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アニメーター生活向上委員会

1鎌やん (;´Д`)ノ:2002/10/05(土) 19:19 ID:X5DxMTTE
実際問題何ができる判りませんが、アニメーターの生活向上に
どうすれば寄与できるか考えてみます。
http://www.jbbs.net/news/bbs/read.cgi?BBS=10&KEY=1018784422

288。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/04/22(水) 15:59:58 ID:rr/rTRaU
アニメの制作費ってどれくらい?
http://animemangarobox.seesaa.net/article/42484550.html
まあ、よく言われていることだけれども、広告代理店とテレビ局のピンはねってのはすごいな。
「4 テレビアニメーション番組ビジネス(例)」のところなんだけれども、まず最初にスポンサーから5000万円が出ました。
そのうち、4000万円程度を広告代理店とテレビ局がピンはね。
で、残った1000万円程度が制作会社に。
この1000万円でアニメを作れ、って話になってる。

なんなんだろ、この中間搾取ってのは。
実際に物を創ってる人間に金が回らず、ただピンはねしてるだけの人間が肥え太るってのは、激しく納得いかない。
アニメーターのなかには、年収が100万円以下の人間が多数いることは知られているけど、広告代理店とテレビ局の平均年収がこれ。

電通     1335万円
博報堂    1271万円
フジテレビ  1574万円
TBS      1560万円
日本テレビ  1431万円 
テレビ東京  1219万円

もちろん広告代理店、テレビ局がアニメだけで儲けているわけじゃないけど、いくらなんでも差がありすぎ。

289。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/05/04(月) 21:54:07 ID:NXsFWaxs
アニメ製作のピンハネとか中抜きについての誤解が多いので…
http://soulwarden.exblog.jp/6469132/

290。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/05/04(月) 21:55:35 ID:NXsFWaxs
千と千尋の神隠し」
第52回ベルリン国際映画祭 金熊賞受賞 記者会見

宮崎駿監督
http://www.eiga-portal.com/butaiaisatsu/sentochihiro-kin/02.shtml

(質問3)
日本のアニメがこのような賞をとったことをどのようにお考えですか?

(宮崎駿監督)
日本のアニメーションを一産業にしようとする動きが東京都であったり、杉並区なんかが色々やっているんですが、
僕自身は日本のアニメーションはどん詰まりまで来ていると思っています。
それは、僕よりも20も若い庵野っていう監督が自分で言ってるんですけどね、
「自分たちがコピー世代の最初だ。その後の世代はコピーのコピーだ。
今やコピーのコピーのコピーになってる。それがどれほどゆがんでいるいるか分かるだろ。
自分の目で見たものを見たままに描いているわけじゃない」っていう書き方をしています。
それは、僕は若い人たちをつかってやっていますから、僕自身もとてもよく感じていることですね。
そこをどういうふうに突破するのかは、僕らではなくその人たちの課題だと思うんですよ。
どれだけ売れるかっているのはつまらないことで、ほとんど売れません。
沢山の作品が出ているようですが、ほとんどの場合、どうしてあんなに暴力やセクシャルなんだろって思ったら、
裏のほうを見たらビデオばっかりが多くて、東京都の人が支援するっていうのもそういうのを見て言ってるのか疑問を感じているんですよね。
そういうジャパニメーションっていうのはくだらなさを十分もっているので、
これはウハウハと日本のアニメーションが世界に広がっていったら恥をかくだけだと思っている。

291。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/05/22(金) 22:11:18 ID:iiHmR1EM
海外でも高い人気がある日本のアニメ産業の労働環境をめぐるシンポジウムが東京で開かれ、
20代の若手スタッフの平均年収が100万円余りで、優秀な人材が育たないなど、
問題を訴える意見が相次ぎました。

シンポジウムは、アニメ作品の演出家や、「アニメーター」と呼ばれる絵を描くスタッフで作る
団体が開いたもので、団体が去年からことしにかけて行った労働調査の結果を基に議論が
交わされました。調査にはおよそ700人のアニメーターや演出家から回答が寄せられ、
それによりますと、平均年収は、20代の若手で110万円、30代でも214万円で、
ほかの産業に比べて大幅に低い水準になっています。また、アニメの制作会社と雇用に関する契約を
結んでいないという人が全体の47パーセント、健康診断を今まで受けたことがないという人が
38%いて、不安定な雇用の実態が浮き彫りになっています。日本のアニメは世界的に
高い評価を受けていますが、一方で、少子化などの影響で、国内の市場規模は3年前から
頭打ちになっており、シンポジウムの出席者からは「今のような労働環境では若手の才能が
育たず、産業の先行きが危ぶまれる」といった意見が出されました。そのうえで、
スタッフに固定給を導入することや、制作単価を見直すことなどが提案され、シンポジウムを
主催した団体では、今後、スタッフの労働環境の改善について制作会社などと協議を
進めることにしています。

*+*+ NHKニュース 2009/05/22[21:56] +*+*
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013162781000.html

292。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/05/30(土) 17:12:19 ID:cUlNz9dg
20代アニメーター、平均年収は110万円 協会調査
http://www.asahi.com/showbiz/manga/TKY200905300101.html
 アニメーターや演出家らでつくる日本アニメーター・演出協会(JAniCA)がアニメーターの生活実態をめぐり、国内初の大規模な調査をした。かねて問題視されてきた厳しい労働実態を数字で突きつける結果となった。

 昨年10〜12月、経験1年以上のアニメーターを対象に、2千部を超える調査用紙を配布した。回答は728人。

 アニメーターは新人ならまず、原画と原画の間をつなぐ動画を担当。その後、動きのキーとなる原画を任されることが多い。経験を積み、テレビシリーズの監督や、各話の演出に進出する人もいる。

 平均年収(アニメ以外の収入含む)は、動画を主な仕事とする人が約105万円、原画は約232万円、演出は約333万円、監督は495万円だった。年代別では20代が平均約110万円、30代でも約213万円、40〜60代で400万円台となる。概算の時給は動画298円、原画689円、監督1412円。

 「生活に不満」と全体の62%が回答。勤労理由の最多回答は「絵を描く仕事が好き」、2位は「お金を得る」、3位「この仕事が楽しい」、4位「生きがいの一つ」。個々人のやる気に依存する現状がうかがえる。

 結果概要の発表と同時に開いたシンポジウムでは「単価が低すぎる。新人は1年契約でもいいから固定給にすべきだ」(アニメーター)、「親と同居か仕送りがあることを、新人を入れる条件にする会社がある」(専門学校講師)など、厳しい現状を訴える声が相次いだ。

 これに対し「固定給の期間が終わったらすぐ他社に引き抜かれた、という例を経験した」(制作会社関係者)、「(予算を握る)テレビ局やスポンサー側から動かないと変わらない」(大学研究員)といった意見も出、構造的な問題の深さを浮き彫りにした。

 JAniCAでは、調査の詳細な分析を「アニメーター実態白書2009」(仮題)として夏以降に刊行する予定。価格は非会員なら2万円。新書で簡便な解説書を出す計画もあるという。
問い合わせはpostmaster@janica.jpまで。(小原篤)

293。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/06/29(月) 17:47:59 ID:F9Byk9d.
【社会】 アニメーター「月給7万…彼女できても結婚できぬ」、ガンダムの安彦氏「アニメの殿堂、役立たず」…「現場に資金を」の声
★<アニメの殿堂>制作現場は「施設より人材育成に資金を」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090629-00000054-mai-soci

・アニメの殿堂って必要?−−とも批判される国の「メディア芸術総合センター」(仮称)。海外で高い評価を
受けるアニメやゲームの発信力を高める狙いだが、アニメ産業の空洞化が進み、日本アニメの土台は
ぐらつく。話題のセンターは、危機を救えるのか。

「昨年から受注作品数も制作費も減った。30分のテレビ1話を約1800万円で請け負っていたが、
今は1300万円程度」。そう漏らすのはアニメ制作会社「ゴンゾ」の鷹木純一プロデューサー(35)。
中小零細が多くを占める業界の苦境を肌で感じている。

絵の細密化で手描きの手間が増えたのに、人件費はそのまま。鷹木さんは「体力のない会社は去年から
どんどんつぶれています」と証言する。制作担当の佐野真司さん(30)は言う。「センターを作るお金が
あれば、アニメ業界の再編に使い国家産業として育ててほしい」

05〜06年をピークに日本アニメの市場規模は減少に転じた。DVD販売の落ち込み、インターネット動画
配信の発達などが背景にある。
「遊びに使う金はゼロ。彼女ができても結婚なんてできるかな」。24歳の男性アニメーターは眠い目をこする。
業界に入って1年、平均月給7万円だ。

日本アニメーター・演出協会(JAniCA)の調査では、20代アニメーターの平均年収は約110万円。

この苦境、メディア芸術総合センターは目をつぶるのだろうか。
「中小の制作現場は助成を必要としている」と言うのは津堅信之・京都精華大准教授(40)=アニメーション史。
センターの意義も認めるが、資料集めは「国でなくてもできる」と批判的だ。「何の役にも立たない」と
切り捨てるのは、「機動戦士ガンダム」などのヒット作を手がけたアニメーターで漫画家の安彦良和さん(61)。
「アニメは“雑草”のたくましさで育ってきた。放っておいてほしい。国の助成には、表現を規制される
懸念もある」と話す。

有効活用を願う意見もある。JAniCAは23日、「センターをアニメ人材育成の拠点に」と自民党に提言した。
たとえ批判でも、アニメに注目が集まっているのを好機ととらえた。桶田大介監査理事(33)は「選抜した
若手を(センターの)常設スタジオで指導する。観光客が生の制作工程を見られるようにしてもいい」と提言する。

センターはアニメの資料収集・展示や調査研究を担う、と文化庁報告書は定めるが具体的な中身は白紙だ。
今後を審議する検討会メンバーでゲームクリエーターの石原恒和さん(51)は「予算規模は117億円。
テーマパークのアトラクション1個程度なのだから、多くは欲張れない」と懐疑的だ。

