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1 : あめぞうのことを知ってほしいです(1) / 2 : 転載許諾願いとお知らせ(4) / 3 : こんなのあれば?ワーグナーグッズorワーグナー企画(1) / 4 : 今聴いているワーグナーCDを書き込むスレ【その2】(30) / 5 : 歌手の“声質”区分――声の重さ・サイズの違い、役柄の違い(改)(22) / 6 : 今聴いているワーグナーCDを書き込むスレ(100) / 7 : クイズ(16) / 8 : 贔屓のワーグナー・キャラについて語るスレ(笑)<男性キャラ編>(11) / 9 : オペラハウスよもやま話(8) / 10 : 神々の黄昏@新国立劇場(13) / 11 : お好きなワーグナー・ヒロインは?(8)
  (全部で11のスレッドがあります)

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1 あめぞうのことを知ってほしいです (Res:1)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 1
1a :2020/11/14(土) 02:59:44 ID:???
下のURLにあめぞうの情報がありますのでそれを見て知ってください
あめぞうさんという方のためにもどうかお願いします
ttp://resistance333.web.fc2.com/newpage1.htm
ttp://tiyu.to/1ch_08.html

↓私の掲示板です
ttps://9207.teacup.com/aaaa/bbs

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2 転載許諾願いとお知らせ (Res:4)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 2
1 名前:えむえむRW 投稿日: 2008/01/08(火) 09:43:43 ID:???
管理人しばゆうさん、ご健康を害されたのでしたらお見舞い申し上げます。お大事に。
この掲示板も冬眠中と理解し、下記の「ワーグナーグッズ、企画」を別サイト「ワーグナー・アラカルト」さんに転載することを許諾いただければ幸いです。
マナーとして、一言お断りいたしました。
これは雑感ですが、日本でのワーグナー熱には波があって、大体「指環」の上演に左右されているのがちょっと残念。
しかし生誕200年の2013年に向かって、私は心身の準備をしております。

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3 こんなのあれば?ワーグナーグッズorワーグナー企画 (Res:1)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 3
1 名前:えむえむRW 投稿日: 2007/11/26(月) 17:32:38 ID:???
はじめまして、デビューのへんてこワグネリアンです、よろしくです。
こんなワーグナーグッズ(企画)があればいいな〜、というアイデアを募集しま〜す。
1)ノートゥング型ペーパーナイフ:名刀みたいに製作者のサイン入り-Siegfried作
2)ヴァルハラ型置き時計:自由にライトモチーフオルゴールを選べます。飽きて捨てたくなったら、「黄昏」のボタンを押すと、赤色に変色して焼失します。
3)ローゲ・ライター:Loge,hierher!か言うか、棒で3回叩くと着火します。
4)オーダーメイド靴屋ハンス・ザックス:入り口のにわとこが目印。ベックメッサーの歌を歌うと早くて丈夫な靴底にしてくれます。時々会合に出席するので、臨時閉店に注意。
皆さんの企画大募集!

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4 今聴いているワーグナーCDを書き込むスレ【その2】 (Res:30)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 4
1 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/10/01(金) 01:02 ID:JXBLxxQo
いっぱいになってしまったので新スレをたてました。引き続きカキコしてやってください。お気軽にどうぞ〜♪

11 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/11(月) 10:49 ID:yo/o78Ao
しばゆうさま、お薦めのイッセルシュテットの『トリスタン』、私も先日購入いたしまして、さっそく聴いてみました。
確かにいいですね、これ!指揮とオケは派手な自己主張をしない代わりに堅実の美を感じさせるもの。歌手を邪魔せず、しっかり支えるところがたいへん好感が持てます。
ローレンツ節、堪能いたしました。第三幕の長大な嘆きが圧巻です。恥ずかしながら私、このモノローグでこんなに引き込まれたのはこの盤が初めてです。
イゾルデを歌うパウラ・バウマン(初めて聴く歌手です)も、高音に余裕が欠ける感はありますが、女性らしいしっとりふくよかな声で素敵です。ベーレンスのイゾルデを思い出してしまったのは私だけでしょうか?声と表現はベーレンスの方がもっと軽やかですが、どこか似ているような気がしました。
似ているといえば、クルヴェナール役のクローネンベルクの声はどこかフィッシャー=ディースカウを彷彿とさせます(これもこう思ったのは私だけ?)

『ローエングリン』は私は、ナチス時代のベルリン国立歌劇場&ヘーガー指揮のもの(Preiser・1942年)が一番好きです。
最近の演奏ではあまり聴かれないような、むせかえるようなロマンティシズムを感じます。完全な悪としてのテルラムント夫妻、エルザ(マリア・ミュラー)の“夢”の決然とした歌い口、合唱の異様な迫力。
思わず演奏された時代に思いを馳せ考え込まずにはいられない録音ですが、むしろそれゆえに、初めて私にこの作品の不思議な魅力を教えてくれたような気がします。
カラヤン盤も、ロマンと毒がいっぱいの演奏のようですね。やはり『ローエングリン』には、べたべたなくらいのロマンと毒がほしいユルシュールです。

12 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/10/12(火) 23:13 ID:XmnLWbs.
ユルシュール様 書き込みありがとうございます。イッセルシュテット盤「トリスタン〜」お気に召して頂いたみたいで嬉しいです。バウマンのイゾルデは悪くないと私めもおもいました(偉そうな書き方ですみません)。ローレンツ@トリスタンと二重唱になったときに違和感感じませんでしたし(この作品でふたりの二重唱が違和感ばりばりだったら凄く嫌かも・・・・・(^_^;)。別にスレたてしてくださっている声の質の問題もとくにないのではないかなと感じました。むしろクライバー盤のプライス@イゾルデのほうが違和感があって・・・・(お好きな方すみません・深々)
私めもメレシュ盤「タンホイザー」、購入して参りました。本日のBGMでございます。3幕から聴いてしまっているのですが、プライってこんな声だったっけ〜?と思いました。なんというかドイツ的バリトンというか、深みのある重厚さというかそんな感じで(・∀・)イイ!です。マイスターの映像とはちょっとまた違うような印象をうけましたが、この深遠な(?)声が心地よかったです。仰るとおり3幕後半からの盛り上がりが凄いですね、やけくそローマ語りのトーマス@タンホイザー(これもいいですね♪)に合いの手いれるところなど熱がこもっていて、ほんとにヴォルフラムというキャラになりきっているというか、きちんとキャラクターをふまえているのが伝わってきて非常によかったです。ただ録音が少し悪いのが残念です・・・・

>ロマンと毒

白鳥騎士に限らず、ワーグナー作品にはこれは必要不可欠なのではないでしょうか?毒のないワーグナー(先日のアバド盤・・・・・これもお好きな方いらしたらごめんなさい)って聴いていて、カレー粉の入っていないカレーを食べてるみたいな感じですよね(どんなだ?)。
あ、こんなところで申し訳ありませんが、新しくたてて下さった別スレには改めて書かせていただきます。とりあえず今日はプライ@ヴォルフラムを聴かせてくださいw

13 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/15(金) 00:21 ID:eB6KSgtM
しばゆうさま、プライのヴォルフラムをお気に召されたようで、私とても嬉しいです!
彼のシリアスなオペラの全曲録音は少ないので、これは数少ない(!?)“シリアスな”プライさんの貴重な記録ですね(何だか語弊があるかも)。結構濃厚に響く声でしょう?『マイスタージンガー』は’84年の録音ですから、年月と共に彼の声も変化しているのだと思います(でもまだまだ衰えてはいないのが凄いところ)。
トーマスのタンホイザー、私もお気に入りです。一・二幕のご感想も、聴かれましたら、よろしければお聞かせ下さいませ(……これって催促ですね。ごめんなさい)。リザネクのエリーザベトを聴かれたご感想を、ぜひうかがいたい……。

二重唱での違和感はきついですよね。以前話題になったバレンボイム盤『タンホイザー』ですが(夏に音楽資料室で聴きました)、私はザイフェルト(タンホイザー)にも、こちらでは不評だったイーグレン(エリーザベト)にも、個々では気になることはほとんどありませんでした。しかし二重唱になったとたんの違和感だけは如何ともし難いものがありました。
ザイフェルトに合わせるならもう少し軽めのソプラノを、イーグレンに合わせるならもう少し重くて息の長い、たっぷりした声のテノールを、とにかくどちらかに合わせる人選をしてくれたらなあと……いえ、蒸し返してしまってごめんなさい。
マーガレット・プライスのイゾルデは、好きな方ごめんなさい、私も苦手です(はっきり書いてしまった……)。彼女のシューベルト歌曲集などは大好きなのですが、イゾルデはやはりちょっと違うかな、彼女の声ではあまりに(声質が)軽過ぎるかな、という感じがどうしても……。
でも逆に、ヴァーグナーの重さや濃さが苦手な方には、深々とした声のイゾルデよりも彼女の歌声の方が親しみやすいのかも?という気もします。おそらくカルロスは、従来の(例えばフラグスタートやニルソンのような)堂々たるイゾルデではなく、少女らしい可憐なイゾルデを求めていたのでしょう。
実演ではカルロスは、カタリーナ・リゲンツァという歌手をイゾルデに起用していたのですが、どうして録音ではリゲンツァを起用しなかったのかな、と思うことがあります。かく申しながらも私はリゲンツァを聴いたことがないので、あまり大きな声では言えないのですが……。

アッバードのヴァーグナーは、恥ずかしながらまだ聴いたことがありません。せいぜいヴェルディとマーラーくらいでしょうか(彼とスカラ座の『シモン・ボッカネグラ』(DG・1977年)は最高です)。いつか『ローエングリン』を聴いてみたいと思います。
ロマンと毒のないヴァーグナーはカレー粉のないカレー……思わずうなずいてしまいました。

14 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/19(火) 00:30 ID:4SmgSX4o
私の書き込みがスレの流れを止めてしまったような気が……ごめんなさい。調子に乗り過ぎました。

先日の書き込みですっかり失念していたのですが、アッバードといえば、ロンドンSOとの『セヴィリアの理髪師』旧盤(DG・1971年)もとても好きです。
かなり端正でさらりとした演奏で、もしもこんな調子でヴァーグナーを振っているのだとしたら確かにもの足りないかも……とちらりと思ってしまったり。ともかくも実際に聴いてみないことには始まらないので、いつかきっと聴かなきゃ、と思っています。

15 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/10/23(土) 09:17 ID:2whFRSi2
会社で缶詰になっていたり寝込んでいたりでレスが死ぬほど遅れてすみません。ユルシュール様のせいではございませんので、引き続き書き込みしてやってくださいませ。
>バレンボイム盤『タンホイザー』
・・・・ごめんなさい、やっぱり私めはイーグ×ン駄目です。ソロでも聴けないです(^_^;ただハンプソン@ヴォルフラムとは声があっていたように思うので、彼女の声にはテノールでなくてバリトンのほうがいいのでは?と感じましたので値段が下がったらイー×レン@ゼンタの「オランダ人」買ってみようと思います。
これってユルシュール様がたててくださったスレの声質の問題にも関連するのでしょうかね?
>プライスのイゾルデ
そうですね声質が軽すぎる・・・・エルザやエリーザベトならいいと思うのですが。コロ@トリスタンとどうしても違和感が・・・・逆にコロの声にあうソプラノって誰だろうと考えてしまいました。ううむ。
>アバド
そうですね、ロッシーニあたりだったらいいかも・・・と思いました。味付けが淡泊なんですよね。たとえるなら彼は蕎麦や和食をつくる名手ではあっても、西洋料理のフルコースを作るのは不向きというような感じでしょうか。ワーグナーの曲はごてごてで濃いステーキフルコースを食べているようなものですからねえ(笑)おまけに毒入り(笑)この毒にあてられて中毒になる信者が後を絶ちません(爆)

本日のBGM 引き続きメレシュ盤「タンホイザー」第2幕
タルヴェラ@領主ヘルマンに耳がいっております。声質が暖かくていいですね〜こういうバスバリ大好きです。ゾーティンさんが似たような感じだと思いますけど、改めてタルヴェラもいいなと。リザネク@エリーザベトですが、どちらかというと彼女はブリュンヒルデ向きのような声をもっているような感じをうけました。エリーザベトでも悪くはないです。2重唱がある場合は結構相方にも左右されるなあと最近思っているのですが、トーマスとの2重唱もさほど違和感はありませんでしたし、唯時々イーグ×ンのような歌い方というかそんなふうに聞こえるところがあってそこがちと気になりました。・・・・しかし、もちっと音良くなりませんかね、これ(^_^;

16 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/26(火) 20:02 ID:HhEFpuvs
しばゆうさま、お身体の方はもう良くなられましたでしょうか?お仕事も大変そうですね。どうかご無理なさらずに、としか申し上げられないのがもどかしいです。

……どうしても受け付けないというか、好きになれない歌手って、やはりいますよね。私にも何人かいます。(^^;
ただ、いずれも実演では聴いたことのない歌手なので、実際に聴いてみれば違うかも……とは思っています。声ってひとりひとり違うものですし、楽器やオケもの以上に、食べ物の好き嫌いみたいに好みがはっきり分かれてしまうような気がします。
イーグレン、良くも悪くものんびりして聴こえるような気がします(声も歌唱も)。鋭さがないというか声の輪郭がぼんやりした感じがするので、そこで好悪が分かれるのかな、と先日『タンホイザー』を聴いた時は感じました。

アッバードですが、ヴェルディではそんなに淡白には感じず、非常にドラマティックな演奏になっていると思いました(『シモン・ボッカネグラ』)。
ただ、ヴェルディの音楽にはヴァーグナーみたいな毒性が希薄な気がするので、ヴェルディでは非常に素晴らしくいっても、ヴァーグナーも同様にうまくゆくというわけではないのかもしれませんね。どのみち、アッバードの『ローエングリン』を聴いてみなくては!

タルヴェラのヘルマン伯父さま、いいですよね!優しいお父さん的存在の役は、グラインドル以上に合っているような気がします。
リザネクがところどころイーグレンみたい……とは、この間イーグレンを聴いた時には思わなかったのですが、言われてみますと、声に鋭さが欠けて聴こえる点は似ているかも?(違っていたらごめんなさい)
リザネクはエリーザベトにしては重い声の方に入ると私は思います。実際にはブリュンヒルデやイゾルデは手がけることなく、ジークリンデやゼンタどまりだったようです。生前「もしニルソンがいなかったら……」と語ったことがある、と手元の本(『栄光のオペラ歌手を聴く!』)には書いてあります(なお、リザネクとニルソンとは親友どうしだったそうです)。

17 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/10/27(水) 18:47 ID:faIwBMyM
タンホイザー フランツ・ウェザー=メスト指揮、チューリッヒ歌劇場2003年公演
タンホイザー:ペーター・ザイフェルト、ヴォルフラム:ローマン・トレーケル
エリーザベト:ソルヴェイ・クリンゲルボーン、ヴェーヌス:イザベッラ・カバツゥ
ヘルマン:アルフレート・ムフ(EMI DVD 外国版)

映像は、難ありどころか、鑑賞のじゃまというところです。演出は地味で、ごくまともですが、
画面はなるべく見ないで音だけを聴いたところ、とてもよかったです。ドレスデン版です。
CDよりかなり安いですし、お薦めです。

18 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/10/27(水) 20:33 ID:M/.893n.
ユルシュール様 毎度お気遣いありがとうございますm(__)mなんとか生きております(笑)それと歌手のいろいろなお話もいつも教えて頂いて大変参考になります。
>鋭さがない
仰るとおりだと思います。オケもそうですがメリハリがきいているのがすきなので、ぼんやりしたのは敬遠してしまうのだと今気づきました。たしかに声は好みの問題が大きいと思います。私めは女声の高音が比較的苦手なのでソプラノ歌手にはより厳しくなってしまうのかもしれませんが。
>ヴェルディの音楽
聴いた限りではワーグナーほど毒々しくないと私も思いました。ワーグナー先生より親しみやすいというか、みんなにうけいれられやすそうな音楽ですよね。というかかえって毒は邪魔のような?

