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ペルセポリス2 (高速度ゼミナール)

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1 : 直観音楽アンサンブル とりあえず2(362) / 2 : 詩・歌・管・弦 part 2(233) / 3 : 哲学的・雑談的 3(275) / 4 : ノート(90) / 5 : まず自己紹介から(2) / 6 : 勝手に文学(4) / 7 : 「風日」案内(15) / 8 : 連絡・質問2(15) / 9 : よもやまばなし2(41) / 10 : 宮沢賢治2(8)
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1 直観音楽アンサンブル とりあえず2 (Res:362)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 1
1 名前:Tausendhaender★ 投稿日: 2007/07/03(火) 01:19:52
リフレッシュのため1を倉庫に入れました。
こちらで元気よく再開しましょう。

349 名前:毛蟹 投稿日: 2010/10/31(日) 20:54:26
次回IMEの録音演奏会が決まりました。

11月14日(日曜)18:00スタートです。

現時点での参加者は中路、寺村、中川、長野の4名です。

350 名前:毛蟹 投稿日: 2010/12/06(月) 13:14:32
12月度IME録音演奏会を以下のとおり行います。

12月19日(日曜) 18:00スタートです。

現時点での参加予定者は中路、寺村、中川、長野の4名です。

追伸:千手さんへ。
加藤さんにもお声を掛けてみてください。

それと、年末なので軽く打ち上げをやってもいいかなと思いますがいかがでしょう。
その場合は開始時間を17:00にしてはどうかと思います。

351 名前:千手 投稿日: 2010/12/08(水) 23:15:43
19日、+打上げ、17時から演奏会開始、でOKです。加藤さんにも声を掛けて見ます。

352 名前:毛蟹 投稿日: 2010/12/09(木) 09:31:50
それでは

12月19日 17時スタート

演奏終了後 打ち上げ

ということで決定です。

353 名前:千手 投稿日: 2010/12/19(日) 23:41:04
「正しい長さ」「強さ」の紹介をしておきました。
http://25237720.at.webry.info/201012/article_22.html

354 名前:毛蟹 投稿日: 2010/12/31(金) 16:05:53
>353

拝見しました。
2つの作品に対するコメントが素晴らしいと思いました。特に、

>音への献身。火の海のなかへもその暖かさをとどけられるように。

もうひとつ、

>猶予のない今において演奏すること。

このコメントはCDのライナーノーツに収めたいですね。聴き方を手助けしてくれるはずですから。

早く聴いてみたくなりました。

355 名前:毛蟹 投稿日: 2011/01/13(木) 23:01:50
IMEメンバーの皆様、本年もよろしくお願いします。

早速ですが、次回IMEの録音演奏会を以下の通り開催します。

1月23日(日曜) 18:00スタート

356 名前:千手 投稿日: 2011/02/13(日) 23:21:42
Stockhausen Concerts and Courses Kuerten 2011の案内が届きました。8月6日から14日まで。
直観音楽は10日に「無限に」が組まれています。
Tuition Feeは310ユーロ($405)。今なら3万5000円ぐらいでしょうか。
これに交通費宿泊費で20万ぐらいでしょうか。
とりあえず紹介まで。

357 名前:千手 投稿日: 2011/02/13(日) 23:25:24
>>354
お褒めの言葉、有難う。

358 名前:毛蟹 投稿日: 2011/03/15(火) 13:14:40
次回IMEの録音演奏会を以下の通り開催いたします。

3月27日(日曜)18:00スタート

なおメンバーの依存がなければ、東日本大震災の被災者の方々にその演奏(「太陽に向かって帆を上げよ」を候補としてあげておきます)を捧げたいと思います。

360 名前:Tausenthaender 投稿日: 2011/09/01(木) 19:47:07
迷惑投稿があったので削除しました。例によってIPアドレスを晒します。
以下です。

>2011/09/01(木) 19:36:17d219.Osa8N1FM1.vectant.ne.jp

361 名前:千手 投稿日: 2012/03/25(日) 10:30:31
お薦め。

http://25237720.at.webry.info/201203/article_34.html

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2 詩・歌・管・弦 part 2 (Res:233)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 2
1 名前:千手★ 投稿日: 2007/07/20(金) 23:01:14
「詩・歌・管・弦 part 2」を作ります。やはりわたしたちの思考はこのまわりをまわっている。

221 名前:千手 投稿日: 2009/10/28(水) 21:41:02
「杉本秀太郎の伊東静雄論」連載開始。

http://25237720.at.webry.info/200910/article_11.html

現在2まで公開。
乞うご期待。

222 名前:千手 投稿日: 2009/11/03(火) 18:48:09
ヘルダーリンの詩の朗読CDが手に入った。朗読はBruno Ganz。正確な韻律で読んでいるものと思う。
エリギー、とかオーデとか。
自分の思っていた読み方とずいぶん違うので、驚くと同時に、ヘルダーリンの詩が普通の詩人の詩とまったく別物なのだということがわかる。
ほとんど呪詛に聞こえるのだ。多くのドイツ人にとってもそうなのだと思う。
〜はどこにある、〜はどこにある、などということを本気で真っ正面から疑問にして問うているのだから。
たとえばあのアテナイはどこにある、等々(パンと葡萄酒)。
ほんとは呪いや呪詛ではなくて、深々と現在を問い出しているものなのだが。
だがともかくこういう詩には堪えられないドイツ人が多いだろう。

223 名前:千手 投稿日: 2009/11/03(火) 19:03:55
Brot und Wein


7
例えば「パンとP葡萄酒」の7の終わりのところ。
 Weiß ich nicht und wozu Dichter in dürftiger Zeit?
Aber sie sind, sagst du, wie des Weingottes heilige Priester,
Weiche von Lande zu Land zogen in heiliger Nacht.