人材育成に業界再編……。課題は山積だがいずれにせよ、「単なる箱物にしないでほしい」との思いは
現場に強い。「あと5〜10年で、次世代育成が不可能になる」とJAniCAの桶田さん。残された時間は
わずかで、危機感は切実だ。(以上、一部略)

294。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/07/07(火) 01:01:34 ID:Ynl0YdNo
アニメーターや演出家らでつくる日本アニメーター・演出協会(JAniCA)が
アニメーターの生活実態をめぐり、国内初の大規模な調査をした。
かねて問題視されてきた厳しい労働実態を数字で突きつける結果となった。

平均年収(アニメ以外の収入含む)は、動画を主な仕事とする人が約105万円、
原画は約232万円、演出は約333万円、監督は495万円だった。
年代別では20代が平均約110万円、30代でも約213万円、40〜60代で
400万円台となる。概算の時給は動画298円、原画689円、監督1412円。
http://www.asahi.com/showbiz/manga/TKY200905300101.html

295。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/07/07(火) 19:16:43 ID:H3Qzp0nE
松浦議員のtwitterから
ttp://twitter.com/GOGOdai5
児童ポルノの件で、日本ユニセフ協会の東郷副会長からお知らせが届いた。毎日新聞に掲載されたご自身の記事が
同封されており、「毎日新聞社社長朝比奈豊様のご好意により(…中略)意見を述べさせてもらいました」と書いてある。
このペーパー、議員全員に送ってるのかなぁ。

296。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/07/08(水) 14:10:02 ID:FP6WDpHM
アニメを海外に売り込む方法
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0906/13/news003.html

297。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/09/04(金) 18:40:23 ID:V5Hh5GhE
ストップ!雇用崩壊 テレビ局が日本のアニメを駄目にした 「制作委員会」で制作会社は搾取される
日経ビジネスオンライン2009年9月4日(金)07:00
http://news.goo.ne.jp/article/nbonline/business/nbonline-203914-01.html
 日本が中長期的な経済成長を考えていく上で、日本人の創造力を生かせるコンテンツ産業は重要な役割を果たす。政府は2015年をメドにコンテンツ産業の規模を現在の14兆円弱から20兆円に引き上げる方針を打ち出しており、就業者数も200万人とそろばんを弾く。ただ、ゲームと並び、日本が圧倒的に強いとされたアニメは国内の少子高齢化などの影響で最近は低迷が続く。

 今回の衆議院選挙前にも、政府が打ち出した「アニメの殿堂」が野党や国民から猛批判を浴びたばかり。アニメは年間の市場規模が2400億円程度と大きくないが、玩具や食品のキャラクター市場を含めれば巨大な市場に大きな貢献をしており、今後も日本のコンテンツ産業の柱にする必要がある。

 中国やインドなど新興国も注力しており、今後は激しい世界競争に巻き込まれることになる。日本が本当の意味での「アニメの殿堂」を築いていくために何が必要なのか。アニメ制作会社の業界団体である日本動画協会の専務理事であり、かつて少女アニメ「キャンディ・キャンディ」を大ヒットさせた名プロデューサーである山口康男氏に聞いた。
(聞き手は日経ビジネス編集委員 佐藤紀泰)


―― 山口さんはアニメ業界を代表する論客です。政府にも厳しく業界の苦境ぶりなどを訴えてきました。今回の選挙では「アニメの殿堂」が争点の1つになりましたが、この問題についてどのように見ておられますか。

山口:
本当に残念というか、悔しいというか。アニメ産業を政争の具にするようなことはあってはならないと思います。
日本のアニメ業界は世界で日本のイメージを引き上げ、大きな貢献をしてきました。それなのに、「アニメの殿堂を作る」ということが「無駄遣いの象徴」みたいに言われました。
 別にアニメ業界が117億円をかけて、お台場に作ってくれと、お願いしたわけではありません。当時の野党の人たちから「母子加算を打ち切って、アニメの殿堂なんか作りやがって」と攻撃されましたよね。残念です。

■「アニメの殿堂」のような施設は必要

―― そもそも「アニメの殿堂」のような施設は必要なのでしょうか。

山口:
あれだけのお金をかけることはないと思いますが、必要でしょう。
山手線の中にあれば、外国人の観光客が来たら、簡単に立ち寄れます。日本のアニメをしっかり紹介できるような施設があってもいいと思う。アニメを重視している韓国には既にあります。“本家”である日本にもあってもおかしくないでしょう。
施設を作ったら、そこで日本のアニメの作品を保存したり、人材を育成したり、海外との連携を進めるための情報センターの機能も持たせる。日本はアニメ大国であり、海外からものすごく注目されています。

−− 自民党の敗北で、アニメの殿堂は難しくなりましたね。

山口:
そうでしょう。これでつぶれれば、二度と作れないのではないでしょうか。
それもありますが、「アニメの殿堂なんて」という言い方はアニメ産業を低く見ている。それが残念なのです。アニメを作ってきた人間として、そういう発言はおかしいと思います。
日本のアニメは世界の人たちを楽しませ、世界の企業も日本を目標にやっているのです。それほど重要な産業なのに、見下したような言い方はおかしいのではないですか。

298。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/09/04(金) 18:40:53 ID:V5Hh5GhE
>>297の続き

■視聴率5%以下のアニメが増えている
―― 政府は最近4〜5年、日本を「コンテンツ大国」にするために国家戦略を打ち出すなど、力を入れてきました。

山口:
力を入れた、なんて言っても、実績が伴っていません。アニメ業界は本当に厳しい状況にあり、生きていくだけでも大変です。そこを分かって、業界を支援してほしいのです。
3年ぐらい前までは地上波の深夜枠で、様々なアニメが放映されていました。「アニメバブル」とも言われたくらいで、1カ月に110本ぐらいの新作が出ていました。その中から、DVDで大ヒットした作品も出た。しかし、現在は50本ぐらいに減っています。半分以下です。
DVDの売れ行きも相当、厳しくなっています。アニメ業界では「5下」という言葉があるのですが、視聴率が5%以下のアニメが増えている。少子化の影響もあります。そもそも、子供たちもテレビよりもゲームとかに熱中しているのでしょう。


■「制作委員会方式」で制作会社が苦しくなった

―― 日本のアニメのレベルが落ちたということはあるのでしょうか。

山口:
いいえ、日本のアニメは作品のレベルは世界ナンバーワンです。これは漫画とテレビに負うところが大きい。国内では熾烈な競争があります。それを勝ち残った製品なのだから、海外でもヒットするのです。
ただ、最近はテレビ局も広告が不振で、制作費の削減などに追い込まれています。さらに、懸念すべきなのが「制作委員会方式」が増えていることです。これをやられると、アニメの制作会社は丸裸にされてしまい、自由に動きにくくなります。

―― 大ヒットアニメ「ポケットモンスター」シリーズ以降、大作では制作委員会方式がほとんどですね。

山口:
制作委員会方式では資金力のあるテレビ局や出版社が大半を出資します。本来ならば、著作権を持つべきアニメの制作会社はほんの一部の出資にとどまることが多い。
アニメ制作会社は作品の著作権を持ち、DVDの販売など2次利用、3次利用で収益を確保してきました。しかし、制作委員会方式になれば、こうした戦略が成り立ちにくくなる。テレビ局にも当然、優秀な弁護士がついているのでしょう。非常に巧妙な仕組みです。
制作会社も出資企業の1つという立場にとどまるので、テレビ局がいろいろ無理を言っても、独占禁止法で言う優越的地位の濫用に触れなくなる。
テレビ局を監督する総務省にも、制作委員会方式の問題について話しています。これをやられると、アニメ業界が厳しくなり、世界市場での拡大策なんてできなくなるとお願いしています。


■テレビ局による制作会社の系列化が進む

―― テレビ局の力が圧倒的に強い世界なのですね。
山口:
テレビ局も業績が厳しいこともあり、著作権を握りたいということはあるでしょう。ただ、作り手側のアニメ制作会社がどんどん追い込まれてしまう。最近ではテレビ局が有力アニメ会社を子会社にしたりして、系列化に動き出している。本当に優秀な人材がこの業界に入ってくるのか。非常に心配です。
昔からそうですが、アニメの主題歌はアニメ制作会社が作るのに、著作権はテレビ局が持っていってしまう。こういうのもおかしいと思う。
私がいろいろ文句を言うと、「あまりけんかをしないほうがいいのでは」と言ってくる業界の人もいます。ただ、それではアニメ業界がどんどん廃れてしまう可能性がある。

―― 中国など海外も力をつけてきていますね。

山口:
実は昨年、日本は中国にアニメ制作量で抜かれています。中国は年間で23万分になりました。ただ、中国のテレビ業界では今後、年40万分ぐらい必要だとも言われている。
日本はこのままでは年10万分を下回る時代が来るかもしれない。どんどん差を広げられています。

299。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/09/04(金) 18:41:18 ID:V5Hh5GhE
>>298の続き

■アジアではアニメのステータスが高い
山口:
中国は政府が力を入れて、人材を育てている。北京にある大学に北京電影学院があります。そこの学長とも親しいのですが。本当に熱心ですよ。学長がプロデューサーとなり、学生たちにいろいろな作品を作らせている。
そして、国営放送「CCTV」で枠を確保し、オリジナル作品を放映させている。アニメは国のイメージを高める重要な産業ですから、学生たちも本当に熱心にやっています。
これは韓国でも、フィリピンでも、インドネシアでも同じです。一流の美術大学を出たような画力のある若手がどんどん入ってくる。これに対して、日本ではアニメ業界の地位が低くて、挙げ句の果てが今回の「アニメの殿堂」騒動でしょう。
 ある公立大学に、アニメの学科を作ってほしいとお願いしたこともありますが、相手にもされませんでした。国立や公立の大学でアニメの学科があれば、ステータスが上がるし、海外からの留学生も集められるのですが…。


