わぬは何とやらだね。じゃ、いこうか…」

 いつもの調子、だが少しだけ複雑な表情の司令。それを見つめる龍田。時計が時を刻む音だけが響く。
 そして寝室で男は女の衣装を脱がす。何時もしているように手際良く。

「司令ってとっても女の人の服を脱がすのが上手いです。手馴れてますね〜」

「そりゃあ慣れてるさー色んなプレイ…って君の手前流石にデリカシーが無さ過ぎたごめん。」

「いえいえ〜それも含めて貴方に身を委ねてるんですよ。」

538地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:20:08 ID:PTqKTS2Q
下着姿の龍田をまじまじと眺める司令。あの時のレーベや武蔵の時とは趣の違う視線。淫猥の中にもほんの少し情愛が入っている、とでも言うのだろうか。萌黄色のブラとショーツのみに包まれた龍田の肢体…実に艶やかだ。

「あれ?ボクの調べのヒモパンじゃないのか…予想が外れてちょっと残念だなぁ。」

「いつもと違う自分にしてみたんですよ。あの、その…不安を和らげようと。」

「安心していいよ。じゃ、君も生まれたままの姿にしてあげる。差し詰め近代化改装前ってところかねー。」
 
 司令が後ろ手に回しブラを外す。二つの豊球が顕わになる。司令も一度は蹲ったその胸部は実に良い形。男なら思わず舌なめずりをしそうな位に。
 そして萌黄色のショーツをするりと脱がせると、そこはそれを思わせる若草の清楚な茂み…いや咲いているというべきか。何故なら咲いた花の蜜が垂れて少し濡れぼそっているから。

「龍田くんもう出来上がってるね。僕何か感じるような事でもしちゃったかな?」

「いえ。司令に脱がされて…にして貰えると思うと体の芯が、そう火照ってきちゃって。」

 女を脱がせ終えた男はそのまま抱きしめつつ布団へと倒れこむ。きゃっ!という女の声はこれから始まる事への期待か、それとも…
 司令は先ほど重ねられた唇を攻め、さらに強く激しく龍田の咥内を舌で掻き回す。彼女も負けじとばかりに舌を絡める。ちゅく、ちゅく…と二つの口から卑猥な音が漏れる。それはさらに卑猥な行為への前触れ。二人の口と口が離れた時、間を渡る一筋の光る糸…

「龍田くん中々上手いね。いい感じのベロチューだねー。」

「お褒めに与かり光栄ですわ、司令。でもまだまだ序の口というお顔ですね〜」

 司令は龍田の声に答えず、顎から喉元を舐めつつ、そのまま鎖骨辺りに舌を這わせる。
「ひあっ!」という龍田の小さな悲鳴をよそに女の部分に右手を回す。
 整えられた恥毛に司令は感心しながら愛液を含んだ茂みをかき分け二つの丘の谷間に指をスルリと差し込んだ。そこは既に濡れぼそっており、司令の指の動きに合わせてじわじわと染み出てくる感じだ。司令は空いた左手で彼女の背中を軽くさする。龍田はそれに身を任せ体を預ける。
 鎖骨の窪みには舌を、感じつつある背中には左手を、そして女の部分には右手を…龍田は三つの部位を司令の為すが儘にされている。

「し、司令…激しいです…こんなの…」

 少しばかり上気した龍田は司令に体は任せても股間をずらして攻めから逃げようと腰を浮かす。 

「うーんそんなに攻めちゃいないつもりだけどねー。じゃあ先に一回イカしてあげる。」

 司令は秘裂にさし入れた人差し指をコの字に曲げ、小刻みに擦りだした。愛液がまとわり付き、すでに膨らんでいる龍田の最も敏感な部分に強い刺激が走る。時折ちゅっ、くちゅ…と少しばかりの滑った音を立てながら司令の指はリズミカルに緩急付けて突起の先端を攻め続け、それに声を上げる間もなく、

「んん…っっ!」

脚の指がピンと攣り続けた龍田は、くぅん…と力の抜けた声を上げ絶頂に身を委ねた。そしてその余韻から覚めぬうちに恥ずかしさと自身の突起に残った事後感に多少もじもじする龍田を見た司令は少しばかり意地悪したくなった。

539地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:21:04 ID:PTqKTS2Q
「素晴らしい感度だねー可愛いね。日ごろオナニーとかもしないのかな?ねえ龍田くん。」

「司令…恥ずかしい…そんなの…聞かないで…」

いつもの秘書艦ぶりから想像もつかないしおらしさに司令も目を細める。そして司令は龍田の性感の波が収まる前にとばかりに、隆起した一物にサックを付けようとした。龍田は物珍しそうにそれを眺める。

「…これが司令ご自慢の2トン航空魚雷ですか。失礼ながらその…」

「ああーこれか。確かに僕のはカブってるけど、中々いい仕事するよー。」
「包茎をクサす輩もいるけど、普段は被帽のお陰でいい感じに信管感度が保たれてるのさー。」
「ホンモノの魚雷だってそうだけどさ、命中しても不発じゃサマになんないだろ?」

司令ご自慢の“2トン魚雷”をしげしげと見る龍田の表情はこれからの展開を心待ちにしているように見える。しかし司令は彼女の目が笑っていない事に気づかなかった。そう、彼女の目は怯えと硬直と思案で真剣なのに。

「ふぅん…そうなんですか〜」
「でもこれが私の…に入るかしら…」

 そして司令は自慢の一物にサックを付けると、龍田の入口に指を滑り込ませようとした。ひゃ…ん…と彼女は思わず小さな声を上げた。そこはぬちゅ…と指に愛液が絡みつくが幾何かの抵抗がある。

「そっかぁ…君のはあんまり使い込まれてないみたいだね。ちょっときついかもしれないけど…」
「よし、この僕の魚雷の照準も合いました、っと。」

 司令に諭されてこくり、頷く龍田と司令は龍田が少し震えているのに気付かなかった。彼は龍田の両脚を広げ、先ほど絶頂を迎えたばかりでまだ水気の残っている女の部分に一物を添え、

「さてと、君のナカを楽しませてもらうよー。それっ!」

 とばかりにいきり立った物が龍田の女の部分にメリッ…と突き刺さった。

「くぅっ!い、いたた…司令…」 

「ん、どうした?って…まさか。」

 少し驚いた司令が視線を下げると、彼女との結合部分に少しばかりの赤いものが目についた。さすがの彼も吃驚したのか、

「龍田くん…君、初めてだったのか…」
「自分で言うのなんだけどさ、何故こんな無茶をしたんだ…ただ僕の秘書艦ってだけで処女を差し出すなんて…」

と、まるで説教じみた声を上げた。だが龍田は目を潤ませながら司令の問いに答えた。

「さっきも言いましたよね。私は貴方の秘書艦、身も心も捧げてますって。」 
「…だから、私を好きにして下さい…今宵だけの逢瀬でも構いませんから…」

540地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:21:38 ID:PTqKTS2Q
 龍田の決意を聞いた司令はやれやれ、という表情を浮かべるも、

「分かったよ。だったら最後まで容赦はしないよ。僕の隷下の秘書艦、龍田くん…」

と事を進めた。龍田は司令の下で顔を赤らめながら更なる行為を促した。

「もっと…もっとください…たつた、司令のぜんぶ、うけいれます。」

 龍田のおねだりに司令は無言で彼女の奥底に身を潜らせる。ギチギチッ、という音が合いそうな抵抗感が彼の一物に与えられる。

(ううっこれはキツいな…)

「しれいの、おおきいの、おくに入ってくる…おまたが辛い、んんっ。」

 司令の右手は龍田の尻を優しく撫でまわし、ピストン運動はそこそこに彼女の未開の地を少しずつ開拓してゆく。司令の一物は龍田の体温を帯びると共に彼自身のもじわり、じわりと彼女の腹腔に移してゆく。未経験とは言え、龍田の女の蜜が司令の男性自身に染み込んでゆく。それを見計らって少しづつ、少しづつ前後の動きを強めてゆく

(処女だしいたずらにお腹の中をかき回すわけにもいかん。じっくりと事を据えるしようかー)

「あなたの…あたたかい…これがせっくす…なの?」

「そうだよ龍田くん。ふうっ、まだまだほぐれてないからちょっとリラックスしようね。」

と言うなり司令は繋がったままの龍田の背中に手を回しごろんと寝転がった。お互い横向きに見つめ合う形になり、龍田はつい司令から目線を逸らしてしまう。

「しれい…女にしてくれて、ありがとうございます…でも…はずかしい…」

「やっぱ恥ずかしいよねー。でも安心して、少しづつ良くしてくからさ。」

尻をまさぐっていた司令の手が腰から脇腹へと優しく動く。さすられた龍田は思わずひぁっ!と声を上げた。

「君のおしりいや腰回りは強い性感帯みたいだね。じゃあここはどうかなー。」

と言うなや否やいきなり司令は龍田の耳をはむっ、と噛んだ。先程龍田が自分の口で司令の口を塞いだのに似た不意打ちで。

「ひゃあああん!らめ、らめて…」

 驚きの声を上げた。いつもの落ち着いた彼女からは想像もできない嬌声を気に止めず、彼は舌を耳の穴に這わせた。

「あぅぅ…!しれぇ、なに…らめてぇ…ヒゃぁ…ふっ、ふぅぅんんンンッ…」

 自分でも気づかなかった性感帯を執拗に舐めまわされ、彼女は全身の力が抜けてゆくのを感じた。ここぞとばかりに司令の肉棒がわずかに緩んだ龍田の女芯の中を前後に揺り動く。腰回りを撫でられながらゆっさ、ゆっさと優しめの抽送の中、彼女は今まであまり感じた事の無かった心地よさを全身に浴びていた。今お尻や腰をさすられ感じているもの、耳を甘噛みされた時に感じた強い感触。それらが彼女の体の中に徐々に広がってゆく…そうこれが性感…とおぼろげに考える彼女の思考はフワッっと浮き上がったままになった。そしてゆっくり、ゆっくりとなるべく初めての痛みや恐れを感じさせぬよう優しく事を進めているつもりの司令は力は抜けているものの抵抗感の強い龍田の女芯と溢れる秘蜜の絶妙なバランスに達しつつあった。

541地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:22:26 ID:PTqKTS2Q

「龍田くん僕も気持ちよくなったからさ…悪いけど出すよ…」
「…」
「ふーっ…いい感じでだったなぁ…凄いね龍田くん初めてなのに僕をこんなにさせるなんて。えらいよ。」

 司令の一物が満足げに精を吐き出した後も、丁度徐々に高まっては昇り詰める龍田の呼吸に呼応して満ち潮と引き潮のように緩急をつけて、ゆっくり、優しく秘所を撫で指を抜き差しをする。龍田の処女を奪った驚き以上に征服感から後戯だというのに彼の一物はまた硬度を取り戻しつつある。

「うーん、なし崩し的に君を女の子から女にしちゃったね。」
「そうおもうとさ、僕さっきよりなんだかコーフンしてきたよ…龍田くん悪いけどもう少しだけ付き合ってくれないかなー?」

 龍田は赤面を隠しつつコクリと頷いた。司令はいそいそと次の“雷撃準備”に取り掛かった。
 この時もし彼が龍田が隠したのは赤面だけではなく、企ての微笑みだという事に気づいていれば…

―――

 その数日後、さる航空艦隊隷下の一つの基地の士官食堂でとある噂が流れた。「秘書艦の龍田が司令官邸に連れ込まれていくのを見た」と。
 提督とその秘書艦がデキてしまうというのはまま有りえる話だ。或る鎮守府の長官の様に艦娘と婚約している者までいる位だから。その様な場合普通は職場恋愛、場合によっては少々スキャンダルになる程度のもの。
 だがさる航空艦隊では事情が違った。流れた他愛もない噂はそれらと性質の異なる働きをしたのだ。

「ええっ、あの糞司令が我らの女神龍田殿を家にって…手篭めにしやがったな!許せん、もし俺の陸攻に搭乗したら一緒に自爆して果ててやる!」

「中尉止めて下さい、クルー全員道連れにする気ですか。でも龍田殿は未だ秘書艦を勤めてるとか。何か弱みでも握られてるのでは…と思うと腹も立ちますよ、この卑劣漢め!」

「こうも特定の将官への嫌悪感が集まるとは、俺の長い海軍暮らしでもそう無いぞ。他もこの噂で持ち切りだろうな。となると…中尉も少尉もこの先どうなるか見ものかも知れんぞ。」

 食堂のあちこちで龍田への憐憫とそれ以上に司令への怒りの声が上がった。そしてその流れは他の基地にも伝播し…さる航空艦隊全体を奔流の中へと叩き込むのにそう時間はかからなかった。
 その流れを受けた隊員達に一つの固い物が生まれる。「司令から龍田さんを救いたい」と願う心。決意は階級の上下問わず日増しに固くなり、それは目に見えて隊員達の態度に現れていった。

「次の作戦への進出準備、全然進んでないそうだねー。僕はさぁ気が短いんだよなー。君解ってるのかね!」

「お言葉ながら司令、編成完了した新設航戦へ集結は予定通り始ってます。直卒航空隊も同様です。しかし…」
「突如『全機発動機概ネ不調。交換品到着迄動ケズ』『燃料弾薬著シク足リヌ。即刻寄越サネバノ行動出来ズ』等と色々理由つけて動かない部隊が続出しております。」

 司令は訝しげな顔で報告を聞く。おかしい。これらの部隊は装備も物資も十分過ぎる程与えている。隊員の多くは私兵的にこき使われているがそれなりの休養は摂っている筈だ。報告は尚も続く。

「更に『隊員即売会ノ帰還ラッシュニ巻キ込マレ戻レズ。出撃不能』『総員那珂チャン全国ツアー追ッカケ中ニテ留守』『飯ガマズイノデ給糧艦呼ビ来タ駆逐艦ノ給食デ阿鼻叫喚。戦ワズシテ全滅』…等々訳の分らない報告も来ております。」

542地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:23:06 ID:PTqKTS2Q
司令はペンダントをいじりながら尚も腹立たしい報告を聞いていた。

「不可解だ…だが状況は飲み込めたよー各自速やかに問題の解決に向いたまえ。まあ陸軍との取引にまで間に合えばいいさ。」
(駆逐艦の飯で全滅って、ああ磯風か。でも何で僕のとこにおさんどんに来ないのさ?)

 航空艦隊は危険な方向へと進みつつあった。抗命の次に来るのはそう、反乱…
 だが司令は自分に降りかかる厄災にまだピンと来ていない模様。秘書艦の龍田は微笑を浮かべながら暢気な司令を眺めていた。

―――

 そして陸軍との作戦会議最終日当日。航空艦隊本部の会議室でこの作戦に関わる陸海軍の将星達が一堂に会した。が…

「あれー?妙に陸さん少なくないか?奴らも難癖つけてサボタージュかなぁ、龍田君。」

「さぁどうでしょう〜さてそろそろ始まりますよ。」

 会議が始まり、早速海軍側の作戦概要が説明される。

「当作戦においては深海棲艦反攻予測起点の周辺根拠地飛行場を基幹に航空要塞化し、来寇する敵を殲滅せんとする。」
「よって敵が集結する前に…」

「すみません、先にそちらの司令官殿に一言申し上げたいのですが。」

 突然陸軍側の席から凜とした声が。声の主はこの作戦に参加する飛行師団隷下の飛行団団長の少将。歳の頃四十前後位のすらりと整った顔立ちで腰にかかる丈の黒髪の美人。ついでにメガネをかけている。

(早速話を切り出したわ〜仕込み通りかしら)

「(BBAか。しかも少将、雑魚が僕に何の用だ?)まだ前フリですから別に構いませんよー。手短にお願いしますねー。」

 凛とした彼女は表情を変えず話を切り出した。

「まず、陸軍としては方面(航空)軍より二個飛行師団分の戦力を投入するとの予定でしたが、検討の末、二個飛行団と幾つかの独立飛行戦隊程度で十分との結論に達しました。」
「また主戦力は迅速な配置及び敵大型爆撃機の襲来も予想される為、迎撃戦かつ長距離侵攻用の遠戦部隊を据えます。」

 遠戦…二式複戦を主力とする双発戦闘機部隊である。本機は重武装で後続距離も長いが対戦闘機戦ではやや分が悪いという嫌いがある。

「…おい話が違うな。今回も四式重爆装備の対艦攻撃部隊おねがいって。ちゃんと通達読んでるのかなー。」
「それをドタキャンした挙句、中途半端な複戦しか出さないだと…?」
「しかもたかが少将の言える事かね?全く大した軍隊だねー…貴様ら海軍を何だと思っている!軍司令官の返答をいただきたい!」

 完全に頭に来た司令はバンッ!と机を叩き前のめりになった。
 だが陸軍側は怒鳴った司令に全く動じていない。それ所か海軍側の席も平静を保っている。そして名指しされた方面航空軍司令官は発言する。

「決定事項を伝えるだけなら誰でもよい席だと思いましたがね。大変配慮に欠けて申し訳ありません。」

(ふふっ、打ち合わせ通りね。)

543地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:24:05 ID:PTqKTS2Q
龍田は心の中で微笑んだ。ここから彼女の筋書き通りに事は運ぶのか。

「とは言え先の大作戦で疲弊損耗した飛行場部隊や重爆隊も再建途中でして。その辺りも考慮していただきたい。」
「そこで良い塩梅の妥協案を其方に提出しましたが、もしやそれを知らないとは…言いませんよね。」

「ああ、そうだ!一切聞いてないね!誰だ?勝手に受けた奴は!」

 海軍側はシーンと静まり返っている。
 激昂する司令を尻目に飛行団団長の少将は矢次早に言い放つ。

「聞いた聞いてない…水かけ論の前に、閣下の言う通り我等陸軍も無い袖は振れないという事です。それに…」
「私が陣頭指揮する複戦隊が貴方達に劣るとでも?猛訓練は貴方達だけの十八番ではないわ。」

 龍田は司令の裾を引っ張り小声で耳打ちした。

(司令あの少将は歴戦の軽爆乗りから戦闘機に転向したベテランです〜。彼女の部下も同様に新戦術をマスターした猛者揃いよ〜)

(龍田君そんな些細な事はどうでもいい、あれもこれもそんなの聞いてない話ばかりじゃないか。くそっこの僕としたことがこんな事で…)

 陸軍の面々は司令以外静かな海軍側席の様子をややニンマリとした表情で見つめていた。そこに司令は、

「さっきからあんたら陸助は言い訳ばかりだ!このままじゃ作戦は瓦解だ。ホント頭に来るなぁー。」
「…艦隊司令部の諸君、これをどう思う?この道理の全く通らない暴挙を許していいのか!?」

立ち上り更に怒鳴り散らした。土壇場になっていきなり約束を反故にされた上、自分の与り知らぬ所ですべて収まり進んでいた事への怒りに。だが司令の呼びかけに航空艦隊司令部一同は誰も答えない。

「な、何故黙っている?どうした?何か言いたまえ!」

 それでも海軍側は全員黙したままだ。そして龍田は立ち上がった司令の裾を摘んでこう言った。澄んだ声でわざと会議の場にいる全ての者に聞こえるように。

「司令はお風邪を引かれたのか声がうまく出ないみたいですわ。だから聞こえないのかも〜そうでしょ皆さん?」

 彼女の言葉に司令部一同は何も答えなかった。司令は二の句が告げず黙り込んでしまう。狼狽したのか顔に一筋の冷や汗が流れ落ちる。

(何故だ!?ここに居る奴らは全員長らく僕の腹心だった筈なのに…まさか、龍田お前が僕の足元をすくったとでもいうのか?)

 それを見た一人の陸軍将官はこう言った。

「いや〜海軍の皆さんは立派ですなあ。何の為誰の為に命を賭けるか士卒の誰もが解っておられる。」
「其方の言うようにヘタレな陸助の我々もこの機会に是非海軍から学ばねばいけませんな。」

「閣下尤もですわ。予定より早い決議で助かったわ。さて私は子供を迎えに行かないと。」

 先ほどのエース少将と軍司令官を初めとした陸軍の将官達は一様にくすくすと笑みを浮かべた。それを見た龍田はにんまりした表情を浮かべる。
 そして一言も発せない司令だけが議場に立ち尽くしたままだった。

544地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:24:52 ID:PTqKTS2Q
―――

 その数日後…司令部には暫く風邪の為休養すると言い登庁していない司令は花街の片隅のとあるイメクラにいた。

(クソッ許さんぞあの女狐め…この僕をハメやがって…)
(と言うとでも思ったかなー?龍田君はさぞイイ気になってると思うけどさー、僕にはまだ沢山お友達がいるんだよねー。さて捲土重来と洒落込もうか)
「さてさて忙しくなる前のヤリ納めヤリ納めっと。まだかなまだかなー?」

 嬢の用意が出来るまでの間、彼は人気のない待合室で一人つぶやいていた。暫くして個室の扉の小窓に明かりが灯った。準備が整ったようだ。司令は鼻の下を伸ばし扉を開いた。

「おー待った待った。今行くからねー。」

 待ちくたびれた司令の目に後ろ向きに座った嬢が映った。彼女は司令の注文通り朝潮型駆逐艦の制服を模した衣装を身に付けている。ただ少しばかり嬢の頭身と釣りスカート姿が合わない。

「…君たしか新入りだよね。ボクが言うのも何だけどー、秋月型の制服の方が似合うと思うんだが…いや、何か惜しいかなと。」
「(結構トウが立ってるな。も少し若い子期待したんだが。しかし何か違和感があるような…無いような)さ、こっち向いておくれよ。ボクを愉しませてよー。」

 嬢はゆっくりと振り向きながらこう言い放った。

「…初めまして、駆逐艦『龍潮』と申します。精一杯ご奉仕するからよろしくね。お兄ちゃん。」

「たつしお?!げえっ、龍た…」

ドスッ!司令の驚きの言葉も終わらぬうちに龍潮もとい龍田の拳が彼の鳩尾に突き刺さった。

「千歳さんに教えてもらった『女性でも出来る簡単な護身術』とっても役に立ったわ〜」
「しかしこの服そんなに合わないかしら?」

545地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:26:46 ID:PTqKTS2Q
 ………
 どれだけの時が過ぎただろう。意識を取り戻した司令は薄暗い部屋のベッドの上にいた。全裸で両手両足にベルトを縛り付けられ大の字にされている。彼は驚いて思わず悲鳴を上げたが「おごごご…」と呻くだけだ。口を開けっ放しにする猿轡の様な物を付けられている為だ。

 そしてぬっ、と龍田の顔が司令の視界を塞いだ。手には水瓶を持っている。

「お元気ですか司令〜って声も出ませんね。」

「貴方が艦娘にしでかした事の報いを少しでも受けて欲しいんです。」

 そして龍田は司令の口の猿轡に大きな漏斗を差し込み、水瓶の水を流し込んだ。

「ガボッ、グフッ、ゲホッゲホ…グホッ、ゲホッ…」
(こ、これは海水?!) 

 咽る司令は海水を噴き上げた。顔面は蒼白で今までにない恐怖を味わっている。そしてクスリと笑いながら龍田はいつもの清く透き通る声で語りかけた。

「司令〜人間はね、水を20リットルも飲むと死んじゃうんですって。」
「海水だともっと早く逝けるそうよ〜試してみましょうか。」
「ま、その前に溺れちゃうかもしれないわね〜」

(やめろ、やめてくれ!死にたくない!助けてくれ!)

 司令は必死に止めさせようとするが尚も海水を注ぎ続ける。彼はもがき苦しむほか無かった。

「グゴゴ…ゲフン、ゲボッ…」

「辛いでしょ。怖いでしょ〜でも貴方が駆逐艦達にした事はこの程度では済まされなくてよ。」

「ひゃめ、ひゃめれっ、ひゅるひて、おへひゃいら!」

口を開けっ放しにされて許しを乞う司令を眺めつつ龍田はようやく司令の口に嵌められた猿轡を外した。

「がほっ、ぐはっ!頼む許してくれ!お願いだ!何でもするから!頼む!」

「そう…何でもするの僕ちゃん?じゃ…私を愉しませて下さい。この『龍潮』をね…」
「さ、おしおきのお時間ですよ司令。」

 龍田は吊りスカートに手を入れするするとショーツを脱いだ。そして縮み上がった司令の局部にそれを巻き付かせた。

(え?まさかパンコキ?)
うふふと微笑む龍田は上気しながら司令の一物をしごき始めた。恐怖のあまり萎えた彼のモノは彼の意思とは裏腹に徐々に大きく硬くなってゆく。

「一体僕に何をした!龍田!」

 龍田は片方の手で陰嚢を優しく揉みながら言い放った。艦娘だとをうっかり力を加えたら握り潰せてしまいそうだ。

「ええ、司令に私のショーツで勃起するよう暗示をかけておいたの。」
「僕ちゃんのペンダント、この特別製のとすり替えたわ〜貴方に初めて抱かれた夜に。」
「それとも知らず毎日着けてるから、すっかり深層心理に刷り込まれたのよ。」
「でも明石さんもいい仕事するわね〜これなら深海棲艦の服従装置も実用化するかしら〜」

546地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:27:18 ID:PTqKTS2Q
 司令は耳から聞こえてるものとは別の龍田の声が頭の奥から響いてくるのを感じた。
 〜しれぃのおちんちんはわるいこよ〜おしおきしましょ〜おっきくなぁれ〜わるいおちんちんは…
 司令はただただ恐怖に震えるしかなかったが、龍田の暗示による催淫効果か性的興奮がそれを侵食しつつある。すっかり硬く隆起した彼の一物を見た龍田はそれにちゅっと口づけし、鈴口から裏筋へと舌を走らせる。「はうっ!」と司令の驚きと性感の声を聞きながら、龍田ははむっ、と彼の2トン魚雷を咥えた。

「あうぅ…た、龍田くんからフェラされるなんて…いつか強引に突っ込もうと思ってたのに…屈辱だ…」

 減らず口を叩いた司令の物を龍田は丹念にしゃぶり、吸う。…じゅる…じゅびっ…ちゅるん…「くっ…こんなので…」と情けない声を上げながら耐える司令を横目に龍田はちゅうぅぅぅ…と止めを刺すが如く一気に亀頭を吸い、不意打ちの様にチロチロと鈴口を舐めた。

「うッッッ…」

 びゅっ、びゅく、びゅく…堰を切った様に彼の一物から精が放たれる。それを口で、喉で受け止めた龍田は思わず「ゲホッ、コホッ…」とせき込んだものの出されたモノをゴクリと抵抗も無く飲み込む。

「『龍潮』のご奉仕、結構上手くできたかしら?白いおしっこ、ゴックンしたの初めてだったけど変わった味なのね〜」
「さて次のおしおきいってみようかしら。」

 龍田は司令に跨る。龍田の体温が足を伝い裸の司令の体に移ってゆく。射精の放心と凌辱の恐怖で冷え切った彼の体が徐々に温められる。そしてそれに伴うように先程の暗示が彼の頭に浮かび上がる。〜おちんちんもういっかいおっきしましょ〜…と。その途端先程精を放ったばかりなのにムクムクと勃起していく。

「!!!」

 そして司令の目の前で秘所を広げた龍田はそこに彼の立派にそびえ立つ一物をあてがい、一気に腰を下ろした。

「くぅっ!結構慣らしたつもりだけど…駄目ね。きつ…でも『龍潮』がんばります!」

 龍田は司令に跨りゆっくりと腰を動かす。にゅるっ…じゅぷっ…じゅぼ…龍田の秘所は前戯の必要すら無いほど濡れそぼっている。
 
「くふっぅ、しれいの…太い…でも私のおなかに収まってる…」

 彼女は騎乗位のまま腰の動きをだんだん早めてゆく。じゅぼ、じゅぼ、じゅぼ…彼女の女の芯は男根を貪るように絡みつかせ、咥え込んだそれに愛液を染み込ませるが如く、司令を犯す。

「はぁっ、はあっ…しれい…わたし、火照ってきちゃった…しれいもそろそろですよね〜じゃないともうわたしも…」

 先程絶頂を迎えたばかりにも関わらず前よりずっと硬度を増した司令の一物を芯にして上下する龍田は徐々に頬を赤らめ上気し出した己の肉体の感覚に愉悦を感じている。司令の物を包み込む自分の蜜壺から、挟み込んだ司令から両足に伝わる体温から…絶頂が体に染み込んでゆくような…

547地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:27:48 ID:PTqKTS2Q
「くうっ…なんだこの感覚…はっ、いかんゴム無しだ、止めろ龍田!」

 龍田の攻めに司令は懇願するが彼女は聞く耳を持たない。

「えへへ…わたし、いま、しれいを襲ってるんだ…犯してるんだ…しれい、かんねんしてパパになっちゃいなさい…」

 彼女は陶酔の表情を浮かべつつ眼下の司令をなおも凌辱する。

「やめてくれ!たのむ!パパになんかなりたくない!!」

「ふーん…しれいちょっとやかましいから、黙っててね…」

 そう言うと龍田は両手で司令の首をゆっくりと絞めた。「ぐほっ!」という呻き声の後、司令は自分の体が強張っていくのをひしひしと感じた。それは男根を通じて龍田の体にも伝わってゆく…血流のせいか司令の男根も硬度を増しているのだ。彼女はすっかり抵抗できなくなった彼の体を貪るように愉しむ。

「くうっん…はっ…男の人も首を絞めるといろんなところが締まるのね…勉強になります〜ぅぅっっ!」
「もう少し絞めてもいいかしら…って艦娘の力じゃこれ以上危ないわよねぇ。ポキッってなっちゃうと怖いし。」

 薄れゆく司令の脳裏には過ちを犯したくないという思考と早く龍田の中で果てたいという欲求がせめぎ合っている。だが締め付ける彼女の蜜壺の感覚にあがなえない。

「う、うう…っ!」

 びゅ…びゅびゅ…観念したかの様に司令は龍田の体内にありったけの精を放った。そして龍田も司令を強姦したという達成感と、それよりも強い、秘芯から体中に広がった女の性感に身を委ねながら更に貪りたげな視線を送る。

「くぅンンッ…ふう、ふふ…司令かわいい…でもまだ足りないから少し休んでしましょうね〜何度でも。」

「ひいっ!か、勘弁してくれ…」

 先程の乱れっぷりが嘘のように龍田は真剣な顔で司令に言った。

「嫌なの?じゃ、今まで襲った駆逐艦達に罪を償って下さい。特にレーベちゃんの件は先方に誠心誠意謝罪しないと収まらないと思うの。」

「分かった何でもするよ!だから許して…下さい。」

 跨りながら平謝りの司令を眺める龍田の満足げな顔はこれ以上無いぐらいだった。

548地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:28:26 ID:PTqKTS2Q

―――

 それからしばらく後の航空艦隊。司令と秘書艦の龍田らと司令部要員達は執務に励んでいる。
 先程の会戦も陸軍の兵力縮小で作戦の規模が小さくなったとは言え航空艦隊と連合艦隊、そして陸軍の臨時飛行師団と上陸部隊の密な連携で深海棲艦側を退かせ優勢を得ることが出来た。それなりの戦力によるそれなりの戦果と言ったところだろう。尤も各地でのこのような勝利の積み重ねが大局にも影響を及ぼす重要な事なのだが。
 一度は反旗を翻す寸前になった司令部要員以下の将兵や妖精さん達も、司令の襲った駆逐艦を初めとして各方面への真摯な謝罪と龍田の献身的な懇願(と根回し)で、クソ野郎とはいえ今更ながら誠意だけは見せたのと、そもそもあの龍田さんが認める男なんだからもう何も言う事は無い、と気に食わないながら納得し一先ず一枚岩に収まる事となった。実際のところ龍田を頂点とした新たな『王国』が出来ただけとも言えるが。

「さて休み時間としようかー。十五分も有れば充分だな。」

 机に向かいっ放しの司令は立ち上がり背伸びをすると外の空気を吸いに行った。すかさず龍田も席を立ち司令の後を追う。二人は損失の補充、戦力予備の編成…『王国』のこの後の話ばかりというとめどもない会話をしている。

「はぁー、僕も焼きが回ったのかなぁ。でも諦めんよ“領地”を広げて水雷総体へ…って龍田くん顔怖いよ。」

 司令も彼女が腹に一物あるのは重々承知だがそれでも、怖い。微笑みながら龍田は返す。

「司令の『王国』一つだけじゃ絵に描いた餅なのよ〜『国民』だって疲れちゃうわ。でも。」
「そう『王国』は力で造られるけど『帝国』は信頼によって創られるの。だから…」

龍田はくすっ、とイタズラげに笑って司令と手を繋いだ。

「貴方と私、お互いで『帝国』を創りましょう。そうすれば怖いものなんて何もありませんわ。」

司令の背筋に冷たいものが走った。が、繋いだ手を優しく握り返す。

「…分かったよー。これ以上はもう逆らえないし。でも何でそこまでするかなー。」

「それは…」

答えながら龍田は少し強めに司令の手を握る手に力を入れた。恋人繋ぎを愉しむように。そして蚊の鳴く様な声で…

「天龍ちゃんと別のものが欲しかったの。かつての鋼鉄のフネの記憶…戦いの傷み…全て忘れさせる力が欲しかった。」

それを聞いた司令は呆れた顔を浮かべた。拍子抜けしたのだろう。尤も背筋の寒さは相変わらずだが。

「ふーん、僕はそのダシにされた訳か。腹立たしいね。」
「まあ僕の方でもそこら辺は調べたよー。友鶴の事とかか。全く無体な話だ。僕ならさせないな、あんな事。」

どうやら司令も多少は龍田に歩み寄っている模様。そして彼女は話を続ける。

「貴方の単純明快な野心…歪んでて邪だけど最小限の損失で戦争を早く終わらせられるから…それに」
「妹ってのは〜お姉ちゃんのもの欲しがるから…そんなのいけないでしょ?」