乏しいい時代に詩人が何のために存在するのか、わたしは知らない。
詩人は、酒神バッコスの聖なる司祭のように、聖なる夜の中を、国から国へと移り行くのだ。
(詩人に引き付けて意訳)

聖なる夜の中をめぐり歩くより他のことを知らない者……。

224 名前:千手 投稿日: 2009/11/03(火) 19:17:38
さらに、その詩の最後のところ、

8
selbst Cerberus trinkt und schläft.

これが酒神の存在の意味なのだ!!!

ツェルベルス(地獄の番犬)さえ酒を飲んで眠るのだ、と。

葡萄酒はすでにキリストの血さえをも溶解させて、ディオニュソスの酒になっているのだ。
この"trinkt"に気を止める人は少ないのではないだろうか。
いやいや、ヘルダーリンをドイツ語で読もうとするほどの人なら、深くそこに気を止めるだろう。

このさりげない"trinkt"が酒神の存在の意味なのだ。

225 名前:千手 投稿日: 2009/11/03(火) 19:18:47
訂正
8→9

226 名前:千手 投稿日: 2009/11/03(火) 23:27:30
「パンと葡萄酒」最終行

ヘルダーリンの詩「パンと葡萄酒」の最終行はこうである:

Selbet der neidische, selbst Cerberus trinkt und schläft.
(Brot und Wein)

ここのところ、手塚富雄氏の訳はこうである:

あの妬み深いもの、地獄の番犬ツェルベルスさえも、飲み、そして眠っている。


この訳に何の疑問があるわけでもない。問題はなぜヘルダーリンがここで妬み深い地獄の番犬ツェルベルスを登場させたのかである。
趣旨は、酒神の恩恵が、イエスを通して、ツェルベルスにまで及んでいるということである。
ツェルベルスも眠れるのである。
そして眠るのである。

そうすると「地獄」への行き来が、容易に行えるようになるのだろうか?
ということは、「地獄」が必要なくなるのだろうか。
あるいは「地獄」がなくなるのだろうか。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

227 名前:千手 投稿日: 2010/01/17(日) 00:50:13
マイ・ブログに今年初めてのUP。ヘルダーリン詩集について。
http://25237720.at.webry.info/201001/article_1.html

228 名前:毛蟹 投稿日: 2010/09/09(木) 16:15:20
ご無沙汰です。
このところ反射神経の顕著な衰えを自覚します。特に運転中など。ボーとしていることが多くて、事後に冷やりとすることがしょっちゅうあります。
夏の間に体内に溜まった老廃物のようなものがあって、それが精神と身体の回路をブロックしているように感じます。デトックスせねばと思うのですが、どうすればよいのか?

さて、千手さんのブログ(芭蕉の俳句についての批判)を拝読しました。

 あかあかと日は難面(つれなく)もあきの風  『奥の細道』(金沢)

この句です。恥ずかしながら初めて目にしました。
千手さんはこう述べておられます。

>だがわたしの感じでは秋を感じさせるのは決して風ではない。まず光そのものの強さだ。光の暑さ、強さにどことなく衰えが感じられるのである。そしてまた午後の二時、三時ともなれば、光が作る影の感じもどこか違っているのである。そう、照らされる草花の影が、何となく長くなったように感じられるのである。

これは一連の草叢写真の撮影経験を通して獲得された観察眼でしょう。その観察眼は確かに芭蕉よりも鋭いと思います。
しかしながら、僕が疑問に思うのは、次の箇所です。

>とすると、芭蕉はここに、この句の中に、なぜ秋風をもってきたのだろうか? 答えはおそらく、秋風がさきにあったからである。古今集の敏行の歌は、「目にはさやかに見えねども、風の音にも」と歌っていた。それが秋を感じる敏感さの証拠であるかのように。おそらくはこの秋を感じる感性の図式のなかに、芭蕉もみずからも浸かっているのである。多分すっかりと……。

「秋風がさきにあったからである」と断ずるに充分な根拠が示せているとは思えません。
「強烈な日差しの中に立っていたらひんやりした風が吹いてきた」という凡庸なシチュエーションがなぜ考慮されないのでしょうか。なぜ考慮する必要がないのでしょうか。それが疑問です。古今集の敏行に絡め取られているのはもしかすると千手さんのほうかもしれないと思ってしまうのです。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

229 名前:千手 投稿日: 2010/09/15(水) 23:47:22
>>228
謝多。
1.「つれない日」は、自分がじりじりと照らされて逃れようもない日差しのことと思います。
とすると難所を越えていた頃かなと推測するばかりです。金沢では秋風に涼を楽しんでいたようです。
2.午後二時の光(影)の長さを歌の中で表現する技法が見つかりません。
以上です。