本日のBGM

「ヴァルキューレ」第1幕 クナパーツブッシュ/VPO スヴァンホルム@ジークムント、フラグスタート@ジークリンデ、ミル@フンディング

私めのすきなスヴァンホルム&フラグスタートのコンビですので、タワレコでみつけた瞬間飛びついて買いました。いかにも悲劇の勇士といったわざとらしさはなくて、毅然とした中に深い哀しみがところどころのぞくといったジークムント、自分の運命を薄々気づいているようにもみえるけど懸命に今を生きようとしているといった風のジークリンデ、決して悪党ではなくてきちんとけじめをわきまえている紳士的なフンディング、それぞれの役柄が私めの感覚にしっくりきて、何か求めていたものに会えたという感じがしています。ヴァルキューレ1幕ってこんなに短かったっけ?・・・・リピートしっぱなしです。スヴァンホルム&フラグスタートは声の相性がばっちりだなあと私めは思っております。ふたりの掛け合いきいているだけで引きずり込まれます。オケもいいです。低音にアクセントがきいていて前奏曲がぴりっとしまって聞こえます。さすがVPO。それとクナ。ワーグナー指揮者としての評判はあちこちでみますが、なるほどこれが彼の神髄か〜とはじめて素晴らしいと感じました(遅すぎ)。ジャケットには録音が旧いので聞き苦しい点があるとか書いてありますが、どこが?と思いました。録音は全然悪くないです。

19 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/10/27(水) 20:43 ID:M/.893n.
えうりでぃちぇ様 この映像ご覧になられたのですね。え?みない方がいいんですか?(笑)でも、ザイフェルト@タンホイザー、トレーケル@ヴォルフラムで即購入を決めてしまいました。このヴォルちゃんは新国「かみたそ」で話題になったトレーケルさんですよね?
ほかの歌手さんはしらない名前なのですが、でも、お勧めなのですね。楽しみです。ご紹介ありがとうございまいた。

20 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/10/28(木) 01:14 ID:faIwBMyM
>このヴォルちゃんは
そうですよ。
でも、さらさらの金髪の御曹子ではありません。
すべてそのまんまかと思われるお姿です。
私としてはヴォルフラムとしてはイメージ違いですが、歌はいいです^^
(一通りざっと見ての感想ですが、弊HPに映像の異常振り掲載しました
http://www.geocities.jp/euridiceneedsahero/video30c01.html )

21 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/12/10(金) 19:31 ID:faIwBMyM
しばさん、HP開設1周年なんですね^^おめでとうございます。
こちらでは本当に若〜〜い気持ちで楽しませていただいています。
これからもおもしろい話題や絵を期待してますので、よろしく!!
掲示板のヴァランシェンヌさんのお祝投稿にレスつけたのですが、
なぜか反映されませんーー;

ハイビジョンでメトの「マイスタージンガー」が放送
されたのに触発されて、かつてFMで放送されたバイロイト88年のを
ここ数日聴いています。やっぱり、こっちがいいです^^
詳細は下記でお願いします。
http://www.geocities.jp/euridiceneedsahero/memo48.html

22 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/12/12(日) 20:47 ID:lrknyirU
えうりでぃちぇ様 こちらでもお祝いのお言葉を頂いてありがとうございます。メイン掲示板のほう、だめでしたか。たしかに私のマシンでも書き込みが見えないです・・・・掲示板そろそろまたヤヴァイかもしれません。本当にごめんなさい。
BSの「マイスター」放映、見逃しました(号泣)残念です。えうりでぃちぇ様のおうちを拝見して、うわああああん。・゚・(ノД`)・゚・。・・・お書きになられているご感想で想像をふくらませております。そのうちまた放映してくれることを期待して・・・・
よく見たらこのスレ2ヶ月も間が空いてました。ようやく >20 でご紹介下さったタンホイザーの映像を手に入れましたので、異常ぶりをこれからとくと観たいと思います。

23 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/12/17(金) 08:07 ID:faIwBMyM
パルジファル PHILIPS レヴァイン指揮、バイロイト音楽祭1985年 配役は
リンク先をどうぞ^^ W.マイヤーのバイロイト初登場じゃないかしら?

>「マイスター」放映・・・・そのうちまた放映してくれることを期待して・・・・
そのうちバイビジョンじゃなくてBS-2で放送するんじゃないかしらと思ってます。
>タンホイザーの映像
感想、楽しみにしてます。

http://www.geocities.jp/euridiceneedsahero/memo12.html

24 名前:Mimi 投稿日: 2004/12/21(火) 23:24 ID:dbYpL4Xs
ルネ・コロの「冬の旅」タワーレコードで発見!!
というわけで買ってきて聴いてます.(ワーグナーでなくてごめんなさい)
テンポが超速いです.「おやすみ」ってこんな曲だったっけ??
菩提樹あたりからだいぶ落ち着いてきます.「ここに幸あり」の部分が美しいです.
なんだかコロに似合わない曲だ(「詩人の恋」とか「水車小屋」のほうが似合いそう)
と思っていたのですが,聴いてみるとそんなに違和感ないです.

25 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/12/24(金) 11:07 ID:EUWPGcbk
えうりでぃちぇ様 またまたレスが遅くなってすみません。マイヤー@クンドリのinバイロイト・パルジファルですか〜おおおおおお!ご紹介ありがとうございます。メトのDVDではじめて彼女のクンドリみて、凄いなあ〜という印象がこびりついています。映像ないんですか〜残念です。
それと実はその・・・・「タンホイザー」映像もまだ観れていない状況で・・・・もごもご。来年は必ず観たいと思います。

Mimi様 ええっ?コロ様のシューベルトですか!(って、歌っていてもおかしくないですが(^_^;)ぜひ聴かなくては。耳よりな情報ありがとうございます。私めもなんとか時間をつくってタワレコに走りたいと思います。シューベルトのリートというとまったりした(どんなだ?)印象があるので、ヘルデンテノールのコロだとちょっと強いのかな〜と一瞬思いましたが、考えてみたら彼はオペレッタ歌ってますものね(大汗)。今まで声楽に全く興味がなかったので例の如く慌てて家にあるシューベルトの歌曲集CDをみてみたら、シュライヤーさんが歌っていました。コロCD、掘り出しがあったらまた教えてください〜!

本日のBGM

「恋愛禁制」全曲 サヴァリッシュ/バイエルン州立歌劇場O 配役・・・・わかりません(自爆)

はじめてこの曲を聴きました。英語とドイツ語で解説みたいなのはついてるんですが、写真だけみてます。というわけで、ストーリーも配役もさっぱりわかりません。家にあるオペラの解説本をみてもこのオペラはのってないし・・・・ただフリードリヒという主役だろうと思われる役がプライというだけで買ってきた代物です。どうでもいいけどプライの写真がちと怖いです。3幕あたりでソプラノとテノールの2重唱が入っているのですが、これはなんかいいなあと思いました。歌手も気になりましたが誰が何を歌っているやらまるでわかりません。
・・・・というか、初期作品だけあって後の作品と全然違います。彼らしい毒(?)がまだないというか・・・・私めの勝手な印象ですが、ワーグナー先生、ベートーヴェン先生を尊敬していたというだけあって、ベートーヴェンの曲のように感じられる箇所もあったり・・・・それだけ影響が強かったのだと思いますが、うまくいえないんですけれどもウェーバーの系譜というかいかにもドイツ前期ロマン派というのが感じられる曲でした。面白かったのが、モーツアルトのオペラのようにところどころで曲がきれて、歌手が歌わずに台詞を喋っていることでした。びっくりしました。幕がおわるまで常に音楽または声楽が流れているのがワーグナー作品・・・・そうじゃないのもあったのですね。ううむ。

26 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/12/24(金) 15:41 ID:faIwBMyM
コロの「冬の旅」HMVに注文したところ、あっという間に届きました。
録音は2004年、ピアノはOliver Pohl (もちろん知りませんけど^^)
Deutsche Kinderhilfe のチャリティー企画CDだそうです。

最初の曲、Gute Nacht 仰天するほどのスピードですけど、
耳がだんだん慣れてくるのか、実際ゆっくりになってくるのか、
徐々にに落ち着きます・・ いい声です。

27 名前:Mimi 投稿日: 2004/12/31(金) 18:27 ID:sDMzpWnA
こんばんわ.今年も今日で終わりですね.
というわけで,BGMはクライバーの「こうもり」です.2000年よりずっとこれです.
これを聴かないと年は越せません.CDなので12月32日のギャグがないのが残念ですが.
でも,年越しの音楽はFMの「神々の黄昏」になりそうです.
管理人様,皆様今年はいろいろと御世話になりました.楽しかったです.
来年もどうぞよろしく.良いお年を.

28 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2005/01/05(水) 03:03 ID:rIfQfFEA
あけましておめでとうございます。年が明けてしまいましたが(^_^;)、皆様書き込みありがとうございます。
えうりでぃちぇ様 私めもコロ「冬の旅」CD、タワレコでぐちゃっと積まれていたのをゲットしました。ワーグナーじゃないですが、本日のBGMはこれです。仰るとおりやっぱりいい声ですね。私めは「おやすみ」のスピードはこれをデフォルトにすることにしました(違)。ひいきめでしょうかあまり違和感を感じません。この調子で他にもCDをだしてもらいたいです。
Mimi様 年越しそばならぬ年越し音楽は「神たそ」ですか。残念ながら私めはFMを聴けなかったのですがいかがだったでしょうか。「こうもり」の12月32日のギャグは私めも大好きです。日本語訳をみると3幕は看守がすごくおもしろいことを言っているんですよね。ただドイツ語がわからないのが残念ですけれども、楽しいですよね♪

皆様の今年の聴き始めの曲は何でしたでしょうか。本年もこの調子でいくと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

29 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2005/03/27(日) 00:02:04 ID:7t64L1bM
本日のBGM

「パルジファル」全曲 ケーゲル/ライプツィヒ放送響 コロ@パルジファル、アダム@アンフォルタス、テシュラー@ティトゥレル、コルト@グルネマンツ、ブンガー@クリングゾール、シュレーター@クンドリ

ケーゲルという指揮者はまるで知らなかったのですが、これは凄すぎます。いままで聴いた「パルジファル」のなかではテンポがちと速いなあと思いましたが、どうしてどうして、かえって曲が引き締まった感じで私めの耳には聴きやすかったです。前奏曲からしてすっきりしてるんですが、決して薄っぺらではなくワーグナー作品特有のロマンと毒がにじみ出ていて前奏曲からひき込まれました。すごい吸引力というか求心力というか・・・・素晴らしいです!ロマンと重厚さはワーグナー先生には欠かせないとおもうのですが、この演奏はそれに宗教音楽のような透明さがプラスされていて話のストーリーにマッチしてるなあと思いました。歌手陣もいいです♪私めの愛聴盤になりそうです。

30 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2005/03/27(日) 22:03:53 ID:JXBLxxQo
本日のBGM

「トリスタンとイゾルデ」全曲 メータ/RAIローマ管弦楽団 ブリリオート@トリスタン、ニルソン@イゾルデ、メヴェン@マルケ王、ニムスゲルン@クルヴェナル、ヴォルフ@ブランゲーネ

これは珍しく歌手陣で買いました。ブリリオートはカラヤン盤リングでジークフリート歌っていたのがなかなかいいなあと思っていたので、この盤でトリスタン歌っているのをみつけて買いました。やっぱりよかったです。私めの印象ですが、力強いんだけど不器用なトリスタン様といった風にきこえます。メインの(笑)2幕2場はイゾルデちゃん好きだ〜!という感じがおもいっきり出ているような印象をうけました。キャラ的にはとてもいいですね。ニルソンのイゾルデはいうまでもなしです!二重唱部分も違和感ないですししっくりきます。それとブランゲーネ役のヴォルフという歌手、私めはおそらく初めてきく方かと思うのですが、これが(・∀・)イイ!ブランゲーネという役柄に声がぴったりあっていると思いました。あとニムスゲルン@クルヴェナル、こちらもトリスタン様の忠実な従者という役柄を演じきってると思います。(・∀・)イイ!です。どうも私はこの方の声が好きみたいで、カラヤン盤ローエングリンのテルラムント、パルジファルのクリングゾールともどもいいなあと思って、このCDも彼がクルヴェナル歌っているというので買いました。あ、もちろんマルケ王もメロートも悪くないです。なんかこの盤はそれぞれの声が見事に役柄にマッチしていると思います。これも愛聴盤になりそうです。トリスタン〜は名盤が多くてほんとに困りますね。

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5 歌手の“声質”区分――声の重さ・サイズの違い、役柄の違い(改) (Res:22)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 5
1 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/11(月) 11:53 ID:9CIkd6dA
すみません、初めて立てた同タイトルのスレの1がやたら長くて見づらくなってしまったので、やり直しました。

僭越ながら、初めてスレを立てさせていただきます。
「CDを書き込むスレ」でのしばゆうさまへのお返事が長くなってしまいそうなのと、私自身とても気になっていた問題でしたので、スレを立ち上げました。
私の知識は生半可で、かつ誤認や偏見もあると思います。みなさまのご教示、ご見解をぜひお聞かせお願いいたします。

今事典が手元になくて(いつも大学の図書館で読んでいます)、自分の頭の中だけの理解になってしまうのですが……。
私の知識の範囲内でだいたいのことを申しますと、エーファ役を得意にする歌手が同時期にブリュンヒルデやイゾルデを歌うことはあまり多くない、というようなことです。多くは声の“重さ”という表現で説明されます。
ブリュンヒルデやイゾルデ(ホーホ・ドラマティッシャー・ソプラノと呼ばれる)はソプラノの中でも最重量級の声を必要とするもので、エーファやエリーザベト、エルザを歌うのにふさわしい、もう少し軽めの声(ユーゲントリッヒ・ドラマティッシャー・ソプラノ。リリック・ソプラノ(モーツァルトのアルマヴィーヴァ伯爵夫人やパミーナなど)で歌われることもある)で歌うにはやや負担が大きい、ということになります。
まだ若いソプラノがあまり重い役に早くから手を出すと声をつぶす、などともよく言われます。

3 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/11(月) 11:57 ID:9CIkd6dA
細かいことに関しては明日か明後日、事典で調べてから改めて書き込ませていただきます。すみません。

ところで、ネットで検索してみると、イタリア・オペラでの声質区分(リリコやドラマティコなど)の解説には少なからずお目にかかるものの、ドイツ・オペラでの区分(ホーホ・ドラマティッシャーとか)の解説などはあまり目にしません。私の調べ方が悪いのでしょうか?