まあねー、と司令は諦め顔で返した。そこに部下が血相を変えて向かってきた。

549地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:29:52 ID:PTqKTS2Q
「し、司令大変です。例の鎮守府より増補の駆逐艦が来ました!ですが…」

「増補?まだ頼んでないが…とりあえず駆逐艦が増えたって事だねー、よしすぐ見に行くぞっ!」

 部下に案内された司令は鼻歌交じりに龍田と共に増補の駆逐艦に会いに行った。
 が、控室には巨大な砲塔を持つ大柄な艦娘達…どう見ても駆逐艦に見えない彼女らは卒倒しそうになった司令に矢継ぎ早に挨拶する。

「只今配属された、超弩級駆逐艦『武潮』だ。お前が司令官か。よろしく頼む。」
「ああ、私の事は『むさしお』『たけしお』どちらでも構わんぞ。」

 朝潮型のブレザーを着こんだ巨艦は司令を見下ろして自己紹介する。そして、

「ビッグセブン級駆逐艦『長(門)月』だ。魚雷の射ち合いはこの私に任せろ!」

「同じくビッグセブン級駆逐艦『陸月』よ。あらあら貴方が火遊び司令官ね。私に火の粉を飛ばしちゃダ・メ・よ。」

今度は睦月型のセーラー服を着た同じぐらいの巨艦二隻が挨拶し、司令は驚きのあまり裏返った声を『超弩級駆逐艦』達に浴びせた。

「き・さ・ま・ら…ウチは艦隊は艦隊でも航空艦隊なの!よそ当たって!」

550地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:30:23 ID:PTqKTS2Q
 だが彼女らは悪びれる風もなく司令に言い放つ。

「そう言われても辞令は辞令だ。さて司令悪いが前の貸しだ2トン魚雷の試験とやらをしてやるぜ。」

 武蔵こと『武潮』は司令にちょっと興味があるようだが…長門こと『長月』はというと、

「そしてこの私も改造時に外した魚雷発射管を再装備済だ。お前の言う水雷総体の旗艦は私に任せておけ。」

実戦で雷撃なんてした事ないのに自身満々だ。そして陸奥こと『陸月』も微笑を浮かべながら、

「うちの提督から、長官の誠に真摯な謝罪大変痛み入る。それとお前の駆逐艦日照りを何とかしてやろう、って託されたけど…あまりおいたが過ぎると爆発するから覚悟してね。」

と悪びれた様子は微塵もない。部下達はこの様子に顔面蒼白気味である。無理もないだろう。

「司令著しい戦力増強ですが物資の消耗が激しすぎてやってけないです。何とかして下さい。」
「それに…駆逐艦って言ってるけど何なんです?!彼女らは一体何を駆逐するんです?」

 長門こと『長月』は調子に乗って語り出す。

「おほん、駆逐艦は元々水雷艇を駆逐するフネだった。だから駆逐艦と言う。」
「なら我々も水上戦闘艦を駆逐するフネなので駆逐艦という訳だ。どこもおかしい事は無いだろう。」

 あんまりな開き直りに流石の司令も呆れ果てるしか無かった。

「はぁ…もういいよー好きにして…(昼間から夜戦、どころか弾着観測射撃じゃねーか!僕のキャッキャウフフはどこ?ねえ?教えて…とほほ)」

 こうしてさる航空艦隊に超弩級駆逐艦が終結した。彼女らは心強い戦力として大活躍するだろう。それを脇で眺めつつ龍田は、

「頑張ってね、ダーリン。駆逐艦にお兄ちゃんって慕われたいんでしょ?後はよろしくね〜」

と武蔵ら超弩級駆逐艦に取り囲まれてあたふたしている司令をしり目に微笑みを浮かべたのだった。
(BGM:Ride of the Valkyries by Wagner)

551地獄の軽巡洋艦:2017/01/28(土) 20:31:48 ID:PTqKTS2Q
―――


 超弩級駆逐…しつこいので戦艦達の派遣満了も近づくある日、龍田は司令の机の上に伏せられた写真立てがあるのを見つけた。こんなもの有ったかしら?と思った彼女はそれを手に取った瞬間、

「え、なに…これ…?」

写真には二人の男の子と女性が並んでいる。一人の男の子は司令そっくりの丸眼鏡をかけたやんちゃそうな子。もう一人は母親と思しき女性に手を引かれている大人しそうな子。そして女性は赤い目に白い髪と肌…まるで深海棲艦のようないで立ち。いやどう見てもそれにしか見えない。龍田は絶句するしかなかった。

「これ、ウチの提督…もしかしてお母さん…なぜ司令が?!」

「そりゃ僕の旧友だからさ。当人はどう思ってるか分かんないけどね。」

 いつの間にか部屋に居た司令はにべも無く答えた。彼はわざと自分の机に写真立てを伏せて置いたのだろう。そして柄になく当惑する龍田の様子を楽しんでいる。司令だけで無い、背後には長門・陸奥・武蔵の姿もある。

「どうやら我々の真に戦う敵の一端が見えてきたようだな、陸奥、武蔵。」

 龍田と違いその写真を見ても特に動揺していない長門は確信を得たような物言いだ。

「でも提督もまどろっこしいわね。態々お友達に教えさせるなんて…ま、共闘し易くしたいのは分かるけど。」

 陸奥も動揺していない模様。じっくり写真を眺めながら冷静に言った。

「そうだったのか…ということは提督は深海棲艦?いや半分はそれか?だったら何で俺たちの指揮を執ってるんだ?あー訳が分からないぞ!」

 武蔵は当惑しまくっている。そして龍田は落ち着きを取り戻しか細い声で司令に尋ねた。

「…この戦い一体どうなるの…?」

「さーね。ただ一つ言えるのは…君らの提督と君の姉天龍、二人次第だ。」


[続…くといいな]

552名無しの紳士提督:2017/01/28(土) 20:37:58 ID:PTqKTS2Q
以上どうもありがとうございました。基地航空隊実装前からプロット書いて放置してたのを直したので現状合わない部分がありますが。
シリアス展開っぽくしたい筈がネタをぶち込んでしまうあたりにまだまだ甘いです…
ちなみに友人に読ませたらDDB「陸月」と長月はなかなか面白いと言われました。

553名無しの紳士提督:2017/01/28(土) 20:45:09 ID:PTqKTS2Q
蛇足的なプロローグは色々と掲示板等で話題に上がる「艦娘率いる提督ってドツかれても平気だし、普通の人間じゃないんでは?」をやってみたかったので
過去作の隼鷹SSの洗脳装置や喫煙SSの装置適正等何気なく書いたのをネタにしてみただけですが…これが独り歩き?(違う)
あまりエロくないSS長文UP失礼しました。

554名無しの紳士提督:2017/01/28(土) 23:47:51 ID:IoiHtjMo
なかなかの力作だったな、乙!

555名無しの紳士提督:2017/01/29(日) 07:55:49 ID:sUaJA/lk
乙、頑張ったわね

556名無しの紳士提督:2017/01/29(日) 19:55:05 ID:XgBA9HB2
乙なのです!

557名無しの紳士提督:2017/01/30(月) 14:42:05 ID:/fH9/SIU
最近かっこいい艦娘がメスの顔してるシチュにハマってる

558名無しの紳士提督:2017/01/30(月) 23:36:33 ID:kGCg8xq6
二次補正抜かすと。
長門、武蔵、赤城、加賀さん、天龍、木曾さん辺りかな。カッコいい艦娘。

559名無しの紳士提督:2017/01/30(月) 23:43:08 ID:aAVswsww
流れぶった切って申し訳ない。

秘書艦のマックスに漠然と想いを寄せる提督。
しかし、相手は十代そこそこでドイツ軍のかなり高位の立場の軍人だし、そもそも10歳近くも年下の相手にばかり懸想するという歴史的すぎる己の恋愛観などもあって気持ちを抑えざるを得ない。

そんなある日の深夜。ようやく書類仕事を終え、眠気とかで心と頭のいろいろなスイッチがOFFになっちゃってた提督は口が滑ってマックスにエッチなお願いをしてしまう。気づいた時には時すでに遅し、

この後自分は…
・公共の電波には流せないような言葉で罵られ、日本とドイツにおける嘲笑の的になる。
・主砲を全弾誤射される。
・「うっかり」口に魚雷を入れられ、取り除こうとした際に「手が滑って」起爆される。
・ドイツ風ソーセージとして明日の食卓に並ぶ

というどうあがいても絶望の4つの未来を0.8秒で予測した提督。

ところがマックスは…真っ赤になりながら俺の願いを了承したのだった。
どうしていいかわからない!

というシチュを考えついてしまったんだ。

560名無しの紳士提督:2017/01/31(火) 22:48:08 ID:CClCgnWI
ポーラはお酒飲ませろー!って裸で走り回って抗議する。キレたザラはポーラを素っ裸のまま廊下で正座させる。

561名無しの紳士提督:2017/02/02(木) 21:28:41 ID:GcbHYqXQ
神風に恵方巻きをあげようとしたら思いっきり平手打ちされた。その後、恵方巻きは遊郭の遊びが発祥と知った。神風にとって俺は白昼堂々チョメチョメな行為を進める性欲男として映ったのだろう。とりあえず、今年の節分はとんでもなく眼福なものになるだろう。

562名無しの紳士提督:2017/02/03(金) 21:04:25 ID:UfDu8uHk
曙って実はめっちゃ脳内ピンク色なイメージある

563名無しの紳士提督:2017/02/03(金) 21:20:43 ID:6DbmUvQA
漣がエロネタぶち上げて
潮が赤面逃亡して
曙が斜め上方向に妄想展開して
朧がオチをつける

564名無しの紳士提督:2017/02/03(金) 22:36:06 ID:whakQpP.
実は艦娘でエロパロスレの常連だったりする艦娘達。
漣はネタ振り。
朧はエロなし小ネタ。
曙は提督とのラブラブ和姦。
潮が凌辱輪姦乱交NTR。

565名無しの紳士提督:2017/02/04(土) 01:07:36 ID:qaW1PwqE
ぼのは近代化改修をするぞ!を脳内で三回変換して裸を見せろ!にしちゃう娘。

566名無しの紳士提督:2017/02/04(土) 01:27:30 ID:qaW1PwqE
提督「近代化改修を行うぞ」

曙「か、改装とかいって、私の裸が見たいだけなんでしょっ、このクソ提督!」

提督「……」

翌日

提督「貴方の身体を観たいわ!裸を見せてちょうだい!」(某貴婦人風)

曙「近代化改修ですって、しょ、しょうがないわね…」

提督「(彼女の脳内では近代化改修=裸を見たいって方程式になんのか!?)」

567名無しの紳士提督:2017/02/04(土) 01:58:53 ID:gZaB7Kcc
提督「なあ潮、なんで曙は近代化改修で裸を見られるとか勘違いするんだ?」
潮「その、聞きたいですか?」
提督「頼む。知っているならぜひ」
潮「実は曙ちゃんは前の鎮守府で近代化改修と騙されて襲われたんです」
提督「!?」
潮「前は勿論、お尻も口も犯されて、薬で身体中敏感にされて」
提督「なんだと」
潮「整備士や上官の慰みものにされて、町でウリもやらされて」
提督「…………」
潮「その提督は憲兵さんに捕まって、曙ちゃんはトラウマにならない様に記憶処理を施されたんです。でも、やっぱり無意識に残ってるみたいで」
提督(くそ、曙にそんな過去が……俺は何も知らずに……)
潮「だったら萌えません?」
提督「妄想かよ!」
潮「曙ちゃんは単にむっつりなだけなんで気にしないであげて下さい」
提督「おい、嘘! 潮を縮めて嘘!」
潮「私は今のネタエロパロ板に書き込んで来るんで。それでは」

特に意味はない。

568名無しの紳士提督:2017/02/04(土) 22:09:25 ID:qaW1PwqE
世紀の対決

プレイボーイ(自称)提督(実は童貞)
VS
(自称)ビッチ艦娘鈴谷(やっぱり処女)


第一ラウンド
ベッドイン対決(どちらが先にベットに入り、もう片方を誘い入れられるかを競う)

第二ラウンド
前戯対決(お互いに前戯を行い、審査員の総合評価によって勝者を決めます)

第三ラウンド
三本先取セックス対決

569名無しの紳士提督:2017/02/05(日) 01:41:06 ID:W5z0EglU
艦娘の特徴とか得意プレイまとめたらSS書きやすくなるかな
個人的に村雨はキスとかすごいうまそう

570名無しの紳士提督:2017/02/05(日) 05:24:28 ID:C1WG3xAk
>>569

赤城さん・底なし(意味深)
大和・大和撫子。でも底なし(意味深)

571名無しの紳士提督:2017/02/05(日) 07:18:17 ID:MlcySqx6
>>568
何、その恋愛頭脳戦を繰り広げそうな二人。

>>569
間宮さんと伊良湖ちゃんは、机の下でのパイフェラが得意だよ。
甘味処間宮で高いの注文するとしてくれるよ。

572名無しの紳士提督:2017/02/05(日) 09:39:39 ID:6O5Ag1gQ
>>569
飛龍=未亡人プレイ。ただやるだけで背徳感倍増のお得プレイだよ!
若葉=SM。本人はMだけど「Mなのに無理矢理Sな事させられる。だが悪くない」とどっちでもWin-Winな関係だよ!
鳳翔=「おやめください。こんなはしたない……他の子達に見られたら……」と言いつつ野外露出も得意だよ!
嵐・木曽・那智・摩耶・長門・武蔵・ビス子=やればやるほどアナル感度がうなぎ上りだよ!異物挿入するだけで気絶するぐらい感じるよ!
黒インナー族=一通りやった後汗ばんだインナーの臭いを嗅がせてくれるよ!約一名は汗ばんだ瑞雲の臭いも嗅がせてくれるよ!

俺は朝から何言ってるんだろう

573名無しの紳士提督:2017/02/05(日) 11:34:07 ID:et0I8OGI
>>572
若葉の薄い本に似たような話のあったな
退官間近に近い年齢の肥満中年提督(46cm単装砲持ち)を逆レするヤツ

提督のほうが「ワシは退官まで平穏に暮らしたいだけなんじゃ〜!」とか「年頃の若い娘がそんな事言っちゃいかーん!」とか言って抵抗するけど
結局為すすべもなく戴かれて、若葉は若葉でボコォに対して「痛いぞ!だが悪くない」とか言ったり
「24時間寝なくても大丈夫」とリゲ○ン?をストローで吸っている側で、徹底的に絞り尽くされ魂出掛かってるやつれた提督が居たりとか、そんな感じ

574名無しの紳士提督:2017/02/05(日) 11:35:44 ID:et0I8OGI
あ、この「本人はM」っていうのは提督じゃなく若葉にかかってるのか
これじゃ意味が変わってくるな…

575名無しの紳士提督:2017/02/05(日) 11:40:48 ID:MlcySqx6
Mな若葉をハリセンで叩いて吐血する提督を思い出したじゃないか。
エロまったく関係ないけど。

576名無しの紳士提督:2017/02/06(月) 00:59:33 ID:Ubc6oo4.
村雨「そんな趣味ないから、構ってー」
→やたらと誘ってくるから経験ありかと思って縛ってみたら免疫なかった
村雨「ちょっといいとこ、見せたげる」
→泣きつかれたので縛っている紐をほどいたら襲いかかられた
こんな感じのイメージしかわかなくなってきた

577名無しの紳士提督:2017/02/06(月) 11:29:59 ID:EyZQ8DVw
>>576
鈴谷(処女ビッチ版)と同類じゃないか

578名無しの紳士提督:2017/02/06(月) 13:06:21 ID:Z9s5cjPo
>>571 薄い本にするとしたらタイトルは「鈴谷さまは告らせたい」に決定だな。

579名無しの紳士提督:2017/02/06(月) 20:11:40 ID:AcM7HiJ.
>>578
かぐ告読者か。
元ネタ的には三隈か熊野が主役で、鈴谷が従者っぽいけどなw

580名無しの紳士提督:2017/02/06(月) 21:28:39 ID:Z9s5cjPo
>>569 金剛・時と場所をわきまえなヨーという台詞に反し、初めてヤった時は青姦だった。

581名無しの紳士提督:2017/02/06(月) 21:35:59 ID:Z9s5cjPo
担任の鹿島先生が若干顔を赤くしながら漢字テストを返してきた。…俺は「内幕を探る」の字を「内膜を探る」と書いていた。人生で死にたいと思ったのはあれが初めてのことだ。

582名無しの紳士提督:2017/02/07(火) 15:08:29 ID:ojrH79tk
駆逐艦の吃水下に酸素魚雷を一斉射したい

583名無しの紳士提督:2017/02/07(火) 16:27:21 ID:.xTEf61E
そういえば艦娘が捕らえられてワ級に括り付けられて深海改造されるってネタ、誰か書いてそうで書いてないよね?

584名無しの紳士提督:2017/02/07(火) 20:41:51 ID:UmYQDWOk
>>583 空母娘(たしか加賀さんだったと思う)が深海棲艦に輪姦された成れの果ての姿としてワ級化ってのは薄い本で見たことあるんだけどね

585名無しの紳士提督:2017/02/08(水) 09:47:35 ID:4knHHSdc
提督にとって一番辛いのはどんなことだと思う?空母娘に爆撃されること?違う。秘書艦に日常的に罵られること?違う。磯風の手料理を食すること?違う!

日頃こっそり性的な目線で見ちまってる娘に優しくされることさ!!

586名無しの紳士提督:2017/02/08(水) 10:09:47 ID:UWq7.ZJU
潮「提督、調子悪いんですか?」
浜風「何か暖まるものでも作りましょうか?」
村雨「大淀さんに言っておきますから休みにしましょうか」

587名無しの紳士提督:2017/02/09(木) 00:15:11 ID:w4w9hbp6
>>585 >>586を元にガチ度(犯罪度)をだいぶアップさせたショートストーリー。

提督「ああ…朝潮、朝潮ぉ… 」シコシコ

朝潮「司令官! 」ガチャ

提督「(ビクッ)」

朝潮「司令官、こんな時間からベッドに入っているなんて…まさか、お身体の調子が悪いんですか?」

提督「そ、そうなんだよ朝潮。実は少し前から…腹が痛い、そう!腹が痛いんだ!」ワナワナ

朝潮「それは大変です。すぐに明石さんのところに行きましょう…!!」バサッ

提督「(まくられてしまった毛布。白日のもとにさらされた俺の男根。我が人生、かくも短く終わろうとは予想だにしなかったぞ…)」

朝潮「な…司令官の男性器が…こんなに腫れ上がってしまって…司令官!どうしてこんなになるまで放っておいたんですか!?」

提督「(何だと?朝潮はまさか知らないというのか?男性がこのようにチ◯コを勃たせているのが何を意味するのかを)」

提督「…すまない朝潮、自分の自己管理がなっていないせいでこんなことになってしまったのに、お前に余計な心配をかけたくなかったんだ(このまましのげればお互いにとってもっとも良い形で事態を収めることができるはず!)」

朝潮「私は…私は…一体、どうすれ、ば…」ウルウル

提督「さ、さすってもらえれば良くなると思うんだ。しかし、そんなことをお前にやらせるわけにはいかな…(ちょっと、何言っちゃってんの俺!?それはさっきまでのズリネタまんまじゃん!)」

朝潮「わかりました」シコシコ

提督「」

その日の夜

提督「まったく、いい人生だった!」ギリギリ

朝潮「やめてください!どうして…どうして死のうとするんですか司令官!」

588名無しの紳士提督:2017/02/09(木) 11:48:31 ID:gdshAJTI
>>587
朝潮の台詞の部分で、例のAAのごとく提督を強引にストレッチャーに乗せて明石さんのところへ搬送する第八駆逐隊の姿が見えたw
(真実を理解しているのは荒潮のみ)

589名無しの紳士提督:2017/02/09(木) 12:26:15 ID:XPAfPE/6
>>587乙だが、俺も朝潮のように不思議だ。 うちの鎮守府ならこのぐらい毎度の事なのに

590名無しの紳士提督:2017/02/09(木) 12:39:05 ID:sonkya06
>>588
明石(腫れてる!? 何かの病気なの?)←艦娘専門

591名無しの紳士提督:2017/02/09(木) 18:30:44 ID:gdshAJTI
>>590
明石「大淀!大至急、誰でもいいから男の人の身体に詳しそうな艦娘は医務室に来るように放送かけて!」
大淀「は、はい!」
荒潮(あらあら大変、何だか面白い展開になってきたわね〜♪)

592名無しの紳士提督:2017/02/09(木) 19:21:17 ID:hV1Ew9r6
※591
鈴谷「う、嘘だよね……提督が原因不明の病気だなんて」
大井「そんな、私の許可なく逝くなんて許さないわよ……!」
陸奥「ちょっと長門姉、なんでそんなに落ち着いていられるのよ」

提督「……」(助けを求める目)

長門「陸奥、お前もか。大丈夫だ、すぐにどうこうということはないだろうさ。……提督、頑張れよ」

593名無しの紳士提督:2017/02/10(金) 01:53:37 ID:l30Eb422
朝潮をドッキリにかけた後の罪悪感は異常
神風:腹部に跨りながら手や舌で乳首責め
朝風:跳ねたり前後にゆすりながらの顔面騎乗
春風:巧みなフェラと前立腺責め
神風型との姉妹丼を考えた後、睦月型の姉妹丼の人数を考えてぞっとした

594名無しの紳士提督:2017/02/10(金) 06:41:15 ID:CN.45v1c
>>593
特型1〜3、陽炎型、夕雲型、秋月型それぞれ全員集合体とか考えだしたらもっと凄いことに
(ちなみに艦これ未実装の松型は姉妹艦が少なくとも32隻)

595名無しの紳士提督:2017/02/10(金) 10:10:20 ID:IlfBeHJY
>>593 >>594 姉妹の数が多いなら多いで実は男の人怖いとか、男よりも姉や妹を抱きたいor抱かれたいとかで絞り込まれたり、水面下バトルが起きたりして三人から四人くらいに落ち着くのでは?と考えてるんだけども。

596名無しの紳士提督:2017/02/10(金) 23:58:54 ID:IlfBeHJY
「はぁ……人に背中流してもらうのもほんと、幸せですねぇ。助かるなぁー」

という台詞で実は提督と一緒に入ってるという使い古されたシチュ。

597名無しの紳士提督:2017/02/11(土) 00:20:45 ID:4S0Wucbs
青葉「青葉、考えちゃいました」
提督「(´・ω・`)?」
青葉「世の中には”そしゃげ”なるものが”がちゃ”なるものでウハウハだとか!」
提督「ふむ、してどした?」
青葉「艦娘のがちゃを考えました、こちらには艦娘の名札!こちらにはコスプレ!」
提督「一回全資材5000、軽くはないな……コスプレ?」
青葉「例えばこうして回してみると ガチャ」
『神風』
青葉「さらにこちらを回してみると ガチャ」
『バニーガール』
青葉「これでバニー姿の神風さんとイチャコラできるガチャです」
提督「人気でそうだけど憲兵さん忙しくなるからやめようか」
眠くなってきたときのよくわからない系発想

598名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 00:22:37 ID:gKL9qPBg
>>597 運良く青葉を引けた。となればやることは一つ…倍プッシュだ!

59918-959:2017/02/12(日) 01:18:09 ID:Zsschkno
ただただサラトガに懺悔して甘えるだけの話です

600名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:19:19 ID:Zsschkno


最近、夢を見る
誰かが沈む夢
まだ誰も沈めてはいない、だけども夢の中で何度も何度も繰り返される
いつか、正夢になるんじゃないかとの思いが拭いきれない

なぜこんな夢を見るのかは分からないが
この悪夢が最近戦果が思わしくないことに関わっているのは疑いようのない事だ
だが、誰に艦娘に誰かが沈んだ夢を見たと言えようか
そんなこと、誰に言えば

何もかもが上手くいかない
提督は悩んでいた
いつもなら特に問題なくこなせるであろう任務が達成出来ないのだ
今回だけではない、この前もそうだった、これではまた司令部から何か言われるだろう
そう思うとますます気分が沈み何度目か分からないため息をつく
最近はこの鎮守府自体も自分のように何だか重苦しい雰囲気だ
原因は分かっている、自分自身の指揮の問題だ
でも、あの悪夢が脳裏を掠めると指揮が次第に弱気になってくる
誰も、誰も沈めたくはない

601名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:20:23 ID:Zsschkno
そろそろ夜になる、艦隊が帰ってきて報告が挙がってくるころだろうか

コンコン
執務室の扉が叩かれる
「入ってくれ」

「失礼する」
凛とした長門の声が響く

「提督、作戦報告書だ」
「御苦労だった」
「戦果は……全員無事で何とかなったと言った所だろう」
「そうか…良かった…」
「……」
長門は不甲斐無いと言う表情でやり場のない感情を歯で噛みしめている、やはり満足いく戦果ではないようだ

「お前のせいじゃない、俺が悪いんだ」
「いや、提督の判断自体は間違っているとは思えない、ただ……」
「分かってはいる…でも…」

602名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:21:11 ID:Zsschkno

「…残りの仕事は私がやる、疲れているようだ、そんな状態では無理だろう、ゆっくり休んでくれ」
「……すまない、恩にきるよ」

重い足取りで執務室を後にし鎮守府の一角にある簡素なワンルームの私室に辿り着いた
部屋に上がって狭い部屋のソファーにもたれ掛った直後にウトウトしてくる
最近、あまり眠れていない
外から見て分かる位、疲れているんだろうな

603名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:21:52 ID:Zsschkno
「Hi!提督!新しい子の調子は……あら?Nagato?」
サラトガが執務室に入ると提督の姿はなく代わりに長門が机に向かっていた
「サラトガか、提督は今日はもう休んでもらっているよ」
「提督?どうかしたのかしら?」
「ここ最近調子が悪いようでな、時折私が代わりにやっているのだが」
「まぁ……」
「何か悩んでいるようだが……言いにくい事なんだろう、こちらとしても聞きにくいな」
「そうですか…」
「提督は多分私室に居るだろう、しかし、あれでは指揮どころか全体に差し支えるな……」
「……何か出来る事があるかもしれません、ありがとうございます、行ってみます」

604名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:22:25 ID:Zsschkno
トントン
「提督、いらっしゃいますか」
提督の私室の扉をノックするが返事はない
いないのかしら、そう思いながら扉を開けてようとすると鍵は開いていて
玄関に靴がある事から部屋に居るのは確かだった
「おじゃまします」


「提督…?あら?」
提督はソファーに寝っ転がり眠りに落ちていた

「全く、こんなところで寝てしまって……そうだわ」
サラトガはある事を考えたようだった

605名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:23:51 ID:Zsschkno
「こんなところで…嫌ぁ…」

誰かが、誰かが沈んでいく
動けない、そこにはいない、助けられない

夢だ

提督

誰かが沈む夢

提督!

何度目だろうか

「提督!」

肩をゆすられてハッとする
「提督!大丈夫ですか!」


「サ、サラトガ?」
「はい、サラです、だいぶうなされていたようですよ」
夢だ、夢で、よかったのか

606名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:24:54 ID:Zsschkno
「あっ、すみません、勝手に部屋に入ってしまって」
「いや、大丈夫だよ」
「Nagatoさんが、ここに居るだろうって、様子を見に来たのですが」
「……そうか」
「どうかなされたのですか?」
サラトガがとても心配そうに顔を覗き込む

「……最近、嫌な夢をよく見るんだ」
「夢ですか?一体どんな…」
「それは……」
誰かが沈む夢と言おうと思うと口籠る

「すみません、変な事を聞いてしまって」
みんなに気を遣わせてしまっている、こんなことでは駄目だ
「いいんだ…ごめん、疲れているだけだよ」
「では、今夜はサラが提督をしっかり癒してあげますね」
「サラトガが?いや、悪いよ……」
「そんなことありません、私は提督に色々と頼りさまざまな恩があります、恩返しと思ってどうか今日は私を頼ってください」
こんなにも自分の事を思っていてくれるのに無下にするのも悪い
「……ありがとう」
それに何だか部屋に一人で居ると心細い気もする、たまには、そんな事もいいのかもしれない

607名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:26:03 ID:Zsschkno
「それよりも提督、お風呂の用意が出来ましたよ」
「お風呂?」
「はい、多分まだ入っていないでしょうし……寝汗もびっしょり」
「うわっ、本当だ」
たいして暑い訳でもないのに背中がぐっしょりだ

「疲れを取るには、ゆっくりすることですね、まずはお風呂に入りましょう」
「ありがとう…ちょっと入ってくるよ」
「はい、ごゆっくりどうぞ」

608名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:27:14 ID:Zsschkno

湯加減はいかがですか
扉越しに声が聞こえてくる
「いい具合だよ」
着替えはここにおいておきますね
「ありがとう」
それでは失礼しますね

ガラッ
開くとは思ってなかった浴室の扉が開かれる
えっ、一緒に入る?
い、いや、ちょっ、その

「お背中流しますよ」

サラトガは水着だった
ざ、ざんね…いや、いいのか

そんな思いを知ってか知らずかサラトガはこう言う
「サラは入渠の際に入りましたから大丈夫ですよ」
あ、うん、そうだよね、うん、安心したような残念なようなそんな気分だ
いや、サラトガの水着をもう見れるなんて素晴らしいじゃないかうん
素晴らしく豊満な体は見事な曲線美だ
これこそが米国の素晴らしい…いや今日はそういう事をしに来た訳じゃあないはずだ

609名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:28:00 ID:Zsschkno

湯船から上がり椅子に座るとサラトガが後ろに回る
「まずは頭から洗いますか?」
「うん、頼むよ」
「お任せください」

頭にお湯を流されシャンプーが指で泡立てられていく
サラトガの指はしっかりと頭を擦り頭全体をごしごしと撫でて行く
じゃうじゃうじゃうじゃう
「痒いところはないですか?」
しゃかしゃかしゃかしゃか
「大丈夫」
とても、優しく洗っていって、心地がいい

「流しますね」
手が頭を離れて行く、もう少し続けて欲しいと思う位に名残惜しい

610名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:28:53 ID:Zsschkno
「それでは背中を洗っていきます」
泡だてられたタオルが背中を擦っていく
「この背中にみんなを背負っているんですね」
サラトガは洗っている時につぶやく
「大きな背中だけど、みんなを背負うにはちょっとだけちっぽけ」
ちょっとだけ、手が止まる
「だから……耐えられそうにない、そういう時こそ…私たちを頼ってください」
なんだか、むず痒い言葉だけど、心に響く
「流しますよ」
でもやっぱり恥ずかしい

「先に上がってますね」
あ、本当に背中流すだけなんだ……い、いや、変な期待なんて……

611名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:30:25 ID:Zsschkno
寝巻に着替えて部屋に戻るとサラトガはパジャマに着替えベッドに腰かけていた
「その格好は……」
「はい、今日は一緒ですよ」
一緒?いや、いくらなんでもそんな……

「でも寝る前にやるべき事があります」
「それは?」
「マッサージです、ベッドに横になってください」
そう促されると素直に従うことにした

612名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:31:41 ID:Zsschkno
ベッドにうつぶせにされサラトガの重さが背中上の方から心地よく掛けられていく
「だいぶ、凝っているようですね」
ううっ、んふっ、あっ、あー
ツボを刺激されると声が漏れだし、強ばった筋肉が少しずつ解されていくのを感じる
「良いみたいですね……」
脚の方まで行くと痛みと快感が同時に襲って来て喘ぎが呻きに変わってくる
あぐうっ、うっ、うぐっ、ぎいっ
「やあめっ、てえぃ」
「痛いと言う事は効果があると言う事ですよ、我慢してくださいね」
痛い部分を揉まれるたびに血液が巡っていく、血行が良くなっているようだ
「はい、仰向けになってください……最後は足の裏……覚悟してくださいね、行きますよ」
サラトガが少しだけ意地悪な笑みを浮かべた気がした
ぐぁぁぁぁぁぁーっ
翻弄されるしかなかった

マッサージが終わるともう提督はぐったりしていた
「体はすっかりほぐれたようですね」
体全体が心地よい疲労感に包まれもう力が入ってこない感じだ

613名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:32:35 ID:Zsschkno

さて、いよいよサラトガが毛布を纏い入るように促してくる
「今日はもう十分で…」
「ふふっ、それは駄目です」
「でも…」
「私が提督と居たいんですよ」
ここまで言われちゃあどうしようもない、観念してサラトガの待つ毛布に入った

「電気を消しましょうか」
明かりが消され代わりに少し暗いランプが灯される、その光は少しだけやわらかく感じられる

614名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:33:27 ID:Zsschkno
ベッドに二人並ぶと疲れからか、次第に眠気が襲ってくる
「それじゃあおやすみ……」
「まだです」
「えっ」
「まだ、提督の心が残っています」
心?
「悩みを、とても大きな悩みを抱えていますね、提督」
悩み、それは
「どうか、サラだけにお教えください」
「……どんなことでも?」
「私はシスター・サラ、今はあなたの為にどんな事でも一緒に分かち合いましょう」
「シスター?」
「はい、かつてはそう呼ばれる事もありました」
「懺悔?」
「そういうものです、何でもおっしゃってください」
暗闇の中に静かな笑みが照らされていた