230 名前:毛蟹 投稿日: 2010/10/25(月) 11:53:22
千手さんの10月24日付けブログを拝見しました。

清らさや風霧水と土の色

その場所によってしか保持し得ないような「結晶」にも似た感触が伝わってきます。
ついメンディエタの作品(土シリーズ)に重ねてしまいました。

231 名前:千手 投稿日: 2010/10/26(火) 07:28:29
>>230
ご高評有り難うございました。
実はこの句の実体を基に、「清明」の思想と戦っていけると考えているものなのです。
メンディエタに繋がっていればなお心強いことです。

233 名前:千手 投稿日: 2013/11/30(土) 09:56:19
下記の書き込みが有りましたが、営業広告でしたので削除しました。IPアドレスも晒します。

> マフラー バーバリーnode-1aid.pool-182-52.dynamic.totbb.net[23.88.77.75]

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3 哲学的・雑談的 3 (Res:275)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 3
1 名前:千手★ 投稿日: 2007/07/16(月) 22:27:25
急遽新しいスレッドを作り、「2」を過去ログ倉庫に入れます。
よほど慌てていたのでしょう「雑談的」と記すべきところを何と「雑学的」と
してしまっていたのです。「雑学的」これはわたしの最も嫌悪するものです。

このスレッドは、他のスレッド同様、「非雑学的に」お願いします。
いまだ未知のいまだ脆弱であやうい観念に言葉をあたえ、姿をもたせてやりたいという希いです。
そしてそれをできれば世に通用する概念に育ててゆきたいのです。
参加をお願いします。

258 名前:千手 投稿日: 2010/01/17(日) 00:15:25
とりあえず控えておこう。

川勝平太、鶴見和子『「内発的発展」とは何か』pp.168-169
 鶴見 私、今日は非常に多くを学んだ。まずこの「解説」を読んで、どうしようと思ったのは「類推」。アナロジーが方法になる? こんなこと、いままでの学問の中で聞いたことがないの。これが科学方法論になる? 私、びっくりしたの。アメリカの大学で科学方法論という講義をちゃんと聞いておりますのよ。この中に一度も出てきたことがない。びっくりした。
 川勝 今西錦司ですね。
 鶴見 今西錦司の前に外国にはない? キリスト教の中に。
 川勝 ないと思いますね。やはり今西錦司。
 鶴見 アナロジーというのは、心理学では出てくるけれど……。ロジック、つまりロジカル。メソッドというのには出てこない。サイエンティフィック・メソッドの中にも出てこない。だから私、びっくりしたのよ。

アナロギア・エンティスは? と、ふと思う。難しい。また『差異と反復』の中のノマド的配分と対比されるアナロジー的配分の問題。

259 名前:千手 投稿日: 2010/01/17(日) 00:21:46

引用内一字訂正。「ロジカル。」→「ロジカル・」

鶴見さん、さすがだと思う。キリスト教に、という勘のつけ方が。

260 名前:千手 投稿日: 2010/02/25(木) 03:35:20
沖縄問題の見方ひとつ。
http://alternativereport1.seesaa.net/article/142005167.html

261 名前:千手 投稿日: 2010/03/05(金) 09:26:33
小沢報道と「テレビ文化人」
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/

262 名前:毛蟹 投稿日: 2010/04/12(月) 10:05:36
沖縄基地問題に対する内田 樹さんのコメント。
4月8日付けブログ「従者の復讐」。
http://blog.tatsuru.com/

日本国民の対米感情、国家のなすべきこと、小泉純一郎への評価、いずれも感心させられました。
ただ、日本政府の勝利を「米軍の沖縄からの撤退と基地の全面返還である」とする考えには同意しかねます。

263 名前:千手 投稿日: 2010/04/12(月) 10:55:54
>>262ちょっと拝見
わたしは、国家の外に繋がる見えない通路をたくさん作ることを仕事にしているので、「国民国家の黒字」という論点には何のかかわりも持ちたくない所です。
彼の小泉純一郎論は、田中宇の「隠れ多極主義者」という概念とかなりよく似ていると思います。
とりあえず以上。

264 名前:毛蟹 投稿日: 2010/04/12(月) 17:29:54
>彼の小泉純一郎論は、田中宇の「隠れ多極主義者」という概念とかなりよく似ていると思います。

これは僕も同感です。

265 名前:千手 投稿日: 2010/08/02(月) 21:10:05
内田樹の『日本辺境論』を読んだ。30分以上時間をかけて。「機」の話しは直観音楽と結びつくが、読んでわかったからといって速くなるわけではない。
辺境性に執着してみろ、というお勧め。それで見えてくるものは確かに幾つかある。だもう一歩何が言いたいのかわからない。

266 名前:千手 投稿日: 2010/08/03(火) 20:59:39
インターチェンジャブルな能力が大事だと鶴見俊輔は言う。「転移の能力」と言い換えているのがそれだと思う。『新しい風土記へ』の中の池沢夏樹との対談で。うん、と思う。しかしそれと内田樹などの言う「機」と結び付けなければならない。「インターチェンジャブルなのは誰か?」と。それは私なのか?
私ではない。私の背後にありまた手前にある生成なのだ。わたしの言うところの「浮立の気」なのだ。そのはずだ。それは誰のものでもない。
わたしの言葉で言えば、それがリズム(宇宙の)なのだ。

(twitter再録)