■国境を越えた連携で世界的ヒットを
―― 景気悪化により、アニメ制作会社の収益を確保するのが一段と難しくなっていますね。

山口:
そもそも30分のアニメの制作費は1000万円から1200万円ぐらいです。地上波のゴールデンならば、放映権料として800万円ぐらいもらえるのではないでしょうか。日曜日の午前中枠ならば、500万円ぐらい。
制作会社はこの差額をDVDの販売などで補っていくのですが、それが難しい。海外に売ろうとしても、米国などには日本語堪能な人がいて、すぐに英訳を入れて、ファンサイトにアップロードしたりします。だから、DVDを後で海外に売るなんてことが難しくなっている。
重要なのはテレビ局依存の体質を変えていくことですが、インターネットを使った配信事業も難しい。先の展望がなかなか見えてこないのです。
日本にはアニメの制作会社が640社以上あります。大手と言えるのはだいたい、50〜60社ぐらいでしょうか。残りはほとんどが下請けです。こういうところでがんばっている人材が報いられるようにしないと。

―― 海外との連携を強化していくというのが山口さんの持論ですよね。

山口:
国境を越えた連携で世界的なヒット作を作ることが重要になるはずです。それは中国、韓国との3カ国での連携です。文化圏が近いから、同じようなアニメへの感覚を持っています。特に中国ではこれから優秀な人材がどんどん育っていく。
ただ、アニメ作品の全体を見る監督や演出家は日本がずば抜けている。だから、日本の優秀な監督が国境を越えた連携で引っ張っていくような感じが良いのではないでしょうか。

300。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/09/14(月) 21:36:34 ID:Z.j63VWs
アニメーター年収100万 業界は全員「極貧」か (J-CAST)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_animation_bs__20090910_3/story/20090910jcast2009249011/
アニメーター年収100万 業界は全員「極貧」か (J-CAST)

「アニメーターの月収は7万円」といった情報がクローズアップされ、日本のアニメ業界自体が悲惨な状況に置かれているという見方がもっぱらだ。しかし実は、「業界人のかなりの部分は稼げている」のだという。
1日10時間も働いて年収が100万円程度

アニメーターというのは、アニメーションで使用される原画や動画、背景を描く人の総称。アニメ制作の場合、作業の大部分はコンピューターを使うが、最初の作画は手描きが普通で、この作業を行うのがアニメーターだ。その賃金の安さは昔から問題になっていて、生活ができないために職に就いた人の8 割から9割が離職している。このため、慢性的な人材不足を招いている。年収は人にもよるが、20代で数年の経験があっても、1日10時間毎日働いて100 万円程度。アニメーター募集の際には、低賃金のため「親からの仕送りがある」「親元から通っている」などの条件が付く会社も多いという。

これに加え、長引く不況で、テレビ局などから発注されるアニメ制作費が削られ、DVD化されても1本当たりの販売本数が減少しているため、制作会社の経営も苦しくなっている。こうしたことからアニメ業界の存亡説も囁かれるようになっているわけだが、実は、収入が低いのはアニメーターが突出しているだけで、他の業界関係者はそこそこ儲かっているという関係者もいるのだ。

アニメーション監督のヤマサキオサム(山崎理)さんのブログ「アニメ監督ひねもす日記」(09年6月19付け)には、アニメ関係者すべて貧乏だというのは誤解で、「実はそれほど悲惨でもない」と書かれている。キャリアや実績とは関係なく、担当セクションによって収入に差が出ているというのだ。
賃金格差が仕事ができるアニメーターのプロ減らしている

ヤマサキさんの試算によると、音響監督は同時に2〜3タイトルのアニメを掛け持っているケースが多く、1本15万円の収入で、

「年収2000万円以上稼いでいる音響監督がざらに居る」

シナリオライターも2〜3本掛け持っていて、1本の収入が18万円前後と計算して、月収は30万円程度。ただし、別に脚本印税が支払われるため、作品がヒットすれば収入が上がる。その結果、年収は1000万円ほどになるという。

また、「撮影」はTVシリーズ1話に対して、80万〜100万円を割り振られ、3日〜4日でTVシリーズ1本分の撮影をこなす。

ヤマサキさんは結論として「アニメ業界は決して貧しくなどない。アニメーターが貧しいだけ」と説明している。そして、収入を得ている担当者達が、低賃金に喘ぐアニメーターと比較し、「それだけ作品に貢献しているのか?」と疑問を呈している。つまり、こうした賃金格差が、仕事ができるアニメーターのプロを減らしているのではと見る。

「予算配分が明らかにおかしい!!となぜ動画協会に加盟している製作&制作会社のプロデューサーは思わないのか?この状態を放置すると、本当に作品が作れなくなっていくことが想像出来ないのか?」


[ 2009年9月10日18時43分 ]

301。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2009/09/18(金) 20:56:27 ID:FIqdN8TU
東映アニメ、トムスなど5社 声優の期限外利用料協定を終了[ 著作権 ]
日本動画協会は、昭和56年に東映アニメーション、エイケン、竜の子プロダクション、
日本アニメーション、トムス・エンタテインメントのアニメ製作5社が、日本音声製作者連盟、
協同組合日本俳優連合(日俳連)との間で締結した声優の期限外利用料を定めた協定書の
契約解除をし、協定が終了したことを明らかにした。平成20年9月30日に既に協定の終了が
行なわれている。現在の有限責任中間法人日本音声製作者連盟(音声連)である日本音声製作者連盟と
日俳連は、アニメ制作時の音声パートを担当している。
これまでは製作会社との間で、テレビアニメ放映から7年を経過後に番組を再放送する際の
この音声パートの使用について、別途の利用料の支払いを受ける協定を取り交わしていた。
これは作品における音声利用が、当初の利用条件や期限を越えたものとの認識に立ったものであった。
これらの利用料は、音響会社、マネジメント会社、声優にとっては、番組制作後の追加収入となっていた。
しかし、一方で、声優の期限外利用料は、著作権法の権利としては定められたものでは
ないとの立場から利用料の取り扱いが問題になることもあった。
映画著作物であるアニメ番組は、著作権法上では契約時に全ての権利処理方法を定める必要がある。
日本動画協会はこうしたことから、声優の出演料の支払いは全て契約書に行なわれ、契約書に記載の
ない支払いをするべきでないとの立場をとっている。このため音声連、日俳連に有限責任中間法人
日本マネージメント事業者協会(マネ協)と協議を行い、音響委託契約と期限外利用料について協議を
行なっていた。この中で音響委託契約のサンプルを作成し、期限外利用料を含めた新しい出演条件を
取りまとめた。この出演条件は著作権法に基づくもので、アニメ番組の音声を期間、媒体、地域を問わず
利用できることを前提にしたものになっているという。今後は、新しい出演条件を基にした個別の契約に
基づいて出演料支払いを行なう方針である。
http://animeanime.jp/biz/archives/2009/02/5_5.html
契約でもめる新制度になってたんだな声優のギャラ

302愛羅☆:2009/10/21(水) 19:53:29 ID:8uWkd6i6
スポーツしている女性の肉体美と、
読書好きの女性の肉体美のどちらが良いかな?
↓    ↓    ↓
http://tadalivedx.com/aab/?sk4

読書好きが私です。

303アニメ業界の選択肢は4つくらいある。:2010/03/27(土) 03:44:40 ID:Z2aaXrjc
デフレ社会なのに、未だにインフレ気分で中間業者を使うなど馬鹿げてる。
今となっては、もはや殺るか殺られるしかあるまい。
三つ目の選択肢を選ぶとアニメ業界は息を吹き返すが、今度は同人業界が衰退しはじめる。
四っ目の選択肢は大馬鹿にしか思いつかない、埒外の工作員どもが最も望み、最も恐れるものだ。

304。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/05/04(火) 13:20:37 ID:UfFvx6EA
 「若いアニメーターのすそ野を広げ、将来、頂点を担う才能を育てたい」と、文化庁がアニメ制作に国費を
投入する。企画を公募し、実際の制作で学んでもらう。総事業費は約2億1千万円。近年、制作工程の一部が
海外に発注されるケースが増え、国内で高い技術を学ぶ機会が減っているとの危機感が背景にある。

 アニメ制作では、キャラクターの動きの節目を描く「原画」のほかに、原画と原画との間をつなぐ「動画」と
呼ばれる絵が必要だ。アニメーターは最初、動画で訓練をし、その後原画を担当。その中から、原画や動画
などの作画工程に責任を持つ作画監督や、作品全体の責任者である監督が育つ。

 ところが、動画の工程は、人件費の安い中国、韓国や東南アジアで制作されることが増えてきた。その結果、
「動画や仕上げ工程の海外依存が進み、人材育成ができず、原画の技術レベルが下がっている」(ある制作会社
社長)との指摘がある。

 アニメ制作ではCG技術も活用されているが、日本のアニメではキャラクターなど主要な部分は手描きが主流で、
「手描きで生まれる味わいが国産アニメの魅力」(文化庁芸術文化課)という。

 今回の事業では、国内での制作を条件に、約30分の短編オリジナル作品4本の企画を公募。専門家による選考
委員会が、企画の面白さだけでなく、キャラクターが活発に動く筋書きかどうかなど、アニメーターにとって動画や
原画を描く訓練にふさわしい作品かどうかも判断する。

 今年6月から約半年を制作期間とし、費用は1本あたり3800万円の予定。プロによるノウハウの提供など、
現場での訓練をサポートする体制も用意する。作品はテレビ放送やアニメイベントでの上映などで発表してもらう
ことも検討中だ。事業の成果は報告書にまとめ広く活用する。

asahi.com 2010年5月4日3時1分
http://www.asahi.com/culture/update/0504/TKY201005030370.html

305圧力をかけてる主体は変わらないが:2010/05/07(金) 19:31:09 ID:7EABndCo
正直、日本が中韓にアニメ技術を教える意義がわからない。
足を引っ張られるのが怖いからかとも思ったが、水面下でハリウッド映画の圧力に耐え、今度は韓流ドラマの敵対勢力の圧力に耐え続けてるアニメ業界が今さら中国の圧力に怯える必要があるのか?