4 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/15(金) 00:37 ID:lJxJEsmg
ごめんなさい、“細かいこと”ですが、もう少しお待ち下さいませ(え、誰も待ってない?とほほ……)。
オック××ォードのオペラ大事典め……なぜ例にマイナーな役ばかり挙げるんだ……私が全然聴いたことのないような役ばかり……。

ところでジークリンデって、比較的軽めのリリック・ソプラノからブリュンヒルデも歌えそうなドラマティック・ソプラノ、さらにはメッゾ・ソプラノまで(もうマイアー女史はメッゾとはいえないのかな?)、いろんなタイプの歌手が歌いますね。
この役の音楽面での懐の深さ(?)がうかがえて、面白いです。私は……リリックであろうとドラマティックであろうとメッゾであろうと、情熱的で芝居心のある歌唱をしてくれるジークリンデが好きです。

5 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/15(金) 22:28 ID:MPshTYhA
声の分類についてですが、細かいことについて書かれているサイト(イタリア風区分もドイツ風区分も両方表記されています)を見つけました。灯台下暗しでした……。一応、直リンクは控えさせていただきますが、
ttp://www.cantabile-subito.de/Categories/categories.html
の頭にhを足して、どうぞ。かなり細かい区分が書かれています。
最初はソプラノ/コントラルト(=アルト)/テノール/バスの四声のみ、その後メッゾ・ソプラノとバリトン、バス=バリトンが加わった後、さらに、声の重さとカラーによってあのように細かく分類されるようになったようです。
とりあえず、あちらの分類(‘German Fach System’と呼ぶようです)に従って、ヴァーグナーものの主な役柄を声の軽い順に挙げてみますと、次のようになります。声の分類名は、先に書いてあるのがイタリア語名、後に括弧付きで書いてあるのがドイツ語名です。分かりづらくてごめんなさい。
では今回はまず、ソプラノから……。

【スブレット(Soubrette [Soubrette])】
<他作品ではツェルリーナ(『ドン・ジョヴァンニ』)、デスピーナ(『コジ・ファン・トゥッテ』)、エンヒェン(『魔弾の射手』)など>
牧童(『タンホイザー』)

【リリック・コロラトゥーラ・ソプラノ (Lyric Coloratura Soprano [Lyrischer Koloratursopran])】
<他作品:ツェルビネッタ(『ナクソス島のアリアドネ』)、ムゼッタ(『ラ・ボエーム』)など>
ヴォークリンデ(『ラインの黄金』)/森の小鳥(『ジークフリート』)

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

6 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/15(金) 22:30 ID:MPshTYhA
続きです。

リリック・ソプラノ (Lyric Soprano [Lyrischer Sopran])】
<他作品:パミーナ(『魔笛』)、ミミ(『ラ・ボエーム』)、リュウ(『トゥーランドット』)など>
牧童(『タンホイザー』)/ヴェルグンデ(『ラインの黄金』)

【リリコ・スピント・ソプラノ(ユーゲントリッヒ・ドラマティッシャー・ソプラノ)
(Lirico Spinto Soprano [Jugendlich-dramatischer Sopran])】
<他作品:クリソテミス(『エレクトラ』)、デズデーモナ(『オテロ』)など>
エリーザベト(『タンホイザー』)/エルザ(『ローエングリン』)/エーファ(『ニュルンベルクのマイスタージンガー』)/フライア(『ラインの黄金』)/グートルーネ(『神々の黄昏』)

【スピント・ソプラノ(ドラマティッシャー・ソプラノ) (Spinto Soprano [Dramatischer Sopran])】
<他作品:レオノーレ(『フィデリオ』)、サロメ、トスカ、トゥーランドット、アイーダなど>
ヴェーヌス(『タンホイザー』)/オルトルート(『ローエングリン』)/ジークリンデ(『ヴァルキューレ』)/第三のノルン(『神々の黄昏』)/グートルーネ(『神々の黄昏』)/クンドリー(『パルジファル』)

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

7 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/17(日) 00:17 ID:O.smB18A
一昨日の続きです。メッゾ/コントラルト編。
ヴァーグナーもののメッゾ・ソプラノまたはコントラルトの諸役は、そのほとんどがドラマティック・メッゾ・ソプラノ(Dramatic Mezzo-Soprano)あるいはドラマティック・コントラルト(Dramatic Contralto)と呼ばれるカテゴリーに入るようです。クリテムネストラ(『エレクトラ』)やアムネリス(『アイーダ』)、エーボリ(『ドン・カルロ』)を歌うような歌手のための役、というところでしょうか。
ただしエールダだけは、ディープ・コントラルト(Deep Contralto)と呼ばれる声質の歌手が歌うことが多いようです。ドラマティック・コントラルトよりも、深々とした、より低い声が求められるということなのでしょうか?

8 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/19(火) 00:08 ID:7Lp0lXFY
毎度すみません。今日はテノール編。

【テノーレ・ブッフォ (Tenore Buffo [Spieltenor])】
<他作品:バジリオ(『フィガロの結婚』)・モノタストス(『魔笛』)・ゴロー(『蝶々夫人』)など>
舵手(『さまよえるオランダ人』)/ダーフィット/ミーメ

【リリック・テノール (Lyric Tenor [Lyrischer Tenor])】
<他作品:タミーノ(『魔笛』)・アルマヴィーヴァ伯爵(『セヴィリアの理髪師』)・アルフレード(『椿姫』)など>
ヴァルター(『タンホイザー』)

【スピント・テノール(ユーゲントリッヒャー・ヘルデン・テノール) (Spinto Tenor [Jugendlicher Heldentenor])】
<他作品:マックス(『魔弾の射手』)・トゥリッドゥ(『カヴァレリア・ルスティカーナ』)・ラダメス(『アイーダ』)など>
エリック/ローエングリン/ヴァルター(『ニュルンベルクのマイスタージンガー』)/フロー/パルジファル

9 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/19(火) 00:10 ID:7Lp0lXFY
続きです。

【キャラクター・テノール (Charaktertenor (after Kloiber))】
<他作品:アルトゥーム皇帝(『トゥーランドット』)・カイウス(『ファルスタッフ』)など>
メロート/ローゲ

【ドラマティック・テノール(ヘルデン・テノール) (Dramatic/Heroic Tenor [Heldentenor])】
<他作品:バッカス(『ナクソス島のアリアドネ』)・オテロ・カニオ(『道化師』)など>
タンホイザー/ローエングリン/トリスタン/ヴァルター(『ニュルンベルクのマイスタージンガー』)/ジークムント/ジークフリート/パルジファル

「ブッフォ」はイタリア語で、「喜劇的な」という意味。テノーレ・ブッフォは、コメディを得意にするテノールということです(同様にブッフォ・バリトン、ブッフォ・バスもあります)。少なくともドイツ・オペラに関しては、テノーレ・ブッフォとキャラクター・テノールが、結構かぶっているような気がするのは私だけでしょうか?私自身、このふたつは今まであまり分けずに考えてきていましたので……。どちらにしても、高い“歌の演技力”が要求されます。
このブッフォあるいはキャラクター・テノールがヘルデンな諸役、すなわちトリスタンやジークフリートを歌うことはほとんどないと思いますし、逆にヘルデン・テノールがミーメやダーフィットを歌うことも稀なように感じます。ただ、ローゲはヘルデン・テノールが担当することもありますし(ヴィントガッセンもローゲを得意にしていたっけ)、“トーキョー・リング”でミーメを歌ったゲルハルト・ジーゲルのように、ミーメもジークフリートも歌えるという歌手もいないわけではないので……。私は昨年の『ジークフリート』でジーゲルを聴きましたが、その声は確かにジークムントやジークフリートも歌えそうな、分厚く強靭な、パンチの利いた声でした。

10 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/19(火) 23:49 ID:7EFJExfM
今日でやっと区切りがつきそうです。バリトン編です。

【リリック・バリトン (Lyric Baritone [Lyrischer Bariton] )】
<他作品:グリエルモ(『コジ・ファン・トゥッテ』)・パパゲーノ(『魔笛』)・フィガロ(『セヴィリアの理髪師』)など>
ヴォルフラム

【カヴァリエ・バリトン (Kavalierbariton (after Kloiber))】
<他作品:ドン・フェルナンド(『フィデリオ』)・アルマヴィーヴァ伯爵(『フィガロの結婚』)・ドン・ジョヴァンニなど>
ヴォルフラム/軍令使

【ドラマティック・バリトン (Dramatic Baritone [Verdi Baritone, Dramatischer Bariton]
)】
<他作品:ドン・ピツァロ(『フィデリオ』)・リゴレット・イアーゴなど>
クルヴェナール/コートナー/アルベリッヒ/ドンナー/グンター/アンフォルタス/クリングゾール

11 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/19(火) 23:57 ID:7EFJExfM
続きです。

【バス=バリトン(ヘルデン・バリトン) (Bass-Baritone [Heldenbariton])】
<他作品:ヨカナーン(『サロメ』)・バラク(『影のない女』)・ファルスタッフなど>
オランダ人/フリードリッヒ/クルヴェナール/ザックス/ヴォータン/さすらい人/アルベリッヒ/グンター/アンフォルタス/クリングゾール

「カヴァリエ・バリトン」は和訳すると「騎士バリトン」。二枚目、あるいは貴族的な役を担当することが多いです。リリック・バリトンと近いように感じるのは私だけでしょうか?
バス=バリトンとヘルデン・バリトンが同義にされているのは、私は少し疑問に感じてしまいます。前者は声の高さの分類、後者は声のタイプの分類なので、一緒にしてしまうこと自体どうかなという気が……。同じくらいの声の重さ、ということでしょうか?ヘルデン・バリトンは、ヘルデン・テノール同様、ヴァーグナーもので必要とされるヒロイックな、重い声を要求する役柄と解釈してよいのではないでしょうか。
ザックス役は本来バス指定ですが、本来ヴォルフラムなどが持ち役のベルント・ヴァイクルがバイロイトでザックスを歌ったあたりから、軽めのバリトンもよく歌うようになったそうです(最近ではブレンデルがこのタイプに当てはまるのでしょうか)。

12 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/20(水) 00:00 ID:7EFJExfM
最後です。バス編。

【バッソ・ブッフォ (Basso Buffo [Spielbass])】
<他作品:オスミン(『後宮からの誘拐』)・オックス(『薔薇の騎士』)・バジリオ(『セヴィリアの理髪師)など>
ダーラント/ベックメッサー/アルベリッヒ

【バス(バッソ・カンダンテ) (Bass [Basso cantante])】
<他作品:マゼット(『ドン・ジョヴァンニ』)・ランフィス(『アイーダ』)・宗教裁判所長(『ドン・カルロ』)など>
ビテロルフ/ファーゾルト

【バッソ・プロフォンド (Basso profondo [Deep Bass, Serioser Bass] )】
<他作品:ザラストロ(『魔笛』)・フィエスコ(『シモン・ボッカネグラ』)・コッリーネ(『ラ・ボエーム』)など>
ヘルマン/ハインリッヒ/マルケ/ポーグナー/ファーフナー/フンディング/ハーゲン/グルネマンツ/ティトゥレル

ベックメッサーはバスというよりはバリトンの声域のような気がするのですが……第三幕ではハイAが出てきますし。ブッフォ系の歌手だけでなく、真面目な(!?)バリトンがあえて真面目に歌う場合もありますね。むしろ今は後者の傾向の方が強い気がします。

13 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/10/20(水) 00:12 ID:bBeZJAug
最後に……。
これまで長々と書いてきましたが、これらの分類はあくまで、便宜上のものです。
オルトルートがソプラノともメッゾとも分類されていることからもうかがえるように、ひとつのカテゴリーに属する歌手が他のカテゴリーの役に手をつけるということは日常茶飯事といってよいですし、声や持ち役を見るだけではどのカテゴリーに属するのかよく分からない歌手もいます。また、年齢によって声質が変化し、若い頃は牧童を歌っていた歌手が年を取ってジークリンデを歌うような歌手になる、なんてことも(あくまで喩えですが)あり得ます。
従って、普段はそんなに厳密に考慮する必要もないかと思われます。「‘German Fach System’はあくまで主観的な枠組み」と、上記のサイト(書き込み[5]参照)にはあります。近年はとみに、昔に比べるとこの枠組みはあいまいなものになっているような気がします(実際上の区分、私も書いていながら「?」と思ったところがいくつかありましたし……)。
ただやはり、本来ならばエーファやエルザがぴったりな声の重さ(サイズ)の歌手が、ブリュンヒルデを歌ったりするのはどうなんだろうとか、あるいは、素晴らしいヴァルターやローエングリンが良いジークフリートだとは限らないとか、そういう「限界」みたいなものは、確かに存在すると思います。
(ジークフリートがどうこうと書いていて思い出しましたが、上の書き込み、「ヘルデン・テノール」でひとくくりにされている役の中でも、いろいろ違いがあって、本当は一概に語れないようです。ジークフリートやトリスタンはヘルデンの中でも最難関の役ではないでしょうか)

長々と、スレ汚しならぬ掲示板汚しをしてしまいました。
みなさまのご叱正・ご教示、ご意見などいただけましたら幸いです。

14 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/11/07(日) 22:54 ID:NuuysBzU
「200CD&LD オペラの発見」(立風書房)という本に声質と声域の種類が出ていましたので、こちらにそのまま引用します。ユルシュール様がご紹介くださったものと同じだったり若干ちがったりもしているのですが、参考までに。

ソプラノ
 【レッジェーロ(コロラトゥーラ・ソプラノ)】もっとも軽い声のソプラノ。きわめて高い音域を歌うことができる。<夜の女王(魔笛)、ルチア(ランモルメールのルチア)、アミーナ(夢遊病の女)、エルヴィーラ(清教徒)、ジルダ(リゴレット)>
 【リリコ】高音域から中・低音域にわたってムラのない音量で発生し、表情豊かな叙情性をもった声。もっとも一般的なソプラノ。<伯爵夫人(フィガロの結婚)、ドンナ・アンナ(ドン・ジョヴァンニ)、パミーナ(魔笛)、ヴィオレッタ(椿姫)、ミミ(ボエーム)>
 【リリコ・スピント】リリコよりも太く強靱な声で、力強く輝かしい高音域から豊かな中・低音域をもつ。<アイーダ、アメリア(仮面舞踏会)、レオノーラ(運命の力)、蝶々夫人、トスカ、エルザ(ローエングリン)>
 【ドラマティコ】リリコ・スピントよりさらに太くて厚みのある強い声で、劇的な表現に富んだソプラノ。<トゥーランドット、レオノーレ(フィデリオ)、ブリュンヒルデ、サロメ、エレクトラ)

15 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/11/07(日) 23:05 ID:NuuysBzU
メゾソプラノ(アルト)
 【リリコ(レッジェーロ)】比較的軽い声のメゾソプラノ。<ロジーナ(セビリアの理髪師)、チェネレントラ、ケルビーノ(フィガロの結婚)>
 【ドラマティコ】より太くて厚みのある強い声をもち、劇的な表現に適している。<アムネリス(アイーダ)、カルメン、アズチェーナ(トロヴァトーレ)、デリラ(サムソンとデリラ)>

16 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/11/07(日) 23:08 ID:NuuysBzU
テノール
 【カウンター・テノール】通常の男声より高い音域をファルセットを使って歌う。オルフェオ(オルフェオとエウリディーチェ)などバロック・オペラの男声アルト役など。
 【レッジェーロ】軽い声のテノール。<アルマヴィーヴァ伯爵(セビリアの理髪師)、ドン・ラミロ(チェネレントラ)>
 【リリコ】声の表情に富む叙情的な歌唱に適したテノール。ほとんどのテノールがこれにあたり、役柄も多い。<タミーノ(魔笛)、ネモリーノ(愛の妙薬)、アルフレード(椿姫)、マントヴァ公爵(リゴレット)、ロドルフォ(ボエーム)、ドン・ホセ(カルメン)>
 【リリコ・スピント】輝かしく強靱な声。<マンリーコ(トロヴァトーレ)、リッカルド(仮面舞踏会)、ラダメス(アイーダ)、カヴァラドッシ(トスカ)>
 【ドラマティコ】太くて厚みの強い声で、劇的な表現に適している。<オテロ、カラフ(トゥーランドット)、サムソン(サムソンとデリラ)>
 【ヘルデン・テノール】ワーグナーの英雄役を歌うテノール。<トリスタン、ジークフリート>

17 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/11/07(日) 23:15 ID:NuuysBzU
バリトン(バス・バリトン、バス)
 【リリコ(カンタンテ)】叙情的な表現に適した声。<アルマヴィーヴァ伯爵(フィガロの結婚)、ドン・ジョヴァンニ、ルーナ伯爵(トロヴァトーレ)>
 【ドラマティコ】劇的な表現に適した、太く強靱な声。<リゴレット、アモナスロ(アイーダ)、スカルビア(トスカ)、オランダ人(さまよえるオランダ人)>
 【ブッフォ】18,9世紀のオペラ・ブッファの中で、早口で軽妙に歌うバリトンを言う。<フィガロ(フィガロの結婚)、レポレッロ(ドン・ジョヴァンニ)、ドン・バルトロ(セビリアの理髪師)>
 【バッソ(バス)・ドラマティコ】男声の中でもっとも低音域の太く重い声で、劇的な表現に適している。<ザラストロ(魔笛)、ランフィス(アイーダ)、メフィスト(ファウスト)、ボリス・ゴドゥノフ>