270 名前:千手 投稿日: 2013/08/10(土) 22:38:57
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273 名前:千手 投稿日: 2013/10/09(水) 21:05:57
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275 名前:千手 投稿日: 2013/10/12(土) 17:52:23
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4 ノート (Res:90)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 4
1 名前:千手★ 投稿日: 2009/02/11(水) 02:37:28
まずは備忘録代わりに

78 名前:千手 投稿日: 2009/09/02(水) 16:22:26
> 斯の如く武士道の恃む所のものは自己の良心に在り。是故に人若し病んで精神の自
>由を喪ひ、意識の朦朧と、自から己れの良心を恃む能はざる場合に至らば、其身心の痛
>苦を忘れ、若くは精神喪失の為めに来る所の醜態を免れんが為めに、適当の薬剤を得て、自
>殺して以て永き眠に就くことは、これ心の自由、自治を尚ぶ所の武士道の理想たらずんば
>あらず。
(同、pp.906-906)

79 名前:千手 投稿日: 2009/09/02(水) 20:18:29
>武士道なるものは、自由主義の最も高潮せるものなり
(同、p.907)

80 名前:千手 投稿日: 2009/09/02(水) 21:23:34
>蓋し武士道の第一義は、耻を知るにあることは……

>是を以て武士に在りては、縲絏は無上の耻辱にして、其勢窮まるに方りて自刃し、以て一身を処
>決せしむるは、則ち其面目を保たしむる所以たるに外ならざる也。されば古の武士は、戦
>場に於て敵の為に組み敷かれながらも、縄目の耻は免し給へ、速かに首を刎ねられ候へ
>とて、潔く首級を授けたり。
(同、p.909)

81 名前:千手 投稿日: 2009/09/02(水) 21:31:21
>更に彼我法治を異にせるよりして、他の法治の下に生くることを屑とせずして自殺
>せる例あり。

>我邦に在りては、かの北條氏の滅亡に際し、一族門葉悉く自刃し、為に死者
六千八百余人を算したるが如き、其最も顕著なる者と為す。

(同、p.910)

82 名前:千手 投稿日: 2009/09/03(木) 00:27:23
板垣の「殉死」についての見解も紹介しておこう。これも一つの死の形を明確にさせている。

> かの主君の病んで死せる後を追ひ、自殺して以て死に従ふ所の所謂殉死なるものは、我
>邦の歴史に於て往々其事績ありと雖も、こは宗教上の迷信より来れるものにして、則ち其
>平生恩顧を受けし所の主君に別るゝに忍びず、冥途黄泉までも之に伴はんと欲する所の
>未来観よりして茲に至れるもの、今にして之を論ずれば愚といふの外なし、是故に古来
>殉死は法律の禁ずる所たる也。
(同、pp.911-912)

執筆年からして明らかなように、板垣はここで乃木将軍の自殺を問題にしようとしているのだが、乃木の自殺は殉死ではないというのが彼の主張だ。
問題は、板垣の描くような「殉死」が、いわゆる殉死のどれほどに妥当するかということだろう。

自由の行為が存在する、それこそ武士道だ、という板垣の議論は、カント主義と一致するが、やはり非常な的確さと射程がある。「明治武士道」(菅野覚明)の枠に収まるものかどうか、点検すべきだろう。

83 名前:千手 投稿日: 2009/09/03(木) 15:29:53
>>76は 推敲を加えて
http://25237720.at.webry.info/200908/article_5.html
に再録。

84 名前:千手 投稿日: 2009/09/04(金) 06:59:06
>天は人の上に人を造ら
>ずとは西哲の警句なり。西人今や人種の上に人種を造り、彼等が曾て自由と平等と友愛
>の名によりて破りたる階級制度を、更に大なる範囲、更に大なる規模に於て世界人種の間
>に之を造り、彼等自ら人種的貴族となりて有色人種を奴隷視せんとす。是れ豈に近代文
>明の一大怪事、一大時代錯誤にあらずして何ぞや、一国の政治に於ける貴族政治、階級制度
>は、遠き過去に於て平民の為めに既に破られたり。人種問題に於ける貴族政治、階級制度
>に対しては、亜細亜人須らく世界の平民となりて之を打破せざる可からず。是れ新時代
>に於ける自由主義の世界的運動にして、亜細亜人の頭上に懸れる使命にあらざるか。(大正五年)
(板垣退助「世界の時局と日本の使命」、全集p.415)

「天は人の上に人を造らず」の警句をこうして人種問題に応用する、というテクニックは板垣のオリジナルか?

85 名前:千手 投稿日: 2009/09/05(土) 01:18:56
> 抑も予の戊辰戦争の役を了へて土佐に帰るや、兵制を改革して、人民に参政の権利を与ふる
>と共に、徴兵の令を布いて兵丁を四民の間に均一に募集し、以て国家有事の日に備ふる
>所あらんと欲し、之を後藤に謀りたるに、後藤は痛く予の趣旨に賛成を表せるも、古来土佐に
>は堕胎圧死の蛮風ありて、其人口の割合他藩に比して尠きを以て、之が根本を矯正するに
>非ずんば到底其目的を達する能はざるべきを説き……(明治四十三年)
(板垣退助「土佐に於ける育児会の事業」、全集p.561)

軍事がエリート(武士)の仕事だったところから国民皆兵制へ。これが四民平等の趣旨にかなうことだという。
そしてその達成のために「育児会」を作って、土佐の死産率を全国平均にまで下げようという政策を作り実行する。
 一貫した現実的な思考み見える。