306修正:2010/05/11(火) 10:31:20 ID:PqubFSlc
>>韓流ドラマの敵対勢力の圧力

韓流ドラマの敵対勢力としての圧力

307。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/05/11(火) 10:33:16 ID:PqubFSlc
アニメに関しては中国様は日本より韓国に教えてもらったほうがいいんじゃないか?

308さて、これがアニメ業界の”深遠”となるか?:2010/05/19(水) 10:46:06 ID:JiyZtiiQ
メディアミックスが進みすぎて脱落していったオタクが問題になることはないだろうか?

309。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/05/27(木) 21:25:12 ID:Yqt4YFQE
アニメの背景さんが降臨して、色々教えてくれたみたいだよ。
http://minisoku.blog97.fc2.com/blog-entry-1119.html

310。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/06/21(月) 11:54:04 ID:oVwqRuyA
アニメ産業の活性化につなげようと、文化庁は、公募した短編の作品を若手アニメーターに
手がけてもらい、制作技術を高めていく取り組みを始めることになりました。アニメーションの
絵を描くアニメーターは、アニメ関連の団体が行った調査で、20代の年収が平均110万円と
なるなど、厳しい労働環境にあるといわれています。生活できない若いアニメーターが仕事を
やめてしまったり、制作会社が人件費の安い外国への発注を増やしたりしていて、若手の
アニメーターをどう育てていくかが課題となっています。

このため、文化庁は、短編のオリジナルアニメを公募し、若手アニメーターに手がけてもらう
ことで制作技術を高めていく取り組みを始めることになりました。
制作期間は4か月ほどで、アニメーターには月15万円から25万円の手当を出します。
また、制作会社のベテランの担当者から指導を受けながら構成や作画の高い技術を身に
つけてもらう狙いです。
文化庁では4本のアニメ作品を公募していて、この夏から制作を始めることにしています。
文化庁芸術文化課の佐伯知紀調査官は、「若手の力を伸ばし、アニメ産業の活性化に
つなげていきたい」と話しています。

http://www.nhk.or.jp/lnews/shutoken/1005231501.html

311。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/07/06(火) 17:59:09 ID:R/tCYB7E
アニメーターに不躾ながら色々聞いてきた。
http://d.hatena.ne.jp/yoko-sen/20090919/1253386370
――アニメ業界全体に関して

業界自体にまず問題はあったと思う。
今、アニメ業界自体がこれまでのツケを払い続けている。
エヴァンゲリオンに始まるアニメバブルがあったが、テレビ局は、アニメが儲けられないことに気付いている。
どうして多くのアニメが深夜にやるか。
過激な表現がダメだからということじゃない、単に視聴率がとれないからだ。
広告代理店の制作費中抜きもあるが、
それより、業界自体のネガティブな姿勢が作品に跳ね返ってきている。
作品にまとわりつくネガティブな姿勢が視聴者に伝わってしまうほど、業界自体が疲弊してしまっている。
特に1995年のエヴァンゲリオンで導入された(→エヴァンゲリオンで本格的に導入され、その後慣習的になった)製作委員会制が結果的に制作スタジオの地位を下げ、また作品を工業製品化している。


――アニメ制作スタジオの実態について

最大手と見られているようなスタジオでさえ、人材不足、経営的行き詰まりを抱えている。
サンライズを例外として、経営的な視点を持ちながら制作を行えているスタジオは非常に少ない。
制作スタジオの概要を述べよう。
元請け、つまりサンライズやシャフト、京都アニメーションといった、テレビ局の持つ枠に対して制作を行うようなスタジオがあり、その下にDRMOVIEのように、これは韓国のスタジオでサンライズと非常に緊密な関係にあるのだけど、依頼を受けて制作を手伝ったり、
もしくは一話分をまるごと制作を請け負う(グロス請け)ようなスタジオ、つまり下請けスタジオがある。
元請け下請け、これらを合わせても全体には程遠い。
これらから依頼を受けて制作の部分的な作業を請け負う、つまり孫請け、ひ孫請けのスタジオが大部分を占めている。
大抵のスタジオが非常な小規模だ、これは覚えておいてほしい。
社長が営業をしているようなところもかなり多い。
営業の下に制作がいる。

制作は、スタジオ子飼いのアニメーター(原画、動画)に鞭を当て、またフリーで働く原画アニメーターの家に行って描かれた原画を集めてくる。
スタジオによってはデジタル、つまり線画をデジタル変換して、さらに着彩を行う。
小規模なスタジオだと、このデジタル作業による収入が、実際の描画作業による収入を超えているところもある。
元請けは、制作が間に合わないとき、原画を「撒く」(まく)。
全国、あるいは海外の半島なんかに、原画を送り、原画、つまり絵が動くときのキーになる絵のことだが、それを滑らかに動かすためのコマ、これを動画というが、これを回収する。
最近、テロップの「動画」の下にたくさんスタジオが出るとしたら、それだけ多くのスタジオに「撒いた」ということであり、制作のスケジュールが厳しかったということの現れだ。
アニメが放映に間に合わなかったという話は滅多に聞かないが、制作がなりふり構っていられないため、その分が作品の質に跳ね返ってくる。
結果として、キャベツやヤシガニになっていく。(どちらも有名な作画の乱れが起こったアニメの隠語)
声優さんは、完成したフィルムに声をあてているわけじゃない。
大抵が、原画をスキャンしただけの線画を動かしただけのフィルムや、絵コンテをそのカットの時間分写したフィルムに対して、声をあててる。
これはかなりの職人仕事だ。

312。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/07/06(火) 17:59:30 ID:R/tCYB7E
――オリジナルアニメについて。

ジブリはオリジナルがつくれる。これはどういうことか。
ジブリにはバックに日テレがあって、そこと交渉できる徳間書店の鈴木プロデューサーがいる。
こういう人材がアニメ業界にはいない。
ジブリの成功について、鈴木の果たしてきた役割は軽視されるべきものではない。
彼のように、テレビ出版広告代理店といった海千山千の人間と交渉していけるような人間がアニメ業界には必要になるだろう。
アニメ業界ってのが焼け野原になる前に、だ。
たとえば最後のテロップに出てくるプロデューサーという役職。
これはスポンサー企業から出向してきた人間。

製作委員会制というのは何か。
テレビ局がアニメ枠をつくったとしよう。
テレビ局から依頼された広告代理店が、諸企業から金を集めてくる。
このスポンサーの集団、いわば一種の合議体を制作委員会と呼んでいる。
ハルヒだったら一番最後に出てくる、
「SOS団」と表記されているところがそうだ。
電通っていうのは、CM枠へ確実にスポンサーを集めてくることにその価値の大半があった。
公共広告機構、あれはスポンサーが入らなかった枠。
あれを出してしまうってことは広告代理店にとって一番の恥とされている。
GONZOは上場廃止まで追い込まれた元請けだけど、オリジナルをつくり続けたところは評価したい。



――業界内の人材について

一年中、アニメスタジオは人材を求めている。
人材は流動的だ。どういうことか。
アニメーターは絵を描くタイプの人間だから人間関係が原因になって、もしくはつらい作業や薄給が原因で、いろいろな人がやめてく。
精神的な理由も多い。
動画、原画は出来高制だ。
動画は一枚あたり大体300円。
口パクの一枚が300円だし、同じようにモブ(群衆)シーンも300円。
保険はない。動画マン・原画マンは、契約社員として働いている。
新入社員の動画マンが、どれだけ稼げるか、試しに計算してみるといい。
難しい仕事で、半日に一カット描けないこともある、一日2000円を稼げない。

313。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/07/06(火) 17:59:49 ID:R/tCYB7E
――アニメーターの作業内容については

動画の描画作業には二種類ある。個人作業と集団作業。
個人作業はある意味楽だ。制作がレベルにあわせて動画に作業を割り振り、動画マンはノルマが終われば終わり。
集団作業は何をするか。制作スケジュールがタイトになり、
元請け下請けから原画が回ってくる。
制作が言う。「この山を片づけてくれ」。
チーム、たいていはその会社の全員なんだけど、総出でひとつずつ原画袋(原画が入っている)を取ってきて、
山が崩れるまで不眠不休で絵を描き続ける。
つらい作業になる。大抵依頼は急なので、能動的なスケジュール管理は一介のスタジオには不可能だ。
つまり、雇用の形態として動画マンは流動的になる。
それを把握しているから、会社は動画マンを入れ替え可能な人材として扱うし、実際そうだ。
入社時でも、「どうせ辞めていくんだろ」という風に志望者を扱っている。さっき言った、業界のネガティブな雰囲気というのは
たとえばここから立ち上ってくるものだ。
またこれは、元請けが孫請けを入れ替え可能な会社として扱うのと似ている。
ジブリの映画をコマ送りして観てみると、原画はもちろん腕が良いが、その間に挟まれる動画は、そうたいしたものではない。
多かれ少なかれ、動画スタジオの状況は似通ったものだ。
脱線するが、逆に元請けが盤石というわけではない。
たとえば元請けのシャフトは、放映日当日まで作業している。