18 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/11/07(日) 23:30 ID:NuuysBzU
なんだかよけいにわかりにくくなってしまったみたいですみませんです。声楽独特の用語も難しいですね。ファルセットってなんだろうとおもって辞書をひいたら裏声のことでした(^^ゞ
あと、この本によると、アルトの役柄は今はメゾソプラノによって歌われていることが多い、らしいです。ほかにテノールは「ソプラノのほぼ1オクターブ下にあたるもっとも高い声域の男声をいう」とあります・・・・が、いまタンホイザーの楽譜を眺めているのですけれども、エリーザベトとタンホイザーのパート、両方ともト音記号ですしほとんど音域かわらないですね。タンホイザーの譜面はてっきりエリーザベトの1オクターブ下くらいの低い音域の表記になってるかなとおもっていたら違いました(^_^;難しいですね。

19 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/11/07(日) 23:45 ID:GtQSR3QE
しばゆうさん、ありがとうございます!私が挙げたのよりも、ずっと分かりやすいです。
お話のご本、そういえば以前立ち読みしたままほったらかしにしていた本です……。
テノールの定義、初めて知りました。やはり音楽は奥深く難しい……。
譜面ですが、確かテノールの場合は女声と同じト音記号、バリトンやバスの場合はヘ音記号だったような気がします。思い違いかもしれません。

20 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/11/10(水) 21:09 ID:JtpOkFmM
この立風書房の「200」シリーズ、書き方がユニークで読んでいて楽しいのでいくつかもってます。これもおもしろそうなので買ってきました。
各パートの譜面は曲によって、というか調によってちがうみたいです。ソプラノのト音記号表記、バス、バリトンのへ音記号表記は共通みたいですけれど、ローエングリンの総譜をみると、テノールはテノール譜表(ハ音記号)、アルトもアルト譜表(ハ音記号)になっていたりしてます。音楽の専門教育うけたわけではないので、私めは楽典の関係は駄目駄目なんですけれども(^_^;
何かお気づきの点がございましたら、また教えてやってくださいませ。

21 名前:Mimi 投稿日: 2004/12/09(木) 21:29 ID:igLPf7vQ
とっても遅レスですみませんが
テノールパートのト音記号は,実音では1オクターブ下げて歌います.
本当はト音記号にひげが付いていたり,ト音記号の下に8って
書いてあったりするのですが,省略されているものも多いですね.
(手持ちの「ボエーム」ボーカルスコアではロドルフォのパートは
ト音記号にひげがついています.)
ハ音記号,読みにくいですね.良くあれでぱっと音程が取れるなあと思ってしまいます.
もっとも自分がピアノから音楽に入ったせいなのかもしれませんが.

22 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/12/12(日) 20:38 ID:lrknyirU
Mimi様こちらでも書き込み頂いてありがとうございます。
>テノールパートのト音記号は,実音では1オクターブ下げて歌います
・・・・おお!そうだったのですね(^^)謎がとけました。ソプラノのテノールの音域が一緒ってなんか変だな〜と思っていたのですが、ひとつ知識が増えました。
ところでト音記号のひげってどんなやつなんでしょう?パート譜のほうにしかのっていないものなのでしょうか?フルスコアにはどうもみあたらないんですが・・・・(^_^;
>ハ音記号
同じハ音記号でもテノール譜表とアルト譜表では「ド」の位置が確か違うんですよね。便利かもしれないですけど読みにくいですね。なじみがいまひとつな譜表ですね。

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6 今聴いているワーグナーCDを書き込むスレ (Res:100)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 6
1 名前:しば@管理人 投稿日: 2004/05/30(日) 22:25 ID:GOV9DErM
自分の愛聴盤についてもどしどし感想その他、語ってください♪お気軽にどうぞ〜♪
私めは今日は何を聴いているかといいますと

「ローエングリン」全曲 カラヤン/BPO ルネ・コロ@タイトルロール、トモワ・シントウ@エルザ、ニムスゲルン@テルラムント、リーダーブッシュ@ハインリヒ国王

私めの愛聴盤でございます。「ローエングリン」に関してはひたすらこの盤。壮大華麗に広がるオケ(BPOの重厚な音が最高です)と、相変わらずのコロ様の輝かしい高音が死ぬほど味わえて転げ回るほどすきです。
スタジオ録音のせいもあると思いますが、とくにすきなのが第1幕ラスト、たまらんですわ〜♪フルオケ、フル合唱、滅茶苦茶好みです。そのなかを突き抜けていくコロ様の歌声が・・・・☆
ところで、この盤でしたっけ?カラヤンとコロ様がもめたのは・・・・

81 名前:しば@管理人 投稿日: 2004/09/25(土) 10:25 ID:WC3C7VX6
ヴァランシエンヌ様、またまたの書き込みありがとうございます。アバド指揮の印象・・・・ヴァランシエンヌ様もそうですか。一言でいうと「毒のないワーグナー」でしょうか?ワーグナーはあの「毒」がいいのではないでしょうか(なんだか麻薬中毒みたいですね・笑)
思いついたことがございましたらどうぞまたカキコしてやってくださいまし。

本日のBGM 「ジークフリート」に引き続きまして

「ラインの黄金」全曲 ヤノフスキ/SKD テオ・アダム@ヴォータン、シュライヤー@ローゲ、ニムスゲルン@アルベリヒ、フォーゲル@ミーメ、ブラハト@ファーゾルト、サルミネン@ファーフナー、ミントン@フリッカ、ナーピアーフライア、ヴェンケル@エールダ(以下略)

意外に登場人物多すぎ・・・・でした。オランダ人以降のワーグナーオペラのなかでは一番聴く回数がすくないのですがとくにここが好き〜というのがこのオペラにはないです。短いですし、ここがドラマのメインの聴かせどころ〜というのもあまりないせいだと思います。歌手もいろいろで分散されていますし。シュライヤーさんがローゲやっているので一瞬混乱してしまいましたが、私的にはミーメ役のほうがすきです(あ、もちろんこのローゲも気に入ってます)。あとニムスゲルンさん、ちょっとくせのある声がいいですね。改めて聴くといろいろな発見があります。ニーベルハイムの人々(?)のきゃー♪とかいう集団の声がなんかラブリーで散々リピート(なんじゃそれ)。
ほかにポップ@ヴォークリンデ、シュヴァルツ@フロースヒルデ・・・・私でもしっている歌手がきら星のごとく・・・・贅沢なCDですね。

82 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/09/26(日) 07:22 ID:faIwBMyM
しばらく・・です。
>>座付き歌手
>仰る通り、専属歌手のことです。最近は、有名になってくるとフリーで、
演目ごとに契約するスタイルが多いのかな?

岡村喬生著「ヒゲのオタマジャクシ世界を泳ぐ」新潮社 を読むと
欧州ドイツ語圏の劇場事情が少し具体的に見えて来ます。
イタリアなどはソリストの専属はない?ようで、岡村氏は、
オーストリアのリンツ、ドイツのキールからケルンと、専属の第一バス歌手として
契約なさったそうです。
ツェドニクのインタビューを読んだことがありますが、この方はず〜〜と
ウィーンの専属で、何と言ってもウィーンの仕事が第一とおっしゃってました

ソリストでも脇役が多くこなせる役が多い方は一ケ所専属を貫きやすいかもしれませんね。

83 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/09/26(日) 07:37 ID:faIwBMyM
今聴いている〜〜のは、主として・・
最近同好の士からいただいた昔(1988年)のNHK-FM放送、
バイロイト音楽祭ワルキューレです^^;

ブリュンヒルデ=デボラ・ポラスキは相当不調だったらしい、
(このあとしばらく休業して、のちに再デビューしたのだそうです。
厳しいわね〜〜一流歌手の世界は・・・)
ヴォータン=ジョン・トムリンソンは声だけだと一段と好みじゃないのですが
フリッカ=リンダ・フィニーは、新国のローエングリンでオルトルートだったので
あああの方ね〜〜と思いつつ、
フンディング=マティアス・ヘレ、映像(1990)付だと、粗野加減がひどすぎて
嫌いなんですけど、声だけなら、気にならないわ〜〜
セクンデも、見ながらだと、老け過ぎよ〜〜なんて気が散るのですけど、
声だけだと、けっこういいわ^^ さて、お目当ての
ジークムント=ペーター・ホフマン、日本の有名音楽雑誌評などでも、
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

84 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/09/26(日) 07:42 ID:faIwBMyM
立続けで、ごめんなさい。
いきなりセクンデも〜〜なんて書いてますが、お察し(ですよね?)の通り、
ジークリンデ=ナディーヌ・セクンデです。素顔のコロ=タンホイザーでの、
老嬢エリザベートは見ても素敵だったような記憶があります〜〜

85 名前:しば@管理人 投稿日: 2004/09/27(月) 01:28 ID:FLFhnJ4s
えうりでぃちぇ様、お久しぶりです。お忙しいところ書き込みありがとうございました。
歌手さんたち、専属とフリーではどちらがいいのでしょうね。専属ってやっぱりその劇場に拘束されてしまいがちになるのでしょうか。これを考えるとバイロイトの形式ってどんなふうになっているのかな?

>セクンデ

指摘頂くまで、生コロ(失礼(^_^;)@タンホイザーで姫やっていたひとだとは気づきませんでした。スイマセン(T.T)例の通り歌手に疎いので。といいつつ、このタンホイザーは姫よりマイヤー@ヴェーヌスのほうがやたら印象にのこってしまって実はほとんど覚えていません・・・・もう一度観なければ。
それにしてもやっぱり凄くよくご存じですね。立て続けカキコ、一向にかまいませんので、というよりぜひぜひよろしくお願いします〜m(__)m

本日のBGM

「タンホイザー」全曲 コンヴィチュニー/ベルリンシュターツカペレ ホップ@タンホイザー、グリュンマー@エリーザベト、F.ディースカウ@ヴォルフラム、フリック@領主ヘルマン、シェヒ@ヴェーヌス

コンヴィチュニー盤をひとつも持っていなかったので、ひとつ買ってきました(爆)。これもオケで買いました。買って大正解!さすがベルリンシュターツカペレ、中世ドイツがきこえます!序曲から耳を奪われました。すばらしい!・・・・と感動しているうちに歌手さんたちの歌声が聞こえてきたわけですが、タンホイザーがずいぶん骨太のタンホイザーでした。コロ様ばかりきいていたので、こういうタンホイザーもいいですね、新鮮に聞こえました。コンヴィチュニーはソロ歌手の歌を重視しているのでしょうか、ところどころオケの音を押さえ気味にしているように聞こえます。そのぶん歌手のソロがはっきり聞こえて良いのですが、第3幕の巡礼の合唱は合唱のほうをもう少し強めに聴かせてほしかったなあと個人的に思いました。姫とヴォルちゃんのかけあいは鮮明に聞こえていいんですが・・・・とにもかくにも、この盤はオケの美しさに聞き惚れました。ハラショー!もう一度聴こう♪

86 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/09/27(月) 09:26 ID:faIwBMyM
>専属とフリー
一長一短でしょうか? 岡村氏の本などによると、専属の形態も様々なようですから、
一概に二分はできないのかもしれません。専属も1、2年契約が普通だそうで、
更新時には胃が痛くなるとか。ソリストに安定保証はないんですよね〜〜
それに対して、合唱は身分がしっかり保証され、よほどのことがなければ、定年まで安泰だとか。
だから、ソリスト→合唱団員という道を選ぶ歌手もいるそうです。
もちろん専属契約には徹底的に縛られるようです。他にいい話が来ても時間的に合わなければ、
泣く泣く諦めるなんてこともあるということでした。

例の伝記にも、絶対我慢できない演出の初日出演を抗議の意思表示として拒否するために、
他の不人気の5演目への出演を引き換えにした話が載ってました。

バイロイトに専属はないでしょうね〜〜これは合唱団もオーケストラも同様でしょう。

87 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/09/28(火) 20:36 ID:3fgIwlvA
えうりでぃちぇ様 詳しいご説明ありがとうございます。
やっぱりプロの世界って厳しいんですね〜。フリーというのはよほど名前が売れるとか評価されないと、これで食べていくのは難しいんでしょうね。いやはや。
バイロイトの合唱団やオケって寄せ集め(というのは酷い言い方ですね。各地オケとか合唱団とかから希望者募ったりするのでしょうか。乃至はヴォルフガング先生が声をかけてひっぱってくるとか?)なのですか?あまり考えたことがなかったのですが、どうなのだろうとふと思いました。
それにしても合唱団の定年って何歳でしょう?60歳?声がでなくなるまででしょうか?ううむ。

本日のBGMはショルティ盤「タンホイザー」。ききくらべておりますw

88 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/09/29(水) 10:43 ID:faIwBMyM
>ヴォルフガング先生が
募集行脚しなくても、殺到みたいですよ〜〜^^;

やっぱり世界的に有名な音楽祭に出演するのは、なんといっても
名誉とステータスが得られるんじゃないかしら?
情報源を忘れましたが、ギャラ(ソリストも含めて)たいしたことないらしいです。

昔、NHKが薄謝協会とか言われてましたね〜〜出るだけで価値がある・・・

極論すればただでも出たい!^^;人もいるわけだ〜〜〜

そう言えば、W.アイヤー様はポートレート番組の中で、
ワルキューレのひとりとか花の乙女で、夏休みを犠牲にするのは嫌だったわ〜
っておっしゃってましたけどね。彼女の初バイロイトはクンドリ(1985)です。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

89 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/09/30(木) 06:25 ID:.oNfAwe.
えうりでぃちぇ様 そうなのですか〜バイロイトは出演希望者殺到ですか・・・・さすが聖地。それで出演を決めるのはやっぱりヴォルフガング先生になるのでしょうか。
>W.アイヤー様
ヴァルトラウト・マイヤー嬢のことでしょうか?それとも私の知らない別の歌手さんでしょうか?(例のとおり歌手に疎いので)クンドリときいてぱっとうかぶのはやはりマイヤー嬢です(^_^;
>1980年放送のバイロイト音楽祭「ローエングリン」
どんなのでしょう?ええっ映像もでてるんですか?あるなら欲しいと思いました。ゾーティンさん出てるのですか?詳細希望です。いつもいつもごめんなさい。

本日のBGM、デッキにいれっぱなしの ショルティ盤タンホイザーでし。

90 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/09/30(木) 08:20 ID:C7QSO0l6
横から失礼しますぅ^^
>>1980年放送のバイロイト音楽祭「ローエングリン」
映像は、例の『スプレー頭のホフマン様』だと思います^〜^}}}}

えうりでぃちぇさんがお聴きになられているのは、年末のバイロイト放送のもので、その映像とは配役がちょっと違いますよ〜〜という意味ではないかしら?
(映像のハインリヒ王は、ジークフリート・フォーゲルさんだったと思います)

バイロイトのギャラが安いのは、かなり有名なオハナシです。
ドミンゴ氏も、それでも出演したかったらしいですよ。やっぱり、名誉とステイタスの為かしらね?^^;

91 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/09/30(木) 10:06 ID:faIwBMyM
ヴァランシェンヌさん、こちらではオヒサですね〜〜お互いに。
しばさん、どうも・・・えっと映像は

>>例の『スプレー頭のホフマン様』の
あのプロダクション(同演出1979〜1982)最後の年
1982年に観客を入れない特別の上演をして収録、テレビ放映されたようです。
この演技に対して、ナントカ?賞(伝記参照願います)を受賞したとか。

というわけで、79〜82のNHK-FM放送はそれぞれ、そして、正規の映像や録音とも
完全に同じではないわけです。配役も違ったりしますが、
たとえ同じでも、全く同じ物を聴いているという感じは
やっぱりしないものです。舞台の一回性を強く意識させられます。