615名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:34:53 ID:Zsschkno
「今だけは、なにも考えずに、サラの子で居てください、提督」
「よく……よくわからない」
「ただ、思った事を言っていただければ結構です、それが今必要な事ですから」
サラトガはこちらをじっと見つめてくる
じっと見つめられるのが恥ずかしくて目を外したい、でも目を離せない

「迷えるサラの子よ、あなたは今どうしていますか」
サラトガは優しく問いかけてくる
提督はたどたどしく言葉を紡ぐ

辛さ、悲しみ、不安、怒り、悩み、とにかく思いつく事を全て
その一つ一つに相槌を打ちいつの間にか抱きしめられていて頭を撫でられていた
心の内を吐き出すごとに声が震えて目頭が熱くなる

そして最後に夢の事
サラトガは全部受け止めてくれた

616名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:35:48 ID:Zsschkno
「提督も皆と同じ事を感じてらっしゃいますのね……」
「みんなと、一緒?」
「艦娘は誰しもが沈む事を恐れています、提督も艦娘と同じ怖さを感じているのです」
「……」

「皆も提督の事を信じてくれています、提督も艦娘たちの事を信じてあげてください」
「俺に、ちゃんと…出来るかな」
「艦娘たちと一緒の事を考えられる提督なら、絶対、大丈夫です」
静かに優しく頭を撫でられる、撫でられていると背中がぞわぞわして喉から呻き声がひり出される

617名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:36:43 ID:Zsschkno
背中から手を外される
「ちょっと失礼します」
サラトガはパジャマのボタンを一つ一つ外して行く

ばるるん

パジャマに抑えられている大きな大きな胸が解放される
やはりと言うべきか圧倒的な存在感にただただ目を見張る

「お好きに使いください」
「好きに?」
「はい」
「……もっと脱がしても?」
「はい」
冗談のつもりだったが下着を脱がせる許可が出てしまいブラジャーが外されていく

ぶるん
暗くてよく見えないが、それでも大きめである事が分かる乳首に吸いついた

618名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:37:39 ID:Zsschkno
「あっ」
嬌声が漏れる
「もう……しょうがない子ですね」
そう言いながらも自分の乳を吸う子供をあやす様に頭を撫でる

母乳が出る訳ではない、味があるわけでもない
でも、何故か甘い、とっても甘い、サラの乳を吸っているとなんだか頭がぼんやりしてくる
「何も考えないでください、ただあるままに……」
サラトガは提督の背中に手を回して抱きしめてきた

乳を吸いながら抱きしめられつつ頭を撫でられていると何故か体の震えが止まらない

619名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:39:00 ID:Zsschkno

心が痛い

不安が、疲れが、責任が、悲しみが、悩みが心を締め付けている

痛い、苦しい、誰か、誰か、助けて

サラはここにいますよ

ああ、サラトガがそこに
心の痛みに溺れそうになりながら藁をもつかむ思いでサラトガの体に抱きついた

心に食い込み縛り付けていたものが優しくほどかれる

心を押し潰しそうになっていてどこかにせき止められていたものが氷解して目から溢れてくる

「いい子ですね………」

提督は子供のように胸に顔を埋めてサラトガの体の甘い匂いを胸一杯に詰め頭を撫でられながら嗚咽した
いつまでもいつまでも

620名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:39:42 ID:Zsschkno

果たしてどれ程の時間が経ったのだろうか
涙は収まり体の震えも止まっていた
「すっきりしましたか?」
心を縛り上げ絡めとられていたものも全部取り除かれている
静かに頷いた

「私達艦娘が休む必要があるように、提督も少し休む必要があっただけです」
「ただ、やり方が分からなかっただけ」
ずっと一人で抱え込もうとしていたんだ

「おやすみなさい、提督」
甘い声と共に静かに優しく頭を撫でられるととてつもない疲労感と眠気が襲ってくる
泣き疲れた、かな

〜♪
どこの歌だろう、頭の中にサラトガの歌が響くと
素直に甘えさせまいとする余計な大人の意志が融かされ子供は静かに眠りに落ちていった

621名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:40:15 ID:Zsschkno
被弾、損傷、大破
なおも敵の攻撃は途切れない

回避困難、命中

「な、なんで、私、私……」
誰かが沈む
また、助けられない
何も出来ない
俺は、

「掴まって!」

沈んでいくはずのものに手が差し伸べられる

「大丈夫です、提督」
沈むはずだった艦娘を引き揚げながら救いの手の主がこちらに振り替える
サラトガだった

「サラはいつでも見守っていますよ」

622名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:41:10 ID:Zsschkno

ここはベッドの上
隣でサラトガが眠りながら手を繋いでくれている
気づいた、また、あの夢だ
でも今度は誰も沈まなかった
心は、穏やかだ

もう大丈夫だ、ありがとう



まだ外は暗い、もう少し、眠ることにしよう

623名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:42:06 ID:Zsschkno
ああ、スッキリした
朝日が眩しい
こんなにぐっすり眠って晴れやかな気分になるのは久しぶりだ

「おはよう」
「Good Morning,提督!爽やかな朝ですね!」
サラトガは先に起きて調理をしていたようだ

「Morningの用意ができますから、待っていてくださいね」



「ごちそうさまでした」

「もう大丈夫ですね、提督」
「……本当にありがとう、助かったよ、サラトガ」

624名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:42:47 ID:Zsschkno
……?
何だかサラトガは不服そうだが……

「折角なら……サラとお呼びください」

ああ、そう言うことか

「ありがとう、サラ」
「提督が元気になって何よりです」

「片付けは俺がやるよ」
「ありがとうございます、ではサラもご一緒に」

しかしこうして二人並んで片付けをすると……
あー、いいなぁ、なんかいい

「何だか楽しそうですね、いい事でもありましたか」
そう言うサラだって随分とニコニコしている

625名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:43:27 ID:Zsschkno

「そろそろ今日の業務を始めないとな、よし、サラ、今日の秘書艦を頼むよ」
「Wow!お任せください!」
今日も一日頑張れそうだ

トントン
片付けも終わり部屋から出ようとすると扉が叩かれる
「提督、調子はどうだ」
長門だ
「Good Morning、Nagato。」
「サラトガ、見かけないと思ったらここにいたのか」
「長門か、おはよう、昨日はありがとう、今出る所だったよ」

「そうか、ならば他に……今日は随分と顔色がいいな、何かあったのか」
「サラのお陰だよ」
「サラトガがか?あんなに思いつめていたのに……一体どんな秘策を?」
サラはからかう様に笑いながら言う
「提督と一緒にお風呂に入って一晩お休みしただけですよ」

626名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:44:33 ID:Zsschkno
「提督と……お風呂に入って……一晩?……ああ、だからここにいて……」
頭の中でピンとこなかった長門がようやく意味が繋がったか慌てて取り乱す
「……なっ、いやっ、サラトガのっ、着任だって、さっ最近で、そっ、そこまで……そんな大胆な……私だって……」
おーおー乙女の顔が真っ赤になる、なに考えてるんだか、いやそう間違ってもいないか

「お前が思っているようには進んでないから安心しろ」
別の方向には駄目な位に進んだけど
「ほっ……い、いやっ、安心などしてないぞ!そんな減らず口を叩けるならもう大丈夫だな!」
「提督もNagatoさんも似たもの同士ですね」
「「なっ、何ぃ」」

「それで用ってのは」
「そうだ、そろそろ艦隊演習を行う艦娘を決めないと準備が間に合わないからな、折角だしサラトガはどうだ?」

「いや、今日は駄目だな」
「ごめんなさい、サラは執務室勤務なんです、また今度ね」
「何っ!昨日の今日で……やっぱり……いや、不肖の提督だが、だからこそよろしく頼む」
「はい、お任せください」
「お前は俺のかーちゃんか」

鎮守府の一角から少しずつ活気が取り戻されていった

627名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:45:07 ID:Zsschkno
終わりです

サラトガはね、エロくて甘やかしてくれるんですよ(脳内妄想調べ)
だからダメ提督になってもいいじゃないの
にんげんだもの

628名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 01:53:23 ID:tU0npxPM

サラトガママあ…

629名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 10:32:18 ID:gKL9qPBg
提督を性的に吸い尽くそうと襲いかかってくる大所帯艦娘(>>594の面子)から逃げながらイベントクリアとか任務達成を目指すストーリー。

630名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 17:23:01 ID:s742D9Gs
>>627
乙です。次回作はサラには負けじと提督に挑むも
似た者同士で却ってお互い疲れが溜まる、長門かーちゃんの番ですか。

631名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 20:25:07 ID:e6orlMuo
>>627 乙トガ
続くと嬉しいな

632名無しの紳士提督:2017/02/12(日) 21:22:29 ID:gKL9qPBg
乙です。アメリカンママは強し。

633名無しの紳士提督:2017/02/13(月) 11:22:55 ID:YSnYinXA
レ級がイベントボスになった。これで提督がレ級にレイプとか強姦されても誰にも文句は言われない。

634名無しの紳士提督:2017/02/13(月) 20:51:55 ID:.RsnkFSA
>>627
乙なのねー

無粋を承知で言わせてもらうと、サラトガの愛称のシスターって修道女じゃなくて「mademoiselle」とか「Yo! brother!」的な意味だとか
それはさて置き、神職で懺悔と来るとあのネタが頭を過ぎる人も少なくなかろうて

サラトガ「祈りなさい…」

懺悔して赦されるかどうかは知らない

635名無しの紳士提督:2017/02/14(火) 10:11:58 ID:VBW2.sqQ
もう加賀さんでチョコを湯煎したり、加賀さんを直接チョコで塗装したいなんて言う人は絶滅してしまったのかな…

636名無しの紳士提督:2017/02/14(火) 19:36:54 ID:XBeZW8mg
ここは無難にその気になる薬がたっぷり混ぜられたチョコで我慢しましょうよ

637幼妻大鯨ちゃん:2017/02/14(火) 20:21:37 ID:hKXGpKPo
バレンタインデーなので非エロですが投下します

638幼妻大鯨ちゃん:2017/02/14(火) 20:22:26 ID:hKXGpKPo
2017年2月14日。今年もバレンタインがやってきた。

「て・い・と・く♪」

耳元で脳を蕩けさせるような甘い声が響いた。

「はい、大鯨からのチョコレート、どうか、受け取ってください」
「サンキュッ」
「あ、ありがとうございます!」

俺がチョコを受け取った事をとても喜んでいた。
俺が彼女のチョコレートを受け取らないわけなんてないのに……

「よかったぁ……あなた、少し前までインフルエンザで体調不良でしたから、
 もしそういう気分にならなかったらと思って……」

そうか、俺が体調悪くて何も食べたくないんじゃないかと心配して
俺がチョコを受け取ろうとしない事を恐れていたのか。

「心配しないでくれ、俺はもう元気だ、大丈夫」
「そうですか、良かったぁ……」
「ふふ、君の笑顔を見ているともっと元気になるよ」

笑顔に限らず彼女のどんな表情も俺に喜びを与えてくれる。
言ってしまえば暗い表情も怒った表情も悲しげな表情もだ。
もっとも、それらは全て俺への否定的感情がない事が条件だが。

「それにしても大変でしたね」
「まさかインフルエンザにかかるとは思わなかったよ」
「豆撒きしなかったせいかもしれませんよ」
「俺は先祖が鬼退治したらしいから豆撒きは不要だ。
 まあそれを知ったのは節分の翌日だし、
 先祖が鬼退治したといっても子孫は日本にたくさんいる。
 俺よりも君の方が先祖も家柄も何もかも立派だ……」

艦娘はいろんな境遇の娘がいる。裕福でない家庭の出もいるが
いいとこの出のお嬢様も多い。彼女も相当な名家の出だ。
俺は基本的に相手を家柄を気にしないタチだが時々相手が高いとへこむ事がある。

「そんな事言わないでくださいよ。家柄とかそういうのは関係ありませんって。
 私はそういう事は気にしませんよ。
 それよりそうやって暗くなってるとまたぶり返しますよ」
「そうだな、変なところで気落ちしていられない。しっかり気を持たなきゃな」
「あなたは変な所で暗くなる事多いですから、しっかり」

俺はいつもそうだ。変な所で気にしたりするタイプだ。

639み・る・き・い 幼妻大鯨ちゃん:2017/02/14(火) 20:23:06 ID:hKXGpKPo
「それよりも、これからはちゃんと健康管理に気を使ってくださいね」
「うがい手洗いはきちんとしていたのにな」
「ワクチンうったほうがよかったですよ」
「いやぁ、そうしなくても大丈夫って思ってたからさ」
「もう……今度からは気を付けてくださいね」
「すまなかった……みんなにも心配掛けてしまったな」

俺は猛省した。体調崩したせいで作戦にも支障をきたしかけ、
新たな潜水艦娘と面談することもできなかった。
今以上に気合を入れて頑張らないと。

「ところでこのチョコ食べていいか?」
「どうぞ」

俺は一応許可をもらってチョコを食べた。
彼女の作るものだ。マズいはずがない。
このチョコはいままで食べたチョコとは一味違う。
いうなれば……ん?

「どうかしましたか?」

訝しがった俺を彼女が心配そうに見ていた。
このチョコのどこかで味わった事があるような味わい……
……まさかね。

「……なあ、このチョコさ……君の…アレを入れたのかい……?」

我ながらストレートに、でもオブラートに包んで訪ねた。

640み・る・き・い 幼妻大鯨ちゃん:2017/02/14(火) 20:23:37 ID:hKXGpKPo
「……はい、私のお乳を入れました……」

彼女はもっとストレートに答えた。

「今しかこういう事できないと思って……気に障りましたか?」
「いや、別に。君の愛情が伝わってくるよ」
「……よかった……」

彼女はとても安堵した表情だった。
普通は母乳なんて入れられたらいい気がしない人もいるだろうが、
俺はそこら辺は全然気にしない。他に気にしなくていい事を気にしながら、
こういう普通は気にするような事を気にしない。
どうして彼女の母乳の味がわかるのかって?
まあ夜戦とかしててそういう機会もあったんだよ。

「なあ……君の胸に直接顔をうずめさせてもらえないか?」
「え……?……いいですよ……」

彼女は少し戸惑いながらも上着を脱ぎ、胸をさらけ出した。
俺はその胸に直接顔をうずめたのだった。
あったかくてやわらかくて……なんだか安心できる。

「珍しいですね、こんな事…」
「今までウイルスを移す心配があって人に触れられなかったからな。
 人の温もり……今の俺が一番欲しいものだ」
「……どうぞ、好きなだけ私を感じてくださいね………子守唄、聞きます?」
「君の子守唄が聞きたいな。今は寝なくてもいいけど、でも聞きたいよ」
「そうですか、では歌いますね」

チョコよりも甘い彼女の子守唄を聞きながら、俺は彼女の柔らかさと暖かさに包まれ、
俺は久々に感じる人の温もりに包まれながら眠りについたのだった……


―終―

641幼妻大鯨ちゃん:2017/02/14(火) 20:25:22 ID:hKXGpKPo
以上です
今回は久しぶりにインフルエンザにかかってあまりうまく練りこめませんでした
インフルエンザは移るとこわいですから人との接触もできません
まあ自分には触れ合いたいような存在はいませんが……

それでは

642名無しの紳士提督:2017/02/15(水) 19:00:29 ID:ASsOEUjQ
乙です
>俺は久々に感じる人の温もりに包まれながら眠りについたのだった……

翌朝は色々と回復してそうで

643名無しの紳士提督:2017/02/15(水) 20:13:10 ID:iGYe4aSc
たった一文字変えれば意味が変わる。

鈴谷「鈴谷、褒められると伸びる子なんです」

鈴谷「鈴谷、ハメられると伸びる子なんです」

644名無しの紳士提督:2017/02/16(木) 06:33:23 ID:n4nG3xIs
>>643
沈→孕にすると非常にエロ同人みたいな世界になる

山風「嫌だよ!あたし孕みたくない!嫌だからね!」
山風「あなたも…孕めば?」

ヤバい

645名無しの紳士提督:2017/02/16(木) 11:29:55 ID:bTvi2CpQ
>>644

霞「孕みなさい!」
不知火「孕め…孕め!」

提督って男なのに赤ちゃん産めるんだ(錯乱)

646名無しの紳士提督:2017/02/16(木) 14:48:44 ID:PZSbTf62
>>644

山雲「孕むのかなぁ……朝雲姉ぇ、来ちゃ、だめだからねー……また、ねー」

なるほど、確かにエロ同人だ。それもかなり鬼畜ものの。

647名無しの紳士提督:2017/02/16(木) 14:57:47 ID:JzlXe1wQ
ビス子「いいのよ、もっとハメても」

648名無しの紳士提督:2017/02/16(木) 19:08:26 ID:bTvi2CpQ
>>647 涙が出てくる

649名無しの紳士提督:2017/02/16(木) 19:36:35 ID:JzlXe1wQ
>>645
もしかしたら、男の子として造された苛立ちを、女性提督の熟れた肢体で発散する不知火くんかもしれないだろ。

650名無しの紳士提督:2017/02/16(木) 22:54:58 ID:bTvi2CpQ
>>649 危険日&その後の結婚前提で騎乗位でヤってるというシチュも忘れないで。

651名無しの紳士提督:2017/02/17(金) 00:27:58 ID:NcbI3A8s
「雪風は孕みません」
自分は艦娘である、艦娘とは戦うだけに生きる存在でありそれ以外の事はする事は出来ない
もし艦娘の中に心があり恋に落ちたとしてもどんなに愛し合おうが求め合おうが望もうが人と艦娘の間には絶対に子を成す事が出来ない
そんな悲しき存在であることが込められている言葉である

もしくは

生理がまだなだけである

652名無しの紳士提督:2017/02/17(金) 00:43:40 ID:c4oKBsUE
夕立「夕立ってば結構がんばったぽいー?提督さん、ハメてハメて〜!」

エロをあんましオープンにやるとエロではなくなるという例。

653名無しの紳士提督:2017/02/17(金) 01:32:54 ID:N5ybrFvs
何度デモ、何度デモ……ハメテイケ……!

孕ンダト、思ッテイルノカ?カワイイナァ

あれ?おばs…お姉さんってスケベ幸運艦?

654名無しの紳士提督:2017/02/17(金) 02:47:58 ID:c4oKBsUE
>>653 提督は気持ちいい、向こうは強い仲間が増える。まさにウィンウィンだな!

655名無しの紳士提督:2017/02/17(金) 23:31:16 ID:SpUF5AhI
如月と荒潮はエロというより色気よね
えっちシーン書くよりも日常的にあふれるエロいのが書きたいな、難しいけど

656名無しの紳士提督:2017/02/18(土) 09:29:59 ID:wtynSshk
>>655 大人びたエロス、大人の怖さ、そして度量の深さ。そしてそれらが一見女子小学生の肉体に収められている。それが荒潮の魅力

657名無しの紳士提督:2017/02/18(土) 20:51:17 ID:wtynSshk
スレチかもしれんが、つむじ風の少女の作者さんってエロ漫画も書いてたのね。

658名無しの紳士提督:2017/02/18(土) 22:06:33 ID:ySCZqzRk
本職エロ漫画家なんだが

659名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 00:18:18 ID:sSajyt5I
去年生誕100周年に間に合わなかったものを今になって供養のために投下します。

660名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 00:22:11 ID:sSajyt5I
俺が提督なんてものを目指すようになったきっかけの話。
まだ、確か高校生になってすぐの頃だ。
 
時化はじめた沖合で、俺は小さなボートで流されていた。
経緯は省く。それはどうでもいい。肝心なことは、俺は海外で、現地でできた友人数名と一緒にいて、
そこで乗った船が深海棲艦の攻撃を受けて沈み、俺と生き残った友人とで救命ボートに揺られていたという事だ。

今も昔もそうだが、深海棲艦対策に十分な戦力を投入できる軍は少ない。
元々潤沢な予算がないような国にあっては、領海全てをカバーできないという事は珍しくなかった。
深海棲艦狩りは可能な限り行われていたが、そういった国では艦娘だけでなく通常艦艇も払底しても如何せん数が足りない。

そんなある時、航路を外れた船が深海棲艦の攻撃を受けた。

何故航路を外れたのか、今ならその理由もよく分かる――あまり民度も治安もよろしくない国では珍しくもない理由だが。
とにかく、俺は誰もいない海の上に投げ出されていた。救助が来るなどとは到底思えない、暗い海の真ん中に。
もう一人、一緒にボートに乗っていた友人が、恐らくもう助からない事は、当時の俺にも分かった。
彼は夥しい出血をしていて、もう意識もなかった。
そして、俺もすぐ彼の後を追う事になる――と、その時は思った。水平線の向こうに人影が見えた時には。

その時の恐怖については実際に体験するより他に理解する方法はないだろう。
俺はパニックになってボートを動かそうとしたが、荒れる波間にあって人一人に出来ることなどたかが知れている。
人影はみるみる大きくなっていって、最早その全身がしっかりと見えるほどだった。

ああ、終わりだ。俺はそれを理解した。腰が砕け、へたり込んだ。
こんな寂しい、誰もいない海の上で、人知れず殺されるのだ。その現実に押し潰されそうになっていた。

661名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 00:25:04 ID:sSajyt5I
「こちら……艦隊。……。要救助者二名を発見。共に十代男性と思われる。一名は出血多量、呼吸無し、意識なし」
ぼんやりと空を見上げていた俺を、その人影がひっぱり起こした。

「君、怪我はない?大丈夫?私が分かる?」
その問いかけに、俺は無意識のうちに返事をしたのだと思う。
「もう一名、意識有り、呼吸あり、脈拍異常なし、目立った外傷なし」
そっと脈を取った彼女の手は、とても柔らかくて、温かかった。

(ああ、助かったんだ)
それを理解した瞬間、俺は泣き出してしまった。
彼女はそんな俺を実年齢よりずっと下だと思ったのだろう。もしかしたら、俺が童顔だったのもあるかもしれない。
くしゃくしゃと俺の頭を撫でると優しく笑って言った。
「大丈夫。お姉さんを信じて」

それから先はよく覚えていない。
気が付いた時には病院のベッドで寝かされていた。
なんでもあの後すぐに意識を失った俺を、その艦娘が担いで病院まで連れて来てくれたそうだ。
どうやら俺が見た目以上の重傷を負っていたと思ったらしく、
血相を変えて飛び込んできた彼女は俺の意識が戻ったと知るや否や、名前も所属も言わずに去って行ったという。

結局、その艦娘が誰だったのかは分からない。俺の記憶にある彼女も、不思議と顔が思い出せない。
だが、この時の経験が、俺を今の道に向かわせた。
幸いと言うべきかなんというべきか、万年人手不足は当時から変わらなかった。
高校卒業と同時に志願した俺は、名前さえかければ受かるとまで言われた試験を当然ながらパスし、それから訓練を経て提督になった。

662名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 00:28:15 ID:sSajyt5I
俺のような若い提督も珍しくないが、そうした提督が最初にぶつかる課題に俺もまたご多分に漏れずぶつかることになった。


それは、艦娘の扱い方だ。


それも、戦艦や空母のような、年長者の艦娘の扱い方には特に気を遣った。
誤解が無いように付け加えておくと、彼女達に気難しい所はない。
皆経験不足の若い提督にも、誠実に、そして従順に従ってくれる。
だがそれ故に、多くの若い提督は――勿論、その殆どは部下など持つのは初めてだ――彼女らの扱いに戸惑うのだ。

駆逐艦や軽巡の艦娘ならば、まだそうはならない。
彼女らは皆外見年齢でも年下なのだから。
だが戦艦や空母となればそれが通じない。初めて接する年上の、大人の女性にどう対応していいか分からない者が大半だ。


そして俺は今、その大人の女性な艦娘と、同じ布団の中にいる。


これについても、詳しい経緯は省く。大事なのはそこではない。いや、そこも大事なのだが、もっと大事なことは目の前にある。
俺の思い込みでなければ、彼女は、我が艦隊の最初の戦艦である伊勢は、
昼間と違って俺を提督ではなく、一人の男として扱っているという事だ。

「あの……、伊勢さん……」
戸惑いを隠さずに呼びかける俺に、彼女はニッと笑って答える。
「大丈夫ですよ。楽にしていて」
既に艤装を外している彼女は、慣れた手つきで布団の中に手を突っ込み、俺のズボンを這い上がってくる。
「いや、あのっ、俺はこういうのは……その、初めてで……」
情けない告白。だが事実だ。
そして逃げ口上でもある――情けないのはこっちの方かもしれないが。

663名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 00:32:27 ID:sSajyt5I
「気にしないで。皆誰でも最初は初めてですよ」
彼女は気に留める様子もなく、ベルトを外してズボンの中に手を入れている。

「あっ、それとも……」
不意に彼女の手が止まる。
「せっかくの初めてだもの。私なんかより他にいい娘がいるか」
「えっ、あっ、いや。そういう意味では――」
慌てて否定する俺を、彼女はクスクスと、おかしそうに笑っている。

「ごめんなさい。ちょっとからかってみただけです」
「えっ、からかってって……」
「ごめんなさい。だって、反応が可愛かったからつい……ね?」
可愛かったから。結局俺は、まだ子ども扱いという事か。
そんな俺の思いは表情に出ていたのだろう。
「提督の事は、皆信頼しています。でも……ううん、だからかな。ちょっとちょっかい出したくなるんです」
そう言って少し悪戯っぽっく笑う。

「信頼……か」
言われた言葉をそのまま、再確認するように呟く。
彼女らが俺を信頼してくれているならば、一層ここで彼女と関係を持ってはいけないように思う。
それはその信頼を裏切る行為な気がしてならない。
自分を上官として見てくれている彼女らを女性として見てしまう事に、俺はどこか不誠実と言うか、背徳感を感じていた。

頭ではそう思っている。理性はそうやって維持している。

だが、体は正直だ。
彼女に欲情していないと言えば嘘になる。俺は以前、たった一度だけ彼女で――。いや、よそう。

「少し……羽目を外してもいいんですよ?」
またぐらの間で、伊勢は自ら胸元をはだけさせた。
薄暗い部屋の、僅かな明かりの下に黒いインナーが露わになる。
そのまま俺の腹の上に乗りあげるようにしてにじり寄ってくる。
その目は熱っぽく潤んでいた。

「いや……、いや。駄目だ。俺は、俺は提督として、皆の上官として――」
「提督!」
後ずさった俺を繋ぎとめるように、彼女は俺を呼ぶ。
先程までのからかうような笑顔ではない、真剣な表情。
暗がりの中で俺がそれを認識するとほぼ同時に、もう一度笑顔に戻る――今度は相手を慮る優しい微笑み。

「……余計なお世話かもしれません。失礼なことかもしれません。でも、私達はあなたが心配なんです」

664名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 00:36:03 ID:sSajyt5I
あなたが心配。こんなことを言われたのは初めてだった。

だが心当たりがあるかと言えば、正直な所全く思い当たらない。
普段の指揮のことを言われているのであれば、それは確かにまだまだ未熟な所もあるだろう。
彼女達を危険な目に遭わせる訳にはいかない。日々そう思ってはいる。
そのために最善、もしくは次善の策、もしくは最悪ではない判断をしてきたつもりだし、今後もそうしていくつもりだ。


幸運なことに、今まで失った娘は一人もいない。


だがそれでも、自分が完全に一人前と思ったことはない。
まだまだ俺は未熟だ。彼女達から信頼されるためにはもっと頑張らないといけない。


今日まで常にそう自分に言い聞かせてきた。


もし、指揮の事で彼女達を不安にさせる要素があるなら、それは勿論改善しなければならないだろう。
だが、仮にそうだとしても、今の彼女の行動とはどうしても結びつかない。
そんな未熟な俺が、あろうことか自身の艦娘を性的な目で見るなどもっての外だ。

「心配……?いったい何が?普段の指揮の事なら改善すべき点があれば教えて――」
そこまで言った時、彼女の人差し指が俺の唇に触れた。
彼女は小さく首を振る。
「そういう所」
「えっ?」
「提督がすごく頑張っていることは知っています。私達より若いのに立派だなって思います。
でも提督は、二十四時間理想の提督でいようとしているようで、悲しい事も辛い事も、
個人のあらゆる感情を任務が終わってもそのまましまい込んで……。それが心配なんです」

有難い事だと思った。世話焼きにも思えるが、それだけ身を案じてくれる人というのは貴重だ。

だが、そうであればあるほど、こんな事はしてはならない。
俺はそれを徹底しなければならない。
彼女達にそれをしてしまうのは、それは彼女達の信頼を壊してしまう行為だ。

665名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 00:39:07 ID:sSajyt5I
勿論俺も男だ。そういう欲求が無い訳ではないし、今目の前にいる彼女には強く惹かれる部分があるのも事実だ。
だからこそ、それは己の中だけで終わらせなければならない。

「だがそれは、今回の……こんなことと、どういう関係が――」
「提督、その、盗み見る気は無かったんですが……」
彼女は一瞬ためらう様にちらりと俺の目を見た。
何を言うつもりなのか、ほんの一瞬だけ、第六感とも言えないような微妙な予感が脳内を走った。

「以前……私でその……抜きましたよね?」
その表情は、先程と何ら変わらない穏やかで優しい笑顔のまま。
だが、それと向かい合っている俺の顔は、恐らく凍りついていただろう。

「その……、それで……提督、いつも押さえ込んでばかりはよくないから……私で良ければ……」
その先を彼女は言わなかった。
しばらくの間、沈黙が辺りを支配していた。
もしかしたらもう夜が明けて日が昇りはじめているかも知れない。体感的にはそれぐらい経って、ようやく俺は口を開けた。
「――いや、それは……。だけど――」

しどろもどろの弁解は、柔らかく湿った彼女の唇によって中断した。
「ん……っ」
「んん……」
お互いの唾液が音を立て、驚いて開かれた俺の歯の隙間に、彼女の舌が滑り込む。
その気になれば突き放せる。

「ぷは……っ、これでも嫌?」
結局彼女が離れるまで、俺はされるがままにしていた。
その気にはならなかった。

それでも理性――或いはそれを失う事の恐怖心――は最後の抵抗を絞り出す。
「……もう止めよう。やはり駄目だ、伊勢さん――」
言いかけた言葉は再度中断された。
彼女は俺の耳元に静かに顔を寄せ、温かい吐息と共に俺に語りかけた――いつもの提督という呼び方ではなく、俺の名で。
「私は貴方としたいんです。提督ではなく、貴方と」
俺の胸元で彼女はにっこりと笑った。

「……やっぱり駄目?」
返事は、もう一度の接吻だった。
今度はこちらから彼女の口の中に舌を挿しこむ。
二人の舌を絡ませ、くちゅくちゅと音を立てて互いの唾液を行き渡らせ合う。
彼女の腕が俺の肩に回り、俺は彼女の両肩を強く掴む。

もう止まることは出来ない。

666名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 00:42:04 ID:sSajyt5I
彼女の舌を飲み込むように更に強く差し込み、その勢いのまま押し倒す。
「ぷはっ、伊勢さん……」
「……呼び捨てで良いですよ。任務中みたいに」
そう言われて少し躊躇した俺に、彼女は悪戯っぽい笑顔を浮かべる。

「その方が雰囲気出ます」
彼女はそう言いながら自分の手でインナーをまくり上げ、形の良い乳房をこちらに差し出している。
肩を掴んでいた両手を少しずつそちらの方に移動させていく俺。

彼女はもどかしそうに呟いた。
「いいよ」
その一言で、俺の手はスピードを上げ、彼女の双丘を包み込む。
柔らかくて弾力のあるそれは、手に吸い付くように張り、それでいて加えられる力に素直に形を変える。
俺はその柔らかで心地よい塊をほぼ無心にこねくり回し、その手の動きに合わせて彼女が甘く切ない声を漏らす。

「んっ、あっ、あっ、ああっ」
汗ばみ、上気した彼女は美しかった。
思わずその姿に見とれてしまっていた。

「はぁ、はぁ……そろそろ、いいかな」
「えっ?何が――うわ!?」
彼女の手が、ベルトを外され既に引っかかっているだけになった俺のズボンをパンツと一緒に一思いに下げ、
すでに吊り上るように怒張しているそれをそっと包み込んだ。
そのまま彼女は上体を起こし、先程まで俺の手の中で動いていた乳房の間にそれを挟み込むと、左右から圧迫して擦り始めた。

「なっ、何を――」
「ふふっ、どう?気持ちいいですか?」
その温かく柔らかい締め付けは、俺の一物を包み込み、揉みしだいて、その動きの度に津波のような快楽が押し寄せる。

言葉でなく行動で示せとはよく言うが、こんな時にそれを実行する羽目になるとは。
既に限界まで大きくなっていたそれは、麻痺するような快楽の最後の一押しにより、たまっていたものを勢いよく噴き出した。
たくし上げられた彼女の黒いインナーに白いそれが付着し、その上を飛び越えた一部が彼女の顔を汚す。

「あはっ!元気、元気!」
それでも彼女は嬉しそうにそう言って笑う。
顔に付いた白濁を細い指先で掬い取り、それをぺろりと舐めとった。

667名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 00:44:28 ID:sSajyt5I
「にが……、まあいいや。それじゃ、そろそろ本番いきましょう」
一瞬顔を歪めたが、すぐに気を取り直すと、しゅるりと衣擦れの音を立てて、一糸まとわぬ自らの下半身を差し出してきた。

「あの……」
ここまでの事をしておいておかしな話かもしれないが、むき出しになったその部分を、女性を見た時、俺は躊躇した。
彼女はそんな俺の心を見透かしたのだろう。

「大丈夫。お姉さんを信じて」

とろんとした目で少しからかうように笑いながらそう言うと、俺のまだ力強く怒張しているそれをちらりと見た。
「さあ、大丈夫です。避妊はちゃんとしているから」
その一言が決め手になったようで、ばつが悪い気もしないでもなかったが、それでも頭の中にもやがかかったような気分の俺は、
操られるように彼女の中に一物を挿入していく。

温かく、湿った彼女の膣内。少し沈み込むとそれに応じて一物をしっかりと包み込む。
「……っ、入りましたよ。さっ、やり方は分かっていますよね?」
答えの代わりに腰を動かすと、それが正解だというように彼女の口から短く声が漏れる。

動かしては声が漏れ、振動させてはまた漏れ、突きこんではまた漏れる。
「あっ、あっ、はんっ!あっ、あああっ!!」
動きに合わせて早く、大きくなっていくその声をBGMに俺はその強い締め付けの快楽を貪るようにさらに奥へと突っ込んでいく。

「あんっ!あんっ!あはぁっ!」
彼女の声が一際大きくなり、俺の動きに合わせて腰が小さく浮き上がる。
上気した肌とそこから流れ出る汗によって強烈な色香が放たれ、それが俺の理性を根こそぎ奪い取っていく。

「うっ……伊勢、伊勢!!」
「あっ、ううっ!うああっ!!……ああぁ……」
俺が限界に達し、彼女がそれにあわせてビクンと跳ね、それきりだった。
俺達は互いの荒い呼吸音だけが聞こえる中で、つながったまま同時に果てた。
溢れだした白濁が、シーツの上に溢れていた。

668名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 00:47:24 ID:sSajyt5I
それから少しして、俺は布団の上に一人で座っていた。
さっきまで隣にいた彼女は、今シャワーを浴びている。

「それじゃあ、お先にシャワー頂きますね」
全てが終わった後、まだ放心状態の俺に彼女はいつも通りの態度でそう言った。
あれだけの事をしておいて、先程までの嬌声ではなく昼間と同じ温和で穏やかな声。

天井を見上げ、先程までの事を思いだす。
夢の様だったとも思うし、夢にしては生々しい質感があったとも思う。

視線を下に戻す。
布団が乱れ、その先のシャワー室の前には、
さっきまで彼女に脱ぎ捨てられ足元に転がっていた巫女装束とインナーが畳まれて置かれている。
その向こうにぼんやりと彼女のシルエットが見えた。

その姿を見て、徐々にだが実感がわいてくる。俺は今日、つい今さっき、童貞を捨てた。
初めての相手は自分の艦隊の艦娘。彼女にリードされるような形だった。


“大丈夫。お姉さんを信じて”


彼女のからかうような、それでいて優しい声を頭の中で反芻する。
思えばあの日からずいぶん遠くまで来たような気がする。

あの日――時化た海の上で、死を覚悟した日。
荒波にもまれていた時、一人の艦娘が現れて、俺を救ってくれた。
その名前も知らない艦娘が、俺が提督になったきっかけだった。
ふと考える。名前も知らず顔も覚えてはいないが、もしかしたら俺は、その艦娘の事が好きだったのかもしれない。

あの時、死の恐怖から俺を救ってくれた艦娘。今も憶えている彼女の優しい声。


“大丈夫。お姉さんを信じて”
――うん?