86 名前:千手 投稿日: 2009/09/11(金) 22:00:37
土佐には素人相撲の興業があったらしい。

>土佐では九月十日に興業相撲がある。興業相撲と云つても土佐は一種の素人相撲で、子
>供が寺子屋の退散から集まつて相撲を取る。それで私の邸は広い者であつたから土俵を
>築いて相撲を取らせた。寺子屋の師匠は小笠原淳助と云ふ人で家中の子弟は過半はそ
>れに手習に行つた者である。其寺子が集まつて相撲を取る。(明治三十二年)
「相撲漫談」(板垣退助全集p.747)

板垣退助の邸宅には土俵があったわけだ。

87 名前:千手 投稿日: 2009/09/11(金) 22:15:55
次の民俗がおもしろい。

>夫から私が十七八歳の頃に
>は城下の鏡河原に二ヶ所上の河原と下河原に土俵があった。所がソコには士族は
>行かれぬ事に為つた居つたが相撲好の侍は忍んで行く、そこに行けば些細の事があつても無
>礼咎めをしない、又平民もそこに来れば武士に対しても酷い用捨をするに及ばないと云
>ふ一種の風習が其間に行はれて居つた。それで武士がそこに立混る事も殆ど公然の
>秘密と云つて宜い。武士は覆面で頬被をして相撲を取る、然れども其翌日になると云ふ
>と出入の酒屋などが台所に来てからに家人と話をして、「夕べコツチの旦那を擲げて遣つ
>た」、と云ふから直き判つて仕舞う。
 (全集、pp.747-748)

板垣が土佐のことについて述べるものは、実に生き生きしていておもしろい。

88 名前:千手 投稿日: 2009/09/11(金) 22:40:18
親友の後藤(象二郎)は、東京に出ても「三段目の頭や二段目の裾位に居る相撲には優に敗ない程取れた」という。

>それから段々身を入れて見ると相撲は戦や武芸と同じ様なもので殆ど変らない、
>孫子十三篇を解釈して相撲に嵌めても嵌らぬ事はない位である。
(p.748)

後藤とは一緒に行って取っていた。それだけに相撲にも一家言あった。

>一体相撲に一番必要の事は立合と、それから立合の上ズッ張りと云ふ
>ものが激しくあると敵が嫌がる、さうすると自分の儘に相撲が取れると云ふ事が一番肝
>要の事である。
 (p.749)

当代の相撲取り評もなかなかの見方だと思う。


そして最後に引き出してくる教は実践的なことだ。

>其虚実の変化と言ふものは余程面白いものであらうと思ふ。
(p.752)

90 名前:千手 投稿日: 2013/10/09(水) 21:08:28
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5 まず自己紹介から (Res:2)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 5
1 名前:千手★ 投稿日: 2009/03/29(日) 05:19:41
はじめて書き込みをされる方は、まずここで簡単な自己紹介をして下さい。
プライバシーを晒してもらう必要はありません。
どういうことをしていて、どんな縁でここに来たのか、など。
よろしく。

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6 勝手に文学 (Res:4)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 6
1 名前:千手★ 投稿日: 2009/07/09(木) 22:32:19
勝手に文学をしてみよう。ジャンルの重複もかまわない。ノートでも備忘録でもいい。使いたいように。そして人が使えるように。

2 名前:千手★ 投稿日: 2009/07/09(木) 22:39:46
早速書き込み。
「父はどこかで、義のために遊んでいる。地獄の思いで遊んでいる。いのちを賭けて遊んでいる」

太宰治の『父』という小品。この言葉を発見してから太宰が好きになった。
だがこの言葉が覚えられない。座右の銘でも何でもないからだろう。
先日もひとにいいかげんな紹介をしてしまった。そういう時のためにここに書いておこう。

ポイントは「義のために遊んでいる」のところだろう。それを勘違いして「地獄の思いで」とか「いのちを賭けて」とかに共感する人も少なくないようだ。
それではやっぱり太宰の核心がわからない、と思う。

3 名前:千手 投稿日: 2012/03/14(水) 22:12:15
小説を書いてみました。タイトルは「閻魔王の前で」。
http://blogs.yahoo.co.jp/nametokogenmai3gou/38822139.html

4 名前:千手 投稿日: 2012/05/24(木) 08:36:27
「中路正恒」を語るニセモノブログがまた登場してきました。

http://ameblo.jp/designjimusho/
活動実態のない「デザイナー中路正恒」なる者が愚かなことを語って、中路正恒本人をおとしめようとしているのでしょう。
アメブロおよび京都府警に早急に相談します。

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7 「風日」案内 (Res:15)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 7
1 名前:千手★ 投稿日: 2009/05/18(月) 18:14:00
「風土と日本文化」研究会の案内をここに載せます

4 名前:千手 投稿日: 2009/08/27(木) 11:49:50
失礼しました。
次回「風日」、9月19日で決定です。
会場も別。
案内をお待ちください。

5 名前:毛蟹 投稿日: 2009/09/20(日) 00:55:16
本日9月19日、面庄さんのアトリエにて「風土と日本文化」研究会を行いました。
発表者:京人形司十四世面庄 面屋庄甫氏
テーマ:人形とわたし

発表の概要
1.人形作りの工程を現物を手に取りながら分かりやすく解説していただきました。
2.氏のこれまでの歩みとその折々の世界観を作品と重ね合わせて語っていただきました。