映像ですが、ユニテル(PHILIPS)からLDとビデオが出ていました。
LDは中古ならまだ手に入ると思います。ビデオはまだ店頭でみかけます(国内版で日本語字幕あり)
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

92 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/09/30(木) 14:36 ID:XQowpT8o
お久し振りです。座付き歌手のお話、バイロイト出演者のギャラ、みなさまのお話をうかがって勉強している、ユルシュールです。
えうりでぃちぇさまのおっしゃるとおり、やはり舞台は生物、同じプロダクションでもひとつたりとも同じ公演にはならないのが面白い、と最近つくづく思います。
今日は、気分転換に聴いたCDが強烈だったので、思わずこちらに書き込みをば……。

今日聴いたCD:『タンホイザー』メレシュ指揮 1966年バイロイトライヴ(Golden Melodram)より第三幕
トーマス(タンホイザー)/リザネク(エリーザベト)/ドヴォラジャコヴァ(ヴェーヌス)/プライ(ヴォルフラム)
全曲録音(三枚組)のCDの、今日は第三幕のみを聴いてみました。
『タンホイザー』第三幕で印象に残るのは、いつもならばエリーザベトの独唱であったりヴォルフラムの夕星の歌であったりするのですが、この録音ではその後の部分が強烈です。
プライのヴォルフラム、第三幕始め頃からちょっとテンションが高め?とは感じていたのですが、タンホイザーを見つけてからの熱演がすごいです。
例えばこの部分、私の大好きなフィッシャー=ディースカウのヴォルフラムだと、熱い中にも落ち着きを持って、父親が息子を諭すように、「さあ、話してごらん!」という感じに聴こえる(’62年バイロイトライヴ)のですが、こちらはタンホイザーにすがりつかんばかり、それこそ親友あるいは兄弟が「どこ行ってたんだよ!どこに行くんだよ!話してくれよ!」と必死の形相で質問攻めにあわせる感じなのです。
ちょっとやり過ぎ?と思われるくらい激しく熱い歌いぶりには、ただ熱いだけではなくて友を心の底から心配する気持ちが感じられて、(もともと私の好きな歌手ではあるのですが)非常に感動的で、胸が熱くなりました。
トーマスもプライの熱が伝染したかのように、熱く感情表現豊かな歌唱になってゆきます。“ローマ語り”は、ヴィントガッセンのように濃い陰影の感じられる歌唱ではありませんでしたが、タンホイザーの苦悩と絶望が強く伝わってきて、こちらにも感動。
ドヴォラジャコヴァの美しく存在感のあるヴェーヌスがすっくと現れてからの三重唱は、他の録音にはない異常なまでの雰囲気を感じました。ラストは性愛に聖愛(?)が勝利したというよりは、美女の誘惑に真摯な友情が勝った、という印象を受けました。
音はバイロイトのライヴ録音の中でも良いとはいえない部類だと思いますが、この“熱い”『タンホイザー』第三幕は本当に聴き応えがあります。

93 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/09/30(木) 21:08 ID:H3MFaaNI
引き続きすみません。訂正をば……。
フィッシャー=ディースカウのライヴは’62年ではなく’61年でした。失礼いたしました。

94 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/09/30(木) 22:49 ID:faIwBMyM
しばさん、書き忘れしましたーー

>>W.アイヤー様
>ヴァルトラウト・マイヤー嬢のことでしょうか?

そうです^^

クラシカ・ジャパンで放送した彼女のポートレート、なかなか面白かったです。
再放送があったら、是非ご覧になってみてください。

95 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/09/30(木) 23:45 ID:faIwBMyM
また追加m(_ _)m
>>ヴァルトラウト・マイヤー嬢
の1985年のバイロイト音楽祭、クンドリ@パルシファルは、正規録音がありますね〜〜
(PHILIPS)レヴァイン指揮、ハンス・ゾーティン(グルネマンツ)、ペーター・ホフマン(パルシファル)、
サイモン・エステス(アンフォルタス)、フランツ・マツーラ(クリングゾール)、マッティ・サルミネン(ティトゥレル)

96 名前:suoh 投稿日: 2004/10/01(金) 00:17 ID:BVzfNAQE
こちらではお久しぶりですm(_ _)m

>彼女のポートレート、なかなか面白かったです

私も、彼女のオペラに対する姿勢がうかがえて、おもしろかったです。
それにしても、マイヤー女史きれいな方ですね〜。
個人的に、ジークフリート・イェルザレム氏との「お年寄り版・トリスタンとイゾルデ」に失笑してしまいました(^^;

>1985年のバイロイト音楽祭のパルジファル

映像で観たい配役ですね(^^)ホフマン氏のパルジファルとマイヤー女史のクンドリ!

97 名前:suoh 投稿日: 2004/10/01(金) 00:17 ID:BVzfNAQE
こちらではお久しぶりですm(_ _)m

>彼女のポートレート、なかなか面白かったです

私も、彼女のオペラに対する姿勢がうかがえて、おもしろいと思いました。
それにしても、マイヤー女史きれいな方ですね〜。
個人的に、ジークフリート・イェルザレム氏との「お年寄り版・トリスタンとイゾルデ」に失笑してしまいました(^^;

>1985年のバイロイト音楽祭のパルジファル

映像で観たい配役ですね(^^)ホフマン氏のパルジファルとマイヤー女史のクンドリ!

98 名前:suoh 投稿日: 2004/10/01(金) 00:18 ID:BVzfNAQE
す、すみません、2重投稿になってました(>_<)
お手数でありませんでしたら、削除願います。

99 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/10/01(金) 00:48 ID:JXBLxxQo
おうあ〜(驚きと感激の声).。ooO(゚ペ/)/ヴァランシエンヌ様、えうりでぃちぇ様、書き込みありがとうございます☆
>「ローエングリン」
『スプレーホフマン』(略しすぎ(^_^;)の映像&演奏のことだったのですね。教えて頂いてありがとうございました!!出ているLDまたはビデオはその「観客を入れない特別な上演」のものと解していいのでしょうか?
たしかに歌手が違うと全然違うふうに聞こえますし、オケや指揮者も同様で・・・・だからCDがヤマになっていくわけですよね。
バイロイトの舞台はワーグナー歌手さんなら誰でも立ちたいですよね。観客側もすごく五月蠅そうですけど(笑)バイロイトは新演出でるたびに客がブーブー床踏みならしているっていう噂を聞きますが。
クラシカ・ジャパン、引き続きチェックしてみます。今月は・・・・というか今月もヴェルディ先生のオペラ放映ばかりでした。なぜワーグナーは1つしかないんだよう!!ぶーぶー。

本日のBGM 愛聴のカラヤン盤ローエングリンにしてみました。ただいま、コロ様が「私の父はパルジファル」とうたっておりますw

100 名前:しば@かんりにん 投稿日: 2004/10/01(金) 01:00 ID:JXBLxxQo
ユルシュール様 いつもカキコありがとうございます。お聴きになられたタンホイザー、私めも聴きたくなりました。凄く面白そうですね!
プライ@ヴォルフラムというのが・・・・プライさんはマイスターのベックメッサーの役が強烈にあるものですからどんなヴォルちゃんなのか・・・・
あ、でも録音が悪いのですか・・・・ああどうしましょう。トーマスも決して派手ではないにしても堅実な歌唱がいいなあと思うようになりました。ヘルデンテノールの風格は充分もっている方だと思います・・・・(偉そうにごめんなさいm(__)m)
購入、いきなり悩みはじめております。あ、他の配役はだれでしょう?・・・とうかがっても、私は歌手に疎いので出過ぎた真似かもしれませんが(^_^;
他の幕のご感想もお待ちしております。

別件ですみません、このスレ、100になってかけなくしまったので、新しくスレをたてます。続きのカキコはその2のほうにお願いします。

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7 クイズ (Res:16)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 7
1 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/06/07(月) 21:56 ID:wYzcuE7Y
目下、Singen ist wie Fliegen(歌うことは飛ぶこと?!)というP.ホフマンの伝記をぼちぼちと読んでますが、その中から、クイズを作ってみました^^;

1)P.ホフマンが、バイロイト音楽祭(1976年)に初出演するにあたって、
オーディション、エージェントによる交渉などのほかに、びっくり仰天、一体何?!という要求があったそうです。何を要求されたのでしょう。

2)P.ホフマンのバイロイト初出演のひとつは、シェロー演出のワルキューレでしたが、演劇畑から来たシェローとは、様々な軋轢があったそうです。常に八人ぐらいのアシスタントを同伴していたのにも驚いたということです。さて、このシェロー・チームと、歌手たちとの最初の摩擦は何だったでしょうか。

3)バス歌手のリーダーブッシュ(フンディングその他の役)は、不平家で有名?だったようです。シェローはいかにして彼を納得させたでしょうか。

とりあえず三つ。またできたら追加するかも・・・

2 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/06/07(月) 21:57 ID:wYzcuE7Y
えうりでぃちぇさん、こんにちわ(^o^)丿
P.ホフマンの本、これって去年発行された本ではなく、'80年代前半に出された本でしょうか?
(去年のとは、題名が違うような気が(^^ゞ)
何か面白いエピソードがあったら、紹介して下さいね(^o^)丿

あ、でもクイズの形で『紹介』って、結構面白いかも〜ですね。

ということで、一通り答えを考えてみました^^

1)ホフマンは、ワルキューレで上半身裸になるシーンがありますよね。
ということで、『ハダカで祝祭劇場の周りを走ってみろ!』と言われたとか^^;

2)これは、どっかで読んだ記憶を頼りに。
『シェローの演技指導が厳しくて、サポーター(ひじあて、ひざあて等)をつけさせられた』

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

3 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/06/07(月) 21:58 ID:wYzcuE7Y
ヴァランシエンヌさん、ご参加くださり、うれしいです。
>P.ホフマンの本、これって去年発行された本ではなく、'80年代前半に出された本でしょうか
そうです。1983年発行です。これもオオムカシからさがしてしたんですけど、やっと去年だったか古本を手に入れることができました。2003年3月発行のよりおもしろそうなんですけど、難しいので読むの、後回しになってます。

さて答えです。楽しませていただきました。
1)かなり近い! でも、これじゃあ、ナンカで逮捕!されそうだし〜〜バイロイトの品位にも関わりそうだし〜〜人権侵害!なんてことにも〜〜^^;
そういう騒ぎにならずに、チェックできる方法、ありますよね!

2)これは、どこかにも書いてありましたよね〜〜この本にもありました。2日で
床にひざをつける気にならなくなったとか。最初のはいわば「異文化?摩擦」です。
「演劇人」対「歌手」ってとこなのかしら?小さなことと言えば小さなことですが、
実は、私、その「演劇人」の感覚がちょっと信じられません。「ウッソ〜〜!」です。

3)えっと、リーダーブッシュは「率直なタイプで、思ったことをすぐ口にする」んだそうです。どうも、わけのわからない質問をする「質問魔」みたいですーー;
ホフマン、こういうタイプを「まるめる」には、な〜〜るほどこうするのが一番なのか!と心に残ったんですって。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

4 名前:suoh 投稿日: 2004/06/07(月) 22:00 ID:wYzcuE7Y
えうりでぃちぇさん

こんにちは!
ホフマンに関するクイズということで、やってまいりました(^^;

1)私も問題を見た瞬間にワルキューレの上半身裸というのがひらめきまして・・・ヴァランシエンヌさんと同じような回答を思いつきました(^^;
  バイロイトの品位を損なわずに・・・ですか。。回答の方向が違ってしまってる気もしますが、「水泳をやらせた」としておきます。

・・・・と、ここまで書いておきながら、3)の見当がつかないのでまた次のヒント(あるいは回答)をお待ちしています。楽しいクイズをご提供、ありがとうございますv
・・・ドイツ語の本をお読みになるのですね!尊敬致します(^o^)

5 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/06/07(月) 22:02 ID:wYzcuE7Y
えうりでぃちぇさん、ヒントをありがとうございました(^o^)丿
suohさん、いい所ついてきましたね〜〜『目から鱗』でした^^えうりでぃちぇさんが『騒ぎにならずに、チェックできる方法』と仰って下さったにもかかわらず、あくまでも『陸上でのハダカ』に拘ってたワタシです^^;;;
ワタシの品位がこれ以上落っこちると、このBBSから締め出されちゃうかもしれませんので、その後浮かんだ答えはナイショにしておきます(*^_^*)ということで

2)演劇人でも歌手でもない、一般人のワタシにもわかるかな?えーとですね・・『歌を歌いながらではなく、歌詞を台詞のように読みながら演技練習をした(させられた)』・・アレ?これではえうりでぃちぇさんが『ウッソー〜〜!』と思ったほど、強烈ではないですね(^_^;)
3)えっ?!リーダーブッシュって、そんな人だったんですね(^_^;)『あらかじめ、全ての疑問点を出させておいて、その後は一切質問を受け付けさせなかった!或いはガムテープで口を貼り付けた』とか(^_^;)

・・アレ?これではまたまた人権侵害?!

ところでしばゆうさん、この数日お見えになってませんが、やっぱりPCの調子が良くないのでしょうか?
それとも、お仕事が忙しいのかしら?いずれにしても、お体には気をつけて下さいね〜〜そろそろ時差ぼけちゃんも、治ってきたころでしょうし(^_^;)

6 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/06/07(月) 22:04 ID:wYzcuE7Y
suohさん、ヴァランシエンヌさんは毎度^^ ありがとうございます。
陰で悩んでいる方々(いない?!ーー;)ももうしばらくおつき合い願います m(_ _)m

1)これは、非常に正解に近づいています。バイロイトへは、オーディションにも出向いているわけで、またわざわざ来いということではないわけです。映画とか、演劇関係のオーディション受ける場合とか、ミス○○コンテストに出たい場合は、
はじめにすることじゃないかと思います。

2)最近は、前面禁止のところが多いし、同席者に断ってからするのがエチケットだと思いますけどね。七十年代って、まだそうじゃなかったんでしょうかしら?それともフランスのお国柄?!

3)毒には毒を持って制するってところかなあ? それとも正攻法かなあ??

気になるので==;(誤)前面禁止→(正)全面禁止

7 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/06/07(月) 22:06 ID:wYzcuE7Y
こちら、例によって日曜日の夜でございます♪(しかも、半分酔っ払ってます^^;)
えうりでぃちぇさん、再三のヒント、ありがとうございますm(__)mえーとですね、また懲りずに考えてみました。

1)身体測定をさせられた、あるいはスリーサイズを(ハダカで?^^;まだ拘る^^;)計測された。

2)歌手の前で堂々とシェローは喫煙をした!

3)う〜ん、色々考えたのですが、これは私、匙をなげます(ポイッ)何方かほかの方で、わかる方がいらっしゃればいいんですけど(^o^ゞ
・・如何でしょう?