669名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 00:50:34 ID:sSajyt5I
以上スレ汚し失礼しました。
伊勢お姉ちゃんに優しくからかわれながら筆下ろしされたいだけの人生だった。

こんなん書いておいて言う事じゃないですが
艦娘の実年齢とか気にしてはいけない(戒め)

670名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 01:20:02 ID:fAZouFcs
>>669
乙でしたー

???「そうですね。深く考えるのはやめましょう」
??「全くデース」

671名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 11:06:11 ID:hOQfz5B2
神風って日本屋敷に男の人を監禁したりしないのかな。

672名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 19:18:25 ID:N5bwqEpg
>>671 そんな独占欲強い娘じゃないでしょw

それよりも俺は繋がったまんま深夜の消灯後の鎮守府をうろつき回るというSSを書いてみたいよ。

673名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 19:40:18 ID:GztuUmRc
このスレの神風と春風はやけに攻め能力が高いからなぁ。

674名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 20:02:05 ID:bmoMMOok
>>669 乙でふ

675名無しの紳士提督:2017/02/19(日) 22:13:09 ID:HeHffYig
>>669
やはり伊勢はお隣に住んでいるお姉さん一番艦ですな

676名無しの紳士提督:2017/02/20(月) 09:13:22 ID:hSGxl0Ak
攻め風コンビ(神風と春風のこと)のSSを書きたいが、大の大人提督が攻められるのは個人的にアレなのでショタが攻められる話にしようと思う。
…と考えていたら鎮守府ってかなりショタを出しにくい環境ということに気づいてしまった件。

677名無しの紳士提督:2017/02/20(月) 10:09:05 ID:mSas7rfw
俺は提督の役割は艦娘との絆を育む事であり、執務能力は二の次(必要なら大淀さんが代行)であり、その才能があるなら出自年齢は問わない。としてるな。

678名無しの紳士提督:2017/02/20(月) 14:25:05 ID:x0CQDHN.
>>676 提督の息子を肉便器にするのはどうか?上官の息子を部下の女性が肉便器にするとか冷静に考えるとかなり世紀末だけど。

679名無しの紳士提督:2017/02/20(月) 14:43:33 ID:a8LHvxj6
>>678
この文脈における「世紀末」って、若い世代にはそろそろ通じにくくなってんじゃないかなーと思う今日この頃

680名無しの紳士提督:2017/02/20(月) 14:56:42 ID:mSas7rfw
吐き出す方なのに便器なのか(困惑)。

681名無しの紳士提督:2017/02/20(月) 15:13:57 ID:.Qu6Uo6g
>>678 ブラ鎮やってると報復で息子さんが夜中にレイプされんのか。少しだけ興味がある。

682名無しの紳士提督:2017/02/20(月) 15:36:07 ID:x0CQDHN.
>>680 じゃあ白ユンケル、夜の高速修復材。生白子(隼鷹・ポーラ向け)あるいは某貞操逆転漫画よろしく肉ガソリンスタンド。

683名無しの紳士提督:2017/02/20(月) 23:48:39 ID:mSas7rfw
チ○ポドリンクバーとかも、何かで読んだな。

684名無しの紳士提督:2017/02/21(火) 02:02:11 ID:S1t4flBY
ヒトミちゃんとイヨちゃんの初めての「お客」になりたいだけの人生だった
いつものように「掲示板」をチェックしていると、双子の姉妹の掲載を見つけ、好奇心も手伝って早速会う手筈を整えたい
待ち合わせ場所に現れた二人はまだ存分に少女らしさを残しており、これは想像以上の当たりを引いたと内心ガッツポーズをとりたい
お互いの身元を確認してから、早速「休憩」と洒落込み、まずは二人の事を聞いてみると、なんでもクラスメイトから簡単にお金を稼ぐ方法があると聞き、年頃らしくお小遣いの少なさに喘いでいたため興味を持ったと聞いて若者の性の乱れに感謝したい
それにしても二人ともこんな事に慣れている風には見えないけど、と聞くと、二人とも「お客」を取るのはこれが初めてらしく、姉のヒトミちゃんが少し不安げな一方でイヨちゃんは好奇心を抑え切れぬようで、双子と言っても性格は違うようだと実感したい
でも嫌じゃないの、好きでもない人とするなんて、と聞くと、何やらイヨちゃんが得意そうな笑みを浮かべ、「勝負をしよう」と提案してくるのを聞いて首を傾げたい
なんでもクラスメイトから、口でするだけでもお金を貰えると聞いて、二人で一緒にすれば絶対口だけでも満足させられるよと太鼓判を押されてその気になったイヨちゃんに引っ張られるようにしてヒトミちゃんも付いて来たらしく・・・悪魔の囁きが脳裏を過ぎるのを感じたい
勝負の条件は、二人一緒に口でして時間内に満足させられれば二人の勝ちで、提示されたそれなりの金額を承諾するとともに、こちらが勝ったらどうするのか聞くと、それは考えていなかったようで、その場合はこちらが満足するまで二人に付き合って欲しいと提案して承諾され、「計画通り・・・!」と内心ほくそ笑みたい
着替えてくるという二人を見送ってしばらくすると、揃いの水着に着替えて戻ってきて、どうしたのと聞くと二人とも水泳部に入っており、これなら汚れてもすぐに洗えるからと笑うのを見て、どれだけ洗っても匂いが取れなくなるぐらい汚してやろうと決意したい
ベッドに腰掛けた前に膝立ちになって、得意そうに笑いながら「先っちょがふやけて味がしなくなっちゃうくらい、タップリしゃぶり抜いてあげる♪」とイヨちゃんが宣言する横で、ヒトミちゃんが緊張しながら「し、失礼します」とジッパーに手を伸ばすのを眺めたい
窮屈なパンツから解放された主砲は、はち切れんばかりに硬く張り詰め、腹に届きそうなほどに反り返っており、二人の「お、おっきぃ…」「うゎ、すご…」という言葉と驚愕の表情に更に硬度を増すのを感じたい
時間、なくなっちゃうよ?と言うと、二人とも我に返って、目配せをしたかと思うと竿に同時に顔を寄せてきて舐め始め、主砲を這う生温かい舌の感触を楽しみたい
自信満々の理由は、二人一緒という以外に、恐らくバナナか何かで「練習」してきたのだろうなと思わせる舌づかいを見せるも、やはり初心者にしては上手、という域を出ず、しかしぎこちなさと懸命さ、何より背徳感が最高のスパイスとなってくすぐるような快感を楽しみたい
制限時間の5分前になっても、いまだ満足する様子を見せないのに焦りを見せ始めたのを見て取って、わざと「もうそろそろ時間だよ」と余裕のある声で教えながら、二人の頭を教師であるかのように撫でてあげたい
髪を撫でた手でそのまま首筋や耳の裏をくすぐり、二人が身じろぎする様を楽しんでいるうちにタイムオーバーとなって、二人の唾液でてらてらと光りながら雄々しさを失わぬその様に、こんなはずじゃ…とうろたえる二人を見ながら、残念だったねとやはり余裕を失わぬ笑みで健闘を労いたい
それじゃ約束どおり、満足するまで付き合ってもらいたいんだけど、と口にすると、意を決したようにヒトミちゃんが「あ、あの!」と声を上げ、「満足するまで自分が付き合うから、イヨちゃんは許してもらえませんか?」と懇願されたい
自分が言いだしっぺだからと姉を止めようとするイヨちゃんに、私も止めなかったからと譲らぬ姿に姉妹の絆を見て…これは想像以上に楽しめそうだと脳裏で悪魔と小躍りを始めたい
ヒトミちゃんがそこまで言うなら、満足するまで付き合ってもらえるならいいよ、と言って、まずはベッドの隣に腰掛けるよう促したい

685名無しの紳士提督:2017/02/21(火) 02:02:46 ID:S1t4flBY
拳一つ分ほど空けて座ったヒトミちゃんの腰に手を回し、思わず硬直するのも構わず引き寄せ、幾つか質問するから答えてくれるかな、と尋ねたい
名前、年齢、学校名と学年と尋ね、淡々と答えるヒトミちゃんに、処女?と問い掛け、思わず赤面しながらも俯くのを満足げに見やりながら、腰からお尻を撫で回したい
消え入りそうな声で、そうです、と答えるのに、そうだよね、ヒトミちゃんの年ならまだ体験してない子の方が多いよねと敢えて口に出して、更に初めてオナニーをしたのはいつか、どのくらいの頻度でオナニーをするか、と聞きながら、膨らみかけの胸やその先でツンと主張し始めた乳首を撫でさすりたい
羞恥に堪えながらも気丈に答える様に感動を覚えながら、それじゃそろそろ始めようかと耳元に口を寄せてささやきながら、股間に指を潜り込ませ、本格的な愛撫を始めたい
少し湿り気を帯び始めたそこを優しく、しかしねちっこく隅々まで愛撫し、ヒトミちゃんが嬌声を押し殺しきれなくなってきたころを見計らって、声もなく見守っていたイヨちゃんに見えるよう足を開かせたい
弱々しく抵抗するのを強めの愛撫で黙らせながら、イヨちゃんにもよく見えるように指を大きく動かしてヒトミちゃんの秘所を愛撫し、わざと音を鳴らすように指を動かしたい
二人して顔を赤らめながらも、勝負に負けたという負い目から従う様に、言い様も知れぬ満足感を覚えながら、指をより一層激しく動かし、イヨちゃんの目の前で軽く絶頂を迎えさせたい
それじゃ次は本番だねと言いながら、肩を押してベッドに押し倒し、絶頂の余韻で息も絶え絶えなヒトミちゃんに覆いかぶさり、入れる直前、イヨちゃんの方を振り向いて、よく見ておくんだよと言ってから一気に挿入したい
幼く華奢な肢体に違わず狭いそこを、無理やり押し通るように体重をかけ、最奥まで届いたのを確認してから動きを止め、ヒトミちゃんの様子を窺いたい
先の痛みで破瓜の痛みも多少は減じたと見えるも、やはりきつそうなその姿に、しばらく動かさないから大丈夫だよと声をかけ安心させたい
すみませんと謝る彼女に、自然な流れでキスをしながら、水着の上だけはだけさせ、胸を露出させ、なだらかだが確かな膨らみが感じられるそこを指と舌で嬲り、ツンと自己主張する乳首を甘噛みして思う存分味わいたい
愛撫のおかげか少し落ち着いてきたのを見て取って、少し動かすよと声をかけてから一度だけ出し入れし、痛くない?と尋ねると、大丈夫です、と答えてくれたので安心したい
イヨちゃんを呼んで、繋がってる所を見るように言うと、やだ、恥ずかしい、イヨちゃん見ちゃダメと弱々しく抵抗するのを胸を愛撫して嬌声に変えさせたい
イヨちゃんの視線が注がれるのを感じながら、ほら、二人が負けた大人ちんぽが、ヒトミちゃんの子供まんこに入ってるのが分かるかい、と言って見せ付けるように腰をゆっくりと動かしたい
分かる…姉貴のここ、凄く広がってる…血も出て…と倒錯した状況に飲まれたイヨちゃんが口にするのを聞いて、それじゃ大人ちんぽに負けたらどうなるのか、よく見ておくんだよと言って本格的に動き始めたい
時にプレスするような激しいピストンを、時に最奥を塗りつぶすような腰の動きを、ヒトミちゃんの嬌声をBGMに披露したい

686名無しの紳士提督:2017/02/21(火) 02:03:23 ID:S1t4flBY
執拗に全身を愛撫された所に強烈な快感を叩き込まれ、為す術もなく絶頂を迎え、激しく痙攣するヒトミちゃんの後頭部を抱き寄せ唇を奪いたい
まだ満足してないからね、付き合ってもらうよ、と言いながら、ヒトミちゃんの体を起こして対面座位の体勢になり、差し出された乳房と乳首を嬲りながら、最奥を何度も苛め抜きたい
もはや発する言葉も意味を成さなくなってきたヒトミちゃんの最奥まで届いた状態で一度動きを止めてから、耳元に中に出すよと囁き、一際激しいピストンでヒトミちゃんが大きな絶頂を迎えたのを確認してから、大量の白濁を吐き出したい
最奥に押し付けられたまま、達した状態で何度もぶつけられる白濁に、更なる絶頂を迎えたのを見て、ゆっくりとヒトミちゃんの中から抜け出したい
僅かなピンクと、それを塗り潰すかのような白で双方の股間を染め、ベッドに体を投げ出したヒトミちゃんを見て、一つ息を吐いてから…わざとらしく、あぁ困ったな、などと言いたい
律儀に一部始終を見届けたイヨちゃんを振り返り、いまだ硬くそそり立つ主砲を晒して、まだ満足できていないな、ヒトミちゃんにはもう少し付き合ってもらわないと、とイヨちゃんの前で主砲を揺らしながら、更なる行為を示唆したい
嘘、出したのに…と呟くイヨちゃんに、お姉ちゃんは大分疲れちゃってるけど、満足するまで付き合ってもらう約束だからね、と言い放ち…それとも、イヨちゃんが相手をしてくれるかな、と尋ねたい
硬直したのも一瞬、姉の方を見たイヨちゃんは、分かった、イヨが姉貴の代わりに相手をするから…と口にするのを聞いて、脳裏の悪魔と自分の計画通りに事が進んだ祝杯を挙げたい
じゃあこっちにおいで、とベッドの上に誘い、膝立ちにさせた後ろに回りこんで、そのまま四つん這いになるよう命令したい
イヨちゃんの秘所を見やると、ヒトミちゃんのそこに最初に触れた時よりも湿っており、それを指摘して、そんな、嘘…と首を振るイヨちゃんの後ろから圧し掛かりながら耳元に唇を寄せたい
お姉ちゃんが大人ちんぽに負けてる所見て興奮しちゃったの?イヨちゃんの代わりに引き受けたのにね…と言いながら胸と股間の愛撫を始めたい
違う、そんなんじゃない…と言いつつも、まるで肯定するかのように蜜を増す秘所に、随分エッチな子供まんこだねと笑いかけながら愛撫を続け、準備が出来たのを見て取って、両手でほっそりとしながらもくびれを感じさせる腰を掴んで、ゆっくりと挿入したい
獣の交尾のように繋がり、イヨちゃんより準備が出来ていたからか破瓜の痛みも薄い様子のそこを、時に激しく時にねちっこく責め、屈服したように突っ伏しながら嬌声を上げるイヨちゃんの姿に征服欲を満たされたい
気をやっていたヒトミちゃんが覚醒し始めたのを見て取って、ピストンを続けながらイヨちゃんに、ほら、お姉ちゃんに謝らないと、と言ってヒトミちゃんの方を向けさせたい

687名無しの紳士提督:2017/02/21(火) 02:03:55 ID:S1t4flBY
姉貴、ゴメン、ゴメン…と謝るイヨちゃんに、何がゴメン?と聞きながら腰を最奥に押し付けたまま回転させて意識させ、大人ちんぽ、大人ちんぽに勝てるなんて思って、ごめんなさい…と謝りながらも締め付けを増す蜜壷に、これはもしやと思いつきたい
ねぇイヨちゃん、イヨちゃんのここ、謝りながらキュンキュン締め付けてくるよ?と耳元で囁くと、や、そんな事してないと否定するも、やはり相変わらず締め付け続けるそこに確信を抱きたい
イヨちゃん、イヨちゃんはね、大人ちんぽにいじめられると気持ちよくなっちゃう変態さんなんだよ、大人ちんぽに負かされて、恥ずかしい事言わされて、感じちゃう変態さんなんだよ、と耳たぶを甘噛みしながら囁きたい
違う、違うもん、と否定しながらも、小さな絶頂を何度も迎えている様子のイヨちゃんを見て、そう、それじゃ動かなくても良いかな、と腰の動きを徐々に緩めてから完全に止めたい
小さな波こそ何度も迎えながらも、いまだ大きな波には達していないイヨちゃんは戸惑うようにこちらを振り向くも、腰はほとんど動かさないまま、膨らみかけの胸を愛撫し、首筋にキスをして、炙られるような快感を与えたい
動いてほしい?と聞いても、俯いたまま答えないイヨちゃんに、ごめん、ちょっといじめ過ぎたかなと謝りたい
イヨちゃんが本当に止めてほしいなら止めるよ、でもそうしたらヒトミちゃんに相手をしてもらわないといけない、だからイヨちゃんが大人ちんぽの相手をするのは仕方のないことなんだよ…とイヨちゃんの心の障壁を取り除くよう唆したい
果たしてその言葉に背中を押されたかのように、姉貴の代わりだから…仕方ないから…お願い、動いて…と、どう見ても堪え切れず懇願するイヨちゃんにラストスパートをかけたい
覚醒したヒトミちゃんが、こちらを見てイヨちゃんの名前を読んだのに気づいて、ほら、お姉ちゃんも見てるよと言った瞬間、一層きつく締め付けてきたそこに最奥まで叩きつけてから白濁をぶちまけたい
大きな絶頂の波に更にかぶせるような快感で追い討ちされ、嬌声を上げるイヨちゃんの中から抜いて、突き上げられたお尻から垂れてくる白濁に満足感を覚えたい

688名無しの紳士提督:2017/02/21(火) 02:04:28 ID:S1t4flBY
二人並んで息を整えるのを見ながら、ほら、二人とも、まだ満足できていないから付き合ってもらうよと言って、未だ硬さを失わぬ主砲を二人の面前に晒したい
二度も出してもまだ満足を覚えないそれに、畏怖にも似た視線が注がれるのを見て、今度は二人同時に付き合ってもらうよと告げたい
息が整うのを待ってから、学校の制服を水着の上から着るように命じて、ベッドに身を投げ出したイヨちゃんにヒトミちゃんが覆い被さるような格好を取らせたい
交互に二人の中を抜き差しし、目の前で姉が、妹が今まで見たこともない顔で、聞いたこともないような声を上げるのを脳裏に焼き付かせながら、体の隅々まで匂いが染み付くよう何度も絶頂を迎えさせ、大量の白濁を注ぎ込み、全身にぶちまけたい
二人の腰が抜けるのではないかというほどに責め立ててから、困ったな、まだ満足できていないんだけど、二人とももう限界みたいだねと、内心の疲労は表に出さぬようにしながら笑いかけたい
仕方ないから今日はここまでにしてあげるよ、続きは次に持越しって事で良いよねと告げて、二人の連絡先を入手してから別れたい

その後、日を置かず呼び出しては、快感を覚えさせられた幼い肢体を可愛がる日々を送るのは、また別のお話…

689名無しの紳士提督:2017/02/21(火) 09:52:10 ID:Y1GML7F.
乙です。個人的には伊14を抱くのってすごく勇気がいると思う。なぜならば旧姓が「小沢」という可能性があるから。

690名無しの紳士提督:2017/02/21(火) 13:17:16 ID:Y1GML7F.
ういろうって精液の塊っぽいよな

間宮「」
伊良湖「」

691名無しの紳士提督:2017/02/21(火) 20:05:53 ID:Gcohse0s
山風の進水日なので山風視点な非エロの短文を投下します

692世界に一つしかない手の平で:2017/02/21(火) 20:09:17 ID:Gcohse0s
あたしの手のひらに包まれて胸の中で眠る小さな命。
あたしと大切な人との愛の結晶。とてもとても暖かな、大切なもの。
あたしがこうして赤ちゃんを抱くなんて思いもしなかった。
あたしは駆逐艦山風の艦娘。駆逐艦山風は第二次世界大戦の初期に沈んだ。
だからあたしも沈んじゃうかもしれない。そう思ってしまってみんなを遠ざけていた。
本当はみんなと触れ合いたかったけど、でも沈んじゃってみんなを悲しませたくなかった。
悲しい思いをさせてしまうくらいなら、最初からかかわらばければいいって。
でも……あの人は、提督はあたしにずっと構ってくれた。
ひどい態度ばかりだったのに、それでもあの人は諦めずにあたしに構った。
あの人はいつもあたしを心配してくれた。いつも、暖かい手のひらであたしをやさしく包みこんでくれた。
そうされているうちにあたしはあの人に対して素直になれる気がしてきた。もっと構ってほしいって……
あの人の暖かさに包まれながらあたしはどんどん強くなっていき、あの人とケッコンカッコカリをした。
そして、あの人から告白され、あたしはそれを受け入れた。暖かな手のひらで包まれたかったから……
あたしは結婚した。ずっと一緒にいるために。
初めての夜、あたしもあの人も何もかもが初めてだった。
あの人を受け入れたとき、とても痛かった。痛いのは嫌……
でも、あの人と結ばれた証だと思うと嬉しさが込み上げてきた。
あたしの中であの人の暖かさが広がっていった……その暖かさが今、形となってあたしの胸の中にいる。
あたしは今はこの子を暖かい手のひらで守っている。かつてあの人があたしを包んでくれたように……
今はこの子を育てるために艦娘を休んでいるけどいつか艦娘として再び戦場に行くかもしれない。
でもあたしは絶対に帰ってくる。あの人との愛の結晶に触れていたいから。
世界に一つしかない手のひらで……


―終―

693名無しの紳士提督:2017/02/21(火) 20:10:54 ID:Gcohse0s
以上です
山風ってなんだか守ってあげたい感じになりますよね
実際はあの子のほうが強いのに……

えっちなのもいつか投下したいです

694名無しの紳士提督:2017/02/21(火) 20:28:01 ID:ZcEJKjkY
乙です
まぁ子供出来るぐらいヤレば痛くなくなるよ山風ちゃん

695名無しの紳士提督:2017/02/21(火) 23:40:58 ID:Y1GML7F.
乙でございます。山風は初体験のあと、理由はどうあれすっごくぶーたれてそう。

696名無しの紳士提督:2017/02/23(木) 17:26:47 ID:7ipARTp2
>>693
この話だと、お相手側の男性もイジイジしてそう

697名無しの紳士提督:2017/02/23(木) 18:25:15 ID:ma0uVUDw
>>643

提督「ハメない…!ハメなきゃ鈴谷が伸びないてしてもっ…俺は鈴谷をハメない!」

鈴谷「ていとく…」ホロリ




鈴谷「こんな漫画を見せ回ったんだってね?…覚悟はいいかな〜?」ボキボキ

秋雲「やめてください私は嫁入り前で妹が何人かいてしかも処女なんですだからぶたないでくださいお願いします」

698名無しの紳士提督:2017/02/23(木) 19:09:19 ID:CsK2dp02
>>697
陽炎「アンタ末っ子でしょうが」

699名無しの紳士提督:2017/02/23(木) 20:01:14 ID:8oj2PCk2
>>698
不知火「え? 秋雲って夕雲型じゃなかったんですか?」

700名無しの紳士提督:2017/02/23(木) 22:36:48 ID:ebk0VB5I
陽炎ってなぜか提督との絡みが少ない気がするな。
やっぱりぬいぬいをはじめとした妹たちに取られてしまうからか。

701名無しの紳士提督:2017/02/24(金) 23:40:21 ID:KNPs8fr6
>>700
少し前は幼馴染力が高い言われてたけど最近はそれも黒潮に押されてきてる・・・気がしなくもない

702名無しの紳士提督:2017/02/25(土) 12:59:20 ID:td6yRz5Y
>>701
元々は「特徴が無いのが特徴」を地でいくようなタイプだったもんな
史実でもパッとしなくて、早い時期に沈んでネームシップの座を不知火に渡しちゃってるし…
陽抜も終わっちゃったらしいし追加要素もなかなか来ないから、どんどん影が薄くなってる

703名無しの紳士提督:2017/02/25(土) 16:05:57 ID:NqxCeqZY
>>702 つまり陽炎は立場的には長女なのに本質は弟というわけか…(緑のあの人的な意味で)

704名無しの紳士提督:2017/02/25(土) 19:43:36 ID:82lpQIxc
瑞鶴の幼虫とか言われるぐらいだし本来高い幼馴染力があるはずなんだけどね
ただ幼馴染属性のある艦娘は選手層が厚い上に色々他属性取り揃えだから

705名無しの紳士提督:2017/02/25(土) 21:11:10 ID:ogH34ZSY
>>704 雛じゃなくって幼虫呼ばわりか…ちょっとひどいかも。

それはともかく、陽炎は強いて言えば昔から身近にいて今更性的な目線で見るのは気がひけるポジかな?
なんかのきっかけで男女のどっちかがもう片方を襲うか押し倒す必要がありそうだ。

706名無しの紳士提督:2017/02/25(土) 21:45:22 ID:w34lqAiU
照月が陸奥の幼虫。
沖波が大淀の幼虫。
と呼ばれるのが元ネタにゃしぃ。

幼なじみ陽炎書くかな、需要は知らん。

707名無しの紳士提督:2017/02/25(土) 23:07:43 ID:NqxCeqZY
>>706 霞は何かの幼虫。けれど成虫は未発見。

視点を変えて妹陽炎などいかがかな?

708名無しの紳士提督:2017/02/26(日) 00:32:21 ID:eHy9hsH.
需要よりも書きたいものを書いた方が楽しいよ
それに少なからず同士はいるだろうしね
……と言いつつバニー姿でもてなしてきてくれたからそういうことを期待してスキンシップしたら、
思いのほか怒られて如月に責められるっていうよくわからないシチュの同士は多いとは思えない
僕は大好きです(小声

709名無しの紳士提督:2017/02/26(日) 01:08:20 ID:.k.yTDDc
自分も電波が来たら書いてるしね、今その電波書いてる

710名無しの紳士提督:2017/02/26(日) 05:56:46 ID:hVYw/ISU
>>705
荒潮が「小さい陸奥」ってのは聞いたことあるけど幼虫は初めてだな

後は
デカい暁=ビスマルク
デカい島風=アイオワ
デカい望月=集積地棲姫
デカい睦月=鈴谷
とか

711名無しの紳士提督:2017/02/26(日) 06:12:46 ID:Ga3w92xY
デカい暁が、戦艦ばりのナイスバディに育った暁だったり、ビス子を頭に乗せられる大きさだったりするネタもあるな。

712名無しの紳士提督:2017/02/26(日) 09:50:39 ID:HTJEPjSY
>>710

でかい早霜→扶桑
でかい磯風→長門
デカい雷→夕雲
ミニ天龍→長波

713名無しの紳士提督:2017/02/26(日) 19:32:56 ID:HTJEPjSY
候補生・このままでは(士官学校を)卒業できそうにありません。どうか手を貸してください!

教官艦娘・(童貞を)卒業できそうにない?そんなことを面と向かって言う度胸だけは買いましょう

という勘違いネタ。

714名無しの紳士提督:2017/02/26(日) 21:35:29 ID:Dgbmpb/A
まるでアンジャッシュ

715小ネタ 神風型逆輪姦:2017/02/27(月) 02:20:25 ID:1o.nEy/.
「早速奉仕してもらおうかしら?」

自然な動きで神風は自分自身の穿いている下着をずらした。
それにつられるようにして、周囲にいた春風と朝風が左右から挟み込んでくる。
春風は右腕を後ろ手に拘束しながら、空いている手で逸物を扱き始める。
朝風は左腕を後ろ手に拘束しながら、空いている手で精巣を揉みし抱き始めた。

「うふふ、まだまだよ……」

吐息と共に右の耳をくすぐる春風の声が脳を溶かす。
感じではいけないと自身を律する心がいとも簡単に溶かされていく。
ゆっくり、ゆっくりと逸物を扱く動きが理性を蝕んでいった。
それでも抗おうと身じろぎをすれば、対の位置にいる朝風が拘束を強める。

「ダメよ、じっとして」

春風のみならず、身体を押し付けることで拘束している朝風の声が耳を撫でる。
普段の活発な声ではなく、悪さをした子供をさとすような優しい声。
抵抗心を削ぎ取り、さとすだけではなく精巣を揉みし抱く手が男を駆り立てる。
望まぬ愛撫、抜け出したい拘束、二人に抑え付けられていることすべてが快感につながる。

目の前には下着の戒めから解き放たれた神風の秘所が、とてつもなく濃い女の香りが漂う。
奉仕と言われていても、それは舌で神風のことを満足させろという屈辱的なこと。
そんな屈辱も拘束され、奉仕を強制させられているという事実が心を大きく揺らがせる。

「さあさあ、分かったら奉仕なさい?」
「もし満足出来たら――私たちのおもちゃにしてあげるわよ?」

716名無しの紳士提督:2017/02/27(月) 02:21:48 ID:1o.nEy/.
流行り?に乗って攻め神風型小ネタ
失礼しました

717名無しの紳士提督:2017/02/27(月) 11:23:41 ID:Dh49ZYrA
乙です
俺をおもちゃにしてください

718名無しの紳士提督:2017/02/27(月) 17:27:02 ID:2DsolDgY
ところで松風はどちらに……?

719名無しの紳士提督:2017/02/27(月) 19:06:35 ID:BWkalIEo
松風は時雨や初月とは違うベクレルでヅカっぽいから取り扱いに困ってるんでは?