感想
1.よく分からなかった人形の製作工程。「この素材をこの道具を使ってこうやって作るのです」と教えて頂いて目から鱗。
2.平坦ではなかった道程。冒険と挑戦と挫折の若き日々。インドへの旅が転機となり、帰国後に作られた「インド(タイトル忘れました、すみません)」シリーズと、後に奥さんをモデルにした「ウーマン(タイトル忘れました、ごめんなさい)」シリーズには驚かされました。「これはアナ・メンディエタじゃないか!」と思ったのです。
そして最近の「野菜シリーズ(これもタイトル忘れました)」へ。透明な明るさ、平明さが見る者の心を満たしてくれます。この高度な平明さに僕はすっかり参ってしまいました。今でも何だかジワジワと沁みこんでくる明るさが嬉しいです。有り難うございました。
拙い感想で申し訳ありません。

6 名前:千手 投稿日: 2009/09/24(木) 08:01:37
>>5
津軽、花巻から戻ってきました。大いに勉強になる会だったようですね。参加できず残念でした。
お山参詣ではご来光を仰げました。十和田湖から八甲田へもまわり。花巻ではイギリス海岸の「洗濯板」が少し見れました。等々。

7 名前:千手★ 投稿日: 2010/09/02(木) 17:25:22
以前「風日」でネパールのことで発表をしてくれた杉浦さんが、今造形大の「センジュマンザイ」とかの作品展で
作品を展示されています。着物一着です。あの色合いだけでも一見の価値ありです。お暇な人はぜひどうぞ。作品展は4日までか?

8 名前:毛蟹 投稿日: 2010/10/11(月) 11:49:13
千手さんの10月9日付けブログ「鑑賞 奥の細道 月山の句」を拝読しました。

深い感銘を受けました。「崩れたのは芭蕉の自信である」という解読は、自身を月山まで運んだ人間でなければ決して見出せないでしょう。
「鑑賞」という控えめなタイトルになっていますが、中身は「解釈」という行為の再定義であり、とても厳しいものでした。
それをわたしは、「解釈者であるわたし自身が実際にその場所に身を運んで、解釈の対象とするその句を詠めるか否か、それを解釈の出発点(同時に終着点かもしれませんが)にする」と仰っているのかなと思いました。
そこを出発点にすれば、その句を詠んだ作者の身の置き所も分かりそうです。もしわたしがその句を詠めないなら、作者はその場所まで身を運んでいないと知ることができそうです。
もしわたしがその句を詠むことができれば、とてつもない喜びが解釈者に訪れるでしょう。「解釈」とい言葉にわたしが押し付けていたイメージが払拭された心地がします。

9 名前:毛蟹 投稿日: 2010/10/11(月) 12:39:10
>8
アップするスレッドを間違えました。失礼しました。

10 名前:千手 投稿日: 2010/10/11(月) 21:35:44
>>8
的確な感想をありがとう。
自身で身を運んだ追体験は、体験そのものを幾通りにも修正して、アジャストして、
作の成立の場を探り、内容の解釈を探すというプロセスを繰り返して定まって行くものだと思います。
私が詠んだ句は、芭蕉の作を包囲するものになっているはずです。
とても良い経験でした。

11 名前:千手 投稿日: 2011/06/20(月) 00:27:00
第22回 風土と日本文化研究会

日時 2011年6月25日(土)・14:00
場所 京都造形芸術大学 人間館NA407

発表者
 堀田さやか
修士論文「宮沢賢治の詩作行為:詩と童話における世界の構造化」

岡本万貴子
博士論文「裸形と着装の人形研究―祈りと遊びの観点から―」

風土と日本文化研究会会員の成果発表です。研究会終了後に懇親会をおこないますので、皆様どうぞご参加ください。

12 名前:千手 投稿日: 2012/04/22(日) 17:32:24
風日のメンバーである岡本万貴子さんの『裸形と着装の人形史』という本が刊行されました(淡交社)。
内容は学位論文をさらに豊かにまた見やすくさせたものと見えます。
昨日その出版を祝う会に参加してきました。とても盛大な会で驚きました。
それはそれとして、わが風日でも、その出版を祝う研究会を開きたいと思っています。
本の中身の大半は、これまで風日の研究会でも発表してくれたものです。
それで、われわれの研究会としては、他のメンバーがこの本の論点について、
それをさらに深めるべき観点や疑問を提示するという形にしたいのです。
そんな研究会を開こう出は有りませんか。
岡本さんにさらに研究を進展させてもらおうというのが、風日にふさわしいお祝いに思えます。

わたしは「岡本太郎とほうこ」という題で、飛騨のサルボボとも関る問題を提起させてもらおうと思っています。
ご賛同いただけませんでしょうか?
レスをいただければ幸いです。

13 名前:毛蟹 投稿日: 2012/04/30(月) 22:37:37
賛同いたします。
ただ、風日のメンバーが果たしてこの掲示板を見てくれるのか?それが心もとない。