――原画マンは

即戦力の原画マンは制作会社が喉から手が出るほど欲しがっている。
しかし動画マンが流動的であるため、原画マンは少なくなる一方だ。
制作会社から老いた原画マンが一人いなくなるだけで、会社自体が機能しなくなるような事態もある。
じゃあ若い原画マンは何をするか。
大抵がフリーになってしまう。会社は安定して仕事を提供してくれるとはいっても、デスマーチに巻き込まれれば体がもたない。
自らの価値を高め、また資本としての自分を維持するために、会社に残るメリットは非常に少なくなる。
フリーになれば自分で仕事の量をコントロールできる上、仕事の内容もある程度選べるようになる。仲の良い制作をマネージャーのように仲介し、良い仕事を探していくこともできる。
制作会社が上のような状態だから、フリーの原画マンはいつでも貴重な戦力だ。
新劇場版エヴァをつくっているスタジオカラー。
あれはフリーの原画マンを集めて臨時につくっているスタジオだ。特に劇場版のようなアニメ作品をつくるとき、
フリーの原画マンのメンツは固定されていくようになる。
動画マン、原画マン、彼らは各々が違う理由で流動的になるから、動画スタジオは画一的な仕事を行うしかなくなっていく。
業界自体が消耗していく。


――待遇を見直す動きはないのか

賃上げの団体もあるが、それが当初想定されていた機能を果たしていない。
原因はなにか。
まず業界内が閉じこもることで、横の連携がとれていないこと。
動画・原画はたとえば横のブースで作業しているデジタル班の動きを把握していない。これが規模が大きくなってスタジオ間の話になっても同じだ。
これは工場で、横のセクションの動きを各々は全く把握していないことに類比される。
既にアニメは工業製品だ。
多分これが原因のひとつで、だから足並みをそろえて賃上げ交渉をしようという動きにはならない。
業界の経済音痴は、こういう足元からきているのかもしれない。
京都アニメーションや富山のある制作スタジオのように、社内で管理した動画スタジオを持っているようなところ、社の寮を持っているところは強い。
全体のクオリティを把握しながら作業できるからだ。未来、生き残っていくのはこういうところだろう。

314。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/07/06(火) 18:00:06 ID:R/tCYB7E
――アニメーターの未来は

漫画家は同人誌で個人的に漫画をつくるが、アニメーターが「同人アニメ」をつくらないのはどうしてか。
第一に、アニメは一から何もかもをつくりあげていくものだからだ。
もちろん採算的に割に合わないのもそうだけど、業界内で人材が分断されていくことで、
アニメは総合芸術という名の、実質的には「工業製品」という側面を強くしていった。
少ないが、同人アニメについて話そう。
「センコロール」の宇木敦哉は出自は四季賞の漫画家で、30分アニメに3年かけた。
もちろんこれはスポンサーがついての話だ。
また、「ほしのこえ」の新海誠はもとはムービー屋で、脱サラしてからの八ヶ月を費やして処女作をつくった。
アニメの個人制作とは、はっきり言ってギャンブルそのものになっている。
また彼らが本職のアニメ制作者ではなかったことが
逆にアニメの限界を示しているとも言えるだろう。
つまり各々は、同人アニメをつくるとき、手塚(治虫)さんに戻らなければならない。
いや、もっと状況はシビアといえる。
デジタルが進んだとは言えど、動画原画着彩デジタル編集CG音楽、これら全てについてプロレベルになければ、商業ラインに乗る作品はつくれない。
視聴者は目が肥えてきて、少しでもデッサンが崩れれば「作画崩壊」と言って叩く。
制作側、視聴者側、各々が、アニメーターひいてはアニメの未来を少しずつ閉ざしていく。
業界全体が変わらなければ、としか今は言えない。



――業界の窮状をつくった大きな原因は

……儲けることのできる構造をつくることを怠ったことだ。
まずさっき言ったように、アニメはテレビ局にとっても良いコンテンツではない。
良いコンテンツとは言うまでもなく「稼ぐ」コンテンツのことだ。
テレビ局が稼げないのに、作り手が稼げるという道理はない。
エヴァのブーム、このときに業界全体に金が流れた。
しかしそこでアニメ業界側は、自分に金を流しこめるような仕組みづくりをすることを怠ったため、ブームが去った今、結果的に業界自体が自転車操業を行うことになってしまった。
バンダイナムコと強力な関係を維持し続けた、つまりスポンサーに最も忠実だったサンライズが最も安定しているということはその証拠だ。

315。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/07/06(火) 18:00:20 ID:R/tCYB7E
――テレビ以外の放映メディアの未来については
ウェブ放映のことを言っているのだとしたら、これも現状は厳しい。
なぜなら今、ネットを流れる資金の流れを可視化して説明できるような技術的なシステムがないからだ。
アマゾンのロングテール現象、グーグルのアフィリエイト、巨額の資金を生み出すところの小さな金の流れ、これらがどのように動き、どのように仕掛ければどのように金が動き、どのように儲けられるか。
これらに関してのデータは蓄積されていない。
ネットでの放映に本格的に乗り出した会社はいない。
彼らは、資金提供者を見つけられないのだ。
「見える金」と「見えない金」の違いはそこになる。
データなしには、スポンサーを説得できない。
楽観的なことを言えば、ネットへのプラットフォームを用意するような団体、会社が、ネットアニメは儲かるという実績を残せば、そこには見える金が流れ込むだろう。
そこをクリアしたとしても、違法配信の問題は残っている。
これに関しては多くを述べないが、対策としては、まず最初に著作権者がある程度高ビットレートで(アナログ放映より少し悪いくらいで)配信してしまうのはどうか。
変換の難しい形式にして配信することで、他のサーバーへのコンテンツ流入を防ぎ、CMはテロップに埋め込む、というように。
つまるところ視聴者は、「ラクに観られる」環境を求めてネット視聴を選んでいるわけであり、つまり一週間に一回、決まった時間にテレビの前に座ることを嫌っている。
テレビが金を集められないようになってきたのもそれが原因のひとつだ。
それさえ理解していないテレビ屋も多いが。
ただ、そこには次へのヒントがあるかもしれない。


――キディグレイド、グレンラガン、空の境界といった、劇場公開のアニメについては

この劇場版というのは、一時期AT−Xのような課金CSチャンネルでのみ放映されていたアニメが、すぐにネットに流れてしまった反省からの苦肉の策であると解釈している。
配給会社のやりようによっては奏功することもあろうが、従来からの欠点を根本的に見直そうというような
動きの一環にはないように感じる。
テレビに依存し続けてきたアニメは今、一種の飽和状態だ。
ただ、アニメというメディアが、テレビ局や制作スタジオなどの、アニメに関わる人間全てにツケを払い続けることを要求し続ける
という状況は、誰にとっても本意ではないことは確かだ。

――今日はありがとうございました。

316。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/07/17(土) 03:19:19 ID:XT8JnSiI
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317。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/07/28(水) 16:47:43 ID:aZVvnSQ.
アニメやコミック、欧州で拡大 小学館と集英社が2社買収

 小学館と集英社は28日、欧州で日本のアニメDVD販売などを手掛ける大手企業2社を買収した
と発表した。すでに現地で漫画の版権を仲介しているグループ会社と、買収した2社を統合し、フラ
ンスやドイツで漫画の出版やアニメDVDの制作に乗り出す。日本市場が少子化などで伸び悩むな
か、アニメ人気の高い欧州市場に参入し収益拡大を目指す。
 買収したのはフランスのKAZE社(パリ)とドイツのアニメ・バーチャル社(ベルリン)で、買収金額
などは公表していない。9月上旬にも版権仲介のグループ会社、ビズメディアヨーロッパ社(パリ)
と統合させる。統合後の社名や所在地は未定。
 KAZE社などは欧州の仏語圏と独語圏でマンガの出版やテレビアニメの翻訳、DVD制作・販売
などを手掛け、売上高は計23億円。小学館の「名探偵コナン」、集英社の「NANA」などのDVDも
販売している。 (20:01)

http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1D2803R%2028082009&g=MH&d=20090828

318。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/07/31(土) 19:04:49 ID:jukilX4g
アニメ監督ひねもす日記 - 今、アニメ業界で何が起こっているのか!
http://www.janica.jp/club/modules/director/details.php?bid=2
2009年5月22日
『アニメーター実態調査シンポジウム2009』を無事に一つの形として纏められた事は素晴らしい事だと思う。

当日、深夜に伝えられたNHKの『ニュース』は国内の一般の方たちにも、海外のアニメファンにもショッキングだったようだが・・・。
しかし、このシンポジュームと報道で語られた内容だけでは、本当の意味で現在のアニメ業界で起こっている事は理解できない。
そこで、ここでは事実を並べ、アニメ業界の現状を解りやすく解説することにしよう。
まず、アニメ産業全体が貧しいわけでない事は、多くの作品が世界で大きなコンテンツとして認知され、数十兆円規模の市場に成っている事を考えれば、想像に難くないだろう。

ではなぜ、制作現場のアニメーターがこれ程までに貧しいのか?
それには当然理由がある。
よく言われるのは「代理店やTV局が中間搾取しすぎているからだ・・・」と言う部分であるが、たしかにここも大きな問題かもしれない。

しかし、私の立場でこの部分の実状は正確に把握出来ていないので、解ったような事を書くのは避けておく。
遠くない時期に公正取引委員会等が、実態の洗い出しと行政的な指導を行なうと言う噂は聞いているので、今はその展開を見守りたい。
では、振り返って制作現場の現状を検証しよう。