720名無しの紳士提督:2017/02/27(月) 19:08:10 ID:BWkalIEo
変換ミスったw ベクトルだベクトル

721名無しの紳士提督:2017/02/27(月) 19:25:33 ID:fMB75ADE
松風ならカブキ者の馬やってるよ。

722名無しの紳士提督:2017/02/27(月) 21:28:43 ID:RF8EpgKU
そして伊14がイヨーッっと歌舞伎踊り

723名無しの紳士提督:2017/02/27(月) 21:54:01 ID:PNtFe75s
明石も提督逆レイパーの一人なんじゃないかという妄想。提督を修理が必要=つまりそういう意味みたいな感じで。

724名無しの紳士提督:2017/02/28(火) 12:48:21 ID:lJYjo6e.
俺の受信済み電波の中になら、ショタ提督が身体検査の項目の中の性的な要素のやつ(M検とか勃起検査とか)が嫌なのですっぽかしたら後日夕張に拉致されて、明石&夕張の手によってみっちりと検査(意味深)を行われる…ってのがある。

72518-959:2017/03/01(水) 21:15:27 ID:htgn.HBI
15夏E7が割れなかったので防空棲姫が徹底的に嫐るお話です
内容的にはドM向けだったりもしかしたら防空棲姫≒照月?なので注意してください
男が責められるなんて誰が得するんだよと言う方は特に

726名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:17:27 ID:htgn.HBI

「提督、深海棲艦は退去した為司令部より作戦終了の通達が来ました」
大淀がFS作戦の終わりを告げる、

ソロモン海方面の制海権を掌握する為に行われた第二次SN作戦が成功
これによりガダルカナル島を攻略し更なる深海棲艦への攻撃の為にFS作戦を実施
しかし中枢部隊には決定打を与えられることなく作戦は終了した

「完全に撃滅する事は出来なかったか…」
「そう落ち込まないでください、当初の目標は達せています」
「ふぅ……そうなるとこの臨時基地ともお別れだな」
作戦の為に提督は鎮守府を離れ一時的にガダルカナル島に移っていた
「今こちらの基地にヘリが向かっているのでそれにて移動をお願いします」
「帰りは船じゃないのか」

深海棲艦のいる海域では海路はもちろん飛行機が飛ぶのも危険である
その為制海権が確保されてない海域を提督が移動する際は船で艦娘たちに護衛されて行くのが基本だ
「この海域の深海棲艦も、今は居ませんから大丈夫です、私はここの後始末がありますから後から行きます」

727名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:18:45 ID:htgn.HBI
バラララララララ

輸送ヘリが来た、さぁ、帰ろう

ヘリに乗り込み粗末な座席に腰かけるとパイロットが話しかけてくる
「提督、お疲れさまでした、作戦は残念でしたね……」
「ここまでの成功で思い上がっていたな……なんとか形にはなったが……」
ため息が漏れる
深海棲艦は去っていた、しかし目標である中枢の主力部隊を叩く事はならなかった
負けではないが作戦的には完全な失敗だ
最後まで諦める事は無かった、自分ならやれると思っていた、だがそれは完全な驕りだった

失意とともにヘリは離陸し空に飛び立っていった

728名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:19:32 ID:htgn.HBI
結構経っただろうか、ヘリの窓から外を眺めるともう日が暮れそうだ

「夕日が眩しいな、サングラスはないか」
「ちょっと待ってくださいよ、たしか……」

ガンガンガンッ

突如、大きな鈍い音と共にすさまじい衝撃が走り座席から振り落とされた

「何だ!」
「うっ撃たれています!」
馬鹿な、こんなところに何かいるはずが
倒れかかりながらも窓から外を何とか覗いてみる

729名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:21:15 ID:htgn.HBI
だが、海に夕日が反射して良く見えない
そう思いながらも目を凝らしていると何かが強く光った気がした

ガンガンドンッ
びゅるるるるるるるる
「うわあっ!」
機体が大きく揺れてヘリの中に風音が入り込む、これ以上撃たれたら持たない
「海から何かがこっちを狙っている!」
直感だが間違いない、あれは深海棲艦だ

ガンガンガンッ
対空砲火に捉われたヘリコプターの制御が失われ機体がグルグルと回りはじめる
こんなところで俺は?冗談じゃない!

「掴まってください!墜落します!」

ヘリはそのまま海に墜落していった



「逃サナイ……アッハハハ……」
夕日に赤く染まる海の上で何者かが怪しく笑っていた

730名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:22:28 ID:htgn.HBI
ざざん、ざざざざざざん
波打つ音に意識が戻るとそこは夜の浜辺の上だった

「ぐっ、痛てぇ」
手足がまだ繋がって生きている事は立ち上がろうとした時に走った痛みで確認出来た


「ここは…どこだ」
辺りを見渡すが辺りには海と浜辺と暗闇以外何もない
海を流されていたとでもいうのか

「ゴキゲンイカガ、提督」

不意に無機質な声をかけられ振り返った

赤い瞳と白い長い髪をした女性が月に照らされていた
身に纏うものは服と言うには少なすぎる布地であり、局所が隠される程度にしか無い
そして人間と言うには余りにも血色が足りていない白い肌と禍々しい角だ

いや、見た事がある、こいつは


防空棲姫

731名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:23:35 ID:htgn.HBI

「何でこんな所に、居るんだ」
グイッ
疑問を投げかけると制服の首元から引っ張られ持ちあげられる
暴れて逃れようにも体が痛くてあまり動けない

防空棲姫は嗜虐的な笑みを浮かべながら言う
「アラ、助ケテアゲタノニ、ヒドイノネ」
助けた?いや、あそこに居たのは、間違いなく
「お、まえが、撃ったんだ、ろう、が」
喉が押さえられ声が途切れ途切れになる
「ソウダッタカナ、フフッ」
一体、何を考えているんだ、俺は、どうなる

732名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:24:41 ID:htgn.HBI
ドサッ
手が放され浜に座りこむ

「イッパイ痛クサレタカラ、オレイニオカエシスルヨ」
「…どうする気だ」

「アナタガ好キニイッタノ」
「はぁ?」
唐突な告白に素っ頓狂な声が飛び出た
防空棲姫は赤い瞳で提督の顔を覗き込む
「フフフッ…諦メノワルソウナ眼……」

防空棲姫は空を見上げて言う
「月ガキレイデスネ」
一体、何を言っている
「いっそ、殺せばいい…」
あまりにも現実離れした状況対して皮肉をこめて吐き捨てるように言った
「ザーンネン、ツマラナイカラ殺サナイノ」
どこまで分かって言っているんだ

グイッ
また、首から持ち上げられた

733名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:26:07 ID:htgn.HBI

バシッ、ドザザザーッ
背中に衝撃が走ると砂浜に叩きつけられていた

「痛イ、ネェ、痛イノ、ドウナノ」

「うっ、ぐううっ……」
苦悶の表情を浮かべる提督を防空棲姫は満足そうに眺めている

痛みが散ってきた所で今度は砂浜に押し付けられるように首を締め上げられる

ミチミチミチ
女性の形をした体からは想像しえない力で首に指が喰い込んでいく
「あっ、くっ、ううっ」
「苦シイネ、辛イヨネ」
手を引き剥がそうにも圧倒的な力の差を思い知らされ抵抗する気力をじわじわ削いでくる

酸欠寸前と言った所で首が緩められようやく荒々しく呼吸を始めた

734名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:27:28 ID:htgn.HBI


「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ」
呼吸が整ってきたと思ってきた所に顔を持ちあげられる
「隙ダラケ、イタダキマァス」
ちゅっ、にちゅ
息をする為に大きく開いている口に何かが入り込んできた

ぐちゅっ、ずちゅっ、ぐちょっ、ずりゅりゅっ
赤い瞳が間近に迫っていて少し冷たいぬめるものに口の中を蹂躙されている
じゅぱっ、ちゅぷちゅぷっ、にゅるっ
口づけされ舌を入れられている事にようやく気付いた
ぬちょっじゅぷっにゅるぢゅぷずぷっ
まるでこの口は自分の物と言わんばかりに舌は激しく口腔内をなぞり唾液も送り込んでいく

がふっ、ごきゅっ……にゅぽっ
唾液が溜まりそれを嚥下せざるを得なくなった所でようやく解放されたと思うと
口の周りに垂れた雫を舐めとられていた

735名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:28:20 ID:htgn.HBI
今あいつが、何を、深海棲艦、敵に何をされた、俺が

「ウフフフフ…」
防空棲姫は怪しく笑うだけだ、頭の中は混乱して止まらない
「や、やめろ」
あまりの唐突さに提督は恐怖すら感じていた

「絶対、忘レサセナインダカラ」

736名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:29:16 ID:htgn.HBI
防空棲姫は砂浜に倒れている提督を見下しながら言い放つ
「脱イデヨ」
「嫌だ」
グシッ
胸のあたりを踏みつけながら命令してくる
「脱ガナイノ」
「するもんか」
グリッとより強く踏みつける
「強情、デモ好キヨ、ダカラヌガシチャウ」
相手に加虐的な嗜好があるのは確かな事だ
提督の服に手をかけられるとブチブチと制服のボタンを引きちぎられ肌着も無理矢理脱がされ丸裸にされてしまった

737名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:30:05 ID:htgn.HBI

「トッテモブザマ」
嘲笑いながらすっぽんぽんの提督を見下す

防空棲姫は足を股間に運びグリグリと踏みつぶす
「うぐっ……」
ビクビクと震えながら陰茎に血液が流れ込んでいく
「ナァンデ、オチンチン、コンナニ硬イノカナァ」
月明かりに照らされた青白い肢体は豊満な胸、なだらかなくびれ、丸みのある尻を備え余りにも扇情的に思えて
そうして赤い瞳で見つめれば先ほどの口付けで興奮していた男を惑わすには十分だった

陰茎を抑えつける足は勃起した陰茎の弾力に押し返されそうになる
「アハハッ、ヘーンターイ、テートクヘーンターイ」
男の矜持を浜辺の砂の城に襲いかかる波の如く崩しにかかる

ぐにぐにぐに
「や、め、ろぉ……」
「ヤメテホシインダァ……」
刺激がだんだんと快楽に変換されて陰茎に蓄積されていく

738名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:31:29 ID:htgn.HBI
ぐりゅっくにくに
足が陰茎を擦る度に体が跳ねる、このままではと思うと、ふっ、と足が離れていく

「ヤーメータ」
「あっ……」
あと少しと言う所で足を引かれてしまった

「ダッテ、ヤメテホシカッタンデショ」
防空棲姫はニタニタと笑いながら問いかけてくる
そうだ、やめろと言ったのは提督だ、だが、今はそれを欲している、それを求める事は快楽を認める事

ぷいと目をそらすと足の指で亀頭をツンツンと突っついてきた
「うっ、ううっ」
「アーラー、ドーシタノー」
声が情けなく裏返り身悶えする

つん、つんっ
「ドーシタノー」
ぴくっ、ぶるっ
「んふっ、んぐっ」
足の指先でちょっと触られた程度の刺激で体が震え暴発しそうになる

「キモチヨクナインダァ」
つつーっと爪先で裏筋を優しく掻くようになぞられると意に反して射精の律動が始まる
「あっ、あっあっ、ふぅんぐうぅうぅ」
なんとか出すまいと耐えていた提督から情けない喘ぎ声が漏れ、快感に屈服した

739名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:34:25 ID:htgn.HBI
「ビュウビュウ、ビュウビュウ……イッチャッタンダァ…」
おびただしい量の精液が放出された
普段の射精とは異なる快感、異形のものに触れられる恐怖、
そして足で射精まで導かれた恥辱が感情を染め上げていき嫌悪と不快感を募らせる
「うっ、うぐ、うう……」
提督はわなないていた、防空棲姫が声をかける
「ダイジョウブ?モウコウサンシチャイタイ?」
「この程度でっ……!」
提督はそれでも歯を食いしばり瞳に力を入れ睨みかえした、まだ心は折れていない

防空棲姫は提督の上にまたがり陰茎に手をかけた
「今度は何を……」
「フフフ……」
ぐちゅっ
「うぐうっ」
体に飛び散っている精液を亀頭に塗り付けたとか思うと潤滑剤代わりにして亀頭を激しくしごいてきた

ぐちゅぐちゅちゅくちゅくちゅく
「くぁぁっ、出ない、出ないッ、あぁっ!あぁぁぁぁぁぁっ!」
亀頭からから伝わる感覚は体に衝撃となって走り
衝撃に耐えられない体を震わせ据わらない首を振りまわすしかなかった

体が頭が陰茎が提督が強烈すぎる刺激に悲鳴を上げている
「逃ゲタクテモ、モウ、遅イノヨ」
腰を引いて逃げようにも上に乗られている以上動きは封じられ逃げ場はどこにもない

740名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:35:38 ID:htgn.HBI
「いぎぃっ、出る、出るぅっ!」
じょっ、じょろろろっ
今までにない放出感と共に透明な液体が吹き出る

じょばばばば、じょばっ、じょばばばばば
透明な液体が我慢されていた小便のように勢い良く噴き出す
「デチャッタァ、アッハハハハハ!デチャッタァ、アッハハハハハ!」
防空棲姫の高笑いが誰も居ない浜辺に響く

小便とは違う、透明な液体、男が、潮を、吹かされた

「イッパイ、イッパイ、ダシチャエ、アッハハハ」
だがまだ亀頭への刺激は終わらない、鈴口を重点的に手のひらで擦られる

「ひいぃぃいい、やっ、め、やっめて、やっ、やっあああ!」
最初のころに見せていた気概はどこへやら
立ち向かう意志は完膚なきまでへし折られ悲鳴を上げて懇願するしかなかった

びゅーっ、ぴゅっぴゅっぴゅーっ
またしても潮を吹かされた
責めに終わりは見えない
射精とは違う、何度も、何度でも、出されてしまうからこその地獄

741名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:36:46 ID:htgn.HBI

「うぅぅ……あぁぁぁぁ……」
何度、弄ばれただろうか
力なく虚空を見つめる瞳に防空棲姫は満足そうに笑みを浮かべた

「面―ロイヒト、一生ノガ―ナイ―、マ―ド―――ネ、堤督」
もう、ろくに聞き取ることすらできない
防空棲姫は背中を見せ遠ざかっていく
「ま、ぐぇ」
薄れ行く意識の中から待てと言おうと思っても喉からはつぶれた蛙のような声しか出ず
波の中に消えていく最中に振り返った時の嗜虐的な顔を目の裏に焼きつけて意識は真っ暗になった

742名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:37:39 ID:htgn.HBI
「……どこ…だ…」
提督が次に気づいた時は病室のベッドの上だった



大淀から聞いた事情はこうだった
ヘリは墜落しパイロットは提督より先に救助されたが今も意識不明
提督はヘリから投げ出されたせいで海を流された為に捜索に時間がかかり
太平洋の孤島に打ち揚げられていた所で救助されたとのことらしい

とにかく幸いなことに提督は多少のケガ程度で済んでいた

743名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:38:38 ID:htgn.HBI
大淀から墜落時の状況について聞かれていた
「提督、墜落に対して何かしらの手掛かりはないでしょうか?」
手がかりも何もない、答えは一つだ
「俺は、あの時防空棲姫に襲われて……」
大淀は驚く
「何てこと……すでに撤退していたと思っていたのに……」
恐らく大淀は“襲われる”意味を取り違えているが、訂正しようもない

大淀は深く頭を下げる
「この度は本当に、申し訳ございませんでした」
「俺が悪かったんだ、あの時しっかりとヤツを沈めておけば……」
「それとこれとは……」
提督の言葉に対し大淀は言葉を詰まらせる
「……確かに……油断して死ぬのは嫌だからな」
「…この事は強く伝えておきます」

あれは夢だったのか本当だったのか

それを確かめる術はないが自分の脳裏に味合わされた恥辱が強く刻まれている事は確かだった

744名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:39:45 ID:htgn.HBI
それから、大分経った時の出来事
大淀から艦隊の報告を聞いていた

「それで新しい艦娘が見つかったってのが」
「秋月型2番艦、照月ですね、鎮守府に居る秋月と初月の間の姉妹艦です」
「秋月型ね、防空の要になるだろうか」
「工廠で艤装を整えていますから、それが終わったらここに来るはずですよ」

「失礼します」
執務室の扉の外から聞きなれない声がする
扉が開き亜麻色で三つあみの髪の少女が髪と胸を揺らしながら礼をする

いや、どこかで見た事があるような気がする……

「秋月型防空駆逐艦、二番艦の照月よ。秋月姉さん同様、どうぞよろしくお願いします」
こいつは、どこかで、あの夏の……
「提督?」
思案に暮れる提督が大淀の声で引き戻される
「あっ、ああっ、よろしく頼むよ、じゃっ、じゃあ大淀、案内を」
「了解しました、照月さん、行きましょう」
「はいっ」

745名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:41:07 ID:htgn.HBI
二人が執務室を出た後に提督は工廠に居る明石に問い詰めに行った

「提督!どうかしましたか」
「おい、明石、あの照月とか言う子は大丈夫なんだろうな」
「照月ちゃん?大丈夫って、何がですか?」
明石はとても不思議そうな顔をして答える
「それはー……なんか変な所があったりとか……」
「やだなぁ、そんなことある訳ないじゃないですか、姉妹想いのいい子ですよ」

そんなはずは

「あっ、ああ…そう、そうだよな…」
「おかしな提督ですね」

746名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:42:32 ID:htgn.HBI


工廠からの帰り道、通路で照月とばったり出会った

「やぁ、鎮守府の方はどうかな」
照月は感心したような不安の入り混じった表情をする
「ここはいろんな艦娘が居て、みんな練度も高いですね……」
「一日でも早く追いつけるように集中的に艦隊に組み込んでおくからな、期待するぞ」

照月はビシッと敬礼をする
「はい、頑張りますっ!」
さぁ早く執務室に戻らないと、照月とすれ違う


「マタ、ヨロシクネ、提督」

あの時の無機質な声

「あっ、おい!」
反射的に声がした照月の方に振り返って肩を掴んだ

「わあっ!提督!?どうしました?」
朗らかな少女の声が返ってくる

「あっ……いや……君の姉妹の秋月や初月も居るから…君の部屋は同じにしておくよ」
「えっ!?秋月姉達と一緒に?やったぁ!提督、ありがとうございます!」

照月はうきうきと豊かな尻と三つあみの髪を揺らして歩いて行った

さっきのは幻聴だったのか、それとも
いや、この子は関係は無い、無いんだ、さっきそう聞いたじゃないか

747名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:44:00 ID:htgn.HBI

お昼は食堂で早めに済ませて午後の仕事を始めようと席を立つと
照月とその姉妹たちが食堂に入ってきた

「今から昼飯かい」
「はい、噂に聞いた間宮さん、楽しみです!」
照月は眩しい位に屈託のない笑顔を提督に向ける
「3人とも来たばっかりってのにもう仲良しだな」
秋月は普段よりキラキラしている
「秋月、とても嬉しく思います、力を合わせれば百人力です!」
日頃無表情な初月も何だか今日は表情が明るい
「僕が居るころには……だから、提督、ありがとう」

「そうか、特に初月は前は会ったことすらなかったか……今度こそ一緒だな」

秋月も初月も、喜んでいる
だから、これでいいはずなんだ、そうだ、これでいいんだ
早く執務室に行こう

執務室に向かって歩み始める


「イイノヨ、コレデ」

振りかえった
照月と秋月と初月がテーブルに並んで座っている
照月がこちらの目線に気づいたかこちらに振り返って微笑んだ


「照月、どうかしたの?」
「秋月姉?ううん、なんでもないの、カレーまだかなぁ」


提督は逃げるように食堂を後にした

「俺は……何を考えているんだ」

748名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:45:24 ID:htgn.HBI
ようやく長い一日が終わった、風呂も入って歯も磨いた
さぁ早く部屋に帰って布団に入ろう


そそくさと部屋に戻り寝床の準備をしようと思ったが既に布団は敷かれていた
部屋を出る前に準備をしていただろうか、そう思いつつ布団に入ろうとした




「久シブリ」



布団をめくると朝から聞いてきた声の主がいた



防空棲姫だった


あまりの事に声も出なかった

749名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:46:46 ID:htgn.HBI

「一緒ニ、オヤスミシヨウヨ」
ただ突っ立っている事しか出来ない提督は無理矢理布団に引き摺りこまれた


「何で、一体、どうやって…ここに居るんだ!」
放心から立ち直ってもただ疑問をぶつけることしか出来なかった
「ウフフッ…モウ…逃レラレナインダカラ」
疑問の答えは返ってこないようだ
「ふっふざけるな、何でこんな所にお前が居るんだ」
「アナタガ好キダカラキタノニ、冷タイネ」

がしっ
力で両肩を布団に押さえつけられる、やはりあの時のように力で対抗できる相手ではないのか
いや、全力でかかればこの場から抜け出せる程度の力だ
しかし心の奥底に埋め込まれたあの日の恐怖と快楽と屈辱が抵抗の意思を阻み振り払えない

「イッパイ、マジリアッテ、トケアッテ……一緒ニナルノ」
ぎゅうっ
防空棲姫に抱きつかれる

人並み外れた魅力的な肢体を押し付けられ
赤い瞳で見つめられるのはたまらなく頭の中をかき回され、興奮する
「ハイ、アーンシテ」
口を開けるように指示されると頷き抵抗が出来ないまま口の中に舌の侵入を許す
にゅちょっ、にちゃっ、ぐちゅぐちゅ

いつの間にか色香にあてられた提督も舌を積極的に絡めていた

750名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:48:35 ID:htgn.HBI

提督の服を脱がされ横たえられる、提督の方は既に興奮しきり準備は万全だった
防空棲姫も黒い下着に染みを作っていて、脱ぐと下着と秘所の間に糸が引かれている

にゅるるるっ
秘所に亀頭をあてがうとそのままぬるっと膣内に陰茎が吸い込まれていった
ひんやりとしたウネウネする感触に包まれ、堪えられなくなる

くちゅっ、パンッ、パンッ、パンッ、ぐちゅっ
「アハッ、ンッ、提督、激シイイッ」
提督が自ら腰を打ちつけている事に気付いた時にはもはや防空棲姫に魅入られた男にしか過ぎなかった
深海棲艦に欲情し性交していると言う事実が背徳感を増長させ昂らせる

深く口づけあいながら腰を振り鼻から荒く息をする
「ングウ、ングゥゥゥゥ!」
「うっ、ぐっ、んぐうっ!」
びゅくりびゅくりびゅくびゅくびゅく
強く締め付けられると同時に提督も絶頂を迎えて奥に射精した
びゅく、びゅっ、びゅっ、びゅっ
ドクドクと精液を送り込まれる都度に感じ、締め付け、締め付けがより射精を促す
びゅく、びゅく………ぬちゃっ、ドロォ
射精が終わり舌と結合を引き抜くと防空棲姫の秘所から愛液混じりの精液が溢れ出た

751名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:49:22 ID:htgn.HBI

防空棲姫は法悦を迎えて恍惚としている
「全部、出チャッタンダァ、イッパァイ」
提督は精根尽き果て目が蕩けている

ちゅっ、ぐちゅり、ぐちゅっ、じゅぷっ
防空棲姫は呆けた提督の口に舌を突っ込み味わう

「一緒ヨ、コレカラ、ズット……フフッ」

提督は防空棲姫に抱きつかれながらまどろみの中に意識を放り出した

752名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:50:02 ID:htgn.HBI
布団の中、朝だ
気だるい感じはするが体は何ともない
周りを見渡すが特におかしな所もない

あれは、ただの夢だよな、気のせい、だよな
背中に汗が伝い気色悪い感触が走る事によって今は現実に居る事が確かめられた

布団から抜けだして新しい一日を始める事にしよう








「ソレハ夢?違ウ、本当ヨ、アハハハッ」

753名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 21:50:52 ID:htgn.HBI
終わりです

15夏と言うのは柱島に着任した自分にとって初めてのイベントだった訳ですが
あと一歩と言う所で防空棲姫を倒せず壮大に散りました
だからこんなお話になりました、再登場したらボッコボコにしてやるんだ

今は私の鎮守府にもちゃんと照月はいます、なんか違うような気もするんですが気のせいでしょう

754名無しの紳士提督:2017/03/01(水) 23:19:08 ID:PsT3tKmw
大作乙

755名無しの紳士提督:2017/03/02(木) 09:04:16 ID:uQINhldI
>>753 乙です。
あと、ここ一週間ほど夜中に防空棲姫にレイプされる夢ばかり見るようになったので、夜中に寝ないようにしていたらここ一週間ほど照月が夜中寝ている隙に自分を睡眠姦していたことが判明したっていう派生シチュ(?)を思いついてしまったぞ。

756名無しの紳士提督:2017/03/03(金) 23:59:13 ID:Tycw.Y5U
提督が艦娘に変な感情を抱かないよう、あらかじめ搾精するお話。

757名無しの紳士提督:2017/03/04(土) 09:23:47 ID:J0Fx.BMM
>>756
する側が艦娘だと、その艦娘に変な感情を抱いてしまうオチが

758名無しの紳士提督:2017/03/04(土) 10:47:36 ID:.eCDKOQM
憲兵「てこずっているようだな、尻を貸そう」

759名無しの紳士提督:2017/03/04(土) 12:24:54 ID:55wmL0ys
ヤギ「メェエ…」

760名無しの紳士提督:2017/03/05(日) 00:13:33 ID:c6k52BjY
訓練後のブルマ姿の艦娘と手違いで体育倉庫に閉じ込められて……
という艦これにあまり関係ない学園もののようなシチュいいよね
「汗かいてるから」って距離を気にされるのも良し、
「蒸れてるのが好きなんでしょ?」なんて煽られるのもよし
Sっ気のある艦娘って色々イメージ的にはいるけど、
このスレに来てSな神風に目覚めたわ

761名無しの紳士提督:2017/03/05(日) 10:47:46 ID:MYy3R/Gg
あるものは90歳過ぎのお婆さんに攻められて興奮し、またあるものは100歳越えの老女と結婚したり和姦しているという魔窟。その名を鎮守府という…

762名無しの紳士提督:2017/03/05(日) 11:07:44 ID:ne2lSfko
外見が若くて中身も若くて行動も若くて単に100年生きてるだけの存在を老人と言えるのだろうか

763名無しの紳士提督:2017/03/05(日) 13:09:07 ID:Wq.rMfXw
そもそも生まれたのが百年前なだけで、百年生きているわけじゃ……。

764名無しの紳士提督:2017/03/05(日) 13:48:33 ID:xulfm/Ys
逆にいうと「私は艦娘、あの人と共に年をとっていくことはできない」と思っていたら
40年くらい経つと普通にほうれい線の目立ちだの白髪だの出てきてショック受けたら良いのか喜んで良いのか微妙な感じになっちゃうというパターンもあるかもしれない

765名無しの紳士提督:2017/03/05(日) 14:48:17 ID:MYy3R/Gg
思いついた小ネタ

人間用ケッコン指輪

提督「おい、なんなんだよこのケッコン指輪!?触手生えててしかもウネウネしてるぞ!」

明石「チッ!つける前に気づきやがりましたか…」

提督「チッ!て…お前何を企んでいるんだ?目的は金か?予算か?ポケットマネーか?」

明石「…私ってそんな拝金主義に見えます?」

提督「もちろん」

明石「(´・ω・`)」

提督「と、とにかく。この指輪は一体なんなんだ?なんでケッコン指輪なのに黒魔術というか、はっきり言ってクトゥルフ神話めいた外見をしているんだ?」

明石「聞いて驚かないでください。それは私が開発資材から作り出した特別な人間用のケッコン指輪なんですよ」

提督「人間用のケッコン指輪?人間も強さとかの上限突破できたりお触りしてくるやつを爆撃とかできたりするのか」

明石「この指輪はつけた人間を私達艦娘と同質の生命体、すなわち新人類へと生まれ変わらせる効果が…」

提督「人を勝手に次のステップに進めようとすんな!」

明石「えー、でも新人類になれば体も丈夫になりますし、生活習慣病とかの心配もなくなります。…何より、提督と私たちが寿命で死に別れることはなくなりますし」

766名無しの紳士提督:2017/03/05(日) 16:14:56 ID:VLUv9nE2
>>765
ヽ且ノ「マジェスティック!言い値で買おう」(ヤーナム泊地並感)

開発資材=艦娘の素
と考えれば
建造完了=艦娘誕生
ドロップ艦はドロップした時=深海棲艦から転生した時=ドロップ時に誕生
上でも言われている通り艦娘の実年齢とか気にしてはいけない




デース

767名無しの紳士提督:2017/03/08(水) 00:37:25 ID:PDb7BTOo
やっとこ荒潮改二になったけど、
朝潮とかと違ってフリルがついてるのね
可愛いというより色気がすさまじい……

768名無しの紳士提督:2017/03/08(水) 07:10:26 ID:gcuJ9N5s
荒潮は、朝潮や大潮みたいな無防備クソカワ娘と違って自分の容姿服装が欲情するものと理解して非常ブザーに指かけて誘惑してるからな

769名無しの紳士提督:2017/03/08(水) 13:36:50 ID:zRVvkWGk
荒潮は朝潮とか大潮みたいなガチ無知&無防備な娘とは違って意図的にこっちを誘惑してくるんだよ。
もしかしたら荒潮はスパイとか提督の内偵とかそういう任務を帯びていて、誘惑してくんのもそういう意味があんじゃないかと思う。…そして未だに本物の愛情を知らないのかもしれない。

770名無しの紳士提督:2017/03/08(水) 17:55:30 ID:4Xt1xnaI
荒潮の前歴

軍関係者だった親が裏切り行為に手を染めてしまい、「法に則らない制裁」によって命を奪われてしまう。まだ幼かった荒潮本人も機密保持のために一般社会から隔絶されてしまう。その後、彼女は助命と引き換えにこの世の裏側で生きることを余儀なくされることとなった(これでも彼女の能力を見出した者たちによる減刑の結果であり、本来ならば肉の盾か「ラブドール」として生涯を閉じるところだった)
今はもっぱら鎮守府内部の内偵が主任務。
特に脛に傷のある提督の抱える問題を調べ上げ脅迫し傘下に組み込むことと、大本営の意図に抗い続ける提督に「女性関係の問題」を抱え込ませて動きを止めることにかけては天下一品。
そしてその生い立ちから未だに彼女は本物の愛情というものを出会ったことがないという…


演習相手更新される頃までクソ提督呼ばわりされんのは覚悟してる。

771名無しの紳士提督:2017/03/08(水) 21:29:31 ID:zRVvkWGk
>>767

妙高「そんなふうに制服を改造してると男の人に強姦されますよ!」

荒潮「おかしいですねえ?どうして先生はこんなふうに制服を改造していると「男の人に強姦される」とまで言い切れるんですか?」

妙高「そ、それは…」

772名無しの紳士提督:2017/03/09(木) 02:07:23 ID:pzFcsjLA
むしろフリフリよりも装束?(神風型とか鳳翔さんとか)の方がhshsしてしまう
胸元から手を滑り込ませてしまいたくなるね

773名無しの紳士提督:2017/03/09(木) 02:08:08 ID:pzFcsjLA
むしろフリフリよりも装束?(神風型とか鳳翔さんとか)の方がhshsしてしまう
胸元から手を滑り込ませてしまいたくなるね

774名無しの紳士提督:2017/03/09(木) 21:42:26 ID:VPwAFJoE
>>773 あの時代は男女が別々に教育されてたのもあってその手の装束ってのはラッキースケベとかチラリズムとかには完全に想定外かつ無防備な作りをしてるのがいいよな

775名無しの紳士提督:2017/03/10(金) 06:17:39 ID:3.c09vZU
艦娘が童貞を殺す服を着てるイラストってよく見かけるけど、あれで殺せるのって童貞だけなんやろか?

776名無しの紳士提督:2017/03/10(金) 16:44:23 ID:V6Di1eVo
童貞より先に精子を殺す服と言うべきだと思うんじゃが、どうなんじゃろう

777名無しの紳士提督:2017/03/10(金) 21:57:11 ID:FOCc5tFY
あれって要は「女慣れしてない童貞相手ならこれでイチコロ」って意味合いでしょ
服は上辺だけを清楚に見せることで男の警戒心を和らげて誘蛾灯のように惹き寄せ、セーターはまんま性欲刺激用
だからリアルで使用する場合、前者はカラクリがバレてたら一気に無力化するし、後者は加齢等で性欲が落ちてたり元々薄かったりしたら空振りに終わるとマジレスってみる

778名無しの紳士提督:2017/03/10(金) 22:27:04 ID:3.c09vZU
??「例のセーター、童貞だけじゃなくって浮気者も殺せるんだよ…」

??「せ、セーターはそういうことに使うものじゃないっぽい!せめてマフラーとか…じゃなくってそういうことに使っちゃダメっぽい!」

779名無しの紳士提督:2017/03/11(土) 21:00:25 ID:2FS1ErY6
夫の浮気に苦しむ人妻、時雨。
彼女を変えたのは、1着の黒いセーターだった…
貴方はこの春、戦慄の復讐劇を目の当たりにする。

「浮気者を殺すセーター」4月公開

貴方は自分の伴侶を、ちゃんと見ていますか?

780名無しの紳士提督:2017/03/12(日) 01:11:25 ID:rEtuRCio
ながもん「えっ、童貞を殺すって……、駄目だ駄目だ!提督にそんな危険なものを近付ける訳にはいかない!……え?わっ、私が着るなどもっての外だ!!」

非童提督(さてどこから突っ込もうか)

781名無しの紳士提督:2017/03/12(日) 01:39:02 ID:mQSrqHd.
時雨「明石さん、また酸素魚雷を改修してほしいな…?」

明石「今日で改修した酸素魚雷は11個目です。一体何に使うんです?」

時雨「白露たちと提督を雷撃処分して僕も死ぬんだ」

明石「と、とりあえずそこに至る経緯を聞かせてもらってもいいですか?それを聞くまではたとえ殺されても11個目の酸素魚雷を改修させるわけにはいきません」

明石「…で?姉妹がみんなヤンデレで、提督が聖人で、どうしようもないのでいっそ全てを終わらせようと」

時雨「」コクコク

明石「なら全てを終わらせる前に一つだけ試してほしいことがあります」

時雨「?」

明石「純愛をしなさい」(某女占い師風)

明石「この際だから言いますけどね…あなたたちは全員病みすぎです!おまけに全員申し合わせたように黒服ってバナナですか!外も中も真っ黒でドロドロに腐る寸前がベストってやつですか!」

時雨「…流石にひどすぎない?」

明石「で・す・が!姉妹が全員ヤンデレってのはチャンスなんです。提督の気持ちになってみなさい。周りを見渡せば崇拝、依存、妄想、攻撃、独占、まさに病みの世界!そこの住人たる提督は光を求めてやまない…そこに一筋の光、そう純愛に目覚めた貴方が降り立てばかつてあれほど追いかけても手にできなかった提督があちらからあなたの胸に飛び込んでくるでしょう!」

時雨「提督が…僕の胸に…」ポケポケ

みたいに時雨がヤンデレから純愛に転向するお話。

782名無しの紳士提督:2017/03/12(日) 11:53:34 ID:0Y6B3sew
明石はこれを11回繰り返す事になるとは、この時想像もできなかったという

11回?