あ、しばゆうさん、お忙しそうですが、とりあえずPCが壊れてしまったわけではなかったのですね(^_^;)コンサート、楽しめてよかったですね^^

8 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/06/07(月) 22:07 ID:wYzcuE7Y
ヴァランシエンヌさん、おめでとうございます!!と言っても何も賞品がなくてごめんなさい m(_ _)m

そうなんです。6〜8人のアシスタントを引き連れて、皆一斉にぷかぷか。しかもシェローは凄いヘビースモーカー。固有名詞らしき単語が並んでおりまして、調べたら(ネットは便利!)案の定、フランス製タバコの銘柄でした。

『翌日、最初のリハーサル。そこにひっきりなしに爪をかんでいる、うそみたいに若く見える男が座っていた。パトリスは、私の知る限りでは、私より半年若くて、物凄いヘビースモーカーだった。これが、最初の摩擦の原因だった。というのは、六人か、八人のアシスタント、いずれにせよ、私には信じられないほど大勢に見えたが、彼らもまたそこに座って、ゴロワーズ(Gaulises)、ジタン(Gitanes)、等、多種多様のタバコを吸って、もうもうとたちこめる煙りで空気を汚染していた。私はのどがからからにかわくのをこらえていたが、腹が立ってきて、しばらくしてついに「君たちがタバコを吸うのをやめるか、さもなければ、私たちが歌うのをやめるかだ。まあ、どっちが重要かわからないが」と言った。びっくり仰天の顔、顔、顔!彼らはそれまで演劇の仕事で、俳優がこういうことについて苦情を言わないのに慣れていた。私も時々タバコを吸うが、リハーサル中は吸わない。あれこれの話し合い。攻撃的な雰囲気。神経ぴりぴりの状態』

9 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/06/07(月) 22:08 ID:wYzcuE7Y
とりあえず、一つは正解できてホッとしました(*^_^*)

>同席者に断ってからするのがエチケットだと思いますけどね

で、やっとピンときました。そういえば、このプロダクションのメイキングビデオで、インタビューの間じゅう、片時もタバコを離さないシェローの姿が映し出されてましたね^^;

ジタンって、フランス製だったんですね。フランスはどうなのかは知らないですけど、ドイツの葉巻屋さんって、とてもカッコイイんですよね〜。最初、何のお店かわからなかったんですが(文房具屋さんか何かと思ったんです^^;)葉巻が理路整然とケースに収まっている様子を見て、へぇ〜〜と感心したものでした。
ヨーロッパって、意外と喫煙率高いんですよね(^_^;)
ホフマンも吸う人だったんですねぇ〜〜コロ様も、何かのインタビューで『一旦オペラの公演が始まると、好きな喫煙も飲酒もできない、まるで修道僧のような、禁欲的な生活を強いられる』と仰ってたなぁ(^o^ゞ
アメリカのいい所は、喫煙者が殆どいないことで〜す^^!(喫煙者の方、ごめんねーー;)

10 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/06/07(月) 22:09 ID:wYzcuE7Y
>コロ様
は、○ッ○○も声の輝きを消す?!って信じていらっしゃったという話ですし・・・
まさに「修行僧」ですわね^〜^)}}}}

しばゆうさん、suohさん その他の皆さん
フルタイムのお仕事の方々や学生さんはやっぱりお忙しいですよね!
ご無理をなさいませんよう・・・

クイズ1)3)のこたえはのちほど・・・

11 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/06/07(月) 22:10 ID:wYzcuE7Y
1)「水泳パンツ姿」の写真を送れと言われたそうです。一体何をさせられるのやらと不思議に思いながら、休暇中の写真を捜してやっとみつけたふざけたポーズの写真を送ったということです。

3)リーダーブッシュの???の質問に懇切丁寧に正面から答えたそうです。リーダーブッシュ、ホフマンを脇にひっぱって行って「あいつ、ばかじゃないな」と言ったとか・・・なんか、リーダーブッシュのほうが「バカ」みたいな話ですねえ〜
〜?!多分、私の語学力貧困のせいかも〜なのですが、禅問答みたいな話でした〜〜〜と、ここで、またのちほど・・・

12 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/06/07(月) 22:11 ID:wYzcuE7Y
えうりでぃちぇさん、お答えありがとうございました^^;

水着姿の写真ねぇ〜〜suohさん、惜しかったですね、ホントに(^_^;)(私も見たい・・なんちゃって^^;)
それにしても、リーダーブッシュさん、そこまでシェローにさせておきながら、彼はプレミエの年を限りに、バイロイトを去ったんでしたね。
(リーダーブッシュさんは、カラヤンが嘗て『世界で最も美しいバス歌手』と、褒め称えたこともあったんですよねーー;確かご病気で、もう亡くなられているかと思いますが・・)
今度はその、禅問答?!が知りたいな〜〜(^o^)丿

コロ様の名?!修行僧エピソード、笑ってしまいました(*^_^*)普段から節制に勤しんでいれば、無理に我慢しなくてもいいのにね(笑)・・失礼しましたm(__)m

13 名前:suoh 投稿日: 2004/06/07(月) 22:12 ID:wYzcuE7Y
>えうりでぃちぇさん
楽しい楽しいクイズのご提供、ありがとうございました*^^*
ホフマンの伝記からの出題とのことですが、シェローやリーダーブッシュ、果ては(出題されてない)コロ様までお勉強になりました。ホフマンもコロ様も喫煙するんですね。オペラ歌手も普通の人なんだなぁ、と*^^*

>水着姿の写真
私も見たいです!!(笑)・・・ところで、ホフマン氏以外にも、シェローの水着試験をパスして、ジークムントを演じた方っていらっしゃるのでしょうか??(^^;

14 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/06/07(月) 22:13 ID:wYzcuE7Y
>・・・ところで、ホフマン氏以外にも、
水着テストがあったかどうか不明ですが、もうひとりロベルト・シェンクがシェローの「ワルキューレ」でジークムントをやってます。
シェロー演出の二年目1977年、練習が始まる前日にホフマン、交通事故で九死に一生を得たものの、当然出演不能になり、事務局が大慌てでさがしてきたのだそうです。
ミュンヘンの映像で見ることができますが、体格も違うし、その他、諸々ずいぶん違うと思いますーー;
1977年のバイロイトのチケット、希望者急増だったそうですが、がっかりしたお客さんもいただろう〜〜〜と思いませんか?

15 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/06/07(月) 22:14 ID:wYzcuE7Y
『第一幕、フンディングのリーダーブッシュは、立ち去ろうと身体の向きを変え、オーケストラは剣の動機を奏で、ジークリンデは、ジークムントに目で武器のありかを知らせようとしている』

この場面で、フンディングのリーダーブッシュの「シツモン!」が入ったようです^^;

カール「剣を見ないようにするには、私はどこに立つのですか」
シェロー「どういうことですか。 あなたは黙って見ていればいいのです」
カール「私は剣を絶対に見ないはずだ、だって、剣のことは秘密なんだから」
シェロー「どうして秘密なんですか。フンディングとしてのあなたは、あなたの屋敷の真ん中にあるトネリコの木に、剣が突き刺さっていることを、知っているはずだと思いますよ。あなたは自分で、すでに試したみたのだとは思わないのですか。『来る客、去る客、最高の力自慢が刀を引っ張りました』とあります。あなたは力自慢の男なんだから、だれも見ていないときに、一度は引き抜こうと試してみたに決まっています。でも、当然、うまくいかなかった。あなたは大きさはジークムントの二倍はあって、太っていて重い、だから、自分ができなければ、ジークムントには未来永劫できるはずがないと、内心せせら笑っているのです」

シェローは歌手たちとのコミュニケーション、ドイツ語でやったんでしょうかねえ?
ドイツ語ぺらぺらなのかしら???通訳がいたのかしら?
こういうことに関する記述、今のところ見当たりません〜〜〜

16 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/06/07(月) 22:21 ID:wYzcuE7Y
suohさん、
オペラ歌手の喫煙ですが、節制なさってる人も勿論多いらしいですが、なかなか止められない人もいるそうですよ。
個人的にか〜な〜り驚いたのが、かの御大・F=ディースカウ氏の喫煙姿でした^^;
何となくね〜〜彼、弟子達には『節制をきちんとするように!』とか、言ってそうなカンジでしょ?^^;
あ、決して彼が嫌いではありませんよ〜〜割と好きかも(*^_^*)ヴォルフラムなんか、最高ですしね〜〜(*^_^*)

(『ショルティのゴールデン・リング』という、ショルティのリング『黄昏』製作の裏舞台?を撮影したドキュメント番組の中で確認できます。輸入版ならDVDが出てます・・結構これ、面白いです。ニルソンが『自己犠牲』を歌っている最中に、スタッフが本物の馬=グラーネを連れてきたりしますよ〜〜)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000631A8/qid=1085610180/249-0544699-6191567

えうりでぃちぇさん、
禅問答^^なるほどねぇ〜〜なんだか子供の嫌がらせみたいですわね^^;自分の頭で考えれば、わかることでしょ〜〜と、言いたくなっちゃいますね。
シェローがドイツ語を話せたのかどうかは?ですが、指揮者のブーレーズに対して『ドイツ語がわからない』から、という理由で、'76を最後にバイロイトを去った楽団員もいたみたいですね。
でも実際は、ちゃんとヨーロッパの普通のひととしての、ドイツ語はきちんと話せたそうですよ。

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8 贔屓のワーグナー・キャラについて語るスレ(笑)<男性キャラ編> (Res:11)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 8
1 名前:しば@管理人 投稿日: 2004/02/01(日) 09:32 ID:3gWR3x2M
ヒロイン編だけやるのも片手落ちかなと思いましたのでスレをたてました。
贔屓キャラについてどしどし主張してやってくださいマセ(^^)
ほんとうにこういうのは、他人様の意見を見ているほうが楽しいですよね♪(私だけ?)

2 名前:しば@管理人 投稿日: 2004/02/01(日) 10:35 ID:jjJuQjm2
ちなみに私めはやはり常識人がすきなので、↓な具合です。

大賞 ヴォルフラム
   姫への想いを胸に秘め(笑)、とんでもない親友・タンホイザーのフォローに日夜奔走する彼は本当にいいやつだと思います。私がエリーザベトだったらとっくにこいつに乗り換えてます(笑)

次点 ザックス親方
   「マイスター」の登場人物は皆常識をそなえてますけどね、頭も切れるし、やっぱりこのひとがイチオシでしょう。というより第2幕、ベックメッサーの歌にあわせてトンカンする親方に一目惚れしました(笑)

次次点 トリスタン
   いかにも騎士らしい騎士なところが◎。第1幕イゾルデになじられたところで、私が死んで貴女の気が済むならというようなことをいって(War Morold dir so wert〜)、すっと自分の剣をぬいて彼女に差し出すところが潔くてカッコイイです。

3 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/02/16(月) 15:24 ID:PgiMPpFg
こんにちは、ユルシュールです。
しばゆうさま、バリトン好きの私にとって、ヴォルフラムとザックスは外せないです(笑)!
私、『タンホイザー』のCDを聴く(または買う)にあたっては、主役のタンホイザー
そっちのけでエリーザベトとヴォルフラムで選んでいます。脇役(準主役)ですが、
演劇的にも音楽的にも、タンホイザーよりも明らかに役得ですよね(笑)?
実は今、家にある『タンホイザー』のCDから“夕星の歌”ばかりを集めたMDを
作っている最中なのです。ヴォルフラムの歴史をたどることでドイツのリリック・
バリトンの歴史も見えてくるのでは?と思って……。
ザックスはほんとに“いい男”です。度量が広くて、ユーモアもあり、考え深く、
そして大人の男の魅力にあふれていると思います。エーファが結婚相手にと思ったのが
ヴァルターなら、彼女の初恋の相手はこのザックスだったのではないか、と私は
思っているのですが。第二幕のふたりのやりとりなんて、とっても微妙ですよね?

4 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/02/16(月) 15:50 ID:d2AzyLaQ
ヴァーグナー作品の男性登場人物で私がダントツで好きなのがヴォルフラムとザックスで、
後は「わりと好きなキャラ」「面白いけど近くにはいてほしくないキャラ」「抵抗は
あるけど妙にシンパシーを感じてしまうキャラ」「あまり印象に残らないキャラ」に
大別できそうな気が(笑)。わりと好きなのは、クルヴェナール、マルケ、
グルネマンツといった感じでしょうか。あ、もちろんトリスタンも好きです。
私が勝手に作った上のカテゴリーに入らないのがザックスの宿敵(笑)、ベックメッサー
でしょうか。どうもこの人憎めないというか、実はたいして悪い人でもないのにエーファ
には嫌われザックスにはさんざんコケにされ、挙句の果てはみんなの笑い者にされて
気の毒というか……確かにちょっぴり意地悪で嫌味でせこい点は否めませんが(笑)。
当時の音楽評論の権威でヴァーグナーの宿敵だったハンスリックがモデル説に、私も一票です。
ちょっと私情入り過ぎというか(笑)。それでも、そんな人物も魅力的に描いてしまうのは、
さすがヴァーグナーというべきでしょうか。それにしてもこの役、どう歌い演じるのが
本来は一番良いのか今でもよく分かりません。ただの“笑われ役”として演じるのはどうかと
思いますが、ヴァルターより魅力的なベックメッサーも、舞台全体としてはどんなものかと……(笑)。

5 名前:しば@管理人 投稿日: 2004/02/16(月) 20:41 ID:sQQGNNGk
こん**は〜ユルシュール様、いつもありがとうございますv
おおお!ヴォルフラム&ザックスですか!ガ(つ´▽(`  ⊂)シ←興奮のあまり・・・・すみません(爆)
「夕星の歌」MDですか!なんと素晴らしい!いいですね〜それ。私もタンホイザーよりヴォルフラム(のほうがよくきこえませんか???)です。
ザックス親方、個人的にはヴァルターよりいい男だと思います。エーファちゃん見る目ないのかな?(笑)
「マイスター」第2幕といえば、忘れてはいけませんベックメッサーさん♪意外に愛嬌あるんですよね。近くにいてながめていたら面白いかも、なんて思っています。第2幕見ていると、ニュルンベルク市民になりたくなってきます。ところで、ハンスリックが彼のモデルって、「説」だったのですか?私は今の今まで「ベックメッサーのモデルはハンスリック」だと信じ込んでいました。ひいい。
すぐに剣を抜きたがるヴァルターと比較すれば、独断と偏見でベックメッサーさんのほうが魅力的にみえます。
話はかわりますがユルシュール様の

>「わりと好きなキャラ」「面白いけど近くにはいてほしくないキャラ」「抵抗はあるけど妙にシンパシーを感じてしまうキャラ」「あまり印象に残らないキャラ」

って誰でしょう?とても興味がわいています♪

6 名前:しば@管理人 投稿日: 2004/02/16(月) 20:51 ID:sQQGNNGk
しかし、ワーグナー作品のキャラで「いい人」って報われずに終わりますよね・・・・。
ヴォルフラム、ザックス親方、極めつけはマルケ王・・・・。
クセのある人のほうがいい目をみているような気がします。
絶対に近所に居て欲しくないキャラはワーグナーですが(おい・笑)

7 名前:ときえ 投稿日: 2004/04/11(日) 21:50 ID:FLiLaLuw
こちらでもよろしくお願いします。ヴォルフラム!凄く言い音楽与えられてますよね。バリトン歌手の垂涎の的の役だと思います。「夕星」もいいですが、歌合戦の最後の方でみんなをなだめようと歌う「Die,hohe laiebe,」が大好きです。気高く清らかなヴォルフラムを表す美しい音楽です。そのあと困ったちゃんのタンホイザーが「ヴェ‐ヌス賛歌」など歌うから大混乱になる前の一服の清涼剤というか。
実は私が最初に聴いた「タンホイザー」のレコード(古イデス)で、解説にヴォルフラムの説明で、「高慢な性格」ってかいてあったのですよ。それを書いた評論家は名前ははっきり思い出せないのですが、当時ワーグナー解説で有名な人でした。それを読んで子供だった私も、「高慢」ってのは違わないか?、とちょっと思った記憶があります。もしかして、男によく思われないのか?ヴォルフラム。ちょっとええかっこしい、とその評論家が思ったのかなあ。たしかに、実際もてるのも、タンホイザーですものね。(しばゆうさんのジャ◯ーズ系タンホイザーに大受けしました。あり得るかも。歌はうまいのだけど。)そのときのヴォルフラムは、フィッシャー ディスカウでした。彼はすばらしかったです。

8 名前:しば@inニーベルハイム 投稿日: 2004/04/18(日) 15:18 ID:KpHt6qO2
ヴォルフラム!
・・・・いいですねえ♪タンホイザーの2幕「ヴェーヌス賛歌」の前のこれで、「ヴォルフラムって凄くいい奴〜!」と感心してしまったのは私だけではなかったのですね♪
でも「高慢な性格」ってなんでしょう?ヴォータンの間違いでは?(違)
ぜひヴォルフラムには倖せになっていただきたいものです。第1幕で、倒れているタンホイザーに「あ、彼だ!」と最初に気づくのもヴォルフラムですし(他の仲間にはすっかり忘れられているのに・・・・)。
ディースカウのヴォルフラムって実はきいたことがないのですが、素晴らしいのですね♪今度cdを探しに行こうと思います。

9 名前:ヴァルナイ 投稿日: 2004/05/27(木) 20:18 ID:L5gRu0Ro
はじめまして。
ヴォルフラムの性格が「高慢」となっているのは「高邁」の誤植ではないでしょうか。
どう考えても彼に高慢は当てはまらないので・・・
審議はどうあれ本当にいい役ですよね、ヴォルフラム!