『まず、話題になった動画担当の新人アニメーターの実態である』

今回シンポジュームでも発表されたようにデジタル化して以後の動画マンの平均月産枚数は約500枚平均である。
これに対する単価設定は200〜250円なので、月額10万円〜12万円で源泉税1割を引かれた手取りは約9万円〜10万円になる。
ここから年金や健康保険料、家賃、食費を捻出する。
東京の家賃は5万〜7万円である事を考えれば、到底まともな生活はできない。
これに対して、同じ新人のペイント(仕上げ)はどうか?
ペイント担当者1人の平均月産枚数は約2000枚である。
これに対する単価設定は180〜200円なので、月額36万円〜40万円で源泉税1割を引かれた手取りは約32万円〜36万円となる。
この金額の差はなぜ起こっているのか?
それは、この単価設定がセルアニメのアナログ時代に決められた物がそのままスライドした事にある。
かつてセルのペイント作業は、絵の具の乾き待ちや影の色トレス等、動画と同じように熟練の技術と手間隙が掛かったため、担当者1人の月産枚数は約700〜1000枚前後だったのだ。
当時、動画もほぼ同様の枚数を処理できた。
だから、20年前の動画マンであるベテランアニメーターたちは「俺たちの頃は皆、1000枚くらい書いていた」と言うような話を、良く解りもしないで口にする。
だが、当時の動画はトレスマシンの性質上、鉛筆の実線以外は色鉛筆の色を写し取らなかったために、一発描きと言う色鉛筆の下書きをアタリで取って、そのままクリンナップする事もできたし、実線が厳密につながっていなくてもハンドペイントだったために、色が実線からはみ出して流れ出す事も考えなくて良かったのだ。
影色も裏から塗る必要も無く、現在のデジタルペイント用の動画と比べれば、そう言った意味で手間隙が非常に軽減されていた。
その事を理解せずに、過去の単価設定をスライドしている事が、現在の新人アニメーターの生活を困窮させている理由なのだ。
そして、同時にスケジュールの破綻を招く原因もつくっている。

319。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/07/31(土) 19:05:04 ID:jukilX4g
『上記のような状態が、すでに10年以上続いた結果、アニメ業界で今なにが起こっているのか』

現在アニメ業界において、まともな原画が描ける若い人材が極端に減って来ている。
その最大の原因は、新人の過酷な労働環境に起因している。
多くのアニメ会社が新人を入れる時に「自宅から通えるか?」「親からの仕送りはあるか?」を聞く。
最低限、その条件がクリアーされないと新人アニメーターは生活出来ないからだ。

この最初のフィルターリングで、アニメの仕事を職業にしたいと思っている優秀な人材の多くが振り落とされ、月収5〜6万円でやっていける人材だけが、業界に入ってくる。
この中にはまだやる気が有って技術もある若者もわずかに残っているが、少なくない数の趣味人も存在するのだ。
仕事としてアニメに関わらなくてもいい人材。
趣味のようにアニメの絵を描いていられるスタッフが毎年大量に入ってくる。

かつてアニメーターの多くは才能が無いから止めていった。

だが、現在は頭が良くて技術力のある者から業界を去っていく。
もちろん全員が全員、そうだとは言わない。
中には苦しい生活の中で必死にアニメーターを職業にしようと頑張っている後輩たちもいる。
だか、そんな真面目で一生懸命な人の隣でダラダラ遊びのように絵を描き、同人本を作り、仕事中にゲームをやったり、アニメや漫画を見てまともに仕事をしない趣味人なアニメーターが共存しているのだ。
彼らは月額2〜3万円のお小遣いが稼げれば、悠々自適に生活できる。

その姿を観て、やる気のある頭のいい新人はこの業界を去っていく。

学生時代に自分よりも技術力の無かった友達がゲーム業界等で活躍し、月収30万円くらい稼いでいる事を知っているから、こんな馬鹿げたアニメ業界で潰れたら馬鹿馬鹿しいと思うのだ。

その結果、優秀なアニメーターの人材が枯渇していく。

10年もその状態が続いているのだ。
優秀な原画マンが出てくる確率は極端に減っている。
現在、日本のアニメ作品を支えている代表的な監督や作画監督、デザイナー、そして優秀な原画マンは40代〜50代に集中している。
そのほとんどは、すでに20代で監督や作画監督、デザイナーとして活躍していた。

その層がいまだにアニメ業界を支えているのだ。
そして年々、このスタッフに掛かる付加が増えて来ている。
育ってくるべき優秀な原画マンの数が驚くほど減ってしまったからだ。
レイアウトも描けない。
原画もタイムシートもまともに描けない。
だから、演出や作画監督が全部描き直さないとまともな絵にならない。
仕方ないので、ベテランが全てのラフ原画を描いて新人のアニメーターがクリンナップだけをする。
それを第二原画などという言い方をするので、原画マンになったと思ってしまうのだが、20年前はそれは原画トレスと言って動画の仕事だったのだ。

今、仕上げや撮影、音響のスタッフが「監督や作画監督が仕事を抱えてチェック作業を遅らせるから、自分たちに時間が無くなって大変迷惑をしている」といった不満をよく口にするのを聞く。
だか、この段階で絵を描き直さないと惨憺たる映像が出来上がってしまうのだ。
そして、それによって「作画崩壊!」とか「出来が悪い!」と叩かれるのは監督であり。作画監督である。

クライアントからの評価もここに集中する。

出来の悪い作品を作ったら、監督も作画監督も次の仕事が非常に取りづらくなる。
しかし、まともな原画マンは育ってこない。
仕方なく、監督や演出や作画監督が寝る時間を削って絵を書き直すのだ。

作画監督の1本の単価は約30万円。
平均して作画INしてUPするまでに1ヵ月半。
月額20万円そこそこである。
業界歴20数年のベテランアニメーターがである。

その同じ職場で、ペイントの新人が毎月30万〜40万円稼いでいる。

制作会社のプロデューサーは、この現状を解っていながら放置している。
問題を解決するためには、1社だけが予算配分を変えてもどうにもならないからだ。

動画の新人がなんとかまともに生活するのに必要な金額は最低15万円だ。
これを月産枚数500枚で割ると最低単価は1枚300円になる。

動画とペイントを合わせた単価は現在400円〜450円。

その内300円を動画に振り分け、残り100円をペイントに振った場合、ペイント担当者の収入はいくらになるのか?
月産2000枚×100円=20万円である。

「この予算配分の見直しがなぜ出来ないのか?」

制作会社の統括機関である動画協会の調整機能が正常に働く事を切実に望む。

320。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/11/12(金) 01:45:04 ID:q4nxsZ.I
「ワンピース」など人気アニメの制作元として知られる「東映アニメーション」(東京)が「直接雇用」を認めず、来年3月での雇い止めを通告したのは不当だとして、26年勤める男性(52)が10日までに、雇用契約の確認や、賞与に当たる過去2年分の一時金など計約390万円の支払いを求めて東京地裁に提訴した。

 同日の第1回口頭弁論で東映アニメーション側は請求棄却を求めた。

 訴状などによると、男性は1984年に業務委託契約を結ぶ形で入社し、現在は社内の研究所に勤務。2007年まで在籍した美術課では「ワンピース」のほか「ドラゴンボール」「Dr.スランプアラレちゃん」の背景画などを担当した。

 社は01年、社内労組加入の非正規雇用者の大半を「直接雇用」に切り替えたが、男性は業務命令で海外に出張中だったため事情を知らず、そのまま対象外となった。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010111001000880.html

321双葉ちゃんねる:2010/11/17(水) 04:14:15 ID:sA53QpO6
『佐藤秀峰』連続インタビュー Name 名無し 10/10/19(火)23:27:12 No.13152 del 04日19:07頃消えます[返信]
【沈んでいく船から他の船に乗り移るタイミング】

秀峰:デジタルやネットも含めた包括的な契約をして権利は全部おさえたがるのに、次世代に向けてのなにかを用意しているかというと、特になにもないんですよ。なんの準備もないのに「とにかく、俺達に任せてくれ」と言っている。そして「逆らったら、仕事なくなるよ」というプレッシャーが背後にあるわけです。フェアじゃないですよね。

ふかみん:『出版社は来るべきネット時代に向けて、何か準備できているのか?』というのが疑問なんですね。

秀峰:答えを示してないじゃないか、と思います。答えは示せないけど、何か起こりそうだから権利だけを押さえようとしている。

ふかみん:それがズルいという気持ちは、わかります。ビジョンがないのに、契約だけ先行しているのは変ですよね。そういう出版社に、失望している?

秀峰:少なくとも僕は、参加しない。「まだそんなことやってるんだ」と思う。音楽業界が先に失敗していて、だめだとわかっているのに同じ道を歩んでる。
http://getnews.jp/archives/81710
レス45件省略。全て読むには返信ボタンを押してください

322。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/11/17(水) 04:14:59 ID:sA53QpO6
出版大手10社中8社が減収に 「出版・取次・書店総倒れ」 Name 名無し 10/11/01(月)22:29:52 No.13483 del 17日18:59頃消えます
帝国データバンクが11月1日まとめた出版業界の2009年度決算調査によると、出版社の売上高上位10社のうち、8社が減収だった。出版、取次、書店の3業種とも、2期連続減収の企業が2期連続増収の企業を上回っている状態で、「出版業界総倒れの様相を呈している」という。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/01/news072.html#l_sk_tdb.jpg

323。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/11/17(水) 04:15:53 ID:sA53QpO6
ポケモン脚本家の首藤氏死去、くも膜下出血 Name 名無し 10/10/31(日)03:44:37 No.13437 del 15日23:24頃消えます[返信]
人気アニメ「ポケットモンスター」などで知られる脚本家、
首藤剛志氏が29日午前4時3分、
くも膜下出血のため奈良市の病院で死去した。
61歳。葬儀・告別式は11月1日正午から
東京都渋谷区の応慶寺で。喪主は父尭(たかし)氏。
http://www.sanspo.com/geino/news/101029/gnj1010292301019-n1.htm

324。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2010/11/17(水) 04:16:52 ID:sA53QpO6
海上保安庁によると、人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」プロデューサーだった
西崎義展(本名弘文)さん(75)が7日午後、東京都小笠原村の父島で、
船から海に転落し死亡した。(時事通信)

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/water_accidents/?1289128234

325。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2011/09/13(火) 19:16:49 ID:EnlVYaiM
業界関係者が本音を明かした「オタク文化の10年」PD(明大アニ研シンポ後編part3) アキバ総研編集部
http://akiba.kakaku.com/column/1001/17/130000.php
・谷口悟朗(アニメーション監督・演出家)
谷:
ただ、この10年で権利の認められる仕事とそうで無い仕事が露骨に分かれ始めた。
その例が声優さんの一部と脚本家。脚本家には印税が発生するが、他のスタッフは印税なし。
だから一時期脚本家の時代があったといえます。