14 名前:千手 投稿日: 2012/05/10(木) 09:27:08
>>12
この研究会の企画、岡本さんからも賛成のメールをいただきました。
それで、開催することにしたいのですが、
1.『裸形と着装の人形史』の入手の問題ですが、好評品薄状態のようで、まだ本をお持ち出ない方は、直接岡本さんの方に連絡をして欲しいということでした。
2.日程の件ですが、まず私と岡本さんとで調整します。
3.それと、この件の広報のことですが、最近私が広報から離れていて、そしてまたメーリングリストのシステムが使えなくなっているようなので、これもどうにかしないといけません。これも私と岡本さんとで解決を図ります。
 これをご覧になった会員の方は、まず本の入手と内容の検討を心掛けて下さい。

15 名前:杉浦 投稿日: 2012/05/21(月) 21:58:06
ご無沙汰しております。3月に迷惑投稿があった頃、どうやら間違って「解除」してしまったようです。今日は偶然みましたところ、岡本さんの出版の記事をみつけました。研究会の日が決まれば知らせてください。また登録をお願いします。

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8 連絡・質問2 (Res:15)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 8
1 名前:千手★ 投稿日: 2008/08/08(金) 09:43:05
質問・連絡用スレッドを更新します。

2 名前:千手 投稿日: 2008/08/18(月) 11:21:29
近々過去ログ倉庫の中身をすべて削除します。

3 名前:柱真 投稿日: 2009/03/28(土) 15:16:32
ニーチェは外部からの視点を一切排除したわけですが、永遠回帰の思想そのものは外部からの視点が無しで成立する代物でしょうか。

4 名前:千手 投稿日: 2009/03/30(月) 11:29:40
柱真さん
ご質問有難うございます。
>ニーチェは外部からの視点を一切排除したわけですが、
 わたしには「外部からの視点を一切排除した」ということの意味がよく分かりません。もう少し解きほぐしていただけませんか?
 また、「初めての人の参加の仕方」を書いた板を消してしまっていたのですが、「まず自己紹介から」お願いします。
 またこれへのレスは「てつがくて・雑談的 3」の方へお願いします。

5 名前:千手 投稿日: 2010/02/17(水) 17:33:44
「新着をメールで受信」できるように設定しました。ご希望の方はどうぞご利用ください。

6 名前:千手 投稿日: 2010/05/23(日) 00:51:44
友人の猟師によれば、岐阜県高山市清見の方で(おそらく山中)、イノシシがたくさん倒れている。そのため非常に臭い。猟師が獲ったのなら放っておくはずがないから、自然に倒れたものだ。とすればこれは口蹄疫によるものである可能性があるのではないか?

7 名前:毛蟹 投稿日: 2010/05/23(日) 16:38:25
僕が一番旨いと思う飛騨牛様も危ない!?
鹿はどうなんでしょう?鹿は感染し難いとか?

8 名前:千手 投稿日: 2010/05/23(日) 17:33:50
彼は、シカもカモシカも危ないと言ってました。普通の人はそれほど感じないのかもしれませんが、彼は臭くていられたもんじゃなかったと言ってました。

9 名前:千手 投稿日: 2010/05/26(水) 18:34:25
>>6,>>7
先程電話で確認したのですが、
>たくさん倒れている
というのは私の解釈でした。確認したのは一頭だけのことだそうです。
臭いのは主に糞尿のせいということでした。
訂正しておわびします。

10 名前:千手★ 投稿日: 2010/08/04(水) 19:40:05
中村生雄先生の御逝去について、風日掲示板の方に書き込みをしておきました。
ご覧ください。

11 名前:中路正恒★ 投稿日: 2012/03/14(水) 20:15:31
下記の大変下劣な内容のサイトは、何者かが悪意をもって私の氏名を使用し、私になりすまして運営しているものです。そこの書き込まれている全発言は、私、中路正恒の発言とは一切関係ありません。読者の方々にはくれぐれも誤解なきようお願いいたします。

http://jbbs.livedoor.jp/music/24407/

なお、このような卑劣な行為をなぜlivedoor社が放置しているのか、理解に苦しみます。livedoor社には善処をお願いいたします。

13 名前:中路正恒★ 投稿日: 2012/03/18(日) 18:29:13
>>11
警察からプロバイダー(Livedoor)の方に注意をしてくれたようです。各位に多謝。

14 名前:中路正恒★ 投稿日: 2012/03/23(金) 08:58:41
>>11, >>13
本日見たらまた、低劣名誉毀損ブログが復活していました。
どこかの美術館で学芸員もしている人物の仕業だそうです。
今後、警察と密接に連絡を取って対応して行きます。

低劣なりすましサイトはここです。

http://jbbs.livedoor.jp/music/24407/

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9 よもやまばなし2 (Res:41)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 9
1 名前:千手★ 投稿日: 2008/10/13(月) 11:57:35
あちらこちらの山にかかわる話題を。

30 名前:毛蟹 投稿日: 2010/05/11(火) 18:07:11
久しぶりに千手さんのブログを訪問させて頂きました。

草叢の写真、期待が持てます。メンディエタの作品にに迫るものが生まれる予感がします。

31 名前:千手 投稿日: 2010/05/12(水) 01:20:05
褒められると木に登るということで、またたくさんupしました。

32 名前:毛蟹 投稿日: 2010/05/12(水) 08:02:40
また見せてもらいましたw
5月12日にUPされた写真の中ではNo.1が好きです(他のもいい)。
ただ、実際にプリントされたものを見せて頂いたら印象がガラッと変わるかもしれません(メンディエタの作品も同様の期待と不安があります)。
わたしのパソコンが発する情報を受けての印象でしかありませんが、コントラストの強さがいいと思います。もっと強くして暗がりに隠してしまう、あるいは肌理を荒くして視線の捕捉から逃れ潜む対象を増やして欲しいなと思います。
千手さんの意図と全く違っていたらごめんなさい。

