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【日常γ】異能都市ストライク!【その12】
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>>977
細い腕で槍を木の棒のように振り回し、首を深く切り裂いても活動が可能、彼女の性能は確かに普通の領域を逸脱している。
けれど、青年が言いたいのはそんな肉体の差異についてではなくて。
「騎士である僕らと普通の人は違うからね、当然と言えば当然の話、普通は畏怖するべき刃や爪、矢や魔法から民を護る盾になるのが仕事なのにそれを恐れていたら話にならない」
「だから、その感覚を持っているのは間違いないと思うよ、けれど、命の危機や死の恐怖が身近でない人の気持ちは忘れたら駄目だと思っている……っと」
しまったな、と、小さく呟いて、申し訳なさそうな表情をアーリルに向ける。
「……ごめん、少し高揚してたのか熱が入りすぎていた、お説教のような真似をしてしまったね」
幸い、アーリルはそれを不快なものと捉えないでくれたようだが、褒められた行動ではなかったと自分でも思う。
似た理想を持つ人間と語れたのが嬉しかったのでつい勢いに乗りすぎてしまった、なんて理由は言い訳になど当然ならない。
「炎は……確かに牽制には向かないかもね、良くも悪くも威力と存在感があるし」
近くに突然現れた炎を見て警戒や動揺をしなかったら、それはそれで犯人や人質の危機管理能力に致命的な問題が有る事を疑うべきだろう。
「鏡……確かに持ち運びも容易だし、姿を映すもの、人に見られるものとして、魔術的にも問題無さそう、というか良さそうだね」
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