谷:
私も社会的保障が無く、3年前までクレジットカードを作れなかった。
サクラコンというシアトルのコンベンションに木村貴宏と倉田英之とで行ったんですが、カードがなくて困った。
アメリカではカードがない=一人前ではないということ。
かろうじて倉田が持っていて助かった覚えがありますw どうやらオルフェで社長がたまたま作ってくれていたらしい。

326。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2011/09/30(金) 18:42:47 ID:i3Vmxvks
43年間、アニメーション動画単価が100円しか上がらない しくみ
http://anirepo.exblog.jp/16803270/
http://megalodon.jp/2011-0930-1842-12/anirepo.exblog.jp/16803270/

327。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2011/10/17(月) 13:00:25 ID:Vc3dRfzs
20代アニメーターの平均年収は110万円 あなたの知らない業界事情
10月16日17時41分 提供:ニコニコニュース
http://news.ameba.jp/20111016-206/
これまでさまざまなタブーに切り込んできた、ニコニコ生放送の「トークセッション」。2011年10月14日の放送は「テレビじゃできない!?業界最新事情むき出しSP」と題し、東洋経済新報社が発行する『業界地図』とコラボして、各業界の過激な話が暴露された。

 この放送は、スポンサー企業がいないニコ生だからこそ実現したと言っても過言ではない。いろいろな業界の儲けの仕組みや平均年収、年齢、今後の動向まで、業界担当の記者さんが、包み隠さず解説。司会役のジャーナリスト、井上トシユキ氏は、「おもしろい、時間が足らない」というほど、各業界の話は内容の濃いものとなった。

 なかでも衝撃的だったのは「映画・アニメ」業界。オタク文化を世界に発信している日本でも、その現場で働く人たちの環境はけっして楽ではないようだ。例えば、アニメを支えるアニメーターは現在、40代が中心。この業界を担当する『週刊東洋経済』編集部の桑原幸作記者によれば

「あるデータでは、20代のアニメーターの平均年収が110万円。それだと生活できないので、若い人がこの業界に入らない。それで、高齢化が進んでいるとも言われています」と発言。コメント欄にも「ひでえ」「無理だ」などの声が寄せられた。

  JASDAQに上場しているアニメ業界大手のIGポートの社員の平均年収は423万円。あまり高いとは言いがたいが、実は本当に高いのは年齢。ここの社員の平均年齢が54.3歳。この数字について桑原記者は「今回『業界地図』で取り上げている128業界のなかでも最高齢ですね」と言うと、会場内は苦い笑いに包まれた。華やかに見える世界も、その内実はいろいろと大変なようである。

◇関連サイト
・この記事を読んだみんなの反応
http://news.nicovideo.jp/watch/nw130129#BL_TWITTER
・[ニコニコ生放送]「アニメ業界」の事情から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv66812608?po=newsameba&ref=news#53:15

(増田剛己)

328。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2012/07/12(木) 13:46:28 ID:p6Ff0yh2
アニメ制作会社を辞めました
http://anond.hatelabo.jp/touch/20120712005200
役職は制作進行でした。
辞めた会社は、規模的には業界の十指に入る会社のはずです。
辞めた理由を、あえて悪い点ばかり選んで書きますが、大きな理由はひとつに集約されています。

とにかくあらゆる面でお金がない
金回りが悪い、という言い回しがしっくりくる業界です。

中小規模の制作会社は自転車操業が基本でしょう。
大手の制作会社も一般的な企業と比べれば、動いているお金は中小企業並です。
社員の給料が少ないのは当然です。わたしの1年目の年収は200万円ちょっとでした。

基本給が勤続年数に比例して上がっていき、年収も300万円少々まで上がってはいきましたが、3年目からはほぼ変わらず、季節ボーナスと決算賞与の兼ね合いで年収自体は少しずつ下がっていました。
制作現場がフル稼働している場合、制作進行の労働時間は最低でも12〜14時間(待機時間込み)で、話数が佳境に入ったり掛け持ちをすると、帰宅や睡眠のためのまとまった時間が取れなくなります。
給与面ではまったく割の合わない仕事です。

そして、社会保険など全て無し(完備している会社もあるらしい)という待遇であり、会社の方針として所属している人間を手厚く保護する気がないようです。
従業員は入れ替わるものだと経営陣は思っているのでしょう。

その理由としては、業務形態による離職率の高さ、そのためのリスク回避、といったところでしょうか。
スタジオは、自社ビルなどではなくマンションの1フロアでした。
机や床は私物で溢れ、雑然としていました。

そもそも正社員がいません。制作部の人間は皆、契約社員です。
実質的には業務委託契なのではないでしょうか。
会社と契約して馬車馬になってよ。
管理職や役員の待遇はよく知りません。

制作デスク以降、役職がつくと手当てがあるようです。
スタジオ内の同じフロアに席があって作業をしているアニメーター、演出家、仕上げさん(色を塗る人)などは、そもそも社員ではありません。
作業場所を間借りしているフリーランスです。
彼らの給料は1話いくら、もしくはカットや枚数単価での出来高制です。
が、中には「監督料」とか「拘束費」という名目で会社から固定給が支払われている人も一部います。
美術、撮影、編集会社などのセクションはそれを専門とした会社があって、そちらに発注することが多いです。
作画会社に所属する社員アニメーターもいますが、基本的にはフリーか、会社に所属する場合もそれに近い待遇を強いられるため、駆け出しの動画マンの年収が100万円を切るなどという状況は珍しくありません。
ともかく、お金がないことによる精神的な貧しさが蔓延しています。
心に余裕が無い人たちが多く、会社組織の上の方の人間からしてそのような状態のため、負の連鎖がトップダウンでそのまま下りてきます。

329。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2012/07/12(木) 13:48:22 ID:p6Ff0yh2
事実として、精神疾患を患っている人もいます。
割合として多いか少ないかはわかりませんが、これほど身近に感じたことはありません。
作業者の「アニメが好き」「良いものをつくりたい」の気持ちと、幅はそれぞれでも責任感に支えられて、アニメは作られていると言って良いと思います。

尊敬できる人がほとんどいない
完成し、放送や上映がされたアニメ作品には、美しさしかありません。
制作に関わったことがある人以外で、アニメをみて作品の制作過程を想像する人がどのくらいいるでしょうか。

悲しいですが悪い意味で敷居が低い業界です。
志の低い人間もゴロゴロいます。
子供と話している気分になる人たちがたくさんいます。
下層は、よどみながら広がっています。
何も考えずに仕事をしていてもぎりぎり生活していけるレベルです。
上層は、会社なら詰まっていてへし合い、足の引っ張り合いが起きています。
クリエーターには、「努力と経験に裏打ちされた実力か天賦の才」が必要で、クリエーターにも制作にも、運とチャンスと体力がないと上っていけない、上れても生き残れない印象があります。
続けてさえいればどうにかなる、ということはまずありません。

ひどく乱暴であることを承知で書くと、アニメばっかり見て育ってきたようなコミュニケーション不全の人が多くいます。
男女問わず、ホームレスと見まごうかのような格好の人たちがいて、異臭を放っていたりします。
挨拶をしない(できない?)。
ゴミ箱がいっぱいならその上に重ねてゴミを置く。
スタジオにいるのに仕事をしない。
不明な点があっても確認しないでそのままにする。
メイクやおしゃれって何?と顔に書いてあるような、男性キャラクター談義に花を咲かせている女性たちを見ていると、ひたすら哀しくなります。
40代を過ぎて、客観的に見て明らかに質やスピードが落ちているのに、全盛期と変わらず仕事ができていると思って、対価を要求してモメている人を見ると、泣きたくなります。
アニメ制作の花形はアニメーターだとわたしは思っています。
絵が描かれなければ、制作は全く進みません。
だから待つしかありません。
それが作業者の自己満足による時間の使い方や、ただの怠惰であってもです。
現場は非常にルーズな雰囲気です。
放送や納品といった最終的な締め切りはあるものの、多くの作業者たちにとっては、それ以前に設けられている関所的な締め切りを突破したところで、ただちに実害はありません。

放送までのすべての制作責任は、制作部にあるからです。
アニメーターがあらかじめ提示された作業量をこなせなければ、そのぶんお金がもらえないだけです。
こなせなかった分は、その人ではない誰かが作業するだけです。(制作が人員確保、作業手配をする。負担増。いわゆる撒き直し)
連絡がつかないことなど日常茶飯事。
もちろん評判は落ちていくでしょうが、慢性的な人員不足により、ある程度の実力があればそれなりに仕事が途切れません。
眠くなったら寝て、来たいときにスタジオに来て、出たい時に電話に出る。
アニメとコンビニがあれば生きていける、そういったものに関わっているだけで満足。そんな人たちにとっては居心地が良い業界であると思います。
そういう人たちがいるから、日々アニメが放送されているのもまた事実です。
けどわたしは、そういう人たちのそばにいるのがたまらなく苦痛でした。

他人との関わりが薄くて、自分がどう見られているか考えない。
特化した技術があれば、他のすべてが欠落していても、存在理由になる。
そういう人に自分はなれないし、なりたいと思わないし、尊敬もできませんでした。
夢を見ているだけじゃ、生活はできるけど、幸せにはなれない。そう思いました。
予算と単価が上がればスケジュールにもゆとりが生まれて、余裕を持って制作ができるのでしょうか。
(一応書いておきますと、話が通じる人はいるし、プロ意識を感じる人もいます。声も出なくなるような素晴らしい上がりをバンバン出す人もいます。ただ、そうでない人たちがほとんどです。)