10 名前:ヴァルナイ 投稿日: 2004/05/27(木) 20:19 ID:L5gRu0Ro
すみません「真偽」の間違いでした。

11 名前:しばinニーベルハイム 投稿日: 2004/05/30(日) 21:51 ID:GOV9DErM
なんだか半分「ヴォルフラム」スレと化しているみたいですが、贔屓なのでどんどん語りましょう(笑)
これもどこかの音楽誌で読んだのですが、とあるバリトン歌手さんが、やっと念願のヴォルフラムを歌うことができてとても嬉しい、というようなことをいっていました。
やっぱり本職のバリトン歌手にとっても歌いたい魅力的な役なのでしょうね。キャラクタ的にもとてもいいひとだと思いますけど♪

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9 オペラハウスよもやま話 (Res:8)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 9
1 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/05/06(木) 06:35 ID:Md.GbWx6
しばゆうさんに許可を頂きましたので、私が今までに行ったことのある海外のオペラハウスについて書かせて頂きます<m(__)m>

まずは
【バイエルン編】
色んな映像で見て、憧れていたバイエルンの緞帳。
真紅のビロードのような感じよね。きっと。
・・と思っていたら、意外と薄手で、くたびれた(?!)感じで、ちょっとがっかりしました(笑)
セピア色、と言うと、少し株が上がるかしら?
ここの椅子は小柄な私には少し高くて、実は足が届きませんでした(^^;
また、お尻のクッションの真ん中が高く盛り上がっていて、どうも安定性が今一つでした。
シートピッチも狭いです。
また、幕間に外へ出られなかったので、休憩中はかなりの人、人、人という感じでした。

2 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/05/06(木) 06:36 ID:Md.GbWx6
【ドレスデン編】
ここの緞帳は真紅のビロードで、豪華な感じ(^^)
椅子の高さも適度だし、シートピッチもバイエルンより広いです。
ここでは幕間で外に出たかったら"Pausen Karte"というカードを入り口で配っているので、それをもらえばOKです。
劇場のテラスは、やはりエルベ川が見えるサイドのほうが、断然人気があります。
タキシードを着た、身なりの立派なおじい様が、シャンペンを片手に、甘いプレッツェルをほうばってたりして、なかなか面白かったです。
いわゆる、イメージする「ヨーロッパの劇場」という雰囲気は、今まで行った中ではここが一番です。

3 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/05/06(木) 06:37 ID:Md.GbWx6
【ニュルンベルク編】
外観は古いですが、中は新しく、椅子も良かったです。
(長丁場だと、これは結構、重要です!!)
ここでは、幕間は出入り自由でした。
(その為か、1幕ではちょこちょこ空席も目立ってましたが、2幕以降はきれいに埋まってました・・)
売店の品揃えも程よくて、赤ワイン、ミネラルウォーター、カナッペ2皿を頼んで11EURでした。
ここでは3階席だった為、熱気がこもるのか、3幕ではかなり暑かったですね。

4 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/05/06(木) 06:46 ID:Md.GbWx6
座席数ですが、バイエルンは2100席、ドレスデンは1300席だそうです。
そのせいか、バイエルンの方は音が拡散するように感じました。これはバイエルン収録の録画、録音を聴いていてもそう感じます。

なので、個人的には音響はドレスデンの方がいいかな?と思います。

5 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/05/06(木) 07:05 ID:Md.GbWx6
【バイロイト祝祭劇場編】
祝祭劇場のチケットを取るのは至難の業ですが、劇場ツアーに参加すれば、中に入ることは出来ます。
(GWは比較的空いていました・・3年前の情報ですが(^^ゞ)
ドイツ語で説明を受けたあと(英語パンフを貸してもらえます)あの蓋付のオケピットにも連れて行ってもらえます。
ミーハー気分でも充分楽しかったんですけど、説明が理解できれば、もっと楽しかっただろうなぁと、ちょっぴり残念ですネ(^^ゞ

バイロイトまで足を伸ばしたら、ついでにワーグナーが住んでいた【ヴァーンフリートハウス】にも寄り道しちゃいましょう。
現在は博物館として色々展示してあります。
展示品は、舞台の模型や、ワーグナー愛用の椅子や洋服、何故かルートヴィヒ2世とワーグナーのデスマスクまで置いてありました(笑)
(ワーグナー、顔が大きい人だったんですねぇ^^;;;)
でもここでの一番の見所は、舞台写真の数々・・!'50年代のヴィントガッセン、ヴァルナイ、メードルなどの写真も沢山あって嬉しかったのですが、若き日のコロ様のヴァルター!!宝塚歌劇団の男役みたいで、とても素敵でした(*^_^*)
写真として飾ってあるのは、'70年代前半までのものだったように記憶してます。今はどうなのかしら?

しかーし、博物館内の端末では、今までにバイロイトに出演した歌手達全ての舞台写真が見られます。
・・ええ、ホフマン@トリスタン&ヴァルターを見て、のた打ち回ってしまいました(笑)
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

6 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/05/06(木) 07:09 ID:Md.GbWx6
【おまけ バイロイト辺境伯オペラハウス】

辺境伯オペラハウスは、ドイツでは最古のバロック式劇場です。
ワーグナーが最初、興味を持ったのがこの劇場だったそうですが、小さすぎて結局新しく祝祭劇場を建設したのでしたね。

中は、座席数が500ちょっとということで、やはりバイエルンやドレスデンと比べると小さいですが、とてもゴージャスな、全面ロココの嵐でした(^^;
ここの椅子はとても快適でした!

7 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/05/10(月) 22:27 ID:faIwBMyM
>ホフマン@トリスタン&ヴァルターを見て、のた打ち回ってしまいました
なんとうらやましい!!←うらやましがってばかりのきょうこのごろーー;
見たい! 是非ともネットにつなげてほしい!!これを見るためにだけ、
ドイツまで出かけるのも何ですから〜〜〜

8 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/05/11(火) 07:50 ID:C7QSO0l6
>見たい! 是非ともネットにつなげてほしい!!これを見るためにだけ、
>ドイツまで出かけるのも何ですから〜〜〜

いや、えうりでぃちぇさん、それも良い考えかもしれませんわよ(笑)
やっぱり、肖像権のこととか色々あるのかもしれません。
ついでにバイロイト近郊のホフマン様のお住まいを一緒に拝見しませんこと?^^;

しばゆうさんが『メイン掲示板』の方で質問なさってた、クロークの件ですが:
う〜ん。実は劇場でクロークを使った経験がないんですよ(^_^;)
劇場のそばのホテルに宿泊したので、最低限必要なものしか持って出かけませんでした。
(亭主はジャケットを着てたので、必要なものは内ポケットに入るし、私はポーチサイズの小さなバックだけ持って出かけました)

あちらでは、大きな荷物を場内に持ち込むのは『野暮ったい』と思われるとかいう話をどこかで読んだ記憶があります。
特に平土間のよい席では、年配の上品な方々も沢山いらっしゃいますので、場所に相応しいマナーは守った方がいいでしょうね。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

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10 神々の黄昏@新国立劇場 (Res:13)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 10
1 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/04/11(日) 22:43 ID:APoQQoVI
みなさん(ヴァランシエンヌさんを除く^^;)お忙しそうですね。私だけ暇したうえ、新国「神々の黄昏」を楽しんで、なんだか申し訳ないですーーが、お言葉ですので、独断と偏見の感想などをアップします。書きはじめれば、絶対なが〜〜〜くなります・・・

みどころ(みどころということは、ききどころでもありますよ〜〜)満載の上演で、お話したいこといっぱいあります。行ったのは、シュナウト(ブリュンヒルデ)、フラツ(ジークフリート)、長谷川(ハーゲン)のいわゆるAキャストのほうです。ついでに席は1階14列舞台に向って右端。ここはかなり視界がよいようで、詳細な部分までよく見えました。
一番、印象的で個人的にもうれしかったのは、グンターが目を離せないほど魅力的だったことです^^ 鑑賞に値する美形が舞台にひとりいるってだけで、興奮度が違います。印象を一言で言えば、手塚治虫の漫画に出てくる長身痩躯のかっこよい若者の風情です。さらさらの金髪が一段と似合って魅力を増幅しておりましたが、この歌手さん、実は後退禿げ^〜^)}}}}(これは舞台ではそれこそ関係ない!ですわね^^;1963年生まれのドイツ人歌手 ローマン・トレーケルです)それだけでも美しい身体に加えて、細かく適格な演技で、そこに歌手がいるのではなく、まさにご大家の御曹子、複雑な性格を抱えたグンターがおりました。
概して(数少ない映像体験に基づいております)印象の薄いグンター&グートルーネ兄妹の存在感が強烈で、物語を一層わかりやすくおもしろくしておりました。
グートルーネは「ワルキューレ」Bキャストで個性的なジークリンデを演じて男性客を虜にした蔵野蘭子さん。
いじけた異父兄弟のハーゲンも、目にも耳にも、納得のハーゲンでした。

もっとも美しかった場面:ジークフリート絶命の場。短身短足短首がっしりタイプのジークフリートもいいと思えるほど、この絶命の場、よかったです。舞台前方で辞世の歌を歌いおわると、左右の壁の配置が遠近法的に抜群の効果でしたが、その間の通路を、舞台奥にむかって、息も絶え絶えに倒れながらも必死に突き進みます。ずっと遠くにブリュンヒルデが待っている・・・力尽きて倒れて動かなくなると、照明が変わって、彼が歩いた道筋に赤い血の流れが浮かび上がります。そのとたん、飛び出してくるのは、今の今までブリュヒルデに見えていたのに、実際はグートルーネ。彼女の嘆きの歌がなんとも切々と心に迫りました。
もうひとつ、映像にするなら、ぜひアップで映してほしい、凄惨に美しいグンター殺害の場。悪事はすべてハーゲンのせい、利益(指環)は自分のものとうそぶくグンターに、ハーゲン、つかつかと近より、抱きつくと、首筋にいきなり注射針をつきたてます。一瞬、事態が把握できないグンター、なんなんだ?という表情、そして理解したのでしょうか、なんとも無気味で美しい凄絶な笑顔。毒がまわって、悶えながら倒れ込み、ブリュンヒルデの歌の流れるなか、舞台右手でひとり、悶え苦しみながらひとり孤独に絶命するのです。グートルーネも放心状態で、兄に一瞥をくれることさえありません。

つづく・・・かな?

2 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/04/11(日) 22:44 ID:APoQQoVI
えうりでぃちぇさん、敬称のことは気になさらないで下さい^^
詳細なレポート、ありがとうございます。あちこちで話題になっておりますが、えうりでぃちぇさんの手にかかると、見に行かなくても、行った気分が充分味わえますね!

適材適所の歌手を揃えて、うまく演出されるとこれほど面白いオペラはないでしょう。この作品、個人的にはワーグナーの最高傑作じゃないかと密かに思ってるんですが・・(音楽的にも、演劇的にも、と言う意味です)

>概して(数少ない映像体験に基づいております)印象の薄いグンター&グートルーネ兄妹の存在感が強烈で、物語を一層わかりやすくおもしろくしておりました。

私もこの兄妹は、重要な役どころだと思ってます。この二人の存在を膨らませると、演劇的に充実した舞台になるかと思います。
私も数少ない映像体験では、特にメトの映像で、この二人を『付け足し』のように扱っていることに不満を感じてました。
(シェローのと、バイエルンのではそれなりに満足してます^^)

3 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/04/11(日) 22:45 ID:APoQQoVI
トレーケル氏、好奇心に駆られて、簡単なバイオグラフィを載せてあるサイトを発見しました。いやぁ〜素敵♪
http://www.bach-cantatas.com/Bio/Trekel-Roman.htm
(すみません、ミーハーですわねぇ^^;)

ん〜テレビ放送はないんでしょうか?去年はNHKで放送してましたよね?

えうりでぃちぇさん、続きも楽しみです^^

他にもご覧になられた方がいらっしゃいましたら、是非是非お話をお願いします<m(__)m>

4 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/04/11(日) 22:47 ID:APoQQoVI
ヴァランシエンヌさんの言葉に気をよくして、つづきです。

ジークフリート殺害の場で、ハーゲンが、グンターだったかどうか忘れましたが、他人の手から槍を奪って刺すという演出を見たことがあるような気がしますが、今回の演出では、凶器の槍を、グンターが明確な意志を持って、ハーゲンに手渡したのでした。
グンターの性格が大家の総領らしい優柔不断さだけではないことがはっきりと示されました。
決して自らの手を汚すことのない権力や階級というものを彷佛とさせます。

アルベリッヒとハーゲンの対話:
短い一場ですが、印象的な舞台でした。アルベリッヒは終末医療段階の患者でした。
呼吸器で頻繁に息をつぎながら、ハーゲンに命令してます。ハーゲンは、半分眠りながら、かしこまって拝聴していますが、最後には堪忍袋の緒が切れたかのごとく、父親の顔に枕を押し付けます。アルベリッヒ、ぐったりとなり、死んでしまったかのようにも見えますが、さあ?どうなんでしょうね?? 非常に魅力的な悪のアルベリッヒでした^^

5 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/04/11(日) 22:50 ID:APoQQoVI
ジークフリート:
「英雄」というものを、分別のある大人と考えるのは間違いであるということをはっきりとわからせてくれました^^;「ジークフリート」のときは、なぜか説得力に欠けていました。人間は成長し変化するものであるという思想が根本にあるのでしょうか。ジークフリートは死の直前にはじめて成長したのだと感じました。

ブリュンヒルデがギービヒ家に拉致されてきて、事の真相に気付いて、怒り捲っている最中、ジークフリートはそれが理解できず、時間つぶし?にグートルーネをさがしています。グートルーネはたぶんショックを受けてどこかに引っ込んじゃったですね。ギービヒ家配下の女性たちが大勢そこにはいるのですけど、全員、グートルーネと同じ衣装を身につけ、髪型まで同じです。違うところは、グートルーネの金髪だけ。ジークフリートはひとりひとり、いちいち顔をのぞきこんだりしてグートルーネをさがしています。なにか意味深長な感じでしょう?
ジークフリートはひとりの人格としてのグートルーネが好きになったわけじゃないってことでしょう。要するにだれでもよかったんですよ。
つづく・・

6 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/04/11(日) 22:52 ID:APoQQoVI
文字制限にひっかかってしまいましたーーので、以下後半です〜〜

やはり喜劇的、漫画的でおもしろかったのはブリュンヒルデは岩山で、サンタクロース用?の煙突のある小さなお家に住んでます。
一部見える内部は、おままごとの少女趣味的世界というところ。
何かと言うとお家にひっこんで、ドアから何?!という表情で顔をのぞかせます。
そして、グンター、実はジークフリートに屈服したあとは、お家ごと引かれてギービヒ家にやってきます。このお家、フィナーレでは、火葬の炉に変身です。

ラインの乙女:
衣装が醜悪だと評判が悪いようですが、私はむしろ爽やかに感じたし、気に入りました。
悪評の衣装とは、お腹の部分が「三段腹」につくってある水着です。身体そのものはスリムな方々ですから、ユーモラスなだけでしたけどねえ??? 水の精らしく身軽に動き回りながらのジークフリートとの会話は、おもしろくて全然退屈しませんでした。

7 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/04/11(日) 22:54 ID:APoQQoVI
ノルンたち:
私としては、こちらの衣装のほうが気に入りませんでした。いわゆる迷彩服です。スカートではなくて、ズボン姿。せめてスカートにしてほしかった。好みの問題でしょうね。
好みと言えば、グートルーネの衣装、ミニスカートのツーピース。ミニスカートよりはロングか、せめてもうちょっと長めの、すそももう少し広いのにしてほしかった^^
とってもはでな、ショッキング・ピンクに近い色はよかったです。でも、おそらく病院の看護婦のイメージなんでしょう。とすると、活動的な感じのあのツーピースがぴったりだったのかもしれません。特にギービヒの女性たちが同じ格好ということになると・・なおさら。

ギービヒ家:
大病院経営者一族みたい。男たちは全員医療従事者スタイル。みなさん、どうも薬物依存のようで、量を間違えて、悶えてる者数名、ついには倒れて動けなくなる者も。ストレッチャーにのせて運び去ってました。もちろん誰一人、気にするものはいません。
グートルーネがジークフリートに一服盛るのも、慣れ切った行為ってこと?