783名無しの紳士提督:2017/03/12(日) 12:50:20 ID:mQSrqHd.
>>782 元ネタが渋の白露型のヤンデレタイプ別イラスト。あれの9人全員を雷撃処分するので9発、さらに提督の雷撃処分に使うのに1発、最後に時雨が提督のところに行くための分が1発。合計で11発酸素魚雷が必要…って感じなんな。

784名無しの紳士提督:2017/03/12(日) 15:45:37 ID:U8Bkv.ck
俺提督「はぁ? どうせ病気っぽい行動をするなら多人数プレイ側の病気になりなさい、時雨」

785名無しの紳士提督:2017/03/13(月) 22:15:48 ID:DLDnweXQ
荒潮は普段飄々としてるから性的な行為とかの時は狼狽えたりしてほしいな〜という儚い願望

786名無しの紳士提督:2017/03/14(火) 13:40:07 ID:AA.IZVhE
アクシデントによって鎮守府敷地内で中破してしまった羽黒。パニクった羽黒は例の中破ボイスと共に走り出した。その方向は事もあろうに鎮守府の門の方向、このままでは羽黒はバーバリーウーマンになってしまう!

787名無しの紳士提督:2017/03/15(水) 01:02:07 ID:vGW7tKxw
>>786
調べてもアパレルのブランドしか出て来なくて、色々パターンを変えながら何度もググって
ようやく「露出狂の女性」という意味合いにたどり着くまで10分はかかった件について
お隣の某国だけでしか使われてないスラングじゃわかんねーっつーのw

788名無しの紳士提督:2017/03/15(水) 13:49:43 ID:cCm2BgtM
イった直後は敏感!

提督→だから一旦止めてほしい
艦娘→もーっと気持ちよくなってくれていいのよ

という両者の認識のすれ違い。

789名無しの紳士提督:2017/03/16(木) 00:28:07 ID:ptrroJuk
最近SSが神風型しか浮かんでこない提督です
短いですが投下します

790神風型の誘い:2017/03/16(木) 00:28:58 ID:ptrroJuk
「お疲れさま、司令官」

淡い赤を主体とした和服を身にまとった艦娘、神風型駆逐艦一番艦神風は執務室に入るなり声をかける。
幼さとあどけない雰囲気を残しながら、彼女は秘書艦として鎮守府を支える柱の一人だ。
時刻は夜の12時を回ろうかという頃、執務室の椅子に座っていた提督は書類から目をあげる。

「神風か。お疲れさま、今夜も頼めるかな?」
「やっぱりそうなるんですね……」
「悪いと思わないわけではない」
「いえ、大丈夫ですよ」

執務室に入ってきたときとは打って変わって、神風の声色は曇って響いた。
書類をまとめ、提督が机の上に置く。
だだっ広い執務室は戦果に応じて、ある程度の模様替えを行う権限が与えられていた。
そのためこの執務室には敷布団が設けられ、神風は布団の傍に膝をついて提督を待つ。
それは提督の指示でもあり……神風からの罰でもあった。
提督は帽子を脱いで布団に座り、続いて神風もブーツを脱いで向かい合って座る。

「提督、準備できました」
「そうか。では失礼する」

両者の言葉が合図だった。
提督が身を乗り出し、神風は身体を反らして足を投げ出した。
すると提督は投げ出された神風の足首を持ち上げ、その足の裏に鼻をすり寄せていく。
もとより長い神風型の袴のお陰で下着が露わになることはないが、誰がどう見ても異常な光景であった。

「んぁ……は、ふぅ……ぁ、提督ぅ……」

スン、スンと鼻を鳴らしながら上下する提督の鼻と呼吸の感覚に、神風から艶かしい声が漏れる。
神風は気恥ずかしさからか、服の裾を気にするそぶりよりも漏れる声を抑えようと口を手で覆った。
その背中は間もなく敷布団に預けられ、神風は顔を紅潮させながら身悶えるしかできない。

791神風型の誘い:2017/03/16(木) 00:29:44 ID:ptrroJuk
その間にも提督の鼻は足の指先から指の付け根、土踏まずまでくまなく嗅ぎ回った。

「神風、大丈夫か?」
「だい、じょうぶ、です……」

息も絶え絶えの様子で言葉を返す神風の姿に、思わず提督も一度嗅ぐのをやめる。
身体を起こして神風の身体を引き上げ、改めて布団の上で向かい合うように座った。

「どうだったかしら、提督?」
「もちろんいい、神風の匂いだからな」
「調子がいいんだから……」

そう言ってふと、神風はこの異常な光景に至った経緯を思い返した。
それはまだ神風が着任したばかりの頃。
遠征から戻った神風が風呂で疲れを癒し、脱衣所に戻ってきた瞬間にその光景は目に飛び込んできた。

「提督! 何をしているんですかっ!?」
「神風、あぁ、いや、これは、その……」

しどろもどろに答える提督に手に握られていた、淡い赤色の着物。
それが自分のものであり、先ほど脱いだばかりのものであることは誰よりも分かっている。
風呂上がりで一糸まとわぬ自分の姿を顧みる間もなく、神風は提督に走り寄った。
明らかに提督は神風の着物に顔を埋め、においを嗅いでいたのだ。

「やめてください! 洗ってもいない服を嗅ぐなんて変態みたいなこと!」
「待ってくれ神風、今夜執務室で待っている。そこで私の話を聞いてくれ」

その夜、神風は提督が極めて敏感な嗅覚を持っていることを知らされた。
得てして強すぎる感覚というものは、鈍らせることで安らぎを得ようとするもの。
最初は花などを利用していたが、鋭敏すぎることが災いしかしなかった。
花に意識を集中しても、周囲の匂いまで吸ってしまって意味を成さないのだという。

結果的に周囲の匂いを気にせず、心地良く匂いを嗅げるものを捜し歩いていた時だった。
風呂場から漂う甘い匂いに引き寄せられ、手にしてみたのが神風の服だったという。
それを手にしていたところで、神風と鉢合わせてしまったということだった。

792神風型の誘い:2017/03/16(木) 00:30:21 ID:ptrroJuk
今にして思えば素っ頓狂なことだが、素直なことに神風は提督の悩みに一肌脱いだのだ。
毎夜執務室に足を運び、鋭敏な提督の嗅覚を癒す務めを秘書艦として果たそうと決意した。

「それでも足の匂いを嗅ごうなんてどうかしてますけど?」
「足の匂いじゃない。神風の匂いがいいんだ」
「……それならどうしてわざわざ服の匂いなんですか?」
「鼻を押し付ければ周囲の匂いを気にする必要もないからな」

いまいち腑に落ちない提督の言い分にも、本人なりの悩みがあるのだろう。
そう結論付けた神風も、提督の手伝いをしていくうちに芽生え始めた感情があった。
一頻り呼吸の落ち着いた神風は、呼吸とは裏腹に高鳴る鼓動を感じながら腰を上げる。
1つ咳ばらいを挟み、袴の裾を掴んでたくしあげながら口を開いた。

「提督。神風の匂いを嗅ぎたいなら、その……私の一番濃い匂い、嗅いでみませんか?」
「お、おいおい神風。冗談にしては度が過ぎているぞ?」
「冗談なんかじゃないです」

神風の言動に、提督はそれ以上の言葉を返せなくなった。
神風の顔は今にも火が出そうなほど紅潮し、袴をたくし上げる手が震えている。
普段は決して見えない膝頭が見え、太ももまで見え始めていた。
あどけなさを残しながら、女性としての魅力にあふれた太ももに思わず生唾を呑む。

目の前の美少女が袴をたくし上げ、誘っていることは誰の目にも明らかだ。
同時に提督の中にも男としての欲望が湧き上がっている。
今すぐに太ももを撫でまわしたい、貪るように袴の密閉空間の空気を吸い込みたい。
神風の匂いをほかの誰も吸えないくらい、自分の肺が破れるほど吸い尽くしてみたい。
だが提督はそれを良しとせず、感情に固い鍵をかけることを決めた。

「それ以上はやめるんだ。協力は有難いが、私はお前を傷付けるつもりはない」
「じゃあ私が勝手にします――嫌でしたら払いのけてください」
「何を馬鹿な――」

言いかけてからは一瞬だった。
もとよりほとんど二人の間に距離はなく、ものの一歩で密着してしまいそうな距離。
神風は袴をたくし上げたまま一歩踏み込み、提督の目の前に立った。
それこそ鼻に袴が触れてしまいそうなほどの距離で、神風は足を止める。

793神風型の誘い:2017/03/16(木) 00:30:55 ID:ptrroJuk
「どうしますか、提督?」
「か、神風……」

ぎりぎりの理性が提督を抑え、今にも袴の中に顔を突っ込もうとするのを堪えていた。
それこそ匂いという点では既に提督の脳を溶かしつくしているだろう。
動けない、動こうとすればすぐさま顔を袴に突っ込みに行く未来しかない。
しかし次の瞬間、膠着状態を破ったのは予想だにしない行動だった。

「司令官。まどろっこしいのよ」
「んぐっ!?」
「こんなに硬くしちゃって、強がってるのもバレバレよ」
「そ、そんなこと……」

先ほどまでの落ち着いた口調や雰囲気はあっという間にどこかへ行っていた。
神風は瞳に肉食獣のような光を宿しながら、あろうことか提督の逸物を踏みつける。
蹴るのではなく、あてがった足を押し付けるようにして弄ぶような動き。
ぐにぐにという表現しにくい感覚は、いきり立った提督の逸物には多大な快感を与える。

もとより神風の足の匂いで昂ぶり始めていた提督の逸物に、その快感は強烈だった。
踏まれてさほど時間も経っていないにもかかわらず、早くも射精感がこみあげてくる。
匂いを噛みしめ、匂いの放ちどころである神風の足に揉みしだかれるように踏まれている。
考えるだけで想像を絶する快感が脳を焼き、あまつさえ屈辱感すら快感に思えていた。

しかし提督にも男として、鎮守府をまとめる者としての意地があった。
いかに神風の足が気持ちよかろうと、大和男児としての意地と提督としての威厳。
ありとあらゆる要素をフル稼働して、射精だけはなんとか堪えていた。
とはいえ本当に射精をしていないだけで、股間は見るも無残な状態である。

「む〜……なかなか出ないものなのね。司令官、気持ちよくない?」
「いや、気持ちよくないかどうかと聞かれれば困るくらいには気持ちがいい」
「そうよね、ズボンにこ〜んなにシミ作っちゃってるし」

そういいながら神風は提督の股間が見えるように、バランスを取りながら足を離す。
しっかりテントを張っているそこには親指大のシミが出来上がっていた。
射精をしていないだけ、我慢しているだけで大量の先走りが出ていることを示していた。
現に提督のズボンの中は、許されるなら今すぐ脱ぎ捨てたいほどに濡れたくっている。

794神風型の誘い:2017/03/16(木) 00:31:56 ID:ptrroJuk
「やっぱり匂いじゃないとダメかしら。ね、司令官?」

ニコッと音でも出そうなほどの笑顔を見せた瞬間、神風ははじけた。
たくし上げていた袴の裾を司令官の頭上に向けて投げ放つ。
大きく波打ちながら跳ねた袴は、裾を波打ちたなびかせながら提督の頭上へ。
そのまま重力に引かれた袴は、すっぽりと袴の内側へと提督を呑み込んでいった。

同時に提督の視界は淡い桃色に染まり、大量の性的な情報が目に飛び込んでくる。
あどけなさとは裏腹に男性が見ればたまらない、弾力と柔らかさをたくわえた両の太もも。
女性としての純潔を現したような、秘書を覆う純白の下着が作る禁断のデルタゾーン。
普段は袴の下にしかなく、日の目を見ることのない桃源郷がそこに広がっていた。

しかしそれも視界だけの話、提督からすれば重要なのは視覚ではない。
外の一切の香りという概念から遮断された牢獄に放り込まれたようなものだった。
前も後ろも、右も左も、どこの匂いを嗅いでも神風、神風、神風。
鋭敏な嗅覚を持つ提督からすれば、景色以上に脳に直接響く性の爆弾がある。

「これでどうかしら、そろそろ射精しちゃいそうになる?」
「〜〜〜〜!!」

悪戯っぽい声が聞こえたのか、聞こえていないのか。
うめき声と同時に、提督の逸物には止めようのない射精感がこみあげていた。
否、それどころか既に精液が上がってきていると言っても過言ではない。
塞がれた視界に、追い討ちにも近い手コキなど来てしまえば耐える術もない。
気付けば耐える間もなく、提督の逸物から精液は迸っていた。

「すごいわね〜。そんなに気持ち良かったの?」
「ん〜、んっ、ふぅ……」
「スカートの中で頭の中は桃色かしら。じゃあもう少しサービスしてあげるわ」

射精直後で意識が胡乱な提督に、神風の含みのある発言の真意はくみ取れなかった。
加えてむせそうなほど濃い神風の匂いに、まともな思考回路は戻ってこない。
すると神風のスカート越しに、くぐもった声が提督の耳に飛び込んでくる。

「お姉様。司令官の部屋にお呼びしたのは――そういうことでしたか」

795神風型の誘い:2017/03/16(木) 00:34:44 ID:ptrroJuk
落ち着いた声、お姉様という言葉に春風の声であることは容易に想像がついた。
しかし何故か笑いが語尾に絡んでいるところを見ると不穏な雰囲気しかない。
続けてもう一人……。

「この人ですか。神風お姉様の匂いが大好きな司令官というのは、椅子みたいですど」

神風お姉様、と呼ぶのは朝風だ。
春風よりも少し弾んだ元気のある声は特徴的である。
しかし提督の意識は虚ろになり、視界は神風の顔面騎乗に塞がれ、正常な判断がつかない。
二人の気配がそばに来たとき、背筋がぞくりとするほど艶めかしい熱い吐息が両耳にかかった。
春風と朝風に耳のそばで、神風のスカートの中で囁かれる異常な空間である。

「それでは司令官? 失礼いたします」

左耳には春風の声が。

「神風お姉様の匂いだけでは足りないでしょう?」

右耳には朝風の声が。

「いずれ松風も鎮守府に来ることですし」

頭上からは神風の声が。

「私たち神風型と、楽しいことしましょう?」

異常な空間に三人の声が響き渡る。
瞬く間に提督の自我は溶かされたように、意識が遠のいていくのだった。

796神風型の誘い:2017/03/16(木) 00:35:42 ID:ptrroJuk
以上です。
神風型は妖艶に誘ってくるのが至高……だと思う
また書けたら投下しに来ます(たぶん神風型だと思うけど
ではまた

797名無しの紳士提督:2017/03/16(木) 07:20:18 ID:78k0OeE2
乙!この後行われるであろう4Pの続きも書いて欲しい…

798名無しの紳士提督:2017/03/16(木) 16:30:10 ID:n/sXTAUY
鹿島に射精のメカニズムを口頭で説明されながら手コキされる。その後、射精のメカニズムを暗唱させられ、できなければできるまで手コキからやり直し。全部暗唱できるか気絶しようが何度でもやり直し。

799名無しの紳士提督:2017/03/16(木) 16:31:09 ID:n/sXTAUY
鹿島に射精のメカニズムを口頭で説明されながら手コキされる。その後、射精のメカニズムを暗唱させられ、できなければできるまで手コキからやり直し。全部暗唱できるか気絶しようが何度でもやり直し。

800名無しの紳士提督:2017/03/17(金) 23:28:33 ID:MFPV8cJE
ケッコンカッコカリを遂げてから山風の行動がおかしい
執務室で待ってくれているのは有難いが、
常に魚雷を明らかに逸物を扱くような手つきでこすり続けている
そんな日々が続いたある日のこと、山風の口から飛び出したのは恐ろしい一言
「ねえ……男の人ってイキ続けるのと寸止めされ続けるの……どっちがつらいのかな……?」

そんな夢を見たのさ、後悔はしていないがクソ提督であることは待ったなし
山風、こんなクソ提督にどうしろというのだ

801名無しの紳士提督:2017/03/18(土) 12:24:17 ID:uwQ./rB6
>>800

時雨「男の人はイキ続ける方が辛いんだよ」

山風「…なんでわかるの?」

時雨「実際に試した僕が言っているんだ。間違いないよ」

山風「(涙が出てきた…)」

802名無しの紳士提督:2017/03/18(土) 17:03:50 ID:uwQ./rB6
提督をつかまえよう!
こう言われた姉妹がたも網とかネットショットを用意する中で、南方の毒ガエルから採取した「体を麻痺させるが性感を含めたあらゆる感覚は毛ほども麻痺しない」毒を塗った吹き矢を持ち出す山風。

803名無しの紳士提督:2017/03/18(土) 23:47:58 ID:uwQ./rB6
白露は身近にいるだけで女性として意識しちゃうボーダーラインみたいな感じがする。彼女よりやかましくなったりはっちゃけてる娘になるとかなり親しくならないと女性という視点にならないの。

804名無しの紳士提督:2017/03/19(日) 00:06:09 ID:KXKogqGg
>>803 すごく白露の立ち位置がしっくりきた
同期とか知り合いの提督にたまにはいいだろ的な感じでおっぱいパブとか、
そういうちょっと怪しいお店に行ったらなぜか艦娘が出てくる謎電波
そういう時に出てくるのが荒潮とかで、普段見せない顔(Sっ気やら甘えたやら)を見せてくれるのだろう

ところで朝風に顔射する時ってほとんどがデコにつきそうなイメージ

805名無しの紳士提督:2017/03/19(日) 20:42:19 ID:1PCLO12.
>>804
相手の事を思いやって無意識のうちに狙ってしまうんじゃないからかな
髪にも目にもかからない上に目的も達成出来るから問題ないだろうし

806名無しの紳士提督:2017/03/20(月) 09:45:04 ID:y.HlKRmc
>>805 タイミングよく口の奥に押し込むという手もあるぞ(ゲス顔)でもこんなことばっか考えてるとそのうち誰かに噛みちぎられちゃうかもしれないな。

807名無しの紳士提督:2017/03/20(月) 22:39:27 ID:y.HlKRmc
ビス子に間違ったせい的知識を吹き込みたいな。でもその後良心が痛みに耐え切れずに溶鉱炉でリアルターミネーターをやりたくなってしまうのが悩みどころだ。

808名無しの紳士提督:2017/03/21(火) 00:23:42 ID:QT44KLPg
提督「許してくれ…プリンツ…。ビ、ビスマルク、に…お◯ン◯ンには牙が生えていて軽い気持ちで性交する女性を中から噛みちぎると吹き込んだのは…俺なんだ…」

プリンツ「私は…アドミラルを許します。姉様は…」

ビスマルク「覚 悟 は で き た か し ら ?」

プリンツ「許してくれそうにありません」

そして…

ビスマルク「本物のお◯ン◯ンはドリルみたいな形状をしてるのよ。そもそもお◯ン◯ンに牙が生えてるなんて前から怪しいと思っていたしね」

マックス「…あんまりお◯ン◯ンを連呼しないでほしいわ。同じ軍人として恥ずかしいわ」

レーベ「お◯ン◯ンじゃなくて(自粛)とか(検閲済)、あるいはソーセージとかポークビッツみたいに他の呼び方もあるんだしね」

マックス「(そしてお◯ン◯ン平然とソーセージに例えられる貴方の神経が最近よく分からない…)」

809艦娘逆エロトラップダンジョン:2017/03/23(木) 00:19:29 ID:RD8vQbJ6
司令官、お疲れ様
ようこそ艦娘エロトラップダンジョンへ……
あら、エロトラップダンジョンは女の子が襲われるダンジョンじゃないかって?
今回は違うのよ、司令官が襲われる、いえ、司令官次第では襲われないわね
ここから各階層で艦娘が色んな誘惑、色んな戯れを仕掛けてくるの
それこそメジャーな手コキ、フェラ、パイズリなんてことから
ちょっとマイナーな足コキ、パンツコキ、それこそもっとディープなことも、もしかして?
でも司令官は艦娘を怪我させたりしなければ何をしてもいいの
それこそ何発でも射精するまで付き合ってあげても構わないわよ?
ちなみにこれは前の司令官の成績表なのだけれど……
1F 長月 全力で恥じらい倒しながらもキス手コキ 1回射精、解放されて突破
2F 秋月 マッサージと同時にタイツ素股 2回射精、解放されて突破
3F 荒潮 汗だくアームカバーコキ 潮吹きするまでイカされて失神 脱落
分かっていただけたかしら?
この手紙は招待状の代わり、気が向いたら手に持って私を訪ねていらっしゃい  駆逐艦如月

司令官「誰かのいたずらか? これは……」
睦月「如月ちゃんならやりかねないにゃしい」
皐月「いっそのこと長月に聞いてみた方が早いんじゃない?」
司令官「お前ら同型艦に手厳しいな」

810艦娘逆エロトラップダンジョン:2017/03/23(木) 00:20:00 ID:RD8vQbJ6
小ネタ投稿失礼しました

811名無しの紳士提督:2017/03/23(木) 02:36:17 ID:wB17vpeM
良いね
白露型睦月型はともかく
特型全員や甲型は厳しいかもな

812名無しの紳士提督:2017/03/23(木) 18:32:36 ID:nCrxKU6k
山風ってああ見えて出るべきところは出てる体型。
そして始まる庇護欲と性欲の仁義なき闘争。

813名無しの紳士提督:2017/03/24(金) 01:46:10 ID:tl/jQK8g
一部界隈では海風や江風を上回る胸部装甲の持ち主と聞く
実は胸で奉仕できるくらいのサイズがあったり?

814名無しの紳士提督:2017/03/24(金) 03:35:03 ID:GIH4aeMY
カップ基準だと↓なイメージ。具体的には,駆逐艦娘全体基準ではさみすずでもやや大きい方。
(E以上)村雨・夕立
(C以上E未満)白露・海風・山風・春雨・時雨
(〜B以下)五月雨・涼風>>江風

815名無しの紳士提督:2017/03/24(金) 18:38:07 ID:IhO3d4T6
朝雲は山風、荒潮と三人で野球拳やって真っ先に素裸にされちゃってすすり泣いてそう。

朝雲「(二人にもう負けたくないから)私と野球拳をしなさい!」

提督「結果に関わらず殺されそうなので嫌です」

816名無しの紳士提督:2017/03/25(土) 02:27:58 ID:FjzhLCW2
脱がせれば朝雲かあるいは憲兵に殺され、
負けたら負けたでひどい目に遭いそう

817名無しの紳士提督:2017/03/25(土) 12:20:09 ID:chqmir/Q
萩風は「剥風」という二つ名があってもいいと思う。だって彼女は萩風(はぎかぜ)なのにイラストとかでは大抵服を剥がれているんだもの。

818名無しの紳士提督:2017/03/25(土) 21:53:52 ID:chqmir/Q
>>816 どうせ野球拳やるなら羽黒とか龍田さんとやりたいなあ。なんやかんやで最終的に向こうが勝って終わりそうだし。ビンタとか斬撃とかが出てこずに済みそう。

819名無しの紳士提督:2017/03/26(日) 13:46:17 ID:dEXtxLOM
よく分からんけど、改二姿の那智さんに途中まで逆眠姦(と言ってもこちらは狸寝入り)される夢を見た
嫁は軽巡なのに、どういうことなの…

820名無しの紳士提督:2017/03/26(日) 16:46:58 ID:0o.fcc.U
ショタ提督と朝潮か荒潮が一緒にお風呂はいるネタを描きたいなあ。どっちも面白そうだし

821名無しの紳士提督:2017/03/26(日) 18:25:54 ID:6ro//SnU
>>820

荒潮の場合

提督「あ、あ、あのさ… さっきチラッて見えた胸きこその、結構大きかったけど…みんなそ、それくらいなのか?それとも荒潮が特別…」

荒潮「あら、一体なにの話をしているのかしら…?」

提督「な、なんでもない!」

荒潮「ふーん?…クスクス」

朝潮の方を書く権利は誰かにくれてやる(要は文才不足)

822名無しの紳士提督:2017/03/26(日) 23:51:00 ID:qXqBN3Uc
朝潮の場合
朝潮「司令官! 先ほどご一緒させていただいた時、私の身体に異常がありましたでしょうか?」
提督「へ? いや、別にそんなことはない――」
朝潮「隠さないでください! 私の胸! 私の足! 顔から足の先までじっくりと見ていましたよね?」
提督「いや、それはその……」
朝潮「身体を洗っていただいた時もそうです! 私の秘所も念入りに指を入れていました! 何かあったのでしょう!?」
提督「あー、その。それは……」
朝潮「異常があれば正直にお願いします! この朝潮、どんな事実も受け入れる覚悟です!」

結局どの辺を見ていたのかきっちり自白させられそうなイメージ

朝潮の方を書く権利は誰かにくれてやる(要は文才不足)

823名無しの紳士提督:2017/03/27(月) 06:16:53 ID:4Ye2Dpxs
>>822 邪提督を攻める真面目鬼畜朝潮…久しぶりに新境地を見せてもらったよ。

824名無しの紳士提督:2017/03/27(月) 13:05:35 ID:4Ye2Dpxs
秋雲は(性的な方面への)からかい上手。自身が頻繁に描いているおかげで男性の裸体だの男性器だのへの知識と、実際の男性経験はゼロなこと。
提督が自身のことを女性として意識してることを知っててからかい、仲が進展してベッドインの時には実物への狼狽えを押し殺しつつ、二人で手探りで進んでいくんた。

825名無しの紳士提督:2017/03/27(月) 16:08:37 ID:TNXytQeo
弥生「オナってなんかないよ、オナってなんか」
とか浮かんだ。

826名無しの紳士提督:2017/03/27(月) 16:18:45 ID:gB6Ayixc
ある潜水艦隊の会話。
お題:最近の駆逐艦の入渠について
(プライバシー保護のため名前は伏せております)

??「最近の駆逐艦達は入渠の度にやれ『覗くな』とか文句言ってるらしいけど、それ以前に誰のおかげで入渠出来るのか少しは考えてほしいでち」
??「イクは提督の事好きだから、裸くらい見られたって別に構わないのね」
??「私は好き好んで見られたい方じゃあないけど、入渠中は本に夢中だから覗かれても多分気付かないと思います」
??「ろーちゃんはそーゆーのよく分からないかもーって。でっちはどっちですって?」
??「だから、人のことでっちって呼ぶなって何時も言ってるでち……ゴーヤとしては、お休みくれるんだったら覗かれてもいいかなって。別に減るもんじゃないし」
??「現金なのねー」
??「あはは…(言えないっ……覗かれるどころか、中大破で入渠する度にドックで司令官とエッチしてるなんて…)」

827名無しの紳士提督:2017/03/27(月) 16:48:36 ID:TNXytQeo
語尾どころか、四人中三人が一人称名前じゃねえか!

潜水艦が入渠してるすぐ近くで、大鯨さんをバックからパンパンして羞恥させたい。

828名無しの紳士提督:2017/03/27(月) 17:53:13 ID:OtexU7xc
>>827 大鯨さんって縛られる系のイラスト多いし、責められるとか羞恥プレイ系の犠牲になる率が高いんだよな。

イクとかハッちゃんはスク水状態では無防備でいようがスリスリしてこようが、不思議と欲情も勃起もしない。しかし、何かの拍子で普通の洋服を着てくると途端にあらゆる行動がこちらの性衝動を揺り起こすようになる娘。

829名無しの紳士提督:2017/03/27(月) 21:51:32 ID:4Ye2Dpxs
朝潮とか霞みたいな真面目な娘は自慰とか性的な愉しみ覚えちゃうと病みつきになっちゃいがち。

「お愉しみ」をした次の日は体も心も軽いのでそれは良いことだと思っちゃう朝潮。そして「お愉しみ」の翌朝は提督罵るのも忘れるくらい自己嫌悪になるけど結局「お愉しみ」をやめられない霞。

830名無しの紳士提督:2017/03/28(火) 00:19:35 ID:FGdRVB6I
新しいSS見たいな〜と思って考えてたけど、
女王様気質の大鯨だったり提督に顔面騎乗する名取だったり、
結局どんだけ責めっ気のある女の子好きだよってなった

831名無しの紳士提督:2017/03/28(火) 12:23:20 ID:SX.sLYqM
名取は受けに見えるが実は受け攻めみたいな感じだな。ああ見えて実は絶倫of絶倫で、「あ、あの!疲れたなら今度は…私が上になりますね!」みたいに攻守逆転。その後はニシキヘビが鹿を丸呑みするみたいに一晩かけてじっくりと味わいつくされるんだ。

832名無しの紳士提督:2017/03/28(火) 21:36:21 ID:SX.sLYqM
組み敷いた提督がもう出ないと言うなら高速修復材を口移しすればいい。嫌がるなら鼻をつまんででも飲ませればいい。
新しい境地を知りたいならば開発資材をすり潰して2人で分けて飲めばいい。

資源の使い道は無限大。



追伸
別の性別で生きてみたいなら開発資材を体に挿れれば良い。しかし、効果は一時的なものであることを忘れないことだ。

833名無しの紳士提督:2017/03/28(火) 21:41:03 ID:SX.sLYqM
↑体に挿れて性別変えんのは改修資材ね。スマソ。

834名無しの紳士提督:2017/03/28(火) 22:35:04 ID:D.vftd5U
改修確実化で永続になるよ

835名無しの紳士提督:2017/03/29(水) 14:50:24 ID:GV44DnDU
>>830 >>831

長良「司令官とは夜に五回、朝には2回かな。…うん!私たちって正真正銘の恋人ね!」

長良は徹マンできそうな娘ね。

836名無しの紳士提督:2017/03/30(木) 00:16:33 ID:o6Fw4nGw
明石さんに一服盛られて性感という性感が敏感になった提督
事あるごとに艦娘と触れ合うだけでイってしまうのに絶倫と化してしまう
そんな感じのSSが書いてみたいけど難しいよね

837名無しの紳士提督:2017/03/31(金) 17:10:29 ID:BGt3TmKo
秋月は限られた栄養であそこまでの肉体を構築できたんだから、普通の食事したらあっという間にセクシーダイナマイツ間違いなし。艦娘だけでなくセクシーモデルとかもやってお金もガッポリ稼げるよ。

838名無しの紳士提督:2017/04/01(土) 07:43:08 ID:BLhvuPhs
>>837
それは照月のほうじゃないの。

秋月(初月も)みたいなファッションモデル体型枠はそのままの方が良いかな。

839名無しの紳士提督:2017/04/01(土) 09:12:35 ID:IbHIymqA
照月が顕著なだけで、秋月も初月も駆逐艦としてはナイスバディじゃない?

840名無しの紳士提督:2017/04/01(土) 12:17:23 ID:xigXF5w6
>>837 昔(清貧時代)は一般的なファッションモデルとしてお金を稼ぎ、長女が艦娘になって食卓が豊かになってからはセクシー系の雑誌のモデルとして活躍するのか。

841名無しの紳士提督:2017/04/01(土) 12:19:25 ID:WKv2MrIg
照月は『2番艦はスケベボディ』の名言を世に排出した経歴もあるしなぁ…

842名無しの紳士提督:2017/04/01(土) 23:36:29 ID:MxPoOiBM
エイプリルフール小ネタ

古鷹(今日はエイプリルフール。嘘をついていい日ですね)
榛名(さて嘘を吐くとはどうすればいいのでしょう?)
加賀(普段思っている事の逆を言えば嘘になるのでは?)