33 名前:千手 投稿日: 2010/05/12(水) 17:27:12
何枚かの写真は、自分でも見ててぞぞっとします。藤の写真も。宮沢賢治が言う(キラキラする宝石にはるかにまさる)「十力の金剛石」が訪れた情景が、捉えられるればと思っているのですが。

34 名前:千手 投稿日: 2010/05/12(水) 17:28:12
個人掲示板を始めました。
http://prehisotricphil.bbs.fc2.com/
「研究ノート」のようなものです。

35 名前:千手 投稿日: 2010/05/12(水) 17:38:05
リアルとフィクションの差を賢治ははっきりと理解していたと見えます。そしてフィクションの中から、フィクティヴな欲求の中から、リアルを求める叫びが生れてきて、リアルな光り(仏性)が現れるという論理を、この作品は語っています。
たいていの読者は、フィクテイヴなキラキラするものを見て喜んで、それで満足してしまうのですが。

36 名前:千手 投稿日: 2010/05/12(水) 17:39:25
最近のアリュー先生とのやり取りは面白かった。
いずれ公表します。

37 名前:千手 投稿日: 2010/05/12(水) 17:42:29
賢治についてはあまり語りたくないのは、器用な連中がこっそり(もしくはどっと)やってきて、上手に盗んでゆくからです。
>>35にしても、こういう解釈は私しか示していないはずです。

38 名前:千手 投稿日: 2010/05/12(水) 17:46:51
私の(賢治学会誌で示した)田口洋美批判の方を、盗んで、広めていってくれたらいいと思うのですが。これは誰もやらない。

39 名前:千手 投稿日: 2010/05/12(水) 17:59:19
大学の紀要のための原稿では、杉本秀太郎の「哀歌」(もしくは「モルゲン」)理解を批判しました。
こちらの方もみんな敬遠するでしょう。なさけない。

40 名前:千手 投稿日: 2010/06/02(水) 00:50:42
お薦め: 【孫崎享×岩上安身Deep Night】
 http://deepnight.iwakamiyasumi.net/ 
◎日 時: 6月12日(土)開場:18時00分  開演:18時30分
◎場 所: SPAZIO2
           東京都渋谷区恵比寿南2-20-7 CIXビル
           JR恵比寿駅西口(徒歩5分)
           TEL:03-5725-4240
◎参加費: 3000円
◎内 容:「ゾルゲと真珠湾と9・11」
===
ここのところの岩上安身さん、獅子奮迅の活躍です。ぜひサポートを。

41 名前:千手 投稿日: 2011/01/13(木) 12:26:42
スノーボード、この滑りはすごい。新しい文化を感じる。
http://youtu.be/g5KQTy0FNos?a

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10 宮沢賢治2 (Res:8)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 10
1 名前:千手★ 投稿日: 2008/11/16(日) 19:15:13
宮沢賢治板を復活します。宮沢賢治関連で言いたいことを。

2 名前:千手 投稿日: 2008/11/17(月) 00:56:00
まことのことばはそらにちぎれ、去り
(ちぎれ雲)
やがて
(そらのみじんにちらばれ)
火花となって降りそそぐ
(WAHRSAGEN・予言)
---「春と修羅」の一連関。2008.11.15「風日」堀田さんの発表の余白に書き記しておく。
この連関を指摘した人があるのかどうかを知らない。調べてない。自分が論を書く時は調べるが。

3 名前:千手 投稿日: 2009/04/10(金) 02:59:35
『蜘蛛となめくぢと狸』(1918年8月以前)
念猫:念仏批判
狼が狸に食われる:ニーチェの「疚しい良心」の理論

4 名前:千手 投稿日: 2009/04/12(日) 07:20:47
追加:
兎は諏訪の勘文の思想の問題。食べられてみると狸の腹の中は黒かった、と。

5 名前:千手 投稿日: 2009/04/13(月) 15:39:51
『双子の星』は『貝の火』と正反対で、主人公に慢心のようなものがまったくない。どちらも王様が存在するが。
話の作り方としてはこの中心をなす王様がいる世界で、というアングルで書かれる話だというところに注意。
『貝の火』は慢心やとりわけ「意地悪心」についての教訓話としてよく書かれていると思う。
『いてふの実』は夜が明けてゆく節の描写がすばらしい。そして旅立ちのさわやかさ。

6 名前:千手 投稿日: 2009/04/19(日) 05:34:29
『よだかの星』、この「名」へのこだわりには『阿Q正伝』の影響はないのか?
共通の文化背景があるとみえる。
『さるのこしかけ』は何だ? ほとんどただのガリバーものだが、山男の登場の仕方は面白う。

7 名前:千手 投稿日: 2009/05/24(日) 01:45:34
作品「雁の童子」は「なめとこ山の熊」を読解するために大いに役立つ、という気がする。
これはちょっと纏めたい。

8 名前:千手 投稿日: 2009/09/12(土) 13:38:03
『なめとこ山の哲学』を書きはじめました。
まずは以下のブログで。

http://25237720.at.webry.info/200909/article_2.html

「序」です。

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