まだまだ、つづきそう・・・m(_ _)m

8 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/04/11(日) 22:56 ID:APoQQoVI
ジークフリート絶命の場:
ドイツの戦前の無声映画にフリッツ・ラング監督の「ニーベルンゲン」という作品があります。第一部「ジークフリート」、第二部「クリームヒルトの復讐」となっています。
もちろん白黒ですが、これが、なんとも美しい映画です。
ジークフリートが白馬にまたがって深い森のたちこめる霧の中を進むシーンなどは息をのむほど美しいです。
ワーグナーの「ニーベルングの指環」とは無関係で、神話、伝説の世界「ニーベルゲンの歌」の映画化ですが、ワーグナーと対比させるのも、また面白いです。ワーグナーの天才ぶりがよくわかります。

今回のジークフリート絶命の場、「ジークフリート」でのジークフリート絶命シーンをすぐ思い出しました。
この映画では、泉の水を飲むジークフリートの背中、菩提樹の葉が落ちて貼り付いていたため、ドラゴンの血を浴びた時に、弱いままのこってしまった急所にハーゲンの投げた槍がささったまま、必死の形相で、グンターのいる場所まで駆け戻って呪詛の言葉を浴びせ、妻クリームヒルトへの想いを胸に絶命します。
ちなみにこの映画、かつては国内盤がLD、ビデオで出ていました。弁士の日本語での説明もおもしろく、付けられた音楽もなかなかよかったです。DVDになればいいのですけど。外国版のDVDはあるようですが、日本語の語りは当然ないでしょうねーー

http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B00007CVS6/qid=1081346635/sr=1-2/ref=sr_1_2/002-8384593-3972844?v=glance&s=dvd

9 名前:ヴァランシエンヌ 投稿日: 2004/04/11(日) 22:58 ID:APoQQoVI
>ドイツの戦前の無声映画にフリッツ・ラング監督の「ニーベルンゲン」という作品があります

あ、私も見たことあります(*^_^*)これで見ると、ジークフリートが英雄たる所以がわかる気が(^_^;)
弁士というものをこの映画で初めて聴きました。そうですね〜〜外国語だとどんな感じになるのかしら?

>ハーゲンの投げた槍がささったまま、必死の形相で、グンターのいる場所まで駆け戻って呪詛の言葉を浴びせ、妻クリームヒルトへの想いを胸に絶命します。

なるほど〜今回の演出は、この部分を拝借したのでしょうね。
映画や絵画を色々と見ていると、『あ、この舞台はアレを拝借したのね^^』ということがわかって、オペラの舞台を見るのにも役に立ちますよね。
以前は絵を見てもボケ〜と見てるだけでしたが、最近はこういうことも考えつつ見てます。面白いですネ(@。@;

10 名前:ときえ 投稿日: 2004/04/11(日) 22:59 ID:APoQQoVI
こちらでは はじめまして。ときえと申します。新参者でみなさまに比べると知識量も薄いですが、ワーグナーへの愛だけはありますので、よろしくお願いします。実はこちらの「なんでも掲示板」にも書いたのですが、私も「黄昏」を観て参りました。(えうりでぃちぇ様の日と同じ配役です。)
↓のスレを読ませて頂いて「なるほどな。」と演出のこと得心致しました。えうりでぃーちぇ様のみかたは詳細でわかりやすいです。ありがとうございました。演出が一つのスタイルを一貫させているのはなっとくさせられます。そうか、ギービヒ家は医療従事者か、私は薬品会社かと思いました。(似たような感じですが)ギービヒ家の多勢が出てきた場面で、舞台上方に「GIBICHI」という看板が出て、何か、銀座のブランドショップのロゴみたいで笑ってしまいました。グンターとグートルーネがデザイナーズブランドのような服を着て「垢抜けている」のも、プログラムに書いてあったように「文明」の象徴なのかもしれません。そしてその腐敗も匂わすということですね。今の日本の現状を鑑みれば痛烈かも。でも対するジークフリートや、ブリュンヒルデも神話の影は取り払われ、よくいえば庶民的、悪くいうと矮小化され、卑近な感じすらします。それは4部作全体に貫かれた演出意図です。その徹底ぶりは凄くて、だからラインの乙女はあんな水着であり、ブリュンヒルデの自決もまるで、「ヘンゼルとグレーテル」の魔女がカマドに入れられたみたいなものになっているのですね。これが現代の「リング」の一つのスタイルを作ったのはまちがいないでしょう。観る人によっていろいろ思うことは違うでしょうが、私はところどころは笑えるし、退屈もしなかったですが、演出で「カタルシス」を得ることはできませんでした。私が古いのかなあ、でも演奏には満足しました。えうりでぃーちぇ様は他の「リング」を御覧になったことがありますか?(私はワルキューレとか、単発ならあります。)もし、おありなら、比べて今回のはどうだったか、伺いたいです。長くなりました。

11 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/04/11(日) 23:01 ID:APoQQoVI
ひとりでしゃべっているのは、少々気がひけますので、別のかたの感想もきけてうれしいです^^ また書いてくださいませ〜〜

>他の「リング」を御覧になったことがありますか?
残念ながら、生の舞台は新国だけです。それも「ラインの黄金」はのがしましたーー
新国ができてけっこう気楽にオペラに行くようになりましたが、それまでは、市民オペラがせいぜいでした。
映像は、だいたい見てると思います。初体験は、レーンホフ演出(ミュンヘン)次が、シェロー演出(バイロイト1980年)。それから、メト(ニューヨーク)、クプファー演出(バイロイト1990年?)、スカラ座のワルキューレ&神々の黄昏、一番最近のシュトットガルトのワルキューレというところです。

>演出で「カタルシス」
といえば、シェロー演出のものですね^^ 演奏も好きです。ご多聞に漏れず(かどうか??)ジークフリート役の歌手さんにちょっと不満はありますが、慣れればまあいいかあ〜〜ということです。
初演時の配役なら、きっともっとよかったでしょうけどねえ〜〜
無いものねだりをしても仕方ないですから。

12 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/04/11(日) 23:03 ID:APoQQoVI
美しいトレーケル@グンターを延々と眺められて幸せだったジークフリート、グンターに変身! の場について。

トレーケル@グンターの美しさと演技力を見せつけてくれたのはいいのですが、お話を知らない観客には、多少わかりにくかったかもしれません。
幕間にもそれについて詳しい同伴者に確認している声がちらほらーー;

舞台、前方の一人掛けソファに、ジークフリートが腰掛けてます。その右の方には、やはりハーゲンも腰掛けて、眠っているようです。
後方のブリュンヒルデのお家の前で、実はジークフリートであるグンターがブリュンヒルデを襲うわけですが、この偽グンターをグンター歌手が演じるというのは、お初でした。ジークフリート歌手が隠れ頭巾をかぶって演じるのは、説得力に欠けるように感じていました。
映画のような変身はむずかしいと思いますが、もうちょっとなんとか変身を実感できる演出だったら、もっとよかっただろうにと思いました。

13 名前:えうりでぃちぇ 投稿日: 2004/04/11(日) 23:04 ID:APoQQoVI
ソファに座ったジークフリートはきっと抜け殻なんでしょうけど、フランツ@ジークフリートは、ぼけ〜〜としていられるわけではなくて^^ちゃんと自分のパートを歌っておりました。トレーケル@グンターは無言劇という
わけです。

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11 お好きなワーグナー・ヒロインは? (Res:8)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 11
1 名前:しば@管理人 投稿日: 2004/01/29(木) 18:42 ID:wJzccjkE
もうひとつのBBSで話題になったテーマですが、改めてこちらにスレをたてました。
思うところをどんどん書いてくださいマセ。

2 名前:<削除> 投稿日: <削除>
<削除>

3 名前:しば@管理人 投稿日: 2004/01/29(木) 19:21 ID:wJzccjkE
ちなみに私めは普通の感覚をもっている女性がすきなので、↓な具合です。

大賞 エーファ
    第2幕、駆け落ちしようとしてヴァルターがやきもきしながら待っているところに「莫迦ね、来たわよ♪」とやってくるのがいかにも普通の女の子という感じですきです。

次点 オルトルート
    ヒロインではないですが、彼女のまともな感覚が◎です。突然現れた白鳥の騎士、しかも決闘前からエルザにむかって「助けてやるから俺の女になれ」(超要約)「俺の名前と素性は尋ねるな」というのに対して、「この騎士は何者?」と思ったのは彼女だけなので。(なんて気高い騎士なんだ、と思ってしまうブラバントの人たちって・・・・)

次次点 イゾルデ
    意志の強さが好きです。自分の婚約者を殺した男に惹かれてしまってちょっと自己嫌悪。だけど再び自分の前に現れてあろうことか主君の妻にと迎えに来たそいつに逆ギレして一緒に毒飲んで死のうとするあたりが可愛いですね。気の強い女のいじらしさがなんともはや・・・・

4 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/01/30(金) 22:39 ID:iLMfC5Ww
こちらでもよろしくお願いします!ユルシュールです。
しばゆうさま、何と!私も、好きなヴァーグナー・ヒロインといえばこの三人が
まず思い浮かびます。
エーファはほんとにいい娘で……明るくて利発で、しっかり者だし、心根も
優しいし……。
ヴァルターはもちろん、ザックスやベックメッサーまでが年甲斐もなく彼女に
惹かれるのも分かる気がします。ヴァーグナーが描いた、唯一といっていい
“庶民的(現実的ともいえる)かつ魅力的なヒロイン”ではないでしょうか。
オルトルートは大好きです。もともとひねくれ者の私、敵役ファンである上に
魔女ファンなのです(何じゃそりゃ)。
オルトルートは不気味な魔女という以上に、強い意志を持った、自力で戦う
アウトサイダーの女性という印象があるので余計に好きです。
そしてしばゆうさまも指摘されているように、醒めた感覚を持っているのが
新時代の魔女、という感じで素敵です。
イゾルデはリブレットでの人物造型だけでなく、音楽で描かれるその姿にも惹かれて
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

5 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/01/30(金) 22:55 ID:2b8MvTfU
この三人の他に私の好きなヴァーグナー・ヒロインをつけ加えるとすれば、
エリーザベトでしょうか。
いいひとヴォルフラムには見向きもせず、男としてはどう考えてもトンデモな
タンホイザーに命まで捧げる彼女は確かに心情が分かりづらいところがありますが、
同じ“エキセントリック・自己犠牲ヒロイン”(私の勝手な造語です)仲間のゼンタに
比べて、大人の女の思いやりというか、優しさのようなものを感じてしまうのは
私だけでしょうか?
ヴェーヌスブルクを讃える歌を歌ってしまったタンホイザーを、怒り狂った一同から
かばう彼女の姿の中に、愛の本質がキリスト教的きれいごとだけではすまないことを
知っている、成熟した女性が見えるように思えます。
役柄に合った声を持つ、説得力のある歌手が第三幕の“Allmaecht’ge Jungfrau”を
歌う時、私などはいつも感動してしまうのですが……。

6 名前:しば@管理人 投稿日: 2004/02/01(日) 10:23 ID:EggXeG9s
おお、早速の書き込みありがとうございます!大いに語りましょう(笑)。
「庶民的ヒロイン」エーファ、いいですよね〜♪私も彼女にしたいです(笑)庶民的といえば身分的にみればゼンタもそうなんですけど、こんな女の子なんかいるわけがない、と思うのでパス(笑)。
いるわけないという点では、すみませんが私はエリーザベトもそうだと思うんですよ。
このふたりは、ワーグナーが思っている勝手な女性の理想像という気がして仕方ないんですよね。
相手がどんな男であっても(ワーグナー自身がトンデモ男ですからねえ・・・・笑)一心に想ってくれて、生命まで投げ出してくれる、こんな女性がいたらなあとワーグナーは思っていたのでは?
・・・・なんて。でも、いるわけないでしょーが(笑)。

エリーザベトはどちらかというと第2幕のほうがすきですねえ。貴婦人達が殿堂から逃げるようにして去っていってもひとり残る姫、タンホイザーをひとりで庇うのが健気で泣けます(T.T)
Lass hin zu dir ihn wallen 〜のくだりがもうなんとも。。。。

7 名前:ユルシュール 投稿日: 2004/02/01(日) 16:32 ID:eTKlfCXY
しばゆうさま、いつもつい調子に乗って長々語ってしまう私ですが、どうかよろしく
お願いします。

>ワーグナーが思っている勝手な女性の理想像
うーむ、実は同感です(笑)。
特に『タンホイザー』の場合、女性だけでなく取り巻く状況全体が主人公にとって
都合よくはありませんか?命がけの愛で自分を救済してくれる彼女、不誠実な
友(自分)に対してこの上なく誠実で友情厚い親友、寛大な上司、にも関わらず
この人たちをやっぱり裏切る自分……やはり、ヴァーグナーの自己投影なのでしょう
か、タンホイザーって?
ただ、エリーザベトにしてもゼンタにしても、「ありえなさ過ぎ」な点が、私に
とっては、同じ“男に都合良い系ヒロイン”でも、微妙に現実的でもあるプッチーニ・
ヒロインよりはまだ受け入れやすいポイントなのかな、と思っています。
ちょっと超人的ですものね(笑)。「そういうお話なんだな」と受け止められると
いうか。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

8 名前:しば@管理人 投稿日: 2004/02/04(水) 20:24 ID:l2qlJRhY
ユルシュール様いつもありがとうございます。お気になさらずグルネマンツのように長々といきましょう♪ワーグナーは語りだすと長いですし。
ファンとしては何ですが、ワーグナー作品はどれもこれもご都合主義のようなところが多かれ少なかれあると思います。タンホイザーも凄く恵まれてますね・・・・。逆に不幸なのがマルケ王かと(笑)
ワーグナーの自己投影というとどうもヴォータンが浮かぶんですが。契約は言を左右にして逃げようとするし、あちこちに女つくって不倫しまくりだし(笑)
って、話がずれてしまいましたが、プッチーニは私はまったく聴いてないので(ごめんなさい)言えないのですけど、リングなんて設定自体「あり得ない」おとぎの世界ですしね。現実には居えない女性がいてもまあいいかな〜と思います。
ブリュンヒルデですか・・・・どうでしょう?ただ主人公に対して自分の全身全霊をもって愛を注いでいる、という点ではエリーザベトやゼンタと共通すると思います。ラストで自己犠牲きますしwジークフリートに裏切られたと思ったら夫を殺して!ですからねえvこの点イゾルデと近いものを感じます。というかイゾルデは存在自体が愛なので(違)。
・・・・結局、どんな状況、どんな男であっても常に全力で一途に愛を傾けてくれる女性を求めていたのではないでしょうか。ワーグナーって。段々そんな気がしてきました(笑)
なんかワグネリアンに男性が多いという理由もわかってきたような(笑)

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