「「「提督!」」」
「?」

古鷹「提督の事なんか大っ嫌いです!顔も見たくありません!」
榛名「提督と一緒に居るのは正直大丈夫じゃないです」
加賀「貴方が嫌い」

提督「こんなに苦しいのなら、こんなに悲しいのなら、愛などいらぬ!」


なんとなくラブ勢に嫌われてもHP1くらいでギリギリ耐えられそう
フレンドリー勢とかぐう聖勢に嫌われたら余裕でオーバーキル

843名無しの紳士提督:2017/04/02(日) 00:01:49 ID:QWf.xuGg
>>842

赤城「…そういえば今朝、寝ぼけて部屋の日めくりカレンダーを一枚多く破っちゃってたんでした。でも加賀さんは私なんかよりよっぽどきっちりしてますし、私からは特に何も言わなくても大丈夫でしょう」

加古「そういえば、さっき古鷹が今日はエイプリルフールだとか言って部屋を飛び出していったな。…そういえば今日は3月の31日だったはずじゃあ?」ウトウト

比叡「…実は今まで言えなかったんですけど一昨日に部屋のデジタル電波時計を叩いて直そうとしたら一日早い時刻が表示されるようになっちゃったんです」

霧島「ダメです!その嘘はリアリティがありすぎてしかも地味すぎます!いいですか?人を騙すための嘘をつきたければもう少し突拍子もないようなのにしないと…」

比叡「嘘じゃないのに…」

844名無しの紳士提督:2017/04/02(日) 09:36:20 ID:MEm53LDs
一日遅れだけどエイプリルフールネタ。

文月「しれーかん、大嫌い♪ 気持ち悪いからこっち見ないで��掘�

雪風「しれぇが司令だなんて、雪風は不幸です」

日向「君、まだ(現世に)いたんだ」

大井「提督、愛してます、心から……あ、そのエイプリルフールですよ、エイプリルフール! ……ばーか」

845名無しの紳士提督:2017/04/02(日) 11:22:47 ID:QWf.xuGg
雷「こんなに(頼られるのが)苦しいなら、こんなに悲しいのなら…司令官なんていらない!」

846名無しの紳士提督:2017/04/02(日) 13:05:07 ID:G4ZodG9c
山城「あー幸せだわー、超幸せだわー。幸せすぎて怖いわー、人生楽しー……、なんか虚しいわね」
扶桑「山城、日付日付!」

847名無しの紳士提督:2017/04/02(日) 20:59:47 ID:QWf.xuGg


加賀さん

加賀「……(ポヤー)」(お風呂あがり&タオル一枚)

瑞鶴「ちょっと!そんな格好でぼんやりしてちゃ提督に襲われるわよ!」

加賀「心配しなくても提督はああ見えて大人しくて真面目よ。私の姿なんて目に入るはずがないわ」

加賀さんってこんな感じのオープンスケベ。


瑞鶴「私服くらいもっときちんとしたのを着なさいよ!私の一航戦のイメージが壊れちゃうじゃない!」

加賀「理想というのは自分がなるものよ。誰かに押し付けるものなんかじゃないのよ」(ジャージ)

848名無しの紳士提督:2017/04/03(月) 19:21:51 ID:BInKse6I
瑞鶴(加賀さんのうなじ、加賀さんの鎖骨、加賀さんのおっぱい、加賀さんのおへそ、加賀さんのおまん……)「ちゃんと服着なさいよね」

849名無しの紳士提督:2017/04/03(月) 22:35:28 ID:EOs0A7WI
龍田・荒潮・あたごん・むっちゃん。エイプリルフールに嘘ついてハメようとしても(なお、性的な意味ではない)逆に振り回されちゃう娘。

850名無しの紳士提督:2017/04/04(火) 21:22:49 ID:kiOd6hUM
実は戦艦にはなれない事に内心気付いていて、それでも戦艦への憧れを持ち続ける清霜と
現実を突きつける事が出来ず「いつかなれるよ」と優しい(ある意味残酷な)嘘をつき続ける提督

という電波を受信した。
エロくできないとか、確実に悲劇とか言いたいことは幾らでもある。
だが一番大きいのはうちに清霜がいない事だ。

851名無しの紳士提督:2017/04/04(火) 21:51:49 ID:c9MhjWzY
>>850 肉体(具体的には下半身とか腰をを)ぶつけ合って慰め合えばエロ的にもOKになるぜ。

852名無しの紳士提督:2017/04/04(火) 22:25:16 ID:c9MhjWzY
>>850
提督「戦艦への渇望、俺が忘れさせてやるよ」…ちょっとゲスすぎる。
清霜「お願い…私からこの戦艦への執着を忘れさせて!」

853名無しの紳士提督:2017/04/05(水) 16:08:17 ID:90mi/lVM
提督「一つ聞くが…お前が戦艦に憧れたのはいつからだ?」
清霜「そんなの昔から…昔…かラ…あ、アレ?私、なんだかオカシイ…」

854名無しの紳士提督:2017/04/05(水) 19:50:35 ID:s1Whu59U
SSを二つほど投下します
春風ちゃんのお話と鳥海ちゃんのお話です
二つの話は大まかな世界観は一緒ですが繋がりはありません
まずは春風ちゃんの18禁SSです

855春風と共に、いつまでもずっと……:2017/04/05(水) 19:52:03 ID:s1Whu59U
4月5日は俺にとって一番大切な人の一人が産まれた日だ。
そんな日に暖かな春の風に包まれながら俺は結婚した。
相手は神風型三番艦春風の艦娘である。
艦娘としての名が示す通り春の風のように穏やかで暖かな女性だ。
4月5日を結婚式の日にしたことはほとんど俺の勝手なわがままみたいなものだ。
なにせプロポーズしてから一ヶ月も経ってないからだ。
当然準備だって慌ただしかった。しかし彼女は

「旦那様の立派になった姿を見てお義父様はとても喜んでいましたね。
 きっと最高の誕生日プレゼントとなったことでしょうね」

と俺のわがままを理解してくれた。
本当に俺にはもったいないくらいの素敵な女性、そんな女性が俺を愛してくれて結婚してくれた。
姉妹艦娘の神風達にも大切にしなさいと言われたが、言われるまでもなく大切にするつもりだ。
結婚式はわりと急だったとはいえ無事に終わった。
みんなが祝福してくれる中で俺達は暖かな幸せに包まれていたのだった。
そして夜になった。結婚した後の夜にすることといえばただ一つ。

856春風と共に、いつまでもずっと……:2017/04/05(水) 19:54:27 ID:s1Whu59U
「ふつつか者ですが、よろしくお願いしますね…」
「こちらこそ…」

俺達は布団の上で互いに一糸纏わぬ姿で向かい合いながら正座していた。
彼女はいつもはドリルと呼ばれるお嬢様的な髪型だったが、今はストレートな髪型だ。
俺はいつもとは違う雰囲気な彼女を抱き寄せて口づけしながら髪を優しく梳いた。
口づけは最初はただ唇を重ね合わせるだけのものだったが、
いつしか互いに舌を絡め合う、なまめかしいものとなっていった。
俺にとって初めての女性は俺が初めての男であるという事実。
それだけでも興奮していたが実際に触れ合えばその興奮はますます大きくなるものだ。
抱き寄せた方の腕で彼女の豊かな乳房に優しく触れ、軽く揉んだ。
んっ、と声がした。驚いたような声で俺は手の動きを止めた。
いきなりの刺激に思わず声が出てしまったのだろう。
俺は一旦揉むのをやめ、優しく撫でたりした。
しばらく撫でていると感じてきたのか乳房の先端が硬くなってきた。
俺は最大限に優しく摘みながら豊かな乳房を柔らかく揉んだ。
また彼女の声が出たが、先程とは違い驚きの感じは入っていなかったので俺は続けた。
しばらく続け、俺は彼女の腰に手をやった。安産型の美しいお尻は触り心地もいい。
股間部にも触った。少し濡れていた。だがまだ十分ではないような気がする。
俺は行っていた行為を中断し、彼女の秘部の前に顔をやった。

857春風と共に、いつまでもずっと……:2017/04/05(水) 19:57:03 ID:s1Whu59U
「…おかしくない、でしょうか…」

不安そうな声で彼女が尋ねた。

「おかしくなんてない。とても綺麗だよ」

お世辞ではなかった。まるで春に咲く桜の花のようにとても綺麗だった。
まだ男を許していない処女の証、処女膜も確かにあった。俺も経験はないが更に確信できた。俺は彼女の尻を愛撫しながら綺麗な桜の花のような秘部に舌を這わせた。

「ひゃ……っ…」

彼女は声を上げるもはしたなさを感じたのかすぐに我慢をした。

「嫌、だったか?」
「いえ…そんな事はありません…」
「じゃあ続けるからな」
「はい…」

彼女の言葉を聞いた俺は再び続けた。
正直言ってテクなんてない欲望のままな動きだ。
いかがわしい行為をしているという興奮がさらに動きを単調なものとした。
しかし彼女も恥ずかしい行為を受けているという気持ちが同じように感じさせているのか、
彼女の花からは蜜がどんどん溢れてきた。

858春風と共に、いつまでもずっと……:2017/04/05(水) 19:58:46 ID:s1Whu59U
「くぅ……私はもう準備はできました。いつでも旦那様を受け入れられます」
「っ、だけど」
「早く私と一つになりたいのでしょう。ここがとても辛そうです……」

彼女は俺のちんちんに触れた。それはとても張りつめていて、
自分でも感じた事がないくらいで痛みにも近いものを感じていた。

「いいのか、まだちょっと君の準備が…」
「もうよろしいです。それよりもにこのまま辛い思いをさせたくはありません……」

今気がついた俺は少しは辛さを感じていたが、
清らかな彼女の穢れなき花を味わっていたときは特に辛さは感じなかった。
ただ興奮だけが俺の脳を支配していた。
俺は集中しにくい面もあるものの、一度集中しだせば他には目もくれないタチだ。
だから快楽に負けてしまい己の欲望の赴くままに動いて
彼女の心も体も傷つけててしまいたくはない。

859春風と共に、いつまでもずっと……:2017/04/05(水) 20:00:03 ID:s1Whu59U
「わかった。入れるよ」
「……はい……」

俺の言葉に彼女は答えた。俺は彼女の綺麗な花に己の張りつめた幹を宛がった。そして……

「一気に行ってもいいか…」
「どうぞ…」

俺はその言葉に全力で彼女の中に入って行った。
入っていくときに抵抗があったが、躊躇うことなく全力で貫いた。

「ッ!!!」

彼女の顔は苦しみに耐えるような、歯を食いしばったような顔だった。
ふと結合部を見ると赤い血が流れていた。
正真正銘、俺が彼女の初めての男となり、処女を捧げられた証だった。
それは夢に見た、でも夢とは少し違う光景だった。
彼女は処女だったが、俺も童貞だった。すぐ射精してしまわないように俺も歯を食いしばった。

「……旦那様、我慢なさらないでください…あなたの想いを私にください…」
「だけど君が…」
「私の事は気にせず、どうか楽になられてください……」
「っ……」

彼女が痛がってるのに自分だけ気持ち良くなるなんてできるわけがなかったが、
俺を気遣う彼女の言葉に俺は甘えてしまった。

「ごめん…っ……」
「んっ!」

俺から我慢する力が消えた。そして滾っていたものが吐き出されようとしていた。
もう止められない。せめてと思い俺は彼女に口付けした。

860春風と共に、いつまでもずっと……:2017/04/05(水) 20:03:02 ID:s1Whu59U
どびゅっ!

尿道を心地よい感触が駆け巡った。俺は彼女に包まれながら射精していたのだった。
 
 
「はあ…はあ…」
「ぅぅ……」「ごめんな…俺だけ勝手に気持ち良くなって、君を気持ち良くさせられなくて…」
「そんなにご自分を責めないでください。お互い初めてでしたので仕方ありません。
 それにこの痛みは……私が旦那様に大切なものを捧げる事ができた証です。
 そして旦那様は私で気持ち良くなられた事がとても嬉しくございます。
 私のお腹の中に感じる温かさ…旦那様の私への暖かな想いのようです」
痛かっただろうに、彼女は俺を少しも責めたりはしなかった。俺は動きたい欲望を抑え、彼女が慣れるまで動かず抱きしめ続けた。

「あの…もうそろそろ動かれても大丈夫です」
「そうか…でももう少しだけこうさせてくれ。この温もりと優しさを感じていたいから…」
「はい…………旦那様、私、頑張って元気な赤ちゃんを産みます……」

彼女はしっかりとした口調で言った。彼女の膣は挿入した時とは違いもうきつく締め付けていなかった。
春の風のように、優しく、暖かく俺を包み込んでくれていた。
それが体だけではなく心も包み込んでくれるかのように俺には感じた。
俺のような男を愛してくれた暖かく優しい彼女、
まさに春の風のような子をずっと離さない。俺は更に強く心に誓ったのだった。 
 
―終―

861名無しの紳士提督:2017/04/05(水) 20:06:47 ID:s1Whu59U
以上です
春風ちゃんとなら穏やかな日々を過ごせて心も穏やかになれそうです

次は鳥海ちゃんのSSを投下します
非エロで、実在の企業や出来事とは一切関係ありません

862守るもの、守るべきもの:2017/04/05(水) 20:08:55 ID:s1Whu59U
「ハー ヨイショ!ア ソレソレソレ!ハー!」

フロアに響き渡る威勢の良い掛け声。
今日4月5日に誕生日を迎えた白露をはじめ時雨、村雨、夕立、そして由良の掛け声であり、
彼女達の所に集まった人々の掛け声だ。

「白露さん達もまわりの皆さんも凄く元気ですね」

そう言って感心したのは同じく今日誕生日を迎えた俺の妻であり艦娘でもある鳥海。
鳥海も白露も、彼女達の力の源であるそれぞれの艦船の進水日と同じ日が誕生日だ。
そしてこの日は鎮守府と百貨店との共同作戦の最終日だ。
最終日の締め括りとなった艦娘達によるミニライブは開始早々盛り上がっていた。
 
 
「本日のライブ、大成功でしたね」
「全ての部において大成功。まさか俺もここまで大成功するとは思わなかったよ」

全てのミニライブが終わった後、俺達は百貨店から貸し切ったレストランで食事を取っていた。
白露達や他のスタッフ達は気をきかせてくれて少し離れた席で食事を取っている。

863守るもの、守るべきもの:2017/04/05(水) 20:10:19 ID:s1Whu59U
「でもせっかくの君の誕生日なのにこんな慌ただしくてごめんな。
 もうちょっとゆったりといろんな店をまわりたかったろうに」
「大丈夫です。あなたと一緒でしたから、
 たとえ隙間の時間でのお買い物でも私は嬉しかったです」
「それならよかったよ」
「それにライブはもう全て終わりましたから、これから閉店まで店をまわれますし」
「ああ、一緒にまわろう。だけど本当ならこんな日に仕事を入れるべきじゃなかったと思うよ。
 鎮守府自体のメンテナンスで鎮守府での仕事が出来なくなったのだから
 わざわざ別の仕事をする必要もなかったはずだ」
「でもでも、百貨店のフェアの最終日に特別なイベントを催すという司令官さんの戦略は正しかったわ。
 だって見に来てくれたお客さんみんなが明るい顔になっていたから」
「その戦略ももうちょっと早く思いついたらよかったけどな」

864守るもの、守るべきもの:2017/04/05(水) 20:12:37 ID:s1Whu59U
俺がその戦略を思いついたのは3月中旬頃の休日に出かけたショッピングモールで
たまたま好きな歌手のミニライブを見たのが今回の戦略の発想となった。
もしもっと早く思いついていたなら白露型の四人や由良達の百貨店全国巡業も出来ただろう。
今回の突貫ライブは白露達がライブのお誘いがいつ来てもいいようにと
陰で練習をし続けていたから何とか成功したわけだが。

「それにしても本当に今回のライブは大成功でした。
 私も今回は裏方でしたが、来てくれた皆さんが笑顔になってくれて嬉しかったです。
 数年前の夏に日本全国の港町を深海棲艦が襲撃してからというもの、
 海の近くに住む人々は恐怖に怯え続けた生活を送っていたわけですからね」
「君達が海辺に住む人々を守り、希望を与えてきたからこそ、
 そこの人々は深海棲艦が現れる前とほとんど変わらない生活を送れるわけだ。
 生まれ育ち、学んできた所を離れる事もなくな」
「……あなたの母校の小学校がこの前閉校した悲しみをまだ引きずってるのですか……」
「何を…」
「学んできた所、という言葉を聞いてそう感じたんです」
「心配しないでくれ。それは深海棲艦とは関係ない、完全に個人的な事情だ。
 今の時代の流れの中の出来事である以上仕方ない。
 いつまでも引きずってはいられないさ、未来を生きる為にはな」
「それならよかった…」

865守るもの、守るべきもの:2017/04/05(水) 20:14:41 ID:s1Whu59U
個人的な事情で彼女を心配させてしまった。
二人きりの時はともかくとしても今は少し離れているとはいえ他にも人がいる。
そういった人達に個人的な事情で心配かけるわけにはいかんからな。
とりあえず俺は話題を変えることにした。

「しかし本当に今回のライブは成功してよかったよ。
 俺のやり方が人々の為には間違っていないって思えたからさ。
 正直言って、戦う力を持った彼女達に戦い以外の事をやらせてもよいものか、
 艦娘に戦い以外の事をさせていいものか悩んだこともあったし、今でも少し悩んでるよ。
 戦闘力のない間宮や伊良湖をお菓子博覧会に派遣するのはまだしもな。
 まあ大本営が色々とやってるから、ある程度は気が楽になれるけど」
「大丈夫ですよ。戦いや防衛、輸送任務以外でも活躍できるのはいいことだと思います。
 遠い海で戦うだけでなく、人に寄り添う。それが艦娘の新しい役割だと思います」
「……それは少し違うと思うな」
「え?」
「艦娘といっても結局は他人と少し違う特殊な能力を持った人間にすぎないだろ。
 人間が人間に寄り添うのは当り前だろう。
 元々他のみんなと変わらない存在だったし、艦娘となっても何も変わることはない。
 他の女性達と同じように子を生すことだってできる。
 ごく一部の特殊な例外を除けば、艦娘はみんな人間に変わりない」

ごく一部の例外、それは話すと長くなるので今回は触れないでおこう。

866守るもの、守るべきもの:2017/04/05(水) 20:18:46 ID:s1Whu59U
「ありがとう、あなた」
「?」
「私も少し不安だったの。他人とは違う力を持っている自分というものに。
 他の女の人みたいに結婚して子供を産んでも拭い切れない不安は少しはあったの。
 でもあなたのさっきの言葉を聞いて『ああ、私はちゃんと他のみんなと変わらない人間として見られてるんだ』って」
「どういたしまして」

俺は妙な時に勝手に不安になりやすいが、しっかりした彼女も不安になるものだなあと思った。
だが彼女がそう不安に思う事こそが彼女を他のみんなと何ら変わらない人間だと証明しているはずだ。

「………っと、もう食べ終わってしまったか」
「そうね、私もお腹一杯よ」
「じゃあ行くか」
「ええ、行きましょ。閉店まで私に付き合ってね」
「言われなくてもそのつもりだ」
「あっ、提督、行ってらっしゃいね」

まだ食事をしている白露達に見送られながら俺達はデートを始めた。
明日からまた新しい日々がやってくる。戦いも激しいものとなるだろう。
俺達はその英気を養う為に楽しく百貨店デートをしたのだった。
 
 
―終―

867名無しの紳士提督:2017/04/05(水) 20:26:50 ID:s1Whu59U
以上です
三越は艦これのコラボをやっていましたけど
百貨店でのミニライブとかはありませんでしたね
まあ歌う艦娘はたくさんいても声帯の妖精さんは一人だけなので無理でしょうけどね
白露型の四人と由良さんを同時に演じて歌うなんて無理ゲーでしょうし

それではまた

868名無しの紳士提督:2017/04/06(木) 01:30:01 ID:oEFthKAQ
乙(´・ω・`)
神風型は純愛と攻めよりあるけどどちらも素晴らしい

869小ネタ 睦月型責め:2017/04/06(木) 01:30:31 ID:oEFthKAQ
青年は恋をした。
同じ学科に通う如月という、少女と見まがうほどに幼気な雰囲気を残す女性に。
それでも彼女は学科にいる男子学生たちにとって憧れであったのは疑うべくもなかった。
自分が声を掛けるのもおこがましいような、いわゆる高嶺の花である彼女。

一方でどこかわざとらしいとも取れる、思わせぶりな発言は敵を生んでもいた。
女性陣からは男子学生と食い荒らしているだの、姉妹を連れて地域を支配しているだの。
男性陣からは男漁りをしているだの、男を小馬鹿にしているだの。
聞くところだけ聞けば散々だが、青年にとってはそれでも天使のような存在だった。
そして青年は心を決め、一世一代の告白を決行した。

如月は驚いた表情を見せることはなかった。
ただ優しげに、憂いさを帯びた微笑みを浮かべてそよ風を一つ挟んだ。
彼女はイエスでもノーでもなく、いつも通りの言葉で一言だけ呟いた。

“ついてらっしゃい……”

連れてこられたのは女子寮から少し離れた、それでも寮に似た場所。
表札に書かれていた“睦月型”と言う字に懐疑心を抱きつつも、青年の心は昂ぶっていた、
そして部屋の中に入ると、何人もの如月ほどの年齢の少女たちがいた。
決して狭い部屋ではないが、そんな部屋でも狭く見えるほどの人数だった。
少女たちは青年を珍しげには見ない、ただ何かを見定めるような視線で見つめている。

やがて如月は少女たちとあいさつを交わしながら、中心に腰を下ろす。
瞬間――振り返った如月の視線に青年は筆舌に尽くしがたい淫靡なものを感じた。
学び舎で見ていた頃には欠片も見せなかった表情に戸惑いを隠せない。
金縛りに近い感覚を覚えていると、両側から少女たちが腕にしがみついてくる。
右腕の少女は皐月、左腕の少女は弥生と名乗った。
明るい笑顔と落ち着いた表情。
対称的な表情だが共通しているのは、目的が青年の拘束であることだった。
そこで如月が口を開く。

“男を食い漁っている……そんな私の噂は聞いているかしら?”
“半分正解、だけどもう半分は違うのよ?”
“私だけじゃなくて、姉妹の子達と一緒にしているの”
“さあ、あなたは私たちを楽しませてくれるかしら?”

870名無しの紳士提督:2017/04/06(木) 01:32:03 ID:oEFthKAQ
如月はビッチではなくて色気のある攻めよりお姉さんのイメージ
何故睦月が指揮ではなく如月なのかは作者の趣味ということでお願いします

871名無しの紳士提督:2017/04/09(日) 14:29:23 ID:mF8NTerE
グラーフはもっともらしいこと言って丸め込めればあっさりと自分の意思でえらいことしてくれそう。
…ほんで良心の呵責に耐えられなくなってその日の夜にビスマルクに洗いざらい話してたところ、グラーフに負けたくない彼女にそのまま犯られてしまう。

872名無しの紳士提督:2017/04/11(火) 23:44:24 ID:70tCl4no
山城はレベル99時点だとケッコンオコトワリされるけど
そこから更に練度上がるにつれて、オコトワリしたことに悶々としてそう
「姉様と同じくらい……提督も、いい人だと思います」とかフォローしてくれるし
レベル155になってから改めてケッコン申し込みしたら今度はOKしてくれそう

そして想いが積もり積もった分、凄く濃厚な新婚初夜になりそう
一時間近く交互にキスし合ったり、クンニしただけでシーツに水溜り出来るくらい愛液溢れたり
ゆっくり挿入しただけであっさり絶頂迎えて、ゆったりとした優しい腰使いで延々甘イキし続けて
膣内射精で深イキから戻れなくなって繋がったままお漏らしまでしちゃって
そこから更に一昼夜セックスし続けて、終わった頃には布団が2人の体液でドロドロになってそう

873名無しの紳士提督:2017/04/12(水) 07:00:50 ID:yaSRa51k
(良かったわね、山城…)

874名無しの紳士提督:2017/04/13(木) 14:05:19 ID:.lw98GFw
清霜「ケッコンってどういうことなの?」
足柄「長期売春契約!」

875名無しの紳士提督:2017/04/13(木) 16:41:27 ID:6LzE4Fjo
夫がマグロ漁船に乗ってる夫婦とおんなじで、嫁艦が遠征に行くことが多いとたまに戻ってきた時のセクロスはすごく情熱的になると思う。

876名無しの紳士提督:2017/04/19(水) 02:05:28 ID:xCzmzwko
ほとんど遠征しかしてなかったけど、
久方ぶりに浜風が中破したの見て太ももにしか目がいかなかった
胸に目が行きがちだけど、絶対あの娘太もも柔らかくて気持ちいいよね

877名無しの紳士提督:2017/04/19(水) 06:42:36 ID:78BsqcFY
と言うか全身プニプニよ
駆逐艦にあるまじき包容力

878名無しの紳士提督:2017/04/19(水) 10:11:32 ID:0DnQUGtQ
青葉「これは司令官が好きだからするんじゃありません。司令官が青葉の恥ずかしいところを見ちゃったのでその口封じをしなければならないんです」

青葉は性的な口封じをする娘

879名無しの紳士提督:2017/04/20(木) 01:02:29 ID:rPac1SvA
青葉に限らず、性的な口封じを覚えちゃうと艦娘による提督の支配がはじまりそう
とはいえ支配を考えないようなイイ娘な部分を残しつつ、
迫られるというのもなかなかいい

880名無しの紳士提督:2017/04/20(木) 10:12:54 ID:qg7reKkU
>>878

青葉「こ、これ以上されたら頭がおかしくなっちゃいまひゅ…」

提督「…どうしてお前が先に音を上げちゃうんだ?」

881名無しの紳士提督:2017/04/20(木) 23:27:38 ID:17u2y8iQ
大井「提督はね、私の父親になってくれるかもしれない男なんです」

大井「北上さんはね…!私の母親になってくれるかもしれない女なんです!」

番外編(むしろ本編)
朝潮「司令官は…私の父親になってくれるかもしれない男性なんです!」

霞「あのクズは…いや司令官は…!あたしの父親になってくれるかもしれない人なのよっ!」

882名無しの紳士提督:2017/04/21(金) 19:17:40 ID:Kl.AuQSI
山風(無言のドヤ顔)

883名無しの紳士提督:2017/04/21(金) 20:14:52 ID:JTNL88II
>>881
大井「でも、木曾、この結果は、地球に住んでいる木曾には、よかったのかもね……」

884名無しの紳士提督:2017/04/21(金) 21:43:40 ID:4ZOD4Ty6
>>883
カセットテープ版?

885名無しの紳士提督:2017/04/21(金) 22:47:53 ID:ZXgZ.8Ko
>>881 そんな調子じゃその朝潮と霞は実は仮面優等生で、「あんたみたいなクズは早く死んでくれないかなぁ!?」とか裏で言ってそうで悲しい。

886名無しの紳士提督:2017/04/22(土) 10:09:24 ID:S1z2DgTQ
>>885 仮面優等生+裏で(ショタ)提督を逆レイプまでやってれば元ネタ的にも最高。ほんで霞がそういうことしてるの想像すると涙がちょちょぎれるのに、朝潮がそういうことしてるの想像するとなぜかめちゃくちゃ捗る。

887名無しの紳士提督:2017/04/22(土) 11:39:45 ID:JFS0vMPk
シャアじゃなくて草加かよw
まともな死に方しなさそうな朝潮と霞だなおい。

888名無しの紳士提督:2017/04/22(土) 15:50:11 ID:S1z2DgTQ
>>887 根性ねじ曲がりすぎててスマソ。でもシャアルートでも母性を求められた人はたしか最終的にお亡くなりになってしまってるし…

889名無しの紳士提督:2017/04/22(土) 19:13:41 ID:ygAZ1FsI
健康に気をつかってくれるはぎぃは母親的ポジションにもなれそう
声もララァと一緒だし

890名無しの紳士提督:2017/04/22(土) 20:42:33 ID:BKyYkrN.
>>887 大破した後、前々から彼女たちに歪んだ好意を抱いてた別の提督に飼育されるとか?

>>889 あとは相手の心が健康ならばララァみたいなことにはならないはず。

なんか他人に必要以上に父性とか母性とか求めると割と壮絶な末路を辿ることが多いらしい。

891名無しの紳士提督:2017/04/23(日) 01:24:26 ID:ZSZ6DP9Y
シャア化するのってダメ提督製造機の娘に多そうな気がする。

雷「なんで司令官は私を頼ってくれないの…?彼は私の子供代わりになってくれるかもしれないのに…」

響「(いったいどこからつっこめばいいんだろうか?)」

892名無しの紳士提督:2017/04/23(日) 10:13:00 ID:ZSZ6DP9Y
草加朝潮「きっとしれいかんがたすけてくれる」

このスレには少しふさわしくないSSになりそうな予感。

893名無しの紳士提督:2017/04/23(日) 10:19:34 ID:aIxp.Gcg
むしろ仮面ライダーに相応しくない小説だしなあれw

最近とあるゲームやってたら、影牢のレグリナの衣装を着た陽炎が浮かんだ。

894名無しの紳士提督:2017/04/23(日) 14:31:45 ID:Z4OC4mCw
>>875 オリョクル帰りの58(既婚)がいろんな感情を込めて提督と絡み合うお話ですか。

895名無しの紳士提督:2017/04/23(日) 20:00:00 ID:o93vgqp.
>>893
ライダー小説というと剣の300年後の未来を書いた続編小説のブレイドには
レンゲルに変身するサツキというキャラがいて
提督と呼ばれているキャラを兄のように慕って…いや、それ以上の感情を抱いていたな

896名無しの紳士提督:2017/04/23(日) 20:25:10 ID:ZSZ6DP9Y
>>895 艦これの登場を予言していたんですねわかります

897名無しの紳士提督:2017/04/23(日) 22:56:08 ID:QmZUSOC2
かわいいね!

898名無しの紳士提督:2017/04/24(月) 08:32:07 ID:bmvdRnWA
>>895 レンゲル→改二、サツキ→皐月と言い換えると皐月提督の理想の世界になる。

899名無しの紳士提督:2017/04/24(月) 09:27:05 ID:D70kkyS6
この話題が続くと、ニコニコの艦これ×仮面ライダー剣の動画思い出して仕方ないw

900名無しの紳士提督:2017/04/24(月) 12:31:02 ID:bmvdRnWA
仮面ライダー由来のネタが許されるのならば一回死にかけてから不完全に再生したために、提督の力を受け取らないと活動できなくなってしまう体になってしまった…みたいなネタをやってみたい。もちろん提督の力はセクロスを通じて分け与えます。

901名無しの紳士提督:2017/04/25(火) 00:03:16 ID:uhNh0hEM
草加朝潮とか抜きにしても逆レイパー朝潮って結構イケる気がせんかね?おまけにいくら朝潮型がガチだとしても逆レイパーなら特に犯罪にもならないし。

902名無しの紳士提督:2017/04/25(火) 03:51:13 ID:QQ9k6QwE
睦月「睦月が最強にゃしぃ」
如月「抜いて(意味深)、挿す(意味深)!」
嵐「俺の運命は嵐を呼ぶぜ!」
村雨「思い出した……、深海の無情、白露ちゃんの無念、そして私の無力を」

903名無しの紳士提督:2017/04/25(火) 10:37:39 ID:GZfDoqzY
>>902
「割って(意味深)、挿す(意味深)!」じゃなかったっけ

904名無しの紳士提督:2017/04/25(火) 12:02:47 ID:WrdHC2V6
割って挿すはマグネッツ
抜いて挿すはコズミック

905名無しの紳士提督:2017/04/25(火) 19:03:52 ID:uhNh0hEM
艦娘攻めなら普段は想いを寄せるだけで世間的に犯罪者扱いのあの娘とも合法的にヤレるんだよな。

906名無しの紳士提督:2017/04/25(火) 20:42:08 ID:0js9Lcpk
高雄はああ見えて自室には男の人の裸の本がぎっしりだ。

…高雄ってなんで隠れスケベなイメージが強いんだろ?

907名無しの紳士提督:2017/04/26(水) 00:19:26 ID:g.3faIW6
真面目な性格で不真面目なぼでぃだからね。仕方ないね。

高雄と言うから不思議なのであって、
愛宕の姉と言い換えればエロくない方がおかしいという事に気付く。

908名無しの紳士提督:2017/04/26(水) 05:52:52 ID:UpEwR6Zw
睦月の妹と書くと愛でたいが如月の妹と書くと愛でたい(性的な意味で)になる的な

909名無しの紳士提督:2017/04/26(水) 09:47:24 ID:Wbg7v8cw
>>907 「高雄は愛宕の姉だからエロい」俺は真理を見た気がする。

>>908 のしろん、やはぎんが真面目に見えて抜けてるキャラ付けをされがちなのはあがのんの妹だから…ってのもありか?

910名無しの紳士提督:2017/04/26(水) 11:33:22 ID:BvqTGx4g
>>908
睦月と如月に関しては、睦月ヒロインの薄い本で
「そう言えばアレ(如月)の姉だったな」←失礼しちゃうわ(#^ー^) by如月
「如月の姉が睦月という訳じゃなくて、天然(睦月)の妹が耳年増(如月)ってことか」
なんて言われてたりしてるしな…

911名無しの紳士提督:2017/04/26(水) 12:06:52 ID:LlEwP/xc
愛宕「私がエロキャラという、熱い風評被害」

912名無しの紳士提督:2017/04/26(水) 12:23:11 ID:NCf6fAyo
ジッサイあたごんは全く性知識無さそう

913名無しの紳士提督:2017/04/26(水) 15:42:08 ID:BvqTGx4g
>>912
そういう系の薄い本もあったな
本当はウブで処女なんだけど、気を惹こうと恋愛経験豊富なフリをして提督に迫ったら(情報ソースはCanCam)
提督のほうが「女を教えてくれ」といった感じでその気になって、退っ引きならない状況に追い込まれた愛宕が
半ばヤケ気味にビッチキャラを演じたまま最後までしちゃう話(但し事後にバレる)
愛宕が提督の主砲(意味深)にカバー(意味深)を被せる作業中、恥ずかしさなのか2人とも目を閉じていたのがシュールでちょっと笑えたw

914名無しの紳士提督:2017/04/26(水) 16:26:25 ID:BUCVhtyk
性知識も男性経験もないのに周りからビッチとみなされちゃう被害者の会。

会員No1 愛宕
会員No2鈴谷

915名無しの紳士提督:2017/04/26(水) 18:10:48 ID:zX/Fg51.
村雨や如月含め好きな人の為に頑張る感じで
心を開いてくれてる証拠だと思ってる

916名無しの紳士提督:2017/04/26(水) 18:52:37 ID:LlEwP/xc
>>914
名誉会長・如月。

917名無しの紳士提督:2017/04/26(水) 20:31:35 ID:vHbz4HLM
>>915 如月、好きな人のために頑張って大胆になるも、大胆すぎるせいで敬遠されちゃって夜に泣く。
望月、かつて如月と似たような恋愛を経半ヒッキーな今に至っている。

918一発ネタ 睦月型にインタビュー:2017/04/27(木) 10:20:29 ID:ouZGAm7M
青葉「ども青葉です、鎮守府の風紀の調査をしに来ました。ズバリ、提督に抱かれたり、寝たりした経験は?」

睦月「そ、そんなのあるわけ無いにゃしぃ!」
如月「そういうのは、ちゃんと告白して親御さんにご挨拶して海の見えるホテルで(以下略)」
弥生「無いよ、経験なんて無いよ」
卯月「あったらうーちゃんってばマジ魔性の卯月ぴょん」
皐月「別に、ボクはいつでも……ゴニョゴニョ」
水無月「んー、睦月型は好みから外れるんじゃない?」
文月「えー? あたしあるよー」
長月「え? え?」
菊月「私らのインタビューしてる場合じゃねえ! 粛清だ!」
三日月「菊月、口調が。でも司令官は○してもいい奴ですよね?」
望月「すげえよ、ミカは」

青葉「ああ、皆行っちゃいました! 青葉も追わなきゃ」

文月「あれー? なんでみんなあわててたんだろ? 司令官に抱っこでご本読んでもらったり、一緒にお昼寝するのダメだったのかな?」

919名無しの紳士提督:2017/04/27(木) 14:22:48 ID:O6FNVO/k
青葉は軽そうに見えてかなりガードが堅い。なにせ中破させられても隠しておきたい部分は隠れたままになるように特注のセーラー服を着ているんだもの

920名無しの紳士提督:2017/04/28(金) 00:47:00 ID:vSdhlJ.o
村雨といいことしたい

921名無しの紳士提督:2017/04/28(金) 22:22:11 ID:qFqdffO6
>>920 村雨は主人公体質、っていうか鈍感な気がする。日頃の発言とか自分自身に向けられる色欲とか好意にはまるで気づいていなさそう

922名無しの紳士提督:2017/04/29(土) 21:00:39 ID:8PVax12k
時雨は性格は中性、けれど脱ぐとものすごく女性というギャップが最高なのです。

923名無しの紳士提督:2017/05/02(火) 00:12:12 ID:iyFizk/.
名取は別な意味で苦労しそうな気がする。あんな小動物めいた娘を無理やり布団に押し倒すくらいなら徹甲弾を自分の尻に入れて死ぬ!ってなりそう。

924名無しの紳士提督:2017/05/03(水) 22:35:58 ID:Aju.2Akw
艦娘は人間より力が強い。よって女子力(物理)の行使による逆レがもっとも違和感なくヤれるということである。

925名無しの紳士提督:2017/05/03(水) 23:02:22 ID:zl36RJG2
その理屈だと挿入中に膣イキされたらこちらの主砲の余命が

926名無しの紳士提督:2017/05/03(水) 23:08:56 ID:Aju.2Akw
>>925
明石「提督の主砲も修理できますよ!お値段は張りますが、前よりも大きくだってできちゃいます」

927名無しの紳士提督:2017/05/04(木) 09:17:27 ID:geBIK9yo
○○鎮守府提督は改造人間である。
彼を改造した大本営は全海域制覇を企む悪の秘密結社である。
提督は艦娘の心のケアと性欲発散のためにショッカーと戦うのだ!