330。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2012/07/12(木) 13:48:34 ID:p6Ff0yh2
わたしもオタクのつもりでしたが、寝食を忘れるほどアニメが好きなわけじゃないし、現実の恋人と触れ合っている方が楽しくて気持ちがいいことを知っている、普通の人間だとわかりました。
自分のほうがおかしいのかと思うことも多々ありました。
結婚式なんかで久しぶりに会う同級生と話しても、いい年して誰もアニメなんか見ていない。
わたしが制作進行をしていたアニメなんか、毎週どころか、見たことあるって言ってくれた人についぞ出会ったことがありません。
これから
アニメって超面白い!映像表現の中で究極の形態だ!
お金が欲しいわけじゃない!アニメと共に生き、アニメと共に死ぬんだ!経験が積めてお金ももらえるなんて最高じゃないか!
と考えて入社しました。
アニメの商売は、DVDなりグッズなりを売っていくのがスタンダードです。
だから、当然買ってくれるお客さんに向けて制作されています。
だけど、制作者の意志は、制作者の数だけあります。少なくともわたしは自分のためにアニメを作っていました。

自分が考えて、アイディアを盛り込んで、少しでも面白くしようと努力してかけずり回って頭を下げて、誰が観ても面白くて、その結果自分の満足のいくものをつくるのが目的でした。
商業アニメ制作は、大集団による分業作業です。機械的に流れ作業を進めます。
発注側は、末端の作業者の顔など見ることもありません。
渡される絵コンテはアニメの設計図であり、8割の完成形が示されています。
どうしようもない絵コンテもあります。
絵コンテが上がらなくて時間を食い潰してしまい、敗戦スケジュールの話数を担当することも多々あります。
わたしの想いが、フィルムにどのくらい反映されたでしょうか。
自分が担当した話数を見れば、苦労した瞬間が、大変だったカットが、嫌なやつの顔が今でも手に取るように思い出せます。
でもそれを、誰かが見て気付くのでしょうか。
糞アニメ、作画崩壊回などと呼ばれ、DVDも売れず、誰の記憶にも残らない話数を担当してしまったのでしょうか。
自分という人間が必ずしも必要ではなく、一定のレベルで作品のクオリティが維持できる話数完成の達成感も、いつしか得られなくなってしまいました。

そう思うと、この仕事を続けて行こう、前に進んで行こうとは、どうしても思えなくなってしましました。
身に付いたのは車の運転技術くらい。資格も何もない現状。
でも、アニメ制作会社に新卒で入っていなかったら、絶対に後悔していた。
入って良かった。辞めて良かった。
さて、これからどう生きていこうかな。
想いをアニメに乗せるのは、制作を続けているみんなに任せるとして。
まだ想うところがある限り、わたしも前には進んでいける気がする。

331。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2014/04/22(火) 15:47:43 ID:rgUTLivk
国内市場は小さく、マネジメントも未熟 アニメ業界の「過酷すぎる現場」
http://careerconnection.jp/biz/todaytopics/content_1359.html

アニメ制作会社「A-1 Pictures」で06年から09年まで働き、2010年に自殺した男性(28)について、新宿労働基準監督署が過労によるうつ病が原因とし、2014年4月11日付で労災認定が下った。

男性が在職中に残した記録では、多いときで300時間を超える残業があった。通院先のカルテには「月600時間労働」などと記載されていたという報道もある。残業代がどこまで支払われていたかは分からないが、会社にほとんど泊まりこみの状態だったのだろう。

■精神的・身体的な負担の大きい「制作進行」

この男性が従事していたのは「制作進行」という役割。演出や監督への登竜門とも言われるが、アニメ界では「最も過酷な仕事」のひとつといわれている。

アニメが納期どおりに完成するように、原画や動画、仕上げなど各プロセスに素材を運んだり、演出とアニメーターとの間で調整を行ったりする。

A-1 Picturesはいまも制作進行の求人募集を行っているが、採用ページには「制作スケジュールが滞らないように、各部署での進捗状況を確認・管理して、作品を完成まで導きます」とある。

キャリコネには、制作会社マッドハウスで制作進行に携わった人の口コミがある。この20代後半の男性は、初任給が17万円で、1年間は契約社員扱い。肉体的、精神的にも厳しい仕事だったそうだ。

「(クリエイターは)基本的に自分本位の方が多いので、自分を殺して相手に合わせられるかどうか(が仕事のポイントになる)。理不尽なことを聞き流すことができないと、ストレスで倒れてしまう可能性が高くなってしまう」

「サマーウォーズ」や「DEATH NOTE」を制作した業界大手でさえ、この状況である。労災認定の報を受けて、2ちゃんねるには「アニメ会社の元制作進行だけど、質問ある?」というスレッドが立ち、関係者らしき人たちが書き込みをしている。

「この人の置かれてた状況はアニメ制作では珍しくない。息抜きもできなければ、愚痴る暇もなく、見渡せば山積みの問題と迫るタイムリミット!」
「編集や仕上げ、撮影などからの催促とか文句を一身に受けたりすることも精神的にきます」

332。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2014/04/22(火) 15:48:06 ID:rgUTLivk
■「事業の収益性」と「プロジェクト管理」に問題

アニメといえば、いまや日本を代表するコンテンツだ。国際的に高い評価を得て、世界中のファンやクリエイターたちにも影響を与えるアニメの制作現場が、なぜこのような過酷な環境になっているのか。

ソーシャルゲーム制作会社gumi(グミ)の国光宏尚社長は、その原因について、フェイスブックでこう指摘している。

「コンテンツが日本でしか売れないからそもそもの収益性が悪い。プロジェクト管理が出来てないので非効率」

一部の作品を除き、多くのアニメ作品は国内市場にとどまるため、市場規模が小さい。なおかつ、現場のマネジメントがうまく回っておらず、業務の効率が低い。アニメ業界には、この2つの問題が存在するようだ。

アニメビジネスのお金が、制作側に十分回っていないという問題もあるようだ。日本動画協会の調査によると、ユーザーが支払った金額を推定した広義の「アニメ産業市場」は1兆3721億円と高止まりが続いている。

一方で、アニメ制作・製作会社の売上を推計した「アニメ業界市場」は、2012年で1725億円。2005年の2244億円から23%も減少している。制作会社が得ているのは、市場全体の収入の1割程度ということになる。

この市場規模の差について、同協会は「キャラクターなどのアニメビジネスが非常に大きなレバレッジ効果をもっているから」と分析している。しかしネットには、広告代理店やテレビ局が「中抜きしている」という書き込みも見られる。

333。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2014/04/22(火) 15:48:34 ID:rgUTLivk
■現場のアニメーターに強く言えない理由

制作進行のツラさは、アニメーターとの板ばさみによるところもある。日本アニメーター・演出協会の2009年調査では、20代アニメーターは平均年収が110万円だった。偏った調査の可能性もあるが、待遇の悪さは各所で指摘されている。

アニメーターは出来高制の単価が安いため、忙し過ぎるくらいに働かないと生活が成り立たない、という側面もあるようだ。上流工程のプレッシャーを受けながらも、制作進行はそんなアニメーターには強い言葉をかけにくい。

業界内には、改善の取り組みも見られる。宮崎駿監督のスタジオ・ジブリでは、「スタッフの社員化及び固定給制度」の導入に取り組み、アニメーターの待遇改善を進めた。

『もののけ姫』がメガヒットすると、関係者100人に100万円ずつ分配し、私設保育園も設けられた。しかし、こうしたアニメ制作会社は稀で、多くはいまだに厳しい待遇のままだという。

作品に魅せられ、それに関わりたいと憧れた才能ある人たちが、心身をすり減らしてものづくりに励む――。エンタメ業界ではよくある構造だが、業界を健全化するには、新しいマネジメントを導入してくれる良心的で優れた手法を持つ経営者や管理者の誕生を期待するしかないのだろうか。

334。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2014/04/24(木) 13:52:29 ID:???
十野宮詩夕@tonomiya314

私はあらゆる規制推進に賛同したことないから、
悪法の弊害で文句言われる筋合いは一切ない。
ブログ検索してもそんな文言は出てこないはず。
だから規制反対派を称しつつ悪法推進に部分的にでも賛成しながらその弊害が出た場合は、
推進したやつの責任をとことん追求するよ。

posted at 12:40:00

335。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2014/04/25(金) 21:20:27 ID:jLEi9rgY
「世界に誇る日本のアニメ文化だが、制作現場の労働条件はきわめて劣悪だ」。
日本共産党の田村智子議員は24日の参院文教科学委員会で、
アニメーション制作現場の深刻な実態を告発。東京都のアニメ制作会社
「A‐1 Pictures」の男性アニメーター(当時28歳)が、2010年10月に過労による
うつ病が原因で自殺した背景に「月600時間(1日あたり20時間)労働」で、
残業代も未払いという異常な労務実態があったことを示しました。

 田村氏は、日本アニメーター・演出協会が2008年に行った調査(728人を対象)では、
アニメーターの賃金は年収200万円未満が9割で、労働時間管理がなされず、
社会保険も未加入という事例が多数あったと指摘。「労働条件改善の
啓発を行うことが必要ではないか」とただしました。

 下村博文文科相は、日本のアニメ産業を支えるアニメーターの多くが、
全国平均を大きく下回る低賃金のもとでの労働を余儀なくされているとの認識を示し、
「国内の優れたアニメーターが育ちにくい状況が指摘されている」と答弁。
労働環境の改善に取り組む姿勢を示しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-04-25/2014042504_03_1.html

336。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2015/03/13(金) 18:19:11 ID:nsnCqZnU
日本のアニメ産業環境は厳しいのではない。”違法な劣悪環境”である。 夢見ていた日本のアニメ産業で働いたアメリカ人アーティストが語る。週給$25(3000円)完全な奴隷労働者。

Japan’s Animation Industry Isn’t Just Tough, It’s “Illegally Harsh” Says American Artist
http://www.cartoonbrew.com/artist-rights/japans-animation-industry-isnt-just-tough-its-illegally-harsh-110074.html

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