928名無しの紳士提督:2017/05/04(木) 09:48:48 ID:eFwVX8OA
>>927
摩耶がガチ悪党になっちゃうな

929名無しの紳士提督:2017/05/04(木) 10:43:15 ID:4l8vmdeQ
>>927 心のケアのために艦娘と寝るってありがちだけど、かなり深イイ話が作れそうな題材だと思う。

930名無しの紳士提督:2017/05/04(木) 15:55:13 ID:MGzEOTdI
>>929
駆逐艦限定なら薄い本に「ですこん!」シリーズがあるけど、軽巡以上の艦種では見ないなぁ

931名無しの紳士提督:2017/05/04(木) 16:22:39 ID:BinxJDQ.
>>930 ぼのに満潮、そして雪風など、基本的に心に傷負って引きずってる娘って駆逐艦に集中してるしね。


…酒匂とかながもんみたいな軽巡以上の娘のトラウマをセクロスで解消しようとしたら一週間くらい毎日徹夜する覚悟が必要だと思うな。

932名無しの紳士提督:2017/05/04(木) 18:03:28 ID:4l8vmdeQ
むっちゃんは中で勢いよく射精しちゃうと爆発のトラウマを刺激するから、挿入しない方法でしばらくやる必要がありそう。

933名無しの紳士提督:2017/05/04(木) 22:18:28 ID:MGzEOTdI
ひぇーの場合、イクのは2人で一緒じゃないと最期の時のトラウマから幼児退行を発症するとかありそう
そのくせキスだけでもビクンビクンしちゃうような敏感体質だから、ケッコン相手の条件として「三擦り半レベルの早漏であること」みたいなのがあったりとか

934名無しの紳士提督:2017/05/04(木) 23:18:00 ID:PSU.wspU
>>932
射精に対する恐怖感を、妊娠への期待感で薄れさせてあげればなんとかなりそう
優しいキスやペッティングでムードを高めつつ、
丁寧なクンニリングスでや手マンで時間をかけて性器を発情させたら
クリや乳首への愛撫と平行して、指先で子宮口開発
リング上の入り口を指の腹で優しく撫で回したり、リズミカルに小突いたりして、女性最高の快感と言われるポルチオ性感に目覚めさせてあげる
最初は固く強張っていた子宮の入り口が、物欲しげに指先にしゃぶり付いてくるようになったら
正常位でねっとりと仕上げるようなセックス
亀頭に吸い付いてくるポルチオの感覚を楽しみつつ、子宮が完全に蕩けきって赤ちゃん欲しくて堪らなくなるまで、入口を丹念に捏ねくり回してあげる
多分この辺りで耐えきれなくなったむっちゃんは泣き出してしまうので、柔らかくほぐれた子宮口に隙間なくペニスを密着させて
涙でぐしゃぐしゃになった顔を優しく見つめながら、腟内射精を味わわせてあげる
自信の一番「女の子」な場所にたっぷりと愛情を満たされる幸せで、過去のトラウマを塗りつぶして
深く長い絶頂からむっちゃんが 帰ってくるまで、震える身体をそっと抱き締めていてあげたい

935名無しの紳士提督:2017/05/05(金) 00:25:18 ID:c25hhcCk
重巡クラスの娘はなぜか提督が癒すというよりは、艦娘の方が泣きながら提督を貪るように犯す絵の方が頭に浮かんでしまう…

936名無しの紳士提督:2017/05/05(金) 14:18:01 ID:/BC8G.dU
大和はセクロスばっかりだと、今世ではラブホテルとしては生きなければならないのですか…と鶴翼の翼みたくなっちゃうからセクロスを中心に人生そのものを充実させていくことになりそう。

93718-403:2017/05/06(土) 21:44:59 ID:Edus2lU6
こどもの日は過ぎましたがSSを投下します
本当は昨日投下したかったのですがリアルでちょっとしたゴタゴタがあったので……

例によって他の子のSSで見たような設定もありますが
他の子の話との繋がりはありません

938ひっくりかえったW:2017/05/06(土) 21:48:42 ID:Edus2lU6
2017年5月5日。今年も子供の日がやって来た。だが俺達に休める時はない。
俺も鹿島も鎮守府のトップである為、作戦での人員の割り振りをはじめとした様々な事をやらねばならない。
今は中規模作戦の最中であり、俺達は艦娘達が特別海域に出撃して手薄になった日本を防衛する任務についていた。
 
 
「お疲れ様です。日付を跨いじゃいましたけど特別なデザートの鹿島餅、どうぞ」

鎮守府の仕事に祝日も関係なく、最近は日付を跨ぐことも珍しくなかった。
おかげで夫婦の営みもご無沙汰だったが、やっと一区切りはついた。

「それじゃいただきます」

もう6日になっていたが俺は鹿島餅を食す事にした。

「やん、がっつかないでくださいよ」

彼女はおっぱいに柏の葉を付けて柏餅に見立てていたが
俺がかっついた為葉っぱはすぐに食べられてしまった。
彼女はおっぱいを揉まれながら吸われ、それへの快楽を隠しきれない様子だったが、
負けじと俺のちんちんをマッサージするかのように
力を入れすぎないように握ったりしながら刺激していた。
刺激されればちんちんは大きくなっていくものだ。

「ふふふっ、いい具合になってきましたね。でもこのままじゃ食べにくいですね……えいっ!」
「っ!?…何を!?」

俺のちんちんは勃起しながらも皮を被っていた。
その皮を剥かれた俺は思わずさくらんぼの付いた柏餅…鹿島餅から口を離してしまった。

「あなたの粽…肉粽を食べやすいようにしているんです。
 粽は剥かなきゃ食べられませんからね」
「…ああ………なるほどね…」

一瞬理解が遅れたもののすぐに彼女の意図を読み取った。
今日は子供の日だ。彼女は自らのおっぱいに柏の葉を貼付けて柏餅に見立てただけでなく、
俺のちんちんを粽に見立ててそれを美味しく味わおうとしているのだ。
……今思ったが俺は彼女のおっぱいを吸い、彼女は俺のちんちんを手コキしている。
つまりこれは……授乳手コキ……!
性愛と、幼き者への慈愛という相反するものが交じったまことに業の深い行為だ。
彼女は恐らくそんな事は考えていないだろう。
まだ出産経験もなく、母乳だって出るはずもない。
しかし行為自体の背徳感と彼女の無知さが合わさり、俺の興奮は一気に高まった。

939ひっくりかえったW:2017/05/06(土) 21:51:44 ID:Edus2lU6
「あら?ビクビクしてきましたよ。少し早いですね。もう少し我慢を…」

しばらく射精していなかった為に俺の射精への期待感が俺を絶頂させ、
彼女の綺麗な手にちんちんを包まれながら俺は簡単に達したのだった。

ビクン!

俺のちんちんは震えながら精液を吐き出していた。
鈴口は彼女の親指に塞がれた形であったが、
それを払いのけようとするかのように俺のちんちんは精液を吐き出し続けたのだった。

「うぅ……もう…出すなら出すって言ってくださいよ…」

俺だってこんなに早く射精してしまうとは思わなかったから準備が出来ていなかった。
まあ膣や口でなかったから彼女を驚かせる為にわかってても言わなかっただろうが。

「……っふふ!こんなにたくさん出しちゃって……
 久しぶりでとても気持ち良かったですか」
「ああ、気持ち良かったよ」

彼女は何事もなかったかのように俺がたくさん射精したことを嬉しそうにしていた。
まあ俺に対して怒ったような言葉も言葉自体はともかく言い方には元々怒りを感じなかったけど。

「ん……」

彼女は自分の手に付いた俺の精液をペロリと舐め取った。

「うーん……久しぶりだから相当溜まっていたんですね。
 とっても濃くて…量もたっぷり……」

精液を舐め取った彼女の表情はいつものような子供っぽいものでも、
戦いの時のような凛々しいものでもなく、
雄によって淫靡となった雌のようなものだった。

「こんなに出したのにまだこんなに大きくて硬い……
 そうこなくっちゃ。それじゃいただきます!」

そう言うなり彼女は俺のちんちんを下の口で頬張った。

940ひっくりかえったW:2017/05/06(土) 21:52:36 ID:Edus2lU6
ジュブ!

「ああっ、久しぶりですっ!」

彼女の言う通り久しぶりのセックスである。
だからなのかそうとうおあずけをくらっていたであろう彼女の膣は愛液の大洪水であり、
豪華なご馳走を前にしてたくさんのよだれを垂らしたようなもので、
俺のちんちんに付いていた精液と合わさり特に前戯をしなかったのにすんなりと入った。

「久しぶりの粽、すごくいいです!
 あなたも鹿島餅を味わってください!」

対面座位だった為彼女はまた俺におっぱいを吸わせようとした。
俺は迷わず鹿島餅に食いついた。

「やあっ、そんなにがっついちゃってっ、嬉しいですっ!」

おっぱいを吸われて彼女も満足気だった。
吸う度に膣がキュッ、キュッと締まった。
一度射精したとはいえ俺にとっても久しぶりのセックスだった為、
じきに射精してしまいそうであった。

「すまない…また…」
「はいっ、私にもっと肉汁を味あわせてください!」

その言葉が引き金となり俺は射精した。二回目だからか勢いも激しい。

「あなたのおちんちんが私の膣で激しく震えてますっ!」

俺のちんちんの律動に彼女も悦びの声をあげていた。

「あぁ…私のおなかの中、とってもあったかぁい……」

本当に満足気だった。俺も満足していたが、同時にまだ物足りなさも感じていた。

「なあ、次はバックでしないか」
「後ろからですか、いいですね」

俺の提案に彼女はあっさりと答えた。そして対面座位から抜かずに後背位に体位を変えた。

「しっかり壁に手を突いてろよ」
「え、あっ、はい」

彼女は俺の言葉に従い壁にしっかりと手を突いた。
それを確認した俺は彼女の二つの鹿島餅を両手で掴んだ。

941ひっくりかえったW:2017/05/06(土) 21:54:40 ID:Edus2lU6
「ひゃあぁん!?」

彼女の嬌声が部屋に響くと同時に俺は腰を動かした。

「やっ…そんっ、な…激しっ!」

俺の激しい動きに彼女はますます嬌声をあげ、その声を聞いた俺の動きも更に速くなる。

ズチュッズチュッ

水音もさっき以上に響く。さっきの彼女の動き以上に俺の動きが激しい事の証明だった。
自分の好きなように動かしているからかほとんど動かなかったさっき以上に快感が強かった。
俺に後ろからおっぱいを激しく揉まれた彼女だがそれでも前のめりに倒れぬよう強く耐えていた。

「やっ、だめっこれ以上は…っ!」
「ぐっ…俺もまた出そうだ…」
「ください!私の中に!あなたの想いを…あぁぁっ……!」
「ああ、遠慮はしないっ…くうっ!」

激しく突かれ、胸も強く揉みしだかれた彼女は俺を求めながら達したようだ。
彼女の膣が一段と激しく締まると同時に俺は射精していた。
三回目だというのに一番多く出た気がする。
きっと彼女を孕ませようと雄の本能が最大限にまで表れたのだろう。
俺も彼女も最大限の快楽を身に感じていた。

942ひっくりかえったW:2017/05/06(土) 21:55:58 ID:Edus2lU6
「こんなにたくさん……すごく溜まっていたんですね」

風呂場で彼女は膣から精液を洗い流していた。
久しぶりだった事もあってか俺はそうとう出したようだ。

「出しすぎてしまってすまない…」
「謝らなくていいですよ。それにしても今日は激しかったです…
 ほんと、蠍座の人ってとってもエッチで、一度走り出したら止まらないんですね。
 でもよかった。あなたはいつものあなたで」
「良くも悪くも一度はまったらそればっかりになっちゃうしな。
 今は艦娘達が北海での戦いに出撃していて留守でいつもより戦力が少なく、
 日本の防衛も大変だ。深海棲艦以外にも脅威があるかもしれないと思うと休んでいられないし…」
「その割には間宮さんや伊良湖ちゃん、伊勢さんに五十鈴さんをお菓子の博覧会に送ってますね」
「国民達の不安を煽り立てたくないからな。
 間宮と伊良湖は単純にお菓子の腕があるし、伊勢と五十鈴は縁ある艦娘だからな。
 伊勢と五十鈴は会場の警備の戦力としても欠かせないさ」
「それでいいと思いますよ。伊勢さんや五十鈴さんが必要なほど逼迫した状況でもありませんから、
 伊勢さん達が来ない事でみなさんを不安にさせるわけにはいきません。
 深海棲艦対策と日本の防衛は残った私達で頑張りますから、
 あなたはあなたのやり方を見せてください。
 もし間違っていると思ったら全力で止めますからね。
 あと……色々と溜まったものがあったら全部私に吐き出しても構いませんから」
「ありがとうな」

彼女だけじゃなく他の艦娘達みんなも俺を支えてくれているし、
彼女は俺を公私に渡って支えてくれる。
彼女の為に落ち込んではいられないし、彼女がいれば俺は頑張れる。
激務の連続で溜まっていたものを彼女に全て吐き出した俺は改めて提督として頑張る事を決意した。
 
 
―終―

94318-403:2017/05/06(土) 22:03:17 ID:Edus2lU6
以上です
本当はエロ以外のシーンももう少しあったのですが
予定外の出来事が色々あってエロシーン描くのが精いっぱいでした
これからはもっと余裕を持ちたいです
それではまた

944名無しの紳士提督:2017/05/07(日) 07:04:19 ID:0psUK6FM
やっぱり かしまは えろいな

945名無しの紳士提督:2017/05/07(日) 14:16:14 ID:FBKB0azo
>>943 GJ!


鹿島はエロい

鹿ってのは日本において秋の季語なんだ。
理由は秋になると鹿は盛りがつくから。その時期の大声で鳴いたり、いたるところでお互いに角を突き合い、またあるところでは角以外を用いた激しい突き合いも始める。

だから鹿島はエロい。異論は認める。

946名無しの紳士提督:2017/05/07(日) 15:38:59 ID:ikLrQd9E
鹿島が性欲の権化みたいな扱いでかわいそう

でも仕方ないですよね(キチガイスマイル

947名無しの紳士提督:2017/05/07(日) 16:36:34 ID:FBKB0azo
>>946 あんなこと書いといて言うのもなんだが、鹿島は性欲の権化というよりは俺たちの性欲を映すというか呼び起こす鏡みたいなイメージなんだよね。

948名無しの紳士提督:2017/05/07(日) 19:43:49 ID:qNvu./Yg
ツインテールは皆エロい可能性。

949名無しの紳士提督:2017/05/07(日) 22:27:41 ID:3xQdbdQU
漣なんてピンクだしな
逆にイクちゃんは実はトリプルテールだからエロくないことに…

950名無しの紳士提督:2017/05/07(日) 23:07:17 ID:IsKRhS7U
>>949 鈴谷も如月も(処女)ビッチだし、エロorオープンスケベな娘ほど実は貞操がしっかりしてて、真面目そうな娘ほど前世に比べていろんな意味で軽かったりすんのかもね。

951名無しの紳士提督:2017/05/08(月) 02:10:42 ID:xm7TcThg
>>948
つまり瑞鶴とのラッキースケベから始まる濃厚幼馴染っクスが可能となるという事。
流石は空母屈指の幸運艦





だずい

952名無しの紳士提督:2017/05/08(月) 08:11:41 ID:aplIAiX6
>>951

953名無しの紳士提督:2017/05/08(月) 08:13:08 ID:aplIAiX6
>>951 最終的にその幸運はどのような形で結実するのやら。できちゃった婚か、生でしかやってないのに不思議と何も起きないまんまなのか、それとも何故か赤ちゃんが姉のお腹の中に移るというミラクルが起きるのか。

954名無しの紳士提督:2017/05/08(月) 08:27:29 ID:s18oDWmM
>>951
ちょっと待って、やっぱりツインテ幼なじみと言えば、小説でも主役を張った陽炎でしょ。
提督と離れ離れになって、ようやく着任して「やっと会えた」からの素直になってックスは最高




だかげ。

955名無しの紳士提督:2017/05/08(月) 12:21:57 ID:aplIAiX6
>>954 素直に幼馴染設定にするルートを提唱する。
具体的には近所に住んでて昔から自分に意地悪ばっかりしてくる年上の幼馴染(陽炎)がいる。ほんで最近やってくる意地悪が耳舐めとか性的な要素強めのものになってきてて、このままだと自宅に隠してある薄い本みたいに陽炎に犯されて道程を散らしてしまう。ならどうする?先制攻撃だ!

みたいな感じの。

956名無しの紳士提督:2017/05/08(月) 16:42:47 ID:oNcPoKMc
>>953
みんなで温泉旅行に来てたら、偶然にも提督と露天風呂(混浴)でばったり出会って
「出てけこのスケベ!」『いや先に入ってたの俺だろ!』とかドタバタやってるうちに
偶然にも床に落ちてた石鹸踏んづけてしまい、2人揃って滑って転んで
偶然にも対面座位の体勢で折り重なって初体験、しかも抜こうにも痛くて動けないので
偶然にも他の艦が入ってこない中、結合部がぬかるむまで優しくちゅっちゅしてもらうという
幸運感溢れる感じの処女喪失シーンが思い浮かんだ

957名無しの紳士提督:2017/05/08(月) 23:02:20 ID:aWy/GUP.
>>950 むっつりスケベだったり真面目に見えてエロい朝潮は薄い本で見飽きてるので、クソ真面目に見えて実は脳内ピンク色な霞が見たいもんだな。

958名無しの紳士提督:2017/05/09(火) 10:35:42 ID:sOHS0r8c
>>953 例のコピペの反対で、生でした瑞鶴には何も起きなかったのに、コンドームつけてした翔鶴姉にはおめでたが訪れましたみたいなことに

959名無しの紳士提督:2017/05/09(火) 16:57:27 ID:sOHS0r8c
病み気味朝潮を書いてみたいと薄々思ってる。
病みといってもガチのやつじゃなくって1日だけ司令官を私だけのものにしたいんですみたいな感じ。
1日提督を独占するために、まず提督の筆跡を再現して書いた休暇届を出し、少し前に明石の工房にこっそりと注文しておいた人間用の首輪と鎖、人間用手枷&足枷セットを引き取りに行って準備完了。あとは提督に艦娘パワーで死なない程度に頭に打撃を加えて気絶させて確保。あとは用意した手枷と足枷をセットで装着し、さらに首輪と鎖で自室に繋いでおく。あとは24時間提督で遊び尽くすだけです。

みたいなのを考えてる。

960名無しの紳士提督:2017/05/09(火) 17:27:29 ID:JR1ugatk
>>959
充分ガチの領域に踏み込んでると思うけど…

961名無しの紳士提督:2017/05/09(火) 17:36:18 ID:j3mdkmW2
>>958
翔鶴が使用済コンドームを回収してスポイトで自ら受精させた感が……

某ヤンデレ艦娘に定評がある人の如月本もサンプル見たらそんな話だった
ちなみに二年前に艦これで一番最初に好きになった艦娘とカミングアウトして
薄い本を書くと言っていた事が二年越しに実現する

962名無しの紳士提督:2017/05/09(火) 18:02:54 ID:pjAL.ywg
>>959 どうせなら犯行計画を朝潮型のなかで分業して、提督を確保したあとは提督を姉妹艦でまわす(意味深)ってのも良くない?これぞ本当の「朝潮型はガチ」。

963名無しの紳士提督:2017/05/09(火) 19:05:14 ID:pjAL.ywg
>>959 「人間用」の首輪とかがあって、しかも明石さんが作ってくれるあたり、以前このスレで見かけた「艦これのその後」と似たものを感じるぜ。

964名無しの紳士提督:2017/05/09(火) 20:49:48 ID:/uxucKqQ
>>961 胸熱だな。頑張れよ

965名無しの紳士提督:2017/05/10(水) 14:44:12 ID:actJyVDo
>>948 そのせいでたまの休日とかに髪型を変えたら突然エロ仙人ならぬエロ戦艦呼ばわりされました。今回ばかりはあんまり大丈夫じゃないです。ってことも起きそうだ

966名無しの紳士提督:2017/05/11(木) 17:24:43 ID:KBiwxsAQ
>>929 艦娘は平均的な人間をはるかに上回る能力と心身を持っているが、その副産物として強い三大欲求を持っている。特に性欲が抑制されると凶暴になって提督に放つ罵詈雑言が欧米のスラング化したり、急降下爆撃してきたり、艦娘同士で勝手に結婚してレベル上限を解放しちゃったりするので、一定のローテーションで提督が抱く必要がある…という設定

967名無しの紳士提督:2017/05/12(金) 16:53:16 ID:Yd/fAElY
電探を剥ぎ取ったあとにバラバラにする予定だった五十鈴に情が移っちゃうというベタなお話。

968名無しの紳士提督:2017/05/14(日) 00:47:59 ID:nAAC8cww
陽炎と不知火は一見似てないけど姉妹である。



…だって二人とも艦娘になる前の最後の思い出作りといってちからづくで犯してきたもの、攻め方もそっくりだもの、最終的に向こうが上で腰振ってるもの。

969名無しの紳士提督:2017/05/14(日) 01:55:32 ID:eFEKe0m2
でも違う所も結構あったぞ?

陽炎は「誰が貧乳よぉ」とは言うが実はそんなに気にしてない。

不知火は「あんなものない方が動きやすいです」と言いながらむちゃくちゃ気にしてる。

970名無しの紳士提督:2017/05/14(日) 03:52:02 ID:Ya/FVJiE
山城、日向が轟沈して居ない鎮守府で慰め合う扶桑×伊勢のレズカップル
お互い相手に自分の服を着せて行う
扶桑は伊勢を「山城」と呼び、伊勢は自分の服着てる扶桑を「日向」と呼ぶ代替レズ
どちらかが虚しさの余り「参った」を言い出すまで続く
大抵伊勢ちゃんが先に心折れてマジ泣きし始め、扶桑ちゃんが伊勢ちゃんを優しく包み込む

971名無しの紳士提督:2017/05/14(日) 10:29:10 ID:nAAC8cww
>>969

朝雲「陽炎型って意外と胸が小さいのね、その胸はお父さんに似たのかしら?」ニヤニヤ

陽炎の場合

陽炎「いいじゃない別に小さくたって。あんまり大きいと戦う時ジャマになるもの」

朝雲「」プルプル

不知火の場合

不知火「(頭にきました)」

陽炎「(不知火の怒りのボルテージが上がっていく…私、知ーらないっと)」

972名無しの紳士提督:2017/05/14(日) 12:02:24 ID:uwj0qqFA
浜風「そうそう、大きいと肩が凝って」
浦風「結構邪魔なんじゃよね」
磯風「揺れると結構いたいしな」
萩風「皆、下着着けようよ」

不知火「怒ってないですよ、不知火怒ってなんてないですよ」

973名無しの紳士提督:2017/05/14(日) 15:43:51 ID:nAAC8cww
不知火「朝雲は未だに独り身なんですね、そのあたりは姉に似てしまったのですか?」

朝雲「あんたたちなんて所詮互いの体目当てでしょ!そ、そんなの恋愛関係なんて認めないんだから!」

974名無しの紳士提督:2017/05/14(日) 16:53:46 ID:K40NTVyg
黒潮「(あーあ…あの娘、特大級の地雷踏んでしもうた…巻き込まれたらたまらんなぁ)」

975名無しの紳士提督:2017/05/14(日) 17:29:18 ID:nAAC8cww
>>968 >>969に駆逐艦幼馴染っぽい娘枠の朝雲を加え、幼馴染っぽい艦娘に輪姦されるお話などどうか?

年上幼馴染の陽炎にレイプされ、最近は妹の不知火まで加勢するようになった。家に戻ったら怒り顔の朝雲が待ち構えていてこれまたレイプ。
酷使される睾丸、なすすべなく蹂躙される腰と男の尊厳。そんな彼の明日はどっちだ?

976名無しの紳士提督:2017/05/14(日) 17:46:13 ID:ar8FtP.Q
>>973 でも朝潮はなんたかんだで結婚まではうまくやりそうな気がするけどなあ。
ちなみに荒潮と山雲は離婚歴があって、霞が今のおかんハートマン軍曹になったのは姉二人の離婚を目の当たりにしてるからって考えてる。

977名無しの紳士提督:2017/05/14(日) 19:14:01 ID:KHLVNzgM
夕雲はダメ提督製造機。
でも妹に近づく男にはガチで怖い。

978名無しの紳士提督:2017/05/14(日) 21:01:15 ID:FEwIJQS.
親潮いいなあ。
朝潮や不知火みたいな融通の利かない、までいかない真面目系。
真面目系だけど中破時に見せる黒下着、スタイルもよし。
何事もそつなくこなせそうだけど、どこか抜けてミスしそうな所。

979名無しの紳士提督:2017/05/15(月) 12:38:28 ID:sNN5CbrY
>>978 親潮だけ名前や容姿的に陽炎型の養子みたいな感じがする。
もしくは自身をお姉ちゃんと呼ぶ娘がほしくなった陽炎が生け捕りにしてきたとか。

980名無しの紳士提督:2017/05/15(月) 14:41:40 ID:veH8aMXQ
>>978 エッチーな命令をする!

不知火の場合

不知火「兵器である私たちに性的欲求を覚えてしまうとは…沈め」

朝潮の場合
顔真っ赤にしながら

朝潮「し、司令官…そ、そういうえ、エッチな事はい、いけないと…お、おもい…ます…」

親潮
意見具申として

親潮「いまの私たちの関係でそういことはまだ時期尚早なのでは?」

981名無しの紳士提督:2017/05/16(火) 17:21:07 ID:NYDVBdqA
>>969 陽炎型姉妹はスタイル的に見て、腹違いの姉妹だと思うな。

982名無しの紳士提督:2017/05/16(火) 20:19:24 ID:2YzEL5tI
>>981 yuggyと浜磯浦風あたりはお母さんが違うだろうな、間違いない。

983名無しの紳士提督:2017/05/17(水) 04:15:25 ID:EyL2ImY6
>>982
「雪風です」「ご指導ご鞭撻」「よろしゅうな」

陽炎「よっしゃあ、許された!」

984名無しの紳士提督:2017/05/17(水) 15:20:29 ID:ouUGqikY
>>981 そう考えると陽炎型のお父さんの絶倫っぷりもすごいよな。複数人の母親全員を数人の子供ができるほどに抱きまくり、全員分の養育費まで捻出した超人的バイタリティの持ち主ってことになるし。

985名無しの紳士提督:2017/05/17(水) 17:34:17 ID:WSZNYY02
陽炎型と母親一覧

第一お母さん・陽炎、不知火、黒潮(やり捨て同然だったので父親が憎い。不知火は日頃から父親を八つ裂きにすると公言してはばからない)
第二お母さん・浦風、磯風、浜風(母親は一番父親と心を通わせていた)
第三お母さん・雪風(母親は雪風出生後に死亡、そのため彼女のみ父親ともども各地を放浪していた)
第四お母さん・親潮、谷風、時津風(彼女は父親が関係を持った最後の女性)
第五お母さん・初風、天津風、野分(資産家の家の娘、実家の力も借りて今も父親を探し続けている)
第六お母さん・秋雲、舞風(母親本人も根無し草だった)
第七お母さん・嵐、萩風(彼女と娘たちのみ父親はもうこの世のどこを探してもいないことを知っている)

ちなみに陽炎、嵐、秋雲、浦風は父親似の娘。

986名無しの紳士提督:2017/05/17(水) 21:21:30 ID:h24RStjI
>>985
見つけ出して人生を後悔させてから殺すために父親を探し回る不知火。その過程で幾度となく手を穢して、
復讐に憑りつかれた揚句手段が目的となり、必要があれば友人も姉妹も破滅させた末にようやく辿り着いた真実に
修羅の道を突き進んだ己の人生が全て無駄だったことを知った時の顔=中破

という怪電波。
よし、生きる目的を失ってくすぶっている不知火に拾われて若干共依存になりながら育てられる孤児になってくる

987名無しの紳士提督:2017/05/17(水) 22:46:21 ID:gmrHI8yw
>>985 ナウシカと同じで、浦風磯風浜風ママと娘達はは陽炎型パパすらも受け止める度量を持っていたからこそ胸が大きいのかもしれんね。

988名無しの紳士提督:2017/05/18(木) 10:58:32 ID:alsBGt7s
艦娘って生物兵器っぽいし、代理母に遺伝子調整した受精卵移植して誕生しそうな気もするが。

989名無しの紳士提督:2017/05/21(日) 10:02:08 ID:ercwWMGY
朝雲「ひぐっ! ぐすっ! あんた達苦労したのね…………今まで突っかかってごめんね。くすん、姉妹仲良く、ぐすっ! 元気にずごずのよ」

陽炎(どうすんのよ、朝雲信じちゃってるわよ)
浦風(秋雲が描いた薄い本の設定なんじゃが)
黒潮(不知火姉、誤解解いてきてくれへん)
不知火(嫌ですよ、そんな落ち度不可避な役)

990名無しの紳士提督:2017/05/21(日) 14:04:05 ID:QNBRUI4Y
金剛&山城とジュウコンしたら
素直に提督への気持ちを全身で表す金剛に山城がやきもち焼きまくりそう

991名無しの紳士提督:2017/05/21(日) 17:46:43 ID:QivA/obA
比叡と山城だと、姉のことで口論が絶えなさそう
そして毎回巻き込まれる提督

992名無しの紳士提督:2017/05/21(日) 19:35:39 ID:/VrO1tDI
>>991
提督「こらこら喧嘩するな第一夫人、第二夫人。第三夫人と第四夫人を紹介しよう」
第三夫人「ヘーイ!比叡、私も提督とfall in loveデース!」
第四夫人「山城、私今とても幸せよ、ウフフ」

993名無しの紳士提督:2017/05/21(日) 19:42:56 ID:QNBRUI4Y
山城と比叡がケンカする艦隊これくしょんside金剛という漫画がありましたね

994名無しの紳士提督:2017/05/21(日) 19:44:42 ID:QNBRUI4Y
次スレ立ってないやん
>>980は行方不明で俺が>>990踏んじゃったんで、ちょっと立ててきますわ

995名無しの紳士提督:2017/05/21(日) 19:50:21 ID:QNBRUI4Y
立てれんかった
よく見たらスレ立てられるの管理人さんだけ?
だったらスレ汚しすみませんでした

996名無しの紳士提督:2017/05/24(水) 01:55:46 ID:6khgzADs
このスレもここまで伸びたか……
次のスレでは責めっ気のあるSSが増えるといいな(女性上位好き
大鯨とか名取とか、意外な子の責めSSとか大好物です、書くのも難しいんだけどね

997名無しの紳士提督:2017/05/26(金) 22:46:13 ID:rf4Gbd.M
建てられませんでした

998名無しの紳士提督:2017/05/27(土) 17:59:06 ID:B9ts8HDA
管理人轟沈したのかもしれんね

999名無しの紳士提督:2017/05/27(土) 19:33:40 ID:GEeNzkwg
つまりこの鎮守府自体が終わりか…

1000名無しの紳士提督:2017/05/28(日) 09:59:50 ID:Q3ipYsqY
轟 沈




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